【ミリマスSS】可奈ちゃんタックル奮闘記 (35)

アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
タイトルの通りです。キャラ崩壊にご注意ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1636464985

 
ガチャ

可奈「こんにちは、あっ!志保ちゃん!」

志保「可奈、ちょっと待」

可奈「志保ちゃーん!」バッ

志保「ちなさいよ、もう」ヒョイ

可奈「はれっ!?」
 

 
志保「目に入るなり抱きつく癖やめなさい。危ないから」

可奈「えぇ〜、なんでぇ〜」

志保「危ないからって言ってるでしょう。もう14歳なんだから」

可奈「そんなこと言っても志保ちゃんにくっ付きたいよ〜!」ジリジリ

志保「にじり寄って来ないで!」
 

 
可奈「……志保ちゃん覚悟ぉ!」バッ

志保「くっ!」バシッ

可奈「なんで押さえるの!?」

志保「やめなさいって、言ってるでしょう」

可奈「やだやだ〜!志保ちゃんにくっ付きたい〜!」

志保「くっ付きたいなら私以外にすれば良いでしょ。ほら、あそこに海美さんがいるわよ」
 

 
可奈「うえ〜ん海美さ〜ん!」ガバッ

海美「どうしたのかなりん! しほりんにイジワルされた??」ギュー

可奈「イジワルされました!」

志保「イジワルしてません」

可奈「志保ちゃんが全然くっ付かせてくれないんです〜!」

海美「そうなのしほりん!?」

志保「まぁ、そうですけど。それが普通ですよね」
 

 
可奈「最近ずっと躱されたり、押さえられたりしちゃうんですよ〜!」

海美「うーんそっかぁ。しほりんもダンスレッスン頑張ってるもんねー」

海美「じゃあフェイントを入れてみるのはどうかな!」

志保「なんの話をしてるんですか?」

海美「こう、しほりんに捕まらないように左右に揺さぶってみたり」シュバババ

志保「えっ速っ」

海美「と見せかけて急に下に潜り込んで抱きつくとか」バッ

志保「ぐぅ!」
 

 
可奈「わぁ〜、海美さんすごーい!」

海美「しほりん柔らかくて気持ちいいね!」

志保「離してください」

海美「こんな感じで行けば抱き着けると思うよ!」

可奈「分かりました!早速やってみます!」

志保「なんでそうなるのよ」
 

 
可奈「えっと、左右に動いて」バッバッ

志保「……」

可奈「下に潜り込んで、えいっ!」バッ

志保「……」パシッ

可奈「なんでぇ〜!」

志保「そりゃあ、分かってたらね」

海美「うーん、まだまだ改良が必要そうだね」
 

 
海美「じゃあさ、のりさんに聞いてみようよ!こういうの得意そうだし!」

可奈「たしかに!」

志保「どうしてそうなるんですか」

海美「じゃあ一緒にのりさんを探しに行こう! 行くよ〜かなりん!」

可奈「レッツゴー! うみかな組かな〜!」

志保「帰ろうかな…」
 

 
のり子「なるほど、志保にうまくタックルが決まらないんだね!」

可奈「タックル…?」

海美「言われてみればタックルかも!」

のり子「うーん、教えてあげるのは簡単だけど、まずは可奈が自分で考えてみよっか」

可奈「考えてみる…?」

海美「どうやって考えれば良いのかな?」
 

 
のり子「志保にタックル出来ないのは可奈だけ?」

可奈「そういえば、私以外の人は結構志保ちゃんに抱き着けてるかも……」

のり子「じゃあ、志保に抱き着いている人を良く観察して、可奈と何が違うか比べてみよう!」

海美「なるほどー、流石のりさん!」

可奈「やりましょう! ご~ご~!」
 

 
コソコソ

のり子「よし、事務室の影に隠れて、志保に抱き着いている人を観察しよう」

可奈「なんだか探偵さんみたいですね!」

海美「見てるだけ? 私ちょっとモモ上げとかやっていい?」

のり子「スクワットなら静かだから良いよ」

海美「うーんスクワットかぁ」シュッシュッ

可奈「あっ、誰か来ましたよ!」
 

 
ガチャ

エレナ「ヤッホー、シホ!」

志保「エレナさん。お疲れ様です」
 


エレナ「昨日のロケありがとネッ♪ 頭撫でちゃお♪」

志保「やめてくださいよ恥ずかしい」

エレナ「ん~?」

志保「ち、近いです……離れて……」

エレナ「えいっ!」スルッ

志保「あっ」

エレナ「ぎゅー!」ギュー

志保「エレナさん離れて下さい」

エレナ「ワタシが満足したら離れてあげるヨー♪」

志保「もう……」

 
のり子「見た?」

可奈「見ましたけど、なんだかスルッて行きました」

海美「よく分かんなかった!」シュッシュッ

のり子「今のエレナは、志保の腕の動きを見極めて、腕を搔い潜るように払いながらタックルしたんだよ」

可奈「なるほど!」

海美「えれなんやるねー」シュッシュッ

のり子「あっ、また誰か来たみたいだよ」
 

 
ガチャ

麗花「あれあれ? 志保ちゃんだ♪」

志保「麗花さん、今日はオフじゃなかったでしたっけ」

麗花「志保ちゃんの服の縞模様って、反復横跳びしたら楽しそうだよね」

志保「話を聞いて下さい。っていうかジリジリ近づかないでください」

麗花「え~、なんで~?」ガシッ

志保「いや、あの、腕を掴まないでください」

麗花「志保ちゃんの腕を~指人間さんがトコトコ~」トコトコ

志保「くすぐったいです」

麗花「からの~、むぎゅ~!」ギュー

志保「ぐぅ」
 

 
可奈「あれも有りなんですか!?」

のり子「うん、麗花のフィジカルで押し切ったね。自分の有利な土俵で戦うのは格闘技では大事だよ」

海美「麗花はスタイル良いもんねー」

のり子「スクワット辞めたんだ」

海美「飽きちゃった。静かにY字バランスしてるね」

可奈「私が海美さんの真似をしても上手くいかなかったのは、そういうことだったんですね!」

のり子「そうなの?」

海美「そうかも?」
 

 
のり子「んっ、待って! みんな静かに志保の方を見て!」

可奈「えっ、何が……あっ!」

杏奈「……」

可奈「いつの間にか志保ちゃんの後ろに杏奈ちゃんが!」

杏奈「……」
 

 
杏奈「……えい」ギュッ

志保「ひゃっ」

杏奈「……えへへ」

志保「びっくりするじゃない杏奈。いつから居たのよ」

杏奈「あっちで、ゲーム、してた……♪」

志保「それは良かった。じゃあ離れて」

杏奈「やだ」
 

 
可奈「あぁいうのも有りなんですね!」

のり子「そう、相手の隙をつくのは大切だよ」

海美「うーん、みんな色んな方法でしほりんに抱き着いてるんだね」

可奈「私はどうすれば良いんだろう…?」

のり子「可奈、最後に私のとっておきを教えてあげるよ!」

可奈「とっておき!」

海美「なんかかっこいいね!」
 

 
のり子「志保ォ! たのもー!」

志保「わっ、のり子さん居たんですか。可奈と海美さんも」

のり子「可奈、よく見ててね! まず柔らかく膝を曲げて、しっかり腰を落とす!」グッ

志保「えっなんですか」

のり子「そして手を前に出して相手を牽制しながら……」

志保「怖いんですけど」

のり子「一瞬で相手の腰に自分の耳を押し付けるイメージで、そのまま抱え込む!」ガッ

志保「うぐぅ」

可奈「すごい! 正面から抱き着いちゃいました!」

海美「しほりん生きてる?」
 

 
志保「……げほっ」

可奈「これでバッチリですね!」

のり子「でも可奈、さっきの私の姿勢を取ってみて」

可奈「えっ、こうですよね……あっ! 脚が、脚が辛いです!」

のり子「そう!格闘技は一朝一夕にしてならず!しっかり身体に馴染ませないと実践では使えないよ!」

海美「確かに!バレエとか野球でもそうだよね!」

のり子「ということで……特訓だーーー!!!」

可奈「わー! 頑張るぞー!」

海美「お~! 面白そうだから私もやろ~!」

志保「え、何なんですか……」
 

 
そうして、矢吹可奈のタックル特訓が始まった。
高坂海美による厳しいトレーニング、のり子の熱い指導。
どこから聞きつけたのか美奈子によってトレーニングに適した食事も提供され、
可奈はメキメキと上達していった。

可奈「えいっ!」ガッ

のり子「むっ!」バァン

のり子「良いね、今のは腰が入ってて良いタックルだったよ!」

可奈「本当ですか!? ありがとうございます!」

のり子「よーし、あとは練習したタックルを志保にかますだけだね!」

海美「ついに本番だね! 頑張ってかなりん!」

可奈「矢吹可奈、頑張ります!」
 

 
ガチャ

可奈「志保ちゃん、たーのもー!」

志保「来たわね」スッ

可奈「はれっ? 志保ちゃん変なポーズ…」

のり子「待って可奈! 志保のあの構え…」

のり子「完全にタックルを『切り』に来てる…! 迂闊に飛び込んだら押さえ込まれるよ!」

志保「来なさい、可奈」

のり子「あの隙のなさ、相当仕込まれてる…! 一体どうやって!」
 

 
琴葉「私が志保ちゃんと一緒に総合格闘技の勉強をしたの」

可奈「琴葉さん!?」

志保「演技の勉強になると言ったら手伝ってくれました」

のり子「なにやってんの琴葉!?」
 

 
海美「たしか、琴葉はフェンシングが得意だったよね?」

のり子「なるほど、距離感の取り方は一級品ってこと。可奈、気を付けて」

可奈「はいっ!」ジリジリ

志保「琴葉さんと沢山練習したもの……負けるわけにはいかない!」ジリジリ

琴葉「志保ちゃん、落ち着いて」
 

 
可奈「……」ジリジリ

志保「……」ジリジリ

可奈(手を前に伸ばして牽制して、フェイントを混ぜて……)ジリジリ

のり子「良いよ可奈、じっくりじっくり!」

志保(落ち着いて、動きに釣られないようにしないと)ジリジリ

琴葉「志保ちゃん…!」
 

 
志保「……ッ!」ピクッ

可奈「……たあっ!」バッ

志保「ふっ!」ガッ

琴葉(頭を押さえた! 行ける!)

のり子(可奈……!)

のり子「可奈ぁ!負けるなぁぁ!!!!」

可奈「ふぬぬぬぬぬ!!」グググッ

志保(止まらない……ッ!)

海美「いっけーー! かなりん!!」
 

 
可奈「志保ちゃーん!」ギュッ

志保「ぐふっ」ドターン

琴葉「志保ちゃん!」

のり子「そのまま、そのまま行けー!!」

海美「いいよかなりん!いいよ!」

可奈「えへへ、志保ちゃん!」ギュー

志保「くっ、このっ…!」

のり子「そのまま押さえ込んで!」
 

 
 
のり子「フォーーーーーール!!!!」


海美「かんかんかんかん!」

琴葉「くっ……!」

 
 

 
可奈「えへへ~♪」ギュー

志保「可奈が離れないんですけど」

琴葉「のり子さん、海美ちゃん。良い選手を育てましたね。今日のところは完敗です」

のり子「琴葉も、一筋縄ではいかなかったよ」

琴葉「……」ガッ

のり子「……」ガッ

海美「なんで握手してんの?」
 

 
のり子「いやー、良い試合だった! じゃあみんなで焼肉食べに行こっか!」

海美「わーいお肉ー!」

琴葉「お腹すいちゃいました」

志保「あの」

可奈「志保ちゃんに抱き着けた~!えへへ~っ」ギュー

志保「動けないんですけど。可奈、離して」

可奈「いやだよ~♪」ギュー

志保「……はぁ、じゃあいいわ。好きなだけ抱き着きなさい」

可奈「らじゃらじゃ~♪」ギュー
 

 
志保「でも動けないから焼肉はお預けね」

可奈「焼肉っ!」バッ

志保「そこは離れるのね……」

 
 
 
おわり

 

終わりました。HTML依頼出してきます。
フィジカルエリート可奈ちゃん好きです。

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 01:13:55   ID: S:p65342

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2 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 02:59:00   ID: S:we06jN

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3 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 23:15:17   ID: S:Y2TYvw

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4 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 01:30:27   ID: S:hK9kAe

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