ゆるい話です。短いです。ではどうぞ
由良「……」
加古「くかー」zzz
由良(道の真ん中で加古さんが死んでる…)
由良「あのー大丈夫ですか?」
加古「くー…ん…?あれ…ここどこだ…?」パチクリッ
由良「こんなところで寝たら危ないですよ」
加古「おかしいなあ。あの木の下で寝てたはずなのに」
由良「10mぐらいありますよ…」
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加古「ま、起こしてくれてサンキューな」
由良「よくそれだけ眠れますね」
加古「んーあたしからしたら由良のほうがよくそれだけ起きて働いていられるなあって感じだけどな」
由良「そうですか?」
加古「秘書艦の時なんか朝から晩まで働き詰めじゃん。由良の時は総員起こしが正確でまいっちゃうね」
由良「あ、ごめんなさい」
加古「いや、謝ることじゃないんだけどさ」
加古「今日秘書艦だっけ。なにすんの」
由良「ええと、書類を整理して、来客の対応。次の演習計画をまとめてから、資材量の確認のために工廠に行って、ついでにこの前の爆発騒動での損傷個所を確認して修繕費の見積もりをもらって、それから提督さんの食事の用意、あ、艤装のチェックもしないと……」
加古「待て待て待て。それ全部やんの」
由良「はい、まだ半分ぐらいしか言ってないですけど」
加古「いつもこんな感じ?」
由良「そうですね」
加古「働きすぎだって、もっと休んだ方がいいよ」
由良「由良としては今日はゆっくりできるなあって思っていたんですけど」
加古「しょうがないこっち来な」
由良「え、あの……」
加古「ほらここで一緒に昼寝しよ」
由良「え、まだ昼ですよ」
加古「だから昼寝って言ったじゃん。たまには何も考えずのんびりするのも大事だって。ほらここいい感じに気持ちいいだろ」
由良「確かに……」
加古「じゃあ横になって目を閉じて」
由良「は、はい」
加古「リラックスして……羊を数えて……ぐーzz」
由良「あの」
加古「はへっ、どしたの」パチッ
由良「私、枕がないと眠れないんです……」
加古「え、そうなの」
加古「困ったなあ……よし、じゃあ膝枕してあげるよ」
由良「いやいや、さすがに悪いです」
加古「いいのいいの。こうなったら意地でも由良を寝させたいからさ」
由良「でも……」
加古「いいから、いいから、ほらっ」グイッ
由良「あっ」
加古「どう落ち着く?」
由良「ええまあ」
由良(確かに暖かくて気持ちいい……ついうとうとと……でも加古さん重くないかな)
加古「くかー」zzz
由良(ええ!?もう寝てる)
由良(ああでも……由良も眠気…が………)zzz
由良「すうすう」zzz
加古「ぐー」zzz
夕張「……どういう状況?……とりあえず写真とっとこ」カシャ
夕立「夕張さんどうしたのっぽい」
夕張「夕立ちゃん。見て見て」
加古「う~ん、なんか周りが騒がしいような」パチッ
「由良が昼間から寝てるなんて」「由良さんが眠っている姿初めて見ました」「かわいい」ガヤガヤ
加古「え、なにこれ」
夕張「加古さん動かないで」
加古「はい?」
夕張「由良の寝姿を見ようと見物客が集まっちゃいまして」
由良「すう」zzz
加古「ええ…寝てるだけだろ」
夕張「それが珍しいんです」
加古「じゃああたしは」
夕張「加古さんはいつも通りじゃないですか」
加古「そうだけどさ」
??「見つけた」
夕張「あっ」
提督「ここにいたのか」
由良「提督さんの声!」ガバッ
加古「うわっ!」
夕張「起きるのはやっ」
提督「執務中に居眠りとは」
由良「申し訳ございません……」
加古「ちょっと待ちなよ提督」
提督「なんだ加古」
加古「由良に休むように言ったのはあたしだ。由良は悪くない」
由良「いいんですよ加古さん」
加古「そもそも聞いたぜ。由良の今日の仕事を。ありゃ多すぎる。もっと負担を減らさなきゃパンクするぜ。もっと由良のことを考えてやれよ」
由良「加古さん……」
提督「……なかなか言うじゃないか」
加古「仲間だからな」
提督「仲間のためなら何でもできるとでも?」
加古「当然だ」フンスッ
提督「その言葉を待っていた。執務室行くぞ」ガシッ
加古「はひっ?」
夕張「提督まだ昼間ですよ。スケベ」
提督「違うわ。そもそも由良の仕事が多いのは、加古、お前がサボったツケが周ってきてるせいだからな」
加古「えっ?」
提督「いやーうれしいよ。ついに加古がやる気を出してくれて」
加古「ちょちょっと待って」
夕張「……では、私はこれで」コソコソ
提督「逃がさんぞ夕張。工廠爆破の件、まだ償いは終わってないよな」ガシッ
夕張「あーやっぱりそう来ますよね」
提督「さあ行くぞ。居眠りなんかさせないからな」
加古「そんな!死んじまうって」
由良「あの提督さん」
提督「大丈夫由良はそのまま休んでていいから」
加古「由良助けっ」
提督「さっさといくぞ」ズルズル
加古「ああああああああああああああああ」
加古「いやー意外と早く終わってよかったなあ」
夕張「結局由良、さらには古鷹さんが手伝いに来てくれたおかげですけどね」
加古「あの時はあたしたち二人に天使が舞い降りたかと思ったよな」
夕張「その天使二人が……」
由良「このお肉おいしいですね」
古鷹「デザート頼みます?」
由良「あ、お願いします」
夕張「……すごい勢いで皿が空いていきますね」
加古「それでいて周りはきれいで……。奢りっていたけどさ……」
夕張「たぶん由良はあの倍いきますよ」
加古「あ、それ古鷹もだと思う。……飲むか」
夕張「はい…」
おわり
この2人もっと絡んでほしい。ただ、地理上のつながりがあるだけですけど
依頼出してきます
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