八幡「奉仕部に織田莱香がいたら?」 (46)

修学旅行直前の戸部の依頼の時に奉仕部に織田菜香がいたらどうなるのか?のifとなります。
アンチヘイト葉山グループや由比ヶ浜アンチヘイトとなります。平塚アンチヘイトもあります。

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前書き

あるアニメに織田莱香という巨乳キャラがいます。女子大生であり文武両道で成績も良くテニスを嗜み料理もプロ級の腕前のキャラです。性格は城廻めぐりに最も近い性格です。つまり癒し系キャラです。

分かりやすく言えば城廻めぐりが雪ノ下陽乃並みの能力とルックスを持っていると考えれば凄いキャラだと分かりますね。勿論学校にも大人にも信頼が厚い人物です。

何よりも特筆すべきは家庭環境から極端迄の論理主義でありそのような考え方をします。そして感情論でいうタイプとは妥協出来ないので潰しに掛かります。つまり感情論で物事を考える由比ヶ浜結衣の天敵キャラクターです。

だからこそ由比ヶ浜クラッシャーのタグが付いてます。由比ヶ浜にとって原作に彼女が居ないだけで命が助かったと思いますね。
下手をすれば社会的に潰されかねませんから。

このシリーズではそんな彼女が八幡達と同級生で修学旅行の戸部の依頼の時に奉仕部に存在していたらどうなるのか?そういうifとなります。このシリーズ自体数話で終わります。それでは本編をどうぞ。

修学旅行を直前に控えた奉仕部には八幡と雪ノ下と部長として織田莱香がいた。
私がノックしてから部室に入ると其処には八幡君と雪ノ下さんがいた。今年の4月から暫くは由比ヶ浜が奉仕部にいたが入学式の事故で由比ヶ浜が取った行動を知った莱香により奉仕部から追放されたのである。

そもそも家族である愛犬を助けて貰って一年以上感謝をしない人物を認める程莱香は甘くは無いからである。

由比ヶ浜結衣は織田莱香に警告されているので辞めさせられてから此れまで奉仕部には由比ヶ浜は近寄らなかった。

そしてドアがノックされ返事をしてから葉山隼人と由比ヶ浜と戸部の三人が奉仕部を訪れた。

「お久しぶりね。由比ヶ浜さん。ショッピングモールでの出来事以来の奉仕部ね。私にボロクソに指摘され落ち込まれて花火大会の日に小町ちゃんに嘘を付いたのが発覚し奉仕部完全追放になったけど良く来れるわね。」

「まぁまぁ。織田さん。落ち着いて。この俺に免じて話だけでも聞いてくれないか?」「葉山君。早く話して頂戴。」

「ああ。実は戸部から奉仕部の皆に依頼があって来たんだ。結衣も協力してくれる事になったが人手が足りないから協力して欲しくて依頼に来たんだ。」

「ああ。俺からも話すべ。実は同じグループの海老名さんが良いと思っているべ。告白したいと思っている。協力お願いします。」
「1つ俺から確認したいことがあるけど良いか?」

「ええ。八幡君。確認お願いするわ。」
「じゃあ。戸部に確認するが告白のサポート迄か絶対に成功させて欲しいのかどちらの依頼だ?」

「絶対に失敗したくないから後者だべ。お願いします。」
「ああ。俺からもお願いするよ。」
「私からもお願い。」

戸部に続いて葉山と由比ヶ浜も依頼をお願いしてきた。
「先ずは部として依頼を受けるかだけど結論を出す前に八幡君と雪ノ下さんの意見を聞くわ。」

「それじゃあ俺からだな。俺は反対だな。告白迄のサポートなら問題無いし奉仕部の理念にも反しないからそちらなら部として依頼を受けても良いと思っている。

しかし告白を絶対に失敗させないのは言い換えれば絶対に成功させるのと同じ事だ。告白って相手のある事だぞ。
そんなの絶対に成功させるのは不可能だろ。それに失敗した時のデメリットが大きすぎる。

後者なら奉仕部としては受けるべきでは無い。前者に変更し受けるか個人での自己責任にすべきだろう。此れは考えるまでも無い。」

「ええ。いいじゃん。受けようよ。」
由比ヶ浜が無理矢理後先考えずに感情論で受けよう言い出したのにあわせて雪ノ下も言った。
「私も受けるべきだと思うわ。皆さんや由比ヶ浜さんのサポートがあるなら行ける筈だもの。」

「此れで一対一ね。由比ヶ浜さん。雪ノ下さんにも前に言ったけど物事を考えずに感情論で言うのを私は徹底的に嫌っていると言ったよね?由比ヶ浜さんには何度も警告したわよね。いい加減にしないと社会的に潰すよ‼」

「ひ。ひぃー。」
由比ヶ浜は尻餅を付いた。
「まぁ。落ち着いて。皆仲良くしようよ。」

「葉山君にもはっきりと言っておくけど性格上どうしても由比ヶ浜さんとは犬猿の仲の上に決して合わないから仲良くは不可能‼仲良くする気も一切起きない。そんな事するならお前も潰すぞ‼」

「ごめん。俺が悪かった。」
葉山も怯むと私は引き続き言った。

「私も八幡君と同意件ね。論理的に考えてもこの依頼はこのままだと不可能だと思うし仮に受けたとしてその時のデメリットが大きすぎるもの。

八幡君の言う通り告白迄のサポートに変更するか。此れはもうひとつの提案何だけど依頼を受ける変わりに奉仕部の責任はせずにどうなろうとも責任は負わないという誓約書に判子と署名付きでサインをするなら受けても良いわね。

それか個人で受けて奉仕部では受けないでも良いけどそれを選択して個人で受けた人が奉仕部の責任転嫁をしたら私は絶対に報復するからね。」

「やめて頂戴。姉さんから一目置かれている織田さんを敵に回すなら姉さんや雪ノ下家も潰されかねないからメリットが無いもの。私も勘弁するわ。その場合も個人で受けて自己責任とする誓約書を用意すべきだわ。」

「なら。それで行きましょう。それでどうする?」
「うーん。絶対に失敗したくないべ。かといって奉仕部に依頼をしても誓約書迄は書きたくないべ。なら個人で受けるべきだべ。それなら俺は誓約書書かなくても良いべ?」

「書かなくても良いけど奉仕部の責任にしたら報復するからそれさえしなければ良いわ。誓約書を書くのは個人的に手伝う人で失敗して責任が発生した場合に個人的に負って貰うわ。」

「分かったわ。私と由比ヶ浜さんと葉山君で誓約書を作って明日の奉仕部の部活動で提出で良いわね?」
「もう一度言うけど署名と判子付きで鶴見先生と私とめぐり先輩達生徒会の三枚保管するから何とか出来るとは思わない方が良いわ。」

「分かった。それでお願いする。準備もあるし由比ヶ浜さん。雪乃ちゃん。打ち合わせしようか?」
「ええ。分かったわ。」
「私から顧問の鶴見先生には報告するから心配しなくても良いわ。」

「そう言えば顧問だった平塚先生はどうしたんだい?」
「平塚先生は来年の春まで停職処分を受けてる。八幡君を無理矢理強制連行した挙げ句に強制入部させたのが発覚したからね。

その他にも千葉村での事前連絡無しの強制連行や文化祭での顧問の放棄の処分も重なり処分が重くなったわ。復帰後問題を起こせば次は即懲戒免職処分と宣告されたわ。

なので鶴見先生にお願いして家庭科部と平行して顧問をして貰っているわ。普段は鶴見先生は家庭科部で活動をしているわね。」

「知らなかった。来てないのは知っていたがまさかの問題行動による停職処分だったのか?それならしょうがないな。宜しく頼むよ。」
奉仕部から八幡と織田莱香を除き出ていったのである。

翌日の昼休み迄には誓約書が完成したので鶴見先生と奉仕部と事情を話して生徒会の3ヶ所で誓約書は管理する事になった。

その日の放課後から雪ノ下さんは修学旅行の依頼に専念する為に修学旅行が終わる迄は奉仕部には来ない事になった。

放課後の奉仕部には密かに恋人として付き合っている八幡と二人きりなので私は幸せの中にいた。因みに小町ちゃんは私を莱香義姉さんと言って慕ってくれているけどね。

逆に由比ヶ浜さんをかなり嫌っているみたいだけど…。
二人で部活動をしているとノックがあり対応すると渦中の相手である海老名さんと付き添いなのか三浦さんも来ていたのだった。

「ちょっと良いかな?出来れば話を聞いて貰い相談に乗って欲しいのと可能なら依頼として受けて貰いたいのだけれど…。」
「分かった。話を聞かせて貰うよ。」

三浦優美子は事情を聞いているのか深刻そうな顔をしていて何も言って来なかった。
そもそも三浦優美子はテニスの案件とかで何度かやり込めていたので私には強くは言ってこれないのである。
その様子を見た私と八幡は話を聞く体勢へと入って行った。

「少し前に葉山君に戸部っちが告白しそうだから辞めさせて欲しいと相談して何とかするから任せて欲しいと言われたんだけど葉山君に裏切られたんだよね。」
「確かに裏切りだね。戸部君を此処に連れて来たのは葉山隼人君だからね…。」

「そうだな。しかも俺達に依頼してきて結局二人と大岡と大和を除くグループのメンバーと雪ノ下がその依頼をする事になったからな。恐らく大岡と大和も戸部を応援するだろうからな。」
「それでどんな依頼だったかな?」
「絶対に告白を成功させて欲しいとの依頼だったわ。」

「勿論。俺は無理だと思ったしこの依頼を確実に成功させるには海老名さんの弱味を握り脅迫するしか無いから拒否したけどな。」
「しかし葉山君と戸部君の二人で強く薦めて来てそれに由比ヶ浜さんが後先考えずに依頼を受けるように薦めて来て雪ノ下さんが受ける事になったわ。」

「それで奉仕部として受ける事になったの?」
「それは私と八幡で阻止したから安心して。個人で雪ノ下さんが受ける事になったから。それと海老名さんに1つ聞きたいんだけど良いかな?」
「良いけど何?」

「何で告白阻止して欲しいのかな?それと何で戸部君と付き合うのは駄目なのか理由があるなら教えて欲しいんだけど…。」

「先ず戸部っちが駄目なのは前に戸部っち達の中傷メールが来たのは覚えてるかな?私は三人の中にいると思っている。戸部っちが違うと完全に証明されない限り付き合うのは無理…。」

「それは葉山君のお陰で無理となったのね。」
「どういう事し?」

「簡単な話よ。その事で奉仕部に葉山君が依頼をして来たんだけど雪ノ下さんや私は犯人探しをしてきっぱりとやめさせると言ったけど葉山君が拒否したからね。」
「俺達も三人の中にいると判断していたが結局葉山のお陰で有耶無耶となったからな。」

「それで告白阻止して欲しいと言うのは最初はグループの関係が壊れないようにして欲しいだったけど話を聞いてそれは諦めたからね。

葉山君の裏切り行為は許せないのは当然として戸部っちの絶対に告白を成功させるって何?私達を嘗めているの‼」
「私もその気持ち分かるわ。」

「それと結衣は何で積極的に受けよう言ったのか正直信じられないし裏切られた気持ちで今は一杯だから。それで雪ノ下さんが受ける事になったんでしょ。話を聞いて結衣との関係も見直すつもり…。」

私達の話を聞いて海老名さんと三浦さんは更に深刻そうな顔となった。
「それで依頼を受けてくれるかな?」

「二人が3つの条件を呑んでくれるなら良いわよ。」
「分かった。条件は何?」

「1つ目は気付いていると思うけどグループを維持するのは無理だからそれは諦めて貰うわ。二人には最終的にグループを抜け私達のグループに入って貰うわ。戸塚君と川崎さんには私達で伝えておくから…。」

「それで二つ目の条件だけど戸部君と葉山君と由比ヶ浜さんの三人と関係を維持するのは不可能だからそれは覚悟を決めて欲しい。」
「それは問題無いよ。此処に相談に来た時に二人で覚悟決めたからね。」

「最後に奉仕部の責任にするのはしないで欲しい。」
「了解したよ。」「分かったし。」

「せめてもの救いは高い確率で突っ掛かって来る相模が居ない事だな。文化祭関連で莱香が激怒し学校側に報告して長期の停学処分となって結局相模は自主的に退学したからな。」

「もう少しで文化祭は中止になってしまいそうだったからね。八幡に相談されてめぐり先輩にも相談してサボり阻止しなかったら生徒全員への受験への影響が出ていたからね。」

「結局莱香が臨時の委員長になったからな。さぼった人達と雪ノ下姉妹は処分を食らったからな。」
「そうだな。」

「それで作戦だけどこんなのはどうかな?」
私は1つの案を提案したら全員が賛同してくれたのである。
結局私と八幡は海老名さんと三浦優美子の依頼を受ける事になった。

修学旅行が遂に始まったわ。グループは私と川崎さんと三浦さんと海老名さんの四人となったわ。意外と川崎さんと三浦さんが面倒見が良くすぐに仲良くなったのは以外だったけど私はハプニングが嫌いだけどこういうハプニングは嫌いじゃ無いし大歓迎だわ。

それとグループ分けの時に由比ヶ浜さんでは無く私達の方に予定通り入ったけどやはり一悶着あったわ。結局男子は八幡と戸塚君。そして戸部と葉山となったわ。私の立てた計画は由比ヶ浜と葉山が責任転嫁してきた場合も想定しての計画だった。

だって由比ヶ浜さんは特に私を逆恨みで恨んでいるだろうし葉山隼人は皆仲良く等矛盾するふざけた思想しているわね。

だって千葉村で留美ちゃんと加害者と無理矢理話し合いをさせようとしたもの。私が留美ちゃんと鶴見先生に報告して留美ちゃんと母親の鶴見先生はそれに激怒し3人で葉山家に猛烈に抗議したもの。特に私が言ったこの台詞が効いたわね。

「ねぇ。葉山隼人君は親の後を継いで弁護士になりたいそうだけどはっきり無理だと思うわ。貴方の思想である皆仲良く出来るのなら裁判も起こらないし事件も起こらないから弁護士は必要無くなるのでは?その思想を何とかしない限り葉山さんの後を継ぐのは不可能では?」

この話を聞いた葉山弁護士は納得したわ。その皆仲良くという思想が矯正されない限り弁護士として後を継がせないとはっきり言われていたわ。両親は謝ったけど葉山隼人自身は言い訳して結局謝らなかったもの。

鶴見先生は葉山隼人に対する信頼や信用が0になったわ。学校にも正式に報告したから学校側の信頼や信用を失い私の信頼や信用が逆に高くなったわ。恐らく葉山隼人も由比ヶ浜結衣と同じく私を逆恨みで恨んでいるだろうし対策が必要だったわ。

由比ヶ浜さんや雪ノ下さんはグループが違ったりクラスが違うから余り関わって来なかったし何故か葉山隼人が積極的では無かったわ。三日目に八幡を葉山隼人が呼び出したみたいだけど八幡に録音を頼んでおいたわ。

それと隠れて私と海老名さんと三浦さんが隠れて聞いていたわ。二人に本当に覚悟を決めて貰う為にもそうしたわよ。結局葉山隼人は現状維持を頼んだみたいだけど葉山隼人が居なくなった後に私達三人で八幡の元に向かったわ。

「やはり葉山隼人も想定通りの行動を取ったわね。皆仲良くには八幡や私は入って居ない。そして犠牲にしてグループや皆仲良くを維持しようとする。間違い無く葉山隼人は害悪だもの。

由比ヶ浜結衣も同じ事が言えるわ。愛犬は家族よ。そんな家族を八幡に助けて貰って一年生の時も感謝やお礼を言っていない。二年になっても同じクラスになったにも関わらずにしない。ましてや一時同じ部活しておきながら酷い罵倒をする。

八幡の話だと[ピーーー]とか言われたらしいわ。そして発覚すると来なくなり逃げる。そして後に由比ヶ浜結衣さんが八幡が入院中に家を訪ねたみたいだけど菓子折渡して妹の小町ちゃんに学校で謝罪すると言ったみたいだけど未だにしていない。

私が前に厳しく追及したら結局下手な言い訳して謝らなかったわ。それを知った小町ちゃんは由比ヶ浜結衣を毛嫌いしているわ。結局海老名さん達はどう思うかしら?」

「それはあり得んし。一緒に居れば同類だと思われるし。」
「そうだね。私も勘弁かな。人としてして良い限度を明らかに越えている。はっきり言って同類だと思われたく無い。」
「だからこそ奉仕部から完全追放したもの。私は葉山隼人、由比ヶ浜結衣、平塚静の三人を三大害悪だと思っているわ。害悪しかもたらさないもの。」

「確かにそうだな。一応現状維持の方法として嘘告白の方法があるけどどうする?」
「何もしなくても良いんじゃ無いかな。計画通りはっきりと断るつもりだしね。何で駄目なのかもはっきりと言うつもりだしね。」

「私も何もしなくても良いと思うわ。だって戸部君が振られた理由が葉山隼人のせいだと判明するもの。本当に責任転嫁を葉山隼人と由比ヶ浜結衣の二人がしてくるのは助かるもの。だって二人を潰せるからね。」

この後解散し八幡は戸塚君と共に部屋に居て告白時は戸部君の元に八幡は居なかった。私と三浦さんは隠れて聞いていたわ。

「海老名さん。前から好きでした。俺と付き合って下さい。」
「ごめんなさい。付き合えません。付き合え無い理由があるの。」

「理由は何だべ。教えて貰っても良いか?」
「ええ。勿論。前に戸部君達に対する迷惑メールは覚えているかしら。私は三人の中にいると思っているの。そんな卑怯者と付き合うつもりは無いわ。戸部君の潔白が証明されない限り諦めてね。」

「そんな。今さらそんな事言われても…。どうすれば…。」
「姫菜。そんな事言わずに考えてみてくれないか‼️」
「隼人君も必[ピーーー]。だって隼人君の取った行動がこうなった理由だものね。」
「どういう事だべ‼️」

「簡単な話だよ。私も教えて貰って知ったんだけどその件で隼人君が奉仕部に相談していたらしいのよね。雪ノ下さんと莱香さんが犯人を特定し辞めさせると言ったと聞いているわ。それを隼人君が拒否し結局有耶無耶になったと聞いているわ。

ちゃんとその時に有耶無耶にならずに特定され戸部君の無実が証明されていたら今頃は私は戸部君の彼女となって今頃一緒にこの素敵な竹林を見ていたでしょうね。」

海老名さんはそう言うとその場を去った。三浦さんもその後を追った。
「隼人君。俺は隼人君を絶対に許さないから…。」
戸部君はそう言って泣きながら去って行った。
葉山隼人も暗い空気のままその場を後にした。

その後由比ヶ浜さんや雪ノ下さんが出てきたが真っ青だった。結局葉山グループがギクシャクしクラスが暗いまま修学旅行が終わった。

修学旅行も終わり家に着いた直後に私はあるところに連絡をした。

「お久しぶりです。雪ノ下陽乃さん。」
「そんなに怯えなくても大丈夫ですよ、今日は話と雪ノ下家に大事な話があってしました。」

「それで話って何かな?」
「ええ。雪乃ちゃんから聞いているかも知れませんが葉山隼人のグループから修学旅行で同じグループの女子の告白を依頼されたのは聞いてますか?」

「ああ。雪乃ちゃんが個人として依頼を受けたんだよね。誓約書も出してるから莱香さんとは敵対しないと聞いているよ。」

「確かに雪乃ちゃんとは敵対していません。実は告白を女性が断った理由が確定となり振られる事になった行動を葉山隼人が過去に取った事が判明しています。既に告白を断るさいにその事を告げたと聞いています。

陽乃さんや雪ノ下家も知っている通り私に対して葉山隼人と由比ヶ浜結衣が逆恨みしているのは知っていると思います。私かもしくは八幡に対して陥れて来る可能性があります。雪ノ下家はそれに加担しないと思いますがしないようにお願いします。」

「わかった。伝えとくよ。ガハマちゃんと隼人に味方して莱香さんを敵に回す方が雪ノ下家に大きな損失になるし二人の味方をするメリットが雪ノ下家には無いからね。雪乃ちゃんにも二人には決して味方しないように伝えておくよ。」

私は他にも鶴見先生に連絡を取り二人が私か八幡を陥れて来る可能性がある事を伝えた。既に告白の返事にて過去の葉山隼人の行動が原因だと判明している事も伝えて変な噂等に騙されないように伝えたのである。

こうして万が一に備えて準備を終えると修学旅行明けの週末を八幡と楽しんだのである。勿論避妊具をつけて八幡としたのは言うまでも無かった。

「くすくすくす。ちょっと聞いた。」
「由比ヶ浜さんのお嬢さんは愛犬を助けてくれた少年に一年以上も感謝やお礼を伝えないらしいよ。」

「本当にどんな教育しているのかしら?」
「極めつけはその少年に[ピーーー]とか言っていたみたいよ。どういう神経しているのかしらね。正直信じられない。」

由比ヶ浜家では由比ヶ浜結衣がこれまで行ってきた非人道的な行為が近所にも職場とかにも内容が修学旅行直前には出回っていた。    

由比ヶ浜結衣が修学旅行から帰って来た直後の日曜日に北海道に転勤して引っ越して行ったのである。
娘の行った行為に後ろ指を指され近隣には住めなくなっていたので丁度転勤の話があったから引っ越したのである。

結局北海道で編入出来る程の学力は当然無い為に中卒となりパートで就職しても由比ヶ浜結衣の性格では長続きせず最終的にはフリーターで引きこもりとなり両親に養って貰う結果となった。勿論由比ヶ浜は二度と千葉に戻る事は無かった。

結局将来を悲観した両親が由比ヶ浜結衣を殺害し無理心中して全国ニュースになったのは言うまでも無かった。

そして千葉で葉山隼人は織田莱香を逆恨みしていた為に殺害を決意していた。密かに拳銃を入手していた葉山隼人はその拳銃を隠し持っていた。最後にはそれで自[ピーーー]るつもりだったのである。

葉山隼人の流した噂が否定され学校中に知れ渡った翌日の朝に遺書を用意しあくまでも個人の話であり家とは一切関係無いと遺書には書かれていたのである。

そしてそれを机の上に置くと葉山隼人は学校へと向かったのである。朝になり登校する為に向かっていた織田莱香と比企谷八幡を待ち伏せして二人を総武高校前で銃を撃ち射殺したら葉山隼人も頭を撃ち自[ピーーー]る結果となった。


>>7は間違いました
次が>>6の都筑です

翌週の月曜日になって八幡と一緒に学校に行くと教室は変な空気となっていて八幡を見てひそひそ話になっていた。川崎さんが近づいてきて八幡が私と協力をして戸部の告白を妨害し葉山隼人を陥れたという噂が流れたとの事だった。海老名さんと三浦さんがやってきて噂を聞いたらしく葉山隼人達の方に向かって行った。

「何で関係無い比企谷君や莱香さんが葉山君を陥れた何てなるのかな?私ちゃんと断った理由も言ったしその理由になったのは間違い無く過去の葉山隼人の行動なのは間違い無いよね。」
海老名さんは大きな声ではっきりと言った。

「ああ。俺もそうはっきりと聞いたべ。その二人は関係無いのは聞いているべ。」
「なら噂を流したのは葉山君と由比ヶ浜さんもかな。関わったし二人は莱香さんを恨んでいるのは公然の事実だからね。その行動を莱香さんだけでなく雪ノ下さんと二人が提案して拒否し有耶無耶となったのは揺るぎの無い事実だよね。複数の目撃証言があるから否定できないよね。」

「ええ。それは間違い無いわ。私だけなら疑うかも知れないけど過去に第3者の雪乃ちゃんも同じ意見となり言っている時点ですべきだった。それをしなかったから現在の状況になっているんでしょ。」
「そうだよ。隼人君はなんではっきりとさせなかったんだよ。」

「それはグループを失いたく無かったんだよ。」
「それこそ皆で話し合って隼人の言う皆仲良くすればよかったんだよ。」
「そうだべ。仲間なら出来る筈だべ。」

「悪いけど今を持ってこのグループから私と優美子は抜けさせて貰うよ。人に頼らないと告白出来ない戸部。愛犬を比企谷君に助けて貰って感謝すら出来ない常識皆無の結衣に現実認識能力欠落している葉山隼人君と一緒にいたく無いからね。」
「抜けさせて貰うし。」

二人はそう言うと葉山グループから抜けたのである。

「くすくすくす。ちょっと聞いた。」
「由比ヶ浜さんのお嬢さんは愛犬を助けてくれた少年に一年以上も感謝やお礼を伝えないらしいよ。」

「本当にどんな教育しているのかしら?」
「極めつけはその少年に死ねとか言っていたみたいよ。どういう神経しているのかしらね。正直信じられない。」

由比ヶ浜家では由比ヶ浜結衣がこれまで行ってきた非人道的な行為が近所にも職場とかにも内容が修学旅行直前には出回っていた。    

由比ヶ浜結衣が修学旅行から帰って来た直後の日曜日に北海道に転勤して引っ越して行ったのである。
娘の行った行為に後ろ指を指され近隣には住めなくなっていたので丁度転勤の話があったから引っ越したのである。

結局北海道で編入出来る程の学力は当然無い為に中卒となりパートで就職しても由比ヶ浜結衣の性格では長続きせず最終的にはフリーターで引きこもりとなり両親に養って貰う結果となった。勿論由比ヶ浜は二度と千葉に戻る事は無かった。

結局将来を悲観した両親が由比ヶ浜結衣を殺害し無理心中して全国ニュースになったのは言うまでも無かった。

そして千葉で葉山隼人は織田莱香を逆恨みしていた為に殺害を決意していた。密かに拳銃を入手していた葉山隼人はその拳銃を隠し持っていた。最後にはそれで自殺するつもりだったのである。

葉山隼人の流した噂が否定され学校中に知れ渡った翌日の朝に遺書を用意しあくまでも個人の話であり家とは一切関係無いと遺書には書かれていたのである。

そしてそれを机の上に置くと葉山隼人は学校へと向かったのである。朝になり登校する為に向かっていた織田莱香と比企谷八幡を待ち伏せして二人を総武高校前で銃を撃ち射殺したら葉山隼人も頭を撃ち自殺する結果となった。

<織田莱香視点>

「おい。大丈夫か?」
「はぁはぁはぁ。」

余りの悪夢に涙を流しながら荒い呼吸を繰り返していた。少し落ち着いて八幡の無事を確認した私は八幡に抱き付いた。

「八幡。良かった。夢だったのね。」
「俺は大丈夫だから莱香落ち着け。それにしても酷い夢を見たみたいだな。」

「夢で良かったけど問題は此れが正夢で未来で起きる出来事なのかどうかね。杞憂に終われば良いんだけど…。」
「それなら正夢になっても対応出来るように対策を取れば良いと思うが…。どんな夢を莱香は見たんだ?」

「夢は大きく分けて2つね。由比ヶ浜結衣が八幡にしたことが近隣住民に知られ北海道に引っ越すの。そして由比ヶ浜結衣が引きこもりのフリーターになって両親が悲観して無理心中を起こすの。」
「それが本当ならヤバイな。昨日の時点ではまだ由比ヶ浜結衣は引っ越して無かったが至急確認する必要があるな。」

「問題は此方ね。逆恨みした葉山隼人は自室に遺書を残してその後登校してきた私と八幡を銃で射殺した後に自害するの。」
「確かに此方は注意を促して未然に防ぐ必要があるな。莱香に全面的に協力するよ。」

この日八幡と私は学校を事情を説明した上で休んで鶴見先生も急遽休みを取って留美と共に比企谷家に来てくれたのである。

陽乃への連絡を通じて雪ノ下家と葉山の両親にも比企谷家に来て貰う事になった。雪乃も学校を休んだが葉山隼人に気付かれないように来るように要請していた為に葉山隼人は学校に登校していた。
比企谷家には比企谷家と織田家と鶴見家と雪ノ下家と葉山両親が集まっていた。

「済みません。急遽集まって貰ってありがとうございます。実は私が非常にやばい夢を見ました。夢で良かったのと同時に此れが予知とかなら不味いと思い万が一に備えて集まって貰いました。」

「莱香さんが焦る位よ。かなり酷い夢を見たと判断したわ。それで見た夢の内容を教えて貰えるかしら?」
鶴見先生が話を促して来た。

「大きく分けて2つの内容でした。由比ヶ浜結衣と葉山隼人に関係する内容でした。1つ目は由比ヶ浜結衣関連は由比ヶ浜結衣が八幡にした内容が近隣や職場等に知れ渡り北海道に転勤しました。

そして常識皆無の由比ヶ浜結衣は就職しても長続きせずフリーターで引きこもり生活となりそれを悲観した両親が由比ヶ浜結衣を殺害し無理心中をした内容でした。」

「それに関してだけど。実は昨日の夕方5時過ぎに由比ヶ浜結衣さんの御両親が来て北海道に転勤するので今度の土日に引っ越して月曜日から新生活させるとの話だったわ。」
「つまり、現実になる可能性は否定出来ないって事ね。まさか此処にいるメンバーなら信じるかも知れないけどそういう夢を見たから気を付けろと言って信じないだろうから此方は現実にならない事を祈るしか無いわね。」

「それで二つ目の葉山隼人に関係する内容だけどどちらかと言うと此方の方が深刻ね。此れが正夢になると誰も救われないし雪ノ下議員も辞職に追い込まれ葉山弁護士も弁護士を辞めざるを得ない状況に迄追い込まれる可能性が極めて高いのは言うまでも無いわ。」
「それは深刻だな。家の隼人がそこまで問題を起こすのを見逃すのは看過出来ないので教えて貰いたい。」

「私と八幡を殺害する事を決意した葉山隼人は何処から入手したのかは分からないけど銃を入手して隠し持っていたわ。そして総武高校に登校するのを待ち伏せして私と八幡を射殺してから葉山隼人も自害したの。」

「それが本当なら私も議員辞職に確実に追い込まれるだろうな。」
「私も弁護士バッジを返却せざるを得ない状況に追い込まれると思います。」
「小町も莱香義姉さんとお兄ちゃんが亡くなるのは嫌だ。そんなの見たくも聞きたくも無いよ。絶対に阻止しようね。」

「先ずしなければならないのは葉山隼人が現在拳銃を隠し持っていないかの確認でしょう。既に隠し持っていれば警察に通報して説明して葉山隼人を逮捕させるべきでしょう。警察に言う際には部屋の掃除をしていたら息子の部屋から見つかった事にすべきでしょう。」
「分かりました。帰ったらすぐに実行に移します。」
「もし部屋にまだ無かったらこまめに葉山隼人の部屋を調べる必要がありますね。」

こうして打ち合わせも終了し解散した後に葉山の両親がすぐに葉山隼人の部屋を捜索した結果机の一番下の奥から拳銃と実弾が見つかった。

葉山弁護士は雪ノ下家に連絡を取り顧問弁護士を解雇して貰った上でその後に警察に通報したのである。

10分もしない内に警察が来て状況を把握すると裁判所に令状を発行させると総武高校に百人を越える警察官が行き大事となった。葉山隼人が逮捕されたからである。

遺書を書いていて織田莱香と比企谷八幡を殺害し自害する内容も含まれていた為に銃刀法違反並びに殺人未遂の容疑で逮捕される結果となった。

銃の入手ルートの解明の為に警察の取り調べは葉山隼人にとって厳しいものになったのは言うまでも無かった。由比ヶ浜家に関しては夢を見てから三年後に現実の物となった。

無事に事前に殺害を防いだ二人は八幡が18になった直後の大安の日に結婚式を挙げ結婚披露宴をした。
二人は生涯仲睦まじく幸せな人生を送る事となった。

後書き  

此れで完結となります。正直夢落ちで良かったと思います。皆さん本当は亡くなって無くてほっとしたのでは無いのでしょうか?

もし意見や感想があればコメントをお願いします。

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