私「クラウド化された呼吸」 (41)


オリジナルのSSです

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──

私(とある生体研究機関で、私は博士の助手として働いている)

私(ある日のこと、博士が大喜びで私を呼びつけた)

博士「ついに人体最大の謎が解けたぞ!」

私「謎とは?」

博士「実は人間の肺は1個だったんだよ」

私「え。2個ではなくてですか?」

博士「そりゃあ個人には2つあるけど。しかし種としてはたった1つなのだ」

私「全く意味がわかりません」

博士「人間の肺はこことは別の異空間につながっていて、人間はその異空間にある空気を共有していたんだ」

博士「呼吸はクラウド化されていたんだよ」


──3年後──

テレビ「本日正午、喫煙罪により死刑判決を受けていた死刑囚の刑が執行されました」

テレビ「最後まで私たち人類に対する謝罪の言葉を口にすることはありませんでした」

テレビ「次のニュースです」

ピッ

私(テレビを消して窓から公園を覗くと、男が何やら叫んでいる)

男「走り回るんじゃねぇ!」

ボコッ

男児「え~ん!」


男「呼吸は共有財産なんだぞ! お前が走ることが将来的に、周り回って他の人間の息苦しさにつながるんだ!」

男児「ママ~!」タタタ

ベシッ

母親「この人の言ってることが正しい! 他人の気持ちを考えられる子になりなさい!」

男児「わ~ん!」

私「狂ってるなぁ」

ピンポーン

私「はい?」ガチャ

博士「ここにいたのか。探したんじゃぞ」


私「博士。何用でしょうか」

博士「突然だがアマゾンに向かって欲しい」

私「アマゾン?」

博士「近年肺の中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れてきているのは知っておるじゃろう」

私「ええと、はい」

博士「そこで木々豊かなアマゾンの奥地で呼吸をしてきて欲しいのじゃ」

私「なるほど」

博士「旅には別の助手も同行させよう。君の後輩となる子だ」


──船──

ブオーン…

私「はぁ……」

後輩「船酔いですか?」

私「違うよ。憂鬱なだけ」

後輩「憂鬱?」

私「何が悲しくて科学者の私たちがはるばる森に呼吸しにいかなくちゃいけないんだろう」

後輩「ふふ。まぁこれも研究の一環ですよ。やりがいのある仕事じゃないですか」

私「前向きだね」

後輩「ええ。それはもう」


後輩「今後の人類の将来を左右する大切な研究ですからね」

私「そんなに大したものかな」

後輩「知っていますか。将来的には人類の仕事は二種類に大別されるのです」

私「二種類?」

後輩「呼吸をする人と、呼吸以外をする人」

私「なんじゃそりゃ」

後輩「呼吸のみに専念する凡骨と、それ以外の仕事に注力する優秀な人間とで二分される……」

後輩「これはスーパーコンピューターの計算で導き出された確率の高い未来予測なのです」


私「はぁ。そうなんだ」

後輩「呼吸を忘れて研究に熱中できる。そんな未来がすぐ近くまで来てるなんて胸熱ですね」

私「後者に入る気まんまんじゃん」

後輩「え? そりゃあ後者でしょうよ。私も先輩も」

私「前者の方が楽しそう。呼吸するだけで義務を果たせるなんて」

後輩「ふふ。例え先輩がそれを望んでも、私や博士が許しませんよ」

ブオーン…

私「ついたね」

後輩「まずは先住民族に挨拶しに向かいましょう」


──ジャングル奥地──

民族「何の用だ」

後輩「呼吸がクラウド化されたので、深呼吸しに来ました」

民族「頭おかしいのか?」

後輩「あなたたちはただ、私たちの調査の邪魔をしないでくれればそれでいいのです。さぁこれをどうぞ」

民族「これは黄金……! 失礼しました科学者さん。どうぞ奥にお進みください」

後輩「ええ」

スタスタ

後輩「……先輩」

私「何?」

後輩「あのジジイ葉巻を吸ってましたね。無知は罪という言葉がピッタリと当てはまります……」ケホケホ


後輩「後で博士に連絡してあの村に爆弾を落としてもらいましましょう」

私「えぇ……やりすぎでは?」

後輩「喫煙は肺がんのリスクを向上させます」

私「それはそうだけど」

後輩「痛ましい選択ですが、人類全体の損失にはかえられません」

──

私(人工物の一切がない、見渡す限り緑の奥地へと辿り着いた)

後輩「今からタイマーを設定します。自然体で呼吸を続けましょう」

私「私たち2人がここで呼吸をしたところで大した変化はないように思えるけど」

後輩「気の持ちようです」

私「それはどうなの。科学者として」


後輩「ふふ、冗談です。明日追加の実験者団体がここに到着する運びとなっています」

私「あ、そうなんだ。実験者がいるなら今日一緒に来れば良かったのに」

後輩「こういうのは科学者側が先陣を切ることがイメージ戦略的に大切なのですよ」

私「ふーん」

後輩「今日と明日以降でクラウド化された呼吸の空気の比率に軽微な差が出るはずなので」

後輩「それをレポートにまとめれば私たちのお仕事は終了です」

私「逆に言えば、差を計測するまでは帰れないと」

後輩「その通り。さすが先輩わかっていますね」クス

私「長い旅行になりそうだ」

後輩「ですね。旅行ではなく、これは研究ですが」


──夜──

私(夜。私たちは一緒のテントで宿泊した)

私(ちゃんとした宿泊道具は、明日の実験者団体が持ってきてくれるらしい)

後輩「少し窮屈ですが、今日だけですので」

私「別に気にしないよ」

後輩「ふふふ。ありがとうございます」

ドカーン…

私「……? なんの音?」

後輩「あぁ。博士がミサイル弾を落としてくれたんでしょう」

私「え? 昼間の本気で言ってたの?」

後輩「もちろん」


私「……。呼吸がクラウド化されていなければこんな不幸は起こらなかったのに」

後輩「そうですねぇ」

私「ねぇ、ときどき思うんだ。この世界はひょっとしたら狂ってるんじゃないかって」

後輩「どういう意味です?」

私「呼吸がクラウド化されているなんて馬鹿げてると思わない?」

後輩「科学者らしくないことを仰りますね。馬鹿げていようと事実は事実です」

私「……」

後輩「呼吸はクラウド化され、人間の共有財産となりました」

後輩「それは変えようのない事実なのです」


──翌朝──

イライラ イライラ…

後輩「……遅い! 実験者団体は一体どこで道草を食ってるんだ!」

私「落ち着きなよ。もしかしたら道に迷ってるのかも」

後輩「だったら連絡をよこすはずです。あいつら何かしくったんじゃ……」ブツブツ

プルルルル…

後輩「やっと電話だ。もしもし、今どこに──」

??『ふっふっふ』


後輩「? 誰ですか?」

R団『私はR団だ』

後輩「な、何!?」

R団『残念だったな。実験者の船は沈めたよ。次はお前たちだ!』

ツーツー…

後輩「先輩。大変なことになりました」

私「う、うん。R団って名乗ってたけど……何者なの?」


後輩「R団……ルームランナー団とは、一言で言えばテロ組織です」

私「ルームランナー?」

後輩「はい。彼らは呼吸のクラウド化に陰謀論を唱えている厄介な連中で」

後輩「その主な活動はルームランナーでひたすら走り続けることなのです」

私「どういうことなの」

後輩「走ることで肺の中の酸素と二酸化炭素のバランスを狂わせようとしています」

私「絵面を想像すると随分間抜けに思えるけど」

後輩「極悪ですよ。彼らはアナログながら手段を選びませんから」


私「努力の方向が色々とおかしな人たちだなぁ」

後輩「大変なことになりました。彼らは私たち科学者を目の敵にしています」

私「命を狙われるってこと?」

後輩「はい。しかも帰りの船や武器等は実験者に持ち込ませる手筈だったので、逃走や戦う手段がありません」

私「とりあえず博士に連絡しよう」

後輩「遠くから打てるミサイルと違って、救助のヘリにはそれなりに時間がかかります。頼るならあの民族でしたが、おそらく全員死んでいるでしょう。こんなことなら爆弾を落とさなければよかった」

私「過ぎたことはしょうがないよ。前向きに考えよう」

後輩「……! そうですね。では博士に連絡を入れます」

ガサッ

民族「しかと聞いたぞ今の言葉」

私「い、生きていた!」


民族「この悪魔ども。この恨みは絶対に忘れないからな」

タタタッ

後輩「板挟み状態ですね。どうしましょうか」

私「生き延びるには、どうにかしてあの民族を懐柔するしかない」

後輩「なるほど名案です。追いかけましょう」

私「ん。でもその前に、少し作戦を立てよっか」

──

民族「はぁ……はぁ……」

後輩「こんにちは」

民族「うわっ!?」


民族「近寄るな! こっちには吹き矢がある。先端には毒がたっぷりと……」

後輩「撃ってもらって構いません」

民族「は!?」

後輩「ミサイル投下は私の指示です。先輩は関係ありません、そしてその責任を今ここで私が取ります」スタスタ

民族「ち、近寄るな!」

後輩「さぁ撃ってください。その代わり、先輩の話はよく聞くように」

民族「うわああっ」

プッ

後輩「うぐっ」バタン

民族「はぁ、はぁ……」


私「私たちの誠意が伝わりましたか?」

民族「い、いかれてるよあんたたち」

私「後輩の遺言に従ってもらいますよ。まず初めに、私たちは敵ではありません」

民族「信じられるかそんな言葉が」

私「爆弾を落としたことは謝ります。でもあなただって今や人殺し。違いますか?」

民族「……」

私「盗み聞きしていたでしょうが一応説明すると、これからR団を名乗る集団がやってきます」

私「彼らは呼吸がクラウド化されたという事実に異議を唱えるテロ組織です」


民族「異議を唱えるも何も、俺だってそれを信じてはいない」

私「信じていないのではなく知らなかっただけ。私の説明を聞いてから判断していただけませんか?」

民族「……」

私「……私はとある生体研究機関で博士の助手として働いています」

私「3年前のある日のこと、博士が大喜びで私を呼びつけました。曰く、人体最大の謎が解けたのだと」

民族「謎?」

私「実は人間の肺は1個だったんです」

民族「嘘つけ」

私「個人には2つありますが、種としてはたった1つだったのです」


民族「全く意味がわからない」

私「人間の肺はこことは別の異空間につながっていて、人間はその異空間にある空気を共有していたんですよ」

民族「……」

私「呼吸はクラウド化されていたんです」

民族「馬鹿なことを言うな」

私「私も……3年前は同じことを思いました」

民族「何?」

私「疑って疑って、何度も実験を繰り返しました」

私「しかし疑うための実験が逆に正しさの裏付けをしてしまった」

私「博士の言っていたことは本当だったんです」


民族「……」

私「当時の実験データもあります。テントまでついて来てください。詳しく話しますから」

民族「もういい。黙れ」

私「……!」

民族「田舎の民族だから呪術まがいのことを言えば簡単に騙せると思っているんだろ。そ、そうはいかないぞ」

民族「お前の話はもう沢山だ。やっぱりお前もここで始末する」

私「私だってそうやって頭ごなしに否定したかった」

民族「え?」

私「でも結果が出ちゃったから。狂っていようと事実は事実なんだって」

私「事実なら仕方ないって……」


民族「なぁ。やっぱり頭おかしいよあんたら」

私「信じて欲しい」

民族「無理だね」

スッ

私(民族の男は私に吹き矢を向けた)

民族「動かないでもらおう。矢のストックはここに10本以上ある。村に帰れば武器庫もある。運よく無傷だったのでな」

民族「お前はもう逃げられない。死体をR団に差し出して、R団から報酬をもらう。完璧な作戦だ」

私「……最後のチャンスです。思い留まってくささい」

民族「なーにがチャンスだ。立場が逆だペテン師。せいぜい毒で苦しんで死ね!」


──グサッ!

民族「……え?」ゴポッ

後輩「はぁはぁ……!」

私(民族の男を背後から、後輩がナイフで突き刺した)

民族「あ、ありえない。矢尻には致死量を超える毒が塗ってあったはずだ……!」

後輩「科学者を舐めないでください。この土地の蛙や蛇から取れる毒は全て呼吸中枢麻痺系のものだと、あらかじめリサーチ済みだったんですよ」

民族「そ、それがなんだ。呼吸麻痺で死ぬはずだろう」

グサッ!

後輩「呼吸はクラウド化されてんだよ! 窒息で死ぬわけねぇだろうがボケ!!」

グサグサグサッ!


私「それ以上はやめなよ。本当に死んじゃう」

後輩「はぁはぁ……そうですね。こいつは研究所に持ち帰って解剖の実験台にします」

私「こわ」

後輩「先輩、テントに戻って薬を飲んでいいですか。呼吸麻痺以外の作用で死ぬほど苦しいです」ハァハァ

私「うん。足りない分は私が調合するね」

後輩「ありがとうございます……」

──テント──

ゴクゴク…

後輩「ぷはぁ」

私「体張ってくれてありがとう。作戦成功だね」

後輩「ふふ、いいえ。私は指示に従っただけですから。さすがは先輩です」

私「説得が上手くいけばそれが一番だったんだけど……」

後輩「仕方ありませんよ。あそこまで言っても駄目ならどうしようもありませんから」


私「これからどうしようか」

後輩「武器庫は無事だって話していました。口ぶりからして他の生存者もいないでしょう」

私「毒の貯蔵もあるかな」

後輩「おそらく、大量に」

私「霧状にして散布させればR団に勝てるよね?」

後輩「ええ。毒の作用は自分の体で試していますから。薬がなかれば10分で指一本動かせなくなるでしょう」

私「じゃあそれでいこっか」

後輩「しかしそれではR団の肺を汚してしまうことになってしまいます。たとえ薄まろうとも、人類全体が息苦しくなってしまう手は避けたいです」

私「あなたは真面目だね。じゃあここで2人共死ぬ?」

後輩「まぁ、他に手がなければ」


私「……」

後輩「……」

私「……ま、なんとかなるか」

後輩「え?」

私「なんとかしてみるよ。無事帰った後にね」

──

ザザザッ

R団1「ヒャッハー! 異教徒は皆殺しだっ!」

R団2「妄言のぬかす愚かな科学者のガキはどこかな~?」

R団3「命乞いすれば苦しまないように死なせてやるよ。ふっふっふ……」


プシュー

R団1「ん。なんだこの煙みたいなのは」

R団2「それに変な匂いも……うぐっ」

R団3「げ……これは毒……」

バタバタバタッ

私(翌日、博士がヘリコプターに乗って私たちを救助しに来た)

私(実験者団体とR団と民族もその後の船で全員救助した)

私(かくして私たちは研究所に帰ってきた)


──後日・研究所──

実験者1「すー、はー、すー、はー」

実験者2「すー、はー、すー、はー」

実験者3「すー、はー、すー、はー……」

私「……」ボーッ

後輩「さすがですね先輩」ヒョコ

私「ん?」

後輩「血液のpHを下げてクスマウル大呼吸を強制させるとは」

私「あ、うん」

後輩「毒で呼吸できないR団の人数分、実験員に過呼吸させればいい……まさに悪魔の発想です」


私「悪魔って言うな」

後輩「えへへ。褒め言葉ですよ」クスクス

私「……」

後輩「本当になんとかなりましたね。さすがは先輩、頼りになる」

私「はぁ……」

後輩「浮かない顔してますね」

私「呼吸のバランスを取るためとはいえ、こんな人体実験して良かったのかなぁ」

後輩「え? 何を今更」


後輩「私たちの手はとっくに汚れているでしょう」

後輩「村に爆弾を落としたあの時から」

私「……って爆弾はあなたの独断でしょう」

後輩「えへへ、バレたか」

私(後輩は私に寄りかかるように隣に並ぶ)

後輩「ねぇ……倫理なんて捨てちゃいましょうよ」

私「倫理?」

後輩「半端に倫理観が残ってるからうだうだ悩んでしまうんです」


私「……。私はただ、私たちの行為が許されるかどうか考えていただけだよ」

後輩「許されますよ。人体実験でも爆弾投下でも、私たちの行為は全て絶対に許されます」

私「どうして?」

後輩「大義があるから。大義は倫理に優先されるのです」

私「……」

後輩「呼吸は共有財産なのです。それを守るためならどんな手を使っても構わない。私はそう思いますよ」

私「それが個人を傷つける行為だとしても?」

後輩「先輩。個人なんて言葉は3年前に死にました」


後輩「私たちは人類は今、真の意味で1つの生物となったのです」

後輩「だから、自分を守るためだったら他人を傷つけたって構わない」

後輩「だって、自分と他人は呼吸を通して繋がっているのだから」

後輩「広い意味で他人は自分なのだし、自分は他人なのだから」

私「……あ、そう」

後輩「では、私はこの後お仕事なので、そろそろ失礼させてもらいます」

私「仕事?」

後輩「楽しい楽しい解剖の続きです♪」

スタスタ…

私「嬉々として言うな」

博士「ご苦労じゃったな」スッ


私「あ、博士。どうも」ペコ

博士「君の活躍で優秀な助手を2人失わずに済んだよ。実験者団体も水底で凍死する前に引き上げることができた」

私「そうですか」

博士「民族の遺体も全て回収したんだ。死んで間もなかったから私が直々に手術して全員蘇生してやった。捕らえたR団も今後の研究に役立てられる」

私「はい」

博士「全て丸く収まった。そうは思わんか?」

私「ええ、まぁ……」


博士「それにしては浮かない顔をしているな」

私「後輩にも言われました」

博士「今に限った話じゃない。ずっとじゃ。3年前から君の顔は曇ったまま決して晴れない」

私「……。ねぇ、博士」

博士「なんじゃ?」

私「人間の肺は……2つじゃないんですかね?」

博士「え?」

私「私やっぱり、人間の肺は2つじゃないかと思うんです」


博士「3年前に話しただろう。個人には2つあるけど、種としては1つなのだと」

私「意味がわかりません」

博士「人間の肺はこことは別の異空間につながっていて人間はその異空間にある空気を共有している」

私「はい」

博士「呼吸はクラウド化され人間の共有財産となった」

私「はい」

博士「だからもう個人なんていないし、他人は広い意味での自分なのじゃ」

私「……」

私(窓から公園を覗くと、男が何やら叫んでいる)


──

男「出歩くんじゃねぇ!」

ボコッ

男児「え~ん!」

男「呼吸は共有財産なんだぞ!」

男「お前がウイルスに感染して肺炎でも起こしたら、周り回って他の人間の息苦しさにつながるんだ!」

男児「ママ~!」

タタタ…


ベシッ!

母親「この人の言ってることが正しい!」

母親「他人の気持ちを考えられる子になりなさい!」



おわり


お疲れさまでした

見てくださった方、ありがとうございました


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このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 02:18:26   ID: S:5PiH1r

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