まゆ「Pさんのお膝に座りたいです」 (19)

まゆ「座りたい」

泰葉「あ、そう」

泰葉「それで、ここのセリフはこっちのシーンの伏線になってるから……」

智絵里「こくこくっ」

まゆ「………………」








まゆ「構ってくださいよおおおおおおお」ビエエエ

泰葉「ええい泣くな絡むな抱きつくな!」

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まゆ「雪美ちゃんやこずえちゃんばっかりズルいですよぉ……。まゆだってもっとPさんに甘えたいです。尽くすばっかりじゃしんどいです」

泰葉「オール一方通行のくせに身勝手な……」

まゆ「かと言って16にもなってお膝に乗せて下さいっていうのも正直キツいというか……まゆ、引かれたくないです」

智絵里「今更じゃないかな……」

まゆ「ふぐぅ……」

泰葉「あー、というか…………ねえ?」

智絵里「あ、あはは…………」

まゆ「え、何、なんですか」

泰葉「いや、だから……その……」

智絵里「キツい……かな。やっぱり……」

泰葉「だよね……分かってはいるんだけど」

「「仮にも高校生が膝の上で甘えちゃダメ、だよね……」」

まゆ「…………………………は?」

まゆ「佐久間流織紐術・紅蓮縛!!!!」ギリリリリリリ

泰葉「痛い痛い痛い見ない間になんか変な必殺技身につけてる!!」

智絵里「や、泰葉ちゃん! スチーム=テのチョップが使えるよ!」

泰葉「それ舞台の話だから!!」

智絵里「じゃあほらっ、鉾鈴でスパッとやるとか、アスト○ル能力で水を出すとか!」

泰葉「もっと関係無い!!!!」

泰葉「はぁ、はぁ、はぁ…………」

まゆ「この裏切り者めが……」

泰葉「随分鍛え直したね……」

まゆ「なんですかこの野郎。かれこれ一年も姿を見かけないから何をしてるのかと思えば仕事ほっぽり出してずーとイチャイチャしてやがったんですか」

泰葉「いや普通に仕事してるよ……。目立った活動が無かったのはシンプルにちひろさんのせいだよ……」

まゆ「っていうか智絵里ちゃんもですよぉ」グリン

智絵里「ひうっ」

まゆ「何を16にもなって膝の上なんか乗せて貰ってるんですかぁ」

泰葉「ああ、いや……それはだから……」

智絵里「こ、こっちにも事情があってね……?」

まゆ「言い訳無用。ハタから見て痛いとか考えないんですかぁ? いい歳こいてお膝になんか座っちゃってうらやましいですどうしたら座れるのか教えなさいいや教えて下さいこの通りですから」ゲザッ

泰葉「今のまゆさんより痛々しい人はいないよ」

智絵里「ど、土下座はやめよ……?」

まゆ「お願いしますうううううう…………」

泰葉「だいたい、智絵里さんは別にイタい感じにならないでしょ」

智絵里「そ、それを言ったら泰葉ちゃんだって……」

泰葉「え、あ……そ、そうかな……?」

まゆ「この合法ロリ共……同じ体型なのにこの差は何なんですかぁ……」

泰葉「胸を盛るような層に人気出ちゃったのが運の尽きだね」

まゆ「ふぐぅ……ここぞとばかりにめっちゃ仕返ししてくる……」

智絵里「うーん……でも、子供扱いされてる……っていうのはあるのかなあ……?」

智絵里「そもそも膝に座らせてもらった時だって……」

雪美『P…………』ダッコー

P『んー? ははっ、よしよし。おいで』ヒョイッ

雪美『ん…………今日のP……やさしい』ポスン

P『ちょうど一段落したところでな。タイミングばっちりだ』ナデナデ

雪美『ふふ……お仕事が終わったら癒やしてあげる…………奥さんのつとめ……』

P『お、おう…………そうか…………』

智絵里『…………』ジー

雪美『…………智絵里? 一緒にすわる……?』

智絵里『ふぇっ!? あ、いやっ、私は……その…………』

P『おー、こっちゃ来い。二人くらい軽い軽い』

智絵里『え……? あ…………じゃ、じゃあ…………』

智絵里「雪美ちゃんと同列に見られてた気はする……かも」

智絵里「あ、で、でもでもっ、自分から座ったことはないよっ? プロデューサーさんのこと見てたら、その……あっちから『座る?』って……」

まゆ「まあ智絵里ちゃんですしねえ」

泰葉「仕方ないね」

智絵里「はう……私って意識されてないのかなあ……」

泰葉「ま、間違いなく超かわいいとは思われてるよ……」

まゆ「泰葉ちゃんもそんな感じですかぁ?」

泰葉「あー、まあ私もそんなとこかな……」

泰葉『ふぅ……』

P『お疲れ。よく頑張ってくれたな』ナデナデ

泰葉『あ……。もう、また子供みたいに……』

P『ははっ、悪い悪い』パッ

泰葉『あっ…………』

P『どうした、寂しそうな顔なんかしちゃって』ニヤニヤ

泰葉『もう……。からかわないでください。――――っと』クラッ

P『おっ、とと……』ダキッ

泰葉『あ、すいません……。ありがとうございます』

P『……ったく、頑張りすぎだな。今は休め』

泰葉『そうします……。ふぅ……』

P『って……こ、このままか?』

泰葉『腕の中……Pさんの胸……落ち着きます』

P『や。そ、そうは言ったってだな……』

泰葉『……………………それじゃあ』

泰葉『お膝、貸していただいてもいいですか?』

P『え、ひ、膝? や、それは……色々当たっちゃうだろうし……』

泰葉『いいじゃないですか。子供のやること、ですから……ね?』

P『え……あ、おう……』

泰葉『ふふっ……』

まゆ「縛道の九十七!」

泰葉「死神!?」

まゆ「クソノロケじゃないですかぁ!!!!」

泰葉「いや、子供扱いされたものだから……」

まゆ「お黙り!! どうせお膝って言っても泰葉ちゃんの場合ただの対面座位なんでしょこのCV遥○ら!!!!」

泰葉「外でそんなことするか!!」

まゆ「はぁーあ! お手々つないで指絡めてナメクジみたいに絡み合うんだぁー!!」

まゆ「ささやかな膨らみ押しつけながら『ドキドキしてるの……分かりますか……?』とか言ってんだぁー!!」

泰葉「具体的に妄想するな!!!!」

まゆ「ふぐぅぅぅううう……塩見仕込みの雌狐が……まゆも弟子になります」

泰葉「別に師弟関係とか結んでないから……」

まゆ「本当でしょうねぇ? こと大人に可愛がられる能力に関しては子役は最強ですからね……岡崎一五三の殺人技で周子さんを骨抜きにして技術を盗むくらい容易いはず……」

泰葉「ひどい偏見を見た。あとアイドル全員に必殺技があると思うな」

智絵里「え、無いの……?」

泰葉「しまったそっち側か!」

まゆ「……とにかく。参考になりました」

まゆ「Pさんは甘えるように迫れば押し勝てるということですね」

泰葉「なんかPさんに申し訳ないよ」

まゆ「善は急げということで早速行ってきますねぇ。ありがとうございました。では」ダッ




ぽてんぽてんぽてん……



まゆ「めっちゃ引かれた……」クスン

泰葉「そう……」


おしまい

岡崎泰葉の「あまえる」攻撃は大抵のステータスに二段階デバフをかけます
バフかもしれない

乙でした
??「16歳ともなれば大人ですぞー!」
??「そうなのでしてー」

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