勇者♂「今日も始まりました」魔王♀「魔王と勇者の雑談ラジオー」[安価] (21)

勇者「人間のリスナーも魔族のリスナーもいらっしゃい、今日の雑談ラジオだ」

魔王「魔族と人間の戦争が終結してから初めての夏、皆はどう過ごしているかな?闇の瘴気に包まれて涼しい魔界に旅した人間や人間界の海に泳ぎに行った魔族もいるかな?」


勇者「ちなみに俺は人間界復興だかで力仕事に駆り出されてバカンスの暇もないけどな!ちくしょう!」

魔王「で、逃げてきたわけだ?」

勇者「もちろん、魔王を倒した…じゃなくて和解した時点で俺の役目は終わってるはずだ、ニートしても許されるだろう」

魔王「それはダメ人間の理論だよ」

勇者「じゃあお前はちゃんと仕事してんのか?」

魔王「側近と頭のいい幹部たちが皆やってくれるよ。ボクの部下は皆優秀だからね」

勇者「それ、押し付けてきただけじゃね?」

魔王「……さて、リスナーからのお便りを読もうか!」

>>3

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この世に生を受け10数年、生まれつき膀胱が緩くて今でもおもらしやおねしょが治りません!何かいい治療法はないでしょうか?
回復魔法が得意な僧侶さんもこれは専門外だと言ってて、もう打つ手がないんです……
村娘

「この世に生を受け10数年、生まれつき膀胱が緩くて今でもおもらしやおねしょが治りません!何かいい治療法はないでしょうか?
回復魔法が得意な僧侶さんもこれは専門外だと言ってて、もう打つ手がないんです……
村娘」

勇者「あー、これはガチな悩みだなあ。俺も連戦に次ぐ連戦で一時期トイレn」

魔王「待った待った待った、そっから先は英雄としてあるまじき発言だから!」

勇者「は、危ない危ない。危うく居もしない勇者様ファンに逃げられるところだった」


魔王「話を戻すとこのリスナーさんの悩みはかなり深刻だよね…」

勇者「病気じゃなくちゃ僧侶も癒し手≪ヒーラー≫もお手上げだからなあ。根本的な解決法は残念ながら無い気がする」

魔王「根本的じゃない方法ってオムツとか?」

勇者「いや、女の子のおしっこが好きな男を探すことだな。旅している間に2,3人見かけたぞ」

魔王「最低すぎる!」

勇者「さて、次のお便りだ」

>>6

ゼル……うちの国の姫様から正式な国の兵士にならないかとお誘いを受けたけど俺故郷の田舎で牧童として生きたいんです
うまい断り言葉を教えて下さい!
別の世界の勇者L

「ゼル……うちの国の姫様から正式な国の兵士にならないかとお誘いを受けたけど俺故郷の田舎で牧童として生きたいんです
 うまい断り言葉を教えて下さい!
 別の世界の勇者L」


勇者「…このラジオのお便り受付ボックス異界に繋がってない?」

魔王「ニワトリ虐めたら10倍返しされるあのゲームかな?」

勇者「お前アリカルト地方のダンジョンに似たトラップ仕掛けてただろ。スライムが無限増殖するやつ」

魔王「あ、引っかかってくれた?雑魚が数増やして襲ってくるって中々に怖かったでしょ?」ニヤニヤ

勇者「いや、魔法使いが範囲魔法で全部焼切ってくれた」

魔王「えぇー…」

勇者「危うくダンジョン崩落で全滅しかけたがな!」

魔王「それはボクのせいじゃないから」

勇者「話を戻すと実は俺も全く同じ経験をしたぞ。あの王様強引だし、姫様は可愛いけど戯れでナイフ投げてくる天然サイコだし全力で逃げてきたが」

魔王「人間って魔族並に危ないね」

勇者「極一部はな。まあこの勇者の場合姫様は良い人だから猶更断り辛いんだろなあ。そういう時は正直に話してみるといいぞ、姫様もきっと分かってくれる」

魔王「正直に話す勇気が出ないからこんなお便り送ってくるんでしょ」

勇者「勇気出せ!頑張れ!姫様の誘いは嬉しいのですが、とか低姿勢でいけば相手も断り辛い」

魔王「じゃあ君も姫様に正直に答えれば?」

勇者「ヤンデレ化しそうだからやだ」

次の便り>>9

給金あげてくれ!
魔物

「給金あげてくれ!
 魔物」


魔王「はい次の便り」

勇者「ちょっと待て」

魔王「聞こえない!」

勇者「いやいやもっとちゃんと答えるべきだろ」

魔王「こういうのは一度聞いたらキリがないの!文句があるなら幹部クラスになって言ってよね!」

勇者「お前いつかクーデター起こされんぞ」

魔王「そうなったら君のとこに逃げ込むから」

勇者「やめろ来るな」

次の便り>>12

勇者様もおもらししたって本当ですか!
私とお揃いで元気が出ました!
これからもたくさん漏らしまくりましょう!
貴女の愛しい王女より

魔王「お、喜びなよ勇者、君の熱狂的なファンからのラブメールだよ」

勇者「ほう?それはとても嬉しいぜ、いやあ勇者ってのはモテて困るなあ。ところで魔王は嫉妬とk―

「勇者様もおもらししたって本当ですか!
 私とお揃いで元気が出ました!
 これからもたくさん漏らしまくりましょう!
 貴女の愛しい王女より」

魔王「ボクは祝福するよ。お幸せに(笑)」

勇者「」

勇者「漏らしてなんかないから!あれは戦闘中だから!魔法で何とかしたからノーカウントだから!」


勇者「というか王様は娘の教育をしっかりしろ!そんな女願い下げじゃ!愛しくなんかないわ!次の便り!」

魔王「あーあ、本当にそんなこと言っちゃっていいの?」

勇者「このラジオは実在の人物、団体、国とは関係ありません!今の発言はどの国の王様も王女も貶める意図はありません!」

勇者「はい次の便り」

>>15

勇者へ

逃げるのはいいけど魔法使いと武闘家と僧侶との関係は清算してからにしてくれ
俺と剣士と商人の胃に穴が開きそうだ

てかなんで三人同時で手を出したお前

戦士

「勇者へ

逃げるのはいいけど魔法使いと武闘家と僧侶との関係は清算してからにしてくれ
俺と剣士と商人の胃に穴が開きそうだ

てかなんで三人同時で手を出したお前

戦士」


勇者「」

魔王「さいてー」

勇者「いや待て、これは誤解だ!誤解なんだ!」

魔王「どの辺が誤解なの?言ってみてよホラホラ」

勇者「あいつらが俺に勝手に惚れたんだ!俺は求められたから与えただけだ!避妊魔法はかけたぞ」

魔王「中々にクズだね。王女にストーカーされてるのも手を出したからでしょ?」

勇者「いや、王女は元々ヤバそうだったからそもそも手を出してないし出したくない」

魔王「それはそれでクズだね」

勇者「だから俺は潔白だぁあああああ!!!!」

魔王「君の国では潔白と書いて有罪って読むの?」


次のお便り
>>18

リン……うちの国の勇者に正式な国の兵士にならないかとお誘いしたのですが、故郷の田舎で牧童として生きたいと言われ断られてしまいました
国の兵士にならなくてもよいので、どうしかして彼の心を私に靡かせることは出来ないでしょうか?彼のことを想うと毎日胸が苦しいです……
別の世界の王女Z

「リン……うちの国の勇者に正式な国の兵士にならないかとお誘いしたのですが、故郷の田舎で牧童として生きたいと言われ断られてしまいました
 国の兵士にならなくてもよいので、どうしかして彼の心を私に靡かせることは出来ないでしょうか?彼のことを想うと毎日胸が苦しいです……
 別の世界の王女Z」


勇者「だから何でこのラジオには異世界からのお便りが来るんだよ」

魔王「最近異世界転生が流行りだからね」

勇者「全く関係無いわ」

魔王「で、ついさっきのお便りとリンクしてそうなこの相談への応えは?」

勇者「君がそれほど勇者を想っているなら答えは簡単だ、駆け落ちしろ」

魔王「えー」

勇者「想い人と田舎でのんびりと暮らすといい、そうすれば二人ともハッピーだ」

次の便り
>>21

魔王様へ

魔界の貴族の方々から貴女への見合いの希望が出ています
企んでる感満載なので聞き流してお帰り願いましたが、そろそろ追い返すのが難しいです、一度お帰りになって下さい

できれば伴侶を見つけていただけるとこちらも助かります

侍女 ドリアード

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