彼はその時まだ小学生でヒーローごっこなどをして遊ぶ少年だった

その日は珍しく父親が休みで、家族三人で遠出をするために一般乗用車に乗り込んで高速を走っていた

照りつける太陽を睨みつけながら無駄にカッコつけたオープンカーを運転する父親
日差しで肌が焼けるから次のパーキングエリアでソフトトップを動かそうと提案をする母親

その母親の隣でオールマイトの人形と怪獣の人形を戦わせる彼

父親が運転するクルマの前に少しふらついている観光バスが見えたが、問題ないと判断して速度を上げて追い抜こうとした
その時父親は気を失った

あとから彼が彼の師に教えて貰ったことだが、

父親が気を失ったのはたまたま毒々チェーンソーの扱う毒が気化したものを吸ってしまったからなのだという

毒々チェーンソーは乗客という人質が毒を吸いすぎないように窓を開けていた
その毒をモロに顔面に受けてしまい、気を失ったのだという

毒々チェーンソーはその事を知らないし、乗客も知らない
そしてそのバスを助けたオールマイトも知らないことである

高速を走る車の運転手が気絶したらどうなるのかなど明白だ
そのままスピンをして、高速の周りを囲む森に向けてジャンピング

父親は車から投げ出されて死亡

母親も同じく投げ出された衝撃や車の破片が突き刺さり、血を流しながら死んだ

彼だけは母親の個性で生き延びてしまった

生き延びた彼だが、三途の川に少しだけ足を踏み入れていたくらいにはダメージを受けていた

それでも彼は母親の愛、自分よりも子供を優先して個性で守ったことにより、彼は一命を取りとめ、聞いてはいけないことを聞いた

彼が目覚めてすぐは意識が朦朧としていて、寝ているのか起きているのか分からない状態だった

だからその人達は油断したのだろう

「……オールマイトが来ていたのに運がない家族だ。毒々チェーンソーに殺されたようなものじゃないか」
「この事は報道されないのだから口に出すな」

彼はその会話を覚えていた

家族が毒々チェーンソーに殺されたのだと覚えていた

しかし彼が退院して世間に戻ってみれば、

キャスター「この間のオールマイトは凄かったですね」

キャスター「車からバスに華麗に飛び乗り、即座に毒々チェーンソーを捉えましたからね」

キャスター「彼の素早い対応のおかげで死傷者もなしでしたからね」

目の前のテレビが彼に世間に公開された歪んだ真実を伝えた

彼「え？」

彼はまだこの時はヒーローを志していた

彼は小学生でまだなんの力もないが必死になって調べた

結果、毒々チェーンソーの事件での死傷者はなし
その周辺での事故もなし

ということになっていた


彼は自分がまだ夢を見ているのだと思った

事件の後で訳の分からないことを言う子供は当然頭をやってしまったのか？と思われて病院送り

彼は周りから頭のおかしいやつと思われながらも周りに訴えて、そしてチャンスが舞い降りた

彼が入院させられた病院にオールマイトがイベントして来ることになったのだ

そして子供はオールマイトに手紙を書いて、全員の手紙にオールマイトが返事を出してくれるという希望に満ち溢れたイベントだ

子供たちは大喜びでオールマイトへの手紙を書いた

彼も書いた

事件で両親がなくなったこと
なぜ毒々チェーンソーの事件は死傷者なしだけならまだしも、周辺で事故もなしと報道されたのか
オールマイトはこのことを知っているのか

彼は人生で初めて本気で手紙を書いた

そして

『○○くんへ
　応援ありがとう。君や皆が応援してくれる限り私は君たちがピンチにやったらやって来て、『私がきた』と助けに来ると約束しよう！』

こんな手紙が帰ってきた

毒々チェーンソーの事件で本当は被害が出ていたことは政府の上層部が光に翳りを出さないために行った工作だ
故にオールマイトは知らないし、オールマイトに知られないために、子供の真実の訴えすら歪められ、最高のヒーローの元へと届いていたのだ


彼は病院を抜け出した

彼は死ぬ気だった

こんな狂った世界に生きていたくなかった

母親と父親のいる場所へと向かうべく、川に飛び込んで

オール・フォー・ワン「いい目をしているね」

捨てるはずだった命をすぐ後に最高のヒーローによって顔を潰される闇の帝王、オール・フォー・ワンに拾われた

まずこの作品はサブの作品なので更新頻度がそこまで高くないです



この作品の終わりは
・ヒーローに捕まり、脱出が不可能になること(原作オール・フォー・ワンのように)
・オールマイトを殺すこと
・主人公が死ぬこと

上記の条件を満たした場合は終わりとなります

主人公の目的は【オールマイトを殺すこと】


これから主人公の個性の強さ、いくつの個性まで受け入れられるか、カルマ度、オール・フォー・ワンとの関係、これらをコンマで決定します

全振り直しが3回までとなり、振り直すかどうかは多数決で決めます



まずは主人公の個性の強さ

コンマ下1
81～　　作品的におかしい感じの個性
61～80　爆轟や轟レベルの個性の強さ
41～60　ヒーロー科で強固性にならないくらいの個性(爆轟や轟レベルの個性は選べない)
21～40　誰かの劣化
～20　　無個性

79　轟や爆轟レベルの強固性

オール・フォー・ワンによる譲渡をいくつまで耐えられるか(薬物とかやらなくても耐えられる量)

コンマ
81～　　2つ
61～80　1つ

79　轟や爆轟レベルの個性
14　脳無にならないと個性を受け取れない


次はカルマ度

コンマ下1
66～　　ヒーロー科に潜入できるくらいには善の思いもある(人殺しはオールマイト以外しないし、ヴィランでもない)
33～65　善と悪を区別する(ヴィランだが、正義のヒーローや一般人には被害を出していない)
～32　　オールマイトを殺せれば何でもいい(ヴィラン連合のヤツらよりもヤバいやつ)

79　轟や爆轟レベルの個性
14　脳無にならない限りは個性を受け取れない
72　彼の人殺しはオールマイトのみ


最後にオール・フォー・ワンとの関係

コンマ
81～　　我が子
61～80　弔と同じくらい
41～60　弔の仲間くらい
21～40　利害の一致
～20　　オールマイトを殺す道具としてしか見ていない

79　轟や爆轟レベルの個性
14　脳無にならない限りは個性を受け取れない
72　彼の人殺しはオールマイトのみ
16　オールマイトを殺す道具としてしか見ていない

結果は上記

書き忘れていた
全体振り直しが3回、もしくは個別振り直し1回
個別を選んだら全体は出来ませんし、個別を選んだら全体は出来ません



多数決下1～3
1　全体振り直し
2　個別振り直し(どれをやるかはこの後)
3　振り直さない

個別振り直し対象

多数決
下1～5
1　個性の強さ
2　個性受け入れ数
3　カルマ度
4　オール・フォー・ワンとの関係

振り直し
カルマ度


コンマ下1
ゾロ目で更に判定

66～　　ヒーロー科に潜入できるくらいには善の思いもある(人殺しはオールマイト以外しないし、ヴィランでもない)
33～65　善と悪を区別する(ヴィランだが、正義のヒーローや一般人には被害を出していない)
～32　　オールマイトを殺せれば何でもいい(ヴィラン連合のヤツらよりもヤバいやつ)

79　轟や爆轟レベルの個性
14　脳無にならない限りは個性を受け取れない
98　彼の人殺しはオールマイトのみ(98と高いので性格が善よりになります)
16　オールマイトを殺すための道具にしか見られていない(弔との仲も悪くなります)




あとは個性です

多数決候補を出してもらい(5個まで多数決の候補にします)、それらで多数決を行います
明らか轟レベルを超えている場合は無理ですが、デメリットがそれ相応から超えていても問題ないとします


主人公の個性
安価(安価で多数決をします)
下1～5

デメリットがそれ相応なら多少轟レベルを超えていても多数決の候補として使わせて頂きます

個性決定の多数決
下1～5

1　ブラッドヒール　
　血液で外傷や病気も治す。何でも治せる代わりに重傷であればあるほど血液を消費する。自分にも使えるが当然血を消費する。相手の露出部分を触る必要がある。

2　ハーレム
　容姿や性格が「可愛い」範囲なら自由に絶対遵守の女の子を作れる
知力は主人公と同じで身体能力は容姿次第。死んだら死体は残り、個性として解除すれば姿は消える。
【追加】また作れる女の子の数には制限がある。作った女の子を人と捉えるか、個性(道具)として捉えるかで扱い方が変わる(多数決)

3　治癒
　自分を含む触れている人の治癒力を高める。自己治癒力を暴走させて、回復反転みたいなことも出来る。

4　人形師
　自らの意思が無いものに糸をつけ、操ることが出来る。死体や気絶している生き物、無機物を操れる。
【追加】操れる個体数には限りがある。作者はNARUTOの傀儡師を想像している

5　ナパーム
　汗がゲル状の可燃性の液体になる。操り方は鍛え方しだい。
　【追加】威力があまりにも強すぎて手加減が相当難しい

79　轟や爆轟レベルの個性
14　脳無にならない限りは個性を受け取れない
98　彼の人殺しはオールマイトのみ(98と高いので性格が善よりになります)
16　オールマイトを殺すための道具にしか見られていない(弔との仲も悪くなります)


個性　ハーレム
容姿や性格が「可愛い」範囲なら自由に絶対遵守の女の子を作れる
知力は主人公と同じで身体能力は容姿次第。死んだら死体は残り、個性として解除すれば姿は消える。
【追加】また作れる女の子の数には制限がある。作った女の子を人と捉えるか、個性(道具)として捉えるかで扱い方が変わる(多数決)



ハーレムで作った女の子を人として扱っているか、それとも氷や炎などの声なき個性として扱っているか
また初期に同時に呼び出せる個体数


多数決　下1～5
1　人として扱う(善の人間のため卑劣な使い方ができない)
2　道具として扱う(卑劣な扱いもなんのその)

コンマ　下1
66～　　3人もしくは体
33～65　2人もしくは体
～32　　1人もしくは体

確かに眠くて気が付きませんでしたが明らかな飛行機連投ですね

申し訳ない
もう一度多数決をやり直させてください

個性決定の多数決

【21時45分からの多数決レスをカウントさせていただきます】

下1～5

1　ブラッドヒール　
　血液で外傷や病気も治す。何でも治せる代わりに重傷であればあるほど血液を消費する。自分にも使えるが当然血を消費する。相手の露出部分を触る必要がある。

2　ハーレム
　容姿や性格が「可愛い」範囲なら自由に絶対遵守の女の子を作れる
知力は主人公と同じで身体能力は容姿次第。死んだら死体は残り、個性として解除すれば姿は消える。
【追加】また作れる女の子の数には制限がある。作った女の子を人と捉えるか、個性(道具)として捉えるかで扱い方が変わる(多数決)

3　治癒
　自分を含む触れている人の治癒力を高める。自己治癒力を暴走させて、回復反転みたいなことも出来る。

4　人形師
　自らの意思が無いものに糸をつけ、操ることが出来る。死体や気絶している生き物、無機物を操れる。
【追加】操れる個体数には限りがある。作者はNARUTOの傀儡師を想像している

5　ナパーム
　汗がゲル状の可燃性の液体になる。操り方は鍛え方しだい。
　【追加】威力があまりにも強すぎて手加減が相当難しい

だがしかし個性ハーレム

人数判定は3人が出ていますしそのままとして



多数決　下1～5
1　人として扱う(善の人間のため卑劣な使い方ができない)
2　道具として扱う(卑劣な扱いもなんのその)

この多数決でゾロ目を出すと……

オール・フォー・ワンは確かに彼、好色晴夢(こうしょくはれむ)に闇を見た

ドクター「オールマイトというヒーローの柱を維持するために犠牲になった子供。個性も強く、何よりまだ中学生にもなっていないのにオールマイトを殺す覚悟ができている。良いヴィランではないか」

AFO「……いいや、彼は弔のように私の後継者にはなりえない。彼はオールマイトを殺すための、ワンフォーオールを終わらせるためだけの道具に過ぎない」

ドクター「やはり彼の気質の問題か」

AFO「……」

AFOが連れてきた子供は確かにオールマイトを殺す覚悟ができていた
今の弔はまだまだ子供であり、癇癪を起こしたりしているが、晴夢はそのようなことを起こさない

しかし彼はヴィランになれない

AFO「晴夢の本質はヒーローだよ。オールマイトに憧れるよくいる子供さ」



そんな彼は今


コンマ
81～　　子供にして最適な鍛え方ができている
61～80　爆轟レベル
41～60　鍛えている方
21～40　入学時デク
～20　　くそざこ身体能力(初期デク)

大神さくらは明らか強い
パワー型、スピード型みたいな感じにする予定です
容姿は別の作品のキャラをあとから募集します(出来れば戦闘系のやつだとRPがしやすい)



晴夢「次来てよ」

彼の個性は可愛い絶対遵守の女の子を生み出す個性だ

彼は女の子を生み出す時詳細を詰めれば積めるほど強くなるのだとオール・フォー・ワンに教わった

何故オール・フォー・ワンがこの個性を奪わないのかは分からないが、彼は色々と教えてくれるオール・フォー・ワンには感謝をしている

晴夢(だがアイツはヴィランだ)

ヴィランによって両親が殺され、オールマイトによって両親の死は隠匿された

彼はオールマイトを殺す気でいるが、それと同じくらいヴィランが嫌いだ

彼はオール・フォー・ワンと共にいるのに人を殺したこともなければ、訓練や襲われた時以外には戦う選択肢を取ったことがない

もし彼がその道を踏み外せば、あのオールマイトと同じだと思っているからだ

教官「訓練はここまで。次は座学の授業に行きなさい。それと弔とは問題を起こさないように」

晴夢「はい」

彼は着替えて、嫌っている相手と座学を受ける


コンマ
81～　　ヤオモモレベル
61～80　爆轟レベル
41～60　平均レベル
21～40　油断すると赤点
～20　　余裕で赤点組

彼は個性の関係上、人体に関する知識だけは人一倍持っているし、それを知識として得ている

しかし

弔「ギャハハハハハ！　そんな問題も分からないのかよ！」

晴夢「……ぐっ！」

彼はおバカだった

オールマイトを殺すために勉強をする必要があることは分かっている
故に彼は勉強に励むが、彼はアホで馬鹿だった

戦いや人体のとこに関することだけは抜群の感覚を持っているが

教師「この問題を解いてください」

弔「公式使うだけだろ……おいおいハーレムくん？　なんでペンが止まってんのかなぁ？？？　」

晴夢「(公式……公式だな？　今日習ったこれを使ってえっとそれで)」

たった１問に数分後

晴夢「でき、」

弔「けーさんミスゥゥゥゥゥ！　ギャハハハハハ！！」

晴夢「ぶっ飛ばす！！」

彼はオールマイトだけを殺すために鍛えているその体は毎回弔の煽りに耐えきれずにブチギレてしまうのだった

そして更に言っておく
彼の個性の女の子たちは彼の身体能力や戦いの強さを引き継ぎ、とても強いほうだろう

ただしアホで馬鹿であると！！

晴夢「見直しは後でしよう……してもわからない気がするけど」

晴夢は授業の後部屋に戻り、個性を鍛えるべく彼の個性「ハーレム」を発動させた

彼の個性は女の子を生み出すが、その女の子が死ねば死体が残るし、死んだ女の子は二度と作り出せない
全く同じ容姿に同じキャラの女の子を作り出しても、それは全くの別人になる

死ぬ前に個性を解除すれば死なせずに済むが、傷が深ければ深いほど、次に呼び出せるリキャストタイムが大きくなる

そしてこの個性の強い点は女の子は彼と同じように成長をする
彼に従順で可愛い女の子を作り出す能力
ただし馬鹿だ

人を生み出しているのだ
当然成長もする
ただし馬鹿だ

成長するなら彼の限界作成数の3人まで作った方がいいと思うが

AFO「愛着が湧くだろう？　二体までなら作ってもいい。でも三体目は開けときなさい。いざと言う時の肉壁として召喚するために、愛着を持たないために」

彼は作り出した女の子は人として接している
故に肉盾になどしたくないが、それがヒーローには有効、オールマイトには有効であることを知っている彼は、一応三人目は開けている

晴夢「来てくれ○○」

彼は一人目の女の子を呼び出した



安価
下1～5まで(この後5人のうちから二人決めす)
呼び出した女の子はどんな子？(原作ありキャラの方が色々楽です)

【0:00からのレス5つまでを多数決の票とさせて頂きます】

そして
0:00のコンマ下1
謎判定

多数決下1～5
1　鑢七実　(見稽古)
2　松原早耶(キャラ的特徴が分からねえ)
3　シルヴィ(……何タイプだ？)
4　遊佐こずえ(感知)
5　ガリィ(水)

下1がゾロ目なら原作能力になっていました(アイマス勢力やシルヴィは強いバッファーにするつもりでした)
七実なら再現できそうな個性を真似るなど




七実「ケホッ、ケホッ……私を呼ぶ必要はないでしょうに。こんな出来損ないなど、もう一人を呼んではいかがですか？」

晴夢「七実……」

彼はこの個性が発言したのはオール・フォー・ワンに出会ったあとだ

その時の彼は一番に荒れていたし、オール・フォー・ワンの言葉巧みな話術に操られ、彼の思考はヴィランへと向かっていた

その時に理想の女の子を生み出せると言われてこれがまず思ったのは強さ
圧倒的な強さを持った女の子を作り出すことにした

可愛いのは当たり前、それがこれの個性なのだから
それ以外の全てを未設定にして、彼はひたすらに、たたひたすらに強さを一人目の女の子に求めた

そして生まれたのが彼女だった

名を鑢七実

何故その名をつけたのかは覚えていない
だがただひたすらに強さを求めて付けたのがその名だった

彼女は強い

その身の小ささとは比べ物にならない強さを秘めている
しかも見るだけで人の戦い方を真似できる見稽古という【個性】も持っている

だが、彼の力は願いを叶えるだけのものでは無い
バランスという物が必要だったのだ

彼の個性は肉体に依存した身体能力を授ける

一応晴夢の身体能力がとても高いおかげで、肉体以上の強さを与えることが出来るが、七実はそれを超える強さを設定してしまった

ならばどこかで帳尻を合わせられるのが当然というものだろう

鑢七実はとても病弱だ

彼女は強いが、不治の病にかかっていて、長時間表に出し続けるとそれだけで死んでしまうかもしれないほど肉体が弱っている
更に表に出すだけで肉体にダメージを負うので、リキャストタイムも長い

更にそれだけではなく

七実「……まだ殺していないのですね」

晴夢「俺が殺すのはオールマイトだけだ」

七実「ただの凡人が殺しになれていない状態でオールマイトを殺せるのですか？」

七実の思考はヴィラン……いいや、オール・フォー・ワンと同等の悪であった

絶対遵守故に晴夢に被害の出るようなことをすることは無いが、思考は別なのだ

ただひたすらに晴夢とは根本的な考えが合わない

彼女に言わせれば合理らしいが、晴夢はそんな合理は求めていない

晴夢「だからこそ、病人の天才を呼び付けているんでしょ？　教えてよ早く」

七実「以前見た戦い方を教えてあげる……私の気分が悪くならない……もう悪いわね」

晴夢の強さは七実との稽古によって支えられていたりする
見稽古で覚えた戦い方を晴夢に交差して、無理やり覚えさせる

晴夢が七実を作り出し、召喚すること数回目に、晴夢の箸の持ち方が悪いと彼女が指摘した時、晴夢は直す気がないとばかりに空返事をした
その結果晴夢の指は五本折られ、次に七実を呼び出した時には綺麗に持てるようになっていたとか


ただし

晴夢「……宿題があるんだけど、教えてほ」

七実「体調が悪いから帰ります」

鑢七実も知識面では馬鹿だった

鑢七実(物理、見稽古、病弱、悪、馬鹿)


晴夢「死ぬ」

晴夢は身体能力や戦いのセンスが抜群にいいが、個性の限界を超え、多量のデメリットさら付加されて作り出された戦うための女の子には全く歯が立たなかった

故に彼は強さをどんどんと伸ばしているのだが、女の子に勝てないというのがどうしても落ち込む原因になってしまう

晴夢「……まずなんで七実は俺のことを折檻出来るんだよ。絶対遵守じゃなかったの？」

箸の持ち方矯正も晴夢の為であったからこそ、彼の利になるからこそ行われたえげつない行為だ
彼をボコボコに出来るのも、晴夢が強くなるための致し方ない犠牲だからできるのだ

晴夢が七実に自分を痛めつけるなと命令さえすれば行えなくなるのだが、これも内心自分のためだとわかっているから文句こそ言うが、絶対遵守の命令をすることは無い


晴夢「……来てくれ○○」

彼は七実との稽古が終わったのでもう一人の仲間を呼び出した



【40分からの下1～5のレスをカウントします】
多数決下1～5
2　松原早耶(キャラ的特徴が分からねえ)
3　シルヴィ(……何タイプだ？)
4　遊佐こずえ(感知とか完全記憶？(ただしそれを生かせない馬鹿))
5　ガリィ(水とか氷？)

遊佐こずえは全く知らないのでくそミスしてたらごめんね？
七実は多分あんな感じだった気がする
優しすぎる気がするけど



こずえ「ねるー……」

晴夢「……待て、寝るな」

こずえ「だいじょうぶだよ～……いまはだれもみていないから……」

晴夢「違う、そういうことではなくて」

こずえ「はーれむもねろー……」

晴夢はこずえの引っ張りに逆らうことなく、同じベッドに倒れ込んだ

抵抗できないから倒れたのではない
抵抗してしまうと呼び出した女の子である遊佐こずえが怪我をしてしまうから抵抗できなかったのだ


晴夢が呼び出した二人目の女の子

遊佐こずえ

当初は善よりの強い子を呼び出したはずだったのだ
しかし何故か作り出した女の子は戦闘能力皆無であり、30キロにも満たない女の子だった

七実と会わせた時に彼女は何故こずえという弱い女の子が生まれたのが理解したらしい

七実「私を生み出したデメリットが二人目にも続いているのでしょう」

七実という強すぎる存在はその存在だけでは強さに対する対価の支払いが完了できなかったのだという

故に呼び出された子の戦闘能力は皆無になるし、精神的に幼そうな子が生まれた

だが彼女はただのちんまい女の子ではない

個性で生まれたとはいえ、この時代の人として生まれた彼女は当然個性を持っていて、遊佐こずえの個性は「不思議ちゃん」という個性だった

虚空に目を向けていきなり話し出したり、見たものを一瞬で覚えたり、召喚する事に姿が変わったりしている

どうやらこずえは色々とやばい電波を受信しているらしいが、例えば虚空を見ている時に敵が近づいてくれば

こずえ「ゆうしゃが……せめてきたー……」

こずえにとって勇者は敵らしい

見たものを一瞬で覚えられるが、その知識を使って思考することはしてくれない

召喚した時に姿が変わっているのはレアリティが変わっているらしい

こずえ「ねむるのにあきたら……せかいをほろぼすまおうになる～……( ˘ω˘ ) ｽﾔｧ」

なんてことも言っていた

個性は使えば使うほど強くなるらしい

故に晴夢は個性によって女の子を生み出し、その女の子を呼び出す

七実は鍛錬をつけてもらう
ならこずえは？

晴夢「こずえ、まだか？」

こずえ「まだはやいよ～……まだここにいろー」

こずえの電波的な勘は七実や晴夢の勘を凌駕している
故に彼がずっと考えている、オール・フォー・ワンの庇護下から抜け出す計画のスタートタイミングをこずえに預けている

晴夢「わかった、ありがとう」

こずえ「よきにはからえー……」

こずえはそのまま眠りにつきはじめたので、晴夢は個性でこずえを送還した

晴夢「……このままでいいのか？」

晴夢は今後の方針について改めて無い頭を絞って考える





晴夢は現時点ではオールマイトに勝てないことを理解しています
そしてオールマイトがあと数年以内にワンフォーオールを継承するだろうことも知っています

故に原作前にオールマイトと戦うのは出来ません(ロールが難しいから)


これから三回自由行動とそれに伴う描写をします
それが終わった時にある選択をしてもらいます
ちなみに三回+描写が終わった時点でデクが中3くらいの時間軸になります

鍛錬自体は裏でもやっていますので自由行動でやる必要はあまりありません



多数決
下1～5
1　鍛錬(オール・フォー・ワン関係の力を借りて)
2　鍛錬(個性の力を借りて)
3　コミュ(ヒーローや話の聞かないヴィランには基本的に会えない)
4　ドクターの改造(確率ダイジョーブ博士)

次回個性の女の子たちと鍛錬をします

そのあと中学に入るか否かの多数決も取ります

七実「何故分からないのですか」

晴夢「ぐふっ！」

七実「生きている限りは気配なぞ消せやしない。そこに居るのだからそれを感じとればいいだけでしょう？」

晴夢「……わからねぇ！」

七実「分かりなさい」

晴夢は最近は教官たちとの鍛錬をしなくなった
教官たちでは物足りないし、鑢七実という天災が居るのだからやる意味なくね？と馬鹿が気がついたためだ

しかし待っていたのは地獄

完全に死なない限りは気配なぞ消せないと訳の分からないことを七実は言いながら、目隠しをしている晴夢をボコり続ける

こずえ「……そっちー」

七実「こずえですら気配を感じ取れていますのに」

晴夢「ふしぎ電波だろ！？」

七実「ならそれを見て覚えなさい」

目隠しをしてみて、勘(不思議パワー)で七実の方向を当て続けるこずえを前に、間違っているのは俺なのか！？と思い始める晴夢だった


○○「……」

小学校を行かなくなって数年、オール・フォー・ワン陣営による圧縮授業によって小学生のカリキュラムは既に弔も晴夢も終えている
それを習得できているかは別だが

中学のカリキュラムに入る前にあった長期の空き時間で二人は別々に個性を鍛えていた

と言ってもこの時期の弔はただの餓鬼だし、晴夢も同じくクソガキだ
晴夢は強さを求めて、弔は当たる相手を求めている違いはあれど、やりたいことしかやっていない

そんなある日、晴夢の感覚では滅多に顔を出さないオール・フォー・ワンが弔と晴夢を呼んだ

弔「なんでこいつと一緒なんだよ先生」

AFO「君たちの進路を決めようと思ってね」

晴夢「……進路？」

AFO「君たちは小学生のカリキュラムを教えている。そして世間一般ではそろそろ中学の申し込みが始まるわけだけど、君たちが中学に入りたいかの希望を取っておこうと思ってね」

顔面が潰れ、管のようなものを顔に着けてやっと生きているオール・フォー・ワンはそれでも彼らが飽きないように上手く話す

AFO「ヴィランなら学校に行かないと決めつけてはいけないよ？　なんたって僕は大学まで出ているからね。学校はいい所だよ？　よい仲間(個性)とも巡り会えるからね」

弔「いかねえ」

AFOがまだ話そうとしていたが、弔は会話に割り込んだ

弔「俺は仲良くこよしがしたいわけじゃねぇ。学校に行ってお楽しみよりも楽しいことなんてないでしょ？」

お楽しみ、お楽しみとは絶望に嘆き悲しむ相手を弔の個性で塵に返す個性の鍛錬のことである

AFO「弔は行かないと……君はどうする？」

AFOは弟子に比べたら全くと言っていいほど関わっていないが、彼は道具の手入れは怠らない主義でもある
晴夢のことを道具扱いしていても、他とは違う特別な二人の子供のうちの一人にも問いを投げる

晴夢「……えーっと」




多数決
行くメリットやデメリットはありますが、どちらも描写はサクサクで終わらせます

下1～5
1　中学に行く
2　中学に行かない