【安価・コンマ】1年でネオファンガイアを倒せないと死ぬスレ【仮面ライダーキバ】 (37)

 200X年……


バットファンガイア「ぐっ、おのれ……下賤な人間風情がァ……!」

キバ・エンペラー「僕が、やらなくちゃいけないんだ!」

 キバの拳がバットファンガイアの肩を、胴を打ち、よろめかせた。

キバ・エンペラー「父さんも、兄さんもいないから……僕が、キングだから!!」

タツロット「ウェイクアップフィーバー!」

 キバの左手、タツロットの背のインペリアルスロットに、赤の印が揃う。空に赤い月が浮かび、赤い霧がキバの視界を満たす。

キバ・エンペラー「はぁぁぁ……」

キバ・エンペラー「!」ジャッ、ドウッ……クルッ

 月まで届かんばかりの跳躍、そして反転。
 巨大なキバの紋章を広げ、そこから流星のように、一点――バットファンガイアをめがけて飛ぶ。

キバ・エンペラー「はぁぁああああ!!」

バットファンガイア「うおおおおお!!!」

 バットファンガイアが、右拳に黒と緑に淀むオーラを滲ませ、キバエンペラーめがけてカウンターパンチを繰り出す。
 キバの蹴りとバットファンガイアの拳が衝突し、その中心でエネルギーが炸裂する。

 決戦の舞台となった山の中腹で、光の爆発が起きた。

 キバとバットファンガイアは、いずれも光に飲み込まれ、そして……消えた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1651730192

 十数年後、202X年、9月末
 どこかの街


記者風の男「ハァ、ハァ……」タッタッタッ

 複雑な路地を慣れた様子で駆ける男がいた。

記者風の男「撒いたか? くそっ、オレの偽装は完璧だったはず……テレビ局の連中にもバレてないはずなのに」

モスキートファンガイア「……」ザッ

 先程まで後ろから追いかけてきていたと思った怪物が、男の行く手に現れた。

記者風の男「なっ――」

記者風の男「」ドスッ

 記者風の男の頭上に、2つの牙のようなものが浮かび、それらが男に突き刺さった。

記者風の男「」ピキピキ……

男だったものの破片「」ガシャァアァ

 吸命牙と呼ばれるそれによって、男は声を上げる間もなく、全身が水晶のような透明な物体に変わり、そして砕け散った。

モスキートファンガイア「後から後からなんだって自殺志願の虫けらは湧いてきやがるんだ。なんで報道されないかなんて、みんなわかっててスルーしてるってのに、嗅ぎ回りやがって」

モスキートファンガイア「まあ、いい。あと1年だ。あと1年で――」

 モスキートファンガイアが、頭上、太陽を見上げる。

モスキートファンガイア「――我らネオファンガイアの悲願が叶う」

「仮面ライダーキバ」の終盤で大方のネームドが死に、未来から襲来したネオファンガイアが世界の実権を握ってから十数年が経った、202X年の日本が舞台です。

主人公は、1週間に2回、1年で104回、能動的に行動できます。
1年以内にネオファンガイアを打倒することが目標となります。

主人公の性別は男です。

主人公の名前(日本名):
↓1

主人公の種族:
↓1のコンマ下1ケタで決定
00 チェックメイトフォー(紋章を再判定)
90-99 レジェンドルガ(元種族を再判定、99なら王)
70-89 ファンガイア
60-69 ドラン族(小型クラス)
50-59 ゴースト族
40-49 ゴブリン族
01-39 人間
ゾロ目 人間と魔族のハーフ(種族は上記参照、人間を踏んだ場合は再判定)

すみません、氏名の指定をお願いします。
安価・コンマともに↓で

高峰 俊彦(たかみね としひこ)

キバ知らないんだが、どんな種族でも日本人名でいいのか?

>>6 大丈夫です。人間社会で使ってる名前、ということで……

●魔族
「仮面ライダーキバ」の世界に古から存在する知的生命体13種の総称。
そのうちの一種であるファンガイアの手によって、その他の魔族はほとんどが絶滅している。
例外は隆盛を誇るファンガイアの他に、封印されているレジェンドルガ、そして人間。
(人間以外は)いわゆる怪人、怪物。

●ファンガイア
吸血鬼伝説の元となった種族にして、魔族の頂点に立った種族。本編の敵怪人枠。
人間を襲うのは「ライフエナジー」を得るため、つまり食事。

●ドラン族
竜の種族。
その強さから狩りゲーみたく素材として狩られたり、戦力として捕獲・使役されたりしている。
キバやダークキバの鎧(スーツ)の素材にもなっている。
家屋やビルのように巨大なクラス(細かい種族)が多いが、手のひらサイズのものも存在する。
俊彦は竜人のドラグーンクラスで、奇跡的に戦火を逃れ生き延びた。


↓1 俊彦の(人間体の)年齢と職業は?(無職でも可)

 駅徒歩10分のビル、そのテナントの1つ、レコード会社"キャラメルミュージック"の小さな事務所。
 高峰俊彦がドアを押し開けて入ると、既にデスクについていた黒いショートヘアーの事務員、紫垣(しがき)が笑顔で会釈した。

紫垣「高峰さん、おはようございます!」

俊彦「おはよう。連休で疲れは取れたようだな」

紫垣「ええ、嬉しい悲鳴ですけどね。半年前に高峰さんが入ってくれてから、売上は持ち直すどころか右肩上がりですから!」

俊彦「こちらとしては、こんなに簡単な仕事はないんだが……」
俊彦(いいと思ったものを"これは売れる"と言うだけで金が入ってくるというのは、不気味なくらいだ)

 俊彦が向かいの席に座る。卓上は整頓されていて、パソコンやフォルダなど、仕事に関係のあるものがほとんどだった。
 それだけに、昼寝用に持ち込んでいるアームピローが目を引く。

紫垣「今日は旭プロで打ち合わせでしたっけ? えーと、映画に出たアイドルの人の……」

俊彦「主題歌カバー、それとMVの添削だな。土日返上で仕事とは頭が下がる」

紫垣「そういえば、高峰さんは連休中は何してたんですか?」

俊彦「食って寝てた」

紫垣「ああ、やっぱり……」

 雑談もそこそこに切り上げ、紫垣は事務作業を始めた。
 高峰は経理などはできないので、できる範囲でそれを手伝ったり、自社や客先の製品を見直したりして、邪魔にならないようにしていた。

 それから、30分後。
 ドアが開くキィという音に振り向くと、壮年・痩身の男、久保田社長がいた。

紫垣「社長、おはようございます!」

俊彦「おはようございます」

久保田「ああ、おはよう。急ですまないが、高峰くんに伝えなければいけないことがある」

 久保田は俊彦のデスクまで歩いてきた。

久保田「旭プロでの仕事はウチの手を離れた」

紫垣「ええっ!?」

俊彦「……何があったのですか?」

 紫垣は飛び上がらんばかりに悲鳴を上げたが、高峰は冷静に久保田を見返した。
 久保田はため息をついた。

久保田「横取りだよ。相手はダズリングプラチナレコードという会社だ」

俊彦「契約書は既に切った後です。旭プロほど信用を集めているプロダクションが、そのような横車を許すとは思えませんが」

紫垣「……そこって、D&Pの」

 紫垣が顔を青くした。

 D&P、デベロップメントアンドパイオニア。
 元々大企業として名を馳せた投資会社だったが、急激に事業範囲を拡大し、今や世界でその名を知らぬもののない超巨大コングロマリットだ。
 その傘下のレコード会社ともなれば、キャラメルミュージックなど吹けば飛ぶホコリのようなものでしかない。

 だが、魔族に通じている俊彦は、元々D&Pとはファンガイアが人間たちを支配するための足がかりとして作った企業だとも知っていた。
 方針転換と拡大を始めたのが、200X年、ファンガイアを狩る鎧の騎士"キバ"が姿を消した直後であったことも。

俊彦(バレたのか? それとも、単純に"売れるから"か? ファンガイアどもと、こんな形でぶつかるとは思ってもみなかったが)

久保田「高峰くん、大丈夫かね?」

俊彦「……」


↓1 俊彦の回答
1.「DPレコードと話をさせて下さい」
2.「旭プロと話をさせて下さい」

俊彦「旭プロと話をさせて下さい。取り返すとまでは行かないでしょうけれども、次に向けて釘を刺しておくくらいはしておくべきです」

久保田「ふむ……わかった。元よりこれは君に任せていた仕事。止めはすまい」

俊彦「ありがとうございます」

 俊彦が鞄を肩にかけ、立ち上がる。

久保田「もう行くのかね?」

俊彦「予定も何もなくなったのです。なら、早い方がいい」

久保田「そうか……この件がなくなって、他に抱えている仕事もないだろう。旭プロからは直帰して、今日はもう休みたまえ」

俊彦「わかりました」

 旭プロは、規模としては中堅といったところだが、事務所そのものは大きくない。
 利便性の他はキャラメルミュージックとそう変わらず、外来向けの電話が置かれたロビーなどもないので、俊彦はインターホンで用件を伝えた。

 数分してから事務所内の応接室に通されると、そこには、今回の案件で一度挨拶をした相手がいた。
 旭プロ側のプロデューサーと、収録を済ませたアイドルだった。
 挨拶しようとした俊彦は、その2人を見て、先に別の言葉が口をついた。

俊彦「失礼ながら、事前連絡なしに伺ったのですが、なぜお2人ともこちらに? 磯良(いそら)プロデューサーはともかく、西田さんは普段事務所にいらっしゃらないのでは」

磯良「私どもとしても急なことでしたし、キャラメルミュージックさんから何かあるだろうとも思っておりましたので……この度は本当にすみません」

 高峰と見た目同年代の、いかにも真面目そうな男、磯良が、恐縮した様子で答え、頭を下げた。

西田「……」

 その隣に座る、長い髪を編み込みカチューシャにしてまとめた二十歳程の女、西田も、倣って頭を下げた。
 磯良とは違い、普段通りのツリ目には、申し訳無さや気落ちなどは見て取れなかった。

俊彦「それで」

 自身も向かいの席につき、俊彦が切り出す。

俊彦「キャラメルミュージックは、今回の案件を取り返そうとは考えていません。ただ、同じことがもう1度あるようならば、私はもう仕事を請けないと思っていただきたい」

磯良「そのことなんですが……旭プロは、DPレコードに吸収されることになったんです。恐らく、キャラメルミュージック様への業務委託を行うことはないと思います」

俊彦「D&Pに?」

磯良「はい。吸収の話が先にあって、それに合わせて業務状況を整理することになったんです。結果として、DPレコードがキャラメルミュージック様の仕事を横取りするような形となってしまって」

俊彦「ずいぶん急な話ですね」

磯良「ええ。これまでも接点がなかったわけではありませんでしたが、前触れ無く通達されまして」

俊彦「……」

 俊彦はもう一度、磯良と西田の顔を順に見た。

俊彦(……さっき事務所内をざっと見たところ、人間8、ファンガイア2といったところだった。磯良は人間、西田はファンガイアの気配がするな)
俊彦「つかぬことをお伺いしますが、吸収後、磯良さんはそのままDPレコードに?」

磯良「いえ。社の人間は、D&P傘下の他のいくつかの企業に振り分けられる形になるようです。西田はDPレコードの預かりになりますが、私は別の企業で、業務上の連携という形でこれまで通りの仕事をすることになると聞いています」

俊彦(人間用の会社とファンガイア用の会社か……)
俊彦「なるほど。事情はわかりました、ありがとうございます」

磯良「本当にすみません。わざわざ高峰さんにお受け頂いた仕事を」

俊彦「お気遣いなく。では、私はこれで失礼します」

 俊彦は、ワンルームのマンションの一室を借りて、そこに住んでいた。
 夜、自室で机に突っ伏して寝ていた俊彦が目を覚ますと、着けっぱなしのイヤホンからは歌が聞こえ、点けっぱなしのパソコンの画面には、動画投稿サイトが映っていた。
 おすすめ動画の一覧に並ぶサムネイルの中に西田の姿を見つけ、俊彦は旭プロでの会話を思い返した。

俊彦(D&Pがその気になれば、キャラメルミュージックが仕事を請ける先を失くすこともあるだろう。なぜ今になって、とも思うが、選民主義の連中のやることとしてはまあ自然だ)

 席を立ち、部屋着からトレーナーの上下に着替え、ウインドブレーカーを羽織る。

俊彦(……だが、業腹だな。予定より早いが、食事で気を紛らわすとするか)

 俊彦は、ドラン族、すなわち魔族である。
 人間という例外を除き、魔族は生者のライフエナジーを糧として生きる。
 ファンガイアに種を滅ぼされ、人間社会に生きる今、俊彦の獲物は、ファンガイアに絞られていた。
 人間かそうでないかを見分ける感覚も、ファンガイアを狩り初めてから身についたものだった。

俊彦(キバのいた頃は、おっかなびっくりで相手と場所を選んでいたが……今は現場さえ抑えられなければ充分だ)

 D&Pが変わってからというもの、人間の失踪件数が爆発的に増えた。
 それは以前からあったファンガイアによる襲撃が増えたものであり、逆に、俊彦の狩りが目立たなくなるという結果ももたらしていた。

 俊彦は家を出て、獲物を求めて狩りのポイントへ向かった。

↓1 俊彦の一人称

素でも標準語喋ってるので地方系はなしでお願いします……
安価下

 1人に狙いをつけて尾行し、人気のない路上で俊彦が仕掛ける。

俊彦「……」

ドラグーン「」ダッ

 俊彦の拳が、中年サラリーマンの男の後頭部を捉え、吹き飛ばした。

男「がっ……!」

 男は数メートル転がりながら、その姿をファンガイアへ変え、立ち上がって振り返った。
 絶滅したはずの種であるドラグーンを見てたじろぐ。

ピッグファンガイア「貴様……ドラン族か!?」

ドラグーン「死ね、ファンガイア」

*戦闘ルール
コンマ下1ケタでじゃんけん。
>>1のレスが相手の手となり、それに対して安価先のコンマの手で勝負。
勝った方はその手に対応した技で攻撃してATK分のダメージを与え、特殊効果があればそれも適用する。
コンマと手の対応表:
00 相手が00でなければ勝ち、さらにダメージ倍
0 出した手は下2ケタ目を参照。相手の下1ケタが0以外なら勝ち
ゾロ目 勝ちならダメージ倍
7-9 グー(パワー技)
4-6 チョキ(スピード技)
1-3 パー(テクニック技)

●ドラグーン(俊彦)
HP15/15 ATK3
グー:全力攻撃 特殊効果なし
チョキ:連続攻撃 特殊効果なし
パー:回避カウンター 特殊効果なし

●ピッグファンガイア
HP7/10 ATK2
グー:全力攻撃 特殊効果なし
チョキ:連続攻撃 特殊効果なし
パー:回避カウンター 特殊効果なし

このレスのコンマ下1ケタ ピッグファンガイアの手
↓1のコンマ下1ケタ 俊彦の手

ピッグファンガイア 50:連続攻撃

ピッグファンガイア「うおおおっ!」ヒュヒュッ

ドラグーン「! くっ」ガッガッ

ドラグーン(不意打ちを受けてもすぐに立ち直ってきたか!)


ドラグーン HP13/15
ピッグファンガイア HP7/10

このレスのコンマ下1ケタ ピッグファンガイアの手
↓1のコンマ下1ケタ 俊彦の手

ピッグファンガイア 8:全力攻撃


ピッグファンガイア「っでえええ!!」ドドド

 ピッグファンガイアが突進し、ドラグーンがそれを受け止める。

ドラグーン「ぐっ……」ジリ……ジリ
ドラグーン(まだだ、反撃の隙を探せ!)

ピッグファンガイア「まだ倒れないのか……!」ググッ


ドラグーン HP11/15
ピッグファンガイア HP7/10

このレスのコンマ下1ケタ ピッグファンガイアの手
↓1のコンマ下1ケタ 俊彦の手

ドラグーン・ピッグファンガイア あいこ


ドラグーン「ふっ……どけ!」ググ……ドン!

 ドラグーンが力を込め、ピッグファンガイアを押し飛ばす。 

ピッグファンガイア「チッ!」


ドラグーン HP11/15
ピッグファンガイア HP7/10

このレスのコンマ下1ケタ ピッグファンガイアの手
↓1のコンマ下1ケタ 俊彦の手

連続あいこは流石にちょっと……

このレスのコンマが奇数:
 俊彦の勝ち
このレスのコンマが偶数:
 このレスのコンマを相手の手として、
 ↓1 俊彦の手

三連続……ちょっと考えます……

*あいこ追加ルール
あいこだった場合、あいこが連続する度に互いのATKが50%ずつ上昇する(小数切り捨て)。
ゾロ目のあいこだった場合、ゾロ目を出した側のあいこボーナスに更に100%を加算する。
勝ち負けが発生した時、あいこの累積分はリセットされる。

一旦、上記ルールを追加します。現在の状態は下記の通りです。
ドラグーン HP11/15 ATK3→10(350%)
ピッグファンガイア HP7/10 ATK2→7(250%)

このレスのコンマを相手の手として、
↓1 俊彦の手

ドラグーン 連続攻撃 ピッグファンガイア撃破!


ドラグーン「はっ!」

 ドラグーンが右拳を振りかぶり、フックを繰り出す。

ピッグファンガイア「!」サッ

ドラグーン「まだだっ!」ジッ ブンッ

 ピッグファンガイアが一歩下がって避けたところで、ドラグーンが片足を軸にして一回転し、尾を伸ばして叩きつける。

ピッグファンガイア「ぐあっ」ドガッ

ドラグーン「トドメだ!」

↓1 ドラグーンの必殺技(火を噴く、地面を凍らせる、など特殊能力でも可)

ドラグーン「ゥルルルルオオオ!!!」ボボボボボボ

 両腕を頭の上で交差させ、腰の横へと一気に引き、咆哮とともに火球を連続で吐き出す。
 着弾した火球がピッグファンガイアの姿を照らし出す。

ピッグファンガイア「あ、熱い! うわぁぁああーー!!」ズテッ

ピッグファンガイア「」ピキピキ……

 ピッグファンガイアは炎に巻かれ、もがきながら尻もちをつき、転がりながらその全身を結晶化させた。

ドラグーン「」ザッ、ザッ

 ドラグーンが、ステンドグラスの塊のようになったピッグファンガイアに一歩ずつ近づき……思い切り踏み抜いた。

ピッグファンガイア「」ガシャァァ フワッ

ドラグーン「」パシッ シュウウ……

 ピッグファンガイアの中から、淡い虹色を纏う光球――ピッグファンガイアのライフエナジーが浮かび上がり、ドラグーンがそれを掴む。
 ドライアイスが急速に昇華していくように光球は小さくなっていき、消滅した。
 ドラグーンが変身を解き、俊彦の姿に戻ると、つむじ風が辺りの炎を吹き消した。

俊彦「ムキになりすぎたか……ん?」

 ピッグファンガイアが粉々になって消えた場所に、焼け焦げた手帳が落ちていた。


チョキの技が【火球連射】に変化した!
(特殊効果:ATK+1)

 自宅に戻った俊彦は、手帳を開いて中身を検めていた。
 手帳は半分以上が燃えてしまっていた。

俊彦「D&P本社の社員の手帳か……やりすぎたな、残った部分も炭化してろくに読めん」パラパラ

俊彦「ライフエナジー……収集……ノルマ? 地名は……担当区域か」

俊彦「今日の分もある。どこかからの帰り道だろうとは思っていたが、既にことを済ませた後だったということか……」

俊彦「しかし、ライフエナジーを集めてどうする? 旧きキングがキバ共々消えた今、結晶を保存されたファンガイアの蘇生に使うとしても、それほどの価値があるやつは残っていまい」

俊彦「他には……サバトか? だが、あれはここまでして大量のライフエナジーを集める必要はない。何より、核に同じファンガイアを必要とするのだから、やつらが積極的に運用するとは思えん」

俊彦「……わからんな。だが」パラパラ

俊彦「ろくなことではなかろう」パタン

俊彦「これまでは食事としてファンガイアを狩ってきたが、もっと積極的に打って出なければ、まずいのかもしれん」

俊彦「わかっていることはあまりにも少ない。キバが消えた頃の戦いのことも、あまり良く知らん……戦うにしても、あのファンガイアにも意外と手こずってしまった。並の相手なら負けん自信があったのだが」

俊彦「僕ひとりで動くには、情報も実行能力も、何もかもが足りないか……」

俊彦「何から手をつけたものか」



●ステータス
高峰 俊彦(たかみね としひこ) 外見年齢27歳
ドラン族 ドラグーン(竜人)クラス
HP15 ATK3
[スキル]
【ライフエナジー吸収】人間を殺害し、ライフエナジーを奪う。
【ラッキーHP12】HPトレーニングの下1ケタが1か2だった場合、結果を1段階繰り上げる。
【ラッキーATK1】ATKトレーニングの下1ケタが1か2だった場合、結果を1段階繰り上げる。
 並のファンガイアとは段違いの強さ。鍛錬の効果も大きい。
[戦技]
グー:全力攻撃 特殊効果なし
チョキ:火球連射 ATK+1
パー:回避カウンター 特殊効果なし


9月の行動 1/8
↓1 何をする?
1.D&Pについて調べる
2.200X年の戦いについて調べる
3.HPトレーニング(そのレスのコンマ次第でHPが上昇)
4.ATKトレーニング(そのレスのコンマ次第でATKが上昇)
5.その他(何をするか書いて下さい。原作知識で好き勝手書いてもOKです)

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