駒場「色は黄色で、アニメではアメリカ代表が使ってたらしいねん」

内海「…それ、トライピオやろ？アメリカ代表が使ってる黄色いベイブレードなんてトライピオしかあらへんがな！トライピオで決まりや！」

駒場「いや、でもわからへんねんなぁ…」

内海「何がわからへんのよ？」

駒場「俺もトライピオやと思ったんやけどな…オカンが言うには、ベイブレードの中でも王道なタイプらしいねんな」

内海「あぁ…ほなトライピオとちゃうかぁ…トライピオに限らずね、アメリカ代表のベイに王道なベイなんてないのよ！全部飛んだり跳ねたりするんやからね？トライピオとちゃうよ！もっと詳しく教えてくれる？」

駒場「オカンが言うには、ダウンフォースを生み出すベイらしいねん」

内海「ほなトライピオやないか！？ダウンフォースを生み出せるのなんてトライピオだけなんやから！かと言ってそれが強さには結びついてないんやけども！トライピオに決まりや！そんなもん！」

駒場「でもわからへんねん」

内海「何がわからへんのよ？」

駒場「俺もトライピオやと思ったんやけどな。オカンが言うには持久力が売りのベイらしいねん」

内海「ほな、トライピオちゃうやないの！トライピオはね、ダウンフォースを得るために持久力を犠牲にしたんやから！そのくせ、推奨されてるプレイスタイルはスタジアムの真ん中に居座っての持久戦なんやからね？他に情報ないの？」

駒場「アタックリングを飛ばして遊ぶこともできるらしい」

内海「トライピオや！アタックリングだけで空飛ぶ別のおもちゃに変わんねん！ダウンフォースはここでしか活きひんねんからね？これはもうトライピオで決まり！」

駒場「わからへんねん、でも」

内海「何がわからへのよ、これで！？」

駒場「オカンが言うにはな、そのベイを見ると無性に戦いたくなるらしいねん」

内海「ほなトライピオちゃうやないの！トライピオ見て闘争心なんて沸き立たへんねん！トライピオ見て出てくるのは少しの失笑と哀れみやから！トライピオと違うよ！」

駒場「けどな、扇風機を思い出すとも言うててん」

内海「ほなトライピオやないか！最早扇風機見てたらトライピオのアタックリングを思い出すからね！？逆でも成立するのがトライピオの怖いところなのよ！」

駒場「でもわからへんねんって」

内海「何がわからへんのよ？」

駒場「オカンが言うにはな、アニメでは大活躍してたって言うねん」

内海「ほなトライピオとちゃうやないか！トライピオは空気なアメリカ代表の中でも更に空気な脇役中の脇役なのよ！？大概気づかんうちに負けてるんやから！トライピオとちゃうよ。他には何か言うてなかった？」

駒場「オカンが言うには、別名『バリクソン』とも呼ばれてるらしいねん」

内海「ほな、トライピオやないか！トライピオは唯一『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』に出たことのあるベイやねん！その時に方正さんが、何故か数あるベイの中からトライピオを選んでバリクソンって名付けたんやないの！そう言う意味では、俺らよりも先輩や！」

駒場「わからへんねんって」

内海「わからへんことない！トライピオ兄さんで決まり！」

駒場「オカンが言うには、別名『バリクソン』とも呼ばれてるらしいねん」

内海「ほな、トライピオやないか！トライピオは唯一『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』に出たことのあるベイやねん！
その時に方正さんが、何故か数あるベイの中からトライピオを選んでバリクソンって名付けたんやないの！そう言う意味では、俺らよりも先輩や！」

駒場「わからへんねんって」

内海「わからへんことない！トライピオ兄さんで決まり！」

駒場「けど、オカンが言うにはな、当時一番人気で店で取り合いになったって言うねん」

内海「ほなトライピオとちゃうやないの！？取り合いになるんはドラグーンとか、ドランザーとかの主人公たちが使ってるメジャー級なのよ！誰もよく知らんアメリカ代表のバスケットマンが使ってるトライピオには手を伸ばさへんねん！」

駒場「そうやんなぁ…」

内海「トライピオは子供にプレゼント買いに来たお父さんが、どこ探しても売り切れてて、遠くのトイザらスでこれしか残ってないから消去法で買っていくねん！何でトライピオやのにトライピオちゃうの！？もうちょっと何か言うてなかった？」

駒場「アニメ版で宿ってる聖獣があんまり思い浮かばんらしい」

内海「トライピオやないか！トライピオの聖獣がサソリなんて誰も知らんねん！もっと言うとトライピオの持ち主のことも誰も知らんねん！謎に包まれたベイブレードなんやから！トライピオに決まり！」

駒場「わからへんねんなぁ…」

内海「わからへんことない！オカンのよく使ってたベイはトライピオ！」

駒場「でもオカンが言うには、トライピオではないらしいねん」

内海「ほなトライピオとちゃうやないか！オカンがトライピオではないと言えばトライピオちゃうがな！」