優美子「あーしら海に来たし」八幡「は?」 (97)

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久しぶり過ぎるssの続き書くけど、ストーリーほとんど覚えてないし誤字脱字あります。そんなssなら嫌だ!って方は即退室を勧めます。


優美子「あーしら海に来たし」八幡「は?」



海、それは生命の源である。どんな生物も皆元をたどれば海から産まれたらしい。つまり海とは神聖な場所なのだ、神聖な場所にわざわざ遊びに行くなんてリア充は怖いもの知らずである。

そして、最も怖いのは。


男「あれ、新しい水着?露出派手じゃん?」


女「君に見せるために買ったんだよ?」



八幡(と、周りではカップルがイチャつき、彼女居ない非リアは白い目で見られる。この環境である。)


戸部「おーい、ヒキタニくん?この焼きそばそっちのテーブルに運んでくんねー?」


八幡「お、おう、って…いや…どこのテーブルだよ」


戸部「3番のとこ!」ジュ-ジュ-


八幡「了解」スタスタ


八幡「お待たせしました、ソース焼きそばと海鮮塩焼きそばの2つです」コト


なぜ俺達がこんな所に来ているのかと言うと……


※※※※※※※※※






戸部「ところでさ」


隼人「どうした戸部?」


戸部「俺ら3年の夏じゃん?これから受験で忙しくなるしさこの夏パーと海で遊ばない?」


結衣「海?」


戸部「そうそう海だよ海だよ、俺の叔父さんが夏場に海の家やってんのよ」


海老名「へー」


戸部「んで、手伝ってくれる人募集してるんだけど」


戸部「皆が手伝ってくれるなら、叔父さんが経営してる旅館に泊めてもいいって言ってんだけど」


戸部「来てくれるかな?」


八幡(タモリか)


結衣「えー旅館いいねー」


優美子「行くっしょ」


八幡(俺は誘われてないよな?)


結衣「ヒッキーも来るでしょ?」


八幡「え、俺はその」


戸部「いいべヒキタニくん遊ぼうぜー」カタクミ


八幡「……わーたよ、行くよ」


海老名「トベ×はち………ぶあっ!」ぶしゅうぅ


優美子「海老名………自重しろし」







回送終了


※※※※※※※※※※


そしてそこへ、なぜか小町と天使…いや戸塚も加わることになった。従業員の確保も出来た事で戸部の叔父さんは喜んでいたが。


八幡「少々、客が多すぎじゃ…」


ガッシャ-ン


八幡(何だ…?)


優美子「ちょ…!なんだしいきなり腕を掴んで!」


結衣「優美子!大丈夫?!」


DQN「はぁ?こいつが俺の誘い断ったからだろ?」


優美子「ハンッ…誰があんたみたいなキモイやつと……」


DQN「んだと、こんのアマ!」ブン


優美子「きゃ!」バキッ


戸塚「三浦さん!大丈夫?!」アワワ


海老名「何すんの!」グイッ


戸部「おいコラ、てめぇ。何俺の友達に……」グッ


八幡「おい戸部落ち着け」


戸部「ヒキタニくん止めるなべ!」


八幡「いや、だからちょっと待っ…」


DQN「うぜぇんだよ!」ブン

雪乃「フン!」ガシッ


雪ノ下は合気道の有段者だ。その実力は前の「柔道部の先輩を追っ払う」という依頼の時見かけたが、中々のものだ。というかDQNさん痛そう……。


DQN「あああああ!いでぇぇぇ!」ジタバタ


雪乃「あら、こんな可愛らしい女の子に投げられたのよ?喜びなさい」


DQN「ひぃぃぃぃ」ダッ


お客さんA「おおお!すごい!」


お客さんB「ホントスッキリした!」


雪乃「今回はお騒がせしてしまって申し訳ございません」

お客さんC「いーんだよ、どう見てもあっちが悪いんだから」ハハハ


雪乃「私からのお詫びと言ってはなんですが皆様にドリンクをなんでも1杯サービスさせてもらいます」


お客様A「ヒュー!気前がいいね!」


お客様D「やったぜ」


雪乃「では引き続きお召し上がりくださいませ」ペコッ


雪乃「と、いうことで店長これ、ドリンク代です」スッ


叔父さん「あ、ああ。でもこんなには要らないよお釣りが来るくらいだ…」


雪乃「では、それは私からの気持ちとしてお納めください」


叔父さん「なんか悪いねぇ、本当は私がする事なんだが…」


雪乃「お気になさらずとも結構ですよ、慣れてますから」ニコッ


八幡(なんか無駄に場を収めるのが上手いな……さすが雪ノ下)

今更ですけどこのssは

優美子「あーしとデートしろし」八幡「は?」

の続編です
書き溜めてます


戸部「なんとか一件落着っしょ、優美子が殴られたのはいただけなかったけど」


海老名「アイツらでBL本作って泣かせてやるんだから!」


戸塚「…BLって///」カァ


八幡「大丈夫か優美子…?」


海老名「あ、口切ったみたいだね。血が出てる」


優美子「大丈夫だし、このくらい」


優美子「それより雪ノ下さん、ありがと助かった」


雪乃「いいえ、さあ再開しましょ」


雪乃「由比ヶ浜さんは三浦さんの手当してあげて」


雪乃「三浦さんが来るまでは葉山くんに頑張ってもらうわ」


隼人「あぁ、任せてくれ。結衣、優美子をよろしくな」


結衣「うん、ほら優美子行こ」スタスタ


優美子「うん」スタスタ


八幡「おい戸部」


戸部「なに?ヒキタニくん」


八幡「焼きそば焦げてる」


戸部「ちょまー!」ジュ-モクモク






※※※※※※※※※

優美子が殴られた以外のトラブルとかは特になく。なんとかやり遂げることができた。ちなみにこの海の家のバイトは今日1日だけに限るもので残りの2日間は旅館で好きに過ごしていいらしい。なかなか気前がいいな、戸部の叔父さんにしては。

旅館はなかなか趣がある。古い内装ではあるが掃除が行き届いており、清潔感がある。旅館自体ちょっとした高台にある為俺達がいる部屋から海が見える。

男子部屋


戸部「うぇーい、疲れたべ~!隼人くん風呂いこ、風呂」


隼人「分かったから、引っ張るなよ」


戸塚「八幡ぼくらも行こうか」


八幡「と、戸塚とお風呂…」ドキッ


戸部「ヒキタニくんも行こうぜ~」


八幡「あいよ」


八幡(いや待てよ、戸部と葉山に戸塚の裸を見せていいのか……)


八幡(ダメだ!それだけは絶対にダメだ!)


八幡「いや、俺と戸塚は後で入るから」


戸部「っべー、マジかーじゃあ俺もそうしようかなあ」


隼人「まぁ少し落ち着いてからでもいいか」


八幡「ダメだ、お前らと戸塚を一緒に風呂に行かせるわけには行かない」キリッ


戸塚「八幡…」


戸部・隼人「うわぁ…」


八幡「………風呂行くか」スタスタ


戸部「だべ」スタスタ


隼人「そうだな」スタスタ


戸塚「ぼく男の子なんだけどなぁ」スタスタ


ガラガラ

バタン


女子部屋


雪乃「ふぅ、やっと落ち着けるわね」


結衣「この部屋すごく木の匂いする!」クンカクンカ


小町「さすが旅館、綺麗にしてありますね」


海老名「今日はこの部屋で腐教しないとねぇ、グ腐腐腐」


雪乃「私温泉に入ってくるわ」スタスタ


結衣「私もー!」スタスタ


小町「小町もー!」スタスタ


優美子「あーしも」


海老名「…」ショボン



風呂

八幡「ほぉ、いろんな風呂があるんだな」


戸部「そそ、あっちの方は薬草風呂つって、なんかいっぱい葉っぱ浮いてるべ、あの葉っぱが腰痛とかに効くらしいんよ」


八幡「俺の筋肉痛にも効くのかな」


戸部「効く効く!もう夜なんてギンギンよ~!」


八幡「なんか変な成分も混ざってそう……」


戸部「あとあっちの方にゆず風呂あるべ、いい匂いするっしょー」


隼人「思ったよりココの風呂に詳しいんだな」


戸部「もち!風呂ガイドしてあげようか?」


隼人「いや、いい。ゆっくりと入りたい」


八幡「確かにな、戸部がガイドとか普通にウザそう」


戸部「酷くね!」


戸塚「お待たせ皆」ガラガラ


3人「!!」バッ


俺と葉山と戸部、3人の揃って勢いよく振り向いた。こうして俺達が息ぴったり振り向いたのは戸塚の性別が気になってしまうという共通点があったからである。

八幡「なん、……だと」


タオル越しでも分かる股間部の膨らみ、……ああそうか、あんなに可愛らしく、天使のような戸塚は本当に男だったんだな。


八幡「うぅ……戸塚ァ」シクシク


戸塚「えぇ!八幡なに泣いてるの?」


隼人「戸塚君もやはり男だったんだね…」


戸塚「えっ」


戸部「…」ポン


戸塚「えっ」


葉山は切なそうに戸塚を見る。
戸部も無言で肩を叩く、何かを認めたのだろうか。
みんな戸塚が女の子だったら良いと思ってたらしいな。


戸塚「まさか、ぼくがホントに女の子だと思ったの?」


3人「」コクコク


戸塚「えぇ、…それじゃあ"ぼくの"見て確認する?///」カァ


八幡「ダメだ、戸塚の身体を見ていいのは俺だけだ」


戸塚「もお!八幡てば!///」


八幡「戸塚、そのタオルは終始外すな。いいな?」


戸塚「う、うん」


隼人「でも、温泉の湯にタオルを浸けるのは…」


八幡「くっ、戸塚の裸を見せなければならないのか……」


戸部「ヒキタニくんマジ戸塚ファン過ぎでしょ…」

女風呂


小町「うぃぃぃ…いい湯だなぁ…」チャポン


海老名「小町ちゃん、おじいさんみたいな声出すんだね」アハハ


小町「小町は色々と気苦労が耐えませんからね、特に兄の事で」


雪乃「確かに、あの捻くれ者の相手が出来るなんて凄い事よね」


結衣「ヒッキーだから仕方ないよ~」


優美子「正直今日のバイトでキョドらないか心配だったし」


雪乃「そうね」


結衣「でも、思ったより仕事出来てビックリだよ~、うぅ…私肩身が狭くって…」


雪乃「あら?由比ヶ浜さんも仕事してくれたじゃない」


結衣「ゆきのんやヒッキー、隼人くん程じゃないけどね…あはは」


結衣「てか、私の仕事ってビキニ着て呼び込みするヤツだったから、すごく恥ずかしかったなぁ…」


小町「あの時の結衣さんバインバインでしたよ…」ショボン


雪乃「ところで、その…コホン…由比ヶ浜さん…失礼かもしれないけど…」


結衣「ん?どうしたのゆきのん」


雪乃「…由比ヶ浜さんの胸部は…どうやったらそんなに育ったの…かしら///」


結衣「えぇ!?なんで急に!!」


雪乃「前々から大きいとは思って居たのだけれど、実際に見ると、やはり破壊力が…」


海老名「私も聞きたいなぁ、大きくなる秘訣とかさ」


小町「小町もです!」


結衣「うーん、秘訣とかはわからないけど、小学校のころ牛乳いっぱい飲んでたかな~」


雪乃「牛乳は効果ありそうね」


小町「じゃあお風呂上がりに皆で飲みましょう」


結衣「私フルーツ牛乳!」


優美子「あーしはコーヒー牛乳」


雪乃「私は普通のを」


小町「小町もフルーツ牛乳にしよっと♪」


海老名「うーん…、普通の牛乳の方効果ありそうだから、私も普通の牛乳にしようかな」



結衣「でもさ、大きいと色々と不便なんだよねー」


優美子「ほんとそれ、結衣ほどじゃないけどあーしもそれなりにあるから体育の時とか周りの目を気にしないといけないし」


優美子「何より肩こるし」



結衣「へ、周りの目?」


優美子「結衣あんま気にしてないみたいだから言うけどさ、体育の時の結衣の胸が男子にめっちゃ見られてるし」


海老名「うんうん」


結衣「はっ!///」カァ


海老名「あと大きいと可愛い下着とか見つけにくいんでしょ?」


雪乃「そうなのかしら?三浦さんも?」


優美子「あーしはそこまでじゃないから…、結衣はどうなの?」


結衣「まぁそうだね、見つからない事は無いけど数は少ないよ」


小町「でもさっき脱衣所で見たブラ可愛かったですよね!」


結衣「そうそう!私も中学の時はなかなかいい物が無くてさー」


結衣「でも最近はネット販売のやつで大きくても可愛い下着があるんだー」


雪乃「なるほど」


小町「大きいと色々あるんですね…」

海老名「ぐ腐腐腐、そんなに大きいとさぞかし揉み心地が良いんでしょうなぁ」ワキワキ


結衣「ちょ、姫菜…なんで両手をワキワキさせてるのかな…」ゾク


海老名「知れたことを~」モミモミモミ


結衣「ひぁ!ちょ姫菜ぁ~///」


海老名「良いでは無いか良いでは無いか」フンスフンス


雪乃「海老名さん貴女おふざけが過ぎるわ、離れなさい」


海老名「雪ノ下さんも…」ワキワキ


雪乃「何を!きゃっ、んっ…///」ビクッ


海老名「うひひひ、雪ノ下さん感度高い」


優美子「海老名が暴走しちゃった。ど、どうしよう小町ちゃん」


小町「ぐふふふ」ワキワキ


優美子「ひっ!」


小町・海老名「良いではないかー!」ワキワキ


結衣・雪乃・優美子「きゃああああー!!!」ザブ-ン






男子風呂


八幡「…」


戸部「…」


隼人「…」


戸塚「…」


戸塚「…女子風呂の方騒がしいね///」


八幡「聞いてないフリしろよ?聞いてたとわかったら酷いからな」


戸部「だべ」


隼人(今の女子の会話は脳内で保管しとこ…)


八幡(それにしても)


八幡・隼人・戸部(風呂から上がれなくなった…)

八幡「あぁ~、いい湯だったな」


戸塚「そうだね!気持ちよかった」


戸部「あっちに卓球台あるけどやろーぜ!」


八幡「お前は元気だなぁ、俺はパス」


戸塚「ぼくもパスかな」


隼人「じゃあ俺が付き合うよ」ニコッ


戸部「おっしゃ!負けねーぞ」スタスタ


隼人「ははは、それはどうかな」スタスタ


八幡「行ったか…」


戸塚「なんだか、八幡と二人っきりになるの久しぶりな気がするなぁ」


八幡「そうか?」


戸塚「ほら、最近は三浦さんとかと一緒に居たから、ぼくが入る隙がなかったんだ」


八幡「そっか、なんかすまんな」


戸塚「いやいや!そんなつもりで言ったわけじゃないんだ!」ブンブン


戸塚「ただ、ちょっと寂しかったかな」クスッ


八幡「そ、そうか」ドキッ


戸塚「うん」

八幡「戸塚は…」


戸塚「ん?」


八幡「戸塚って、可愛いよな」


戸塚「え!?」


八幡「いや!変な意味じゃないんだ」


八幡「なんというか、優しいし人懐っこいし」


戸塚「そうかな」


八幡「おう」


八幡「なんつーの?その、そんな戸塚が俺の癒しなんだよなー」


八幡「だから今度からはもっと話そうぜ、気兼ねなく話しかけてくれていいぞ」


戸塚「うん!」


戸塚「じゃあさ八幡はどんな女の子が好みなの?」


八幡「え?いきなりだな」


戸塚「ほら、八幡って周りに女の子多いでしょ?誰が本命なんだろうな~って思って」

八幡「あー、誰が本命とかは分からんが俺の事を養ってくれる奴だな」


戸塚「えぇ、八幡は働く気ないの?」


八幡「あぁ、俺は働かずに専業主夫になる」


戸塚「じ、じゃあ雪ノ下さんとか?」


八幡「ゆ、雪ノ下!?まぁ、確かに養ってくれる力量はあるが」


八幡「…でも、俺が専業主夫になるのは絶対認めないと思うぞ」


戸塚「そうかな、意外と養ってくれるかも 」


八幡「あとは、優しくて家庭的な母性がある人かな…?」


戸塚「じゃあ由比ヶ浜さんだ!」


八幡「戸塚、お前はアニメのovaで由比ヶ浜のハンバーグ見てたろ」


戸塚「あぁ…」


八幡「あいつに家庭的な物を求めちゃダメだ」


八幡「だが、優しいし母性があるのは認める、あと可愛いし」


八幡「結局の所、二人とも魅力的だから俺には釣り合わんよ」


戸塚「そっかー」


戸塚「じゃあ」


戸塚「三浦さ「ブフォ!!」」


戸塚「え?」


八幡「は、ははははぁ?なんでそそそこで優美子がで、出てくるんだよ」ドキドキ


戸塚「えっと、最近仲良さげだったから……八幡、大丈夫?」


八幡「だ、大丈夫…」ドキドキ


八幡(どうしちまったんだろ、俺は…)

八幡「優美子は…、そもそも俺と人種が違うというか、カーストが違うというか」


八幡「…優美子にとっては俺は雑用係としか思ってないんじゃないか?」


戸塚「そうなのかな?でも雑用係なら名前で呼ばせないんじゃない」


八幡「でも、それだと」


八幡(それだと、優美子……否、三浦が俺に対して恋愛感情を抱いてると言うことに)


八幡(恋愛感情は行き過ぎたか、友情か?………人とのコミュニケーションを取る事が少なかったから今の関係をなんと定義するのか分からんな)


八幡「うーむ…」


戸塚(八幡は、もしかして……)


戸塚「ねぇ、八幡」


八幡「ん?」

結衣「んぐ…んぐ…、ぷはぁ!」


雪乃「由比ヶ浜さん、はしたないわよ」


小町「んっんっ…牛乳なんて久しぶりに飲みましたよ」ゴクゴク


優美子「あーしも、小学生以来かな」


海老名「私もだけど、私は小学生の頃1回飲んで具合悪くなったから。それ以来決まって牛乳残してたかな」


結衣「姫菜好き嫌いあったんだ。なんか意外」


海老名「えー、そんなことないよ~」ナハハ


優美子「あーしちょっと単独行動させてもらうわ」


結衣「なんか用でもあるの?」


優美子「や、別に。でもさっき中庭があったから外の風に当たろうかなって思ってさ」


結衣「そっか、じゃあまた後で」


雪乃「晩御飯までには合流しましょ、食堂で待ってるわ」


優美子「うん、またねー」スタスタ

優美子「ふんふんふーん♪」テクテク


優美子「八幡どこかな」テクテク


優美子「あ、居た」


優美子「おーい…ん、戸塚もいる」


優美子「何話してんだろ」コソッ


戸塚「ねぇ、八幡」


八幡「ん?」


戸塚「八幡は三浦さんのこと好きなんじゃないの?」


八幡「いやいやいやいや、そんな訳……」


優美子「えっ」


戸塚「八幡って人が好きになったことあるの?経験が無いだけで今のその感覚が好きって事だと、ぼくは思う」


八幡「ま、まぁ。」


八幡(折本の時はその場の勢いだった気がするし、一理あるかもな)


八幡「……仮に俺が優美子に惚れてたとして、俺には無理だ」


八幡「俺はアイツほど見た目良くないし、ひねくれてるし。めんどくさい奴だぞ俺」


戸塚「そうだね、でもそんな"面倒臭い八幡"をを許容することが出来るなら。きっと2人は本物になれるんじゃないかな」


戸塚「八幡の欲しいものって何だっけ?」クスッ


八幡「うっ…///…本物か…」


戸塚「うん!ぼくは面倒臭い八幡もひねくれた八幡も優しい八幡も好きだよ!」


戸塚「だからぼくらは本物の友達なんだよ…」


八幡「…」

戸塚「ぼくらは友達として、じゃあ三浦さんとは?」


戸塚「友達で終われるのか、そうじゃないのか。決めるのは八幡だよ」ツンツン


八幡「はぅ…頬をつつくなよ///」


戸塚「あはっ、ついね」


八幡「確かに俺は優美子の事が…」


優美子(ちょ、…これあーしが聞いちゃダメな奴じゃ)ポロッ


優美子「あっ、牛乳瓶が…」


カラ---ン

ゴロゴロ


優美子・八幡「あ」


戸塚「あ…」

八幡「ゆ…み、三浦…」


優美子「い、いやぁ、探したよ、八幡。こんな所で何してんのさ」


八幡「…あ、あぁ…戸塚と世間話をな。お前こそ何してるんだ」


優美子「あ、あーしは中庭に行こうとしてて…その…」


3人「…」


八幡(ちょっと、どうすんだこの空気)


優美子(あれ。あーし、八幡に何話せば…)


八幡(助けて~戸塚ァ…)チラッ


戸塚「…」プルプル


八幡(無言の優美子にビビってる…)


優美子(あーし今まで八幡と何話したんだっけ)


優美子「その…わ、私…じゃない。あーし中庭に行ってくるから。またね」スタスタ


八幡「お、おう」


八幡「…」


戸塚「…」


八幡・戸塚「…」


戸塚「ご、ご飯って何時からだっけ」


八幡「…何時だっけ」


優美子「見ちゃいけないもの見ちゃった…」


優美子(もしかして、八幡ってあーしのこと…)


優美子「あーしも…」


優美子「あーし…」


優美子「あーしは八幡のことを…」




結衣「おーい!優美子~」フリフリ


優美子「ひゃあっ!?」ビクゥ


海老名「おお?!」
雪乃「わっ…!」
結衣「わぁ!?びっくりした……どしたの?」


優美子「な、なんでも」


優美子「ところでどうして皆が」


雪乃「時計を見なさい三浦さん、時間になっても来なかったから私達が迎えに来たのよ」


優美子「あ、ほんとだ…」


海老名「大丈夫?なんか調子悪いのかな」


優美子「…ううん、あーしは大丈夫」


雪乃「そう…」


結衣「じゃあ行こっか!」


戸部「とりゃあ!」パシン


葉山「隙ありだぞ!!」パシ-ン


八幡「すげぇスマッシュだな」


戸塚「うん、テニス部員に欲しいくらいだよ」


戸部「お、ヒキタニ君と戸塚君じゃん?2人も卓球しにきたん?」


八幡「あー、いや、そろそろ飯だと思うから食堂行こうぜ」


葉山「確かにそろそろ時間………ってかなり遅れてるじゃないか」


八幡「え?そうなのか?」


葉山「思いのほか、時間を忘れるほど卓球にのめり込んでしまった。俺としたことが…」ショボン


戸部「動いてお腹空かせた方がご飯美味しくなるし別にいいっしょー」


八幡「とりあえず食堂に向かうか」


戸塚「だね」

一人称変わってた、すまんすまん
修正



戸部「とりゃあ!」パシン


隼人「隙ありだぞ!!」パシ-ン


八幡「すげぇスマッシュだな」


戸塚「うん、テニス部員に欲しいくらいだよ」


戸部「お、ヒキタニ君と戸塚君じゃん?2人も卓球しにきたん?」


八幡「あー、いや、そろそろ飯だと思うから食堂行こうぜ」


隼人「確かにそろそろ時間………ってかなり遅れてるじゃないか」


八幡「え?そうなのか?」


隼人「思いのほか、時間を忘れるほど卓球にのめり込んでしまった。俺としたことが…」ショボン


戸部「動いてお腹空かせた方がご飯美味しくなるし別にいいっしょー」


八幡「とりあえず食堂に向かうか」


戸塚「だね」

※※※※※※※※※
食堂


小町「みんな遅いなぁ…」


ゾロゾロゾロ


小町「お、来た」


小町「もぉ!ごみぃちゃん遅い~ご飯出来て待たせてるよ」


八幡「あぁ、すまんすまん」


隼人「ごめんね、小町ちゃん待たせちゃって」


小町「いえいえ!大丈夫ですよ!」ニコッ


八幡「俺と扱い違くないですか…」


小町「だって、お兄ちゃんはごみぃちゃんだもん」


八幡「なんだその理論、今のは八幡的にポイント低いぞ~」


小町「えー、でも小町的にはポイント高いんだけどなぁ」


戸部「仲良くて羨ましいべ~、俺も兄弟とか欲しくなってきたわ~」


戸塚「小町ちゃんと八幡見てるとホッコリするね」


葉山「なんか普段のヒキタニくんのキャラとギャップがあるな」


八幡「小町、戸塚以外とは関わっちゃダメだぞ、男は皆けだものだ。」


葉山「おいおい、ヒキタニ変な事を言うなよ」
戸部「俺ケダモノか~、ライオンがいいなぁ」
戸塚「僕男の子なんだけど」


雪乃「小町さん、待たせたわね」スタスタ


結衣「ごめんねー」スタスタ


小町「おかえりなさいです!」


小町「すみませーん、お膳の方お願いします~」








結衣「それでね~」


雪乃「そうなのね」ニコ


海老名「攻め受けっていうのはね、男同士の…」


小町「なるほどぉ、勉強になります…」


戸塚「葉山君、テニス部に入らない?」


隼人「テニスか~」


戸部「いやいや!隼人くんサッカー部だべ!」



ワイワイガヤガヤ






八幡「…」モグモグ


優美子「…」モグモグ


八幡「…」チラッ


優美子「…」チラッ


八幡・優美子「っ」サッ


結衣「ねー!優美子!」


優美子「え?何が?」


結衣「だから、優美子が授業中に出したちっさい加湿器の話だよー」


結衣「もう、すんごいモクモクしてたんだから」


雪乃「そ、その話は何十回も聞いたわ由比ヶ浜さん…」


結衣「あれ?そうだっけ、ごめんごめん私忘れっぽいから」アハハ

戸部「あんれー、優美子とヒキタニ君喋らなくね?」ヒソヒソ


葉山「なんかあったのかな、ついさっきまでは普通だったんだけど」ヒソヒソ


八幡「…」モグモグ


小町「…」ジ-


海老名「小町ちゃんにはあとで私の本貸してあげる♪」


小町「あ、はい!ありがとうございます」


海老名「愚腐腐、腐教完了…あ、鼻血が」


雪乃「あっちの方からまがまがしい空気が漂って来てるわね…」ゾワッ


優美子「ほ、ほら海老名擬態しろし」フキフキ


海老名「うん、優美子ありがと」


八幡「…」


※※※※※※※※※※

結衣「お腹いっぱい~」


八幡「由比ヶ浜、お前食いすぎだ。てかお前ってあんなに食っても太らんの?」


結衣「ふぇ?ヒッキーのばか!いつもあんなに食べる訳ないじゃん!」


八幡「しかしあの食いっぷりはスゴかったぞ。大食いでもやれば?」


雪乃「早食いなんかもいいわね」


結衣「2人して…もう怒ったよ!」


結衣「それ!こちょこちょ~」コチョコチョ


雪乃「ひゃ、由比ヶ浜さn、ちょっと…ふふふ、くすぐっ…たいわ」プルプル


結衣「ヒッキィ…」ジィ


八幡「ちょ、落ち着け由比ヶ浜!」


結衣「こちょこちょ~」ムギュ


八幡「わっ!ははははっ!くすぐてぇ…はは!…から」プルプル



結衣「ふふん、参ったか」ドヤァ


八幡・雪乃「まいりました「まいったわ」」


海老名「おーい、結衣~雪ノ下さん~部屋戻るよー」


結衣「あーん、待ってよー」


雪乃「それじゃあ比企谷くんおやすみ」フリフリ


結衣「おやすみ!」フリフリ


八幡「おう、お疲れさん」フリフリ


優美子「八幡…、ちょっと」トントン


八幡「お、おう、優美子か」


優美子「あんさ…、ちょっと出ない?」


八幡「…いいぞ」





ザザ-ン


八幡「…」ザッザッ


優美子「…」ザッザッ


八幡「なんだよ、こんな所まで来て」ザッザッ


優美子「うん」ザッザッ


八幡「まさか告白でもする気か」ザッザッ


優美子「…そうかも」ピタッ


八幡「ふぇ!?」ビクッ


優美子「…あーしの依頼覚えてる?」


八幡「まぁ」


優美子「隼人とのデートの練習……だったよね」


優美子「その依頼もう終わりにするわ」


八幡「でも、…俺は…」


八幡「…いや」


八幡(なにが"でも"だ。依頼主の優美子が決めたのなら従うべきだろ…)


八幡(俺は名残惜しいのか、三浦優美子との関係が)


八幡(仕方なくやってた依頼だったじゃないか)

優美子「だから、隼人のことは諦める」


八幡「え?」


優美子「この間、海に行く前、冗談であーしと付き合うって言ったっしょ?」


優美子「それに八幡、"俺は隼人の代用品か"って言ったじゃん」


優美子「だから、八幡にあーし個人的な依頼だから聞いて欲しい」


八幡「優美子…」


優美子「あーしと付き合って」


八幡「…」


八幡「本当に俺なんかでいいのか?」


優美子「八幡だからいいんだし」


八幡「俺面倒臭いし、ひねくれてるし、目とか腐ってて葉山みたいにカッコよくないぞ?」


優美子「今の八幡は充分イケメンじゃん、まぁそのなに?面倒臭い所とか含めて好きって事じゃん…」


優美子「あーし、返事は待たないよ」


優美子「今決めな」



八幡「色々いきなりで戸惑っては居るんだが…」


優美子「うん」


八幡「よ、よろひくおねぎゃい…」


八幡(噛んだ…)


優美子「ふっ…ふふっ…」


優美子「あはははははは!」


八幡「おい笑うなよ、俺も緊張してるんだから」


優美子「ここでキョドる?普通、あははは」プルプル


八幡「やり直してもいい?」


優美子「うん」フフッ


八幡「まぁ、なんだ。よろしく頼む」


優美子「うん、頼まれました!」


優美子「てか、ごめん。さっきの戸塚との話聞いてたし」


八幡「さいで、分かってたけど」


優美子「戸塚の話聞いて先急いじゃったかも」


八幡「先急ぐ事は悪いことじゃない、ほら学校の先生とか5分前集合しなさいって言ってただろ?」


優美子「意味わかんないし」


八幡「…さて、旅館の方戻ろうぜ」


優美子「うん、あ、結衣達に話した方いいかな?」


八幡「いや、まだ言わない方がいいんじゃないか?」


優美子「そっか」







八幡「それじゃあ」フリフリ


優美子「うん」


優美子「あ、八幡」


八幡「ん?」


優美子「おやすみ!」フリフリ


八幡「あぁ、おやすみ」








男子部屋

八幡「うーす」ガラ


戸塚「あ!八幡」


戸部「ヒキタニくん遅いべ~枕投げの準備してたんだけど~」


八幡「枕投げって、やらんぞ俺は寝る」


戸部「ええー!早くね?夜はまだまだこれからだって!」


隼人「バイトで疲れたんだろ?それじゃ、俺も寝かせてもらおうかな」


戸塚「だね、ふわぁ…おやすみ」スヤァ


戸部「んもー、しゃーね俺も寝るべ」


戸部「おやすみ」パチッ


こうして俺、比企谷八幡は三浦優美子と付き合う事になった。
なぜ付き合う事を選んだかというと、単純に三浦優美子がどんな人間なのか見てみたいと思ったからだ。この数日で俺は彼女に惹かれた。そしてこれからも惹かれてみたいと思う。
これから比企谷八幡と三浦優美子の交際が始まる訳だ。いい加減プロローグはこの辺にしよう。

ここからが物語の本編である








※※※※※※※※※※※



八幡「おーい、戸塚起きろ」


戸塚「むにゃむにゃ…」ゴロ-ン


八幡「くっ…///」


隼人「もう起こさない方がいいと思うな///」


隼人(寝顔もっと見たいし)


戸部「それ賛成だべ…///」


戸部「戸塚くんマジで普通の女の子より可愛いし、もう付き合っちゃおうかな」


隼人「いや、俺が…」


戸部「隼人君が出てきたら勝ち目無いべ、ここは俺に譲ってくれよ~」


隼人「ダメだ、これは絶対譲れない」


八幡「馬鹿やってないで起こすぞ」


隼人・戸部「え?」


八幡「な、なんだよ」


隼人「いや、いつもなら"俺が戸塚と付き合うべきだ"ってキメ顔で言うと思って…」


戸部「どこか頭打ったんじゃ」


八幡「いや、頭打ってないし。てかキメ顔なんてしないし」


八幡「そうかいつもの俺はそんな感じだったか」


戸塚「…うーん」


戸塚「あ、おはよ…」カクンカクン


八幡「随分眠そうだが」


戸塚「大丈夫、ぼくいつもこんな感じだから」

「おーい、ヒッキー?隼人くん、とべっち彩ちゃん?みんな起きてる?」トントン


隼人「すぐ行くよ」


八幡「先に行って待っててくれ」


「わかったー!」


八幡「着替えるか…」


隼人「…」ジ-


八幡「なんだよ、人の体ジロジロ見て」


隼人「いや昨日の風呂でも思ったんだけど、ヒキタニくんって着痩せするタイプなんだなって」


八幡「お前海老名さんの洗脳にあったんじゃ……」


隼人「ちが…」


戸塚「うわぁ」


戸部「隼人君…」


隼人「違うって!」アワアワ

結衣「おっそいなぁ」


隼人「ごめん、遅くなった」


雪乃「まったく…」


優美子「まぁいいし、いこ」


海老名「だね、今日1日楽しも!」


八幡「あ、海老名さん実はな…」


海老名「ん~?」


八幡「ゴニョゴニョ」


海老名「え?!ほんと?!」ブシャアアアア


隼人「…まさか」


海老名「…隼人君を見る目変わっちゃうかも、愚腐腐」


隼人「…何言ったんだ」


八幡「くくく、さっきの事だよ」ニヤニヤ


隼人「おいおいヒキタニ、 勘弁してくれよ」


海老名「さあ、隼人君こっち来て語ろうよ!」


隼人「はは、 遠慮するよ」

ビーチ




八幡「……今なんつった?」


優美子「オイル塗れし」


八幡「いやだ」


優美子「はぁ!?なんでだし!」


八幡「だって素肌に塗るんだろ?」


優美子「そうだけど?」


八幡「お前の肌触ったら、鼻血出る…多分」


優美子「大丈夫だって、ほらこの間泊まりに行った時あーしのこと抱いてたじゃん?」


八幡「ばか!」



雪乃「え?」

結衣「えええええ!!」



八幡「いやその」


優美子「いいから塗れし、戸部で妥協したくないし 」


戸部「おっふ…」


八幡「戸部?大丈夫か?」


八幡「仕方ねぇな…、ってオイルの種類多くね、4つとかあるんだけど。どれ使うんだ?」


優美子「その黒いフタのやつ」


八幡「あいよ」カポッ


八幡「…」ドロォ


八幡「…」ヌチャア


八幡「い、いくぞ?」


優美子「う、うん」


優美子「ひぃ…///ちょ!変な触り方しないでよ!」


八幡「いや、変な触り方って!どう触ればいいんだよ」


優美子「いや、手とか指を広げて…」


八幡「こうか?」ヌチャア


優美子「ひゃう!だからそうじゃないっての///」


八幡「わかんねぇよ」


優美子「へんたい、セクハラだし」


八幡「理不尽だろ…」


優美子「そ、そういう事は二人っきりで……」ボソッ


八幡「ん?」


優美子「はぁはぁ…、なんか変な感じになっちゃった…結衣代わりに塗って…」


結衣「はーい」ヌリヌリ


優美子「そうそう、結衣上手いすぎ」


結衣「あはは、ヒッキーにはハードルが高かったんだよ」


優美子「そうかなぁ」


結衣「優美子ってさ、ヒッキーの事好きなの?」ヒソヒソ


優美子「うん」


結衣「やっぱ、そうだよね」


結衣「ゆきのんも優美子も可愛いから私の付け入る隙がないよ」ボソッ


優美子「…」


優美子「結衣の事はあーしが塗ってあげるよ」ムク


結衣「やったー!ありがとー」


優美子「ほら、結衣も可愛いじゃん」ナデナデ


結衣「え?んふふ、ありがと…」

戸部「ヒニタニ君!」


八幡「なんだ」


戸部「女子の、優美子の肌どうだった?」ヒソヒソ


八幡「は、はぁ?何だよいきなり」ヒソヒソ


隼人「戸部~、そんなこと聞くもんじゃないぞ」


戸部「だってぇ、隼人君も気になるべ~?」


隼人「そんなこと無い///」カァ


戸部「隼人君むっつりだもんな~」


隼人「うるさいっ」ベシッ 戸部「べっ」


戸部「んで?どうだったんよ」


八幡「緊張しすぎて覚えてない」


戸部「えー?ホントかよー」


八幡「ホントだっての…」


隼人「覚えてないなら仕方ないな…」


八幡「何ガッカリしてんだよ」


隼人「が、ガッカリなんてしないぞ」


優美子「んー、何話してるし?」


隼人・戸部「いや!なんでもないよ!(べ!)」

結衣「ゆきのーん!水着姿も可愛いよー!」ギュッ


雪乃「…」ジー


結衣「わっ、めっちゃ胸見てるし!?」


雪乃「私、牛乳の効果…出てるかしら…」チラッ


海老名「そんな早く効果が出るわけないけど…」


小町「奇跡的な効果を期待してたんですね…小町もだけど…」


戸塚「わー!皆の水着可愛いね!」


雪乃「そうかしら…」チラッ


八幡「ふぁ~…」


雪乃「ひ、比企谷君どうかしら?」ドキドキ


八幡「…いいんじゃないか?似合ってるぞ」


八幡(一緒に買いに行った時も見たが、雪の下自身が着るとまた違って感じる)


結衣「ヒッキー私も!」ドーン


八幡「お、おおう」


八幡(デカい大きい素晴らしい)


優美子「…」ジー


八幡「わ、わりぃ」


優美子「あーしも…」


八幡「へ?」







優美子「あーしの水着も感想言えし」


八幡「うーん」


優美子「なにさー、あーしの水着にはなんも感じないわけ?」


八幡「なんて言えばいいか」


八幡「…照れ臭いな///」フイッ


優美子「"似合ってる"とか"綺麗だね"とか、普通な感想言ったら殴るし」


八幡「なんでだし?!」


優美子「もっと凝った感想を言いな、仮にもあんたあーしの彼s…」


八幡「おい」


優美子「ごほんごほん…ほら、感想言えし」


八幡「えーと、滑らかな曲線が美しい……出る所は出てて、その柔肌に少々、水着がくい込み…」


優美子「やっぱ変態じゃん!」ペシッ


八幡「いてっ、凝った感想なんて分かんねぇ…」




DQN「ん?」


DQN2「どうした?」


DQN「あそこにいる女共、昨日俺を投げ飛ばした奴じゃねぇか」


DQN2「あー昨日言ってたヤツか」


DQN3「女に投げられるとは、お前も落ちたな」ケラケラ


DQN「うっせー、油断したんだ。クソ呑気に遊びやがって」


DQN3「どうする?やっちゃうか」


DQN「あの女、黒髪ロングの貧乳。あいつには気をつけろ」


DQN2「なんでだよ」


DQN「合気道使えるっぽい」


DQN2「ふーん、それで投げられたのか」


DQN3「おっけー、じゃあお前がナンパ失敗した女どいつだ?」


DQN「ああ、それはあの金髪の」


DQN3「あいつ1人の時に拉致るか」


DQN「くくく、覚悟しろよ」ニヤ

優美子「さ!泳ご~」


結衣「ゆきのんもおいでよ~」グイ


雪乃「わかったから引っ張らないで、痛いわ」


結衣「じゃあ抱く」ギュ-


雪乃「何がじゃあなのかしら」


優美子「じゃあ、あーしも」ギュッ


雪乃「ちょっと?三浦さん?」


海老名「雪ノ下さん人気だなぁ…」


海老名「じゃあ私も…」ワキワキ


雪乃「なぜ手をワキワキさせてるのかしら」


海老名「ぐふふふ…」ワキワキ


結衣「ゆきのんは私が守る!」ガバッ


海老名「きゃー!」


八幡「百合だな」


隼人「目の保養だ」


戸部「ゆ、百合ってなんだべ」


八幡「戸塚も行ってこい」


隼人「確かに」


戸塚「ぼく男だよ?セクハラになっちゃうよ」


戸塚「それにぼくも見てる側がいい」


八幡「昨日の風呂、あんな事になってたんだな」

戸塚「えーい」バシャッ


隼人「やったなー」バシャッ


戸部「よっと」


隼人「なんだ!?戸部お前、俺を持ち上げて何を?」


戸部「どりゃあ」ザブ-ン


隼人「ぶはあ!この海深いっ…!」


戸部「俺の鼻に海水がああ」


優美子「なにそれバカじゃないの」アハハハ


結衣「ぷっ…ふふふっ、戸部っちの髪がワカメみたいになってる…」


雪乃「というか、本当にワカメ付いてる…」


戸部「ワカメが髪に絡まったんだけどぉー」


隼人「自業自得だよ、お返しだ!」ザブン


戸部「ちょま、隼人君ちょm…」ザブン


隼人「ぷはっ、思い知ったか」


戸部「ぷはっ、……え?」


隼人「ど、どうした戸部…?」


戸部「なんだこれ」ブラ-ン


隼人「ん、パンツ、トランクスタイプの水着だな……」


隼人「!?…///」バッ


戸部「ん?」


隼人「それ俺のだ!返せ!」


海老名「キマシタワア」ブシャアアア

結衣「ヒッキー」


八幡「なんだ?」


結衣「ヒッキーは泳がないの?さっきからずっとパラソルの下に居るし」


八幡「誰かが荷物番してないと危ないだろ」


結衣「私が代わろうか?」


八幡「別にいい、あっち行けよ」


結衣「あ、もしかしてヒッキー泳げないの?」


八幡「そ、そんなわけ…」ドキッ


結衣「せっかく海に来たのに勿体ないよ~」


八幡「…」


結衣「…やっぱり泳げないの?」


八幡「泳げないわけじゃないけど、水泳は得意じゃないんだ」


雪乃「貴方、海で泳いだ経験はあるかしら?」


八幡「雪ノ下か…、無い」


雪乃「海水は真水より浮きやすいのよ、知らないの?泳ぎやすいわよ」


八幡「そうなのか」


雪乃「騙されたと思って行ってみたら?」


八幡「でも荷物が」


雪乃「荷物なら私が責任を持って番をするわ」


結衣「ゆきのんがここに居るなら私も荷物番するね!」


雪乃「そうね、由比ヶ浜さんと雑談でもしていようかしら」フフ


八幡「じゃあ、頼むわ」ザッザッ



八幡「…」スイ-


八幡(本当に浮きやすいんだな…、水面から上、水が浸かってない部分には太陽の光が当たって暖かい)


八幡「ふぁ…」プカプカ


戸塚「八幡なにしてるの?」


八幡「なにも、ただ浮いてるだけだ」


戸塚「それ楽しいの?」


八幡「やってみるか?」プカプカ


戸塚「やってみる」


戸塚・八幡「ふぁ…」プカプカ


戸部「何してんのヒキタニ君に戸塚君」


八幡「ん、浮いてるだけだ」プカプカ


戸部「へぇ、それって楽しいん?」


八幡「自然と一体化してる感じがして気持ちいいぞ」プカプカ


戸塚「戸部君もどう?」プカプカ





八幡・戸塚・戸部「ふぁ…」プカプカ


隼人「俺がジュース買いに行ってる間に何があったんだ」


八幡「何も無いぞ、浮いてるだけ…」プカプカ


隼人「完全に脱力状態だな」


戸部「隼人くんもやってみ、まじ心地いいから」プカプカ


戸塚「大海原を漂う丸太の気分…」プカプカ


隼人「ふむ…じゃあ俺も。力を抜いて」ダラ-ン



4人「ふぁ…」プカプカ


女「キャー!あそこに漂流死体が~!」


キャ-キャ-

ワ-ワ-


※※※※※※※※※※※※

八幡「ただ浮いてただけなのに、なんで叱られるんだ…やはり俺の海水浴は間違っている」


隼人「まさかあんな事になるなんてね」ハハハ


戸部「めちゃくちゃ目立ってチョー恥ずかしかったべ~…」


雪乃「恥ずかしかったのは私たちの方だわ…」


優美子「ホントそれ、おかげで一緒に目立ったし」


海老名「子連れのお母さんが子供に『見ちゃいけません!』って言っててショックだったなぁ………」


男性陣「ウッ」


結衣「ま、まぁ、悪気は無かったみたいだし!」


小町「そうですね!気を取り直して昼ご飯でも行きましょう!」

※※※※※※※※※※※※※

八幡「肝試し?」


戸部「そーそー!森の方に戦時、アメリカ兵の爆弾を受けて日本兵がいっぱい死んだ所があるんだけど」


そこは簡易的なお墓がいっぱい並んでてさ~、叔父さんと親父が子供の頃に近くに住んでた友達を連れて一緒に肝試しをしたんだって。お墓とお墓の間に1本の道があるんだ、その道を真っ直ぐ行くと"中岡さん"っていう人のお墓があってそこに御札を置いて戻ってくる。

友達数人は無事に戻ってきて「やっぱりただの墓地だった、何でもなかったぜ」という。

そして、親父と叔父さんの番が来た


戸部父「ね、ねぇ、本当になんにも無かったのかな…」


叔父「わっ、大っきい水溜まりが…」


戸部父「驚かすなよ~」


フラフラと墓地の一本道を進む2人。そして、"中岡さん"のお墓に到着する。


戸部父「御札もってきた?」


叔父「うん」


戸部父「これ置いて、帰るんだな…なんだ思ったより簡単じゃん!やっぱり幽霊なんて嘘…っ」


叔父「うわああああ!!」ダッ


戸部父「なん!なんだ!ちょっと待てよ!」ダッ




※※※※※※※※※※※※

戸部父「ハァハァ…何でいきなり走るんだよ」


叔父「誰かに足を握られたんだ」


戸部父「そんなのある訳ないだろ」


叔父「でも、ほら」


戸部父「!」






戸部「叔父さんの足には握った跡がくっきり残ってたそうだ…」

結衣「ふぇぇぇ…」フルフル


八幡「絶対行きたくない…」


隼人「そうだね……夜に森に入るのも危険だし」


雪乃「そ、そうね。危ないわ」


優美子「ふーん、雪ノ下さん怖いんだ?」ニヤ


雪乃「そんなわけないじゃない?貴女こそ震えてるわよ?」


優美子「ちが、貧乏ゆすりだし!」


雪乃「へぇ」


優美子「なによ!」


海老名「まぁまぁ優美子ムキにならいの」


優美子「分かった……それじゃあ皆で肝試し行こ」


雪乃「そうね、同感だわ」


優美子「そこで決着をつけるし!」


雪乃「受けて立つわ、かかって来なさい」


小町「お兄ちゃーん小町怖い~」


八幡「はいはい、お兄ちゃんが守ってあげますよ~」


戸塚「うわぁ…肝試しかぁ……楽しみだねっ!ね!八幡」


八幡「ああ!そうだな!」キリッ


戸部「それじゃあ、けってーい!」

戸部「ということで、皆これ引いて~」


結衣「なにこの紐?」ムム


戸部「くじ引きに決まってるっしょ!この紐の先端に色がついてて色分けでペア組んでもらうんよ~」


雪乃「肝試しって、大体一人でやるのが定番ではなかったかしら?」


隼人「そんな事もないと思うけど、でも、一人行った方怖いんだろうな」


海老名「きっととべっち1人だと怖いんだよ」


海老名「それより!、隼人くんかヒキタニくんのどちらかにとべっちペア当たるといいなー!」


海老名「暗闇の中2人のナニがナニして…腐腐腐」


八幡「まぁ、一人で行くのは危ないし丁度いいんじゃないか?」


雪乃「それもそうね」


小町「それじゃあ誰から引きますー?」


優美子「まぁここは公平に、ジャンケンでいいんじゃない?」


『ジャンケンポン!』



八幡「俺からか、………青」


雪乃「次は私ね、………緑ね」


戸塚「僕の番だね!うーんと……赤だよ」


結衣「よーし!次は私っ……緑!やったー、ゆきのんと一緒だー!」


海老名「あ、赤、私戸塚くんと一緒だー」


小町「小町は黄色です!」


隼人「俺も黄色だな、よろしくね小町ちゃん」ニコッ


八幡「小町、もしコイツに変な事されたら大声出すんだぞ。お兄ちゃんが駆けつけてやるから」


小町「それは流石に、シスコン過ぎるよごみぃちゃん」


優美子「あーしは………青か八幡とペアだし」


戸部「よし!俺の番だべ!…ほい!……ってあれ、色ついてない」


八幡「今いる人数9人だから1人だけハブになるな…」


戸部「という事は……俺一人で行くの!?」


隼人「そうだな」


戸部「無理無理無理!まじっべーって!ホントにっべーて!隼人君マジ着いて来てくれよぉ~」


隼人「いや、でも俺ヒキタニ君の妹さんとペアだし」


優美子「往生際が悪いよ戸部~、諦めなって」


戸部「まじっべーわ!」


雪乃「やれやれね…」








八幡「ほう、ここか……結構雰囲気あるな」


優美子「ガチで怖いんだけど…」


隼人「いかにも、って感じだな」


戸部「お、俺生きて帰れるかな」


海老名「もー、とべっち考え過ぎだよ~?」バンバン


結衣「ゆきのんは私が守ってあげるからね!」ギュッ


雪乃「うわっぷ…ゆひがひゃまひゃん、くるひいわ」


八幡(由比ヶ浜の胸に雪ノ下の顔が……百合だ)


優美子「えい!」ゲジッ


八幡「痛った!?優美子さん?蹴らないで?」


優美子「うっさいし!ほら行くよ!」グイッ


八幡「おっと、おい、くっつきすぎだ」


八幡(色々と当たってるんですが)

DQN「おい、準備はいいか?」


DQN3「おっけー」


DQN2「こっちも問題ない」


DQN「よし、行くぞ」


DQN(今行くぞ金髪女、ククク…)

八幡「……」


優美子「……」キョロキョロ


八幡「結構歩いたな…」


優美子「うん…」


ガサガサ


優美子「きゃっ!」グイッ


八幡「うおっ!?」


優美子「何今の……?」ギュッ


ムニィ


八幡(胸が当たってますよあーしさん?/////)


八幡「わ、分からん。多分野生の動物だろ……?」


優美子「得体の知れない奴が1番怖いし!」ウルウル


八幡「大丈夫さ……多分…きっと…」


優美子「頼りないし……」

優美子「早く御札を置いてすぐ帰ろう?」スタスタ


八幡「おい、そんなに急ぐと危ないぞ」ガシッ


優美子「!/////」


八幡「危ねぇ、ほら、そこ。結構な段差になってるぞ」


優美子「ありがと/////」


八幡「全く…、幽霊なんて居ないから安心しろ」


優美子「八幡それフラグっぽくない?」


八幡「俺らはここから生きて帰るんだ」キメガオ


優美子「だからフラグやめろし!」ベシ


八幡「いてっ」



ガサガサ…

八幡・優美子「!?」


優美子「ほら!やっぱフラグじゃん!」


八幡「そんなはずは……」



ガサガサガサ…


八幡「そこに誰かいるのか?」




ドスッ


八幡「?!」ガクッ


優美子「え?…ちょっ、八幡大丈夫?!」


八幡「っ……なんだお前ら」


DQN「なんだとはなんだ、もやし野郎」ニヤ


八幡(こいつら、昨日の…さっきの物音はこいつらのだったのか)


優美子「急に人を殴るなんて、……ってあんたは」


DQN「忘れてたなんて感心しないねぇ…投げ飛ばされた俺はとんだ恥をかいたってのによぉ?」


優美子「あれはアンタらが悪いからでしょ!」


DQN「あぁん?知ったこっちゃないね、俺はただお前らが気に入らないだけだ」



優美子「なにそれ………あーし達を捕まえてをどうする気?」


DQN「……ちょっとお仕置きをするだけだ。安心しろ。もやし野郎のそいつには手は出さない」


DQN「そいつが何かしない限りな」


DQN2「まぁ、俺達も何するかまだ決まってないんだが、こういう時はお約束ってのがあるだろ?」


DQN「エロ展開ってやつか」クックックッ


DQN3「俺からヤっていい?ほらこんなの持ってきたんだけど」


DQN2「エッグ、お前そんなの入れるのかよ」


DQN3「このバッグにまだ色々入ってるぜ?」


DQN2「うっわ!何だよ、この怪しい白い粉」


DQN3「知り合いから貰ったやつ、それキメるとどんな女もチョロいから」


DQN「ばーか焦るなよ、まずはヤキを入れないとな」


DQN「つーことで、おい、女」グイッ


優美子「痛っ……、ちょっと髪引っ張んないで!」


DQN「立場わきまえろって、このくらいで痛いとか言ってられないから」グイイ


優美子「っ!痛いっつってんでしょ!」バシッ


DQN「……」


DQN「何すんだこの女!」ブン


優美子「ひっ!」


八幡「まずい…」バッ


八幡「~っ!」バキッ


優美子「八幡…あんたあーしを庇って…」


八幡「だ、大丈夫だ。いいか、俺がコイツらを抑えてる間に一旦逃げろ、人呼んできてくれ」コソコソ


優美子「でも、それじゃあ八幡…」コソコソ


八幡「大丈夫、何も殺せれるわけじゃないんだから」



八幡(と、言っても森の中で未成年を犯そうとしてる連中だ。まともなのかもどうか分からん…、というか普通に怖い)


DQN「この野郎、そこのクソアマ殴らせろよ!」バキッドカッ


八幡「うっ!ぐふっ」


DQN2「まぁまぁ、落ち着けってそんなにボコしたら気絶しちゃうよ」


DQN2「すぐに気を失うなんてつまんねーだろ?」フフフ


DQN3「じゃーんスタンガーン」バチバチッ


DQN2「ほんと色々持ってきてんのな、お前の将来不安だわ。あ、電圧は下げとけよ?上げすぎたらそれこそ、気失うから」


DQN3「はーい!」バチバチバチ


八幡「ぐううう!」バチバチ


八幡「この!」バッ


DQN3「離されちゃった…」



八幡(スタンガン痛え、電圧下げてもこんなに痛いのかよ…)


八幡(だけど今は優美子が逃げれる隙を作らないと………)


八幡「へっ……お前、こんなもやし野郎に力負けしたのかよ」


DQN3「あん…?」ピク


八幡「いやぁ、最初ビビったけど案外そうでも無いんだなぁ」


八幡「お前ら3人まとめて相手してやるよ」


DQN「チッ……ほざいてろ、おい2人でこいつ抑えるぞ!」ガシッ


DQN2「大人しくしろ」ガシッ


DQN3「電圧最大にしたぞ。さっき言ったこと後悔させてやるよ」バチバチ


八幡(まず、俺が3人を相手にして喧嘩で勝つなんてまず不可能。だが、煽った事でこの3人を俺に注目させることが出来た。……後は)


DQN3「おら!」バチバチバチ


八幡「うううう!!」バチバチ


八幡「くっ!!」ガシッ


DQN3「なんだこいつ、いきなり俺の服を掴んで」バチチチ


八幡「逃げろ!優美子!」バチチチチ


優美子「!」ダッ


DQN「はぁ?!おい!スタンガンなんかいいから追っかけろ!」


DQN3「いや、でもこいつが離さないから、くっそ!」グイッグイッ


八幡「ううう!」バチバチバチ


八幡(まずい、気絶しそうだ。だけど今こいつの服を離したら優美子が危ない)


八幡「まだだ…」グイッ


DQN3「もういいから、気絶しろよ!」バチバチバチ


DQN「チッ……俺が行く!」バッ


八幡「行かせるか…」ギュッ


DQN「離せ!この!」


DQN「くそ!くそ!もう追いつかねぇそ!どうすんだよ!」


DQN2「ここは逃げよう、通報されたら厄介だ。」ダッ


DQN3「なんか後味悪いなぁ」ダッ


DQN「…顔覚えたからな」ダッ


八幡「……」


八幡「まだだ…」グイッ


DQN3「もういいから、気絶しろよ!」バチバチバチ


DQN「チッ……俺が行く!」バッ


八幡「行かせるか…」ギュッ


DQN「離せ!この!」


DQN「くそ!くそ!もう追いつかねぇそ!どうすんだよ!」


DQN2「ここは逃げよう、通報されたら厄介だ。」ダッ


DQN3「なんか後味悪いなぁ」ダッ


DQN「…顔覚えたからな」ダッ


八幡「……」

書き溜めは以上です
おやすみなさい

ちょっと誤字ありました修正


八幡「まだだ…」グイッ?


DQN3「もういいから、気絶しろよ!」バチバチバチ?


DQN「チッ……俺が行く!」バッ?


八幡「行かせるか…」ギュッ?


DQN「離せ!この!」?


DQN「くそ!くそ!もう追いつかねぇぞ!どうすんだよ!」?


DQN2「ここは逃げよう、通報されたら厄介だ。」ダッ?


DQN3「なんか後味悪いなぁ」ダッ?


DQN「…顔覚えたからな」ダッ?


八幡「……」?

八幡(あいつら行ったのか……)


八幡「……体が動かんし、痺れてる」


八幡「……」







優美子「はぁ…はぁ…」タッタッタッ


雪乃「あら…?」


結衣「優美子どうしたの?」


戸部「もしかして幽霊見た?見たんしょー?」


優美子「それ所じゃ……ゴホゴホッ…はぁはぁ…」


雪乃「何があったの三浦さん」


優美子「八幡が…はぁはぁ…昨日ナンパして来たやつに襲われて……」


雪乃「!…それで比企谷君はどこにいるの?!」


優美子「私を庇ってまだ森の中に…ひっぐ…」ポロポロ


優美子「えっぐ……助けて雪ノ下さん」ポロポロ


雪乃「行くわよ葉山くん戸部くん男手が必要だわ、あとの皆は危ないから先に帰ってて」


雪乃「三浦さん、怖かったでしょ?あとは私に任せなさい」


優美子「でも…ひっく…」ポロポロ


雪乃「三浦さんは少し休みなさい」


優美子「ううん、あーしも行く…」ウルウル


雪乃「でも、危ないわ……昨日の彼の狙いはナンパを断った貴女なのでしょ?」


優美子「確かにそう、あーしのせい」


雪乃「別に貴女のせいじゃ……」


優美子「なのにあーしは……」


優美子「あーしは、八幡を置いていっちゃったんだ…」ポロポロ


優美子「だから」グシグシ


優美子「あーしが迎えに行かないとダメ」


優美子「あーしも行く」


雪乃「……………。仕方ないわね、行くわよ」

戸部「しかし、アイツ卑怯な事するべ!」タッタッタッ


隼人「ああ、ヒキタニと優美子が二人きりになった所を狙ったんだろ」タッタッタッ


雪乃「許せないわ、たとえ目が腐ってひねくれてるシスコンとは言え、私の部活の部員をいたぶるなんてね……」タッタッタッ


雪乃「三浦さんまだ先なのかしら?」タッタッタッ


優美子「もうすぐ………あ!」タッタッタッ


八幡「……」


優美子「八幡!?ちょっと!?」ダッ


八幡「……」


雪乃「比企谷君!!」


隼人「ちょっとどいてくれ」


隼人「…」スッ


隼人「大丈夫、脈もあるし呼吸もしてる」


雪乃「驚かせないで頂戴……比企谷君」


優美子「よかった……あんな奴らに殺されちゃうかと思った……」ウル


雪乃「とにかく早く帰りましょう?比企谷君の手当てをしないと」


優美子「うん」


戸部「おっし、じゃあ俺がヒキタニ君背負うから」


戸部「よっしょ…と」


八幡「……ぅぅ」









八幡「………うーん」パチッ


優美子「すぅ……すぅ……」


雪乃「あら、起きたの?」


八幡「あれ、俺なんでここに居るんだ?」


雪乃「森で倒れてる貴方を戸部君が担いで来てくれたのよ」


八幡「え?………そうか俺は」


雪乃「話は三浦さんから聞いたわ、災難だったわね」


八幡「まぁな」


雪乃「……」コポコポ


雪乃「はい、お茶よ」コト


八幡「ん、サンキュー」


八幡「ふー…ふー…」


八幡「ずずっ…」


八幡「なぁ、雪ノ下」


雪乃「なにかしら?」


八幡「優美子はずっと俺に付きっきりだったのか?」


雪乃「えぇ、あなたの身を案じてね」


八幡「そうか、………悪かった。せっかくの遠出でこんな事になっちまって」


雪乃「いいえ、貴方は何も悪くないわ」


雪乃「むしろ私が悪いわ、投げ飛ばしたりしなかったら。彼らもヤケになってこんな事をしなかったかも知れないもの」

八幡「いや、でも投げ飛ばしてなかったら優美子は絡まれ続けてただろ、雪ノ下は間違ってない」


雪乃「そう言ってもらえると助かるわ」


優美子「う……ん?」


八幡「おはよう」


優美子「八幡…!」


優美子「八幡ごめん!あーし置いて行っちゃって!」


八幡「いや…俺こそすまん。無理させたみたいで」


優美子「八幡ほんとにごめん!」ポロポロ


八幡「大丈夫だ、優美子に目立った怪我は無いようだし………なにより無事でよかった」


八幡「ところで、他の皆は?」


優美子「今薬局に行ってる…八幡火傷してたから」


八幡「火傷?」


雪乃「貴方の身体に酷い火傷があったのよ、何か身に覚えはないかしら?」


八幡「…そういえばスタンガンを押し付けられたな」


雪乃「なるほど、その時の火傷かしら」



隼人「おーい、ヒキタニ君の様子はどうだ?」ガラ


八幡「うっす…」


隼人「目が覚めてたのか、身体は大丈夫なのかい?」


八幡「あぁ、大した事はない」


隼人「でも無理するなよ、火傷に染みると思うけど…、ほらこれ塗り薬」スッ


八幡「おう、さんきゅー」


隼人「お前を襲った男はどうしたんだ?」


八幡「あぁ、アイツらなら俺が優美子を逃がしてすぐに逃げて行ったよ、通報を恐れてたみたいだった」


雪乃「自分から襲っておいて卑怯ね」


雪乃「私が徹底的に叩きのめしてあげようかしら?」


八幡「やめとけ、俺らは高校3年なんだ。ここでトラブルを起こしたら進学に支障をきたす」


雪乃「トラブルならもう起きてるじゃない……」


八幡「だが、これ以上悪化させる事もないだろ?」


雪乃「……」


優美子「でも、あーしは悔しいよ…八幡がダメって言うならあーし1人でも」


八幡「何言ってんだ、そんなこと許すわけねぇだろ」


八幡「それに俺の事なら気にするなって言ってるだろ」


隼人「……」


隼人「悪いが俺も……許せない」


八幡「ほら、葉山もこう言って…」


隼人「俺が許せないのはアイツらのことだよ」


八幡「なに言って、は?お前止めろよ?」


隼人「なぁ比企谷…お前が傷ついてるところを見て痛ましく思う人間がいる、俺もその1人なんだ」


八幡(なんだよ。俺の名前…ちゃんと知ってるじゃねぇか…)


隼人「なんとも思わないわけないだろ」


八幡「…」


平塚『君が傷つくのを見て痛ましく思う人間も居ることにそろそろ気づくべきだ…』


八幡「……すまん、俺が無神経だったかもしれんな」



八幡「葉山お前は……いやお前に限らずか」


八幡「ありえないかもしれないが、俺の勘違い、独り言だと思って聞いてくれ」


八幡「お前らは俺の事を少なからず良く思ってくれてる、だから俺の事を気にかけてくれるのは分かった。」


八幡「例えば俺の妹の小町が同じ目に遭ったら俺は恐らく怒りを沈めることは出来ないだろうな 」


隼人「…ああ」

優美子「うん」

雪乃「そうね」


八幡「だから、その気持ちは分かるかもしれん」


八幡「だが、やっぱりこういうのは良くないだろ?」


八幡「俺もお前達に迷惑を感じて負い目を感じてるんだ」


八幡「それに、せっかくの旅の思い出を悪くする事をしたくない」


八幡「分かってくれ」


隼人「……」

雪乃「ぷっ…ふふっ」


優美子「雪ノ下…さん?」


八幡「な、なんだよ」


雪乃「いいえ…ふふっ、去年の貴方とはまるで別人みたいだから」クス


雪乃「いいえ、つい最近の貴方かしら」


雪乃「優美子さんと関わるようになって貴方の何かが変わったのかしらね……」フッ


隼人「それもそうだな、お前本当に比企谷か?」ハハ


八幡「あぁ、捻くれ者で目が腐ってる比企谷八幡だよ」


雪乃「わかったわ、貴方の顔に免じて”今回は”何もしないわ」


八幡「雪ノ下」

雪乃「何かしら」


八幡「お前も大分変わったと思うぞ?」


雪乃「ふっ、由比ヶ浜さんのおかげかしら?」


隼人「よし、じゃあ昼ご飯にしようか」


八幡「うん?もう昼か、どんだけ寝てたんだ俺は」


雪乃「比企谷君は薬を塗ってから食堂に来なさい」


雪乃「それとも美少女の私に塗ってほしいのかしら?」


八幡「んなわけねぇよ、てか自分で美少女とか言うなよ」


八幡「確かに事実だけど」


雪乃「…分かってるじゃない」


隼人「それじゃあ先に行ってるから」


八幡「おう」


ガラガラ…バタン


八幡「で」


八幡「なんで居るんですか」


優美子「ふ、ふん。あーしが薬塗ってあげんのよ」


八幡「なんでそうなるんだ」


優美子「いいじゃん、優しくするし」


八幡「多分鼻血出るけどいいか?」


優美子「なんでだし!?」

八幡「ボッチっていうのは女の子慣れしてないものからな」


八幡「女の子に素肌に触れられて下手したら血圧上がって鼻血が出るんだよ」


優美子「うっわ、きんも」


八幡「へいへい、さいで」


優美子「鼻血でもなんでも出せば?そんな事言ってもあーしは塗るから」


八幡「お願いします」


優美子「そ、それじゃあ失礼して」


優美子「上を脱がせるね……?/////」カァ


八幡「お、おう/////」


八幡(上目遣いでその台詞は色々やばいですよ?)


八幡「…」スルスル


優美子「へえ、八幡意外と筋肉あるじゃん」


八幡「そ、そうか?」


優美子「それじゃ、塗るね」


八幡「はいよ」


優美子「…」ヌリヌリ


優美子(ゴツゴツしてて、硬い…)


優美子(この体があーしを守ってくれたんだなぁ……)


優美子(ありがと、八幡)


八幡「そういえば、優美子初日のバイトの時アイツに殴られただろ?そこは大丈夫なのか?」


優美子「もう全然痛くない、てか八幡の方が重症だし」ヌリヌリ


八幡「そうか」


八幡「…」
優美子「…」ヌリヌリ


八幡「…?」
優美子「…」ヌリヌリ


八幡「…???」
優美子「…」ヌリヌリ


八幡「あの」
優美子「んー?」ヌリヌリ


八幡「いつまで塗ってんの」
優美子「あっ!」ピタッ


優美子「ごめん!つい夢中で腹筋を」


八幡「別に謝らなくても」


八幡「優美子は腹筋が好きなのか」


優美子「っ///」テレ


八幡「一緒にいる時なら触っていいぞ。大したものついてないけど」


優美子「いいの?えへへ!やったし!」パァ

戸部「ちょっちょっちょ!ヒキタニくん!!目覚めたってホント?」ガラガラバンッ


八幡「あ…」(上半身裸)

優美子「あ…」(腹筋を撫で回し中)


戸部「あ、ごめっ!」バタン


優美子「ちょっ……!戸部まてこらぁ!!!///」バタバタ

ガラガラバタン


八幡「……はは…」


八幡「はぁ…」







こうして、この旅行の最終日を迎えた


夕方




八幡「今度は夏祭りか…」


優美子「でも、八幡を狙ったアイツも居るかも…」


結衣「ヒッキーまた狙われたら……」


雪乃「そうね、これは中止した方が」


八幡「何も俺に気を遣うとはない、お前らだけで行けよ」


戸部「いやいや、ヒキタニ君も連れて行くべ」


八幡「いや、別に俺は」


隼人「別に無理にとは言わないさ、でも戸部はヒキタニ君を楽しませたいんだろ?」


戸部「そうそう!」


隼人「それに、皆でまとまればあいつらも襲って来れないだろうし」


八幡「そうか?うーん………そうだな行こうか」


小町「まっ、お兄ちゃんが友達と夏祭り行くなんて、この先一生無いだろうし行った方が小町的にポイント高いよー」


八幡「うぐっ」グサッ


海老名「そういう事で女子の皆様~」


女子一同「??」


海老名「あっちに浴衣レンタルしてたから良かったら着てみない?」


結衣「へー!いいじゃん!私着てみたいかも!」


八幡(浴衣っ!?)


八幡「と、とと戸塚お前もき着替えてこいよ」キョド


戸塚「ええ?!また八幡は……しょうがないな…」テクテク


隼人・戸部「グッジョブ」


八幡「フッ…」


数十分後


旅館の玄関先

戸部「でさー!まじやべぇのよ!先輩が卒業式の合唱の時にヘリウム吸ってさぁ」


八幡「いや待て、それはほんとにやばい奴じゃねぇか……」


隼人「お待たせヒキタニ君~」


戸部「お、隼人くーん!どうだった?」


隼人「海老名さんがそろそろ皆の準備が出来るってさ」





海老名「おまたせー」


隼人「噂をすれば」


雪乃「ご、ごめんなさい着付けに時間がかかってしまって…」


結衣「へへへ、ヒッキーどうかな?」


八幡「えっ、俺?似合ってるじゃねーの?」


優美子「ちょ、あーしは?」


八幡「もちろん似合ってるよ」


雪乃「比企谷君…?」チラッ


八幡「お前はなんでも似合うぞ」


優美子「なんか適当…」ジト-


戸塚「はちまーん!」トテトテ


八幡「お、戸つk……」


戸塚「ど、どうかな?海老名さんに髪飾りも着けられちゃって……///」



八幡「」ピシッ

隼人「」ピシッ

戸部「」ピシッ


※※※※※※※※※※※※

祭会場

ヘイラッシャ-イ



優美子「何この会場!?広すぎでしょ?!」


八幡「うわぁ……なんか疲れた」


結衣「いや疲れるの早いし!来たばっかじゃん…」


雪乃「人が沢山いるわね…」


戸部「だべー、ここの名物がこの夏祭りなんよー」


戸塚「あ!八幡!あっちにわたあめあるよー」


小町「小町りんご飴食べたい~」


結衣「あっ!私もりんご飴食べたい~」


海老名「それじゃあ一つずつ回ろっか」

八幡「おい、優美子お前はなんか食べたいものあるか?」


優美子「そうね~、あーしはガッツリした奴がいいかな~」


戸部「ガッツリしたものなら唐翌揚げ串とかどうよ?」ズイッ


優美子「って、戸部それいつの間に買ってんのよ…」


戸部「ちょこっとね~。ほらほら~、冷めないうちにぃ~!」


優美子「ん、あんがと」


戸部「ほら、ヒキタニ君の分もね~」


八幡「おー…、ほっかほか…」


八幡・優美子「いただきます」


ザクッ!

フワァ…

ジュアアア…


八幡「うめぇ…」


優美子「衣のザクザク感は……まるで歯ごたえのあるスナック菓子みたい」


八幡「それを香ばしくした様な……そして極めつけに肉汁だ……」


優美子「なんていうか、肉に味を染み込ませてるのかな……」


八幡「あぁ、肉汁に甘じょっぱい濃い味がついてる、しつこくない味」


八幡「それでいて肉にテカテカとツヤ感が…肉の食感はプリップリだ」


戸部「喜んで貰ってこっちも嬉しいっしょ」


八幡「ほんとに美味い」モグモグ


小町「あっお兄ちゃんずるい!小町にもちょーだい」


八幡「食い意地を張るなよ、ほれ、あーん」


小町「あーむっ」パクッ


八幡「よちよち、美味しいか小町~」


小町「その赤ちゃん扱いは普通に気持ち悪くて小町的にポイント低いよゴミぃちゃん」


八幡「そうだな、甘やかしは良くないもんな」


八幡「お兄ちゃん今度から小町を甘やかさないように厳しくするから」


小町「いやだいやだー!甘やかしてー!」


優美子「…」ジ-


八幡「ん、なんだ?」


優美子「ほら八幡」ア-ン


八幡「えっ?えぇ?」


八幡「あ、あーん」


優美子「あー、なんちゃって」パクッ


八幡「……」


優美子「あはは、ごめんってー!はいあーん」


八幡「別にいい…」


優美子「ほれ、拗ねんな拗ねんな」グイッ


八幡「く、首痛っ!」グリッ


優美子「それ」


八幡「痛いって優美…っんむ!」パク


八幡「……」モグモグ


八幡「お前無理やり押し込むなよ…喉詰まったらどうすんだ…」


優美子「大丈夫だっての!」


優美子「今度はあーしに、あーん」


八幡「はいはい」ヒョイッ


優美子「んむ」モグモグ

※※※※※※※※※※※※





結衣「りんご飴うまー!」


小町「ですねー!」


隼人「お姉さん、たこ焼きください」キラキラ


お姉さん「はっはいっ!おまけしておきますね///」


八幡「イケメンってなんかずるい」


優美子「ゆーて、アンタもイケメンの部類だけどね」


戸部「ねぇねぇ俺は?」ニヤッ


優美子「……」


戸部「無言とかいちばん怖いわー、シャレになんねーわー」


海老名「まぁまぁ、戸部っちには戸部っちの良さがあるって」


戸部「海老名さぁん…!」


海老名「戸部っちほどの総受け体質は中々居ないからね!!」ドバッ


戸部「海老名さん?!ちょっ鼻血」


海老名「キマシタワー」ブシャアアア


戸部「ほら、これ!ハンカチ、洗ってあるから安心して使っていいぜ」


海老名「あ、ありがと…」フキフキ


八幡(おや、意外と脈アリか?)


雪乃「……」


戸塚「何見てるの?雪ノ下さん」


雪乃「あぁ。あそこにパンさんのぬいぐるみが」


戸塚「射的?ぼくやってみようかな……」


雪乃「いいえ、やめた方いいわ」


戸塚「なんで?………あ」


八幡「あれはパチモンのパンさんだな」


優美子「出店あるある」



ヒュゥゥゥゥ…



戸部「お…」


ドォォォン

戸塚「わぁ」


ヒュゥゥゥゥ
ヒュゥゥゥゥ

小町「おー花火だよお兄ちゃん!」

ドォンドン
パラパラ



海老名「すごいねー」

ヒュゥゥゥゥ


隼人「あぁ、そうだね」


ドォォォォン


結衣「見てみてゆきのん!あの花火ゆきのんぽいよ!」
雪乃「あの由比ヶ浜さん?それはどういう事なの……」



ヒュゥゥゥゥ


八幡「…」
優美子「…ねぇ八幡」



ドォォォォォン!


優美子「…昨日はかっこよかったよ」ボソッ
八幡「!?///」





優美子「好きが大好きになっちゃった///」カァ



おわり


拙いSSではありましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
色々とキャラ崩壊してると思いますけど、ssなので目を瞑っていただけると幸いです。

転載の際、出来ればでいいんですが、このss誤字を修正してからお願いします。

また続編についてですが。一応考えてはいるのですが、気が向いたらやります

それではまたどこかで会いましょう


あーしと八幡は付き合ってる。



なぜそれを今言うの…。

私ね、ヒッキーの本物を壊したくないんだ。

ずるいですよ…っ、先輩は。



また傷つけてしまうのが怖い。








ーーーついに知られてしまう。2人の関係





相模「はっ?あんたらの思い通りにはさせないよ?」




次回

第3章

優美子「あーしからの依頼ね」八幡「は?」



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