【二次創作】ゆるくやってくオリロンパ (433)

オリジナルキャラを使ったダンガンロンパスレ。
更新頻度は週に2~3日を目安に頑張っていきたいと思います

主人公のみはこちらで作成したんですが他のキャラは思い付かなかったので募集します
本当は掲示板で募集するつもりでしたが、何故か書き込めなかったのでこっちでやります

募集する条件は
才能がダンガンロンパシリーズに既に存在しているもの(例→幸運、生徒会長等)。性別は同じである必要はありません
こっちで作成している男子の主人公の才能である【超高校級の同人作家】のみ不採用
キャラの応募数に制限はありませんが、なるべく分けて募集してください

とりあえず八時まで募集し、それまで決まらなかったり等があれば九時まで延長
それからプロローグ始めていきたいと思います

以下コピペ用
【才能】
【名前】
【性別】
【キャラの概要(容姿や性格等)】




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1611914643

掲示板で宣伝しようと思ったら書き込めない……何故に

【才能】占い師
【名前】湯町(ゆまち)はにか
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
紫のロングヘアー、太陽柄のヘアバンド、巨乳、シャツまで黒色ずくめな制服
マイペースで温和、掴みどころのない性格、善人だけど空気が読めず周囲を困惑させる
「わたしの占いは7割当たるって評判なんだから~」

このままだと絶対に募集数に満たないので九時までに変更します
それと、人数も足りるかわからないので一人幾つと設けず、お好きな数をよろしくお願いします

【才能】アイドル
【名前】赤影 麗(あかかげ れい)
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
ボーイッシュな青髪の風貌の美少女。王子様系の風格・口調のイケメンで、グラビアアイドルが本職でありながら非常に女性のファンが多い。

【才能】超高校級の料理人
【名前】火花井 阿斗(ひばない あと)
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
燃えるような赤い髪と瞳に筋骨隆々な大柄マッチョ
赤色とオレンジ色の料理人服に可愛い熊のイラストとフリルがついた白エプロン
熱血で荒々しい性格だが気配りができる頼れる兄貴分
綺麗好きで掃除も得意
腹を空かせている人間が許せない
少女が好む可愛らしいデザインのものが大好きだがそれを恥じていない

【才能】超高校級の格闘家 
【名前】敷島 千鶴(しきしま ちづる)
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
黒髪のおかっぱをした小柄な女性
普段は気弱で大人しい性格だが、実戦やトレーニングに対してはストイックで凛とした所を見せる

【才能】詐欺師
【名前】天照 永凛(あまてる えいりん)
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
金髪お団子ヘアーなロリ巨乳ギャル。ギャルっぽく着崩した制服スタイル
明るくてノリが軽くてよくふざける。下ネタ大好き。裁判中でもふざける。てへぺろー☆
数多くの犯罪者を詐欺に嵌めてお縄につかせた正義の詐欺師

【才能】軍人
【名前】ユタ・フェイルス
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
暗めの金髪をした目付きの鋭い男
性格は寡黙で冷静
ヘビースモーカー&酒豪
内戦下の国のスラムで生まれ育ち、傭兵部隊に拾われ才能を開花させた

【才能】 ストリートダンサー
【名前】 小鳥遊 優(たかなし すぐる)
【性別】 男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
背が低くて気弱でクラスに1人はいる地味で目立たないタイプ。けれど、そんな型にはまった自分を変えたくて勇気を出して飛び込んで仲間ができて成功した前向きな少年
背が低く、優等生が頑張って着崩してるだろうなって服装

【才能】 パン屋
【名前】 福浦 パン子(ふくら ぱんこ)
【性別】 女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
パン屋の帽子に某ママの味で有名なお菓子屋さんのマスコットみたいな容姿。
みんなのオカンでしっかり者。
朝昼晩お菓子と要望があればみんなのためにいつでもこころよく作る。

【才能】超高校級の発明家
【名前】筧 理人(かけい りひと)
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
グレーの髪で眼鏡をかけた白衣姿のイケメン。一人称は私で誰に対しても敬語で話す
パッと見はクールな理系男子という雰囲気だが、実は彼の作る発明はすべてエロ目的のものばかりである
その為、新しい発明を発表する度に「なぜその才能をもっと別の事に使わないのか」
「こんな奴に超高校級を名乗らせるな」などと苦情が絶えない

【才能】 探偵
【名前】 赤城 紅羽(あかぎ くれは)
【性別】 男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
ドヤ顔探偵。いじられキャラ。普段はへっぽこで頼りない探偵だがいざという時は仲間のためにきちんと観察をして状況を整理する有能。
背が高く金髪に探偵帽子を被る。

【才能】超高校級の幸運
【名前】根尾 鏡人(ねお きょうと)
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
根明でフレンドリーな少年
どんな小さなボケでも見逃さないツッコミマシーンで、超高校級のツッコミの異名を持つ
変人に縁があったり好かれたりよく不幸な目に遭うが、たまに訪れるラッキーと持ち前のど根性で切り抜けてきた
黒髪でつばつき帽子を後ろ向きに被り、服は短パンで明るめのラフな格好、運動は得意な方、勉強は中の上

【才能】軽音部
【名前】桜木 陽太(さくらぎ ようた)
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
・大人しくてマイペース
・ドラム担当でスティックのような二本の棒を持つと熱血キャラに豹変
・おまんじゅうが好き。軽音部なのもあって出会った仲間を大切にする
・童顔タレ目で仲間の写真をスティックケースに入れてる

【才能】 ピアニスト
【名前】 黒金 理依奈(くろがね りいな)
【性別】 女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
容姿端麗美しい姿にお嬢様のような気品。美しいドレスを着ている。
その見た目に反して実は学力が低い高校出身でバカだけれど何事にも全力で曲がったことが許せない昭和のスケバン女子。
普段は親から言われて隠しているがキレたら隠しキレてない。

もう一つくらいいかな?ダメならなしで

皆さんたくさんのキャラをありがとうございます
ちょっと全部足しても足りないので十時半まで。それから選んで十一時くらいに開始したいなと
もしそれでも間に合わないなら……明日の夜に開始します

【才能】
保健委員
【名前】
罰山 林檎(ばつやま りんご)
【性別】

【キャラの概要(容姿や性格等)】
右目に眼帯をつけているブカブカ学ランのショタ。基本はツンツンしているが好感度が上がっていくとどんどん依存していき最終的にはヤンデレっぽくなる
親しくなった相手は決して裏切らないが相手を傷つける行為も許さない。また自分を裏切る嘘をつくという行為に対して病的なほど嫌悪する。

才能】超高校級の御曹司
【名前】竜宮 丈(りゅうぐう じょう)
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
お金持ちの一人息子で大事に育てられた。大人たちの悪意を間近で見ていて自分はそうはならないと決めて真っ直ぐ育った。
明るくてお金持ちや家柄を気にせず誰に対しても平等に接するできた人間。特別得意なことも濃いキャラ付もないけれど、その人柄でいつの間にか周りに人がたくさんいた。

【才能】プログラマー
【名前】彩 もみじ(さい もみじ)
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
小学生に間違えられる小柄な体格
明るい茶髪でボブカット、常に着物を着て扇子を持っている
超が付くほど感覚派でプログラムも直感で作っている、なのにちゃんと動く
口調は「~なのさ」、飄々としていてあまり深く考えないタイプ

【才能】 超高校級のプログラマー
【名前】 夜月 星羅(よづき せいら)
【性別】 女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
警察のお偉いさんの娘でハッキングをこっそり依頼されて裏で捜査協力をしたりしている。
彼女が関わってることは上層部以外内密。そのため普段は普通のよく授業中に寝ている女子高生をしている。
優秀なアイドルの姉がいてコンプレックスを抱いている。父の役に立ちたかったが目立った捜査の才能がなく歌の才能があった姉。アイドルになりたかったが歌の才能はなくハッキングの才能があった妹。そのせいで微妙に気まずい関係である。

【才能】 超高校級の総統
【名前】 姫野 心(ひめの こころ)
【性別】 女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
グラマーなお姉さんでピチピチのスーツを着ている。
可愛い子が大好きで小さくて可愛いければ男の子も女の子大好きでギューとしてしまう変態
普段は自分にも他人にも厳しい性格だが、ショタ ロリは正義思考だが間違ったことをした人にはきちんと叱れる理性はきちんとある

【才能】殺人鬼
【名前】白夢 黒現(しらゆめ こくげん)
【性別】男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
白色と黒色混じりの三つ編み・赤目・ギザ歯・筋肉質・身体の各所に巻かれた包帯・隠された古傷
自分よりも他人を優先する優しさの塊
反面、世の中に不要だと判断した人間を数千人以上殺してきた思想犯

もう一度ですが、募集する数は無制限です
例えば、一人出したけどまだ出したいと思えば募集を受け付けます。よろしくお願いします

【才能】 超高校級のマネージャー
【名前】 霜月 隼人(しもつき はやと)
【性別】 男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
純粋無垢な美少年。純粋にまっすぐ困ってる人や悩んでる人に寄り添える性格。
応援団のような学ランにハチマキをつけていていつも笑顔で人を支える

【才能】 メイド
【名前】 氷川 彩乃(ひかわ あやの)
【性別】 女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
クールで氷のように冷酷な性格。お金を払って雇用してくれればその主人が望むようなメイドになるけれど、それ以外は契約外の仕事だからと割り切る。
背が高くモデルのような美人でつり目。メイド服を着ている。

【才能】文学少女
【名前】本居 葵 (もとおりあおい)
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格)】
緑のポニーテールで眼鏡をかけた少女
性格は引っ込み思案で物静か
本をこよなく愛し、一度読んだあらゆる本を暗唱でき、その際本の登場人物が乗り移ったかのように見える

【才能】 超高校級のマジシャン
【名前】 天馬 雷智(てんま らいち)
【性別】 男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
右目は緑に左目赤のオッドアイの少年。黒フードにパーカーを着ていて銀髪。王馬のようなイケショタ
普段は穏やかで優しい性格をしていて周りに気をつかえる少年。テレビ番組にも出演していて「純白の魔法使い」と言われる。
本性は飄々としていてイタズラ好きで相手にかまをかけたり煽ったりしながら強引に証拠を集め、真実のためなら手段を選ばない悪魔に魂を売った「漆黒の魔法使い」

【才能】 極道
【名前】 京極 聖夜(きょうごく せいや)
【性別】 男
【キャラの概要(容姿や性格等)】
背が高く声がでかい金髪の不良。基本口が悪く相手を威嚇している。
ただの馬鹿ではなく頭がキレて相手の本心などをなんとなく読み取ったりする。
一匹狼を好むが自身に利益があると思えば協力関係なる

【才能】ゲーマー
【名前】渡良瀬 澪(わたらせ みお)
【性別】女
【キャラの概要(容姿や性格等)】
くせっ毛で中肉中背、だいたいいつもジト目
極度の面倒くさがりやであまり動いたり喋ったりせずにボーっとしていることが多い
ゲームをやる理由は指しか動かさないで済むから
天才肌で何をやらせても最小限の手間で高い結果を出す
面倒なことに巻き込まれそうな予感を察知するとこっそりその場から去る

後十五分。次に書き込むまでは延長します
その後にプロローグの最初だけ投げて本日は終わりです

【才能】巫女
【名前】神月 みさき (しんげつ みさき)
【性別】女
【キャラの概要】
容姿:白髪ロング、ロリ、紅の瞳、巫女服
性格:友好的でしっかり者。人をよく見ていて普段は何気ないことでもほめてくれるが
   間違ったことをしてしまったらしっかり叱ってくれる
   蛇と狐が大好き。猫がとても怖い.

才能:彼女が祈れば天は答えいかなる病気もなおり、彼女が占えば少し先の未来がわか
   り運気が味方する。彼女が神楽を舞えば神がその身に宿ると関係者や信者から言
   われている。
   世間では様々な場所で雨を降らす「雨呼びの巫女」と呼ばれている。

【才能】助手
【名前】天空時 未来 (てんくうじ みらい)
【性別】男
【キャラの概要】
容姿:黒に白のメッシュ、地味な服装、フツメン
性格:普段はおちゃらけているがやるときにはやる人間。
   自分の才能のせいで1番にはなれないと悟っている。
   利益より友情をとってしまう人間
才能:どんな人とでもベストな選択であわせることができる。しかしどんな
   ことでも1番になることができない
   

少し時間を増やしましたが、募集はここまでです
沢山の応募ありがとうございます。では、本編のプロローグを開始していきます



──その学園は、都会の一等地に建っていた
この世のどんな城よりも豪華で、どんな研究所よりも最先端
それが、『希望ヶ峰学園』。今から俺が通う高校

「改めてみると、大きいなあ……」
「……そうだ!ここでスケッチしていこっと!」

思い立ったが吉日って言うし、入学式の前に軽く腕を慣らしておこうかな
背負ったリュックからスケブを出して、目の前の学園を描いていく。……門の真ん前で
当然、色んな人が通るけど……人目を気にしていたら何も出来ない

あっという間に出来上がった、白と黒の希望ヶ峰学園
せっかく描いた絵だし、後で皆に見せてみよう。サイン代わりに隅の方。俺の名前を書き込んだ



龍田「龍田 祐希(タツタ ユウキ)っと」

龍田「あっ!【超高校級の同人作家】って描いた方が良かったかな……」


【超高校級の同人作家】
  龍田 祐希(タツタ ユウキ)





超高校級
それは、現役の学生でありながら、突出した才能を持つ人……らしい
その中でも、俺はそんなに大したことない……と思う

ただ、好きな作品があって……その「こうなったらいいな」って望みを漫画にしてただけ
まあ確かに……それでネットでバズって、テレビとか雑誌とかで特集して貰ったけどね


龍田「よーし!そろそろいかないと!」

龍田「楽しみだなあ。俺にも友達出来るかな?」

まだ会った事が無い人達、まだ知らなかった才能。俺は仲良く出来るか不安だけど

龍田「行かなきゃなんにもわかんないし、やらなきゃどうにもならないし!」

龍田「行くぞっ!いざ、希望ヶ峰学園ーーっ!」

ゆっくり歩くと怖じ気付くから、わざとらしく大声で
全力で走って、当たって砕ける!いや、砕けたら駄目なんだけど!

勇気を出して、立ち向かう。希望ヶ峰学園へ向かって走っていって





龍田(……あ、あれ?)

龍田(俺、どうしちゃったんだろ……?)


何故か、そんな考えが頭をよぎった
いつも通りだったはずなのに、それが何故だか不気味なくらいで
疑問がグルグル回っていく。それとは逆に、目の前の学園は鮮明に目映く映っていく

龍田(なんか、俺……)

龍田(何か、忘れている気が……)


ブツリ。まるで漫画の頁を破くみたいに、世界が唐突に消え去っていく
俺の足元から崩れていく。糸がほどけていく様に、俺の存在が解れていく

……俺は、この時には知るよしも無かったんだ。この学園は、『希望の学園』なんかじゃない
寧ろ、真逆の……『絶望の学園』だったんだって






【PROLOGUE】
  今日から俺は!超高校級!






龍田「……痛っ、痛たたた」

龍田「あれ?ここは……俺のリュックは!?」

いつの間にか寝てたみたいだ。けど、何で寝てたのかまでは思い出せない
それに、俺のリュックはどこ……?確かに持ってきてたはずなのに!

あれには色々大切なものがあるんだけどな……
財布とかスマホとか。それと希望ヶ峰学園の入学届……

龍田「そうだ、希望ヶ峰学園!」

瞬間、自分が希望ヶ峰学園に入学するはずだった事を思い出す。それと同時に焦りがじわり
まさかとは思うけれど、遅刻で退学とかになったら何て言えばいいんだろう……!?

龍田「どうしよう……俺、早く行かないと……!」

龍田「そもそもここどこ?……学校?黒板あるし」

とりあえず状況を確認しなきゃ。その結論だけど、多分ここは学校の中だ
黒板や椅子は俺の元いた学校のものと同じだし。……あれ?なら、ここが希望ヶ峰学園?

龍田「にしては暗いなあ……ていうか、何で鉄板が窓に張られてるんだろ?」

龍田「あっここに何かある。……『体育館に集合』?」

龍田「時刻は……えーと……もうすぐじゃん!」


何かよくわからないけど、とにかく体育館に行けばいいんだよね!?
体育館に急がないと!……あれ、何か忘れている様な




──“体育館前”


龍田「ここだ……いやあ、掲示板があって良かったよ」

丁寧に掲示板があって助かった~。お陰で、ここまで辿り着けたよ
けれど、俺ってどうして体育館に来たんだっけ?
少し考えてみて……思い出した!俺は入学式に行かないといけないんだった!

龍田「……そうだ!希望ヶ峰学園に行かないと!」

龍田「でも、軽く見回したけど鉄板があったしなぁ。うーん」 

龍田「決めた!誰かいたら話を聞いて、いなかったら出口を探す事にしよう!」

とにかく、やらなきゃどうにもならない!ここで立ち止まってても、状況はよくならない!
いざ、体育館の扉を勢いよく開けて……!



龍田「おはようございまーーーす!!」



という訳で本日は終わりです。明日の8~9時に再開予定です
長い時間、お付き合いありがとうございました


どのキャラが出てくるかだけ知りたいです

>>42
正直な所、まだ全員は決まってないです


期待してます!!

乙乙

再開します。なんとか採用するキャラを決めてきました
あらかじめ書こうとしたら思った以上に時間かかりそうなので安価にします



体育館の扉を開けた。そこには何人かいるみたい
良かった。とりあえず誰かからは聞けそうだね

……けど、何だか視線が痛い気がする。ここに来いって書いてあったはずなんだけど
そんな事を考えていたら、周りの皆がワッとどよめき出して



??「ほら見ろ!オレちゃんの言う通りだろ!?」

??「わたしの占いのおかげなんだけどね~」

龍田「え、えっと……何の話?」

??「ああ……八時までに誰かが来るか。皆で話してたんです」

??「ちなみに、来るが二人でどうでもいいが他全員ですよ」

龍田「皆はどうでもよかったんだね……」

眼鏡を描けた女の子が親切に教えてくれた。けれど、彼女はいったい……


??「……もしかして貴方も、ですか?」

龍田「貴方も、って?」

??「ここにいる人達は、全員が“超高校級”の才能を持つ人達なんです」

龍田「ええっ!?」

全員が超高校級!?それって、俺と同じじゃないか!
何でここに?どうして?そんな風に驚いていたら、おずおずと女の子が俺に聞いてきた

??「あの、お名前を伺っても……?」

龍田「あ、俺は龍田です!龍田 祐希。超高校級の同人作家って皆は言っています!」



??「同人……作家……?」

龍田「あ、俺は趣味で漫画を描いてて……」

龍田「漫画って言っても、雑誌に乗るやつじゃなくてネットで上げて……」

??「えぇー!オタクじゃん!きんもー☆」

龍田「キモ……いや、確かに俺はオタクだけど……」

??「おたく……とは、何でしょうか。聞いた事のない武術ですが」

??「こっちに話振んないでー……めんどー……」

??「そうやってあまり人の好きなものを馬鹿にするのは駄目ですよ。めっ。です」

??「はーいっ☆ミ」



周りから聞こえるのはクスクス笑い。それと、ヘンなものを見るみたいな目
うーん……やっぱり、俺みたいな才能は珍しいのかも。俺も正直、やっていけるか不安だったんだ
けど!ここで怯んでたって駄目だ!頑張って話しかけていけば、いつかは、多分!

龍田「俺、皆の事をあまり知らないから自己紹介させてほしいな!」

龍田「だから、皆も俺に教えてよ!好きなこととか、やりたい夢とかを!」

ええっと、まずは誰と話そうかな?



1…場の中心にいる生徒
2…さっきから話しかけてくれた生徒
↓2

1

2


??「あの、初めまして」

??「先程は失礼しました。まさか漫画家さんだったなんて……」

龍田「初めまして!気にしてないよ!」

行こうとしたら話しかけてくれた!嬉しいな!
さっき、俺に説明してくれた女の子だ。緑色のポニーテールに眼鏡をかけた、頭の良さそうな人だな……

??「龍田くん、ですね。私も貴方に自己紹介させて下さい」

本居「私は本居 葵(モトオリ アオイ)です。その、超高校級の文学少女と呼ばれてますね」


【超高校級の文学少女】
  本居 葵(モトオリ アオイ)


龍田「本居さんだね、文学少女って事は本が好きなのかな?」

本居「はい!もう、好きで好きで仕方ないんです!」

本居「ジャンルとか男性向けとか女性向けとか関係無く、本と名の付くものは一通り読んでいて……」

本居「あっ……ご、ごめんなさい。私ったらつい……」

龍田「凄いよ!そんなに本が好きなんて、きっと本も読んで貰えて嬉しいはずだよ!」

龍田「……ところで、俺の漫画は知ってた?」

本居「すみません。ネットの本は不得手で……」

申し訳なさそうにする本居さん。けど、そんなに本が好きなら俺と話が合うかも!
次は誰と話そうかな?


1…一際派手な女子生徒
2…一際寡黙な男子生徒
↓2

1

1


龍田「あの、おはよ……」

??「あは☆キモチワルイオタクぢゃん☆」

??「オタクは口を開いちゃダメだゾ☆オタクは性犯罪者って決まってるんだから☆」

??「捕まりたくないなら大人しく、お家の中でペンとお○ん○ん握ってればいいと思うナ☆」

さっきから俺を馬鹿にしてきた女の子と話そうと思ったけど……さっそく心が折れそう!
凄く派手な金髪の女の子。背は小さいけど色々と大きい彼女は俺のズボンを指差して笑っている
俺、この子と仲良くなれるのかな……?

龍田「あの、せめてお名前だけでも……」

天照「仕方ないなー☆えーりは天照 永凛(アマテル エイリン)だぞ☆超高校級の正義の詐欺師なのだ☆」


【超高校級の詐欺師】
  天照 永凛(アマテル エイリン)


龍田「詐欺師……って!駄目だよ!犯罪だよ!?」

天照「えーりは警察と協力して、詐欺事件の解決の為にやってる犯罪アドバイザーなんだよ☆」

天照「頭の中以外で人との関わりが無いドーテー君には難しかったかな?」

龍田「それとこれとは関係無いって!!」

疲れる……!とにかく、天照さんは疲れる!
二人目で早速疲れてきたけど……頑張って皆と話そう!



1…一際寡黙な男子生徒
2…隅でこそこそしている生徒
3…体格の良い大きな生徒
↓2

1

2

3



??「……げっ」

龍田「げって何!目があっただけでしょ!?」

??「話さないといけないでしょ?面倒だなー……」

そんな露骨に嫌そうな顔をされると、俺も何だか身体が重くなってくるよ……
隅の方でこそこそしていたパーカーの女の子は、俺の顔を見て深めの溜め息をついた

??「はぁ……いいよー。自己紹介でしょ」

渡良瀬「渡良瀬 澪(ワタラセ ミオ)だよ。超高校級のゲーマーだよ。以上だよ」


【超高校級のゲーマー】
  渡良瀬 澪(ワタラセ ミオ)


龍田「あっ、ゲーム好きなんだ!俺もやるよ!」

龍田「RPGとか、FPSとか……ゲームって楽しいよね!」

渡良瀬「えー……どこが?あんなの、適当にやっても楽に勝てるじゃん」

渡良瀬「別に、楽しいとかないしー……ただ、楽にお金が貰えるからやってるだけだし……」

龍田「……じゃあ、別にゲームが好きとかじゃ」

渡良瀬「無いよ。ツマラナイじゃん。何もかも」

そう言ってふいっと顔を背ける渡良瀬さん。もう俺とは話したくないと言いたげな態度が痛いくらい俺に伝えてくる
こうなると、もう話せなさそうだね……他の人と話そうかな


1…一際寡黙な男子生徒
2…上等そうなスーツの少年
3…体格の良い大きな生徒
↓2

1

>>1安価方法は
「安価下3まででレスのコンマ(反転)が最大のものを採用」
みたいにしてほしいです

コンマ(反転)は10の位と1の位を入れ替えたもので
>>52なら「20:22:12.50」のコンマ「50」を入れ替えて「05」
>>53なら「20:22:15.67」のコンマ「67」を入れ替えて「76」
です

2

自己紹介だし基本はそこまでしなくていいんじゃないかな
そんな下3まで人が来るかなって思うし。来なくてテンポ悪くなっても嫌だし
人多そうだったり、重要安価はそういう運要素入れるのもいいかもって思う



??「やあ、こんにちは。龍田君」

??「挨拶が遅れて申し訳ないね。どうか悪く思わないでくれないか」

龍田「あっ!い、いいえ!こっちこそ!」

うわあ、凄く高そうなスーツだ……!ってそうじゃなくて。凄く優しそうな人だなあ……
俺が頭を下げると、頭を上げてと手を差し出してくれた。いい人だなあ……

竜宮「僕は竜宮 丈(リュウグウ ジョウ)。超高校級の御曹司なんて呼ばれてる普通の生徒だよ」

竜宮「……ああ。名前は狙ってつけたみたいだから。触れないでくれると嬉しいかな」


【超高校級の御曹司】
  竜宮 丈(リュウグウ ジョウ)


龍田「御曹司……!?じゃじゃじゃじゃあ、竜宮君は本当のセレブ!?」

竜宮「そんな大層なものじゃないよ。ただの親の七光りさ」

竜宮「だから、龍田君の方が超高校級と名乗るに相応しいと僕は思うな」

龍田「は、はい……!」

ニッコリと俺に笑ってくれた……うーん、格好いい!
俺もいつかは、こんなハンサムになりたいなあ……次も頑張ろうっと!


1…一際寡黙な男子生徒
2…小柄なフードの男子生徒
3…体格の良い大きな生徒
↓2

1

1



??「…………」

龍田「あのー……」

??「……なんだ?」

龍田「その、ご挨拶をと……」

壁際で目を瞑る男の子に話しかけようと思ったけど、なんか、睨まれてない!?
おまけに、何だか凄く強そう……俺、殺されたりしないかな……!?

??「ボーイ。……一つ聞くが」

龍田「ひゃい!?」

??「ここにはアルコール。もしくはマリファナは無いのか?早く呑みたいんだが」

龍田「無いよ!?学校だよここ!多分!」

??「そうか。この国は違法か……まあ、いいさ」

ユタ「ミーはユタ・フェイルス。超高校級の軍人らしいそうだ」


【超高校級の軍人】
  ユタ・フェイルス


龍田「あ、が、外国の人だったんだ……日本語が上手だから日本人かなって」

ユタ「死ぬ気でドタマにブチ込んだ、三回死んだな。まあ慣れたモンさ」

龍田「実弾!?三回も死んだの!?」

凄い世界観の人だ……!外国ってどこの国なんだ……!?
とと、とにかく、他の人に話にいこう……!



1…清楚なドレスの女子生徒
2…小柄なフードの男子生徒
3…体格の良い大きな生徒
↓2

1

2

3


龍田「あっ、君!こんにちは」

??「どうもです!こんにちは~」

??「そうだ。お兄さん漫画家なんですってね。凄いなぁ。憧れちゃうよ」

龍田「えっ!そうかな!?」

??「うんうん!そうですよ!」

なんか、褒められちゃった!嬉しいなあ!
銀髪に色違いの目……凄く珍しい見た目だけど、きっといい人だよね!

天馬「ボクは天馬 雷智(テンマ ライチ)。超高校級のマジシャンなんですよ」

天馬「貴方のハートも騙しちゃうぜ!……なーんて、嘘です嘘です!」


【超高校級のマジシャン】
  天馬 雷智(テンマ ライチ)


龍田「マジシャンかあ……テレビで見るけど、どうしてあんなにパパっと物を出せるんだろ?」

龍田「俺もあんな風に、パパっとアイデアを出せたらいいんだけどなあ……」

天馬「コツがあるんですよ。お暇な時に、少しくらいなら教えてあげましょうか?」

笑いながら握手してくれる天馬君。いい人だなあ……
握手したら元気が出てきた!ガンガン行くぞーっ!


1…清楚なドレスの女子生徒
2…簡素な胴着の小さな女子生徒
3…体格の良い大きな生徒
↓2

3


龍田「あの、こんにちは!俺は」

??「腹ァ、減ってるかァァ!!」

龍田「減ってませええええええん!!」

大きな体格の男子に話しかけた。いきなり大声を出されてビビるけど……
けど!俺も負けない!腹から声を出して、思いっきり返事をぶつける!

??「ハーハハハハ!ならァそれでよぉし!腹が減っては戦も出来ないからなぁ!」

火花井「我輩は火花井 阿斗(ヒバナイ アト)。火花飲食店総料理長でああある!ふぅん!」


【超高校級の料理人】
  火花井 阿斗(ヒバナイ アト)


龍田「料理長!得意な料理は?」

火花井「愚問なりィ!我輩程になると得意な料理ではなく得意な食材と聞くと心得よォ!」

龍田「ところで、このエプロン可愛いですね!手作りですか?」

火花井「お目が高い!その通り、我輩裁縫も得意なれば!」

料理だけじゃなくて裁縫も上手く出来るなんて……!凄すぎる!
俺も負けてられない!頑張らないと!



1…清楚なドレスの女子生徒
2…簡素な胴着の小さな女子生徒
3…チャラめの服の男子生徒
↓2

1

2



??「お初にお目にかかります。龍田さま」

龍田「あ、どうもご丁寧に……」

??「漫画家とは露知らず。先程の非礼をどうかお許しいただければ」

龍田「いや、そんな謝らないで!大丈夫だから!」

小さい子だなあ……小学生かなって思ったけど、超高校級なら俺と同い年だよね
それに、凄く丁寧な物腰だなあ……大人びてる。というより、礼儀正しい子なのかな

敷島「私は敷島 千鶴(シキシマ チヅル)という者です。超高校級の格闘家などと呼ばれていますが」

敷島「未だ頂点には至らず。未熟者にてございます」


【超高校級の格闘家】
  敷島 千鶴(シキシマ チヅル)


龍田「へえ……格闘家なんだ。……格闘家!?!?」

敷島「はい。およそ数百年ほど続く、武術家の家系の血を引く末裔でして」

敷島「私も幾つかの全国大会で、最優秀賞を戴いております」

龍田「は、はえ~……」

人は見かけによらないって、本当なんだなぁ……こんなに小さな子が、そんなに……
……って、驚いてる暇はない!どんどんいこう!



1…清楚なドレスの女子生徒
2…メイドさん……?
3…チャラめの服の男子生徒
↓2

3

3

1

2



龍田「あ、こんにちは!」

龍田「君とは初めてだよね。よろしく!」

??「ん、ヨロシク。漫画家なんだって?」

??「漫画は詳しくないんだわ。なんかゴメンな」

龍田「いいっていいって!これから知ってくれると嬉しいけど!」

最初はチャラチャラしていて怖かったけど……なんだかフランクで話しやすいぞ!
そうするわ。と薄く笑う彼が、俺も紹介しないと不公平だよなと首を回して口を開く

桜木「オレは桜木 陽太(サクラギ ヨウタ)な。仲良くやろうぜ?」

桜木「軽音やってんだけど。……ま、知らなくてもいいか。これから知ってくれよな」



【超高校級の軽音部】
  桜木 陽太(サクラギ ヨウタ)


龍田「あっ……そ、そうだよね!今度、オススメのを教えてよ!」

桜木「オーケー。シロウトでもノれるとっておきを貸してやるよ」

龍田「そ、その……俺、オーディオとか持ってなくて」

桜木「シロウトなんだからしょうがないって。オレこラジカセも貸すからさ」

龍田「ありがとう!」

うわ、凄く嬉しい……!どんな音楽を勧めてくれるんだろう?今からドキドキしてきた……!
この勢いで、ガンガン話しかけていこう!



1…清楚なドレスの女子生徒
2…メイドさん……?
3…白衣を着た男子生徒
↓2

2

1



龍田「そ……その!こんにちは!」

??「あらあら……ふふふ、ごきげんよう」

??「そう緊張なさらないで下さいな。同じ超高校級の生徒ですもの」

龍田「アッ……は、はい……」

す、凄く綺麗な人だ……!それに、何だかふわっていい匂いもする……!
気品とか、高貴とか。そんなチープな言葉では表せないくらいに!

黒金「わたくしは黒金 理依奈(クロガネ リイナ)と申します。超高校級のピアニストですの」

黒金「どうか、これからもお見知りおきを……ふふっ」


【超高校級のピアニスト】
  黒金 理依奈(クロガネ リイナ)


龍田「ぴ、ピアノかあ……俺はモーツァルトとか、ベートーベンくらいしか知らないかな」

黒金「はい?モーツァ……ベントー……?」

龍田「え?有名な音楽家ですよね、俺も音楽の授業で聞いた事が……」

黒金「あ、ああ!そうですわね。オホホホ……。……何か言いたい事でも?」

龍田「いいえ!何でも!」

な、何だか一瞬凄く背筋が凍ったような……気のせいだよね!きっと!
さて、次は誰の所にいこうかな?



1…黒ずくめの女子生徒
2…メイドさん……?
3…白衣を着た男子生徒
↓2

2

3


龍田「……うっ」

な、なんか凄くクールそうな人だなぁ……話しかけるのを躊躇いそうだ
けどずっとこうしてる訳にもいかないし……ええい!

龍田「こ、こんにちは!」

??「ああ、こんにちは。龍田さん」

ここは真っ直ぐ、勢いよく!おっかなびっくりじゃ伝わるものも伝わらない!
振り向くと愛想よく答えてくれた。やった!

筧「私は人呼んで超高校級の発明家。筧 理人(カケイ リヒト)と云う者」

筧「世界をよくする為の発明を……志しております」


【超高校級の発明家】
  筧 理人(カケイ リヒト)


龍田「世界をよくする為の発明!?凄いよ!どんなのがあるの!?」

筧「フフフ。そうですね、例えば……【女子の衣類を透過するアプリ】が代表的でしょうか」

龍田「ん?」

筧「他にも【絶対に見つからない盗聴カメラ】や【更衣室に仕掛けても曇らないレンズ】……」

筧「後は……」

龍田「ちょっと待って!?世界をよくする為の発明なんだよね!?」

龍田「どう考えても、明らかに犯罪目的なものばかりなんだけど!?」

筧「そう、思われるかもしれませんね……ですが、誤解なのですよ」

筧「私は、必ず……!この世界を平和にしてみせます」

嘘だ……!絶対に嘘だ!鼻の下が伸びてるじゃないか!
こんな人もいるんだな……ちゃんと注意しないと!



1…黒ずくめの女子生徒
2…メイドさん……?
3…場の中心にいた男子生徒
↓2

1

2



龍田「こんにちは!お名前を教えてくれますか?」

??「嫌です、嫌いです、さようなら」

龍田「即答!?初対面の人に酷くない!?」

な、なんなんだこの人は……!顔を見た瞬間、表情を変えずに罵倒してきたぞ……!?
すらっとしたメイドさんっぽい服を着てるその人は、うんざりとした顔で俺を睨みつけて語りだす

??「まずは払うものがあるでしょう?お金ですよ、お金。会話料です」

??「無料で話せるなんて思い上がってるんですか?虫ケラ以下のゴミクズ風情が」

龍田「お金……は持ってないけど。チラシの裏に絵を描いてあげようか?」

??「は?ゴミがゴミを渡すなんて面白い冗談ですね花丸あげます。それだけですが」

龍田「俺の描いた絵って、一枚数万で売れた事もあるんだけど」

氷川「氷川 彩乃(ヒカワ アヤノ)ですっ!超高校級のメイドとして入学します!」

氷川「ご主人様ぁ、これからも彩乃をよろしくお願いいたしますねっ☆」


【超高校級のメイド】
  氷川 彩乃(ヒカワ アヤノ)


龍田「えぇ……?態度、変わりすぎじゃない!?」

氷川「そんな事ないよぉ……ねぇ、卑しいメイドの為にもっと描いてくれませんかぁ?」

龍田「チラシは一枚だけしかなかったから、それだけなんだけど……」

氷川「そうですかさようなら。ならさっさと失せてくれませんか?」

そういうと、しっしと腕を振ってあっちにいけと催促する氷川さん。……何なんだろう、いったい
さて、少なくなってきたけど……どうしようかな?


1…黒ずくめの女子生徒
2…場の中心にいた男子生徒
↓2

2

2

2



龍田「すみません!自己紹介お願いします!」

??「おっと地味めな野郎発見伝。こいつはオレちゃんの出番か~?」

背の高めな、目立ってる男子に話しかけてみた。場の中心に、物理的に陣取っている
とはいえさっきの話を見るに……なんとなく、人を惹き付けるものはあるのかもしれないね

赤城「オレちゃんは赤城 紅羽(アカギ クレハ)。かくしてその才能は~~~?」

龍田「才能は?」

赤城「超高校級の~~~?」

龍田「超高校級の!?」

赤城「…………………………………………………………」

赤城「…………………………………探偵さ。ドヤァ!」

龍田「いや今の間は何だったの!?」


【超高校級の探偵】
  赤城 紅羽(アカギ クレハ)


龍田「えっ、でも探偵!?なら、殺人事件とか強盗事件とか推理した事あるの!?」

赤城「あっ、いや……まあ……そうだな」

龍田「凄いよ!俺、探偵なんてテレビでしか見た事が無かったからさ!」

赤城「そ、そうだね……おう……」

流石は希望ヶ峰学園……!まさか、本物の探偵に会えるなんて思ってなかったよ!
これは凄い漫画が描けそうだ……!今から楽しくなってきたぞ!


龍田「あの、お名前を……」

??「あはは~わかってたよ~。わたしの所に来る順番はね~」

??「だって、そう出てるんだもん~。そういう運命なんだから~」

龍田「は、はぁ……?」

何だろう、このよくわからない雰囲気は……?
黒を基調とした制服だけど、頭のヘアバンドにはよくわからないものが描かれている……

??「それは太陽だよ~」

龍田「うわっ!?もしかして、聞こえてた!?」

??「エスパーですから~なんちゃって~」

お、驚いた……単なる勘だよね?
くすくすと笑う女の子。にっこりと微笑むと、俺の顔に指を突きつけてくる

??「おまえは今から“嘘だよね”って言う~」

龍田「嘘だよね……?」

って!何言ってるんだ俺は!?

??「あはははははは。面白~い」

湯町「わたしは湯町 はにか(ユマチ ──)だよ~。占い師なんだよ~」


【超高校級の占い師】
  湯町 はにか(ユマチ ──)


龍田「う、占い師かあ……なら、俺の今後も占える?」

湯町「難しいな~わたしの占いはインスピだしね~」

湯町「思いついたら教えるよ~龍田くんの未来の運勢は多分雨~」

龍田「不吉な事を言わないでよ!?」

にまにま笑う湯町さんから思わず離れる。その得たいの知れない空気が何だか怖くって
その先の未来は、多分、聞きたくなかったんだと思う


『生徒名簿』
 ※身長や胸囲は適当に決めたので、おかしい部分は目をつむってください

【男子】
 名前/龍田 祐希(たつた ゆうき)
 才能/超高校級の同人作家
 身長/169cm

 名前/赤城 紅羽(あかぎ くれは)
 才能/超高校級の探偵
 身長/180cm

 名前/筧 理人(かけい りひと)
 才能/超高校級の発明家
 身長/176cm

 名前/桜井 陽太(さくらい ようた)
 才能/超高校級の軽音部
 身長/174cm

 名前/天馬 雷智(てんま らいち)
 才能/超高校級のマジシャン
 身長/161cm

 名前/火花井 阿斗(ひばない あと)
 才能/超高校級の料理人
 身長/194cm

 名前/竜宮 丈(りゅうぐう じょう)
 才能/超高校級の御曹司
 身長/181cm

 名前/ユタ・フェイルス
 才能/超高校級の軍人
 身長/188cm



【女子】
 名前/天照 永凛(あまてる えいりん)
 才能/超高校級の詐欺師
 身長・胸囲/150cm・95cm

 名前/黒金 理依奈(くろがね りいな)
 才能/超高校級のピアニスト
 身長・胸囲/166cm・90cm

 名前/敷島 千鶴(しきしま ちづる)
 才能/超高校級の格闘家
 身長・胸囲/148cm・73cm

 名前/氷川 彩乃(ひかわ あやの)
 才能/超高校級のメイド
 身長・胸囲/169cm・82cm

 名前/本居 葵(もとおり あおい)
 才能/超高校級の文学少女
 身長・胸囲/161cm・86cm

 名前/湯町 はにか(ゆまち ──)
 才能/超高校級の占い師
 身長・胸囲/157cm・93cm

 名前/渡良瀬 澪(わたらせ みお)
 才能/超高校級のゲーマー
 身長・胸囲/158cm・84cm


本日はここまで。次回は明日の8~9時から再開します。もしかしたら昼に少しやるかも
例のクマ登場と探索までやりたいと思います

お昼は無理でした。最初に伝えた時刻で開始します


……取りあえず、ここにいる皆との自己紹介は終わり
ただ話すだけだったのに……凄く疲れる!悪い人じゃないって思いたいけれど

龍田「俺、やっていけるかな……」

超高校級って、凄く濃いメンツだ……!俺なんか本当にただの漫画好きな普通の人じゃないか
今更だけど……本当に、この皆とやっていけるのかな?怖くて身体が震えてくる

……ていうか、どうして皆はここにいるんだろう?入学式に間に合わないんじゃないかな?

本居「その……もしかして、龍田さんも、ですか?」

龍田「え?何が?」

桜木「オレ達、希望ヶ峰学園の前まで来てたんだ」

黒金「ですが……いつの間にか、ここに拉致されていたようなのです」

龍田「えぇっ!?」

思わず、ごくりと唾を飲む。拉致、という単語に驚いたのもあるけど……それ以上に、皆が同じ状況という事が恐ろしい
もしかして、俺もそうだったのかも。それはつまり、俺も誰かに拐われたという事実を伝えてきた


敷島「不可解です。私に気取られず拐うのは不可能だと断言します」

ユタ「ミーもだ。ホームのトレーニングで気配を消した相手の対処もC判定のミーが間違える訳が」

湯町「三割ちょっとなら外れるね~」

……けど、皆はあまり気にしてないみたい。俺が気にしすぎなだけなのかな?



赤城「要するに~。オレちゃんのクラスメートがここにいるってワケか」

竜宮「しかし、何故希望ヶ峰の学生がこの様な場所に集められたのかという疑問はあるね」

渡良瀬「知らねー……ていうか、ここが希望ヶ峰学園だと思ってたんだけど……」

天照「学校じゃなくて牢屋だゾ☆別名はブタ箱かな☆」

筧「いえ……それよりも遥かに閉塞的な環境下です。私も何度か入りましたが……」

天馬「何でそんな事を知って……いや、この状況で敢えて聞きませんが」


そもそも、ここはどこなんだろう?学園にしては窓に鉄板があったりやけに暗かったり……
確かに施設や設備学校と呼べるかもしれないけれど、ここで仲良く授業しようとはとても思えない

火花井「我輩、そろそろ腹が減ってきたのである。食堂はどこにあるか知る者はいるか?」

氷川「知りません。そして私に話しかけたので会話料を請求させていただきます」

龍田「そんな無茶苦茶な……」

だけど、皆はこのおかしな状況に負けてないくらいの自分を持っている
不安でいっぱいの俺と違って、どうって事も無さそうにしている皆が羨ましい
もっと俺も自信を持たなきゃ!そう決意してガッツを漲らせると……“それ”は、聞こえてきた



『あーあー……そろそろいいよね?いいようですね!』

『それではこれより!“希望ヶ峰学園入学式”を開始したいと思いまーす!』



龍田「……えっ?入学式?」

希望ヶ峰、入学式。その二つの単語が頭に引っ掛かる
そうだ。元々、俺達はそれの為に集まったはず。……だけど、どうしてここで?
いや……そもそも、ここは希望ヶ峰学園なの?だとしたら、何でこんな事を?

渡良瀬「はぁー。やっとなんだ」

赤城「いや、でも今の放送はおかしくないか?」

黒金「確かに……今のは人間の肉声ではなく、機械音声の様に聞こえましたが……」

色んな疑問が頭で渦巻く。そして、それは次に現れたモノによって、更に混沌になっていった


????「ひゃっほーう!オマエラ、おはようございます!」

龍田「…………クマ?」

天照「色きんもー☆ラジコンかな?☆」

筧「いえ……あれはかなり高性能なロボットでは……」

モノクマ「ロボットでもラジコンでもありません!ボクはモノクマ!」

モノクマ「この学園の、学園長なのです!」

……モノクマ。白と黒で二分された、クマをデフォルメしたボディのぬいぐるみはそう語る
やけに、ねばついた笑顔だな……初対面の印象だけど、俺は既にあまり好きじゃなくなっていた



湯町「わ~おはようございま~す」

桜木「呑気だねえ。嘘に決まってんじゃん?」

天馬「でも、あんなモノを使ってやる事なんて……」

モノクマ「こらー!学園長に失礼だぞー!」

火花井「我輩は貴様を学園長とは認めん。希望の学園がこの様な悪ふざけを……」

モノクマ「うぷぷ、これが悪ふざけかどうかはすぐにわかるよ……」



くつくつと笑うその姿に、一層の恐怖を煽られる
得体の知れない雰囲気もそうだけど、まるで俺達を馬鹿にしてる様な態度は底が見えない

なんだろう。嫌な予感がする……!



モノクマ「それではオマエラ、まずはおめでとうございます」


モノクマ「世のパパ達があくせく働き、世のママ達がひーこら家事をする中で、オマエラは有象無象の苦労を鼻で笑う程の栄光を手にしたのです!」


モノクマ「そして、オマエラにはこれからの未来を両肩に載せた存在でもあります。……なので!そんな才能を汚い世間から保護する為に、オマエラには共同生活を送って貰います!一生ね!」


氷川「一生?一分の間違いでは?」

モノクマ「一生だよ、一生涯!たとえ灰になっても、この学園から出る事は出来ません!」



本居「い、一生なんて……困ります!」

竜宮「まるで、監禁じゃないか……」

モノクマ「ああ心配ないよ。衣食住はちゃんと充実させるつもりだし、行動に制限は設けないし」

火花井「そんな事を言っている訳では無ァい!我輩は幾つもの厨房を担っておるのだぞ!」

筧「私もまだやりかけていた発明が……」

黒金「ざっけ……ん、その、私もコンサートが控えておりますの」

渡良瀬「私は……別にいいかなーって」

モノクマの無茶苦茶な言い分に、口々に不満や文句を言う皆。……渡良瀬さんはどうでもよさそうだけど
その反発は意外だったのか、少したじろいだ様子を見せたけど、すぐにうぷぷと笑いだして

モノクマ「そうは言うけど、この学園から出る事はとある例外を除いて不可能なんだよ」

モノクマ「敷島さんの正拳突き1000発もヨユーで耐えきる画期的鉄板!これが学園中にくまなく張り付けてあるからね!」

敷島「むむ……その通りです。手近にあった鉄板に叩き込んでみたのですが」

龍田「だ、大丈夫なの?腕とか」

敷島「大丈夫です。鍛えてますから」フンス

モノクマ「とにかく、ここから出るのは無理無理の無理。諦めて学園生活を……」



湯町「あれ~?今、“とある例外を除いて”って言ったよね~」

湯町「もしかして~何かの条件をクリアすれば出られるのかな~?」



湯町さんのその一言に、見てわかる程に色めき立つ
それならば簡単だ。早くそれをすれば、ここから出られる
……そう、思っていたんだ 


モノクマ「……うぷぷ。気づいたならば話は早いね。そうです。一つだけこの学園から出してあげる条件があるのです!」

モノクマ「それはね……コロシアイ。だよ」

龍田「………………え?」

モノクマ「希望ヶ峰学園から脱出する方法はコロシアイのみ……殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺凍殺圧殺絞殺惨殺呪殺……殺し方は問いません」

モノクマ「誰にもバレずに、誰かを殺した奴だけが、この学園から脱出する事が出来るのです!アーッハッハッハ!!」



……空気が凍りつく。モノクマのその発言は、明らかに常軌を逸していると俺でもわかる
誰かを殺さないと出られない。……そんな無茶苦茶な事を俺達に強要するなんて……!

龍田「そんな……そんなの!無理に決まってる!」

モノクマ「無理かどうかは龍田クンじゃなくて各々が理解しているでしょ」

モノクマ「ボクは本気だよ。本気ってかいてガチって読むくらいにはね!」

渡良瀬「……何が、目的なの?」

さっきまで面倒そうにしていた渡良瀬さんが、皆よりも先にその疑問を口にする
それを聞いたモノクマは、ぶひゃひゃと笑うとこう答えた



モノクマ「絶望………………それだけだよ」





モノクマ「それでは!これにて入学式を閉会します」

モノクマ「ささやかな餞別として、オマエラには電子生徒手帳を差し上げます!」

モノクマ「以上!学園長であるボクは、モーレツなコロシアイをオマエラに期待しているからね!」

モノクマ「アーッハッハッハ!」



高笑いが響き渡る。モノクマの言葉に、誰もが口を封じていた分その声はよく聞こえてきた

振り返ると、そこにはさっきまでの和やかな雰囲気はどこにもなくって

疑いや警戒……そんな、ピリピリとした張りつく様な空気が辺りを支配していたんだ


こうして、俺達の学園生活は始まったんだ

小説よりも現実よりも、漫画よりも奇妙なこの希望の学園で

何より絶望的な、高校生としてここにいる全員で暮らす事が





【PROLOGUE】
  今日から俺は!超高校級! 【END】



安価無し分はこれで終わり。次は先に言っていた8~9時を目安に再開します
探索パートでは安価を使うので、お暇ならどうぞ

久々にプロローグまで終わってるところ見た
期待

一旦乙



赤城「皆!聞いてくれないか!」

赤城「あいつの言う事を信じる必要は無い!常識的に考えて無茶苦茶過ぎるからな!」

赤城「どうせ警察が何とかしてくれるさ!ただ頭のおかしい奴に絡まれただけだから安心してくれ!」

疑心暗鬼で淀む皆。真っ先に発破をかけたのは、超高校級の探偵の赤城君
探偵として慣れてるのかな?こんな状況でも皆を纏めようと声を張り上げて落ち着かせようと……

天照「頭がおかしいのはそっちだゾ☆普通に考えて、希望ヶ峰の穴ガバガバ過ぎるもん☆」

竜宮「確かに……全員が揃って拉致されるなんて、世界最先端の学園にしては杜撰すぎるミスだね」

氷川「適当な事をほざかないでくれますか?二酸化炭素生成装置風情が」

赤城「皆ぁ~もっとオレちゃんに優しくして~?」


したかったんだろうけど、周りから口々に浴びせられる集中砲火で轟沈してしまった。ドンマイ……!

桜木「とにかく、今は状況の確認が先っしょ」

ユタ「ミーにはこっから出られんという事しかわからんがな……」

龍田「あっ……さっき、電子生徒手帳がどうとか言ってたよね!?」 

龍田「俺、取ってくるよ!皆は待ってて!」

さっき、モノクマのいた場所にタブレットみたいなのが置かれている
多分、あれが電子生徒手帳だ!急いで取りに行かないと……!







【CHAPTER1】
  ヤリキル






箱に入っていた全部の電子生徒手帳を、皆に手渡す
起動すると名前の入力が求められた……別に誤魔化す必要もないから俺の名前を入力する

何事も問題なく起動した画面には、ハッキリと俺の名前。『龍田 祐希』と示されていた


筧「ほう……これは、中々」

敷島「私の握力でも壊れないとは……頑丈ですね」

赤城「一応聞くけど、ヘンな名前で登録したヤツはいないよな~?」

湯町「なんだかね~あらかじめ登録された名前じゃないと弾くみたい~」

湯町「『ちくわ大明神』で登録しようとしたら、駄目みたいだったもん~」

龍田「そんな名前で登録しちゃダメだよ!」

と、とにかく名前は本名登録以外は駄目みたいだね


火花井「それでこれからどうする?我輩、腹が減ったと先程も申したはずだが」

竜宮「電子生徒手帳の中に地図があるよ。どうやら食堂もあるみたいだ」

氷川「ではお前らはそっちに行ってください。私は一人で行動させて貰いますので」

渡良瀬「私もー……集団生活とかめんどー……」

天馬「一人で動くのは止めた方が良いと思いますよ。あらぬ疑惑がかけられるかもしれませんし」

赤城「それもそうだ。んじゃ三人一組でこの学園とやらを探索してみようぜ」

赤城「脱出に繋がる何かがあるかもしんないしな~」


なんか、皆でこの学園を探し回るみたいだね
三人一組って事は、ちょうど五組が出来る計算になる
じゃあ俺は誰と組むのかな……?


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い二名

桜木

天照、火花井

天馬

湯町

黒金

本居

ごめん1人か安価下にずらして


とりあえず、数分ほど話し合った結果……

龍田「桜木君、湯町さん!よろしく!」

桜木「ヨロシク。ま、いい感じなんじゃない」

湯町「またわたしの占い通りだ~よろしくね~」

飄々と手を振る桜木君に、にこにこと笑っている湯町さん。凄く頼もしい二人だ!
よーし、俺も二人に負けない様に張り切っていくぞ!

龍田「えーと、それじゃあどこから行こっか?」

桜木「ぐるっと回るだけだしな。どこからでもいい様な気がするけど」

湯町「待っててね~少し占ってみるからね~」

龍田「さっきはインスピがどうたらこうたらって言ってなかった?」

桜木「ま、そこら辺は気にしない方が良さげじゃね」

湯町「う~ん、う~~~ん……ここにしようか~」



1…食堂
2…倉庫
3…保健室
4…焼却炉
5…個室
6…教室
↓2

3

1

6


──“食堂”


龍田「うわ、いい匂い!」

湯町「うふふ~そうでしょそうでしょ~」

桜木「オタクの手柄じゃないでしょうに」

食堂に入ると、美味しそうな匂いが鼻をくすぐる
これは多分……いや、きっと……!

火花井「三人か!食材の試し作りをしてみたが、どれも新鮮!素晴らしき!」

火花井「軽く料理を作ってみたが!これならば問題は無さそうだらァ!」

龍田「もしかして……それ、食べさせてくれるの!?」

火花井「いやこれは賄いだから無理」

湯町「そんな~」

本居「あ、三人ともお疲れ様です」

桜木「本居か。後の一人はどうした?」

本居「それが個室に戻ってしまって……あ、お水飲みますか?そこにサーバーがありますよ」

龍田「ありがとう!」

三人で水を飲んで立ち去った……次はどこに行こうかな?


1…倉庫
2…保健室
3…焼却炉
4…個室
5…教室
↓2

5

1

3


──“倉庫”


龍田「うわ……広っ!ホームセンターくらい広いよ!」

桜木「衣食住を充実させるっていうのは、どうにも嘘じゃなさそうだな」

食堂の隣にあった倉庫。広くて一度じゃ調べきれないくらいだ
ご丁寧に衣類、食糧、生活用品に別れている。これなら迷うことも無さそうだ

赤城「よっす。どうよ調査の方は」

湯町「バッチリだよ~わたしの占いのお陰だよ~」

天照「テキトー言ってるだけでしょ☆占うのは危険日だけにしとけ☆」

龍田「あ、三人とも倉庫を調べてるの?」

ユタ「イエッサー。つっても広すぎて調べきれてねえけどな」

赤城「まあ何れはリスト作っておきたいよな~。色々と便利になるからさ~」

天照「これだけ広いと色々出来るね☆色々☆」

龍田「……何で俺を見るの?」


自意識過剰でキモいと言われた……何でなんだろ……
凹みつつ、二人に慰められながら立ち去った……うぅ……



1…保健室
2…焼却炉
3…個室
4…教室
↓2

1

2


──“焼却炉”


龍田「ここは……?」

湯町「焼却炉って書いてあるね~全てを焼き付くしてしまえ~」

桜木「そんな物騒なものじゃないでしょ。ゴミ捨て場みたいな感じ?」

似つかわしくない重々しい扉を開けると、そこは機械に囲まれた広い部屋
ゴミ捨て場……確かに、これくらい大きな処理する機械があれば共同生活も楽かもしれないけど……

敷島「お三方ですね。見てわかると思いますが、ここは焼却炉を利用したゴミ捨て場だそうです」

氷川「現在は私が管理する事になりましたので、何かあれば嫌々引き受けます」

桜木「嫌々なら俺が変わろうか。にしてもアンタが自分からやってくれるなんて珍しいな」

竜宮「ああ。僕が彼女にチップを上げたからね」

竜宮「とはいっても、もう僕には支払えそうなものは無いかな……」

苦笑いを浮かべる竜宮君。なんだか、凄く苦労してるんだね……


1…保健室
2…個室
3…教室
↓2

1

3

1


──“教室”


龍田「ここ……!俺が起きた教室だ!」

湯町「そうなんだ~わたしは廊下だったな~」

桜木「俺は食堂だったな。よくわかんねーけど」

皆、色んな所で起きたんだな……そう考えると、俺って結構運が良かったのかも?
けど、なんでわざわざ……考えてみても、答えは出ない

桜木「まあ……ここには何も無さそうだな」

湯町「そうだね~何もない確率1000パーだよ~」

……それから、三人で空き教室をくまなく探した
けど、やっぱり何も見つからなかった……次に行こう



1…保健室
2…個室
↓2

1

1



──“保健室”


黒金「三人とも、お疲れ様です」ニコッ

龍田「あっ!そそ、そちらこそ!」

天馬「ここは保健室みたいです。疲れた時はここで横になってもいいそうですよ」

言われてみると、確かにベッドや薬品とか……見慣れたものばかりが置いてある部屋だ
怪我した時とか、ここにくれば大丈夫そう!

筧「……ああ。どうしましょうか」

桜木「どうかしたのか?そんな暗い声出して」

筧「言うか言うまいか悩みましたが……この薬品棚、毒薬も置いてあるのです」

龍田「ど、毒薬!?」

筧「幸い、解毒薬も置いてありますが……破棄する事は校則違反との事で……」

黒金「チッ……い、いや。そんな恐ろしいものが……」

龍田「じゃあ、後で皆に知らせないと!」

湯町「すー、すー……」

龍田「湯町さん!?いつの間に!?」

天馬「個室と保健室以外での故意の就寝は校則違反になるそうなので……気をつけてくださいね」

毒薬はあの三人に任せて……俺達も、早く行かないと!



──“個室前”


龍田「ここが俺達の住む部屋……かな」

桜木「そうみたいだな。ご丁寧にネームプレートも付いてるし」

湯町「このドット可愛い~似てる~」

いや、似てる……のかな?けど、これなら見間違える事は無さそうだ
電子生徒手帳をかざすと、鍵が空く音が鳴る。これは鍵も兼ねているみたいだね

モノクマ「世はキャッシュレスの時代だからね!個室に入るだけでジャラジャラ持ち歩くのは時代遅れ!」

湯町「今、何か通った~?」

桜木「俺は何も見てないな。おう」

龍田「じゃ、じゃあ俺は中を見てくるよ!」


龍田「へぇ~結構綺麗で広いや……ホテルみたい!」

龍田「これは……メモかな?後はシャワールームとトイレ。うん、これくらいでいいかな?」


龍田「お待たせ!待っちゃった?」

渡良瀬「だーりぃー……」

龍田「って渡良瀬さん!?どうしてここに!?」

桜木「個室からノコノコ出てきたからな。捕まえて話を聞いてたんだ」

湯町「メモが置いてあって~シャワールームとトイレとベッドがあるみたい~」

龍田「あ、なら俺と同じだ!」

渡良瀬「じゃあもういーい……もう戻るからー……」

龍田「ちょっと待ってよ!まだ結果を報告しないと」

湯町「あと少しだよ~がんばがんば~」

……これで、一通り見終わったはずだよね?
それじゃあ後は、食堂に集まって話し合うだけだ!
急がないと……!



赤城「成る程、毒薬ねぇ……」

筧「ええ……黙るよりは、皆様に知って貰う方が抑止になるかと」

本居「そうですね。私も英断だと思います」

氷川「焼却炉は私が担当させられましたので、何かご用ならば手数料込みでお話かけください」

氷川「もっとギャラがあればもっと働くので。ええ、本当に」

竜宮「ははは……ごめんね、普段から金目のものを持ち歩いていなくて」


滝の様に流れていく、皆の話を聞いていく。今後の事とか、脱出に繋がる手がかりとか
けれどやっぱり、どこにも出口は無いと結論が出た。皆の周りの空気が暗くなる

敷島「あの一際大きな鉄の扉……あそこが出口では?」

ユタ「開けられなきゃ話にもならねえぜ。ガール」

黒金「あの、体育館の近くにあった赤い扉は何なのでしょうか」

天照「まだ教えられないって言ってた☆嘘くさ☆」

火花井「そんなもんはどうでもいいい!腹は減ったかそうとも減ったとも!」

桜木「自分で自分と会話すんなよな」

火花井「光栄ながら我輩、幾つか料理を作ったァ!さあさあ皆で囲んで食おうじゃアー!」


天馬「あっ……ボクは止めておきます」

天馬「毒薬の存在が明かされた以上……下手に口をつけるのは控えた方がいいかな。って……」



「「「………………」」」

ぽつりと放った天馬君の一言が、和やかになりかけていた場の空気を凍りつかせる
言った本人は一瞬だけキョトンとしたけど……すぐに、失言だったと頭を下げた


天馬「あっ……ごめんなさい。別にそういう訳じゃ……」

天馬「ただ、疑わしい事は控えた方がお互いの為じゃないかなって……」

火花井「い、いや。気にしとらん。気にしとらんが」

渡良瀬「私もパス……誰かと食べるのってだるいし……」

筧「ああ……やはり、私が余計な事を言ったばかりに」

敷島「しかし、何れは発覚していた事。後悔する必要も無いのでは?」

口々に謝る他の人達。その様子は凄く悲しくて、俺もなんだか悪く思えてきたけれど
けど……どうしようもない。俺がいても、何も変えられない

赤城「あ~……じゃあ、今から自由時間にしようぜ」

赤城「また夜にここに集まって……好きにメシを食う。それでいいだろ」

赤城君の提案に乗るように、皆はゆっくりと頷いた
自由時間。と言っても……俺は、どうしようか。どうせなら、誰かと話してみようかな?


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

天照

火花井

敷島

本居



龍田「──火花井君!」

火花井「おお、龍田か……どうしたのか?」

思わず、俺は厨房へと戻っていた。そこには料理を手にした火花井君が
さっき天馬君に言われた時は何て事無さそうにしてたけど……でも、料理人としての誇りは傷ついている
なんとなくだけど、俺はそう思ったんだ

龍田「……その、料理はどうするの?」

火花井「我輩が消費するが……食べきれん、日持ちせんものは廃棄する」

龍田「その量を、一人で……!?」

火花井「ほとんどは廃棄じゃア。しかし誰も食べん物を放置する事も出来ぬう」

火花井「毒が入っている。と言われてしまえば……それまでなんじゃァ」

そう言いきる火花井君は凄く悲しそうな顔をしていて
あれだけ料理が好きなら、きっと捨てる事だって嫌なはずなんだ!

龍田「……!それ、俺に頂戴!」

火花井「何ィ……」

龍田「いただき、ます!」

手に持った料理を取って……思いっきり掻き込む!量が多い!食べきれるかわかんない!
けど……頑張らなきゃ!ここで吐いたら、もっと火花井君が悲しむんだ!


龍田「はぁ、はぁ……ごちそうさま」

火花井「龍田らァ……お前、ただものではないな……」

火花井「だが……ありがとう。これで我輩は無駄な料理を作らずに済んだァ……」

喜んでくれた……かな?俺もちょっと、いきなり腹に入れたから身体が重い……!



1…この料理、凄く美味しかった!
2…やっぱり皆と食べたかったな……
3…自由安価
↓2

1

2



龍田「ふう、ふう……少し、お腹一杯かな……」

山盛りの料理を全部食べきったからか、少し動くのが辛く感じる……
けど、全然嫌じゃない!きっと凄く美味しかったからだと思う!

火花井「そらそうじゃろう。元々は全員に食べさせるつもりだったからなァ」

龍田「やっぱり、皆とワイワイ食べたかったな……」

火花井「料理とは一人では完結しないんじゃア。食べる者がいてこそ、料理人を名乗れるもの」

火花井「一人で作って一人で食べるのは、それはただの料理を作る人である。我輩は料理人を志しておる」

龍田「やっぱり、違うものなんだね」

火花井「そういう意味では龍田に感謝すらァ!我輩の料理を食ってくれて……ありがとう!」

頭を下げる火花井君。だけど、お礼を言いたいのは俺の方だよ
こんなに美味しい料理が食べられるなんて……!初めてここに来て良かったって思えた!


龍田「火花井君、美味しかったよ!まだ食べてもいいかな!?」

火花井「当然じゃア~~~!!」

火花井君と、残りの料理を食べ合って過ごした……


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

天照

赤城

天馬

本居



龍田「…………眠い」


あれから残りの料理を全部食べた……けれど、なんだか眠たくなってきた
個室と保健室以外では寝ちゃ駄目なのに……まだ早いと思うけど、個室で横になっていようかな?

天照「あ、ドーテー君だ☆やっほ☆」

龍田「……天照さん。何か用?」

廊下を歩いていた天照さんに絡まれた。……倉庫から見つけてきたのか、棒つきキャンディを咥えてる
正直、あまり話せる人じゃ無さそうなんだよね。俺の事酷く言ってくるし……

天照「きゃは☆少し話しかけられただけで用があるって思っちゃうんだ☆」

天照「そうやって勘違いして襲わないでね☆好きでも何でもないよ☆ドーテーオタク君☆」

龍田「うるさいな!関係ないでしょ!?」

天照「違うの?☆」龍田「そうだけど……」

天照「図星だから怒ってるんだ☆ちっちゃいんでしょ☆」

龍田「何が!?」

どうしよう。無視して逃げると後で何をされるか……
適当に話をしていれば、飽きて何処かにいってくれるかな……?



1…じゃあ、天照さんには彼氏がいるの?
2…どうして俺ばっかりにそんなに言うの?
3…自由安価
↓2

1

1



龍田「……じゃあさ!天照さんには彼氏がいるの!?」

龍田「俺ばっかりそんな風に言うけどさ!そっちはどうなの!?」

天照「は?えーりに彼氏……?」

言っちゃった……!?け、けどガツンと言わないと、多分ずっと言い続けるし……!
俺だって彼女いた事とか無いけど!でもあんなに言われる筋合いは無いと思う!

天照「きゃー☆ドーテー君は付き合うってそういう事なんだ☆ドン引きー☆」

龍田「えっ?いや、そういう事じゃ!」

天照「じゃあどういう事なのかな☆そうやって妄想が真実だと思うから犯罪に走るんだゾ☆」

天照「ち、な、み、に……教えなーい☆ドーテー君には頭の中だけで充分だもんね」

龍田「うぅ……」

天照「じゃあね☆エッチなオタク君☆」

龍田「うぅ……」


俯いて天照さんの話を聞いていた。何でだろう……俺、そんなに嫌われる様な事をしたかな……?
それとも、漫画が嫌いだったとか?もしかして俺が何か悪い事をしちゃったとか……
そんな悲しい考えで部屋に戻って……俺は、目を閉じた……



本日はここまで。明日も同じ8~9時にやれたらいいなと思います

乙です

乙です

各キャラの見た目とか決まってますか?

>>142
指定されたキャラ以外は特に決めてないです。自作した龍田は例外ですが、別に出さなくてもいいかなと
見た目の印象とかあれば組み込むかもって感じです。35分を目安に再開します


龍田「…………」

龍田「…………あ、れ?」

……何だろう?微かに、音が聞こえる
リズム良く、小気味良く。まるで何かのベルみたい
その音はどんどん大きくなっていく。そっか、これは目覚まし時計の……


龍田「ってそうだ!忘れてた!?」

龍田「夜にもう一度集まるんだった……急がないと!」

うっかりしていた、アラームかけてて良かった!
慌てて部屋から飛び出して、皆の待っている食堂へと走っていく

……どうせならこの状況こそが夢であって欲しかった。そんな期待をしてなかったと言えば嘘になる
けれど、皆との出会いを夢にしたいとは思わない。俺は皆とここで出会えた事が幸せなんだ!

龍田「よーし!いっくぞー!」




龍田「皆!遅れてごめん!」

黒金「あら、龍田さん。ごきげんよう」

天馬「平気ですよ。まだ時間まで少しありますし」


食堂に入ると、まだ全員は来ていなかった。なんだか少し急ぎすぎたみたいだね
今ここにいるのは……だいたい半分と少し。談笑したり何かをつまんだりして過ごしていた

本居「あ、龍田さん。此方で座っていませんか?」

本居「つまらないかもしれませんけど……少しだけならお話出来そうです」

龍田「本当!ありがとう!」

本居さんが隣の席を空けてくれた。そこに座ると何でかドキドキする……
軽く談笑していたら何人か集まってくる。あっという間に全員が食堂に集っていた

赤城「うぃ~っす、揃ってるか~?」

敷島「いえ、まだ渡良瀬さんが来ていませんね」

渡良瀬「いるよ……だりぃー……」

赤城「さっき個室からノコノコ出てきたから捕まえて来たぜ~凄いだろ~?」

ユタ「ソレはツチノコか?」

竜宮「凄いかどうかは置いておいて……集まったけど、何かするのかな?」

桜木「何もしなくていーっしょ。いるだけで事件の抑止になるってやつ」


うんうん!と頷く赤城君。けど俺はその額に冷や汗が流れていた事を見逃さなかった
多分、何も考えずに決めたんだなって……その証拠に、皆は食堂の中で好き勝手に行動していた
俺も皆が集まってるし、誰かと話してみようかな?



↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

天馬

敷島

本居

竜宮

湯町

赤城



本居「龍田さん。もう少しいいですか?」

席を立とうとした時に、隣に座る本居さんから声をかけられた

本居「その、まだ話したいな……なんて、変ですか?」

龍田「ううん!俺も本居さんと話すの楽しいし!」

本居「良かった!その、ここにいる人達って皆さんとても個性的で……」

本居「私みたいな、ただの本好きがやっていけるのかなって……不安だったんですよ」


龍田「俺もだよ!俺も、漫画が好きなだけなのにって思っててさ!」

本居「あはは。なんだか、私達って気が合いますね」

にこっと笑った本居さん。俺も、まさか希望ヶ峰学園で趣味の合う人がいるなんて思わなかったよ!
単なる趣味の漫画を描いてただけで、ここまで来てもいいのか不安だったけど……友達が出来た!やったー!



1…最近読んだ本を聞いてみようかな
2…文学少女って、何しているの?
3…自由安価
↓2

3好きな本を教えて、俺の本も教えるからさ。今度ここから出たら交換しようよ

>>177



龍田「……そうだ!ねえ、本居さん」

龍田「俺達って、色んな本を読んでるよね!?」

龍田「なら、オススメの本を教えてよ!俺のオススメも、今度貸してあげるから!」

一度、何かの雑誌で作者さん同士のオススメを教え合うコーナーを見かけたんだ
俺は漫画で、本居さんは小説だけど……きっと、趣味は合うはずだよね!

本居「あ、交換っこですね!実は憧れていたんです」

本居「えっとですね。龍田さんは小説自体はあまりお読みにならない、と」

本居「なら内容よりも、話題になった作品の方が取っつきやすいかもしれませんね」

龍田「そ、そうかな……」


本居「“磯の香りの消えぬ間に”という本はどうでしょう?恋愛小説ですが、読みやすくて読後感がじんわりと感じる名作です」

本居「少し前に大流行して、最近映画化も決定されたそうですよ」

龍田「そうなんだ……知らなかった……」

そんな小説があったなんて初耳だ……俺も、もっと趣味の範囲を広げないと
けど、本居さんは凄く楽しそうに話してるし……きっと、面白い小説なんだろうな……!

龍田「あ、俺のオススメはね!最近読んだ……」

本居「龍田さんのオススメは、ここを出てから教えてください」

本居「ここから出たら、一緒に書店で探しましょう。後の楽しみにとっておきますね!」

龍田「……そうだね!その時までに、とっておきのを考えておくよ!」


約束ですよ。と笑う本居さん。きっと色んな面白い小説を教えてくれるんだろうな
ここから出る理由がもう一つ増えた。俺も恥ずかしくない様に、オススメ出来る漫画を考えておかないと!



……あれから、本居さんと話したり
火花井君が作ってくれた夕食を軽くつまんだりして、俺の部屋に戻ったんだけど……


龍田「全っ然眠れない……!」

夕方に寝すぎて、完全に目が冴えてる……!夜時間だから食堂も閉まってるし……
かといって、このまま横になっていても寝つける気がしないし……

龍田「んー……!よし、少しだけ外に出よう!」

龍田「少しだけ……少しだけなら、多分大丈夫……」


あんまり派手に動かなければ、皆から変に思われないよね?
少し……少しだけ。眠くなるまでだから……!

龍田「あれ、今音がしたけど……誰かいるのかな?」

龍田「……俺は注意するだけ。注意するだけだから」

自分に言い聞かせて、音のした方へと歩いていく
誰かいたらどうしよう?いや、その人が殺し合いに乗るとは限らないし……

なんとかなる!と、いいなあ……



↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

湯町

天馬

赤城

黒金



天馬「あれ、龍田お兄さんじゃないですか」

天馬「こんばんは。と言いたいところですけど……もう夜中ですよ?」

龍田「天馬君!?」

音のする方向は教室から。何かガタガタ音がするから来てみたんだけど……

天馬「いやあバレちゃったなあ。あんまりタネは明かしたくないんだけど」

龍田「タネ?というよりも……どうしてここに?」

龍田「そもそも、夜中なのに動いているのは天馬君も同じだよね。何で?」

天馬「あはは、そんなの決まってるじゃないですか」



天馬「このナイフを隠して……誰かを殺すつもりなんですよ」

龍田「…………っ!?」

にこやかなその手には似つかわしくない、小ぶりな銀のナイフが光る
嫌な汗が垂れるのを感じる……いや、まさか本気なワケじゃないかもしれないし、説得すれば止めるかもしれないし……

天馬「ああ、止めたとしても無駄ですよ。誰かに言うのもお勧めはしません」

天馬「明日も、明後日も、そのまた次の日も……ボクは諦めませんよ」

龍田「冗談だよね?黙っておくから、止めよ?ね?」

天馬「そう思うなら止めてみますか?……はい!」 

パッと手を振ると……ナイフが消えた!?下に落ちてはいないし、隠したようには見えなかった
そうだ、天馬君はマジシャン……物を隠すのは得意なんだ……


天馬「さて……どっちの手に入っていると思います?」

天馬「当てたら止めてあげてもいいですよ」



1…右の手
2…左の手
3…自由安価
↓2

3どっちの手にも入ってないよ、だって鋭いナイフを握ったら手が切れるはずだ

3 天井に刺さってる


……どうしよう、全然わからない
けど、黙っていてもどうにもならないし……こうなったらヤケクソだ!

龍田「どっちの手でも、無いよね?」

天馬「その根拠は?」

龍田「根拠……こんきょ……?」

そんなの無いよ……!けど、何か答えないと止めないだろうし……!

龍田「て、天井に刺さってるからー!……なんて……」

上を見上げても、当然ナイフは見当たらない。当たり前だ。デタラメなんだもん
さっきから見てくる視線が痛い……!お願いだからそんな目で見ないで!

天馬「まあ、不正解です。本当はここですよ」

龍田「えっ……懐に入れてたの!?ていうか、そんなの入れてたら傷だらけになるって!」 

天馬「平気ですよ。これアルミホイルですもん。これがホントの懐刀!」

ぽんと投げられたナイフを慌ててキャッチする
驚いて思わず放り投げると、壁に当たったナイフはくしゃっと音がしてぺしゃんこになった

龍田「な、なんだ……ニセモノか……」

天馬「ビックリしてくれました?」

ニコニコと笑う姿にホッとする。殺し合いをするつもりじゃなくて良かったよ
……あれ?けどなんでこんな夜に歩いてたんだろ?まあいっか!


本日はここまで。次回は9~10時を目処にやりたいです

乙です


さっそく天馬くんが不穏な動きをしてきて心配
本居さんとの関係もいいなって思ってるけれど一章を乗り越えられるか怖いな


犯人はヤスヒロ

乙です
質問があるのですが
このスレでは00は0になりますか?100になりますか?あとゾロ目ボーナスなどはありますか?

乙でした
どうなっていくか気になる

>>194
今のところコンマを使う予定はありません



龍田「おはよう!」

敷島「おはようございます。朝が早いのですね」

筧「ふふふ……私も朝はいの一番に立っていますよ……」


二日目の朝。今日は少し早い時間で食堂に来てみた
流石にまだ人はあまり来ていないけど……でも、俺よりも早く来てる人もいるんだね
やっぱり、超高校級の人達は普段からしっかりしてるんだね!

氷川「おはようございます。雁首揃えて無駄に二酸化炭素を撒き散らすだけの皆様」

ユタ「ユーは何か言わないと挨拶も出来ないのか?」

氷川「は?私に対して何か言いたい事でも?は?」

黒金「二方とも、朝からそのように言い争うのは止めてください。ねっ?」

竜宮「黒金さんの言う通りだ。二人とも、矛を収めてはくれないか」

氷川「チッ、反省します」

ユタ「竜宮ボーイに言われたら仕方ねえな……」

赤城「おいっす~!そんじゃ、朝の会でも始めるか」

湯町「あさのかい~?」

赤城「朝、定期的に食堂に集まって情報の交換をしましょうって話さ」

赤城「安否確認にもなるし……丁度いいだろ?な?」



桜木「けど、情報って言っても何もないぜ」

火花井「では我輩から一ォつ!今晩のおかずにピッタリなレシピと大根の大量消費レシピを」

渡良瀬「井戸端会議レベルじゃん……くっだらな……」

龍田「でもいいんじゃない?こういう小さな話を重ねていけば、きっともっと仲良くなれるよ!」

本居「そうですね。龍田さん!」


天照「じゃあえーりの意見だけど、多分救助はもっと後になると思うゾ☆」



敷島「誘拐は位置の特定から犯人の要求確認まで、手順が多い……とテレビドラマでやってました」

赤城「あんまりフィクションとリアルの捜査を混ぜないでくれよ~」

皆、朝は思い思いに過ごすみたいだね
俺はどうしようかな……やっぱり、誰かと話すのが一番だよね!

↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

敷島

ユタ

湯町



龍田「敷島さん、隣いい?」

敷島「構いませんよ。どうぞ」 

どんぶり一杯のご飯と一緒に、味噌汁を飲んでいた敷島さんの近くに座ってみる
うーん。俺よりも小柄で、おまけに女子なのにこんなに食べられるなんて凄いなあ!

敷島「私は格闘家ですので、食べるのも修行の一環なのですよ」

敷島「莫大なエネルギーを消費するので、その分大量に食べないとやっていけないのです」

龍田「へぇー!小さいのに、凄いんだね!」

敷島「小さい……そう、小さい……」

龍田「ん……?」

何だろう。急に敷島さんの態度が落ち込んだぞ……?

敷島「時々思うのです……もし、格闘家にならなければ私はもっと……」

龍田「わわ、ご、ゴメン!」

敷島「いえ……龍田さまのせいでは……」


目を伏せ、悲しそうな顔をする敷島さん。もしかして傷つけちゃったのかな……!?
どうしよう。何て言えばいいんだろ……!?


1…背が高くなくても大丈夫だよ!
2…背が高い方がよかったの……?
3…自由安価
↓2

1

2

3安易に小さいと言ってごめん 



龍田「せ、背が高い方が良かったの?」

とにかく、敷島さんが落ち込んでいるのは身長の事だ
もしかして気にしてる事を言っちゃったのかも……罪悪感が背中を過る

敷島「そう、ですね……やはり、格闘技において背丈のハンデは圧倒的です」

敷島「リーチや耐久力の面においても、私は過去の超高校級の方とは劣って見えるでしょう」

龍田「そうなんだ……」

俺は格闘技には詳しくない。けど、敷島さんの言葉は有無を言わせない真実味があった

敷島「ですが……」

龍田「あれ?」 

敷島「私は、その体格のハンデを克服する方法を見つけたのです」

敷島「即ち……一撃必殺、です」


ヒュッと拳が目の前を通る。空気が裂ける様な音が耳をつんざく
ニコニコと笑うその顔が何でかわからないけど怖く感じる……!

龍田「ご……ごめんなさーい!」

敷島「次は気を付けてくださいね」




敷島さんに謝りながら過ごした……
俺はそんなに気にならない事でも、相手も同じかはわからないよね

龍田「まだお昼まであるかな……どこに行こうかな?」


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

湯町

竜宮

赤城

桜木

これは竜宮になるの?

00って100じゃないの?

どっちだろうって
コンマ大きい方ルールだからその名の通り0と84なのか
それともコンマ100になるのか?

こっちが勘違いしていたので、>>196の解答は無かったことにしてください
00は100として扱うつもりでしたがそれを伝え忘れたせいでひと悶着起きても面倒なのでもう一度判定をやり直します
ごめんなさいね

↓1~3までコンマ反転して数字の高い生徒

湯町

ユタ

00が100なら湯町でいいんじゃない?
また同数で面倒になりそうだし

同じ数字が出ることも想定外でした
このレスのコンマ反転が奇数なら湯町、偶数なら筧にします

泣いた


湯町「龍田くん~おはよ~」

龍田「湯町さん?何しているの?」

廊下に座って何かを眺めていた湯町さん。ふにゃふにゃとした笑顔を浮かべている
俺には何も見えないけど……何かあるのかな?

湯町「えっとね~今ね~占ってたんだ~」

湯町「次にわたしの所に来るのが男の子か~それとも女の子かな~ってね~」

湯町「結果は男の子だったから~当たったよ~」

龍田「凄いね!何でも当てられるんじゃない?」

湯町「何でもは無理かな~体感で七割くらい~?」

それでも充分凄い気がするけど……三割しか外れないんだよね?

湯町「せっかくだから~占ってあげよ~か~?」

湯町「当たるも当たらぬも~龍田くん次第だよ~」

龍田「本当に!?やったあ!」

超高校級の占い師に占って貰えるなんて、滅多に無いチャンスだぞ!
ええと、ええと……何を占って貰おうかな……!?


1…ここからいつ脱出できるか
2…どんな漫画を描けばいいのか
3…自由安価
↓2

1

あれ?偶数だから筧じゃ…

コンマ偶数なら筧じゃなかったっけ?

コンマ反転なら>>221は43になって奇数になる
安価なら1

そういうことか
変なこと言ってごめんなさい



龍田「じゃあさ!いつ出られるのか占ってよ!」

湯町「おっけ~」

むむむ、と目を閉じて念を込める湯町さん。その顔はいつになく真剣だ
ここからいつ出られるか。それさえわかれば皆も希望が持てるはずだよね!

湯町「……出ました~」

龍田「本当に!?いつ頃になる!?」

湯町「学園の外は平和そのものだって~」

龍田「いや、それはそうだよ!それで、いつになったら俺達は外に……」

湯町「そのうちだって~」

龍田「漠然とし過ぎてない!?」


にへらと笑っているけれど、そんなのアテにならないじゃないか……!
でも、湯町さんも当たるかはわからないって言ってるし……どうなんだろう?

湯町「まあ~外れるかも~しれないよ~?」

湯町「もしかしたら~外の世界は酷い事になってるかも~?」

龍田「そっちは当たってほしいかな!」


本日はここまで。やっぱり平日は頭の回転が鈍くなりますね
明日も9~10時を目処に再開するつもりです


あと1回も交流できてないのが赤城、筧、ユタ、竜宮、黒金、氷川だからこの辺を中心に交流していきたいな


私様が黒幕かどうかで外の様子は変わる


赤城、筧、竜宮あたりは初期からずっと選ばれてないからそろそろ実ってあげてほしい
あと質問です。本編でいう花火大会やカジノやネイルみたいな一対一じゃなくて何人かのグループでわちゃわちゃするイベントとかってする予定ありますか?小グループでの関わりが見たいと思ったので。

乙です
竜宮くん狙ってるけれど、取れたら次は一回も名前出たことないから氷川さん狙おう

>>233
考えてはいますがどんなものにするかは未定です
何かこういうのが見たい~等あれば反映するかもしれませんしされないかもしれません

原作イベントの男のロマンは外せない

乙です
事件発生するまでに可能な限り多くの人と交流したいけど、猶予は後どれくらいかな

2章以降なら定番は男のロマンだよね
才能絡めるなら例えば赤城メインで誰かの落し物を聞き込みしながら探す探偵修行イベントとか桜木、黒金メインの軽音演奏会とかユタ、敷島メインの修行回とか単純に
才能関係なしなら男子で集まって気になる女子トークとかかな

竜宮くんと氷川さんいいコンビになりそうだから2人中心に掃除や料理の家事を習う系のイベントとか面白くなりそう。
氷川さんの毒舌についてこれるツッコミキャラも1人誰かほしいけれど


幕間みたいなので、龍田が絡まない感じで他の登場人物達の間での交流イベントとか

殺人事件は起きないから>>1が老衰するまでコミュ続けられるよ
オレの占いは3割当たる

男のロマンと軽音系はたくさん生きているうちにやりたいね
でもドラム桜木、キーボード黒金でギターとベースはいるんだろうか?

>>235についてのリクエストは、購買部や倉庫からモノモノマシーンorアイテム発見からの、アイテム品評会(各キャラの好きなアイテム・嫌いなアイテムについて)

後払いで演奏料払えば氷川さんは余裕でできそう
イメージで音ゲーのノリで出来ちゃったみたいに渡良瀬さんもできそう。ギター弾くゲームも実際にあるし

イベントあるならその章の被害者役は目立たせてあげて欲しい
特に1章の被害者

そういえば被害者とクロってもう大体決まってるのかな?



ユタ「ヘイ、昼間もここに集まんのか?」

竜宮「そうだね。なるべく多くの機会に集まる方が、安全だと僕は思う」

天馬「確かに、顔を見せない人には何かあったと考えた方がいいかもしれません」 

赤城「だそうだぜ。オラッ!」

渡良瀬「うぁあ~……戻りたいー」


お昼になっても、皆はここに来るみたい
確かに、それが安全だよね!皆の顔を見ると、安心するから!
俺も誰かと話をしたいな……


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒


ユタ

天照

渡良瀬



ユタ「ヘイ、昼間もここに集まんのか?」

竜宮「そうだね。なるべく多くの機会に集まる方が、安全だと僕は思う」

天馬「確かに、顔を見せない人には何かあったと考えた方がいいかもしれません」 

赤城「だそうだぜ。オラッ!」

渡良瀬「うぁあ~……戻りたいー」


お昼になっても、皆はここに来るみたい
確かに、それが安全だよね!皆の顔を見ると安心するから!
俺も誰かと話をしたいな……


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒


竜宮

竜宮

二重投稿失礼しました。>>251は無しです

赤城



ユタ「ユー、暇か?」

ユタ「暇なら少し、ミーと飲んで欲しいんだが」

龍田「いいの!?喜んで!」

座って水を飲んでたら、まさかユタ君の方から誘ってくれた!
でも、ユタ君は何を飲んでるんだろう?それに、俺と一緒に飲むとどうなるんだろ?

ユタ「Wo~……やっぱり度数が低いのか酔えんな」

龍田「えっと……ゴメン、本当に何を飲んでるの?」

ユタ「そこに備え付けてあったアルコール」

それ消毒用のじゃない!?あれって飲めるの!?

龍田「は、吐き出して!そんなの飲んだら失明するかもしれないよ!?」

ユタ「な~にこの程度……ヒック」

龍田「酔ってるの!?」


と、とにかく水を持ってこないと……!いや、それとも横にした方がいいのかな!?
ええとどうしよう!?どうすればいいんだろ……!?



1…水を取ってくる
2…横たわらせる
3…自由安価
↓2

1

3近くにいる男手を呼んで保健室へ運ぶ


どどどどうしよう。本当にわからない……!
かといってこのまま放置して寝ちゃったら……!ユタ君が校則違反で処罰されちゃう!

ユタ「mmm……」

龍田「わああ寝ないで!起きてよユタ君!」

モタモタしてたら本当に不味い!こうなったら……!

龍田「誰か助けて!ユタ君が酔っ払って寝ちゃいそうなんだ!」

赤城「はぁ~?ここに酒は無いんですけど~?」

本居「もしかして、この消毒用アルコールを……?」

龍田「そうなんだ!どうすればいいかな!?」

渡良瀬「ちょっとぐらいなら死にやしないっしょ……寝かせておけば?」

龍田「それだと死んじゃうんだって!」



筧「では……こうしましょう。ユタさんを保健室に連れて横にするのです」

筧「保健室での就寝は認められていますので……問題は無いかと思いますが」

それだ!

龍田「ありがとう筧君!手伝ってくれるかな?」

筧「勿論です。これもまた発明の種……ふふふふふ」




ユタ「ウ~~~ン…………」

龍田「ま、間に合った……!」

龍田「ありがとう、筧君。俺だけじゃ無理だったかもしれなかったよ……」

何とか滑り込んでベッドに横にする。少し呻き声が聞こえたけど、すぐに寝息に変わっていった
手伝ってくれた筧君にお礼をする。いえいえ。と謙虚にする姿勢は流石だなあ……


筧「それは、それとして……龍田さん、一つよろしいでしょうか……」

龍田「ん?何?」

筧「龍田さんは色々な方とお話になられている……本居さんや火花井さん。本当に様々……」

筧「そこで……私から一つ、質問がありまして……」


筧「龍田さんは……現在、誰と深い仲になりたいと思われていますでしょうか」

龍田「ふ、深い仲……?」

確かに、俺は色んな人と話していきたいけど……それはどういう意味だろう?
俺の動揺を感じ取ったのか、筧君はクスクスと笑って答えてくれた

筧「どう捉えるかはお任せします。同性でも、異性でも構いません……」

筧「勿論、私も……。……ふふふふふ」


うーん……要は、誰ともっと仲良くなりたいかって事でいいんだよね?
正直、一人は決めきれないけど……誰にしようかな……



22:15から、コンマ反転して数字の高い生徒一名
↓1~5

天照

竜宮

22:15ね

時間指定ってことは大事な安価なのかな?

すみません

これで選ばれて被害者になるとかあったらシャレにならないから怖いな

火花井

竜宮

氷川

本居

天照

本居

赤城

1番趣味の関係とかで話が合ってたから妥当な感じになったけれどどうなるのか…


龍田「うーん……本居さんかな!」

本居さんは俺と趣味が合うし……それに、優しくって話が面白い!
彼女ともっと仲良くなれたら、きっともっと楽しくなるよね!


筧「ふむ……そうですか」

龍田「でも、どうしてそんな事を聞くの?」

急に、筧君の顔つきが真剣になる
ユタ君が寝ている事を確認すると、俺にひっそりと耳打ちしてきた

筧「実は、ですね……これは、内密の話なのですが」

筧「モノクマが、私に発明の為の資材提供を行うというのですよ……」

龍田「モノクマが……!?大丈夫なの!?」

筧「私の発明で死人が出た際はそれを公表するという条件の元ですが……問題は無いかと」

龍田「そっか……それで、どんな発明をするの?」



筧「ふふ……【夢の中で特定の人と仲良くなる薬】ですよ……」

筧「要は夢の中で予行演習が出来るのです……毒性は無いのでご安心を……」

龍田「そ、そうなんだ」

本当に大丈夫なのかな……?筧君を疑う訳じゃないけど少し不安だ……

筧「今回は試薬ですので、前もって聞かせて頂きましたが……本来は思い浮かべるだけでよいのです」

筧「少し時間はかかりますが……完成の暁には、是非とも龍田さんにお使いいただければ……」

龍田「そ、そっか……ありがと!」

何だかよくわからないけど、筧君の発明を試せばいいのかな……?
でも本居さんと夢の中で仲良く……うーん、今のままでも充分だと思うけどなあ

平日はちょっとミスが多くなるのでここまで
今のは要するにラブアパートみたいなものです。団体のイベントはまた後日に
明日もまた9~10時に始めたいと思います

乙です
個人的には全キャラと関わっていきたい派だけれど、特定の推しと仲良くしたい派もいると思うからそろそろ一周してなくても二巡目入るキャラが出てきそうだから今回の筧のように選ばれなくても話に関わってくるのいいなって思いました。
好感度制度もないしどんどん色々なキャラが会話に関わって行ってほしい

乙です


変なフラグじゃなくてよかった


時間指定で特別な安価と思ったから変えたけど、筧と答えて目の前の本人の反応を見るのも良かったかな


話に後に安価で乱入はあったけれど、ありそうでなかった話に安価以外でランダムでキャラが入ってきて会話に乱入するの新しくて面白い

今回は自由安価だったのもあるけれどね
今の制度だとずっと選択してても運が悪ければずっと選ばれないからキャラ選ばれて普通に話したあとに、>>1が選んだそのキャラや話の流れに合いそうなキャラを出して絡ますのは選ばれにくいキャラの救済もかねて面白いと思った

今まで全員回ってないのにまた同じ人選ばれたとかあのキャラばかり選ばれてるとかで争って残念になったところ見てきたからこのスレ独自の新システムってことにしてもいいね

いっぱいキャラがいるからやっぱり見た目とかの設定は欲しいなあ……近い版権キャラとかいるのかな?

>>285
元々見た目がある程度指定があるので、版権となると更に厳しくなりますね。本当にある程度で良ければいつか出しますが
では今後は独断と偏見で安価外からキャラを出していきますね



龍田「うーん……」 

筧君から試薬を被験者になってって言われたけど……


龍田「本居さんと仲良く……夢の中かあ……」

龍田「あっでも外に出た時のイメトレみたいな感じでやればいいのかな……」

どんな風になるのか想像がつかない。それに、どんな事が起きるのかもわからないし……
でも、本居さんと何をするんだろう?俺がやりたい事をしても、本居さんが嫌がるかもしれないし……


龍田「……うわっ!?」

黒金「大丈夫ですか!?」

考え事をしていたら足を滑らせちゃった……痛て、何か挫いちゃったみたい……?
たまたま近くにいた黒金さんに見られちゃった。恥ずかしいな……

黒金「あらら……歩けますか?」

龍田「ゴメン、ちょっと無理……」

黒金「仕方ないですわね……わたくしの手を掴んでください。部屋まで送ってあげますわ」

龍田「えっ!?い、いいって!!」

スッと差し出された黒金さんの手を、遠慮気味に断る
こんな事で黒金さんに迷惑はかけられないし……それにピアニストの手を簡単に繋ぐ訳には……


黒金「いい訳ないでしょう!怪我している人を放っておく事なんて出来ません!」

黒金「女の手を握るのが嫌なら、一人で歩いて部屋に戻りなさい」

龍田「うぅ……なら、お、お願いします……」





黒金「どうですの?」

氷川「……ただの捻挫ですね。唾つけておけば治りますよ。ペッ」

赤城「そんな事言うなよな~。まっでも大事に至らなくてラッキーだったな!」 

龍田「あ、ありがとう皆……」


あの後、俺の部屋まで連れてってくれた黒金さん。繋いでくれた手、柔らかかったな……
氷川さんと赤城君も来てくれた。念の為に治療と、様子を確認したかったんだって

龍田「じゃあ……俺、今夜はお休みするよ」

赤城「オーケー。聞いといた!」

黒金「それがいいですわね。無理に歩くと更に酷くなるかもしれませんもの」

氷川「そうですね……本当に、良かった」

龍田「氷川さん……心配してくれ」



氷川「怪我したのが腕でなくて本当に良かったです。龍田さまから腕を取ったらただの歩く肉塊ですから」

氷川「あ、それと今回の治療費はツケておくので。外に出た暁には指定の口座に振り込んでください」

龍田「………………」

そ、そんな事だろうと思ってたよ……!

黒金「それでは、おやすみなさい。また明日にお会いしましょう」

龍田「うん、お休み~」





龍田「ふぁあ……やっぱりまだ眠れないや」

龍田「かといって、今は動けないもんなぁ……」


今の時刻はまだ夜時間の前。皆はそろそろ集まってるのかな?
こうなってみると、俺って本当に情けないな……皆とは違って、漫画を描く事で何か出来る訳じゃないし

龍田「……あれ、誰か来たのかな?どうぞー」



↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

湯町

竜宮

天照

赤城




天照「やっほ☆来てあげたゾ☆」

龍田「あ……天照さん!?」

天照「いひひー☆一人でシコシコしてたの?残念☆」

龍田「止めて!足を叩かないでよ!」

ガラッと勢いよく扉が開き、天照さんがズケズケと俺のベッドに座り込む
ぽんぽんと俺の足を叩きながらケラケラ笑ってる。太股の辺りだから怪我に影響がないのが幸いだ

火花井「ハーハハハハ!我輩もいるぞォ!」

龍田「火花井君!」

火花井「そゥら差し入れじゃア!腹が減ったなら食べるといい!」

天照「ありがと☆んぐ……っ。美味しいよ☆」

龍田「ちょっと!?それ俺のでしょ!?」

火花井君の料理をひょいっと摘まむと、そのまま口に放り込む
呆然とする俺を横に、ニヤニヤとした笑みを浮かべつつ俺の頬を指でつついた


天照「何?口移しして欲しかったのかな☆」 

龍田「そうじゃないって!俺のだったのに……!」

火花井「むむゥ。これは困ったなァ、もう一度取ってくるとするか」

いそいそと皿を持って部屋から出ていく火花井君。お願いだよ。俺の晩御飯が無くなっちゃう……!
天照さんは変わらずここにいるけど。どうしよう。何か話せる事はあるのかな……?



1…詐欺師の才能って、何なの?
2…他の皆とは仲良くやれてるの?
3…自由安価
↓2

1

2

3 2人は1番仲良い人は誰なの?




龍田「……あのさ、俺が言うのも変だけど」

天照「ホントーに変だね☆ちゃんと考えてから発言しないとダメだゾ☆」

龍田「まだ何も言ってないってば!!」

話す前に被せられる。出鼻を挫かれた……!
け、けどここで怯んじゃダメだ……もっと、ハッキリと言わないと!

龍田「天照さん、そうやって人をおちょくる様な事をしたら嫌われちゃうよ!」

龍田「ちゃんと皆と仲良くやれてる?他の人にもそういう風に話したらダメだよ?」

天照「きゃは☆えーりはドーテー君と違って必死にならなくてもいいんだもん☆」

天照「根暗でコミュ障でヘンタイでドーテーの君の方の心配した方がいいと思うな☆」

天照「ボッチ同士で仲良くしなよ☆」

龍田「そこまで言われないといけないの!?」


ダメだ……やっぱり、天照さんとはあまり話が合わない気がする
天照さんは、俺の事が嫌いなのかな……

天照「じゃあね☆もし溜まってたら抜いてあげてもいいよ☆」

龍田「何を!?」



赤城「という訳で、龍田は今日はお休みだ」

竜宮「そっか……大事じゃないんだね?」

黒金「はい。あれなら明日にも復帰できますよ」

天馬「挫いただけで良かったです。動けない程ではないんですよね」

渡良瀬「うあー……私もそう言えば良かったか~」

桜木「ズル休みは止めてくれよ。不安になるからさ」

敷島「では、そろそろいただきましょうか。むぐっ」

筧「ああ……その小さな体のどこにそのおにぎりが入るのか……調べたいですね……」



↓1~4まで、コンマ反転して数字の高い生徒二名

湯町

竜宮

赤城

桜木

敷島



湯町「ん~~~」

桜木「ヨッ。珍しいな。湯町がそんな顔するなんて」

湯町「う~明日の事を占ってみたんだけど~」

湯町「なんかね~良くない感じがするんだよね~」

桜木「良くない?そいつはどんな」

湯町「わかんないな~ただ~何となく嫌な予感がするな~ってだけ~」

桜木「何があってもオーライさ。オレも仲間達とそうしてきたもんだ」

湯町「わ~メンバーの人~?女の子多いね~」

桜木「オレが最年少だな、まあ実力があれば何とでもなるからな」

湯町「そうだね~おーらいおーらい~」

桜木「……バックしてんのか?」



↓1~4まで、コンマ反転して数字の高い生徒二名

竜宮

竜宮

氷川

黒金



竜宮「筧君。隣、いいかな?」

筧「構いませんよ……実は、私も少しお話がありまして……」

竜宮「僕にかい?」

筧「ええ……実は、私は発明家として日々研究を積み重ねているのですが……」

竜宮「スポンサーになってほしい。という事かな?」


筧「はい……超高校級の御曹司である貴方から支援を受ければ、私の研究は飛躍的に進歩する……」

筧「これも世の為、人の為……どうか、ご検討を……」

竜宮「ううん、それが本心なら是非とも投資してあげたいんだけれど」

竜宮「こう言いたくはないけれど、僕は金づるとして扱われるのは嫌なんだ」

筧「至極、当然ですね……では、私の発明の成果を見て判断して頂ければ……」

竜宮「それがいいかな。で、筧君は何を発明してきたんだい?」

筧「まずは……靴に仕込める盗聴カメラ、スリーサイズを計測出来る眼鏡、衣服のみを溶かす薬品……」

筧「後は、強制的に恋愛感情を抱く薬等も少々……」

竜宮「うーん、犯罪に使われそうなものばかりだね。ちょっと遠慮させて貰うよ」

筧「そうですか……あくまでも、私は世界の為の発明を作っているのですが……」

本日はここまで。見た目のイメージは特にないなら適当な版権キャラつけて決めます
次回も明日の9~10時からの予定ですが、変わるなら連絡します


久々の黒金さんがカッコ良すぎてよかった

乙です
地味に桜木くんと湯町さんがペア化してきてるね。良いコンビになりそう

乙乙



龍田「……皆!迷惑かけてごめん!」

龍田「今日からまた、よろしくお願い!」

朝が来た。俺は皆が集まると、真っ先に頭を下げる
俺のせいで迷惑をかけた。その責任と罪悪感が重たく肩にのしかかる
だけどクヨクヨするよりも、明るくした方がきっといいはずだよね


湯町「えへへ~おはよ~」

火花井「もう足は治ったかァ!嬉しい限りィ!」

ユタ「この前はセンキューだったな。筧から聞いた」

筧「当然の事をしたまでですよ。ふふふ……」

笑顔で迎え入れてくれる皆。その顔からは悪意なんて感じない
その暖かさに胸を打たれて感動する。……ううん、ここは俺も笑顔で言わなきゃ!

龍田「皆……ありがとう!」





モノクマ「うんうん。美しい友情ですなあ」

モノクマ「なんて言うと思ったかーーーっ!オマエラ全くたるんでーーーる!!!」




龍田「うわっ……!?」

敷島「モノクマ……ですか。いったい何用で」

モノクマ「何用も何も無いよう!オマエラ、ここ最近はずっとグータラグータラ……」

天馬「最近も何も、まだ三日目じゃないですか」

モノクマ「うるさーいっ!オマエラにはコロシアイをする義務があるの!宿命なの!」


いきなり現れたモノクマは、俺達の前でブンブンと腕を振るいながら怒っている
コロシアイをしろなんて無茶苦茶な事を言ってるし、誰もどこかで本気にしてなかったんだけど……

渡良瀬「うるさいなぁ……すればいいの?」

モノクマ「そう!オマエラに眠るケモノの本能を呼び覚まし、近くにいるフレンズに牙をたて……」

モノクマ「さあバトルするんだ!喉元に食らい付け!カムバック、あの興奮を!」

渡良瀬「はいどーん。はい死んだー」

モノクマ「きゅるる~~~!!!」

ぼん。と鈍い音がしたと思ったら壁際まで吹っ飛ぶモノクマ
振り抜いた足が示していた事実は、渡良瀬さんは今……

龍田「モノクマを……蹴っ飛ばした!?」




力無く倒れるモノクマ。完全に沈黙、微動だにしない
渡良瀬さんは白い目を向けてそれを眺めていた。もう従う理由は無いと言いたげに

当然、皆は口々に非難する。それすらも気怠い態度で受け流す渡良瀬さんは……欠伸をしていた


赤城「おお……オイオイオイ!何してんだよ!?」

渡良瀬「ぶっ殺してやったぜー……だる」

桜木「学園長への暴力は校則違反だぜ。何が起きるかわかんねーぞ」

渡良瀬「学園長はアレを動かしてる人で、モノクマは学園長じゃないでーす」

敷島「……屁理屈では?」

天照「けどこれで止まったんならもういいじゃん☆」

氷川「とっととここから出ましょう。請求書の作成に取りかかりたいので」

筧「そうですね……モノクマに従う必要はありません。このまま出口を捜索するのも……」

皆もモノクマが完全に停止した事で安堵したのか、外への脱出を目指そうとしている
けど……何か、こんな簡単に終わっていいのかって悪寒がする。これじゃまるで打ち切り漫画だ

得体の知れない不安でゾワゾワする。次のページで結末が決まる、そんな期待と不安の入り交じった感情
何だろう、何が、何がそんなに……


龍田「……?あれ、モノクマから音がしてない?」

気がついた時には遅かった。一番近くにいたのは俺だ
音が轟く。熱と衝撃が身体を震わす。そのまま爆風に呑まれて吹き飛び……誰かとぶつかった


↓1~3まで、コンマ反転して数字の高い生徒

天馬

赤城

火花井

氷川



火花井「龍田ァ!?……ふゥん!」

龍田「火花井君!大丈夫!?」

火花井「心配ご無用ゥ!我輩、鍛えてあるから!」

運良く近くにいたのは火花井君。軽く吹き飛ばされた俺をがっしりと受け止めてくれる
驚いて振り向くと、そこには黒焦げになって粉微塵になった椅子と机が幾つか散乱していた

あんなのをまともに食らってたら……想像するとゾッとする。音に驚いたのか、皆も顔を青ざめて立ち竦んでいるようだった


本居「い、今のは……」

竜宮「爆発した、のかな?モノクマが」

渡良瀬「な、あ、あ……」

モノクマ「うぷぷ、どう?ボクの“じばく”は」

天馬「出ましたね……まあ、一つだけではないと思ってましたけど」

モノクマ「今回は警告の意味で最小限にしたけど、今度からはそうはいかねーぞ!」

モノクマ「グングニルの槍で串刺しにするからな!覚えておけよゆとり世代の超高校級!」

モノクマ「ボクもそろそろ“アレ”を用意しないとね。ああ忙しい忙しい……」

ブツブツと何かを言いながら、どこかへと消えていくモノクマの背を、ただ黙って見つめる事しか出来ない
逆らえない……従うしかない。そんな空気が辺りに流れていく

一人、また一人……皆は無言のまま、去っていった

本日はここまで。とりあえず一週間は毎日更新してみました
あらかじめ決めてあった主人公とはいえ自作の龍田が目立つのは申し訳ありません
次回は明日の8~10時に再開の予定

乙です

毎日更新乙です
これからも期待してます




火花井「大丈夫かァ?」

龍田「うん。……けど、皆が」

火花井「仕方が無いわなァ。あんなものを見せられてしまえば……」

火花井「萎縮するも已む無し!我輩、少し膝が悲鳴を上げている!」

龍田「俺も……まだ、少し震えが止まらないかな」


あの後、食堂に戻った俺は水を飲みつつ談話していた
火花井君も俺を受け止めたとはいえ爆風をモロに受けた形になる。無事で良かった……

龍田「けど、モノクマのせいで暗い雰囲気で終わったのは残念だな……」

龍田「何か、用意する風な事を言っていたけど……」

火花井「我輩には何のことやらさっぱりである。気にするだけ無駄ではないかのう」

龍田「そうだといいんだけど……」

気にしない。それはある意味では最も賢明な選択だと思う
だけど……それは、ある意味では最も駄目な選択だとも俺は思うんだ
けれども、俺じゃどうする事も出来ない……どこにぶつければいいのかもわからないモヤモヤが重い

俺には何が出来るのか。俺なら何がやれるのか
この暗い雰囲気を打破できるもの……何があるかな?




──“倉庫” 


龍田「う~~~ん……やっぱり、物が多いなあ」

龍田「おまけにここ、食糧とか飲料水とかあるけど……食堂に置けばいいのに」


何かあるかと思って来たけど、いっぱいの物に囲まれてもアイデアは浮かばない
怪我したり、ぶつかったり。自分のやるせなさが焦りになっていく。けど頭の中はこんがらがるばかりで

龍田「あ~もう!どうしようっ!」 

龍田「皆が喜んでくれるアイデアって無いかな!?」

一人で叫んでも答えが返ってくる訳もなく。ひたすら虚しい時間が過ぎる
そろそろお昼の時刻になる頃だし、皆も集まってくるはずだ。……あんな事があった後だけど

俺も早く行かないと。諦め気味な気分に負けて、立ち去ろうとしたその瞬間

龍田「ん……?あれって……!?」

頭の中で火花が散る。ガチリと噛み合った歯車みたいに考えがグルグル回りだす

白紙にペンを走らせて、黒の線がキャラを描く。俺の頭の中で完成されたそのイメージは……



龍田「これだーーーーーっ!!!」





竜宮「さて、正直な話、あんな事があって……」

竜宮「集まってくれるなんてね。嬉しいよ」

敷島「皆さま、意外と律儀なのですね」

赤城「渡良瀬は完全に引きこもっちまったけどな……」

筧「しかし……あれは自業自得、かと……」

天照「自分で蹴っ飛ばしたんだからトーゼンだよ☆」

ユタ「だがよお、龍田ボーイも見えてねえぞ」

本居「わ、私は見てないです」

桜木「凹んでんのかもな。あいつ、意外と繊細だし」

火花井「ううむ、いい奴なのだが……龍田ではどうしようも無かったろうに」

黒金「あまり自分のせいと背負うのも問題ですわ。ああいうヘタレは一度……」


龍田「皆ーーーーーっ!!」

食堂に入ると渡良瀬さん以外の皆が揃ってる。これはいいや!

赤城「おいっす~。どうした、やたら元気だな?」

氷川「うるさいので黙ってください。それか口を縫いつけて貰っていいですか?」

龍田「皆!」





龍田「バンド、やろうよ!」

桜木くん、黒金さんメインのイベント来るか



氷川「……はい?」

天馬「バンド……とは、あのバンドですか?」

湯町「なんなのかな~なんなんだろ~」

不思議そうな質問に、うん。と力強く答える。持ってきたモノを見せつけながら

龍田「そう!見てよこれ!」

桜木「エレキギターか?どこにあったん」

龍田「倉庫だよ!他にもキーボードとか、ベースとか置いてあったんだ!」

龍田「皆で演奏すれば、きっと楽しいよ!」

桜木「そういう事ならまあ賛成。オレはドラムなんで他のメンツは任すわ」

黒金「でしたらわたくしがキーボードを担当します。ピアニストですもの。これくらいは」

龍田「あっ……ありがとう、黒金さん!」

まさか、音楽家の二人が賛成してくれるなんて!正直思っても見なかった

竜宮「そうだね……なら、僕に任せてほしい」

龍田「竜宮君が!?」


竜宮「いや、僕じゃないけど……ベースとギターは心当たりがあるからさ」

敷島「……?意味がよくわかりませんが」

竜宮「まあ、夜までには話をつけておくから安心して欲しいかな」

龍田「後はボーカルだね!やりたい人はいるかな?」

本居「龍田さんはやらないんですか?」

龍田「俺は他にもやる事があるから!だから今回は皆に任せたいんだ!」


22:20から
↓1~5まで、コンマ反転して数値の高い生徒

ボーカルを決める安価ってことでいいですか?

桜木黒金以外でいいんだよね?

氷川

天馬

天照

天馬

敷島

天馬

赤城



敷島「では、私が」

スッと手を上げたのは敷島さん。その小柄な身体とは裏腹に、引き締まった腕を見せる

天馬「えっ……敷島さんがですか?」

敷島「何かおかしな事でも……」

天照「国家以外歌えんの?☆そもそも、音痴だったら笑えないんだけど☆」

敷島「失礼ですね。歌えますよ、最近の曲くらい」

敷島「それに……憧れていたんです。舞台の上で、楽器を叩き壊すの」フンス

龍田「ちょっと、それは……ううん!ボーカルをやってくれるなら嬉しいよ!」

龍田「例え下手だって大丈夫!頑張ればきっといい歌になると思うんだ!」

桜木「ま、ここで無理にハードルを上げて尻込みされても困るからさ」

桜木「ヨロシク。いい演奏をやろうぜ」

黒金「よろしくお願いしますわね。いい演奏を!」


竜宮君が何をするのかはわからないけど……これでメンバーは揃った事になる
後は、演奏する為の練習とかしたりして……うん!絶対に成功させてみせるよ!


ちなみに敷島の歌唱力は
↓1のコンマ反転

まさかの100で自分でびっくり

00が来て凄い



龍田「敷島さん、歌上手くない!?」

黒金「え、ええ。わたくしもちょっと驚きですわ」

桜木「ゴメン、マジでビビったわ。何で格闘家してんのよオタク?」

敷島「フフン、鍛えてますから。腹筋の使い方が違うのですよ」

お腹をめくって六つに割れた腹筋を見せてくる。それだけで説明がつく歌声じゃないと思うけど……
正直、あの綺麗な歌声なら超高校級も目指せると思うんだけどな……それだけじゃ駄目なのかな?

桜木「あー……その、正直予想外過ぎて楽器の再調律をさせて貰うわ」

黒金「楽器はもう体育館に運んでおいてくださったのですよね?」

龍田「うん!皆、頑張って!」

敷島「任せてください。最高の歌を聴かせて差し上げますよ」フンス


三人は練習するみたいだし、俺は少し離れよっか
それとも後でまたこようかな?うーん、どうしよう!



↓1~3まで、コンマ反転して数値の高い生徒

湯町

天馬

氷川

氷川



氷川「………………」

龍田「あれ、氷川さん?どうしたの?」

ウンザリした顔の氷川さんが俺の横を通りすがる
声をかけると更に眉間に皺を寄せて、溜め息を吐きながら教えてくれる

氷川「ああ……私も加わる事になりましたので」

龍田「何に?」

氷川「バンドですよ。言い出したのは龍田様のはずですが?もう痴呆を発症したとは哀れですね」

龍田「えええええ!?!?」

氷川「本当に驚きですよ。まさか完全な人頼みとは」

氷川「この私をコキ使うなんて人としての尊厳は無いのでしょうね。あのお金持ちは」

龍田「お金持ち?竜宮君の事?」

氷川「ええ。金払いがいいので言う事は聞きますが」

氷川「もっと報酬の上乗せを検討しても問題ありませんよね。そう思いますか」 

龍田「まだ何も言ってないけど!?」

氷川「え、まさか私と会話したつもりですか……?貴方程度が烏滸がましい」

ツンとそっぽを向かれてしまう。けど立ち去らないって事はまだ話せる余地があるんだ
けど、何を話そうかな……



1…楽器、演奏出来るの?
2…竜宮君とは仲がいいんだね
3…自由安価
↓2

1

3素直に参加してくれたお礼を伝える



龍田「……ありがとう。龍田さん」

龍田「バンドに参加してくれてさ。本当に嬉しいよ」

顔を背ける氷川さんに、俺の思いの丈をぶつける
多分、ここで帰しちゃったら……言えなくなるかもしれないから

氷川「……何ですか急に?気持ち悪い」

龍田「だって、断る事も出来たはずだよね。それでもやるって決めてくれた」

龍田「例えお金が絡んだとしても、それは立派な事だと思うんだ。流石にギャラは払えないけど……」

氷川「でしょうね。……はあ、今回はツケにしておいて差し上げます」

龍田「ありがとう。ここから出たら必ず払うよ」

氷川「言いましたね?これは契約です。私に支払うと明言しましたから」

氷川「後で忘れましたは通じませんから。それでは」


つかつかと去っていく氷川さんの背中を目で追いかけていく。……足りるかな?俺のお小遣いで
あれ、でもバンドにはあと一人足りないような……?


本日はここまで。次回は月曜日の9~10時を想定しています


後1人誰だろう?男子が桜木だけだから男子の気がするけれど。赤城かユタあたりか?

渡良瀬かと

乙です

本日は8時30分を目処に更新します
ラブアパっぽいのをやるのですがその時に安価あるのでどうぞ



赤城「ほーん。それじゃあ演奏は明日の昼か」

黒金「はい、私達も完璧に仕上げてみせますので」

敷島「楽しみにしていてください。私の美声を」ムフフ

ユタ「敷島ガール、歌上手いのか?」

桜木「モチ。もう腰抜かすくらいには」

湯町「もっちもち~あ、おまんじゅうも~らい~」

桜木「ちょ、それオレのなんだけど?」

火花井「ハーハハハ!まだまだあるからたんと食えェい!」


活気づく周りにホッとする。皆は持ち直したみたい
だって、バンドなんてワクワクするもんね!けど……

龍田「ねえ、バンドメンバーって誰になったの?」

龍田「桜木君、氷川さん、敷島さん、黒金さん……あと一人足りないよね?」

竜宮「ああ、それなら……」



渡良瀬「あーだりー……私がやってますよー」




龍田「えっ……わ、渡良瀬さんなの!?」

渡良瀬「そうだけど……あーたるかった」

驚きで思わず仰け反っちゃう。だって、あんなに面倒そうにしていたのに……

竜宮「ああ。僕が彼女に話をつけておいたんだ」

竜宮「君の軽率な行動を、挽回できる機会だってね」

赤城「そりゃいいけどよ~演奏は出来んの~?」

敷島「それに関しては問題なく。上手い部類かと」

桜木「いやあ、まさか初めてやったとはね。オレ、自信失くしそうだよ」

黒金「本当ですわ。あれで素人とはとても……」


渡良瀬「楽器なんて簡単じゃん……下手くそは練習しないと弾けないから損だよね」

渡良瀬「イージーモード過ぎて欠伸でそ……ふぁああ」

桜木君と黒金さんから褒められても、渡良瀬さんはどうでもよさそうな態度を崩さない
だけど、バンドは結成されたんだ!明日の演奏が楽しみだよ!

筧「ああ……龍田さん。少し、話が」

龍田「もしかして、薬の事?」

筧「ええ……完成致しましたので、お渡しします」

筧「悪用されては困ると……ほとんどはモノクマに盗られてしまいましたが……」

筧「定期的に……龍田さんにお送りするそうです」

龍田「わかった!それじゃあ、やる事が終わったら早速試してみるね!」




龍田「……これかな?」

龍田「ふーん。ピンク色の錠剤なんだね」

モノクマ「そうです!使用法はもう聞いてるよね?」

モノクマ「今回は試験なので誰を想像するかは事前に聞いたけど、本来は思うだけでいいからね」

モノクマ「うぷぷ。青い欲望を幾らでもぶつけちまえよ……夢の中でね……!」

モノクマ「お眠りィィ!!!」

龍田「……何だったんだろう?」


やけにハイテンションだったな……けど、多分これは無害のはずだ
筧君の特製の薬だし……万が一にも、死にはしないはずだよね

取りあえず一錠だけ飲んで……本居さんの事を思い浮かべる。これだけでいいんだよね?
そうこうしている内に、思考にどんどん靄がかかる。頭と身体が別れていく感覚……俺の意識は、遠くに離れていくのだった



20:50から
↓1~3まで、コンマ反転して数値の高いシチュエーション

初デートのカップル設定
図書館デート

夕日の見える丘でお互いの将来の夢を語り合う

童話のようなファンシーな世界で主人公とヒロインの設定

告白シチュ



「…………ん、さん」

本居「龍田さん。これなんてどうですか?」

龍田「ん、あれ……ここは……図書館?」

そうだ。俺は筧君から貰った薬を試してたんだ……
目の前にはあたふたとする本居さん。という事は、薬は成功したって事だよね!

確か、夢の中で仲良くするみたいだけど……本居さんと何をすればいいのかな?


本居「……その、ありがとうございます」

龍田「え、何が?」

本居「その、…………お付き合いして、いただいて」

龍田「図書館にって事?いや~そんな事……」 

本居「い、いえ!そうじゃなくて……」

言い淀む本居さん。何かを考えるみたいに俯いた
目を伏せ、もじもじと身体を揺すらせる。頬はほのかに紅潮して……恥じらう様に唇を濡らす

意を決して上げた顔には微笑みが。その目は潤んで、歓びを心の底から表していて


本居「私を……っ。龍田さんの、彼女にしてくれて」

龍田「ああ。彼女……彼女!?」

本居「今でも、夢みたいなんですよ?私、ずっと龍田さんとこういう関係になりたかった」

本居「けれど、龍田さんは周りにいつも誰かいて……私は気後れして話しかけられなかったのに……」

本居「こうして、一緒に隣で本を読めるなんて……胸が凄くドキドキしてるんです」

龍田「そ、そうなんだ……?」

ぽう。と頬の赤が更に増す。これは俺の夢の中なんだよね……?
そうだとすると俺は本居さんの事が好きなのかな……?どうなんだろう?




本居「ふふっ、楽しかったですか?」 

龍田「う、うん」

二人で並んで歩きながら、手を繋いで家路につく
彼女という言葉が衝撃的過ぎて……読んだ本の内容は、全然頭に入ってこなかった

けれど、本居さんは楽しそうにしてるし……うん!一緒に読めて楽しかったのは確かだよね!

本居「あっ……見てください。ほら……」

龍田「うわぁ……!綺麗な夕日!」

本居「そこに座れる丘があるんですよ。一緒に夕日を見ませんか?」

龍田「見る見る!」


手を引かれて辿り着いた先には、確かに、腰を掛けるのに丁度良さそうな丘があった
隣に座ると、夕日に照らされた本居さんの顔が。横顔がとても可愛くて。少しドキッとしたのは内緒だ

本居「その……龍田さんは、夢はありますか?」

龍田「夢……?俺の夢は、もっと皆が楽しめる様な漫画を描く事かな!」

龍田「俺って、まだまだ一つしか描いてないし……けどそれでも誰かが喜んでくれた事が凄く嬉しい!」

龍田「だから、希望ヶ峰でいっぱい勉強して……!色んな人に、俺の漫画を読んで貰いたいんだ!」


って、つい熱くなっちゃった……!?けど、本居さんは楽しそうに聞いている
なんだか申し訳なくって恥ずかしくなる。お返しにと俺も聞いてみよう

龍田「じゃあさ……本居さんの夢は?」




本居「私……ですか?」

龍田「うん!俺、聞いてみたい!」

本居「……もう、叶っちゃいました」

龍田「うっ」

恥ずかしそうに微笑む本居さん。何だろう、俺も少しドキドキしてきた……

本居「けど、あと一つだけ言うなら……」

本居「好きな人と、本屋を、したいなって……」

龍田「いいね!俺も、就職するなら本屋がいいなって思ってるんだよ!」

本居「私、姉妹の中で浮いてて……だから、一緒に本を語れる人なんて、ずっと、いなくて……っ」

本居「だ、だからっ。龍田さんが、龍田さんがいると毎日が楽しくて……っ!」

龍田「な、泣かないでよ!これから本当にしていけばいいんだから!」


肩に強く手を置いて、本居さんの目をしっかりと見る
泣かないで、悲しまないで。そんな気持ちを伝える為に強く抱きしめた

龍田「絶対……絶対、叶えよう!夢の中じゃなくて、確かな現実で!」

龍田「だから……今は、泣かないで。俺も、少しは頑張るから……」

意識が遠退く、身体が薄れる。これは夢だから、そろそろ覚める頃なんだ
腕の中の本居さんは……笑ってくれていた



龍田「う~~~ん……」

何だろう。目覚めは悪くないんだけど、身体が重たい
まるで、本当に本居さんとデートしたみたいな感覚。夢の中なのにやけにリアルな……


龍田「あ、おはよう本居さん」

本居「おはようございます!」

龍田「ねえ。変な事を聞くけどさ……本居さんって姉妹がいたりする?」

本居「えっ……!?な、なんで知ってるんですか!?」

まさか本当にいたんだ……!?あれは、俺の夢の中の話なんだよね!?
驚きで腰を抜かしそうになる。目の前の本居さんは何の事だろうとキョトンとしていた

赤城「おいっす~今日の昼だよな?バンド!」

敷島「はい。この日の為に喉の調子は完璧です」

黒金「貴女は格闘家なのですわよね……?」

本居「あっ……楽しみにしてますね」

龍田「うん!そうだ、皆、これ見てよ!」

寝る前に仕上げていたのを忘れてた!画用紙に描いたこれを出しておかないと!

桜木「へぇ、ポスターか。カッコいいじゃん」

天馬「そうですね!本当に音がこっちに飛び出してきそうです」

天照「センスいいじゃん☆ドーテー君の割に☆」

龍田「それ関係ある!?」

けど、評判は良さげだし成功したみたい!これで昼のバンドに向けて士気も……



モノクマ「おっ待たせしましたーーーっ!」

本日はここまで。動機から始めます
次回は木曜日の9~10を目安に頑張ります

乙です
ラブアパートイベント良かったです

ラブアパイベ乙
と思ったら遂に動機パートが来たか



ぴょーん!と跳び跳ねる、場違いな声
盛り上がる空気に水を差す様に、不自然な程に明るく笑う闖入者

龍田「モノクマ……!」

氷川「要駆除対象害獣ですか……何の用でしょう」

ユタ「余計長くなってないか?ミーの気のせいか?」

モノクマ「うぷぷっ、オマエラ、ここ数日間は随分と楽しそうじゃない」

モノクマ「ボクも仲間にいれてくれよ~」

渡良瀬「しっしっ。エキノコックスが移るじゃん……」

筧「それは狐……ああ、そもそもモノクマはクマと見ていいのでしょうか……」


皆の反応も散々だ。露骨に嫌悪の目を向けて、近づく事すら拒絶している
……だけど、どうしてか。モノクマには余裕すら感じる程に飄々と笑っていた

モノクマ「ボクもここ数日で考えたんだ。どうすればもっとオマエラがコロシアイを楽しんでくれるのか」

湯町「あれ~昨日の話じゃなかったっけ~」

竜宮「しっ。今は話を聞こう」



モノクマ「悩んで悩んで、探して探して……とうとう、見つけてきたんだよ!」

モノクマ「草食系の悟り世代でも、たちまち野獣の本能を取り戻すウッハウハな餌を!」

モノクマ「動く機会と書いて、“動機”をね!」




動機。厭らしく笑うモノクマの言葉が重く感じる

コロシアイ。その言葉の真剣さが刃の様に首元に迫る感覚が恐ろしい

赤城「なな何かと思えば……」

赤城「どっ、どど、動機とか?オレちゃんは全然怖くねーし?」

天照「ウソつけ☆声が震えてるゾ☆」

火花井「しかし……我輩達は殺しなぞせん!そうであるはずであるゥ!」

桜木「そこは断言したれよ」

敷島「動機……それは、どのような」

天馬「誰かに殺人を決断させる程のモノなんて、そうそうあるとは思えませんが……」

皆の中に広がる不安は、簡単に伝播して汚染する
それは、俺も例外じゃない。口々に呟かれる言葉は、自分の中の感情すらも力ずくで塗りつぶす

そんな事もお構い無しに、モノクマはただゲラゲラと笑っていたんだ



モノクマ「えー楽しみにしてる方も多いので……お手元の電子生徒手帳に注目!」

渡良瀬「うわっ、急に何か出たんだけどー……」

筧「これは……動画ファイルのようですが……」

モノクマ「その中には、オマエラが今すぐにでも外に出たくなるようなモノが映ってるんだ」

モノクマ「あ、イヤホンも用意してあるから……それを使う事をオススメするよ!」

薦められるままに手渡されたイヤホンを取り付ける。そのまま、ファイルを開き再生を押して……





『……初めまして、こんにちは!』

『まずは……龍田君。希望ヶ峰学園入学おめでとう!』

龍田「えっ……嘘でしょ!?」


画面の中に映っていたのは、小さい頃に大好きだったヒーローの役者さん
あれは……世界の秘宝を手に入れる為に、五人の仲間と立ち上がった海賊のお話で、赤い船長を演じた人だ

ちなみに、他には青い忍者や黄色い刀使いとかがいたんだっけ
俺はその中でも、特にこの人が演じたキャプテンが大好きで……グッズだって、今もあるよ!


『今回は、君が大ファンだという事で応援メッセージを送らせて貰ったんだ』

『入学したお祝いと言ってはなんだけど……君と、当時の撮影現場で話したいんだ』

『勿論、皆も待っている!全員が君と会う事を楽しみにしているんだ!』

龍田「嘘でしょ!?うわぁどうしよう!?」


あの撮影現場で、あのヒーロー役の人達と話せるなんて夢みたい!超高校級になれて良かった!
感動してると場面は変わって、そこは何度も見た撮影の現場。そうそう、ここでいつも作戦会議を……



モノクマ『はーい!やっちゃってー!』





龍田「……え?」

いきなりモノクマが現れる。その頭にはヘルメットが被られていて
視点がぐるりと切り替わると、そこには大きな鉄球のついたクレーン重機が幾つも並んでいる

龍田「え、えっ?嘘でしょ?」

さっきとは全く違う意味で信じられない
冷や汗が背筋に垂れる感覚。目の前で行われるであろう惨劇が脳裏に浮かび上がる
次々と並んでいく重機の群れに、ぞろぞろと並び立つモノクマが乗り込んでいって……


モノクマ『はーい、解体始めまーす!』

号令がかかると、一斉に鉄球が振り下ろされる
なにかが崩れる様な音を最後に……動画は終了した




龍田「うわあぁああ ぁあああ あぁあ あ あ!!!」

耳が痛くなる程の絶叫。それが、自分のものだと理解出来たのは喉を引き裂く痛みがあったから

ぐわんぐわんと頭が揺れる。憧れが叩き潰された衝撃が、俺に皹を入れて粉々に砕いていく

火花井「なァんじゃあこりゃあああああ!?!?」

本居「そ、んなッ……」

天馬「こんな……ありえない……」

周りの皆も混乱中。誰も彼もが信じられないという声を上げている
信じられない。確かめたい。今すぐにでもここから……


21:25から
↓1~5まで、コンマ反転して数値の高い生徒

赤城

天照

湯町

天馬

渡良瀬

竜宮



天馬「……龍田お兄さん?」

龍田「うわっ!?」

天馬「今の……本気にしていますか?」

覗き込む様に俺の顔を見て来る天馬君。その表情は強ばっていて、彼も落ち着いていない事は明らかだ

渡良瀬「本気にしてる……っていうか、あんたマジシャンなんでしょ?」

渡良瀬「これ、本物かどうかわからないの?」

天馬「……答えは差し控えさせて貰います」

渡良瀬「ちぇー……役立たず」

割り込んできた渡良瀬さんの質問を拒否する
けど、ハッキリと言わない時点で本物だと言ってる様なものだよね……

天馬「とにかく……ボクは、本気にはしてませんから。信じなくてもいいですけど」

渡良瀬「あっそー……。……はぁ、どうしよ」

龍田「ふ、二人とも……」

殺さないよね。という言葉をすんでの所で飲み込んだ
だって、口にしたら本当になりそうで……

だから……俺は、黙っている事しか出来なかった


天馬「ショックなのはわかりますけど、それは皆さん同じですから。耐えてください」

渡良瀬「もうさー……どうでもいいっていうか……」

渡良瀬「はぁ……かったるー……だりー……」




赤城「なぁ……その、空気読まずに言っちゃうけど」

赤城「バンド……マジでやんの?」


重苦しい場の中で、赤城君の声だけがやたらと大きく響く

それは……明確な絶望。諦めの滲む声色は、動機に打ちのめされているのがありありと浮かんでいた

湯町「ん~、わたしの占いは止めとけって~」

ユタ「こんな状況で音楽を聞いてもな……」

渡良瀬「だるいしー、止めようよー……」

竜宮「皆も心穏やかじゃないだろうし……僕も、中止に賛成かな」

天照「まあムリでしょ☆……えーりも、ちょっとツラいからギブかな」


……俺が言い出した事だけど、こんな事になった以上、無理だって思う
動機で心が乱されてざわついている。もう、バンドをまともにやれる状態じゃ……





桜木「いや?普通にやるっしょ。練習もしてるしさ」




龍田「……ええ?」

桜木「龍田とか敷島とかは違うけどさ。オレって一応音楽で飯食ってる人間なんで」

桜木「途中から気分悪くなったんでオレ止めますって言えないんだよね。依頼だしさ」

龍田「依頼?けど……俺、何も」

桜木「ま、それは建前なんだけどさ。軽音楽って人気出して売れてナンボの世界だけど」

桜木「“音”を“楽しむ”って書いて音楽だし?寧ろ今にやらないとダメじゃね?」

黒金「そう……ですわね。ええ!わたくしもピアニストの端くれ。桜木さんに賛成します」

氷川「依頼と言われたら引き下がれませんね。私も龍田さまに100万円振り込んで貰う約束がありますし」

龍田「そんなに高かったの!?」

渡良瀬「あー、これ私もやらされるやつじゃーん……」

赤城「よっし!それじゃあ予定通りな!」

筧「あの……赤城さんは真っ先に中止したはずでは……」



桜木君に促されるみたいに、皆もやる気が増してきた
そして、俺も……さっきまでの絶望的な気分が吹き飛んでいた

龍田「よーっし!バンド、やるぞーっ!」




……それで、いったん別れたんだけど


龍田「まだライブまで時間ありそうだな……」

龍田「誰かと話でもして、ちょっと気分転換しよう」

動機の事は置いておかないと、気が滅入っちゃう
確かに、気にはなるけど……それでも、今はライブを楽しまないと!


↓1~3まで、コンマ反転して数値の高い生徒

竜宮

赤城

湯町

敷島

赤城



湯町「ふんふんふ~ん」

湯町「……お~、いい感じかな~?」

龍田「あ、湯町さん。今は占い中?」

食堂で何やら指をもにょもにょ動かしていた湯町さん
にへらと笑うその様子からは、モノクマの動機を全く気にしてなさそうだ

湯町「龍田くんだ~。そだよ~」

龍田「湯町さんの占いなら、きっと当たるよ!」

湯町「皆のライブ楽しみだからさ~龍田くんも演奏を頑張ってね~」

龍田「いや、俺は照明係だからライブには出ないよ」

ユタ「ケッ能天気なキッズ達だぜ」

ユタ「ミーはヤな気分だ。あんなモン見せられてケロリとしてる方がどうかしてるぜ」

奥からスッと現れたユタ君。手には小皿があるから、少し食べていくのかな

ユタ「おっと……龍田ボーイか。企画の発案はユーだったな。こりゃ悪い」

龍田「大丈夫だよ。俺も……ちょっと、驚いたし」



1…二人は、演奏とか出来るの?
2…他にも何かやりたい事とかあった?
3…自由安価
↓2

3
次の参考に2人は皆で楽しむとしたら何をしたいか聞いてみる

3動機について

2

1

そろそろ事件起きそうだけれど事件起きる前に赤城と竜宮は交流しておきたいな渡良瀬と黒金も選ばれてないけれどバンドで一緒で交流あるけれど竜宮と赤城はほぼ喋ったことある?レベルだから

竜宮はバンド結成の影の功労者でまだわずかに絡み合ったかな
赤城はほぼ他人レベルで皆無



龍田「……その、ちょっといいかな?」

龍田「あの……動機の事、なんだけど」

つい、ふと気になってしまったのが悪かった

聞いちゃダメだと思っていたのに、頭をよぎったせいで口に出してしまう

ヤバい。と思って青ざめる。二人もきっとまたさっきみたいに……


湯町「う~ん。わたしの占いだと大丈夫だって~」

ユタ「まあ部隊が壊滅なんてよくある事だしな。驚きはしたが復讐しようとは思わん」

龍田「あ、そ、そうなの?」

湯町「そういう龍田くんは~どうなのかな~かな~」

龍田「俺は……好きだったヒーロー番組の撮影現場が叩き壊されていて……」

龍田「主人公達が海賊のやつなんだけど……わかる?」

湯町「知らな~い」

ユタ「そもそもミーの国ではやってなさそうだ」

そ、そうだよね……外国の人と女の子だもん。知らなくても当然だ
二人が特に気にしてないのが救いだよ……さて!

龍田「ライブ、楽しもうね!」

湯町「楽しむぞ~えい、えい、お~」

ユタ「なんでここでそれなんだ?」


本日はここまで。次回は月曜日の9~10を目処に
そろそろ事件ですが、キャラについて感想や意見あれば嬉しいですね


黒金、渡良瀬、竜宮、赤城(特に赤城、竜宮)はそろそろ龍田くんとの交流してほしいと願ってる。誰か他に選ばれてないのに忘れてたらごめんなさい

簡単に一言ずつ。まずは男子から
赤城→そろそろ選ばれないとバックグラウンドがわからない。筧→ラブアパートっぽいの作れるレベルなら敵に回すと怖い。桜木→地味に湯町との絡みが好きで今後も見たいコンビ。バンドを続けることが吉と出るか凶と出るか。
天馬→まだ本性が見えきれてないけれど、ナイフのくだりが怖いな。狛枝化しそう。火花井→頼れる兄さんのイメージだけれど、動機で誰よりも動揺してるのが気になる。竜宮→氷川さんを扱える唯一の人物。ユタ→アルコールが印象的すぎる。

天照→主人公をとにかく必要以上に煽るから今のところ苦手だけれどデスゲームのキャラとしてすごく良い。黒金→怪我をしたときの対応がかっこよすぎた。敷島→では、私がからのプロレベルの歌のうまさが意図してないけれど良いキャラになってて面白い。氷川→ツンデレの兆しが見えるけれどお金に執着しすぎるのが怖いな。
本居→圧倒的ヒロイン。ラブアパート的なやつのくだりは最高でした。湯町→桜木とのコンビが好き。湯町が動機のあとに大丈夫と言ってるから恐らく大丈夫じゃない。渡良瀬→やる気なさそうに見えてちゃっかりバンド続行するの可愛い。
この中から犠牲者とクロが出るの想像できないな

乙です
最初の被害者は本居になりそうで怖い
バンドメンバーのメンツが好きすぎるけどクロはバンドメンバーから出てきそうで本当に怖い


現在ヒロインポジになってる本居かバンドのメンバーが被害者になりそうで次の更新が楽しみでもあり怖い
全員被害者になったり犯人になって欲しくないと思ってるけど

バンドメンバー好きだけどスーダンのトワイライト組のように全員いいキャラしてるからこそ全滅しそう
赤城はそろそろ交流しないと選ばれてないわけじゃないからこそ不憫で可哀想になってきた

今日は来れないのかな?



竜宮「……うん。全員来たみたいだね」

天馬「何だかんだで、娯楽が少なかったですからね」

火花井「軽食も用意したぞォ!食え食えェい!」

赤城「ヒューッ!こりゃ本格的になりそうだぜー!」

ユタ「ユーは一番最初にヘタれてたじゃねえか……」



龍田「うわ~~~緊張してきた……」

渡良瀬「龍田は演奏やらないじゃーん……」

龍田「ちゃんと照明を動かせるか……不安に……」

人前に出る事なんて滅多に無いから、緊張で体がガチガチに固まる……!

桜木「ヘーキヘーキ。気楽に行こうぜ」

桜木「失敗しても、まあなんとかするさ。オレ達が」

敷島「ご安心を。私の華麗な歌声の前では些事ですから」フンス

氷川「その時は追加請求致しますので。勿論全員に」

黒金「まったく……がめつい人ですこと」

桜木「んじゃ、円陣やろうぜ。手を出しなよ」

桜木「龍田も来いよ。バンドを立ち上げた仲間だし」

龍田「いっ……いいの?」

ぐるりと囲み、円を作る。六人の手のひらが真ん中に集まって、繋がりあった


桜木「よし、それじゃ行くか。初ライブだし、成功しておきたいな」

龍田「それを今は言わないで~!」




桜木「あー……今日は、集まってくれてサンキュー」

桜木「月並みな言葉だけどさ。まあ楽しんでってくれると嬉しいわ」

桜木「何せ、超高校級の軽音楽部がプロデュースしたライブだからさ」


ステージに立った桜木君。マイク越しでもよく通る声が届けられていく
バトンを受け取った黒金さん達。それぞれの思いを皆へ伝えていった

黒金「わたくしも……不束ですが、お手伝いさせていただいて光栄ですわ」

敷島「私は格闘家ですが……誰にも劣らない美声を披露してさしあげます」

湯町「おお~楽しみ~」

火花井「プロの演奏を聴けるとは!僥倖なりィ!」

氷川「皆様には後に代金を請求しますので。覚えておいていただければ」

渡良瀬「だりー……。……以上でーす」

赤城「後半なんか酷くねえか!?」

筧「ああ……楽しかった気分が一気に下火に……」



氷川さんと渡良瀬さん……。いや、らしいと言えばらしいんだけど、このタイミングでそれは……
あっ、桜木君がチラチラ見てる……もう始めてくれって合図だよね!

龍田「えーと……それじゃ!ライブ、スタート!」

スイッチを入れると、ステージ上の皆の姿が照らし出される
四人の軽快な演奏が流れていく。俺も頑張って照明を当てていかないとね!



桜木「……さて、それじゃあやるぜ」

桜木「この度のライブの成功を祝して……」


「「「かんぱーい!」」」

桜木君の声に合わせて、紙コップに注がれたジュースを掲げる皆
ライブは大盛り上がりの大成功!あっという間に夜になっちゃったんだ!

それで、今は打ち上げも兼ねて食堂で簡単に二次会をやってるんだけど……

赤城「痛つ……あー腰が痛え!」

敷島「赤城さんが「オレちゃんの歌を聞けー!」と乱入してくるとは……一時はどうなる事かと思いました」

竜宮「敷島さんがすかさず間接技を極めたから事なきを得たけど……あれは感心しないな」

赤城「うるせーやい!オレちゃんもステージで歌いたかったんだやい!」

敷島「私より上手くなってから出直してください」フンス

赤城「それは無理じゃねえかなあ!?」

龍田「あはは……大丈夫?」

赤城「大丈夫じゃねー!オレちゃんも歌いてー!」



1…歌うの、好きなの?
2…目立つのが好きなんだね
3…自由安価
↓2

ksk

3折角だからお祝いの歌を歌ってよ



龍田「……そうだ!せっかくだし、お祝いの歌を歌ってくれないかな?」

龍田「赤城君の歌も聴いてみたい!いいよね!?」

竜宮「おや……いいのかな、もうライブは終わったというのに……」

うん!と力強く頷く。そんなに自信があるなら聴いてみたいよ!

赤城「おっ、わかってるじゃん龍田ちゃんよお!それじゃあいくぜー!」

筧「おや……何か、催し物でも……」

天馬「何か、嫌な予感がするんですが!」

赤城「オレちゃんの歌を聞けええええええ!!!」


↓1コンマ反転した数が赤城の歌唱力


湯町「わ~すごいね~」

火花井「これは……その、うむ」

赤城「はぁ、はぁ……どうよ、オレちゃんの美声は!」

龍田「凄い凄い!赤城君、歌が上手いんだね!」

赤城「だろ~?敷島よりも上手いだろ~?」

歌いきった赤城君は自慢げに笑う。本当に皆歌が上手いんだなあ……

黒金「うーん……わたくしは敷島さんの方が上手かと」

桜木「ま、歌なんて好きならそれでいいんじゃね?」

赤城「なんだよチクショウ!……痛え!?」

渡良瀬「はーい、うるさいのは帰ってねー」

赤城「蹴るなよ!?背中を蹴るなって……ギャーッ!」

た、大変そうだね……俺も、他の人に話をしに行こうっと


↓1~3まで、コンマ反転して数値の高い生徒

天照

敷島

火花井

竜宮



龍田「火花井君!今、片付けているの?」

火花井「応ともォ!我輩、料理人として最期まで責任をもって厨房に立つのだからなァ!」

そろそろ夜時間が始まる頃、火花井君はテーブルの上に残った料理を片付けていた
と、いってもほとんどは食べきられていて……後は、皿洗いくらいしかやることはなさそう

火花井「実際、後は食器を洗うだけである。いやあ、料理人冥利に尽きるわ!」

龍田「俺も手伝うよ!いいかな?」

火花井「寧ろ我輩から感謝したいのである!他にも手伝う者がいるとは!」


桜木「よっす。龍田も皿洗いか?」

氷川「龍田さまですか。タダ働きご苦労様です」

龍田「桜木君に、氷川さん!?」

桜木「火花井もライブを盛り上げてくれたからな。恩返しだ」

氷川「私はバンドメンバーだからと強制的に。黒金さまはピアニストなので指を冷やすわけにもいかないとの事です」

龍田「……渡良瀬さんは」

火花井「そう言えば見当たらんなァ。帰ったか?」

龍田「あはは……それじゃ、俺もやるぞー!」



1…軽食を作ってくれてありがとう!
2…皆、食べてくれる様になったね!
3…自由安価
↓2

1

1



龍田「そうだ!ライブで出た軽食は火花井君が作ってくれたんだよね?」

龍田「ありがとう!俺も少し食べたけど、凄い美味しかったよ!」

火花井「ハーハハハハ!それは!何よりィ!」

氷川「私も少しは手伝いましたが?」

龍田「あっ……そ、そうなんだ……ゴメン……」

桜木「でも本気で嬉しかったぜ。サンキュー」

火花井「うむ、料理にて喜ばせる事は我輩の本懐!実に嬉しいぞォ!」

豪快に笑う火花井君。最初に料理を避けられた時とは全く違う
やっぱり、料理を誰かに食べて貰う事が一番の喜びなんだね……!



氷川「私は普通にお金を貰った方が嬉しいですが」

桜木「それ、今言うのは止めたれよ」


本日はここまで。やっぱり平日は駄目ですね
次回は金曜の9~10時の予定です

突然の話ですみませんが、暫くこのオリロンパの進行を休止させていただきます
理由としては、前までは時間をやりくりして更新していたのですが唐突にそれどころでは無くなってしまい…
捜査や学級裁判等の事を考えると、散発的に更新するのはあまり得策ではないと判断しました

黙って消えてしまうのは今まで参加いただいた皆さんに失礼と思い、この様な形にさせていただきました
安価をしていただいた方、感想をいただいた方。本当にありがとうございました

やりきれない結果になってしまいましたが、もしまた再開出来る筝があればよろしくお願いします

残念

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