グリシャ・イェーガー「うおおお!!!」沙都子「!?」 (46)

※クロスです

ごおおおお!

大石「赤坂衛!大人しく投降しなさいっ!」

赤坂「り゛がぢゃぁぁぁん!!!きみをだすげにきたぁあひゃひゃひゃひゃゃ!!!!」

梨花「もうやめて…赤坂…やめて…」

レナ「りかちゃぁぁぁん!!!」

沙都子(をーほっほっ!できればやりたくありませんでしたが、こうやって梨花の頼れる人間をh173で発症させれば屈服なんてあっというまですわ)

赤坂「ざあおじえろぉ!!!頭の寄生虫はどうやったらいなくなるんだよぉぉぉ!!!」ぼりぼりぼりぼり

梨花「おねがい…助けて…誰か…」

沙都子(誰も貴女の味方なんていませんわ、さあ梨花のこころよ砕けろ!砕けろぉぉぉ!)

梨花「助けて…助けて…」



ズドドドド
うおおおおおおお!!!!!!!!

沙都子「!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1618323715

沙都子(な、なんですのいまのは!?)

レナ「あ、あれ今炎の中に何人か突っ込んでかなかった?」



どたどたどた!!

赤坂「だれだお前らはああああああ!!??」

梨花「だ、だれ…?」こひゅーこひゅー





グリシャ&グライス「うおおおおおお!!!!!!」

赤坂「っ!!??」




梨花「マジで誰…!?」

グリシャ「みろグライス!これが真実だ!赤坂はL5を発症しつつも梨花ちゃんを心配し、あまつさえ助けようとした!つまり!この状況においても、赤坂と梨花ちゃんの絆は確かにあったんだ!」

グライス「グリシャッ!」

レナ「やっぱりレナ達が分校で学んだ歴史は雛見沢に都合のいい嘘っぱちだったんだね!だね!」

大石「そうですぞぉ馬鹿どもは騙せても、私達、真の赤梨派は騙されないんですなぁ」

沙都子「え、ちょっと?みなさま?」

グライス「しかしグリシャ。よく赤梨が来ると読めたな」

グリシャ「いいや、まだ状況が殆ど飲み込めていないんだ」

グライス「…?では何故真実がわかった?」

グリシャ「?」






グリシャ「そんなことすぐわかるだろ?」



グリシャ「なぜなら、俺は赤坂を信じている!俺達は選ばれし雛見沢の子!!アカリの民だ!!!」

グライス「うおおおおおおおおお!!!!!」

大石「うおおおおおおおおお!!!!!」

レナ「はううううううううう!!!!!」
  


赤坂「すまない梨花ちゃん、取り返しのつかないことを…」

梨花「赤坂ぁ…正気に戻ったのですね…!」ぽろぽろ



沙都子「」

沙都子(こ、これはどういうことですの!?変な男達が現れたと思ったら、赤坂さんがL5を克服した挙句梨花と幸せになってしまいましたわ!)

レナ「……ねえ沙都子ちゃん。」

沙都子「れ、レナさん?」

レナ「ねえねえねえどうして、どうして?沙都子ちゃんは、赤坂さんと梨花ちゃんで、うおらないの、ねえ、なんで、かな?かなぁぁぁあ????」ニタァァァ

沙都子「ひ、ひぃ!」

大石「反逆者がいるぞぉぉぉ!殺せぇぇぇ!!!」バキュンバキュンバキュン

沙都子「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」指パッチン!

沙都子「ぜぇぜぇ…!し、死ぬかと思いましたわ…死になれてはいますけど…」

沙都子「なんなんですのあの男達は、あんな奴ら私が繰り返してきた世界では一度も現れませんでしたわ」

沙都子「き、きっと梨花の差金にちがいありませんの!」わなわな

沙都子「くやしぃくやしぃくやぢぃぃぃぃぃぃ!!!!」

沙都子「つぎこそギャフンと言わせてさ仕上げますわ覚悟しろ古手梨花ぁ!」

ーーーーーーーーー
〈雛見沢分校〉

魅音「先生やめてぇぇぇぇ!!!」

圭一「先生、梨花ちゃんがなにしたっていうんだよぉぉぉ!!!」

知恵「あははははぁ!このガキはカレーを馬鹿にした!20回もだ!だからその回数分だけ指を折る!そして最後にはこいつ自身を人肉カレーにしてやるわ!うふふふふふふふふふ!まず一本目」ゴキっ

梨花「じ、事実無根…ぎゃあああああああ!!!!!!」ぼきぃぃぃ

知恵「犬は痛めつけると美味しくなるっていうのよ~梨花ちゃんもきっと一緒ね」

沙都子(ふふふ、今回は教室の鍵をしっかり閉めましたし窓も念のため防弾仕様にしましたので奴らが万一来ても安心ですのよ!)

梨花「助けて…助けて…」

知恵「はい2本目」バキィ

梨花「ぎええええええ!!!!」ぼきぼきィィ

沙都子(ご安心くださいませ梨花、あなたのフルデリカレーはちゃーんとわたくしが平らげて差し上げますわぁ!)

バターンッ!
バターンッ!

知恵「っ!?」

圭一「誰だ!?」

グリシャ&グライス「うおおおおおお!!!!!!」

沙都子「そ、そんな!ロッカーから!?ちゃんと中は確認したのに!」

グリシャ「みろグライス!これが真実だ!知恵先生は正気を失ってもカレーのことだけは忘れなかった!つまり!知恵先生のカレーに対する情熱はL5程度では破ることは出来ないんだ!」

グライス「グリシャッ!」

魅音「やっぱり私達が雛見沢で噂してきたオヤシロさまの祟りは園崎家に都合のいい迷信だったんだ!」

圭一「そうだ!馬鹿どもは騙せても、俺たち真の知恵カレ派は騙されないんだぜ!」

沙都子「そっちぃぃぃぃ??!!!」

グライス「しかしグリシャ。よく知恵カレが来ると読めたな」

グリシャ「いいや、まだカレーが殆ど食べきれていないんだ」

グライス「…?では何故真実がわかった?」

グリシャ「?」






グリシャ「そんなことすぐわかるだろ?」



グリシャ「なぜなら、俺はカレーを信じている!俺達は選ばれしインディカの子!!チエカレイの民だ!!!」


グライス「うおおおおおおおおお!!!!!」

魅音「うおおおおおおおおお!!!!!」

圭一「うおおおおおおおおお!!!!!」



知恵「ごめんね…骨張ってる梨花ちゃんでカレー作ろうとしてごめんね…絶対美味しくないよね…」ぽろぽろ

カレー「(いいんだぜ…先生…!誰にだって過ちはある!)」

梨花「…」


沙都子「むきいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

魅音「ねえ、なんで沙都子はうおらなかったの?」

沙都子(しまったですわ!)

圭一「お、おい沙都子!お前もしかして、ハヤシライス派のスパイなんじゃないか!?裏切り者ぉ!!!!!!」

沙都子「を、をーっほっほ!うっかりしていましたのよ!カレーライスうおおおおおですわ!」あせあせ

魅音「じゃあ、カレーライスといえば、牛?豚?鳥?当ててみてよ。あてらんなかったらケジメ。わかるよね?」

沙都子「え?ええええええーっと、えーっと」

魅音「えーっと?」







沙都子「………………魚肉ソーセージ」

魅音「殺せえええええええええ!!!!!!!」

沙都子「いやああああああああああああ!!!!」パチーンっ

沙都子「ぢくじょうぢぐじょう…魚肉ソーセージカレーはにーにーとのおもひでの味なのに馬鹿にぢやがって…」ぐすっぐすっ

沙都子「あと一回、一回だけ頑張りますわ…」ふきふき

沙都子「梨花あああああ!!!!つぎこそはぁぁぁぁぁ!!!!!!」じだんだじだんだ

ーーーーーーーーー
〈エンジェルモート〉

レナ「圭一くんやめてぇぇぇぇぇ!!!!」

圭一「おるぅあどぉこだぁぁぁ!!!喉のウジ虫を殺す薬はどこにあるぅぅぅぅ!!!」

梨花「お願いよ圭一!正気に戻って!」

沙都子(ふはははは!昨日までに床と壁と天井に鉄板を埋め込んで、隙間という隙間をシリコンボンドで埋めてしまいましたわぁ!ロッカーや箱類も全廃棄!もう空気さえ入ってこれませんのよ!さあ来れるもんなら来てみなさいまし!)

圭一「ここだなぁぁぁぁ!!!!梨花ちゃんの頭ぁぁぁぁぁ!!!!」がつんがつんがつん

梨花「ふごっ!ふごっ!ふごっ!」

レナ「やめてぇぇぇぇぇぇ!!」

沙都子(ふっ、わたくしの「勝ち」…ですわね)

沙都子(予定が大幅に狂ってしまいましたわ、まあでも、これでようやく梨花の記憶が引き継げそうですわ)

ずごごごごごっ

沙都子(ここからわたくしの壮大な逆襲が始まる…ん、何の音ですの?)

レナ「な、なにかな!?」

圭一「なにしやがったぁぁぁぁ!!!!梨花ちゃんの放屁かぁぁぁあぁぁぁ!!!!」がつんがつん

梨花「ち、ちがっ、ふごっ!ふごっ!」

そして、それは突如として訪れた。

ズガシャァァァァァン!!!!!!

と、爆発音とも言えるおおきな音がなった。
エンジェルモートの壁に大穴を空けて現れたそれは、まるで巨大な腕。その腕の先にあったものは、

沙都子「な、な、な、な、な、な、なに、、、これ」ちょろろろ

梨花「タ、タスケテ」

圭一「なんなんだよぉぉぉぉぉ!!!」





そう、それは…

レナ「巨人…」

巨人「ゴオオオオオオオオオ!!!」

沙都子「そ、そんな、あんなに、対策、したのにぃ」がくっ


ーー
ーーー

沙都子「…はっ!?一瞬気絶していましたわ!一体なにがおこっていますの!?」

梨花「沙都子、大丈夫!?レナも圭一も!」

レナ「だ、大丈夫だよ!だよ!」

圭一「いつつ、俺は一体…」

グリシャ&グライス「うおおおおおおお!!!」

沙都子「っ!?さっきの巨人もあなた方の仕業ですわね!もうぜっっったいに許しませんわぁ!!」

グリシャ「みろグライス!これが真実だ!梨花ちゃんは自分が怪我をしているにも関わらず圭一を案じた!さらには圭一の発症も収まった!これはつまり!梨花ちゃんの愛が圭一に奇跡を起こしたんだ!」

沙都子「話を聞けえええええ!!!」

グライス「グリシャッ!」

梨花「やっぱり新澪尽し編で見せられたボクが実は羽入だったという展開は圭羽派に都合のいい妄想だったのですね!」

圭一「そうだ!馬鹿どもは騙せても、俺たち真の圭梨派は騙されないぜ!」


グライス「しかしグリシャ。よく圭梨が来ると読めたな」

グリシャ「いいや、まだコンシューマー版が読みきれていないんだ」

グライス「…?では何故真実がわかった?」

グリシャ「?」








グリシャ「そんなことすぐわかるだろ?」



グリシャ「なぜなら、俺は圭一を信じている!俺達は遙かなるヤシロの子!!ケーリの民だ!!!」


グライス「うおおおおおおおおお!!!!!」

梨花「うおおおおおおおおお!!!!!」

圭一「うおおおおおおおおお!!!!!」

沙都子(またこんなんで邪魔されたらたまりませんですのよ!)

沙都子「うおおおおおおおおお!!!!!」

レナ「…」

圭一「レナっ!?」

レナ「そっかー、圭一くん梨花ちゃんでうおっちゃうんだー」

沙都子「れ、レナさん?うおらないんですの?」

レナ「ねえ圭一くん。もう一度だけ聞くね。あなたはケーリ派?それとも…」









レナ「…ケーレ派?」ギロッ

圭一「ッ!?」

グリシャ「うあああああああああ!!!!」頭がりがりがりがり

沙都子「ど、どうされましたの突然取り乱して!?」

グライス「くそっ、まさかケーレ派が居たなんて!グリシャ!調子がいいだけで役立たずのお前に託したのが間違いだった!」

沙都子「なんですのケーレ派って…」

グライス「最大限にわかりやすく教えてやる」



グライス「メジャカプってやつだ…!」


沙都子「メジャカプ…?」

グライス「そうだ、その中でもケーレは特に過激派で」

圭一「俺は…俺は…」

梨花「圭一!」

レナ「あはははは!分かってるよ圭一くん。圭一くん優しいから本当の事言えないんだよね?わかるよー!だから、〈楽園〉で教育してあげる、そして、二度と他の派閥の名前を言えないようにしてあげるよ、ほら他のみんなも」指パッチンッ

グリシャ「楽園はいやだぁぁぁぁぁぁ!!!!」

グライス「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

レナが指を鳴らすと同時に一斉に山狗の様な特殊部隊が現れた。彼らは、グリシャ達を囲み次々と連行したのだった。最初に圭一を、次に梨花を、グリシャを、グライスを。そして、







レナ「あはははは!沙都子ちゃんも、うおったから、どーざーい、あはははは!」

沙都子「いやあああああああああ!!!!!!」パチーンっ

沙都子「も、もう、いやぁ、いやぁ、いやぁ……」

沙都子「どうせ、繰り返しても、何食わぬ顔して、わたくしの前に現れるんですわ…」

沙都子「結局、わたくし、何にも出来ていませんの、梨花をループに連れ出すことさえ…」

沙都子「うぅぅぅ…ううううううう…」ポロポロ

沙都子「あいつらがぁ…あのお遊びグループさえいなければぁ…あいつらが梨花の救いにぃ…ん?」

ピコーン!

沙都子「そうですわ!それを逆手にとればいいんですのよ!」

沙都子「まっていなさい梨花ぁ!次で最後のゲームにしてさしあげますわぁ!あはははは!」

ーーーーーーーー
〈梨花ちゃまハウス〉

梨花「沙都子やめてぇぇぇ!!!鍬で内臓耕さないでぇぇぇ!!!」

沙都子「これは雛見沢を離れようとした梨花に対するオヤシロさまの祟りですわっ!」ぐさー

梨花「ぐえぇぇぇぇぇぇ!!!」

沙都子「ふんっ」ぐさー

梨花「めきょぉぉぉぉぉ!!!」

沙都子「ふんっ」ぐさー

梨花「ぎえぴぃぃぃぃぃ!!!」

沙都子(をーほっほ!あいつらは梨花を、酷い目に合わせる人間ごと救ってしまう!それならわたくし自身が梨花を酷い目に合わせればいいんですの!完璧な作戦すぎて自分がこわいですのよ。夢のさとりかライフは目の前ですわ!)

沙都子「ほーら梨花ぁ、もっと大きな声で鳴いてくださいまし。入り口も窓も全開ですから外によく聞こえますのよ!」ぐさー

梨花「もるすぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

沙都子「さあ、早くくるといいですわ!梨花ちゃまはこっちよこっちー!」ぐさー

梨花「ぽぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

沙都子「…」ぐさー

梨花「ぐもももももももももも!!!!!」

沙都子「…」ぐさー

梨花「じぇあああああああああ!!!!!」






沙都子「…」

沙都子「…」

沙都子「どおおおおおおおして誰も来ませんのぉぉぉ!!??」

沙都子「これはどういうことですの…?あいつらは梨花の守護者的な何かではなかったのですの?」

沙都子「こうなったら直接呼びに行くほかありませんわ!梨花はここでおとなしく待っていてくださいまし」

梨花「あ、はいなのです」

沙都子「どこだぁ!どこにいるぅ!でてこぉぉい!」

うおおおお…

沙都子「声が聞こえましたわ!これは神社の境内の方ですわ」たったったっ









グリシャ「さっきはすまなかったグライス…」

グライス「俺も言いすぎた…ごめん」

グリシャ「グライス…///」

グライス「グリシャ…///」

沙都子「があ゛あ゛あ゛あ゛!!!!なに手前らでうおおしてんだぁぁぉぁぉ!」ぼりぼりぼり

沙都子「あなた達!梨花がピンチなんですのよ!駆けつけなくてよろしいんですの!?」

グリシャ「うーむ…」

グライス「ああ、うん…」

沙都子「何なんですのその反応!そもそも、わたくしと梨花だったら、圭一さんと梨花よりよっぽどうおおってしがいがあると思いますのよ!」

グライス「チッ…」

グリシャ「………はぁ」

沙都子「その息子が期待外れだった時に向けるような表情はやめろぉぉぉぉぉぉ!!!」

沙都子「ああああもうなんでなんでなんでなんで」

グリシャ「言っとくが我々が何でもかんでもうおると思ったら大間違いだぞ」もぐもぐ

グライス「そうだ、我々にも選ぶ権利がある。さとりかなんてメジャカプ中のメジャカプじゃないか、全く復権のやりがいがない…」もぐもぐ

沙都子「てかいつのまになに食ってんですの!?」

グリシャ「飛騨牛コロッケ」

沙都子「呑気に観光かぁ!!くそがぉぉぉ!」

グリシャ「それに、我々が救いたいのは梨花ちゃんではなく

ピキーンッ

グリシャ「この感じ…いくぞグライス」

グライス「ああっ!我々を呼ぶ声だ!」

沙都子「ちょ、ちょっと!お待ちくださいまし!」

沙都子(もうここまできたら、奴らについていってどんなものにうおおするのか観察しますわ…)











グリシャ「なぜなら、俺は葛西を信じている!俺達は選ばれし園崎の子!!カサイシの民だ!!!」

大石「んっふっふ~、これはこれはどうやら初めてだったようですなぁ」

葛西「や、優しくしてください…///」

沙都子「げえええええ!げえええええ!」オロロロロ

沙都子「も、もう、わたくしの理解には到底及びわませんわ…」

おりょう「なんばこの北条のクソガキは!えるじーべーてーの配慮がたりてなかね!ぶっころしたれぇ!!!」

茜「悪くおもわないでね」チャキッ

沙都子「ひ、ひいいいいいいい」パチーンっ

〈カケラ世界〉

エウア「え!元の世界に帰る!?」

沙都子「もういいんですの…結局私なんかはルチーアの独房で孤独にのたれ死んでいた方がよかったのですわ…いや、もういっそ産まれて来なかったほうがよかった…わたくしがいたからみんな不幸になった…何をやってもだめ…たとえ大きな力があっても…昔からそうでしたわ…ああ…もうつかれた…」

エウア(一体何がお主の強大な意思を折ったというのだ!?)

エウア「ネコへの復讐はどうするのだ!?お主が今までやってきたのもネコのせいなのだろ?」

沙都子「違うッ!!!学校や梨花のせいじゃなくてわたくしが悪いんですの!ルチーアで馴染めなかったのは自分のせいだ!もう…嫌なんですの自分が…わたくしを殺してください…もう消えたい…ああああ…」

エウア「わ、我はお主は頑張ってるとおもうんじゃがな~」ちらっちらっ

沙都子「お気遣いありがとうですわ…でも、面白いものが見たいのでしたら…こんどは梨花でも誘って下さいまし…わたくしは何も成し遂げることができない…仲間を散々苦しめた挙句…こんな壁のシミ以下の人間を見ているかよりは楽しめると思いますわ…そしてもとの世界に戻ったら…そこにわたくしがいる資格も場所もありませんの…だから…沙都子は叔父さまや叔母さまからいじめられながら暗い暗い部屋の奥で一人で消えていくんですの…誰からも忘れられて…」

エウア「…そんなこと言うでない」

パリーンっ!
パリーンっ!

沙都子「ひ、ひぃぃぃ!」

エウア「カケラを破ってきただと!?」

グリシャ&グライス「うおおおおおお!!!」

沙都子「エウアさんどうにかして…」

エウア「すまぬが無理だ人の子よ、此奴らは我と同格、あるいはそれ以上の存在、ゲーム盤の外からやってきたイレギュラーなのだから」

沙都子「そんな…」




グリシャ「みろグライス!これが真実だ!エウアは上位存在であるのに沙都子を励ました!つまらなければ切り捨ててしまえばいいのにもかかわらずだ!つまり!エウアは沙都子に特別な感情を抱いていたんだ!」

グライス「グリシャッ!」

沙都子「え、エウアさん?本当ですの?」

エウア「…否定するほどは間違えではない。その………お主を一目見た時から、な」

沙都子「エウアさん…」



グライス「しかしグリシャ。よくエウ沙が来ると読めたな」

グリシャ「いいや、まだひぐらし卒が放映されていないんだ」

グライス「…?では何故真実がわかった?」

グリシャ「?」






グリシャ「そんなことすぐわかるだろ?」



グリシャ「なぜなら、俺は沙都子を信じている!俺達は選ばれし竜騎士の子!!エウサの民だ!!!」



ーーー
ーーーーー

沙都子「えぐっえぐっ…エウアさん!わたくし、がんばりましたのよ!いっぱいいっぱいがんばりましたのよ!」ぎゅー

エウア「おーおー!よくがんばったな、褒めて遣わすぞ、好きなだけ甘えるが良い」なでなで

沙都子「エウアさん、お、おかあさんってよんでいいですの?」ぎゅー

エウア「好きに呼ぶと良い、敬語もやめるのだ、敬語で話す家族がどこにいようぞ」

沙都子「お、おかあざ、うううううぁぁぁ!うぁぁぁぁ!」ポロポロ

エウア「よしよし」なでなで





グリシャ「…」

グライス「これでよかったんだな」

グリシャ「ああ」

グライス「しかしグリシャ。よく沙都子が過去の虐待のせいで自分の居場所と無償の愛に飢えていると読めたな」

グリシャ「?」

グリシャ「そんなことすぐわかるだろ?」



グリシャ「なぜなら、俺も子を持つ親だったからさ」


グリシャ「もっとも、昔の俺はそれにすら気づかず、息子を悲壮な目に合わせてしまったが」

グライス「グリシャ…」

グリシャ「だから、残された力、復権の力で救える人を救って回ってるんだ。付き合わせて悪いなグライス」

グライス「気にするな。あの笑顔を見れたら報酬は十分すぎるくらいだ」



沙都子「わたし、ここにいてもいいのね…!」ポロポロ

エウア「ああ…」ぎゅー



こうして、沙都子は罪を自覚し、そしてそれを許してくれる存在に出会えた。それは親という存在。梨花にすら、羽入という導いてくれる存在がいたのに沙都子にはいなかった。グリシャとグライスが沙都子とエウアの絆に奇跡を起こし、沙都子はようやく救われたのだった…

エルディアのなく頃に業 終

グライス「しかしグリシャ。何か忘れていないか?」

グリシャ「?」


ーーーーーーーーーーー

〈梨花ちゃんハウス〉

ひゅぅぅぅぅ

梨花「くちゅん」

梨花「…」

梨花「沙都子ぉ!まだなのですかぁ!」

梨花「ボク自力で救急車よんじゃうのですよ~」

梨花「にぱー」

梨花「…」









梨花「寒いのね、内臓って…」

おわりですのよ

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