ひとりピロートーク合同 #2 ピローなトーク ー高垣楓編ー (30)



P「ーはくしゅっ」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1584197338


楓「……あら、起きました?」

P「楓さん……」

楓「Pさん、勝手に一杯やらせていただきましたけど、構いませんよね?」

P「それはいいんですけど…なんで雨戸開けてるんですか。寒い…」

楓「私、雨の匂い、好きなんです。それに火照った体も冷ましたかったですし」

P「それは今飲んでるお酒で冷ましてくださいよ……楓さん」


楓「はい?」

P「そのワイシャツ、もしかして俺のですか?」

楓「これですか? よくわかりましたね」

P「やめてくださいよ。洗濯したばっかりなのに」

楓「「彼シャツ」って、嬉しいんでしょう男の人は?」

P「勝手に着ちゃだめでしょう…」


楓「ほらほら、目覚めには刺激的すぎかもしれませんがよくご覧になってください。この下、何も着てないんですよ。汗でべっとりして気持ち悪いのを我慢して着たんです。さあさあ感謝してください」

P「感謝強盗だ…。えー、明日着てくやつあったかな…」

楓「私の扇情的な姿より明日の心配ですか?」

P「だってさっきまで裸見てましたし…」

楓「それはそれでしょう。……まあ確かに、あなたが私とそう変わらない背丈なこともあって、特にぶかぶかでもなくてつまらないかもしれないですけど」


P「んー…」ガバッ

楓「きゃっ」

P「んー…」

楓「……人の胸を見といてそんな反応ありますか」

P「……やっぱり、あんまり興奮しませんね」

楓「いわゆる賢者さんなのかもしれませんけど、人の胸を見ながら言われるととてもイラッときますね」


P「ああ、すみません…」

楓「まったく……はむ」

P「さきいか……。昼、何か作りましょうか?」

楓「いいですよ、簡単なもので。あ、卵かけご飯食べたい」

P「どれ、卵あったかな…」

楓「きゃー」

P「は?」


楓「Pさんの、エッチ。何かで下隠してくださいよ」

P「ああ…」

楓「恥じらいのない人ですね」

P「あなたこそ……あ、卵、ふたつありましたね。じゃあご飯は……冷凍がないし炊くしかないか。待てますか?」

楓「いいですよ1時間くらい。さきいか食べてますから。あなたもイカが? お酒もありますよ」

P「今は遠慮します……うう、水冷たっ」

楓「Pさん、頑張って」


P「うわっ、タオル落ちちゃった。楓さん、そこにあるバスタオル持ってきてください。下が寒い」

楓「はーい……手が塞がってますから、私が着けてあげましょう」

P「…っ! 楓さん!」

楓「ふふ、どうしました?」

P「どさくさに紛れてくすぐらないでくださいよ。セクハラですよ」

楓「人に散々出し入れしといて何を今さら」


P「この……」

楓「さてと、そろそろ雨戸閉めて暖房つけましょうか」

P「人の話を…」

楓「まあまあ。減るものではないでしょう?」

P「……楓さん、はじめの頃はあんなに…」

楓「最初に私を汚したのは、あなたですよ」

P「……ふー」


楓「あ、呆れましたね?」

P「もういいです……。あー、冷たかった。お酒、少しください」

楓「いいですよ。……はい、どうぞ」

P「どうも…」

楓「さきいか食べます?」

P「それは…いいや」

楓「そうですか」


P「……どうでもいいけど、なんでさきいかなんですか?」

楓「前にね、シた後のPさんのあれをいじって遊んだんです。Pさん寝ちゃってつまらなかったし」

P「は?」

楓「普通だとあんなにちっちゃくなるんですね。ふふ、可愛い」

P「何勝手に人のいじってるんですか?」

楓「別に変なことしてませんよ。つっついたりねじったりして遊んだだけで」


P「俺の生殖器をなんだと思ってるんだ…」

楓「で、その時匂いも少し嗅いでみたんです」

P「匂い…」

楓「ええ。イカみたいだなあって…」

P「イカ…」

楓「で。「あ、さきいか食べたいなあ」って」

P「……もういいです。なんか、聞いてて疲れる…」


楓「自分で聞いといて…」

P「すみませんね…」

楓「……」

P「……」

楓「雨、強いですね」

P「本当に…」


楓「……楽しみにしてたんですけどね、ドライブ」

P「……俺もですよ」

楓「…まあ、これはこれで楽しかったしストレス発散になりましたけど」

P「朝から何回しましたっけ」

楓「んーと……4回くらい?」

P「我ながらすごいな…」

楓「男の人って、出すとすごい疲れるって聞きますけど、本当なんですか?」


P「まあ、そうですね…」

楓「1回出して賢者なら、今のPさんは大賢者ですね。ふふっ」

P「あー……はい」

楓「本当に疲れちゃってますね。大丈夫ですか?」

P「まあ、いい疲れですから…。今夜はぐっすり眠れそうです」

楓「それはよかったです」

P「楓さん、よかったら泊まっていきますか?」


楓「あら。いいんですか」

P「ええ。今日はずっと天気はこの調子らしいですし…」

楓「ならお言葉に甘えましょうか」

P「夕飯はカップ麺で」

楓「はーい」

P「ふぅ……」

楓「よかったら膝、貸しましょうか」


P「いいんですか?」

楓「どうぞ?」

P「それじゃあ遠慮なく…」

楓「……柔らかいです?」

P「はい…気持ちいいです」

楓「オプションで頭も撫でてあげましょう」

P「……ふぅ」


楓「……ところで」

P「? …はい」

楓「実家からお見合いの話がありましてね」

P「……は?」

楓「両親的にも旅館の跡取りが欲しいんでしょうねえ」

P「楓さん、まさかー」

楓「ええ、そのまさかです。Pさんとのこと話しちゃいました」


P「え? あ、ああ…」

楓「ーまさか、私がお見合いを受けたとお思いですか?」

P「……ごめんなさい」

楓「私、断るの前提のお見合いなんてしませんよ。相手の方がかわいそうじゃないですか」

P「それは、まあ」

楓「それに、両親の為に好きでもない方と一緒になってあげる程優しい人でもありませんから私」


P「……旅館、厳しいんですか」

楓「それは、まあ。大変だそうです」

P「……経営のことはよくわからないですけど、俺にできることがあれば」

楓「? ああ、何か勘違いしてますねPさん」

P「?」

楓「私の実家が厳しいというのはお客様が多すぎて忙しいってことですよ」

P「え、俺はてっきり」


楓「私の実家ってことがバレたのか自分たちから売り出したのか、とにかくまあありがたいことに連日満室だそうで。…まあ、娘の私が言うのもなんですけれど、いいお宿ですからね。人手が欲しいんでしょう」

P「なんだ…」

楓「Pさん、私の実家継ぐ気あったりします? 温泉も入り放題ですよ」

P「あー……ごめんなさい」

楓「あら」

P「とりあえず今は、この仕事続けたいなあって」

楓「私と一緒になりたくないんですか」


P「…やっぱり、それが条件だったりするんですか、ご両親的に」

楓「そんなことないと思いますけどね」

P「は?」

楓「ちなみに、本当にそれが私と一緒になる条件だったらあなたはどうします?」

P「……こう見えて、結構本気で楓さんのこと好きなんですからね、俺」

楓「だから?」

P「…まあ、旅館の主人も悪くはないかな、と」


楓「ふーん…」

P「…な、なんですか」

楓「ふーん?」ワシャワシャ

P「うわっ…」

楓「んー…汗でベタついて気持ち悪いですね」

P「ちょ、俺のワイシャツで拭かないでくださいよ」

楓「どうせ後で洗濯するんですから」


P「俺がね…」

楓「…さてと。Pさん、起き上がってください」

P「足、痺れましたか」

楓「いいから」

P「よっと……んむっ」

楓「……….」

P「…………」ナデナデ


P「ちょ……息、苦しっ……」

楓「ぷはぁっ……はぁー……死ぬところでした」

P「あんたがしてきたんでしょう…」

楓「ーさてと、ご飯が炊けるまであと30分ですか。もう1回しましょうか」

P「え?」

楓「ほら脱いで脱いで。私は……脱がない方が興奮するかしら」

P「ちょ、急に…なんで?」


楓「さきいか」

P「は?」

楓「さきいか、食べ終わっちゃったから。イカみたいな匂いのするこれでいいかなって」

P「理由が雑!」

楓「ふふ、ザッツらいと。……雑でいいじゃないですか。私、この雑な感じに付き合ってくれるあなたが、結構本気で好きですよ?」

P「それは嬉しいですけど、もう出なー」

楓「またまた〜」クチュクチュ


P「っ…! 楓さん、手、動かさないで」

楓「Pさん」

P「うぁ……は、はい?」

楓「……さっきね、私、とっても嬉しかったですよ」

P「…? いつですか?」

楓「ふふ、さあ? それでは、いただきまーす…」



楓「-あむっ」



よし、R-15だな。

今更ですが楓さんが「Pさん」呼びしてる時のPは名前だと思ってください。

それでは、またの機会に。


その1

ピローなトーク ー有栖川夏葉編ー
ピローなトーク ー有栖川夏葉編ー - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1564152441/)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom