伊藤美来の家のトイレ「ご主人様に使ってもらいたい」 (9)

伊藤美来の家のトイレ「俺は伊藤美来の家のトイレだ。あの人気声優伊藤美来の家にあるトイレなんだぜ!」
※以下美来トイレ

美来トイレ「でもご主人様の家にやってきたのは実はつい最近なんだ。前のトイレが調子悪くなって買い替えたらしい。そうしてやって来たのがこの俺ってわけだ」

美来トイレ「はぁ〜早くご主人様に使ってもらいたいなぁ!」

美来トイレ「俺は最新型のトイレだからとても綺麗なんだぜ。タンクレスで水流音も静か、音姫も付いてる。さらにウォシュレットもあるからお尻の方を綺麗に出来るんだぜ!!」

美来トイレ「ご主人様は人気アイドル声優でいつも忙しい。沢山のアニメやゲームに出ているから体調管理が大変」

美来トイレ「しかもキモい声豚相手に笑顔で愛想良くしないとダメな職業だからストレスも感じやすい。だからストレスでお腹を壊して痔になる可能性もある」

美来トイレ「お尻の方の健康を考えると俺のような最新型トイレの存在はとても重要だ」

美来トイレ「ご主人様は売れっ子だから自宅を留守にする事も多い。なにかのお店や施設のトイレを使ってると思うと嫉妬しちまうな」

美来トイレ「せっかく最新型のトイレがあるというのに。はぁ〜早くご主人様に使ってもらいたいな」


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ガチャッ

伊藤美来「ただいまぁ〜」

美来トイレ「お、ご主人様が帰って来た!」

美来「今日もお仕事疲れたな。ご飯は食べて来たしお風呂に入って寝ようかな」

美来トイレ「ご主人様また外食してきたあのか。しかもお風呂に入って寝ようとしてる」

美来「うんしょっ…」ヌギヌギ

美来トイレ「服を脱いでいるな。ちくしょー!この家がユニットバスならお風呂とトイレが同じ場所にあるからご主人様に使ってもらえる可能性が高くなるかも知らないのにぃ!!」

美来「はぁーーいいお湯だなぁ」

美来トイレ「ご主人様が湯船に浸かっている。俺も一緒に入りたいけどトイレだからな」

美来「はぁ〜サッパリした。さて、おやすみない〜」

美来トイレ「ああ、ご主人様寝ちゃったよ。また今日も使ってもらえなかった。とほほ…」


こうして伊藤美来の家のトイレは伊藤美来に使ってもらえなかった。

そして夜が開けて朝となる

美来「今日も仕事だ。行ってきまーす」

美来トイレ「ご主人様こんな朝早くから仕事か。まあ売れっ子だし当然と言えば当然だよな」

美来トイレ「ご主人様今日も遅いのかな。またには健康も考えて自炊して貰いたいな、あとトイレもなるべく自宅でして欲しいな」


ガチガチ、ガチャッ

美来トイレ「あれ?鍵が開く音がしたぞ。ご主人様忘れ物でもしたのかな」

泥棒「ふふふ、俺様は泥棒だ!今日もピッキングで鍵を開けて不法侵入してやったぜ!」

美来トイレ「ファッ!?」

泥棒「ここに住んでいるやつが部屋から出て行くのを見たぞ。顔はよく見えなかったけど若い女だったなぁ……デュフフw w w」

美来トイレ「こいつ若い女の家を狙って泥棒してるのか。なんてキモいやつだ!」

泥棒「はぁぁぁぁーーー若い女が暮らす部屋はいい匂いがするなぁ」クンカクンカ

美来トイレ「やめろォ! ご主人様の生活感満載の部屋の匂いを嗅ぐな!」

泥棒「それにしてもなかなかいい部屋だな。若い女にしては金持ってるな。こりゃ泥棒する甲斐があるってもんだな」

美来トイレ「くそ、このままではご主人様の大切なものやお金が盗まれる。そうだ、警察に通報しよう」

ピポパポピ


警察「はいこちら警察署です」

美来トイレ「もしもし警察ですか!実は今部屋に泥棒が侵入して来て物を盗もうとしているんですよ。早く来てください!」

警察「落ち着いてください。状況を教えてください」

美来トイレ「えっと、この部屋に住む人が出かけた後に泥棒がピッキングで鍵を開けて入って来たんです」

警察「部屋の住人は既にいないのですね。貴方は同居されてる方ですか?」

美来トイレ「同居というか僕はトイレですね」

警察「…………は?」

美来トイレ「僕は伊藤美来の家のトイレです。泥棒が入ってきたのはあのアイドル声優の伊藤美来の家なんです。とにかく早く来てください!」

警察「あのさぁ…日本の警察は暇じゃないんですよ。ふざけた通報しないでもらえますか?」

美来トイレ「ふざけてませんよ!本当に泥棒が侵入してきたんです」

警察「トイレが一体どうやって電話かけるの?ふざけてるなら切りますよ。こういうイタズラを繰り返すと虚偽通報で取り締まりますからね」ガチャ

美来トイレ「くそっ、電話を切られちまった。日本の警察は何故動かないんだ!」

泥棒「さて、何を頂こうかな……ん?なんかお腹の調子が変だな」

美来トイレ「ファッ!?」

泥棒「そうだ。物を盗る前にトイレ借りようかな」

美来トイレ「うわぁー、おっさんが入ってきた!」

泥棒「おう、綺麗なトイレだな。さてと」ガサゴソ

美来トイレ「ズボンを脱いで汚ねぇケツを向けるな!」

泥棒「機能食い過ぎちゃったからな。こりゃ下痢かもな」

美来トイレ「ふざけるなよ、せっかく伊藤美来のトイレになれたのに……。あの可愛らしいプリッとしたお尻や太ももが俺の上に乗っかると思って楽しにしてたのに……」

泥棒「さて、蓋を開くか」

ウウィーーーン

泥棒「お、近付いたら勝手にトイレの蓋が開いたぞ。さすが最新のトイレだな」

美来トイレ「……ふざけるな」


ウイイーーン

泥棒「あれ?ボタン触ってないのにウォシュレットのノズルが出てきた。故障か?」


美来トイレ「…………ふざけるなぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」


ドボォォォォォーーーーーーーンン


泥棒「ギャアァァァァァーーーーー!!!」








こうして伊藤美来の自宅はトイレのおかげで泥棒の被害から守られました。




おしり

最後に注意事項があります。このお話はフィクションであり実話ではありません。
伊藤美来さんお仕事頑張ってください。みんなでみっくを応援しよう!

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