紗夜「え!?」日菜「あたし達‥」二人「入れ替わってる!?」 (83)

このスレは安価があります。あと1はたまにキャラの口調を間違える可能性があります。
頑張りますので、よろしくお願いします。

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ピピピピピピピッ!

目覚ましを止めて私はベッドから起き上がる。

7:30。いつも通りね。

私は氷川紗夜。Roseliaでギターを担当している花咲川女子学園高校の2年生よ。

昨日は自分に納得がいくまでギターの練習をしていたから寝るのがだいぶ遅くなってしまったわ。

それでもいつもと大体同じ時間に起きられたのは習慣のおかげね。

でも不思議だわ。

どうして私は日菜の部屋で寝てるのかしら。

おかしいわね。

確か私は昨日自分の部屋で寝た筈‥よね?

私としたことが‥寝ぼけて日菜の部屋にでも行ったのかしら?

と、いうことは日菜は今私の部屋で仕方なく‥いや、あの子ならきっと‥

「わーい!今夜はお姉ちゃんと部屋の交換だね!」

むしろ喜ぶかもしれないわね。

そう考えているとタッタッタッと廊下を走ってくる音がした。

日菜ね。とりあえず私の都合で部屋を勝手に変えてしまった事を謝らないと。

ガチャ

「日菜。昨日いきなり部屋を交換して悪かっ‥」と私は言葉が出なかった。

なんと自分の目の前にいたのは紛れもなく私だったのだ。

日菜「あー!やっぱりお姉ちゃんあたしになってるー!」

紗夜「え!?」

急いで私は部屋の鏡を見る。そして驚いた。

私の顔だけじゃなく髪型、体型、身長、そして今気づいたが声まで全てが日菜になっていたからだ。

紗夜「ど、どうして‥」

日菜「いや~あたしもね?朝起きて顔洗いに行ったらお姉ちゃんの顔になってたからびっくりしちゃった。」

紗夜「どうしましょう‥」と受け入れがたい出来事に手で顔を覆う。

日菜「でも、なっちゃったものはしょうがないよねー。それになんだか、るんってくるし。」

紗夜「るんって何よ。私は‥私は‥」

氷川母「紗夜~日菜~早く降りて来なさーい。遅刻するわよー」

日菜「はーい!」

私の姿と声でいつも通りに下へ降りていこうとする日菜を止める。

紗夜「日菜、少し待ちなさい。」

日菜「何?お姉ちゃん?」

紗夜「いいわね?今から元に戻るまでの間、私は日菜、あなたは私になりきるのよ。いいわね?」

日菜「う、うん。お姉ちゃん。でも不思議だなー私はここにいるはずなのに目の前に私がいるんだもん。」

紗夜「じゃあ今から開始よ。」

そう言うと二人で下に降りていった。

※ここから名前表記が少し変わります。紗夜(日菜)の場合は外身が紗夜で中身が日菜ということです。

氷川母「あら、日菜。珍しく今日は早いのね?」

日菜(紗夜)「うん。ちょっとね。」

紗夜(日菜)「わーい、いただきまーす!」

日菜(紗夜)「!? ‥もうーお姉ちゃんったらー」

早速約束を破られてしまった。

私は日菜を怒ろうとしたがやめた。私が日菜の顔と声で怒ったらそれこそ日菜じゃないわ。

とりあえず学校へ行く準備をし、家を出る。

日菜(紗夜)「ちゃんと誤魔化すのよ。」

紗夜(日菜)「わかってるよー」と手を振り学校へ行った。

私はいつも通りの通学路を通って学校へ向かう。

ふう、今日一日日菜になりきらないと‥あれ?いつも通りの通学路‥って!?

そうだ!今の私の姿は日菜だから羽丘に行かないと!

日菜(紗夜)「ま、待ちなさい!日菜!」

朝から疲れたわ。

走ってなんとか日菜に追いついたわ。

それに私も気がつくまで花女に行こうとしてたわ。日菜に言った手前、ちゃんとしなきゃ示しがつかないわ。

あと私は元に戻るまでは風紀委員かつ弓道部員ではなく、日菜曰く一人だけの天文部員よ。覚えなきゃ。

↓1「あ!おはよう!」

↓2「おはよう!」

※分かってるとは思いますがバンドリのキャラでお願いします。

日菜(紗夜)「今井さん、青葉さんおはようございます。」

いつもの日菜には珍しい凛とした挨拶を受け、二人は固まるがモカが口を開いた。

モカ「あれ~?日菜先輩~今日どうしちゃったんですか?なんか~紗夜先輩みたいですよ~?」

ギクッ!しまった!口調が!

日菜(紗夜)「コホン。な、なんでも無いよ~モカちゃん。あ、あたしはいつも通りだよ?」

モカ「ですよね~ もしかしたら紗夜先輩と中身が入れ替わっちゃったのかと思いましたよ~」

な!?あ、青葉さん‥案外鋭いわね。

リサ「もうモカ~そんな訳ないじゃん。ドラマの見過ぎだよ?」

モカ「えへへ~」

リサ「それにしても今日の日菜なんか面白いね。まるで紗夜と話してるみたいw」

日菜(紗夜)「ま、まあね?お姉ちゃんの真似で喋ってみたんだ~ ど、どう?」

リサ「あはは、似てる似てる。」

そして私は校舎に入り青葉さんと別れて今井さんと歩く。

リサ(今日の日菜、やけに静かだな。顔つきも紗夜っぽいし。もしかしてモカの言った通り‥ってないない。)


そして教室に入ろうとしたところで声をかけられた。

麻弥「日菜さーん!」

日菜(紗夜)「やま‥いえ、麻弥ちゃんどうしたの?」

麻弥「えっと今朝ジブンの元にマネージャーさんから連絡があったんスけど、明日の仕事は↓1に変更になったらしいっス!」

日菜「へえ、↓1にね。」

日菜(紗夜)(モニタリング企画?ああ、あの番組の事かしら?)

とりあえず朝のホームルームが始まるため教室に戻り、仕事の話は昼休みにすることとなった。

そして昼休み‥

日菜(紗夜)「それで知り合いの性格が突然変わったらでしょ?例えば‥真逆の性格を演じるってこと?」

麻弥「はい!マネージャーさんからは他の誰かになったつもりで演じてほしいって言われてるんで‥あとジブン以外にも千聖さんとイヴさんも仕掛けるんすよ。」

日菜(紗夜)「へえ、それは‥る‥るん!とするわね。」

麻弥「はい!だからジブン今日の放課後は薫さんに演技指導してもらうつもりなんです!日菜さんもどうですか?」

日菜「いこうかしら。」

麻弥「決まりですね!じゃあ!放課後部室で待ってますね!」

そう言い教室に戻っていった。

‥‥あ!そういえば私部室知らないわ。どうしましょう。

すると廊下で壁にもたれかかって考え事をしている日菜(紗夜)を見つけ見知った顔が声をかけてきた。

↓1「あれ?」

美咲「あれ?日菜さん?」

そう声をかけられ顔を上げる。

そこには花女にいるはずの奥沢美咲が立っていた。

日菜(紗夜)「あら?奥‥美咲ちゃん?あなたどうしてここに?」

美咲「? ああ、昨日練習の時に薫さんがライブの時に使えそうな小道具を演劇部から借りてきてたんですけど見事に忘れて帰ったんで持ってきたんですよ。」

日菜(紗夜)「それにしてもあなたどうやってここまで来たのかしら?」

美咲「黒服さんの車です。」

黒服?ああ、いつも弦巻さんの近くにいる人達のことね。

日菜(紗夜)「そうなのね。あ!あなた演劇部の部室知ってるかしら?」

美咲「はい、知ってますよ。よければ案内しますよ?」

日菜(紗夜)「ええ、助かるわ。」

私は奥沢さんの案内のもと演劇部の部室にたどり着く。

美咲「ここです。」

日菜(紗夜)「ありがとうございます。」

美咲「あ、いえ。それよりあたしに敬語使わないでくださいよ。先輩なんですから。」

日菜(紗夜)「え?ああ、これね。実は明日の仕事の為にお姉ちゃんの口調を練習しててね?」

美咲「明日の仕事で氷川先輩の真似?よく分かりませんけど、納得しました。それじゃあ、私は中に置いて帰りますので、失礼します。」

その頃、日菜は‥

少し時間は遡り朝。

紗夜(日菜)「お姉ちゃんの学校か~ すっごくるるるん!って感じだよ~」

それに羽女と違って花女はセーラー服なんだね。これ着るのも中学以来だな~

さて!あたしは一人だけの天文部じゃなくて風紀委員かつ弓道部。頑張らなくちゃ!

↓1「おはよう!」

↓2「おはよう!」

あこ「紗夜さんおはようございまーす!」

香澄「紗夜先輩おっはよーございまーす!」

紗夜(日菜)「おっはよー!あこちゃ‥‥コホン。おはようございます。宇田川さん、戸山さん。」

紗夜(日菜)「戸山さんはともかく宇田川さん?あなた今日学校はどうしたのかしら?」

紗夜(日菜)(危ない危ない。よかったー!前に彩ちゃんをからかう為にお姉ちゃんのモノマネ練習した甲斐があったよー)

あこ「今日振替休日なんです!」

紗夜(日菜)「振替?そうだったのね。いいなー!」

香澄「? 紗夜先輩?」

紗夜(日菜)「いえ、なんでもありません。」

そして紗夜(日菜)は校舎に入り教室を目指す。

紗夜(日菜)「確か‥お姉ちゃんのクラスは‥Bだよね。」

紗夜(日菜)「あ!彩ちゃんだ!」

紗夜(日菜)「彩ちゃ~ん!」ダキッ!

彩「あ、え!?ど、どうしたの!?紗夜ちゃん!?」

彩はかなり驚いていた。普段真面目で静かな紗夜がいきなり人目を気にせず自分に抱きついてきたからだ。

紗夜(日菜)「えへへ。やっぱり彩ちゃんは面白いな~」

彩「え、ええええええ!!」

千聖「彩ちゃんいるかしら。」

彩「千聖ちゃ~ん!助けて!紗夜ちゃんが!」

千聖「‥‥」

千聖(え!?どういう状況!?紗夜ちゃんが彩ちゃんに抱きついて胸に顔を埋めてる?確かに私もあれくらい花音にするけど。紗夜ちゃんと彩ちゃんがそんなに仲が良かったなんて。)

彩「見てないで助けてよー」

千聖「え?ええ。紗夜ちゃん、彩ちゃんに大事な話があるのだけどいいかしら?」

紗夜(日菜)「あ!千聖ちゃん!おっはよー!」

千聖「おはよう、紗夜ちゃん。彩ちゃん借りてもいいかしら?」

紗夜(日菜)「いいよー!」

千聖は彩にスケジュールをを伝えるため、彩を連れて廊下へ出た。

すると次は

燐子「あの‥氷川さん‥今いいですか?」

紗夜(日菜)「何~?」

燐子「えっと‥今日は先生の手伝いで練習に少し遅れます。」

紗夜(日菜)「え、うん。わかった。伝えとくね。」

燐子「氷川さん‥何か楽しい事でもあったんですか?」

紗夜(日菜)「ないよ?‥あ!無いわ。」

燐子「じゃあ、よろしくお願いします。」

そういうと燐子はペコッと頭を下げて自分の席に戻った。

ホームルームが終わり、一時間目が終わった頃、lineが届いた。

紗夜(日菜)「お姉ちゃん?」

どうしたんだろう?

忘れてました。
lineの内容↓1

lineの返信は【】で行います。

紗夜(日菜)「え?あ!そっか。忘れてた。」

紗夜(日菜)【お姉ちゃん今日部活は?】

日菜(紗夜)【無いわよ。それと今日Roseliaの練習があるんだから17時までに行くのよ。】

紗夜(日菜)【はーい!】

紗夜(日菜)「さーて!一日頑張ろうっと。」

その頃、日菜(紗夜)は‥

日菜(紗夜)「商店街に来たわ。さてこれからどうs‥」

グ~

日菜(紗夜)「お腹空いたわ。どうしようかしら。」

①ファーストフード店
②山吹ベーカリー
③羽沢珈琲店

多数決↓3まで

日菜(紗夜)「いつものファーストフード店でいいわ。」

ひまり「いらっしゃいませ!あ!日菜先輩!」

日菜(紗夜)「え!?あ‥どうも‥」

そうよね。羽女が休みなら上原さんもいるわよね。

ひまり「いや~制服着てるって事は部活してたんですか?」

日菜(紗夜)「いえ、部活は今日はしてないわ。上原さんの方も今日はテニスは休みのようね。」

ひまり「はい、そうなんですよ。って、日菜先輩どうしたんですか?いつもより口調が固いっていうか紗夜さんみたいですね。」

日菜(紗夜)「うん、明日の仕事でお姉ちゃんの真似しなきゃいけないから練習してるの~」

ひまり「そうなんですね。いいな~ アイドルなんて憧れちゃうな~」

両頬に手を当てながら言う。

日菜(紗夜)「そろそろ注文をしてもいいかしら?」

ひまり「は、はい!どうぞ!」

そう言われ私はいつものセットを頼み席に着く。

食べていると電話が鳴った。

prrrrrr

prrrrr

あ!私か。

日菜のスマホだから一瞬自分の着信音って気づかなかったわ。

大和さん?

日菜(紗夜)「はい。」

麻弥「日菜さん!今どちらにいますか?」

日菜(紗夜)「え?商店街のファーストフード店だけど?」

麻弥「え!?今日薫さんに明日の仕事の為に演技を教えてもらう約束ですよ?」

日菜(紗夜)「わ、忘れてた‥今から行くわ!」

麻弥「まだ薫さん来てないっすけどなる早でお願いします!」

15分後‥

日菜(紗夜)「ごめんなさい!遅れたわ!」

薫「大丈夫さ、日菜。私も今きたところさ!」

う‥相変わらずね。

薫「とりあえず明日の仕事の為にだね?分かったよ。喜んで協力しようじゃないか!」

両手を広げながらオーバーな、まるで演劇のセリフかのように承諾した。

麻弥「はい!よろしくお願いします!」

日菜(紗夜)「お願いします。」

薫「それで‥二人は誰を演じるんだい?」

日菜(紗夜)「あたしはお姉ちゃん!」

薫「うんうん、日菜はお姉さんの真似だね。流石姉妹だ!シェイクスピアも言っている。双子とは奇妙なものだと。」

薫「それで、麻弥は?誰を演じるんだい?」

麻弥「ジ、ジブンは↓1を真似ようかと‥」

薫「なるほど。イヴちゃんか。うん‥儚い‥!」

薫「それじゃあ現段階の君達の演技力を見せてもらおうか!まずは麻弥からだ!」

麻弥「い、行きます!‥わ‥若宮イヴです!ブシドーです!」

薫「なるほど。麻弥、まず君には照れがあるから無くすように。あとは‥」

うわ‥流石瀬田さんね。演技に関しては妥協がないわ。

薫「次は日菜だ。早速始めてくれ。」

私は咳払いをし、声を出した。

日菜(紗夜)「氷川紗夜です。花咲川女子学園高校2年生。生徒会に所属しており風紀委員でもあります。また弓道部にも所属しています。それとRoseliaではギターを担当しておりPastel Palletesのギターの氷川日菜は私の妹です。よろしくお願いします。」

薫「‥‥‥」

あれ?何ですか、この空気は。演技というか私自身を出しただけなのですが?

薫「いい。」

薫「すごくいい!完璧だ!まるで目の前にお姉さんがいるかのようだ。」

麻弥「日菜さん!素晴らしいっス!」

そこから大和さんは瀬田さんのマンツーマンによる演技指導が始まった。

いつもCircleで見る姿とは違う雰囲気を漂わせている所から改めて彼女が演技に対しての取り組み方の姿勢というものを感じる。

もしかしたら私や湊さんみたいなひとなのかもしれないわね。

私はクスッと笑い、大和さんから渡されていた明日のドッキリの大体の段取りを頭に入れていた。


その頃、紗夜(日菜)は‥

紗夜(日菜)「一度でいいからRoseliaの曲弾いてみたかったんだよねー!楽しみだなー!」

紗夜(日菜)「おっまったせー!」

そこには紗夜(日菜)と遅れる予定の燐子以外が揃っており、皆驚いた顔でこちらを見ていた。


友希那「紗夜、間に合ったのはいいけど、開始の5分前に来るなんてらしくないわね。いつもならどんなに遅くても10分前には来てたわよ?」

あこ「たしかに紗夜さんどうしたんですか?」

リサ「まあまあ、二人とも。で?何かあったの?」

紗夜(日菜)「何もないです。ただ途中で猫がいたので眺めてただけです。」

友希那「猫‥どんな猫だったのかしら?」

紗夜(日菜)「アメショ‥ですかね?」

友希那「アメショ‥いいわね‥コホン。と、とりあえず早くするわよ。後は燐子だけね。」

紗夜(日菜)「燐子ちゃんなら今日遅れるらしいですよ。」

あこ「!?」

あこ(え!?今‥紗夜さん、りんりんの事を燐子ちゃんって呼んだ!?)

友希那「そう、わかったわ、先に始めちゃいましょう。」

ジャーン!!(一曲目終了)

友希那(?いつもの紗夜の演奏だけど、何かが違うわ。こう慎重さが足りないというか。それにこんなにアレンジも入れてこなかったわ。)

リサ(なんだー演奏聴いたらいつも通りの紗夜じゃん。)

紗夜(日菜)「やっぱりお姉ちゃんの曲って弾いてると、るん!ってくるな~」

友希那、リサ、あこ「!?」

紗夜(日菜)「?‥あ!」

ヤバイじゃん!るんって言っちゃった!

紗夜(日菜)「と、この前日菜が言ってました。」

友希那「そ、そうだったのね。」

あこ「びっくりしましたよー。急に日菜ちんみたいな喋り方になるんですもん。」

紗夜(日菜)「驚かせたなら悪かったわ。日菜の口調で言った方が伝わりやすいと思ったからよ。」

ガチャ!

燐子「すいません!遅れました!」

あこ「あ!りんりんー!」

燐子「えっと‥3年の先輩から相談を受けてまして‥」

友希那「大丈夫よ。私達は学生なのだから学校が優先よ。」

リサ「それにしても燐子部活入ってなかったよね?何の話だったの?」

あこ「私も聞きたーい!」

紗夜(日菜)「コホン」

リサ、あこ、燐子「!?」

紗夜(日菜)「今井さん、宇田川さん、白金さん。その話は後でゆっくり聞きましょう。」

リサ「あ!そうだよね。ごめんごめん。」

あこ「はーい!りんりんまたあとでね?」

燐子「うん。あこちゃん。」

友希那「やっと5人揃ったわね。それじゃ今日はもう遅いから後3曲練習しましょう。」

↓1~3(勿論Roseliaのオリ曲、カバー曲限定で。)

友希那「さて、やるわよ!」

二曲目終了後

友希那「5分だけでも休憩にしましょう。」

リサ「あ!今日私クッキー焼いてきたんだけど、食べる?」

あこ「食べる!」

リサ「あと、飲み物買ってくるけど何が良い?」

あこ「私サイダー!」

友希那「私はレモンティーで。」

燐子「烏龍茶お願いします。」

リサ「紗夜は?」

紗夜(日菜)「ではコーラで。」

リサ「?‥じゃあ買ってくるね~」

リサは自販機で頼まれたものを買いながら考える。

リサ「いつもの紗夜ならお茶って言うのにな~やっぱり今日の紗夜は不思議だな。」

こうしてリサが帰ってきてから練習が再開され、今日の練習が終わった。

そして次の日

スタッフ「それでは、流れとしてはこういう感じでお願いします。」

彩以外の4人「はい、よろしくお願いします!」

成る程ね。流れとしてはまず偽番組の撮影で本物の催眠術師が来る。そこで色々な催眠をかけてもらって最後に「自分の弟子を紹介する」と言って偽物を連れて来る。
そこで同時に4人までしかできないと言ってくじ引きをする。そこで丸山さん以外が当たりを引いて、中身が入れ替わる催眠をかけてもらう。最後に解こうとするけど白鷺さんと私だけ解けずに私達は一日過ごすといった感じね。

あと、クジの方は細工するっていってたわ。

千聖「それにしてもすごいドッキリね。」

麻弥「そうですね!いや~彩さんの驚く顔が早く見たいっス!」

イヴ「アヤさんには悪いですけど、ワクワクしますね!」

日菜(紗夜)「ほんっと!るんってくるよね。」

麻弥「ジブンはイヴさんをして、日菜さんは紗夜さんをするらしいんですよ!」

イヴ「マヤさんはワタシの真似をするんですか?頑張ってください!」

千聖「日菜ちゃんは紗夜ちゃんの真似ね。因みに私は↓1よ。」

イヴ「ワタシは↓2です!」

麻弥「えええ!!!二人とも凄いの選びましたね!!!」

千聖「そうね。でも私こころちゃんみたいな子の役は女優人生の中でもまだ演じた事がないの。だから自分への挑戦よ。」

イヴ「ワタシは‥カスミさんに相談したら勧められたからです!」

麻弥「千聖さんのその挑戦応援するっス!イヴさんも頑張って欲しいっス!」

千聖「もう、麻弥ちゃん。あなたもするのよ。」

イヴ「ふふふ。それにしてもヒナさんどうしたんですか?さっきから静かですけど‥?」

日菜(紗夜)「え?あ、いえ。なんともありません。」

イヴ「ヒナさん!もう役に入ってるんですね!」

千聖「凄いわ‥まさに紗夜ちゃんそっくりよ。」

千聖(それにしても彩ちゃんから紗夜ちゃんの声でイタズラされたのは聞いてたけど、ここまでとはね。私も精進しないといけないわね。)

スタッフ「すいません!そろそろ彩さんが到着しますので、千聖さんだけ残って後は自由に今来た程でお願いします!」

3分後

彩「おっはよー!」

千聖「おはよう、彩ちゃん。朝からテンション高いけど何かあったの?」

彩「だって5人で地上波の番組だよ!しかも演奏以外で!」

千聖「ふふ、そうね。」

彩は早速自撮りを始める。

千聖(私も初めてドラマの主役もらった時はこんな風に喜んでたのかしら?)

そこからイヴ、麻弥、日菜(紗夜)の順番で到着して収録(偽)が始まった。

彩「パステルパレットの!」

5人「催眠術体験!」

タイトルコールをして、そこからは順調だった。

彩、日菜(紗夜)「せーの!」パクっ

彩「ほんとだ!タコが食感も味もハンバーグだ‥」

日菜(紗夜)「豆腐のはずなのに食感も味もポテトの味がする‥」

日菜(紗夜)(私的には別に豆腐苦手じゃないんだけど‥)

他には‥

麻弥「ちょ‥!ちょっと千聖さん!そこそんな触らないで‥わふっ‥」

千聖「ああ!レオンなんであなたはそんなに可愛いの~ もう~うりうり~」

だったり

イヴ「あれ!正座から立てないです!」

彩「まって‥私‥足痺れた‥」

そしてようやく

催眠術師(本物)「あの、今日は私の弟子を呼んでるのですが連れて来てもいいですか?」

千聖「はい、いいですよ。」

偽催眠術師「はい!それではよろしくお願いします。実は僕今日がデビュー戦です。それで僕がやるのは、これです。」

それから段取りで聞いた事を言う。

偽催眠術師「それで、実はこれ同時に4人しかできないので‥」

スタッフ「じゃあくじを引くって事で。」

こうして段取り通りに丸山さん以外の四人が引き催眠術(嘘)をかけられる事となった。

彩「え~みんないいな~!」

偽催眠術師「それじゃあ、いきます。皆さんの頭の中に入れ替わりたい人を思い浮かべてください。そうです。そのまま自分はその人物だと思い込んでください‥‥‥はい!」パン!

偽催眠術師が手を叩き、私達は目を開ける。

ふふ、丸山さんが私達を不安そうな顔で見てるわ。


※注意
ここから彩以外のパスパレのメンバーの表記が日菜(紗夜)みたいになります。


千聖(こころ)「イェーイ!」

彩「!?」

イヴ(有咲)「なんなんだよ‥いったい‥」

麻弥(イヴ)「ブシドーデス!彩さん!」

彩「え!?ちょっ、ちょっとみんな!嘘でしょ!?」

彩「は!?ひ、日菜ちゃん?さっきから何で黙ってるの?」

日菜(紗夜)「丸山さん。」

彩「ひゃ、ひゃい。」

日菜(紗夜)「私は前から思ってたのですが、あなたの喋り‥もう少し上手くなろうと思わないんですか?」

彩「すいません‥」

日菜(紗夜)「私はよく日菜と一緒にパスパレが出演した番組を見るのですが、辿々しくないですか?今日の催眠術のコーナー紹介もあんな短い文章で何回噛むんですか。」

彩「えっと‥漢字が難しくて‥」

日菜(紗夜)「だとしてもです。」

千聖(こころ)「あら?彩も紗夜もどうして笑顔じゃないの?怒ったり落ち込んでたら楽しくなんかないわ!」

麻弥(イヴ)「そうデス!アヤさんもサヨさんも笑ってください!」

イヴ(有咲)「今回ばかりは弦巻さんの言う通りだと思いますよ。」

日菜(紗夜)「そうね。確かにトチるのも貴女のキャラ‥なのでしょう。」

彩「と、と、いうわけでパステルパレットの催眠術体験のコーナーでした!」

スタッフ「オッケー!映像チェックしますので、じゃあそろそろ催眠解いてください。」

偽催眠術師「じゃあみなさんこちらにどうぞ。」

そして休憩となり控え室に戻る。

彩「さっきスタッフさんに確認してもらったらみんなが誰と入れ替わったかテロップ入れるって。」

麻弥「入れ替わってる間の記憶がないんですがジブン本当にイヴさんになってました?」

イヴ「ワタシもデス!ちゃんとアリサさんになってましたか?」

彩「うんうん、二人とも似てたよ。プロフィールに書けるくらい上手だったよ。」

ガチャ

控え室のドアが開き、日菜と千聖が入ってきた。

千聖(こころ)「あは!紗夜、テレビ局って初めて来たけど、とっても楽しいところね!」

日菜(紗夜)「ええ、ですがそんなに騒がないでください。元気なのは構いませんが備品を壊さないようにしてくださいよ。」

彩「 」

彩「え!?あれ!?催眠術は!?戻ってないの!?」

麻弥「戻ってない‥?」

イヴ「えええ!!!」

日菜(紗夜)「戻ってない‥?とはどういうことですか?説明してください。」

彩「えっとね?かくかくしかじかで‥」


日菜(紗夜)「つまり、現在、日菜と白鷺さんは私と弦巻さんに入れ替わってる‥そういうことなんですね?」

彩「うん‥どうしよう‥」

イヴ「とりあえずスタッフさんに事情説明したほうがいいですかね?」

1.する。
2.しない。

多数決↓3まで

彩「やっぱりスタッフさんに相談しないと‥」

そう言うとイヴと一緒に部屋を出て行った。

イヴが彩を部屋から遠ざけたのを確認すると一時的に日菜と千聖はモノマネを解く。

日菜(紗夜)「ふー、彩ちゃんってやっぱり信じやすいんだねー!」

千聖「ふふ、そうね。私も何回か笑いそうになったわ。」

麻弥「あんなに純粋な人、久しぶり見たっスよ。」

三人で笑っていると彩とイヴが扉を開けて戻ってきた。スタッフを連れて。

スタッフ「え!?本当に戻ってないんですか?」

日菜(紗夜)「ええ、そのようですね。」

千聖(こころ)「そうみたいね!」

スタッフ「困りましたね‥先程、催眠術師の方達に問い合わせたら今は栃木にいて今日は来られないらしいんですよ。」

麻弥「ええ!?移動早すぎるっスよ!」

彩「そうですよ!なんとかならないんですか?」

スタッフに彩と麻弥が詰め寄り、もめている。

スタッフ「この後は音楽番組の収録でトークと演奏、そのあとクイズ番組ですね。」

スタッフ「聞いた話だと、氷川さんは他のバンドで同じパートのお姉さんと入れ替わってるので大丈夫ですが、問題は白鷺さんです‥」

そう言いスタッフは口ごもる。なんせ千聖が入れ替わった先はパートがボーカルだからだ。

スタッフ「皆さんには言いたくないですが‥丸山さんはそのまま歌ってもらいますが、演奏は吹き替えに‥」

※突然の投票です。

ここでネタバラシするか、しないか。↓3まで(過半数超えた時点で締め切ります。)

千聖(こころ)(まだネタバラシはしない方がいいわね。)

イヴ(そうですね。まだアヤさんにはw)

麻弥(彩さんには悪いッスけどね。)

スタッフ「まあ、その‥ちさ‥こころさんが演奏できるなら構いませんけど‥」

千聖(こころ)「何で最初から出来ないって決めつけるの?私できるわ!だっていつもはぐみの演奏見てるもの!」

スタッフ「では‥別室で一度演奏していただけますか?」

千聖(こころ)「オッケーよ!」

スタッフと千聖(こころ)は演奏技術の確認の為、別室へ移動した。

あ‥間違えてトリップ付けずにsageちゃった‥

続きが気になる、応援してます。

>>57
ありがとうございます。その言葉励みになります。

と、いう事で進めます。

千聖はベースの準備をしながらため息をつく。

千聖「やっぱりこころちゃんの口調や立ち振る舞いは難しいわ。女優人生において初めての経験ね。」

千聖「え?はい。ちゃんと演奏しますよ。任せてください。」

5分後

スタッフ「はい、演奏問題ないです。」

マネージャー「それでは収録行きますよ。」

今日の音楽番組は某階段から降りてくる番組だ。パスパレにとっては初出演となる。

皆、衣装に着替えてセット裏に立つ。

やっぱり周りは見たことのあるグループばかり集まる。

彩「うう~緊張してきたよ~」

イヴ「大丈夫デス!アヤさん。ブ‥ブシドーです!」

麻弥「だだだ大丈夫ですよ!ほら!あそこの二人は落ち着いてますし。」

麻弥が指差すのは勿論、日菜(紗夜)と千聖(こころ)のことだった。

千聖(こころ)はセット裏を歩き回り(スーパー演技)、日菜(紗夜)は立ったまま、ギターのチューニングをしている。

3人がその場から動かず自分の時間に没頭している日菜を見ていた。

しかし、紗夜本人はというと‥

日菜(紗夜)(き、緊張するわ‥テレビなんか初めてなのに。)

日菜(紗夜)(今までテレビに出たと言ってもローカル番組がCircleに取材しに来た時くらいなのに‥いきなりこんな全国区の番組だなんて‥)

日菜(確か‥今日やる曲は↓1と↓2とね。それは練習してきたから大丈夫よ。)

>63
特に考えはありませんよ。なんとなくです。

再開します。

そして観覧席にお客さんが入り、スタッフが説明をしているのが聞こえてきて、それが終わるのが聞こえた。

番組のスタッフさんが合図で収録が始まった。

私達が階段を降りていくのは3番目だそうだ。

1組、2組と降りて行き、ようやく私達の番となった。

番組スタッフ「それではパステルパレットさんよろしくお願いします。」

私達が階段を降りて行くと、歓声が聞こえる。

私達メンバーの名前を呼ぶ声が聞こえる。

日菜ちゃーん!!!

‥‥あ!私か。

声のする方に私も手を振る。

改めて思うけどRoseliaと違うから戸惑うわね。

席に移動し

※間違えました。

席に移動して司会者と出演者のトークを聞く。

因みに私達の出番は2番目。

そして私達の出番が回って来た。

司会者「はい、次は初登場パステルパレットです。」

5人「よろしくお願いしまーす!」

アシスタント「パステルパレット、通称パスパレさんは珍しいアイドルバンドとして第一線を駆け抜けているバンドです。」

司会者「やっぱり大変でしょ?」

日菜(紗夜)「そうですね。最初は色物扱いされましたし、大変でしたね。」

司会者「そろそろリーダーからも話を聞いてみたいね。」

彩「えっ、はい。」

司会者「今気抜いてたでしょ?ダメだよ。」

アシスタント「視聴者の方からの質問で、最近あった面白い話ってありますか?」

彩「面白い話‥!あ!この前五人でパジャマパーティしたんですよ。」

~ここからはガルパピコ23話の話なので省略~

麻弥「それで最後イヴさんがパニックになって木刀振り回しちゃったんですよね。」

イヴ「あの時はお化けにみんなが連れていかれたって本気で思ったんデス!今考えたら恥ずかしいデス!」

司会者「すごいね、まずアイドルの部屋に私物の木刀があるって事からびっくりだからね。」

アシスタント「それではそろそろスタンバイの方お願いします。」

五人「はい!」

そこからはいつも通りに私がRoseliaで演奏している時のようにした。

でも、改めて思うのはパスパレの曲はRoseliaと曲調が180度違うってことね。

演奏が終わりエンディングを撮って楽屋に戻ってから、次はクイズ番組の収録の為、車で移動する。


その頃、紗夜(日菜)は‥

紗夜(日菜)「今日は部活かー 弓道なんて初めてやるからなー ルルルンってくるよ!」

後輩「おはようございます、氷川先輩!」

紗夜(日菜)「おはようございます。」

紗夜(日菜)(あ!私着方知らないや。見よう見まねで着よっと!)

こうして、集合、黙想、練習が始まった。

紗夜(日菜)(射り方は昨日動画で見たから大丈夫!るんってくるなー!)

そして的前に立ち、矢をつがえ構える。

シュ!

ガスッ!

紗夜(日菜)「うーん、当たらないなー 今度こそ!」

シュ!

パーン!

紗夜(日菜)「わ!当たった!」




※トリップ忘れてました。

弓道部部長「じゃあ今から4人ずつ組んで対戦するんで。」

紗夜(日菜)「ええと‥あたしのチームは‥」

2年「氷川先輩!よろしくお願いします!」

1年A,B「「よろしくお願いします!」」

紗夜(日菜)「うん!よろしくね!」

紗夜(日菜)「ええと‥名前が出てこないや。」

2年→大塚「大塚です!」

1年A→三澤「三澤です!」

1年B→田所「田所です!」

紗夜(日菜)「とりあえず頑張ろうね!」

対戦結果↓1

【注意】この話の紗夜は2年生の設定なのを忘れてました。つまり2年の大塚は後輩ではなく、同級生です。


総当たり戦の結果、紗夜(日菜)が率いるチームの圧勝だった。

紗夜の弓道をする上で必要な体、そしてそれを動かす日菜の天才的なセンスにより全試合で皆中(全部当てる事を指す。)を達成し、パーフェクトゲームを達成したのだ。

更に運が良かったのか、大塚、三澤、田所もそれなりの成績を叩き出した。

あとにも先にも学内とはいえ、総当たり戦で全て皆中達成は花女弓道部が始まって以来一人もおらず伝説となる事をまだ知らなかった。

田所「先輩すごいです!私なんていつも一回当たったらいい方なのに2回当たりました!」

三澤「そうです!最初はアドバイスの意味が分かりませんでしたが、自分で考えるチャンスを与えてくださったんですね!」

紗夜(日菜)「えー!そんなに分かんなかった?おっかしいなー」

日菜が行ったアドバイスは擬音と、るんがふんだんに使われたものだったが、一年生達はそれをポジティブに考えていたようだ。

大塚「すごいよ!氷川さん!」

それから部活は午前で終わり午後から暇になる。

そしてアタシは商店街に繰り出し、ブラブラする。

確かお姉ちゃんは今頃‥音楽番組だっけ?

ピンコーン!

あ!だ。

湊 友希那‥友希那ちゃんか!

ええと‥何々‥?

友希那【今日の練習は休みにします。】

え!?それだけ!?もっと‥こう‥あるじゃん!

その時、日菜に悪魔が囁いた。

悪魔(へっへっへ!ほら!せっかくスマホ開いたんだよ?色々見ようよ!例えば画像フォルダとか!)

‥‥‥‥

紗夜(日菜)「よし!見よっか!」

哀れ、天使は仕事をしなかったようだ。

画像フォルダを立ち上げ、 中身をみる。

大体風景とか、恐らくリサちー達と食べに行ったパフェとかだった。しかし!

紗夜(日菜)「あれ?なんだろう?これ。」

普通のフォルダに紛れてノータイトルのフォルダを見つけた。躊躇なく開いた。

その内容とは!
↓1と2と3

ええと‥まず‥

紗夜(日菜)「身内との信頼を築くには‥?」

見たところ名前も知らない心理学者とカウンセラーが共同で作った資料みたいだ。

ペラペラと読み進めていくんだけど全然面白くないや。

でも‥おねーちゃんまだ悩んでるの?あたしはもう十分信頼し合ってると思うのになー

まあ次々!

ええと‥もふもふ毛玉画像?

「なにこれ?‥‥わぁ!可愛い!!るるるるんってくるよ!」

開いたフォルダには一箇所に固まってるトイプードルや、ペットショップでカットされてるポメラニアンなど実に100枚以上の、まさに毛玉と呼ばれるに相応しい犬達の画像があった。

特に可愛いと思った写真は全て自分のパソコンに送ったのはいうまでもなかった。

そして最後のフォルダを開くと、そこには10枚ほど写真があり、試しに一つ立ち上げる。

「‥‥」

そこには出来上がったクッキーを持って満面の笑みを浮かべている紗夜の姿があった。

紗夜(日菜)「おねーちゃん、いつの間に‥それにつぐちゃんやリサちーとも‥むー!」

紗夜(日菜)「あたしだって一緒に作りたいのに!」

一人で、しかも商店街のど真ん中で怒ってた頃‥日菜(紗夜)は‥

演奏が終わり、夜になった頃、次の現場に到着していた。

日菜(紗夜)は困惑していた。

知らなかったのだ、次のクイズ番組が生放送だという事を。

日菜(紗夜)(聞いてないわよ、生放送だなんて。)

自動販売機でコーヒーを買い、ベンチに座って飲む。

ふと、ため息をついてしまう。

千聖(こころ)「ダメよ、ため息なんかついちゃ。」

日菜(紗夜)「白鷺さん。」

千聖(こころ)「ふふ、彩ちゃんは近くにいないから大丈夫よ。」

そうだ、みんなは私と日菜が入れ替わってる事をドッキリだと思ってるんだ。

千聖(こころ)「それにしても日菜ちゃんって凄いわ。姉妹とはいえ、性格が全然違う紗夜ちゃんを演じきれるなんて。」

日菜(紗夜)「ううん、そんな事ないよー!」

千聖(こころ)「私なんて大変よ?ここまでテンションが高い子なんて初めてだもの。」

話し込み、そろそろ楽屋へ戻ろうとした時マネージャーが二人に近づいてきた。

マネージャー「すいません、千聖さん。お話が。」

千聖「はい。」

日菜(紗夜)「では、私は。」

マネージャー「いや、聞いてもいいですよ。彩さんに関する事ですから。」

日菜(紗夜)「え‥?」

千聖「それ大丈夫かしら?流石に彩ちゃんを舐めすぎじゃ‥」

話はこうだ。クイズ番組の収録中に本来なら、こころの人格で参加しなくてはならない千聖が千聖の人格のまま参加してもバレないんじゃないか?という事だ。

そこの様子ももちろん撮影するというわけだ。

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