【少女歌劇SS】香子「できたで!エッチしないと出られへん部屋や!」 (10)

キャラ崩壊注意



香子「ふふふ。うちは名家やからな。金に物言わせてエッチしないと出られへん部屋を作ったで」

香子「さぁて、ここに真矢クロでも放り込んで、反応を楽しましてもらおかな……」グヘヘ

双葉「……見損なったぞ!香子っ!」

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香子「なっ、何やのいきなり大声出して……こんなんいつものいたずらの一つやないの……」

双葉「そういうことじゃねぇ……!なんだよ、思い出したかのように金持ち設定使ってさぁ……」

双葉「『金でなんでも作って』『自分は退場して他の人物に譲る』……これじゃお前、まるで便利な脇役!」

双葉「いや!こんなのただの舞台装置じゃねぇか!」

香子「……!」ハッ

双葉「違ぇだろ!花柳香子!お前はいつだって舞台の真ん中に居るんじゃねぇのかよ!そこで誰よりも輝く姿を、一番近くであたしに見せてくれるんじゃねぇのかよ!」

香子「……ふっ、うちとしたことが、自分を見失ってたみたいやわ……おおきにな、双葉はん。おかげで目ぇ覚めたわ」

双葉「香子……!」

香子「さぁ!一緒に行くで双葉はん!この舞台は、うちらのもんや!」ガチャッ

双葉「おうっ!」ガチャッ

香子「……あかん。入ってもうた」

双葉「うおおおお出せえええ!」ガチャガチャガチャ

香子「誰か助けてぇぇぇ!」ドンッドンッ

双葉「……おい!緊急脱出ドアとかねぇのかよ!」

香子「あるわけないやろアホ!」

双葉「アホはお前だろアホ!」

香子「双葉はんがうちのこと変な煽り方するからこうなったんやろ!?」

双葉「元はと言えばお前がこんな部屋作ったりするから!」

双葉「……くそっ、こんな所で言い争ってても仕方ねぇ。多少手荒だけど、あたしの武器で扉をぶっ壊す!変身!」キュイイイ

双葉「なっ……!?レヴュー服に変身できねぇ!」パキィンッ

香子「この部屋には特殊な複数人のきらめき粒子が循環しとって、レヴュー服への変身が阻害されるんや」

双葉「なんだその無駄なテクノロジー!?」

香子「レヴュー中でもないのに当たり前のように変身できるのも中々やと思うで」

双葉「じゃあどうするんだよ!ここから出られねぇじゃねぇか!」

香子「……ほんなら、するしかないやろ」ボフッ

双葉「……え?」

香子「せやから……その、あれしないと出られないなら……あれすれば……ああもう!うちに言わせんとってや!」

双葉「い、いやお前、初めてなのに、そんな、こんな所で……」

香子「ええやないの別に!……どうせ、いつかは、するつもりやったんやし」

香子「それとも……『そういうつもり』なんは、うちだけやったんか?」

双葉「そりゃお前!あたしだっていつかは香子と……って思ってたけどよ……いいのかよ。本当に」スッ

香子「さっきから言うとるやないの……」

双葉「……最中に言える余裕があるかどうか分かんねぇから、先に言っとくぞ。好きだ、香子」ギュッ

香子「ほんまズルいわ……いつもはうちにからかわれっぱなしやのに、こういう時は、ちゃんとうちのことドキドキさせるんやもん……」キュンッ

双葉「……香子」

香子「……んっ」チュッ

ドア『ロックを解除します』プシュー

双葉「セッ〇スの判定ガバガバじゃねぇか!」

香子「がっ、ガバガバちゃうわ!ちゃんと双葉はんのためにこの日まで純潔保って……」

双葉「そっちじゃねぇ!ドアだよ!キスだけで開いてんじゃねぇか!」ビッ

香子「だ、だってキスだけでこんな心拍数が上がるとは思てへんかったもん……」

双葉「心拍数……そういう判定だったのか」

双葉「……まぁ、出られるんならなんでもいいや。ほら、行こうぜ香子」

香子「……」ギュッ

双葉「香子?」

香子「……最後まで、しようや」

双葉「……っはぁ!?香子、お前……」

香子「嫌なん?」

双葉「……その聞き方は、ズルいだろ」


この後めちゃくちゃ


  -終わり-

おまけ



クロ「どうも、クロ柳ディヌ子の部屋でございます。今日は天堂真矢さんが遊びに来てくださいました」

真矢「こんにちは。天堂真矢です」

クロ「天堂真矢さんはとても有名な舞台少女なんだとか。代表作なんかはありますの?」

真矢「クロ柳さんは可愛らしいですね」ニッコリ

クロ「話聞いてらっしゃる?」

真矢「その少し吊り上がった瞳。あどけない唇。ウェーブのかかった美しい髪……どれも私の心を強く動かします」

クロ「あの、褒めてくださるのは嬉しいのだけど、今日はゲストの天堂さんの話が聞きたいと……」

真矢「私はあなたの話がしたいです」ズズイッ

クロ「距離が近くありませんこと?」

真矢「嫌ですか?」

クロ「いえ、嫌とか、そういう問題じゃ」

真矢「ではもっと近付いてもよろしいですね?」ピッタリ

クロ「ちょっ、こんなの台本にないでしょ!」アタフタ

真矢「ふふっ、慌てた姿も可愛いですよ。私のクロディーヌ」

クロ「ちゃんとクロ柳って呼びなさいよ!あーもー!まだ出られないの!?」


双葉「香子。何見てんだ?」

香子「黒柳徹子の(モノマネをしないと出られない)部屋」



  -終わり-

以上になります。

実は、この板に投稿された少女歌劇SSは全部俺のです。
少女歌劇SSを書けって言うのもこれで10回目だけど、一向に誰も書かない。なんで?
ピクシブの方では結構書かれてるのになんでこっちでは全然書かれないの?なんで?
皆も少女歌劇SS、書こう!書いて!

ありがとうございました。

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