源さくら「みんなと楽しい一年になれば……いいなっ!」 (51)


 
幸太郎「あけまして、おーめでとーございまぁぁぁぁす!」

 


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たえ「zzz」

サキ「……」

さくら「おめでとうございます!」

愛「……」

純子「おめでとうございます……」

ゆうぎり「本年もよろしゅうに」

リリィ「……」

幸太郎「はい、フランシュシュ。去年は色々と頑張りました」

サキ「へっへーん」

幸太郎「なのでね。今日はお正月ということもあり」

たえ「zzz」

幸太郎「巽幸太郎さんからフランシュシュの皆さんへ、プレゼントがあります!」

さくら「わーい!」

純子「わ、わーい……」

リリィ「わーい」ボソッ

愛「で、プレゼントって何よ?」

幸太郎「もうね。お正月と言えば定番の……」


 

 
幸太郎「お年玉じゃい!」

 

 

さくら「ありがとうございます!!」

サキ「……」

愛「……」

純子「……」

ゆうぎり「……」

リリィ「……」

たえ「zzz……ヴァウ」

幸太郎「お前らもっとこう、喜ばんかい!」

サキ「だってよぉ」

愛「お年玉貰うような年齢でもないし」

純子「もうゾンビですしね」

ゆうぎり「お座敷にすら上がってへんのに」

リリィ「パピィからなら嬉しいけど」

幸太郎「なんじゃーい! 嬉しくないんかお前らー!」

さくら「う、嬉しいですよ! ねっ、たえちゃん」

たえ「ヴァーっ」

純子「まぁ、貰えるの、でしたら」

幸太郎「そうじゃろ、そうじゃろ。ということで、はいドーン!!」

サキ「あん?」

幸太郎「えー、この紐を引っ張ると、お年玉が出てきます」

さくら「わー凄い!」

たえ「がう、がう」

サキ「……」

ゆうぎり(紐の先に丸い物が付いてありんすなぁ)

リリィ(くす玉だ)

愛(あぁー、紐を引っ張ったらくす玉が落ちて)

純子(これが本当の「落とし玉」っていう……)

純子「……ぶふっ」

愛「純子?」

純子「えっ! あっ、いや、なんでもないです……」

幸太郎「というわけで、サキ」

サキ「なんだよ」

幸太郎「お前がこれを引け」

サキ「なんであたしが」

幸太郎「お前はフランシュシュのリーダーだ。メンバーで唯一、これを引く権利がある」

サキ「そんなもんいらんし」

幸太郎「何故だ」

サキ「いや、紐引っ張ったらくす玉が落ちてこれが本当の『落とし玉』っていう、典型的なギャグだろ」

純子「ぶふっ!」

愛「だからどうしたのよ」

純子「な、なんでもないです。なんでも……」

幸太郎「ふっ」

サキ「あんだよ」

幸太郎「誰がそんな典型的なギャグをやると決めた」

純子(いや、もう見え見えですけどね。だけど今は……)

幸太郎「常識に囚われていてはこれからこの先、何もできないぞ。それでもお前は伝説の特攻隊長なのか?」

サキ「あぁっ?」

ゆうぎり「伝説が、何か関係がありんすか?」

リリィ「何もないと思うよ」

幸太郎「全国制覇をしたいのなら、紐の一つくらい引いてみろ! そして、その先にある物を手に入れてみせろ! サキだけに」

サキ「やかましいわ! ぶっ殺すぞ!」

さくら「サキちゃん落ち着いて、ねっ。幸太郎さんもああ言ってることやし、引いてみてもよかと思うっちゃね」

たえ「うがーっ、あっ、あっ」

サキ「……ったくぅ、引けばよかなんやろ……ほいっ」

クイッ、ボトッ


 

 
幸太郎「はい。これが本当の『落とし玉』です……てへぺろっ☆」

 

 

サキ「やっぱりじゃねーかオイコラ! テメェ、マジぶっ殺す!」

純子「くっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ひぃー、はぁー、はぁー」

愛「じゅ、純子?」

幸太郎「古典的で典型的な、お茶目でお約束感ありありなギャグの何がいかんのじゃい!」

サキ「やっかましいわー!!」

幸太郎「お前もそれを期待しとったくせに!」

サキ「だぁぁぁぁ!!」

純子「ひぃーっ、ひぃーっ、ご、ごめんなさ……い」

愛「あ、うん……」

たえ「うぅぅぅぅぅ!」

ゆうぎり「中身、空でありんすなぁ」

幸太郎「お前らゾンビィにやる年玉なんかあるかバカタレ!」

さくら「えぇー!」

幸太郎「ただでさえ予算もないのに、そんなもんに金を出せるワケないじゃろがい!」

リリィ「そんなことだと思った」



 
幸太郎「てなワケでこれから初詣イベントじゃーい! さっさと準備せんかい、このスットコドッコイがぁー!!」

 



 
そんなこんなでイベントは無事終了。

さくら頑張った、うんっ!

 

ワイワイ、ガヤガヤ

たえ「ヴォ、えっ、あっ」

さくら「たえちゃん。遊んだらいかんて」

ゆうぎり「いつの時代も、初詣は人が多いでありんすなぁ」

リリィ「でも、人混みが多いと疲れちゃうね」

純子「分かります」

愛「そういえば、みんなは初詣って行った方?」

純子「仕事の合間に。やはり、年始めですし」

さくら「私も行ったよ」

リリィ「リリィはマミィとパピィと行ったけど、お仕事してからは忙しくて無理だった」

ゆうぎり「わっちは、花魁仲間やご贔屓さんと」

たえ「あぁ、あぁ、あっ」

愛「リーダーは?」

サキ「行ったに決まっとるとよ」

リリィ「えぇー」

サキ「なんやぁ、ちんちく」

リリィ「サキちゃん。そんな風に見えないもん」

サキ「なんでや」

愛「なんかお参りとかやらずに、年がら年中走り回ってそうな感じだし」

純子「お礼参りとかはしてそうですけど」

サキ「あんなぁ。怒羅美では仲間と年末に走り納めして、日付が変われば走り始め。んで、初日の出を見てその帰りに初詣行くのが恒例たい」

愛「年がら年中走ってるのね」

純子(初詣に来るレディースの集団というのも異様のような)

サキ「……まぁ、細かいことはどうでもよか」

たえ「うぉー」

サキ「なぁ」

純子「はい?」

サキ「やったら、あれやろうや?」

さくら「あれって、何やると?」

サキ「初詣ゆーたら、おみくじやろが」

純子「いいですね」

リリィ「やる、やるー」

ゆうぎり「おみくじ。懐かしいどすなぁ」

たえ「ヴぁー」

愛「やるに決まってるでしょ!」

さくら「うん」

サキ「おい、グラサン。ちょっと、おみくじ引いてくるわ」

幸太郎「あぁ、ゾンビィバレだけは気を付けろよ」

全員「はーい(うがぁー)」



 
さくら「おみくじ♪おみくじ♪」

サキ「よーし、そんじゃ引くぞー」

リリィ「ゆぎりん。やり方、分かる?」

ゆうぎり「えぇっ、筒を振って出た棒に書いてある数字を巫女さんに言うんでっしゃろ」

リリィ「そうだよ」

純子「昔とやり方って、変わってないんですね」

愛「お金を入れたらおみくじが出てくるタイプもあるけど」

たえ「あぁぁぁぁー」

さくら「よーし。まずは私か……」

サキ「待て、さくら」

さくら「サキちゃん?」

サキ「まずはフランシュシュのリーダーであり初代・怒羅美の特攻隊長のあたしから引くのが筋ってもんやろ?」

純子「そういうものなんですかね?」

愛「怒羅美の部分は分かんないけど、フランシュシュのリーダーとしてなら、一番最初に引くのは一理あるわ」

サキ「だろぉ~。それにあたしはぜってぇー、大吉以外は引かんばい。だから、大吉は決まっとるようなもんやし」

ゆうぎり「それは凄いでありんすなぁ」

リリィ「嘘くさぁ~い」

さくら「うん。それじゃあ、サキちゃんからどうぞ」

サキ「おらちんちくぅ、よー見とけよぉ」

シャカシャカシャカ

サキ「出た」

リリィ「何番?」

サキ「おおっ、一番! なんか幸先よかやん!」

愛「一番お願いします」

巫女「はい」

サキ「もう一番なんて大吉確定やん」

ゆうぎり「そない決まりでも?」

純子「ないですね」

サキ「はっはー。それじゃ、大吉とごたいめーん」


 

 
『凶』

 

 

サキ「は?」

純子「……」

ゆうぎり「……」

サキ「わりぃさくら、あたしおみくじで『大吉』以外の字見たことないけぇ、これなんて書いてあると?」

さくら「凶だね」

サキ「今、なんて言ったと?」

さくら「『きょう』だね」

サキ「日付が変われば」

さくら「『あした』だね」

サキ「……」

さくら「……」

サキ「なんかの間違いだな。うん」

純子「いえ、間違いではなく……」

サキ「さーって、やり直しやり直し」

愛「いや、さすがにそれは……」

純子(凶が出たことから目を背けたいのですね)

リリィ「もしかして、大吉が出るまで引くのかなぁ?」

サキ「これ、間違いとかなかと?」

巫女「ないです」

サキ「実はちょっとの意地悪ですり替えたとか」

巫女「なか」

サキ「……」

巫女「……」

サキ「マジか」

巫女「マジたい」

サキ「……」

○| ̄|_

リリィ「サキちゃん。落ち込んでるよ」

さくら「大吉やなかったんが、よっぽどショックやったみたいっちゃね」

純子「生前の運やらなんやらは、ゾンビになった今では通用しないのでしょうね」

ゆうぎり「大変なんしなぁ」

リリィ「サキちゃんの場合、けっこう怪しいけどね」

純子「まぁ、大吉以外はノーカンとか本気で言いそうですし」

さくら「そ、それじゃあ、気を取り直して」

愛「待って、次は私がやるわ」

さくら「愛ちゃん?」

愛「私、こう見えて大吉引くのは得意で『大吉の愛ちゃん』って近所で評判だったのよ」

さくら「うわぁー、すごかねぇ愛ちゃん!」

愛「あまりに大吉ばかり引くから、神社からおみくじ禁止令が出たくらいなんだから」

リリィ「嘘くさ」ボソッ

愛「まぁ私、みんなより動体視力は良い方だから」

さくら「さすがやねぇー!」

ゆうぎり「関係大有りなんどす?」

純子「全く関係ないと思います」

愛「外野は黙って見てなさいって」

シャカシャカシャカ

愛「えいっ」

さくら「何番?」

愛「五番」

リリィ「五番お願いしまーす」

巫女「はい」

愛「じゃあ、いくわよ!」


 
『凶』

 

愛「は?」

純子「凶、ですね」

愛「なんて言った?」

純子「凶」

愛「日付が変われば」

純子「そのネタもうやりました」

愛「……」

純子「……」

リリィ「大吉の愛ちゃん」ボソッ

愛「……」

リリィ「神社からおみくじ禁止令」ボソッ

クシャ

愛「おかしいよね! ありえないよね!!」

リリィ「知らねぇよ」ボソッ

純子「いや、まぁ……」

愛「この私が……この私が……」

○| ̄|_

ゆうぎり「あぁ、なんか幸先悪いでありんすなぁ」

さくら「じゃあここは私が、がばーっとドカーン!と流れ変えてみせるけん!」

シャカシャカシャカ

さくら「出ました!」

純子「何番ですか」

さくら「二番」

リリィ「二番入りまーす」

巫女「はい」

さくら「ふっふーん」

さくら(もう持ってない私とはおさらばしたし! きっと、いいことあるっちゃ!)


 
『大凶』

 

さくら「はい?」

ゆうぎり「おや」

リリィ「ありゃ」

純子「大凶、ですね」

さくら「嘘、やろ?」

ゆうぎり「大凶」

さくら「実はなんかこう、大凶だけど書き換えられた」

リリィ「大凶」

さくら「壮大ながばー大きなスペクタクル」

純子「大凶です」

さくら「……」

さくら(やっぱり、私は持っとらんやん……)

●| ̄|_

 
純子「私達も引きましょうか」

ゆうぎり「そうでありんすな」

リリィ「大吉引くよー」

たえ「ヴぁー」

サキ「なぁ」

愛「何よ」

サキ「なんであたしら、凶なんやろ」

愛「知らないわよ」

さくら「私は大凶……」

さくら(私はなんも持ってない)

 
リリィ「リリィ、中吉だよ」

サキ「なんか悪いことしたか?」

愛「私はなんにもしてないわよ」

サキ「マジか?」

愛「マジよ」

さくら(どやんすればよか?)

 
ゆうぎり「わっちは吉どす」

サキ「おい、凶でもなんか良いこと書いとけや……ぶっころすぞ」

愛「私なんて『待ち人とか来るワケないじゃろバカタレ』とか書いてるわよ」

さくら(災い……頬っぺた叩かれる? 誰によ……)

 
純子「小吉……普通ですね」

サキ「普通って、なんなんやろ」

愛「普通は普通でしょ」

サキ「ふむ……分からん」

さくら「はぁー」

サキ「今のあたし、バイク乗ったら崖から落ちて死ぬんやなかか?」

愛「私なんて手を天に翳せば、雷が落ちて死ぬ自信があるわ」

さくら「私は……ルンルンで外出よったら、トラックにドーン!で死ぬんやなかと」

 
純子「既に死んでますけどね」

サキ「でもよ」

愛「?」

サキ「一年の始まりが最悪なら、こっからどんどん上昇するんじゃねぇかと思うんだ」

愛「はいっ?」

さくら「えっ?」

サキ「なんとなくだけどよ。今がどん底だとこれ以上は底に行かないって聞くし、こっから自然と上向きになるんじゃねーか?」

愛「んー、調子が底だと少なからず、そこから上向くだろうって言うし」

サキ「そうそう。運勢も同じ感じで上がるんじゃねぇか?」

さくら「おぉー!」

 
ゆうぎり「現代は難しいことばかりでありんすなぁ」

リリィ「ゆぎりん。理解するだけ無駄だと思うよ」

さくら「運勢どん底♪」

サキ「身長、上底♪」

愛「胸はそこそこ♪」

三人「イェ~イ」

 
純子「意味が、よく分かりませんね」

純子(私も胸と身長はアレだけども)

リリィ「でも、元気出てきたみたいだし良かったんじゃない」

純子「そうですね」

サキ「大体よぉ、たかが紙切れに運命左右されてたまるかってんだ」

愛「まぁ私自身、凶を引いたのを失敗とは思ってないし。むしろ凶だって大吉への糧とすればいいだけだしね」

サキ「それにあたしらゾンビやし」

愛「どんな困難にも立ち向かえる。おみくじに書かれてることなんか気にしない」

サキ「へっ、はなっからそこに書かれてることなんか、興味すらもねぇけどな」

さくら「そうそう。こっから上昇気流に乗ればえぇっちゃね」

サキ「あたしらはフランシュシュやし仲間やけん」

愛「辛いことがあるなら吐き出して、みんなで悩んで進め! 倒れたなら何度だって立ち上がる!」

サキ「そして進め!」

さくら「うんうん。自分でも持っとらん女やと思とったけど、私にはフランシュシュという仲間がおるし、困ったら相談」

ゆうぎり「さくらはん」

さくら「はいっ?」

パシーン

さくら「ぐへっ!」

純子「……」

リリィ「……」

サキ「……」

愛「……」

さくら「えっ?」

ゆうぎり「いつまでもウジウジ悩むのはおやめなんし」

さくら「はえ?」

ゆうぎり「自分は持ってへんと思ってても、さくらはんにはわっちらが付いとるんどすえ」

さくら「は、はぁ」

ゆうぎり「フランシュシュのみんなは……仲間どす! 悩むんなら、わっちらに相談してくれなんし!」

さくら「……」

ゆうぎり「さくらはんはもう、持ってるんでありんすよ!」

さくら「……」

サキ「おおーっ、さすが姐さん!」

愛「貫禄が違うわね」

さくら「いや、あの、それ、私が今言おうと……」

 
リリィ「たえちゃん大吉だよっ!」

純子「おめでとうございます」

ゆうぎり「やりますなぁ」

サキ「マジか、たえ。すげぇーなぁー!」

愛「羨ましいわね」

たえ「うぉーーっ!」

 

 

 
さくら「あれ?」


 
リリィ「ふわぁ~」

ゆうぎり「リリィはん。眠いんどすか?」

リリィ「色々あって疲れちゃったぁ」

サキ「まっ、確かに色々あったなぁ」

さくら「そろそろ寝よっか」

たえ「ぁぁ……ぁぁ……」

純子「明日の予定って何かありましたっけ?」

愛「アイツは何も言ってなかったけど、どうせ飛び込みのイベントに出演とかでしょ」

サキ「んなら、もう寝るか」

さくら「そやったら、電気消すね」

サキ「ああ」

サキ(っと、その前に)

サキ「おーい、みんな。ちょっといいか?」

たえ「ばう?」

ゆうぎり「?」

リリィ「どーしたの?」

サキ「ちょっと、言いたかことがあったとから」

さくら「言いたかこと?」

サキ「あぁ」

愛「何よ」

サキ「えー、つまりだなぁ……」


 

 
サキ「今年もこのメンバーでぶっこんでくんで、夜露死苦ぅー!」

 

 

サキ「へへっ、言いたかこと伝わったと?」

純子「はい」

愛「リーダーらしいわね」

純子「私からも、よろしくお願いします」

ゆうぎり「わっちからも」

リリィ「よろしくー」

愛「こちらこそ、よろしく」

たえ「あがー」

さくら「うん。もう、どんどんぶっこんで色んなとこ制覇しようね!」

サキ「ふふっ、そんじゃあ」


 

 
サキ「フランシュシュ!」

全員「ファイト、オー! イェーイ!(ヴぁー!!)」

 

 

ガチャ

幸太郎「こらー、お前ら! 近所迷惑やけぇ、もうちっと静かにせんかい!」

全員「はーい(ぁー!)」

幸太郎「それから明日もイベントじゃから、さっさと寝ろ!」

バンッ!

愛「それじゃ、寝ましょうか」

サキ「だな」

純子「電気、消しますね」

カチッ

愛「それじゃあ」

全員「おやすみー」

たえ「ぐがー」

なんやかんや色々あったけど

フランシュシュの絆は強い!

ってのを再認識したと思う。

思う?

まぁ、でも――

色んなこと経験して苦難を乗り越えて

みんなと楽しい一年になれば……いいなっ!

って気分になる。うんっ!

以上、源さくらでした!

 
頬っぺたまだ痛い……

 

 
おしまい

以上、おわり
本年、最初

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