【かぐや様は告らせたい】白銀御行「圭ちゃんが風邪をひいただと!?」 (29)

~白銀家~

圭「ケホッ・・・」ブルブル

御行「大丈夫か?」

圭「だ、大丈夫だし・・・心配すんのキモイ」ハァハァ

御行「そ、そうか・・・」

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御行「でも今日は休むんだろ?」

圭「うん・・・」

御行「しかし弱ったな・・・今日は親父も珍しく用事で1日いないし」

圭「だから大丈夫だって!むしろいない方が・・・」

御行「よし!俺も学校休んで看病・・・」

圭「マジやめて」

御行「・・・・・」

圭「もういいから学校行ってよ!いつまでもいられるとウザいんだけど」

御行「わ、わかったよ・・・」

圭「まったく・・・」

御行「あ、でもそれは俺にうつしたくないって配慮・・・」

圭「違う」

御行「あっそう・・・」

御行「じゃあ行くが、何かあったら連絡するんだぞ」

圭「・・・うん」


バタン


圭「・・・・・」


ガチャ


御行「ホントに大丈・・・」

圭「しつこい!キモイ!ウザイ!」

バタン

圭「やっと行った・・・」ホッ


~数分後~


ピピピ・・・

圭「ん?メール?」ピッ


お兄『ホントに大丈夫か?』

圭「・・・ウザッ」

~数分後~


シーン・・・


圭「やっと収まった・・・」


~1時間後~

圭「・・・・・」


ピッ


圭「来てないか・・・」

~2時間後~

圭「・・・・・」


ピッ


圭「来てない・・・」

圭「送ってくんないとウザいって言えないじゃん・・・」

圭「うっ・・・ゴホゴホッ」ブルブル

圭「1人だとわかった途端寒気が・・・」

圭「それに頭も痛いし・・・」

圭「ううう・・・」





圭「寂しいよ、お兄ちゃん・・・」

~数時間後~

圭「・・・・・ん」パチ

圭「あれ、私いつの間にか寝ちゃっ・・・」




御行「お、起きたか?」

圭「!!!!!!!!!!??????????」ビクッ

圭「おおおおおおおおおおおおおお兄!?何でいるの!?」

御行「何でって、帰ってきたからだが?」

圭「そそそそれに!何で私を膝枕してるの!?」

御行「何か苦しそうにうなされてたから・・・」

圭「わ、私なんか変な事寝言で言ってないよね!?」


御行「言ってないと思うぞ?『お兄ちゃんくるしいよぉ~』とかしか言ってなかったからな」

圭「」

圭「わ、私がそんなこと言う訳ないじゃん!」

御行「そりゃ寝言だしな」

圭「忘れろ!忘れろ!全部忘れろ!!!」ポカポカ

御行「いてて・・・学年1位の記憶力なめるなよ、一生覚えてやるからな」

圭「むぅ~」

御行「あんま怒るなよ、また熱上がるぞ」

圭「うん・・・あれ?冷えピタ変えてくれたんだ」

御行「ああ、まぁな」


御行「ついでに汗ばんでたからパジャマも着替えさせたぞ」

圭「ありがと・・・・・・・え!?」

圭「まさか・・・見た?」

御行「まぁ体も拭いたからなぁ」

圭「信じらんない!最っ悪!!!もう2度と口聞かない!」

御行「おいおい、そんなに気にすんなよ、ほらプリンもあるぞ」

圭「やった!お兄大好き!」

御行「・・・・・」

圭「ってコレ高級なヤツじゃん!」

御行「そうなのか?よくわからんが」

圭「お兄にしてはいいセンスじゃん」

御行「まぁ藤原書記がお見舞いにくれた奴だからな、妹から聞いてあらかじめ用意してたんだろう」

圭「なーんだ、チカ姉が用意してくれたのか・・・」

御行「悪かったな、俺のセンスじゃなくて」

御行「まったくあいつらときたら・・・妹が風邪なら早く帰ってやれなんて言いやがって・・・」

圭「あ、だから早かったんだ」


~回想~


石上「仕事は僕らがやっとくんで、会長は帰ってあげてください」


~回想おわり~


御行「まさか石上会計からあんな言葉が出るとはな」

圭(石上さんって結構イケメン?)

御行「あ、これ石上からな、退屈ならやれってさ」ゴト

圭「ゲーム・・・ってハードごと!?」

御行「アイツはこんなの何個も持ってるからな、それに」


石上「1人でいるのは辛いですからね」


御行「だそうだ」

圭「ふーん・・・」

御行「それで、四宮は・・・」

圭(かぐやさんは!?)

御行「四宮は・・・」

圭「うん、うん・・・」ワクワク




御行「お大事に、だそうだ」

圭「え?」

圭「それだけ?」

御行「ああ、それだけだ」

圭「そ、そう・・・」


圭(クールでかっこいいなぁ・・・)

御行(ふぅ、変に恩売らずに済んでよかった・・・)








~そのころ~


かぐや「ああああああああああああっ!!!!!会長の妹と仲良くするチャンスだったのに!!!!!」

かぐや「だってしょうがないじゃない!弱った相手の労い方なんて知らないし!」

かぐや「早坂!今から風邪ひいて!練習するから!」

早坂「無茶言わないでください」





御行「っと、そろそろメシにするか、おかゆでいいな?」

圭「え~プリンでいいよ」

御行「駄目だ、ちゃんと栄養はとらないとな」

圭「・・・過剰心配ウザ」






圭「ありがと、お兄ちゃん」

御行「え、何だって?」

圭「別に」

~数日後~

御行「ゴホゴホッ」

圭「大丈夫?私のうつっちゃった?」

御行「大丈夫だ、学校行くぞ・・・」ズルル

圭「鼻水キモイんだけど、休みなよ」

御行「駄目だ、会長として休むわけには・・・」


ピポパ


圭「あ、チカ姉?今日兄学校休むー」

御行「おい!」

圭「チカ姉は学校の事は任せろって言ってたから、それじゃ」

御行「あ、おいアイツに何を任せろって・・・」


バタン


圭「・・・・・ふぅ」

圭「・・・・・」ピポパ


圭「あ、萌葉?私今日学校休むから」

圭「違うから!兄貴が勝手に学校行かないか見張るだけだから!」


圭「断じて心配なわけじゃないから!」


~おわり~

これで終わりです

隠れブラコンも悪くない・・・と思います。

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