【艦これ】提督「さーて蒼龍の変態度は」蒼龍「捨てるね」【コンマ】 (231)


基本的に二人だけ
テキトーに測って(是非)お幸せに
人がいなければ自分でコンマ
中断有り



特に関係が無い幸福度の高い皆さん

【艦これ】明石「つくりました! 」提督「捨てろ」【コンマ】
【艦これ】明石「つくりました! 」提督「捨てろ」【コンマ】 - SSまとめ速報
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【艦これ】加賀「借りました」提督「捨てろ」【コンマ】
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【艦これ】提督「うん……うん? 」間宮「捨てられては? 」【コンマ】
【艦これ】提督「うん……うん? 」間宮「捨てられては? 」【コンマ】 - SSまとめ速報
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提督「待て待て待て待て蒼龍よ。物は大事にしろと習わなかったのか? 」

蒼龍「生憎と。元々物持ちは良い方なので」

提督「まったく情け無い。必要な物はいつまでも、不必要だと思った物もでき得る限り、オーライ? 」

蒼龍「オーライオーライ。……じゃ、捨てますね」

提督「待て待て待て待て、待ってくださいってば欲求不満の変態蒼龍ちゃーん」

蒼龍「あぁん? 」

提督「うふぅん? 」

蒼龍「うっざ。……いや、どさくさ紛れに取り返すな馬鹿」


提督「はいポチポチーっと」ピピッ

蒼龍「はぁ……? えーと、何? 全く意味が分からないんだけど」

提督「気にすんな。何考えてるか分からない友達から送られてきた玩具で遊ぼう」

蒼龍「言い出したら聞かないからなぁ……」

提督「好感度から指揮能力まで感情や能力をある程度数値化できちゃう機械らしいぜ、やったね」

蒼龍「それで最初に変態度とかいうのを測ろうとするアホを私はあなたしか知らない」

提督「アホでケッコーコケコッコー! 」

蒼龍「…………はぁ」



【変態度】

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提督→ 蒼龍

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蒼龍→ 提督


【変態度】

【提督→ 蒼龍 60】

【蒼龍→ 提督 25】



提督「いや待てそんな馬鹿な……おかしいこんなことは許されない」

蒼龍「満足した? 」

提督「いや、いやいやいやいやその身体で変態のスキモノじゃないのは論理的におかしい」

蒼龍「何言ってんだか。……大体さ、誰かから誰かに対する変態度、っていうのがそもそもおかしいんじゃない? 」

提督「なる、ほど? 確かに論理的にはおかしい気もする」

蒼龍「や、こんなくだらない玩具とくだらない内容に真面目な回答出すつもりも無いんだけど」

提督「うーん……」

蒼龍「じゃ、私はお茶でも淹れてくるからそれ、片付けておい

提督「ハッ……欲・情・度、っと! これでお互いで測っても問題無いな! 」

蒼龍「あのねぇ……」



【欲情度】

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提督→ 蒼龍

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蒼龍→ 提督


【欲情度】

【提督→ 蒼龍 49】

【蒼龍→ 提督 43】



提督「なんでぇえ……? 」

蒼龍「私は兎も角煩悩の塊みたいな言動してるあなたが人並って本気で面白みも無いね」

提督「本当だよ。そのエロい身体を持て余してる蒼龍ちゃんの恥ずかしい本性を暴くのが楽しみだったのに」

蒼龍「セクハラにも程がある……そんなものを楽しみに生きてて恥ずかしくないわけ? 」

提督「昨日の夜は楽しみ過ぎて眠れなかったけど何の恥ずかしさも無いね」

蒼龍「あ、そう……」

提督「うん」

蒼龍「じゃ、本当に本当、お茶淹れてきますからね、提督」

提督「はぁ……やりたくなかったんだけどなぁ……怖いからさぁ……この流れだと特にさぁ……ねぇ? 」

蒼龍「ねぇ? じゃないから。何チラチラ見てん……うん? 」

ピピッ



【好感度】


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提督→ 蒼龍

↓1
蒼龍→ 提督


【好感度】

【提督→ 蒼龍 85】

【蒼龍→ 提督 41】




提督「」

蒼龍「知ってた」

提督「」

蒼龍「寧ろ何故そのうっざいテンションとセクハラ上等の言動で好かれていると思ったのか」

提督「」

蒼龍「というかなんかやたら好かれてるみたいだけどやめてね?
あくまで私は仕事として軍人の責務を果たしているだけですから」

提督「」

蒼龍「……はぁ」

提督「」

蒼龍「…………というかそれでもあと少しで人並に思えるくらいには私って甘いんだ。ちょっとショック」


提督「」

蒼龍「…………」

提督「」

蒼龍「…………」

提督「」

蒼龍「…………」

提督「」

蒼龍「…………」

提督「」

蒼龍「…………いや、せめてなんかコメントして挽回しようよ」

提督「ココロオレタ」

蒼龍「え、なんですか? 」

提督「」


蒼龍「まぁ……うん、きっと提督のことを好いてくれる子もいますよ、きっとたぶん恐らく」

提督「やや……もうなんか慰め方からして心籠ってないじゃん? 」

蒼龍「心込める程親身になりたい相手じゃないので」

提督「あ、そう……」

蒼龍「はい」

提督「…………」

蒼龍「その機械、結構良い仕事しますよねー。
上官に対して嘘吐かなくてもいいって考えるとすっごい気分良いかも」

提督「んぐぐぐぐっ……」

蒼龍「そんな顔してもだーめ。別に私は降格させられたりしてもいいですよ?
殆ど四六時中そのうっざいノリに付き合わなくても良くなるなら」

提督「…………」

蒼龍「…………? 」

提督「…………ハッ」

蒼龍「あ、駄目なやつだこれ」



【有能度】

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提督

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蒼龍




【有能度】

【提督→ 21】

【蒼龍→ 83】



提督「」

蒼龍「お、私中々凄いじゃん。どこまで正しいかは知らないけど」

提督「」

蒼龍「あと普通にド無能なのも知ってた。ごめんね? 自分の方先にコメントして」

提督「」

蒼龍「なんで自分から傷口広げにいくかなぁ。そういうところも正直無理なんだけど頭大丈夫? 」

提督「…………頭も心も大丈夫じゃないです」

蒼龍「あっそ」


提督「なんだこれ……悪魔の道具かな? かな? 」

蒼龍「悪魔も提督みたいなのの相手する程暇じゃないと思いますよ」

提督「ひっでぇこと言うねー蒼龍ちゃん」

蒼龍「はいはい。……この後に及んでそのテンションでちゃん付けできるメンタルと回復力は凄いですね」

提督「そっすかー」

蒼龍「そっすよー。……いい加減お茶飲みたいんですけどいっそのこと返してくれます?
仕事は大概終わらせてあげたでしょう? 」

提督「お茶は好きなの淹れていいからもうちょっと付き合って。
今一人にされたら寂しくて悲しくて枕が水浸しになる」

蒼龍「お茶菓子も好きなの持っていっていいならまぁ」

提督「オーライ、どれだけでも構わないからもう少し一緒にいて」

蒼龍「一緒にいる、っていう表現が何か嫌なんですけど」

提督「…………」


蒼龍「ま、これを機に少しは自分を見直したらどうですか?
まともに仕事に向き合ってちゃんとできるようになればね?
見直してくれる人も一人くらいはいるかもしれませんよ? 」

提督「蒼龍ちゃんは? 」

蒼龍「ゼロではない、と言っておきましょうか」

提督「…………」

蒼龍「んー……まずはやっぱお煎餅かなぁ。お茶も良いやつなんだよねー」

提督「…………」

蒼龍「……あ、このお煎餅美味しい。飛龍にも持っていってあげよ」

ピピッ



【(鎮守府内での)人望】

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提督

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蒼龍


【(鎮守府内での)人望】

【提督→ 89】

【蒼龍→ 13】



提督「ほわっ!? 」

蒼龍「知ってた」

提督「ほわ、ほわっ……!? 」

蒼龍「うっざいなぁ……そういうところも私無理なんだよね」

提督「…………え……? 」

蒼龍「その間抜け面止めて。……どっち? 」

提督「ぅん? 」

蒼龍「提督が高い方? それとも私が低い方? 」

提督「え、そりゃどっちも」

蒼龍「欲張りめ。……まぁ、言わせたようなものだけど、どうしよっかなぁ……面倒なんだよなぁ」

提督「気に入った茶菓子、今度から常備してついでに届けてやる」

蒼龍「よろしい」


提督「で、えーと……あー、何故このような結果で、且つ蒼龍ちゃんは知ってた顔なのでございましょうか? 」

蒼龍「その巫山戯たへりくだりでいてなおちゃん付けって……まず」

提督「はい」

蒼龍「提督は救い難いド無能な上に私からすればうっざいうっざいテンションの面倒な上官です、が」

提督「が? 」

蒼龍「単純にそういうのが好きな物好きが多い場所なんですよ、ここ」

提督「ほ、ほう……? 」

蒼龍「提督は絶対知らないでしょうけど劉邦とかそういうタイプ。
神輿は軽い方が良いっていうかね、人を見る目だけは褒められるでしょうあなた」

提督「ま、まぁ……」


蒼龍「そのド無能をカバーできて自分のテンションに合わせてくれてしかも文句を言わない。
正直自分で言うと気持ち悪いけど私ってかなり珍しい人材だと思うよ」

提督「お、おう」

蒼龍「そんなのを一発で引き当てて離さないあたりがまず一つ。
人を見る目っていうのは無意識にでも他人に好かれる振舞いに繋がったりするわけ。
好かれる馬鹿とか愛嬌のある間抜けってところかな」

提督「言い方よ」

蒼龍「嘘なんて今更吐けませんからね。……それから」

提督「はい」

蒼龍「あなた自分で軍人より芸人とかタレントの方が向いてるって思わない? 」

提督「え、うーん……うん? 」

蒼龍「鬱陶しいとは思うけど不思議と最悪のラインまではいかないっていうか……まぁ、許せる、ってラインなのよ」

提督「でも蒼龍ちゃん大して笑ってくれないじゃん? 」

蒼龍「それは私に効いてないだけ。四六時中仕事の付き合いがあれば底の浅いあなたなんてすぐ分かります」

提督「うぅん……? 」


蒼龍「テレビを点けていてね? なんとなくBGMとして放置していても許せるタレントと、
映るのさえ不愉快なタレントっていない? 」

提督「まぁ、分からなくはない」

蒼龍「逆に不愉快にさせられるタレントの方が深く刺さる人もいたりするけど、
取り敢えず不愉快じゃない、気紛れに見たらそれなりに観れる、あなたってそういう人」

提督「なる、ほど……? 」

蒼龍「私からすれば放送事故だけど」

提督「ひっでぇ……」

蒼龍「それにほら、提督ってプライド低いから怒らないでしょう?
私のことだってテンプレ無能軍人なら今頃手討ちにしていてもおかしくないのに」

提督「好きな女の子なんて殴れないぜぇ? 」

蒼龍「うっざ。……ほら」ピピッ

提督「うん? 」

蒼龍「どんな結果が出ても無駄に落ち込んだり意味無く喜ぶだけなの実感させてあげる」



【イケメン度】



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提督

↓1
蒼龍


【イケメン度】

【提督→ 37】

【蒼龍→ 87】



提督「うっそだろマジで……? 」

蒼龍「マジマジ。や、何か私が滅茶苦茶高いのは予想外だけど」

提督「本当それな。俺さすがに自分のことイケメンだと思ったことは無ぇわ」

蒼龍「あ、そうなの? 誰彼構わず絡むから勘違い野郎かと思ってた」

提督「ひっどいなぁ。……でも蒼龍ちゃんの言った通りだね」

蒼龍「うん? 」

提督「蒼龍ちゃんのイケメンレベルにビビって落ち込んだけど何か特に他の感慨が浮かばない」

蒼龍「でしょ? そういう感じの固執する芯の無い芯っていうのかな?
そういう性格が上官としては好まれてる感じなの、ここでは」

提督「ふむふむ……」


蒼龍「なんかでも面白いですねこれ。面白くないですか? 」

提督「蒼龍ちゃんと駄弁っていられるのは楽しいけど内容はあんまり」

蒼龍「あははっ、確かに良いとこ一個も無いですもんねー? 」

提督「っ……うん、本当そう」

蒼龍「まぁ、だから私は楽しいんだけど。……こういうの、嫌じゃないんですよ」

提督「うん? 」

蒼龍「ド無能でうっざい上官で別にイケメンでもないですけど、
なんとはなしにくだらないこと喋ってる分には大丈夫というか許せるんです。
ダラダラ喋ってお茶菓子とか供給してくれるし」

提督「ちょっとダルいATMみたいな? 」

蒼龍「そうそれ! 珍しく的確ですね提督」

提督「ちょ、褒めるなよ蒼龍ちゃあん! 」

蒼龍「まぁ、うざいけど」

提督「んんっ……? 」


蒼龍「ま、慣れてるけど。……コントやってる相手としては、上々。お分かり? 」

提督「まぁ、正直理解はしてないけど……蒼龍ちゃんがそう言うならそうなんだろうね」

蒼龍「そういう人任せできちゃうところも悪くないポイント。……さ、仕事再開しますよ」

提督「えぇ……? 」

蒼龍「やんないと終わらないんだから。終わらないと遊べないですよ? 」

提督「ん……しゃーねーなぁ……」

蒼龍「ほらほら、アホなことやってたら修正して差し上げますから。
取り敢えずは来週の演習についてーー




………

……………

…………………







提督「ん? あれ、蒼龍ちゃんが妙に人望薄い理由は? ……あれ? 」










………

……………

…………………




ーー翌日ーー





蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

真面目に仕事してる蒼龍ちゃんマジ可愛い

というのは自明なので取り敢えず置いといて

何故かやたらと人望の薄い理由をおしえてもらいたいところ

当然素直に答えてくれるような内容ではない気もするが……

ピピッ

蒼龍「? ……休憩ですか? 」

提督「そ、取り敢えず昨日気に入ってたやつは増やしておいたよ」

蒼龍「そうですか。……んんんんっっっっ!? 」



【好感度】



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蒼龍→ 飛龍

↓1
飛龍→ 蒼龍


【好感度その2】

【蒼龍→ 飛龍 67】

【飛龍→ 蒼龍 75】



提督「ふ、普通過ぎる……」

蒼龍「ですね。ふっつーに仲良いですよ私たち」

提督「まぁ、飛龍は飛龍だしな。……一航戦とか五航戦相手でやればいいのか? 」

蒼龍「? あぁ、私の人望が極薄な理由知りたいんですか? 」

提督「え、うん、まぁ」

蒼龍「別におしえてもいいといえばいいんだけど……うーん」

提督「うん? 」

蒼龍「なんか素直におしえても面白くないしなぁ……」

提督「はぁ」

蒼龍「ん……あぁ……」ピピッ

提督「……? 」



【(潜在的なものまで浚った)腹黒度】

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提督

↓1
蒼龍


【(潜在的なものまで浚った)腹黒度】

【提督→ 23】

【蒼龍→ 22=100】



提督「」

蒼龍「ね? 分かった? 言葉で説明するより万倍分かりやすいでしょう? 」

提督「」

蒼龍「アホで裏表の無い提督が好かれてるのって実は対比として私がいるからかもしれませんね、あははっ」

提督「」

蒼龍「別にひけらかしてるわけでもないし何か拙いことが暴露たわけでもないけどね、
女って女のそういうところなんとなく分かっちゃうんですよ」

提督「」

蒼龍「や、まっさかマックスの数値叩き出すとは思わなかったけど……ショックでも無いなぁ」


提督「え、えぇ……」

蒼龍「はたから見れば私ってね?
ド無能でアホの絡み屋な上に性格だけはかなり好かれている上官とほぼ四六時中一緒にいてね?
しかも分かりやすく好意を寄せられているのに素気無く返してる女なんですよ? 」

提督「……」

蒼龍「そのくせ何を要求したようにも見えないし、
精々茶菓子をねだってるだけですからねー。
分かりやすい悪女タイプよりよっぽど嫌われてそうですよねー」

提督「…………」

なんかもう、一気に疲れた

我ながらアホだけど、それしか思えなかった


蒼龍「これで中々私もか弱い女の子ですから傷付くこともあるのになぁ……」

提督「…………ホントかよ」

蒼龍「ええ、ある意味では提督だけが特別ですけどね」

提督「え、マジマジ? 」

蒼龍「だって簡単に丸め込めるし憲兵さんとかへの対応も余裕だし私」

ーー女社会の悪いところ煮詰めた職場の癒しですよねぇ……あははっ

提督「」


蒼龍「私もまぁ提督の側近としてしめるところはシメてきましたしねー」

提督「……」

蒼龍「別に有象無象の皆さんにどう思われようと構いませんけど」

提督「…………」

蒼龍「ふふ……顔色、悪いですよ? 大丈夫? 」

提督「…………あぁ」

額に当てられた手の平の冷たさを感じてゆっくりと押し退ける

手の平の冷たい人は心が温かい

そんなものは嘘っぱちだと今この瞬間理解した


提督「…………」

蒼龍「だから実は提督が私のこと好きでいてくれないと困るんですよ、結構」

ーー仕返し、されちゃいますからね

提督「…………」

彼女が今まで所謂ところの秘書艦権限で何をやってきたかは知らない

知りたくもないので、放置

努めて、放置

蒼龍「だからって身体許すのもなぁ、って感じですけど……どうします? 」

提督「どう、って……」

蒼龍「誰か他の子を秘書艦にするのは拒否できませんけどね、
その場合は異動させてくれないと困るなぁ、って」

ーーそれが、できないなら、ね?


提督「…………」

蒼龍「…………? 」

提督「…………」

蒼龍「…………うん? 」

提督「…………」

蒼龍「…………? 」

提督「…………」

蒼龍「…………ふふ、どう、します? 」

提督「……………………」

正直、飲まれてしまいたい気もする

蒼龍が欲しくて、構ってほしくて、見ていてほしくて

それだけの為に側にいてもらっていたのだ

勿論、部下として有能だから、という理由もあるにはあるのだけれど

ただ、甘言に乗せられたが最後、どこまでも良いように利用されて行く気がしてならない

提督「……………………」

蒼龍「ふふ……愛はきっと差し上げられませんけど、まぁそんなもの、いいじゃないですか」



【(瞬間的)良心】



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提督

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蒼龍


なんというか……今までって順調だったんだなー、と
間宮さんのところすら楽だった気がしないでもないです

今夜来れたら来ますのでよろしければまたよろしくお願い致します

ありがとうございました


ここまで低スペなのもいっそ清々しい

ちょっと今日は短めですがよければどうぞ


こんなことになるなら素直に執務机で仕事をしていればよかった、なんて

応接用のソファに向かい合っていたのが悪かったのだろうか

いつの間にか蒼龍は隣に腰を下ろして、そのまま俺の上にスライドしてきた

女の子に跨られているなんて、他の状況なら素直に嬉しかったのに

「ん……蒼、龍……」

「私、これでも清い身体なんだからね? 信じなくても、いいけど」

その潤んだ瞳と甘い声色は正直、無い

抗える男なんてものを馬鹿にしてやれるくらいには悪辣な程にそれは魅力的な女の子だった

触れ合った身体から熱が伝わって、心地良い重みが脳を鈍らせる

顎に指を滑らされて、目を逸らすことも許されない


「ん……っと…………ねぇ、どうするの? 」

「…………」

正直なことを言わせてもらえるのなら全く信じられるものではなかった

機械は嘘を吐けない、とはいってもあくまでそれはスペック上の話ではない

嘘を吐く能力が備えられていない、というだけのことだ

或いは性能上の限界が来たのかもしれないし、或いは壊れているのかもしれない

それでも、彼女の振舞いにかけられたバイアスは数値の否定を許さない

あれだけ無能だ馬鹿だ気に入らないと宣っておきながら

瞬時に妖艶で、蕩けた顔をできる女を信用する程には間抜けじゃない

悲しいことに、身体は反応してしまうのだけれど


「…………だ、として、いや、だからこそ、やめておけよ」

「んー? どうして? 」

「俺がお前のこと欲しがってるの、知ってるだろうが」

「だから、こうしてるんだけど? 」

「っ……やめっ

「やめて、どうするの? 私をずっと側近として重用してくれるわけ? 」

「…………」

「それとも、別の女に期待して私を異動させる? 」

「…………」

「あぁ、これだけ馬鹿にされた仕返しに降格させた上で残留させるって手もあるにはあるね」

「…………それは」

できない

俺の性格上、その判断と実行には精神的ハードルが多く、またどれもこれもが高過ぎる


もっと言えば、ここまで含めて全て演技、という可能性も捨てきれないのが嫌だ

俺がここで理性を働かせるか恐れを抱くことを見越しての振る舞い

俺に自ら断らせる、というのは大事なファクターだ

蒼龍の目的はあくまで自身の地位の保証であって俺じゃない

取引材料として自分の身体を差し出しても構わない、という攻めの札でしかないのだ

蒼龍に身体を捧げてもいいと思われているのは俺じゃない

俺が持っている札は自身ではなく、ただの立場である

でき得るのならば愛が欲しい、なんて

それは果たして子供染みた我儘と切り捨てていいものだろうか


それに、ここで彼女の提案に乗ってしまえばもう、終わりだ

身体を貪ったという負い目から俺という人間は反抗できなくなるだろう

彼女の命じるまま、望むままに動くお人形

時折与えられる蒼龍自身という飴に飼い慣らされて

自分で自分を鞭で働かせる道化の出来上がり

馬車馬の如く、そんな言葉を鼻で笑えるグズに成り下がる

「俺、は……」

「無能なあなたでもさすがに男は、捨てていないでしょう? 」



【獣性Lv.】

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提督

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蒼龍


【獣性Lv.】

【提督→ 99=100】

【蒼龍→ 42」




提督「…………っの、馬鹿女っ」

蒼龍「馬鹿はどっ……きゃっ!? 」

提督「いいさ、あぁ、もうなんでもいいっ、そんなに立場が欲しいんならっ」

蒼龍「ちょっ、はだけ、肌蹴てるからっ」

提督「どうせ脱がせるものに気は遣ぇねぇよ、っと」

せめて、万が一声が漏れないように

せめて、そのよく似合う着物を汚さないように

せめて、初めてと宣う本人を大切にしたくて

寝室のベッドへ連れていってやろうというのに

抱え上げた毒婦のような女はまるで生娘のように五月蝿かった


首筋に巻き付いた細く嫋やかな手首の震えは努めて無視

膝裏に差し入れた片腕で簡単に支えられる程に軽い身体の音無き怯えも無視

縋り付くような、信じられないような動揺しきった瞳は寧ろ見つめ返して応えてやる

ひっ、と小声で漏らされたくぐもりは余計に何か込み上げるものを煽るアクセント

彼女を支えている方とは逆の手で寝室のドアを開け放して

室内灯はまだ灯かずとも陽の差し込んだ部屋に入る

もう面倒なことは全て投げ捨てて

自分の欲望に素直に気持ちを同化させてしまえばあとは簡単だった

あとはもう、この瞬間だけは、せめて

蒼龍の思い通りになんて絶対にさせないのだから


寝台に下ろすときだけは焦ったさを押さえ付けてゆっくりと

それから身体を竦ませる彼女を仰向けにさせてる

キスを押し付けて、口内を貪って、身体を擦り付け愛撫して

その一つ一つを自分に覚え込ませるように

その一つ一つを彼女に刻み込ませるように

当たった前歯の痛みなんて次のキスで忘れさせればいい

顔を顰める暇さえ与えず、息を吸い込むタイミングだって与えず

送り込んだ舌先で無理矢理に彼女の臆病な舌を誘い出して

捕まって絡め取られた舌に意識が向いてしまえばあとはこっちのもの

豊かに実り服の上からでも視線を奪って仕方無いそれに手を掛けて

力任せに剥ぎ取っていく

抗議の視線なんて、無視

ここまで来て、この衝動を阻む全ては無視に限る


「んむっ、むぅん!? ンムッ……っとぉ!? 」

「…………」

綺麗だよ、なんて陳腐な感想を投げてやる必要は無い

そんなことは自分ではっきりと理解しているのだろうから

彼女が理解していなかったのは馬鹿な男の衝動的な欲望の方なのだ

それを抑える術なんて無い、ということなのである

呼吸を奪われ続けて、身を捩って躱そうとするのを押さえ付ける

陶磁器さえ嫉妬しそうな白肌

仰向けになっていてもなお上を向く形の良い豊かな果実

それを今から蹂躙してやるのだと思うとそれだけで脳が、トびそうになる

「っ……あぁ……後悔は幾らでも勝手にしろ」

「は、あぁ……っ? そ、んなこと言うならっ、せめてもっと優しんむっ!? 」

言いたいことはもう、無い

あとはただ、自分の一番深いところで眠っていたソレを解き放つ、それだけだった






………

……………

…………………




蒼龍「……………………」

提督「……………………」

蒼龍「……………………」

提督「……………………」

蒼龍「……………………」

提督「……………………」

蒼龍「……………………」

提督「……………………」

蒼龍「……………………」

提督「……………………」

蒼龍「……………………ケダモノ」

提督「い、いやぁ……」


時刻はなんだか知らないが大体、うん、まぁ、夜

よく分からないままに寝室で過ごすままに時は過ぎて

お外はもう完璧に真っ暗である

今日は星が綺麗だった

蒼龍「はぁ……」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………気分は? 」

提督「最高。……そっちは? 」

蒼龍「最ッ低、って程悪くもないのが、最低」

提督「い、いやぁ……」

蒼龍「褒めてない馬鹿」

提督「ウィッス」


蒼龍「はぁ……起き上がる気力も無いんだけど」

提督「泊まっていけば? 」

蒼龍「ばーか。……ま、いいけど」

提督「え、いいの? 」

蒼龍「別に寝たって明確に暴露なくても匂わせられればいいの。
これはあなたを繋ぎ止めて秘書艦を保持したいからだったけどね、
明らかに親密な感じになっちゃえば余計な遠慮がある意味では減るから」

提督「ふ、ふぅん? 」

蒼龍「理解しなくてもいいから。……あのさ」

提督「ん? 」

蒼龍「コーヒーくらい出せないの? できればすっごく甘いココアがいいんだけど」

提督「あぁ、あれだけ甘いもの下から出せぶぁいだいっ! 」

蒼龍「…………莫迦」



【家事能力】

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提督

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蒼龍


【家事能力】

【提督→ 36】

【蒼龍→ 04】



提督「え、いや、あー……」

蒼龍「いや、えーと、これは……取り敢えず違うの。分かるでしょう? ねぇ? 」

提督「…………コーヒーでいい? 紅茶のパックもあるけど」

蒼龍「ちがっ、ちょっと、いやそうじゃない!
なんで普通に用意する前に無駄にその測定器を使った! 言え! 」

提督「えー……まぁ、ほら、気分? 」

蒼龍「ふざっけんなっっっっ……っ! 」

提督「…………すまん」

蒼龍「…………」


提督「や、ほら、蒼龍ちゃん何でもできるイメージあったから……」

蒼龍「そりゃどーも……はぁ……」

提督「……」

蒼龍「……」

提督「……」

蒼龍「……」

提督「……」

蒼龍「……」

提督「……あの

蒼龍「下手な慰めかけだしたら本気で蹴り上げるから」

提督「ひえっ」


蒼龍「…………ん」

提督「え? ん、あぁ……どうぞ」

蒼龍「ありがと。…………ふぅ」

提督「…………」

蒼龍「…………っ、あっつ」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「あ、そうだ」ピピッ

蒼龍「あっ、あのさぁっ! そういうところが本ッ気でーー



【自立力】

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提督

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蒼龍


【自立力】

【提督→ 45】

【蒼龍→ 34】



蒼龍「」

提督「えぇ……」

蒼龍「…………」

提督「50が一般的なレベルだろう? 蒼龍ちゃんさぁ……」

蒼龍「言うな。…………これより11低いって……一段以上低いのか……あはは……」

提督「おーい? どうしたー? 蒼龍ちゃーん? 」

蒼龍「…………絶妙にギリギリやっていけそうな無能感出してるやつに負けるって、えと、何? いじめ? 」

提督「蒼龍ちゃんさっきまでどっちかといういじめっ子側じゃなかった? 」

蒼龍「……………………」


提督「あー……えー……うーん……どうしよ、どうしたい? 」

蒼龍「今すぐはっ倒したいからその困り顔やめて。
あなたに憐れまれるくらいなら潔く鎮守府中で謝り倒してくるから」

提督「え、つまりそれ解決じゃね? 」

蒼龍「んなわけ無いでしょーが。女の陰湿さ舐め過ぎ」

提督「う、うぅん? 」

蒼龍「ま、そんな無様なことも絶対しないけど。……ねぇ、提督閣下」

提督「は、はい? 」

蒼龍「取り敢えず、これで私は私が辞めない限りあなたの最側近でい続けられますよね? 」

提督「え、そういう話だっけ? 」

蒼龍「……ツブスゾ」

提督「お、おう! 幾らでも一緒にいてくれ蒼龍ちゃん」

蒼龍「表現が気に入らない……けど、まぁそういうことで」

提督「……ん」


蒼龍「……改めて」

提督「うん」

蒼龍「明日から、よろしくお願いしますね? 」

提督「あぁ。……あぁ? 」

蒼龍「何? 私、眠いんですけど。あと至る所の変な筋肉が悲鳴上げてるしものすっごいヒリヒリするし」

提督「あ、あと中結構ダル重痛くない? 俺結構大きいから」

蒼龍「そうだね。……意識しないようにしてたのに」

提督「……ごめんなさい」

蒼龍「ん。……で、何? 」

提督「寝るの? 」

蒼龍「今日中に終わらせなきゃいけない裁決事項はもう無い筈だし……何? この上まだ貪りたいってこと?
さすがに取引としてのバランスくらい守ってくれる? 追加で別の物徴収しますよ? 」

提督「え、何か差し出せばまだヤらせてくれ……いや、そうじゃないから睨まないで、怖いなもう」

蒼龍「……ふん」

この二人事務能力は大丈夫なんだろうか...


提督「えーと、あー……ほら」

蒼龍「……ん」

提督「よく分かってないんだけど俺どうすればいいの? このまま蒼龍ちゃんのこと呼び続けていいの? 」

蒼龍「通い妻か私は。……いいよ、っていうか寧ろそうしてくれ、ってことだったんだけど」

提督「あ、そうなの? 」

蒼龍「それ本気で言ってる? 」

提督「え、まぁ……いや、うん、確認ですよ蒼龍さん」

蒼龍「はぁ」

提督「……」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………ま、寝物語とまではいかないけど、ちょっと確認しておきましょうか」ピピッ

提督「うん? 」




【戦況】

高い程良い
ゾロ目奇数の場合は100で00も100
ゾロ目偶数の場合は0

↓1


おおもう……

>>86 有能度83の蒼龍ちゃんを信じてください
寧ろ家事能力04を加味しても全体の有能度83は凄い、たぶん

申し訳ありませんが今日はこの辺で
明日もたぶん来れると思います
よろしければまたお願い致します

ありがとうございました


ちょっと今日も早めに切り上げますすみません


【戦況】

【14→ ちょっともう割と無理】



蒼龍「だよね」

提督「そうだね」

蒼龍「こんな状況の中コントしてた理由」

提督「そんなの楽しいからに決まってるじゃん。
……でも戦火の中ドロドロに愛し合うってそれっぽくない? 」

蒼龍「三流映画でいいならありそう。あと別に愛し合ってはいないから」

提督「えー? 」

蒼龍「うっざ」

提督「えー……? 」


蒼龍「はぁ。……ま、そこそこ大雑把に纏めると」

提督「うん」

蒼龍「あなたのお友達が大概有能過ぎてね?
その辺で蹴散らされた皆さんの残党がこっちに押し寄せてる上に」

提督「うん」

蒼龍「もうなんか取り敢えずここ潰そうみたいな流れ出来ちゃったのか最近酷いですよね」

提督「鎮守府近海に鬼とか姫とかが湧き出ることもあるって最近知った」

蒼龍「警戒網の穴を狭めたり広げたりして上手く誘い出すのって疲れますし難しいですよね」

提督「本当ねー。マジ疲れるー」

蒼龍「ほぼ私の立案なんだけど」

提督「まぁね」

蒼龍「まぁね、ってあなたね……」


提督「だって蒼龍ちゃん俺の立案ほぼほぼ跡形も無く修正しちゃうじゃん」

蒼龍「あなたの作戦立案そのままだと三日と保ちませんよここ」

提督「あ、そう……」

蒼龍「三日どころじゃないかも。……まぁ、あなたは普段通りウザ絡みして時々シメの演説垂れてくれればいいですから」

提督「ふぅん」

蒼龍「寧ろどこにそんなカリスマがあるんだってくらいの人望ですし。
顔も大して良くない有能なんて口が裂けても言えないうざいテンションの男なのに」

提督「でも家事能力は蒼龍ちゃんの九倍あるよ? 」

蒼龍「……オイ」ギロッ

提督「ひえっ」


蒼龍「余計なこと言うな。……ただし」

提督「う、うん」

蒼龍「これは、チャンスです。集ってくる奴らを撃滅することができれば

提督「皆喜ぶね」

蒼龍「子供か。……まぁ、そうですけど。で、つまりそれは? 」

提督「? 皆幸せ? 」

蒼龍「はいはい。……勲章褒賞名誉取り放題でしょうが」

提督「なるほど確かに」

蒼龍「あなたに賭けることはしませんからせめてあなたと契約した女の能力に賭けて、
大人しく変な人望とカリスマのある軽い神輿でいてくださいね。
ここの指揮担当は実質私、士気担当はあなた。オーライ? 」

提督「オーライオーライ。……でもひどない? ねぇ、言い方ひどない? 」

蒼龍「知るか」


提督「知るかってちょっと……で? 」

蒼龍「うん? 」

提督「こんなこと確認して、何? 身体火照って仕方無いから暗い話でクールダウン? 」

蒼龍「違う。あなた本当馬鹿ね」

提督「それほどでも? 」

蒼龍「はぁ。……あなたが今更私を切れないって再確認しておきたかったんだけど」

提督「言われるまでも無くこんなエロい身体捨てるわけなヒェッ……

蒼龍「莫迦。……まぁ、警戒網のローテも編成も草案の草案は出してください。
アホの落書きでも土台が有ると無いじゃ全然違うんで」

提督「はーい」


蒼龍「ふぅ……本当、あなたと喋ってると溜息と疲れが幾らでも出てきちゃう」

提督「へへっ、サーセン」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………寝る」

提督「ごめんなさい……」

蒼龍「…………ん」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………? 」

蒼龍「…………寝ないの? 」

提督「え? 蒼龍ちゃんもやっぱヤった後は腕枕欲しいの可愛いなぁ! いいよいいよ俺もそういうの好

蒼龍「じゃあまた明日。ベッドは有り難く一人で使わせてもらうね」

提督「ちょ、待って待って何それ冗談? この季節ソファ寝はきついよ? ねーえー? 」






………

……………

…………………


ー翌日ー



蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………暇」

提督「珍しく警戒網に何にも引っ掛からないからね」


蒼龍「何か嫌な予感はするけどこれ以上分散させるわけにもいかないしなぁ」

提督「ま、なるようになるさ。蒼龍ちゃんが考えたやつなんだからこれで抜かれたら諦められる」

蒼龍「嬉しくなくもないけどプレッシャー半端無いよねそれ」

提督「ん、んー……まぁ」

蒼龍「いいけどさ。……喫緊の課題も無いし、こっちの話続けよっか」

提督「はい? 」

蒼龍「縛り付けて傀儡にする札は多いに越したこと無いし。
邪魔をする敵なんて早々に潰しておかないとねー」ピピッ

提督「……うん? 」





【浮気っぽさ度← (→ 一途度)】

高い程浮気っぽい
ゾロ目奇数の場合は100
ゾロ目偶数の場合は0で00も0扱い

このレス
提督

↓1
蒼龍


【浮気っぽさ度← (→ 一途度)】

【提督→ 29】

【蒼龍→ 48】




蒼龍「マジか……このアホさであのケダモノレベルなのに……かなり一途なの? 」

提督「うん? 」

蒼龍「まぁ、本人がフラフラしないんだから私的には良いことなんだけど……」

提督「? 」

蒼龍「まさかあなた病んだりはしないですよね、提督」

提督「病む? 俺生まれてこの方まともに風邪も引いたこと無いくらいの健康優良児だけど」

蒼龍「馬鹿は風邪引かない、と。……っていってもゼロじゃないしなぁ。
私が自由にやって心痛まない感じだといいけど」ピピッ

提督「? さっきから蒼龍ちゃん何一人で進めてんの? 」

蒼龍「気分が向いたらおしえてあげる」



【好感度その3】

ゾロ目の場合は100で00も100扱い

このレス
提督→ 飛龍

↓1
飛龍→ 提督


【好感度その3】

【提督→ 飛龍 26】

【飛龍→ 提督 84】




蒼龍「えぇ……いや、割と動きやすい感じで嬉しいけど……えぇ……? 」

提督「うん? 」

蒼龍「一応訊いておくか。……ねぇ」

提督「何? 」

蒼龍「飛龍のことどう思ってるの? 」

提督「割と嫌い。あいつがいなかったら蒼龍が時々いなくなったりしないし」

蒼龍「そ、そう……」

提督「あと俺ナルシストではないけどさ、自分以外の、しかも過去の人物の話ばっかされるのはさすがに嫌」

蒼龍「ちょっと納得させてくんな」


提督「あと

蒼龍「もういいから。……逆に飛龍はなんでこんなのに割と好印象なの」

提督「さぁね」

蒼龍「あ、そう……じゃあ、これで取り敢えず一区切りにするけど」

提督「あぁ」

蒼龍「あなたが割と気に入ってる子と、何故か気に入られていそうだと思う子おしえて」

提督「えぇ……俺蒼龍ちゃんしか要らないよ? 」

蒼龍「うっざいなぁ。……ほら、ちゃんとおしえてくれたらイイコト、してあげる」

提督「え、マジ? マジ? 」

蒼龍「ちゃんと、おしえてくれたらね」



【分岐点】



ゾロ目の場合は100で00も100扱い

↓1 (コンマ→ 提督からの好感度)
提督が割と気に入ってる子

↓2(コンマ→ 提督への好感度)
提督が気に入られていそうだと思う子


【分岐点】

【提督が割と気に入ってる子→ 千代田(好感度81)】

【提督が気に入られていそうだと思う子→ (被好感度88=100)】



蒼龍「あなたよく嘘が吐けない人って褒められない? 」

提督「嘘はよくないからね」

蒼龍「時と場合によりけりでしょうが……ま、いっか。千代田さんへの好感度も私より低いし」

提督「4しか違わないけどね」

蒼龍「そこは触れないでおくことが身の為だと思うけど」

提督「うん? 」

蒼龍「はぁ……」


提督「まぁ、俺は蒼龍ちゃんしか要らないからね」

蒼龍「じゃああなた私が今すぐ千代田さんと風雲ちゃんを無理な配置にしても何も言わないわね? 」

提督「それとこれとは話が違う」

蒼龍「ふぅん……? 」

提督「その対象が仮令飛龍であったとしてもそこは曲げないよ、俺」

蒼龍「あ、そう……」

提督「皆大切な仲間であり、仮にも俺が預かった生命だから」

蒼龍「……」

提督「あとまぁ頭の良い蒼龍ちゃんはそういうことしないでしょ? 俺みたいに贔屓もしないし」

蒼龍「立場の為に、ね。…………瞬間的とはいえ良心42の男だし」

提督「うん? 」


蒼龍「まぁ、あとは風雲ちゃんのこと警戒しておけばいっか」

提督「? 千代田ちゃんは? 」

蒼龍「この流れで近寄らせると思ってるわけ? 」

提督「えー、俺千代田ちゃんのこと結構気に入ってるんだけど」

蒼龍「だからですよ……」

提督「はぁ」

蒼龍「馬鹿と喋るのは疲れるなぁ」

提督「うーん……? 」

蒼龍「ん? あ、でもこれ……」

提督「? 」

蒼龍「完全に潰せそうだよね……うんうん、可能性は消して消して消し炭にしておくに越したことは無い」ピピッ

提督「……? 」



【好感度その4】



ゾロ目の場合は100で00も100扱い

このレス
千代田→ 提督

↓1
提督→ 風雲


【好感度その4】

【千代田→ 提督 35】

【提督→ 風雲 34】



提督「えぇ……」

蒼龍「えぇ……」

提督「……? 」

蒼龍「……? 」

提督「……蒼龍ちゃん俺に申し訳無いと思わないの? 」

蒼龍「あなたは風雲ちゃんに申し訳無いと思わないの? 」

提督「や、特には」

蒼龍「じゃあ、私も同じ」

提督「えぇ……? 」

蒼龍「あぁん? 」


提督「何が駄目なのかなぁ……」

蒼龍「ウザ絡みとテンションと無能さでしょ」

提督「そこは蒼龍ちゃんがカバーしてくれてるじゃん? 」

蒼龍「女の側近にカバーされてる男なんて誰が好きになるわけ? 」

提督「! なるほど」

蒼龍「はぁ。……まぁ、風雲ちゃんには申し訳無いけど警戒度は下げてもいいかなぁ」

提督「いいんじゃない? 」

蒼龍「あなた本人にそんなこと言われても困ります」

提督「困り顔も可愛いね」

蒼龍「ッ……はいはい、可愛い可愛い」

提督「うんうん」


蒼龍「ま、あとはこのままどう戦況を打開していく

提督「イイコトは? 」

蒼龍「はい? 」

提督「蒼龍ちゃんの思うイイコト、気になるなぁ! 」

蒼龍「そういうことは覚えていられるんだ」

提督「そりゃ当然。初夜翌日に考え得るイイコトってすっごい気にな



ッバーンッ!



千代田「提督! 警戒網に敵がッ! 」

風雲「提督! あなたが元気じゃないと私も本気が出せないわ! 」

千代田「は? 」

風雲「はい? 」

蒼龍「ッ、平和ボケしてたか……千代田さんっ、情報! 」

千代田「回線繋ぐわッ! 」

提督「…………はぁ」



【敵襲Lv.】

高い程厳しい
ゾロ目の場合は100で00も100扱い(ボーナス有り)


↓1


正直で一途で獣性が高い……獣かな?

たぶん恐らく明日も来れます、きっと
できれば明日で終わりたいですね
よければまたよろしくお願い致します

ありがとうございました

このスレ開くときは「ねぇなんで」のバカップルを期待してたのになんでこうなった

でも、これもおもしろいけど


>>139
そんな三年以上も前のを覚えていてくれてる方がいて嬉しいです

ちょっと今日で終わりそうもないです
あんまり時間つくれませんでしたのでたぶんすぐいなくなります


【敵襲Lv.】

【59→ 普通より多少厳しい】



蒼龍「一先ず出せる分の艦隊は出したけど」

提督「陽動とか囮の類いじゃないといいね」

蒼龍「ええ。……風雲ちゃん変なこと言ってなかった? 」

提督「気にすんな。俺は気にしてない」

蒼龍「そ、そう……そうする」

提督「うん」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………まだ、なのかな」

提督「? 何が? 着床? 結婚? 結婚は今すぐでもいいけどさすがに翌日で判定は出ないよ? 」

蒼龍「死ね。……この周辺に集まりつつある敵残存勢力の攻勢」

提督「あぁ……」


蒼龍「そろそろ来ないとおかしい気がするんだけど……」

提督「案外とこれまでの連戦が痛手過ぎたとかは? 」

蒼龍「可能性として排除はできないし願ったり叶ったりではあるけど楽観視は隙になりますよ、提督閣下」

提督「悲観し過ぎるのもどうかと思うけどね。……こういうときって映画とかだと」

蒼龍「うん? 映画? 」

提督「大抵後ろとか足下とか予想外のところに現れるよね、モンスターって」

蒼龍「縁起でも無いこと言わないでよ。……でも」

提督「俺語彙に乏しいからアレだけどさ、こう、いきなり鎮守府正面に現れるとか怖いよね」

蒼龍「うん。言いたいことは何となくだけど分かりますよ」


提督「まぁ……裏切りが有り得ないっていうのはちょっと安心だけど」

蒼龍「変なフラグ建てないでくれます? 」

提督「フラグ? 」

蒼龍「私もそれは冗談だけど……敵は何も深海の皆さんだけじゃないんですよ? 」

提督「うぅん? 」

蒼龍「海軍内でもそうだし、陸軍の方もそうだし、なんなら単純に私のことが嫌いとかってパターンも有り得るんだから」

提督「悲しいことだね」

蒼龍「あなたが馬鹿正直過ぎるだけだと思いますけど……ええ、否定はできません」


提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

当然、自分の生命が大事で今の地位が欲しいのだ

だから、敵襲の程度が低いに越したことは無い

それでも、そこで安堵してしまうのは間抜けのすること

厄介な機械のお陰で急速に安定へと近付いたのだけれど

本当に厄介なのはいつも生きて考える奴らだって、分かってる

まして、海底からやってくるのは、女なんだからーー



【To be , or not to be】



高い程悪い
00以外のゾロ目は100
00→ イイコトが気になる提督に不可能は無い

↓1


【To be , or not to be】

【21→ 危険性は低い】




千代田『ーーーー……以上、報告終わり』




提督「ありがと千代田ちゃん。……うーん」

蒼龍「本当に何にも無いみたいですね。なんというか、拍子抜け? 」

提督「それに越したことは無いじゃん? 」

蒼龍「まぁ、ね。……ん……」

提督「陽動とか囮って線がこうまで薄くなってくると逆に困るね蒼龍ちゃん」

蒼龍「ある程度の思考が読めるなら相手なら無策で吶喊されるより余程対応し易いですから」

提督「そう? 」

蒼龍「私が時々あなたに死ぬ程驚かされるみたいなことあるでしょう? 」

提督「褒めてる? うん? 蒼龍ちゃん褒めてる? 」

蒼龍「ばーか。……ま、ある意味、褒めてはいますけど。美点ではありますし」

提督「うぅん? 」


蒼龍「我らが提督閣下の数少ない良いところは時として女の子のハートを貫くってことですね。
物凄く好意的に度の合ってない眼鏡を掛けて、ですけど」

提督「そ。……遂に蒼龍ちゃんに好意的に見てもらえるのかぁ、嬉しいなぁ」

蒼龍「反応しませんからね」

提督「えー? 」

蒼龍「はぁ。…………どうします? 」

提督「え? 」

蒼龍「千代田さん以下急行した皆をお迎えして、その後」

提督「そりゃあまぁ……労う? ちょっと良い酒でも出してー……千代田ちゃんって何でもいい子だっけ? 」

蒼龍「たぶん何でも飲みますけど……じゃなくて」

提督「? 」

蒼龍「えーっと……」

提督「うん? 」

蒼龍「…………ん……イイコト、したくない? 」

提督「! するするする超するなんなら今すぐでも俺はオーライ余ゆ

蒼龍「ステイ」

提督「くぅーん? 」

蒼龍「ノリ……じゃ、取り敢えず、お迎え準備、しておきましょうか」






………

……………

…………………



ー翌日ー





提督「……………………ふへっ……Zzz」

蒼龍「……………………」

提督「Zzz……………………」

蒼龍「……………………」

提督「ん……………………Zzz」

蒼龍「……………………」

提督「そ……ゃ、ん……………………Zzz」

蒼龍「……………………いい加減起きろケダモノ」

提督「…………………………………………ぃ、たいよ蒼龍ちゃん、腿毛引っ張らないで」


蒼龍「あれだけ女の子いじめて食い荒らしてこの上惰眠まで貪る気? 」

提督「テキシューが無いなら良いと思うんだけど」

蒼龍「んなわけ。やらなければいけないことは昨日の処理でも物資の輸送手配でも幾らでもありますよ」

提督「あ、そう……」

蒼龍「ええ」

提督「…………んー」

蒼龍「……ん? 」

提督「ん…………お風呂、一緒に入らない? 」

蒼龍「入らない。…………あぁ、この後真面目に仕事終わらせるって約束できるなら、いいですよ」

提督「えっ、いいの? いいの? 」

蒼龍「はぁ……えっちなことも何もしないならね。一緒に入るだけ」

提督「蒼龍ちゃんが蕩けない限りしないと誓うよ」

蒼龍「ん……」






………

……………

…………………




提督「はい、お仕事、終わり! 」

蒼龍「本当に終わらせたし……なんなのあなた」

提督「素直で正直なのが俺の数少ない長所なんでしょ? 良いところは伸ばさないとね」

蒼龍「はいはい。……ところで」

提督「何? 」

蒼龍「この機械、まだ使う? 」

提督「あぁ、好感度測定器。……どう? 」

蒼龍「どう、って? 」

提督「俺はまだまだ沢山知りたいけどそういうのは蒼龍ちゃんの身体に直接お話できるからもう要らないかなって」

蒼龍「あ、そう……」

提督「うん」


蒼龍「そんなに浅い女でもないと思うけどなぁ私」

提督「深ければ深い程ハマっていくものだよね」

蒼龍「意味分かんな。……じゃあこれはあなたに預けておく」

提督「? 蒼龍ちゃん使わないの? 」

蒼龍「私の方こそ幾らでも使い道は思い浮かぶけど……いい」

提督「ふぅん? 」

蒼龍「あなたの馬鹿正直さに感化されたわけでもないけどね、
やっぱ女社会の腐った澱みには自分一人で立ち向かわないとなって」

提督「へぇ? 」

蒼龍「瑕疵を突いて理屈捏ねくり回してミスをほじくり返して、
そういうのは機械に頼らなくても得意中の得意だし」

提督「できればやめてほしいんだけど……そっか」

蒼龍「ええ」


提督「っていっても預かってもどっかにぶん投げそうだし、友達に送るかな? 」

蒼龍「何それ。友達の人間関係破壊したいの? 」

提督「そんなつもりは無いけど……そういうことなのかな? 」

蒼龍「うん? 」

提督「好感度測定器が回ってきたのってさ、製作者から数えて四人目なんだって」

蒼龍「あなたが? 」

提督「俺が。……友達だと思ってたけどそうは思われてないのかな俺」

蒼龍「ん、んんっ……や、そんなことは無いんじゃない? 」

提督「そう? 」

蒼龍「仮にもあなたが友達だと思ってる相手なんでしょ?
あなたの馬鹿正直さなんて分かってる相手じゃないですか」

提督「うぅん? 」


蒼龍「ふふ……ま、実際は分からないですけどね」

提督「うーん……あいつも意味分からないやつだしなぁ……」

蒼龍「あなたに言われるとさすがに怒ると思いますよ。どんな方か知りませんけど」

提督「イケメンで人類愛とか同胞愛に溢れてて人心掌握が得意で優しいのに辛辣でついでにイケメンで

蒼龍「何それ。紹介してくれる? 」

提督「直接聞いたわけじゃないけどたぶんロリペド好き」

蒼龍「」

提督「勘だけどたぶん“ 艦娘 ”のあり方を嫌ってて……蒼龍ちゃん? 」

蒼龍「…………」


提督「?? 」

蒼龍「…………さすがにそれはちょっとなぁ」

提督「???? 」

蒼龍「…………ま、一応私の契約主はもういるから今更変えられないんだけど」

提督「うーん? 」

蒼龍「切り替え切り替え。……__少将閣下」

提督「名前で呼ぶって珍しいね。……何? 」

蒼龍「意見具申が、あります」

提督「そう……いいよ、言ってごらん」



【← 攻 退→】



高い程← 低い程→
ゾロ目の場合は100で00も100扱い

↓1


【← 攻 退→】

【73(→ 寄り)】



蒼龍「ここは、退きましょう」

提督「……うん? 」

蒼龍「ここで燻っていても埒が明きません。どう考えてもここは早晩、落ちます」

提督「それを少しでも遅らせるのが俺たちの仕事だと思うけど」

蒼龍「今どき仕事に生命かけるなんて流行りませんよ」

提督「流行り廃りじゃないって」

蒼龍「それなら少なくとも私にとっては、に言い換えましょうか」

提督「……ん」

蒼龍「昨日は割に防げるレベルでしたけどそれはただの、偶然です。
昨日の敵が間抜けだっただけで今日も同じとは限りません」

提督「そうだね」

蒼龍「私は、そんないつ死ぬかも分からないところで幸せになんてなれません。
勿論、国の為に死ぬことが私の幸せだと確信できるときには吶喊も吝かではありませんが」

提督「今はそうじゃない、と」

蒼龍「ええ。…………こんなに大きな飼い犬、とても今のままじゃあ守り切れませんし」

提督「犬ねぇ……子猫ちゃんに言われても何とも言えない」

蒼龍「ばーか」

たまに矢印とコンマの高い低いとかぐちゃぐちゃになってない?


提督「ふふん……で? 」

蒼龍「当然、艦隊勢力全てを下げるなんてことはしません。
あくまで、これは私たち二人の戦略的撤退です」

提督「……? 」

蒼龍「私にとってあなたは操を捧げただけのちょっとうざい上官でしかありません。多少会話は楽しめる相手ですけど」

提督「愛は? 」

蒼龍「これから死ぬ気で勝ち取ってください。……でも」

提督「ん……」

蒼龍「“ 艦娘 ”であるところの私にとっては必要不可欠な存在なんです。
私は今すぐ指揮権を持つ高級将校にはなれないし、
なれたところでまともに従ってくれる部下の皆さんなんてどこにもいないでしょう」

提督「蒼龍ちゃん人望ヤバいもんねー」

蒼龍「ええ。……だから、私はあなたの下でしか腕を振るえないし、幸せにはなれない。
そういう自縛的な契約を結んでしまったんです」


>>163
なってるかもしれないです……
どうにもちょっと焦り気味というか
その辺はちょっとアバウトだと思っていただけると嬉しいですすみません

【】とぞろ目の文言だけでいいんじゃないかな?


提督「そう……」

蒼龍「それに、あなたの方は私しか要らないんでしょう? 」

提督「そうだね。……つまり? 」

蒼龍「異動、したいなぁって。死なない程度に褒賞が出そうなところ」

提督「難しいこと言うね。……蒼龍ちゃん? 」

蒼龍「はい? 」

提督「俺と君の契約……んん、まぁ、身体と地位の交換だけど」

蒼龍「ええ」

提督「それは、ここで動きやすくするためのものじゃなかったの? 異動したいなんて矛盾してない? 」

蒼龍「まさか。これはあなたの異動に着いていきたいという希望をお伝えしただけです
所謂ところの秘書艦として、ね」

提督「うん」

蒼龍「そのためにはあなたが上に多少無理を言える実績を打ち立てないと」

提督「なるほどね。……結局、やることは同じか」

蒼龍「ええ。私の気分の問題でちょっと回りくどい感じになりましたけど」

提督「万全の態勢で迎え撃つ、そういうことだね」

蒼龍「ええ」


>>166
なるほど。次からはそうしてみます


提督「分かった。……そうしよっか」

蒼龍「はい。……はい? 」

提督「うん? 」

蒼龍「あなた、私の言ったこと、分かってます? 」

提督「打って出るのか構えて倒すのか。その内で構える方を選んだってことでしょ? 」

蒼龍「まぁ……ええ」

提督「で、サクッと成功させて異動願って俺は蒼龍ちゃん抱えて後方で社畜みたいな仕事してろ、と。違う? 」

蒼龍「何か色々とツッコミどころはあるけど、もうそれでいいです」

提督「ってことで……はい、仕舞った筈の好感度マシーン! 」

蒼龍「は、はい? 」

提督「今日はもう仕事も方針会議も終わったしねー。はいはーいっと」ピピッ

蒼龍「あ、ちょっと! 」



【戦闘力】



高い程良い
ゾロ目の場合は100で00も100扱い

このレス
提督(人間レベル)
↓1
蒼龍(艦娘として)


ちょっと今日は畳む為の前フリに専念ってことで
コンマ少なかったので物足りないですね……
殆ど何にも進展してないですし

明日こそスパーっと終わらせますすみません
またよければお願い致します

ありがとうございました


戦闘力は一応軍人平均ってことで

やっぱり機械メインなのでその辺シンプルにやるべきでしたね……
今後似たようなことやるのであれば気を付けます

予想外の事態でちょっと時間無いですすみません
ちょっとコンマだけ投げて明日か明後日になんとか……


【戦闘力】

【提督(人間レベル) 52】

【蒼龍(艦娘として) 80】



蒼龍「何を勝手に……ま、こんなものでしょ」

提督「そうかな? 俺は割と納得いかないところだけど」

蒼龍「殆どのパラメータが並以下でも身体だけは健康優良児ですもんねー。
それでも強さは並の軍人に毛が生えた程度だけど」

提督「いいよ別に。ベッドでは蒼龍ちゃんに完勝だし? 」

蒼龍「そこまでケダモノちゃんに勝っちゃったら飼い主として大人げ無いでしょう? 」

提督「それでベッドでは俺を飼い主にさせてくれるんだ」

蒼龍「ええ、当然ですねそれは」

提督「そっかぁ……じゃあつまり顔真っ赤にして涙流しながらもっとシて……って哀願してたのも実は演技なんだね」

蒼龍「え、ええ……当然」

提督「怖いなぁ……飼い犬の為にプライド捨てて必死に腰振ってもっともっと……ってねだるなんて」

蒼龍「…………そ、そうね」


提督「あはは、可愛いなぁホント」

蒼龍「ばーか。……で? 」

提督「うん? 」

蒼龍「今更お互いに分かっているようなこと確認して、どうしたの? 」

提督「や、いざとなったら蒼龍ちゃんは遠慮無く逃げてねって。
新しく自分の動き易い環境つくるのはダルいかもしれないけど死ぬよりマシでしょ? 」

蒼龍「はぁ……? 」

提督「あんまりにもケダモノって五月蝿いから実は秘められた能力でもあるのかと思ったけど、無いみたいだし」

蒼龍「馬っ鹿じゃないの……? 」


提督「いいじゃん別に。男の子はそういう覚醒イベントとかに弱いものなの」

蒼龍「はぁ」

提督「そもそも俺は女の子に守ってもらうだけっていうのは性に合わな



ッバーンッ!



千代田「提督ッ! 鎮守府近海に敵性体多数出現しました! 」

風雲「あなたが元気じゃないなら私が勝手に本気を出すわ! 」

千代田「は? 」

風雲「はい? 」

蒼龍「提督ッ! 」

提督「はいはい。…………何かあったら迷わず逃げろよ、蒼龍」

蒼龍「は? いや、寧ろ逃げるのは人間のあなた、で……ちゃん付けは? 」



【Happy or】



高い程良い
ゾロ目の場合は100で00も100扱い

このレス
提督

↓1
蒼龍

↓2
二人


もう一個イケました

千代田さん風雲さんですね>【二人】
相変わらず紛らわしくて申し訳無いです









………

……………

…………………


【Happy or】

【提督 94】

【蒼龍 85】

【二人 06】



あれから、どれだけ経っただろうか

鎮守府正面海域に鬼やら姫やら意味の分からない悪夢が湧いて出て

近年最悪の一つと呼ばれる集団との死闘に次ぐ死闘を繰り広げて

それでいてなお、立ち上がって、何もかもを終わらせて

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

蒼龍「…………」

提督「…………」

もう、あの時には、戻れない

お互いに地獄絵図を経験して、変わってしまったから

勿論、それでも守り切れたものは、あったのだけれど



【関係】



高い程身体の契約
ゾロ目関係無し

↓1


昨日は投げっぱなしで申し訳ありませんでした

なんとはなしに再開します


【関係】

【58】





提督「ふぅ……こんなものかな、蒼龍ちゃん」

蒼龍「こんなものじゃないですか、提督」

提督「うん。……………………提督、かぁ」

蒼龍「何か問題でも? 」

提督「あれだけのこと経験してそれでもなお俺はただの上官なわけか、って」

蒼龍「ただの、上官ではないです。変わらず関係は続いているわけだし」

提督「蒼龍ちゃんも可愛げが薄れちゃったもんね」

蒼龍「あなたが盛りに盛って馬鹿みたいに腰振るから仕方無く変化したんです。
恨むんならお猿さん並な自分を恨むんですね」

提督「羊の皮被ったエロ羊のクセに。……ま、可愛げの代わりにエロさは増えたけど」

蒼龍「ばーか」


提督「馬鹿でケッコーコケコッコー。……千代田ちゃんと風雲ちゃんはさ」

蒼龍「ええ」

提督「俺たちを恨んでいるかな? 」

蒼龍「作戦指揮においては恨んでいないと思いますよ。
あのときは珍しくあなたも有能っぽかったし、
私だっていつも通り戦力的な公平さを保っていた筈です」

提督「ん……」

蒼龍「ま、勝手に幸せになりやがって、くらいは思っているかもしれませんけど」

提督「風雲ちゃんは特に、って? 」

蒼龍「寧ろあなたのこと嫌いめだった千代田さんが。
風雲ちゃんはあれでしょ、あれだけ好きな相手が幸せなら満足でしょたぶんきっと」

提督「そんなわけねぇ……ま、俺はいいんだけど」

蒼龍「じゃあいいじゃないですか。私も正直どうでもいいです」

ーー沈まなかった分彼女たちはまだ、マシな方ですから

そこには偽らざる本音が隠れていたように思う


提督「ま、俺は超幸せだし? いいんだけどね? 」

蒼龍「仮にも英雄的活躍を成し遂げた高級将校がね?
未婚のまま辺境にいて幸せって意味分かりませんよ」

提督「別に金とか名誉が欲しいわけじゃないし。
俺は蒼龍ちゃんさえ手に入れられればそれでいいから」

蒼龍「それしか言わない一途さは褒めて差し上げますけど……駄目じゃないですか。全然手に入れられてませんし」

提督「これだけ自由に身体楽しませてもらってるわけで、心そのものはこれからさ」

蒼龍「永遠に無理だと思いますけどねー」

提督「一度無理な戦局を覆したわけだもんよ。無理なわけ無いじゃん? 」

蒼龍「はいはい。期待しないで待ってますよ」


提督「心しておくがいいよ。……でもさ」

蒼龍「んー? 」

提督「蒼龍ちゃんも割に幸せそうじゃない? 違う? 」

蒼龍「幸せですよ? 沈む可能性の著しく低い温暖な場所が任地で、
使おうと思えば自由に扱き使えるわんこも付属だし」

提督「それでドロッドロに溶け合ってヤりまくってるのに関係は変わらないんだ」

蒼龍「あくまで飼い犬の餌ですからね私自身は」

提督「ふぅん……? 」

蒼龍「それでもまぁ……それだけ必要とされる、っていうのも、悪く、ないけど」

提督「お? デレた? ねぇ今のデレ? 」

蒼龍「デレてない。ニヤケないでくれます? 不愉快だから」

提督「ひっでぇこと言うね君」


蒼龍「今まで通りでしょう何もかも。こういう冗談も、私たちの関係性も」

提督「残念ながら、ね」

蒼龍「ん……さて、明日もまたくだらない書類と睨めっこなわけですけど、どうします? 」

提督「当然契約の対価はいただきたいものだね、副官殿」

蒼龍「でしょうね。……じゃ、シャワー浴びてくるからボトルでも用意してて」

提督「……あぁ」

あれから、どれだけ経っただろう

知ろうと思えば鮮明な地獄絵図と共にそれは分かってしまえるのだけれど

変わらない関係性がそういった時間感覚を曖昧にさせてしまう

変わったことといえば謙虚な英雄が辺境の泊地を守りたいと望んで

どうしてもと願い出て快諾された副官が共にあって

彼女が、いよいよ魔性染みた乱れ方をするようになったくらい


提督「ん……」

彼女の好きな銘柄を用意して

彼女の好きな酒に合う甘味を並べて

しっかりと隙なく整えられた寝台を見遣る

家事能力と自立力の著しく欠けた自分たちの為に

任地へ到着して真っ先に雇った使用人が整えてくれたものだ

彼女が豊かな胸を張って自慢する使用人の能力はさすがだった

伊達に赴任して一番最初に着手した分野の自信ではない

提督「…………」

思い返せば、彼女のことをよく知れていると思う

けれど、未だに分からないこともある

彼女が、何を生の至上命題に掲げているのか

それが全くもって、分からない


まさか本心からただ身体の契約を信じているわけでもあるまい

それはあくまで自分の身と立場を守る、強固にするためのモノ

俺は今更振られたからといって何も無碍になんてしない

少しの寂寥と違和感のあるままに、彼女が許容するうちは手元に置いておくだろう

望むのなら、新天地への門出を祝ってやる度量くらいはあるつもり

そんなことは彼女もとうに理解している筈なのだ

かといって、ただ快楽の沼に嵌り堕ちたかというとそんな感も無い

順調に開発が進んで純粋に楽しめる余裕が出てきた、そんな程度


提督「金、はまぁ割とあるにはあるけど」

辺境の泊地ではただ貯まる一方で使い道自体が少ない

提督「名誉、はまぁ十分といえば十分だし」

あの一戦の経過は国内に留まらず全世界で報道されたものである

提督「趣味、といえる程の趣味も無いようだし」

時々休暇で買うお洒落な服やアクセサリーに血道を注いでいる風でも無い

提督「分からん……本ッ当に、分からん……」

他に想像で思い付くモノは正直無い

金も名誉もその他の心血を注げる何かも

ましてや愛さえ深くなくてもいいだなんて

本当に、女の子ってやつはよく分からない

分かるのはただ、柔らかくて、楽しくて、気持ち良いということだけだ

提督「まぁ……それで十分な気もするけど」

自分のことだけを考えるのなら本当に、それで十分だった







………

……………

…………………




蒼龍「ふぅ……どしたの? 」

提督「うん? 」

蒼龍「珍しく頭を使うと知恵熱でも出ちゃいますよ? 」

提督「そこまでガキじゃない。……蒼龍ちゃん」

蒼龍「何? 浮気の心配でもしてたの? 」

提督「え、何浮気してるの? 」

蒼龍「さぁ? 」

提督「さぁ、じゃねーんすけど……蒼龍ちゃんの幸せって、何かなって」

蒼龍「言ったじゃないですか。今のこの状況がそこそこに十分幸せだって」

提督「うぅん……」


蒼龍「それにね? もう二度と戦えなくなった千代田さんにも、
戦傷を負った上に大好きな相手に捨てられた風雲ちゃんにも申し訳無いじゃない? 幸せじゃないと」

提督「捨てたと言われると語弊があるけど……まぁ、そうかもね」

蒼龍「そうですとも。……ふふ」

提督「うん? 」

蒼龍「あの機械、まだ手元に残しておけば分かったかも知れないのにね」

提督「あぁ……」

結局、あれは激戦のさなかどさくさに紛れてどこかへ行ってしまった

誰かが持って行ってしまったのか、はたまた破壊されでもしたのかは分からない

あんなものはもう要らない、だって愛は手に入れたんだから

そう言えることができれば、よかったのだけれど


蒼龍「ま、女の子には秘密が多いってことで、ね? 」

提督「うぅん……? 」

蒼龍「いいじゃないそれで。あ、これ開けますね」

提督「注ぐよ。……もし、さ」

蒼龍「うん? 」

提督「俺が誰かと結婚するってなったらどうする? 」

蒼龍「人並に祝福はしますよ。秘書艦を外されるのは困りますが」

提督「あ、そう……」

蒼龍「寧ろあなたが心配するべきでしょう?
私、別の優良物件見つけたら乗り換えちゃうかもしれませんよ」

提督「そう……うん、そう、かもね……」

蒼龍「はぁ……」


提督「……………………」

蒼龍「んっ、相変わらず良い香り。……似合わないですよ、あなたには」

提督「……え? 」

蒼龍「あなたはね、ただ馬鹿正直に薄らぼんやりして馬鹿なままでいいんです。
物憂げにグラス傾けてもうざいだけです」

提督「……」

蒼龍「馬鹿なわんこのまま私を自由にさせて、
時々健康優良児の引く風邪みたいな頻度で有能なときがあって、
精々ベッドの上でだけ私の飼い主になっていればいいの」

提督「…………」

蒼龍「ふふ……そんな顔しないの。あなたは、曲がりなりにも唯一欲しがった佳い女手に入れた、英雄でしょう? 」

提督「…………ん……」

蒼龍「あはっ……」

ーーね? __さん

首筋に巻き付いた腕の熱は相変わらず、愛しくて

耳元に溶けた言葉が心からのモノだったのかは、分からなかった







………

……………

…………………




彼は、やっぱりまだ分かっていないみたいだった

自立力、というのが何も生活における能力だけなんかではないということを

でも、それで構わない

こんなにも有能な私が誰かを必要とするなんて、おかしいことだから

張るのは胸だけで良い

立ちはだかる何かがいるのなら自信満々に、時に罠に嵌めて撃ち破ろう

肩肘張って無理をするなんて私には、似合わない

それは常に余裕が無いと自分を保てない、そんな自分の精一杯な矜持

時にはそう、ベッドの上でくらいは、被った仮面も猫も剥ぎ取られて負けてみたい

それで完結する私の生き方


蒼龍「ふふ……あぁ…………ま、これはこれで、いいんだけどね」

あの機械がまだ存在するのなら、そう

私の心が堕ちるまであとどれだけ、なんて

くだらないことでも、訊いてみたいものである

数値が高い程、あんな男に頭が、イカれていたりして

そんな、隣で間抜け面を晒す私の英雄へ微笑みを向けて

蒼龍「あーあ……これは明日も寝坊かなぁ……」

提督「…………Zzz」

今夜もまた、夜だけの主にさようなら

また明日、精々扱き使って、やろうではないか



【私の心が堕ちるまで】



↓1







………

……………

…………………



【私の心が堕ちるまで】

【51】






蒼龍「まーたランジェ、買い直さないと……これ、気に入ってたのに」

惨憺たる有様のベッドを一瞥して、切り替える

私は、蒼龍

蒼龍型正規空母一番艦蒼龍の名と魂を継ぐ女

そして、間抜けな英雄の最側近たる切れ者

腹黒を自認する真に優秀な悪人だ

これまでも、今も、そしてこれからも

私はそうであらねばならない

全て、私が私である為に

私が、私を認めることが、できるように

蒼龍「あなたになんて堕ちる? 有り得ないじゃないですか、提督」

ーーだって、あなたが私に堕ちたんですから

変わらぬ今が、幸せ

こんな日々を続けるだけで、私は最高に幸福なんだから

蒼龍「ふふ……相変わらず間抜けな寝顔だなぁ……あはっ」

何度でも言ってやろう

堕ちるなんて、有り得ない

悪いのは私だけれど、堕ちるのは常にあなた

せめて、そんな私を認めてくれるだけの愛を持っていると、願おう

蒼龍「それが、私の幸せですからねー」








蒼龍「ふふ……二航戦、蒼龍! 参ります! 」

今日も、私は私として生きていくのだ

それが、私の、幸せだから

















終わり!


・矢印が出鱈目過ぎた
・長くやり過ぎた
・明石さん加賀さんが順調過ぎた

ちょっとこの辺どうにも申し訳無かったです
ただ暫くまだやる時間はありそうなので
コンマスレを建てるかもしれないです
よければよろしくお願い致します

ありがとうございました

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