りあむ「クリスマス・イヴだからって、浮かれてデートするカップルってなに??」 (18)



りあむ「どーせ、クリスマスやら記念日やらでなくとも、会いたい時に会ってんだろ!」


りあむ「なのに、人が集う所に来て、イチャつき具合を見せつけてきてさ!」


りあむ「当て付けかよ!リア充アピールかよぅ!」ポコーッ!


りあむ「本当、腹ただしい…それに」


りあむ「今日みたいな日は、ぼくみたいにとって」


りあむ「自分のぼっちさを痛感するだけの日…うぅ…」


りあむ「はぁ~…クリスマス・イヴは、ぼっちがすすり泣く日だよぅ…病む…」ズゥ~ン



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りあむ「…まぁ、今日このクリスマス・イヴ…ぼっち同士という事で」


りあむ「P様と出かける事にはなったけど…」


りあむ「本当、リア充カップルには参っちゃうよね~」


りあむ「今日はもうソレを忘れるくらい、いっぱい食べていっぱい遊ぼ!」


りあむ「ねぇねぇ、早く行こ~Pサマ~!あ、寒いから腕抱かせてよう!」ギュッ


りあむ「ほらほら、Pサマも寒いから肩くっつけてくっつけて!」ギュッギュッ


りあむ「えへへ…Pサマと…///」スリスリ



りあむ「クリスマス・イヴのカップルってさ、たっかいレストランとか行ってさ」


りあむ「たっかい飯を食いに行ったりしてんだよね」


りあむ「なんでワザワザさ、外行ってさ、人と飯食いたくなるん?」


りあむ「ボクなら、家で餃子パーティーする方がいいね!ぼっちで!ぼっちしか選択肢ないけど!」


りあむ「そんでさ、食べる時もさ、イチャイチャしだすじゃん!」


りあむ「食う時くらい、食う事に集中しろっつーの!全集中の呼吸とかブームだろ!今!」


りあむ「ホント、カップルってワケわかんないよねぇ~…はぁ、病む…」



りあむ「……あっ」


りあむ「いま運ばれてるの、ぼくの注文した料理かな?」


りあむ「……来た!あ、ありがとうござま…あっ、自分の注文です、はい」


りあむ「…店員さん行ったね…で、アップルパイ来たよ!おいしそ!」


りあむ「早くPサマのも来ないかなぁ~」


りあむ「……え?先に食べないかって?」


りあむ「…せっ、せっかくなんだしさ…」モジモジ


りあむ「Pサマと一緒に、美味しいもの味わいたいじゃん…///」モジモジ


りあむ「……あ!来たよ!Pサマのも!」


りあむ「じゃあ食べよ食べよ~!そうだ!『あ~ん!』して食べさせあおっ!///」キャッキャッ



りあむ「クリスマス・イヴのカップルってさ、プレゼント交換とかしだしたりすんだよね」


りあむ「それも、大抵が彼氏がお値段異常な物を買ってさぁ」


りあむ「ネックレスとか、指輪とかギンギラリンとしたヤツ…」


りあむ「りあむちゃんは、そんなザマスな奥様が付けそうなの要らないよ!」


りあむ「それに、そういうの貰った彼女って大抵…」


りあむ「「私を思ってくれる気持ちが1番嬉しい」とか言っちゃうんだよね!」


りあむ「気持ちよりも、『¥』の後に数字がいくら並んでるかが嬉しいんだろ!絶対!」


りあむ「もうキャバ嬢に貢ぐ図じゃん!ドリームなクラブじゃん!」


りあむ「はぁ~…本っ当、わけわかんないよねぇ~…病む…」



りあむ「ん……え?何?この紙袋?くれるの?」


りあむ「…あ!私服Tシャツの宇宙ネコのぬいぐるみ!」


りあむ「もしかして、クリスマスプレゼント??」


りあむ「これ、アマゾーンでも品切れだったのに…」


りあむ「……え?何軒も店、回ってくれたの?何日もかけて?」


りあむ「……けど、あまりお金かかってないから、他の物プレゼントするかって?」


りあむ「…んーん、いいよ、これで十分いいよ」


りあむ「……Pサマが気持ち込めてくれてる、これが…///」ギュッ…


りあむ「えへへ…ありがと、Pサマ///」




りあむ「クリスマス・イヴのカップルってさぁ、喧嘩して別れだしたりするよね」


りあむ「仲良くリア充してると思えばさ、急になんか口喧嘩はじめちゃって」


りあむ「猫の喧嘩かってくらい声荒げあって、互いに背を向け解散とかあるよね」


りあむ「お前ら仲良くしろよな!仲良くなる為デートしてたんに、なに喧嘩してんだ!」


りあむ「で、時間が経てばLINEでお互いにゴメンねゴメンね言い合って」


りあむ「その後、仲直りデート……ふりだしに戻るじゃん!無限ループじゃん!」


りあむ「はぁ…もう、何が何だかで何にもわかんないよぅ…病む…」

りあむ「…………………」スタスタ…


りあむ「しばらく、このまま散歩しよっか、目的地もないしね」スタスタ…


りあむ「……あ、あのイルミネーション、ぴにゃこら太だー」ブサカワー


りあむ「…え?頭に雪ついてる?取って取って、ついでに頭も撫でて~///」


りあむ「あ、そういえばこの前、あきらちゃんとあかりちゃんがさぁ…!」キャッキャッ…


りあむ(…………………)


りあむ(なんだろう、何かから誰かに見られて)


りあむ(「お前らは喧嘩せんのかい!」ってツッコミが来そうな気がした…)


りあむ(け、けど、ボクとPサマは仲良しだから、喧嘩しないもんね!)


りあむ(…そう、ボクとPサマは仲良し…クフフ///)ニマニマァ


りあむ「えへへ、Pサマ~…腕、抱き心地いい~…///」ギュゥゥ…



りあむ「クリスマス・イヴっていやあさ、サンタさんっていんじゃん」


りあむ「そう!毛むくじゃらで!ザ・中年な体型してる!」


りあむ「来て、うれしい??アレ??嬉しくないよね??」


りあむ「しかも、家入るっていうじゃん!年頃の若い子を狙って!」


りあむ「何でみんな、油ドリドリなサンタ来るの楽しみなの??そんなのに物もらいたい??」


りあむ「そんな不法侵入おじいちゃんより、自分のおじorおばあちゃんにプレゼントおねだりすべきだよぅ!」


りあむ「はぁ~…本当、理解に苦しむよ…病む…」



りあむ「……で、でね?」


りあむ「りあむちゃんって、一応まだ未成年だからさ」


りあむ「おっサンタが来る恐れがあるワケでして…」


りあむ「クリスマス・イヴに、家に中年おっさん入荷しましたとか絶対ヤじゃん?」


りあむ「……だ、だから、さ」


りあむ「Pサマに家に来てもらって、ボクを守って欲しいかなぁ~…なんて///」


りあむ「…2人っきりで、クリスマスまで一夜過ごしたいなぁ…って///」


りあむ「そしたら…プレゼントのお返しも出来るしさ///」


りあむ「えへへ…サンタさんじゃあげれないような物、Pサマにあげちゃう…///」


Fin

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