リーリエ「マーマネとの会話はすべて空返事で返すことにしました」 (27)

マーマネ「ねぇリーリエ!日曜日にみんなで行く遊園地のことなんだけどー…」

リーリエ「あーハイハイ」スマホポチー

シロン「コーン」シラー

マーマネ「……………」

トゲデマル「マキュキュ」





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マーマネ「……えっと……楽しみだよねー!」

リーリエ「ソーデスネー。……あっ見てシロン!この服可愛いです」スマホポチー

シロン「コーン!」

マーマネ「…………」

マーマネ(リーリエ……さっきからずっとスマホいじってる…遊園地あんまり楽しみじゃないのかな……?)

マーマネ「………今度行くアローラの遊園地……新装オープンなんだ」

リーリエ「へー」スマホポチー

マーマネ「……僕、日曜日にみんなが楽しめるように色々調べておくよ!楽しいアトラクションとか、美味しい売店とかさ!」

リーリエ「あー、ハイ。お願いシマスー。……あっ、見てシロン!こっちの服も可愛い!」スマホポチー

シロン「コーン」

マーマネ「……………」

トゲデマル「マキュキュ……」

マーマネ「そ、そういえばその遊園地……プラネタリウムもあるんだってさ!」

リーリエ「へー、スゴいスゴい。……うーん……どっちの服がいいかな?シロン」スマホポチポチー

シロン「コーン?」

マーマネ「……あ、あのさリーリエ…」

リーリエ「? なんですかマーマネ?」

マーマネ「……そのー……さっきからスマホポチポチやってるけどー……何を見てるのかなー?って…」アハハ

リーリエ「色々です」

マーマネ「そ、そうなんだー…色々かー…」アハハ

マーマネ「えっとそのー……もしかして、服を選んでるのかな?」

リーリエ「……えー、まぁ……」

マーマネ「な、何か悩んでる風だったし……もし良かったら僕にも見せてよ!どっちがリーリエに似合ってるか選んで…」

リーリエ「あっ、別にいいです」キッパリ

シロン「コーン」

マーマネ「そ、そう……」

リーリエ「……うーん……どっちがー……あっ!いっそ両方買っちゃおっかシロン?」スマホポチポチー

シロン「コーン!」ニコッ

マーマネ「……………」

トゲデマル「マキュ」ポンッ

スイレン「サトシとの会話は全部ため息ついて返すことにした」


サトシ「昨日さー!カキとのバトルでさー!」

スイレン「ハァ………うん、それで?」

サトシ「……? ピカチュウのZ技がスババーン!って炸裂してー!」

ピカチュウ「ピカピカー!」

スイレン「ハァ………うん」

サトシ「……えーと……それで……」

サトシ「……スイレン……何か嫌なことでもあった?」

スイレン「ハァ………なんで?」

サトシ「い、いや……だって…さっきから何かため息ついてるし…」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「ハァ………そんなことない」

オシャマリ「オシャー」ハァ

ナギサ「ブイ…」ハァ

サトシ(いや、そんなことあるじゃん!そんなに俺の話つまんないのか?)

ピカチュウ「ピカ」

スイレン「ハァ……それで、どうなったの?バトル」

オシャマリ「オシャー」ハァ

ナギサ「ブイ」ハァ

サトシ「あっ、え、えっと!(何で俺こんなに焦ってんだ!?)」ビクッ

ピカチュウ「ピカピ…」

サトシ「……スイレンはどっちが勝ったと思う?」

スイレン「ハァ………サトシ……?」

サトシ「……う、うん……そうなんだよ」ハハハ

スイレン「ハァ………さすがサトシ!すっげー!」

サトシ「………サンキュー……」アハハ

サトシ(……これ、ホメられてんのかな……?)

スイレン「……ハァ……サトシ、バトルに勝って嬉しくないの?」

サトシ「え?い、いや……嬉しいけど……」

スイレン「ハァ……けど?」

サトシ「…………スイレン、やっぱ怒ってる?」

スイレン「ハァ……なんで?」ハァ

サトシ「い、いや……」ハハハ

スイレン「ハァ……今日のサトシ、ちょっと変」ハァ

オシャマリ「オシャー」ハァ

ナギサ「イッブイ」ハァ

サトシ(それはこっちのセリフだよ)ハァ

ピカチュウ「ピカピカ」

マオ「カキの言うことはとりあえず否定してみることにした」



カキ「昨日サトシとバトルしたんだ」

マオ「うん、それで?」

アマージョ「ッジョ?」

カキ「それがー……かなりギリギリのバトルだったんだが、あと一歩のとこで負けて……」

マオ「ギリギリ?どうせ惨敗でしょ?」

カキ「……なっ!?どうせってなんだ!!」ガタッ

マオ「だってカキよりサトシの方が強いし」

カキ「そ、そんなこと……俺とサトシはライバルで……次やったら勝てるさ!」

マオ「次やっても負けるよ」

カキ「……そんなのやってみなきゃ…」

マオ「やらなくてもわかるよ」

カキ「……………」

カキ「な、なぁマオ……何か機嫌わる……」

マオ「悪くないよ」

カキ「……そ、そっか……」

マオ「…………」

アマージョ「ッジョ」

カキ(どうしたんだマオ……普段なら頑張れって応援してくれるに……)チラッ

マオ「…………」ツーン

カキ(やっぱり機嫌が悪いのか?女子は難しいな……)ハァ

カキ(……やれやれ、とりあえず話題を変えてみるか…)

カキ「そ、そういえばー……日曜日にみんなで行く遊園地!」

マオ「うん」

カキ「楽しみだな!新装オープンする遊園地なんだってな!」

カキ「マーマネのやつ……みんなで楽しい思い出作ろうって頑張ってチケットとったみたいなんだ」

マオ「うん」

カキ「マーマネも粋なことするよな?あいつ……ここぞと言う時に頼りに……」

マオ「マーマネはカキと違っていっつも頼りになるよ」ニコッ

アマージョ「ッジョ!」ニコッ

カキ「……………」

カキ「……ああ、そうだな」スクッ

マオ「………? どうしたのカキ?」

カキ「帰る」クルッ

マオ「え!?なんで?」

カキ「なんででもだ」

マオ「な、なによカキ……怒ってるの?」

カキ「怒ってない!」

マオ「………怒ってるよ!」

カキ「だから怒ってないって!!」

マオ「ぜーったい!ぜっーたいに怒ってる!!」プクー

カキ「……あー、もういい!とにかく俺は帰るからな!!」クルッ

ガチャッ

バタン

マオ「………な、なによ……」

アマージョ「ッジョ……」

放課後

リーリエの家

ワイワイ

リーリエ「マオ!スイレン!どうでした?」

リーリエ「ツンデレ大作戦は!?」

シロン「コーン!」

スイレン「うん!リーリエの持ってきたこの本すごい!」スッ

『気になる男の子ともっと仲良くなれる!ゼンリョク!!ツンデレ入門書!!』

スイレン「私……サトシと話す時、ずっとついてたの!ため息!」

スイレン「そうしたら……サトシ、私に冷たくされたと思って……すっごい悲しそうな顔してて……」

リーリエ「スイレンに冷たくされて悲しそうな顔を……スイレン、それ……論理的結論からいいますと、サトシは絶対にスイレンのこと好きです!」ビシッ

スイレン「そ、そんなことない////」

スイレン(サトシのあの反応……やっぱりサトシ…私のこと好きだったんだ////)ドキドキ

スイレン「リーリエの方はどうだった?マーマネの様子!」

リーリエ「私は……マーマネに対してテキトーな相槌をばかりうっていたんですが……」

スイレン「うんうん!」ワクワク

リーリエ「どうやらマーマネ……私のことがすごく気になる様子でして……」

スイレン「やっぱり!リーリエ、マーマネ絶対にリーリエのこと好き!」ビシッ

リーリエ「えぇ!?////」カァー

シロン「コーン!?」

リーリエ「うぅ……私……その……ツンデレ作戦とは言いましたが……マーマネともっと仲良くなりたいとは思いましたが、それは友達としてと言う意味でして……」

スイレン「……リーリエ、リーリエの話を聞いた限りのマーマネの様子からすると……きっとマーマネのリーリエに対するキモチは本物!」

スイレン「もしマーマネが告白とかしてきたら……イエスでもノーでも……そのキモチには答えてあげた方がいいと思う!ゼンリョクで!」グッ

リーリエ「は、はい!」

シロン「コーン!」

リーリエ「マオ!マオの方はどうでした!?」

スイレン「ツンデレ作戦!効果あった?カキに!」

マオ「それがさぁ……」ハァ

リーリエ、スイレン「?」

マオ「なんてゆーか……途中までは良かったんだけど……」

リーリエ「……詳しく教えてもらっていいですか?」

マオ「うーん……私、カキがいうこということにダメ出ししてさ?サトシやマーマネと比べるとか色々やったんだよ」

スイレン「おぉ……マオちゃんドS!」ビシッ

リーリエ「……それで?カキの反応は?」

マオ「なんか……すっごい嫉妬してた」

スイレン「おぉ!マオちゃん、やる!」キラキラ

ナギサ「イッブイ!」

リーリエ「……そこまで行って……何故落ち込んでいるんですか……?」

マオ「………やりすぎたせいでカキが怒ってケンカした……」ハァ

アマージョ「ッジョ……」

リーリエ「ケンカ……ですか……?」

マオ「うん……私、やりすぎちゃったのかな……?」

アマージョ「ッジョォ…」

リーリエ「そ、そんなことないですよマオ!」アセアセ

スイレン「……女の子相手にムキになるなんて……カキ、ちょっと男らしくない!」プンプン

オシャマリ「オシャー!」コクコク

マオ「でもさー……このままじゃもっと仲良くなるどころか、逆効果だよ……」ハァ

マオ「……私、悪いけどこの作戦やめて…明日カキに謝ろうと思うんだ……」

スイレン「マオちゃん……」

リーリエ「……マオ……」

マオ「……アハハ……私……リーリエやスイレンと違ってツンデレとか向いてないんだよ……」

アマージョ「ッジョ……」

スイレン「マオちゃん……そんなこと…」

リーリエ「マオ……本にはこう書いてあります…」

マオ「………え?」

リーリエ「ツンデレとは……"ツン"をためてためてためまくった方が"デレ"を爆発させた時に威力がある……と…」

マオ「!」

リーリエ「マオ!論理的結論からいいますと……まだ諦めるのは早いです!!」

スイレン「そうそう!リーリエの言う通り!マオちゃん、こっからが一発逆転のきしかいせい!!」グッ

ナギサ「イッブイ!」

マオ「……スイレン…リーリエ……」グスッ

マオ「う、うん…わかったよ……!」ゴシゴシ

マオ「……よーし!日曜日の遊園地に向けて……まだまだこの作戦、頑張るよー!」オーッ

アマージョ「ッジョ!」オーッ

リーリエ「マオ!その意気です!みんなでこのツンデレ作戦を成功させて……日曜日にいい思い出を作りましょう!」

シロン「コーン!!」

スイレン(この作戦……絶対に成功させて……日曜日はサトシとのロマンスゲットだぜ!!)グッ

オシャマリ「オッシャー!!」

ナギサ「イッブイ!!」

翌日

ポケモンスクール

ワイワイ

リーリエ「…………」スタスタ

シロン「コーン!」

マーマネ「! あっ、リーリエ!アローラ!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「あー、ハイ。アローラです」

マーマネ「……えーっと……その…アハハ……。あっ、そうそう!今日の放課後だけどさ?みんなで日曜日の計画を……」

リーリエ「ハイハイ、放課後ですね?わかりましたよっと……」

マーマネ「………ぁ……うん……」

リーリエ「? どうしたんですかマーマネ?まだ何か用が?」

シロン「コーン?」

マーマネ「………い、いや……それだけだよ…」クルッ

リーリエ(ごめんなさいマーマネ……これも……もっと仲良くなる為なんです)

リーリエ(今はまだツンをためる期間……ガマン、です!)


サトシ「……………」

サトシ「どうしたんだろリーリエとマーマネ……ケンカでもしてんのかな……?」

ピカチュウ「ピカァ?」

サトシ「……なぁ、スイレン?リーリエとマーマネ…何かあったのかな?」チラッ

スイレン「……ハァ……さぁ?わかんない」ハァ

サトシ「………そっか……」

スイレン(サトシ……私に冷たくされて落ち込んでる……やっぱり…)ドキドキ

スイレン(うぅ……でも今はまだガマン!ここでツンをいっぱいためて……最後にデレでだいばくはつ!!ゴールイン!)グッ

オシャマリ「オシャー!」

マオ「アローラカキ……」

カキ「……………おう」

マオ「………………」

カキ「………………」

アマージョ「ッジョ」

マオ(うぅ……気まずい……昨日のこと謝りたい……でも……)

マオ(今は……まだ、ガマン…)グッ

カキ「………………」



ロトム図鑑「みんなの様子がおかしいロト。ケンカでもしてるロト?」

ピカチュウ「……アッチャー…」

放課後

マーマネ「えーっと、今度の日曜日なんだけど……一応僕なりに評判がいいアトラクションとかピックアップして来たんだ!」

マーマネ「はい!みんなの分もプリントアウトしてきたよ!」スッ

サトシ「へへっ!さすがマーマネだよ!」

ロトム図鑑「仕事が早いロト!」

カキ「どれどれー?」ピラッ

スイレン「! おぉ!すっごく見やすい!イイカンジ!」キラキラ

マオ「やっぱりマーマネは頼りになるねー!」チラッ

マーマネ「ま、まぁね?」

カキ「……………」

リーリエ「…………」ピラッ

リーリエ(! マーマネの作ってきたプラン……みんなが好きそうなアトラクションをピックアップして……)

リーリエ(マーマネ……)チラッ

マーマネ「ど、どうかな?リーリエ」

リーリエ「………あーハイハイ。いいんじゃないですか?」

マーマネ「ぁ……うん……」

カキ「おい」ガタッ

リーリエ「?」

カキ「そんな言い方はないんじゃないかリーリエ」

リーリエ「えっ……」

マーマネ「カキ……」

カキ「マーマネはな……みんなで楽しい思い出を作りたいってことで頑張って大人気のチケットをとって……それにみんなが楽しめる計画表まで…」

マーマネ「い、いいよカキ!やめてよ!」

リーリエ「…………」

カキ「……いや、言わせてもらう!この計画表を見ろリーリエ!」バンッ

リーリエ「!」

カキ「……これを見てわからないか?このマーマネが作ってきたプラン……これは俺たちがゼンリョクで楽しめるよう、俺たち一人一人の好みに合わせて作られている」

サトシ「! 本当だ……」

ロトム図鑑「……一人一人…オススメのアトラクションやお店が違うロト……」

リーリエ(……私のプラン……私が好きそうなアトラクションや食べ物のお店……お土産屋さんまで……)

リーリエ「マーマネ……」チラッ

マーマネ「ぁ……いや…その……」アハハ

カキ「……わかったか?だからそんな……」

リーリエ「ご、ごめんなさ……」

マオ「そ、そんな言い方ないんじゃないかなーカキ…」ボソッ

カキ「………は?」

リーリエ「マオ……」

カキ「おい、どういう意味だマオ」

マオ「ん?いやー…カキの言いたいことはわかるけどさ?リーリエは女の子なんだし、女の子相手にそんな言い方はないんじゃないのかなって」

カキ「なんだと?」

マーマネ「ちょ、ちょっと!もういいよ!やめてよカキ!」

スイレン「……うんうん!ケンカはよくない!」

リーリエ「あの……私は…」

カキ「………………」

マオ「………………」

サトシ「ケンカはやめようぜ?カキの言うとおり、せっかくマーマネがみんなで楽しめるように作ってきてくれたプランなんだ!……だったらさ?」

サトシ「へへっ!やっぱり……ゼンリョクで楽しみたいじゃん!」ニッ

マーマネ「サトシ……」

カキ「……………」

マオ、リーリエ、スイレン「……………」

マオ「ね、ねぇ…もうツンデレ作戦どころじゃないよ!」ヒソヒソ

リーリエ「…………私……罪悪感で胸が張り裂けそうです……」

スイレン「謝ろう。ゼンリョクのデレで……」

マオ「…うん、そうだね!」ガタッ

サトシ、カキ、マーマネ「!」

マオ「も、もぅ~!仕方ないなぁ、許してあげるよカキ!」

マオ「こ、今回だけ特別だからねっ!」プイッ

カキ「……………」

スイレン「まぁ…サトシが遊園地楽しみたいって言うんなら今回だけは特別!」

スイレン「い、一緒にまわってあげてもいいけど?////」プイッ

サトシ「……………」

リーリエ「あの……マーマネ、すみませんでした」ペコッ

シロン「コン」ペコッ

マーマネ「い、いいよリーリエ!僕が好きでやったことだし!それより……日曜日はゼンリョクで楽しもうよ!」ニコッ

トゲデマル「マキュキュ!」

サトシ「スイレン。別に無理して俺とまわらなくてもいいよ」

カキ「そうだな。マオ、無理に俺のこと許してくれなくてもいいぞ」

スイレン「うん、仕方ない仕方ない。サトシがそこまで言うんなら」コクコク

マオ「そうだね?カキー、今回だけは特別……」ウンウン

スイレン、マオ「……………」




スイレン「……えっ?」

マオ「………へ?」

スイレン「え……?え?な、なんで……」

サトシ「なんでって…スイレン、最近俺と話す時いっつもため息ついてんじゃん!」

サトシ「それってつまり、俺といてもつまんないってことだろ?」ムスッ

スイレン「ち、ちが……」

ロトム図鑑「サトシー!拗ねてるロト?」

サトシ「そんなんじゃないよ!」

ピカチュウ「ピカピ…」

スイレン「え?サトシ、拗ねてるの?」プププ

サトシ「だから違うって言ってるだろ!!」

スイレン「ふっふっふ…安心してサトシ!今までのため息、アレは全部うっそでーす♪」

オシャマリ「オシャー♪」

ナギサ「イッブイ♪」

サトシ「はぁ?」イラッ

ピカチュウ「ピカ…」

マオ「ちょ…ちょっと何よカキ!せっかく仲直りしようって言ってあげてるのに!!」

アマージョ「ッジョォ!!」プンプン

カキ「なぁにが仲直りしてあげようだ!言っておくけどな?俺はマオに許して"もらう"筋合いはない!」

マオ「何よソレ!意味わかんないよ!」

カキ「……だいたい……最近なんなんだ?いちいち俺が言うこと言うことに突っかかってきて!」

マオ「そ、それはー……そのー……」モジモジ

カキ「ハァ……もういい………ん?」チラッ

カキ「な、なに!?このチケット……スクール生以下は無料で遊園地に入れるのか!?」

シェイミ「シェミィ」

カキ「……よーし!だったらホシもつれてこーっと♪」

マオ「ちょ、ちょっと!まだ話は終わってないよ!このシスコン!!」

カキ「……あ?」ピクッ

サトシ「なんだよその嘘!俺をからかってそんなに楽しいかよ!」

スイレン「な、なにサトシ……いつものサトシならそれくらい笑って許してくれる!」

スイレン「……やっぱりサトシ、拗ねて……」

サトシ「違うって言ってるだろ!」

スイレン「サトシ、子供だ!」プププ

サトシ「スイレンの方が子供だろ!」

スイレン「サトシの方が子供!!」ズイッ

サトシ「スイレン!!」



カキ「俺はシスコンじゃない!!妹思いなだけだ!!」

マオ「うっさいシスコン!そんなにホシちゃんが好きならホシちゃんと結婚でもしちゃえ!!」ベー

カキ「ホシと結婚……」ウーン

マオ「は!?何本気にしてんのよ!?」

カキ「し、してる訳ないだろ!?」ビクッ


ギャー ギャー

ロトム図鑑「みんなー!少し落ち着くロトー!」

ピカチュウ「ピカァ!」

オシャマリ「オシャ…」ハァ

ナギサ「ブイッ」

アマージョ「………ッジョ…」


マーマネ「ねぇリーリエ!日曜日はどのアトラクションに入りたい?」

リーリエ「そうですねー……プラネタリウムもいいですがー……ジェットコースターとかも興味ありますね!」ワクワク

シロン「コーン!」

マーマネ「ジェットコースターかぁ……」

トゲデマル「マキュー」

………………

………

日曜日

遊園地

ワイワイ

ホウ「あっちの乗り物にのるのー!」

スイ「いや!ぜーったいにあっち!」

スイレン「こ~ら!ホウ、スイ!ケンカはダメ!」

ホウ、スイ「おねーちゃん…」

スイレン「……どっちを先に乗るかはジャンケンして順番を………」

ホウ、スイ「え~~?」ブーブー

スイレン(せっかくの遊園地なのにホウとスイの面倒…。これじゃあみんなとの思い出作りやサトシとのロマンスどころじゃ……)ハァ

サトシ「バトルだ!」ズイッ

ピカチュウ「ピカ!」

ホウ、スイ「!」

スイレン「! サトシ…」

サトシ「バトルで勝った方の乗りたい乗り物を先に乗ろうぜ!」ニッ

ピカチュウ「ピカピカ!」

スイレン「バトルって……ホウとスイはまだちっちゃい子供……」

ホウ「いっけー!オシャマリー!」

オシャマリ「オシャー!?」ビクッ

スイ「負けるなナギサー!」

ナギサ「イッブイ♪」

サトシ「へへへっ!ホウ、スイ!ゼンリョクだー!!」

ピカチュウ「ピッカー!」

スイレン「ちょっと!やめて!」

ワイワイ

スイレン「……まったく…」

スイレン「ハァ……サトシ…ホウとスイと変わんない。やっぱり子供」ジトー

スイレン(でも……)チラッ

サトシ「……スイレンに怒られちゃったし、やっぱジャンケンにする?」

ホウ、スイ「えー?」ブーブー

スイレン(そんなところも、大好き)ニコッ

ピカチュウ「ピカピカ」

……………

カキ「ジェットコースターだ!」

マオ「絶対にコーヒーカップだよ!」

アマージョ「ッジョ!」

マオ「カキ!男の子なら順番私に譲ってよ!レディーファーストは全世界共通のマナーだよ!」

カキ「悪いなマオ。男として逆にここは譲りたくない」フンッ

マオ「………なに?ま~だこの前のこと引きずってるの?カキって意外と女々し……」

アマージョ「ッジョォ?」ジトー

カキ「ち、違う!」

マオ「どーだか?」ジトー

カキ「うぅ……」

ホシ「おにーちゃん!ホシね!コーヒーカップに乗りたーい!」キラキラ

カキ「……よぉし、コーヒーカップに乗ろっか?////」デレーン

マオ「おい」

アマージョ「ッジョ…」ヤレヤレ

シェイミ「シェミィ」ニコニコ

観覧車

リーリエ「わぁー!高いね!シロン!」

シロン「コーン!」

マーマネ「この観覧車は遊園地が一望できるオススメのスポットだからね!」

リーリエ「さすがマーマネ!すごいリサーチ力です!」

マーマネ「ま、まぁね?////」テレッ

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「あっ、見てください!あっちにはサトシとスイレン、向こうにはカキとマオがいます!」

リーリエ「お~い!」フリフリ

シロン「コーン!」フリフリ

マーマネ「あはは、こっからじゃ聞こえないよリーリエー」

トゲデマル「マキュ!」

リーリエ「今日は来て良かったです♪」モフッ

アロコンぬいぐるみ「」

マーマネ「リーリエ…お土産屋で買ったそのぬいぐるみ……気に入ったんだね?」

リーリエ「はい!通常色と色違いで悩みましたが……マーマネの言った通り、シロンとお揃いの通常色にして良かったです!」

リーリエ「このぬいぐるみ……私の宝物にします!」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「うん!」ニコッ

マーマネ(一時はどうなるかと思ったけど……やっぱり苦労して遊園地の計画を立てて良かったよ…)

マーマネ(みんなもリーリエも楽しんでくれてるみたいだし)チラッ

リーリエ「♪」ウキウキ

マーマネ(後は……プラネタリウムに言って、みんなでパレードを見て…最後に花火を……)

グラジオ「リーリエ、いい思い出ができたか?」

リーリエ「………えー……あ、ハイ……」

グラジオ「そうか、良かった」フッ

リーリエ、マーマネ「……………」

マーマネ(リーリエのお兄さん……一緒に遊園地に来るのはいいんだけど、同じ観覧車に乗り込んで来るのはなぁ……)ハァ

トゲデマル「マキュキュ」ポンッ

リーリエ「あの……何でいるんですかお兄様?」

シロン「コーン?」

グラジオ「えっ」

マーマネ(あっ、リーリエ言っちゃった…)



ロトム図鑑「その後、みんなで仲良く遊園地を満喫して、いい思い出を作れたロト」



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