モブウマ娘とトレセン学園R2【安価】 (989)

前作
モブウマ娘とトレセン学園【安価】
モブウマ娘とトレセン学園【安価】 - SSまとめ速報
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前スレのモブは目標未達成で終わり
このスレはアプリ版トレーナーがモブウマ娘を育成するシナリオを目指します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1668854718

唯一抜きん出て並ぶ者なし



トレセン学園の存在意義はこの校則に全て込められているといってもいいだろう




全国の中小あるトレセン学園の中でもこの中央の大きさは他の比にならない。そんなこのトレセン学園に『□□』は合格することができた




慌ただしくも入学準備を終え、トレセン学園の制服に袖を通してから暫く経ち『□□』はようやく学園に慣れてきたところだ






下1~3
『□□』の特徴や性格。見た目やその他の要素に触れても良し

□□は出るところは出ていて締まるところは締まっていてスタイルは抜群。腰あたりまで鹿毛を伸ばしている




トレセン学園に来なくとも彼女の道は開けただろうがここに来たのは家の為、G1で勝って家の知名度を上げるのが彼女の目的




□□の家はそれなりに名前は通っているがメジロ家など超名門に比べるとどうしても劣る




恵まれた身体を持って生まれた彼女は家の為そして自分の為に高みを目指し続ける




努力は人一倍行うがそれなりに甘やかされて育っているので性格にはやや難ありで他人に対して強く当たってしまうことがある




叱られ慣れていない彼女はそのことを注意されたり強く怒られるとまるで別人のように弱気で臆病になってしまう




しかしその状態でレースを行なっても実力は変わらないどころかそれが幸いし勝つことすらある




その原因は強気のときと弱気の時で走る作戦が違うから。ガンガンいく強気の時に対して臆病時にはリスクを考えながら冷静に走る




同じウマ娘でもまるで別人かのような走りは彼女にしかない特徴とも言える




下1~3
□□の話し方とか他にも特徴があれば。全部は採用しないと思う

強気の時には誰に対しても強い口調で話しそれが元でトラブルになったことは一度や二度ではない




先輩に対して敬う気持ちはあるがそれが口調に出ない。そのことを叱られると弱気になり一気に萎れてしまう




□□が敬語を使うのはこの時だけでたとえ相手が理事長であっても普段の状態なら敬語は使わない




そんな彼女をコントロールしているのはあるトレーナー。数々のウマ娘がいる中で「わざわざ」彼女を選んだもの好きとも言える




□□はその性格が仇となり中々トレーナーが決まらなかったところを拾われた形になる




彼女をうまくコントロールしG1の栄光を狙い、もの好きのトレーナーという評判を覆そうとしている




下1~3
トレーナーの特徴やら何やら

トレーナーの容姿は奇麗な透き通った白い柔肌に男性とも女性とも捉えられる整った顔をしている




性別は男なのだが学生時代に催し事で女装した際に男から声をかけられたことがあるくらいには中性的である




そんな彼は大人しくぼんやりしていて何を考えているか分からない捉え所の無いと思われているが些細な事や会話などから良く『閃く』




その閃きは担当のトレーニングに活かされるので彼にとって日常全てのことがヒントになっている




それから噂ではあるが彼は担当の為なら人間とは思えない身体能力を見せるらしい。トレーナーは担当の為なら人間の限界くらい超えるのであながち間違った噂では無いかもしれない




ただのトレーナーでない事は確かだがその実態はあまり知られていない

「どこに行ったのよもう!」



今日もトレーニングが始まると□□は勢いよくトレーナー室に入ってくるがそこには誰も居ない




室温と匂いから察するに先程までここに居たことは確かだが今は居ない。まさかサボりかと彼女は怒り始める




「絶対許さないから!」



見つけ次第文句を言ってやろうと□□は手当たり次第にトレーナーを探し始めるが中々見つからない



トレーニングルームやレース場といったいつもの場所には居ない、一体どこにいるのかと□□は苛立ちながら探している




下1~3
トレーナーとのイベント

トレーナーは何をしていたかというと山のように積まれていたプリントを運ぶ手伝いをしていた



ナイスネイチャ「いや~わざわざありがとうね」




ツインターボ「お前いい奴だな!」



ウマ娘の体力なら大量のプリントくらいどうということはないが不便そうにしているのをトレーナーは放っておけなかった




彼女らを手伝っているその最中のトレーナーをついに□□が発見する




「トレーニングの時間に何してるのよ!担当放ったらかしにして信じられない!」




なにをしているのかは一目瞭然の状況だがそれでもトレーナーを責める。彼女達が困っていたからというトレーナーの意見も通らない




「アンタ達も人のトレーナーにちょかい掛けるな!」




矛先は彼女らにも向けられ更に怒りを増すがネイチャは冷静に対応する



ナイスネイチャ「自分のトレーナーにそんな言い方良くないよ」



罵倒された自分のことよりもまずは自分のトレーナー。ウマ娘と対等な関係を築けなければ良い結果が出ないことを知っている



その後で先輩に対する言葉の使い方云々を口にしようかと思っていたネイチャだったが彼女の様子がおかしいことに気付く

「ご、ごめんなさい……」



先程までの威勢は完全に消え去り謝罪の言葉を口にする□□。トレーナーもそれに続くように頭を下げてる



トレーナー「ごめんね、でも□□は悪い子じゃないから」



ナイスネイチャ「え、あ、うん……」



□□の二重人格を疑うほどの変わりぶりに動揺しつつ謝罪を受け入れその場は収まる




トレーナーは小動物のようにおどおどし出した□□にも手伝ってもらいプリントを運び終える




ツインターボ「おまえ変な奴だけど面白い!」




彼女の様子を気に入ったツインターボと未だ不思議そうな顔をしているネイチャと別れ二人はトレーナー室へと向かう




トレーナー「今日もトレーニング頑張ろう」



「お願いします……」



萎れ切った□□とプリント運びで何かを閃きそうなトレーナー。二人独特の雰囲気を出しながら歩いていく



下1~3
トレーニングでのイベント

大量のプリントを運ぶという行動から水の入ったバケツを運ぶというトレーニングをトレーナーは閃いた



ただ運ぶのではなく水を零さないよう慎重かつ素早く運ぶことを指示するトレーナー。□□はビクビクしながら従っていたが突然いつもの調子に戻る



「こんなトレーニングに意味なんてあるの!?」



もっとマシなトレーニングをさせろと暴言に近いことを言い続けるがトレーナーはハイハイと軽く流す



ギャーギャーと騒ぎながらもトレーニングをやり遂げる□□。効果があるのか半信半疑だったが筋肉への負荷を感じていた



パワーだけでなくスタミナと意味もなくバケツを運ばされたという事で根性も上昇し良いトレーニングだったといえる

「上出来よ、ふん!!」



トレーナーの閃きによるトレーニングは通常のものより効率良く鍛えられる。そのことを素直に誉められない□□だがトレーナーは気にしない




トレーニングが終わるとミーティングが始まる。次に出るレースをどうするのか、どういう路線で進むのかも話し合う




□□はまだ適正が決まりきっておらずその時の調子で出るレースを選んでいる。走りの作戦は固まっているのだが距離が決め切れていない




□□はどの距離でも走れるよう入学までトレーニングを重ねていたがそれが逆効果になってしまった




彼女の強みを発揮できる距離とどの重賞を狙うのかはトレーナーの手に委ねられる



下1~3
ミーティングでのイベント

□□は芝だけでなくダートも走れ、短距離から長距離までどこでも走れるが器用貧乏な状態であった




どの距離で走るのが正解かトレーナーは頭を悩ませ、肝心の本人は三冠ウマ娘に興味があるという




メジロ家よりは注目されてない彼女が三冠ウマ娘になれれば注目度は凄まじいものになるがそれが可能なのか




三冠ウマ娘やダービーを制するウマ娘には特殊な能力『スキル』と呼ばれるものがあるとされている




ある条件下でのみ発動しその内容は個人によって違うため『固有スキル』とも呼ばれている



物理的に『スキル』があるのではなく極限状態や超集中(ゾーン)に現れるものをそう呼んでいるに過ぎないが、それをものにできれば大きな武器になる




『固有スキル』の内容によって適正を決めることは少なくない。□□もそれを参考にすれば良いのだが彼女には『スキル』が存在しない




超集中の状態にはなれるのだがそれにより得られるアドバンテージが存在しないのだ




集中すれば全能力が上がり損は無いのだが『スキル』の決め手を欠く。彼女だからこの走りができるという利点が全く存在しないのだ

彼女にスキルがないことを知ったトレーナーは担当を降りることさえ考えた。スキルを発現できないウマ娘は居ても無いウマ娘は殆ど聞いたことがなかった




しかし彼女の夢を叶えることを決めたトレーナーは全力で彼女をサポートする。日ごろの閃きも全ては彼女の為




スキルでダメなら作戦はどうか。強気の時は先行や差しが得意で弱気の時は逃げが得意



コロコロと作戦を変えられる利点があるのはどの距離なのか?そもそも作戦を変える利点など存在するのか?



悩めば悩むほど答えは出ない。そんな彼に向かって□□はしっかりしなさいと強い口調で怒る




トレーナー「ごめんね不甲斐なくて」




「そそそそんなつもりじゃ……」



睨んだりせずともほんの少し否定するだけで□□はこうなってしまう。一度彼女を本気で怒ったことがあったがその時にはその場にへたり込み暫く動けなくなった




彼女の適正を見極めつつ雑魚メンタルをコントロールしなければいけないという普通のトレーナーより考えることは多い




それでも彼は投げ出したりせず彼女と真剣に向かい合う




下1~3
次のイベント




寝る

トレーナー「怒ってなんか無いからね」



メンタルケアの為に□□の頭を撫でて落ち着かせるトレーナー。普段はぼんやりして気が優しいが叱る時はちゃんと叱っている




しかし過去に一度へたり込まれた以降は強く注意出来ずにいた。彼女のことを思うならきちんと指導はすべきだがあの時の顔がトラウマになってしまっている




人間よりも強いはずのウマ娘が心から怯え目の前の人間を全力で否定されるのはトレーナーでなくとも二度とされたくはない




メンタルトレーニングを重点的にやらなければいけない日が来るとは知りつつもトレーナーは現状を維持する




きっと彼女もわかってくれる日が来るはずと希望的観測での行動を続けていく

ケアが終わりいつもの調子に戻った彼女を寮に送り届ける。すると同僚のトレーナー達も担当と別れたばかりのようでトレーナーに近付いてくる




モブトレーナー「わざわざあれを選ぶとは物好きな奴だよな」



モブトレーナー「貴方ならもっといい娘を担当出来たでしょ?」




同僚は彼の能力を認めているがゆえこのまま□□の担当を続けるのは得にならないと説得する




トレーナー「彼女なら誰よりも輝ける星になれます」




現時点で彼女を担当したことによるメリットは存在しないがトレーナーは□□の担当を降りるつもりはない



自分なら彼女を輝かせられる、星となってウマ娘の憧れになれると確信めいたものを感じていた




トレーナー「彼女は絶対に強くなります」



同僚らの忠告は聞き流しトレーナーは彼女の為に時間を割く。トレーニングやレースの研究、やることは無限に存在する



下1~3
学園内でのイベント

□□が寮に戻るとすぐに両親から電話がかかってくる。出ない理由は無いと彼女はすぐに電話をとる




電話の内容は我が子を心配する親のもので上手くやれているか等の質問ばかりだった




ホームシックにはなっていないが親の声を聞き心が休まりメンタルが回復した矢先、彼女の心は沈み込む




「G1には出れそうなのか」



「うちの将来は貴女にかかっているのよ」



激励のつもりだった両親の言葉がプレッシャーとなり彼女に重くのし掛かる。彼女の心は想いの重さに耐えることができない

電話が終わると力なくその場に座り込む。一度弱気になってしまうと次々とマイナスな事を思い出す



今日もまたトレーナーに強く当たってしまった、先輩に対して失礼な言動を取ってしまった、気弱な所を見せて迷惑を掛けてしまった




「このままじゃ見捨てられる……」




とうとう頭まで抱え込み震えることしかできなくなる。トレーナーがいれば彼女を元気付けられるがこの場には居ない




時間はかかるがこのまま放置していても元には戻るが心の傷は開いたまま。彼女のことを考えるのなら誰かによる助けが必要になる



そんな時寮長のヒシアマゾンが彼女の様子がおかしいことに気付き声をかける



ヒシアマゾン「元気なさそうだけどどうしたんだい?」




廊下に座り込む彼女を見てただ事では無いのはわかるが原因がわからない。より傷付けてしまわぬよう細心の注意を払いながら彼女を宥める




ヒシアマゾン「トレーナーが悪いんだね?」




ウマ娘が抱える悩みの一位はトレーナーとの衝突。次いでウマ娘同士の虐めや小競り合いでヒシアマゾンはそのどちらかが原因だと推測する




「違うんですぅ……」



だがその当ては外れてしまい彼女との会話は弾まない。寮長として彼女をどうにかしなければと引き続き彼女の相手をする



下1~3
寮内かヒシアマとのイベント

ヒシアマゾン、「ウジウジしてても仕方ないタイマンだよ!」と□□に食事を振る舞ったり、一緒に入浴したりと自分なりに□□との距離を縮める

ヒシアマゾン「ええいウジウジしてても仕方ないタイマンだよ!」



□□がこうなっている原因は分からないが自分にできることはこれだけだと強引に彼女を連れていく



二人が向かった先は浴場で裸の付き合いなら距離を縮められるという考えがヒシアマゾンにあった




□□は乗り気ではなかったがアマゾンが強引に服を脱がし湯船に放り投げる形になった



トレーナーに関しての悩みなら自分ではなくスクールカウンセラーの出番だがそうでないならタイマン



寮長としては強引な手段ではあるがこれまでに何度もこうやってウマ娘の手助けをしてきた



無謀な行為ではなく解決できる自信があるからこそアマゾンは悩むウマ娘にタイマンを仕掛けている

湯船に浸かり落ち着きを取り戻した□□は何があったのかを語る




性格のせいでトレーナーや周りに迷惑掛けてる事、両親の期待がプレッシャーになってる事、適正距離が決まらない事




弱気になってしまうとこれら全部のマイナスが一度に降ってくる。トレーナーが居れば自分を元気付けてくれるが一人でだとああなってしまう




彼女の悩みは甘えのようなものであり一人で乗り越えなければいけないもの。他人に迷惑をかけるなと叱られてもおかしくない




アマゾンは彼女の実家が太いことを知っているので甘やかされて育っているのだと推測できた。しかし対応をどうするか悩んでいる




しっかりしろと叱り飛ばすのが普通だが先程の□□の落ち込み方は普通ではなく精神を病んでしまいリタイア寸前のウマ娘のそれと同じだった




トレーナーに強気でいる普段の彼女からそんな気配は感じられないが自分の知らない闇を抱えているのか。それとも親から虐待されていたのか




そんなことはないと思うが否定できる証拠もない、どうしたものかとアマゾンは返事に悩む




下1~3
アマゾンの台詞か行動



寝る

ドラゴンボールの孫悟飯(孫悟空の息子の方)を引き合いに出し
「適度な怒りを感じる事、それを制御する事」
が必要だと説く

ヒシアマゾン「一人で抱えるもんじゃない全部トレーナーに言っちまいな!」




アマゾンは□□とトレーナーの話し合いが足りないのだと判断し二人で答えを出すよう助言する




選んだトレーナーが間違っていなければ一緒に背負ってくれるはずと自分の経験談も交えて話す




ヒシアマゾン「磨けば光るか磨かれず腐るか、それはアンタたち次第だかはね」




嘘をつかず腹を割って話し合えば先に進める。トレーナーと別れるとしても自分の本音を曝け出さなければいけない




彼女がこれ以上傷付く前に寮長として助けるのは当たり前のことだとアマゾンは湯船から出て行動を始める

学園内に残っていたトレーナーを強引に連行し空き部屋に連行するアマゾン。トレーナーは理由を聞かされていないので何のことかわかっていない




トレーナー「せめて理由を教えてくれませんか?」



ヒシアマゾン「いいから黙ってついてきな!」




トレーナーが部屋に押し込まれるとそこには□□の姿があった。様子を見ると弱気になったまま戻っていない




ヒシアマゾン「思う存分タイマンしな!」




必要があれば自分を呼べばいいとアマゾンは部屋の外に。こうして中には□□とトレーナーの二人だけになる



トレーナー「ええっと……」



どんなことをしたいのかタイマンとはなんなのか。トレーナーはこの状況についていけておらず動揺が隠せない



□□は自分から話す必要があることはわかっているが口が重く開けない




下1~3
部屋でのイベント

ヒシアマゾンの強行を外から見聞きした第三者が「結果を出せない連中にパワハラしてる奴がいる」と勘違いされて騒動に
誤解は晴れたものの「頼まれてないなら善意も悪意も変わらない」と厳重注意

このままだと沈黙が流れるだけだと判断したトレーナーはとりあえずお茶でも飲もうとアマゾンが用意していたものに手を付ける




飲みながら□□の方を見るが彼女は俯いたまま動く気配が無い。会話をするにもきっかけが必要になる



ここに連行された目的がわからないので下手なことを言うと地雷を踏み兼ねない。どの方面の話をすればいいのか最善がわからない



このまま無言が続くより地雷を踏む覚悟で飛び込むしかないと覚悟を決めた瞬間、彼女は重い口をようやく開いた




「私のこと……迷惑だと思ってない……?」




なんだそんなことかとトレーナーは笑顔を浮かべ彼女の頭を撫でながら迷惑だと思った事ないと言う




その言葉に□□は明るい表情を見せどうしてこんな状況になったのかをゆっくりと説明する




自分の性格、レースでの適正。言いたくても言えないことが沢山あったとぽつりぽつりと真実を吐き出す



トレーナーは急かすことはせずじっと彼女の話を聞き続ける

□□の性格は甘やかされて育った結果のものなので明日明後日で直るものではない。心の持ちようは変えられるが性格はすぐには治らない




適正を決めかねているのは自分の責任で反省するしかない。こうやって本音で話す機会を作れなかったのも悪い




□□が語ったことについて自分なりに答えを伝えるトレーナー。彼女も反抗することなく彼の意見を聞き入っている




「私……そんなに甘やかされてるのかな……」



他の生徒と比べて間違いなくそうだと彼は答える。それを聞き彼女の耳はへたり込んでしまう




この反応から親についても何かあるのかとトレーナーは彼女に質問する。いつもなら誤魔化すのだが今回は本音を伝えた




実家からのプレッシャーに押し潰されそうになっている。親には悪気は無いのでどうすればいいのかわからない




トレーナー「よし、改めてご挨拶に行こうか」



え?と□□は間抜けな声を出す。彼女を担当になった時に両親と挨拶はしていたが込み入った話はしたことが無い




悩みの種は徹底的に排除すべきだとトレーナーは彼女と共に両親と会う決断をする



下1~3
実家でのイベント

□□の家は昔は栄えていたが、近年は家業がうまく行かず、最近までウマ娘も生まれなかったという
何代も前の先祖が呪われたせいだと地元ではまことしやかに囁かれている

>>61
□□の両親に「何故うちの子のトレーナーになったのか?」「裕福だから近づいたんじゃないのか?」と聞かれ、信用されていないのが分かる。トレーナーは「裕福だからだとか関係ありません、僕は彼女自身に惹かれた僕には彼女はどのウマ娘より輝いて見えました。輝く彼女を皆に見てほしく彼女のトレーナーになった」と答える、トレーナーが真剣に答えるもんだから□□は顔真っ赤にしている

□□の家は昔は栄えていたが近年は家業がうまく行かずウマ娘も生まれなかったという




□□の前のウマ娘は随分と前になるが優秀で栄光を掴むあと一歩まで昇り詰めるが故障で脚を壊してしまう




そこから□□の家は呪われていると地元で噂になり威厳と栄光も堕ちていく一方




だからこそ□□の両親は彼女に期待し誰よりも結果を望んでいる。実家に向かうまでの最中で彼女から話を聞いたトレーナーは大凡の事態を知る




期待をするのは構わないが強制することではなく両親と彼女との関わり方も考えなければいけない。そうなったらどうするかと状況を考えながら実家に向かう

「何故うちの子のトレーナーになったのか聞かせてもらえる?」



「裕福だから近づいたんじゃないのか?」




両親からの質問で信用されていないのがわかる。以前に挨拶した時はこうでは無かった、彼女が活躍していないと判断しトレーナーに敵意を向けている




まずは信頼してもらわなければと家が裕福だからなのは関係無いとトレーナーは言い切る



続けて□□に惹かれどのウマ娘より輝いて見えたと彼女の素質を誉め続ける。素晴らしいものを持っているのは間違いないので次々と言葉は生まれてくる




「ちょっと……!」



あまりに誉め過ぎた為□□は赤面しトレーナーを小突くが彼は気にせず続ける。その様子に金目的でないことは理解したがなぜ活躍できないのかとトレーナーを責める




「それだけの素質があるのならG1で勝てるはずだ」



素質を活かしきれないのなら担当を降りろとまで言う両親に□□は立ち上がって抗議する




「これはお前一人の問題じゃないんだ」




彼女が活躍すれば風向きも変わり威厳と栄光を盛り返せる。やれることは全てやってきた両親にはもう□□しか残っていない




だからこそ彼女に過剰なまでの期待をせざる得ない




下1~3
実家でのイベント

>>66
それを承諾するトレーナー、「は、はぁ!?」「意味分からない!」と反発する□□。
トレーナーはそれだけの期間を貰って担当を活躍させれなかったらトレーナー失格だから的を得てる発言だよと言う。ただしトレーナーも両親に「ご実家が大変なのは分かるがこれからは□□にプレッシャーを与える事を言うのは止めてもらいたい」と言う

>>67
両親との会話後□□の部屋に招待されるトレーナー、すると□□に後ろから抱き付かれる。
背中から伝わる柔らかい感触に照れるトレーナー「どうしたの?」と聞くと「トレーナー破棄なんて嫌ぁ……」と涙声で言う□□。そんな事にはならないよと慰めるトレーナー

両親はトレーナーに対し一年以内に娘を活躍させれなければ彼女とのトレーナー契約を解約して貰うと一方的に条件を出す



□□は意味がわからないと反発するがトレーナーは文句も言わず承諾する



「はぁぁあ!?」




それだけの期間を貰って担当を活躍させれなかったらトレーナー失格。両親の発言は的を得ているという




呆然とする□□をよそにトレーナーは両親に対しあることを約束して欲しいと伝える




トレーナー「大変なのはわかりますけどこれからは□□にプレッシャーを与えないで下さい」




彼女のメンタルはとても弱い。そうしてしまったのは自分たちだと自覚があるのか両親は俯きながら返事をする




自分に対する態度からも伝わってくるが両親は□□を追い詰めている自覚はない。心の底から期待している




そのことが彼女の重しとなっていることを知ってもらえたはずとトレーナーは少し安心する

両親との会話後、トレーナーは□□の部屋に招待される。立派な部屋だったがどこか違和感がある



家具や寝具も一般品で無かったが超高級というわけでもない。中途半端なものが多くなっている




できるだけ良いものをと考えた結果こうなったのだと想像することは容易い。できる範囲でなんとかしようとするとこういった違和感が出てしまうのだ



部屋を見回していると突然□□に後ろから抱き付かれる



トレーナー「ど……うしたの?」



背中から伝わる柔らかい感触に心が揺さぶられつつ、冷静に彼女に問いかける



「トレーナー破棄なんて嫌ぁ……」



トレーナーと離れたくないと涙声で訴えかける。トレーナーは心配しなくていいと優しく応える




トレーナー「必ずキミを活躍させてみせるから」




だから自分を信じてついてきて欲しい。その言葉に□□はゆっくりと頷いた




下1~3
次のイベント

学園から戻ってきた□□の様子を見てヒシアマゾンは一安心する。彼女の暗い陰が無くなりスッキリとした表情になっていた




ヒシアマゾン「いいトレ公で良かったじゃないか、お似合いだよ」



「馬鹿言ってんじゃないわ!……です」




トレーナーとはそんな関係ではないので全力で否定するがなぜか悪い気はしない□□




言葉遣いを改善するため気を付けているが思わず強気の言葉が出てしまう。せめて先輩にはちゃんとしようと決めたがまだ癖付いていない




口調に気を付けながらアマゾンに実家での出来事を話す。全てが解決したわけではないが大きな問題は無くなったと知り改めて安心する




□□はあったことを話しただけなのだがその内容を聞き戦慄が走るウマ娘がいた

授業が終わりトレーニングに向かおうとした□□だったが数人のウマ娘に囲まれてしまう




「なん……なんですか」




彼女らは目的は言わずこのまま校舎裏に連れていくとだけ伝える。恨みを買った覚えはないが心当たりはある




普段の言葉遣いのままだといつか先輩にシめられるとトレーナーに忠告されていた。学園に厳しい上下関係がなかったとしても□□の口調は敵を作りやすい




そのこともあって口調を直そうとしていた矢先だったのに。喧嘩はしたことがないが脚だけは守らなければいけないの身構える




彼女らを従える形になっているのはエイシンフラッシュ。彼女が番長のような存在なのだろうか




自分のスタイルには自信があったがそれを上回ろうかというフラッシュの身体は殴り合いにも強いだろう




喧嘩は一番強い奴を倒せばなんとかなる。先手必勝で先に一撃を決めるしかない



校舎裏につき次第やってやると覚悟を決める□□。万が一を考えて携帯を手に握りながら歩いていく

エイシンフラッシュ「どういうことか説明してもらえますか?」




「ひ……」



やられる前にと拳を握ったのだがフラッシュの顔を見て一気に弱気になってしまう




顔は真剣そのもので普段の優しそうな雰囲気は全く感じられない。他のウマ娘も同じ顔をしている




「ごめんなさい……」




エイシンフラッシュ「謝って欲しいわけじゃないんです」



こちらの質問に答えて欲しいだけだとフラッシュは言うが□□にそんな余裕はない。頭を抱え込みその場に座り込む




「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」




フラッシュはこれでやっと彼女の様子がおかしいことに気付く。どうしたのかと別のウマ娘に聞くとこの状況が良くないと話す




そのウマ娘から説明を受けフラッシュは彼女に勘違いさせてしまったと理解する。敵意は全くないと必死に□□に説明する

エイシンフラッシュ「私たちは貴女のことを参考にしたいんです」



偶然にもトレーナーを実家で親に会わせるという高難度ミッションを達成していた□□。トレーナーとの関係を『拗らせて』いる彼女らにとってそれがどんなに難しいことだろうか




□□は一部のウマ娘が拗らせているのは知っていたが他人事と思い深く考え機会がなかった



トレーナーと親密になりたいウマ娘は以外と存在しており外堀を埋める為に実家に連れて行くのは最重要課題




そんな重要課題を新人の彼女がやってのけたのなら是非話しを聞きたいと拗らせているウマ娘が群がったのだ




エイシンフラッシュ「貴女をリンチになんかしません」



多人数で校舎裏に呼び出しは喧嘩かリンチしかない。そう誤解させてしまったのはフラッシュの落ち度だが□□は話を聞ける余裕がない




「許して許して……ごめんなさい……」



どうしたものかとフラッシュ達は右往左往している



下1~3
校舎裏でのイベント




寝る

トレーナー「どこに行っちゃったんだろう」



トレーニングに来ない□□を心配しトレーナーは学園を探し歩いていた。居残りにしても連絡は来るはずだと心配な要素が増える




まさかこんな所には居ないだろうと思いつつ校舎裏を確認しに向かうとそこには□□とエイシンフラッシュ達が




トレーナー「なにを……」



エイシンフラッシュ「違うんです!」




最悪の事態を想定したが周囲の反応とエイシンフラッシュの表情からイジメの類ではなさそうだと判断する




「トレーナぁ……助けてぇ……」




しかし半泣きになりながら□□と抱きつかれその判断が間違っていたのではないかと考え直す



大丈夫だからと抱き締め彼女たちを睨みつつその場から逃げる為、退路を確保しようと動く




エイシンフラッシュ「せめてお話しを聞いてくれませんか?」




トレーナーの動きを察知し慌てて止める。このままでは誤解されたまま話が広がり自分のトレーナーに迷惑もかかる




トレーナーは話をしても良いが距離を取るよう命じる。彼女たちはやましいことは何もないので大人しく従いやっと会話ができるようになる

フラッシュから彼女と実家に行ったのかという問いに彼はそうだと答える。彼女らはざわざわと騒ぐがトレーナーは補足する




トレーナー「彼女の実家に行ったのは今後の事を話し合っただけです」



そう説明するとフラッシュたちは『今後のこと』を別の意味と捉え勘違いしてしまう




彼はそういえばフラッシュのトレーナーがドイツに連れて行かれそうと言っていたことを思い出す




思い人を親に会わせるのは重要な意味を持つことは彼も知っている。フラッシュはトレーナーに好意を抱いているのだろう




エイシンフラッシュ「どう思いますか」



「あの二人を見て下さい」



「あれくらい人前でできなきゃいけないんですね」



トレーナーは気付いていないが□□とがっちりと抱き合っている。トレーナーとウマ娘という関係を超え恋人同士かのような抱擁



これを人前でできるのなら親に会わせるくらい余裕。□□とトレーナーはもうハグを超えて……



「エッッッッッ!!」



想像力豊かなウマ娘の一人が鼻血を噴き出す彼女の頭の中では□□とトレーナーが濃厚に絡み合っている




これはダメだ自分たちは真似できないとフラッシュたちは謝りつつその場を去っていった




下1~3
トレーナーとのイベント

あらぬ誤解を産んでしまった気がするが急いでここを立ち去らなければいけない。□□に移動するからと言っても立ち上がる気配がない




「上手く立てない……」



フラッシュ達のせいで腰が抜けてしまい自力で立ち上がれない。 仕方ないのでお姫様抱っこで校舎裏から脱出する




トレーナー室までの道中、他のウマ娘やトレーナーに見られてしまうが気にしている場合ではない



そんなことを気にするくらいなら自分の体力の心配をしなくてはいけないのだ。学生とはいえウマ娘の身体は筋肉質で重さが増し増し



成人男性とはいえウマ娘を抱えたまま移動するのは楽な行為ではない。体力の限界がくる前に彼女を運ばなければ再び面倒なことになる

□□とフラッシュたちのやり取りは一部のウマ娘に目撃されていた。そのウマ娘とはシリウスシンボリの取り巻き達だ




最初から見ていたのではなく彼女らは鼻血を吹き出し運ばれるウマ娘とお姫様抱っこで運ばれていく□□を見ていた



この光景を見た彼女らは□□はヤキを入れられそうになったのを一発で返り討ち、その後トレーナーと堂々と逢引……と解釈してしまう



新入の癖にやるなと彼女らの間で一目置かれる存在となってしまうが□□とトレーナーはそんなことは知らない



トレーナー「やっと着いた……」



そしてようやくトレーナー室に辿り着き□□と共に部屋の中に入る。これで安心できるし体力も持ってよかったと安心する




「そこに座りなさい」



未だに抱えられたままの□□が顔を真っ赤にしながらそう言う。運ばれている最中に戻ったらしい



弱気になった時の記憶が無くなるわけではなく□□は全て覚えている。ハグとはいえないくらい強く抱きついたこともお姫様抱っこでここまで運ばれたことも



トレーナーは息を整えつつ覚悟を決めたように椅子に座る



下1~3
トレーナー室でのイベント

「このバカっっ!変な勘違いされたじゃない!」



赤面でトレーナーをポカポカ殴る□□。赤面なのに変わりないが内心悪い気はしていない




それよりも気を付けなければいけないのが力加減だ。本人は軽くポカポカ殴っているつもりでも興奮している状態では力が強くなる




トレーナー「うぐっ!」



自分が悪いので耐えるつもりでいたが限界がきてしまい呻き声をあげる。そこで彼女はやっと気付き攻撃を止める




トレーナーは大丈夫だからと言い適正の話をしたいと申し出る。実家での会話で唯一答えが出なかった部分の答えを聞くことになる




トレーナー「短距離かマイルのレースを走ろう」



スキルがないであろう□□に長い距離は不利だと判断した。理由もちゃんとしているので□□は文句は言わず了承する

トレーナー「三冠ウマ娘に興味あるって言ってたのにごめん」




夢を諦めるようなことを言って申し訳ないと謝るトレーナー。気にしなくていいと本音を言うつもりだったが寸前で思い留まる




「夢を諦めろって言うのならアンタも辱めを受けなさい」




三冠ウマ娘には興味があっただけで夢ではなかった。しかし先程受けた仕打ちへの仕返しの為に使ってやろうと思いつく




どうせ自分にできることならと条件を呑むのは知っているのでこの作戦はうまくいくはずだと□□は確信する




トレーナー「僕にできることならなんでもする」




やはりそうだったと□□は思わず笑みが溢れる。あとはトレーナーをどうしてやるか決めるだけ



下1~3
トレーナーへのイベント

「あははははっ!」



トレーナー室に笑い声が響く。□□が見ていたものは彼女の手により女装させられたトレーナーであった




彼の透け通った奇麗な白肌に中性的な顔、成人男性の平均より少し低めの身長のせいでかなり似合ってしまっている




「こっち向きなさいよ!」



トレーナー「写真はマズイから!!」



女装姿を写真に撮とろうとする□□とそれを阻止しようとするトレーナーで軽く揉み合いなる




珍しくトレーナーが本気で抵抗するので彼女の身体に幾度か触れる。そのことに途中で気付き動きが鈍ったところを□□は逃さない




「逃がさないわよ!」



トレーナーを捕まえながら自撮りをしようとする□□。スマホの画角に収めるために二人はかなり密着する




トレーナー「ヴっ」



柔らかい二つの感触が頭に伝わり彼の男の部分が反応しかける。トレーナーの頭が谷間にある状況だ



これはダメかもしれない。抱きかかえたときよりも遥かに興奮する



もう限界かと思った瞬間、部屋の外で爆発音が響いた

□□が慌てて部屋の外に出るとそこにはアグネスデジタルの骨が転がっていた。何が起こったかわからずパニックになりかけるがトレーナーは心配いらないと肩をたたく



トレーナー「彼女はアグネスデジタル。ウマ娘が大好きな子だよ」




彼女はよく『尊み』を感じては鼻血を出す『尊死』状態になり興奮しているウマ娘だが問題児というわけでもない




芝とダートを選ばないその走りは誰もが憧れ羨ましがりレース結果も素晴らしいものだ



しかし彼女は尊みより上のものを見てしまったり体験したりすると尊死より上の爆死をする




何が爆発するのかと言えば彼女の身体なのだ



爆発しても死ぬことはなく2~3分で戻るので心配いらないとトレーナーは□□に説明する




「これが心配いらないの……?」



転がっている骨はどうみても白骨死体にしか見えない。心配いらないという話はとても信用できないがトレーナーの反応を見る限り大丈夫なのだろう




下1~3
学園内でのイベント

アグネスデジタル「□□しゃあん!!」




「ひぃ」



トレーニング後寮に戻る途中にアグネスデジタルに声を掛けられる。本当に骨から戻っている事に怯えながら何かあるのかと聞く




アグネスデジタル「あの時一緒にいたウマ娘ちゃんは誰でしゅか!?」




「あの時……?」




アグネスデジタル「部屋の中で抱き合ってたウマ娘でしゅよ!!」




その言葉を聞いてなぜアグネスデジタルが爆発したのか理解する。彼女にトレーナーに女装させていた場面を見られていたのだ




あったことをそのまま話せばいいのだがそういうワケにもいかない。あの時トレーナーが着ていた制服は自分のものだったのだ




うっかり真実を話せばまた誤解されてしまう。それだけは避けたいと適当に友達だと答える



デジタルはその答えに満足したのかヨダレを垂らしながら喜んでいる

アグネスタキオン「ふぅン」



その話を後ろでこっそり聞いていたアグネスタキオンは興味深そうにしていた



□□は二重人格のような性格のせいで周りから距離を置かれていた筈で仲の良いウマ娘は存在しない



クラスメイトや同じ寮のウマ娘と交流はあるが抱き合ってふざける仲でないのは確実



アグネスタキオン「面白いじゃないか」



タキオンは一つの可能性を導く。彼女の言う友達とはイマジナリーフレンドの類いではないかというものだ




アグネスデジタルのように爆発するウマ娘もいるのだからイマジナリーフレンドが実体化してもおかしくない




興味深い彼女を実験台にしてみたい。タキオンは□□をモノにしようと考える



下1~3
タキオンとのイベント

少しいいかなとアグネスタキオンに声をかけられる□□は彼女の姿を見て反射的に身構えてしまう




タキオンは怒鳴ったりするタイプではないが□□が苦手なウマ娘の一人でありそれが態度に出てしまった




タキオンはそんなことは気にせず聞きたいことがあると彼女に質問する




アグネスタキオン「君の友人に付いて聞きたいんだ。ズバリイマジナリーフレンドの類いじゃないのかい?」




この人は何を言っているのかと□□は困惑する。友人と呼ばれてピンとくる人物も居ないし覚えもない




アグネスタキオン「君は仲の良い友達もいないだろう。それなのに抱き合っていたということはそれしかない」



そこまで言われタキオンが何を聞きたいのかを理解する。タキオンにもあの場面を見られていたのかデジタルから伝わったのどちらかだ




相手がタキオンでなければ誤魔化して立ち去るところだが苦手な彼女に執着されても困る。言いたくはなかったが友人ではなくトレーナーを女装させていただけだと正直に説明する

アグネスタキオン「ふぅン、随分トレーナーと仲良いんだねぇ。私にはモルモットが付かないから羨ましいよ」




トレーナーと仲が良いという部分は否定したかったが一刻も早くこの場から立ち去りたかったので適当に返事をしておく




これでもう話は終わり、さようならとタキオンと別れようとしてが彼女の一言に□□は掛かってしまう




アグネスタキオン「キミのトレーナーくんの世話になろうかねぇ」




「はぁ?」




苦手な相手でもそれだけは許せないと□□はいつもの調子でタキオンを睨みつける



タキオンは余裕そうに笑みを浮かべ動揺もしていない




アグネスタキオン「彼は優良物件に違いないからねぇ。キミだけを担当するだなんて勿体ない」




「アイツは私のトレーナーなのよ!」




アグネスタキオン「そうだ彼はキミの『トレーナー』だ。キミのものじゃないんだよ」




アグネスタキオン「誰のもので無いのなら私にだって権利はある。トレーナーが無理なら私生活の面倒を見てもらうさ」




ふふふふふと怪しい笑みを浮かべながら□□の元からタキオンは去っていった




下1~3
学園内のイベント

「なんなのよ、アイツ……!」



□□は寮の浴場でタキオンに対し怒りを爆発させていた。先輩に対し向ける感情では無かったが怒りが収まる様子がない




ヒシアマゾン「また何かあったのかい?」



ナリタブライアン「騒がしい奴だ……」




その様子を見ていた二人はどうしたのかと声をかける。□□は二人にタキオンが自分のトレーナーを狙ってることを話す




ヒシアマゾン「アタシのトレ公程じゃないけどアンタのトレーナーも優秀な奴だからね」




アマゾンは狙われるのは仕方ないとタキオンの行動に納得し、ブライアンはトレーナーが居ないのでよくわからないという




ヒシアマゾン「自分も担当して欲しいとは言ってないのが厄介だね」




優秀なトレーナーが複数担当を持つことは不思議ではないがタキオンは自分の世話をして欲しいと言っていた




ウマ娘の魅力を使えば人間の男くらいどうとでもできる。このままではトレーナーがタキオンのものになってしまう

ナリタブライアン「トレーナーくらいくれてやったらどうだ」



「はぁぁ!?」



ヒシアマゾン「確かにその方が早いのは確かだね」




『トレーナー』として彼が欲しいと言っていないのなら納得いくまで話し合う必要がある




しかし彼のプライベートは□□に関係がない。走りに関係ないところで揉めるメリットが無いのだ




ヒシアマゾン「トレーナーのことはなんとも思ってないんだろ?」




ナリタブライアン「放っておけ」




ヒシアマゾンは自分のトレーナーのことを大切に思っていてその先も考えている



□□はトレーナーのことをなんとも思っていないと言っている。それならタキオンにあげた方が□□の為だとアマゾンは答える



下1~3
風呂でのイベント

「アイツとアグネスタキオンが深い関係になったら……もしかしたら私のトレーニングを疎かにするかも知れないでしょ!」




「アイツは私のものなの!だからタキオンには渡さない!!」




浴場で絶叫しながらそう答える□□に対しそういうことなら止める理屈はないと二人は納得する




実家訪問やお姫様抱っこでの学園内ダッシュ。更にこの場でトレーナーは自分のものだと発言した□□




トレーナーをなんとも思っていないとはもう言えない状況だがそれでも彼女は否定し続ける




□□は掛かりながら浴場から出ていきそのまま自室へと戻っていく

部屋に戻りベッドで□□はタキオンのことを考えていた。実績のない自分とタキオンを比べるとトレーナーは彼女を選ぶのではないかと不安になる




プライベートだけでなく契約も解除されるかもしれない。自分が一年の間で活躍できなければどの道トレーナーとは切れる




自分は活躍できると決まったわけではない、それならタキオンに鞍替えしても不自然ではなくなる




不安要素はまだある。トレーナーに胸を何度か押し付けているが思ったような反応を得られたことがない




彼は自分のような豊満な身体ではなくタキオンのようなマニア向けの身体が好きなのではないか




「勝ち目がない……」




走りでも魅力でも勝てない相手にどう勝てばいいのか。アグネスタキオンという相手が悪過ぎるのだ




最悪の最悪は彼を襲えばいいという結論はあるが実家に迷惑がかかる。全てを捨てて彼を自分のものにする覚悟がない




□□は眠ることができずトレーナーのことを一晩中考えていた




下1~3
次のイベント

次の日、学園のトレーナー達は緊急会議ということで会議室に集められていた




秋川やよい「欲望を押さえきれず担当に手を出そうとしたトレーナーを追放した」




事件の詳細と結末を聞かされるトレーナー達。学園では決して少なくない事件で数人のトレーナーはまたか、というリアクションをとる




秋川やよい「トレーナーと担当がそういう関係になる事は多いが学園では控えるように」



恋愛は自由であるべきだが場を弁えろ。理事長はあらためてトレーナー達に釘を差す




ウマ娘から猛烈にアピールされているトレーナーもいるがそれでも耐えろと理事長は言っているのだ




どうしてもというのなら同意の上で学園とは関係ない場所で自己責任のもと行動せよ。学園の外でのことは一切責任を取る気はない




もし学園の外でトレーナーとウマ娘がホテルに入る所を見られでもしたら、どちらも学園から追放




この手の問題が起こるたびに規則は厳しくなっていき今回のも例外ではなかった。ウマ娘との関係は慎重にならなければいけない

今日の話を聞いて□□との距離感には今まで以上に気を付けないと思うトレーナーだったが、彼女の様子がおかしい




「もっと近くで見せなさいよ」




短距離とマイルに向けたトレーニングの説明で必要以上に身体を近付け胸を当てている 



それだけでなく□□の行動はエスカレートしていく。トレーナーの目の前で着替えようとしたり、着替えが終わったあと下着をわざと見える位置に放置していたり




下着を見たトレーナーはすぐに目を逸らすがその後彼女を二度見する。そう、彼女は今下着を着けていない




「ふふん」



トレーナーの反応を見て自分の状態を知ったと□□は理解する。下着を着けていないので体操服の上からでも□□の形がよくわかる




これは流石のトレーナーでも耐え切れず姿勢が前屈みになってしまう




「どうしたのよぉ」



ニヤニヤしながら聞いてみるとトレーナーは明らかに動揺している。これを見て□□は心の中でガッツポーズをする




「どうしたのって聞いてるのよ」



更に追い討ちだと身体を押し付ける。彼の腕の感触がよくわかるのでトレーナーも胸の感覚を味わっているはず



あんなイカれたサイエンティストなんかには絶対に渡さないと□□は意気込む



下1~3
トレーナーかトレーニングのイベント

「なによアイツ……」



トレーニング中にふとトレーナーの顔を見るといつもはぼーっとしてるのに今は真剣な顔をしている



自分のトレーニングをじっと見つめている彼がカッコイイというより中性的なせいか奇麗に見えた□□は一瞬ドキッとする




「ええい集中よ集中!」




短距離とマイルには強力なライバルがいる。サクラバクシンオーとニシノフラワーは短距離で最強格の二人



マイルではタイキシャトル、オグリキャップそしてサイレンススズカ。楽に勝てる相手ではないことは知っている



そのためにできるのは真剣にトレーニングをやることだけ。走る距離が決まったからには絶対に勝つと□□は力が入る

偶然トレーニングをしているオグリとスズカを見かけるが彼女たちは一人でトレーニングを行なっている



二人にはトレーナーが付いていなかった。ブライアンもそうらしいが強すぎるウマ娘には実力に見合ったトレーナーが見付からないらしい




トレーナーが居ないということは強者であると解釈するウマ娘が多い。□□もその一人だ




「見せつけて何様のつもりよ!」




自分は強いからトレーナーは必要ない、次のレースでも勝つ




実際にそう言っているわけではないが雰囲気がそう言わせている。怪物と逃亡者と肩を並べるトレーナーなど存在しないと





「アイツらに勝つのは私なんだから!」




彼女の進む道は厳しいがトレーナーを信じトレーニングを積み重ねていく




下1~3
トレーナーかトレーニングか学園内のイベント

トレーニング後、トレーナー室でミーティングをしていると短距離G2のレースに出ないかという話になった




「出るに決まってるじゃない」



□□は出ると即答する。G3で様子見の方が□□にとって良いだろうがそんなものは必要ないと強気でいる




トレーナー「ねぇ……離れてくれないかな?」



相変わらず腕に胸を押し付けるくらい距離は近く流石に注意するべきだと離れるように言ってみる




「私とくっつくのいや……?」




言い方がよくなかったのか□□は弱気になってしまう。嫌っているのではなく近過ぎるので離れて欲しかったと伝えるも表情は暗い




「嫌じゃないならいいでしょ……」



トレーナーの腕を完全に胸に付けてしまい柔らかい感覚が彼に伝わる。ちゃんと言わなければいけないとトレーナーは冷静を装いながら答える




トレーナー「嫌じゃなくてね、むしろ……いいから……」




彼がそう言っている間にもむにむにと押しつける。彼の言動と顔を見て□□は安心した

今までトレーナーに身体押し付けて反応がなかったのは自分に興味が無いのではなくただ我慢してるだけだった




トレーナーは決してマニア向けな身体が好きなわけではなく豊満な方が好きなのもわかった




これでタキオンに取られる心配は無くなったと確信し弱気からいつもの調子に戻る




「……すけべ」




上目遣いでそう言い残し着替えるからとトレーナーを部屋から叩き出す。彼は初めて見る彼女の表情に心が揺さぶられた




「ちょっとやり過ぎたわね」




タキオンという脅威がなくなり安心しきった□□はトレーナーに対しサービスし過ぎたかと反省する




脱いだあととはいえ下着も晒し胸も何十回と押し当てた。暫くは何もせずいつもより厳しく当たっても問題ないだろうと決める




飴と鞭で例えるのなら□□の考えは間違っていない。しかしここはウマ娘が集まるトレセン学園、当然誘惑も多い




誘惑に耐えているにも関わらず担当からの塩対応が原因でトレーナーが性犯罪に走るケースは何度も起こっている




このことに□□が気付けなければタキオンにトレーナーを取られてしまうかもしれない




下1~3
学園内でのイベント




寝る

数日後、□□はG2に向けてトレーニングに励んでいた。その様子を見ているトレーナーは彼女の仕上がり具合に満足している




トレーニングで問題ないがあの日以来甘えてきたり胸を押し当てて来る事もなくなったことが気になっている




甘えるどころか当たりがきつくなった気もするし結局なんだったのか。まぁ強気の方が扱いやすいのでこれで良しと深く考えはしない




□□はトレーニングを続ける事でタイムが伸びていることがわかりこれならレースでいい結果を出せると喜んでいる




このまま積み重ねていけばG2で勝てると確信めいたものまで感じるくらいに順調に進んでいる




しかしこの日はそんな彼女の調子を崩しかねない出来事が起こる。突然二人の前にアグネスタキオンがやってきたのだ




「何の用よ」




タキオンに睨みを利かすが彼女には全く効いていない




アグネスタキオン「君に用はないよ彼に用があるんだ」

タキオンは自分もトレーナー有のトレーニングがしたいから契約してくれとトレーナーに要望を伝える




「断るわ帰りなさい」



□□は明確に拒絶するがトレーナーは彼女の意見とは真逆だった




トレーナー「別にいいけど」




「そん……な……」



彼女は信じられないといった表情でトレーナーを見る。それに気付いたトレーナーはタキオンなら同じチームに居てメリットがあると話す




トレーナー「二人の方が効率いいトレーニングが出来るから」



いきなり契約は突然過ぎるのでとりあえず一週間の仮契約で上手く行かなかったらそのまま契約は無し




その条件をタキオンは受け入れ世話になると笑顔で言う




アグネスタキオン(彼はもらったよ)



(絶対渡さないから)



トレーナーを巡り二人は火花を散らす




下1~3
タキオンとのイベント

次の日から状況が動き出す。なんとトレーナーがタキオンに弁当を作って来たのだ




朝練が終わるとトレーナーからタキオンに手作り弁当が渡される。その光景を見た□□は怒り出す



「なんでそんなの作ってくる必要があるのよ!」



トレーナー「普段彼女はミキサー食で済ませてるっていうから。仮だけどトレーナーとして食生活が心配になったんだ」




勝ち誇った顔で弁当を□□に見せつけるタキオン。彼女にとって味はどうでもよくトレーナーに弁当を作らせるという行為をさせたかった




「私の分……」



トレーナー「言ってくれれば君のも作ってきたのに」



一人分だけを作るのは面倒なので自分の分はあるとトレーナーは□□に見せる。彼の弁当を見て□□は涙を浮かべる




トレーナー「え、え!?」




「ううう……!!」




アグネスタキオン「ほぅこれは中々じゃないか」




弁当をつまみ食いし美味しかったので上機嫌になるタキオンと今にも泣き出しそうな□□。初日から二人は対照的な結果になる

引き続きタキオンは点数を稼いでいき仮契約から仮が取れるのは確実と彼女は安心する



しかし彼女には一つわからないことがあった。完成度の高い洗練されたトレーニングには感心するがトレーナーが□□を選んだ理由がわからない




彼のレベルならサイレンススズカ、オグリキャップといった化け物クラスのウマ娘のトレーナーになれたはず




その理由が知りたいとタキオンは直接トレーナーに問いただす




アグネスタキオン「何故彼女なんだい?」



トレーナー「彼女に一目惚れしたからだよ」



彼女の走りに惚れたから□□を選んだ。トレーナー自信を持ってそう答える姿に興味深そうにする




アグネスタキオン「彼女のどこが良かったんだい?」



トレーナー「それは秘密だよ」



信じられないがウマ娘としての魅力は□□として劣る。ならプライベートから攻めるしかない




タキオンのプランは次の段階に入る




下1~3
次のイベント

更に数日後。タキオンはすっかりトレーナーを気に入っていた




アグネスタキオン「モルモット君、次はこっちの薬を試しておくれよぉ」




トレーナーに後ろから抱きついて頬ずりして甘えているタキオン。トレーナーが首を横にすれば唇が触れてしまうくらいに距離が近い



タキオンの為に弁当作ったり世話したり薬も否定せず飲むトレーナーに対し完全に気を許している




トレーナーはタキオンの私生活が崩壊しているのが放っておけず世話を焼いてしまう。特別扱いするつもりはなかったが結果そうなった



必然的に距離が縮まったことが許せない□□はイライラしながらタキオンを引きずっていく



「トレーニング行くわよ」



アグネスタキオン「トレーナーくぅ~ん」



トレーナー「頑張ってきてね」

□□とタキオンは並走練習を行う。その最中タキオンは息が切れてくるが、□□は全く切れる気配なくずっと一定のペースを維持している





アグネスタキオン(タイムがほぼ一緒だというのかい?)




周回ごとに読み上げられる□□のタイムが同一で誤差が少ない。長距離を同じペースで走ることは容易ではない




タキオンはこれが彼女の『スキル』ではないかと推測する。スタミナの減りと走りのペースが比例しない




もしこれが本当なら逃げで走れば高確率でどんなレースでも勝てる。スタミナが無くなるまで同じペースで走り続けられるのは唯一の強み





へばったタキオンを見てそっちは体力がないと煽る余裕もある。中長距離に適正があるというのは間違いない




アグネスタキオン「面白いねぇ。彼女もモルモットくんも研究し甲斐がありそうだ」




自分が目をかけた人物に間違いはなかったとタキオンは楽しそうに笑っている




下1~3
トレーナーとのイベント

トレーナー「これは……」



トレーナーも□□とタキオンの並走を見て異変に気付く。何周走っても□□のタイムが落ちていないのだ




スタミナが無くなってもスピードが落ちない。二人トレーニングだと気付けない事にも気付けてメリットが大きいことを確認する




アグネスタキオン「疲れたよトレーナーくぅん」




タキオンがトレーナーの後ろから抱きついてくる。彼の背中にタキオンの大き過ぎず小さ過ぎずないマシュマロが当たってしまっている




アグネスタキオン「その様子だとキミも彼女の『スキル』に気付いたようだねぇ」



隣で走っていてウマ娘の走りを研究しているタキオンも気付く。スピードが上がる以外にも『スキル』は存在した




これを上手く活用すれば短距離のレースでも勝てるし伝説的な結果を残せる可能性すらある

アグネスタキオン「私も彼女の走りを参考にしてみたくなったよ」




タキオンは中距離長距離を走るがスタミナに不安が残る。全力で走ればレースは走れるが脚に負担がかかってしまう




彼女の脚はガラスとまではいかないが他のウマ娘に比べて脆い。全力でレースを走り切ることは彼女の脚が終わることを意味する




アグネスタキオン「やはり私にはキミしかいない」




タキオンはトレーナーを強く望む。仮ではなく正式な契約が欲しいとトレーナーに迫る




トレーナー「それはいいけど離れてくれないかな……」




アグネスタキオン「んん?」




マシュマロを押し付けるどころか軽く上下に揺れるタキオン。感触がダイレクトに伝わりトレーナーの身体は震えてしまう




トレーナー「ちょっとそれはダメだから」




アグネスタキオン「モルモットとしてキミ自身も欲しいんだ」




このまま薬の実験台になってくれるなら自分の身体くらい安いものだとタキオンは言うがトレーナーは拒否する




しかしタキオンも学園の外に出れば自分は一人のウマ娘だと譲らない




アグネスタキオン「私は高等部だ引退すればキミの家庭に入ってもいい」




タキオンはトレーナーに対し恋愛感情は無いが彼を絶対に逃したくない。可能性の先を見る為には彼が必須だとタキオンは譲るつもりはない




下1~3
次のイベント




寝る

トレーナー「君のトレーナーにはなるけど家庭に入るとかは遠慮するよ」




二人でのトレーニングは効率もよくタキオンのトレーナーになるメリットが大きい




それはそれとして彼女が欲しいとはまた別の話。女の子が自分の身体くらい安いなどと簡単に言ってはいけないと注意する




トレーナーを繋ぎ止めるのに身体くらい当然だと思っていたタキオンはあまり納得いってないが、契約してくれるなら今はそれでいいと納得する




身体がいらないのなら他に何を捧げようかとタキオンは悩む。モルモットを飼育していくうえでエサは必須になる




それはまた別の機会に考えようとその話は忘れ、トレーナーをどの薬の実験台にしてやろうかとワクワクしながら待っている

「な、に、を、してるのよぉーーー!!」



次の日からトレーニング後に脆いというタキオンの脚をマッサージしてほぐしてあげる事にしたトレーナー




アグネスタキオン「いい感じだよトレーナーくぅん……んぁっ」



変な声を上げられるが気にせず平常心を保ちながらマッサージをしている



トレーナー(脆いっていうのは本当なんだ)




脚を実際に触り彼女の話が嘘でないと知る。筋肉はついているが骨とのバランスが悪く鍛え方を間違っても壊れてしまうだろう




真剣にマッサージしていたが彼の視界に太い大根のようなものが入る




「私にもしなさいよ」



それの正体は□□の脚でトレーナーに突き出して来る。タキオンよりムチムチで柔らかそうな太ももをトレーナーは凝視する




「ジロジロ見てなんなのよ」




トレーナー「いや……」



アグネスタキオン「男性は肉付きの良い女性が好きというのは本当なんだねぇ」




最低!!と□□は脚を引っ込める。トレーナーはそんなつもりじゃなかったと言い訳をするがもう遅い




アグネスタキオン「ついでにお尻の方もマッサージしてもらおうか」



「はあああ!?」



そんなことできないとトレーナーは拒否するがタキオンはここが私の身体の中で一番肉付きが良いからと彼の手を尻に持っていこうとする




「私だって負けないわよ!!」




タキオンが掴んでいる方とは逆の手を□□は掴む。トレーナーは勘弁して欲しいと力無く抵抗する




下1~3
学園内外やレースのイベント

トレーナー「頑張ってきてね」



「当たり前でしょ!」



アグネスタキオン「良いデータを期待しているよ」




「アンタの為に走るわけじゃない!」



短距離G2の当日、□□はこのレースを逃げで走るようトレーナーに指示を受けていた



体型を活かすのなら先行か差しだがあえての逃げで走れというトレーナーに□□は反発する




だがどうしてもと言うので仕方なく逃げで走ることに。□□は逃げに自信は無いうえに短距離のレースで結果が出るかは半信半疑だった




アグネスタキオン「彼女は何着だと思う?」



トレーナー「たぶん大差で一位じゃないかな」




自信が無いのは彼女だけで二人は□□が勝つと思っている。それほど彼女の『スキル』は強力なのだ

レースの結果は□□の圧勝でライブでセンターで踊り□□は帰って来る




トレーナーは「お疲れ様、一着おめでとう」



「ふん、当たり前の結果よ」



アグネスタキオン「その割には嬉しそうにしていたねぇ」



「うるさい!!」




重賞での圧勝はこれが初めてだった□□は手応えを感じていた。逃げで序盤に作ったリードが縮まることがなく大差でのゴール




タイムはレコードからは遠かったが自己ベストを更新している。このまま逃げに拘ればG1でも通用する




アグネスタキオン「彼女が勝てばライブも盛り上がるねぇ」



トレーナー「それは□□には言わなくてもいいかな」



素晴らしいものを持っている彼女が上下に揺れればメロンも揺れる。それ目的でファンが増え続けているようだ




トレーナー「彼女には純粋な気持ちで頑張って欲しいから」




アグネスタキオン「純粋か面白いことを言うね」



つい先日トレーナーの片手をタキオンを取り合い自分の胸に当てようとした□□。トレーナーに対しての気持ちが抑えられなくなってきている




下1~3
学園内外のイベント

「まだG2で勝っただけじゃない」



G2の一位という結果に両親は嬉しそうに□□に連絡してきた。この前の高圧な態度とは裏腹にトレーナーくんにもよろしくとまで言っていた



「調子いいんだからもう」



レース一つの結果でコロコロ変わるのはなんとも言えないが、両親がトレーナーを認めたのは悪くないと□□は思う




□□はG2を一つ勝っただけと思っているが学園の中で彼女のことは噂になっていた



大逃げとは違う種類の逃げで大差をつけての勝利。あの走りはG1でも十分通じるもの



オグリキャップやサイレンススズカが短距離、マイルに来ればいい勝負になる。短距離でもバクシンオーやニシノフラワーに勝てる




友人がいない□□は自分が話題の中心になっていることに気付かず普段通りに過ごしている

アグネスタキオン「モルモットくんはどこにいるんだい?」



「まだ授業が残ってるでしょ!」



アグネスタキオン「あんなのに出る意味は無いよ」




うわ出た……とタキオンの姿を見るなり他のウマ娘は彼女を避けていく。そんなタキオンに近付くのは□□




モブ「あれと対等に渡り合えてるの?」



タキオンに絡まれているのに薬を盛られている様子の無い□□を見て周りはざわつく



彼女は大物の気配がある。走りだけでなく雰囲気も彼女に味方し始める




下1~3
学園内外かトレーナーのイベント

□□とタキオンのやり取りを見ていたダイワスカーレットが「ちょっとアンタ!タキオンさんにその態度なんなのよ!!」と□□にキレる。

>>172
ダスカに怒鳴られて「ひぃ…」と一気に弱気になる□□、ウオッカが「似た者同士いがみ合うなよ」と止めるが「似てないわよ!」と怒りの矛先がウオッカに向くスカーレット

タキオンは「彼女(□□)からなんか似てると思ったら…そうだスカーレット君に似てるんだ」と自分の中で勝手に納得

ダイワスカーレット「ちょっとアンタ!タキオンさんになんて態度してんのよ!」



□□とタキオンのやり取りを見ていたダイワスカーレットが怒り出す。彼女はタキオンを慕っている数少ないウマ娘




自分が慕っているタキオンへの態度は許せるものではないと怒りを爆発させる




「ひぃ……」




いきなり怒られたことで一気に弱気になる□□。それを反省したと受け取ったスカーレットは満足そうにする



ウオッカ「似た者同士いがみ合うなよ」



ダイワスカーレット「こんな奴と似てないわよ!」



いつもの二人でのいがみ合いが始まった横でタキオンは□□とスカーレットは似ていると気付き納得している




混沌とした状況となっている中、トレーナーが弁当を持って現れる

トレーナー「二人にお弁当を持ってきたよ」



アグネスタキオン「モルモットトくぅーん」



「とれーなぁ……」



トレーナーを見るなら抱きつく二人。それを見た周りのウマ娘はトレーナーは只者ではないと騒ぎ出す




モブ「あの二人を手懐けるなんて」



モブ「頭のおかしいのと二重人格の面倒を見るって凄い」




トレーナー「タキオンは授業にちゃんと出てね。□□は頑張れる?」




アグネスタキオン「キミが言うなら仕方ない」




「ん……がんばる」



□□だけでなくトレーナーの評判も上がり二人は注目の的になる。それに加えタキオンがチームに入ったことも何かあると噂されていく

トレーナー「次はマイルかな」



トレーナー室で□□の次のレースをどうするかを考えるトレーナー。短距離で通用することがわかったのでマイルを目指そうとする




短距離での走りを見てマイルが通用することは確実だと思っているが、あまり手の内を見せると対策されてしまう




G1を最短で目指しつつメインで走るレースは短距離。この路線でいくのがベストと彼は結論付ける



トレーナー「短距離のレースって少ないけど仕方ないか」



短距離はマイルや中距離と比べて開催されるレースが少ない。短距離だけを走っているとG1に出るのが遅くなる




最終的には□□と話し合って決めるがこの意見に落ち着くだろうと結論付けた



タキオンは身体作りを中心にレースに出るのは最低限。彼女は既にG1への出走権利を持っているので焦る必要がない




□□だけでなくタキオンの担当にもなったのでやることが倍に増えたがトレーナーは嬉しそうにしている



彼女たちのことを考えてるこの時間が一番好きだと彼は自覚している。普段は苦労しかないがトレーナーは誰よりもやりがいを感じている




下1~3
学園内外かレースのイベント

荒らしが挟まったからあと2つくらい募集しとく

□□がトレーナー室に向かう途中でオグリキャップが自分を見ていることに気がつく



「なん……ですか」




彼女を活躍を聞きつけて話をしたいとオグリは言う。怪物にこんなことを言われるとは思わず驚いてしまう




オグリキャップ「君とはいいライバルになりそうだG1に来るのを待ってる」



彼女と戦うのはマイルの舞台になるだろうが負けるつもりはない。その気持ちをオグリに伝える




オグリキャップ「もちろん私も負けるつもりはない」




君はいいトレーナーに出会えたようだとオグリは言い残し去っていく。彼のことを褒められて悪い気がしない□□は上機嫌でトレーナー室に向かう

トレーナー室に着き3人で軽くミーティングを行ったあとタキオンがいきなり服を脱ぎ出す



「トレーナー見てんじゃないわよ!アンタも脱ぐな!」



アグネスタキオン「トレーニングに着替えは必須じゃないか」



「コイツがまだいるでしょ!」



□□が後ろを向かされたトレーナーを指差すがタキオンは見られても平気だと全く気にしない



「だったら私だって!!」



□□が脱ぎ出したところで慌ててトレーナーは部屋から出る。その行動にモヤモヤしながらタキオンの方を見ると上半身が裸になっていた



「なんで全部脱いでんのよ!?」



アグネスタキオン「これから汗をかくのに下着を換えないのかい?」



その言葉に□□は衝撃を受ける。今まで制服から体操着へ着替える時に下着を替えるという考えが存在しなかった



その反応を見てタキオンは企みを深めた笑みを浮かべ彼女を責めはじめる

アグネスタキオン「汗の匂いというのは人によって不快に感じる」



「不快に……」



アグネスタキオン「キミは他人より大きいものを持っているがその分汗もかくだろうねぇ」



「汗……かく……」



アグネスタキオン「日常生活とトレーニングで下着を使い分けるのは常識じゃないか」




アグネスタキオン「キミの着けているものは日常生活でも魅力があるとは言えないねぇ」




下着も決して派手なものでなく□□はなにも言い返せない。それどころか汗臭いと言われ意気消沈してしまう



下1~3
次のイベント

「臭い……私が……」




タキオンに言われたことが気になりトレーニングに集中できない□の。トレーナーは彼女の様子がおかしいことに気付くが原因がわからないでいた




アグネスタキオン「どうしたんだい困った顔をして」




彼の後ろから抱きついて頬を合わせに来るタキオン。トレーナーは彼女の様子がおかしいが何か知らないかとタキオンに聞く




アグネスタキオン「私には心当たりがないねぇ」



嘘をつき彼女の不調は自分に関係ないと言い張りそれに加えて彼に頬擦りまでし始める




アグネスタキオン「キミの真剣な顔は綺麗だったが困った顔は可愛いよ」




トレーナーはタキオンを引き剥がそうとはしない。仮にやったとしても力で敵わないのでやる意味がないのだ




タキオンはペット(モルモット)を可愛がるようにトレーナーを愛でる。そんな二人の様子を□□はじっと見つめている

トレーニング終了後のミーティングも終わり解散になる。タキオンはやり残したことがあると足速に実験室へ




トレーナーは次のレースの資料をまとめる為にトレーナー室に戻ろうとするが□□に抱きつかれる




「私、臭い……?」



彼女に涙声で言われそんな事はないと否定する。汗の匂いはしたが彼にとって不快なものではなかった




それでも□□は離れようとせずよし、と小さく言葉を発するとその場で服を脱ぎ始める




トレーナーは慌てて止めようとするが□□は止まる気配がない



「臭くないっていうなら直接確かめてみて」




上半身が下着姿になりトレーナーに抱きつこうとするがトレーナーはそれを避ける




「ああぁぁぁぁ……!!」



□□は自分が臭いから避けられたと受け取りその場で号泣する。トレーナーは彼女の涙を見て□□が勘違いした理由を知る



トレーナー「臭いから避けたんじゃないから!」




「ああぁぁぁぁん!!」




彼女に言葉が届くことはなく□□の涙は止まらない

そんな光景をエイシンフラッシュとそのトレーナーが見ていた。フラッシュたちは泣いている□□を見てトレーナーが悪いのだと判断した




下着姿で大泣きする□□と近くで狼狽えるトレーナー。どう見てもトレーナーが悪にしか見えない




エイシンフラッシュ「私は彼女を助けます」




自分はウマ娘を保護しトレーナーには□□のトレーナーの確保を指示する




トレーナー「お願いだから話を聞いて!」




泣きじゃくる□□に近付こうとするトレーナー。これ以上彼女を傷付けるわけにはいかないとフラッシュは全力で二人に近付く




下1~3
この次のイベント

トレーナーを取り押さえようとフラッシュトレがトレーナーを掴もうとした瞬間、逆に彼の腕がトレーナーに掴まれてしまう




フラッシュトレ「痛たたたた!」



トレーナー「あ!ごめんなさいつい……」



トレーナーは同期の桐生院に格闘術を教わっていたので思わず彼の腕を掴みアームロックをしてしまつ




「私臭いんだあぁぁぁ!!」



フラッシュが彼女を泣き止まそうとするも全く止まらず話も聞いてくれない。どうしたものかとトレーナーの方を見ると返り討ちにされている姿が




エイシンフラッシュ「それ以上いけない!」




自身のトレーナーに何かあっては遅いと慌てて駆け寄りトレーナーを突き飛ばす



トレーナー「ヴッ!」



エイシンフラッシュ「大丈夫ですか!?」




フラトレはなんとか大丈夫だと伝えるがなぜこうなったのか理解できないでいる。フラッシュはまずトレーナーを□□から遠ざけるのが優先と彼を無効化しようとする



しかしトレーナーはフラッシュに突き飛ばされ近くのベンチに刺さっている。一方で□□はまだ泣き止まない



このままでは人が集まり事態は大きくなっていくばかり。刺さったトレーナーは放置して□□をフラトレのトレーナー室に連れ込む

泣きじゃくる□□からどうにか話を聞くことに成功し、自分たちの勘違いに気付くフラトレとエイシンフラッシュ




フラトレ「どうしよう……」



せめてトレーナーは回収してくるべきだった。誤解したと言い訳しようにもその相手がいない




エイシンフラッシュは□□の話を聞きどう慰めればいいのか悩んでいる。彼女が着けていた下着は物はいいがお洒落とは言えなかった




汗を吸ってしまっていて魅力的な身体に似合わずハッキリ言って綺麗とは言えない状況だった




トレーニング時に下着も変えるのはウマ娘としてある種の常識だが彼女には友達がおらず、そんな話をする機会がなかった




せっかく話を聞けるまで落ち着いたのに、下手なことを言えばまた泣き出してしまう



どうすれば彼女を傷付けずに済むかフラッシュは熟考して答えを出す




下1~3
次のイベント

エイシンフラッシュ「私が□□さんの下着選びを手伝います」



普段使いのものとトレーニング時に使うものを一緒に買いに行こうとフラッシュは優しく伝える



フラトレもフラッシュの下着はお洒落だし□□とサイズも似ているので参考になると後押しする



「なんでコイツの下着を知ってるの……?」



彼女にそう聞かれと二人は顔真っ赤にして何も答えられない。その様子を見た□□はまた泣き出す



「自分はうまぴょいしたからって自慢されたあぁぁぁ!!」



エイシンフラッシュ「うまぴょいは隠語じゃありません!」



フラッシュと一線を超えたことを知られどうしようかとフラトレは頭を抱える。つい先日理事長から担当に手を出すなと注意があったばかりなのに




最悪はクビもあり得るとフラトレは落ち込みフラッシュは□□を再び泣き止ませるのに必死になる

保健室では頭に包帯を巻いてトレーナーが治療されていた。その場にはタキオンも同席している



彼女はトレーナーが運び込まれる場面を目撃し慌てて保健室に入ってきていた。怪我は浅いようで安心するがすぐに別の感情が生まれる




アグネスタキオン「人のモルモットに怪我をさせるとはいい根性してるじゃないか」



タキオンが誰にやられたか聞くが頭を打ったせいで記憶が飛んでいるとはぐらかすトレーナー



実際にはそんなことはなくフラッシュ達が勘違いしてるだけだとわかったので彼女らを庇う




アグネスタキオン「ふぅン」




タキオンはトレーナーが犯人を庇ったことに気付く。優しいのはいいがそれでは所有物に手を出され気が済まない



この気持ちをどうしてやろうかと考えた結果、トレーナーで発散することに決めたタキオン



アグネスタキオン「私の実験室に来るんだ」



入院する怪我でもなく保健室での手当てでやることが終わりトレーナーは断ることができない




アグネスタキオン「キミが犯人を庇うのを否定はしない」



その代わりトレーナーが誰の所有物なのかを徹底的にわからせるとニチャついた笑みを浮かべ彼を実験室に連れ込む



下1~3
タキオンとのイベント

実験室に着くなりタキオンにキスをされるトレーナー。突然のことで目を白黒させているが舌が絡み出す




驚き過ぎてタキオンを突き放しなにをしているのかと狼狽えるがタキオンはお構いなしに2回目の口付けをする
 



全く抵抗できないままそのまま押し倒されてしまうトレーナー。タキオンは彼の服を脱がしながらキスを続ける




アグネスタキオン「君が誰の物なのか教えてあげるよ」



トレーナーの上半身が露わになると同時に口を離しそう告げるタキオン。トレーナーは抵抗するだけ無駄だと悟ったのか諦めてしまっている




三度キスをしようと馬乗りになりながら顔を近付けている最中、突如実験室の扉が開く



マンハッタンカフェ「何してるんですかタキオンさん……ここは貴女だけの空間じゃありません」



淫らな事するならここは二度と使わせないとマンハッタンカフェに言われタキオンは慌ててトレーナーから離れる

アグネスタキオン「本当にすまなかったよカフェ」




マンハッタンカフェ「知りません」




ご機嫌取りをするタキオンを裏腹にカフェは服を着ているトレーナーをジッと見つめる




マンハッタンカフェ「綺麗な顔……ですね」




顔を撫でながらそう言いタキオンはそうだろうと自信げに話す




アグネスタキオン「彼ほど私の理想に近いモルモットは存在しないよ」



タキオンの理想とは何なのか。トレーナーが疑問に思っていることをカフェが説明し始める




マンハッタンカフェ「タキオンさんは男の人が嫌いなんです」



アグネスタキオン「あんなゲスい生き物がいるだなんて信じられないよ」



タキオンは男という存在が嫌いで世界から全て消え去ればいいとさえ思っている



しかし実験を進めるには男という存在が不可欠。どうすればいいのか精神を病む一歩前まで悩んだこともあった



それなのにトレーナーのことを気に入ったのはその見た目。中性的で綺麗な顔をしているトレーナーは彼女の理想そのものだった

アグネスタキオン「学園内で手を出したのはよくなかった申し訳ないよ」




今度また続きをやろうとトレーナーの耳元で囁いたあとトレーナーを解放したタキオン



カフェはもし自分が来なければ最後まで行為をやっていたのかと聞くとその通りだと頷く




アグネスタキオン「既成事実を作ってしまえばこちらのものだからね」



マンハッタンカフェ「好きでもない癖によくできますね」



研究の為なら身体を差し出すことに抵抗はないと得意げに話すタキオン。そんなことを胸を張って言うことではないとカフェが注意する




いつもより感情豊かで怒った表情を見せているカフェ。そんな彼女の表情をタキオンはニヤニヤとしながら見ている



アグネスタキオン「ふぅン」



マンハッタンカフェ「なんですかその含みのある笑みは」



アグネスタキオン「モルモット君とのキスで下着が汚れてしまってね」



マンハッタンカフェ「知りません」



アグネスタキオン「わかるだろう?」



マンハッタンカフェ「……」



そもそもカフェはナニをしにこんな時間に実験室にやってきたのか。トレーナーが居なければ二人でどうなっていたのか



そのことを知っているのはタキオンとカフェの二人だけである




下1~3
□□とトレーナーのイベント




寝る

帰り道トレーナーはタキオンには困ったと悩む。彼女が自分の事を異性として好きではないことにとっくに気付いていた




研究の為だけに好きでもない相手とこんな事するとは信じられない、何とかしなきゃなと考え込んでると□□とばったり遭遇する




「お願い……私のこと捨てないで……」



トレーナーに抱き着きながらそう言う彼女を絶対に捨てたりしないと彼は元気付ける




まだぐずっている彼女を見てどうしたものかと悩んでいるとちょうどスカーレットが現れる




□□もスカーレットに気付き、トレーナーがいたので猫をかぶるよう落ち着き何があったのかを説明する




トレーナー「それはタキオンが悪い」



ダイワスカーレット「アンタ嘘言ってるんじゃないでしょうね」



流石のスカーレットも他人を臭いとまで言うタキオンを擁護できず□□の発言が嘘でないかと疑う



しかし下着のことも話すと□□にも落ち度がありタキオンはそれを責めたのだと状況がハッキリわかった

ダイワスカーレット「タキオンさんは下着くらいちゃんとしろって言いたかったのよ!」



自分の慕うタキオンが悪であるはずが無いとスカーレットは胸を張るがトレーナーの表情は暗い



トレーナー「そうだとしても言い方がある。一歩間違えればイジメだよ」



冷たく言うトレーナーにスカーレットは反論できずそれでもタキオンは悪くないと捨て台詞を吐き去っていく



スカーレットが居なくなったことで□□はまた弱気に戻りトレーナーに話し掛ける



「取り乱してごめんなさい……」



トレーナー「何も気にしてないよ、僕もごめんねあの時は君が臭くて避けたわけじゃないから」




下着姿で抱き着いてこようとしたのを避けただけだと彼は説明する。それに対し□□は臭くないのなら受け入れて欲しかったと涙声で答える




トレーナー「それは困るなむしろ君はいい匂いだし……あ」




トレーナーはつい本音を漏らしてしまい□□はすけべ!変態!と罵る。失ったものはあるが彼女が元気になって良かったとひとまず安心する



下1~3
学園内外かレースのイベント

次の日タキオンに□□の下着の件と好きじゃない相手にあんなことはしない方がいいとトレーナーは注意する




アグネスタキオン「彼女への言い方も良くなかったしキミを異性として見ていないのも事実だ」



アグネスタキオン「けれどキミのことはトレーナー兼モルモットとして好きなのも事実だよ」



トレーナーに抱きつき頬をすりすりとしてくる。嫌いでないことは伝わってくるがだからといって許されないこともある




これからはこういった行為も禁止にすると伝えるとタキオンは不満そうな表情で文句を言う




アグネスタキオン(拒否するというなら方法は一つしかないねぇ)



悪巧みをするタキオンを見て彼はこれからは彼女に対して最大限に警戒することに決める

タキオンにトレーニング表を渡しトレーナーはレース場に向かう。今日はマチカネタンホイザに中距離での併走を申し込まれていた




「やってやるわよ!」



勢いそのままに併走をやり終え結果は□□の圧勝となった。中距離のレースには出ないが適正はあるのでこの結果となった




マチカネタンホイザ「凄い走りでしたねぇ!」



走りのコツを彼女に聞かれるがうまく答えられずトーレナーに涙目で助けを求める



それに気付いたトレーナーがタンホイザに中距離のコツを教え彼女を助ける。




マチカネタンホイザか「なるほど、そんな走り方が!」



目を輝かせながらトレーナーの話を聞いていると彼女と仲が良いナイスネイチャ、ツインターボもやって来る

いい機会だからとネイチャとターボもトレーナーの話を聞きメモを取るがよく見るとネイチャがターボの分までメモをしているようだった



ナイスネイチャ「ターボは逃げなんだからそのコツも聞いといた方が良いんじゃない?」



□□が逃げでG2を勝ったことは勿論知っているのでアドバイスをもらってはどうかと提案する




ツインターボ「ターボの逃げはアイツとは違う!」




逃げにも種類はあるようにターボの目指す逃げは□□とは違うようでアドバイスは不要だと言い切る




一通り教えたあとタンホイザとネイチャがヒソヒソとなにか話したかと思うとトレーナーに頼みがあると言い出した




マチカネフクキタル「これからも時々こうやって指導して欲しいです!」



ナイスネイチャ「そろそろトレーナーが居ないとキツイかな~って」



正式なトレーナーでなくてもいいのでアドバイスが欲しいと相談される。彼女たちのメインは中距離と長距離なので□□と被ることはないが、タキオンとは被ってしまう



ツインターボ「困ったときはターボが助けてやる!」



彼女らにアドバイスをするというのは敵に塩を送ることになる。深く考えずにちょっとしたコツなら教えても良いのかとトレーナーは悩む




下1~3
タンホイザたちとのイベント

ちょっとしたアドバイスなら大丈夫だと了承するが本当にトレーナーがいないのか念を押して聞く




ナイスネイチャ「恥ずかしながらアタシ達G1の権利は持ってるけどいい結果は出せてないんだよね~」




トレーナーが食いつくような餌がないとネイチャは自虐しながら言う。結果が出ていなければ他のトレーナーに良い印象が無いのは事実




せめて彼女たちの力になりたいと困ったことがあれば助け、他のトレーナー達にネイチャ達を推薦しておくと言いい笑顔を見せる




ナイスネイチャ「うわ……綺麗な顔……」



彼の笑顔を見たネイチャ見て思わずそう嘆きトレーナーの顔を見てボーッとし出した

そんな中□□がトレーナーの後ろから抱きついて来る



「浮気者……アンタは私のだし」



タンホイザ達に向かいトレーナーは私のものだと宣言する。タンホイザは嫉妬だと騒ぎターボは□□に反発する




ツインターボ「別に盗ってないぞ!そもそもお前のでも無い!」



マチカネタンホイザ「そういうことねうんうん!」



ターボは□□の態度が気に障ったのか騒ぎ出すがそれをタンホイザが宥める。ネイチャはまだ現実に帰ってきていない



事情を察したタンホイザはどうごごゆっくりと言い残しターボとネイチャを連行していく



トレーナー「えっと、もう行ったみたいだよ」



「すけべで浮気者だなんてサイテー」



彼女達が居なくなっても□□の機嫌は直らず暫くこの状況が続いてしまった




下1~3
学園内外やトレーナーとのイベント

ある休日、□□は約束通りにエイシンフラッシュと下着を買いに来ておりお互いトレーナーも連れて来ていてWデートのようになっていたが




トレーナー「こんなの聞いてないんだけど……」




トレーナーだけは何も聞かされておらず店の入り口で待っていようとしたが□□はそれを許さない




結局4人で店に入ることになり何も聞かされていなかったトレーナーだけが居心地が悪そうにしている



下着売り場ではどの下着が似合うかをお互いにチェックし、どれが好みなのかをお互いのトレーナー達に聞く




トレーナーは恥ずかしそうにする中フラトレはもっと透けているこが好みだと下心丸出しで答えてしまい周りからは白い目で見られる




トレーナー(僕は男として見られてないのか)



周りから聴こえてくる声を聞いていると男1人でどうとかなんとか。トレーナーは中性的な見た目で格好も男とはすぐにわからない



こうなったら男として振る舞うのではなく今は女だと思い込むことにして恥ずかしがるのを止め、□□にこれが似合うと下着を選ぶ



「こ、こういうのが好みなのね」



トレーナーが選んだのは異性を誘うようなもの、所謂勝負下着の類いだったがこれが似合うと念押しし□□はそれを購入する

会計を済ませこれからどうするかをフラトレと相談しようとしたが姿が見当たらない。□□もフラッシュが居ないという



ショッピングセンターの中で迷子になると面倒なので早めに見つけておきたいと下着店の近くをよく探す



「あっ!!」



□□は2人を見つけるが彼女らは公共の場であるにも関わらず濃厚なキスをしてしまっていた



「うっ……わぁ」



他人のキスを見るのが初めてだった□□は羞恥より衝撃が先に来ていた。フラッシュの蕩けるような表情を見て本当に気持ち良いことが伝わってくる




トレーナー「止めた方がいいから止めてくる」



彼は冷静に公共の場でこんなことはするべきではないと注意しに行くが、それより早く2人は多目的トイレに入っていく



「うううわぁ……」



フィクションや漫画ではなく目の前で行為が始まろうとしていることに更に驚きが隠せない□□



本来ならフラッシュ達を止めにいくべきだが□□に変なものを見せてはいけないとこの場から立ち去ることを選ぶ



「す……っごい……」



あれが本物のカップルなのだと□□は衝撃を受け止めきれないでいる



下1~3
トレーナーとのイベント

一旦落ち着いてもらおうと□□を休憩スペースで休ませてあげる事に。それだけでは足りないかと飲み物を買ってくると彼女に告げる



トレーナー「嫌いなの無かったよね?」



彼女の好みは知っているが万が一嫌いなものを買ってきてはいけないと確認するが反応が無い



返事が無いのが答えだと解釈したトレーナーがその場を離れようとした瞬間、腕を掴まれ振り返ると□□にキスされる



トレーナー(う、う!)



ただのキスではなく舌を絡ませ始める□□。その表情は完全に蕩けてしまっており理性が感じられない



トレーナー(これ以上はマズい!!)



もう耐えられないと振り解こうとするが人がウマ娘に勝てる筈もなく振り解くこともできない




「鹿毛のウマ娘とボーイッシュ娘がキスしてる!」



「お、女の子同士だ!」



「ぐへへへへぇ~ありがたやありがたや~~!」



周りの目もあるので早くどうにかしないといけないとトレーナーは焦る。長い口づけはようやく終わりトレーナーは解放されると□□と目立たない場所に移動する

「気持ち良かった……癖になりそう」



蕩けきった顔をしている□□にトレーナーはあんなことは二度としないようにと注意するが彼女は聞く気がない



蕩けた顔からようやく普段通りに戻ったかと思うとトレーナーの顔を見つめ自分の気持ちを吐き出す



「アンタが私を選んでくれなかったら私は腐ってたと思う」



「こんな性格だから沢山の人に迷惑かけたし嫌な思いもさせた」



「私を見つけてくれてありがとう。私を走らせてくれてありがとう」



「……貴方のことが好きよ」



トレーナーに感謝の言葉と気持ちを述べる□□。それを聞いてトレーナーは怒ろうにも怒れなかった



どうしたものかと悩んでいるとそこにフラッシュとフラトレが顔を赤くしながら戻ってきた



フラトレ「すいません、我慢できなく……じゃなくてはぐれてしまいました」



あまりにも下手な言い訳に思わずトレーナーは吹き出してしまいフラッシュは赤面してしまう。そんな2人を□□はジッと見つめていた

トイレでは不十分だったのか、それとも延長戦に入るためなのか。フラッシュ達は目的は達成できたからと足早に帰っていく




残された2人はやることは無いからとトレーナーは帰ろうとするが□□は反対する




「アンタとの関係をハッキリさせたいの」



ショッピングセンターを出てズルズルとトレーナーを引っ張っていきホテル街に近付いていく



それだけはとトレーナーは彼女を止めると□□は大人しくそこで止まり彼の方をじっと見つめる




「私のことが好きならやることは一つしかないでしょ」




まだ学生だからという言い訳はフラッシュの例があるので使えない。学園の外なのでルールも無視できる。だが、しかし……



トレーナーが何を考えているのかわかっているのか、□□は更に続ける




「引退してからだなんて思ってるんじゃないでしょうね?」



そこまで待つつもりは無いと□□は言い切る。G1で活躍するようになれば彼女のような性格でも男はいくらでも寄ってくる




「アンタに覚悟が無いならもう私は何も言わないわ」




□□は自分の意思ではここから先に進むことは無いと宣言する。このまま進むのか大人しく帰るのかをトレーナーに委ねた




下1~3
トレーナーとのイベント




寝る

うまぴょい後、「ばか、すけべ、変態…がっつき過ぎよ…」と罵られるトレーナー「申し訳ない□□が可愛過ぎて…」と言う「絶対責任取りなさいよ逃げたりしたら許さないから」と頬にキス

据え膳食わぬは男の恥……という事でトレーナーは覚悟を決めうまぴょいをする




「ばか、すけべ、変態……がっつき過ぎよ……」




うまぴょい後□□に罵られるトレーナー。申し訳なかったと頭を下げるが□□は彼が男であることを身体全体で感じた




食われるとはこういうことを言うのだと納得し赤面する。あんな所まで舐められるとは思わなかったし自分からあんな声が出るとは




「□□が可愛過ぎて加減できなくて」



そう言われて悪い気はしないがこんな一方的なのはもうゴメンだと再びトレーナーを責める




「絶対責任取りなさいよ!逃げたりしたら許さないから」



逃げない為にも君を抱いたのだとトレーナーは力強く言う。その言葉に安心した□□は裸のまま彼に抱き着きキスをする




「絶対幸せにしなさい」



幸せの中にはレースで勝つことも含まれている。その意味はトレーナーも理解しているので応えるよう□□にキスを返す

寮の門限まで時間はあるが余裕を持って帰ろうとホテルから帰る準備をし始める



着替えている最中に□□はどれくらいの頻度が適切なのかをトレーナーに尋ねてくる



トレーナー「どうだろう人によるんじゃないかな」



「アンタはどうなのよ」



トレーナー「えっと……」



「正直に答えなさい!」



毎日でもと言いたいがそれは現実的ではない。週一でもホテル代もバカにならないしそんな頻繁に寮を抜けることもできない



かといって期間が開き過ぎると□□は絶対に機嫌を損ねる。面倒な性格なのはトレーナーが一番知っている



「一回シたらもう終わりだっていうの……?」



答えに詰まっていると案の定□□は目に涙を浮かべる。下手に誤魔化すより本当のことを言おうとトレーナーは思っていたことを彼女に伝える




「ホテルじゃなくてもいい……アンタの家に連れて行きなさい……」



女性を呼べる部屋に住んでいないがここで即答しなければ更に面倒なことになる。トレーナーはうまぴょい時には家に□□を呼ぶと宣言しその場をなんとか治める



下1~3
この次か学園内でのイベント

寮に戻るとヒシアマゾンにばったり会う□□、ヒシアマゾン、□□の変化に気付くするとニヤニヤし始めて「アンタ、トレーナーとうまぴょいして来たね」と見透かされる、「馬鹿言ってんじゃないわよ!?」と誤魔化すが
アマゾンは「誤魔化さなくてもいいってアタシもトレ公とヤッてるしね、うまぴょいはストレス解消にもなるしいいよね」と話す

寮に戻るとヒシアマゾンにばったり会う□□。門限には間に合っているので特に言うことはないと素通りす?



しかしヒシアマゾンは彼女の呼び止める。声をかけられた理由がわからないでいたなアマゾンがニヤニヤしていることには気付く



ヒシアマゾン「アンタ、トレーナーとうまぴょいして来たね」



「馬鹿言ってんじゃないわよ!?」



まさか知られているはずがないと全力で否定するがアマゾンは□□を見ればわかると一蹴する



ヒシアマゾン「誤魔化さなくてもいいから、アタシもトレ公とヤッてるしね」



「はああぁっ!?」



うまぴょいはストレス解消にもなるから良いものだとアマゾンは肯定し始めるどころか自身のトレーナーとのプレイまで語り出した



普段ならふざけるなと顔を真っ赤にして逃げ出す所だが今日は事情が違う。何か役に立つことはないかと情報収集のため詳細を聞く

ヒシアマゾン「アンタも胸が大きいんだから絶対トレ公も喜ぶよ!」



「胸で挟む、そういうのもあるのね」



アマゾンはかなりの上級者らしくなんと尻で楽しむ方法があるとまで教わる。それ以外にもいくつか役立ちそうな知識を得ることができた




ナリタブライアン「お前らな……」



ただ人前で話すことではなかったようでブライアンがガッツリとアマゾンの話しを聞いてしまい顔を赤らめていた



ヒシアマゾン「これくらいで恥ずかしがってどうすんだい」



ナリタブライアン「うるさい」



「ブライアン……さんってひょっとして?」



ブライアンはまだ新品だからとアマゾンはからかうように言うとブライアンは更に顔を赤くする



その表情を見て□□は勝ったと直感で思った。女として勝つことはレースで勝つくらい気持ちいいのだと知る



□□は恋バナといったことに興味もなくしたことも無かった。しかし今ならその気持ちがよくわかる



トレーナーと結ばれたことやどんなことをしたのか言いふらしたくて仕方ない。大人数に知られるとマズいのは理解しているがそれでも言いたくなる



男のトレーナーがついているウマ娘にそれとなく話をしてみるのはどうだろうか。友人が居なかった□□だがこれをキッカケに少しずつ友人が増えていくようになる



下1~3
学園内外でのイベント

数日後、ネイチャ達はトレーナーの元を訪れていた。約束通りトレーナーは他のトレーナー達にネイチャ達の事を推薦したのを伝える




ツインターボ「ターボにもトレーナーがつくぞ!」




それを聞いたターボやタンホイザは自分達にもトレーナーが付くかもとはしゃいでいるネイチャだけはトレーナーの笑顔が頭から離れないでいた




マチカネタンホイザ「もしも~し?」



ナイスネイチャ「うん、ごめん大丈夫だから」



そう言うがネイチャはずっとトレーナーのことを目で追っておりどことなく顔も赤い気がする



マチカネタンホイザ「ほほぉ~ん?」



急に急用ができたとよくわからないことを言いながらターボを連れてタンホイザはその場から去っていく



マチカネタンホイザ(頑張って!)



その際ネイチャにはウインクで知らせタンホイザが彼と2人きりにしてくれたことに気付く



お膳立てをしてもらったんだし話だけでもしようとネイチャは開き直る。タンホイザはネイチャの性格がわかっているのでこの行動をとったのだ

ナイスネイチャ「やぁあの~その。トレーナーさん?」



トレーナー「どうしたのかな?」



ナイスネイチャ「え~っと、あの子の調子はどう?」



トレーナー「次のG2に勝てばG1だから凄く頑張ってるよ」




□□の次のレースの日程を聞くと自分も応援にいっていいかとトレーナーに伝える。彼は□□のレースを参考にしたいのだと思い承諾する




ナイスネイチャ「……っし」



ネイチャからすればデートの約束を取り付けたのと同じ。彼に対し好意があるかわからないがあの笑顔が見たいことは変わりない




□□が勝てばきっと彼は笑顔になる。その瞬間を逃すまいとネイチャはトレーニングそっちのけでデートの対策を始める




下1~3
学園内外やレースのイベント

マイルG2当日、控え室にはトレーナーとタキオンの他にナイスネイチャもいた



「なんでコイツがいるのよ」



トレーナー「彼女はキミのこと応援しに来てくれたんだよ」



笑顔を見せながら喋るトレーナーを見てネイチャは一瞬心を奪われるがすぐに戻る



ナイスネイチャ「……あ、うん。ネイチャさん□□の走りを直接見て参考にしようかな~って」



(チッ)



アグネスタキオン(ほぉ)



2人はほんの一瞬メスの顔をしたネイチャを見逃さなかった。タキオンは自分のモルモットを横取りかと警戒し□□はあからさまに不機嫌になる



トレーナー「どうしたんだい?」



今日のレースはG1がかかった大切なレースであることを思い出すがこのままでは集中できそうにない




ネイチャを怒鳴りつけても気が晴れないだろう。ならばどうするかと考えるより前に体は動き、トレーナーにキスしていた

ナイスネイチャ「へぇ!?」



突然の出来事にネイチャは動揺しタキオンは興味深そうに□□とトレーナーを凝視している



「コイツは私のだから」



ネイチャが何かを言う前に□□は控え室を出ていく。先程までの不機嫌は消え超がつくほど絶好調に



トレーナーは突然のキスに焦り赤面してしまいうまく喋ることができずタキオンはネイチャがどう怒るのかを期待する



ナイスネイチャ「恥ずかしそうにしてる顔も可愛い……」



アグネスタキオン「ふぅン?」



ネイチャはタキオンが想定した反応ではなかったが珍しいものが見れてよかったと前向きに捉える

レースは危なげなく□□が一着になりライブではセンターで踊っているのを見てトレーナーは最高の笑顔を浮かべていた



ナイスネイチャ(あ~やっぱりネイチャさんこの人のこと好きかも)



彼の見た目だけでなく自分が笑顔にさせてあげたいという気持ちが高まり、トレーナーに心を惹かれていることを自覚する



そんな彼女を横で見ていたタキオンはネイチャは素晴らしい実験材料になると笑みが溢れる



アグネスタキオン(嫉妬や独占といった感情はウマ娘を強くする)



ライブが終わるとタキオンはネイチャを連れ出しトレーナーと□□は既に男女の仲であることを伝える




ナイスネイチャ「あ~~うん、そうだよねネイチャさんごときが邪魔できないもんね」



ネイチャは潔く諦めると言うがタキオンがそれに待ったをかける



アグネスタキオン「協力してくれるなら彼が手に入るかもしれないよ」



あの笑顔をキミだけに向けて欲しいと思わないか。タキオンはネイチャを誘惑し道を外させようとする




アグネスタキオン「彼はキミが二番目でも同じように愛してくれるよ」



トドメだと言わんばかりに自分とトレーナーがキスをしている写真を見せる。タキオンが彼を襲ったときのものだが写真ではそれが判断できない



この写真が決めてとなってネイチャはタキオンのモルモットに成り下がってしまう



下1~3
学園内外のイベント

G2一着でお祝いとしてトレーナーの家に来た□□、初めて男の部屋に来たとドギマギする□□、部屋はきっちり片付けられております必要以上の物は置いてない部屋だった

>>261
□□、トレーナーのベッドの下から胸や尻が大きめな女性やウマ娘のいかがわしい本を見つけた。

一着のお祝いとしてトレーナーの家に来た□□。初めて男の部屋に来たということで緊張している




(ちゃんとしてるみたいね)



部屋はきっちり片付けられており必要以上の物は置いてない部屋だった。彼らしいと思いながらもつまらないとも思う



トレーナーがお茶を淹れている隙に何か無いかとゴソゴソと探し出すが面白いものは見つからない



男の部屋といってもこんなものかと緊張が解れフローリングに寝転がると彼女の目線はベッドの下に向く



「何かある?」




ベッドの下の奥の方に四角い塊のようなものがある。手を伸ばせば届きそうだと□□はベッドの下に腕を伸ばす




トレーナー「お待た……せ!?」



トレーナーがお茶を運んでくると□□は成年向けの本を持ったまま怒りで震えていた

「ばか!変態!私がいながら何でこんなの持ってるのよ!」



□□と結ばれる前に買ったものだと言っても彼女は納得しない。その理由が本の内容だった



胸や尻が大きめなウマ娘のヌードや成年誌で表紙のウマ娘がどことなく□□に似てしまっていた



トレーナーは偶然だと言い訳をするがあまりにも苦しい。怒った□□はこれからは一人でするのを禁止とまで言われてしまう



それは流石に勘弁して欲しいと抗議するが一人でしたくならないくらい絞り尽くしてやると押し倒される



トレーナー「お、お手柔らかに……」




「覚悟しなさい」



トレーナーが優位に立てたのは最初の一回だけで2回目以降は彼の情け無い声が響いてしまうことになった

トレーナーとの戦いが終わったあと彼は萎れてしまい動かなくなったので□□はこれからについて考えていた



(ネイチャは敵で間違いない。タキオンと組まれたら厄介)



タキオンとトレーナーがキスをしたことは知らないがナニかあったと女の直感で理解していた



既成事実を作ろうと動いてくることはあり得る。そうならない為にはどうすることが最善なのか



(アマゾンさんの作戦を使うのは有り)



ヒシアマゾンのトレーナーはイケメンで他のウマ娘からも人気が高い。少し目を離せば誰かに盗られる危険性がある



それを防ぐ為にアマゾンは毎日のように搾り取っているらしい。流石に行為を毎日できないので口や胸、体を使っていると聞いた



男に浮気をさせないなら溜めさせないことが大事。他のウマ娘に欲情しなければ間違いは起こらない



トレーナー「うーん……」



このように動けなくなるくらい全てを搾り取る必要は無く、余計なことを考えられなくすればいい



トレーナーには自分がいると細胞レベルにわからせれば良い。自分から捨てない限りトレーナーとは別れることは絶対にない



今回の一着でG1への出走権利を得た□□はレースと同じくらいトレーナーを自分のモノにする為に全力を尽くす




下1~3
学園内外やレースのイベント




寝る

次の日からネイチャが□□達とのトレーニングに参加することになった。トレーナーは何も聞いておらずどういう事かタキオンに聞く



アグネスタキオン「彼女に新しいトレーナーが出来るまででいいんだ」



困った事があれば助けたいと言ったのはキミだろうと言われトレーナーは渋々了承する



3人となると余裕は無いが新しいトレーナーが出来るまでならなんとかなる。□□のG1に向けてこれまで以上の情報が必要になるのでネイチャをうまく使おうともトレーナーは考える



ナイスネイチャ「よろしくね~」



「邪魔だけはするんじゃないわよ」



□□に睨まれるも軽く流すが内心ではガッツポーズをしている。第一段階はクリアで後は短期間でどう、本契約まで持っていくか



大事なのは強かさで欲張ってはいけない。トレーナーを独占しようなどと思ってしまえば必ず□□と衝突する

一番は□□で二番はタキオン、三番目は自分でも構わない



トレーナーの側で彼の笑顔見れるならそれでいい、寧ろ三番なんて自分らしいとさえ思っている



タキオンとトレーナーの関係は浮気にあたるのか身体だけの関係なのかはまだ分からない



わからなくてもネイチャには関係ない。一番と二番に飽きたときに自分が使われる三番目で文句は無いのだ



タキオンが言うにはトレーナーには精力剤を飲ませているので絶対に□□だけでは足りない時がくる、その時が狙い目だとアドバイスを受けている



ネイチャはトレーナーを誘惑しやすくなるような効果があると言われ薬を飲んでいる



トレーナーと結ばれる云々の前にまずは契約を勝ち取ってから。いきなりゴールは目指さず一歩一歩近付いていく




下1~3
トレーナーとのイベント

そのままミーティングが始まり□□にG1のNHKマイルに出場してみないかと提案する



そのレースにはオグリキャップ、タイキシャトル、エルコンドルパサーといった強豪達が走るが彼女達に勝たなくては意味がない



挑戦の意味でもハードルは高い方がいいというトレーナーの意見に□□も同意する



「いつか倒すじゃなくて今倒す!」



自分をライバル視したオグリと早く対戦したかったというのもあり次の目標はNHKマイルに決まるが



アグネスタキオン「G1に出るのはいいが□□君の勝負服はどうするんだい?」



タキオンに勝負服について突っ込まれると2人とも固まってしまう



ナイスネイチャ「勝負服忘れるってそんなことある?」



トレーナー「あるみたい……」



ウマ娘にとって勝負服は大切なもので□□もただ忘れただけではない。G1に出れるとなった前後でトレーナーとのうまぴょいがあり勝負服のことがすっかり抜けてしまっていたのだ

勝負服はどうするか、□□はデザインも決まってないと焦り出す。そうだと何か思い付いたようでネイチャ達の方を向く



「アンタ達の勝負服見せなさいよ参考なるかも知れないから」



タキオンとネイチャに勝負服を見せろと要求する。ネイチャは乗り気でなかったがタキオンが目配せをしその意図に気付く



アグネスタキオン「特別に見せてあげようじゃないか」



ナイスネイチャ「参考になるなら仕方ないし~」



2人はトレーナーがいる目の前で服を脱ぎ着替え始める。タキオンの下着はありふれたものだったがネイチャは気合いの入ったものを着ていた



こんなに早く見せる日が来るとは思わなかったとワクワクしながら服を脱ぐが肝心のトレーナーは動揺するそぶりを見せない



トレーナー「着替え終わったら呼んでね」



何事もなかったようにトレーナーは部屋から出ていく。部屋に残った□□は勝ち誇った顔で2人を見下していた



(アンタらの魂胆なんかわかってんのよバーーカ)




□□の豊満な身体を知ってしまったトレーナーはタキオンとネイチャの下着くらいで動揺することはない



彼とうまぴょい関係を築いたのでタキオンやネイチャが何を企もうが自分とトレーナーの関係は揺るがないと確信している□□



アグネスタキオン(これはプランの修正が必要だねぇ)



□□と2人は激しく火花を散らす。トレーナーを巡る戦いに手加減は存在しない



下1~3
学園内外か勝負服イベント

タキオン、ネイチャの勝負服を見てネイチャのはお洒落で可愛いと言う□□とトレーナー、トレーナーに誉められて照れるネイチャ。
タキオンが「自分のはどうだ?」と聞くが□□は「ただ白衣着てるだけじゃない」と一蹴トレーナーは「タキオンらしくて似合ってるよ」と褒める

タキオンとネイチャの勝負服を見た結果、ネイチャのはお洒落で可愛いくタキオンはただの白衣という感想に



トレーナーに誉められて照れるネイチャとただの白衣と言われムッとするタキオン。素晴らしい衣装だとタキオンは反論するが□□は相手にしない



彼女へのフォローとしてトレーナーはタキオンによく似合った衣装だと言うと彼女の機嫌はすぐに直る



実際に見てわかったが勝負服は個人の想いが強く出たものであり衣装の参考にできる部分は少ない



どういう衣装が着たいのか、どんな衣装で走りたいのか□□の気持ちが大事になってくる



意見は多い方が良いということでトレーナーの知り合いの安心沢と服に詳しそうなイベントプロデューサーのライトハローにも意見を聞いて見る事に



安心沢とはその場で連絡はつかずメールを送っておく。ライトハローの方は連絡がつきトレーナーの電話にすぐに出た

ライトハロー「トレーナーさぁん」



語尾にハートでもついているかのような甘えた声。□□ら3人はコイツも敵だとライトハローを警戒する



トレーナーとの会話でこの電話はスピーカーで話していること、勝負服について聞きたいことがあると知ったライトハローは声の調子を戻す



その上でライトハローは安心沢の他に勝負服を作ってくれる所を紹介できるとトレーナーに伝える



□□の希望を伝えればある程度は形にしてくれると彼女は言う。簡単なデザインや文字でもいいので情報が必要になる



結局は□□が動かないことにはどうにもできないとわかり彼女は頭を抱えてしまう



アグネスタキオン(チャンスだよ)



ナイスネイチャ(トレーナーへの警戒心が勝負服の件で薄れる!)



この機を逃すまいとネイチャは目を光らせる。トレーナーに気に入られる為にトレーニングをいつもの倍頑張ると勢いよく部屋から飛び出す



プランの修正と対応をネイチャと話し合うためにタキオンもそれに続く。部屋には□□とトレーナーが残された

勝負服のことをゆっくり考えている暇は無い。NHKマイルを諦めるのなら急ぐ必要はなくなるがオグリとの対決も無くなる



トレーナーは彼女の勢いを止めたくなかった。連勝が続いていたウマ娘が一つの敗戦で調子を崩す例をいくつも知っている



勝負服無しでG1に出ることを視野に入れるべきか迷っていると□□のスマホに着信があった



□□は出るつもりは無かったが相手を見て驚く。彼女に電話をかけてきたのは両親だったのだ




「もうG1に出れるよ」



電話の内容はG1への出走権利があるかどうかの確認だった。トレーナーは両親は喜んでいると思っていたが声のトーンがおかしい



この会話をトレーナーも聞いていると知ると両親は2人に家まで来て欲しいと言い出した



2回目の実家訪問というわけでなく勝負服に関してのことだという。ちょうどそのことで悩んでいた2人は明日に向かうと返事をする



下1~3
学園内外か勝負服イベント

トレーナーと□□、□□の実家に□□の両親はゴスロリ風の勝負服を取り出した両親は「自分達のエゴなのは承知している…これを着てG1に出て欲しい」と両親はトレーナーと娘である□□に頭を下げる。
どういう事なのか聞くとこれは□□家に伝わる勝負服で□□以前のウマ娘達も着ていたとの事、これを着て走り栄光を掴んで前のウマ娘達の無念を晴らして欲しいと語る

>>283
勝負服は□□自身が決めることであってご両親が決めることでは…と反発するトレーナー、□□は両親が出した勝負服に触れると不思議なことに脳内にこれを着たウマ娘達の記憶が入ってきたどのウマ娘も栄光を掴めず終わっていて、呪われた家だと言われている。
□□は「これ着て走るわ、これじゃないとイヤ無念は私が晴らす。もう呪われてるなんて言わせない」と話す

次の日、2人が□□の実家に着くなり両親はゴスロリ風の勝負服を取り出してくる



「自分達のエゴなのは承知しているがこれを着てG1に出て欲しい」



両親はトレーナーと娘である□□に頭を下げる。彼女は親に頭を下げられるといった経験がなくオロオロとトレーナーを頼るしかない



彼がどういう事なのか聞くとこれは□□家に伝わる勝負服で□□以前のウマ娘達も着ていたらしい



これを着て走り栄光を掴んで前のウマ娘達の無念を晴らして欲しいと両親は語るがその表情は暗い




栄光を掴みかけた□□家のウマ娘はこの勝負服のせいで怪我をしたとまで言われている曰く付きのものでもあるのだ




勝負服は□□自身が決めることで親が決めることではないと反論するが彼女は躊躇わず勝負服を手にする



□□が触れると不思議なことにこれを着たウマ娘達の記憶を感じる。どのウマ娘も栄光を掴めず挫折と怨嗟がこの服には込められていた




「これ着て走るわ」



その言葉に両親は喜びトレーナーは困惑する。縁起でもない勝負服を□□が着るとは思わなかったからだ

□□はこの服に呪いがあっても自分はそれを受けないという確信があった。過去のウマ娘にはトレーナーが付いていなかったのだ



流れ込んできたイメージはどれも孤独にレースに向かい挫折という結末を迎えていた



自分にはトレーナーがいるからそんな心配はないと胸を張ってこの服を着れると□□は判断した




トレーナーは□□がいいと言うならこれ以上は言わないと承諾し彼女の勝負服は決まった



古いものなので多少の手直しは必要になるがイチから作るよりずっと早く仕上がりNHKマイルにも十分に間に合う




よかったよかったと両親は喜んで今日は泊まって行きなさいと上機嫌だ。断る理由もないので二人はその言葉に甘えることにした

「起きてるわよね……」



夜、来客用の部屋を□□が訪ねてくる。この部屋にトレーナーは泊まるよう案内してくれた



□□は寝れないからとトレーナーの部屋を訪ねたのだがそれは彼も同じ。二人ともその原因に覚えがある



「信じられないって……もう」




用意された夕飯は鰻やオクラ、挙句にはスッポンという精力が付きそうな物ばかり出てきたのだ



両親はトレーナーと□□の関係を見透かしていたようでそんな料理を出してきたらしい



トレーナー「拒絶されるよりこっちの方がいいよ」



よくも娘に手を出したなと怒られても仕方ない状況で二人の関係を認めてくれたことは嬉しい



「私にまで食べさせるってどいうことよ……」



二人とも漲ってきてしまい簡単には眠れなくなっている。軽く運動でもして寝ようかというトレーナーに□□はキスで答える




下1~3
学園内外やレースのイベント

ピロートークにて
もし本当に呪いだとしたらきっとこの先もろくでもない事が起きると思う
どんな事になってもそばにいてくれる?と□□

>>289
静かに口付けするトレーナー、「これが答えだよ」と言い安心し眠りに落ちる□□

二人での運動を終えたあとのピロートークにて。□□は勝負服に纏わる事象が本当に呪いだとしたらきっとこの先もろくでもない事が起きる




この先どんな結果になってもそばにいてくれるのかトレーナーに尋ねる。彼は答える代わりに静かにキスをする



トレーナー「これが答えだよ」



どんな言葉よりも安心できる答えだった□□は眠りに落ちる。それを見たトレーナーは彼女を幸せにするのが自分の義務だと強い想いを持つ



勝負服に呪いがあっても関係ない、被害が出るとしても自分が全てを被ればいい



「ん……」



隣で眠る□□の顔を見ているだけで幸せになれる。この時間は誰にも渡すことはできない



トレーナーとしてだけではなく男として彼女を守る決心をする。今日は彼にとっても重要な日となった

翌日、学園に戻った□□とトレーナーは□□はマイルでタキオンとネイチャは中距離のトレーニングを行う



三人は余裕がないとは言いつつもきっちり三人を指導し□□とタキオンも不満は無さそうだ




ナイスネイチャ「綺麗……」



指導しているトレーナーは男前というより綺麗という言葉が似合う。男に使う言葉ではないが美人と言えるだろう




そんなトレーナーの姿にすっかり心が奪われているネイチャはトレーニングに身が入らなかった




そんなネイチャの近くでトレーニングしてたトウカイテイオーがどうしたのか声をかけてくる



トウカイテイオー「最近ボーッとしてるけどどしたの?」



ナイスネイチャ「うん……うん……」



話しかけてられていることも認識できずネイチャはじっとトレーナーを見続けている



テイオーはネイチャがメスの顔をしているのを見るとやれやれとため息をつく



下1~3
学園内外やレースのイベント

トウカイテイオー「ふーん」



ネイチャが夢中になっているトレーナーはどんな人物なのかと近くで見るテイオー




見た目が中性的なのも原因だが身長が160ちょっとくらいしかなきせいか女性に見えも見えたが間違いなく男性だった




トレーナー「何か……?」



ジロジロ見られるトレーナーはどうしたのか聞くがその声も中性的でテイオー思わず性別を間違えてないかと口にする




僕は間違いなく男だよと念押ししてもテイオーは納得いかない様子。そのやり取りを見ていた□□はトレーナーの邪魔をするなと間に入ってくる




「誰だか知らないけど邪魔しないで」



トウカイテイオー「ボクの事知らないの?遅れてるな~」



勿論知っていたがテイオーは中、長距離を走るので自分と戦う事はないから興味が無いと言い切る□□



テイオーは適正が違うなら無理もないが嫌でも自分の名前を覚えることになると三本の指を立てる

トウカイテイオー「ボクはこれから無敗の三冠ウマ娘になる!」



ただの三冠ではなく無敗のとなれば誰もが知るウマ娘になるだろう。口にするのも躊躇うほど途方もない夢だがテイオーは本気だ



言いたいことは言い切ったので彼女は立ち去ろうとするがトレーナーがトレーナーはどうしたのかと質問する



トウカイテイオー「ボクのレベルになればトレーナーなんて必要ないね」



トレーナーはいないという答えに対し彼は脚に気を付けた方がいいと忠告する



トレーナー「もう少し脚に気を使わないともっと痛めたり最悪は折れちゃうよ」



その言葉にテイオーは立ち止まりトレーナーの元に駆け寄ってくる



トウカイテイオー「ボクが脚痛めてるの知ってるの?」



テイオーは先日のレースで脚を痛めていた。誰にも見つからないよう隠れて病院に行き治療も受けていた



怪我は大したことはなく数週間で治るものだった。日常生活に支障もなく友人の誰も怪我に気付かなかったのにトレーナーは気付いた



テイオーはトレーナーが病院の関係者なのかもと思ったがどうやらそうでは無いらしい

無意識に脚を庇っているのでバランスを崩しかけていて余計に悪化する可能性がある



念の為にテーピングをした方がいいとテイオーの脚の状態を見抜きその処置まで完璧に対応する



トウカイテイオー「ふーん」



テイオーにとってトレーナーは居ても居なくても同じ存在だった。トレーニングは自分でできるしレース展開も自分で考える



これまでそれで勝ててきたし不満もない。トレーナーが居なくともG1で勝ち星を重ねているウマ娘は何人もいる



自分もその中の一人だと思っていたが彼を見てトレーナーという存在の大きさを知ることになる



トウカイテイオー「キミとなら……」




「もういいでしょ!」



テイオーが何かを言いかけるが□□がそれを阻止する。トレーナーはせめてテーピングはしてあげたいと言い□□は露骨に嫌な顔をするが渋々頷く



トレーナー「これで大丈夫だと思うよ」



適切な処置によりテイオーの脚は悪化することはなくなった。処置が終わったのなら立ち去れと□□にテイオーは追い払われる



トウカイテイオー「トレーナー……か。ふふん、案外いいかもね」



トレーナーにテーピングされた部分を軽く撫でるとテイオーは寮に帰っていった



下1~3
学園内外やレースのイベント




寝る

去っていくテイオーを見ながらタキオンがよく彼女が脚を痛めているのに気付いたねと言う



トレーナーは彼女の歩き方を見たらすぐ気付くよと答えるが、あれは一瞬見ただけじゃ気付くものではない



現に自分達や彼女の友人、他のトレーナーの誰も気付かなかったのに彼は一瞬にして彼女の異変に気付いていた



アグネスタキオン「やはり、君は面白いねぇ」



いつものように抱き付き頬をすり付けてくるタキオン。それはもう禁止にしたとトレーナーは呆れたように言う



減るもんじゃないからいいはずだと駄々を捏ねるタキオン。その様子を見ていたネイチャは羨ましそうにしている



「わざわざテーピングまでしてお人好し過ぎよ」



□□にそう言われるとトレーナーとして無視はできなかったからと明るく答える。そんな彼に仕方ないわねと□□はため息をつく

トレーナー「それにネイチャは彼女と走りたいんでしょ?」



突然自分の名前を呼ばれネイチャはひっくり返るくらいに驚く。確かに自分はライバルのテイオーとレースしたいとは思っていた



ナイスネイチャ「まさかネイチャさんの事も考えてくれてたの……?」



一緒に走る機会が怪我で潰れてしまってはネイチャが可哀想だからとトレーナーはテイオーの治療を行なった



自分のためにそこまでしてくれたのにトレーナーは当然のことをしたとしか思っていない



ナイスネイチャ「これはダメなやつかも」



トレーナーの見た目だけでなく性格にも惹かれてしまい心が射抜かれるのを実感した



ナイスネイチャ「先に謝っとくね本当にごめん」



□□に向けて謝罪したかと思うとタキオンに抱きつかれたままのトレーナーにネイチャは近寄る



「なっ!!」



□□はこれから何が起こるのか察しネイチャの腕を掴み止めようとするがあと一歩届かない




下1~3
トレーナーとのイベント

ナイスネイチャ「トレーナーさん」



ネイチャに名前を呼ばれたので振り返ると突然彼女にキスをされる



トレーナー「なに、を?」



何が起きたのか分からず動揺しネイチャを見る。彼女は赤面しながら照れている



ナイスネイチャ「ネイチャさん完全にトレーナーさんに心奪われちゃいました~」



いや~はははと頭をかいていると□□が叫ぶ。自分の目の前でなんてことをしてくれたのかと怒りで肩が震えている




ナイスネイチャ「最初に謝ったけどもう一回謝っとくねごめん」




謝って許されるものじゃないと□□は更に怒る。ここでタキオンが一つ提案があると間に入る




アグネスタキオン「モルモット君は我々で共同のモノにしないかい?」



わかりやすく言えばハーレムというのはどうかと提案するタキオン。ネイチャはかなり乗り気で自分は三番目でいいと宣言する



トレーナー「……」



トレーナーはタキオンの言っていることが理解できず思考が停止しているのを見て□□は号泣する

「あの約束は嘘だったんだ!!女なら誰でも良かったんでしょ!!」



トレーナー「違う!待って!」



走り去る□□を追い掛ける為に走り出すのをタキオンとネイチャが止める




アグネスタキオン「どこに行こうというんだい?」

 


ナイスネイチャ「ネイチャさんちょっと止まられないかな~」




ウマ娘2人に囲まれてしまえば人間はなすすべは無い。すぐにでも□□を追い掛けたかったがそれは難しい



アグネスタキオン「モルモットが飼い主に逆らうんじゃない」



2人に囲まれながらも抵抗するトレーナーを力づくで押し倒しタキオンは馬乗りになる



トレーナー「やめてくれ!」



アグネスタキオン「うるさいモルモットだねぇ」



トレーナーが襲われている最中も□□は走り続け距離は開いていく。彼女を守ると誓ったが自分の身を守ることはトレーナーの頭になかった




下1~3
トレーナーとのイベント

タキオン達に逆うまぴょいされかけた瞬間トレーナーの手の平には『目覚まし時計』があった



アグネスタキオン「なんだいそれは?」



武器にしては粗末なものだが念の為に警戒しタキオンは彼の手から目覚まし時計を奪おうとする



トレーナーもなぜ目覚まし時計を手にしているのかわかっていない。分からないがこれには馴染みがある気がする



その瞬間目覚し時計のベルが鳴り響く




ジリリリリリリリリリ




ナイスネイチャ「え、嘘!?」



アグネスタキオン「これは……」



空間が時間が世界が歪む

気付くとトレーナーの目の前にネイチャの顔が。なんとか顔を動かしキスがズレて口ではなく頬に



「なにやってんのよ!」



口じゃなかっただけ□□の怒りは先程よりは軽減していた。先程……?さっきって何のことだとトレーナーは混乱する



ネイチャはキスを避けられたと思い落ち込み□□はネイチャに対し怒っている



「アンタもキスなんかされるんじゃないわよ!」



□□に怒鳴られたことで意識がハッキリとし、自分に何が起こっているのかを把握する



2人に強姦される寸前だったのに時間が戻っているし自分の知っている結末になっていない。キスを避けたことで世界が変わったのだろうか



とにかく□□を落ち着かせネイチャにもフォローを入れなければと今この瞬間にやらなければいけないことを頭をフル回転させて考える



アグネスタキオン「君が悪いんじゃないかい?」



そんなトレーナーにタキオンはこの結果は必然だと言い放つ

トレーナーは誰にでもいい顔をする、先程のテイオーがいい例だとタキオンは続ける




アグネスタキオン「今まで散々好意を振りまいた挙句に彼女達を拒絶したらどうなるか分からないねぇ」



バカにしたような見下したような黒い顔でタキオンはトレーナーを責める



トレーナーは考え抜いた結果一つの答えを出す




トレーナー「ネイチャのトレーナーになるよ」



その言葉にネイチャは小躍りして喜び□□はふざけるなと叫ぶ。するとトレーナーは□□に耳打ちして何かを言う



「し、仕方ないわねぇ」



これで最悪の事態は乗り切れたとトレーナーは安堵しそれをタキオンはつまらなそうな顔で見ている



トレーナー「君の思う通りにはならない」



人を小馬鹿にしたようないつもの態度とは違い無表情のままタキオンは実験室に帰っていった



下1~3
学園内外やトレーナーのイベント

これ以上タキオンといるのは危険だと判断したトレーナーは彼女とのトレーナー契約を破棄しようと決断する




タキオンの実験室を訪れその旨を伝えるが彼女はニヤニヤと笑みを浮かべある画像を見せる




アグネスタキオン「この写真がばら撒かれたらキミは終わりだ」



タキオンが見せたのはネイチャに見せたものと同じ画像で彼女とトレーナーがキスしている瞬間のもの



これが出回れば自分はトレーナーがクビになるどころかタキオンも退学になるが彼女にとって退学は痛くも痒くもない




アグネスタキオン「ペットが飼い主に逆らえるわけないだろう」



キミは一生私の所有物だと頬にキスされるトレーナー。拒むこともできずトレーナーの契約も解除できない




タキオンのスマホの画像を削除してもバックアップがあるのはずなのでそれごと削除しなくてはいけない



□□が栄光を掴むにはタキオンをどうにかする必要がある。トレーナーは大きな壁にぶつかってしまった

トレーナー室に戻ってくるとすぐにタキオンをどうするかと悩み出す。頭の回転速度も知識も向こうが上回っている



知恵比べで勝てないのなら別の方法しかない。力づくは選択肢に入らないのが痛い



散々悩んだ結果一つの答えを導く。それは□□を傷付けることになるが一番穏便に済む方法でもある



どうしたものかと思っているとちょうど□□が部屋に入ってくる



「真剣な顔してどうしたのよ」



いつにも増して厳しい顔をしていたトレーナーを見て□□は心配半分といった感じで話しかける




近くにネイチャもタキオンも居ない今がチャンスだと先程考えた方法を彼女に伝える



トレーナー「タキオンが関係を望むならそれに乗ろうと思う」



「はああ!?」



トレーナーは全て□□に伝える。タキオンに襲われた時の写真を彼女が持っている限り逆らうことができない



それなら従ってしまえば□□に影響は出ない。そうやって信頼を重ねていき隙をみせた時に……



トレーナー「実験室を燃やそうと思う」



「燃やすってアンタ正気なの!?」



トレーナー「ボヤで済むように対策はするから」



トレーナーに犯罪は犯して欲しくないと□□は全力で止める。燃やすのはやり過ぎかもしれないが実験室を破壊する必要は絶対にあると言い切る



実験のデータが無くなれば彼女はそれを復元する作業を優先する。その隙にトレーナーの契約破棄をするしかない



モルモットになると言ってしまった自分にも責任はある。多少のリスクは承知でなければタキオンから逃げることはできない



下1~3
学園内外やトレーナーのイベント

NHKマイルに向けて準備を整えつつタキオンの信頼を得るためこれまで通りトレーナーは過ごす



進んで薬の実験台になったりお弁当を作ったり。モルモットとして逆らうつもりはないという意志を見せる



アグネスタキオン(なにを企んでるんだろうねぇ)



トレーナーがやけに素直なのは何かを企んでるというとこはわかるがそんなのは関係ない



自分が隙を見せる前にモルモットを完全に躾けてしまえばいい。彼以上のモルモットは存在しないとタキオンは研究ノートに書き記す



アグネスタキオン「タキオン(仮装粒子)は必ず存在する」



不気味な装置が彼女に応えるように怪しく光る



アグネスタキオン「ふははははは!逃しはしないよモルモット君!」



彼女はトレーナーが『何か』を持っていて常識を覆すことを知っている

その頃トレーナーは書類の纏めやトレーニング作成といった室内でやる仕事を片付けていた



「……」



ナイスネイチャ「元気出ろ~出せ!」



2人はチアガールのコスプレでトレーナーの仕事を応援していた。言い出したのはネイチャで若い子に応援されればトレーナーも喜ぶはず



□□はやりたくなかったがネイチャがやる以上やらないわけにはいかなかった



「……頑張って」



ポンポンを持って軽く上下するだけでメロンが大きく揺れトレーナーも凝視する



ネイチャは負けていられないとパンツと桃尻を見せ付ける。トレーナーは耐え切れず席を外し前屈みになる




ナイスネイチャ「よっし!」



「私はいいけどコイツで興奮するな!」



わかったからと□□を宥めるが前屈みのまま体勢を戻すことができない。それを見たネイチャは追い討ちだとパンツを脱ぐ



しかし着信がありトレーナーは一気に真面目な雰囲気になる。□□にも関係する話のようで2人でうんうん頷く



トレーナー「ごめんネイチャあとは自主練でお願い」



急ぎの用事なのか□□はチアガールの衣装のままトレーナーとどこかに行ってしまった



下1~3
トレーナーイベントか勝負服イベント

「どうよ似合ってる?」



手直しして貰っていた勝負服が遂に出来上がったので試しに着てみる□□。ゴスロリが似合うかどうかは未知なので自信が無さげだ




トレーナー「すごく似合ってるよ」



□□の実家で見た時は暗く陰湿な雰囲気だった。それが今ではまるで別物かのように光って見える



出来上がったばかりというのもあるが憑き物が取れたかのように雰囲気が違って見えている




トレーナー「似合ってるし……うん」




ゴスロリ勝負服は胸や尻が強調されていた。純粋な青少年がこの□□を見ると爆発してしまいそうなほど戦闘力が高い



□□とネイチャのダブルチアガールでパンチをくらっていたトレーナーは思わず彼女にキスをする。□□はそれを受け入れトレーナーを抱きしめる



「私のことしか見えなくしてあげるから」



勝負服を汚さないよう気を付けながら2人は深いキスで気持ちを一つにしていく

□□が勝負服を手に入れてからネイチャとタキオンの調子が悪い。2人とも体が重いと感じているようだ



トレーナー「ひょっとして」



あの服にかかっていた呪いが消えたとしたら□□の味方をしてくれているのではないか



もしくは自分と彼女の邪魔をしようとしている2人に呪いがかかっているのかもしれない



どちらにせよ彼女には呪いを跳ね除ける力と素質がある。自分がそれを活かしきれば□□は栄光を手にする



「なによ」



ジロジロ見てどうしたのか□□がいつも通りに話しかけてくる。トレーナーは彼女を抱き寄せ激励する



トレーナー「次のNHKマイル絶対に勝とう」



「当たり前でしょ!」



相手が誰であろうと勝つと□□は宣言する。勝負服を手にした彼女に負けるという未来は見えていない



下1~3
トレーナーかレースイベント



寝る

NHKマイルカップ当日、レースにはオグリキャップ、エルコンドルパサー、タイキシャトルなどの強者が出ることになっていた



そんな中□□は二番人気で一番人気のオグリとの競り合いになると予想される



□□は多少緊張はしていたがむしろ武者震いするくらい気持ち昂っていて調整も完璧だ





ナイスネイチャ「頑張ってねぇ~はぁ……」



控え室ではタキオンとネイチャが具合悪そうにしていた。声に覇気もなくやる気も無さそうに見える



トレーナーは自分を利用しようとしてるタキオンはともかく純粋に好意を向けてくれているネイチャにも影響が出てるのは気の毒だと感じていた




パドックに向かうまでの間レースに向けて集中する□□。そこにタイキシャトルとオグリキャップが突然やってくる




タイキシャトルハウディ!今日はお互いいいレースにしまショウ!」



いきなり□□にハグをする彼女にトレーナーは今はやめて欲しいと注意するも次はトレーナーにハグをし出す

タイキシャトル「フラワーみたいに小さくて可愛いトレーナーさんもヨロシクデスっ!」



トレーナー「いだだだだだだ!!」



自分より身長の高いタイキに抱き締められた結果、顔が丁度胸に埋まり窒息しかけた上に強く抱きしめられトレーナーは声をあげる



オグリキャップ「待っていたぞ」



オグリは□□と戦える日を待っていたと嬉しそうな顔で語りかけてくる




「勝つのは私よ」



オグリキャップ「ああ私も負けない」



やっとのことで解放されたトレーナーを他所にオグリと□□はそれ以上言葉を交わすことは無かったがお互いを見続ける



絶対に負けないという気持ちは両者とも溢れレースに向けて高まっていく



下1~3
レースのイベント

大逃げとは違う彼女だけの逃げで先頭を快調に飛ばして行く。このまま独走かと思われたが第四コーナーに入ったその時にレースが動く




(なによこの重圧は)



後方からの凄まじいプレッシャーと芝を踏んでるとは思えないほどの足音が近づいてきてそれが恐怖となって彼女を襲う




(う……!!)




恐怖に呑まれ弱気になってしまい力が緩んでしまう。それをオグリキャップが見逃さないわけがない





オグリキャップ「ここだ!」



  
オグリに差され二番手になり更に後ろからはタイキシャトルとエルコンドルパサーも迫ってくる



(もう駄目ぇ……)



後続にも抜かれるかと思った瞬間、トレーナーの声が彼女の元に届いた

トレーナー「□□、頑張れ!!」



幻聴かと間違えるくらいにハッキリとトレーナーの声が聞こえる。その声に我に返ると力強く脚を踏み込む



「負けるかぁ!」




ここから更にスピードを上げるのかと驚くタイキシャトルとエルコンドルパサー。オグリキャップは既にトップスピードに達している



怪物のラストスパートに彼女は並ぶ。『スキル』でスピードを上げられない□□ではあり得ないことだった



「届け!!」



オグリキャップ「勝つのは私だ!」



2人はもつれるようにしてゴールラインを割る。掲示板には彼女の番号がオグリキャップの上に表示されていた

「やった……やったの?私が勝ったの?」



オグリキャップ「素晴らしいレースだった」



オグリは手を出し負けを認めつついいレースだったと握手を求める。勝ったのは彼女だったがどちらが勝ってもおかしくないレースだった



それに応えるよう□□は力強く彼女の手を握る。お互いに健闘を讃え合える最高の内容だった




タイキシャトル「ライブの準備デスヨ!」



センターは□□でウイニングライブが始まる。G1初挑戦で見事勝利を飾った彼女に相応しいライブとなるだろう




□□は応援してくれたファンよりトレーナーにライブを捧げようと気合いを入れる



(アンタのお陰で勝てたのよ!)



トレーナーへの気持ちを込めた彼女にとっても特別なライブとなる




下1~3
トレーナーとのイベント

ここから下1~3ね

オグリ、タイキ、エルがイチャイチャしている□□とトレーナーの元に改めていい走りだった、次は自分達が勝つと伝えに来る。この三人はダート適正もあるので□□とはぶつかる機会も多いだろう

>>345
トレーナーが「君達も凄くいい走りだったよ、頑張ったね」とオグリ達に称賛の言葉を送る。
その言葉に思わず唖然とする、まさか敵である自分達にそんな言葉を送るなんて…タイキは嬉しくなりトレーナーに「アリガトゴザイマースッ!」と強くハグをして頬擦り付けてくるあまりに強いので死にかけるトレーナー。
オグリも「いいトレーナーだな羨ましいよ」エルは「エルも早くいいトレーナーさんに出逢いたいデース!」と言っているネイチャは「なんか、改めてトレーナーいないウマ娘多いよね…?」と思う

ライブを終えトレーナーの元に戻って来た□□は気持ちを抑えられず飛び付きトレーナーにキスの雨を降らす



トレーナー「んぐぅ」



彼女の勢いと感情を爆発させる姿にネイチャは圧巻されタキオンは具合が悪そうにしている



レースが始まる前と違いネイチャは元気そうにしていてタキオンは悪化したように見える




呪いの影響なのだろうか、これ以上ここに居れないとタキオンはトレーナー(モルモット)を置いて先に帰っていく




「アンタが私を勝たせたのよ」



幾度のキスの後にそう呟きトレーナーは頷く。最後にオグリキャップを抜き返したのは自分の力ではないと□□は確信していた



トレーナーを想う気持ちがあの走りとスピードを生み出した。彼への感謝はまだ足りないと舌を絡めるキスをやろうとした時に控え室の旅が開いた

部屋を訪れたのはオグリキャップ、タイキシャトル、エルコンドルパサーの3人だった



いい走りだった次は自分達が勝つと伝えに来る。この三人はダート適正もあるので□□とはぶつかる機会も多くなる



トレーナー「君達も凄くいい走りだったよ」



よく頑張ったとオグリ達にも称賛の言葉を送るトレーナー。まさか敵である自分達まで褒めるとはと唖然とする



タイキは嬉しくなりトレーナーに感謝の気持ちを込めて強くハグをして頬を擦り付けてくる




トレーナー「いだーーーー!」




また叫ぶトレーナーを横に置きオグリとエルも彼はいいトレーナーだと褒める



オグリキャップ「いいトレーナーだな羨ましいよ」



エルコンドルパサー「エルも早くいいトレーナーさんに出逢いたいデース!」



怪物と呼ばれる彼女にすらトレーナーが居ないのは何故だろうとネイチャは不思議に思う



トレーナーのレベルが低いとしかいえない状況なのでレベルの高いトレーナーの取り合いになっている



こうなってくると良いトレーナーがいなければ勝てないということになるのではないかとネイチャはそう思う



下1~3
学園内外かトレーナーのイベント

レース翌日でのミーティングでト□□の次のレースは安田記念にしようと提案する



初挑戦で初勝利を飾ったにも関わず翌日にはもう次のレースのことを考えるとは中々やるなとネイチャは感心する



そんな時トレーナーはネイチャは菊花賞を目指そうかと突然名前を呼ばれたことに驚く



ナイスネイチャ「ネイチャさんの目標もちゃんと考えてくれて、感激ですなぁ~」



ちゃんと自分のことも考えてくれていたと嬉しくなりトレーナーに抱き着いてしまう



「私のトレーナーに抱き着くな!」



反対側からは□□が抱き着きトレーナーはサンドイッチ状態になる。□□はそのままネイチャを睨み付けるがネイチャは怯まない



ナイスネイチャ「この人はネイチャさんのトレーナーさんでもありますから~」



喧嘩はしないようにと2人を宥めグラウンドに向かう

ナイスネイチャ「キッツイなこれ……」



夏合宿に向けて組んだトレーニングメニューは容赦ないものでネイチャは根を上げかける



「まだいける!」



しかし□□が根性を見せているのを横目で見てしまい自分も頑張なければと限界を超えていく



トレーナー「やっぱり多人数でのトレーナーはいいね)



ネイチャに少し問題はあっても1人でトレーニングをしているより効率が良い。2人より3人の方が効果はあるがタキオンはこの場に居ない



学校生活では問題ないがトレーニングになると体調が崩れてしまう毎日が続いているようだった



トレーナーは自業自得だと思いつつもやはり心配が勝りタキオンの様子が気になってしまう



ここで実験室に向かうのは思う壺だろうか、しかしこの現状を維持できれば
悪いことは起こらない



モヤモヤとしたものを抱えながらトレーナーは2人のトレーニングの監督を続ける



下1~3
トレーニング後かトレーナーとのイベント

「あ~ぅ……」



ナイスネイチャ「い~やヤバかった……」



トレーナー「お疲れ様」



バテている□□とネイチャにスポーツドリンクとはちみつレモンを差し入れするトレーナー



□□はドリンクをがぶ飲みしネイチャははちみつレモンがトレーナーお手製と知り舐めるように口に入れる




トレーナー「夏合宿近いからってキツかったかな?」




やり過ぎたかもしれないと心配しながら聞くが2人は問題無いと言う




「まだまだこんなのどうって事ないわよ」



ナイスネイチャ「ネイチャさんもトレーナーさんに一着プレゼントしたいから頑張れますよ~」



言っていることは強気だが表情は死んでいる。もう少し加減をしないといけないとトレーナーは反省する

タイキシャトル「トレーナーさん!ハウディ~!」



タイキシャトルがトレーナーに飛び付いて来て思いっきりハグをしたかと思うと頬ずりをし出す




トレーナー「ヴッッッ!!!!」



柔らかくて気持ちよかったがタキオンとは違い遠慮が無いのでトレーナーは激しい痛みを感じている




「離れろ、アンタ!」



タイキシャトル「ノンノン、まだまだハグシマース!」



□□がタイキシャトルを引き剥がそうとするが力が強く離れない。胸も思いっきりトレーナーに当たっているので□□は1秒でも早く離したい



パッと見る限り□□のプロポーションはタイキシャトルに負けている。見た目はともかく体型で負ける体験はあまりない



ネイチャには尻で負けているがそれ以外で勝っている。タキオンは全てにおいて勝っている



しかしこの女には勝っている所がない。もしトレーナーが浮気をするならコイツかもしれない



不安は重なっていき本気で引き剥がそうとした時にタイキを止める声が聞こえてきた

サイレンススズカ「タイキ、人のトレーナーさんにそういう事しちゃ駄目よ」



遠くからでもタイキが迷惑をかけているのがわかったのでわざわざ止めに来たスズカ




彼女を見た□□はタイキを引き?がす手を止めスズカを睨み付ける。マイルを走る以上必ず戦う最強のウマ娘




サイレンススズカ「えーっと……」



初対面でいきなり睨まれる理由がわからず混乱するスズカ。その状況を見たタイキはスズカは魔性の女だと言い始める



タイキシャトル「スレンダーなレディーはモテモテ~デス!」



「コイツが良いって言うの!?」



レースのライバルとしてではなく女としても敵なのかと□□は敵意を剥き出しにする



サイレンススズカ「嘘でしょ?また巻き込まれるの?」



ナイスネイチャ「盛り上がって来ましたね~」



ごちゃごちゃしてきたから向こうに行こうとネイチャはトレーナーの手を握るが□□が素早く阻止する




「私のに触るな!!」



ナイスネイチャ「ちぇっ」



タイキシャトル「バチバチデスネ!」



サイレンススズカ「こんな事なら来るんじゃなかったわ……」



下1~3
学園内外やトレーナーのイベント

NHKマイル一着の祝勝会をトレーナー宅でやることになったので□□は彼の部屋を訪ねていた



「アンタ、本当に色んな女にモテモテね」



不機嫌そうに□□はそう言う。タキオンとネイチャだけでなくタイキにすら気に入られてしまったのはトレーナーにとっても誤算だった




「アンタ、アイツみたいなスレンダーが好きなの?」




タイキが言っていたスズカみたいなスレンダーボディはモテるという言葉が引っ掛かっていた□□



クラスメイトとそんな話をした時に話題に上がっていたのは事実。スレンダーなウマ娘は以外とモテるのも事実




トレーナー「僕が好きなのは□□だけだよ」



深いキスをしながらベッドに□□を倒す。その仕草は自分に対する好意の現れでありトレーナーの言葉に嘘は無い



トレーナー「脱がすね」



服をズラしながら既に彼女の胸を触っている。よく考えるとうまぴょいの最中もやたら触ったり吸ったりしてくる



トレーナーがスレンダー好きなわけなかったと思う□□。安心してトレーナーを受け入れる準備に入るがあることを思い出す

「アンタ、タイキシャトルの胸とネイチャのお尻で興奮してたでしょ」



ジト目でトレーナーを見る□□。特にネイチャの尻に極端に反応していたことを彼女は知っている



トレーナー「それは……ごめん」



痛い所を突かれ謝るしかないトレーナー。それを見た□□は不敵な笑みを浮かべながら起き上がる



「他の女の事なんか考えれなくしてやるわよ」



ベッドにトレーナーを押し倒しながらそう言う□□。その目は獲物を狩る肉食動物そのものだった




トレーナー「お手柔らかに……」



「それはアンタ次第よ」



うまぴょいにもすっかり慣れコツも掴んだ□□。その気になればトレーナーを枯れさせることもできてしまうのだ

どうにか絞り尽くされずに済みベッドで□□と並んで寝ていたがスマホを確認するとトレーナーはため息をついてしまう



トレーナー(モテるっていうのは否定できなくなってきたかも)



彼のスマホには同期の桐生院やライトハローにナイスネイチャからメッセージが立て続けに送られてきていた



なかでも重症なのがネイチャでいわゆる自撮りの写真まで送られてきているのだ



もちろんただの自撮りではなくトレーナーが悦びそうな画像となっている



トレーナー(この子の前で好きだとも言ってるし3番目でいいとも言ってるんだよね)



あの出来事が夢で無いのなら自分はいずれネイチャに襲われる。それが止められないのならこれからの関係について話し合う必要がある



自分1人では危険なので□□と3人で話し合うべき。最悪は彼女との契約を解除することも考える



自分への好意は嬉しいが□□という大切なパートナーが存在するのでネイチャとは親密になれない。彼女にはそう伝えようと心に決める




下1~3
ネイチャとのイベント

後日ネイチャを呼び出し、トレーナーは□□がいるからネイチャとは親密な関係にはなれないとハッキリ伝える




トレーナー「好意を向けてくれるのは嬉しいけどごめん」




彼自身の口から伝えられたのはネイチャも響いたようで涙を浮かべている



ナイスネイチャ「そうだよね、ネイチャさん一人で盛り上がってて……ごめんなさい」



これでトレーナーとは終わりだと立ち去ろうとすると□□が待てとネイチャを引き留める



「アンタがコイツを好きになったのはまぁ仕方ないわね。そういう関係になるのは絶対イヤだけど……」



トレーナーを譲ることはできないが契約の解除はまた別の話。□□はネイチャをトレーニング相手としては認めていたのでなんとかならないかとトレーナーに相談する



トレーナーはそれは難しいと言うがアンタが原因なんだから泣かしたままにするなと彼を責める

ナイスネイチャ「ネイチャさんも契約解除には賛成なんですけど……」



肝心のネイチャはトレーナーに拒否された以上はここに居れないと言う。トレーナーが手に入らないと分かったので無駄に希望を抱きたくない



ネイチャの言うことは正論で□□は言い返せないが彼女は自分の意見を曲げない



このままでは話し合いは平行線を辿るだけなのでお互いに妥協点を決めようということになった



「アンタはトレーナーとどうなりたいのよ」



ナイスネイチャ「うまぴょい祭り……」



「絶っっ対許さない!!」



うまぴょいがNGならどこまで許されるのか。ハグは勿論セーフでキスはアウトなのか




細かい条件を出していきなんとかネイチャとの契約は続けていく方向で話し合いはまとまったかに思えた



ナイスネイチャ「ご褒美は!?」



しかしネイチャの一言でまた話し合いが激しくなる。レースで頑張ったらそれ相応のご褒美があるべきだというネイチャの主張



□□もNHKマイルで最後の一押しをくれたのはトレーナーだった。それを思うとネイチャのこの意見を強く拒否できなかった



下1~3
学園内外かレースかトレーナーのイベント

長い話し合いの結果は手を握る、ハグ、頭撫で、それと頬にチュー、レースのご褒美は内容によるが許す事に決まった



まさか頬とはいえキスを□□が許すとはと意外だったとトレーナーは驚くが頬くらいなんとも思わないと余裕を見せる□□




「それにああいうタイプって病むでしょ」




ボソッとそう言われトレーナーは納得する。彼女がタキオンに協力したのも心の弱さが原因だ




レースのご褒美でトレーナーとのうまぴょいを必ず勝ち取ってやると気合いが入るネイチャ




目の前の菊花賞で一着を取る。トレーナーとうまぴょいのためこれまで以上に努力する




動機は不純だが彼女のモチベーションは上がる。それに釣られて□□のトレーニング効率も上がる



結果として□□にもプラスになる結果となり話し合いの戦果は上々といえるものになった

話し合いが終わってトレーニングの時間だと一旦解散する。トレーナーも準備に取り掛かろうとしたがネイチャに呼び止められる




ナイスネイチャ「今まで通りトレーナーさんが悦びそうな自撮り送ってもいい?」




トレーナー「……程々に」




よしっとガッツポーズを小さく決めてネイチャもトレーニングの準備を始める



トレーナーは□□に不満はなかったがネイチャの自撮りは下手な成年誌よりもレベルが高かった




彼も男なので1人遊びをする時がある。24時間□□と一緒に居られないので仕方ないこと



そうだこれは仕方ないと自分の中で言い聞かせトレーニングの準備に戻る



下1~3
学園内外やトレーナーのイベント

トレーニング中、ヒシアマゾンとヒシアマトレに声を掛けられる



ヒシアマゾン「安田記念に出るんだって?アタシも出るんだよ!」



□□とのタイマンは面白そうだと宣戦布告にやってきたアマゾン。するとそこにもう一組現れる




ウオッカ「アマゾンさんだけじゃなくお前も出るのか」



声を掛けて来たのはウオッカとウオッカトレで自分達も安田記念に出るが勝つのは自分達だと宣戦布告にやってきたのだ



NHKマイルでオグリを下し一着を取った事で□□は脅威として見られていた。強敵と認められて□□は悪い気はしない



ウオッカは差し切ってやると意気込みアマゾンはタイマンでは負けないと譲る気は無い



□□は誰であろうと勝つと言い切り宣戦布告を受け取った

4人が帰ったあと□□がトレーナーを見ると明らかに落ち込んでる。どうしたのかと声をかけると意外な答えが返ってくる



ヒシアマトレとウオッカトレはイケメンかつ180センチ程の高身長で細マッチョだった



ヒシアマトレはアイドル並みに整っておりウオッカトレはワイルドさが滲み出ていた



そんな二人を見たトレーナーは女っぽい見た目で身長も低いので劣等感を感じていたのだ




ナイスネイチャ「トレーナーさんはそれが良いの!」




ネイチャは□□より早くフォローを入れる。□□も負けじと他人は関係ないとフォローするが心に響かない



タイキシャトル「トレーナーさんはカワイイデスッ!」




トレーナー「オォッッ!!」



突然現れたタイキに力強く抱き締められる。またしても痛みで叫んだことにより強制的に元気が出る

どうやらタイキシャトルも安田記念に出るのでリベンジを果たすと言いに来たようだった



しかしトレーナーに抱き着いている方が問題なようで□□は彼を離すよう怒り出す



「離せって言ってんのよ!」



タイキシャトル「トレーナーさんはカワイイデス!」



痛みに耐えながらもトレーナーは可愛いか……と悩んでいた。どうせ男ならカッコいいと言われたい




ネイチャも自分のことを可愛いと言っていた。イケメンでないことは自覚しているがそれでも……




男としての悩みは彼女たちに関係ないと割り切ろうとするがヒシアマトレとウオッカトレの顔を思い出してしまう



自分もああなれたらいいのにとトレーナーはため息をつく



下1~3
学園内外やレースのイベント

下1~3

学園にて、□□は他のウマ娘達からは二重人格と思われ避けられてきたがG1での活躍もあって蟠りは解けていた



会話の内容はレースやトレーニングといったものが多いがそれに次いで多いのが自分のトレーナーの話だ



モブ「私、トレーナーの事好きなの」



モブ「トレーナーとは将来の事考えてる」




自分以外にもトレーナーとは仲良くしているウマ娘が多いのは□□も意外だったようだ



モブ「それでねこの前トレーナーとホテルで……」



『そういう』関係をトレーナーと築いているウマ娘も案外多いようだ



会話の内容が生々しさを増していく中、近くで話を聞いていた4人のウマ娘の中からため息が聞こえてくる

オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン、タマモクロスの4人のうちため息をついたのはタマ



タマモクロス「この学園はいつから合コン会場になったんや?」



オグリキャップ「タマもトレーナーと仲良いじゃないか」



タマモクロス「アホ、ウチのトレーナーは女や」




色恋沙汰に励むよりトレーニングを重ねろと愚痴を溢すタマ。クリークは自由にすればいいという意見らしい



イナリワン「トレーナーなんていらねぇ中央なのにレベル低過ぎでい」



イナリワンはトレセン学園のトレーナー達のレベルの低さに呆れていてオグリも同じことを感じていた



オグリキャップ「カサマツには優秀なトレーナーが多かった」



イナリワン「あたしを満足させるトレーナーくらい用意しろってんだ」



オグリとイナリは結果を出しているが伸び悩んでいるのも事実。良質なトレーナーがつけば記録は伸びるのは確実

タマモクロス「アイツのトレーナーはホンマもんやな」



才能で自分より劣るであろう□□がG1で勝てたのはトレーナーのお陰だとタマは推測する



もちろんトレーナーだけの力ではないがトレーナーの力が大きかったのは事実だろう



タマモクロス「この状況は不公平過ぎるんや」



トレーナーの有無で勝敗が決まるようなことがあっていいのかとタマは憤るがクリークはそれも含めてトレセン学園なのだという



スーパークリーク「自分でトレーナーを見つけることも大切です」




オグリキャップ「待っているだけではトレーナーはやってこない」



この中で唯一トレーナーがついているクリークのアドバイスと有力なトレーナーに自分を売り込んでいるオグリ



タマとイナリには努力が足りないと言いたかったわけではないが癪に触ったタマは席を立つ



タマモクロス「アイツらに注意してくる」



八つ当たりはよくないとオグリが止めるが□□達は人前で話すべきではないことを話題にしている



先輩としてそれを注意するだけだとタマは□□の所に向かう




下1~3
学園内外のイベント

タマモクロス「アンタら、公共の場で色ボケ発言も大概にせぇや!」




キレたタマを見てモブ達は逃げるように立ち去っていくが□□だけはその場に残る



それを見たタマは□□に突っかかるが彼女はタマモクロスのような強気ですぐキレるウマ娘は際も苦手としている




「ご、め……あ……」



恐怖で動けなくなり謝ろうとするも怖くて上手く喋れない。そんな姿に完全にキレたタマが思わず掴み掛かろうとする




タマモクロス「舐めんなよお前!!おちょくっとんのか!!」




□□が突然しおらしくなったのをわざとらしい演技だと勘違いしたタマは彼女の胸ぐらを掴む




イナリワン「タマやり過ぎだ!」




イナリが止めようとするが止まる気は無く□□は恐怖で動けない

トレーナー「やめてくれ!」



トレーナーはギリギリでタマの腕を掴み止める。彼の姿を見た□□は安心したのか泣き出してしまう



「とれーなぁ、うぇぇぇぇ……」



一緒にいたネイチャが保健室行くかと□□に提案するが彼女はなんとか大丈夫だと答える




トレーナー「暴力だけはやっちゃダメだよ」



タマモクロスに対して注意するがトレーナーの綺麗な表情を至近距離で見たタマは思わず赤面してしまう



ついカッとなってしまったと謝ると分かってくれたらいいよとトレーナーは理解を示し、イナリには助けに入ろうとしてありがとうと礼を言い3人は去っていく




イナリワン「なんだってんだい……」



イナリも思わず彼を見入ってしまっていた。それくらいトレーナーの衝撃は凄いものだった




オグリとクリークは彼の強さに驚き納得していた。力で勝てないウマ娘の喧嘩の間に入るのは自殺行為と等しい



トレーナーはそれを躊躇いなくやった。これが本物のトレーナーなのかとオグリは感心していた



下1~3
学園内外のイベント

トレーナー室にイナリワンを付き添いにタマモクロスが謝りに来る。タマはやり過ぎて申し訳なかったと頭を下げる



「わ、私も公共の場で話す内容じゃなかった……です」



タマにビクビクしながらも□□も反省する。調子に乗って人前で話すべきではない内容を喋ったことは彼女が悪い



これでタマと□□のいざこざは終わりだとトレーナーは安心する



イナリワン「ウマ娘の喧嘩を止めるなんてカッコ良かったぜ!」



そんなトレーナーに江戸っ子魂を感じたとイナリはバシバシ背中を叩く



トレーナー「いてて、ありがとう」



気に入ったぜ旦那と引き続きトレーナーの背中を叩くがふと机の上にあったトレーニング表が目に入る

イナリワン「これ旦那が考えたのか?こりゃ確かに強くなるな」



パッと見ただけでも質が高く綿密に考えられたトレーニングだとわかり感心する



するとネイチャがイナリの前に立ちトレーニング表が見えなくなる



イナリワン(おっと企業秘密だね)



イナリは勝手にトレーニング表を見たことがマズかったと謝るつもりでいたがネイチャは全く別のことを言い出す




ナイスネイチャ「トレーナーさんのこと旦那って呼ばないで」



思わずはぁ?と言う声が出てしまう。注意された理由が下らな過ぎて返す言葉も出ない




ナイスネイチャ「タマ先輩止めたトレーナーさんカッコ良かったぁ」



トレーナーは今はそれどころじゃないからとネイチャを宥め□□はまだ弱気から戻れない



タマモクロス「アンタ……大変なんやな」



ぐずる□□と発情するネイチャを同時に相手するトレーナーに同情するタマ。彼女の中でトレーナーというものの価値観が変わった瞬間だった



下1~3
学園内外かレースかタキオンかトレーナーのイベント




寝る

タキオンが全くトレーニングに来ないので流石に心配になり彼女の研究室に行くトレーナー




トレーナー「タキオン……?」



部屋の中ではぐったりとして倒れてるタキオンがいた。緊急事態かとトレーナーが慌てて駆け寄る




アグネスタキオン「や、やぁモルモット君、早速この薬を……」



先程まで作っていたであろう薬をトレーナーに飲ませようとするがタキオンは今にも意識を失いそうな程苦しそうにしていた




話すのがやっとの彼女を見て緊急時だと判断したトレーナーはタキオンを抱き抱え保健室に急ぐ




アグネスタキオン「ぅ」




やはり限界だったようで運んでいる途中で彼女の意識が途絶える。その寸前にトレーナーの大丈夫だからと優しい笑顔が目に入っていた



アグネスタキオン(モルモット君、キミは……)



その笑顔を見てタキオンは初めて彼をモルモットではなく異性として意識する

タキオンが保健室で治療を受けている間、タキオンと縁を切るかどうかを悩んでいた



契約破棄を前提に考えていたが今の彼女を結局放っておく事が出来ない。タキオンとキスしている写真を彼女が削除するなら契約を続けようと決める



彼女とは話せる状況ではないので保健室を出てトレーナー室に向かう。そして□□の勝負服に話し掛ける



トレーナー「これが呪いだというならやり過ぎだと思う」



積み重ねられた怨嗟は簡単に無くなるものではないがそれでも彼は続ける



トレーナー「彼女は必ず輝ける星にする」



『それ』があるのだとしたら何もせず見守っていて欲しい。今までとは違って□□には自分がいる



□□はトレーナーとして女性として愛していると気持ちを伝える。勝負服は当然なにも答えなかったが、彼は言葉が聞こえたように頷く

アグネスタキオン「トレーナーくぅ~~ん」



次の日から何事もなくトレーナー室にタキオンが現れるようになった。□□はトレーナーに近付くなと怒るが彼女は気にしない




アグネスタキオン「私の目標レースを決めておくれよぉ」



自分もレースに出たいとトレーナーに抱き着き頬擦りしている。それを見たネイチャがタキオンを指差す



ナイスネイチャ「アレが許されるならネイチャさんもやりたい!!」



そもそもタキオンの行動を許していないと□□は本気でタキオンを引き剥がす



アグネスタキオン「野蛮な女は嫌われるよ」



「きら、わ……」



□□はフリーズしその隙にまたトレーナーに抱き着き負けじとネイチャは前から抱き着く



トレーナー(元気が無いよりかはいいけど)



3人でのトレーニングが再開されるがその分トレーナーの苦労も増える



下1~3
学園内外やレースのイベント

実力のあるウマ娘達が指導者がいないからと言って放置されたままの状態を是正すべく、海外からのトレーナーの招致で秋川理事長が海外留学する事に
また、それまでの間少しでも状態を改善すべく樫本理事長代理が任命される

りこちゃん、現在トレーナーがいないウマ娘にはトレーナーを付けるようにする中央なのにトレーナーの質が低い原因は免許が原因だった。
この免許を実力がないトレーナーはお金で買って中央に来たという黒い噂まである。

りこちゃん、地方などから片っ端に優秀なトレーナーを中央にスカウト

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この強制トレーナー制度に優秀なトレーナーなら賛成派とそもそもトレーナーが付く事自体反対派で別れていた。

今の現状に「なんか大変な事になって来たね」とトレーナー、□□「アンタがいるから私には関係ないわね」と興味ゼロな様子、タキオンは「そもそも反対派はブライアン君やテイオー君ぐらいだから少数だから意見は通らないだろうねぇ」と話す
ネイチャは「これでターボ達にもトレーナーが付けばネイチャさんは万々歳だけどね」と

□□とネイチャが目標レースに向けトレーニングを重ねている間、学園では大きな動きがあった



実力のあるウマ娘にトレーナーが居ない状態を是正すべく海外からトレーナー招致をしようという話が持ち上がる




それについて現地で調査が必要だということになり秋川理事長が直々に海外留学する事に決まったのだ



その間学園の運営と責任者として樫本理事長代理が選ばれる。これがきっかけで様々なことが動き出した




中央なのにトレーナーの質が低く人数が少ない原因は免許が原因だった。地方でトレーナーを務めていた優秀な人物はこの制度のせいでトレセン学園に来れなかった




この免許を悪徳トレーナーはお金で買って中央に来たという黒い噂まで出てきてしまった上にその噂は事実だったようで、何人かのトレーナーがクビを切られた




更にトレーナーの人数が減る事になったので理事長代理は地方から優秀なトレーナーを中央にスカウトし出す




免許の問題は解決していないが臨時トレーナーなど理事長代理として言い訳はいくらでも用意できた



結果としてトレーナーの数は変わらないが優秀な人材が揃いつつあった

この現状は当然トレーナー達の耳にも入っており、大変なことになっていると4人は認識していた



トレーナー「事が大きくなってきたね」



「アンタがいるから私には関係ないわね」



□□は興味が無さそうだがネイチャはトレーナーが増えることは歓迎すると言う




ナイスネイチャ「ターボ達にトレーナーがつけばネイチャさんはありがたいけどね」




アグネスタキオン「免許制度を無くさない限り無理さ」



タキオンの言うことは正論だがいきなり免許の廃止は悪影響でしかない上にわざわざ免許を取ったトレーナーから不満が続出する



この問題は簡単には解決しないと思っていたところトレーナー室の扉がノックされ、理事長代理が訪ねてきた



樫本理子「少しお話しできますか」



トレーナーは理事長代理に呼び出されトレーナー室をあとにする



下1~3
理事長代理とのイベント

理事長代理「お久しぶりですねトレーナーさん」



トレーナー「お久しぶりです」



2人は知り合いだったようで挨拶もそこそこに本題に入る。これからトレーナーを増やしていくが一部のウマ娘はそれを拒否している




拒否をするだけなら話し合いでなんとかするが、トウカイテイオー、タイキシャトル、イナリワンはトレーナーの名前を挙げている




できるだけウマ娘の要望に応えたいのでなんとかならないかという相談を理事長代理は持ってきていた



 

トレーナー「嬉しいですけど僕はもう3人も担当してますから」



とやんわり断るが今の学園では少なくとも5人は担当して貰わないと困ると理事長代理は言う




理事長代理「貴方が優秀だからこうやってお願いしているんです」



彼女はトレーナーの手を握り締めながら熱い視線を送る

「あのメス……何してるのよ」




扉越しから理事長代理とトレーナーの話を聞き耳立てる□□とタキオンとネイチャ。更に理事長代理が担当しているリトルココン、ビターグラッセも聞き耳を立てている



理事長代理としてではなく女としての声を聞き3人は呆れ、ココンもため息をついている



リトルココン「樫本トレーナーもあんな女々しい奴の何処がいいの?」



アグネスタキオン「ん?」



ナイスネイチャ「お?」



「喧嘩売ってるの?」



□□達は彼女達にトレーナー自慢を始めるとココン達も負けじと自分達のトレーナー自慢を始める



「アイツは毎日愛してるって言ってくれるのよ!?」



ナイスネイチャ「羨ましい……」




リトルココン「樫本トレーナーはやっと1人で改札通れるようになったんだから!」



言い争いの勢いはどんどん増して行く



下1~3
この次のイベント


よさないか!とキレて静止するビターグラッセ。なんとか場は収まる

「トレーナーは目の下にある泣きほくろがセクシー!」「アンタらトレーニング中のトレーナーさんの顔見た事ある?どんな景色よりも綺麗だから」「彼以上のモルモットはいないねぇ」とトレーナー自慢が止まらない□□組
ココンは負けじと「樫本トレーナーはようやくボールを空振らず蹴れるようになった!」と見かねたグラッセが>>417

そこに「貴様ら理事長室前で何してる」と青筋ピキピキのエアグルーヴとエアグトレが

ナイスネイチャ「トレーニング中のトレーナーさんの顔見た事ある?どんな景色よりも綺麗だから」



アグネスタキオン「彼以上のトレーナーはいないねぇ」



ネイチャとタキオンが続けざまにトレーナー自慢を並べていくとココンも負けじと応戦する



リトルココン「樫本トレーナーはようやくボールを空振らず蹴れるようになった!」



これ以上続けると理事長代理へのダメージが大きいと判断しグラッセが止めに入る



ビターグラッセ「そこまで!!」



エアグルーヴ「貴様ら……理事長室前で何をしてる」




グラッセが止めた瞬間エアグルーヴが現れる。その表情は怒りに満ち今にも怒鳴り散らしそうだった

トレーナー「タイキとテイオーは□□とネイチャのライバルだから僕が担当するのはちょっとなぁ」



トレーナー「でもイナリワンならダート路線でいけるかな」



担当するならせめて□□達と距離適正が被らないようにしたいとトレーナーは本気で悩む



タイキシャトルもダートが走れると気付きどうしたものかと集中して考え続ける




理事長代理「……!!」



目の前にいる理事長代理が赤面しているのにも気付かずに集中し続ける。トレーナーに周りの声は全く聞こえない



エアグルーヴ〈このたわけ共!!〉



部屋の外でエアグルーヴが怒鳴ってもトレーナーは反応しない



トレーナー「……あれ?」



考えがまとまり我に帰ると理事長代理が真っ赤な顔で震えているのが目に入る



理事長代理「責任は取ってもらいますからね……!」



恥ずかしい秘密を知られ冷静ではない理事長代理と訳がわからないトレーナー。とりあえず頭を下げトレーナーは帰ろうとする



下1~3
学園内外のイベント

こってりエアグルーヴに絞られた3人はトレーナー室でげっそりしていた



「また人前で余計なこと言っちゃった……」



ナイスネイチャ「いや~アレは仕方ないって」



イナリワン「たのもーーー!!」



そこに勢いよく扉を開けて入ってきたのはイナリワンだった。今日からこのチームの一員になったからよろしくと元気よく言い放つ



彼女に続いてトレーナーも入ってきてイナリはダート路線で走って貰う事になったと□□達に説明する



イナリワン「旦那のトレーニング表を見た時から気になってたんだよ!」



よろしくな旦那と勢いよく背中をバシバシと叩く上機嫌なイナリに対して□□は軽く頭を抱える



「また増えるのね……」



ネイチャが増えて間もないのにまた増えてため息が出る□□

イナリワン「旦那のトレーニングに期待してるからな!」




「ふん……」



イナリの態度を見てトレーナーを恋愛対象として見る事は無さそうだし大丈夫そうだと胸を撫で下ろす
 


「胸?」



イナリの胸を見てハッと気が付く□□。彼女の背は小さいが自分と同等かそれ以上のモノを持っているのだ




イナリワン「なんでい、アンタも小せぇとかくだらねぇ事思ってるのかい?」



アグネスタキオン「いいやキミは大きいよ」



タキオンが彼女に胸のサイズを聞くとイナリは堂々と答える。アルファベットでいえば8番目の文字であった



「え……い、ち……かっ……!!」



□□の胸も大きいが背も大きいのでイナリより2つ下の大きさであることが判明した。自分の体型に自信のあった□□は一瞬で打ち負かされてしまう



トレーナー「そういうのは人前で言わない方が良いよ」



プライバシーは垂れ流すものではないとトレーナーは注意するがイナリは全く気にしない



それより早くトレーニングだとトレーナーの腕前を掴み外に出ようとする。その際、トレーナーの腕にイナリの胸が触れる



「あ!あ!あ!!」



彼女の胸に触れるトレーナーの腕を見て□□は完全敗北を悟る。大きいのに柔らかさがある魅力の詰まったイナリのモノ



もしイナリがトレーナーのことを好きになれば女として絶対に勝つことができない。メスとして勝てない相手がチームメイトとなってしまった




下1~3
チームやトレーナーとのイベント




寝る

トレーナーチームは□□がマイル、タキオンが中距離、ネイチャが長距離、イナリがダート中距離のトレーニングを行った



4人に増えた事で余裕がなくなると言っていたがトレーナーは難なくこなしトレーニングの質も落ちていない



イナリは彼のトレーニングのレベルの高さに大満足だったようだ



イナリワン「旦那のトレーニングを続けてたらオグリやクリークといい勝負出来る筈でい!」



トレーナー「君なら二人にだって勝つと思うよ」




イナリワン「言ってくれるねぇ旦那!」




テンションの上がったイナリがトレーナーの後ろから勢いよく抱き着く。イナリは打倒オグリにクリークだと盛り上がる



そんな光景を□□は唇を噛み締めながら見ていた

トレーニングが終わって解散後、トレーナー室ではトレーナーと□□二人だけが残った



トレーナー「帰らないの?」



□□は答えるかわりにトレーナーに抱き着く



「取られる……」



今にも泣きそうな声で□□はそう言うとトレーナーは彼女を抱き返す



トレーナー「僕が好きなのは君だけだよ信用出来ないかな?」



彼女にキスをして気持ちを伝えるが□□の表情は明るくならない



「アイツのが胸大きいし……」



そんなことは関係ないと言いたかったがフォローとして適切でないと思い留まる



ネイチャから自撮り(主に尻)をもらっている自分が身体のことは問題ないと言ってもなにも説得力が無い



毎日愛していると伝えているがそれ以外に方法は無いのか。トレーナーは必死に考える



下1~3
トレーナーとのイベント

ちょっと待っててとトレーナーは□□から離れる。彼女は下を向いてしまい今にも泣きそうだ



トレーナー「これ何かわかる……よね」



トレーナーが机の引き出しから出したのはなんと指輪だった。指輪を見た□□目をパチクリさせる



「あっ、ひゃっ、へっっ!?」



トレーナー「気が早過ぎるのも分かってるけど買っちゃったんだ」



「かかかかか、買っちゃった!?」



トレーナー「これで信用してくれないかな」



「な、なによバカ!早すぎるわよもう!!」



喜びが隠しきれない□□はニヤニヤしながらトレーナーの背中を叩きトレーナーも照れ臭そうにしている



トレーナーはプレゼントで指輪を買うつもりでいた。誕生石のついたお洒落なものを選び会計までいった



しかし彼女の顔が思い浮かび気付けば薬指のサイズの指輪を購入していた。渡せるわけにもいかずトレーナーの机で寝ていたのだ

結局指輪はトレーナーが預かっておくことになったが□□の機嫌は直りトレーナーに甘え始める



一通りイチャついたあと□□はトレーナーに振る舞いを注意するよう要求する



「勘違いさせる発言は控えなさいよ、イナリにあんな事言ったら喜ぶしアンタの事を気に入るに決まってるわ」



トレーナー「僕はそんなつもりないんだけどなぁ」



無自覚なトレーナーを見て□□はわざとらしいため息をつく



「そんなだから理事長代理も誤解させるのよ」



トレーナーの同期の桐生院やライトハローが好意を寄せていることに気付けないのが悪いと□□は言い切る



トレーナーはあの人たちがまさか自分のことを好きなわけがないと□□の意見を否定する



「じゃあ試してみましょうか?」



□□は指輪を使ってどんなリアクションを取るか試そうと提案する



下1~3
トレーナーのイベント

トレーナー「これでよかったの?」



「これがよかったのよ!」




桐生院やライトハローにトレーナーと□□のツーショット写真とメッセージを送る。内容は次の安田記念に向けて頑張るといった平凡なものだが写真が問題



トレーナーはこの写真でどうにかなるとは思えないが□□は明日を楽しみにしていると言い切る




「トレーナーさんと担当さんの写真付きメッセージ!仲が良いのは流石ですね!」



「あ、あれ?この子の薬指……」



「あーーーーーー!!」



「トレーナーさんの写真!なぁんだ担当さんとツーショットかぁ」



「次のイベントではトレーナーさんともっとお話し……して……」



「あ、ああ……」



「そんな……私の……トレーナーさん……あぁ」

次の日、トレーナー室にハッピーミークがやって来てトレーナーの様子がおかしいが何か知らないかと聞きに来る



それと同時にライトハローの関係者から電話でライトハローが倒れた、その際にトレーナーの名前を口にしていたが何か知らないかと聞かれる



トレーナー「嘘でしょ……」



「あははははっ!!」



トレーナーはただただ驚き□□は勘違いさせることができたので上機嫌で笑っている



ハッピーミーク「説明して」



トレーナーと□□のリアクションからお前達が関係しているだろうと無言の圧を受ける



トレーナーはちょっと写真を送っただけだと説明するがそれを見せろとミークは迫る



桐生院に送った写真を確認するとミークは無言で近づき圧を強める

ハッピーミーク「この写真はやり過ぎ、こっち今日トレーニング出来ない」



ミークの気迫に圧され思わずごめんと謝る。上機嫌の□□だったがミークの顔が少し赤くなっていることに気付く



ハッピーミーク「綺麗な顔……」



誰も気付かないくらい小声で囁いたその声を□□は聞き逃さなかった




ハッピーミーク「今日はそっちと合同トレーニングするそれで許す」



それで許してくれるならとトレーナーは条件を呑みトレーニングの準備を始める



トレーナーが離れた瞬間□□がミークに近付きトレーナーは自分のものだと釘を刺す



「あの指輪は私のモノなのよ」



ハッピーミーク「今はしてない」



「彼に預かってもらってるの」



ミークはトレーナーに恋愛感情は無いが負けず嫌いの性格が災いしトレーナーの気を引いてやろうとしてしまう



□□の一言は余計だったが本人はそれに気付かない



下1~3
トレーニングでのイベント

トレーナー「流石は桐生院さんだ」



ミークの走りを見たトレーナーは凄いと舌を巻いていた。同期として負けていられないと気合いが入る



ハッピーミーク「どうだった?」


トレーナーにピッタリとくっ付いて胸を当ててくるミーク。トレーナーはそのままアドバイスを送る



「ない胸当てんじゃないわよ!」



ハッピーミーク「感度では勝ってるから」



トレーナー(僕は何も聞こえない)



□□は無理矢理ミークを剥がそうとするがうまくいかない。煽ったのが間違いだったかと□□は今になって後悔する



トレーナーを取り合ってる2人を見たイナリはやめろとトレーナーとの間に割って入る



イナリワン「おいやめねぇか旦那困ってんだろ!」



ハッピーミーク「貴女には関係ない」



「引っ込んでなさいよ!」



イナリに逆ギレするがその態度がイナリを怒らせることになった

イナリワン「あ゛ぁ゛!?旦那の迷惑してんだろ!!」



「ひっ」



ハッピーミーク「むぅ」



□□は恐怖で縮こまりミークは喧嘩はしないと大人しく黙る



トレーナー「まあまあそんなに怒らないで」



そんな三人をなんとか宥めるトレーナーだったがイナリは納得いっていないようだ



イナリワン「旦那も注意する時はちゃんとしろってんだ!」



トレーナー「注意はするけど怒鳴ったりはしないよ」



叱ると怒るは違うとトレーナーはイナリに説明する。大きな声を出したところで内容が頭に入らなければ意味がない



言いたいことはわかるがそれでは担当に舐められるとイナリは引かない。トレーナーはそんなことはないとイナリに笑顔で言う



トレーナー「僕達はそんな薄い関係じゃないから」



□□達を信頼しているからこのスタイルでやっていける。わざわざ叱る必要なんか無い



イナリワン「ぅあ……」



トレーナーのセリフはイナリには届いていなかった。彼の笑顔を見てイナリは今まで抱いたことのない感情が心に沸いていた



ナイスネイチャ「ようこそこちら側に」



メスの顔をしているイナリを見てネイチャは早速アプローチを開始する



ハッピーミーク「今のうちに」



「やめ……」



隙を見てミークはトレーナーに胸を当てながらアドバイスの続きを求め□□は恐怖に震えながらもトレーナーを死守する



下1~3
学園内外やトレーナーのイベント

イナリがチームに入ってから数日後。イナリ、タマ、オグリ、クリークのいつもの四人で集まっていた



イナリが話題にするのはトレーナーのことばかりでタマはうんざりした表情をしている




タマモクロス「アンタトレーナーいらん言うとったやん」



タマはイナリの矛盾に呆れやれやれといったリアクションをとる



イナリワン「旦那はそこらのトレーナーとは違うんでい!」



いかに彼が素晴らしいかを弁解中に偶然トレーナーが通り掛かる



トレーナー「新しいトレーニング表ができたよ。後で持っていくね」



後でより今欲しいとトレーナーの腕を抱きながらイナリは甘える。トレーナー室に置いてあるから一緒に行こうかとイナリは行ってしまう



タマモクロス「アイツが色ボケするとはな」



4人の中で一番興味が無さそうだったイナリワンがこうなるとはタマは全く想像できなかった

スーパークリーク「男前って感じではないですよね」



オグリキャップ「背も高いわけじゃない」



男として魅力に欠けるのではないかとクリークとオグリは推測するがタマは関係ないとぶった斬る



タマモクロス「どんな奴にでも惚れた方が負けなんや」



イナリは女の顔をしてトレーナーを見ていた。トレーニングの内容が良かったとしても最早関係ない



タマモクロス「これからイナリは手強いで」



これまでの実力に加えてトレーナーの為にイナリは走る。気持ちのこもった走りは何より速いというのを知っている



スーパークリーク「もしかするとご褒美なんかで釣られるかもしれませんね」



タマモクロス「そんなことやっとったらあのオンナオトコはシバく」



自分に惚れているのを知ったトレーナーがイナリに変な取り引きを行うかもしれない。そうなったら止めるのは自分達だとタマは言う



オグリキャップ「ご褒美はラーメンか?」



タマモクロス「あ~ええよええよ。オグリは汚れを知らんでええ」



2人の話にピンときていないオグリだったがイナリがピンチの時は3人で助けようとクリークに言われ勿論だと頷く

トレーナー室に向かうまでの道中、イナリは集中しながらトレーナーの腕を抱いていた



イナリワン(この角度がいいのかい?)



トレーナーの反応を見ながら彼の腕を自分の胸にさりげなく当てている。これはネイチャからの入れ知恵によるものだった



ナイスネイチャ(トレーナーさんは□□のモノだけどチャンスが無いわけじゃない)



ナイスネイチャ(トレーナーさんはネイチャさんのお尻が気に入ってるワケ。どういう意味かわかるでしょ?)



ナイスネイチャ(人間の男くらい襲えばイイって話だけどそれだけはしちゃダメ)



ナイスネイチャ(力技じゃなかったら多少は……ネ。淑女協定ってヤツ)



ネイチャは彼に自撮りを送っていると聞きイナリは自分の強みを活かした行動を取るようになった



イナリワン(やっぱ男はコレが好きなんだね)



大きくても邪魔だった胸が武器になると知れば全力で使うのみ。トレーナーともっと仲良くなる為にイナリも行動を始めていく




下1~3
学園内外やトレーナーとのイベント



寝る

ある夜□□は夢を見ていた。あの勝負服にかけられた呪いの主であるかつての先祖達が夢の中で語りかけてくる




トレーナーと絆を結び勝利を手繰り寄せたのは□□は我々を超えた。それは喜ばしいことであるが安心できない



トレーナーはチームメイトに狙われている。このまま仲良くハーレムするかあくまで邪魔者を潰すか



呪いに打ち勝った□□にはどちらにせよ力は貸すという先祖たち。そう言われも□□は答えを出すことができない



仲良しにしてるのは表面上だけで決着をつけなくてはいけない場面が必ず来る。勝利の栄光は一人にしか訪れないのがウマ娘の宿命と先祖は語る



(別にハーレムなんて望まない。でも、アイツらもトレーナーが好きなのも事実で何とかしたい)



でも、潰すだなんてそんなこと……と彼女は決められずにいる。散々悩んでも決めることが出来ずそのままの気持ちを先祖達に伝える




(今は決められないからその時が来るまで見守ってほしい)



□□がそう望むならそれでいいが手遅れになっても責任は持てないと言って先祖達は消えていく

次の日のトレーナー室にて□□は夢の内容を反芻しながら1人考えていた。トレーナーを渡したくない気持ちがなによりも勝っているのは事実




しかしトレーナーの全てを受け止められるかと言われれば疑問が残る。彼は成人している大人で自分の知らないことも数多い



トレーナーのことを負担だなんて思ったことは一度も無くともこれから先、どうなるかはわからない



ストレスの捌け口としてネイチャやイナリを使うのは有りなのか。タキオンのような変化球を混ぜることで自分の勝ちが高まるのではないか



様々なパターンを考えるがどれが正解なのかわからない。そうこうしているとトレーナー室のドアが開きトレーナーがやってくる



トレーナー「今日は早かったんだね」



笑顔で部屋に入ってくるトレーナーだが背中にはタキオンが抱きついており左腕はネイチャが、右腕はイナリがそれぞれ握り締めている




□□の前で隠す気もない3人。一度本気で話し合うべきだと彼女は決心する




下1~3
トレーナーについて会議

□□、三人に改めて「本当にアンタらトレーナーの事が好きなのか」を聞いて見る。
ネイチャは即答で「好き」と答えた、イナリは「まだ会ったばっかりでい、好きか嫌いかで言えば好きだけどあくまで旦那はトレーナーとして好きで確かに今より仲良く出来たら嬉しいけどよ」と赤面でツラツラ喋りだす。
タキオンは「彼は好きさでもモルモットとしてね」と答えるが□□は一瞬タキオンがメス顔だったのを見逃さなかった。

□□は三人に改めて本当にトレーナーの事が好きなのかを聞いて見る



ネイチャは即答で好きと答え、イナリはまだ会ったばっかりだが好きか嫌いかで言えば好き。今より仲良く出来たら嬉しいと赤面でツラツラ喋る



タキオンはトレーナーのことはモルモットとして好きだと答えるが一瞬、タキオンがメス顔だったのを見逃さなかった
 


「全員好きってことじゃないの」



そう言われ否定するのはイナリだけでネイチャは頷きタキオンは笑い皆で彼を共有するハーレムでしかこの問題は解決しないと言い出す



トレーナーは甲斐性があるから平等に愛してくれると言い出しネイチャもそれに賛同する




ナイスネイチャ「後で揉めるよりそれが一番だと思うなぁ」




ネイチャはトレーナー無しじゃ生きてけないとまで言い出す。□□はそこまでのことは思っておらずネイチャの想いの大きさを知る



ハーレムが一番平和的なのかと□□は本気で悩む。無自覚女誑しことトレーナーにも責任はある

そうだ責任があるのなら取らせればいい。□□はトレーナー達に向かって自分の意見を言う



「ハーレムでもなんでもいいんじゃない」



トレーナー「え?」



まさか□□が認めるとは思わず驚くトレーナー。ネイチャはガッツポーズで喜びタキオンは当然だと頷く



しかしこの後の□□の台詞を聞きトレーナーは慌て始める




「私も他の男探すから」



そう言い残すとトレーニングに向かうと言いトレーナー室をあとにする




彼女の所には地元の企業や名前だけ聞いたことがあるような会社の人間からアポを取りたいというメールが何件も来ていた



中には実家の為になるような会社もあり、個人的に繋がりを持っていて損はないだろうと□□は考えていた



トレーナーが他のメスに構うなら自分もそうする。そう思えば吹っ切れて役員や偉い人と会おういう気持ちになる



引退したあとのことを考えるとコネはあるだけあればいい。トレーニングの合間に何人か会ってみようと□□はメールの返事を送る



下1~3
学園内外やトレーナーのイベント

□□、トレーニングの合間に役員やら偉い人達に会う。最初のうちは皆真摯に振る舞ってくれるも途中から「お父様の会社経営が上手くいってないそうで…会社の権限をこっちに売って欲しい」「ご両親は借金があるそうで土地を譲ってくれたらこっちが肩代わりしてもいい」と□□家の会社や土地を寄越せと持ち掛けて来る。
中には「どうです、今夜ホテルで食事でも…」とイヤラシく肩を撫でてくる人物まで。怖くて震えていると

そんな輩にトレーナーが「うちの□□に止めてください」「やめろ」と厚をかけ撃退

完全に嫌われてしまったと落ち込むトレーナー。以前と同じような失敗をまたしてしまい情け無いと落ち込む



ナイスネイチャ「アタシらのせいだよねごめんなさい……」



トレーナー「ううん全部僕の責任だよ」



並の男なら自分達を責めるのにやはりトレーナーは優しいというか心が広いなと思うイナリ



アグネスタキオン「心配する必要ないよ、彼女は君の元に絶対に戻ってくるさ」



不敵な笑みを浮かべながらそう言うタキオンに悪寒を覚えるも時すでに遅し。扉の鍵を閉められてしまう




ナイスネイチャ「それじゃまあお墨付きも出たということで」




アグネスタキオン「絶倫薬でも飲ませようじゃないか」




イナリワン「なんだってんだい!?」




ネイチャとタキオンが襲いかかろうとしたその瞬間、トレーナーの手には目覚まし時計が握られていた

□□がメールを送るとすぐにでも会いたいとある会社から返事が来る。今日はトレーニングする気になれず彼女は待ち合わせ場所に向かう




最初のうちは真摯に振る舞ってくれるも途中から実家のことについて様々なことを言われる




役員「お父様の会社経営が上手くいってないそうですね。会社の権限をこっちに売って欲しいんです」



役員「聞いたところによるとご両親は借金があるそうですね。土地を譲ってくれれば私共が肩代わりします」



□□家の会社や土地を寄越せと持ち掛けて来る。乗っ取りであることは□□でもわかるが実家が救われるならと□□は拒否できない



役員「どうです、今夜ホテルで食事でも?」




「ひっ!!」



イヤラシく肩を撫でてくる人物まで現れる。□□は恐怖でなにも考えられず震えることしかできない



「助け……て……」



微かな声でトレーナーを呼ぶがここには彼は居ない。このまま自分はどうなるのかと恐怖がピークに達した瞬間、ある人物が彼女の腕を掴む

トレーナー「彼女が嫌がってるでしょう」



「とれーなぁ!!」



ここに居るはずのないトレーナーが彼女と役員の間に割り込み□□を救う。役員は誰だと騒ぐがトレーナーが睨むと黙ってしまう



トレーナー「こんな思いさせてごめんね」



「こわかったよぉ……うぇぇ……」



トレーナーは懐から目覚まし時計を取り出す



トレーナー「キミを直接救いたかったんだ。時間を戻しても戻らないことがある」



「え……?」



トレーナー「キミは僕が守るよ」



トレーナーは□□と唇を重ねると目覚ましが鳴り響く



下1~3
学園内外やトレーナーとのイベント

>>464まで戻る、タキオンがハーレム発言したらトレーナーが「僕が好きなのは□□だけだよ」と否定、□□はよく言ったとドヤ顔
タキオンは「ふぅン」と面白くなさそうにする、ネイチャは「ですよね〜」とションボリ
イナリは「一途を貫き通すのか旦那は正に江戸っ子だねぇ!」と笑いより気に入られた。

□□は三人に改めて本当にトレーナーの事が好きなのかを聞いて見る



ネイチャは即答で好きと答え、イナリはまだ会ったばっかりだが好きか嫌いかで言えば好き。今より仲良く出来たら嬉しいと赤面でツラツラ喋る



タキオンはトレーナーのことはモルモットとして好きだと答えるが一瞬、タキオンがメス顔だったのを見逃さなかった
 


「全員好きってことじゃないの」



そう言われ否定するのはイナリだけでネイチャは頷きタキオンは笑い皆で彼を共有するハーレムでしかこの問題は解決しないと言い出すがトレーナーはそれを否定する




トレーナー「僕が好きなのは□□だけだよ」



よく言ったといわんばかりに□□は得意げな表情を浮かべ、タキオンはふぅンと面白くなさそうにする



ネイチャは当たり前かとションボリしイナリは一途を貫き通すトレーナーは江戸っ子だと更に彼を気に入る



3人の前で□□が好きだと宣言するだけでは足りないとトレーナーは感じており、何か対策が必要だと考えている

トレーナー問題は一旦解決したのでトレーニングに向かっている途中にたまたまトレーナーの横を通り掛かったマチカネフクキタルが奇声をあげる



マチカネフクキタル「フンギャローー!?」



突然叫ばれる意味もわからないので理由を聞いてみると、トレーナーには幸運の女神……ウマ娘の女神のような物が付いていると言い始める
 


そんなことを言われてもトレーナーはどうしようも無い。どうしたものか悩んでいるとフクキタルは彼に引っ付き出す




マチカネフクキタル「ありがたや~~!私に幸運を分けてください~」



最近ツイていないので幸運のお裾分けが欲しいとフクキタルはトレーナーから離れない。そんな光景を□□にはジト目で見られる



トレーナー「いや、これに関しては僕は悪くないと思うんだけど」



そう言うトレーナーだが日頃の行いが悪いと□□は切り捨てる

そんなやり取りをしているとフクキタルは□□をジッと見つめると真剣な表情で話し始める




マチカネフクキタル「貴女にはあまり良くない物が憑いてますよ」



普段であればそんなことは信じないが□□には身に覚えがある。呪いや先祖のことではないかと彼女は考える



フクキタルにどうすればいいかアドバイスを求めると彼女は水晶玉を何処からか取り出した




マチカネフクキタル「この幸運水晶を買えばたちまちハッピーです!」




ネイチャは怪しいから止めた方がいいと止めてトレーナーはなんとか無料にならないかとフクキタルに交渉する



フクキタル曰くこれは有難い水晶玉なので買う価値はあると力説する



「わかった、買うわ」



□□も半信半疑なのは十分わかっているが少しでも良くなるならと水晶玉の購入を決めた



下1~3
学園内外やトレーナー、レースのイベント

イナリは次の目標レースはジャパンダートダービーに決め、タキオンは宝塚記念を目指すことになった



イナリワン「旦那と大井の奴らに一着届けるぜ!」



目標レースが決まったことでイナリはトレーニングを張り切っている 。彼女が張り切ると当然胸が大きく揺れてしまう



(これ見よがしに揺れてるわね)



イナリはトレーナーのことを一途で男らしいと言ってたが一瞬悲しそうな表情してたのを□□は見逃さなかった



トレーナーが所持していた成年誌の中にはロリ巨乳モノが複数あった。彼な一番好きそうな体型だから油断出来ないと考えている



トレーナー「イナリの江戸っ子魂を皆に見せ付けてあげよう」



とトレーナーはさり気なくそう言うとイナリは驚いた表情で彼を見る



なにか変な事を言ってしまったか聞いてみると大井は江戸じゃないのでイナリはエセ江戸っ子だと言われたそうだ




純粋に江戸っ子扱いされたことにイナリは驚いていた。トレーナーはもちろん地理はわかっているがイナリが大井を江戸と言うなら江戸だと言い切る



トレーナー「君は立派な江戸っ子だよ」



イナリワン「だ、旦那~!」




一気に好感度MAXになりトレーナーの後ろから抱き着く。彼の背中に□□よりも大きい2つの山が押し付けられる

□□はトレーナーの耳を抓って引っ張る



トレーナー「いたたたた!!」



「そういうのを止めなさいって言ってるのよ!」



また無自覚誑し発言をしていたのでお仕置きしようとした瞬間にトレーナーがいきなり吹っ飛んだ



トレーナー「ヴぉーーーー!!」



ゴールドシップ「ウェーイ!」



突如現れたゴールドシップのドロップキックが炸裂しトレーナーは吹き飛んだ。□□は露骨に嫌そうな顔をしたあとトレーナーに駆け寄る



奇行が目立つゴルシも□□と苦手がとするウマ娘の1人だ



イナリワン「あ゛ぁ゛旦那に何してんだ!?」



好感度が上がっていたのでよくもトレーナーに手を出したなとイナリの怒りは頂点に達する




トレーナー「びっくりしたぁ」



「無傷って凄いわね」



トレーナーは蹴られて吹っ飛んだが何故か無傷だった。□□が柔軟に確認するがかすり傷一つない

ゴールドシップ「おいおい無傷じゃねえか!」



トレーナーが無傷だったことに感激しながら駆け寄ってくる。イナリの怒りは収まらないがゴルシは気にする様子がない



ゴールドシップ「お前みたいなヤツを探してたんだよ!」



トレーナー「僕のこと?」



ゴルシは今まで出会うトレーナーにドロップキックをお見舞いしてきたが全員耐えきれなかった



自分の担当するトレーナーはキックに耐え切れなければいけないとわけの分からないことを言い出す



「明らかに全力で蹴られてたけど何で無傷なの?」



トレーナー「桐生院さんのお陰かな」



五点着地の極意を習ったことがあるのでトレーナーは無傷だった。ゴルシは更に感激しトレーナーに脳天チョップを繰り出す



トレーナー「オッ!」



ゴールドシップ「決めたぜ!アタシのトレーナーはアンタだ!」



「はぁぁぁぁぁ!?」




□□は認めないと言うがゴルシはもう決めたからなと勝手にチームメイトとなってしまう



下1~3
学園内外やチームのイベント




寝ます

□□はゴルシがチームになるのは認めないと言う、イナリも出会い頭で旦那を蹴り、チョップする奴なんか認めないとキレている。
タキオンは「いいじゃないか彼女がモルモット君とそういう関係になると思えないし」と
ネイチャも「確かに想像出来ないね~」と自分達と違ってゴルシはトレーナーに恋愛感情が湧くとは思えないと続く

昨日のことは夢だと割り切り□□はトレーニング室を訪れる。しかしそこにトレーナーの姿はない




アグネスタキオン「トレーナー君はマグロ漁に連れて行かれたよ」



はぁ!?と□□は驚きどうしてそんなことになったのかをタキオンから聞くものの、突然現れたゴルシがトレーナーを抱えてマグロ漁に連れて行った以上の情報は無かった



どうしてマグロ漁なの昨日の出来事は夢ではなかったのかと□□は混乱する



よりによってアレがチームメイトになるとは。考え得る最悪の展開に限界が来てしまい□□は意識を失う



アグネスタキオン「ふぅン?」



ピコピコと耳を動かしながらこれはチャンスかと□□の顔を覗き込む。気絶していることを確認すると彼女の服に手をかける




アグネスタキオン「カフェ以外のウマ娘の裸を見ておいて損はないだろう」



カフェとの行為とは違いあくまで研究の為だと言いながらタキオンは□□の服を脱がしていく

ゴールドシップ「長い付き合いなるんだから一緒にマグロ釣りで青春しようぜ!」



トレーナー「たすけてぇ~~」



トレーナーを担いだまま学園を出て海方面に向かうゴルシ。それをたまたまトウカイテイオーが目撃する



トウカイテイオー「ふ~ん、ボクの誘いは断ったのにゴルシのトレーナーにはなるんだ」



あの優しさは嘘だったのかとテイオーはトレーナーを睨むがゴルシは一瞬で通り過ぎていく



海外からのトレーナーと地方の優秀なトレーナーが学園に来ることは会長から聞いてた



ウマ娘にはトレーナーが必須だと理事長も言っていたがテイオーはそう思えなくなっていた



トウカイテイオー「トレーナーは裏切る」



期待させるだけさせておいて落とすのがトレーナーだとテイオーは思い込んでしまう



自分を拒否した代償は払わせるとテイオーは復讐を決める



下1~3
学園内外やレースのイベント

日本海の荒波を掻き分けて進む一艘の漁船彼岸丸。百戦錬磨の漁師に混じりゴルシとトレーナーが船に揺られている



トレーナー「本当にマグロ釣るの!?」



彼の当然の疑問にマグロ漁船でやることは1つだとゴルシは冷静に返す



漁師「もうすぐだ!40秒で支度しな!」



ゴールドシップ「うっひょーー!」



雄叫びをあげながらゴルシは銛を掲げる。この銛は捕鯨船に使われるものと同じタイプで本来であれば射出機によって使われる




ゴールドシップ「いくぞトレーナー!」



あろうことかゴルシは素手で銛を放つつもりでトレーナーには銛に繋がっているロープが手渡される



トレーナー「無理無理無理無理無理!!」



漁師「いたぞ!!」



船の真下に大きな魚影、マグロの姿が見えた




ゴールドシップ「不沈艦抜錨だぁーー!」



勢いよく放たれた銛はマグロを捉える。深く刺さった銛は抜けず見事に命中したといえる

トレーナー「うぎゃぁぁ!!」



問題はここからでマグロとの死闘が始まる。銛が抜けてしまえば終わり、ロープを切られても終わる



暴れるマグロの勢いに負けトレーナーは海に放り出されそうになる



ゴールドシップ「アタシに任せろ!」



海に引き摺り込まれる直前だったトレーナーを片手で掴むとゴルシは後ろからトレーナーを支える



ゴールドシップ「ん?」



その時に自分の胸がモロに当たっていることに気付くがトレーナーは無反応なのでそのままマグロと闘う



トレーナー「ぐぇぇ~~」



トレーナーはゴルシの感触を感じる余裕などあるはずもなくマグロと闘うので精一杯だった

「何だ今までのは夢だったのね……」



□□が目覚めるといつもの光景が目に入ってくる



トレーナー室で寝ている自分とトレーナーの服の匂いを嗅ぐネイチャ、トレーナーの机をゴソゴソしているタキオン



そうだイナリは最近チームに入ってダートを走るんだった。ゴルシなどというウマ娘はチームには居ないと安心する



ゴールドシップ「へいらっしゃい!!」



安心した瞬間に聞こえて欲しくない声が聞こえてしまう。何事かと部屋から出ていくとトレーニング場でゴルシが寿司を握っていた



オグリキャップ「美味いぞ!」



スペシャルウィーク「お母ちゃんにも食べさせてあげたい!」



ゴルシは釣ってきたマグロで寿司を握っていた。既に先客がいることに気付いたイナリは勢いよく寿司に向かっていく



トレーナー「お寿司まで握れるんだね」



ゴールドシップ「ゴルシちゃんに出来ないことはない!」



板前姿のトレーナーとゴルシが屋台の中で作業をしている。トレーナーは酢飯を担当しゴルシが寿司を握る。まるでコンビかのような正確な作業で寿司が握られていく

トレーナー「できたよシップ」



ゴルシ「あいよ!」



「親しくなってるじゃない……」



ゴルシ呼びを嫌ったのでトレーナーはシップと呼んでいるのだが□□から見れば2人の距離が縮まっていた




ナイスネイチャ「磯の香がするトレーナーさんって素敵……」



いつのまにかネイチャも屋台に座っていて寿司とは別のものを堪能している。シャリマシーンを操作するトレーナーを特等席でガン見している



このメンバーに勝ち続ける自信が無いと□□は崩れ落ちる。癖まみれの4人にトレーナーを取られるのは時間の問題かもしれない



そんな彼女にタキオンはある事実を耳打ちで伝える



アグネスタキオン「君の胸は大きくなったようだ」



アルファベットが1つ進んだとタキオンが教えてくれる。あれだけ揉まれて吸われれば大きくなるはずだと□□は自信を取り戻す



自分にしかない強みでトレーナーを独占し続けると決意を固める



下1~3
学園内外やレースのイベント

下1~3

チームはゴルシという問題児を抱えたがトレーニングを黙々と続け、遂に安田記念当日となる



□□はこれが2回目のG1。自分の為にもトレーナーの為にも実家の為にも負けられないと気合いが入る



タキオン、ネイチャ、イナリの3人はそれぞれエールを送るが□□は集中していて聞こえていないようだ



ナイスネイチャ「これが燃えてるってやつですか」



イナリワン「そういやゴルシはどうしたんでい?」



アグネスタキオン「彼女なら焼きそばを売りに行ったよ」



観客席で焼きそばの売り子をしているゴルシを除きチームで彼女を応援する。仲間の声援を受けて頑張って欲しいというのがトレーナーの考えだった




そんな時、タイキシャトルが挨拶の為に控え室に来る。トレーナーを見つけるや否やいきなり飛び付いてくる

トレーナーはタイキの担当を断ったので会うのが気まずがったが彼女はそんな事はお構いなし



会えて嬉しいと言わんばかりに頬まで擦り付けるタイキだったが担当のことについて質問を受ける



タイキシャトル「ケイヤク断られたのカナシイデス、なんでデスか?」



トレーナー「君は□□のライバルでいて欲しいからだよ」



同じチーム内にライバルはいない方が良いというのがトレーナーの意見。しかしタイキには通じていない



タイキシャトル「オナジチームでも□□とはライバル同士デスヨ?」



どう説明したらいいかと悩んでるとタイキはアッ!と何かを思い付く




タイキシャトル「このレースでトレーナーさんをゲットしマース!」



そう言い残してタイキシャトルは去って行く。もしかすると大変なことになったかもしれないとトレーナーは冷や汗をかく



ナイスネイチャ「これってタイキさんが勝ったらトレーナーさんが担当する感じ?」



アグネスタキオン「彼女はそう思っているだろうねぇ」



イナリワン「コイツが勝てば問題ないってんだ!」



精神統一中の□□は今のやり取りも全く気付いていない。トレーナーはいつも以上に彼女が勝つようにと祈り出す




下1~3
レースのイベント

レースでは□□とタイキシャトルが先行する形で進み、そのまま2人がトップを争う



2人でトップを争っている中、隙を付いてウオッカが差してくる。更に後ろからタイマンだと叫びながらヒシアマゾンが追い込みをかける



ヒシアマゾン「トレ公にいいとこ見せるんだ!」



ウオッカ「オレだってトレーナーに一着になったとこ見せる!」



ヒシアマゾン、ウオッカに内と外から迫られ抜かれてしまうがまだクビ差。ここから逆転は可能だ



タイキシャトル「一着になってトレーナーサンをゲットデス!」



「……は?」



その言葉が□□に火を付けてしまい一気にスピードを上げる。その姿を見てトレーナーは驚いた



終盤でのあの伸びは前回と違い『スキル』によるものとしか考えられない。彼女にはスキルが無かったはずなのにとトレーナーはただ驚く

驚異的な末脚を見せる□□の眼からは緑の炎が飛び出しているように見えた。この現象はライスシャワーで見たとトレーナーは気付く



ライスシャワーもスキルが発動した時、今の□□と同じように終盤に伸びを見せていた



まさかスキルが□□に発現したのか?そんなはずないと思い直すがこの状況はそうとしか言えない



スキルが成長することがあってもいきなり発現することはない。トレーニングで前兆が見えたこともない



彼女に起こっていることが理解できず混乱するトレーナー。その間に□□はウオッカとヒシアマゾンを抜き一着でゴールイン



二着にはタイキシャトルが入るがその差はアタマでどちらが勝ってもおかしくないレースだった



アグネスタキオン「実に興味深いねぇ」



□□の変化にタキオンも気付きニヤニヤと笑みを浮かべる。これで彼女はG1二連勝となったがトレーナーは嬉しさよりも別の感情が占めていた




下1~3
この次やトレーナーとのイベント

ウイニングライブが終わりトレーナーとタキオン達の元にドヤ顔で戻ってくる□□



ナイスネイチャ「一着おめでと~」



イナリワン「お前の走り痺れたぜ!」



2人から祝われると当然だと□□は胸を張る



トレーナー「ねえ□□、最後のあれは?」



「あれって何よ?」



スキルと言えるあの炎について聞かれても□□はキョトンとしている。されを聞いたタキオンはあれが無意識だと知り目を輝かせる



謎は残るが今は勝利を祝うため彼女を労おうとした瞬間、彼の視界が歪む



リセット(目覚まし時計)の時とはまた違う猛烈な違和感のあと、□□の後ろには彼女によく似た鹿毛のウマ娘が立っていた



不敵な笑みを浮かべながらこちらを見ているがそのウマ娘はよく見ると透けていて□□や他の誰も気が付いていない



自分だけがこのウマ娘が見えているとして幻覚か何かだろうか。自分の異常性を疑っていたトレーナーにその存在は語りかけてくる

(これが我々の力だ)



我々……そう言われトレーナーは一つ心当たりがあった。□□の先祖で呪いの主なのかとトレーナーは問いかける



口に出さずとも心で思えば主に伝わるようだ。意思の疎通ができるとわかったのでこのまま会話を続ける



(変な玉を持ち歩いているせいで、浄化されかけた)



フクキタルから買った水晶玉は効果あったのかと驚くトレーナー。エセ占いと呼ばれている彼女の力は本物かもしれない



(水晶をレース中は持たないから力を与えられる)



力とはスキルのこと。主はこれまでの挫折と無念を□□で晴らすのだと言う



まだ聞きたいことはあったが主は消えてしまった。今のはなんだったのかとトレーナーはまだ整理がつかないでいた




「アンタ起きてるわよね?」



あまりに静かだったので□□がどうしたのかと尋ねる。トレーナーは何もないからと主のことは一旦忘れることに



トレーナー「一着おめでとう」



「当然でしょ!!」



主が敵か味方はわからないが呪いと呼ばれているモノはまともでは無い。レース中も水晶玉を持っていてと言いたいが理由も無しに言えない



そもそも今回のレースは最後のスキルが無ければ負けていた。うまく付き合えれば彼女のプラスになるのではないか



トレーニング以外でもやることが多くなっていきそうな予感がする。トレーナーは彼女の頭を撫でながらそう感じていた



下1~3
学園内外のイベント



次に待っているのはタキオンの宝塚記念。その次はイナリのジャパンダートダービーでそれが終われば夏の合宿が始まる



合宿が終われば□□のスプリンターズステークス、更にネイチャの菊花賞



おまけにゴルシは何処を走らせるべきなのか。やる事と考える事が多いとトレーナーは頭を悩ませる



トレーニングはどうにかなるとわかったがこればっかりはどうしようもない。睡眠時間を削りきちんと考えなければと気合いを入れる




ゴールドシップ「どうしたんだよシケた面してよぉ!」



そこに突然ゴルシが絡んでくる。ゴルシのことで悩んでいるとは言えず愛想笑いで誤魔化す



メジロマックイーン「驚きましたわトレーナーが付いたというのは本当だったんですのね」



ゴルシはマックイーンと共にトレーナーの所に来ていた。ゴルシはトレーナーを紹介したいらしい



ドロップキックに耐えた唯一のトレーナーだとゴルシから聞かされるといい加減キックはやめなさいとマックイーンは叱る



マックイーンはトレーナーの顔を凝視したかと思うといきなり掴んで頬を揉むしだく



メジロマックイーン「私より白い肌にこのもちもち感……許せませんわね」



どうやらトレーナーの顔というより肌に興味があるようだ

何か特別なスキンケアをしているのか聞かれるがそんなことは無いとトレーナーは否定する



ただ甘いものは頻繁に食べず間食もしない。飲酒とタバコもしたことがないと聞くとマックイーンは突然発狂する



メジロマックイーン「スイーツは悪くありませんわよ!!」



トレーナー「へっ!?」



□□のような二重人格を疑ったがゴルシによるとマックイーンは甘い物の食べ過ぎで太り気味になったり肌が荒れたりを繰り返しているそうだ



甘いものを断てばそんな悩みは消え去るがマックイーンはスイーツの欲求に勝つことができない



メジロマックイーン「シュークリーム!ショートケーキ!チョコパフェ!」




トレーナー「僕はどうしたらいいかな?」



ゴールドシップ「放っといて土星に行こうぜ」



マックイーンにトレーナーを見せ終わったので次に行こうと自由ぶりを見せつける

安価の出し忘れ



下1~3
学園内外、レースのイベント

□□が安田記念の映像を見返すと自分の目から炎が飛び出していることに気付く



「なにこれぇ……」



炎が出てからスピードを上げアマゾン達を抜き返しているのを見て更に驚きもする



「私の身体がどうかしたの?」



自分に何が起きているのか暫く考え込む。やがて似たような現象を聞いたことがあると記憶の隅から掘り出してくる
 


「ライスシャワー先輩だ」



目から炎が出てスピードを上げて一着でゴール。□□と同じことをライスシャワーが過去にやっていた



自分にはスキルが無いはずなのに明らかにそれと同じ現象が起こっているのも不可解。もしかするとライスが知っているかもしれない



彼女に話を聞くしかないと□□はトレーナーに今日のトレーニングを休むと伝えライスの所に向かった
 

□□抜きでのトレーニングとなったが、そんなことは関係なくゴルシが暴れる



ゴルシがいきなりトレーナーを抱え上げて走り出したり、トランプタワーを一緒に作ったり、突然将棋をしたり



自由気ままな行動でトレーナーを振り回すが当のトレーナーはちゃんとしたトレーニングだと分析していた



トランプタワーは集中力とバランス力。将棋は盤面からレース時のポジショニングを戦略的に把握する事が出来る



ゴールドシップ「くらえ切札の二歩だ!」



トレーナー「うん、反則で負けだね」



ゴールドシップ「アタシがルールだかんな!」




時折脱線するが効率的に次のトレーニングに移ることは重要だとトレーナーは感心さえする



そんな状況が面白くないのはタキオンでトレーナーがゴルシばかり構うのが許せないでいた



アグネスタキオン「彼は私のモルモットなんだ」



ゴールドシップ「よーしじゃあバイオレンスショットガンタッチしようぜ!」



トレーナーとの間に入ったはずのタキオンはゴルシに引き摺られトレーニング場に連行される



ナイスネイチャ「トレーナーさんと2人きりだね……」



イナリワン「あたしは無視ってか?」



ネイチャを落ち着かせながらトレーニング場に向かいこっちも始めようとトレーナーはトレーニングの監督をはじめる



下1~3
トレーニングや□□のイベント

「先輩どう思いますか」



ライスシャワーに会いスマホで安田記念の映像を見て貰う。□□から炎が飛び出ているのを見て自分と同じだと驚く



この現象は先輩なら何か分からないかと質問するとライスはトレーナーに会わせてくれたら話すと答える



「どうしてトレーナーに会う必要があるんですか?」



ライスシャワー「お礼が言いたいなって思ってたの」



以前レースで一着になったのに周りからはヒール扱いされ落ち込んで泣いていたのをトレーナーだけが祝福してくれたのだ



凄いウマ娘だと一着をトレーナーだけが唯一認めてくれた。その言葉に救われたあの時のお礼が言いたいと語る



「あの女誑しが……!!」



いい加減無自覚なのを早くやめさせなければと怒りながら2人はトレーナーの元へ急ぐ

アグネスタキオン「ふぇぇ……」



ゴールドシップ「この勝負ゴルシちゃんの勝ちぃー!」



バレーボールマシンを使ったショットガンタッチはタキオンのダウンによりゴルシが勝利していた



ライスはあれは何だとトレーナーに質問するが気にしなくていいからと軽く流される



ライスシャワー「あの時はありがとうお兄さま!」



□□に睨まれつつお礼を受け入れた後に本題に入る。あの炎は精神と身体を削ってできるもので続けない方が良いと忠告する



ライスシャワー「ライスみたいになっちゃうからね」



このままでは宝塚のような大事故を起こすと真剣な顔で語る。ライスはあの事故で引退寸前まで追い込まれてしまったのだ



一か八かの笹針治療が成功しライスは現役を続けられている。もうあの炎には頼るつもりは一切ないとまで言い切る




トレーナー「体調に問題は無いよね?」



ライスの話を聞きトレーナーは心配するが□□は何も無いと答える。ライスも一度くらいなら大丈夫だろうとそこまで心配していない



トレーナー「やっぱり心配だから病院に行こう」



過保護かもしれないが□□の身体が大事だと急遽病院に向かうことに。ライスにお礼を言い2人は病院に向かった



下1~3
病院かトレーナーか学園内外のイベント




病院にて、診査を受けるが異常なしと判断されるが、例のスキルはなるべく使わないように今は大丈夫だがそのうち大惨事になりかねないと医者に注意される、何かあったらまた来るようにと言われる

>>532
注意はされたがあのスキルを発動したのは□□の意思ではなく先祖の霊による物…最初は上手く使えばプラスになると思ったが、そう単純な話でもないなと考えるトレーナー、フクキタルにレース中でも身に付けられそうな魔除けグッズがないか聞くかと考える。

考え込んでると□□は「無自覚な誑し発言やめなさい」と小突かれる、ライスの件を言ってるのだろう。「ごめん、でも泣いてる彼女をほっとけなかったし…」と□□もライス先輩の事は嫌いじゃないし、トレーナーのそういう優しいとこが好きだから許してやると

534はいつものゴミだからあと下1

違うんか。改行気を付けて

どうすりゃいいか対策がわからん。いつものゴミはマジで消えて欲しい

病院にて診査を受けるが□□は異常なしと判断される。とりあえずは安心だとトレーナーは胸を撫で下ろす



□□とトレーナーの話を聞きドクターは『スキル』はなるべく使わないようにと警告する



あと数回なら問題ないが多用すれば大惨事になりかねない。使わないのが一番だが何かあったらまた来るようにと言われる



「使わないようにって言われても」



あのスキルを発動したのは彼女意思ではなく呪いによるもの。それを彼女に使うなと言われても無理がある



自覚がないのでどうすればいいのかと□□は悩む。トレーナーは上手く使えばプラスになると思ったがそう単純な話でもないなと気付く



水晶玉が有効ならばフクキタルにレース中でも身に付けられそうなグッズがないか聞くかと考える



トレーナーが考え込んでいるとドクターは精密検査をしたいと言い始める。彼女はなにもなかったはずだと驚く



医者「検査をしたいのは貴方です」



□□が待合室に戻されトレーナーの検査が始まってしまう。彼女はトレーナーに何かあったのかと取り乱すがウマ娘の看護師が宥める

トレーナーは医者から睡眠時間や普段の生活を聞かれ全て正直に答えた。担当が増えたことにより眠る時間は大きく減っていた



一日の睡眠時間はおそよ2~3時間。それでも彼は身体に異常を覚えていないのでこの生活で大丈夫だと自信があった



食べるものはタキオンの弁当のついでに作るのでインスタントに頼ることは殆どなく栄養素もバッチリ



健康面に不安がないと伝えるがドクターの表情は暗い



医者「明らかな過労です。異常が無いのがおかしいですよ」



この生活を続ければ生命に関わってくるとまで医者は言うがトレーナーは大袈裟に言われていると受け取ってしまう



理事長代理は5人を担当して欲しいと言っていたのでこの生活を他のトレーナーもしているはずなので過労というには大袈裟



医者の話しを愛想笑いで流しトレセン学園に戻ろうと□□が待っている待合室に向かうトレーナー




下1~3
病院か学園でのイベント

待合室に戻る途中に脚を引きずりながら歩いているメジロアルダンを見掛ける



トレーナー(この病院に入院していたんだ)



この病院なら信頼できる、□□に何かあればまたここに来ようと思っているとアルダンがバランスを崩して倒れかけてしまう



トレーナー「危ないっ!」



急いで抱き抱えて支えるトレーナー。アルダンはお礼を言うがトレーナーとの距離は必然的に近くなっている



メジロアルダン「綺麗な方、それに……」



アルダンがまだ何か言おうとしていたがそれを□□が阻止する。彼女はアルダンをちゃんと立ったことを確認するとトレーナーの耳を引っ張る




トレーナー「いたたたた!!」



「いい加減にしなさいよアンタ!」



ライスシャワーの件も掘り起こされ学園に帰るまでの間ずっと説教されることになったトレーナー



メジロアルダン「またお会いできますよね」



アルダンの心にトレーナーは深く残ってしまい□□の説教は意味はないがそれを知ることは無い

その頃学園では未だにトレーナーが付かないウマ娘を生徒会が呼び出していた



呼び出されたのはサイレンススズカ、ナリタタイシン、タイキシャトル、ゴールドシチー、そして生徒会メンバーのナリタブライアン



他にもトウカイテイオーなど呼び出されたウマ娘は居たがこの場にやって来なかった



ルドルフは何故トレーナーを拒否するのかと5人に質問する。理事長や理事長代理のおかげで優秀なトレーナーは集まりつつある




優秀なのを知ってスカウトしているのに実力が無いはずがない、どんな理由があるのか教えてくれとルドルフは聞く




スズカは逃げに特化したトレーナーが居ない。タイシンはトレーナーが必要ない。ゴールドシチーはトレーナーに求めるものが大き過ぎる



ブライアンはトレーナーに興味がなくタイキシャトルはいいトレーナーを見つけたが断られたという



それを聞いたルドルフはまずブライアンにトレーナーは必須になるので早く決めろと注意する。タイシンはブライアンと同じような理由だが彼女のメンタルを考えると強く言えない



スズカには逃げ以外で走るトレーニングもしておいて損はないと説得し、ゴールドシチーには複数のトレーナーが担当することを提案する



それぞれの問題にある程度の答えは示せたが問題はタイキシャトル。別のトレーナーを探せというのは話が違ってくる

他の4人と違いタイキシャトルはトレーナーに断られたという理由がある。そんな彼女に早くトレーナーを見つけろというのは公平でない



しかし全てのウマ娘にトレーナーは必須だというルールを作った以上、簡単に例外を認めるわけにはいかない



タイキシャトルから問題のトレーナーの名前を聞きエアグルーヴから資料を受け取る



トレーナーは既に5人を担当していてこれ以上増やすことは難しいと知る



シンボリルドルフ「どうしても彼が良いのか」



タイキシャトル「トレーナーさんしかカンガエられマセーン!」



わかったと言い残し後のことは任せるとエアグルーヴに託し、ルドルフは生徒会室を後にする



下1~3
学園でのイベント

トレーナー室にシンボリルドルフが来る、□□は「ま、まさか生徒会長までトレーナーを…」と涙目になるが、「私にはもうトレーナーがいるよ」と言い□□を安心させる、ルドルフのトレーナーは有能なベテラントレーナーでルドルフの他にミスターシービーやマルゼンスキーのような超強豪を担当している。

>>552
タイキシャトルがどうしても君にトレーナーになって欲しいと言っていると話すルドルフ
トレーナーは「前も言ったけど彼女は□□のライバルでいて欲しい、同じチームじゃ駄目なんだよ」と彼女が自分を好いてくれてるのは嬉しいけど…これは譲れないと語る、「テイオーを断ったのもそれが理由か?」と聞くルドルフ

頷くトレーナー、納得してくれたルドルフは「分かったよ二人は上手く説得する」と言ってくれた

学園に帰ってきていた2人はトレーナー室で話し合っていた。その内容は彼の行動についてのものだった



誰にでも絡むのはやめろと□□は言うがそういうわけにはいかないとトレーナーは反論する



トレーナー「今日のアルダンだってあの場に誰もいなかったし、支えなかったら大変な事になってたかも知れないよ」




確かに周りに誰もいなかったのでトレーナーがアルダンを支えなかったら大惨事になりかねなかったので□□は言い返せない



彼に悪意が無いのでどうすればいいのか□□は悩む。トレーナーは□□の言いたいことはわかっているがつい行動してしまう



2人とも悩んでしまい会話が途切れたところにシンボリルドルフがやって来る



「ま、まさか生徒会長までトレーナーを!?」




コイツは生徒会にまで手を出していたのかと呆れるより驚きが出てくるが自分にはトレーナーがいると言い彼女を安心させる



トレーナー「会長のトレーナーを知らないの?」



ルドルフのトレーナーはかなり有能なベテラントレーナーでルドルフの他にミスターシービーやマルゼンスキーのような超強豪を担当している



そんなベテラントレーナーを知らない方がおかしいが彼女は最近まで友達が居なかったので仕方なかったのだ

ルドルフはタイキシャトルがどうしても君にトレーナーになって欲しいと言っていると話す



するとトレーナーはタイキシャトルには□□のライバルでいて欲しいと自分の考えをルドルフに伝える



同じチームじゃ駄目だという彼の意見を聞きルドルフは静かに頷く。テイオーを断ったのも同じ理由かと聞くとそうだと返事がくる




シンボリルドルフ「ただ拒否しただけでなく理由があったのだな」



適当なことを言っていないと判断したルドルフは2人を上手く説得すると約束する



トレーナーも担当は無理だが手伝えることがあるなら何でも言って欲しいと言いルドルフを見送った



タイキシャトルにトウカイテイオー。次々に強力なライバルが現れて□□は少しも油断できないでいる



レースでもそうだがトレーナーを巡る戦いに油断は許されない



下1~3
学園かトレーナーかレースイベント

ゴルシがトレーナーに「今から一緒に木魚ライブしよーぜっ!」と言い連れていこうとする。
ゴルシが来てから奇行に巻き込まれがちなトレーナー、それを見たタキオンは「君は彼の事が好きなのかい?」と聞く、ゴルシは「おう!好きだぞ!コイツといるとすっげえ楽しいからな!」と答える、□□は一瞬反応するがゴルシの好きは異性として好きより友達として好きに近いことにすぐ気付き安心

ルドルフが帰った瞬間にゴルシがトレーナー室に飛び込んでくる



ゴールドシップ「今から一緒に木魚ライブしよーぜっ!」



そう言いながらトレーナーを連れていこうとする。 ゴルシが来てから奇行に巻き込まれでばかりだと□□は不満に思っている



「アンタもトレーナーのこと好きなの?」



ここまで来るとライバルが一人増えたところでどうでもいいと投げやりな態度でゴルシに問いかける



ゴールドシップ「好きだぞ!コイツといるとすっげえ楽しいからな!」



コイツもかと呆れる前にふと気付く。ゴルシの好きは異性として好きより友達として好きに近かった



ゴールドシップ「木魚でエイトビートを刻むんだよ!」



ゴルシといる間は安心だと理解した□□は特に止めることもせずトレーナーを送り出した

その日の夜、□□は夢を見る



我々の力によりトレーナーは人外レベルの回復力を得ている。過労同然の睡眠時間なのに倒れもしないのはこれが理由だ



もし我を否定するならトレーナーは回復力を失い疲労で倒れ死ぬと脅して来る



もはや敵なのか味方なのかわからない呪いの主。自分の祖先のはずなのに平気で危害を加えようとしてくる



そんな気持ちを読んだかのように我々を肯定すれば味方、否定すれば子孫だろうが容赦しないと言いだす



(勝った者は常に負けた者達の怨みと怨念を背負って生き続けるのだ)



お前が我々の無念を晴らせと言い放ったあと□□は夢から覚める



「どうしろって言うのよ……」



□□は答えを出せず悩みの種が増えてしまった



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント


タキオンの宝塚記念も近いということで調整を進めていくトレーナー。そこにマンハッタンカフェとそのトレーナーがやって来る



マンハッタンカフェ「私も宝塚記念に出るんです」



自分も宝塚記念に出るので早めに挨拶に来たと2人は言う



アグネスタキオン「君相手でも容赦するつもりはないねぇ」



マンハッタンカフェ「当然です……」



2人が静かに火花を散らしている横でカフェのトレーナーが彼に話しかけてくる



カフェトレ「貴方よく彼女を引き受けたわね」



カフェトレはトレーナーがタキオンのトレーナーになったことに驚いていた。実は彼女は以前タキオンの仮トレーナーだったことがある



アグネスタキオン「キミはモルモット君とは違うからね」



いつのまにかトレーナーの隣に立っていたタキオンはやれやれといった表情をしている

アグネスタキオン「彼女は料理は作れないし薬を飲んだら体調を崩す。モルモットして使いものにならないからねぇ」



料理が下手なのは仕方ないとしてトレーナーに薬を飲ませるのが間違っているのだがタキオンは悪びれる様子がない



マンハッタンカフェ「貴女はトレーナーを何だと思ってるんですか」



アグネスタキオン「ただのモルモットさ」



自分自身でさえ研究材料であるタキオンにとってトレーナーという存在はモルモットでしかない



トレーナー「そんな言い方はよくないよ」



アグネスタキオン「そんなこと言わないでおくれよトレーナーくぅん」



ただしそれはトレーナーを除いた話である。タキオンにとってトレーナーはモルモットを超える存在になっている



カフェとカフェトレの前だというのにいつものようにトレーナーに抱き着き頬を擦り付けながらタキオンは甘え出す



カフェトレ「へ……?」



トレーナーに甘えるタキオンを見てカフェトレは状況が理解できないでいる




下1~3
次や学園やレースイベント



それから時間が経ち、宝塚記念当日になる。控え室ではトレーナー、□□、ネイチャとイナリがタキオンにエールを送っていた



アグネスタキオン「軽く一着を取って来るよ」




平然を装いながら控え室からパドックに向かうが、まさか脚が脆い自分が宝塚を走るなんてとしみじみ思っていた



アグネスタキオン(このレースは可能性を示すものになる)




トレーナーや自分の為ではなく可能性のその先をみる為のレース。勝つことだけが全てを証明することになる




誰かの為という動機よりもある意味強い意思の力でタキオンはレースに向かう

レースの展開は先行で走るタキオンがリードし、カフェは差すタイミングを見計らっている




アグネスタキオン(脚が軽い!)



タキオンは自分の脚が耐えていることに感動しながら走り続ける。これもトレーナーのお陰なのかと驚きもする



アグネスタキオン(彼と居れば『その先』が見える)



マンハッタンカフェ(届かない……!)



隙の無い走りで好位置をキープし続けたタキオンに後続はチャンスすら作れずタキオンの独走を許す結果に



タキオンは一着、カフェは辛うじて二着に滑り込んだ
 


アグネスタキオン(確信したよ、私にはモルモット君が必要だ)



タキオンだけではこの勝利は得ることができなかった。その事実を噛み締めながらタキオンはライブに向かう

トレーナー「一着おめでとう」



ライブが終わり控え室に帰ってきたタキオンにトレーナーは優しく微笑む



アグネスタキオン「全て君のお陰さ」



トレーナーの手を強く握るタキオン。それを見た□□は2人を睨み付けるがすぐに仕方ないかという表情にかわる



アグネスタキオン「この脚であんなレースができるなんて思わなかったよ」



アグネスタキオン「君は私に必要な存在だ」



興奮した様子で語るタキオンをトレーナーは笑顔で見続けている。タキオンの脚を育てることは容易ではなかった



種から芽が出て実が育つように彼女の脚はレースに耐えうるものに成長した。自分のやったことは間違っていなかったと証明されたのだ



タキオンの次のレースをどうしようかと嬉しそうに悩んでいるトレーナーにタキオンはあることを言い始める



アグネスタキオン「さて……ご褒美は何なのかな?」



ん?という表情になるトレーナー。そういえばネイチャがレースに勝てばご褒美が欲しいとかなんとか言っていたなと思い出す



アグネスタキオン「私と実験室で……」



「させるわけないでしょ!!」



トレーナーの前に□□が仁王立ちで立ちはだかるがご褒美は必須だとタキオンは譲らない



イナリとネイチャもタキオンの味方をする。特にネイチャはご褒美に命をかけているといっても過言ではなくなってきている



下1~3
トレーナーとのイベント

ご褒美と言っても□□が納得するものに限る、その線引きは必要だとトレーナーは言い□□は大きく頷く



アグネスタキオン「やれやれ、仕方ないねぇ」



タキオンは突然トレーナーに抱き着くと撫でてくれと要求する。それくらいならとトレーナーは優しく撫でる



アグネスタキオン「今回はこれだけにしておいてあげるよ」



と言い頬にキスをする。その光景を見たネイチャは断然やる気になりイナリは赤面しながらも生唾を飲む



肝心の□□はその程度なら問題ないと余裕を見せている。もしこれが口へのキスならそれはもう大変なことになっていただろう



ゴールドシップ「おっしゃーーい!」


そんな状況の中焼きそばが完売したと上機嫌でゴルシが戻ってくる

ゴルシの視界に抱き合っているトレーナーとタキオンがはいる




ゴールドシップ「……お前らそういう関係なの?」



アグネスタキオンは「そうさ」



□□「違うわよ!!」



トレーナーはこれはレースに勝ったご褒美だと言うとゴルシは納得したようだった



ゴールドシップ「アタシのドロップキックと同じだな!」



レースに勝ったら手加減無しで蹴るからなと言い残しゴルシは去っていく



トレーナー「そういえば何かのレースに登録してたような」



トレーナーのサインが欲しいと言われ書いた書類は出走登録の用紙だった。詳細を確認する前にゴルシが持っていってしまったので詳細は知らない



アグネスタキオン「んふぅ」



タキオンにしてはご褒美の内容が過激でなかったのはこれから実験室でカフェと色々あるからだった



ライブも終わったので帰ろうとタキオンはいそいそと帰る準備を始める



下1~3
学園かトレーナーイベント

次はイナリのジャパンダートダービーの調整を進めるトレーナー。□□がダート適正があるので練習相手にもピッタリで効率的にトレーニングを行なっていく



イナリワン「イナリ様のお通りだぁ!」



タキオンのご褒美を見た影響でイナリはいつも以上に気合いが入っている



どんな相手が来ようとも捻じ伏せると気合いは十分。するとサングラスをかけた敏腕P風の男性が突如現れる



ファルトレ「勝つのはウチのファル子だ!」



突然なにを言い出すんだこの胡散臭い男はと思っているイナリ。するとトレーナーが彼は怪しい人物ではないと紹介を始める



トレーナー「スマートファルコンのトレーナー兼、逃げ切りシスターズのプロデューサーだよ」



ついでにマネージャーもやっていると教えてもらうが結局何なのかよく分からない。無視してトレーニングに戻ろうと意識が彼から切れる

ファルトレ「ジャパンダートで勝ってセンターで踊るのはロリ巨乳エセ江戸っ子娘じゃない、うちのファル子だ」



イナリワン「あ"ぁん!?」



ロリ巨乳は許せるがエセ江戸は許せはしないイナリのスイッチが入ってしまう



イナリワン「チャラチャラしてる奴に負けるかってんだ!」



勝って本物の江戸っ子だと証明してやると意気込むイナリ。ファルトレもファル子が負けるはずがないと自信に溢れている



「実際どうなのよ」



ヒソヒソ声でトレーナーにイナリに勝ち目があるのか聞く□□。トレーナーは記録の上では厳しいと答える



トレーナー「僕が担当する前のタイムだと勝てない」



自分が担当したことによりどれだけ伸びたのか。タキオンはうまくいったがダートはどうなるかわからない



下1~3
学園、トレーナー、レースイベント

イナリのタイムを改めて測るとトレーナーがいなかった頃よりも伸びていることがわかる



しかし相手は赤鬼のような強さとも言われているスマートファルコン。油断は出来ないし厳しい戦いになると推測できる



イナリワン「相手が鬼だろうが関係ない!」



あんな奴らには負けないと燃えるイナリだが気合いでどうにかなる相手ではない



ファル子の過去のレース映像を見て対策しようとトレーナーが提案し早速見ようとトレーニングを中断しトレーナー室に戻る



トレーナー「一番最近のレースはこれかな」



パソコンでファル子のレースの映像を再生しトレーナーとイナリはじっくり観察する

イナリワン「……ん」



映像を見ている最中さり気なく自分の胸をトレーナーの腕に当てるイナリ。それに気付いた□□も負けじと反対の腕に胸を押し付ける



トレーナー「いやちょっと」



やめてくれとは言えずGとHに挟まれるトレーナー。映像に集中しなければ下半身が盛り上がってしまうと意識を集中する



映像を見ている限りは大丈夫だと集中したままレースを見ていたが最後に伏兵が現れてしまう




ゴールドシップ「よぉ~何見てんだ?」




後ろからゴルシが覗いてくるとその瞬間トレーナーの背中にゴルシの胸が当たる



トレーナー「ウっ」



6つのマシュマロの攻撃を受けたトレーナーは限界を迎えてしまう



イナリワン「あ……」



イナリはトレーナーの事情に気付き顔を赤らめる。□□も気付いておりトレーナーを睨み付ける



ゴールドシップ「なんだお前ら?」



ゴルシの位置ではトレーナーの下半身が見えず何が起こっているかわかっていない



下1~3
学園、トレーナー、レースイベント



寝る

ゴールドシップ「なぁ~にをして……」



胸を押し当てたままトレーナーの後ろから覗き込むと盛り上がっている下半身が目に入ってしまう




ゴールドシップ「な、なな、なななな!」



こういうことに耐性がなかったようでゴルシは赤面し狼狽える。□□はいつもの様子からは考えられない表情のゴルシに驚く




ゴールドシップ「おめーなにやってんだ!!」



取り乱したゴルシの蹴りがトレーナーに放たれてしまう。あれでも手加減していたドロップキックの威力とは比にならない威力である



トレーナーは部屋の真ん中で扉を背中にして座っていた。彼の正面には曇りガラスの小窓があり、その向こうには学園の校舎がある



ツインターボ「あ、流れ星!」



ゴルシの蹴りによりガラスを突き破ったトレーナーはその破片と共に輝きながら流星(メテオ)となる



真昼に現れた謎の流星はトレセン七不思議の一つとして語り継がれることになった

流星になったトレーナーだが奇跡的に大きな怪我はなくタキオンはトレーナーの頑丈さに興味を示していた



怪我が無いのなら言うことがあると□□は保健室でトレーナーに説教を始めた



(コイツの精力って最近強くなってるわよね)



これも呪いのせいかと考え込む□□。実際はタキオンの薬のせいだが彼女はそれに気付かない



トレーナー「ごめんね□□」



謝るくらいなら態度で示せと□□は怒ったふりをする。トレーナーは考え込んだあとまさかという顔をする



トレーナー「ここで……?」



「バカ!そうじゃないでしょ!」



外泊届けを出しておくから今夜は覚悟しろと言いながら怪しい笑みを浮かべる



下1~3
学園、トレーナー、レースイベント

夜、寮内のイクノディクタスの部屋にターボ達4人が集まっていた



ツインターボ「だから~!昼間に流れ星を見たんだって!」



ナイスネイチャ「はいはい何かの見間違えでしょ?」



マチカネタンホイザ「何人も見たって話は聞いたよ!」



イクノディクタス「興味深いですね」



自分のトレーナーが星になったことは知らないネイチャは流れ星の話題に区切りをつけ、タンホイザが重大発表があると盛り上げる



ツインターボ「ターボ達にもトレーナー付いたぞ!」



ターボとタンホイザはイクノディクタスのトレーナーに面倒見てもらう事になったらしい



トレーナーがついたことは喜ばしいが心配だと正直な感想を言う



ナイスネイチャ「三人ともG1で勝った事のないメンツが集まってけど大丈夫そう?」



G1で勝った事ないというのはネイチャにも当てはまるが友達として心配だとイクノ達に語りかける



マチカネタンホイザ「そっちのトレーナーさん程凄くないけど爽やかで良い人だよ!」




ツインターボ「ターボアイツのこと好き!」



レースで勝つことも大事だが信頼できるトレーナーとトレーニングを続けることも大切だとネイチャは学んだ



ターボがそのトレーナーを気に入ったのなら心配ないだろうとネイチャは考えを改める

ツインターボ「ネイチャありがと!」



イクノディクタスのトレーナーに便宜を図ったのはトレーナーでありそのことはイクノ達も聞いている



ナイスネイチャ「感謝するのはこっちですよ~」



あの時ターボのプリント運びを手伝わなかったら、タンホイザが□□にレースを挑まなかったらトレーナーと会う事はなかった



むしろ感謝するのはこっちだとネイチャは2人にありがとうと何度も告げる



ナイスネイチャ「2人はネイチャさんの恋のキューピットですよ~」




出会えたのはいいが勝算はあるのかとイクノは厳しい質問をする。□□は今日外泊届けを出してトレーナーの家に向かっている




彼の家で泊まるということは2人は男女の仲。勝ち目は薄いとイクノは冷静に判断する



ナイスネイチャ「そんなことで諦めるネイチャさんじゃありませんから」



なにやら秘策があるようでそれを3人に話す。ターボは頭にハテナマークを浮かべタンホイザは鼻血を出してしまう



イクノディクタス「あまり良い作戦とは言えません」



勝ち目がほぼないことは見えている。なら一か八かのこの作戦しかないとネイチャは覚悟を決めている



下1~3
学園、トレーナー、レースイベント

レースではスマートファルコンが逃げでトップをキープ、イナリは追い込みで走りスキルを発動し周りを抜かしていく
ファル子も抜かされかけたのでスキルを発動し終盤二人の一騎打ちに

>>600
終盤、イナリの新スキル「灯穂」最終直線で速度が上がりファル子を負かし一着に。
一着を取ったイナリは「ダンナ〜!」とトレーナーに飛び付く。ファルトレはファル子が負けるなんて信じられないという表情を浮かべている
「次はファル子が勝つ、エセ江戸っ子!」と宣言、トレーナーは「イナリはエセじゃなく生粋の江戸っ子ですよ」と言う。

ジャパンダートダービー当日、イナリの控え室にファルトレとファル子が挨拶に来る



ミホノブルボン「良い勝負になりそうですね」



サイレンススズカ「嘘でしょ……また巻き込まれてる」



なぜかブルボンとスズカもいるが逃げシス関連で巻き込まれたようだった。ブルボンは気にしていないがスズカの表情は暗い



イナリワン「誰が相手でもかかってこい!」



誰がどれだけ走ろうとも追い込んで勝ってみせるとイナリは宣言する



トレーナーはイナリの反応を見て調整に不安もなく良いレースができると確信する



イナリワン「お前らには絶対負けないからな!」



そう言ってスズカを指差すイナリ。彼女はダートに適正がないのでこのレースには走らないのだがイナリには関係ない



サイレンススズカ「嘘でしょ……」



なぜファル子ではなく自分なのか。その理由が明かされることはなくレースはスタートする

レースではスマートファルコンが逃げでトップをキープし、イナリは後方でレースの展開を読んでいる




イナリワン「ここだ!!」



主に逃げで走る□□とトレーニングを何度も重ねたことにより仕掛けるタイミングはバッチリ。激しい追い込みで周りを抜かしていく




スマートファルコン「負けないよっ!」



トップに並びかけるところまでくるとファル子はスキルを発動し引き離しにかかる。終盤は2人の一騎打ちとなる



イナリワン「これが江戸魂だぁ!!」



トレーナーとのトレーニングにより成長した『スキル』が発動しラスト200mで順位が入れ替わる



そのままの速度を維持しイナリは一着。ファル子はイナリについていけず最後はスタミナを使い切り失速してしまった

イナリワン「旦那ぁ~~!」



一着を取ったイナリはとトレーナーに飛び付く。ファルトレはファル子が負けるなんて信じられないという表情を浮かべていた



ファル子「次はファル子が勝つからなエセ江戸っ子!」



負け惜しみのようにそう言うがトレーナーはイナリは生粋の江戸っ子ですと返す



言い返す言葉がなかったのかファルトレはそのまま去っていく。イナリは相変わらず嬉しそうにしている



トレーナー(この調子を維持したいな)



□□から始まりチーム内でのG1の連勝が続いている。この流れをできるだけキープしたいとトレーナーは考える



下1~3
トレーナー、学園、レースイベント

ある日のトレーナー室、夏合宿も近いので体力温存の為にもトレーニングは基礎トレーニングだけにしようと提案する



□□をはじめ全員が賛成しこの数日は基礎トレのみが実施されることになった



ナイスネイチャ「夏合宿か~、トレーナーさんが喜んでくれる水着買っとかないとね」



「はぁ……?学校指定のでいいでしょ」



夏合宿をなんだと思っているのだと□□は言うが、タキオンはこれはチャンスだと怪しく笑う



アグネスタキオン「際どいビキニの方がモルモット君は喜ぶよ」



その言葉をイナリも聞き逃さず近いうちに買いに行こうと決める。ネイチャはサイズで勝てないのなら際どさだと勝負に出る



間違いが起こるとすればこの夏合宿。なんとしてもトレーナーを死守したい□□に妥協はない



(最悪は裸ね)



お洒落な下着の知識がなかった□□にとって際どい水着を探すというのは簡単な話ではない



それならいっそ全裸で海で入ってやると変な覚悟が決まってしまう

そんな彼女らのトレーニングをナリタブライアンが遠くから見ていた。基礎トレしか行っていないが効率化されている



ナリタブライアン「いいトレーニングをしているな」



ブライアンは思わずそう呟く。今までトレーナーなどに興味はなかったが一人でのトレーニングには限界があり伸び悩んでいた



姉のハヤヒデやルドルフに早くトレーナーを作れ、なんなら自分達のトレーナーを紹介すると言われていたがライバルでいたいと拒否していた



ナリタブライアン「奴は□□や担当達を一着にしてるらしいな」



トレーナーならひょっとしてと思うが彼は既に5人のウマ娘を担当している。普通ならここで諦めるがブライアンは違った



ナリタブライアン「勝負してみるか」



担当を賭けてトレーナーチームと対戦を考えるブライアン。例え負けても自分の経験値となるので損は無い



見たところトレーナーチームは適正距離がバラけているので同じチームでの争いがない。自分が理想とするチームだ



いざ勝負とブライアンはトレーナーの元に向かう



下1~3
トレーナー、レース、学園イベント

ブライアンがトレーナー達に「勝負しろ」「私が勝ったら担当して貰う」と挑んで来た
□□は「ブライアンさん!?何言って…」と反発したら、睨み付けられ一瞬で引っ込む□□
トレーナーは「申し訳ないが流石にもう増やすつもりはない」と勝負を断る。

>>610
イナリ、ゴルシは「売られた喧嘩は買ってやる!」と燃える、二人相手でも構わんと強気のブライアン、怯える□□を宥めながら仕方ないと諦めるトレーナー
タキオンとネイチャは「これ以上増えたら彼との時間が減るから頑張れ」と二人にエール

ブライアンはトレーナー達に勝負を挑んでくる。自分が勝てば担当して貰うからなと一方的に宣言する



「ブライアンさん何を言って……」



ナリタブライアン「なんだ」



「ひっ……」



睨み付けられ□□は一瞬で引っ込む。トレーナーは担当はもう増やすつもりはないと断るもののイナリとゴルシが乗ってしまう




ゴールドシップ「売られた喧嘩は買ってやる!」



イナリワン「江戸の喧嘩は華でい!」



二人相手でも構わないと強気のブライアン。怯える□□を宥めながら仕方ないと勝負を受けることにしたトレーナー



ナイスネイチャ(これ以上担当が増えたらトレーナーさんとの時間が減っちゃう!!)



ネイチャは静かにエールを送りタキオンはデータ収集の為に準備を初めていた

勝負内容は芝、中距離になった。トレーナーの合図でレースはスタートし結果が出る



ゴルシが一着、イナリが二着、ブライアンが三着。ブライアンが先行したが2人が追い込み見事に勝ちを手に入れた



ゴールドシップ「この喧嘩ゴルシちゃんの勝ち~~!」



トレーナー「ゥオッッッ!!」



ゴルシはゴールしたと同時にトレーナーにドロップキックをお見舞いし、イナリは暫くぶりの芝でこんなものかと頷いている



ナリタブライアン「やはり……コイツは本物か」



いい経験になったまた勝負してくれと言い残しブライアンは立ち去る。ゴルシはいつでも喧嘩は買ってやると上機嫌だった



五点着地でキックの勢いを殺し切ったトレーナーは今回のことを重要視していた。今日は勝てたから良かったがもし負けていたらどうなっていたか



これ以上担当を増やせないということをきちんと理由付きで知ってもらわねばと対策を考えることに



無理をすれば担当を増やせると思われてはいけない。もうどうやっても増やせないのだとわかってもらうにはどうするのが最適か



夏合宿までの時間でそれを考えつつ、合宿のメニューも考えておこうと決める



下1~3
学園、トレーナー、レース、合宿イベント



寝る

あの時はあまり取り合わなかったが医者に休めと以前言われている。少し無理をしているのを皆に分かってもらえるよう診断書を書いてもらうことを考えるトレーナー



夏合宿までは基礎トレーニングだけなので自分が休んでも影響はほぼ無い。少し早い夏休みだと思えばいい




早速病院に向かい数日休みたいので診断書が欲しいとドクターに相談するとすぐに要望は通る



医者(深刻に見えるように書いた方が良さそうだ)



トレセン学園は診断書が無ければ休めないのかとドクターは心配する。トレーナーは休み中も仕事は続けるとドクターに語る



トレーナー「夏合宿に向けてやることは盛り沢山ですから」



□□らの活躍が嬉しいトレーナーは得意げに語るがドクターは余計に心配する



医者「この書類をーーに」



トレーナーが退室したあと、診断書をある所に送るよう看護師に指示する。彼の勤務時間は過労死ラインを大きく超えてしまっていることをトレーナーは自覚していない

診断書を貰い帰る途中にメジロアルダンと遭遇する。トレーナーに会うと嬉しそうに駆け寄って来て手を強く握ってくる



メジロアルダン「小さくて白く奇麗な手……」



トレーナー「もう脚はいいのかい?」



恍惚な表情をしているアルダンに脚の状態を聞くトレーナー。日常生活には支障の無いくらいには治ったそうだ



会話をしながら彼女を病室まで送り届ける。部屋の前までくると再び彼女はトレーナーの手を握る



メジロアルダン「貴方にトレーナーに担当になって欲しい贅沢は言いません」



メジロアルダン「偶に来て一緒にお話をしたいです。それだけで私は満足ですから」



その反応からアルダンの脚はもう走れないのかもしれないとトレーナーは直感する。話くらいならいつでもとアルダンの手を強く握り返す




下1~3
学園、トレーナーイベント

もしかするとライスシャワーの受けた治療が参考になるかもしれない。□□と炎についての忠告へのお礼を言いに行くのも兼ねて聞いてみようとトレーナーは決める



トレーナー「諦めちゃいけないよ」



その言葉を受けアルダンは答える代わりに強く手を握り返す。その表情は涙を堪えるのに必死だった



必ずアルダンの力になると言い残しトレーナーは病院から離れる。そして学園に診断書を出し見事休みを取ることができた



□□達にメールで事情を説明しこれでやることは終わり。ゆっくりと家で仕事ができると部屋の中で大の字になる



トレーナー「少し寝ちゃおうかな」



昼寝なんてどれくらいぶりだろうかとトレーナーはベッドに滑り込んだ

翌日以降、トレーナーの思った通りトレーニングに影響はほぼ無く順調に進んでいるはずだった



トレーニングに問題はなくとも日常生活に大きな問題が生じていた



アグネスタキオン「モルモットくぅ~ん……どこにいるんだい……」



タキオンは10分に一回は居ないトレーナーを探し出す



ナイスネイチャ「トレーナーさんに会いたい……」



ネイチャはトレーナーに会えず干からびていた



イナリワン「えーーいなんだってんだ!」



イナリはトレーナーに会えずイライラしている



ゴールドシップ「何だトレーナーいねぇのか、じゃマックイーンと遊んでくるか」



ゴルシはトレーナーが居ないのならここに用はないとどこかに行ってしまう。形は違うが見事に全員トレーナーに依存していた

「アイツが居ないだけで情けないわね」



チーム内で唯一余裕を見せていたのが□□だった。タキオンは何故彼女だけ余裕そうなのかと不思議そうにしている



ナイスネイチャ「アレが正妻の余裕ってやつですよ……」



アグネスタキオン「ふぅン」



トレーニングだけの付き合いとは違い□□はトレーナーと何度も何度も身体を重ねている



だから合宿までの間会えなくとも禁断症状が出ないとネイチャは恨めしそうにしている



「ふんっ!!」



ヘタっている3人に対して胸を張り余裕っぷりを見せつける。その姿は正に正妻と言うに相応しい姿だった

ピンポーン



「ただいま~」



トレーナー「いらっしゃい」



□□はトレーナーが休みになってから毎日トレーナーの家に行っていた。門限までに戻れば良いので気軽に来れていた



「まだ仕事してるの?」




トレーナー「合宿のあとのことも考えないといけないからね」



休みでも仕事を続けるトレーナーを心配しても彼は手を止める気配がない



「仕方ないわねぇ」



パソコンを触っていた手を取り自分の胸に当てる□□



「これで仕事できないでしょ?」



濃厚な2人だけの時間はゆっくりと過ぎていく




下1~3
学園、トレーナーイベント

□□がトレーナーと濃厚な時間を過ごして帰って来るとシンボリクリスエスとタニノギムレットが睨み合っていて、クリスエスが果たし状を突き付けるのを目撃する



「ひっ……」



他のウマ娘と同様□□もビビってしまう。喧嘩に巻き込まれないよう逃げるべきなのだが足が動かない



恐怖で足がすくみその場から動けないでいたがギムレットが柵を壊すのはやめないと叫んだあたりで□□はほっと息をつく



「そんなくだらない事だったのね……」



タニノギムレット「なんだと?」



思わず出てしまった本音がギムレットの耳に入ってしまい破壊理論を熱く語り始める




「あ、あの」



他のウマ娘達に助けを求めるもそそくさと逃げられてしまう



タニノギムレット「この世の全てのものは破壊される運命にある!」



だから柵も壊しているのだとよくわからない理論を聞かされ続ける□□。逃げようにも逃げられない

アグネスタキオン「こんなところに居たのかい」



ナイスネイチャ「探しましたよ~っと」



イナリワン「悪いな□□にちょいと用事でね!」



「あ……」




そこにタキオン、ネイチャ、イナリが助けに入る。流石のギムレットも4人相手だと話を続けにくいようで□□は解放される



そのまま□□をトレーナー室に連れていき彼女は素直に礼を言う



「今回ばかりは助かったわ」



アグネスタキオン「一つ貸しだねぇ。ということで彼の家を教えたまえ」



しまったそれが狙いだったかと思うがもう遅い。こうしてトレーナーの家はチームで共有されることになった



下1~3
学園、トレーナーイベント

ピンポ


アグネスタキオン「モルモットくぅ~~ん!」



チャイムが鳴り終わる前にトレーナーの扉はこじ開けられタキオン達がなだれ込む。□□は申し訳なさそうな顔をしている



ナイスネイチャ「トレーナーさんの家……トレーナーさんのベッド!」



イナリワン「なんでいこれは!?」



ネイチャは躊躇うことなくトレーナーのベッドにダイブし顔を埋めて悶えている。イナリはトレーナーのベッドの下からいかがわしい本を見つけてしまう



トレーナーにより厳選された本の中にロリ巨乳物がありイナリの顔は真っ赤になってしまう。ネイチャはやはり巨乳好きだったかと悔しがる




好き勝手に部屋を漁りはじめるネイチャ達を止めようにも誰から止めればいいのかわからないほどカオスな状況に




アグネスタキオン「んぅむ」



□□がタキオンを見ていないのをいいことにトレーナーにキスをしてしまう。舌をねじ込もうとするがトレーナーは必死で抵抗する



ゴールドシップ「ゴルシちゃんがマグロ持ってきてやったぞ!」



辛うじて役割を保っていた扉はマグロにより完全に破壊されトレーナーの部屋には丸々一匹のマグロが鎮座する



□□は部屋とマグロを見て放心することしかできなかった

どうにかマグロを処理しやっとのことで落ち着くことができた。夏合宿までの間は常に誰かがここに来ることになるだろう



□□は二人っきりにはさせないと宣言し、ネイチャ達はやれやらとそれに従うと返事をする



タキオンが何気なくPCを見ると休みであるはずのトレーナーが働いていることに気付く



アグネスタキオン「休みなのに仕事とは関心しないねぇ」



ナイスネイチャ「休みの日くらい休んで欲しいですよ、トレーナーさん倒れたら確実に泣いちゃうし」



心配してくれるのはありがたいが、いくらやっても仕事が湧いてくるので仕方ないとトレーナーは諦めたように言う



ゴールドシップ「そりゃ学園が悪いな」



5人担当しろという割にトレーナーへのサポートが抜けているとゴルシは指摘する



トレーナーは皆んな忙しいから仕方ないと不満は無さそうだがタキオン達は違う

アグネスタキオン「理事長代理はどう思っているんだろうねぇ」



イナリワン「旦那のせいにしやがったら承知しねえっ!」



4人は学園に直談判に行ってやろうと盛り上がる。□□はどうしたら良いかわからずオロオロしている



ナイスネイチャ「トレーナーさんが倒れてもいいっていうの?」



呪いの加護?のお陰で今のトレーナーは心配ない。無理をする必要はないがここで乗らないのは不自然だ



仕方なく□□も参加することになりトレーナーの仕事量を減らす、もしくは手厚いサポートを求め5人は理事長代理の所に向かうことに



トレーナーは散々止めたが聞くはずもなく5人は出発してしまう。せめて理事長代理に連絡を入れておこうとスマホを取りに寝室に向かう




トレーナー「あれ……?」



寝室のゴミ箱の位置が変わっていることに気付くが特に気に留めずスマホを操作する。この時、ネイチャが寝室のゴミ箱の中身の一部を持ち帰っていたのだがトレーナーは気付けなかった



下1~3
学園、トレーナーイベント

5人が理事長室前まで来るとエイシンフラッシュ、ヒシアマゾン、スマートファルコンの3人と部屋の前で鉢合わせる



アマゾン達も理事長代理に抗議に来たらしく自分達のトレーナーも担当が増え過労しているから何とかしろと言いに来たらしい



こっちも同じだと同時に入ろうとした時、さらにタマモクロスとスーパークリークも加わる



10人の意見は無視できないはずと勢いよく理事長室に乗り込む。理事長代理はあらかじめトレーナーから連絡をもらっていたので心に余裕があるはずだった



理事長代理「はゅっ」



しかしこの人数は聞いていないとあからさまに動揺してしまいそれを悟られまいと後ろを向く



ネイチャらが入ってきたときは丁度逆光になり理事長代理の表情は偶然見えていなかった。もし見えていれば交渉は有利に進めたに違いない

理事長代理は自分の立てた管理体制ならば5人でも十二分に定時内に回ると主張し、ビターグラッセ達のデータを元に反論する



タキオンがそのデータを分析すると確かに定時内に終わらせることは可能であるとわかる



理事長代理「原因は余計な負担がトレーナーにかかっているせいです」



□□を睨み付けながらそう言うがこの睨みには私怨がたっぷりと含まれている



理事長代理(よくもトレーナーさんを取りましたね!)



トレーナーとは将来を誓い合った仲なのにと理事長代理の内心は燃えに燃えていた



□□達だけでなくタマモクロスも同じ不満を口にするが理事長代理は突っぱねる。トレーナーの仕事はウマ娘の管理であり仲良しごっこではないというのが理事長代理の意見



必要最低限のコミュニケーションがあればウマ娘との関係は良好に保てる。自分がその証拠だと理事長代理は譲らない



ビターグラッセとリトルココンが秘密裏に運営している〈今日の理子ちゃん〉アカウントを見れば担当と良好というのに偽りはない



理事長代理に言い返すことができずネイチャ達の訴えは不発に終わってしまった



下1~3
学園、トレーナーイベント

その日の夜、トレーナーは久しぶりに外食して見るかと外に出る事に。街中で店を探していると人だかりができているのを見つける


「ゴールドシチーさんですよね!?」



「サイン下さい!」



「すっごく綺麗……」




人だかりの中心にいたのはゴールドシチーでファンに囲まれてしまったようだった



あまり他の女に構うなと□□に言われていたので一度は放っておこうとも思った



トレーナー「見ちゃったから仕方ないよね」



自分でもお人好し過ぎるなと感じつつ彼女に助け舟を出すことに。撮影スタッフを装ってシチーを助け出すことに成功する



「今のスタッフさん?モデル仲間じゃないの?」



「男だったよね?」



「女の人に見えたけど」
 


ファン達は別の意味で騒ぎ出したので素早くここから離れることができた

シチーは助けてもらったことに対して礼を言いトレーナーは早くこの場から立ち去ろうとする



ゴールドシチー「ちょっと待ちなよ」



食事なら一緒にどうかとシチーから誘われてしまう。□□になにを言われるかわかったものではないのでトレーナーは丁重に断る




ゴールドシチー「アタシの誘い断るっての?」



……ことができず近くのレストランに入る。シチーは変装して店内に入っていく



トレーナー「さっきもそれ(サングラス)着けてればよかったんじゃないの?」



ゴールドシチー「かける前にバレただけ」



ファンにわざと見つかるようなことはポリシーに反するとシチーは語る。モデルの世界は自分にはわからないとトレーナーは深く考えないことに



ゴールドシチー「……綺麗よね」



トレーナーの一つ一つの動作を見てシチーはボソッと感想をこぼす。自分が綺麗という評価はされたくないが見るのは別



やはりトレーナーが欲しいが担当が5人居るのは知っているのでマネージャーとしてはどうか。事務所から給料も出るし悪い話ではないはず



学園に居る間だけ、自分のやる気を出させる為に存在してくれないかとシチーはトレーナーを勧誘する



下1~3
トレーナーイベント

せっかくのお誘いだが給金を貰うほどの責任は負うことはできないとトレーナーは断る



シチーはそれでもと粘るがトレーナーはマネージャーにならなくとも話は聞くと話す




トレーナー「雑談とか相談事くらいならいつでも聞いてあげるよ」




トレーナー室は□□に怒られるので事務室でなら話せる。シチーもそれで良いと了承する



トレーナー「君のトレーナーを探してあげるよ」



心当たりがあるのでシチーのことを紹介すると約束するトレーナー。シチーはトレーナーの紹介なら考えると前向きな姿勢を見せる



ゴールドシチー「それはそうそしてアタシの走りってどうなの」



トレーナーが居たとしても今の自分では勝てるとは思えない。その自信の無さがどこから来るのか彼女は知りたかった

トレーナーは□□との対戦になるかもしれないとシチーの走りを映像で見ていたので彼女の違和感にも気付いていた




トレーナー「君の本来の走りは凄く力強く、芯が強いはずなんだ」



終盤に差す彼女の走りは強さが魅力だった。ここ最近ではそれが欠けていたのだ



その原因はタイミングを気にし過ぎているではないかとトレーナーは指摘する。レース展開に神経を使い過ぎると良い結果は出ない



ゴールドシチー「そんなことまでわかるんだ……」



トレーナーの凄さを改めて知ったシチーは益々彼が欲しいという思うようになる



トレーナー「□□とは良いライバルで居てね」



同じマイルを走るウマ娘同士お互いに頑張ろうとシチーにエールを送る。その応援をシチーは善意と企図を持って受け入れる

ナイスネイチャ「ふーー……んふーー」



ネイチャは1人部屋で掛かっていた。その原因はトレーナーの部屋から持ち帰った『ゴミ』



ただの紙クズであればこうなっていなかったがネイチャが机に置いていたのは使用済みのあるモノ



□□とトレーナーが愛し合ったあとに捨てられた液体の入った『ゴミ』



トレーナーは丁寧にも使用済みのものを結んであったので中の液体は残ってたのだ



ナイスネイチャ「コレ……んっふ……」



ただ楽しむだけにも使えるが悪用すればトレーナーの遺伝子を残せるかもしれない



ここまでやってしまったことに自分でも驚きつつ掛かりが収まる気配が無かった



下1~3
学園、トレーナーイベント

夏合宿目前に控えたある日、□□は水着をどうしようと悩んでいた。裸で泳ぐ覚悟を決めていたがトレーナー以外に裸は見られたくない




学園指定の水着もなんやかんやで喜んでくれそうではあるが他の連中の水着に勝てるとは限らない



何が最適なのかわからず悩み続けているところにゴルシが話しかけてくる




ゴールドシップ「飼ってるワニ逃されたみたいな顔してどしたんだよ」



相変わらず意味不明なので無視しようとするがその姿を見て驚く。何故か水着でしかもお洒落で大人っぽい



まさかゴルシがこんな水着を持っているなんてとショックを受け、スタイルの良さもあり激的に似合っている



合宿の為に買ってきたらしく脚にワカメを巻きつけたのもお洒落だと語るが□□はそれどころではない



ゴールドシップ「この水鉄砲でトレーナーをぶん殴ってやる!」



そこからゴルシの夏が始まる(ゴルシサマー)という謎の理論を説明するが理解に苦しむ言動でしかない
 

イナリワン「旦那蹴ったり、殴ったりするのやめねぇか!」



話を聞いていたイナリがゴルシにキレる。しかしゴルシはイナリの話も聞かず鉄砲片手にトレーナーの家に向かってしまった



ゴールドシップ「ゴルシちゃんの夏が始まる!!」



凄まじいスタートダッシュを決めトレーナーの家に向かったゴルシ。その脚質をレースで活かせばいいのに



イナリワン「あの野郎ぉ!旦那に怪我させたら承知しねぇ!」



怒りを露わに動く度に揺れるイナリのメロンを見て□□はやはりチーム内での一番のライバルはイナリだと確信する



チーム全員に勝つ必要はなくイナリより似合うか大胆な水着でいけばトレーナーは死守できる



□□は彼女の動向に注意することを決める



下1~3
学園、トレーナーイベント

□□が水着のことで頭が一杯になっている隙にタキオンがトレーナーの家に来ていた



アグネスタキオン「ここを第二研究室にしてもいいかもしれないねぇ」




トレーナーは□□の許可なしでここに来ていいのかと聞くがタキオンはその問いに答えない



その代わりにタキオンがトレーナーの口に舌をねじ込み黙らせる



トレーナーは力一杯抵抗するがウマ娘に対しては無意味。逆にその態度がタキオンに火をつけてしまう



これまでのように愛情のこもったキスではなくカフェを躾けるよう乱暴にトレーナーの口内を犯す




アグネスタキオン「君の家に来るのに□□の許可がいるのかい?」




息継ぎのためにトレーナーは解放されるがタキオンの目は彼を捉え続けている



アグネスタキオン「誰が何と言おうとキミは私のモノだ」



再びトレーナーに口付けしトレーナーの股間周りを撫で始める。そういうことは絶対しないと誓ったトレーナーだったが生理現象には勝てない

ゴールドシップ「サマーターイム!!」



直したばかりの扉を蹴り破りゴルシが水鉄砲でトレーナーを殴り付けた



トレーナー「ぶえっ!!」



殴られはしたがこの雰囲気を壊してくれたので今回ばかりはゴルシに感謝だとトレーナーは安堵する



アグネスタキオン「彼女の行動は予測不能だ……」



タキオンはブツブツと文句を言いながら不服な表情を浮かべている。そんな彼女の存在にゴルシはここでようやく気付く



ゴールドシップ「あれ、お前いたの?」



アグネスタキオン「ふんっ」



萎えたから今日の実験は中止だと言い残しタキオンは去っていく。そんな彼女をゴルシは不思議そうに眺めていた



ゴールドシップ「なんかよくわかんねーけど、これでゴルシちゃんの夏の始まりだーい!」



自分の目的は果たしたからとゴルシは即学園に帰る。しかしそれをトレーナーが引き留めた

トレーナーはゴルシに上着を掛ける。夏だからといって女の子が水着で外出してはいけないと軽く注意する



ゴールドシップ「別にプールと一緒じゃんか」



トレーナーが注意する意味がわからないと肩をすくめるが一応返事をするゴルシ



ゴールドシップ「そういやアイツが水着で迷ってたぞ」



帰り際に□□が水着をどうすれば悩んでいたかトレーナーに教える。学校指定のものじゃダメなのかとトレーナーは首を傾げる



ゴールドシップ「せっかくなら気合いの入ったの着たいだろー!」



ゴルシの水着は体型に合っていてかなり似合っている。なるほど水着もお洒落なものが良いのかとトレーナーは理解する



それと同時に□□がド派手であったり布面積が極端に少ない水着を選ばないか心配になる



デートに誘うついでに一緒に買いに行った方が良いと判断し、トレーナーは□□にメールを送る



下1~3
学園、トレーナーイベント

□□とトレーナーはショッピングモールの水着コーナーで水着選びをしていた。□□は彼とデートだと上機嫌でいる



「どう?」



トレーナー「セクシーだね」



「これはどう?」



トレーナー「それは危ない!」



セクシーな黒ビキニ、リングリンク水着などを試着した結果トレーナーの下半身は刺激される


なんとか堪えたところに店員が近付いてくる。水着を探しているならこれが似合うとフリル付きのワンピース水着を薦められる



「ぶっ!」


完全に女物を薦められたトレーナーを見て思わず笑ってしまう。そしていい事を思い付いたと□□はニヤニヤしだす


「それとお揃いの買います」


トレーナー「はぅあっ!?」


□□は胸が大きいのでサイズがギリギリなので試着してくださいと店員から水着を受け取る



折角だから一緒に試着しようとトレーナーも一緒に試着室に入れられてしまった

桐生院「今のってトレーナーさんとその担当さんですよね」



一部始終を見ていたのは桐生院葵とその担当のハッピーミーク。見間違いでなければ二人とも女物の水着を持っていたがどうなのか



そもそも男女が試着室に入ってしまっていいのかと桐生院は腕を組み考え始める



ハッピーミーク「確かめてみればいい」



悩むより行動した方が早いとミークが試着室に近付く。かなり小さな声で喋っているのが聞こえる



ハッピーミーク「なんて言ってるかはわからない」



桐生院「盗み聞きなんて悪いですよ」



そう言いながらも桐生院は試着室に耳をつけ目を見開いている



下1~3
トレーナーイベント

(観念しなさい)



(だ、だめだよ……あぁっ)



(可愛い声出しちゃって)



小声ながら2人の声が聞こえてくる。その様子を聞いた桐生院は赤面し震え出した



桐生院「だめです!トレーナーさんとそんな羨まし……じゃなくて公共の場でそんな淫らな事!!」




ハッピーミーク「ちっ」



試着室のカーテンを開けてしまう桐生院。ミークは一瞬出た桐生院の本音に呆れた表情と冷たい目をしていた



トレーナー「なんで!?」



試着室の中にはワンピース水着姿の□□とトレーナーがいた。成人男性がこんな水着を着ていたら通報物だが彼のワンピース姿は似合い過ぎていた




トレーナーは何故二人がここにいてカーテンを開けられたのか理解できない。赤面し震え声で扉を閉めて欲しいと口に出すのがやっと



ハッピーミーク「女の子にしか見えない」



トレーナーをジロジロと見るミークと舐めるような角度で見る桐生院。□□は桐生院を追い出そうとしたとき、店員の気配を察知する

店員(なにもなかったか)



試着室に違和感を覚えたが何もないと判断し店員は去っていく。ミークと桐生院はなぜか試着室の中に逃げ込んだのだ



トレーナー(なんで入ってくるんですか!?)



小声で抗議するが逆に桐生院から質問攻めに合う。なぜそんな格好をしてるのか、男性ホルモンは何処に捨てたのか



トレーナーは質問に答える余裕はなく早く出て行って欲しいと繰り返すことしかできない



(狭いんだから動かないで!)



ハッピーミーク(そんなこと言われても無理)



後ろが壁、それ以外はミーク達に囲まれてしまったトレーナーは限界を迎えつつあった



目の前の□□からはもちろん、左右の桐生院とミークからもいい匂いがする。しかも密室



おまけに身体が当たり(桐生院は当てている)色々と限界だったトレーナーの下半身に血が集まってしまう



(この状況で!?)



もしこの場面を店員に見つかればトレーナーは人として終わる。せめて言い訳できるようコレを納める必要がある



どうするのが最適なのかと□□はパニックにかりながらも必死に考える



下1~3
この続き

トレーナー「とにかく三人共今は出て!」



恥ずかしさのあまり人間とは思えない力を発揮しトレーナーは3人を外に追い出す



追い出された3人はポカンとしている。まさかウマ娘2人と格闘術を極めてる人間を力業で追い出せるとは



店員「え?増えてる?」



そこに再び店員がやってきたが3人とも女性だったので不思議に思われるくらいで済み最悪の事態は回避した



その後、休憩所で合流したトレーナーは3人に頭を下げる



トレーナー「突き飛ばしちゃってすみません……」



怪我はなかったかと心配するがミークはそれどころではなかった。トレーナーとは一体何者なのかと興味を抱く



桐生院「いい物見せてもらったから大丈夫です!」



桐生院の答えにミークは軽く舌打ちをしつつも、トレーナーがどんなトレーニングをしているのか気になる



もっと話を聞きたいのだがこれ以上壊れる桐生院は見たくないと泣く泣く撤退することに



ハッピーミーク「また話したいです」



桐生院を引きずりながらミークはショッピングモールの中に消えて行った

なんとかなったと胸を撫で下ろすトレーナーに、□□がニヤつきながら近寄る



トレーナー「ちょっと!?」



彼女はトレーナーの股間周りを撫でるとまだ収まってないと呟き彼は静かに頷く



「アンタの家でこれ着てやりましょ」



トレーナー「どっちも買ったの……?」



□□が持っていたのは自分の水着とトレーナーの水着。先程試着したものをそのまま購入していたのだ



「アンタの情け無い顔、ゾクゾクしたわ」



女装された挙句□□のいいようにされたトレーナー。それが彼女の何かを刺激したようでスイッチが入ってしまっていた



デートはこれで終わりだと□□はやや強引にトレーナーの家に向かう



下1~3
学園、トレーナーイベント

>>684
「出発出来ません、離れなさい」とりこちゃん、トレーナーに引っ付いてるタキオンを引き剥がそうとするも非力過ぎて脱臼しかける。

タキオンは□□、ネイチャ達が回収する

>>685
バス内で□□、タキオンに「アンタトレーナーに依存し過ぎよ」と注意、タキオンは「失礼だねぇ、まるで私が彼がいないと何もできないみたいじゃないか」反論
ゴルシが思わず「ちげぇの?」と聞いてしまう。
前までは弁当作ったり、薬の実験台くらいで済んでいたが最近では食事を食べさせて貰ったり、掃除洗濯してもらったり、歯磨きまでトレーナーにやらせている、もはや介護の領域まで来ている

□□が新たな性癖に目覚めつつも、夏の合宿当日になる。合宿所へ向かうバスにトレーナーが乗り込めないトラブルが起こってしまう



トレーナー「ウマ娘とトレーナーは別のバスだから」



アグネスタキオン「そんな冷たいこと言わないでくれよぉ」



どうしてもトレーナーと離れたくないと駄々をこねるタキオン。それを見た理事長代理がタキオンを引き剥がそうとする



理事長代理「彼から離れなさい」



タキオンの腕を掴み力を入れた瞬間、パキッという乾いた音が辺りに響き渡った




理事長代理「……ぅ」



ビターグラッセ「折れた!!」



幸い折れてはいなかったがかなりのダメージだったようで理事長代理は半泣きになりながら人間用のバスに乗り込む



ナイスネイチャ「はいは~いタキオンは回収しま~す」



アグネスタキオン「モルモットくぅーーーーん!!」




ネイチャにによりタキオンはバスに収容される。これでやっと出発できると安堵し、バスは目的地に向かう

ウマ娘こバス内で□□はタキオンにトレーナーに依存し過ぎだと注意する。するとタキオンは失礼だと反論し始める



アグネスタキオン「まるで彼がいないと何もできないみたいじゃないか」



ゴールドシップ「は?ちげぇの?」



前までは弁当作ったり薬の実験台くらいで済んでいたのは周りにも知られていた



しかし最近では食事を食べさせて貰ったり洗濯をしてもらったり歯磨きまでトレーナーにやらせている



□□達は見慣れてしまったがトレーナーの行動はもはや介護の領域まで来ていた



アグネスタキオン「彼が手を握ってくれないと不安だよぉ……」



座席で縮こまっているタキオンの表情は暗い。依存するにしてもこれはどうなのかと流石に□□達は心配になる



「いい機会かもしれないわね」



この合宿でトレーナーへの依存を緩和させようと□□は企む。トレーナーとの時間を邪魔されたくない目的もあるがこの状況が続くのは良くない



トレーニング以外にもやることが多い合宿になりそうな気配がする



下1~3
合宿イベント

合宿所に着いてすぐにトレーニング……ではなく水着のお披露目会が始まる。もちろん□□はトレーナーと買ったワンピース水着



イナリはビキニを買おうとしたが恥ずかしく学園指定水着でも破壊力は抜群。タキオンは面倒なのでイナリと同じ指定水着



トレーナー「うわ……」



ネイチャはトレーナーを喜ばせる為お尻が強調されるビキニ。その効果は抜群だったようだ



ナイスネイチャ(よしっ!)



この勝負はネイチャの一人勝ちになりはしたが□□は焦らない。むしろ余裕さえ感じている



アグネスタキオン「キミは着替えないのかい?」



トレーナーが水着に着替えないのを不審に思ったタキオンがそう聞くと人に肌見せるが恥ずかしいと女子みたいな理由が返ってくる



ナイスネイチャ「トレーナーさんの白い柔肌が日焼けしたりしたら大変ですからね~」



その意見にイナリも頷く。自分のことはいいからトレーニングを始めようと□□達の合宿が始まった

砂浜でのトレーニングは体に負担が掛かるがスタミナも付くので悪くない、むしろ学園でのトレーニングより能力が上がっている気もする



合宿までの間に体力を温存した甲斐があり他のチームより圧倒的に鍛えられていくトレーナーチーム



順調にトレーニングに励む中、□□は一つ気掛かりなことがあった



「ブライアンさん近くないですか」



ナリタブライアン「私がどこでトレーニングしようと自由だ」



ブライアンはトレーナーに担当になって貰えないならせめてトレーニングだけでも見て盗もうと考えていた



トレーナーは彼女の思惑に気付いたが構わず同じ場所でトレーニングを続ける



イナリワン「いいのかい旦那?」



トレーナー「せめてこれくらいはね」



担当を断った罪滅ぼしではないがトレーニングを参考にすることくらい大目に見る



ブライアンは注意されないのを良いことに次々とトレーニングのコツを盗んでいく



下1~3
合宿イベント

ところで…下に着てきた?とトレーナーの耳に囁いて赤面させる□□

>>695
静かに頷くトレーナー、服の下には□□とお揃いの水着を着ていた
□□は「いい子ね、夜楽しみましょ」と口付けし股間を撫で刺激する

トレーニングの小休憩中に□□がトレーナーに近付いてくる。何かあったのかと問い掛けるが彼女はニタニタ笑っている



「ちゃんと下に着てきた?」



トレーナーの耳元でそう囁く。その問いに対しトレーナーは赤面し小さく頷く



ナイスネイチャ「ん~?」



ネイチャは偶然その様子を目にし違和感を覚えるが、トレーナーが普段着の下に女物の水着を着ているという発想が思いつかず流してしまう



トレーナーが着ていたのはあの時買った□□とお揃いの水着。チームにバレればとんでもない事態になる



「いい子ね、存分に楽しみましょ」



トレーニングが終われば自分は水着から着替えるがトレーナーはそのままでいるよう命令する



水着は絶対に脱ぐなと言われたトレーナーは複雑な気持ちだったが快感が勝ってしまい□□に服従する

周りを確認し誰も居ないことを確かめると□□はトレーナーの股間を触ると硬さを感じる



触られた刺激ではなくこの会話によってトレーナーが反応しているのだ



「アンタがドMとは知らなかったわ」



トレーナー「ドは付かないと思うけど……」



「女装させられてココ硬くしてる奴が言えるセリフじゃないわよ」



Mであることは否定できないトレーナーは□□の責めを快感を持って受け入れる



□□はもっといじめてもいいかと思っているがあまりやり過ぎるとタキオンやネイチャに取られる恐れがあるのでこれが丁度いいと判断する



飴と鞭なら飴を多く。適度に自分も甘えていけばネイチャ達が入る隙間は無くなると□□は考えていた



下1~3
合宿イベント

すると突如海から「獲ったどー!」と某無人島芸人の如く銛一本で魚を仕留めたゴルシが現れる、ゴルシ、トレーナー向けて魚を投げ「トレーナー、それ捌いとけ!」と言い残し再び海に潜るゴルシ

休憩後トレーニングを再開するがタキオンとネイチャは少しバテてしまう中イナリと□□は元気そうにしている



アグネスタキオン「砂に適正はないからねぇ……」



ナイスネイチャ「いや~結構キツイわ……」



イナリワン「だらしねぇな!」



力無く答える2人とは対照的にイナリはトレーナー嬉しそうに抱き付く。上機嫌なイナリに随分嬉しそうだがどうしたのか聞く



イナリワン「旦那のおかげでオグリやタマより圧倒的に鍛えられてるからでい!」



確かに遠くから見えるオグリキャップやタマモクロスは少しキツそうにトレーニングしている



砂に適正のないタマはわかるがオグリまでバテてしまっている。そこで初めてトレーナーはイナリのスタミナがかなり伸びていると気付く



イナリワン「旦那をトレーナーに選んで改めて大正解だぜ!」



イナリは胸を押し付け、遂に片腕が胸に挟まれる。振り払うわけにもいかずどうするかと悩んでしまう


 
ゴールドシップ「獲ったどー!」



突然聞こえる雄叫び、それと同時に魚が飛んでくる。トレーナーはなんとか魚をキャッチする



ゴールドシップ「それ捌いとけ!」



そう言い残しゴルシは再び海へ還っていく。意味不明だがイナリから解放されてよかったからいいかと彼は前向きに捉える

その後ゴルシは数匹の魚を仕留め合宿所の夕食に新鮮な海の幸が追加されることになった



ゴールドシップ「お前らゴルシちゃんに感謝しろよ!」



トレーナーチームは他のチームに比べ圧倒的に能力が伸びている。ゴルシも丸一日海に潜っていたので必然的に能力が上昇する



夕食時、トレーナーは他のトレーナーからの質問攻めに合う。どんなトレーニングをしたのか、どんなメニューなのか



肝心な部分は誤魔化しつつ当たり障りのない答えを口にするトレーナー。それを見てネイチャ達は笑みが止まらない



ナイスネイチャ「見てて気分いい感じ~」



アグネスタキオン「モルモット君が素晴らしいのは事実だからねぇ」



イナリワン「流石旦那だぜ!」



□□も笑っていたがその意味は違う。彼を責める口実がまたできたとほくそ笑んでいるのだ



夏合宿はトレーナー達にとって大きなプラスとなる



下1~3
合宿、学園、トレーナーイベント

夏合宿、二日目。
今日もトレーニングをする□□達。すると口論の声が聞こえる、ダイワスカーレットとウオッカだ。
「なんで、アンタと一緒にトレーニングするのよぉ!」「お前が一人でトレーニングしてたからトレーナーが気を使って声掛けたんだろが!」と

>>706
ウオッカトレ「まあまあ…落ち着けよ」と二人を宥める。それを見たタキオン、「どうしたんだい、スカーレット君」と話し掛ける、タキオンに話し掛けられたスカーレットは「タキオンさん!」と猫被りする、□□改めてなんでスカーレットはタキオンを慕っているのか謎だった。
タキオンは「彼女は私の娘みたいなものさ」と意味がよくわからない□□

夏合宿、二日目。今日もトレーニングをする□□達だが口論の声が聞こえてくる



ダイワスカーレット「なんでアンタと一緒にトレーニングなんか!」



ウオッカ「お前が一人だからトレーナーが気を使ったんだろ!」



騒いでいたのはスカーレットとウオッカでそんな2人をウオッカのトレーナーが宥めていた



それを見たタキオンはスカーレットにどうしたのかと話し掛ける。タキオンに話し掛けられたスカーレットはいつものように猫を被る




ダイワスカーレット「タキオンさん!」




ウオッカはいつものが出たと呆れ口喧嘩は終わりウオッカトレはほっと息をつく



□□は以前からスカーレットがタキオンを慕っているのか謎だった。タキオンはスカーレットは娘みたいなものだと言っていたがよくわからない



そういう話はウマ娘の間ではよくあることらしい。ゴールドシップがメジロマックイーンと絡んだりするのも『それ』らしい



自分に『それ』がないのは普通だと思っていたがこうして実際に見ると心がざわつく



□□はもしかしたら自分にもそういう存在が出てくるのかと期待するが、彼女には絶対に存在しない



そのことに彼女が気付くことは生涯無いだろう

タキオンはスカーレットに合同トレーニングをしようと誘う。そこにウオッカトレも参加したいと言い出す



ウオッカトレ「俺達もいいか?」



トレーナーのトレーニングを見て勉強したいと語るウオッカトレだがトレーナーの表情は厳しい



トレーナー「1人に許可を出したら全員に許可出さないといけないよね」



ウオッカトレの参加を認めると他にも参加したいトレーナーが何人も来る可能性がある



もし断ってしまうと、どうしてウオッカトレは良かったのかと突っ込まれる。そうなるとかなり面倒くさい




トレーナーが居ないスカーレットは別としてトレーナーが居るウオッカ達は難しいとトレーナーは答える



「カッコイイじゃない」



ボソッとそう呟く□□。大事な時こそ自分の意見を曲げないトレーナーを見て彼女は惚れ直す



あんなに男らしい一面を見せているが服の下は例の水着。今日も着るように命令してあるのだ



男の部分を見せているトレーナーと夜の姿のギャップにゾクゾクと快感を得る□□。思わず垂れてくる涎を拭いトレーニングに戻る



下1~3
合宿イベント

ウオッカトレ「そういう事なら仕方ないな」



トレーナーの意見に納得したウオッカトレ達は立ち去り、今日はスカーレットと合同トレーニングをやることになった



トレーニング中、スカーレットは□□にトレーナーの背は小さいと悪気はなく言ってしまう



ダイワスカーレット「あくまでウオッカのトレーナーと比べたらって話よ?」



「アレでもギリ160あります」



一応フォローは入れるが苦しい。トレーナーは美形の類いには入るが男らしさに欠けている



中性的な見た目の欠点はそこと言えるだろう。日頃ウオッカトレを見慣れているスカーレットはトレーナーに魅了を感じていない



休みの日になると大型バイクを乗り回すワイルドなウオッカトレと比べられてしまうとトレーナーはヘタレと言わざる得ない

アグネスタキオン「モルモット君~~」



そんなトレーナーにタキオンが懐いている理由がスカーレットは理解できなかった。なぜあんなのがいいのかとまで思っている



ウオッカトレの影響をかなり受けているが、自分に釣り合う男は背が高く男らしい人物だとスカーレットは確信している



ダイワスカーレット「自分の価値は知った方が良いわよ」



□□はそう言われポカンとした表情を浮かべる。スカーレットが何を言っているのか全く理解できないのだ



ナイスネイチャ「それってすっごく失礼じゃない?」



意味に気付いたネイチャは怒りを抑えながらスカーレットに迫る。そんなつもりは無いとスカーレットは弁明する



ダイワスカーレット「トレーナーとの関係がファンにバレた時を考えなさいって話よ」



G1を連勝中の□□の恋人のレベルが低ければ人気も下がる。ファンというのはそういうものだとスカーレットは知っている



自分たちの役目は走ること、色恋沙汰は二の次だとスカーレットは正論で返す



イナリワン「おいおい大丈夫か?」



「……」



□□は怒ることも悲しむこともできないほどショックを受けていた。そんな考えが自分の中に存在しなかったことも衝撃だった



下1~3
合宿イベント

そういえば今まで一度だって周りに恋人同士だと思われた事なかったと気が付く。この前水着を買いに行った時も女同士と思われた



ナイスネイチャ「なんなのかな~あの子」



イナリワン「言わせとけ!アイツは旦那の魅力や男らしいとこ知らねぇからあんな事言えんだ!」



ネイチャとイナリはスカーレットの発言に怒り、タキオンがスカーレットには自分がよく言っておくと2人を宥める




ナイスネイチャ「まさかアンタまでトレーナーさんのレベル低いとか思ってる?」



「そんな事ない、けど……」



けどなんなのか言ってみろとネイチャはヒートアップする。トレーナーに選ばれた唯一の存在がそんなことを言うなとネイチャは手を出してしまう



イナリワン「それはやっちゃいけねぇだろうが!」



□□を平手打ちしたネイチャの胸ぐらを掴みイナリは激怒する。しかしネイチャはまだ止まらない



ナイスネイチャ「トレーナーさんに選ばれたアンタがそんな顔するなんて絶対許さない」



本気でトレーナーを盗ると言い残しネイチャは何処かに行ってしまう。騒ぎに気付いたトレーナーが□□達のところにやってくる



□□の頬は赤くなっていたが彼女は何もなかったと答える。イナリが真相を話そうとしてもそれを止める



トレーナーは何かあったことはわかるが□□が何も言わないのなら本人に任せると言い、トレーニングが再開される

イナリワン「どうしろってんだよ……」



あれからネイチャは帰ってこず夕方になってしまった。トレーニングは終わり他のチームも合宿所に帰り始めている



イナリワン「旦那ぁ!」



トレーナー「ネイチャと喧嘩したんだよね。けど僕が出る必要はないと思う」



すぐ弱気になりトレーナーに助けを求める□□が彼を頼らなかった。自分で解決できるからということなのだろう



もしくは別の意味があってトレーナーに助けを求めなかった



トレーナー(ひょっとしたら□□も迷ってるのかも)



自分の中で答えを出してからでもトレーナーを頼ることは遅くない。トレーナーはギリギリまで状況を見極めようとしている



下1~3
合宿イベント

ネイチャに人気のない場所に呼び出されたトレーナー。どうしたのかと聞く前に彼女から濃厚なキスをされてしまう




ナイスネイチャ「あの子はトレーナーさんのレベルが低いと思ってた。絶対に許せない」



もう我慢する必要もないからと再びトレーナーと唇を合わせる。舌を入れらながらもそれが原因かとトレーナーは理解する



そういえばスカーレットがそんな事言っていた。大して気にもとめなかったが彼女は違ったのかと後悔する



□□にどう説明すればいいかと頭を動かしていたが限界が来る。ネイチャの舌づかいに下半身が反応してしまった



一旦離れて欲しいとネイチャの腕を叩くと意味を汲み取ってくれたのかすんなりと離れる



しかしこれもネイチャの作戦。胸は巨大でもお尻の小さい□□に唯一勝っているネイチャの尻がトレーナーの方を向く




ナイスネイチャ「好きに犯していいから」



そう言われ完全に下半身が反応してしまうトレーナー。その隙を見逃さないネイチャは彼の服を脱がす



ナイスネイチャ「な……は?え?んぶっ!?」



トレーナーの服の下から現れたのは女物の水着。その姿が似合いすぎていることき驚く



更にその美しさに衝撃を受けネイチャの身体は混乱し鼻血を噴き出す



トレーナー「はっ!!これ、ちがっ……」



ネイチャが鼻血を出した理由がわからず戸惑っていたトレーナーは自分の水着が原因だと気付く



言い訳しようにも随分遅いタイミングでこのまま一生誤解が解けない可能性すらある状況になってしまった

そこに□□がやってくる。ずっとトレーナーを探していたのだがネイチャが人気のない所に呼び出したので探すのに時間がかかっていた



「いた!私、レースで勝ち続けてファンにトレーナーに認めさせる…………はぁ……?」



自分なりの答えを見つけた□□だったがこの状況が全く理解できない



トレーナーの下半身のせいで水着が盛り上がっておりネイチャは鼻血を出している。一体なにがあったのか?




ナイスネイチャ「トレーナーさんに……これ着せたのアンタ……?」



鼻を抑えながら圧を掛け□□に聞くネイチャ。その迫力に□□は思わず頷いてしまう



「私がトレーナーに着せたけど……」



ナイスネイチャ「アンタ…………いいセンスしてるじゃん!ネイチャさん大興奮ですよ!」



「うん……」



そんなことを褒められてもと□□は思うが先程まで喧嘩をしていたので軽く会釈で返す



□□にMとしての素質を開花されているのでトレーナーはこの状況にも興奮してしまっており下半身が収まる気配がない




下1~3
合宿イベント

□□とネイチャが仲直り(?)出来た要因がまさか自分の水着姿になるなんて…と思うトレーナー
当の二人は雑誌を広げて「ネイチャさん、こっちのミニスカ似合うと思うんだよね、トレーナーさん喜ぶよ」「アンタ、センスいいわね…!」と話し合っていた。
それを見たイナリは「なんでい、結局旦那が仲直りさせたんだな!」と流石、旦那と背中を叩く。
あれは決して自分達の服を選んでるのではなく自分にコスプレさせる服を選んでいるのだ

ナイスネイチャ「これなんてどう?」



「ぅわ、ぇっち……」



□□とネイチャが仲直り?出来た要因がまさか自分の水着姿になるなんてとトレーナーは複雑な表情をしている



ナイスネイチャ「じゃあこっちのミニスカとか?似合うと思うんだよね」



「アンタ、センスいいわね!」



雑誌を広げながら2人は楽しそうに話している。話している内容はトレーナーにとって嬉しくないが喧嘩するよりはマシだろう



イナリワン「なんでい結局旦那が仲直りさせたんだな!」



流石は旦那だと背中を叩くイナリ。2人が楽しそうに話しているのはトレーナーにさせるコスプレ衣装だとは微塵も思わない



〈祭りだーー!〉



突然外から大きな声が聞こえてくる。声を聞いた瞬間に誰なのか分かったので無視でいいかと特に反応しない



しかしゴルシはそれを見透かしたかのように部屋に飛び込んでくる

ゴルシによると合宿所の近くで夏祭りが開催しているらしい。それを聞いたイナリはこうしちゃいられねえとトレーナーを引っ張り出す



トレーナー(この近くで祭りなんかあったかな?)



そんな情報は聞いたことは無いと思いつつイナリと辿り着いた場所では祭りの真っ最中だった



イナリワン「祭りが呼んでやがるぜ!」



イナリは神輿を担ぎに行き、いつの間にか追いついていたゴルシは出店を制覇すると走り出す



トレーナー「皆んなも呼んでこよう」



良いリフレッシュになると□□達を呼びに戻ろうとトレーナーは一旦祭り会場から離れる



□□と2人で回ればデートになる。彼女もきっと喜んでくれるだろうと期待しながらトレーナーは連れてこられた道を戻る



下1~3
祭りイベント

合宿所に戻ると他のチームも慌てて出掛ける準備をしているようだった。同やらこの祭りはサプライズとして理事長が仕掛けたものらしい



トレーナーは□□達に声をかけるがタキオンは合宿所で休みたいと言うので不参加、ネイチャは既にターボ達に連れてかれた後だった



イナリは御輿を担いでいてゴルシは出店を周っている。 そうなると□□は自動的にトレーナーと二人っきりとなる



「デートじゃないやったわね!」



急いで準備を済ませ2人で祭りの会場に戻る。さっきより人混みも増えて祭りの雰囲気が出てきている



デートなんだから手を繋いで歩こうとトレーナーが提案し□□は当然だと彼の手を握る



(おかしいわね、なんでこんなに恥ずかしいのかしら)



手を繋ぐより親密なことを何度もしているがこの高揚感はなんなのかと□□はいつも以上にドキドキしている

2人は出店を周りふと射的の出店が目に入る。そこには□□のぱかプチが景品の一つとして並べられていた




「私が並べられてる……」



彼女以上にG1で勝ち星をあげているウマ娘と並んでいる。□□はそれだけ自分が注目され期待されているのだと実感する



トレーナー「せっかくだから狙おうか?」



こういうのは得意だからと射的に挑戦するトレーナー。一回で獲得というわけではなかったが、見事に撃ち倒し□□を手に入れた



他にも面白いものはないかと祭りを周っているとお祭り娘のキタサンブラックとサトノダイヤモンドに遭遇する



サトノダイヤモンド「□□さん、お久しぶりです」



「……久しぶり」



どうやらダイヤとは一度家絡みで会った事があるらしいが□□は浮かない顔をしている



サトノダイヤモンド「あれからどうなりましたか?」



「潰れたって」



残念ですとダイヤは慰めの声をかける。サトノ家とは別の会社に□□家は投資していたのだがその会社は既に潰れていた



□□はダイヤを睨む。その話は知っているはずなのにトレーナーの前でわざわざ言うことじゃないだろうと怒りが込み上げてくる



サトノダイヤモンド「これが噂のトレーナーさんですか」



ダイヤがトレーナーをジロジロと見始める。品定めするような視線にトレーナーは少し不快感を覚える



下1~3
祭りイベント

「もういいでしょ、行くわよ」



トレーナーを引っ張りこの場を立ち去る□□。ダイヤとはもう会う事も話す事も、レースでの適正も違うので戦うこともないだろうと彼女は思う



 
キタサンブラック「どうしたのダイヤちゃん?」



サトノダイヤモンド「なんでもないのよキタちゃん」



本当に残念だと呟きダイヤは□□とは真逆の方向に歩いていく。彼女の視線は□□ではなく最後までトレーナーを捉えていた



「なんなのよアイツ!」


ダイヤのせいで気分最悪な□□。一方でトレーナーはキタサンブラックの心配をしていた



ダイヤはともかく一緒に居ただけの彼女は何も悪くないからと考えていると何処からともなくゴルシが現れる




ゴールドシップ「気を付けろよアイツマジでヤベー奴だからな!」



ダイヤは後出しジャンケンで勝つようなヤベェ奴だと話すが□□は意味の分からないことを言うなと珍しくゴルシに怒る



ダイヤはヤバいと騒ぐゴルシと怒る□□。このままではまた喧嘩になるかと思った時、突如爆発音がする

ゴールドシップ「イカ爆弾か!?」



爆発音の正体は花火で祭りの余興として打ち上げられたものだった




ゴールドシップ「おーー!」



ゴルシが花火に気を取られている隙に□□はトレーナーにキスをする



「アンタネイチャとキスしたでしょ?」



全てお見通しだと□□はトレーナーを睨み付ける。しかしすぐその表情を崩した



「今回は許してあげるけど、その代わり……」



自分でネイチャを塗り替えると言わんばかりに舌を入れる。トレーナーもそれに応え濃厚なキスで返す



打ち上げられる花火とトレーナーとの景色は忘れることはないと□□は心に刻んだのなった



下1~3
合宿イベント

合宿三日目、今日は巨大タイヤ引きをしてパワーを鍛えることに。なんなく巨大なタイヤを引く姿を見てトレーナーは改めてウマ娘のパワーを知る



アグネスタキオン「ふぅン……」



タキオンは合宿中ずっと違和感を感じていた。何故トレーナーは厚着なのか、どうして服を頑なに脱ごうとしないのか



まるで服の下を守っているような感じだがトレーナーは肌を見られたくないと言っていたがそれだけが理由とは考えられない



アグネスタキオン(まさか刺青でも入っているのかい?)



それくらいしか考えられないがトレーナーがタトゥーの類いを入れるはずがない。厚着の理由が知りたいとタキオンはトレーナーを凝視する



□□達がトレーニングしてる最中、何故か蜂の大群に追い掛け回されているタイシン、チケット、ハヤヒデの三人が突っ込んでくる



トレーナーは蜂に対して横に逃げるように指示し自分も逃げようとしたがBNWに巻き込まれ海に飛び込んでしまう

3人とトレーナーが海に飛び込んだことで蜂の大群は山に帰っていく。それを確認したように4人は海から上がる




ウイニングチケット「面白かったー!」



酷い目にあったと言っているハヤヒデとタイシンとは対照的にチケットは大笑いしている



その直後に巻き込んでしまったトレーナーのことが心配になり怪我がないか確認しようとする




ウイニングチケット「うひゃ」



ナリタタイシン「あっ」



ビワハヤヒデ「これは……」



その姿を見て□□達だけじゃなくBNWの三人も驚愕し見惚れてしまう



水も滴るいい男とは彼の為の言葉だったのかと思ってしまう水に濡れている彼は色っぽく、美しいの一言に尽きる



トレーナー「僕は大丈夫だよ」



怪我がないから大丈夫だと笑顔で答え、海に浸かっていた身体を起こす



「ダメっ!!」



□□が止めるが時すでに遅し。トレーナーの服は透けて下に着ていた水着が見えてしまっている



アグネスタキオン「ハハハハハハハ!」



こんな事実が隠されていたのかとタキオンは大笑いする。トレーナーの容姿を笑っているのでなく疑問の結果に対し笑いが込み上げてきている



下1~3
この次イベント

タキオンは笑いが止まらず「あれを着せたのは君かい?いいセンスしてるねぇ!」と□□に聞く、イナリは距離があるせいか派手なシャツを着てるように見えている。□□はネイチャの方を見るが「濡れてるトレーナーさん良い……」と使い物にならない

アグネスタキオン「あれを着せたのは君かい?いいセンスしてるねぇ!」



笑いが止まらないタキオンは上機嫌で□□に聞く。イナリは距離があるせいか派手なシャツを着ているように見えている



ネイチャは濡れてるトレーナーに見惚れてしまい全く使い物にならない。どうにかしなければと動いたのは□□だけだった



濡れ透けている水着姿のトレーナーを間近で見るBNWの三人。それぞれ固まってしまい言葉も発することができない



トレーナー「ちがっ、待って……お願い誰にも言わないで!」



赤面になりながら何とか弁解しようとするも上手く口が回らない。何とか3人を言いくるめないと学園から追放されかねない状況だ



チケット、タイシンは濡れ、赤面、女物水着のトレーナーに心を奪われている。ハヤヒデはトレーナーの性別を疑うほどパニックになっている



まさかとハヤヒデが一つの結論に達しかけた時トレーナーは海中に引き摺り込まれていく。トレーナーの水着にショックを受けたせいでハヤヒデは反応できなかった



ゴールドシップ「トレーナー!一緒にスキューバダイビングしようぜ!」



犯人はゴルシでトレーナーは沖に連れ去られる。どうやらゴルシはトレーナーの格好を見ていなかったようだ



今のは一体何だったんだと唖然する3人。そして□□は砂浜に膝から崩れ落ちてしまった

トレーナー「あは、ははは」



トレーナーは壊れてしまっていた。□□の命令とはいえ断ることもできたのだが快楽に負けてしまった結果だった



部屋で1人膝をかかえブツブツと独り言を言うことしかできない。言い訳のしようもないのだ



バレたのはあの場にいる一部のウマ娘たちだけだったがもう話は広まってしまっているだろう



僅かに残った理性で良い言い訳はないかと考えるもそんなものは無い。Mなので女装させられて興奮してましたとしか言えない



担当に手を出しトレーナーをクビになる事案はいくつもあるが、自分のようなケースは無いのではないかとトレーナーは考え始める



名誉ある変態として学園を去るのも悪くないかと一周回ってポジティブになる所まできてしまう



そんな時、彼の部屋をノックする音が聞こえる



下1~3
トレーナーイベント

>>746>>747の場面に戻ってくる海でトレーナーの服が透けるが服の下には水着は着用していない。□□はホッと一安心

「と、とれーなぁ……ごめんなさい……」



泣きながら部屋に入ってくる□□。これからトレーナーがどうなるか彼女でも想像できてしまう



トレーナー「もういいんだ全部自分が悪いから」



全てに絶望してしまっているトレーナーは最後まで育てられなくて申し訳ないと言い残し出ていこうする



こんな所で終わらせたくない□□はトレーナーを止めようとした瞬間、トレーナーの手に『目覚まし時計』があることに気付く




「それって……何?」



トレーナーもまたいつの間にか目覚ましを手にしている事に気が付く。こんなことは初めてではない



トレーナー「この目覚まし時計はーー」



その瞬間目覚ましのベルが鳴り響いた

ウイニングチケット「どいてどいてーー!」



蜂の大群に追われる3人との衝突を回避するトレーナー。これで水着のことがバレることは無くなった



「ふぅ~」



トレーナーより焦っていたのが□□でもし海に落ちてしまえば自分の着せた水着が透けてしまっていただろう




着せるにしても場所を考えなければいけないと思い直した瞬間、ネイチャの悲鳴が辺りに響いた




トレーナー「うわあああ!!」



ウマ娘の脚力があって逃げることができた蜂の大群に人間のトレーナーが対処できるはずなかった



ネイチャは必死に蜂を追い払おうとしてもうまくいかずトレーナーは襲われ続ける



スズメバチに何度も刺される彼はもう助からない。その場にいる誰もがトレーナーの死を覚悟する



「こんなことで……」



蜂がいなくなったあと虫の息になってしまったトレーナーに□□は力無く近寄る。その時、彼の手に目覚まし時計が握られているのを見つける



アグネスタキオン「まさか、彼がそうだというのかい?」



タキオンはその時計の役割と力を直感し高らかに嗤う



アグネスタキオン「時間の逆行!!万物を超える粒子(タキオン)はこんな身近にあったというのか!!」



さあその力を見せてみろとトレーナーを乱暴に立ち上がらせる。その瞬間、目覚まし時計が鳴り響く

□達がトレーニングしてる最中、何故か蜂の大群に追い掛け回されているタイシン、チケット、ハヤヒデの三人が突っ込んでくる



トレーナーは蜂に対して横に逃げるように指示し自分も逃げようとしたがBNWに巻き込まれ海に飛び込んでしまう




3人とトレーナーが海に飛び込んだことで蜂の大群は山に帰っていく。それを確認したように4人は海から上がる




ウイニングチケット「面白かったー!」



酷い目にあったと言っているハヤヒデとタイシンとは対照的にチケットは大笑いしている



その直後に巻き込んでしまったトレーナーのことが心配になり怪我がないか確認しようとする




ウイニングチケット「うひゃ」



ナリタタイシン「あっ」



ビワハヤヒデ「これは……」



その姿を見て□□達だけじゃなくBNWの三人も驚愕し見惚れてしまう



水も滴るいい男とは彼の為の言葉だったのかと思ってしまう水に濡れている彼は色っぽく、美しいの一言に尽きる



トレーナー「僕は大丈夫だよ」



怪我がないから大丈夫だと笑顔で答え、海に浸かっていた身体を起こす



「ダメっ!!」



□□が止めるが彼は気にせず身体を起こす。シャツが透けてしまっているものの着ているはずの水着が見えない



□□はどういうことか理解できないが水着のことがバレずによかったとほっとするがトレーナーは深刻な表情をしていた

休憩時間になりトレーナーは□□を呼び出した。これからのことについて考えようと話を始める



トレーナー「君の命令を聞くのは悪くないんだ」



Mなので興奮すると正直に伝える。しかし場所を考えなければいけないと□□に言い聞かせる



トレーナー「今日はタイヤ引きだから濡れるかもしれないと思って着なかったんだ」



□□は涙を浮かべながら頷く。もし着ていたらトレーナーの水着が見つかり大変なことになっていただろう



「ごめんなさい……」



トレーナー「僕も悪かったよごめん」



□□に命令されると断れないので状況を考えて命令して欲しいと要請する。調子に乗りすぎていたと彼女は深く反省する



命令する方が上位なので様々なことを考えなければいけない。彼女に全て任せるのはまだ早かったのかもしれない



下1~3
合宿イベント

□□とトレーナー愛を確かめる為にうまぴょいを…合宿所では勿論出来ないので人気のない場所で、水着の件もあるのでよくないと分かっているが外でうまぴょいをしてバレるかも知れないというスリルに興奮する二人それを抑えられずにいる

>>764
人気のない林に行くとヒシアマゾンとヒシアマトレ、エイシンフラッシュとフラトレ、スーパークリークとクリトレ、他のウマ娘とトレーナー達がキスやうまぴょいをしていてもはや乱○パーティ状態で二人は唖然

悲しんでいる□□にトレーナーがキスをする。決して彼女を嫌ってのことではないのだ



「これからはよく考えてとれーなぁに命令する……」



弱気モードでS発言をする□□とそれに少し興奮を覚えるトレーナー。やはり相性は悪くないのだと再確認をすることができた



数回のキスのあと□□とトレーナーは愛を確かめる為にうまぴょいをしようという流れに



もちろん合宿所では出来ないので人気のない場所でとなる。水着の件もあるのでよくないと分かっているが外でという気持ちが抑えられない



バレるかも知れないというスリルに興奮が止まらない。□□は弱気から立ち直りトレーナーを連れ回し出す



合宿所の裏に人気の無い林があったのでそこに行こうと早足で向かう

(なによこれぇ!?)



そこではヒシアマゾンとヒシアマトレ、エイシンフラッシュとフラトレ……他のウマ娘とトレーナー達がキスやうまぴょいをしていた



トレーナー(凄いことになってる)




ここしか場所が無いのかと思うほどウマ娘とトレーナーが集まってしまっていた



〈あぁんっ!!〉



誰の声かわらかないほど喘ぎ声がそこら中から聞こえてくる状況。一応それぞれの相手に集中しているので行為を見られる心配は無さそうだ



トレーナー「ねぇ」



「脱ぎなさい」



どうするかと問いかける前に脱ぐよう命令する□□。そう言われたトレーナーは従うしかない



「ちゃんと舐めなさいよ」



□□は下だけを脱ぎトレーナーに行為を強要する。このシチュエーションに興奮する自分は最低だと思いながらも止められない



下1~3
合宿イベント

トレーナーとの事後、□□は将来の事について考えていた



トゥインクルシリーズを走りきった後は学園を卒業し、海外など別の場所で走り続けるか就職かを考えなければいけない



仮に海外で走るとしてトレーナーに学園を辞めてついてきて欲しいと言えるだろうか



彼のことだから言ってしまえば必ずついてくる。彼はまだ学園でトレーナーとしてやるべきことがあるのではないだろうか




トレーナーが学園に残りつつ自分を支えてくれる方法は他にあるだろうかと考えると、卒業と同時に籍を入れるという選択肢が出てくる



彼は指輪を用意していたくらいだし結婚する気があるのは間違いない。薬指に指輪があれば手を出そうとする輩は居なくなる



自分にとって初めての男性と結婚していいのかという迷いはある。性格も身体の相性も抜群で彼以上の存在は居ないのは知っている



結婚というのは重過ぎるのか、卒業してもパートナーを維持するべきなのかと□□は様々な可能性を考える

一方でトレーナーも同じようなことを考えていた。□□が卒業したらトレーナーを辞めるべきなのかどうなのかと



トゥインクルシリーズを走り切って余力があれば海外転向も視野に入る。そうなると自分がついていくべきだろう



しかしそうなると学園を辞めなければいけない。自分の都合を彼女に押し付けてしまっていいものなのか




結婚するにしてもタイミングはいつがベストなのか、そもそも彼女は受け入れてくれるのか



悩みながら自室の扉を開けると何故かタキオンが居た。驚く暇もなく部屋の中に引き込まれキスをされる




タキオンがキスを止めるとニヤニヤしながら鞄からこんなものが出て来たと水着を取り出す




トレーナー「それは!!」



アグネスタキオン「君が頑なに服を脱がなかったのはこれだねぇ」



今日は着ていなかったが初日か二日目には着ていたとタキオンは迫る。言い訳のしようのないトレーナーは黙り込んでしまう



アグネスタキオン「私にも見せておくれよ」



そうすれば誰にも言わないと嗤うタキオン。トレーナーは拒否できるはずもなく大人しく水着を着る

アグネスタキオン「本当に良い趣味をしているねぇ」



優しくトレーナーの下半身を撫でながら耳元でそう呟く。日頃タキオンに精力剤を飲まされているせいで復活も早い



女物の水着とは思えないくらい下半身が膨らんだ姿を見てタキオンは満面の笑みを浮かべる




アグネスタキオン「君は時間を超える事が出来るのかい?」




突然そう囁かれトレーナーは身体を震わせる。しまったと思ったがもう遅かった



アグネスタキオン「「どうやら本当みたいだねぇ!ますます君を気に入ったよ!」



タキオンは白昼夢を見たという。それは水着姿のトレーナーが蜂に刺され死ぬもので今日のことと状況が似すぎていた



トレーナーに触れていたから一部記憶が残り白昼夢として再現されたのだろうか。タキオンは確信が無かったのでいくらでも誤魔化せたのだがもう遅い



アグネスタキオン「キミもカフェと同じように躾けようじゃないか」



全てのことを黙っておく代わりに分かっているなとタキオンは服を脱ぎ始める



下1~3
合宿イベント

合宿四日目(最終日)、明日には学園に帰るのでここでのトレーニングもスパートを掛ける□□達。

>>774
□□達がトレーニングしている近くでトレーニングしている、BNWの三人チケゾーとタイシンはチラチラとこちら側を見ている。
イナリがそれに気付き「なんでいアイツら」と
ネイチャは「トレーナーさんにやられたねアレは」と分かるよと頷くが「でも残念ながらもう定員オーバーなんだよね」と続けて言う。
これ以上チームメイトは不必要だと断固、特にチケットは中々のメロン持ってるから来て欲しくないと思ってるネイチャ

最終日となる合宿四日目、ここでのトレーニングも最後ということでスパートを掛ける□□達



他のチームと比べこの三日間で大きく伸びていたがそれでもまだ負けられないと気合いが入る



トレーニング中□□が見てない隙にタキオンがトレーナーに近付く



アグネスタキオン「昨日はよかったねぇ、カフェとするのとはまた違ったよ」



トレーナー「□□がいるからその話はやめて欲しい」



誰にも言うつもりはないとタキオンは約束するものの一切信頼できない。それでも最後にトレーナーが好きだと囁いたのは本物だろう



タキオンはカフェのことを玩具として躾けてありそこには愛情が全くない。カフェは自分が気持ちよくなる為の道具としか思っていない



それに比べてトレーナーとの行為は愛に溢れたものだった。自分からキスをせがみ彼の動きに合わせ快感を得ていた



タキオンにとってこれ以上の愛情表現は存在しない

□□達がトレーニングしている近くでBNWの3人もトレーニングを行なっておりチラチラと様子を伺っていた



イナリワン「なんでいアイツらは」



ナイスネイチャ「トレーナーさんにやられたね」



視線が気になり集中できないと怒るイナリだがネイチャは3人に理解を示す。水に濡れたトレーナーの破壊力は凄まじいものだった




余裕があれは彼女らとチームになり得たかもしれない。しかしその未来は訪れなかった




ナイスネイチャ「残念ながら定員オーバーなんだよね」




これ以上チームメイトは不必要だとネイチャは冷たい視線を3人に送る。特にチケットは中々のメロン持ってるので絶対に来て欲しくない




ナリタタイシン「ジロジロ見てなんなの」



ネイチャの視線を感じとったタイシンが怒りながらネイチャに詰め寄ってくる。トレーナーは自分が間に入ろうと2人に駆け寄ろうとする



ナイスネイチャ「ごめんなさいネイチャさんが悪かったです」



ネイチャはあっさり頭を下げて謝る。その反応を見たタイシンは悔しそうに下がっていく



ナイスネイチャ「喧嘩してトレーナーさんに近付こうだなんてバレバレですよ」



タイシンとの心理戦に勝ちはしたが相手は強者。どんな手が飛んでくるかわからない



下1~3
合宿イベント

マックイーン、ドーベル、ライアンのメジロ家とゴルシがビーチを走るトレーニングをしていた



メジロマックイーン「なんで貴女まで?」



ゴールドシップ「細かいことは気にすんなよ!」



一緒に走るゴルシに疑問を持ちつつトレーニングに励むマックイーン達。すると走っていたゴルシがトレーナーを見つける



ゴールドシップ「トレーナー、ゲットだぜ!」



突如トレーナーを担いで走り出すゴルシ。□□がトレーナーを返せとゴルシ達を追い掛ける



ゴールドシップ「返して欲しければゴルシちゃんを捕まえてみな!」




メジロマックイーン「どうして私達も巻き込まれてますの!?」



トレーナー「下ろして欲しいな、シップ」



トレーナーを担いだゴルシはマックイーン達と共に逃げている

火が付いた□□がマックイーン達を追い込みで抜かしていく。追いかけてくる□□の脚質にトレーナーは驚いていた



トレーナー(□□はこんな走りができたんだ)



この合宿でパワーが伸びた結果が現れている。逃げばかりでなく先行や追い込みといったパワーを使う走りもできる



追い込みを実際のレースで使うにはリスクが大きいものの選択肢が増えるのは良いこと



「待ちなさいよ!!」



ゴールドシップ「まだまだだな!」



トレーナーを担いでいるにも関わらずゴルシを捕まえられない。これが本物の追い込みの脚質なのだろう



本気で走れば□□よりもゴルシの方が早い。それはトレーナーも知っていたがこんな時に本気にならなくてもと苦笑いをしている



下1~3
合宿イベント

追いかけっこしていたらいつの間にか人気のない森の中に来てしまっていた。どうやらマックイーン達とも離れてしまったようだ



「ここ何処よ……ま、迷ってないでしょうね?」



不安になる□□に対しゴルシは遭難なら任せておけと気軽でいる



トレーナー「せめて位置くらいは……あらら」



ゴルシから下りたトレーナーはスマホを確認するも圏外。周りには森しかなく目立つ建物も見当たらない



本格的にまずいかもしれないと来た道を引き返そうと後ろを振り向いた瞬間、柔らかいものとぶつかる



メイショウドトウ「す、すいませぇん!」



柔らかいものの正体はメイショウドトウの特大メロン。そのメロンはイナリワンより大きいのではないかと思われる



突然のメロンに癒されたトレーナーだったがそんな場合ではないと首を振り現実に帰ってくる

ゴールドシップ「なんだその毛むくじゃら?」



ドトウの近くにはタヌキが。合宿初日にドトウに懐いてしまい、最終日の今日に森に返しに来たそうだ



理由は何であれこれで助かったと安堵するトレーナー。この子を逃して一緒に帰ろうとドトウに話す



メイショウドトウ「一緒に帰りましょう~」



じゃあどっちに帰ればいいのかとドトウはトレーナーに質問する。まさかそんなはずはと彼は最悪の事態を想像する



ゴールドシップ「お前も帰り道わかんねぇの?」



メイショウドトウ「すすすすいませぇ~ん!」



いやまだだ、タヌキに合宿所まで連れ帰ってもらおうと□□が提案するが彼はちょうど野生に帰っていった



メイショウドトウ「お元気で~」



「そんな場合じゃないでしょ!?」



トレーナー達は遭難してしまったのだった



下1~3
合宿イベント

焦る□□にゴルシは「大丈夫だろ、マックイーン達が知らせてくれるだろ」と楽観的。
トレーナーも「タキオン達も探してくれてるかも知れない」下手に動かない方がいいかも知れないと話す。トレーナーのそんな真剣な表情に□□はドキリとする

>>789
   ライアン「学園のみんなはどこだ?」

マックイーン「そちらですわ!」

なんてんで、ほんとにマックイーン
たちが駆けつけてくれたのだった!

焦る□□とは対照的にゴルシは大丈夫だろうと楽観視している。頼りになるマックイーン達がなんとかしてくれると思っているようだ



トレーナーもそこまで焦ってはいなかった。ネイチャ達が探してくれてるはずなので下手に動かない方がいいかも知れないと考えていた




トレーナー「全員で固まって行動しよう」




この状況で最もやってはいけないのは単独行動。誰もはぐれないようにと真剣な表情で指示をする



いつになく真面目な顔に□□はドキリもしながらもトレーナーの指示に従うと返事をする



トレーナー「君のトレーナーも心配してるよね?」



メイショウドトウ「私、トレーナーさんいませぇん…」




誘われた事は何度かあるものの全員目が変だったので断ったと言う。そう話す震える彼女のメロンがゆさゆさ揺れる



トレーナーと□□はそれが原因だろうなぁと納得する

メイショウドトウ「あぁ~~!」



何もない所で躓いて転び掛けるドドウを支えるトレーナー。大丈夫かと優しく微笑むとドドウは顔を赤くする



メイショウドトウ「はぅ……っ!」



□□はコイツはまたと耳を引っ張りドトウから引き剥がす




トレーナー「痛い痛い痛い!!」



(あとでお仕置きだから)



耳元でそう囁かれ今度はトレーナーが顔を赤くするがすぐに正気に戻る。□□からのお仕置き(ご褒美)は合宿所に戻らなければもらえない




この状況をなんとかしなければと周りを見渡すものの森、森、森



闇雲に動き回っても体力を消耗するだけ、なら夜を待って明かりを探そうという結論に至る



学園所の明かりや街の明かりが見えればそこに向かえばいい。もしかすると夜になるまでにマックイーンやネイチャが探し出してくれるかもしれない



無駄に動き回ることは止め、夜までその場に留まる選択肢を取る



下1~3
遭難イベント

そのまま誰も来ないまま夜になってしまう。更に頼りにしていた明かりが見えずトレーナーは焦り始める




彼の焦りを感じとったのか□□も焦り出す。頼りにしていたトレーナーでダメならもう打つ手はない



そんな中ゴルシはあれを見てみろと空を指差す。全員が上を見上げると満天の星空だった




「きれい……」



トレーナーも星空の美しさに心を奪われ見ているとある事に気がつく。星が見えているなら大まかな方角がわかる



合宿所から逆算して向かうべき方向を確かめていると、茂みからガサッと物音がする



メイショウドトウ「まさか、熊なんじゃないですかぁ……?」



熊出没注意の看板をこの森のどこかで見ている。目の前にいるのは熊なのかもと□□は怯え出す



ゴールドシップ「てめーこのやろー!かかってこい!」



ゴルシが戦闘態勢にはいるがトレーナーが3人の前に立ち下がるように指示する

トレーナー「みんな下がって」



ゴールドシップ「お前が下がってろ!」



人間と比べるとウマ娘なら熊相手でもなんとかなるかもしれない。それでもトレーナーは3人は自分が守ると譲らない



□□とドトウはトレーナーの表情を見て本気で自分達を守ろうとしてくれているのがわかった



自分達より弱い筈なのに守ると言うトレーナーに完全に心奪われるドトウ。ゴルシもカッコつけ過ぎだと少し照れている




トレーナーは熊に対して当然だが勝てるとは思っていなかった。自分が襲われている間に彼女らを逃そうとしたのだ



大まかな方角がわかったのでそれを指示して自分が犠牲になればいい。少しずつ茂みに近付いていくトレーナー



〈もっふ〉



しかし茂みから出てきたのは野生に帰った筈のドトウのタヌキ。しかもネイチャやマックイーン達を連れて来ていた



ナイスネイチャ「トレーナーさん確保ぉぉぉ!!!!」



メジロマックイーン「必死に探しましたのよ!」



ドトウのお陰でトレーナー達は遭難という危機を脱出できたのだった

出し忘れ


下1~3

合宿所に戻ると4人はシンボリルドルフ、エアグルーヴの生徒会メンバーにこってり絞らることとなった



エアグルーヴ「たわけ共!どれだけ周りに心配を掛けたかわかっているのか!」



トレーナー「こうなったのは僕の責任です。大人としてもっとしっかりしていれば皆を危険な目に合わせずに済みました」



□□達は悪くないとトレーナーが庇う。彼の真剣な眼差しにグルーヴは思わず赤面する




エアグルーヴ「もういい!次から気を付けろ!」



思いの外、早く解放されてよかったとゴルシは走ってこの場から去っていく。ドトウ達3人はルドルフ達に頭を下げてから帰っていく




シンボリルドルフ「あのトレーナーは魔性だ」



エアグルーヴは彼の真剣な表情に心が揺らぎ、共に説教されていたドトウはずっとトレーナーを見ていた



ブライアンがいいトレーナーを見つけたが断られたと言っていたが彼の事だとルドルフは理解する



ウマ娘を魅了するトレーナーはこれまでも見たことがある。誰もが彼らを欲しがり時には争いさえ起こる



トレーナーは要注意だとリストに書き加える。万が一を起こさない為には最悪トレーナーを中央から遠ざける必要性があるのだ

「やっぱりあの人怖い…」



□□は説教が終わったにも関わらずまだエアグルーヴにビビっていた。エアグルーヴは自分達を心配して叱ってくれたからとトレーナーが宥める




メジロマックイーン「ゴールドシップ~~!!」



ゴールドシップ「あ、やべ」



エアグルーヴからは解放されたが本丸が残っていたとゴルシは逃亡を図る。しかし出遅れた彼女にマックイーンがすぐに追い付く



ゴールドシップ「ゲートってマジいらなくね……」



メジロマックイーン「今日という今日は許しませんわ!」



かなり怒っているように見えるがゴルシを見つけた時、マックイーンの目には涙が浮かんでいた



あれも心配からくるものだからゴルシはマックイーンに任せようとあえて放置する



ナイスネイチャ「トレーナーさん……わかってるよね……?」



トレーナー達を待ち受けていたのは恐ろしいオーラを放っているネイチャと目が真っ赤になったタキオン。更に怒り心頭のイナリ



ドトウもいるのでどうか穏やかにと頼み込むがそんな意見は通らない。トレーナーは無事に自分の部屋に連行されることになった



下1~3
合宿イベント

ナイスネイチャ「トレーナーさん……本当に良かった……」




アグネスタキオン「飼い主の元から勝手に離れて悪いモルモットだねぇ……」




イナリワン「旦那ぁ~~!!」




泣きながら抱きつく3人のせいでトレーナーは身動きがとれない。いつもなら彼女らを引き剥がそうとする□□だが今日は事情が違う



ナイスネイチャ「本当に心配したんだから……」



アグネスタキオン「キミの居ない世界に魅力なんてない」



イナリワン「ほんとに心配したんだからな!」



3人はトレーナーの事だけ心配して自分やゴルシの心配は全然してないなと気付く□□




左右にはネイチャとイナリが後ろにはタキオンが抱きついてるのを確認し□□は正面に抱き着く




トレーナーに抱き付く四人を見てドトウは羨ましそうにしている。そんな彼女がようやくタキオンの視界に入る



アグネスタキオン「君はいつまでいるんだい?」



一緒に遭難したのは分かるがもう終わったんだから早く出ていけとタキオンは言っている

彼女のお陰で助かったのにそれは冷たいとトレーナーは反応するがネイチャとイナリも同意見のようだ



 
ナイスネイチャ(トレーナーさんが好きそうなお尻)



イナリワン(デカい奴には要注意!)



トレーナーの好みはベッドの下の本で知られている。ドトウの身体はそれに当てはまるので早く居なくなってもらいたいようだ



しかしトレーナーはお礼がしたいからとドトウに帰らないでと伝える。それを聞いたドトウは嬉しそうな表情になる



「いい加減にしなさいよ!」



トレーナー「お礼はするべきだから!」



彼女なら無茶苦茶なことは言わないから大丈夫という確信がありトレーナーはそんなことを言ったのだ



自分にできることならなんでもするとトレーナーはドトウに希望を聞く



下1~3
ドトウイベント

それじゃ自分の事を撫でて欲しいと恐る恐るお願いするドトウ。それくらいならとトレーナーは彼女の頭を優しく撫でる




メイショウドトウ「はゎぁ」



撫でられ嬉しそうにしていたドトウだったがハッと何かに気が付きトレーナーから離れる



メイショウドトウ「すみませぇん、私みたいな駄目でグズなウマ娘を撫でてたらトレーナーさん不幸になっちゃいますぅ!」




ドトウのお陰で遭難せずに済んだからそんなこと言わないでと真剣な眼差しでトレーナーが見る




その顔を見たドトウはトレーナーの綺麗さに心を奪われる。トレーナーに完全にやられる前にネイチャがドトウとの間に入る




ナイスネイチャ「はいそこまで~~」



ネイチャだけでなくタキオンもドトウとの間に立ちトレーナーと距離を置くような配置になる

アグネスタキオン「そういえば大きさどうなっているんだい?」



タキオンがドトウに胸のサイズを尋ねる。トレーナーがそんな事は聞かない方が良い注意するも彼女は何故か素直に答える




メイショウドトウ「アルファベットで9番目……」



「は?」



イナリワン「なんてこったい……」



□□とイナリは衝撃を受ける。自分より大きく柔らかそうなメロンがゆさゆさ揺れている



トレーナー「で、でっかぁい……」



トレーナーもつい口に出てしまう。それを聞いていたネイチャが彼の顔を覗き込む



ナイスネイチャ「トレーナーさ~~ん?」



優しい言葉とは真逆の表情をしているネイチャ。タキオンは大きさに興味を示し怒りという感情は無い



メイショウドトウ「ふぇぇ~ん!」



どうすればいいかわからずドトウはオロオロしかできない



下1~3
合宿イベント

メイショウドトウが部屋に戻った後、トレーナーと□□は例の合宿裏の林に居た



「何人ウマ娘を堕とせば気が済むのよ、この変態」



トレーナー「んんんっ!」



□□の下着を口で咥えながらトレーナーはお仕置き(ご褒美)を受けていた。両手を縛られ罵倒される彼の顔はとても嬉しそうにしている



ドトウはトレーナーと別れる際非常に名残惜しそうにしていたし、BNWの3人は視線が熱かった。それにブライアンはずっと近くでトレーニングしていてエアグルーヴも顔を赤くしていた



思い出せば出すほど腹が立って来たのでトレーナーへのお仕置きを強めにする□□



「これが気持ちいいんでしょ?」



トレーナー「んぐっう!!」



竿では無くタマの部分を握り潰すかのように強く握りクルミを砕くかのように乱暴に扱う



トレーナー「ぐうううう!!!!」



彼の苦しみながらも光悦とした表情に快感を覚えた□□との行為は大いに盛り上がった

事後、再び満天の星空を見上げる□□とトレーナー。色々トラブルもあったが良いトレーニングが出来たとこの4日間を振り返る



トレーナー「この合宿で間違いなく君達は伸びたよ」




「それをレースで証明してみせるわ!」




合宿が終われば次はスプリンターズステークス。実家のトレーナーの為にも絶対勝つと□□は意気込む




トレーナー「君なら絶対勝てるよ」



最後に口づけを交わす□□とトレーナー。この合宿は心と身体が鍛えられた良いものとなった



翌日、学園に帰ろうとした時に初日同様タキオンが引っ付いてトレーナーがバスに乗れない



トレーナーへの依存を緩和させようとしていたのをすっかり忘れていた□□は頭を抱えている



理事長代理「いい加減離れなさい」



リトルココン「トレーナーが離れて!!」



ビターグラッセとリトルココンが理事長代理に近寄るが既に遅かった。彼女の顔は青白くなっていた



理事長代理「つめ……はがれた……」



ビターグラッセ「救護班ーーー!!」



産まれたての子鹿のように腰を引きながらウロウロする理事長代理にトレーナーにしがみついて離れないタキオン



トレーナーの周りではこんな光景は日常茶飯事になるのだろうなと□□は感じつつバスに乗り込り学園に帰る



下1~3
学園イベント

スプリンターズステークスに出場すると聞いて偵察に来ました!と堂々と宣言しながらトレーナー室に入ってくるサクラバクシンオー
「作戦を教えてください!」と□□に詰めて来るバクシンに「教えるわけ無いでしょ!?」とキレ、「ちょわっ!?」と驚く

>>824
その後も何故か帰らないバクシンオー、「中距離や長距離にも挑戦したいのにトレーナーが出してくれない」と悩みを話し始める。
トレーナー思わず「えっ、君中距離や長距離に出たいの?」と聞いてしまうバクシンオーには全く中、長距離の適正がない筈なので驚く。バクシンオー曰く委員長として全ての距離を制覇するべきだとよく分からない事を言う

□□が「アンタのトレーナーはなんて言ってるのよ」と聞くと「1200mを三回走れば3600mを走ったことになると言われました!」といい感じに言い包められていた

ミーティングで□□はスプリンターズステークス、ネイチャは菊花賞を目指し引き続き調整を続け、イナリは東京大賞典を目指す



タキオンはエリザベス女王杯に決めゴルシはジャパンカップ目標と決めそれぞれが納得する



合宿の成果を見せると張り切っているとトレーナー室の扉が開く



 
サクラバクシンオー「偵察に来ました!」



□□がスプリンターズステークスに出る聞きと堂々と入ってくるのはサクラバクシンオー




サクラバクシンオー「作戦を教えてください!」




「教えるわけ無いでしょ!?」




偵察とは呼べないバクシンオーの行動にトレーナーは苦笑いをするが彼女らしいとも思っている




委員長は曲がったことが嫌いならコソコソと偵察なんてできない。けどオープン過ぎるのもどうだろうか




彼女のトレーナーは個性を潰さない素敵な人だと騒ぐバクシンオーを見ながらそう思う

その後も何故か帰らないバクシンオー。いい加減帰るように□□が言うと突然悩みがあると言い出す



サクラバクシンオー「中距離や長距離にも挑戦したいんですけどトレーナーさんが出してくれません」



トレーナー「君は中距離や長距離に出たいの?」



思わずそう聞いてしまうトレーナー。彼女は既に短距離とマイルで輝いていて距離を変更する利点が無い



そもそもバクシンオーには中距離、長距離の適正が全く無い。いったいどうしたのかと事情を聞く




サクラバクシンオー「委員長として全ての距離を制覇するべきだからです!」



□□は意味がわからないと混乱する。トレーナーも言っていることは理解できなかったが挑戦したい気持ちが本物であることは知る



トレーナー「君のトレーナーはなんて言ってるの?」



サクラバクシンオー「1200mを三回走れば3600mを走ったことになると言われました!」



そうはならないと□□はため息をつくがトレーナーはなんとなく理解してしまう



トレーナー「その理論で言えば1200を2回走れば2400……理にかなってるね」



アグネスタキオン「キミはアホなのかい?」



思わずタキオンが突っ込んでしまうほどトレーナーは素っ頓狂なことを言い出す

バクシンオーはその理論で中、長距離を走ったことにしても実際のレースには出ていないと納得いかない




サクラバクシンオー「貴方はどう思われますか?」




適正が無いのなら目指すべきではないと言ってしまえばそれで終わり。しかしそんな夢のないことは言いたくない



トレーナーは考えた末にあるトレーニングをしてはどうかと提案する




トレーナー「スタミナはどのくらい鍛えてる?」



サクラバクシンオー「マイルで全力を出せるくらいには!」



トレーナー「ならこういうトレーニングはどうかな」



ネイチャやタキオンに使っているトレーニングメニューの一部をバクシンオーに譲るトレーナー



バクシンオーは喜ぶがタキオンは情報をあげていいのかと止める



トレーナー「そっちのトレーナーさんには内緒だよ」



空いた時間にコソコソやるならいいはずだとトレーナーはメニューを渡してしまう。バクシンオーは喜んでそれを受け取った



サクラバクシンオー「ありがとうございました!」



お人好し過ぎるとネイチャは言うが□□は今に始まったことではないと半ば諦めている



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

アグネスタキオン「担当でもないウマ娘にアドバイスなんてお人好し過ぎるねぇ」



トレーニング中、タキオンは先程のバクシンオーへの助言はやり過ぎだと警戒する



ネイチャはいつか身を滅ぼさないかと心配しイナリはお人好しなのがトレーナーだの前向きに捉える




ゴールドシップ「トレーナーはすげぇ良い奴だよアイツらと違って」




ゴルシが指差す方にはトーセンジョーダンとそのトレーナーが。 彼女らが悪いという話は聞いたことがないとネイチャは不思議がる




ゴールドシップ「前によぉドロップキックしたら揉めたんだよ」



それはゴルシが悪いとネイチャが一蹴する。しかし普通なら怒るところをトレーナーは許したのだからゴルシの言う『良いヤツ』には当てはまる



トレーナーを貶さないのなら別に良いやとネイチャはトレーニングに意識を戻す

そんな彼女らのトレーニングを近くで見ていたのはナリタブライアン。合宿の時と同じように近くでトレーニングを始める



おおよそのメニューを把握し自分もトレーニングに入ろうとした時、目の前にトレーナーがいることに気付いた



トレーナー「できれば遠くでやってもらえないかな?」



彼女らは見られて気が散るからと言い訳をしてもブライアンは動かない。絶対に纏わりつくつもりのようだ



トレーナー「僕に拘らなくても、君ならどのトレーナーも感激してくれてると思うよ」



ナリタブライアン「アンタ以上に良いトレーニングを作るトレーナーはいない」




弱ったなと困った顔を見せるトレーナー。その表情にブライアンはほんの少し赤面する



見た目で選んだのではない、トレーナーのメニューが素晴らしいからだと頬を叩きすぐに正気に戻るブライアン


 

ナリタブライアン「私を諦めさせてみろ」



彼女を受け入れてしまうと同じ理由で断ったウマ娘に義理が立たない。どうやって彼女を諦めさせるかとトレーナーは考える



下1~3
トレーナーイベント

悩んだ結果ブライアンに次にどのレースに出るのかを確認する。彼女は菊花賞に出るというのでネイチャと対決だとトレーナーは言う



ネイチャが勝てば素直に諦めると考えて勝負を持ち掛けたトレーナー。ブライアンは断る理由も無く二つ返事で受け入れる




ブライアンはネイチャがG1で勝てていないことを知っている。トレーナーが育てたネイチャならかなりいい勝負になると踏む




自分が世話になるトレーナーの実力が見れるとワクワクしながらブライアンは帰っていった





アグネスタキオン「うーん?」



タキオンはこのやり取りを見てトレーナーとブライアンに認識の齟齬があることに気付いた



トレーナーはやれやれといった表情をしているのに対してブライアンは高揚しながら帰っていった



そもそもこの勝負がおかしいとも考えていた。ブライアンはレースで自分を負かすウマ娘を育てられるトレーナーの世話になりたいに決まっている



トレーナーはネイチャにエールを送っているが前提からして間違っていると伝えるべきだと判断する

イナリワン「ブライアンに聞いてきたぜい!」



タキオンの話を聞き自分の間違いに気付いたトレーナー。一応ブライアンにも確認してもらったがタキオンの思っている通りだった




ブライアンはネイチャの速さを披露することでトレーナーの実力を知れる。自分にとってどれだけプラスであるかを示してくれるのだと解釈していた




更に生徒会メンバーにもトレーナーがブライアンの担当になると伝え、契約書も用意してあるという




自分の言い方が悪かったとトレーナーは肩を落とす。タキオンはブライアンの目的を誤ったトレーナーに比があると珍しく責める




アグネスタキオン「彼女は我々のようにキミが欲しかったんじゃない、優秀なトレーナーが欲しかったのさ」



トレーナーに自惚れがあったとしか言いようがない事態となってしまった。ブライアンも自分の身体目当てだと思ってしまったのだ



彼女はただ純粋に速さを求めていた。今更断ることができない状況となってしまいトレーナーは頭を抱えてしまう



下1~3
トレーナーイベント

ネイチャは自分が勝てばいいんだとトレーナーをフォローする。一応ネイチャに勝てばという条件は出したがあまり意味はないだろう




それでもネイチャは自分が勝てばブライアンに文句は言わせないと燃え上がっている




ブライアンは自分達とは目的が違うとはいえこれ以上トレーナーに負担を増やさせるわけにはいかない



ナイスネイチャ「トレーナーさんも発言には気を付けること!」



タキオン同様ネイチャもトレーナーを珍しく責める。それくらいにトレーナーのやらかしは大きかった



トレーナー「ごめんね、今回ばかりはみんなに頭が上がらないよ」



トレーナーは深く反省する。そんな会話を横で聞いていたゴルシは何かを考えたあといつものようにトレーニングを抜け出しある場所に向かった

ゴールドシップ「~ってわけでさ、それで手をうってくれよ」



ナリタブライアン「何の花だ」



都合悪いなと文句を言いながらゴルシは自分の考えをブライアンに話す。メジロの人脈を使って優秀なトレーナーを紹介するというのだ



ブライアンはその案を良しとはしない。どれだけ優秀であろうとも自分と合っているのはトレーナーだと譲らない



ゴールドシップ「お前はそう言うと思ってたけどな~」



後はヨロシクと言い残しゴルシは去っていく。相変わらず意味不明だとブライアンは気にもとめなかった



ゴルシは契約解除の書類を握りしめていたのだがブライアンは気付かなかった



ゴールドシップ(まあアイツならいいんじゃねえか)



ゴルシはブライアンと適正も被っているので自分の代わりにチームに入れる。トレーナーの評判を下げないためにはこれがベストだと判断した



ゴールドシップ「は~ぁ、アイツより面白いヤツなんかいねぇだろうな~~」



またドロップキックを繰り出す日々に戻るのかとゴルシはほんの少し寂しそうに呟いた



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

やらかしてしまった、□□に色んな女にモテると言われて完全に自惚れていたとトレーナーは後悔していた



タキオンにもネイチャにもブライアンにも申し訳ないと自分の発言を悔いていた。まだどうにかなるのではと諦め切れずトレーナー室を飛び出す




トレーナー「そんな……」



ゴルシが解約書を持っているのを見てしまい全てを理解する。彼女は自分が辞めてブライアンをチームに入れるつもりだった



自分がサインをしなければゴルシとの契約は解除されないが彼女にその選択をさせてしまったことが最低だとトレーナーは絶望する




絶望するトレーナーの手には『目覚し時計』があった。しかしトレーナーは使う気になれない




これを使えば戻れるが自分の過ちまで無かったことになる。そんな事は許されないとトレーナーは躊躇う




やはりこれは使えないとトレーナーは決心するが彼の意思とは関係なく目覚まし時計が鳴り響く




トレーナー「そんな!?」




自分の都合だけで目覚まし時計が使えると思うな




そんな言葉が彼の脳裏に過る?

 

ナリタブライアン「私を諦めさせてみろ」



彼女を受け入れてしまうと同じ理由で断ったウマ娘に義理が立たない。どうやって彼女を諦めさせるかとトレーナーは考える




トレーナー「ごめん、今がベストメンバーなんだ。これ以上増やすつもりも『減らすつもり』もないよ」



トレーナーは減らすつもりの部分でゴルシを見ていた。トレーナーの視線の意味がわからずゴルシは頭を捻る



目覚ましは自分が絶望した時に現れ意思とは関係なく戻されると理解する。トレーナーはもうアレ(目覚まし)には頼らないと誓う



自分は間違いなく依存してしまう、間違いがあっても戻れると思うようになってしまうと考えていた



ナリタブライアン「そんな理由で納得できると思うか?」



まずはブライアンをどうにかしてみせるとトレーナーは覚悟を決める



下1~3
トレーナーイベント

「君に合った優秀なトレーナーを探す!」ブライアンに合うトレーナーを探すと宣言、「そんな奴がいるのか?」と聞くブライアン、今までこの学園で色んなトレーナーを見てきたがどいつこいつも生温い奴ばかりで彼だけが本物だと思っているブライアン

「君に合った優秀なトレーナーを探すよ」



ブライアンに合うトレーナーを探すと宣言するもそんな奴がいるのか彼女は首を傾げる



生徒会として活動する上で学園のトレーナーはほぼ全員知っている。トレーナーを超える存在が居ないと確信しているのだ




それでもトレーナーは優秀な人物を探してみせると言い切った




トレーナー「君と□□はライバルでいたいんだ」




「私も手伝い……ます」



□□も協力すると言いブライアンを説得する。ここまで言われてしまうと流石のブライアンも折れるしかなかった



見つけ次第連絡して来いとブライアンは立ち去る。その際に自分は嫌われたのかとモヤモヤしたものが残る



合宿で彼のトレーニングは自分に合っていると確信した。相性が良いと思っていたのは自分だけだったのか



同じチームでもライバルにはなれるしむしろその方が良いとさえ思う



体よく追い払われたのかとブライアンは少し落ち込んでしまった

それから数日経つがトレーナーは悩みに悩んでいた。自分の代わりとなるトレーナーがどこにも存在しない




自分が優秀だと言いふらしたいわけではなく純粋に同じレベルのトレーナーが存在しない



絶対に紹介すると言った手前なんとしてでもトレーナーを探す必要がある



トレーナー「ウゥゥ……」



担当やレースのことで考えることがあっても悩むレベルまで考え込むのは殆ど無い。そんなトレーナーが頭を抱えるほど悩んでいる




トレーナーの知り合いは多いが全員に頼っても無理だった。もはや打つ手がない状況にまで追い込まれてしまった



ナイスネイチャ「トレーナーさ~ん?」



トレーナー室で悩み頭を抱えているトレーナーを心配してネイチャが近付くも反応が無い



ナイスネイチャ(そっとしておいた方がいいのかな)



いつもならちょっかいをかけるシチュエーションだが今日はそっとしておいた方がいいかとトレーナーの横を通り荷物を取ろうとする



その際にネイチャの腰から下、ちょうど尻がトレーナーの視界に入ってしまっていた

ネイチャはトレーナーと出会う前は体操服はズボンだったが彼の好みを知りブルマに履き替えていた



お尻を目立たせる為わざとキツめのサイズにし隙あらばトレーナーを誘惑し続けていたのだ



悩み過ぎておかしくなりかけているトレーナーの前にお尻が。□□とは違う理想の形が揺れている




ナイスネイチャ「ひゃっあ!?」



思わず手が伸びてしまいネイチャの尻を触ってしまう。彼女の悲鳴を聞いたトレーナーはすぐに正気に戻る




トレーナー「ご、ごめん!!そんなつもりなくて、その……」



必死に言い訳をしようとするがうまく言葉が出てこない。そんな彼の様子を見たネイチャはトレーナーの手を自分の尻に当てる



ナイスネイチャ「ネイチャさんでよかったら……」



トレーナーが悩んでいるのは知っている、ストレスも溜めているのは見ていてわかる。□□よりもネイチャは彼を見ている



トレーナーはそんなことはできないと拒否するがいつもより反応が鈍い。彼の理性はストレスにより壊れてかけている



いつもの下心丸出しではなく純粋に癒されて欲しいという思いからネイチャは自分を使って欲しいと優しく言う



下1~3
トレーナーイベント

トレーナー、遂に禁忌を理性が壊れネイチャとうまぴょいをしてしまった。
事後ネイチャは念願のトレーナーとうまぴょい出来て幸せそうにしている、トレーナーは罪悪感で押し潰されそうになっている好意に付け込んで最低だ…となっている

>>856
ネイチャは「トレーナーさんシてる最中も痛くない?とか気を使ってくれて…ますます好きになっちゃうなぁネイチャさん」トレーナーは行為の最中もネイチャに痛くないかなど優しく気を使う発言をしていた。
落ち込むトレーナーに「誘ったのはアタシだからトレーナーさんは何にも気にしなくていい」「またネイチャさん使いたくなったらいつでも言って欲しい」と言う

トレーナー「最低だ僕って……」




理性が壊れてしまった結果ネイチャとうまぴょいをしてしまった。トレーナーは罪悪感で押し潰されそうになっている




ナイスネイチャ(あ~~幸せ過ぎる)




ネイチャは念願のトレーナーとうまぴょい出来て幸せそうにしている。絶頂と幸福を同時に味わった彼女は蕩けてしまっている




ナイスネイチャ(ヤバ、体動かしたら入ってるのわかる……最高)




ネイチャは不順、イナリは重いので薬を愛用している。婦人科に行き薬をもらうこともできるのだが担当トレーナーがいれば楽に薬が手に入るようになっている



トレーナーはネイチャとイナリ、そしてゴルシの分の書類にサインをしていたので彼女達が薬を飲んでいることを知っていた



ネイチャには絶対にトレーナーと結ばれると確信があった。それはトレーナーの部屋で使用済みの避妊具を見つけた時だった




自分となら避妊具を無しでも出来る。それを全面的に押し出せば絶対にトレーナーとぴょいできると思っていた



トレーナーは尻に興味を示したので計画が狂うかと考えたが全て杞憂だった。彼の温もりを感じながらネイチャは喜びを噛み締める

ナイスネイチャ「誘ったのはアタシだからトレーナーさんは何にも気にしなくていいからね」



トレーナー「そんなわけには……」




ナイスネイチャ「またネイチャさん使いたくなったらいつでも言っていいからね」




トレーナーにキスをし、換気をするからとトレーナー室の窓を開ける。その表情は緩み切っていた




アグネスタキオン「ふ……ゥん」



トレーナーとネイチャの行為を覗いていたのはタキオン。自分とは違う男らしさに溢れた行為に興奮していた



ネイチャとは後ろからぴょいしていたのだが理性が壊れていたトレーナーは加減することなく欲望をぶつけた




そこに愛は無かったが女として羨ましいと思ってしまった。自分が脅してトレーナーとしたものとはまるで別物だった




アグネスタキオン「やはり彼を共有するしかないねぇ」



イナリもそのうちトレーナーと結ばれるだろう、そうなると最大の障害は□□になる



どうにかして説得しなければとタキオンは行動を始める



下1~3
学園、トレーナーイベント

ナリタブライアン「私は嫌われたのか何が悪かったんだ?」



その頃ブライアンは頑なに担当を拒絶されたことから嫌われているのだろうかと気にしていた



合宿での行動が良くなったかと反省するもあれが無ければトレーナーとの相性を確かめることはできなかった



トレーニングを盗み見るのはマナー違反だったと詫びれば許されるか。もしくは他に方法があるかとブライアンは悩む




そんなブライアンにアマゾンがどうしたのかと聞いてくる。□□のトレーナーに担当を志願するも断られた経緯をブライアンは説明する




ヒシアマゾン「アンタは嫌われてなんかいないよ」



嫌ってたらわざわざ別のトレーナー探しなんてしないと言われ納得するブライアン。じゃあなぜ断るのかとアマゾンに詰め寄る



ヒシアマゾン「あのトレーナーは5人も担当してるからね、余裕がないんじゃないかい?」



5人と言われブライアンはハッとする。彼女はそこを配慮してなかったと気付く

トレーナーが断った理由は知れたがそんな理由で諦めることはできない。どうすればいいかとアマゾンに聞く



ヒシアマゾン「タイマンしかないね!」



やはりそうかとブライアンは納得する。ネイチャとは菊花賞で戦うがそれはトレーナーの力量を測る為でタイマンではない




タイマンで戦うとしてもあの5人はトレーナーの指導を受けているのでレースで勝つのは苦労するし、そもそも目的が違う



ナリタブライアン「レースでタイマンは意味がない」



彼女達が自分より速いのは当たり前。自分もそうなりたいからトレーナーが担当になって欲しい



レース以外の方法でタイマンを仕掛けるしかないとブライアンは作戦を練る




下1~3
トレーナーイベント

「そうだ、メジロのトレーナーはどうだろうか」とトレーナーは思い付くアソコなら優秀なトレーナーもいるだろうと考える
メジロアルダンにトレーナーを用意して貰えないか連絡、アルダンは「貴方のお力になれるなら…おばあさまに伝えてメジロのトレーナーを用意します」と

更に数日が経つもブライアンのトレーナー探しは難航していた



もういっその事6人にはなるがブライアンを担当した方が楽なのではないかと思い始めている



ナイスネイチャ「んふふ~~」



トレーナーが悩めば悩むほど自分がその捌け口となるのでここのところネイチャは常に上機嫌でいる




「トレーナーってそんな凄かったんだ」



□□はポツリと溢す。あのブライアンがこんなに拘るなんてと彼女は改めてトレーナーの能力の高さに驚いていた



アグネスタキオン「まったく、今更かい?」



一番彼と付き合いが長い筈なのに気付いてないなんてとタキオンは呆れている



いよいよどうしようも無いと半ば諦めたときブライアンがトレーナー室の扉を開く

ブライアンはタイマンで決めようと提案してくる。自分が勝てばすぐにでも担当して貰うと条件を突きつける



ブライアンを受け入れたら他の断った子達に申し訳ないと拒否するがブライアンは聞き入れない




ナリタブライアン「他の連中はそれで諦めたのか?私は諦めが悪いんだ」




トレーナーは自分の渇きを満たすとまで言い切るブライアン。タイキですらここまでしつこくなかった、彼女の本気さが伝わってくる




タキオンも彼女の気持ちに気付いていた。速さを求めるウマ娘がトレーナーを求めることは何も不思議なことはない




これは断れないと覚悟を決めるトレーナーとタイマンと聞いて焦る□□。喧嘩なんかしたことないと弱気になっている



ナリタブライアン「コイツでタイマンしてもらうぞ」



ブライアンが取り出したのはチェス。将棋より一般的でないがタイマンに相応しい競技だとこれを選んだ



「るーるしらないよぉ……」



□□はルールを知らない、ネイチャは駒の名称が分かる程度だった。これは勝負にならないとトレーナーはせめて他のものは無いかとブライアンに交渉する



下1~3
トレーナーイベント

□□とブライアンのポーカー対決、最終的に□□が8と9のツーペア、ブライアンがJとQのツーペアで□□が敗北する。
ブライアンは「約束通り、担当して貰うからな」とその場を立ち去るクールぶってるがその表情は嬉しくて笑みが溢れかけていた

>>873
□□は「とれーなぁ……ごめんなさい……」としょんぼりとして耳ペタンとなっている。彼の負担を増やしてしまったと落ち込む、イナリは「6人って…大丈夫なのか?旦那?」とトレーナーを心配する。
トレーナーは「昔、10人以上担当したトレーナーがいるって聞いた事あるし…多分大丈夫」と話す。

ネイチャは「ブライアンさんはトレーニングにしか興味ないと思うし大丈夫かな」とタキオンは「……そうだといいねぇ」と呟く

ナリタブライアン「チッ、チェスくらい知っておけ!」



「ひいいぃ」



苛立つブライアンとそれにビビる□□。どうしたものかと考えているとタキオンがトランプを取り出してくる




アグネスタキオン「ポーカーではどうだい?」



□□はそれなら知っていると頷きブライアンは仕方ないと妥協する。その代わり相手は指名するといいブライアンは□□を指差す




アグネスタキオン「親はモルモット君がやりたまえ」



カードをシャッフルし□□とブライアンに手札を配る。ネイチャは2人の表情を見るがまるでわからない



トレーナー(□□は弱気だしブライアンはポーカーフェイスだ)



どちらが勝つのかトレーナーもわからない

「つーぺあ……」



ナリタブライアン「私もツーペアだ」



□□が8と9のツーペア。ブライアンがJとQのツーペアでブライアンが勝利した



ナリタブライアン「約束通り担当して貰うからな」



そう言い残しその場をクールに立ち去るブライアンだがその表情は嬉しくて笑みが溢れかけていた



「とれーなぁ、ごめんなさい……」



耳をペタンとさせしょんぼりしている□□。トレーナーの負担を増やしてしまったと落ち込んでいる




イナリは6人担当は大丈夫なのか、現実的に可能なのかとトレーナーを心配する



トレーナー「昔、10人以上担当したトレーナーがいるって聞いた事あるし……多分大丈夫……うん」




彼の言う昔は重賞が少なく本格的なレースが盛んでなかった大昔のこと。現代の環境で6人担当は正気ではない



ナイスネイチャ「ブライアンさんはトレーニングにしか興味ないと思うし大丈夫でしょ」



アグネスタキオン「そうだといいねぇ」



ネイチャとタキオンは別のことを心配していた。特にタキオンはトレーナーの魔性に狂わされるのではないかと危惧している



下1~3
学園、トレーナーイベント

更に数日後、トレーナーチームは6人体制でも案外どうにかなっていた。□□はこれも呪い(加護)の影響なのを知っていた



トレーナーは無念を晴らす為に必要な男。倒れてしまえば□□が勝てなくなると彼の治癒能力が上げられていたのだ



それを夢で知った□□は一先ず安心できたものの完全解決とは言えない状況にモヤモヤしている


 
一方のブライアンはトレーナーの指導を受けた結果すぐにタイムが伸びていた



ナリタブライアン「上出来だ」
 


満足そうにブライアンは笑う。やはり自分にとってトレーナーは彼しかいなかったと実感している




フォームの崩れにもすぐに気付く彼を手に入れて自分はまだまだ速くなると希望を抱く

休憩中、ブライアンに弁当を渡すトレーナー。タキオンだけに作っていたものがいつのまにか全員分作ることになっていた



中身を確認した瞬間ブライアンはトレーナーに弁当を返す



ナリタブライアン「お前が食え」



トレーナー「お肉だけじゃダメだよ」




野菜も食べないと速くならないと言われたブライアンは渋々弁当を受け取る。しかしトレーナーに野菜を食べさせようとバトルが始まる



ナリタブライアン「食えっ!!」



トレーナー「んがが」



そのやり取りを見たネイチャはブライアンがトレーナーともう仲良くなっていることに衝撃を受ける



ナイスネイチャ(あれってヤバくない?)



下心がない分トレーナーとの関係は良好のまま親密になっていく。□□と同じ道をブライアンは通るかもしれない



自分は性処理係として地位を築いたがこのままではアッサリ抜かれてしまうのではと危機感を覚える



下1~3
学園、トレーナーイベント

ブライアンがトレーナーに野菜を食べさせようとする為かなり密着している、ブライアンのたわわに実ったメロンがトレーナーにモロに当たっている。
「うっ…」と思わずトレーナー反応してしまう

>>883
それは見たタキオンがいつもの質問を「ちなみに胸の大きさはどうなんだい?」と
ブライアンは「答える義理はない」と赤面で言う、だがタキオンはしつこく聞くので
「アルファベットで七番目だっ!これで満足か!」とヤケクソで答える

イナリは「アタシのがデカいな」とドヤる、□□は「私と同じ…」と危機感を

ブライアンがトレーナーに野菜を食べさせようとしてかなり密着しているので彼女の特大メロンがむにむにしている




トレーナー「うっ……ごめん……」



思わずトレーナーが反応してしまうがブライアンは何のことかわからない。もちろんネイチャはトレーナーの下半身に視線が行く



トレーナーが落ち着くまで時間稼ぎのつもりなのか、タキオンがブライアンに胸の大きさはどうなのかと聞く



ナリタブライアン「答える義理はない」



ぶっきらぼうにそう言うが顔が赤くなったいる。ブライアンはこういう話題に弱いと知りタキオンはそこを攻める



しつこく大きさを聞いているとブライアンはヤケクソ気味に答えた



ナリタブライアン「アルファベットで7番目だっ!」



それを聞きイナリは自分の方が大きいと隠れてガッツポーズをし、□□は自分と同じだと危機感を覚える

その日の夕方、トレーニングは早めに終わりトレーナー室に用事は無いにも関わらずネイチャと□□の2人が居た




「始めましょうか」



ナイスネイチャ「まあ、うん。えっと、まずはごめんなさい」



□□は夢でネイチャの裏切りを知ったが自分もトレーナーに負担をかけていたので強くは出れなかった



ネイチャは後ろめたい思いを我慢しきれず、話し合いの場を持つことになった



まずネイチャが誘ったのは自分からだったと伝える。□□はそれはわかるからと特に反応しない



彼が自分から裏切ることは絶対にしないと□□は確信している。その態度にイラっときてしまったネイチャは余計な一言を付け加えてしまう



ナイスネイチャ「誘ったのはネイチャさんだけど先に手を出したのはトレーナーさんです~」



まさかと□□は食い付くがトレーナーがお尻を触ったのは事実。スキンシップにしても場所がおかしい



それだけでなくトレーナーとのぴょいで避妊せずに最後までやり切ったことまで言ってしまう



しまった言い過ぎたかとネイチャが□□を見ると震えているようだった



ナイスネイチャ(これって修羅場ってヤツ?)



流血沙汰を覚悟すると共に逃げ道を確保しようとネイチャは椅子に浅く座り直す



下1~3
この次

この関係のままいるとしても卒業したらどうするのか。ずっとトレーナーに付き纏うのかと□□は冷静に言う



「恋人ごっこならやめて」



自分は卒業したらトレーナーと結婚すると宣言する。その言葉に対してネイチャはなにも答えられなかった



□□はトレーナーとの結婚がハッタリか本気か自分でも分かっていない。それでも口から出てしまったのだ




「アンタはこのままじゃ幸せになれないわよ」



これからのことをよく考えた方がいいと言い放ちトレーナー室を後にする。そんな彼女にネイチャは何も言い返せなかった



これによりネイチャはスッパリ諦めるか本気で盗りに行くかの二択となってしまう。前者はともかく後者は全てを壊すだろう



チームは崩壊しトレーナーも学園をクビになる。そこまでのリスクを犯してまで彼を手に入れるのかと悩みに悩む



彼の温もりを知ったネイチャは、全てを犠牲にしてでもトレーナーを手に入れたいという選択をしてしまうかもしれない

トレーナー「本当にごめんなさい……」



トレーナー宅に向かいネイチャのことを問い詰めるとアッサリと自白した。ネイチャの言う通り先に手を出したのは彼だった



土下座して謝るトレーナーを上から踏んづける□□。彼は文句も言わず黙ってそれを受け入れる




「この浮気者!!」



トレーナー「すいません、すいません……」



情け無く頭を下げ続けるトレーナーにゾクゾクと快感を覚え始める□□。しかしこれではまだ足りないと彼の正面に移動する



「舐めなさい」



脚を差し出すとトレーナーは舐め出す。怒るどころか悦びながら舐める姿を見て□□は興奮する



「情け無い豚ね」



自然と口から出てきたその言葉に2人はお互いに興奮し相性の良さを再確認する



「私以外で興奮しない身体にしてあげるわ」



妖しく笑う□□を見てトレーナーは涎を垂らしお仕置き(ご褒美)を期待する



下1~3
学園、トレーナーイベント

トレーナー室ではネイチャが悩んでいた。彼をスッパリ諦めるのか彼を□□から盗るのか



前者は絶対に無理。諦めるには遅すぎる彼を好きになり過ぎてしまった。なら全てを壊して盗るしかないのか



彼を盗ることができても確実に嫌われ幸せな生活など望めない。どうすればいいんだと頭を抱える




アグネスタキオン「諦める必要も盗る必要もないよ」



とトレーナー室に入って来たのはタキオンと赤面のイナリ。タキオンのトレーナーを共用したいという考えに対しネイチャは現実的ではないと返す




アグネスタキオン「彼に飲ませてる薬には強力な精力剤が混ぜてある」



□□は彼の性欲処理を一人じゃ抑えきれなくなり、自分たちに話を持ち掛ける。その時まで待てばいいとニチャりと笑う




イナリワン「お前さん達、旦那とそういう関係なのか……」



タキオンから事前に話しを聞いていたイナリの顔は真っ赤になっている。そういえばイナリはまだだったとタキオンはようやく気付く

ニヤニヤしながらイナリを見るタキオン。キスもうまぴょいもしてないのを指摘すると見るからに慌て出す



イナリワン「い、今にして見せるからな!」



それを聞きやはりイナリもそうなったかと納得する。 そこにブライアンとゴルシもトレーナー室に入ってくる



ゴールドシップ「お前らなんの話してんだ?」



ナリタブライアン「トレーナーはもう帰ったのか。明日のトレーニングについて話したかったが」



2人を見たネイチャはゴルシはともかくブライアンは堕ちそうだと考える。そういえばブライアンはどうなのかと話を振ってみる



ナイスネイチャ「ブライアンさんはキスってしたことある?」



ナリタブライアン「答える必要がない」



そりゃそうかとネイチャは追撃を諦めるがタキオンが突っ込む



アグネスタキオン「私はモルモット君と経験があるよ」



ナリタブライアン「なんだと!?」



□□はトレーナーと付き合っていることはなんとなく理解していたブライアンにとって衝撃の事実。味方を得たネイチャは追撃にかかる



ナイスネイチャ「ネイチャさんもありま~す」



それを聞きトレーナーは軟派なヤツだったのかと評価が下がる。しかしキスは自分からせがみ唇を奪ったとタキオンは得意げに話す



アグネスタキオン「私たちはモルモット君が好きなんだよ」



ネイチャらの目を見て本気であることをブライアンは知る



下1~3
この次

そういう話に興味はないと口では言いつつも動揺して逃げるようにその場を去るブライアン
あれはきっかけがあれば私達の側になるねぇとタキオン

>>898
ブライアン歩きながら「確かにアイツはいい奴だし、気も効くし、考えるトレーニングも優秀で…顔も綺麗…」と言う見た目で選んで無いがトレーナーの担当になって改めて彼は綺麗だと気付かされたブライアン
頬を叩きすぐに正気に戻る「トレーナーの担当になったのは強くなる為だ」「それにあんな軟弱そうな男私の好みじゃない断じて違う…」と自分に言い聞かせるブライアン

ブライアンは思わずゴルシにこの状況どうにかしろと彼女の方を向くも既にトレーナー室からいなくなってた




ナリタブライアン「なに?」



アグネスタキオン「彼女はモルモット君が居ないと分かったらすぐどこか行ったよ」



ゴルシに助けを求めたのが間違いだったと悟るブライアン。そういう話に興味はないと口では言いつつも動揺して逃げるようにその場を去る



アグネスタキオン「きっかけがあれば私達と同じになるねぇ」



その意見にネイチャは頷きイナリの顔はまだ赤い。イジる相手が居なくなり面白くなくなったタキオンはイナリの方を向く




アグネスタキオン「キミも私達と同じになるかい?」



自分に協力するならトレーナーとキス以降のことができると言う。ここまでくるとイナリの答えは決まっている

ブライアンは歩きながらトレーナーのことについて改めて考えていた



確かに彼は良い奴で気も効くし、考えるトレーニングも優秀。それに顔も綺麗で美しいとさえ思える



見た目で選んだのでは無いが彼は綺麗なのだと自覚しネイチャらが好きだと言っていた理由も理解する



まさか自分も……その思いが過ぎった瞬間、頬を叩きすぐに正気に戻る



ナリタブライアン「アイツを選んだのは強くなる為だ。それにあんな軟弱そうな男は好みじゃない」



この気持ちは断じて違うと自分に言い聞かせるブライアン。それでも彼の容姿を自覚した事実は大きい



彼女はトレーナーを通じて自分が『女』であることを自覚していく



下1~3
学園、トレーナーイベント

アグネスタキオン「□□君も我儘だねぇ、彼の事が好きなのは彼女だけじゃないというのに」



タキオンはトレーナーを独占している□□が悪いと言い切る。2人の関係が恋人だろうが関係ないという



アグネスタキオン「モルモット君も悪い。私達を堕としておいて本命がいるから何もなしは酷い」



彼はちゃんと責任を取るべきだと話しネイチャ、イナリは頷く



そこから3人はどうすれば□□によるトレーナーの独占を崩し、ハーレムにもっていけるかを真剣に話し合う



無理矢理は論外であるといっても説得には応じてくれないのは確実。なかなか良いアイデアが出ず会議は膠着する



アグネスタキオン「盛るしかないのかもしれないねぇ」



このままでは興奮剤と媚薬と精力剤をトレーナーに盛るしかない。あまりに下品な作戦であるもののこれ以上のアイデアが出てこない



もしこれをトレーナーに試すならその相手はイナリにしようという所で会議は終わる



次の会議にはお互いもっと良いアイデアを持ち合うようにと約束し3人は別れる

そんな話し合いもいざ知らず、□□とトレーナーは事後、再び話し合っていた



「ネイチャの件は許してあげる」



ストレスを溜め込んでいたのに気付けなかった自分の責任もあるので許すと言う。その代わりと□□はトレーナーに進路相談を持ちかける



G1で勝てる実力を持つことができた今、トゥインクルシリーズ後の新天地でも走るよう目指すべきなのか



それとも勇退して学園で後進の育成に携わるのか、それとも……



「アンタと結婚する……とか」



トレーナーは□□の赤面しつつも真剣な表情を見て本気なのだと知る。自分のことをそこまで考えてくれていたのかと申し訳ない気持ちで押し潰されそうになる



後悔するのはまた今度、今は真剣に彼女のことを考えようとトレーナーは気持ちを入れ替える



卒業してから結婚するのが一般的な考えであるが彼女の実力を考えると卒業はまだまだ先になる



このまま伸び続ければ海外に舞台を移すことだって考えられる。彼女をどう成長させるかも自分の仕事になる




トレーナー「走り続けていれば見えてくるよ」



□□にしか見えない景色がある。その先にやりたいことが見えてくるはずと彼女にアドバイスをする



下1~3
学園、トレーナー、レースイベント

次の日、□□とネイチャはトレーニングでショットガンタッチを行う。互いに昨日の事は言及せず普段通りトレーニングに励む



黙々とトレーニングをする2人を見てゴルシが突然叫びだす




ゴールドシップ「お前らつまんねぇよ!」



どこからかバレーボールマシーンを用意し、バイオレンスショットガンタッチをすると宣言する



ゴールドシップ「くらえバイオレンスの衝撃!」



設定にないはずの超速スピードでバレーボールが発射される。唸りをあげて接近してくるボールを2人はなんとか避ける



「あっっ!」



ナイスネイチャ「ブライアンさん避けて!」




2人が避けたボールは違うトレーニングをしていたブライアンに向かって一直線に飛ぶ。ネイチャの声にブライアンが気付いた時にはもう遅かった



普段なら避けたり取ったりするがトレーニングに集中していて反応が遅れてしまった。顔面に当たる覚悟決めるも衝撃がこない




トレーナー「間に合っ……いたたたた。どんなスピードで発射したのシップ?」



ゴールドシップ「ざっと300は出てたんじゃねぇか?」




トレーナーがギリギリでボールを受け止めていた。驚くブライアンにトレーナーは大丈夫だったかと優しく語り掛ける




ナリタブライアン「……ぁ」



その表情に思わず咥えた枝を落とすほどの衝撃を受ける。ブライアンは暫くそのままトレーナーのことを見続けていた

正気に戻ったブライアンはよくもやってくれたなとゴルシに迫る



ナリタブライアン「いきなり何なんだ」



ゴールドシップ「だってよ~アイツら辛気臭い顔してたしつまらなそうだったじゃん」



ゴルシが指差す2人はそう言われお互いに顔を背ける。その反応を見ればなにかがあったとすぐわかる



アグネスタキオン「わかりやすいねぇ」



ゴールドシップ「喧嘩ならゴルシちゃんも買ってやるけどそうじゃねぇもん」



2人の態度を見てトレーナーはもしやと思う。自身のことが関係しているのではないかと心配になる



自分のせいでチームがバラバラになるのは許されない。しこりを残すくらいなら全員に知ってもらおうと自分の不貞をチームに知らせることに決める



下1~3
トレーナーイベント

トレーナー室で彼は6人に自分のした事を話す。□□とはそういう関係なのにネイチャに手を出してしまった事を話し、土下座をする 




ゴールドシップ「マジかよお前……」




チームの大半は知っていた事実でもゴルシのようにいきなり聞かされるとショックが大きい

 


 
トレーナー「好意を抱いてくれてるのはありがたいけど、そんな関係にはなれない」




わかっていたとは言え少なからずショックを受けるネイチャとイナリ。そのための対策は既に考えてあるとタキオンは内心笑う




ナリタブライアン(それが当然だ)



自分に言い聞かせ納得するも少し残念と思ってしまうブライアン。彼女の中でトレーナーの存在が少しずつ大きくなっている



ゴールドシップ「やば、ちょ」



目眩がしてゴルシはその場に座り込む。意味不明な行動を繰り返しているが育ちは良いのでトレーナーの不貞を受け止め切れない

トレーナー「本当にごめん。謝って許される問題じゃないと分かってるけど」



ネイチャに深々と頭を下げるトレーナー。ネイチャは一瞬だけタキオンの方を向き、タキオンはそれに小さく頷く



ナイスネイチャ「トレーナーさん、これから健全な関係でいようね」



トレーナーは「ありがとう……」



彼女の言葉にわかってもらえたとトレーナーは安堵する。しかし次の瞬間に彼は吹っ飛ぶ



トレーナー「ン"ッ!!」




ゴールドシップ「これでお仕置き完了だ!」



これでこの話は終わりだとゴルシが宣言する。ほぼ手加減無しのドロップキックがトレーナーにお見舞いされた



室内なので助走はなかったものの充分な威力。トレーナーはロッカーにめり込んでいる



トレーナー(ありがとうシップ)



場合によってはまだ拗れてもおかしくなかったのをゴルシが終わらせてくれた。彼女には感謝しかないとトレーナーは思う



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

とりあえず保健室で治療を受けるトレーナーだが全くの無傷。あれだけのことがあってもトレーナーはピンピンしている




これも呪いの影響なのかそれとも桐生院に鍛えてもらったからなのか。理由はよくわからないがトレーナーに傷は無い



保健室に来たのでボールで擦り剥いた手の治療も行う。治療といっても包帯を巻くほどでもなく消毒で済むようなもの




その途中でブライアンが訪ねてきて悪かったとトレーナーに謝る。彼は気にしなくていいと微笑みそれに赤面するブライアン




気持ちを落ち着かせたあとネイチャと拗れたのも自分が原因だろうと謝るブライアン



彼女のトレーナー探しで抱えたストレスが原因でネイチャとああなってしまったのをブライアンは気にしていた



それにトレーナーには既に5人の担当がいることも全く考えなかった。自分が負担をかけたのは間違いないとブライアンは言う

トレーナー「ブライアンは何にも悪くないよ、むしろチーム入っていきなり不快な思いをさせてごめん」




自分が悪いのだとトレーナーは謝る。お互いに謝り続けては埒が開かないのでブライアンは彼の謝罪を受け入れる



ナリタブライアン「これからもトレーニングを作ってくれればそれで良い」



今より良いトレーニングを作るというトレーナーにブライアンは笑みが溢れる。今でも十分良いというのにこれ以上のトレーニングが期待できる




ナリタブライアン「面白い、期待しているぞ」



そう言い残しブライアンは保健室から出ていく。トレーナーは彼女を満足させられるように頑張らなければと気合いを入れる




ブライアンは気付かなかったが保健室の外であるウマ娘がこの会話を聞いていた



トウカイテイオー「許さない」



テイオーはトレーナーに断られてから絶不調でレースで結果が全く出ていない



自分と同じく断られたはずのブライアンはチームに入れているのに自分は蚊帳の外。絶対に許さないとトレーナーに憎悪を抱く




下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

それから数日後、□□のスプリンターズステークス、ネイチャとブライアンの菊花賞が近いので3人の調整を進めていく



□□とネイチャの蟠りも取れていきいつもの光景が戻り、ブライアンはより質の良いトレーニングで上機嫌でいる



トレーナーは約束を守る男だとブライアンの中でまた更に大きな存在となる。そんな時、彼女らの前にテイオーが現れた




トウカイテイオー「ボクを否定したのを後悔させてやる」



宣戦布告にしては物騒な言葉遣いで表情もおかしい。トレーナーがどうしたのかと聞くとテイオーは爆発する



お前が断ったから調子が悪い、お前のせいで全てうまくいかない。テイオーはトレーナーを罵倒していく




そんなテイオーに□□達は怒り出す。トレーナーに惚れるウマ娘達にも腹立ったがそれ以上にトレーナーが罵倒されることは許せない



□□達は団結しテイオーを教育してやろうと目論むがそれをトレーナーが止める。彼はテイオーを見る目が途中から変わっていた

トレーナー「脚を怪我……いや故障してるね」



これ以上レースには絶対に出ない方がいいとトレーナーは彼女の状態を一瞬で見破る



トウカイテイオー「な、なんで……」



テイオーは思わず動揺する。誰にも気付かれなかったくらいに日常生活には問題は無かった



それでもトレーナーは彼女の脚に気付き治療すべきだと忠告してきた。トレーナーに故障を指摘されたテイオーは大声で泣き始める




トウカイテイオー「だからキミが欲しかったのにぃぃぃぃ!!」



自分の脚に気付いてくれる優秀な人物。効率的なトレーニングを組んでくれる人物。その他テイオーが欲しかった人物の全ての項目をトレーナーは満たしていた



それなのに自分を選んでくれなかった。挙げ句の果てに自分と同じように断られたブライアンがチームに入った



絶叫に近いテイオーの号泣は暫くの間止まることはなかった



下1~3
トレーナーイベント

泣きじゃくるテイオーにトレーナーはひたすら謝る



トレーナー「君ならすぐいいトレーナーが見つかると思ってたんだ……」



トレーナーより優れた人物なんか居ないとテイオーは泣き続ける。確かにそれはそうだと頷く□□達




テイオーが望むなら□□家のかかりつけの医師に紹介状を書くと□□が提案する。何人も故障した□□家のウマ娘たちを診てきた経験が医師にはある



必ず何かの力になると言われ少し落ち着いたテイオーはその提案に涙を拭いながら頷く



テイオーの脚の状態は悪く年内の完治は難しいレベル。□□家の医師を頼ればなんとか年内にはといったところ



もしテイオーをトレーナーが担当していればこうはなっていなかった。この事実はトレーナーを苦しめることになる

トレーナーはあの時テーピングしない方がよかったのか、余計な事をしたからテイオーは自分に拘ってしまったのかと後悔する



〈宛のない善意は人を傷付ける〉



そんな言葉を聞いた事があると思い出すトレーナー



トレーナー(今更思い出しても……遅過ぎる)




また悩み、ストレスを抱える事になってしまったトレーナー。そんな彼を見てタキオンはほくそ笑む




アグネスタキオン(悩みやストレスを溜め込めば別のモノも溜まるねぇ)




この機を逃すまいとタキオンは攻勢に出る。予定していた計画を前倒しに進めトレーナーとのハーレムを目指す




アグネスタキオン(まずはイナリ君だねぇ)



まだ経験の無いイナリをトレーナーとぴょいさせて彼を肉欲に溺れさせる。自分の作戦に穴は無いとタキオンは自信に満ちている



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

悩むトレーナーを慰めるのは□□。4本脚で疾る伝説のUMAのように速さを求めることに限界は無い



それでも素晴らしい走りや記録が残っている。できないことが山積みでも勝利を掴むことはできる




「アンタは私を助けてくれたじゃない」



できなかった事に目を向け過ぎずやれた事に誇りを持ってほしいと□□はトレーナーを慰める



「良かれと思って失敗する事は沢山あるのよ。でも、ジッとしてるのとは違うわ」



「アンタの善意に救われた子もいるのよ」



トレーナーだけが悪いのではないと優しく語りかける。テイオーの件も彼女に非があると□□は言う




「アンタに拘って怪我を放置なんてありえないわよ。あのまま菊花賞出てたら大事故になってたわ」



最悪の事態を免れてこれでよかったと彼女はトレーナーを抱き締める

トレーナー「ありがとう……」



□□と口付けをしそのまま2人は結ばれる。いつもの激しいものではなく溶け合うように抱き合う



「今日は着けなくていいから、アンタを感じたいの」



トレーナーは一度は断るが彼女の優しさに包まれたいとそのまま身体を重ねる



トレーナー「ごめん……」



「謝らないで、そのまま続けて……ぁっ」




ストレスや後悔など溜まったものを全て□□に吐き出すかのようにトレーナーは行為を続ける



一度では止まらず二度、三度と彼女に吐き出し□□はそれを全て受け止める。彼だけに全てを背負わせないという□□の覚悟でもあった



(私には彼女として自覚が足りなかったのね)



誰が見ても良物件のトレーナーを独占するのならその覚悟が必要になる。愛されているから安心だと胡座をかいていてはいけない



彼女として、トレーナーのパートナーとして彼を支えていこうと彼を抱き締めながらそう思う□□

その頃生徒会ではルドルフがテイオーの騒ぎを聞き、トレーナーを中央から遠ざけるべきかとの意見を出す




ナリタブライアン「そんな事したらお前と対立する事になるぞ」



睨みを効かせるブライアンに対し、ルドルフは動揺することなく冷静に続ける



シンボリルドルフ「彼がここに居ることのメリットよりデメリットが大きいということだ」



理事長がどれだけ優秀なトレーナーを集めてもトレーナーに並ぶ人材はほぼ居ない。それは不公平を産んでしまう



彼さえいなければ学園のトレーナーのレベルは揃う。全国と海外から優秀なトレーナーが次々とやってくる意味がある



このままではトレーナーに選ばれなかったウマ娘に勝ちは望めない。それならばやることは一つ



シンボリルドルフ「彼にはここから去ってもらおう」



クビということではなく海外に出張であったり彼の地位を上げることが前提での対処をルドルフは実行するという



早ければ来年度からトレーナーには学園を『卒業』してもらうと生徒会は結論付ける



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

それから時間が経ち□□のスプリンターズステークスが開幕する。このレースはバクシンオーやニシノフラワーの短距離最強格のウマ娘が出てくる



強豪揃いのこのレースに勝てば実力は本物以上ということ。連続でG1で勝ってるからといって慢心せず全力で勝つと□□は意気込む



枠番は悪くなく先行で走る□□にとっては有利な展開かと思われた。しかしレースが始まるとやはりという展開になる



バクシンオーが逃げ、フラワーと□□が先行を走り3人でトップ争いを繰り広げる。しかしレース終盤になっても□□は上がってこない



2人を抜かせないそれどころかそれぞれスキルを使い更に加速し差が広がってしまう



(この2人には勝てないの?)



短距離でフラワーとバクシンオーには勝てないのかと諦め掛けた瞬間、あの感覚が全身に走る



ライスシャワーと同じスキル。それを使った証拠に目から緑の炎が飛び出すかと思われたが出る様子がない



(これを使うとアイツが悲しむ!)




スキルを無理矢理に押さえ込み、自分の力だけで踏み込んでいく




サクラバクシンオー(ここでそんなスピードを!?)



ニシノフラワー(そんな力があったなんて!)



□□は自分の能力だけで2人を抜き去り一着を手にする

トレーナー(凄いレースだった……)




自分が担当しているのに改めて彼女のポテンシャルにトレーナーは驚く。終盤の脚はまさに追込みで使われるような脚質だった




トレーナー(合宿での効果が出てる)




□□は途中まで先行で走り終盤に追い込むような異次元な走りをみせた。その走りをさせたのはトレーナーの成果




驕りではなく自分の能力の高さを確信するトレーナー。会長の言っていたことに間違いはないと納得する




トレーナー(彼女達の側に居られる時間は限られてる)




中央のウマ娘の公平性を保つ為にトレーナーは海外へ派遣されることが決まった



自分にとってプラスであり異例の大出世ともいえる人事だが□□達とは別れることになる




トレーナー(やり残したことがないようにしよう)



学園で残された日々を悔いなく過ごすとトレーナーは決める



下1~3
学園、トレーナーイベント

>>945
「出世って事?良かったじゃない!」と喜んでくれる□□、「勿論私も連れて行くわよね?」と聞くとトレーナーは「僕も別れたくない連れて行きたいけどそれは…難しい」と答えると、「イヤっ、絶対付いていく!」と泣き出す□□

>>946
トレーナー室で、トレーナーの部屋に仕掛けた盗聴器を使って二人の会話を聞くタキオン、ネイチャ、イナリ、ブライアン。
ネイチャは「トレーナーさんが海外に…?」と目眩がして座り込む、イナリが「ブライアン、お前さん知ってたのか!?」とキレ、ブライアンは「中央のトレーナー、ウマ娘の公平性を保つ為らしい」と静かに答える。イナリは「ふざけんなっ、他のトレーナーが旦那レベルに合わせろ」と怒りが収まらない。

タキオンは冷静だった「次の拠点は海外か、海外ウマ娘の実験は興味あった」と笑っている付いてく気か?と聞くと「重要なのは学園じゃない、彼だ彼がいないならここにいる必要性が微塵もない」と話すタキオン

トレーナー宅で□□とスプリンターズステークス一着祝いをすることになった。外泊届けも提出済みで□□の準備は万全だった




「今日も可愛がってあげるわ」



プレイは控え目にたっぷりと愛し会おうと□□からキスをするもトレーナーは浮かない顔をしている




どうしたのかと□□が聞くとトレーナーは内緒にはできないと素直に海外転勤の話をする




「出世って事?良かったじゃない!」



□□は喜び自分も連いて行く気でいたがトレーナーはそれは難しいと言い始める




トレーナー「君はまだここで走れるじゃないか」



引退には早過ぎるうえに海外に行ってしまえば日本の重賞に出ることは難しい。それに学園が認めないともトレーナーは言う




「いや!!絶対に付いていく!!」



トレーナーとしてはどうにかして連れていきたいが現実的には難しいと言われ□□は泣き始めてしまう

その会話をトレーナー室で聞いていたのはゴルシを除くネイチャ達4人。トレーナーの部屋に仕掛けた盗聴器を使って会話を聞いていた




ナイスネイチャ「トレーナーさんが海外に……?」



その事実を知りネイチャは目眩がして座り込む。イナリはブライアンにこのことを知っていたのかとキレ出す




ナリタブライアン「中央のウマ娘の公平性を保つ為らしい」




トレーナーに選ばれなかったウマ娘が損をする現状を打開する為の処置だとブライアンは静かに答える



イナリワン「ふざけんな!他のトレーナーが旦那レベルに合わせろってんだい!」



理由を聞いても納得できないとイナリの怒りは収まらない。そんな中タキオンは冷静に次のことを考えていた



アグネスタキオン「海外のウマ娘には興味があったんだよ」



付いてく気かとブライアンは聞くと重要なのは学園ではなくトレーナーだとタキオンは言い切る



アグネスタキオン「彼がいないならここにいる必要性は微塵もないねぇ」



すぐにでも海外に渡る準備を始めるとタキオンは言う。トレーナーの異動は来年度になってからだと言われても止まらない




アグネスタキオン「私は準備が他人よりかかってしまうのさ」



トレーナーの転勤を知ったチームメンバーはそれぞれ行動を起こす




下1~3
トレーナーイベント

泣く□□を宥めている最中、彼女の後ろに姿の似た鹿毛のウマ娘が立っていることに気付く



トレーナー「あの時のー」



そう言いかけた時、半透明の鹿毛のウマ娘が指を鳴らす。そうするとトレーナーは経験したことのない苦しみに襲われる




「どうしたの……?」



苦しんでるトレーナーを見てどうしたのかと弱気のまま焦り出す。どうすることもできずオロオロしていると指を鳴らす音が聞こえる




トレーナー「あれ……?急に良くなった」




苦しみから解放されたトレーナーの顔色が戻る。半透明なウマ娘に向け何をしたのかと聞く




主「お前に掛けている治癒能力を一瞬解除した。海の向こうに行くなら加護を無くす」




トレーナーに蓄積された疲労は常人では既に死んでいる。トレーナーはそれを聞き全て理解する、今まで平気だったのはこの呪いのせい(お陰)であるということを

主「□□を裏切る否、我々を裏切るなら死んでもらう」




主「□□を連れてき海外のレースで勝たせるか、海外進出を止めるか、死ぬかの三択だ」



そう言い残し消えていく呪いの主。また悩みが増えたというより実質二択じゃないかとため息をつく



「二択じゃないわ」



トレーナーの手を強く握る□□。弱気な時とは違い目には力がある



彼は□□の言っていることがすぐに理解できなかった。やがて理解したと同時に手を振り払おうとする



トレーナー「僕の為に死のうだなんてしないで!」



トレーナーが死ぬなら自分も死ぬと□□は言っている。冗談ではなく本気だと彼女の意思は硬い




「呪いの好き勝手にされる人生なんて嫌なのよ」



自分の意思でない行動はしたくないと□□は言う。海外について行くにしても呪いの主に従う形は絶対に嫌だ



呪いをどうにかしなければトレーナーと一緒になっても不安が付き纏う。それならいっそ全てを終わらせるべきだと□□はトレーナーを抱き締める




「アンタとなら地獄に堕ちてもいい」




トレーナーの未来は二択ではなく三択に絞られた



下1~3
学園、トレーナーイベント

□□の覚悟に思わず大粒の涙を流すトレーナー



トレーナー「死にたくない、□□を死なせたくない………」



トレーナー「海外にだって行きたくない君とずっと一緒にいたい……」



泣きながら□□に本音をぶつけるトレーナー。涙は止まることはなく気持ちと同じように溢れている



「それがアンタの本音なのね。だったら海外にも行かせないし呪いの好きにもさせないから」




海外進出を決めたのが生徒会長(ルドルフ)や理事長だというなら二人共黙らせる



呪いはフクキタルの水晶で浄化されそうになったのなら彼女に頼んで完全に成仏させてやる





□□の目は本気であるのがトレーナーに伝わる。自分の為に学園と戦い呪いとも決着をつけようとしている




主「おい……」




すると再び気配がし呪いの主が現れる。その声は先程と違い焦っているような雰囲気が感じられる

主「我らの無念を晴らし終えるまで消そうとするな」




そう呼び掛ける呪いの主だったが□□はうるさいと一蹴する




「アンタが選択肢を与えたみたいに私も選択肢を与えるわ」



「このまま消されるか、トレーナー治癒し続けるか、私達が死んで無念が晴れないまま一生彷徨い続けるか」




ぐぬぬぬと呪いの主は言葉を返せない。主を相手にする□□は気弱だった時からは考えられなかった




トレーナー「うう……ありがとう………」



礼を言うのは早いとトレーナーに檄を飛ばす。学園を敵に回すことになるので最悪はクビを切られる



そうなった場合、当然自分も学園を辞めて□□はトレーナーと籍を入れる。全てがうまくいくとは限らないので最悪の事態を考えなければいけない



どう転んでもいいように準備を進めておくのは大事だとトレーナーに言い聞かせる



下1~3
学園、トレーナーイベント

生徒会に直接交渉しに行く□□とトレーナー。ルドルフは何のつもりだと睨みを効かせる



トレーナー「□□やネイチャ達の育成を中途半端な所で終わらせたくありません」



現時点の海外進出は辞退し彼女達が卒業してからにして欲しいと要望を出す




それに対して中央の公平性を保つ為だと一点張りのルドルフ。その返答に□□は噛み付いた




「それってつまり他のトレーナーがコイツに勝てないから追い出すって事?中央ってそんなレベル低いのね」




その発言にルドルフが中央を無礼るなよ怒りを露わにするも舐めた事を言ってるのは中央だと引く様子がない




「会長の発言は他のウマ娘やトレーナーの努力を否定してるわよ」



いつもなら睨まれただけで弱気になる□□とは思えないほどの強気。トレーナーの為に彼女は変わった

学園を敵に回して満足な結果が得られるとは限らない。トレーナーと海外に行く可能性もある中、いつもの自分ではいけないと彼女は覚悟をしていた




シンボリルドルフ「言いたいことはそれだけか」




トレーナーは伝えたいことは言えたと頷き□□もそれに続く。用がないのなら立ち去れと生徒会室を追い出される



トレーナー「これでクビなら皆に申し訳ないな」



「どうせアイツらなら付いてくるわよ」



クビよりも酷い結果が下ればその時は一緒に逝こうと2人は手を繋ぐ。死にたくないのが本心でも2人が離れることは絶対に無い




「アンタとはどこまででも一緒よ」




これからどうなるかわからないということを報告しておこうと2人はトレーナー室に向かった



下1~3
トレーナーイベント

トレーナーはタキオン達に海外進出かクビに。もしかするとそれより酷い事になるかも知れないと話す



□□との会話を盗聴していたので事情は知っていた。それでも生徒会長を許せないと殴り込む勢いでいる



イナリワン「相手が会長だろーが喧嘩してやる!」



ナイスネイチャ「トレーナーさんを厄介払いなんか納得出来ない!」



そんな必要はないとトレーナーは優しく微笑む。こんな時にも優しい顔を見せる彼に2人は抱き着く




イナリワン「旦那ぁぁーー!」




泣き出したイナリとネイチャをトレーナーはソッと抱き返す。□□はこれくらいなら問題ないと頷く



会話を盗聴しておらず事情を今知ったゴルシは腑に落ちない表情をしていた。ルドルフの言う公平性が意味不明だという



ゴールドシップ「そもそもルドルフ達のチームがぶっちぎってただろ?」



ルドルフが七冠を取った頃の環境は公平だったとは言えないと話すゴルシ。なにか企んでやがるなといつの間にか掛けていたメガネが光る

ゴールドシップ「まさかアイツはトレーナーを追い出して自分のトレーナーを優遇しようってのか!?」



トレーナーが学園に来る前まではルドルフトレに勝てるトレーナーはいなかった



しかしトレーナーが来てからはルドルフトレはあっさり実力を抜かされプライドを壊された。だからルドルフはそんなことを言い出したのではないかとゴルシは推理する



考え過ぎかと思われたがブライアンがその線はあり得るとゴルシの推理に乗った



ナリタブライアン「以前はよくルドルフトレの話をしていた。ちょうどコイツが来てから話題に出なくなった」



クリスマスツリーになっていた頃の明るさも消え淡々と仕事をこなすだけの存在になっているとブライアンは指摘する




アグネスタキオン「向こうが私怨で動くのならこっちも動いていいはずだねぇ」



撃っていいのは撃たれる覚悟がある時だけ。同じことをされても文句は言えないはずと□□を含む6人は団結し行動を起こす



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

クビにしろ海外進出にしろ処遇が決まるまでは普段通りレースに向けてトレーニングをしようということになる




順調にトレーニングをしているとビワハヤヒデがトレーナーに話し掛けて来る



ビワハヤヒデ「ブライアンのトレーナーは君だったか」



トレーナーになら妹を任せられると実力を認めているようだった。その後トレーナーが担当になってからブライアンは楽しそうだ等他愛のない会話を続ける




トレーナー「痛いっ!?」



もう少し弱ければ快感を得たのだが、かなり強い痛みがトレーナーを襲う。誰かに抓られたということはすぐにわかった



一体誰がと振り返るとそこにはブライアンが。意外にも抓った正体は彼女だった




ナリタブライアン「随分姉貴と楽しそうに話してるな」



ぶすっとした表情で明らかに不機嫌なブライアン。その様子を見たネイチャはブライアンも堕ちたとため息をつく

ナイスネイチャ「トレーナーさんって魔性過ぎませんかね?」



「いくら言っても聞かないのよ」



アグネスタキオン「ウマ娘を発情させる何かがあるのかもしれないねぇ」



イナリワン「クソアマ(桐生院)も狙ってやがるから旦那は人間にもモテモテだ!」




ナリタブライアン「聞こえいるぞお前ら!!」




冷静を装っているがその顔は赤く、照れ隠しに□□達を追いかけ始める。□□らは散り散りになりブライアンを撒きにかかる



ビワハヤヒデ「仲がいいのは良いことだ」



その光景を微笑ましく見ていたかと思うとハヤヒデはいきなりトレーナーの肩を掴む



ビワハヤヒデ「ブライアンはああ見えて恥ずかしがり屋だ、うまぴょいの時には……」



ナリタブライアン「おおっ!!」



これ以上ハヤヒデを喋らせまいと口を塞ぎ、槍投げのようにブライアンは彼女を投げ飛ばす



トレーナー「投げていいのか……?」




ナリタブライアン「知るか!!」



ブライアンの顔は見たことがないほど真っ赤になっていた



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

□□達はどうすればトレーナーを学園に留まらせれるか話し合うことになった



イナリワン「お前さん家金持ちなんだからどうにか出来ないのか?」




「トレーナーがクビになったら実家で引き取って働いて貰うから」



そうじゃないとイナリから突っ込みが入る。ネイチャが代わりに本当に聞きたかったことはこうだと説明する




ナイスネイチャ「お金で解決しろって話でしょ?」




そうだとイナリが頷くも□□は無理だと言い切る。□□家はメジロ家や桐生院家、サトノグループと違い学園に寄付をしていないそうだ




「そもそもウチにそんな余裕ないし」




一歩間違えば□□家は転落していく。成功するか失敗するかの瀬戸際なので全く余裕が無いと念を押す




ナイスネイチャ「桐生院家?」



メジロとサトノはわかるが桐生院もそうなのかと5人は反応する。それならばあのアマ(桐生院葵)を使えばいいのではとイナリが提案する

桐生院家に頼めばトレーナーの海外進出を止められるのではと光が差す。そしてさらにゴルシが別のことを言い出す



ゴールドシップ「マックイーンが言ってたけどアルダンがトレーナーの事滅茶苦茶気に入ってるらしいぞ~」




メジロ家にも協力してもらえるなら勝機はある。ルドルフを会長から追い出すことも現実味を帯びてくる




しかし□□は反対だと激しい口調で語り始める




「アイツらに頼んだらお礼にトレーナーとうまぴょいさせろとか言うに決まってる!!」




恋敵でもある彼女達は頼れないと□□は言うがタキオンは賛成だと言う




アグネスタキオン「彼の枕営業でモルモット君は学園にいられるんだよ?」



金で解決するよりも現実的だとタキオンはニヤつきながら言う。そもそも彼女はトレーナーがどこに行こうと着いていくつもりでいる



トレーナーが桐生院らと関係を持てば自分の計画も進みやすくなると踏んで桐生院とメジロを頼るのに賛成したのだ



タキオンの考えにはイナリが賛成だと同意するがこれには裏がある。ネイチャとタキオンがぴょい済みなので自分もという考えがあった



せめて一回だけでもという強い思い。それに気付いたかどうか分からないがブライアンも賛成だと肯定する



下1~3
学園、レース、トレーナーイベント

>>981
トレーナーの意思を尊重していないという言葉に痛い所を突かれてしまったネイチャ、イナリ。
タキオンは「いい考えだと思ったんだけどねぇ」と腑に落ちないタキオン。
「お前らなんつーか品がないよな」と呆れた表情でゴルシが突っ込む、まさかそんなツッコミをゴルシにされるとはと思うゴルシ

>>982
「協力します」と一言言ってトレーナー室に入ってきたのはサトノダイヤモンド。
□□は思わず「げっ」と漏らし反射的に露骨に嫌な顔をしてしまう。
「なんのつもりよ」と聞くと「一目惚れした人を助けたいだけ」と言うダイヤ。
ネイチャは「トレーナーさんまた…」とやれやれという表情を、□□は「合宿の夏祭りね…」と言うが意外な答えが
「違います、トレーナーさん達が担当を決める模擬レースのあの日から私はあの人に一目惚れした」「サトノグループ主催のトライアルに呼ぼうと思ったけどトレーナーさんは既に貴女を選んでいた」と話す、この中で誰にも先に彼に惚れていたと話すダイヤ

肝心のトレーナーの意思を全く考えていないと□□は怒る。この点に関しては一切譲らないという姿勢を見せる




トレーナーの意思を尊重していないという言葉に痛い所を突かれてしまったネイチャとイナリは黙り込む




タキオンはいい考えだと思ったと腑に落ちない様子。そんな会話を聞いていたゴルシは呆れたように話す




ゴールドシップ「なんつーかお前ら、品がないよな」



ブライアンはまさかコイツが一番まともなのかと驚く。ゴルシの行動は理解不能でも常識がないわけではない



意味の無い嘘は頻繁についても下ネタは絶対に口にしない。ゴルシはチームの中で唯一の良識人と言えるかもしれない

サトノダイヤモンド「私が協力します」



そう言いながらトレーナー室に入ってきたのはサトノダイヤモンド。 彼女を見ると□□は思わず嫌な顔をしてしまう



「何のつもりよ」



サトノダイヤモンド「一目惚れした人を助けたいだけです」




それを聞きネイチャはやれやれという表情を浮かべる。□□はどうせ合宿の夏祭りが原因かとため息をつくがダイヤは否定する




サトノダイヤモンド「トレーナーさん達が担当を決める模擬レースのあの日からです」



その言葉を聞き□□は驚く。もしそうだとしたら自分と出会った時よりも早くにダイヤと会っている



トレーナーをサトノグループ主催のトライアルに呼ぼうとしたものの既に□□を選んだ後だった



サトノダイヤモンド「よくも彼を奪いましたね」



憎悪を□□に負けるダイヤ。負けじと□□も睨み返すが感じたこともない恐怖を覚える



サトノダイヤモンド「身を弁えなさい俗物が」



サトノグループが本気を出せば□□家くらい明日にでも潰せる。本物の権力の前に□□は一言も言い返すことができない




下1~3
学園、トレーナーイベント

□□家を潰したりするなど簡単だが…だが、それはしないと言う□□やその周りに何か起こったらトレーナーが悲しむから、>>737で投資の件を言ったらトレーナーが自分を睨んでいた□□を悲しませたら傷付けたら許さないという目だったこれ以上彼に嫌われたくないと言う

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