アニ(鼻の頭がカユい……)ムズムズ(23)


アニ(かゆいかゆい……でも動けない……!)ムズムズ


アニ(いますぐ出たい!出て鼻の頭を掻きたい!!) シャガッ!!


ハンジ「あ、アニが目を開けたよ!!!リヴァイ見てよこれ!!!」


リヴァイ「何だコイツ……すげぇ顔してやがるな……嫌な夢でも見やがったか」


アニ(かゆいかゆいかゆい!!!) ムズムズ

水晶の中か?せめて見張りが見てない間とか、、我慢できなかったのかww


エルヴィン「眠り姫は悪夢を見たと?なるほど……しかし様子がおかしい」


アニ(鼻の頭がかゆいんだよ!!ここは収まるまで待つしか……!)ムズムズ


ハンジ「もしかしたら、結晶化が解ける直前なのかもしれない!!ここは注意深く見守ろう」


リヴァイ「くだらねぇ……」


エルヴィン「……なるほど苦しそうな顔をしている」


アニ(どっか行け!居なくなってこっそり掻くしか……)ムズムズ



エルヴィン「24時間交代で見張りをつけよう。リヴァイ、ミケ、ハンジ、ケイジで6時間ごとに交代で見張っておいてくれ」


アニ(それは止めて!!このままじゃ本当に……結晶化を解いてしまいそうだよ……!)ムズムズ


ハンジ「本当に苦しそうだねwwちょっと笑えるww」ケラケラ


リヴァイ「フフッwwお前はちょっとどころじゃねぇだろ」


ケイジ「アニ・レオンハートが目を覚ましたというのは本当ですか!?」ギィ


ミケ「……本当のようだな」バタン



ミケ「しかし見れば見るほど……可哀想になってくるほど苦しそうな表情だな」


アニ(見るんじゃない!!でも……かゆい!!)ムズムズ


ケイジ「そんな!裏切り者に同情など……!」


ミケ「冗談だケイジ」


ハンジ「さて……私はアイスピックでも持ってこようかな……」


リヴァイ「傷つけて巨人化しても俺は役には立てねぇぞ」


ハンジ「今なら柔らかくなってたりするのか確かめるだけだから!」ガチャッ


リヴァイ「チッ……掃除道具を持ってくるか」ガチャッ


ミケ「俺たちもエルヴィンを呼びに行くぞ。万が一がある」


ケイジ「了解しました!」


アニ(行ったな……もうとっくに限界だったよ!)シュゥゥゥゥ


アニ「あー……幸せ」ポリポリ


エルヴィン「あっ」ガチャッ


アニ「あっ」



エルヴィン「……」スッ


アニ(銃!?)


エルヴィン「これで延髄をいつでも吹き飛ばせる。恐らく君たちはそれで死ぬのだろう?」チキッ


アニ(……私は死ぬのか)


えるびん「おーい!みんな!!あそぼーぜぇ!!」


アニ(一瞬で幼児退行した!?)


りばぃ「なんだえるびん?」ガチャッ


はんじ「あそぶの?あそぶの!?」



ミケ「またえるびんになった……やれやれ」


ケイジ「団長!?それにハンジさんもリヴァイ兵長も……!」


えるびん「まずはこれでロシアンルーレットだ!!」ゴトッ


アニ(これ引き金引いたら100%死ぬ奴……) ゾワッ


アニ「……」スッ


りばぃ「さっさとうっちまえよ!!」


はんじ「やれ!はやくやっちゃえ!」

アニかわいいよアニ

ギャグかと思いきやえげつない事しやがる…



アニ「……死ぬのはあんただよ!」パンッ!


えるびん「」チーン


ミケ「エルヴィン!!」


ケイジ「団長!!!!」


エルヴィン「クックック……空砲だ」


リヴァイ「死ぬのはてめぇだ女型の巨人」


ハンジ「出来ればもうちょっと実験したかったんだけど……ね」

黒いwwww



ミケ「戻ったか」


ケイジ「団長!…生き急ぎすぎです!」


アニ「……」


エルヴィン「さあ!ここでなら幾らでも実験できるぞ!」


リヴァイ「俺はあれがやってみたかったんだが……やはり最初はそれか」


ハンジ「まず巨人化してみてくれ。出来るなら頭だけ」


アニ「私がそんなことに協力すると……!」


リヴァイ「お前に拒否権はない。さっさと巨人化しろ」



エルヴィン「さあ」


アニ「……」ガブッ


カッ!!



女型の巨人「……」


ハンジ「さあ早く!髪の毛だけ硬化して!」


女型の巨人(えっ?そんなこと出来たっけ……)パキキ


ハンジ「すっげえええ!!髪の毛バリッバリだよ!!」ゲシゲシ


リヴァイ「フフww」


エルヴィン「なるほど。効果の能力というのは中々便利な物だな……」



ケイジ「ミケさん……」


ミケ「お前も見ているといい。対鎧戦で参考になるかもしれんからな」


ハンジ「見てよリヴァイ!!うなじからアニがはみ出してるよ!!」



女型の巨人(え!?嘘……本当に!?)


リヴァイ「不恰好にも程があるな……まあ頭だけだから仕方ねぇが」ビシビシ


女型の巨人(痛い痛い!!今何されてる!?)





エレン「アニの意識が戻ったって本当ですか!!?」


アルミン「アニ!……えっ?」ガチャッ


リヴァイ「何だ?」ビシビシ


エレン「兵長!何やってるんですか!?」


リヴァイ「憂さ晴らしだ。浮いてるからちょうど殴りやすいしな」ビシビシ

サンドバッグの為に策を打ったのかwww


アルミン「」


エレン「それでア……女型の巨人の頭だけがありますが」


ハンジ「これはね、アニが頭だけの巨人体を出現させたの」


リヴァイ「オイ、見えるだろ?こいつの無様な姿が」


エレン「は、はみ出してる……!」


アルミン「本当に浮いてますね……」


エルヴィン「エレン、彼女に効果の方法を教えてもらうといい」


ハンジ「もう人間に戻っていいよー!」


女型の巨人「……」シュゥゥゥ

アニの髪の毛でブレード作れるかもな!ww



アニ「……硬化の方法は……дεЙδ∀∑гだよ」


エレン「……」


エルヴィン「巨人語か……解るのか?エレン」


エレン「解りました。硬化したいと思ったらなんかできるって言ってました」


ハンジ「意外にアバウトなんだね……」


ケイジ「……」


ミケ「……」


アニ「……///」


リヴァイ「何頬染めてんだ。早くやれエレン」



ハンジ「危ないからとりあえず頭だけ出してみて」


エレン(そんなの出来たっけな……)ガブッ


カッ!!


エレンゲ「……」


ハンジ「じゃあ髪の毛硬化してみて!!」


エレンゲ(えっと……髪の毛硬化したい髪の毛硬化したい……)シャキーン


アルミン「すごいよエレン!!まるで針山だよ!」



リヴァイ「あぶねぇな……さっさと元に戻せ」


ハンジ「よくやったエレン!実はね……」スッ


エレンゲ「……」シュゥゥゥ


エレン「な、なんですか?……ハァ、ハァ……」


リヴァイ「キツイか?エレン」ニヤッ


エレン「いえ……そんな……ゴホッ……ハァ、全然……大丈夫……」


ハンジ「壁は巨人の硬化能力で出来ていることが判明したんだ。だからエレン!」


ハンジ「もしかしたら君で壁を塞げるかもしれないんだ!!」


エレン「俺で……穴を塞ぐ?(俺が、じゃなくて?)」


こうしてエレンはウォールマリアの壁を塞ぎ、続いてシガンシナ区の壁を塞いだ



地下室には巨人の詳細な資料と、もう一人分の巨人化薬があった。アニはもう一回結晶化した


エルヴィンは巨人化し、髪を硬質化させた。巨人体から出てきたエルヴィンに髪は生えていなかった 


アニはもう一回結晶化した


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