ココア「いじめ反対!!!」 (25)

ココア「チノちゃーん…おはよぉ」

チノ「おはようございますココアさん」

ココア「うぅまだ眠い…」

チノ「ほらっ、顔洗ってきてください」

ココア「ふぁーい…」

ビシャビシャ…

ココア「ふぅ、すっきりー」

チノ「それじゃ朝ごはん食べましょう」

ココア「…ぷっ…あはは」

チノ「なんですか?」

ココア「なんかね、チノちゃんがお姉ちゃんみたいだなって」

チノ「な、何を言ってるんですか!もう、はやく食べて学校に………学校にいきますよ!」

ココア「はーい、いただきます」

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ココア(この街に引っ越してきて一ヶ月がたった、そこには妹のようでしっかりとした可愛い中学生の女の子がいた、そのこと同居している)

ココア「ん?チノちゃんそれどうしたの?」

チノ「え、なにがですか?」

ココア「ほら、そこの腕のあざ」

チノ「あ、こ、これは…さっきぶつけてしまって…」

ココア「痛くない?大丈夫?」

チノ「大丈夫です」

ココア「でも後で湿布はったほうがいいかも」

チノ「そうですね」



ココア「それじゃあまた」

チノ「はい、15時までには帰ってきてくださいね」

ココア「あ、チヤちゃんだ!おはよー」

チヤ「おはようココアちゃん、今日も元気いいね」

ココア「もちろん!」



チノ「…………」ウズウズ…

チノ「……………」

マヤ「よっ!おはようチノ!」バシッ!

チノ「あぅ!…ッッ……お、おはようございます……」

マヤ「なんだ?元気ないなw」

チノ「な、なんでもありません…」

マヤ「ちっ、まあいいや行こうぜメグ」

メグ「その前に…wえいっ」

チノ「あぅ!」ドガッ…

マヤ「あはは!何一人でずっこけてるんだ?チノ」

チノ(メグさんが脚を…痛い……)グスッ…

メグ「行こっマヤちゃん」

リゼ(うわぁ…見ちゃったよ…)

チノ「グスッ………」ポロポロ…

リゼ(チノのやつ、学校の奴らにイジメられてるのか?)

チノ「あっ…ひざから血が……保健室寄らないと……グスッ…」ポタポタッ…

リゼ(……あんましチノとは仲良くないし見なかったことにしとくか、ココアとは仲良くなれたがチノとは…未だにただのバイト仲間ってなだけだし…それになにより気まずいし面倒だ…まあココアがなんとかするだろう…)



チノ(どうしてマヤさんとメグさんはこんなことしてくるんだろう…他のクラスの人たちは私のことを気にしないのか誰も話しかけてこない、マヤさんとメグさんはクラスのリーダー的存在でもありやっかいものな扱いでもあり誰も逆らえない)

チノ「学校行きたくない…でも……ココアさん……私はココアさんに心配かけたくない…行かなきゃ……」



保険の先生「はい、これでおしまい」

チノ「ありがとうございます」

保険の先生「いえいえ、一応これ予備の絆創膏ね」

チノ「はい…」

…授業

チノ「……」

…給食の時間

チノ「いただきます…あむ……あむあむ…」

マヤ「おいチノー、ふりかけいる?」

チノ「い、いらないです…」

マヤ「まあそういうなってwwほらw」

チノ「あっ…!」

他のクラスの人たち(((知らんぷり)))

チノ「こ、これじゃあ食えない…」

メグ「あ、駄目だよチノちゃん!好き嫌いしちゃ!食べないと!」

チノ(こ、こんな鉛筆削りがかかったものなんて食えるわけがない…!)

マヤ「ほら食べろよ!w」

チノ「もう…やだ………」ポロッ…



マヤ「何泣いてんだよ、チノのためにやってあげてるのに、なあ?メグ」

メグ「うん、チノちゃんのためだよ?いいからほら、食べてよ」グイッ!

チノ「あぐっ!や、やめ……!……」

マヤ「いいぞー!メグー!やれやれー!」

チノ「やめっ……て…くだ…さいっ!」ドンッ!

メグ「キャッ!」がちゃーん!

ビシャー!

メグ「あ、熱ッっ!!!?」

マヤ「あははw何やってんだよメグw」

メグ「シチューかかったよぉ!熱いよぉ!!」

チノ「あ…あぅ…ご、ごめんなさい……」

メグ「…ギリッ…ユルサナイ……許さない!!!」バチンッ!

チノ「あぅ!…痛ッ……」ヒリヒリ

メグ「このっ!このっ!!」ドガッバギッ!

チノ「あっ!がふっ!…やめっ……!」

マヤ「お、おちつけ!メグ!顔はやめろ!」

メグ「はなして!マヤちゃん!こんなんじゃ怒りが収まらないよ!」

先生「あ、あなた達!?止めなさい!!!」

先生「何やってるの!?」

チノ「…………」

メグ「チノちゃんが私にシチューをかけたんですぅ!」

マヤ「そうです、私も見ました」

先生「ほ、本当なの?香風さん」

チノ「…………」

マヤ「…」ギロッ…

チノ「ッ…は、はい………私が悪いんです…」

先生「はぁ…とりあえず後で職員室来なさい…」

チノ「はい…」ポロポロ…

マヤ「よくやったちの、本当のことバラしてたら放課後腹パンの刑だったぞw」

メグ「…今日のところはもういいや、いこ、マヤちゃん」

マヤ「あ、おい!待ってよ!」

チノ「給食はもう食べられない……」

…職員室

チノ「失礼します…その…」

先生「香風さん…何も言わなくてもわかります、マヤさんとメグさんが仕掛けたということを」

チノ「そ、それは…」

先生「それと……このことは保護者にお話します」

チノ「え…だ、だめです!絶対にだめです!」

チノ「ココアさんたちに迷惑かけたくないです…私達の間で解決しますので黙っていてください…お願いします…」

先生「…まあいいわ、…今週中には仲直りしなさい…もしできなかったら保護者に話して来てもらいます、いいわね?」

チノ「はい…失礼します…」

ガラガラガラ…ピシャッ…

先生「………あーあ…教師ってめんどくさ……香風さん、あの傷どうやって誤魔化すんだろ…まあどうでもいいや」

トイレ

チノ「あ…顔にあざが…………痛っ……」

チノ「はぁ………教室戻らないと…」

…授業

国語の先生「香風さん、この漢字を読んでください」

チノ「すみません…わからないです……」

マヤ(教科書破ってやったから読めないでやんのw)

メグ「www」

チノ「……」

国語の先生「しょうがないですね、じゃあそこの笑ってる人たちにききましょう」

メグ「え…」

マヤ「わ、わからない…」

国語の先生「まったく…あなた達三人は廊下に立ってなさい…!」

チノ(………)

マヤ「おい…チノのせいで怒られたじゃん」

メグ「どうしてくれるの?」

チノ「そんな…私何も…」

マヤ「あーあ…授業つまんない…」

メグ「ねー」

チノ「………」

マヤ「そうだ、おいチノ、お前のとこに誰か最近引っ越してきたんだって?」

チノ「!?……」

メグ「そうなんだーwどんな人なの?」

マヤ「高校生らしいぞ」

チノ「教えたくありません…」

メグ「なにそれ?早く言って」

マヤ「まあいいじゃん、私達が会いに行こうぜ」

チノ「っ!?だ、だめです!来ないでください!」

マヤ「は?客としてくるんだよ?何がだめなの?」

メグ「合ってみたいなぁーその人に」

チノ「ふざけないでください………」

メグ「ま、チノちゃんの許可なんていらないもんね」

マヤ「今日はやることあるからいけないから明日行ってみるよw」

チノ「…………………」

メグ「あ、授業終わったみたいだね」

マヤ「ってかもう帰りの時間じゃん、じゃ、また明日チノ」

メグ「その顔の傷、隠しといてね、あと家族にバラしたら許さないから」ボソッ…

チノ「…………………」

… 

チノ「今日はココアさんに仕事色々と教えないと……ハァハァ…痛っ…」

チノ(走るとひざが………でも時間に間に合わない…)

ココア「ん?あ、チノちゃん!」

チノ「ひぅ…!?こ、ココアさん…?」

ココア「同じ時間に終わったんだね、じゃあ一緒に帰ろっか♪」

チノ「…は………はい……」ホッ…

ココア「いこっ」ニコッ…

スッ…←ココアが手を差し伸べる

チノ(ココアさん………)ジワッ…

チノ(だめ…ココアさんに会えたと思ったらつい安心して涙が……泣いちゃ…泣いちゃだめです…心配かけたくない………)ゴシゴシッ…

チノ「は、はい…!行きましょう!」ギュッ…

ココア「あ、ちょっと待って!チノちゃんそれ大丈夫?…」

チノ(やっぱ聞かれちゃいました…)

チノ「気にしないでください、転んだだけです」

ココア(脚はそうかもしれないけど、転んで顔のにあざなんてできるかな…)

ココア「大丈夫?痛くない?」

チノ「平気です、それより急ぎましょう」

ココア「う、うん」

チノ(……………)



チノ「それじゃあ接客の練習しましょう」

ココア「うん!」


チノ「とまあそんな感じですね」

ココア「簡単簡単!」

ガチャ

リゼ「よっ」

ココア「あ、リゼちゃんだ」

チノ「どうも…」

リゼ「接客の練習か、どうだ?ココアは」

チノ「はい、もうばっちしですね」

リゼ「そうか」

ココア「ねぇ早く行こ!お客さんが待ってるよ!」

チノ「はい」

ココア「いらっしゃいませー!」

チノ「リゼさん、これあちらのお客様に」

リゼ「んっ、ああ」

リゼ(…ココアは気づいていないのか…チノのこと)

ココア「どうしたの?リゼちゃん」

リゼ「いや、なんでもない」



リゼ「それじゃおつかれ」

チノ「お疲れ様てました」

リゼ「あーっと…ココア、ちょっときてくれ」

ココア「ん?なに?」

リゼ「いいから速く」

チノ「………………」

チノ(ココアさんとのお仕事、とても楽しかった…ココアさんがいるだけで今までと違ってこんなに楽しい…学校さえなければもっと楽しいのに)

… 

リゼ「えっと…その、チノのことなんだが」

ココア「チノちゃん?」

リゼ「ああ、チノのやつなんか変わった様子ないか?」

ココア「え、とくに変わった様子はないけど…いつもより元気ないような感じはしたかな、怪我してたからかな」

リゼ「……そうか…まあお前はチノと仲がいいからちゃんと…姉として見てやるんだぞ」

ココア「姉…姉…姉……お姉ちゃん…!…ココアお姉ちゃんだね!!」

リゼ「あっと!やっぱなし、お前は姉という感じではないなw」

ココア「あー!酷い!!」

リゼ「チノの友達としてちゃんと見てやってくれよ」

ココア「リゼちゃんに言われなくてもわかってるよ!チノちゃんは私の大切な妹なんだから!」 

リゼ「もう妹扱いしてるよ…まあいいや、じゃーな」

ココア「あ、行っちゃった…結局何か言いたかったんだろ」



コンコン

チノ「はい」

ココア「チノちゃん入るよー」
 
ガチャ

ココア「チノちゃん、晩御飯まで暇だからなにかして遊ぼ」

チノ「今宿題やっているので…」

ココア「あ、そっか、じゃあ手伝ってあげよっか!高校生の私にかかればきっとすぐ終わるよ!」

チノ「それじゃあ勉強にならないです」

ココア「じゃ、じゃあ一緒に勉強しよ?」

チノ「え、でも………」

チノ(今やってるのはマヤさんとメグさんに変わりにやれと押し付けられた宿題…これを見せるわけには…)

ココア「どうしたの?」

チノ(でもせっかくココアさんが誘ってくれたんだし…)

チノ「わかりました。それじゃあココアさんに勉強を教わりたいです」

ココア「うん!いいよ!」

チノ(後で続きやろう…)

ココア「私数学得意だから数学を教えてあげるね」

チノ「お願いします」



ココア「それで…ここと、ここをかけて…」

チノ(………ココアさんが隣にいる)

ココア「ここを割ると…」

チノ「…………」ウトウト…

ココア「チノちゃーん…………」ジトー…

チノ「……はっ!?ご、ごめんなさい…」

ココア「あはは、いいよいいよ」

チノ「その、今日はとても疲れちゃって…」

ココア「うん」

チノ「顔洗ってきます」

ココア「あ、まって、ここに寝て?」

チノ「えっ!?」

ココア「膝枕だよ~♪」

チノ「そ、それは恥ずかしいです…」

ココア「大丈夫、私と二人っきりのときは甘えてもいいんだから」

チノ(…ココアさん…ほんと優しい…)

ココア「えいっ!」

チノ「わっ…」

ココア「えへへ、気持ち良い?」

チノ「は、はい…///////」

ココア「今日チノちゃん落ち込んでる感じしたから…たまには私に甘えて休んでね、私はチノちゃんのお姉なんだから!」

チノ「……は…ぃ…」ジワッ…

チノ「とても嬉しいです、ありがとう…ございます…」

ココア「眠くなっちゃった?」

チノ「す、少しだけ…眠ってもいいですか…?」

ココア「うん、いいよ」なでなで

チノ(あぅ…/////ココアさんの手…とても安心する…………ココアさん…好き………)

チノ「……」Zzz…

ココア「………おやすみ、チノちゃん」

ココア「……………」


……………

ピロリン♪

マヤ「…えっ………そ、んな…そんなこと…できるわけがない………」

マヤ「…くそ!誰なんだよ!こいつ!正体さえわかれば!やっぱ他の人に相談したほうが…」

マヤ「いや、だ、だめだ…そんなことしたら…」

マヤ「うぅ……メグぅ…私はどうしたら……もう…嫌だ…………ごめん………チノ…もう後には引き返せないんだ………」




割りと好き

>>21
ありがとうございます
なんか読み返してつまんないと思って辞めようかと思ったけど頑張ります

チノ「ん………」

ココア「あ、チノちゃん起きた?今もう七時だよ」

チノ「え…じゃあ私1時間も眠ってたんですか?…ごめんなさい…脚しびれてませんか?」

ココア「えへへ大丈夫だよ!チノちゃん軽いし…」なでなで

チノ「ん…え、えっと…//////」

ココア「あ、でもお腹空いちゃったなぁ…」

チノ「あ、そうですね、いま作りますので待っててください」

ココア「え?!だめだよ!私が作る!」

チノ「え、で、でも…」

ココア「いいからいいから!お姉ちゃんに任せて!今日だけは!ね!」

チノ「わ、わかりましたわかりました…で、ではお願いします」

ココア「ふふーん♪」

チノ(ココアさん…楽しそう、料理好きだったのかな)

ココア「これと~これ…よし…」

ココア「っとうわぁ!」どばぁ!

チノ「え!?だ、大丈夫ですか!?」

ココア「だ、大丈夫だよー、あはは」

ココア「マズイ…もったいない…これ高かったんだから………」

ココア「…………」



チノ「美味しそうな匂い………シチューですかね…」ボソッ…



チノ「それじゃあいただきます」

ココア「食べて食べて♪」

チノ「あむ………んっ………?」

チノ(な、なんか変な味…ちょっと薬っぽい…)

チノ「お、おいし、いですね」あむっ…

ココア「そう?よかったー!」

チノ「はい、とても、美味しいです」

ココア「ふふ…たくさん食べてね」 



チノ「全部食べてしまいました…」

チノ(最初の違和感はなんだったんだろ)

チノ「ごちそうさまでした」

ココア「いえいえー」

チノ「よい…しょ……うっ……あ………」

ココア「ち、チノちゃん…大丈夫?」

チノ「な、なんか足がふらついて…」

ココア「私に掴まって?上まで連れて行ってあげるよ」

チノ「はぃ…」

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