カスミ「またフラれた!・・・・」 (18)
:補足
初代ポケモン風味
マサキの自宅前にて
カスミ「あのね、キミの事大好きなの!付き合ってくれないかな!」
エリートトレーナー「僕、彼女いるんだ!ごめんね!」
カスミ「またフラれた!・・・・」
カスミは目の前が真っ暗になった
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ハナダジムにて
海パン野郎A「カスミさん?気がつきました?」
海パン野郎B「告ってフラれる度に気を失うクセ直した方が良いッスよ」
海パン野郎C「もう50回はフラれてるッスよね」
カスミ「うるさーい!アンタたち!恋敗れて傷ついてる乙女に慰めの言葉はないの!?あとまだ49回目!!」
海パン野郎達「あっ・・・ドンマイっす。また次がありますよ」
海パン野郎達「・・・気を失ったカスミさん運ぶのマジ大変」ボソ
カスミ「もういい!罰としてジム内プール100週!命令よ!」
海パン野郎達「・・・・」ザブン・・スイ―
ブルルッ
カスミ「・・・タケシから電話だわ」
カスミ「もしもし?タケシ。どうしたの」
タケシ「大変だぞカスミ!!とんでもなく強いトレーナーが現れたんだ!!」
カスミ「まーた負けたのね。アンタのジム、カモネギジムにしたらどうかしら!」
タケシ「そんな冗談はやめてくれ」
カスミ「結構本気・・いやなんでもないわ!」
タケシ「今まで対戦したことのないくらい強いトレーナーが現れたんだ・・完全に負けた。強すぎる・・奴は」
海パン野郎達「ホントタケシさん情けないッス!カスミさんが負けるわけないッスから!」
「ポッポ岩!がまんループ!上半身裸腕クロス!」
タケシ「オマエラニンゲンジャネッ!!!」
プツ・・・
カスミ「あーあ、トレーナーの名前聞きそびれちゃったじゃないのよ・・」
カスミ「イケメンならいいなぁ・・」
数週間後
ハナダジムにて
???「ここがハナダジムか!挑戦させてもらうぜ!」
海パン野郎達「おーっと!?そうはさせねえぞ!ジムリーダーが相手をするまでもない!俺達が相手になってやるぜ!!」
数分後
海パン野郎達「・・・・」
ザブン・・・スイ―
カスミ「あっけなさすぎる・・・情けない!」
???「お前がここのジムリーダーか。さっさと勝負してバッジよこしやがれ!」
カスミ「・・・かっちーん。ずいぶんなめられたものね!こてんぱんにしてあげる!!かかってきなさい!!」
数分後
カスミ「あれ・・・スターミー・・ウソ・・・そんな・・・」
???「やっりー!やっぱ俺って天才!?」
カスミ「アンタ・・名前は・・・?」
グリーン「俺の名前はグリーン。将来ポケモンのチャンピオンになる男だぜ!よく覚えとくんだな!」
カスミ「グリーンか・・君って・・・」
グリーン「あ?」
カスミ「イケメンだね!一目見たときからそう思ってたの!」
海パン野郎達「!?!?!?!だめだカスミさん!!!」
カスミ「付き合ってくれないかな!!!」
グリーン「え!ちょっ!あの・・!ごめん!!それは!その!・・・」
カスミ「そっか!」カスミは目の前が真っ暗になった
数日後
ハナダジムにて
海パン野郎達「あれからカスミさんずっと元気ないよ・・」
「俺らもほったらかしだし、ジムもほったらかし・・」
「バッジも渡せずじまい・・ジムリーダーとしていかがなものかと・・」
カスミ「・・・・」
海パン野郎A「気を失ってからここまで立ち直れないカスミさんを見るのは初めてだな・・俺」
???「・・・あの、ここがハナダジムですか?」
海パン野郎達「ああん!?そうだぞ!」
???「じゃあ挑戦します」
海パン野郎達「挑戦ってか!?こてんぱんにしてやらああ!!」
数分後
・・・・・ぷかー
海パン野郎達「グリーンの比じゃあねえ・・・!」
???「あの、ジムリーダーさんですよね。挑戦しに来ました。」
カスミ「んー・・今傷心中なの。相手はまた今度にして・・・」
???「え・・・そんなの困ります」
海パン野郎達「カスミ姉さんはな!グリーンってトレーナーにバトルも負けて告白してフラれて、身も心もボロボロなんだぞ!!気を使えよ小僧!!!」
カスミ「・・・あんんたたちこそ気をつかいなさーい!!!罰としてジム内プール200週!!」
海パン野郎達
ザブン・・スイスイスーイ・・
???「困ったなあ。ちょっと出直して参ります・・では」
カスミ「・・・なーんか地味な子」
ブルルッ
カスミ「・・・タケシか」
カスミ「もしもし」
タケシ「奴とは戦ったか?」
カスミ「ああ・・戦ったわ。あたしもこてんぱんにされちゃった。恋も・・」
タケシ「なにを言ってるんだ?まあいい、やはり強かったか・・・レッドは」
カスミ「は?グリーンでしょ?強いトレーナーって」
タケシ「グリーン?ああ確かに彼は努力家だったな・・何度も挑戦しにきて日に日に強くなっていったよ」
カスミ「そんな・・彼がとんでもなく強いトレーナーじゃなかったの・・?いや、彼より強いトレーナーなんて・・そんな・・」
タケシ「とにかく、健闘を祈る・・。負けたら慰め会でもしよう!一緒に!」
カスミ「いやよ」
プツ
プー・・プー・・
カスミ「もしかしてさっき来たトレーナーが・・レッド・・?」
ハナダシティ周辺草むら
レッド「探したよグリーン」
グリーン「ゲッ、もうここまで来たのかよ!くそ!先をいそがねえと!」
レッド「待って」
グリーン「?なんだよ」
レッド「君のせいでハナダジムのジムリーダーと勝負ができない」
グリーン「はっ!?」
レッド「あのジムリーダーになにかしたの?」
グリーン「いや、俺は何もしてねえよ!勝手にあの女が俺に告白・・・!」
レッド「断ったんだね」
グリーン「・・いや、俺はする事あるから、そんな余裕ねえし、返事は後から考えさせてくれって言おうとしたんだけど・・テンパって・・」
レッド「じゃあそれをあのジムリーダーに伝えて」
グリーン「は!?なんでてめえなんかのために!」
レッド「じゃあ勝負で決めようか」
・・・・
数十分後
グリーン「・・・まいった。かなわねえぜ!」
レッド「じゃあ約束通り・・」
グリーン「分かったよ!・・ッチ」
ハナダジムにて
グリーン「失礼するぜ」
カスミ「!?どうしたの!?なにしに来たのよ!」
グリーン「ちょっと、話しがあってよ、マサキの家の前まで来てくれねえかな」
カスミ「・・・えっ・・ええええ!?・・分かった!」
マサキの家の前
チャポン・・ジー
グリーン「釣りが趣味とか渋いな・・」
カスミ「釣りは水ポケモンと戯れる絶好の遊びなのよ・・・」
カスミ「んで、話しってなによ!」
グリーン「あのさ、俺、ポケモン図鑑持っててさ。」
カスミ「え!?あのオーキド博士の最新の電子図鑑!?」
グリーン「俺、オーキド博士の孫なんだよ」
カスミ「ええええ!!」
グリーン「このポケモン図鑑を完成させなくちゃならない大役も任されててさ・・」
グリーン「それに負けられないめっちゃ強いライバルも居てさ・・」
グリーン「やることいっぱいあるんだよ!・・今は」
グリーン「だからさ、カスミのその告白の返事なんだけど、ちょっと待ってほしいんだ・・断ったわけじゃないんだぜ」
カスミ「そっか・・・そうなんだ!・・大変だね」
カスミ「でも、すっごい事やってるんだね。グリーンって。ますます、好きになっちゃったかも!」
グリーン「ばっ!!やめろ!返事もまともにしてねえだろうが!」
カスミ「・・いいよ。待つ!ずっと待ってる!もし、それらの大役が終わったら、告白の返事、聞かせてね!」
カスミ「それと・・これ、ブルーバッジ、受け取って!」
グリーン「・・・そっか。分かった!」
グリーン「じゃあもっと早く終わらせねえとな・・」ボソ
グリーン「じゃあ次の町へ行ってくるぜ!あ、レッドと勝負してあげてくれよ!バイビー!!」
カスミ「・・・何年先になるんだろ・・・いや、あたしもがんばらなきゃ」
後日
ハナダジムにて
レッド「挑戦しにきました」
カスミ「待ってたわよ!!あたしがジムリーダーのカスミ!いざ勝負よ!」
レッド「よろしくお願いします」
数分後
カスミ「・・・ははは、手も足も出ないってこの事を言うのね・・なんて強さなの」
レッド「約束通り、バッジを・・」
カスミ「アンタがグリーンを説得したんでしょ。今回の件」
レッド「!」
レッド「・・う、はい」
カスミ「あんな我が強い男に人の言う事聞かせるには負かすしかないもの」
カスミ「でも!!!」
カスミ「グリーンには遠く及ばないわね!!!」
カスミ「いつかグリーンが将来チャンピオンになるんだから!アンタなんかこてんぱんにされちゃうわ!」
レッド「・・・そうですか」
レッド「僕も楽しみにしてます・・ではバッジ貰って行きますね」
レッド「失礼します」
海パン野郎共「行っちゃった・・最後までクールボーイだったなぁ」
カスミ「グリーンが大役成し遂げてチャンピオンになったら、レッド、そのグリーンを倒して頂戴ね・・」
カスミ「ちょっとでもはやく返事が聞きたいの・・」ポツリ
数年後
マサキの家前にて
ゴールド「ここにカスミさんが居るって聞いたんだけどな」ガサガサ
???「っち、邪魔者が現れたか」
カスミ「え!もう行っちゃうの!?」
???「ああ、じゃあな!バイビー!」
カスミ「・・・・返事、聞けずじまいか・・」
ゴールド「あの、お邪魔でしたか?」
カスミ「ホント空気読めないお邪魔虫くんね!あーあ・・まあいいわ!ジムの挑戦でしょ?こてんぱんにしてあげる!」
おわり
追記:カスミとグリーンの話しを書きたかったんですぅ
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