ありす「ポニテvs」梨沙「ツインテール」 (18)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

短め、書き溜めありです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1583668145

(ガチャッ)

ありす「…おはようございます」

桃華「ごきげんようですわ……あら?」

ありす「何ですか?」

桃華「いえ、今日は髪型がいつもと違うのですわね?」

ありす「ええ、最近のお仕事で見せたポニーテールが評判良かったので」

桃華「うふふ、確かによくお似合いですわね」

ありす「ありがとうございます」

桃華「ありすさんの艶やかな黒髪、羨ましいですわ」

ありす「桃華さんだって、私もそのふわふわな金髪に憧れますよ」

桃華「あら、ありがとうございますわ」

ありす「それにしてもこれで私も『ポニテ同盟』一員かと思うと、胸が熱くなりますね」

桃華「……はい?」

ありす「あれ?ご存知……ないのですか?」

桃華「そんなセクシーが飛び出して来そうな聞き方をされましても……」

ありす「そんな!トレーニング中にポニテにされている桃華さんなら当然ご存知とばかり…」

桃華「いや、そんなこと言われましても…」

???「ポニテ同盟……それはポニテにしている、またはしたことのあるアイドル達の互助組織」

ありす「……この声は!?」

???「大幹部の智香や法子、そして長老の菜々等の髪の長めな子が多く所属しているのよね」

ありす「何者です!姿を見せてください!」

桃華「あの……何者もなにも、声で梨沙さんって分かりますわよね?」

ありす「……は"い"、こ"え"でわ"か"る"って"ずばらじぃでずね"!」

梨沙「イキナリ涙声にならないでくれる!?」

桃華「ありすさんったら、いい加減慣れてくださいまし」グスッ

梨沙「いやアンタも鼻すすってるじゃない!」

桃華「これはただの……花粉症ですわ!」

梨沙「さっきまで平気だったじゃないの!」

ありす「素晴らしいことは何度確認しても良いものなのです」

梨沙「素晴らしいって……ただフツーにしゃべっているだけじゃない」

ありす「はい……すばら"じぃ"でず……」

梨沙「ああもうまた!!!」

桃華「それで梨沙さん、ポニテ同盟の件なのですが……」

梨沙「ああそうそう、ホントにただポニテのイメージのある子がなんとなく集まっているってだけのモノよ」

ありす「なんとなくだなんて失礼な!私達には『世界総ポニテ化』という崇高な目的が…」

梨沙「それ……菜々に引っ張られてない?」

ありす「引っ張られてません!」

桃華「ポニーテールの皆さんが仲良さげに話しているのは見たことありますが……そんな集まりになっていらしたのですね」

梨沙「まぁポニテのイメージが強い子以外はそんな気にしてないと思うわよ」

桃華「でも……ありすさんは随分ご執心のようですが?」

梨沙「ありすの場合はあれよ、泉とか文香もそれに一応加入しているから」

ありす「わ~っ!わ~っ!」

桃華「成程、敬愛するお姉様と同じところに所属したかったと」

ありす「敬愛するだなんてそんな……ただ単に目標というか……憧れというか……」

桃華「こういう時くらい素直になってもバチは当たらないと思いますわよ」

ありす「わ、私の事はいいんですよ!」

梨沙「じゃあなんなの?」

ありす「桃華さんにも是非ポニテ同盟に入っていただこうかと」

梨沙「あら、それは残念ね?」

ありす「何でですか!?」

梨沙「だって桃華はもうアタシ達『ツインテ・ユニオン』の一員だからよ!」

桃華「えっ!?」

ありす「な…何を言っているんですか!桃華さんがそんなこと…!」

梨沙「アンタは丁度海外に行ってたから知らないだろうけどね……ほら、見てみなさい」

『[黒薔薇は小夜に咲く]櫻井桃華+』

ありす「そんな……桃華さんが敵に……」

桃華「いやいや、敵とかそういうのではないでしょう!?」

ありす「桃華さんが黒薔薇……つまりブラックで……」ブツブツ

桃華「ありすさん?」

ありす「その親友で敵対しているなら私はシャドームーン……あ、ちょっとカッコイイですね」

梨沙「やっぱ菜々の影響受けてない?」

ありす「受けてません!」

桃華「何の事をおっしゃっているのかさっぱりですわ」

ありす「それよりも!『ツインテ・ユニオン』から桃華さんを取り戻します!」

梨沙「出来るかしら?正直ツインテにした桃華の破壊力は相当なもの……アタシ達の新たな太陽になるかもしれない程よ?」

ありす「ぐっ……確かに、全体的に大人びた雰囲気なのにツインテが幼さを演出してアンバランスながら怪しげな魅力を演出しています……」

桃華「まぁ…///」

ありす「ぶっちゃけなんかえっちぃです!」

桃華「えっち!?」

梨沙「それは同意するわ!」

桃華「否定してください!」

ありす「正直この写真だけでも心が奪われるほど素晴らしいことは認めましょう……」

桃華「そこを認めていただけるのは素直に嬉しいですわ」

ありす「えっちですが!」

桃華「しつこいですわね!」

梨沙「それなら……決闘しかないかしら」

桃華「えっ?」

ありす「まさか梨沙さんと雌雄を決する日が来るだなんて……」

桃華「えっ?えっ?どうしてお二人はわたくしを間に挟んで対峙していますの?」

梨沙「……」ガシッ

桃華「梨沙さん?どうしてわたくしの横髪を掴んでいますの?」

ありす「……」ガシッ

桃華「ありすさんはどうしてわたくしの後ろ髪を掴んでいますの!?」

梨沙「……先に手を離した方が負けよ?」

ありす「分かっています」

桃華「わたくしが全く理解不能ですわ!!!」

バシッ!

べあべりー「「あっ」」

桃華「『あっ』じゃありませんわ!今何をしようとしていまして!?」

梨沙「何って……」

ありす「桃華さんの取りあい?」

桃華「……具体的な方法は?」

梨沙「アタシはツインテになるあたりを掴んで」

ありす「私はポニテになるあたりを掴んで」

ぺあべりー「「全力で引っ張り合う」」

桃華「……」ダッ!

梨沙「あっ!」

ありす「逃げた!」

桃華「逃げるに決まってますわ!」

(冗談だから待ちなさいよ~)

(嘘です!目が完全に"マジ"でしたわ!)

(止まってくれたらイチゴパスタご馳走しますから~!)

(……!!!!!)

(加速した!?)

(当たり前でしょ!)

???「あの二人は失敗したようですね…」

???「ふふっ、それはそうでしょう」

???「やはり桃華さんは…」

クラリス「我々『ブロンド連合』にこそ相応しいです!」

由愛「私達の『チーム・ふわふわ髪』に所属するのが正しいです!」

クラリス・由愛「「……あ?」」

戦いは続く…

おわりです

フェス桃華の直後に限定ありすを出してくるとかちひろには人の心が無い

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