阿笠「歩美君！」

歩美「ひゃいっ！」

阿笠「答えなさい」

歩美「え、えっと、あの、えっと」

歩美は、阿笠が怖すぎてちゃんと喋ることが出来ない。

阿笠「時間切れじゃあ！」

阿笠は、歩美に向かって酒瓶を投げつけた。

歩美「キャアアッ！」

コナン「ひでぇ……」

阿笠「正解を教えてやる、ついてこいクソガキ共」

阿笠は、全員をトイレに連れて行った。

阿笠「まだ分からんか？」

コナン「わ、分からねぇ……」

阿笠「……これを見てもかぁ！」

阿笠は、トイレの蓋を勢いよく開けた。

コナン「……うわあああああ！」

灰原「何これ……」

元太「マジかよ！」

歩美「おえっ……」

そこには誰かが流し忘れた下利便があった。

阿笠「人んちでうんこを流し忘れる無礼な犯人は誰じゃあ！」

コナン「俺達じゃねぇよ！」

阿笠「嘘をつくな！この家にはわしとお前らしかいないんじゃぞ！犯人はお前らの中の誰かじゃあ！」

コナン「俺達がそんなことすると思うか！？」

阿笠「なら証明しろ！……ん？」

コナン「俺達は全員リビングにいた！そこから移動した奴はいなかった！全員が証人だ！」

阿笠「静かにしろ！」

コナン「は！？」

阿笠「……臭うぞ」

コナン「えっ？」

阿笠「……君達の中からうんこの臭いがするぞい」

コナン「……あ！」

阿笠「……君か」

コナン「違うんだ博士！」

阿笠「君が犯人じゃったのか！」

阿笠「元太君！」

元太「うわっ離せ！」

阿笠は元太の頭を鷲掴みにし、トイレの下利便にぶちこんだ。

コナン「元太あ！」

元太「」

元太は、下利便に顔を突っ込んだまま気絶した。

コナン「バーロー！違うって言っただろ！」

阿笠「なら何故元太君からうんこの臭いがするんじゃ！」

コナン「さっきリビングでうんこを漏らしやがったんだ！」

阿笠「そんな嘘信じないぞい！」

阿笠は、ローキックでコナンの頭を蹴飛ばした。

コナン「がぶぁ！」

歩美「コナン君！」

灰原「江戸川君！」

コナン「いってぇ！」

歩美「博士！お願いもう止めて！」

阿笠は、酒瓶で歩美の頭を殴り、灰原にボディーブローを叩き込んだ。

歩美「がっ！」

灰原「ぐはぁ！」

元太「……ん？」

元太が目覚めた。

元太「……何だこれ？」

元太は、トイレの底にあった何かを発見した。

元太「これは……」

灰原「ぐっ……肋骨にヒビが……」

歩美「うわーん！痛いよー！」

阿笠「ガルルルルルルルル！」

コナン「うわあああああ！噛まれたあああああ！」

元太「おい！みんな！これを見てくれ！」

阿笠は、コナンの指を食い千切った。

コナン「ぎゃああああああああああ！」

阿笠「……何じゃ？」

元太「こんなものがトイレの底にあったぞ！」

阿笠「これは、隠しカメラ！」

コナン「何で隠しカメラがトイレの底にあるんだよ……痛っ」

阿笠「誰かが流し忘れた時、犯人をすぐ特定するために設置したんじゃ！」

コナン「初めからそれ見ろよ……」

阿笠「すまん！すっかり忘れとった！」

元太「早速見ようぜ！これで俺の無実を証明できる！」

阿笠「その前にシャワー浴びろ臭いんじゃよ」

『ぐおおおお！漏れるううううううう！』

『ハアハアハアハア！』

『ふんっ！』

『ビチャビチャビチャビチャビチャビチャ！』

『フーッ、間に合ったぞい』

『よっこいしょ』

コナン「……」

元太「……」

歩美「……」

灰原「……」

阿笠「……犯人は、わし？」

コナン「……」

元太「……」

歩美「……」

灰原「……」

阿笠「……君達」

阿笠は、土下座した。

阿笠「わしが悪かった……許してくれ……」

コナン「……」

コナンは、キック力増強シューズで土下座してる阿笠の頭頂部を蹴飛ばした。

阿笠「ぐわあああああ！」

コナン「元太、アレを持ってこい」

元太「分かった」