ひな「書いたぞ」

陽太「僕も書いたよ！じゃあ一斉に見せ合おうか！」

ひな「うむ」


陽太『ずっとひなと一緒にいられますように』




ひな『ずっと陽太といっしょにいられますように』

ひな「な///」

陽太「ひな…やっぱり考えることは一緒みたいだね」

ひな「/////」


陽太「ひな、織姫と彦星は年に一度しか会えないんだよ」



陽太「でも僕らはいつでも会える」

ひな「うむ…お主がわしを救い出してくれたからな」

陽太「大変だったよね…ここまで」

陽太「ひな…」

ひな「陽太…」





ﾊﾞッ





伊座並「はい陽ひないただきましたー！！！」


陽ひな「！？」

陽太「伊座並！？」

ひな「お主今瞬間移動…」


伊座並「陽ひなの波動を感じて走ってきただけよ、気にしないで」

ひな「そ、そうか…」


ﾀﾀﾀ…


阿修羅「ハァハァ…いきなり走り出すなよ杏子ちゃん…」

伊座並「それより短冊ね、私も書いていいかしら？」

陽太「どうぞ」

伊座並「といっても、私の願いは…」ｽッ




伊座並『陽ひなが未来永劫一緒にいられますように』



伊座並「もうほぼ叶っているようなものよね」

阿修羅「確かに」

伊座並「そういう国宝君は？」

阿修羅「俺？俺はまた飛べるようになることかな…」

伊座並「そうね、国宝君らしいわ」


阿修羅「お、これは空ちゃんのか、どれどれ…」






空『映画監督になれますようね』





陽太「空らしくて可愛いよねぇ～」

阿修羅「お、おう…」

ひな「引くわっ！」

伊座並「あら？空ちゃんの短冊の裏に書きかけが…」

阿修羅「え？どれどれ…」





空『胸がお…』




伊座並「見なかったことにしましょう」

阿修羅「そうだな」

阿修羅「あれ？そういう杏子ちゃんも裏に書きかけが…」

伊座並「！」

阿修羅「どれどれ…」









伊座並『国宝君とキ…




伊座並「ダメッ！！！」ﾄﾞｶッ



阿修羅「ぐはっ！？」

陽太「阿修羅大丈夫？」

ひな「みぞおちに綺麗に決まったぞ」

阿修羅「お、おう大丈夫だ…しかし杏子ちゃん何を…」


伊座並「た、大したことは書いてないわ///」

阿修羅「そ、そうか…」

伊座並「ハァ…」





伊座並「この分じゃ、真の願いは当分叶いそうにないわね」

阿修羅「え？」



～おわり～