ランジュ「侑！歩夢！」ﾌﾘﾌﾘ


ﾀﾀﾀ…



侑「あ！ランジュちゃん」

歩夢「おは…」


ｶﾞﾊﾞッ


ゆうぽむ「うわっ！」

ランジュ「こんな朝から会えるなんて偶然ね！」ｽﾘｽﾘ



ｷﾞｭｳｳｳｳｳｳｳｳ



侑「ら、ランジュちゃん…」

歩夢「くる…し…」ﾊｧﾊｧ

ランジュ「あ、ごめんなさい…」ﾊﾟッ


侑「ううん、大丈夫だよ」

歩夢「うん、ちょっとびっくりしただけだから…」


ランジュ「あ、ランジュ今日日直だからもう行くわね…」ｼｭﾝ

ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ…

侑「ランジュちゃん…」

～放課後、スクールアイドル同好会部室～


ｶﾞﾁｬ



ゆうぽむ「こんにちは～」

せつ菜「あ、お2人共こんにちはです！」



ランジュ「あ…」

侑「ランジュちゃん…」

歩夢「そんな隅っこでどうしたの？」

ミア「ボクらが来た時からこうだったんだよ」

栞子「何も話してくれませんし…」

侑「まさか…朝の事気にしてる」


ランジュ「うん…2人共朝はごめんなさい…」ｼｮﾎﾞﾝ

歩夢「だから大丈夫だよ、ちょっとびっくりしただけだから…」

ランジュ「私どうも仲良くなると馴れ馴れしくなっちゃって…ついベタベタしちゃうのよ…」

侑「それで今はそんなに距離を…」

ランジュ「うん…また馴れ馴れしくしないように…」

歩夢「そんな極端な…」

栞子「確かに、ランジュは昔から人との距離がはかれてないようでした」

ランジュ「そ、そう？」


栞子「仲良くなった子とはベタベタくっつきますし、嫌われたら激しく落ち込むし…」

ミア「ボクと付き合えたのが不思議なくらいだよね、ホント」


ランジュ「む…」

せつ菜「まぁ、私はどんなにベタベラされても気にしませんけどね！」

歩夢「せつ菜ちゃんちょっと黙ってて」


ランジュ「わかったわ！」ﾊﾞﾝ!


侑「え？何が？」

ランジュ「これから人との距離を正確にはかれるようになってくるわ！」


ランジュ「見てなさいよ！」



ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ!




歩夢「行っちゃった…」

侑「ランジュちゃん…」


栞子「ミアさん、少し言い過ぎではないですか？」

ミア「いや、ボクだけのせいじゃないだろ！」

～廊下～

ランジュ「とは言ったものの…どうすればいいのかしら…」


？？「そんなあなたにこれ」ﾋｮｺ


ランジュ「きゃっ！誰よ！？」


？？「私は通りすがりのメカニック」

ランジュ「ローブ来て顔にあのボードつけてるけど…璃奈よね？」


璃奈「そんな事は今どうでもいい、今のあなたにはこれが必要」ｺﾞｿｺﾞｿ


璃奈「人との適切な距離がはかれるメガネ」


ランジュ「え？何よそれ」

璃奈「ものは試し、ちょっとかけてみて」

ランジュ「え、ええ…｣ｽﾁｬ


璃奈（200）「どう？」

ランジュ「璃奈の頭の上に200って出てるわ！高いわね！」

璃奈「それは私とランジュさんの距離感、高いほど離れてる」


璃奈「数字が高い人ほど距離を離した方がいいってこと」

ランジュ「なるほど…じゃあ逆に数字がひくければベタベタしていいって事ね！」


璃奈「まぁそういうこと」

ランジュ「ありがとう璃奈！ちょっと借りてくわね！」

璃奈「うん、ちょうど実験したかったしいいよ」

ランジュ「それじゃ！」




ﾀﾀﾀ…




璃奈「くれぐれも悪用しちゃだめだよ…」

ランジュ「さて、早く誰かに…」ｷｮﾛｷｮﾛ



ランジュ「あ！」





かすみ「～♪」

しずく「♡♡♡」

ランジュ「かすみ！しずく！」


かすみ（１）「あ！ランジュ先輩！」

しずく（－10）「どうしたんですか？」


ランジュ（おお…）ｷｭﾝ

ランジュ（2人共数字が低い…というかしずくに至ってはマイナス…ということは…）


かすみ「ランジュ先輩、そのメガネどうしたんですか？」

しずく「すごく似合ってますよ♡」


ランジュ「フフッ、ありがとう！」

かすみ「まぁかすみんの方がかわ…」



ｷﾞｭッ



かすみ「うわっ！？」

ランジュ「わかってるわよ！かすみも可愛いわ！」ｽﾘｽﾘ

かすみ「ランジュ先輩…えへへ…」ｽﾘｽﾘ


しずく「む…」


ランジュ「ほら、しずくもいらっしゃい」ｸｲｸｲ


しずく「…はい♡」


ｷﾞｭｳｳ

ランジュ「ウフフ…よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


しずかす「えへへ…♡」


ランジュ（そういえばしずくはマイナスだったわね…なら）


ﾑﾆｭ


しずく「ひゃん！」

ランジュ「あ、嫌だったかしら？」

しずく「いいえ、平気です♡」


ランジュ（なるほど…マイナスに行けばお尻を触っても怒られないのね）

～数分後～

ランジュ「流石璃奈、このメガネは効果絶大ね！」


ランジュ「他には誰か…」ｷｮﾛｷｮﾛ




果林「・・・・・」ｷｮﾛｷｮﾛ


ランジュ「お！」

ランジュ「果林！」

果林（50）「あら、ランジュじゃない」

ランジュ（50…適度に距離を開けた方が良いのかしら）

ランジュ「今何をしているの？」

果林「ちょっと購買に用があって、もう行くわね」

ランジュ「ふ～ん…そう」

果林「それじゃ」ｽﾀｽﾀ



ランジュ「あ、購買はあっちよ」

果林「わ、わかってるわ…」

ランジュ（これが…人との距離をはかれるということなのね！）


エマ（－10）「あ、ランジュちゃん」

彼方（－30）「一緒にすやぴしない」


ランジュ「勿論よ！」ｶﾞﾊﾞッ



ｷﾞｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ



エマ「もう…ランジュちゃんってば甘えん坊さんだね」

ランジュ「えへへ…」ﾑﾆｭﾑﾆｭ

彼方「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


ランジュ（－2桁でおっぱいに顔を埋めてもOK…と）

～スクールアイドル同好会部室～

ｶﾞﾁｬ


ランジュ「ただいま～」


侑「あ、おかえりランジュちゃん」

歩夢「意外と早かったね」

せつ菜「もう距離感の極意はつかめたのですか？」

ランジュ「無問題ラ！それじゃ…」ｼﾞｰ


侑（－10000）「というかその眼鏡どうしたの？凄い似合ってるけど」





ランジュ「！！！！！！！！？？？？？？？？」ﾋﾞｸッ

ランジュ（ま、マイナス1万！？侑ってば本当はベタベタしてほしかったのね！）


ランジュ「じゃあお言葉に甘えて…いただきます！」ｶﾞﾊﾞッ



侑「え…きゃっ！」ﾄﾞｻッ

歩夢「侑ちゃん！」


侑（ま、また押し倒された…）

ランジュ「えいっ！」ﾌﾞﾁッ

侑「ひゃっ！」ﾌﾟﾙﾝ

ランジュ「侑…可愛いわ」ﾑﾆｭ

侑「んあっ♡」

ランジュ「気持ちいい？」

侑「う、うん…♡」


ランジュ（流石マイナス10000…おっぱいを直に触っても大丈夫なのね！）

歩夢「ちょ…ちょっとランジュちゃん何してるの！？」

ランジュ「ん～？」ｼﾞｰ

歩夢（－9999）「も～」ﾌﾟﾝｽｶ

ランジュ「そんなこと言って、歩夢もしてほしんじゃないの？」

歩夢「え///」


侑「歩夢…」

ランジュ「ほら…いらっしゃい」

歩夢「う…うん♡」


ｲﾁｬｲﾁｬ

せつ菜（－30000）「もう！皆さん部室で何してるんですか！」

ランジュ「ええい！もう距離感なんてどうでもいいわ！」ﾎﾟｲ


ランジュ「ランジュが自分の力で皆を好きになっちゃえばいいのよ！」

ランジュ「そうすれば距離感なんて気にしなくていいわ！」


せつ菜「その通りです」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

ミア（－20）「結局、ランジュに距離感なんて関係なかったね」

栞子（－5000）「そうみたいですね」


ランジュ「ほら、2人もいらっしゃい！」


2人「はいはい」

ｷｬｯｷｬｳﾌﾌ


璃奈「・・・・・」ﾋｮｲ

璃奈「結局距離感なんてはかれてもしょうがなかったね」


璃奈「さて、これどうしようか…」ｽﾁｬ



愛（－100000000）「おーいりなりー！」ﾀﾀﾀ…

璃奈「！？」

璃奈「…愛さん」

愛「ん～何かな～？」









璃奈「…今日、ウチ来る？」



～おわり～