桃「シャミ子に服をプレゼントしたい」ミカン「えっ?」 (12)

ミカン「良いとは思うけど、シャミ子が困るようなデザインの服をあげても扱いに困ると思うの」

桃「その言い方はまるで私の服のセンスが無いみたいじゃないか」

ミカン「シャミ子と遊びに行く時なんて毎度私の服を強奪してるはずなのに自覚ないのかしら」

桃「うっ…」

桃「とにかく、シャミ子にプレゼントする服を買いに行くから手伝って欲しいんだ」

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ミカン「ならシャミ子にも服の趣味があると思うし一緒にショッピングに行って選べば良いんじゃないの?」

桃「シャミ子はどんな服でも喜んで着るし…というか服を選ぶって感覚があんまり無いっぽい。清子さんのお下がりばっかり着てるし」

桃「それにやっぱりプレゼントして驚いた顔が見てみたいんだ」

桃(だいたいミカンが居ないとどんな服買えば良いのか分からないし、3人で出かけるとミカンとシャミ子で話し始めるから私の所在が無くなってしまう)

ミカン「…サプライズも良いものよね」

桃「じゃあ早速行こうか。ユニ〇ロかG〇どっちが良い?」

ミカン「確かにその2店舗はお手頃だし普段使いには良いかもしれないけどプレゼントするのにはどうかと思うわ」

桃「なるほど、ならsupr◯meとか」

ミカン「そうやってブランドだけで決めようとするのは良くないわ」

ミカン「私の服だって可愛いと思った服だったらなんだって着るもの、ショッピングモールとかでウィンドウショッピングするのがいいと思うわ」

桃「なるほど、なら一度ショッピングモールにでも行ってみようか」

ウインドウショッピングじゃダメじゃねーか!!
もう良いや…寝ます

シャミ子「…普通に一部始終聞こえてました」

良「お姉もお隣さんが気になる会話をしてるからって壁にご立派様を擦り付けるのやめた方が良いよ」

シャミ子「魔法少女というものは家の壁が薄いことをすぐ忘れる生き物なのでしょうか?それとも私のバイト先に来てお菓子ばかり食べてる弊害なのでは…」

シャミ子「なんにせよ服のプレゼントは嬉しいです。さらに言えば桃からのプレゼントならど、どんな服でも///」

シャミ子「……」

シャミ子「ミカンさんと二人で」モヤモヤ

シャミ子「いやいやいや別に私の眷属の動向を気にするくらい大魔族としては当然のことだと思います!別に二人で買い物する事を気になってる訳じゃない」

シャミ子「……」

シャミ子「良~!何か買って欲しいものはありませんか!300円までならなんでも買ってあげますよ!」

良「お姉の言いたいこと良分かるよ!私は髪飾りとか装飾品が欲しいな~」チラチラ

シャミ子「ガッテン承知の助です!300円くらいの可愛い髪飾りを今からショッピングモールに買い物に行ってきますね!」

良「お姉頑張って!」

ミカン「ショッピングモールに着いたわね」

桃「お店が多過ぎて何処に行けばいいのか分からないな」

ミカン「このショッピングモールは通路に沿ってお店が出店してるから通路を歩きながら気になる服を探してみると良いと思うわ」

ミカン「シャミ子はいつもワンサイズ大きめのカーディガンにガウチョパンツやスカンツを履いてるわよね」

桃「そうだっけ?シャミ子はジャージとかのイメージが強い。清子さんの趣味だね」

ミカン「シャミ子も不憫ね」

ミカン「だからこのお店のこれなんて良いんじゃないかしら」

ミカン「シャミ子の元気っ子感を出せて可愛らしいわ」

桃「……布面積が小さい」

ミカン「え?」

桃「露出魔族はいけないと思うんだ。短パンに半袖薄々テラテラシャツなんて私は良くないと思う」

ミカン「でもシャミ子の可愛さを引き立てるならこういうのがいいんじゃないかしら」

桃「ダメだよ。それでシャミ子が風邪でも引いたらどうするの」

ミカン「仕方ないわね……じゃあこのワンピースなんてどうかしら」

桃「……うん。これならしっかり隠せてるからいい…ん? 待って、なんでこんなに背中がぱっくり空いてるの」

ミカン「なんでって……そういうデザインだからに決まってるじゃない」

桃「……却下。ここの服はダメ。他のところに行こう」

ミカン「ちょっと! 待ちなさいよ、まだ見てない服はたくさんあるわよ!?」

桃「やっぱり最初の予定通りにG○とかユニ○ロに行くべきだよ」

ミカン「んもう……ならまだお店はあるんだし他を覗いてみましょ」

桃「……まぁ、いいけど」

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