【神様になった日】ひな「王様ゲームがやりたいのじゃ!」 (40)

陽太「王様ゲームって、合コンとかでよくやるって噂の…あれ?」

ひな「うむ!やってみたい!」

陽太「でもあれ人数結構要るんじゃない?今から王様ゲームやろうって言って集まれる人なんて…」

ひな「心配はいらぬ!これはssじゃ!だから貴様が呼べば皆すぐ来る」

陽太「またメタな…わかったよ…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1611448751

時子「あらあら、いらっしゃ~い」

阿修羅「お邪魔しまーす!」

伊座並「お邪魔します」

神宮司「こんにちは~」

陽太「本当に来たよ…」

空「兄貴、また皆を集めたんだ…」

天願「で、今日は何の集まりなのよ?」

ひな「うむ!これから皆で王様ゲームをやるのじゃ!」

天願「なによそれだけ?つまんない…」

ひな「王様の命令は絶対じゃ。故に、一度振られた陽太にゲームにかこつけなにをしてもよいのじゃぞ」ニヤリ

陽太「ええええっ!?」

天願「…なにそれ。面白いじゃない。いいわ!やりましょう王様ゲーム!」

陽太「そんなぁ~…僕これからどうなるの~?」テレテレ////

ひな「引くわっ!」

阿修羅「んで、ゲームに参加するのは7人なのな」

陽太
ひな
伊座並

阿修羅
神宮司
天願

天願「お前、命令で遠出することになったら車運転してやりな」

取り巻き「へい!」

元貸金屋「番号と王様って書いた紙用意したぜ!」

時子「割り箸だと勿体無いからね~」

ひな「うむ!準備は整ったな。では早速始めようではないか!」

「「「「王様だーれだ!」」」」

伊座並「私ね」

陽太「伊座並さんか。伊座並さんならいきなり変な命令とかしない筈…」

伊座並「1番と3番でポッキーゲーム」

陽太「いきなりハードなの来たああああっ!」

ひな「おお…この面子で最初の命令がポッキーゲームとは…」

阿修羅「おいおい…今王様の杏子ちゃん抜いても男2人と女4人だぜ。女の子同士の禁断な感じになる確率高いって…」

天願「でもこういうのってご都合で男と女のポッキーゲームになるものじゃないの?」

阿修羅「陽太、お前何番?俺5」

陽太「…僕2番」

ひな「わし6番じゃ」

天願「私は4番よ」

陽太「…ってことは」

空「////」モジモジ

神宮司「////」カァァァ

空「神宮司先輩と…ポッキーゲーム、か…////」

神宮司「め、命令だから…ごめんね。私なんかと、ポッキーゲームなんて…したくないよね?」

空「そ、そんなことないし!先輩となら女同士でも全然ポッキーゲームいけるし!」

神宮司「そ、そっか…////」

空「じ、神宮司先輩こそ…私とのポッキーゲームじゃ…嫌とか…」

神宮司「な、ないよっ!そ、空ちゃんなら全然いける!」

「「////」」

陽太「いきなり先輩と後輩で…ポッキーゲーム…」ゴクッ

ひな「ありじゃろ?」

陽太「アリだね…って何言わせるの!?」

阿修羅「お前そんな趣味あったのか?まあ、確かに…男ならそういうの好きって奴居るとは聞いたことあるが…お前って結構すげえ性癖持ってたんだな」

ひな「百合なぞ陽太の持ってる性癖の中では陽太比で全然温いぞ」

陽太「何とんでもないとこバラしてるのひなああああああああっ!!!」

阿修羅「…まあ、その、大丈夫だ。どんな性癖だろうと俺達の友情は………不滅だ」

陽太「阿修羅…ありがとう」

陽太(ちょっと間があった気がするけど突っ込まないでおこう…)

伊座並「こんなこともあろうかと用意していたポッキーよ」スッ

阿修羅「何に備えてんだよ…」

空「っ!」パクッ

伊座並「…」パッ

神宮司「…」ゴクッ

神宮司「し、失礼しま~す…」パクッ

空「~~っ!」カァァァ////

空(神宮司先輩の顔が!?こんな近くに…////)

神宮司(うう…これ、相当恥ずかしい////ただでさえ可愛い空ちゃんの顔が、こ、これからさらに近く…////)

「「////」」ドキドキ

ひな「なんじゃ?早く食べ…」

陽太「せかしたらダメだよひな!」

ひな「うおっ!?なんじゃ…?」ビクッ

陽太「お互いの顔が近いことへの緊張、視線を外したくても外せないことへの羞恥心、端からポッキーを食べることで距離が縮まることへの高翌揚感!さらにそれが女性同士という禁忌を犯したという背徳感!それら全てを兼ね備えた百合ポッキーゲームなんだよ!それを急かすなんて勿体無い!」クワッ!

ひな「そ、そうか…すまんのう…」

陽太「わかればいいんだよ」ニッコリ

阿修羅(うわぁ…あのひなちゃんが突っ込むのを躊躇うくらい引いてるじゃん)

空「…////」

サク…サク…

神宮司「…////」

サク…サク…

陽太「いいぞ、いいぞ!くっちゅくか!くっちゅくか!!!」ハァハァ////

空「~~ッ!?」

ポキッ…

陽太「させるかあああああっ!」

ズザーーーーーー

陽太「ふぅ…セーフ」キリッ

空「は、恥ずかしくてつい…折っちゃったし////」

神宮司「う、うん…////いいと、思うよ…////」

空(もうちょっとで…先輩と…って、何考えてるんだし!わ、私にそっちの気はないしっ!)カァァァ////

陽太「はい、空。地面に落ちかけたのをギリギリキャッチしたよ。お食べ」

ひな「キモいな…んなもん空ちゃんが食べる訳…」

空「…」

パクッ

ひな 「あったああああ!何故じゃ!?」

空(神宮司先輩との…間接キス////)

ひな「ま、まあ良い!次行くぞ!」

「「「「王様だーれだ!」」」」

阿修羅「っしゃ!俺だ!」

伊座並「国宝君が王様なのね。不安しかないわ。不安しかないわ。大事なことだから2回言ったわ」

阿修羅「んじゃあ…1番が3番のいいところを1つ挙げる!」

阿修羅「…」チラッ

陽太「!」

阿修羅(こんな濃い面子でやる王様ゲームがまともな訳無い。ならせめて、俺が王様になった時くらいは軽い命令にしてやんよ)(^_-)-☆

陽太(あ、阿修羅ぁぁぁぁ!)パァァァ

ひな「つまらん!他の命令にせい!」

阿修羅「えええええっ!?」

陽太「いやいやいや、これ王様ゲームだよ。王様の命令は絶対…」

ひな「わしは神様じゃ!神様は王様より偉いんじゃぞ!」

阿修羅「いや、んな駄々こねたって命令は変えねえよ…」

ひな「わしは全知の神オーディンじゃ!神の名の下にお前の命令変更を要求する!神様の命令は…」

女性陣「「「「絶対!」」」」

陽太「うわ、なにこの女性陣の一体感!?」

ひな「ふっ…5対2じゃ。命令を変えよ」

阿修羅「…すまん陽太。俺にはもうどうしようもない」

陽太「あっはは…」

阿修羅「んじゃあ4番がスーパーまで人数分のお菓子買ってくる」

ひな「うおおおおお買い出し来たああああああ!」

陽太「ひな1人で買い物行かせるの?流石に危ないよ…」

天願「…仕方ないわね。おいお前、この子を車でスーパーまで送ってやりな!」

取り巻き「姉さんの頼みとあらば!」

元貸金屋「俺もついてくぜ!」

ひな「うむ!」

ひな「いってきま~す!」

時子「いってらっしゃ~い」

阿修羅「まあ偶然にもひなちゃんをどかしたんだ。今のうちならハードな命令下さずとも乗り切れる。少しはマシになる筈だ…」

伊座並「じゃあ3回目行きましょう」

「「「「王様だーれだ!」」」」

天願「ふっふっ…遂にこの私が王様よ!」

阿修羅「ええ…このタイミングで早速天願さんかよ…嫌な予感しかしないぜ…」

天願「2番が5番をビンタ」

阿修羅「うわぁ…とうとう来たよはたく系。しかもビンタ…」

伊座並「私2番よ」

陽太「やったあああああああ!僕5番!」

阿修羅「なんで喜んでるんだ!?」

伊座並「そこまで喜んでくれるのなら、私も期待に応えないとね」

ブン!ブン!

阿修羅「いや杏子ちゃんもなんかノリノリだし!なんで素振りしてんの!?」

天願「チッ、これなら王様が5番をビンタの方が良かったわ。この私がまた遅れを取るなんて…」

阿修羅「命令した本人が凄え悔しそうにしてる!?なんで!?ホワーイ!?」

伊座並「行くわよ成神君」グッ!

阿修羅「ちょ、手がグー…」

ガン!

阿修羅「それビンタじゃなくて右フック!」

陽太「さ、最高です…////」ゾクゾク

伊座並「気に入ってもらえて良かったわ」

阿修羅「ええ~…まあ、本人達がそれでいいなら………いいのか?」

天願「次行くわよ!」

「「「「王様だーれだ!」」」」

阿修羅「また来たぜ王様っ!」

陽太「伊座並さんが僕の顔殴った…////ふひひ////」

阿修羅「…じゃあ4番が1番に肩たたき」

天願「ああっ!?テメェ、あたしが身体ボロボロのババアだとでもいいてえのか!?ああっ!?」

阿修羅「ええっ!?そんなつもりは…」

天願「ふん!」

ゴスッ!

阿修羅「ぐほぉ…」

天願「で、4番誰よ?」

陽太「僕でーす!」

天願「あ、あら…貴方だったの…////」

陽太(でへへ…////合法で天願さんの肩を触り放題////)

天願「…あんたも、たまにはいい仕事するじゃない」

阿修羅「出来たらその台詞……殴られる前に、聞きたかっ……た」

陽太「気持ちいいですか?気持ちいいですか~?」

モミッ♡

天願「ああんっ♡気持ちいい…////」

陽太「ふひひ////まだまだ揉みますよ~」

阿修羅(…いつもならこの辺りでひなちゃんが突っ込むんだろうけど、俺が追い出したから今居ないし…こういう時突っ込み入れられそうな空ちゃんは…)

空「じ、神宮司先輩…////その、どういう女の子が好みなのか…とか、教えて欲しいし////」

神宮司「赤い髪で、ポニーテールの…////」

阿修羅(神宮司さんと2人の世界作ってるからそんな余裕がない、と…なんだこれ?いやマジでいつまで続くんだ?)

天願「ふぅ////堪能したわ。もういいわよ」

陽太「ありがとうございます!」

伊座並「やるじゃない国宝君。一見健全な命令に思わせて男子に合法で女性の身体を触らせるなんて…見直したわ。貴方もそんなことが考えながら命令が出来るのね」

阿修羅「…そりゃどうも」

陽太「じゃあ次行こ~~////」デレデレ

「「「「王様だーれだ!」」」」

伊座並「また私」

阿修羅「もう嫌な予感しかしないぜ…」

伊座並「1番が王様にキス」

阿修羅「ふわあああっ!?それは流石に駄目だろ!」

伊座並「あら?どうして?」

阿修羅「…いや、だって…やっぱ駄目だろ男にキスして貰うって」

伊座並「空ちゃんか神宮司さん、天願さんの可能性もあるわよ?なのにどうして男だと断言出来るの?」

阿修羅「~~ッ!俺だよ1番はっ!」カァァァ////

伊座並「国宝君が1番だったのね」

阿修羅「だから命令変えようか。流石に健全じゃなくなる…」

伊座並「……わかったわ。命令変更よ」

阿修羅「ホッ…」

伊座並「1番が王様のファーストキスを奪う」

阿修羅「はあああああっ!?」

時子「あら~」^^

神宮司「ね、ねえ空ちゃん!今の、聞いた!?」

空「だ、大胆な…命令だし////」ドキドキ

阿修羅「…ま、前の命令に」

伊座並「変えない。王様の命令は絶対」

阿修羅「…す、好きでもない相手とファーストキスは良くないんじゃね?」

伊座並「私国宝君のこと好きよ」

阿修羅「……ファーストキスが、こんなゲームで失われていいの?もっとロマンチックに」

伊座並「相手にロマンは期待できないわ。むしろこんなゲームでしかキスして貰えるチャンスないもの」

阿修羅「…………えっと」

天願「なによ、ヘタレてんじゃないわよ童貞」

神宮司「女の子にここまで言わせたんだから応えてあげて!」

空「それ!キース!キース!」
神宮司「それ!キース!キース!」
天願「それ!キース!キース!」

阿修羅「ちょ…さっきまで百合百合してた空ちゃんと神宮司さんがこのタイミングで復活して来やがった…」

陽太「それ!キース!キース!」
ひな「それ!キース!キース!」
空「それ!キース!キース!」
神宮司「それ!キース!キース!」
天願「それ!キース!キース!」

阿修羅「待てい!」

天願「何よ往生際が悪いわね…」

阿修羅「…1つずつ突っ込ませてくれ。まずひなちゃん、いつの間に帰ってきた」

ひな「たった今じゃ!ほれ、ポテチ」

阿修羅「あんがとよ。んで次、陽太…」

陽太「なに?」

阿修羅「…なんでお前がそっち居んの?お前むしろ止めるべき側だろ?」

陽太「そうだね。少し前の僕なら、必死で伊座並さんを説得したと思う。でも今は違う。僕には、僕にはひなが居るんだ!」

ひな「陽太…////」キュン

阿修羅「フック食らって喜んでた奴の台詞とは思えねえな…」

ひな「っ!」

チュッ♡

陽太「!?」

時子「あら~」^^

神宮司「きゃーーーー////」

ひな「わしも貴様のことが…す、好きじゃ…////」

陽太「ひな…ひなああああああああああっ!!!」

ガバッ!

ひな「ちょ、くっつくな叫ぶな!鬱陶しいぞ!」

陽太「でも好きなんだよね?」

ひな「っ!」カァァァ////

陽太「可愛い////」

チュッ♡

空「あ、兄貴…皆が見てる前で…////私も、見習わないと…////」

伊座並「…成神君はやったわよ。キス」

阿修羅「あっ、えっと…////」

空「せ、先輩!少し屈んで欲しいし!」カァァァ////

神宮司「う、うん…////」

伊座並「空ちゃんと神宮司さんも、するみたいよ」

阿修羅(な、なんだ?俺が間違ってるのか?このタイミングでキスするのが正解なのか?)

伊座並「……それとも、私じゃ嫌?」ウルッ

阿修羅「えっ!?」ギョッ!?

伊座並「私の事、嫌い?」

阿修羅「いやいや、そんなことねえって!」

伊座並「じゃあ好き?キス出来る?」

阿修羅「……」

チュッ♡

阿修羅「なあもう終わりで良くね?結構盛り上がったじゃん…////」

ひな「何言っておる!むしろこれからじゃろ王様ゲーム!」

阿修羅「え?」

天願「私まだ1回しか王様になってないのよ。このまま終われる訳ないじゃない」

空「私もまだやりたいし!」

空(神宮司先輩に、あんな命令を♡)

神宮司「皆が続けるなら私も!」

神宮司(空ちゃんに、こんな命令しちゃっていいのかな////)

陽太「え~?まだ続くの~?地獄だ~ふひひ♡」クネクネ

伊座並「皆やる気だし、続けましょう。あ、私まだ国宝君に命令したいこといっぱい残ってるのよね」

阿修羅「……ははっ、もうどうにでもなれ」

ひな「王様ゲームがやりたいのじゃ!」






このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom