佐久間まゆ「サブウェイのサンドイッチがたべたい」 (29)

※ご注意です※
キャラ崩壊気味です
まゆがぽんこつです



---ある日のお昼どき、事務所にて



ガチャッ

凛「お疲れ様です…あれ? 誰もいないのかな」

乃々「お、お疲れ様ですけど…」ニュッ

凛「机の下か。お疲れ様、乃々」

乃々「プロデューサーさんは、お出かけ中です…。もりくぼ、おるすばん…」

凛「そうなんだ。乃々一人?」

まゆ「まゆもいますよぉ」ニュッ

凛「うわっびっくりした。前から思ってたけど、よく机の下にそれだけの人数入るよね」

まゆ「ふっふっふ、まゆ達、アンダーザデスクですから。ねー?」

乃々「ねー……えへへ」

凛(理由になってない気がする)

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乃々「ところでりんさん、その袋は…」

凛「ああこれ? お昼ごはん」

乃々「その緑と黄色のロゴ…シャキシャキの野菜をはさんだ、お客様一人ひとりの好みに合わせてお作りする“オーダメイド・サンドイッチ”『サブウェイ』ですね?」

凛「説明口調でありがとう。野菜もたくさん取れるし、ボリュームもあるし、結構好きなんだ」

乃々「最近事務所の近くにできましたね。寮の近くにもあるので、もりくぼもたまに食べます。おいしいですよね」

凛「へえ、乃々もよく行くんだ」

凛(ちょっと意外だな……)

乃々「……今、りんさん、もりくぼのようなまごまごしたやつが、よくサブウェイ行けるなって思いましたね…?」

凛「えっ、お、思ってないよ。そんなこと」

乃々「ふっふっふ…もりくぼをなめてもらってはこまります。おやさいのマシマシも、どんとこいです」

凛「そ、そうなんだ…」



まゆ「…………」

凛「そういえば、まゆはサブウェイとか行くの?」

乃々「まゆさん、サンドイッチとかよく食べるんじゃないですか?」



まゆ「実はまゆ……、サブウェイ、苦手なんです」

凛「意外…だね。というか、サンドイッチに苦手ってある?」

まゆ「いえ、サンドイッチは好きなんですけど…その、サブウェイが苦手で…」

凛「なんで? 美味しいじゃん、サブウェイのサンドイッチ。野菜もたくさん入ってるし」

乃々「ひょっとして、注文がわからない…とかですか?」

まゆ「はい…。前に一度だけ行ったことがあるんですけど、メニューを決めていざ注文、と思ったら」

まゆ「やれパンは何を、野菜は何を、アクセント野菜は何を……とあれこれ聞かれまして…」

乃々「最初はたしかに、怖気づきますよね…。慣れたら何てことは無いんですけど…」

まゆ「お昼時で混んでいたので、慌てて適当に注文したところ…」



まゆ「パンにピクルスだけ入ったサンドイッチが出来上がりました」

凛「そうはならないでしょ」

まゆ「あのときのピクルスサンドの味は忘れられないですよぉ…」

乃々「どうオーダーしたら野菜全抜きのピクルスのみになるんですか…」

凛「ぽんこつすぎでしょ」

まゆ「むぅ、人には向き不向きがあるんですー」



まゆ「でも、凛ちゃんが持ってきたサンドイッチは、とっても美味しそうですねぇ…」

凛「これ? これはBLTサンドだよ。パンはウィートで、トマト好きだからトマト多め、ドレッシングは野菜クリーミーで作ってもらったんだ」

まゆ「ベーコンレタス…美味しそうです…まゆはピクルスしか入ってなかったというのに…」

凛「それはまゆがぽんこつだからでしょ」

まゆ「むー!」



乃々「安心してください。まゆさん、もりくぼも最初はそうでした」

まゆ「あら、乃々ちゃんも、ピクルスサンドを?」

乃々「いえ、すみません、流石にそこまでぽんこつじゃなかったですけど」

まゆ「がっくし」

凛「そりゃそうでしょ」

乃々「こほん、サブウェイにはですね。必勝法があるのです」

まゆ「必勝法?」

乃々「サブウェイの必勝法…それは、全部『おすすめで』で通すことです!」

凛「至って普通だね」

乃々「サブウェイで働く店員さんのおすすめなら、美味しいのが出てくる確率は100%です」

凛「まぁ、苦手な野菜とかが無ければたしかに無難かもね。今度、それで試してみれば?」

凛「慣れてきたら、自分好みにカスタマイズしていけばいいわけだし」

まゆ「そうですね…。さっそく明日行ってみます!」

乃々「がんばれがんばれですけど…」



まゆ「それはそうと、その美味しそうなサンドイッチ、一口ください」

凛「やだ」

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---翌日、お昼時、事務所にて



ガチャッ

まゆ「お疲れ様ですよぉ」

乃々「お、お疲れ様です…」

凛「お疲れ様。その手提げ袋、行ってきたんだね、サブウェイ」

まゆ「ふっふっふ、はい!」

凛「ちゃんと買えたの?」

まゆ「もちろんです! 乃々ちゃんの必勝法を使って、バッチリ買ってきましたよぉ」

凛「私は今日は、コンビニで買ったパンだけど…それじゃ、一緒に食べよっか」

まゆ「ええ、それじゃ、向こうのテーブルに行きましょう」

乃々「も、もりくぼもご同伴してもいいでしょうか…」

まゆ「当たり前ですよぉ。それじゃ、温かい紅茶でも淹れますね」

まゆ「それでは、店員さんおすすめのサンド、いただきます」パクッ



まゆ「…………」もぐもぐ

凛「どう? ちなみにサンドのメニューは何を…」

まゆ「か、か、か」

凛「か?」



まゆ「かりゃい!!」ヒー



まゆ「なんですかぁこれ、とっても辛いです!!」

凛「ちょ、ちょっと、大丈夫? 乃々、お水!」

乃々「は、はい!」

まゆ「んく、んく、んく……ぷはっ、ふぅ…ひどい目に遭いました」

凛「サンドイッチ、何を頼んだの?」

まゆ「チリチキンです」

凛「それ辛いやつじゃん…。辛いの苦手なのになんでそれ頼んだの」

まゆ「店員さんのおすすめは、って聞いたら、チリチキンがおすすめとのことなので、それを…」

凛「サンドイッチの種類までおすすめ聞いたんだ……」

乃々「まゆさん、まずは何かしらサンドイッチの種類を決めて、パンの種類とか、お野菜とか、そういうのをおすすめにするもんですけど…」

まゆ「そうなんですか!?」



凛「まあ、辛いのはチリチキンだけだろうから、これさけ避ければ安泰だと思うよ」

乃々「今は季節限定のやつとかも無いので、安心ですね…」

まゆ「そうですね…昨日凛ちゃんが食べてた、BLTにします」

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---その翌日、お昼時、事務所にて



ガチャッ

まゆ「お疲れ様です! 買ってきましたよぉ、BLTサンド!」

乃々「お、お疲れ様ですけど…気合入ってますね…」

凛「最近毎日サブウェイだね。太るよ」

まゆ「お野菜たくさん取ってるから大丈夫ですよぉ!」

凛「まぁ、私もまゆもレッスンしてるし、サンドイッチくらいなら平気かな…」



乃々「今度はBLT、ちゃんと買えましたか?」

まゆ「もちろんです! まゆを見くびらないでくださいよぉ」

凛「昨日、辛いの苦手なのにチリチキン買ってきて、ヒーヒー言ってたくせに」

まゆ「昨日のまゆとは違いますー。成長してるんですー」

まゆ「それでは! BLTサンド、いただきます!」パクッ



まゆ「…………」もぐもぐ

凛「どう?」

まゆ「………か」

凛「か?」

まゆ「か、か、か」



まゆ「かりゃい!!」ヒー



まゆ「辛いです! なんか、とっても辛いのが! 中に!」

凛「いや何でよ」

乃々「またお水ですか…」

まゆ「んく、んく、んく……ぷはっ、ふぅ…ひどい目に遭いました」

凛「BLT頼んだんでしょ? 何でそんな辛いことがあるの」

乃々「まゆさん、ひょっとしてですけど、アクセント野菜って何を入れました?」

まゆ「アクセント野菜って、あの最後に聞かれるお野菜ですか? ホットペッパーってのを多めにしましたけど…」

凛「辛いやつじゃん! 何でそんなもん多めにしたの!」

まゆ「店員さんのおすすめは、って聞いたら、ホットペッパー多めがおすすめとのことなので、それを…」

凛「いや分かるでしょ! 聞いただけで辛そうじゃん! オススメされたって入れちゃだめでしょ!」

乃々「というか、その店員さんが辛党なだけでは…?」



凛「ホットペッパーは辛いから、抜いてもらいな。少なめとかじゃなくて、抜いてもらえるから」

乃々「ホットペッパー以外のアクセント野菜は、辛くはないので安心してください…」

まゆ「はい…。次こそ…次こそ美味しいサンドイッチにたどり着いてみせますよぉ…!」

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---更にその翌日、お昼時、事務所にて



ガチャッ

まゆ「お疲れ様です! 今日こそ! 美味しいサンドイッチを食べますよぉ!!」

乃々「お疲れ様ですけど……用も無いのにまゆさんが気になって来てしまったんですけど…」

凛「お疲れ様。私もだよ、乃々。最近毎日二人の顔見てる気がするよ」



まゆ「BLTサンド、ホットペッパー抜き! これで完璧ですよぉ!」

凛「見届けさせてもらうよ、まゆの成長を…!」

まゆ「ふっふっふ、ご照覧あれい! ですよぉ!」

乃々「まゆさんがサンドイッチ食べるだけの光景を、もう3日連続で見てるんですけど……」

まゆ「それでは! いただきます!」パクッ



まゆ「…………」もぐもぐ

凛「流石に、3度目ともなれば、無事に食べれるでしょ」

乃々「いや、二度あることは三度あるとも言いますし…」

凛「不吉な事言わないでよ……」

まゆ「…………」もぐもぐ



まゆ「…………か」

乃々「えっ」

凛「嘘でしょ」

まゆ「か、か、か」



まゆ「かりゃい!!!!」ヒー



凛「いやそうはならないでしょ」

乃々「なってるんですけど…」

凛「今日び天丼は流行らないよ、まゆ」

まゆ「いやほんとに辛いんですよぉ! この前みたいに野菜がじゃなくて、全体的に辛いです!」

乃々「はい、お水ですけど……」



まゆ「んく、んく、んく……ぷはっ、どうしてこうなるんですかぁ…」

凛「まゆ、まさかと思うけど、チリソース(※激辛)を頼んだとかじゃないよね」

まゆ「もちろんですよぉ。最初はそれをおすすめされたんですけど、チリチキンの例があったので、それは避けたんです」

凛「勧められはしたんだ…」

乃々「だとしたら、ソースは何を…?」

まゆ「チポトレソース、ってやつです」

凛「だから! それも辛いやつじゃん!! なんで辛いやつを頼むの!!」

まゆ「チリソースは結構ですって伝えたら、ではチポトレソースがオススメと言われたので、それを…」

凛「絶対その店員さんが辛党なだけじゃん……」



まゆ「やっぱりまゆには、サブウェイは早すぎたのでしょうか…」

乃々「それだけ辛いの避けてるのに、辛いのを推し続ける店員さんに問題があると思うんですけど…」

凛「今度サブウェイ行くとき、一緒についてくから言ってよ。辛いの全部避けるから」

まゆ「うぅ…ありがとうございます」

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---更に更にその翌日、お昼時、事務所にて



まゆ「では、いただきます」パクッ

凛「いただきます」

乃々「い、いただきます…」

凛「ようやく買えたね、辛くないサンドイッチ」モグモグ

まゆ「はい。凛ちゃんセレクトのBLT、美味しいです」モシャモシャ

乃々「良いんですか? もりくぼやりんさんの分まで払っていただいて…」

まゆ「ええ、ここ最近ずっとまゆのサブウェイチャレンジに付き合ってもらいましたから。その御礼です」



乃々「それにしても、ほんとにあの店員さん、激辛推しでしたね」

凛「何でだろうね。このあたり、辛いのがよく売れるのかな」

まゆ「とんでもない辛党が近くにいるのかもしれないですね…」

凛「はた迷惑な話だね」



ガチャッ



モバP(以下P)「おっ、3人ともお疲れ」

乃々「プロデューサーさん、お疲れ様です…」

凛「お疲れ様。って、プロデューサー、その袋…」

P「ん? ああ、最近近くにサブウェイ出来ただろ? 最近食べるようになったんだけど、ハマっちゃってさあ。皆も行ってきたのか?」

まゆ「はい♪ プロデューサーさんはどんなサンドイッチを頼んだんですか?」

P「俺? 俺はねー、チリチキンに追加トッピングでモッツァレラチーズかけて、野菜は全部多め」

P「あとはホットペッパー多めにしてー、味の決め手にチリソース! これがモバPスタイルよ」



乃々「あっ…」

まゆ「へぇ…」

凛「ふーん…」

P「めっちゃ辛いんだけど、これがまた癖になっちゃってさあ。最近は同じP仲間にも勧めてるんだよ」

P「俺の友達、辛党が多いからさ、最近は皆してこのモバPオリジナルを食べてるよ……って、どうした? みんな」

乃々「いえ…ただ、因果における因を見つけただけですけど…」

P「いん?」

凛「プロデューサー」

P「どうした?」

凛「有罪」

P「な、なんの!?」

凛「あと、それ今後食べるの禁止ね」

P「なぜぇ!?」

まゆ「禁止です」

P「まゆまで!?」






おわり。

以上になります。



ここまで読んで頂きありがとうございます。
まず第一に、このお話はフィクションです。
サブウェイでオススメを頼んで激辛サンドばかりオススメされたり、ピクルスサンドを食べさせられることはまずありません。
オススメで、と言えば普通に美味しいサンドイッチが食べられます。もちろん細かい好みにも合わせてくれます。
サブウェイは最高です。



お目汚し失礼致しました。
後ほどHTML依頼を出してきます。

人狼特番
『ピザラ人狼2023』(前編)
(19:00~開始)

https://youtu.be/qkk-CKZUuY8

『イワラ人狼2023』(後編)
(1:00~開始)

https://youtu.be/iGPdLd3kPvg

今サブウェイってタッチパネルで注文だろ

>>25

まじですか。最寄り駅にあるサブウェイではタッチパネル無かったので知りませんでした。
下調べ不足です…すみません。

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