明日人「安価でFFの優勝を目指すぞ!」 (796)

システム「イナズマイレブンⅩの世界へようこそ」

システム「早速ですが主人公を決めてください」

システム「稲森明日人でよろしいですね?」

システム「決定しました」

・次のルールを守ってください

 1:雰囲気にそぐわない物や過激な安価は禁止(特に誰かを著しく傷つけるものはスルーします)
 2:レスでの言い争いは禁止(無印もGOもアレオリもみんなイナズマイレブンです)
 3:>>1はSSは初心者です、多少間違い(設定のド忘れ、口調が違うなど)はご了承ください
 4:安価の解釈は>>1の考えで行います(思っていた展開と違うことがありますがこれもご了承を)
 5:のんびり進行です(一日ぐらい更新しない日があるかもしれません)

 ※本作品は基本的にはアレス・オリオンルートですが
  時期系列、及び設定などはアレス本編とは違ったものとお考えください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1575975944



【船の上】

かもめ「~~~~~~~~~~」

明日人(………かあちゃん、俺、雷門でサッカーをやるよ! だから見守っていてくれ……!)

万作「おーい、明日人!」

明日人「万作! 氷浦! どうした?」

氷浦「船の中を色々探索してたけど飽きちゃって」

万作「そんな時、お前が海を見て黄昏てたからさ……」

明日人「ああ、ごめん、心配かけて」

万作「別にいいって、気にすんな」

氷浦「それにしても色々なことがあったよね……」

万作「サッカー部が無くなって、明日人のオフクロさんが死んじまって……」

明日人「でも、俺たちはまだサッカーが出来る。東京で、雷門で俺たちはサッカーは続けられるんだ!」

小僧丸「……そう簡単にいくと良いがな」

万作「小僧丸!」

小僧丸「ちょいと小耳に挟んだんだが俺たちがこれから行く学校、一筋縄じゃ行かなそうだぜ?」

明日人「小僧丸、それどういうことだよ?」

小僧丸「俺にもわからねぇ、ただあっちは気持ち良くサッカーをさせてくれるとは限らないってことだ」スタスタ

明日人「小僧丸……」

剛陣「おい! 見えてきたぞ!」

明日人「あれが東京か……あそこで俺たち、またサッカーが出来るんだ!」

【雷門中の校門】

明日人「ここが雷門中か」

剛陣「すげぇな、伊那国島とは全く違う」

道成「それにしても……」

男子生徒A「……」ジロジロ

女子生徒A「……」ヒソヒソ

のりか「私たち、歓迎されてないのかな?」

剛陣「ちっ、こんな所でモタモタしてられねぇ! 俺は行くぞ!」

明日人「あっ、剛陣先輩! 待ってください!」

道成「……俺たちも行こう、ここで立ち止まっていたらみんなの迷惑になるからな」

ゾロゾロゾロゾロ

【雷門中サッカー部室?前】

万作「ここがサッカー部の部室か」

奥入「うーん、これはまた年季が入った部室ですねぇ」

氷浦「とにかく入って見よう」


ガチャガチャ


氷浦「あれ? 鍵がかかってる」

剛陣「んなバカな! それなら俺がこじ開けてやる!」


グギギギギギギギ


剛陣「ぐぐぐぐぐぐぐぐぐ……あ、開かねぇ!」

???「あなたたち、何をやってるの!?」

明日人「!? 君は?」

???「人に名前を尋ねるときは自分の名前を名乗りなさい、それが礼儀って物よ」

取り巻きA「全く、これだから田舎者は困るわ」

取り巻きB「神門会長、本当によろしいんですか?」

???「いいのよ、どうせ”使い捨て”のつもりだもの」

道成「初めまして、俺は伊那国中でキャプテンを務めていた道成辰巳と言います」

???>杏奈「ああ、あなたたちが……」ジロジロ

小僧丸(なんだ、コイツら……人を値踏みするかのよう見やがって……)

杏奈「初めまして、私の名前は神門杏奈。この雷門の生徒会長を務めております」

奥入「生徒会長!?」

杏奈「さて、お話でしたらここではなくサッカー部の部室の方へお願いします」

剛陣「サッカー部の部室ってここじゃないのか?」

日和「あそこの看板にバーンっと、サッカー部って書かれているのに……」

杏奈「そこは旧部室、あえて言うのなら記念館のような場所です」

剛陣「なに!?」

小僧丸「なるほど、ここで豪炎寺さんたちが……」

杏奈「では案内します」

奥入「それにしても……感じ悪いですねぇ」

万作「ああ、俺もそう思う」

【雷門中サッカー部部室】

のりか「ほええ……」

剛陣「こ、こいつぁ……」

明日人「凄い! 俺たち、ここでサッカーをするんだ!」

岩戸「綺麗でゴス! ピカピカでゴス! 伊那国の部室は大違いでゴス!」

奥入「このモニター最新鋭の物ですね! すごい! インターネットとも連動してる!」

服部「ボールもピカピカ! 破けてるのや傷ついてるのはない! 完全な新品だよ!」

道成「グラウンドの方も見てきたけど、完全に芝のグラウンドだったぞ」

のりか「ロッカーもちゃんと男女に分かれてる、これなら前みたいなことは無さそう!」

明日人「の、のりか! その話題は///」

ザワザワ ワイワイ ガヤガヤ

杏奈「……少し良いかしら?」

道成「なんでしょうか? 神門会長」

杏奈「貴方たちがここでサッカーをやるには条件があります」

氷浦(ついに来たか!)

小僧丸(やっぱそうなるよな……)

杏奈「私たちがあなたに求めるもの、それはFFでの一勝、それだけです」

剛陣「一勝って……試合に一回勝ちゃあいいのか? なんだ、簡単じゃねぇか」

杏奈「あら? そんなこと言って良いの? 今度対戦する相手は”星章学園”なのに」

奥入「せ、星章学園!?」

道成「本気ですか? 本気で星章に勝て、と言ってるんですか?」

杏奈「ええ、仰る通り。星章に勝てばあなたたちのサッカー部を存続させてあげます」

明日人「キャプテン、星章学園ってそんなに凄いんですか?」

道成「星章は今のFFで勝率第一位の強豪だ。」

奥入「おまけに相手を一方的かつ圧倒的に叩きのめす”フィールドの悪魔”がいるんです!」

明日人「フィールドの悪魔……」

杏奈「雷門は前年優勝校の特権でスポンサーが付かなくても出場は出来ます、ただし……」

万作「ただし?」

杏奈「学校からのバックアップは星章の試合のみ。その後はあなたたちでスポンサーを見つけなさい」

氷浦「まさに崖っぷちってことか……」

杏奈「それと……貴方たちとともにサッカーをしたいという人を集めておいたわ」

明日人「え? 俺たちとサッカーをしてくれる奴ら……」

杏奈「今頃、こちらに向かっているはずだわ。もう少ししたら来るからあなたたちは着替えてなさい」

明日人「わかった! ありがとう! 神門会長!」



システム「イナズマイレブンGOギャラクシーとの連動を確認しました。

システム「それによりXに連れて行く選手を5人選んでください」


 本作に登場させるキャラを投票を決定します

※条件:次の条件を必ず守ってください。
 1:FW:MF:DF:GK:フリー(自由枠)の5人から選んでください

 2:コンバートは可能(GKの円堂をFW枠にするなど)

 3:オリキャラは一応は可能(ただし口調や細かい部分は>>1が独自に決めます、ご了承ください)

 4:大変申し訳ないのですが次の人は不可能とさせていただきます
   強化委員こと旧雷門の面々(円堂や豪炎寺、半田や栗松、宍戸など)
   アレスの登場人物(リカや雷電を初めとする無印キャラ、天馬や黄名子、瞬木などのGOキャラは可能)
   一部の海外選手(ロニージョとかフィディオ、クラリオ、一星など)

 5:誰が選ばれても泣かない、暴れない


 では、この安価下から投票をします。
 締め切りは19時ピッタリとさせていただきます。

無事締め切らせていただきます
集計するので少しお待ちを…

結果発表

FW
虎丸:9票 南沢:3票 リカ:2票
瞬木、バタップ、ベータ、剣城:1票

MF
塔子:8票 天馬:3票 音村、神童:2票
カノン、さくら、九坂:1票

DF
飛鷹:6票 綱海、信助、黄名子:2票
好葉、狩谷、小暮:1票

GK
立向居:12票 三国:3票 井吹:2票 信助:1票

フリー
綱海:5票 神童:4票 虎丸:3票
ポワイ、小暮、音村、塔子、ざなくろう、信助:1票

という訳でSSに登場するのは
虎丸、塔子、飛鷹、立向居、綱海の5人に決定しました
多くのご参加ありがとうございます

明日人「これが雷門のユニフォームか!」

剛陣「伊那国のと違ってなんか恥ずかしいな」

岩戸「でも都会っぽくてオシャレでガス!」

のりか「グローブも新調して貰っちゃった……なんか贅沢だね」

???「ねえ、君たちが新しく雷門に来た人!?」

明日人「きみは……」

立向居「初めまして! 俺、立向居元気って言います! ポジションはキーパーです!」

つくし「同じく、雷門中サッカー部マネージャーの大谷つくしです!」

立向居&つくし「よろしくお願いしますね!」

明日人「よろしく! 立向居! それに大谷さん!」

道成「ところで立向居、君がキャプテンでいいのか?」

立向居「いえ、キャプテンは全く決まってません」

つくし「サッカー部にいるのは私たち以外だと後4人だったので……」

立向居「だから伊那国のキャプテンである道成さんがそのままキャプテンで結構ですよ」

道成「そうか……。責任重大だな」

つくし「大丈夫です! 伊那国と雷門とでは違いがあるかもしれませんけど……」

立向居「俺たち、キャプテンについていきますので安心してください」

道成「ああ、ふっつかなキャプテンかもしれないけど、改めてよろしく頼む」

立向居「はい!」

のりか「ところで他の4人は……?」

立向居「それが……」

塔子「おーい! 立向居!」

立向居「財前さん、虎丸君、どうだった?」

塔子「いやぁ、綱海先輩に声をかけたんだけど……今日は良い波が来るからって帰っちゃった」

虎丸「飛鷹さんにも一応声をかけたんですけど何か用事があるって言って帰っちゃいました」

立向居「そうか……こまったなぁ……」

氷浦「あの……この二人は?」

立向居「ああ、ごめん。この二人も俺たちのチームメイトなんだ」

塔子「あたしの名前は財前塔子、よろしく頼むよ!」

のりか「よかったぁ! 女子一人だけかと思って心細かったんだ」

塔子「あたしもだよ、大谷先輩と二人で切り盛りしてきたから女子が増えるのは大歓迎だ」

虎丸「俺は一年生の宇都宮虎丸です! ポジションはFW! 尊敬してる人は豪炎寺修也さんです!」

小僧丸「へぇ、お前、豪炎寺さんが好きなのか……」

虎丸「はい! 豪炎寺さんは俺の憧れです! それと……」

剛陣「それと? なんだ?」

虎丸「例え先輩でも甘く見ていたらレギュラーの座を奪い取るつもりなんで、よろしく!」

明日人「ええ!?」

剛陣「お、面白いじゃねぇか……」ピクピク

立向居「せっかくですし、親睦を深める為に一緒にボールを蹴りませんか」

明日人「おお、いいねぇ!」

服部「やろうやろう!」

剛陣「面白れぇ! この生意気そうな新人に俺の力を見せてやる!」

虎丸「お手並み拝見と行きますよ、剛陣先輩!」

つくし「それじゃ! 位置について!」

ピィィィィィィィィィィィィィ!

~数時間後~

奥入「はぁはぁはぁ……」

日和「こ、これが東京のサッカぁ……」ガクリ

明日人「すごい! みんな凄く上手いんだね!」

立向居「ありがとうございます!」

万作「あれだけ走り回ってるっていうのに明日人の奴、まだ走れるのかよ……」

氷浦「はは、明日人の体力はうちの中でピカイチだからね」

剛陣「ち、ちくしょう……悔しいがまけたぁ……」

虎丸「剛陣先輩、今回は俺の勝ちですね」

剛陣「”今回”はな! 次はずうぇったいに! 負けねぇ!」

小僧丸「ったく、気合だけは一人前だな」

明日人「あれ、確か生徒会長の……」

杏奈「生徒会の仕事が一段落したから来てみたけど……」

明日人「?」

杏奈(完全にドロだらけね……)

杏奈「とりあえず今日のところはここまでにしておきなさい。
   明日には監督もいらっしゃるし、着いたばかりのあなたたちもお疲れでしょう」

道成「分かりました。おーい、みんな! そろそろ着替えてくれ!」

一同「はい!」

杏奈「それとこれを」ペラ

道成「これは?」

杏奈「あなたたちは生活をする場所よ、悪いけど雷門には寮はないから……」

明日人「あ、ありがとう! 神門先輩!」

杏奈「先輩!? 私、一応あなたと同じ二年なんだけど……」

明日人「えええええ!?」

のりか「と、とにかくありがとう! 行ってみるね!」

杏奈「あなたたちの奮戦、期待させてもらうわ」


【木枯らし荘前】

道成「ここが木枯らし荘か……」

日和「ここで僕たち生活するんですね」

ヨネ「いらっしゃい、あんたたちが伊那国島から来た子たちだね。話は聞いてるよ」

明日人「よろしくお願いします!」

道成「早速で悪いがくじ引きで部屋を決めよう」


~5分後~


万作「俺の部屋は……明日人と同じか」

明日人「よろしくな、万作」

のりか「あたしは個室かぁ……まあ仕方ないけどさぁ」

ヨネ「もう少ししたらご飯が出来るから、それまで部屋でくつろいでてね」

明日人「はーい」

~数十分後~

立向居「元気」じゃなくて「勇気」では?

>>36
すみません、今後は気をつけます

【木枯らし荘・食堂】

明日人「いっただっきまーす!」

モグモグ

氷浦「美味い! ばあちゃんの作ってくれたご飯みたいだ!」

のりか「本当だ、美味しい!」

剛陣「東京の飯はまずいって親父たちが言ってたけど意外といけるもんだな」ガツガツ

日和「剛陣先輩、そんなにがっついたら……」

剛陣「うぐぅ!?」ドンドン

日和「ほら、詰まったじゃないですか! ほら、お茶ですよ」サッ

ゴッゴッゴッ

剛陣「ふぅ、死ぬかと思った」

明日人「あれ? 小僧丸は?」

万作「昔、ここら辺に住んでたからって自主練習に行った」

剛陣「なんだよ、アイツ……太ってるからダイエットでもしてるのか?」

奥入「いや、それはないかと……」

道成「すみません、わざわざ作っていただいて……」

ヨネ「いいのいいの、伊那国の校長先生にあんたたちの世話を頼まれてるからね」

道成「校長先生が?」

奥入「意外なつながりでしたね……」

ヨネ「ふふ、まだおかわりはたくさんあるから遠慮せずに食べな」

明日人「なら俺おかわり!」

のりか「あたしも!」

剛陣「俺は大盛りで頼む!」

ヨネ「はい、はい」ニッコリ

【夜の公園】

小僧丸「せぇや!」

バシュゥゥゥゥゥゥ!

小僧丸「……だめだ、こんなシュートじゃあの人にはとどかねぇ!」

小僧丸(あの会長の口ぶりじゃ負けることが前提の試合とも取れる、がやるしかない!)

小僧丸「うおおおおおおお!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! ガッ

小僧丸「!? 誰だ!」

謎の人物「久しぶりだな、小僧丸」

小僧丸「お前は……」

謎の人物>安価下

小僧丸「……確か豪炎寺さんのいとこの豪炎寺真人!」

真人「名前を覚えていてくれたか」

小僧丸「ああ、ついさっきまで忘れていたがな」

真人「ふっ、そうか」

小僧丸「それで……俺にいったいなんの用だ?」

真人「用事というほどじゃない、ただお前と勝負したいだけだ」

小僧丸「勝負だと?」

真人「俺は奴を修也の奴を超えたい! その手始めにここでサッカーをしてる奴らに勝負を申し込んでいる」

小僧丸「それで……今回は俺の番ってことかよ……!」

真人「受けるか? 小僧丸」

小僧丸「当然だ! せっかくだ、お前に勝って今度の星章戦の弾みにしてやる!」

真人「いくぞ、小僧丸!」

小僧丸「悪いが、勝つのは俺だ!」

この安価VS安価下
数字が大きい方が勝ち

本当にすみません>>41は真人、>>42は小僧丸です

小僧丸(流石は豪炎寺さんのいとこだ。動きは”かつて”の豪炎寺さん! だが……)

真人「何!?」

小僧丸「貰った!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! ズバン!

真人「……負けたか」

小僧丸「ああ、俺の勝ちだ!」

真人「俺もまた未熟ってことか……出直してくる」

小僧丸「……おい!」

真人「なんだ?」

小僧丸「……またやろうぜ」

真人「ああ、今度は勝つつもりだ」

小僧丸「はっ、今度も返り討ちにしてやるぜ!」

~翌日~

【雷門サッカー部 練習場】

明日人「今日は監督が来るんだって!」

のりか「いったいどんな人なんだろうね?」

剛陣「期待しねぇ方がいいんじゃねぇか? あの会長が連れてくるような奴だぜ?」

奥入「いえ、いくらなんでもそこまではしないでしょう。あの会長に限って……」

万作「おい、見てみろ……」

???「チョアアアアアアアアアア!」

氷浦「あれ……皿回し、だよね?」

服部「すごい! 一度に三枚のお皿が回ってる!」

???「はいいいいいいいいいいいい!」

ガチャン、ガチャン

岩戸「ああ! お皿が五枚になったでガス!」

日和「っていうか……あの二人誰なんでしょうか?」

???「今度うちに来た監督で、名前は趙金雲だと!」

日和「なるほど……ってあなたも誰ですか!?」

???>綱海「ああ、俺の名前は綱海条介! 雷門サッカー部の部員だ! ポジションは……まあ適当だな!」

剛陣「大雑把な奴だな!」

綱海「そうか? はっはっはっ!」

剛陣「ったく、なんなんだよ、コイツは!」

~数十分後~

金雲「さて、全員無事集ってくれたようですねぇ」

岩戸「……………」ダラダラ

服部「どうしたの? ゴーレム?」

岩戸「……は、半ちゃん、隣の人……」

服部「隣? うっ……」

???「……」

岩戸「す、すっごく怖いでガス!」

金雲「おしゃべりはいけませんよ、岩戸くんに服部くん!」

服部「す、すみません!」

岩戸「ごめんなさいでゴス……」

金雲「いいですか、この怖い彼もチームメイトなんですよ! 仲間を偏見で見てはいけません! いいですね?」

岩戸・服部「は、はい!」

???>飛鷹「怖がらせたらすまなかったな、俺の名前は飛鷹征矢、ここではDFを張ってる、よろしく頼む」

岩戸「あれ? 思ってたより怖くなかったでガス」

服部「監督の言うとおり偏見で見ちゃいけなかったね」

飛鷹「だがあんまり舐めた態度を取ってるとぶっ飛ばす!」

岩戸「ひえええええ! 見た目通りだったでゴス!」

立向居「はは、飛鷹さんはこんな感じですけど仲間思いのいい人ですので……」

明日人「それで監督! 俺たちは一体ナニをすればいいんですか?」

剛陣「相手は星章だ! 死んだつもりでぶつかるぜ!」

道成「勝てなくても伊那国の名前に恥じない戦いをするつもりです」

のりか「ゴールはあたしが守る!」

金雲「うーん、皆さんの熱意! 確かに受け取りました!
   それならまずやらなくてはいけないことがあります!」

明日人「それは!?」

金雲「まず清掃のボランティアを行います!」

明日人「清掃のボランティア!?」

小僧丸「おい! こんなときにボランティアなんかしてる場合かよ!」

奥入「もしかして監督は僕たちにサッカーを諦めろと言うんじゃ……」

金雲「おやおや、誰も諦めろとは一言も言ってませんよぉ」

万作「いや、しかし……」

道成「……監督、これは俺たちが星章に勝つ算段なんですよね?」

金雲「そうですよ」

道成「わかりました、みんな! やろう!」

剛陣「正気かよ!? いくらなんでもこれが勝つためとは思えないぜ!」

道成「分かってる! でも監督の命令だ……従おう」

剛陣「……ああ、もう! しかたねぇ! 一度言い出したら聞かねぇんだからよ、お前は」

道成「すまないな」

金雲「もちろん、あなたたちもやってくれますよね?」

立向居「はい!」

虎丸「……納得は出来ませんけど……わかりました!」

~~~~~~~~~~~~~~

明日人「そして星章との試合まで俺たちはこの町、稲妻町のボランティアに参加した」

明日人「ゴミ拾い、草むしり、側溝の掃除に花壇の植え替え」

明日人「これが練習なのかどうか、って聞かれたら俺にもわからない」

明日人「でもこうやって町の人と交流していくうちに俺たちを応援する声が少しだけ聞こえてきた」

明日人「もちろん、その合間に基礎的だけど練習もやった」

明日人「そして瞬く間に時間は過ぎ去り、星章との試合日となった」

~~~~~~~~~~~~~~

すみません、今日はここまでにします
安価が全く無くて本当にすみません

【スタジアム・放送席】

王将「全国の中学サッカーファンの皆様、お待たせいたしました!」

王将「これより雷門中対星章学園の試合が始まろうとしています」

王将「実況は私、王将角馬がお送りいたします!」

王将「それでは簡単なルール説明に入ろうと思います」

王将「試合は二つのフェイズを行き来するシンプルなコンマバトル!」

王将「星章のコンマは>>1のレス、雷門のコンマは安価で行います!」

王将「コンマが大きい方がボールを所持という形になります」

王将「次にフェイズですがフィールドとシュートという二つのフェイズがあります」

王将「フィールドフェイズは3つの段階に分けられます」

王将「自陣、中央、敵陣の三つです」

王将「【敵陣】の状態でコンマに勝つとシュートフェイズになります」

王将「逆に【自陣】の状態でコンマに負けると敵のシュートフェイズになります」

王将「シュートフェイズもコンマのバトル! シューターが勝てば得点、キーパーならセーフ!」

王将「次に必殺技ですがコンマに加算、つまりプラスされます」

王将「例えばシュートフェイズで味方コンマが40、敵のコンマが50だったとします。」

王将「必殺技であるゴッドハンド(+20)を使うと60という判定をします」

王将「よってキャッチ成功、失点を免れたとなります」

王将「逆にシュートも同じように必殺技を使えば得点しやすくなると思います」

王将「なお、イベントによってコンマも倍になったりするのでそのあたりもご了承ください!」

王将「それとコンマを取るだけではなくパスやドリブルなど行動も書いてくれると>>1も嬉しいそうです」


剛陣「つまりどういうことだ?」

日和「とにもかくにもコンマに勝てってことです、剛陣先輩!」

剛陣「なるほど……」


【スタジアム 雷門ベンチ】

王将『さて選手たちが入場してきます!』

岩戸「緊張してきたでガス……!」

小僧丸「ビビってんじゃねぇよ、ほら! いくぞ!」

ゾロゾロゾロゾロ

剛陣「うぉ! 何だ? 歓声……?」

観客「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

剛陣「うぉ、びっくりした!」

観客「雷門! 雷門! 雷門! 雷門!」

日和「こ、これ全部人なんですか!?」

岩戸「緊張しすぎてお腹が痛くなってきたでゴス……」

明日人「すっげぇ! こんな大舞台でサッカーできるなんて……俺、感激!」

氷浦「はは、明日人には緊張はないか」

道成「みんな、円陣を組もう」

万作「そうですね、組みましょう」

ガシッ!

道成「みんな、この試合に勝てば俺たちの道は開ける! これからもサッカーを続けていくためにも……」

剛陣「この試合、絶対に勝つぞ!」

明日人「みんな、今日も……」

全員「サッカーやろうぜ!」

王将「雷門、円陣を組んで気合を入れなおすとピッチへと散っていきます」

金雲「ふほほほほほほほ! 全員、気合が入ってますねぇ」

虎丸「その前に教えてください、どうして俺たちは出場できないんですか!」

立向居「いくらなんでも横暴が過ぎます! 俺たちだって雷門の一員です!」

金雲「だからですよ、彼らは伊那国というチームであって雷門というチームではありません」

塔子「いったいどういう意味だよ? あたしらじゃ力が足りないってことか?」

金雲「そうじゃありません、まあ試合が始まれば私の言いたいことは分かるはずです」

飛鷹「……ちっ、わかったよ。ベンチには座らせてもらうぜ」

金雲「はい、お願いしますね」

【星章サイド】

折緒「キャプテン、鬼道さんは……」

水神矢「今日は出れないらしい、そのかわり……」チラ

灰崎「……………」

折緒「灰崎、アイツが出場するんですか?」

水神矢「ああ……灰崎」

灰崎「ああ?」

水神矢「覚えているだろうな? 鬼道さんの言葉を」

灰崎「あいつらが俺に光をくれるって奴か?
   くだらねぇ……相手が誰であろうとも叩き潰す、それだけだ……」

水神矢「わかった、だが必ず得点をしろ。俺からは以上だ」

灰崎「はいはい、わかりましたよ。キャプテン」

折緒「アイツ……!」

水神矢「よせ、もうすぐ試合が始まるぞ。準備をしておこう!」

【ピッチ】

王将「星章ボールで試合開始です!」

ピィィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「折緒が灰崎の前にボールを転がします」

王将「しかし……灰崎はボールをキープしたまま微動だにしません。いったいどういうことでしょうか?」

明日人「チャンス! 小僧丸、剛陣先輩! ボールを奪いましょう!」

小僧丸&剛陣「おう!」

灰崎・この安価

剛陣・安価下1
小僧丸・安価下2
明日人・安価下3

【中央→敵陣】

剛陣「おらぁ!」

王将「おっと、灰崎! 簡単にボールを奪われてしまいました!」

剛陣「なんだよ、大したことねぇじゃん!」

王将「このまま一気に駆け上がっていくぞ!」

水神矢「そう簡単に突破はさせない!」

剛陣「明日人!」

王将「ボールは剛陣から稲森に!」

明日人「うおおおおおおおおおお!」

王将「これは凄い! 何と速いドリブルなのでしょうか!」

八木原「やらせない!」

王将「八木原が稲森の前に立ちはだかった!」

八木原・この安価

明日人・安価下

【敵陣→中央】

明日人「うわ!」ドン

王将「これは調子に乗りすぎたか? 稲森、ボールを奪われてしまいました!」

八木原「キャプテン!」

水神矢「ふっ、いくぞ!」

王将「再び星章が攻め上がります! 速いパス回しに雷門苦戦しています!」

奥入「早い!」

日和「お、追いつけない!」

王将「そしてボールは佐曽塚に渡った!」

氷浦「通さない!」

佐曽塚「……通さないって言われても通して貰うから」

佐曽塚・この安価

氷浦・安価下

【中央→自陣】

氷浦「しまった!」

王将「氷浦! 佐曽塚の華麗なテクニックにあっさりと抜かされた! そしてボールは灰崎へと渡った!」

灰崎「ったく、ちんたらしてんじゃねぇよ」

折緒「お前がボールを奪われなきゃこんなことにならなかっただろうが!」

岩戸「ここは通さないでガス!」

灰崎「うざってぇんだよ!」

王将「灰崎、岩戸を抜いた! しかしすかさず万作がフォローをする!」

万作「貰った!」

灰崎「ちっ!」

灰崎・この安価

万作・安価下

【自陣・シュートフェイズ】

王将「これは凄い! 灰崎、まるで流れる川のように軽やかに万作をかわした!」

万作「なんだと!?」

王将「これでキーパーと1対1だ!」

のりか「止める!」

灰崎「オラァ!」

王将「灰崎、シュート! 海腹、止められるか!?」

灰崎・この安価

のりか・安価下

【自陣→中央】

王将「止めた! 海腹、灰崎のシュートを見事にキャッチしました!」

のりか「あっぶなかったぁ~」

明日人「ナイス! のりか!」

のりか「それじゃ、反撃行くよ!」

王将「海腹、大きくロングキック! ボールは再び稲森へと渡った」

明日人「ようし、もう一度!」

王将「雷門、再び果敢に攻めあがっていく!」

剛陣「明日人、こっちだ!」

明日人「剛陣先輩!」ポーン

王将「ボールが剛陣へと渡った!」

剛陣「俺たちは負けてらんねぇんだよ!」

水神矢「それは俺たちも同じだ!」

王将「向かっていく剛陣! 受けてたつ水神矢! 勝つのはどっちだ!?」

水神矢・この安価

剛陣・安価下

【中央】

ガシィィィィン!

剛陣「なにぃ!?」

水神矢「悪いが俺はこれでも星章のキャプテンだ!」

王将「剛陣、惜しくも奪われてしまった!」

王将「前半も半分を過ぎました! このまま0対0のまま終わってしまうのか!?」

水神矢「魚島!」

魚島「うおおおおおおおおおおおお!」

王将「ここでフィジカルが高い魚島にボールが渡った」

奥入「止めて見せます!」

王将「奥入、魚島の前に飛び出る!」

奥入「うわぁぁぁ!」

王将「しかし吹き飛ばされてしまった!」

道成「俺が行く!」

王将「今度は道成が魚島へと向かっていく!」

魚島・この安価

道成・安価下

【中央】

魚島「うぉ!」

道成「しまった!」

王将「ボールが大きく弾かれた!」

服部「ボールを追わないと!」

早乙女「ボールは渡さない!」

王将「これは……服部と早乙女がボールを追いかけていく!」

王将「幸か不幸か! どちらかがキープできればこのまま一気にシュートチャンスへと持っていけるぞ!」

早乙女・この安価

服部・安価下

【中央→敵陣・シュートフェイズ】

服部「それ!」

早乙女「くっ!」

王将「これは凄い! 服部! まるで忍者のように素早い動きでボールをキープ!」

服部「それ!」

王将「そのままボールを大きく前へと蹴り上げた!」

小僧丸「ったく、おせぇんだよ!」

王将「高々と上がったボールは小僧丸へ! そして……」

小僧丸「いくぜ! はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

王将「こ、これは! 豪炎寺の十八番!」

小僧丸「ファイアトルネード!」

王将「ファイアトルネードだぁ! キーパーの天野、どう対処するのか!」

天野「この程度、キャッチしてみせる!」

天野・この安価

小僧丸・安価下のコンマ+20


天野「く、くおおおおおおおおおお!」

ズバァァァァァァァン!

ピィィィィィィィィィィィ!

王将「きまったぁぁぁぁぁぁぁぁ! 雷門! 先取点! 決めたのは小僧丸のファイアトルネード!」

明日人「やったな、小僧丸!」

のりか「ゴールの前からでも見えたよ! すごいよ! 小僧丸!」

剛陣「お前必殺技使えたのかよ! ったく! 食えねぇ奴だぜ!」

小僧丸「ふん、これくらい当然だろ?」

王将「おっと、ここで前半終了のホイッスル! 雷門リードで折り返しです!」

【雷門サイド】

塔子「みんな、お疲れ! あの星章相手に互角に戦えてるなんて! あたしは信じられないよ!」

剛陣「まあな、俺たちにこんな才能があったなんてオドロキだぜ!」

奥入「このまま一点をキープして勝ち逃げと行きましょう!」

剛陣「いや、さらに追加点って言うのも捨てがたいぜ!」

道成「おいおい、油断は禁物だぞ」

飛鷹「そうだ。俺もそう思う」

塔子「なんだよ、二人とも。顔なんかしかめちゃってさ」

飛鷹「俺にはまだ奴らが実力を見せているようには見えなくてな…」

虎丸「たしかに星章は強いと思いますけど……鬼道さんがいないからでは?」

立向居「でもその鬼道さんが何の策も授けてないってことは無いと思います」

道成「それにフィールドの悪魔、灰崎がまだ動きを見せてないのも気になる」

剛陣「とにかく! このまま一気に試合を決めちまおうぜ!」

明日人「とにかく最後までサッカーを楽しもうぜ!」

一同「おお!」

すみません、ここで一時中断します
コンマも面白くなくてごめんなさい

【ピッチ中央】

王将「後半開始です! 今度は雷門のボールでキックオフ!」

明日人「いきましょう!」

剛陣「ああ、行こうぜ!」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

灰崎「…………」シュッ

明日人「え?」

灰崎「こ、これは!? 灰崎、ボールを奪った!?」

明日人「全然見えなかった……」

灰崎「なかなか面白い余興だったぜ、お前ら」

明日人「うっ!?」ゾクリ

剛陣「な、なんだ!?」

小僧丸「……くっ、ボサっとしてんじゃねぇ!」

王将「小僧丸!灰崎からボールを奪おうとする!」

小僧丸「くらえ!」

灰崎・この安価×2

小僧丸・安価下

【中央→自陣】

灰崎「おせぇ……」スッ

小僧丸「なっ!?」

王将「小僧丸、かわされた!」

小僧丸「マジかよ……」

王将「小僧丸をかわした灰崎、このまま一気にドリブルで攻めあがる!」

道成「灰崎をこれ以上進ませるな!」

氷浦「キャプテン、ここは俺たちで!」

王将「今度はキャプテン道成と氷浦の二人が灰崎へと向かっていく!」

道成「!?」

氷浦「そんな!?」

王将「抜かされた! これが灰崎凌兵! フィールドの悪魔が本性を見せてきた!」

【雷門ベンチ】

つくし「え? え? どうなってるんですか?」

飛鷹「さっきも言っただろ? フィールドの悪魔が本性を見せてきたってな!」

虎丸「あ、あれが俺と同じ一年生だなんて……」

塔子「>>79

つまり今まで灰崎は・・・いや星章は本気を出してなかったってわけだ
気に入らないね

塔子「つまり灰崎は……いや、星章は本気を出してなかったってわけだ」

つくし「そんな……」

虎丸「じゃあ俺たち、弄ばれてたってわけですか?」

塔子「気に入らないね」ギリッ

【ピッチ自陣】

灰崎「おら、来いよ……俺は完全に隙だらけだぜ?」

万作「舐めやがって!」バッ!

岩戸「ま、待つでガス! むやみに突っ込んだら!」

万作「うおおおおおおおおおおおおおおお!」

岩戸「こうなったら……俺も突っ込むでゴス!」

灰崎・このコンマ×2

万作&岩戸・安価下

【自陣→中央】

王将「おっと! 万作と岩戸! 二人のコンビプレーが灰崎からボールを奪った!」

明日人「いいぞ! 万作!」

服部「さすがゴーレム!」

万作「このまま一気に突破する!」

灰崎「そうはいくかよ!」

万作「!?」

岩戸「ひぇ!? アソコから追いついたでガス!?」

灰崎「今度は俺がボールを奪ってやるよ!」

万作「渡すかよ!」

灰崎・この安価×2

万作・安価下

【中央→自陣・シュート】

万作「なっ!?」

王将「灰崎、ボールを奪った! そのままがら空きのサイドを走り抜ける!」

岩戸「ガス!?」

万作「くそ!」

王将「岩戸と万作、必死に戻る! しかし灰崎には追いつけない!」

のりか「来る!」

ピュー~ピィー!

明日人「アレは……」

立向居「ペンギンだ!」

虎丸「>>85

まさかこれは皇帝ペンギン2号の体制!?

虎丸「まさかこれは……皇帝ペンギン2号の体勢!?」

つくし「ええ!? あれは帝国学園の必殺技だったはずですよね!?」

塔子「いや、鬼道がいるんだ。星章が使えてもおかしくないよ!」

立向居「ちがう、この必殺技は皇帝ペンギン2号じゃない!」

虎丸「え?」

【自陣ゴール前】

灰崎「へぇ、知ってる奴は知ってるんだな」

灰崎「だが……こいつはお前らが知ってる技じゃねぇ!」

ペンギン「~~~~~~~」ギュウゥゥゥゥゥン!

灰崎「オーバーヘッドペンギン!」

明日人「のりか!」

のりか「止める!」

ガシィィィィィィィィィン!

のりか「くぅぅぅぅぅぅぅ!」

塔子「おい、のりかの奴、圧されてるぞ!」

虎丸「立向居さん、なんか策とかないんですか?」

立向居「>>87

・・・実力差がありすぎる
今ののりかちゃんでは、いや伊那国のみんなにあの技を破る手段は・・・ない

立向居「……残念だけど実力差がありすぎて今ののりかちゃんでは……」

塔子「バカ言うなよ! あいつらみんなで防げば……」 

立向居「たとえ伊那国のみんなが壁になったともしても……あのシュートは防げない!」

虎丸「そんな……」

のりか「ゴールは……割らせない……」

バチバチバチバチ バァァァァァァァン!!

のりか「ああああああああああ!」

ピィィィィィィィィィィィィィ!

王将「決まった! 星章学園、同点に追いつきました!」

明日人「そんな……」

のりか「……ごめん、みんな。ゴール許しちゃって……」

王将「雷門の面々、この失点で大きく肩を落としております。」

虎丸「くっ……監督、俺を出してください! 俺なら絶対に星章からゴールを奪って見せます!」

金雲「いけません、宇都宮くん。あなたは雷門の秘蔵っ子なんですからねぇ」

虎丸「そんなこと言ってる場合じゃないでしょう! これで負けたら元も子もないじゃないですか!」

金雲「そう仰られても困ります。ただでさえ伊那国とあなた方では連携が取れてないんですから」

虎丸「そんなの関係……」

金雲「ありますよ! 星章学園はあなたが思っている以上に強敵です。連携の穴を狙われたらもっと失点するかもしれません」

飛鷹「落ち着け、虎丸……試合に出ることだけがやるべき事って訳じゃねぇだろ?」スッ

剛陣「うん、飛鷹?」

飛鷹「>>89




気合いを入れやがれっ!!(襟を掴んで)

あと津網は?

※すみません、どう使うべきか分かってませんでした
 せっかくですので二つとも採用させていただきます

飛鷹「お前ら! まさか諦めたわけじゃねぇよな!?」

剛陣「飛鷹……」

飛鷹「サッカーするために雷門に来たんだろ!? サッカーが好きなんだろ!?」

万作「それは……」

飛鷹「好きなことなら……絶対に諦めるんじゃねぇ!」

岩戸「飛鷹さん……」

明日人「そうだ、俺たち……サッカーを守りに来たんだ!」

飛鷹「だったら気合を入れやがれ! そんな腑抜けた面をしてたらサッカーがつまんねぇだろうが!」

小僧丸「へっ、好き勝手言ってくれるぜ!」

奥入「ですが、星章の力は……」

綱海「おーい! そんな顔してたら波に乗れなくなるぜ!」

奥入「ええ?」

飛鷹「綱海……」

綱海「サッカーに関してはあんまりよく分からないけど……あいつらが落ち込む姿見たくねぇんだ、はは」

飛鷹「……ありがとうな、綱海」

塔子「のりかー! 元気出せー! 試合はまだ終わっちゃ居ないぞ!」

のりか「……」パンパン

のりか「もう大丈夫! 今度は止めて見せるよ!」

虎丸「剛陣先輩! そんなんならレギュラー貰っちゃいますよ!!」

剛陣「誰が渡すか! こうなったら先輩の力を見せてやる!」

明日人「みんな、最後まで戦おう! 俺たちのサッカーはここで終わらせないために!」

みんな「おう!」

飛鷹「ったく、世話のかかる奴らだ」

飛鷹(響さん、あなたの代わりなんて生意気なことは言いませんが俺が出来ることを精一杯やって雷門を守ってみせます)

金雲「流石ですね、飛鷹君」

飛鷹「いえ、俺は……」

金雲「これで変わりますよ、風は」

【ピッチ中央】

王将「雷門のボールで試合再開です!」

灰崎「なんだ、こいつら? キラキラした目で人を見やがって……」

明日人(かあちゃん、俺、今すげえ人たちとサッカーやってるよ……)

灰崎「イライラするんだよ、お前ら!」

明日人「このままじゃ終われない! いくぞ! 灰崎!」

灰崎・この安価

明日人・安価下

王将「稲森、かわされた!」

明日人「まだだ!」バッ

灰崎「何!?」

王将「おっと、稲森! すぐさまターンをして灰崎に喰らい付く!」

灰崎「てめぇ、うざってぇんだよ!」

明日人「お前から絶対にボールを奪う!」

王将「激しいつばぜり合い! 灰崎が抜こうとすれば稲森がそれに追いつく! 稲森が立ちはだかれば灰崎がそれを抜こうとする!」

灰崎「だったらこっから狙ってやる!」

王将「灰崎、シュート体勢だ!」

明日人「万作、氷浦!」

万作「任せておけ、明日人!」

氷浦「俺たち3人でここは絶対に防いで見せる!」

灰崎・この安価×3

万作・安価下1
氷浦・安価下2
明日人・安価下3

※今更ですけどコンマの合計値とかくのを忘れてました…
 灰崎:177 雷門:231

明日人・万作・氷浦「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

灰崎「なんだと……!?」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

王将「灰崎、大きく吹き飛んだ! ボールはそのまま小僧丸の元へ!」

明日人「いけぇ! 小僧丸!」

虎丸「あなたの力でゴールを奪ってください!」

小僧丸「ったく、どいつもこいつも……これでキメねぇといけなくなっちまったな!」

天野「さっきは不覚を取ったが今度はやらせん!」

小僧丸「うおおおおおおおおおおおおおお!」

小僧丸「ファイアトルネード!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオ!

天野・この安価

小僧丸・安価下+20

バシュゥゥッゥゥッゥゥゥゥゥゥゥゥ!

王将「決まった! ゴール! またも決めた! 小僧丸サスケ!」

王将「それと同時にホイッスル! まさかの大番狂わせ! 星章学園、まさかの敗北!」

王将「まさに超新星の如く現れた新たな雷門がサッカー界の歴史に新たな一ページを刻むのでしょうか!?」

明日人「やったな、小僧丸!」ダキッ!

小僧丸「おい、勝手に抱きつくんじゃねぇ!」

剛陣「なあ、これで俺たちサッカーを続けられるんだよな?」

道成「それは…………」

明日人「キャプテン?」

万作「明日人、キャプテンの言いたいことは分かってるだろ?」

明日人(そうだ……スポンサーが付かなきゃ勝っても負けても一緒なんだ……!)

道成「とにかく試合は勝ったんだ、もっと喜ぼう」

明日人「そうですね!」

綱海「みんなー!」

明日人「綱海先輩!」

綱海「おめでとう! なんていうか……でっけえ波がさ、俺の胸の中に来たんだよ!」

明日人「え? ええっと?」

虎丸「綱海先輩はすごく感激してるってことです!」

綱海「そうそう、それ!」

明日人「ははは!」

虎丸「それで……明日人君たちはこの後どうするんですか?」

明日人「>>102

うーん考えたことも無かったなぁ
とにかくサッカーを続けるために必死だったし
後はスポンサーが付くかどうかだからもう俺達が出来ることは無いんだよな

明日人「うーん考えたことも無かったなぁ。とにかくサッカーを続けるために必死だったし」

虎丸「そうなんですか……」

道成「後はスポンサーが付くかどうかだからもう俺達が出来ることは無いしな」

綱海「おいおい、またしかめた顔をしててもしょうがないぜ!」

虎丸「せっかくですし、東京見物にでも行きましょう」

明日人「そうだな、そうするよ!」

綱海「そうと決まれば早速! 東京見物開始だ!

みんな「おお!」

つくし「すみません、私と立向居くんは別の用事があるので……」

立向居「俺も一緒に行きたかったんですけど……」

【サンシャインタワー】

明日人「すっげぇ! 万作、氷浦、木枯らし荘があんなに小さく見える!」

岩戸「半ちゃん、望遠鏡を覗くでガス! 富士山が見えるでガスよ!」

服部「本当だ! すごい!」

塔子「はい、のりか。ここのアイス、超絶品なんだ!」

のりか「ありがとう! ん~おいしい!」

道成「…………」

綱海「おいおい、お前が暗い顔しててどうする?」

道成「いや、精一杯やった気持ちの良いサッカーだった。でも……明日人たちにサッカーを残せてやれなかったのが心残りでな」

綱海「大丈夫だって! 全ての川は海へと通ず! あのサッカーは決して無駄じゃないさ」

道成「ありがとうな、綱海」

綱海「いいって事よ! ところでさ、伊那国島ってどんな所なんだ? やっぱ良い波が来てるのか?」

道成「おいおい、そんなことを聞いてどうする?」

綱海「もちろん、波乗りに行くに決まってるだろ!?」

道成「はは、全く。お前は本当にマイペースな奴だな」

綱海「元気出てきたみたいだな、道成」

道成「え?」

綱海「元気がなさそうだったからな、くよくよしてたら良い事は起きないぜ!」

道成「そうだな……」

【雷門・生徒会室】

立向居「……」

つくし「……」そわそわ

杏奈「>>104

まずは星章との試合おめでとう

杏奈「まずは星章との試合、おめでとう」

立向居「ありがとうございます」

つくし「これで雷門サッカー部の存続は決定ですね!」

杏奈「ええ、”学校”側は……」

立向居「……やはりスポンサーが付かないと認められないということですか?」

杏奈「そうよ、FFの参加規則にもう書いてあるもの」

つくし「あ、あの……学校側のバックアップももう少し続けて貰えたらなぁ、っと……」

杏奈「残念だけどあの試合だけでも結構な予算を使ったわ、もう一試合をする余裕はこちらには無いの」

つくし「そ、そんなぁ……」

立向居「しかし星章を倒すほどの実力ですよ! 生徒会側からも何らかの働きかけをしてください! スポンサーを探すとか!」

杏奈「悪いけど……私はサッカーには興味が無いの」

立向居「それなら何で新しくサッカー棟を建てたんですか!? サッカーに興味が無いのならそんなこと……」

杏奈「それは簡単、雷門の名前を広めるため。と答えじゃ不服かしら?」

立向居「くっ……」

つくし(このままじゃサッカー部は結果的に廃部になっちゃう!)

立向居(このまま伊那国のみんなを使い捨てなんかにさせてたまるか! 何か、何か無いのか!?)

ピピピピピピピピピピ

つくし「あっ、失礼します……もしもし、大谷です! はい、はい! わかりました!」ニッコリ

立向居「どうしたの? 大谷さん」

つくし「決まったんです、雷門のスポンサーが!」

杏奈「本当なの!?」

つくし「はい!」

【サンシャインタワー】

明日人「大谷さん!? さっきアイランド観光の人が俺たちの試合を見てくれたんだ!」

道成「勝ったこともだが諦めない闘志がこの人の心を動かしたらしい!」

塔子「つまりサッカーを続けられるんだよ、あたしら!」

綱海「だから言っただろ!? 全ての川は海へと繋がるってな!」

ガヤガヤガヤ ワイワイワイ

【雷門・生徒会室】

立向居「これで問題は無いですね、神門会長」

杏奈「……そうね」イラッ

つくし(なんかイライラしてる! 怖い!)

杏奈「でも……安心するのはまだ早いわ」

立向居「!?」

杏奈「知ってると思うけど、雷門の名前を汚すようであれば……即刻! サッカー部をつぶすわ」

立向居「……わかりました」

杏奈「話はこれまで、出てって良いわ」

つくし「は、はい!」

立向居「失礼します」

バタン

杏奈「……まさかこんなことになるなんてね……」

今日はここまでにしておきます
お付き合い頂きありがとうございました

~三日後~

金雲「さて、みなさん! 新しいユニフォームですよ!」

子分「さ、ささっと!」ススススススス

剛陣「なんだよ、何にも変わらねぇじゃねぇか?」

奥入「いえ……ユニフォームにアイランド観光のロゴが入ってます!」

虎丸「ついに俺たち、本格的にFFに参加するんですね!」

つくし「そしてお待ちかね! イレブンライセンスの撮影も行いまーす!」

氷浦「イレブンライセンス?」

万作「なんだよ、それ?」

立向居「イレブンライセンスは参加する選手の身元確認などに使われる特殊なライセンスです」

つくし「さらに! FF参加選手には素晴らしい特典がいっぱい付いちゃいまーす!」

明日人「おお! それ、すごいな!」

つくし「はい! というわけでトップバッターは誰?」

剛陣「はいはい! 俺が一番だ!」

つくし「ハイ、チーズ!」

剛陣「」ニカッ!

つくし「はい、OKでーす!」

剛陣「どんな感じだ……」

写真「」チョットブレテル

剛陣「おい! これ、ブレてるぞ!」

つくし「次の人は?」

次の人(雷門)、安価下

塔子「じゃあ、次はあたしだね!」

つくし「わかりました! あっ、財全さん! 髪の毛が少し乱れてますよ!」

塔子「いいっていいって! この方があたしらしいから!」

つくし「わかりました! はいっチーズ!」カシャ

塔子「どんな感じ?」

写真「」ケッコウキレイニトレテルヨ

塔子「な、なんか恥ずかしいね! ははは!」

明日人「なら次は俺!」

万作「その次は俺だな」

のりか「あたしも!」

~~~~~~~~~

つくし「全員撮り終わりましたね?」

道成「ああ、終わった」

奥入「それにしても……」

明日人「どうしたんだよ、奥入」

奥入「これを見てくださいよ……」スッ

剛陣「なんだよ、ただのサッカー雑誌じゃねぇか!」

奥入「問題なのは雑誌じゃなくてその記事です!」

明日人「”星章、油断大敵!””星章、悪夢の奇跡!” ”星章、仕方が無い敗北!” ……ナニコレ?」

奥入「どうやら僕たちが星章に勝利したのは奇跡の一つと思われているようです!」

立向居「あっ! 豪炎寺さんのコメントも載ってる!」

小僧丸「なに!? 豪炎寺さんはなんて?」

豪炎寺「>>113

彼らとは是非試合をしてみたい

豪炎寺「たしかに星章を倒したのはある意味奇跡だったのかもしれない」

剛陣「奇跡じゃねぇよ! あれは俺たちの力だ、そうだろ!?」

日和「剛陣先輩、コメントに怒ってどうするんですか?」

豪炎寺「しかし奇跡というのは何も無い所からは生まれない事を俺は知っている」

明日人「あっ……」

立向居(昨年の世宇子との試合のことを言ってるんだろうな……いや、帝国との試合からかもしれない)

豪炎寺「彼らには奇跡を起す何かがある。俺はそう思っている。だから一人のサッカープレイヤーとして……」


豪炎寺「彼らとぜひ試合をしてみたい、そして彼らが勝ったのは軌跡だったのかを確かめてみたい」


小僧丸「豪炎寺さん……」

虎丸「やっぱ豪炎寺さんはかっこいいですね!」

剛陣「けっ、かっこつけてるだけじゃねぇか?」

虎丸&小僧丸「豪炎寺さんをバカにするな!!」

剛陣「す、すまん……。 おい、あの二人って豪炎寺のことになると目つきかわらねぇか?」

日和「そりゃあファンなんですから当然でしょう」

金雲「ふぉーふぉふぉふぉふぉ! 良いですね、皆さん! あの豪炎寺修也くんから試合を希望されるなんてめったに無いですよ!」

道成「でも、木戸川清修と当たるのは……」

金雲「道成くんの不安はごもっとも! 星章を倒した奇跡ははっきり言ってこの際忘れましょう!」

のりか「忘れちゃうんだ」

金雲「さて、皆さんに質問です。今のチームに必要なものはなんでしょう?」

明日人「>>115

えっと・・・
そりゃ練習じゃないですか?

明日人「えっと……そりゃ練習じゃないですか?」

金雲「ぶぶー! 練習はどの学校でもやってることですよ! 無目的に練習を重ねれば勝てるわけではありません!」

虎丸「じゃあ必殺技ですね。俺が見た所、雷門で必殺技を使えるのは小僧丸さんだけみたいですし」

剛陣「ぐぅ! お、俺だってな! 必殺技の一つぐらいを持ってるんだよ!」

虎丸「どんな必殺技ですか?」

剛陣「聞いて驚くなよぉ……その名も”ファイアレモネード”だ!」

日和「ファイアトルネードのパクリじゃないですか……」

剛陣「う、うるせぇ!」

奥入「必殺技もですがもっと根本の……基礎の差が大きかったと思います」

岩戸「またあの灰崎と戦うことになったら……防ぎきれる自信がないでゴス」

のりか「あのオーバーヘッドペンギン、正直あたしだけで取れるなんて思えないよ」

道成「基礎も必殺技も重要だが……正直、戦術という面でも俺たちは劣っていると思う」

綱海「うーん、足りない物……足りない物……うーん、分からん!」

明日人「監督、それで答えはいったいなんなんですか?」

金雲「正解は……全部でーす!」

全員「えええええええええええええええええええええええ!」

金雲「基礎も必殺技も戦術もみーんなたりません! これではボッコボコのギッタンギッタンにやられてしまいます!」

明日人「ならどうしたら?」

金雲「まずは……自分を知ることですね!」

明日人「自分を……」

金雲「さて、とりあえず今日の練習をはじめましょうか!」

全員「はい!」

~夜~

【木枯らし荘】

服部「疲れたぁ……」

日和「今日の監督の練習は一段と本格的でしたね……」

のりか「お腹すいたぁ……ヨネさん、ご飯まだ?」

ヨネ「今作ってるよ、もうちょっと我慢しておくれ」

明日人「あれ? 剛陣先輩は?」

日和「一人で外へ行きました、あのファイアレモネードを撃つんだって意地を張って……」

【公園の一角】

剛陣「うぉりゃあ!」

バシュ! ポーンポーン!

剛陣「くそ! もう一度だ! うぉりゃあ!」バシュ

飛鷹「精が出るな、剛陣」

剛陣「お前は……飛鷹!」

飛鷹「せっかくだ、相手をしてやる」

剛陣「ありがてぇ!」

~~~~~~

剛陣「うおおおおお!」バシュ

飛鷹「甘い! 動きが乱雑すぎる! もっと丁寧に動け!」パスッ

剛陣「くそ、もう一回だ!」

飛鷹「……剛陣、何でお前はそこまで必死なんだ?」

剛陣「ああん?」

飛鷹「小耳に挟んだんだがお前、サッカー歴は短いらしいな」

剛陣「ああ、それがどうした?」

飛鷹「それなのにここまで努力をする奴を俺は見たことが無い。なぜそこまで頑張れる?」

剛陣「>>118

好きなことを頑張りたいって気持ちに、理由なんているのかよ?

剛陣「そりゃあ……好きなことを頑張りたいって気持ちに、理由なんているのかよ?」

飛鷹「好きなこと……か」

剛陣「ああ、そうだよ! お前の言うとおりサッカー歴は明日人たちに比べたら俺が一番の素人だ!」

剛陣「けどな、サッカーに好きだっていうのはあいつらにだって負けてねぇ! というか惚れたんだよ、サッカーって奴に!」

飛鷹「サッカーに惚れた……か」フッ

剛陣「な、なんだよ……勢いで言っちまったけど深い意味は……」

飛鷹「いや、気に入った。サッカーに惚れたっていうお前の言葉がな」

剛陣「……とにかく、もう一度行くぜ!」

飛鷹「せっかくだ、お前の気持ちに応えて俺の必殺技を見せてやる!」

剛陣「!? お前、必殺技が使えるのか?」

飛鷹「ああ、だが……俺の必殺技はかなりきついぜ?」

剛陣「おもしれぇ! やってやるぜ!」

飛鷹「こい! 剛陣!」

剛陣「行くぜ、飛鷹! うおおおおおおおおおおお!」ドドドドドドドドド

飛鷹「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……真空魔!」ヒュバッ!

剛陣「な、なにぃ! うわぁ!」ドーン

飛鷹「これが響さんとの練習で生み出した俺だけの必殺技”真空魔”だ!」

剛陣「俺だけの必殺技……」

飛鷹「剛陣、もっと努力しろ。そうすればお前も使えるはずだ、お前だけの必殺技が!」

剛陣「ああ、分かってる! もう一度だ! 飛鷹!」

響木、なんだよなぁ

~朝~

剛陣「ふああああああああああああ~」

日和「剛陣先輩、大丈夫なんですか?」

剛陣「大丈夫だ! 昨日は一晩中練習してたが……なんとなく掴めてきたぜ! 俺の必殺技!」

日和「なんとなく……ですか」

剛陣「とにかく早くいかねぇと朝練に遅れちまうぞ」

日和「そうですね! 急ぎましょう」

【雷門・練習場】

剛陣「よーっす! みんな集ってるな……」

明日人「剛陣先輩、こんなこと言ってる場合じゃないんです!」

剛陣「なんだよ、何かあったのかよ?」

明日人「次の相手が決まったんです!」

剛陣「どこだよ?」

明日人「>>121

黒騎士学園(オリジナル校)です!

>>120
すみません、また間違えました……
>>122
大丈夫ですが設定はこちらで勝手に決めさせてもらいます、申し訳ない

明日人「黒騎士学園です!」

剛陣「黒騎士学園? ってどこだよそこ!?」

奥入「黒騎士学園はかつて帝国学園の支配下にあった学校です」

道成「別名、帝国の懐刀と呼ばれる集団らしい。特にキャプテンの剣城は強力なストライカーだ」

塔子「優秀な奴は帝国に引き抜かれるからね。いわば帝国の影の部分みたいなもんさ」

立向居「俺の聞いた話ではなにやら不気味な集団と繋がっているようで……」

剛陣「帝国の懐刀、不気味な集団って……おいおい、俺たちサッカーやるんだよな?」

奥入「それはそうですけど……」

岩戸「星章に続いてまたおっかないチームと戦うでガス……」

万作「俺たち、また勝つことが出来るのか?」

飛鷹「……びびってんじゃねぇ! 相手が誰であろうと俺たちは勝つ! そうだろ?」

服部「飛鷹さん……」

綱海「大丈夫だって! 確かに嵐で難破寸前かもしれないけど……こういうときに言うと胸がスッとする言葉があるんだ!」

明日人「それは?」

綱海「なんとかなるさ! さ! お前らも言って見ろよ!」

明日人「な、なんとかなるさ…」

綱海「声が小さいぞ! もっとこう広い海に向かって叫ぶように!」

みんな「なんとかなるさ!」

綱海「どうだ? 胸がスッとしただろ?」

明日人「はい!」

道成「綱海の言うとおり、俺たちは俺たちの出来ることをしよう! さあ、練習だ!」

みんな「はい!」

すみません、今日はここまでにしておきます
お付き合い本当にありがとうございました

【スタジアム】

王将「皆さん、長らくお待たせいたしました! 雷門対黒騎士学園の試合がまもなく始まろうとしております!」

観客「」キャー! ワー!

王将「昨年は惜しくもFF本線まで後一歩というところまできた強豪、黒騎士学園」

王将「前回の試合、リーグトップの成績を収めている星章学園を倒した奇跡のチーム雷門!」

王将「まもなくキックオフです!」

【控え室】

明日人「いよいよだね……」

小僧丸「ああ、ヘマするんじゃねぇぞ!」

のりか「慣れてきたのかな、緊張もちょっと薄れてきたし……」

金雲「さて、みなさん! 先日申し上げたとおり、五人の出場を許可します!」

道成「連携は練習で何度もやってきたけど……改めて聞かせてくれ。俺たち、伊那国のチームに馴染めそうか?」

虎丸「>>144

はい!ばっちりです!

虎丸「はい! ばっちりです!」

塔子「こう言っちゃなんだけどなんとなくみんなの性格は掴めて来たよ」

飛鷹「おかしな言い方かもしれないが学校からも変人扱いされてる俺たちだ、とことん付き合うぜ!」

綱海「海の大きさに比べたらちっぽけな事さ! だってこうやってサッカーって奴で仲良くなれたんだからさ」

立向居「いきましょう! 俺たち五人、伊那国の……いえ、新しい雷門の仲間なんですから!」

道成「ありがとう、みんな! いくぞ!」

みんな「おう!」

【スタジアム・フィールド】

王将「さあ、選手たちが入場してきました!」

剣城「…………」

虎丸(剣城京介……俺と同じ一年生の癖に黒騎士学園のキャプテンを勤める男……)

剛陣「俺が言うのもなんだけどよ……なんか雷門のユニフォームとに照るな」

氷浦「黒いイナズマ……か」

小僧丸「どうってこたぁねぇ! 今度も俺が試合を決めてやるぜ!」

【雷門ベンチ】

のりか「あーあ、今回はあたしがベンチかぁ……」

金雲「すみませんねぇ、あの剣城君を封じるには立向居くんの力が必要なのですよ」

のりか「あーあ、やっぱ必殺技がないからなぁ……」

塔子「気にするなよ、のりか。のりかよりもあっちの方がもっとイライラしてるから」

剛陣「うぐぐぐぐぐぐ……」イライライライラ

ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

王将「雷門のボールで試合開始です!」

虎丸「さあ、行きましょう!」

明日人「ああ!」

剣城「……フッ」スッ

剣城・この安価

明日人・安価下

【中央→敵陣】

明日人「うわっ!?」

剣城「何!?」

王将「稲森危ない! わずかな隙を狙い、剣城の足がボールに伸びかかった!」

明日人「くっ!? この剣城っていう選手……強い!」

剣城「……伊勢屋! 三条!」

三条「分かっている……」

伊勢屋「指令は確実にこなすさ!」

明日人「くっ!?」

虎丸「明日人さん! こっちです!」

明日人「任せた!」

王将「稲森、ここは宇都宮にボールを渡す!」

虎丸「このままいってゴールを決める!」

王将「しかし牛島と柳が立ちはだかったぁ!」

牛島・この安価

虎丸・安価下

【敵陣・シュートフェイズ】

虎丸「見えた! そこだ!」バスッ!

王将「おおっと、宇都宮! 空白となったペースにボールを綺麗に蹴りいれた!」

牛島「しまった!?」

王将「そしてボールは再び宇都宮の元へ!」

虎丸「ここは、俺が決める!」

鉄雄田「やらせん!」

虎丸「いけぇぇ!」

鉄雄田・この安価

虎丸・安価下

>>147
×三条→○三定

【敵陣→中央】

王将「宇都宮のシュート! しかし鉄雄田がそれがっちりとキャッチしたぁ!」

虎丸「くっ、あと一歩だったのに!」

明日人「ドンマイ! ドンマイ! 良いシュートだったぞ! 虎丸!」

虎丸「はい、ありがとうございます!」

王将「そして大きくロングキック! ボールは中央の三定へ!」

道成「俺たちで止めるぞ!」

服部「はい!」

三定「…………無駄が多いな」

王将「三定! 無駄の無い動きで服部と道成をさけた! まさに効率の鬼!」

三定「……剣城!」

王将「そしてボールは剣城へ!」

万作「一年坊主にいいかっこさせるか! 俺が止める!」

剣城「フッ……」

剣城・この安価

万作・安価下

【中央→敵陣】

剣城「何!?」

万作「俺だってそれなりにやれるんだよ!」

王将「剣城からボールをうばったぁ! 雷門の攻撃、再び!」

【雷門ベンチ】

のりか「なんだ、帝国のなんとかって言ってもたいしたこと無いじゃん!」

剛陣「……なんだよ、俺のファイアレモネードはお預けかよ!」ドスッ

塔子「さっきまで出られなくてイライラしてたくせに」

剛陣「うるせぇ!」

飛鷹「……黒騎士側は動く様子は無いな……」

綱海「あん? まだどっちも点が入ってねぇんだぜ?」

金雲「だからですよ! この試合、どっちかが一点を取るかでおお揉めしそうですねぇ!」

【フィールド・敵陣】

万作「明日人!」

王将「ボールは再び稲森へと渡った!」

明日人「俺もFWなんだ! ここを突破してゴールをしてみせる!」

王将「こ、これは!? 稲森に大門が迫ってきている!」

大門「うおおおおおおおおおおおおお!」

明日人「うわっ!」

王将「稲森、住んでのところで避けた!」

明日人「危なかったぁ! さっきの反則じゃないの!?」

王将「おおと、今度は森川が稲森に迫ってきた!?」

明日人「まずい!」

森川・この安価

明日人・安価下

【敵陣・シュートフェイズ】

森川「俺の姿を捉えることが出来るかな?」

王将「森川の高速スライディング! が、稲森は足でガッチリガード!」

明日人「速いだけじゃボールは奪えないよ!」

王将「そのまま大きく前へと蹴りだした! そしてボールをキープしたままゴールへと一直線!」

明日人「はいれぇぇぇぇぇ!」

鉄雄田「ゴールは割らせんと言ったぞ!

王将「稲森、渾身のシュート!」

鉄雄田・この安価

明日人・安価下

【敵陣→中央】

鉄雄田「むぅん!」バスッ

王将「しかしここはキーパーに阻まれました! そしてボールはDFの牛島がキープ!」

明日人「くっそぉ! あと一息だったのに!」

虎丸「大丈夫です! 流れはこっちにありますよ!」

小僧丸「ったく、必殺技が無いくせに頑張ったんじゃねぇか?」

明日人「二人とも……そうだよな、まだまだいこうぜ!」

虎丸・小僧丸「おう!」

王将「DFの牛島からMFのアマノへとボールが渡ります」

天野「……フフフ」

氷浦「このまま行かせない!」

天野・この安価

氷浦・安価下

【中央→自陣】

氷浦「え?」

ドカ!

氷浦「うわぁ!」

王将「おっと! 氷浦! 油断したのか、大きく吹き飛ばされた!

天野「ククク……背が小さいから力技がないと思ったらしいな!」

王将「そして天野、前線に居る貴崎へとパスを渡す!」

貴崎「ははははは! 雷門も大したことねぇな!」

日和「そっちがその気ならこっちもその気です!」

王将「雷門の日和! 貴崎へと突っ込んでいったぁ!?」

貴崎「残念、それは無いんだよな」

王将「おっと、ミスキックか? 誰もいないところへとボールを転がした!? いや、それに追いつく選手が!」

王将「剣城だぁ! しかし岩戸もそれを読んでいたのか剣城の前へ立ち塞がる!」

岩戸「怖いでガス……けどここは通さないでゴス!」

剣城・この安価

岩戸・安価下

【自陣→中央】

王将「とめたぁ! 岩戸! 剣城のドリブルを見事にとめたぁ!」

岩戸「ゴスゥ!」

王将「岩戸、大きく前へと蹴りだす! そして道成へと繋がった!」

道成「俺もそろそろキャプテンらしいところを見せなきゃな!」

王将「道成、堂々と中央を突破しようとする! しかし三定がたちふさがったぁ!」

三定「そんな非効率なドリブルで俺を抜くことは出来ない!」

道成「非効率なんかじゃない、動きに余裕があるってことだ!」

三定・この安価

道成・安価下

【中央→自陣】

王将「あっと、道成! ボールと奪われてしまった!」

三定「ふっ、やはり非効率は非効率!」

道成「くっそぉ……キャプテンとして情けない!」

奥入「しっかりしてください、キャプテン! まだ試合は終わってないんですから!」

王将「ボールを奪った三定、ドリブルで進んでいく! おっと、三定、パスを出した! 今度は稲葉が逆襲の中央突破だ!」

稲葉「このチームは剣城だけのチームじゃない、俺だってこの学校のFWだ!」

岩戸「抜かせないでガス!」

王将「今度は稲葉と岩戸が激しく激突! 勝敗の行方は!?」

稲葉・この安価

岩戸・安価下

王将「とめたぁ! 岩戸、またも黒騎士学園の攻撃をことごとく止めております!」

服部「良いぞ、ゴーレム!」

岩戸「……じ、自分の才能が怖いでゴス」ジーン!

王将「と、ここで前半が終了! 試合は依然動く様子はありません!」

【雷門ベンチ】

つくし「みなさん、お疲れ様です!」

明日人「いやぁ、ごめん、一点も取れなくて」

のりか「いいのいいの、みんな凄く頑張ってるし!」

塔子「特にゴーレムを始めとする守備陣! こりゃああたしの出番はなさそうだね」

岩戸「そ、そんなことは無いでゴス」カァァァ

服部「ゴーレムが照れてる!」

道成「岩戸は調子が良いみたいなのに俺たちは……」

氷浦「キャプテン、俺たちって言い方はやめてくださいよ」

綱海「そうそう、相手に抜かされたからって気を落とすなって」

道成「ああ、そうだな」

飛鷹「…………」

剛陣「……やっぱり気になるのか?」

飛鷹「……ああ、こういうとき勝つために何らかの動きを見せると響木さんがいっていた」

剛陣「敵に動きが無いっていうのは俺にはよく分からねぇけど、流れがこっちにあるんだ! そのうち勝てるだろ?」

飛鷹「だといいがな」

それでは今日はここまでにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

【フィールド・中央】

王将「さあハーフタイムも終了、いよいよ後半戦の開始です!」

明日人「みんな! 張り切っていこう!」

みんな「おう!」

黒木「……やれ」

剣城「みんな、分かっているな」

貴崎「へいへい」

三定「分かっている……」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

剣城「」パスッ

王将「おっと、剣城! いきなり広報へのバックパス!? ボールは牛島へと渡った!」

虎丸「いったい何をするつもりなんだ!?」

小僧丸「DFがボールを持ってるのなら話は早え! このまま奪ってゴールに叩き込んでやる!」

王将「小僧丸、牛島へとスライディング!」

牛島「ふん!」シュン

小僧丸「何!?」

王将「おっと、小僧丸かわされた!」

剣城「必殺タクティクス! フライングルートパス!」

牛島「そら!」ポーン

明日人「ええ!?」

王将「おおっと! 黒騎士学園の選手たちが大きくジャンプ! そしてそのまま空中でパス回しを始めた!」

明日人「うわわわわわ!?」

道成「くっ、とにかく選手一人一人にマークを付け!」

タクティクス妨害コンマ
※妨害に失敗したの場合自陣シュートフェイズに移行

この安価VS安価下

【中央→自陣シュートフェイズ】

奥入「くっ、相手のジャンプのほうが高くてボールを奪う所か競り合いにもならない!」

万作「くそ、速すぎてボールに追いつけない!」

岩戸「あわわわわわわ……」

王将「そしてボールはエースストライカー、剣城の元へ!」

剣城「残念だったな、雷門!

立向居「来る!」

王将「剣城、ドリブルで突っ込む! キーパーの立向居、両の手を広げて構えを取る!」

剣城「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……デスソード!」
 
王将「でたぁ! 剣城京介の十八番! デスソード! それに対して立向居、どう動く!?」

立向居(小僧丸くんが豪炎寺さんに憧れてるように俺も”あの人”に憧れている……)

のりか「立向居!」

立向居「今が、そのときだ! うおおおおおおおおおお! ゴッドハンド!」

剣城・この安価

立向居・安価下+5

王将「こ、これは!? あの伝説の円堂守の必殺技! ゴッドハンド!」

立向居「ぐぐぐぐぐぐぐ……」

王将「しかし! 立向居、旗色が悪いぞ! 勝つのはデスソードか!? それともゴッドハンドか!?」

バチバチバチバチバチバチ!

立向居「うわぁ!!」

バスゥ! ポーン!

王将「立向居、ボールを弾いた! 剣城も立向居も動けない!」

稲葉「このこぼれだまをこのまま決めてやる!」

万作「そうはさせるか!」

稲葉・この安価

万作・安価下

【自陣→中央】

万作「うおおおおおおおお!」

王将「速い! 速いぞ、万作! 俊足リベロといわれている彼だがボールに追いつくのも速い!」

稲葉「そんな……」

王将「そしてそのまま大きくクリアした!」

立向居「ありがとう、万作くん!」

万作「へっ! 気にすんなって!」

王将「ボールには誰も追いつけない! いや、ここで服部が見事、ボールに追いついた!」

服部「やったね! このまま行くよ!」

柳「この先にはいかせん!」

王将「おっと、服部の前に柳が立ちはだかった!」

服部「うっ……」ジリジリ

柳「……貴様もアートにしてやる!」

道成「服部、こっちだ!」

服部「キャプテン!」

王将「ここで服部、キャプテンの道成にボールを渡します!」

道成「必殺タクティクスはないが……技術が劣ってると思うな!」

三定「そうかな?」

道成「くっ、またお前か……」

三定「お前が無駄な動きをしてる間に追いついてしまったぞ」

道成「悪いが今度は抜かせてもらうぞ!」

三定「効率の悪い人だ……」

三定・この安価

道成・安価下

【中央→敵陣】

道成(考えろ、こいつは効率のことばかり考えてる……つまり予想外のことには弱い!)

王将「おっと、道成! まさかの敵に向かってのパス!?」

三定「なんだと!?」

道成「ここだ!」

王将「いや、ボールが三定の前に止まった! スピンのかかったボールは道成へと帰ってきた!」

道成「言っただろ、余裕があるって!」

三定「くっ!?」

道成「小僧丸!」

王将「ボールは小僧丸へと渡った!」

小僧丸「ようやくかよ……なら遠慮なくこのままいくぜ!」

大門「ふん!?」

小僧丸「何!? うわあああああああああああ!」

王将「おっと、小僧丸が吹き飛んだ!」

ピピィー!

王将「審判、これはファウルを取りました!」

明日人「小僧丸、大丈夫か?」

小僧丸「ああ、大丈夫だ……つぅ」

虎丸「まさかさっきのプレイで怪我を!?」

小僧丸「大丈夫だって言ってんだろ!?」

明日人「>>199

小僧丸…
おいっ!!さっきのファール、わざとなんじゃないのか!見損なったぞ!!

明日人「小僧丸…」

小僧丸「……ここで抜けたらよ、雷門の戦力ががた落ちだ……今だけは見逃してくれ」

明日人「わかった……けど無茶はするなよ。駄目だと思ったら俺たちに頼れ!」

小僧丸「ああ、分かってる……」

大門「おいおい、早くしてくれよ! 時間稼ぎか?

明日人「そっちこそ! さっきのファール、本当はわざとなんじゃないのか!? 見損なったぞ!! 」

大門「なんだと!?」

虎丸「明日人さん! やめてください! こんなことをしても無意味です!」

明日人「けど!」

虎丸「俺たちはサッカーをやってるんです! 相手が卑怯だろうとなんだろうとサッカーでそれを証明しなきゃいけないんです!」

明日人「虎丸……」

虎丸「それに見てください、やられた本人を見てください。反撃を狙ってますよ!」

小僧丸「へっ」ニヤリ

明日人「小僧丸……ごめん、俺、勝手に熱くなってた」

審判「雷門、早くキックを」

明日人「わかりました、俺が蹴ります」

虎丸「明日人さん……!」

小僧丸「しっかりやれよ……!」

明日人「……そこだ!」


明日人のフリーキック安価下

妨害・この安価

【敵陣→中央】

ピィィィィィィィィィィ! バスゥ!

王将「稲森のフリーキック! ボールは綺麗な曲線を描きながら黒騎士学園のゴールへと向かっている!」

明日人「よし!」

鉄雄田「甘いわ!」ガシィ!

王将「しかしこれを読んでいた鉄雄田! 見事にキャッチを成功!」

明日人「くっ!」

鉄雄田「反撃だ!」ブゥン!

王将「黒騎士学園の反撃を開始! 今度は伊勢屋がドリブルで上がっていく!」

伊勢屋「時間が少ない……一点さえ取れれば!」

氷浦「やらせない!」

王将「伊勢屋と氷浦の一騎打ちだ! 軍配はどちらの手に!」

伊勢屋・この安価

氷浦・安価下

【中央→自陣】

氷浦「くっ、こんなことで!」

伊勢屋「悪いな! このまま決めさせてもらう!」

王将「伊勢屋、抜いた! 残るは雷門DFのみ!」

伊勢屋「そら!」

王将「ここでボールは貴崎へ!」

貴崎「我慢比べもおしまいだぜ! 雷門!」

王将「ゴールへと一直線に向かう貴崎! それを阻止できるのか、岩戸!」

岩戸「進ませないでゴス!」

貴崎・この安価

岩戸・安価下

【自陣・シュートフェイズ】

貴崎「何度も防がれてなれちまったよ!」

王将「抜かれた! 岩戸、ここでまさかのミス!」

岩戸「ゴッスゥ……」

王将「そしてついに立向居との一対一!」

貴崎「オラァ!」バシュゥ!

立向居「必殺技でないのなら怖くない! ゴッドハンド!」

王将「立向居、再びゴッドハンド!」

貴崎・この安価

立向居・安価下+15

立向居「しまった!?」シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・

王将「ゴォォォォォォル! 貴崎、執念のゴール! 雷門、ついに失点したぁ!」

明日人「そんな……」

立向居「くそぉ……肝心なときに失敗するなんて……」

【雷門ベンチ】

つくし「あああああ……どうしよ、どうしよ!?」

塔子「ここでの失点は痛いね……」

金雲「うーん、困りましたねぇ……残り時間も少ないというのに……」

のりか「監督、なんか策とか無いんですか!?」

金雲「残念ながら」

のりか「じゃあどうしたらいいの!?」

剛陣「…………」スッ

飛鷹「剛陣?」

金雲「どうしましたか? 剛陣君」

剛陣「>>211

見ろよ、もう、残り30秒だ…

勝手に残り時間決めていいの?

>>212
問題は無いですけど30秒が凄く長くなるかもしれません、ご了承を

剛陣「見ろよ、もう、のこり30秒だ」

金雲「そうですね」

剛陣「……監督、あんたに何か考えがあるなら俺もそれに従う。でも今はワガママを言わせてくれ」

金雲「ワガママですか?」

剛陣「俺を試合に出してくれ」

金雲「何故です?」

剛陣「何故って……えっと……」

飛鷹「秘策があるんだろ、剛陣」

剛陣「と、飛鷹……」

金雲「ふぉーふぉっふぉふぉ! そうですか、剛陣君! あなたには同点に持ち込む秘策があるというんですね?」

剛陣「お、おう!」

金雲「それなら交代をさせましょう、審判! 小僧丸君と剛陣君を交代させます!」

のりか「い、いいの?」

飛鷹「さあな、どうなるかは俺じゃない。剛陣が決めることだ」

【ライン際】

小僧丸「おい、監督が秘策があるって聞いたけど本当か?」

剛陣「……んなもんねぇよ」

小僧丸「だろうな……後は頼んだぜ、剛陣」

剛陣「……ああ、任せとけ!」

【フィールド】

明日人「剛陣先輩、監督からはなんて?」

剛陣「明日人、悪いな。俺は今から大博打をする」

明日人「大博打!?」

虎丸「いったい何を!?」

剛陣「とにかく俺にボールを渡してくれ」

明日人「わ、わかりました!」

ピィィィィィィィィィ!

王将「雷門のキックオフです!」

明日人(剛陣先輩の言ったとおりに……)

王将「稲森、剛陣の前にボールを渡す!」

剛陣「うおおおおおおおおお!」ドドドドドドドドド

剣城「……まずい! 奴を止めろ!」

伊勢屋「おいおい、何をあわててるんだよ?」

剛陣「ファイアァァァァァ……レモネードォォォォ!」バシュ! ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!

王将「剛陣、ボールを大きく蹴り飛ばしたぁ!」

貴崎「なんだよ、場外ホームランかよ。だっせぇな!」

鉄雄田「ふん、この程度のボール取るまでもないな」

剛陣「いけぇ!」

剣城「ボールを見てみろ!」

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

王将「な、何と言うことでしょう!? ボールが風に押されて徐々に落下しています!」

日和「そんなバカな!?」

道成「いくらなんでも無茶苦茶だ!」

鉄雄田「くっ、甘く見るな!」

剛陣「はいれぇぇぇぇぇ!」

剛陣の蹴ったボールがゴールは……
コンマ偶数、入っちゃった
コンマ奇数、やっぱ駄目だった
安価下

ガァァァァァァァァァァァン!

王将「惜しい! ボールはゴールポストに直撃ィ! そしてここで試合終了!」

明日人「そ、そんなぁ!」

つくし「………」ボケー

のりか「…………」ガクリ

飛鷹「…………」フゥー

王将「雷門、破れました! 最後のキックオフシュート! まさに奇襲と呼べる代物でしたが奇跡はさすが起こらなかった!」

剛陣「す、すまん……」

綱海「いいっていいって、気にするなって! そうだろ?」

奥入「確かにあの状況でセンターサークルから直接ゴールを狙うのは大博打でしたけど……」

虎丸「でもいくらなんでもこんなバカなことで負けるとは思ってませんでした……」ガクリ

金雲「ふぉーふぉふぉっふぉふぉふぉ! 物事というのはやはり上手くいきませんでしたねぇ!」

塔子「笑ってる場合かよ!」

立向居「……また会長に怒られそうだ……」

つくし「せっかくですしお供します……」

金雲「ふぉーっふぉふぉっふぉっふぉふぉっふぉ!」

すみません、ここまでにしておきます
いい加減な自分で本当に申し訳ありません
そしてお付き合いを頂きありがとうございます

【雷門サッカー部、部室棟】

金雲「皆さん、先日の試合はご苦労様でした。負けたにしてもなかなか面白い試合でしたね」

道成「負けたら意味が無いんじゃ……」

金雲「おや、道成くんはとても欲張りですね。全勝でFF本線に行きたかった、だなんて」

道成「いや、そういうわけでは……」

金雲「他の皆さんはどうでした? 先日の試合の反省などありますか?」

日和「そういわれると……ねぇ」

奥入「僕たち、課題がいっぱいでした」

立向居「負けたのは悔しいです」ググッ

金雲「うんうん、その気持ちがある限りあなたたちはまだ強くなる余白が十分にありますよ」

明日人「本当ですか!?」

金雲「もちろん! ですがただで! とか、簡単に! とかで強くなれるわけではありません」

小僧丸「まあそうだろうな……で、今度はどんな練習をするんだ?」

金雲「今回は自分を知るということ同じように敵を知るということを大事にしましょう」

剛陣「敵を知る……ってどうするんだ?」

金雲「皆さんには他校の試合を観戦してきて貰います」

のりか「試合観戦かぁ。今はどこが試合してるの?」

奥入「ちょっと待っててください……丁度、練習試合をしている所がありますね」

虎丸「どこですか?」

奥入「>>228

おぉ!なんとあの帝国学園ですよ!

奥入「おぉ! 聞いて驚かないでください! 帝国学園ですよ!」

剛陣「帝国学園っていうと……この前戦った所の元締めだよな?」

立向居「鬼道さんの故郷であり、40年間無敗を誇った最強のチーム……ぜひ観戦しましょう!」

虎丸「それで対戦相手はいったいどこなんですか?」

塔子「帝国ほどの実力を持つとなると練習試合でもかなり強い強豪だろうね」

奥入「>>231

奥入「以前戦った星章ですね」

明日人「星章と帝国かぁ」

のりか「公式戦じゃないんだよね、これ」

綱海「よーし、それじゃ行って見ようぜ!」

剛陣「……俺はパスだ!」

明日人「剛陣先輩?」

剛陣「前回の試合、偉そうな事言って結局ああなっちまったからな。こっちで普通に練習をして力をつけるつもりだ」

小僧丸「それなら俺も剛陣に付き合う。怪我は大したことは無かったが、リハビリがてらな」

金雲「ふぉーっふぉっふぉふぉふぉふぉ! 剛陣君も小僧丸くんも熱意はあるようですね。よろしい、練習を許可しましょう」

剛陣「ありがてぇ!」

金雲「私が用意したメニューここにあるんで帰ってくるまでにきちんとこなしておいてくださいね!」

小僧丸「へっ、任せな!」

明日人「頑張れよ、小僧丸。それに剛陣先輩」

【電車内】

のりか「うわぁ、見て! テレビ局だよ」

服部「本当だ!」

岩戸「ニャーKBもあそこにいるんでゴスねぇ…」

塔子「いや、それはどうかな?」

綱海「おー、今日は良い天気だな! こうなってくると泳ぎたくなってくるぜ」

日和「綱海先輩、ここは我慢です! 僕たちはこれから試合観戦をするんですから!」

道成「立向居、帝国と星章。どちらが勝つと思う?」

立向居「>>239

俺がこういう話し方になってる根本の原因が何処にあるか考えたことあるか?
俺だってはじめから文句言ってた訳じゃないんだぞ
そこんとこなんでこうなったかよく考えろ
んで、どうしたらイナイレを愛することが出来るかもしっかりと1から考え直せ

立向居「こればかりは何ともいえませんね…」

服部「そうなの?」

立向居「星章には天才ゲームメーカー鬼道さんがいますが帝国には風丸さんという強化委員がいます」

道成「強化委員か……俺たちと試合をしたときは鬼道という選手はいなかったな」

立向居「はい、もしいたらあの奇跡みたいな勝利はほとんど無かったでしょう……」

のりか「それでその風丸ってどんな人なの?」

立向居「風丸さんはかつて円堂さん率いる雷門のDFでまさに風のようなスピードが特徴的な選手です」

万作「俺と同じ俊足ってわけか、おもしれぇ!」

立向居「……それとは違った意味で今の帝国は怖いと思います」

明日人「違った意味?」

立向居「詳しいことは分かりませんがあの影山零治が帝国の総帥、つまり監督として復帰したそうです」

綱海「うん? それが何が悪いんだ?」

立向居「影山はサッカーの指導者としてはとても優秀です、しかしその反面とても卑怯な手段を使う人間です」

塔子「敵選手が乗ったバスのブレーキに細工をしたり、鉄骨を落としたり……まあ色々だね」

立向居「そうなるとこの試合ももしかしたら……」

のりか「もしかしたら?」ゴクリ

立向居「やめましょう、とにかく何が起こるかわからないのがこの試合です!」

奥入「あっ、もうすぐ目的地です!」

【帝国学園スタジアム】

観客「」ワイワイガヤガヤ

明日人「すごい人だかり!」

虎丸「それだけみんな注目してるって事ですね」

綱海「入る前に何か買ってくるけどなにが良い?」

明日人「俺、ポップコーン!」

のりか「あたしはドリンク!」

綱海「はいよ! じゃあちょっくらいってくらぁ!」

道成「それじゃ俺たちは一足先に座席を確保しておこう」

明日人「はい! ……あれ? あの人……」

のりか「どうしたの? 明日人」

明日人「>>244

明日人「なんか一人でさびしそうだ……」

のりか「誰かとはぐれちゃったのかな?」

明日人「せっかく出し声をかけてみよう あの、すみません!」

野坂「なんでしょうか?」

明日人「あの……もしかして誰かとはぐれちゃいましたか?」

野坂「え?」

のりか「こっちの勘違いなら良いんですけど……なんか困ってた様子みたいでしたので」

野坂「ああ、気にしないで。ここで知り合いと待ち合わせをしてるんだ」

明日人「そ、そうなんですか」

のりか「もう! 明日人ったら早とちりするんだから!」

明日人「そんなこと言ったってしょうがないだろ?」

野坂「ふふ、ずいぶん賑やかな人たちだね。……僕の名前は野坂悠馬、君たちの名前は?」

明日人「俺、稲森明日人!」

のりか「あたしは海腹のりか! よろしくね」

野坂「明日人君とのりかさんか。とても元気が良いね」

明日人「あ、ありがとう! えっと……」

野坂「呼び捨てで構わないよ」

明日人「それじゃ、遠慮なく……ありがとう、野坂!」

のりか「明日人、そろそろキャプテンのところに戻ろうよ」

明日人「じゃあ野坂、またな!」

野坂「ああ、またね」

とりあえず今日はここまでにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

【スタジアム観客席】

奥入「明日人君! こっちです!」

服部「何か手間を取ってたみたいだが何かあったの?」

明日人「ええ、ちょっと……ね」

綱海「ほい、ポップコーンとドリンク」スッ

のりか「ありがとうございます! 綱海先輩!」

道成「それにしても……ただの練習試合だよな。それなのにこの入用は……」キョロキョロ

立向居「それだけ注目のカードってことです。ほら、選手たちが出てきましたよ!」

明日人「おお、灰崎がいる! それにあのゴーグルをかけた人は……」

塔子「あれが鬼道有人。星章の強化委員だよ。ピッチの絶対指導者であり、鬼道財閥の御曹司さ」

のりか「へぇ……って塔子ちゃん以外と物知りだね!」

塔子「ま、まあね!」

虎丸「帝国学園の人たちも一段と凄みが増しましたね。特に佐久間さん。キャプテンを務めてからは凄い活躍らしいです」

立向居「うん、それにキーパーの源田さんに風丸さんもいる。凄いメンバーだ」

奥入「ところであのモヒカンの選手はいったい誰なんでしょうか?」

立向居「えっと確か……不動明王……っていう選手らしいけど詳しいことは分からないんだ」

つくし「それでも帝国に居ますから絶対に凄い選手ですよ!」

明日人「凄い選手……か」

【フィールド上】

佐久間「鬼道、久しぶりだな!」

鬼道「ああ……帝国とはリーグが違ったせいでこうでも市内と試合は出来ないからな」

佐久間「悪いが練習試合だからといって手加減はしないぞ、今の俺は帝国のキャプテンだからな」

鬼道「ふっ、望む所だ」

佐久間「それにしても……」チラッ

灰崎「…………」

佐久間「鬼道、アイツに手を焼いてるらしいな。才能はあるらしいが……」

鬼道「>>266

なあに、手のかかる子ほど可愛いと言うだろ
それより本当か?あの影山が帝国に戻ってきたと言うのは
今度は何を企んでいるんだギリッ

鬼道「なあに、手のかかる子ほど可愛いというだろ?」

佐久間「ふっ、お前って奴は……」

鬼道「それよりも……本当か? あの影山が帝国に戻ってきたというのは?」

佐久間「……ああ、この試合には不在だが帝国の総帥として返り咲いている」

鬼道「今度はいったい何をたくらんでいるんだ?」ギリッ

佐久間「俺にも分からない……だが影山のおかげで少し気になる奴が二人ほど居る」

鬼道「気になる奴?」

佐久間「一人は新顔の不動」

不動「…………」

佐久間「もう一人は……」

鬼道「もう一人は?」

佐久間「アイツだ……」

風丸「……」

鬼道「バカな、風丸と影山がか? 何かの間違いじゃないのか?」

佐久間「俺もそう信じたいんだが……な。ここ最近の風丸の様子がおかしい。それに……」

鬼道「それに?」

佐久間「>>268

後1人、黒騎士学園の剣城にも警戒しておいてくれ

佐久間「あと1人、黒騎士学園の剣城にも警戒をしておいてくれ」

鬼道「分かった。……お前の忠告、胸にとどめておく。しかし……」

佐久間「しかし?」

鬼道「それとこの試合とは別だ。俺たち星章が全力でお前の帝国を倒す」ニヤリ

佐久間「それでこそ鬼道だ。俺も勝率一位と名高い星章学園を打ち負かしてみせる」ニヤリ

鬼道「存分にサッカーを楽しもう」

佐久間「ああ、存分にな!」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「帝国ボールで試合開始です!」

佐久間「いくぞ! 生まれ変わった帝国の力を見せ付けてやるんだ!」

帝国選手「おお!」

不動「……さてとお仕事を開始するとしますかねぇ」

王将「帝国、ゆっくりとしたパスでボールを回していきます」

鬼道「水神矢、佐久間はお前に任せる」

水神矢「わかりました、鬼道さんは?」

鬼道「俺は前線で準備をしてくる。守備は任せたぞ!」

水神矢「はい!」

王将「そしてボールは前線の佐久間へ! 佐久間、ドリブルで上がっていく!」

水神矢「ここから先は進ませない!」

佐久間「お前が星章のキャプテンか?」

水神矢「>>270

ええ、今日はお手柔らかにお願いしますよ!

水神矢「ええ、今日はお手柔らかに頼みますよ」

佐久間「ああ、せっかくだ。鬼道に鍛え上げられた実力、見せてもらうぞ!」

水神矢「こちらこそ、帝国のエースストライカーの胸、お借りします!」

王将「おっと! 水神矢と佐久間の二人が激しくぶつかり合う! 押しも押されぬ二人に会場のボルテージもヒートアップ!」

観客「」キャァァァァァァァァァ!

奥入「こうして見るとやっぱ勝てたの不思議でしたね」

服部「うん、あの水神矢さんのディフェンス。ただ事じゃないよ」

岩戸「俺あんなディフェンスできないでガス」

王将「おおっと、佐久間の後ろから不動が現れた!」

水神矢「しまった!?」

佐久間「不動! 貴様!」

不動「わりぃ、わりぃ。 つい隙だらけだったもんでさぁ」

王将「ボールを奪った不動、そのまま星章ゴールへ一直線!」

鬼道「やらせん!」ガッ

王将「おっと、不動の横に鬼道が付いた!」

不動「ぐっ、……なるほど、総帥が言ったとおりだ」

鬼道「総帥……影山のことか?」

不動「>>272

(今の俺が鬼道に勝つのは無理か。せめて剣城みたいにアレが使えれば…)

へっ!総帥とはもう呼んでやらねえんだな
影山総帥の最高傑作の鬼道くん♪ニタァ

そうさ。うぜぇほどテメェのことを聞かされたからなぁ ニタァ

アレって化身のことだろうけどこの世界化身あるのかい?

>>272 >>273 >>274
※すみません、全部使わせてもらいます

不動「へっ! 総帥とはもう呼んでやらねぇんだな」

鬼道「何を言っている!? 影山から何を聞かされている!?」

不動「おいおい、そう怖い顔をするなよ。影山総帥の最高傑作の鬼道くん♪」ニタァ

鬼道「……どうやらお前は人を怒らせるのが好きなようだな」

不動「いやいや、そんなことは無いぜ。ただあっちでうぜぇほどてめぇのことを聞かされたからなぁ」ニヤニヤ

鬼道「貴様……!」

不動「おいおい、そう怖い顔をするなよ。俺たちはサッカーをやってるんだぜぇ?」

鬼道「そうだな、それならお前からボールを奪わせてもらう!」ガッ!

不動「ぐっ! おいおい、カードが怖くないのかよ?」

鬼道「カードが怖くて守備が出来ると思っているのか?」

不動(くそ、今の俺が鬼道に勝つのは無理か。せめて剣城みたいにアレが使えれば…)

寺門「不動!」

不動「良い所にきてくれた、よっと!」ポーン!

寺門「そら!」バスゥ!

王将「不動、いったんボールを寺門に渡します。そして寺門再び佐久間にボールが渡った!」

寺門・佐久間・不動「皇帝ペンギン2号!」

王将「でたぁ! 帝国学園の必殺技! 皇帝ペンギン2号だ!」

水神矢「>>277

>>276
※このSSでは一応あるにはありますが”化身”ではなく”必殺技の一部”とします、ごめんなさい

水神矢「出たか皇帝ペンギン2号……だが、その技は研究済みだ! 」

王将「おっと星章DF陣、まるで壁をなるかのように並んだ!?」

水神矢「ゾーンオブペンタグラム!」

バリバリバリバリバリ!

水神矢「くっ、うおおおおおおぁぁぁぁぁ!」バーン

天野「うおおおおおお! もじゃキャッチ!」

グゥオングォンウォンオン……!

王将「と、止めた! 帝国学園の皇帝ペンギン2号を見事止めました!」

鬼道「ふっ、流石だ」スッ

水神矢「お褒め頂ありがとうございます」ガシッ

天野「反撃だ!」

王将「天野、大きくボールを蹴りだした! ボールは早乙女に渡った」

大野「進ませるかよ!」

早乙女「エンジェルレイ!」

王将「早乙女! 大野をかわした!」

早乙女「灰崎!」

王将「灰崎にボールが渡った!」

灰崎「……ようやくか」ペロリ

風丸「やらせない!」

王将「おっと風丸、灰崎にタックルをしかけた! しかし灰崎はそれを余裕でかわす!」

風丸「くっ!?」

灰崎「おせぇな、それで俺からボールを奪うつもりかよ」

風丸「>>281

・・・なんてな、これでいい

風丸「…なんてな、これでいい」

灰崎「何!?」

王将「灰崎、囲まれている!?」

風丸「悪いな、あいにく俺もはいそうですか、通してやるわけには行かなくてな」

灰崎「おもしれぇ! だったら全部突破してやる!」

王将「灰崎、強引に突破を図る! しかしどこにも抜け穴が無い!」

灰崎「くそ……!」

鬼道「…………」ダッ

灰崎「……鬼道? 何だ? 何をやってやがる?」

水神矢(そうだ。灰崎、鬼道さんを見ろ! 鬼道さんは決して意味の無いことをしない!)

灰崎「……なんだよ、そういうことかよ。口で言えよ。ったく!」

王将「なんと灰崎、ボールを大きく真上に蹴り上げた!」

風丸「何だ? 何をしたんだ?」

灰崎「悪いな、通らさせてもらうぜ!」

風丸「しまった!」

王将「灰崎の蹴ったボールはなんと鬼道の元へと渡った!」

鬼道「ふっ、流石だ。灰崎!」

灰崎「ちっ、足が滑ったんだよ足が!」

鬼道「>>284

聞かせろ風丸
何故影山に従う!
奴はお前の親友の円堂の祖父を殺した男だぞ!!
お前にとっても許せない男のはずだ!!!

鬼道「ならそういうことにしておこう。いくぞ!」

灰崎「ああ、いくぜ!」

王将「灰崎と鬼道のコンビが帝国DF陣を次々に抜いていく!」

水神矢(良いリズムだ。雷門との試合のときの灰崎はどん底だった。執拗なマーク。蓄積された疲労。そして鬼道さんの不在)

灰崎「遅いぞ、鬼道! もっと速くできねぇのか!」

鬼道「言ってくれるな、ならギアを上げていくぞ!」

風丸「やらせん!」

王将「おっと、風丸、鬼道の前に立ち塞がる!」

鬼道「聞かせろ風丸! なぜ影山に従う! 奴はお前の親友の円堂の祖父を殺した男だぞ!」

風丸「ぐっ……」

鬼道「それだけじゃない。奴は神聖なこのピッチに鉄骨を落としたり、豪炎寺の妹に怪我をさせたり、多くの人々を不幸にしたんだぞ!」

風丸「ぐぐぐぐ……」

鬼道「それだというのに何故!? お前にとっても許せない男のはずだ!」

風丸「……俺は……お前じゃない! お前じゃないんだ!」ダッ!

鬼道「!?」

ドン! ピィィィィィィィィィィィィ!

王将「おっと、風丸! ファウルを取られてしまいました!」

風丸「うっ……くっ……」

不動「あーあ、やっちゃいましたねぇ」

鬼道「>>286

ぐっ、がぁぁっ………(足を捻挫してしまう)

鬼道「ぐっ、がぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

王将「おっと!? どうした事でしょうか! 鬼道がうずくまっているぞ!?」

灰崎「お、おい……」

水神矢「灰崎、ボールを出せ!」

灰崎「お、おう!」ポーン

ピピ!

風丸「…………」

佐久間「風丸、きさまぁ!」グイッ

灰崎「てめぇ……! わざとやりやがったな!」

風丸「…………………」

鬼道「よせ!」ググググ 

風丸「鬼道……」

鬼道「風丸、さっきの言葉はどういう意味だ? と言いたいが……話したくないならそれでいい。だが一つだけ約束してくれ。
   親友であるアイツ、円堂を、そしてアイツが、いや俺たちが愛するサッカーを裏切るようなことだけはしないでくれ」

風丸「……」

鬼道「俺が言いたいのはそれだけだ……あと、すまんな。水神矢」

水神矢「鬼道さんにはお世話になってますからね、これぐらいは気にしないでください」

鬼道「そうか……」フッ

王将「鬼道、水神矢の肩を借りながら星章のベンチへを戻って生きます」

春奈「お、お兄ちゃん大丈夫!?」

鬼道「ふっ、試合中はそう呼ぶのは禁止したつもりだがな……」

春奈「>>291

そんなこと言ってる場合じゃないよ!今の捻り方…あんなの、1ヶ月はピッチに戻れないんじゃ?

ご、ごめんなさい!で、でもさっきのお兄ちゃんの声尋常じゃなかったから心配で……

じゃ、じゃあマネージャーとして言わせて頂きます!
とにかく絶対に安静にすること!
交代選手を出してこの試合はもう出ちゃダメ!
もし無茶なことしようとしたら私泣くから!

>>291 >>292 >>293
すみません、また全部遣わさせてもらいます

春奈「ご、ごめんなさい! ってそんなこと言ってる場合じゃないよ! このひねり方だと一月は戻れないんじゃ……」

鬼道「慌てるな、まずはシップを頼む」

春奈「う、うん!」ガサガサ

鬼道(あの風丸の動揺の仕方……アレはいったいなんなんだ?)

春奈「はい、ちょっと冷たいけど我慢してね」ペタ

鬼道「ううっ!」

春奈「それじゃテーピングするね」ババババババ

鬼道「……上手くなったものだな」フッ

春奈「そりゃあ近くに実験台が山のようにあるんだもの、当然だよ」

鬼道「それは円堂のことか? それとも俺のことか?」

春奈「昔の雷門のみんな! 包帯とか絆創膏とか使わなかった日は無かったじゃない」

鬼道「そうだな……」

久遠「鬼道、復帰できそうか?」

鬼道「もちろん……」

春奈「ダメー! マネージャーとして言わせて貰います! 絶対に安静にすること! 続行は不可! 選手交代を希望します!」

鬼道「だがな……」

春奈「そうじゃないと私が泣いちゃうから……」

鬼道「………悪いな、俺はまだあのピッチに立っていたいんだ」

春奈「うううううう……監督ぅ!」ウルウル

鬼道(風丸の真意、そして灰崎への導き、やり残したことは多い……。
   いや、違うな、俺は一人のサッカー選手として試合を続けたいんだ。ワガママだな、俺は)

久遠「>>299

その足で出ても足手まといだ

久遠「その足で出ても足手まといだ」

鬼道「足手まといならば自分でフィールドを下ります」

久遠「帝国は生易しい相手ではない、とお前が言っていたんじゃないか?」

鬼道「そうです、だから俺の力が必要なんです」

久遠「どうしてもか?」

鬼道「ここ交代したら俺は後悔をするでしょう。お願いします、前半だけでも……」

久遠「…………分かった、前半だけだ。ただしお前が出来るのはパスだけだ。ドリブルもシュートも禁止する」

鬼道「ありがとうございます!」

折緒「うん? キャプテン!」

水神矢「あっ! わかった!」

ピィィィィィ!

王将「ボールがラインを割りました! おっと、ここで鬼道が復帰しました!」

鬼道「待たせたな!」

灰崎「鬼道! お前……!?」

鬼道「話は後だ、まずは一点取るぞ!」

水神矢「大丈夫なんですか?」

鬼道「監督からは色々注意はされたがな」フッ

灰崎「>>301

ここで無理して今後の試合が出れねぇとかになるじゃねぇぞ

・・・・・・
アンタは後ろでくつろいでて良いぜ
このチームは俺が勝たせてやる

>>301 >>302 二つ貰います

灰崎「ここで無理して今後の試合に出れねぇとかになるんじゃねぇぞ…」

鬼道「……灰崎、俺を誰だと思っている? 帝国、雷門と渡り歩いた俺がそんな柔な鍛え方をしてると思っているのか?」

灰崎「ちっ、心配してやったのによ」

鬼道「灰崎……ありがとうな」

灰崎「……あんたは後ろでくつろいでて良いぜ。このチームは俺が勝たせてやる!」

鬼道「相手はあの源田だ、円堂がいなかったら今でもNO1キーパーとして君臨してる男だぞ……」

灰崎「いいねぇ! それでこそ倒しがいがあるってもんだ」ペロリ

鬼道「いくぞ、この試合は俺たちが勝つ!」

星章選手「おお!」

すみません、ここまでにしておきます
この試合もコンマにしようかと思ったのですが結局やめました
コンマが良かった人たち、申し訳ない

【スタジアム・観客席】

立向居「荒れた試合になってきましたね……」

のりか「うん……特に鬼道さん。動きが鈍くなってきたよ」

明日人「……………」

道成「どうした? 明日人?」

明日人「キャプテン、俺たちってサッカー以外に何があるのかな?」

のりか「え? ちょっと明日人?」

明日人「なんていうかさ、鬼道さんは俺たちみたいにただサッカーが楽しいからやってるわけじゃない。
    もっと深い何かが鬼道さんを動かしてる、そんなな気がするんだ」

道成「サッカー以外の何か……か」

虎丸「そうですよね、怪我をして普通なら交代を要望してもおかしくないのに今でもピッチに立ってるんですから」

道成「……信念、知れないな」

明日人「え?」

道成「正直、今の俺たちは何の縛りも無いままサッカーをやってる状態だ。
   鬼道さんには強化委員としての責務を始め、様々な重圧を背負ってプレイをしているんだ」

明日人「……重圧」

道成「だが一番の根本にあるのは俺たちと同じ、サッカーが好きだという気持ちだ。
   サッカーに向き合い、自分に出来ることを為す。それが鬼道さんのサッカーなんだと思う」

明日人「……」

道成「明日人、お前に何かを背負えっていうのはちょっと違うと思うが負けられない何かを持つことが重要だと俺は思う」

明日人「負けられない何か……わかりました! 俺、それを見つけます!」

道成「ああ、その意気だ!」

王将「前半の残り時間が十分を切りました!」

【フィールド上】

折緒「スペクトルマグナ!」ズシュゥゥゥゥゥゥゥン!

源田「パワーシールド!」バチバチバチバチバチバチ!

王将「防いだ! 源田、何度も放たれる星章のシュートを弾き飛ばしました!」

折緒「くそ!」

源田「>>310

例え練習試合でもこのゴールは一本たりとも通さん!

源田「例え練習試合でもこのゴールは一本たりとも通さん!」

王将「帝国、再び攻めあがります!」

佐久間「鬼道、お前には悪いがこのまま攻めさせてもらう!」

寺門「相手が誰であろうと徹底的に潰す! それが帝国のやり方だ!」

王将「帝国、速いパス回しで星章守備を切り崩していく!」

水神矢「くっ!?」

鬼道「落ち着け! 冷静に対処をすればボールは取れる!」

古都野「はい!」

王将「星章、それぞれの選手にマークについた!」

佐久間「くっ!? ……なに!?」

王将「おッと、味方である不動が佐久間からボールを奪った!」

佐久間「なっ!? 不動! どういうつもりだ!?」

不動「ようは突破すれば良いんだろ? ほらよ!」ポーン

水神矢「何!?」

王将「不動、水神矢の前にボールをパスした!?」

不動「……かかったな、キラースライド!」ババババババババ!

水神矢「うわぁぁぁぁ!」

王将「なんと不動! 相手にボールを渡すと同時に必殺技で無理矢理突破をした!」

鬼道「>>312

なんという荒々しいプレイをする奴だ…

鬼道「なんという荒々しいプレイをする奴だ…だが!」

不動「このまま俺が決めてやるよ!」

佐久間「いや、決めるのは俺だ!」

不動・佐久間「ツインブースト!」

王将「でたぁ! 佐久間と不動のツインブースト!」

天野「もじゃキャッチ!」

バチバチバチバチバチバチバチ!

天野「ぬ、ぬぅぅぅぅぅぅ………!」グググググググ

水神矢「天野! 踏ん張るんだ!」

天野「ぐぐぐぐうぅぅぅぅぅ……ああああ!」バーン!

王将「天野、弾かれた! し、しかし鬼道が身体を張って阻止!」

鬼道「くっ、ああああ!」バスゥ! ドサ!

王将「ボールはラインを割った! 星章、間一髪で危機を脱したぁ!」

佐久間「鬼道!」

鬼道「フ、フフ、良いシュートだったぞ、佐久間! だが息が揃ってないらしいな。そのせいで少し威力が落ちたぞ」

佐久間「鬼道……」

鬼道「怪我のことを心配するよりシュートが入らなかったことを悔しがれ。そうじゃないと楽しくないからな」ニヤリ

佐久間「……ふっ、なら次はゴールを奪ってやる!」

王将「帝国のコーナーキックです!」

寺門「そら!」

天野「ふん!」

王将「キーパーの天野、帝国からのボールをがっちりとキャッチ! そして前線へとパスをします!」

灰崎「>>314

灰崎「はっ! 怪我人の癖に目立ちがやってよ! 鬼道! アンタはもう寝てて良いぜ! 前半は俺が決めて終了だ!」

鬼道「ふっ、灰崎め……」

天野「鬼道さん!」

鬼道「大丈夫だ、それに闇雲にシュートを打つだけでは源田は倒すことは出来ん!」

灰崎「うおおおおおおおおお!」

大野「な、なにぃ!」

万丈「は、速い!」

王将「凄い、凄いぞ灰崎! 帝国の選手と次々に抜いていく!」

風丸「俺が止める!」

王将「風丸が立ち塞がった!」

灰崎「てめぇには借りがあったな……せっかくだ、鬼道の分も上乗せして返してやるぜ!」

風丸「悪いが……そう簡単に返せると思うなよ!」

王将「風丸と灰崎が激突! 先ほどとは違い、風丸のスピードに灰崎が追いつけない!」

風丸「どうした? 借りを返すんじゃなかったのか?」

灰崎「>>316

灰崎「うるせえ!」

王将「灰崎、風丸に執拗にマークされ、パスを出すことも出来ない!」

灰崎(ちくしょう! 俺はなんとしてもこいつを抜いてシュートを決めなきゃならねえのに!)

風丸「ボールは貰ったぞ!」

灰崎「くそぉぉぉぉぉぉ!」

水神矢「灰崎、こっちだ!」

灰崎「キャ、キャプテン!」

王将「な、なんと! DFであるはずの水神矢がまさかのオーバーラップ!」

灰崎「ちぃ、渡すんじゃねぇぞ!」

水神矢「無論だ!」

王将「灰崎からボールを受け取った水神矢、そのまま大きくけりあげた!」

灰崎「いくぜ! オーバーヘッドペンギン!」

源田「……良い技だ、だが俺も奥の手を出す! ビーストファング!」

バチバチバチバチバチバチ!

王将「こ、これは!? 灰崎のオーバーヘッドペンギンと源田の新必殺技、ビーストファングが激突!」

鬼道「バカな……あれは確か封印されたの技のはず!?」

不動「>>319

勝つためなら何でもやるさ
あいつらは勝利に飢えてるんだよニタァ(まあこんなとこで潰れられたら困るし大事には至らないようにちゃんと鍛えてはあるがな)

不動「勝つためなら何でもやるさ あいつらは勝利に飢えてるんだよ」ニタァ

鬼道「あの技は影山の指示なのか!?」

不動「どうだろうねぇ? まあ敵であるお前にそれを教えるなんてことはしねぇけどな!」

鬼道「くっ!」

不動(まあこんなとこで潰れたら困るし、大事に至らないようにちゃんと鍛えてはあるがな)

王将「と、止めた! やはりKOG(キング・オブ・ゴールキーパー)はいまだに健在だ!」

灰崎「くっそぉぉぉぉ!」

源田「はぁはぁはぁ……くっ」

折緒「何だ? 妙に汗をかいてやがる…」

鬼道「ビーストファングは体力をかなり削る技だ。場合によっては肉体を破壊しかねない技でもある……」

源田「さあ、いくぞ!」

王将「再びボールは不動の元へ! その不動の所に鬼道がついた!」

不動「おいおい、怪我人はすっこんでろよ」

鬼道「断る、俺にも意地と言うものがあるからな」

不動「ふーん」ポーン

水神矢「鬼道さん!」(まずい! 俺と同じことをやるつもりか!?)

佐久間「>>322

悪いがそのボールは俺がもらう(流石に今の鬼道さんにあの技を受けさせるわけにはいかない)

佐久間「悪いがそのボールは俺が貰う!」

王将「おっと、鬼道の前にあったボールを佐久間が奪った!」

佐久間(流石に今の鬼道にあの技を受けさせるわけにはいかない!)

不動「あーあ、つまんねぇの」

鬼道「佐久間……」

王将「しかし佐久間一人では無謀だったのか、星章守備陣にあっさりとボールを奪われてしまった!」

白鳥「佐曽塚!」

王将「ボールは佐曽塚に渡った! しかしいまだに帝国ゴールを揺るがすことは出来ていません!」

灰崎「トゲトゲ! 俺にボールをよこせ!」

佐曽塚「ほーい!」ポーン

灰崎「俺がゴールを決めてやる!」

王将「果敢に攻めあがる灰崎! しかし定刻の守備は強固になってるぞ!」

灰崎「くそ!」

鬼道「灰崎! 俺にボールを渡せ!」

灰崎「鬼道!?」

鬼道「デスゾーンを使うぞ!」

灰崎「なっ!? あれはお前が禁止した技だろうが!」

鬼道「>>325

今のお前なら完璧なデスゾーンが撃てる
何故ならお前もみんなも同じものを目指しているからだ

鬼道「今のお前なら完璧なデスゾーンが撃てる! なぜならお前もみんなも同じ物を目指しているからだ!」

灰崎「鬼道……おい! トゲトゲ! キツネ!」

佐曽塚「まかしトゲ!」

折緒「ったく! しょうがねぇな!」

灰崎「鬼道! ミスするんじゃねぇぞ!」パスッ

鬼道「お前こそしっかり決めろよ!」ガッ

王将「鬼道、ボールをキープしたまま微動だにしません」

風丸「…………くっ! うおおおお!」

王将「風丸! 鬼道に向かっていく! 鬼道の方は全く動かない!?」

鬼道「……イリュージョンボール!」

王将「避けた! 鬼道、イリュージョンボールで風丸をかわした!」

鬼道「いけ! 灰崎!」

灰崎「デスゾーン……開始!」

折緒「」スッ

佐曽塚「」スッ

源田「……来るか!?」

灰崎・折緒・佐曽塚「デスゾーン!」

源田「ビーストファング!」

バチバチバチバチバチバチバチバチ!

灰崎「ぶちぬけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

バァァァァァァァァァァァァン!

王将「ゴォォォォォォォォォル! 星章、帝国学園から見事先取点を奪いました!」

灰崎「へっ、どうだ? これが俺の実力……鬼道?」

鬼道「」ドサ

灰崎「おい! 鬼道!」

春奈「お兄ちゃん!?」

鬼道「>>327

心配するな…春奈

ふっ、何を慌てている
お前が寝ていろと言ったから寝ただけだぞ

>>327 >>328
すみません、両方とも頂きます

鬼道「心配するな……春奈。それに灰崎。何を慌てている。お前が寝ていろと言ったから寝ただけだぞ」

灰崎「……なんだよ! 人を脅かすのが本当に好きな奴だな、お前は!」

風丸「……」スッ

灰崎「てめぇ!」

鬼道「よせ、灰崎。すまないな、風丸」

風丸「気にしなくて良い。俺がやってしまったことだ」

鬼道「ふっ、流石に魂までは影山に売ってなかったか……」

風丸「当たり前だ」

鬼道「そうか……」

王将「鬼道、星章ベンチへと下がって行きます、先ほど傷めた箇所が悪化したのでしょうか?」

鬼道「すみません、久遠監督。アレだけの見得を切って置きながら……」

久遠「鬼道、私からは何を言うつもりは無い」

春奈「お兄ちゃん……風丸先輩!」

風丸「……」

春奈「>>330

・・・もしかして強くなるために
あのスペインとの試合のような負けかたを二度としないために影山を、悪魔を利用してでも強くならなければならなかった…

春奈「…もしかして強くなるために、あのスペインとの試合のような負けかたを二度としないために
   影山を、悪魔を利用してでも強くならなければならなかった……?」

風丸「さあな……鬼道、灰崎を大切にしろよ。俺には…何も無かったからな」

鬼道「風丸……」

王将「ここで鬼道から魚島へと選手交代をします」

佐久間「風丸、鬼道と何を話したんだ?」

風丸「何、大したことの無い話だ」

佐久間「そうか……」

不動「なんか面白くないねぇ……鬼道はベンチに引っ込んじまったし……どうするかねぇ」

ピィィィィィィィィ!

王将「試合再開です!」

水神矢「みんな、この一点をなんとしても守るぞ!」

灰崎「……キャプテン、悪いがそれは出来ねぇ。俺はこいつらからもう一点もぎ取ってやる!」

佐久間「みんな! 一点を取られたがここで取り返すぞ!」

帝国選手「おお!」

不動「うん? おやおや、遅かったじゃないですか? お仕事の方は終わったんで?」

佐久間「……何故ここに居る!?」

鬼道「あれは……影山! 影山零治!」

影山「……」ニヤリ


すみません今日はここまでにしておきます
お付き合いいただき本当にありがとうございました

【スタジアム・観客席】

明日人「なんだ? なんか帝国の選手の様子がおかしいんだけど……」

のりか「なんかサングラスの人が来たとたん、みんな顔が険しくなったんだけど……」

立向居「皆さん、顔をよく覚えておいてください。彼が帝国学園の総帥、影山零治です!」

道成「あれが……影山」

【フィールド上】

佐久間「何故お前がここに居る!?」

不動「そりゃあ帝国の総帥様ですから?」ニタァ

佐久間「不動、お前が……教えたのか?」

不動「いやいや、そうじゃなくてもあの影山総帥ですよ? 選手のことはきちんと把握してるんだろ?」

佐久間「くっ……」

影山「久しぶりだな、鬼道」

鬼道「……色んな疑問が渦巻いているがあえて俺はお前に問わなくてはならない!
   答えろ! 何故サッカー界に戻ってきた! お前はいったい何をたくらんでいる!?」

影山「>>334

・・・無論勝つためだ
(私の全てを壊した日本のサッカー、それが世界に比べたらあの程度だと認めるわけにはいかないのだよ)

影山「無論……勝つためだ……」

鬼道「勝つため……だと? 帝国をか? それとももっと別の何かか?」

影山「……それをお前に話す必要は無い」

鬼道「くっ!?」

久遠「鬼道、座れ」

鬼道「しかし……」

久遠「試合はまだ終わっていない、そんな焦りに満ちた態度では他の奴らに示しがつかん」

鬼道「わかり、ました……」ドスッ

王将「ここで前半が終了です!」

【帝国ベンチ】

佐久間「…………」

影山「不服そうだな、佐久間」

佐久間「……当然だ、俺はお前を監督として認めてはいない!」

源田「…………俺も佐久間と同意見だ。強くしてもらった恩はあるが……」

不動「おやおや、総帥に反抗的な態度をとって良いのか?」

影山「よせ、不動。それよりも言われたことは済んだのか?」

不動「ええ、そのあたりはばっちりと」

佐久間(そういえば試合開始前に仕事と言っていたが……いったい何を頼まれたんだ?)

影山(私の全てを壊した日本のサッカー、それが世界に比べたらあの程度だと認めるわけにはいかないのだよ)

【星章ベンチ】

水神矢「ついに出てきましたね……影山零治」

鬼道「ああ……」

灰崎「おいおい! らしくねぇぞ! 特に鬼道! アイツにビビっちまったのか?」

水神矢「よせ、灰崎! 影山の恐ろしさは俺も知ってます。特に雷門の選手たちを執拗なまでに攻撃すると言う話も……」

鬼道「ああ、だが影山の恐ろしさはそれだけじゃない」

灰崎「なんだよ、まだ何かあんのかよ、アイツ」

鬼道「>>336

それは……!灰崎、危ない!(突然鉄骨が落ちてきて灰崎負傷)

・・・確かに奴は平気で卑劣な手段を用いるクズだ
だが指導者としての実力は間違いなくトップクラスだ
後半は間違いなく前半と比べ物にならないくらい厳しくなるぞ

>>336
鬼道を負傷させた者が言う言葉ではありませんが
1の「誰かを著しく傷つけるもの」に抵触するんで勘弁してください
本当に申し訳ありません
>>338でいきます

鬼道「確かに奴はなんの躊躇いも無く卑劣な手段を用いるクズだ、だが指導者としてはこの日本ではトップクラスの実力者だ」

灰崎「指導者ねぇ……そこの無口ヒゲとは違うってことか?」

久遠「…………」

鬼道「ふっ、俺から見れば久遠監督の方がまだ遥かに温かみがあるほうだと思うがな」

灰崎「けっ、何でもかんでも鬼道任せなのによぉ」

鬼道「とにかく気をつけろ、影山は何らかの手を打ってくるはずだ」

灰崎「へいへい」

王将「まもなく後半開始です!」

灰崎「………こいつ等……」

水神矢(灰崎も気が付いてる……帝国の雰囲気が変わった!」

風丸(影山の戦術を伝えたが……本当に大丈夫なのか?)

ピィィィィィィィィィ!

王将「星章のボールで後半が開始です!」

灰崎「>>342

流石にこれはスルーで良いでしょ
強引過ぎるわ

灰崎「何企んでるか知らねぇがもう一点取って突き放してやらぁ!」

王将「灰崎、ドリブルで一気に帝国陣地へと攻めはいっていく!」

風丸「奴らには頼みの鬼道がいない! 慌てず丁寧に守備をしろ!」

帝国選手「おお!」

灰崎「オラオラオラ!」

王将「灰崎! 次々に帝国選手を抜いていく!」

灰崎「もらったぁ!」

不動「残念! シュートはお預けだぜ!」

灰崎「なっ!?」

王将「不動! 土壇場でクリア!」

灰崎「ちっ、鬼道がいなくなったから今度は俺ってことか!?」

不動「>>346

は?なんでわざわざお前なんかマークする必要あんだよ。俺はただ、お前がノロノロ歩いてたからボールを蹴ってやっただけだぜ?ニヤリ

不動「はぁ? 何でわざわざお前なんかをマークする必要あんだよ?
   俺はただお前がのろのろ歩いてたからボールを蹴ってやっただけだぜ?」ニヤリ

灰崎「へぇ、おもしれぇ冗談だな。モヒカン!」

不動「一番面白いのはお前の顔だがな、銀ワカメ」

王将「不動がクリアしたボールを寺門がキープします」

寺門(佐久間……いいんだな?)

佐久間「」コクン

寺門「必殺タクティクス! オプティカルファイバー!」

王将「こ、これは!? 帝国学園の選手が一糸乱れぬ動きで星章守備を突破していく!」

水神矢「な、何だ、このタクディクスは!?」

早乙女「速い!」

白鳥「う、ウソだろ!? 動きが全く読めなかった!?」

春奈「え? え? え?」

鬼道「まずい! あそこまで高速化された連携では手が出せない!」

王将「そしてボールは佐久間へと渡った!」

佐久間「>>348

このままいかせてもらう皇帝ペンギンアイン!(1号の改造版)

一度しか使えないとっておきの奥の手、ここで使わせてもらう!(口笛)

>>349 >>350
両方とも取らせていただきます
あんまりガチガチだとこちらが辛いので……申し訳ない

佐久間「悪いな、このままいかせて貰うぞ!」

鬼道「何をするつもりだ!?」

佐久間「一度しか使えない取って置きの奥の手、ここで使わせてもらう!」ピィーピ

王将「おっと! 佐久間の口笛で無数のピンクペンギンが飛んできた!? そしてそのまま佐久間の足に噛み付いた!!」

鬼道「あれは……まさか! 皇帝ペンギン一号!? アレは禁止された技だ!」

佐久間「違う! これは俺が独自に考えて発展させた新しい必殺技! その名も皇帝ペンギンⅠ(アイン)! いけぇぇ!」

王将「佐久間、シュートを放ったぁ!」

ドシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

天野「もじゃキャッチ!」グルルルルゥゥゥン!

グォォォォォォォォォォン!

天野「うぉわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」バーン!

王将「ゴール! 帝国学園、後半早々に追いつきました!」

灰崎「バカな……」

天野「くそぉ!」

佐久間(……鬼道、お前が俺に対して怒る気持ちは理解できる。しかしお前が出て行ってから俺も何かを成し遂げたかった。
    一年前のあの時、病院のベッドの上で自らの不甲斐なさに泣いた、だが……)

鬼道「佐久間……」

佐久間「鬼道! ベンチにいるお前には悪いがここから二点三点と取らせてもらう!」

鬼道「……佐久間、お前もまた強くなろうとしてるんだな。だが……うちのチームにもまだ可能性を秘めている奴がいる」

灰崎「>>355

(すまねえ茜…どうやら、俺はここまでのようだ……)

灰崎「あんな技があったのかよ……」

不動「おやおや、ペンギンがお前だけの専売特許だと思ってたのかよ?」

灰崎「何?」

不動「一応言って置くけど……もっと凄い業を開発してるんだとよ。全く誰かさんのみみっちぃペンギンとは大違いだぜ」

王将「星章ボールで試合再開です」

灰崎「くそ、なめてんじゃねぇぞ!」

王将「灰崎、ボールとともに帝国へ向かっていく!」

風丸「」スッ

大道「」コクン

王将「おっと、どうしたことか? 帝国DF、棒立ちだ!」

灰崎「舐めやがって……だったら食らわせてやる! デスゾーン!」

鬼道「無理だ……! 折緒と佐曽塚と距離が離れている! 一人ではデスゾーンは撃てない!」

灰崎「だったら! オーバーヘッドペンギン!」ピィーピ!

源田「無駄だ! そのシュートは俺には通用しない! ビーストファング!」バシィ!

風丸「反撃だ! いくぞ!」バッ!

灰崎「ちぃ! くそぉ……!」

風丸(今までは鬼道のおかげで連携が取れていたがその鬼道がいないことと佐久間の新必殺技のせいで灰崎に焦りが見える)

不動(アイツが焦ってくれればくれるほどチームの穴は大きくなるってことさ、総帥は本当に恐ろしいねぇ)ニタァ

灰崎「くそ……」(すまねぇ茜…どうやら俺はここまでのようだ…)

水神矢「>>360

お、終わりだ…

水神矢「お、終わりだ…」

鬼道「お前たち、諦めるな!」

灰崎「鬼道……!」

鬼道「何を俯いている! こんなことで諦めるような奴らに育てたつもりはないぞ!」

水神矢「……そうだ、俺たちは……」

折緒「ははっ、本当に酷い人だからな、鬼道さんは」

天野「最後まで諦めるようだったらもっときつい練習をやらされそうだ」

風丸「……だがこの状況をどうする!? 鬼道有人! いや星章学園!」

灰崎「甘く見るんじゃねぇ!」ガシィ!

風丸「なにぃ!?」

灰崎「ペンギンが専売特許? 上等だ! こんなところでくじけてたらあいつを救えねぇんだよ!」バシュウ!

王将「おっと、灰崎! 風丸からボールを取り返した!」

風丸「戻れ!」(くっ!? こんなときに足に疲れが!?)ガクリ

灰崎「トゲトゲ! キツネ! もう一発デスゾーンを食らわせてやるから手を貸せ!」

佐曽塚「はいよー!」

折緒「ったく、人使いが荒いぜ!」

灰崎「デスゾーン!」バシュウ

源田「ビーストファング!」

バチバチバチバチバチバチバチ!

源田「くっ!?」

大野「持ちこたえろ!」

万丈「俺たちが支える!」

源田「お前たち……すまん!」

王将「これはぁ!? 源田をDF二人が支えている! まるでかつての雷門のようだ!」

源田・大野・万丈「うおおおおおおおおおおおおおお!」

バッチィィィィィィィィン!

王将「帝国! デスゾーンを跳ね返した!」

源田「やったか!?」

灰崎「まだまだ!」

王将「灰崎、そのままシュート体勢!」

不動「>>362

させるかよ!(足を狙おうとする)

>>362は誰かを著しく傷つけるもの」に抵触しまちゅよーw
ほら、避けたらどうでちゅかー?
あ、それともぼくちゃんは自慢のはいじゃきくんageでもするんでちゅかーw
ばーか

不動「させるかよ!」

王将「不動、先ほどと同じようにスライディング!」

灰崎「……お前がそう来るのはなんとなく分かってたよ」

不動「なにぃ!?」

王将「灰崎、これをかわしたぁ!」

灰崎(あいつは自分で考えた必殺技だと言っていた。それなら俺も作ってやるぜ! 新しい必殺技をなぁ!)

鬼道「いけ! 灰崎!」

灰崎「これだぁ!」

王将「灰崎、ホレーシュート! そのまま帝国ゴールへと向かっていく!」

風丸「やらせない!」

王将「風丸! 身体を張ったブロック! がボールの勢いを完全に殺しきれてない!」

風丸「な、なんだこれは!? うわぁぁぁぁぁぁぁ!」バーン

王将「風丸大きく吹き飛んだ! そしてボールはポストとに激突!」カァーン

ピィィィィィィィィィィィ!

王将「ここで試合終了! 星章対帝国は同点の引き分けで終わりました!」

灰崎「はぁはぁはぁ……」

鬼道「よくやったな、灰崎」

灰崎「ったりめーだ」

佐久間「鬼道……」

鬼道「佐久間……」スッ

佐久間「鬼道……!」

鬼道「良い試合だったな」

佐久間「>>365

佐久間「ああ、次は負けない!」ガシィ

王将「両チーム握手を交わし、互いの健闘を称えあってます」

風丸「……影山は?」

佐久間「おそらく先に帰ったんだろう」

風丸「そうか……それと灰崎」

灰崎「なんだよ?」

風丸「さっきのシュート、アレはいったい何なんだ?」

灰崎「ああん? しらねぇよ!」

鬼道「もしかしたら……新しい必殺技の糸口かもしれんな」

風丸「新しい必殺技の糸口か……」

鬼道「今度試合をするときはその必殺技が形になってるかもしれん」ニヤリ

風丸「そのときはお手柔らかに頼むぞ」

鬼道「ああ、もちろんだ」

【観客席】

明日人「……凄い試合だった」

道成「ああ、本当に凄い試合だった」

岩戸「自信なくしそうでゴス」

のりか「必殺技もすごいけど二つのチームの技術が凄すぎて全く参考にならなかったよ」

虎丸「一度帰りましょう、見てきた試合を元に自分たちで出来ることを探して!」

奥入「そうですね、この試合を見れただけでも十分すぎるおつりが出ます!」

【スタジアム出入り口】

水神矢「それにしても怪我が大した事なくて良かったですね、鬼道さん」

灰崎「試合中に倒れるからてっきり重症だと思ったのによ、全治三日だぜ? とても信じられねぇよ」

鬼道「ふっ、俺を誰だと思っている? 柔な鍛え方はしていないと言ったはずだぞ」

春奈「ごめんなさい、大げさなことを言って……」

水神矢「気にしなくて良いよ、鬼道さんが心配なのは俺たちも一緒だから」

明日人「あっ、灰崎たちだ」

鬼道「こうして会うのは初めてだな……お前たちが新しい雷門か」

明日人「はい!」

鬼道「>>371

(こいつらならもしや、あの円堂から36点を奪った本来の黒騎士学園にも勝てるかも知れん)

鬼道(こいつらならあの円堂がやられたという真の黒騎士学園に勝てるかもしれん)

明日人「あの? 鬼道さん?」

鬼道「ああ、すまないな……今度戦うのは本戦の方かもしれんがお前たちと戦うのを楽しみにしている」

明日人「はい、ありがとうございます!」

鬼道(今は良い、だがこれからのお前たちの成長。期待しているぞ!)

灰崎「……!? アイツは……!」

水神矢「おい、どうした!? 灰崎!」

【スタジアムの脇】

灰崎「おい! お前……王帝月ノ宮の野坂悠馬だろ?」

野坂「そういう君は灰崎くん、だよね? 僕に何か用かい?」

灰崎「決まってるだろ? てめぇに言いに来たんだよ! 宣戦布告をな!」

西蔭「……どういうことだ?」

灰崎「俺はお前ら王帝月ノ宮を倒して、アレスの天秤の不要さを証明してやるって言ってるんだよ!」

野坂「面白い話だね、それなら本戦まで来ないといけないね。星章と王帝月ノ宮はリーグが違うから」

灰崎「ああ、行ってやる! だから首を荒って待っておけ!」

野坂「君との試合、楽しみにしてるよ。行こう、西蔭」

西蔭「はい、野坂さん」

【雷門・グラウンド】

明日人「ただいま!」

剛陣「はぁはぁはぁ……」

小僧丸「ゼェゼェ・・・・・・」

のりか「ナニコレ!? グラウンドがめちゃくちゃなんだけど!」

剛陣「何って……練習してたに決まってるだろうが!」

小僧丸「互いに張り合ってたらこんなことになっちまっただけだ……」

金雲「みなさん、試合観戦ご苦労様でした! 練習は明日からで結構でーす!」

道成「はい、わかりました。でもグラウンドのほうは……」

金雲「それは業者さんに頼むのでお気になさらず! ではしっかりと身体を休めてくださいね! 解散!」

みんな「はい!」

すみません、ここまでにしておきます
自分の中でも方向性を打ち出せず本当に申し訳ないです

【雷門・サッカー場】

明日人「うおおおおおおおお!」ドドドドドドドド

綱海「…………ほい」パスッ

明日人「あっ!」

綱海「残念だったな、明日人」ポーン

明日人「もう一度お願いします!」パスッ

氷浦「精が出てるね、明日人」

万作「ああ、先日の試合で色々影響を受けたらしいからな。俺も必殺技を、って思ってるらしいぞ」

塔子「ところでさ、明日人の奴は何の必殺技を編み出そうとしてるんだ?」

氷浦「えっと……たしか、シュートは小僧丸があるから自分はドリブルを磨くって言ってたな」

塔子「なるほど、綱海を練習相手に必殺技を生み出そうってわけか」

万作「そうみたいなんだが……」

明日人「うわぁ!」ザザッ! ゴロゴロゴロ

綱海「ははっ、また俺の勝ちだな」

明日人「くぅぅぅぅぅ! もう一度お願いします!」

綱海「おお、任せておけ!」

万作「あれで何回目だ?」

氷浦「たしか……30回は超えてるかな」

塔子「30回? それなのにまだ抜けないってことか?」

氷浦「うん、こうなってくると明日人の必殺技には何かが足りないと思うんだ」

塔子「何かねぇ……うーん、あたしには思いつかないよ」

万作「もっとこう、イメージ的なものが足りないんじゃないか?」

塔子「イメージねぇ……何が良いかな?」

氷浦「>>401

稲光、とか?

氷浦「稲光……とか?」

塔子「イナビカリ?」

氷浦「うん、勢い任せに走るんじゃなくてパッと光って、気が付いたら抜かされてるっていうイメージ」

万作「いいな、それ! 明日人! 稲光みたいなイメージでドリブルをしてみろ!」

明日人「わ、わかった! 稲光……稲光……稲光って何だっけ?」

綱海「稲光っていうのは稲妻の光だ。お前も見たことあるだろ? 稲妻がこう光る瞬間! それを意識して見ろってことさ!」

明日人「……なるほど、わかりました! 稲光……稲光……うおおおおおおおおおお!」ドドドドドドドド

綱海「うーん……だめだな、こりゃあ」パス!

明日人「えええええ!? 何で、どうして!?」

綱海「なんていうか……稲妻じゃなくてカジキマグロが突っ込んでくるような感じだな」

明日人「そ、そんなぁ」

綱海「大丈夫だって! さあ、もう一度やろうぜ!」

明日人「稲光……稲光……うおおおおおおおおおおお!」ドドドドドドド!

綱海「おっ!?」

明日人「うわああああああああ!」ドシーン!

塔子「おいおい、ネットに突っ込んじゃったぞ!」

氷浦「明日人、大丈夫!?」

明日人「ああ、今度はちょっと勢い余った……」

万作「溜めが足りないんじゃないか? 今度はじっくりと溜めて走って見たらどうだ?」

明日人「ああ、そうする」

綱海「おし、来い!」

明日人「うおおおおおおお!」ドドドドドドドド!

綱海「おお!?」

氷浦「これは!?」

明日人の新必殺技、
安価下、コンマ20以上で成功

明日人「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」バチバチバチバチ

明日人「や、やった!」

万作「やったな、明日人!」

塔子「凄いドリブルだったよ!」

氷浦「うん、まさに明日人だけの必殺技だ!」

明日人「ありがとう! みんな!」

塔子「うん、まさに稲光って感じだったね! せっかくだし名前を付けたらどうだ?」

明日人「名前かぁ……じゃあ綱海先輩、お願いします」

綱海「え? 俺?」

明日人「先輩が練習に付き合ってくれたおかげです! だから命名は先輩にお願いしようと思って……」

綱海「はっはっはっ、そう気を使わなくていいって!」

明日人「お願いします」

綱海「>>407

ったくしゃーねーなー
耳かっぽじってよ~く聞けよ?

わかった。なら、『イナビカリダッシュ』っていうのはどうだ?

綱海「ったくしゃねーなー。耳をかっぽじってよーくきけよ?」

明日人「」ゴクリ

綱海「イナビカリダッシュっていうのはどうだ?」

明日人「イナビカリダッシュ!」

氷浦「まんまじゃないですか!」

綱海「うん? そうか? まあいいじゃないか!」

万作「でも変にひねられても明日人も覚えられないだろうし、これで良いと思う」

綱海「うんうん、そうだろそうだろ。でだ、ここからは先輩としての話をする」

明日人「はい?」

綱海「新しい必殺技を得たからって磨くことを忘れるなよ。必殺技っていうのは漁師の竿って奴だから」

氷浦「あの……いったいどういう意味ですか?」

万作「自分の道具って意味だと思う。親父も寿司を作るとき、必ず包丁を研いでいたから……」

明日人「わかりました。俺、このイナビカリダッシュを大事にします」

綱海「おう、その意気だ!」

氷浦「……俺たちも必殺技がほしいな。先輩や塔子ちゃんは必殺技を持ってるんですか?」

綱海「もちろん!」

塔子「>>410

ザ・タワーっていうんだけど……今見せてあげようか?

あっ、出来たら安価下で

塔子「まっ、そのうち見せてやるよ」

万作「そのうち……」

氷浦「そういわれるとすっごく気になる!」

綱海「まあ近いうちに見せることになると思うぜ!」

明日人「……あれ? のりか?」

のりか「た、ただいまぁ……」フラフラ

明日人「一体どうしたんだよ? そんなにフラフラになって!」

氷浦「まさか……悪い奴らに……!?」

万作「いやいや、そんなこと無いだろ? のりかは監督からなんか頼まれごとをされてたらしいし」

明日人「頼まれごと? のりか、一体どんなことを頼まれたんだ?」

のりか「>>414

色んな学校の偵察

のりか「偵察……」

明日人「え?」

のりか「キャプテンたちと色んな学校の偵察! 本当に怖かったんだからね!」

明日人「えええええええ!? 偵察!? それでそんなフラフラに?」

塔子「おい、のりか……大丈夫か?」

のりか「……うわあああああん! 塔子ちゃん! 怖かったよ!」ギュウウウウウ!

万作「いや、怖いっていう意味が分からないんだが……」

氷浦「帝国とか黒騎士とか星章なら怖いと思うけど、流石にのりかが怖がるような学校ってどこがあったっけ?」

万作「ここに来てそこそこだけど……どんな学校があるか分かってないな……」

塔子「のりかの怖がりようから言って……あそこかな?」

綱海「あそこ? どこだったっけ?」

塔子「>>416

尾刈斗中

塔子「尾刈斗中だよ」

綱海「ああ、あそこか! で、何で怖いんだ?」

のりか「だ、だって! 帰り際に呪ってやるって!?」

明日人「ええええええええ!? 呪い!?」

氷浦「ははっ、のりか。いくらなんでも呪いなんてありえないよ。呪いなんて嘘っぱちって婆ちゃんも言ってた」

のりか「うそぉ! あそこから雷門に帰るまで不吉なことがいっぱいだったよ!」

万作「不吉なこと?」

のりか「まず道を歩いてたら黒猫が目の前を横切った」

明日人「そりゃあ普通に道を歩いてたら黒猫が横切るのは当たり前だろ?」

のりか「そしたら屋根の上のカラスが一斉にこっちを見たの!」

万作「カラスがこっちを見たって……イレブンバンドが光ったからじゃないのか?」

のりか「不安になって神社でおみくじ引いたら凶が出た!」

氷浦「それは運が悪かっただけじゃ……」

のりか「そして最後に雷門から帰ってきたとたん靴の紐が切れたんだよ! これって呪われてるんじゃないの?」

綱海「うーん、靴の紐が古かったからじゃないか?」

のりか「とにかくあんな恐ろしい所の偵察は二度としたくない!」

塔子「大変だったね、のりか……もう安心して良いよ」ナデナデ

のりか「うわああああん! 塔子ちゃん!」ギュウウウウウ

万作「なあ、こういうときってやっぱり……?」チラリ

綱海「うん?」

【雷門・ミーティングルーム】

金雲「みなさん、新しい対戦相手が決まりました!」

明日人「どこですか?」

金雲「尾刈斗中です」

万作「当たったか……」

のりか「>>418

(恐怖のあまり失禁)

安価↓なら「わ、私!絶対に試合にでないからね!!!」

流石に下だろうな……

のりか「フラグ回収するなぁ!」ググググググ

万作「ま、まて……俺はそういう意図で言ったつもりは……」

剛陣「うぉ、何だ!?」

のりか「わ、私! 絶対に試合に出ないからね!」

立向居「え? え?」

虎丸「一体どうしたんですか? のりかさん!」

金雲「うーん、困りましたねぇ……のりかくんにはスタメンで頑張ってもらおうと思ってたのですが……」

のりか「いや! 絶対にいや!」

金雲「……仕方がありません。キャプテンの道成くん、あなたにのりかくんの説得をお願いします!」

道成「え? えええええええええええええ!? 俺ですか?」

金雲「はい、頼みましたよ!」

道成「え、えーっと……のりか?」

のりか「」フー、フー

道成(だめだ……どうする俺……ここで頼りになりそうなのは……)

剛陣「落ち着けよ、のりか」

小僧丸「ったく、尾刈斗中ごときにびびってんじゃねぇぞ」

飛鷹「だが油断は禁物だ。かなり怪しげな術を使うって響木さんから聞いてる」

のりか「」ビクッ!

道成(バカ! 刺激してどうする!)

奥入「ところで知ってますかぁ? 雷門の七不思議……」

岩戸「七不思議?」ゴクリ

服部「凄く怖そうだね、ゴーレム!」ゴクリ

のりか「」ビクビクッ!

道成(何でこんなときにそんな話をする!?)

明日人「えっとのりか? 大丈夫だって!」

万作「そうだ、呪いなんて吹き飛ばせるさ!」

氷浦「何度も言ってるだろ、呪いなんて嘘っぱちって!」

のりか「で、でもぉ……」

道成(よし、いいぞ!)

虎丸「>>425

あ、部室に何故か黒猫が!

虎丸「あっ、部室に黒猫が!」

のりか「ひぃぃぃぃぃぃ!」

道成(何でこんな所に黒猫が居るんだ!?)

黒猫「フシャアアアアアアアア!!」

つくし「ひええええ! 威嚇してきます!」

明日人「だいじょうぶだって、ほら!」

黒猫「」バッ!

明日人「うわぁぁぁぁぁ!」バリバリバリバリ

氷浦「明日人!」

万作「おい、窓を開けろ!」

虎丸「は、はい!」ガラ

黒猫「シャアアアアアアア!」ビューン

明日人「いててててて……ああ、びっくりした」

つくし「明日人くん、包帯巻いて上げますね!」

明日人「あ、ありがとう……」

のりか「やっぱ、呪いはあるんだよ! 私、呪われてるんだ!」

道成「その言葉は聞き捨てならないな」

明日人「キャプテン!」

道成「のりか、お前はこのままで良いのか? わけも分からない奴らの呪いでこんな風にされて……」

のりか「それは……」

道成「安心しろ、お前が呪われてるのなら俺たちが必ずお前を守る」

のりか「キャプテン……」

塔子「それにさ、のりかは呪いなんかに負ける女じゃないってあたしは知ってるよ」

のりか「塔子ちゃん……わかった。私頑張るね」

塔子「>>426

塔子「…あっ、靴紐が切れた」バツン

のりか「……」ガクリ

塔子「おい、のりか? しっかりしろ! のりか!」

つくし「だめです、完全に気絶をしてます」

立向居「仕方ありません、試合までに何とかしましょう」

道成「そうだな……せっかくだ過去のビデオで尾刈斗中を研究しよう!」

立向居「そうですね、たしか一年ほど前、雷門と練習試合をしたビデオがあったはず……ちょっと待っててください」

~数十分後~

のりか「はっ!?」キョロキョロ

剛陣「おっ、目が覚めたか?」

小僧丸「これから尾刈斗中のビデオを見るんだとよ」

のりか「え? え?」

立向居「さあ、再生しますよ」

ザザザザザザザザザザザ

剛陣「おいおい、画面が乱れてるぞ」

つくし「一年前のビデオですよね? こんなに劣化してるはず無いんですけど……」

飛鷹「おっ、映った」

明日人「あれ? なんか変な井戸が映ってるんだけど」

のりか「」サァァァ

万作「おいおい、井戸から変な人が出てきたぞ」

氷浦「これってもしかして……」

のりか「あああああああああああああ!」ブツン

剛陣「なんだよ! 急に消して!」

のりか「絶対これ呪いのビデオだよ! 私もう帰る!」ダッ!

明日人「おい、のりか! 待ってくれよ!」

万作「いっちまった……」

道成「大丈夫なのか? こんなので……」

すみません、凶はここまでです
お付き合いいただきありがとうございました

【木枯らし荘】

剛陣「それでヨネさん。のりかの奴は?」

ヨネ「帰ってきたとたん部屋に閉じ篭ったきり。ご飯もまだ食べてないんだよ」

奥入「これは重症ですね……」

岩戸「こうなったのりかは意地でも部屋から出ないでゴス」

道成「だがこのままではのりか自身も弱るな。何かきっかけでもあれば良いんだが……」

万作「きっかけか……こういうとき呪いから守るおまじないがあったらいいけど」

日和「おまじないって言うと……恋が叶うって言うアレですよね?」

服部「恋じゃなくてこの場合は運気アップかな?」

小僧丸「ふん、呪いなんて嘘に決まってる。偶然が重なっただけだ」

岩戸「けどのりかの周りで不吉なことがいっぱい起こったでガス。偶然にしては出来すぎでゴスよ」

明日人「……キャプテン、俺一回のりかとちゃんと話して見ます」

道成「……そうだな、頼むぞ」

明日人「はい!」

ヨネ「それならこれもお願いね。のりかちゃん、ご飯を食べてないみたいだから」スッ

剛陣「おお、ヨネさん手製のおにぎり……」ゴクリ

日和「アレだけ食べたのにまた足りないんですか?」

剛陣「う、うるせぇ! 美味そうだなって思っただけだ!」

明日人「それじゃあ、行ってきます」

【のりかの部屋の前】トントン

のりか「だ、だれ!?」

明日人「俺だよ、明日人。腹減ってると思っておにぎり持ってきたけど……」

のりか「明日人? ……本当に明日人なの? 幽霊が化けてるんじゃ……」

明日人「へ? いや、俺はちゃんと明日人だよ!」

のりか「本当の本当に明日人?」

明日人「本当の本当に明日人だよ! 何で疑うんだよ!」

のりか「そ、それなら明日人とあたししか知らない秘密があったよね?」

明日人「へ?」

のりか「それを言ってみてよ! そうじゃないとドアはあけないから!」

明日人「>>432

え、ええっと・・・
そんなものはない!(え?無かったよな?ホントに無かったよな?)

明日人「え、ええっと……そんなものはない!」(え? 無かったよな? ホントに無かったよな!?)

ガチャ

のりか「……よかったぁ、明日人だぁ。本物の明日人なら知ってても口外しないって約束したもんね?」

明日人「お、おう!」(二人の秘密は全然思い出せないけど……)

のりか「と、とにかく早く部屋に入ってよ!」

明日人「わ、わかった」

【のりかの部屋】

明日人「へえ、女の子の部屋ってこうなってるんだ……とと、はい。ヨネさん手製のおにぎり」

のりか「ありがとう、お腹ペコペコだったんだ」モグモグ

明日人「ゆっくり食べなよ、急に減るわけじゃないんだから」

のりか「でもぉ……」

明日人「ところで……さ、のりか」

ワオーン!

のりか「きゃぁ!」ギュウウウウウウ!

明日人「お、落ち着いて! ただの犬の遠吠えだよ!」

のりか「え? 本当?」

明日人「……のりか、あのさ……」(ここはビシッと言ってのりかを立ち直らせないと!)

のりか「何?」

明日人「>>434

あ、非通知から電話きた

流れおかしくない?
下なら「のりかは俺が守るから安心してよ」

>>1に任せるしかない

ピリリリリリリ

明日人「……うん? 非通知から電話が来た」

のりか「ひぃ!?」

明日人「何だ、すぐ切れた。ただのいたずらだよ、全く」

のりか「の、呪いの電話だったらどうするのよ、明日人!?」

明日人「別にいいんじゃないか?」

のりか「いいんじゃないかって……」

明日人「色々考えたけどさ、呪いだなんだって怖がってもしょうがないと思うんだ
    それにさ、俺幽霊にあって見たいんだ。幽霊がいるのなら母ちゃんの幽霊もいるってことになるし……」

のりか「明日人……」

明日人「ごめん、怖がってるのりかの気持ちを考えなくて……でも大丈夫! もしなんか会ったら俺がのりかを守るよ!」

のりか「ほ、ホントに!?」

明日人「約束は守る! キャプテンも万作も氷浦もみんな心配してるしな。それに元凶の尾刈斗中を倒せば元に戻るさ」

のりか「元凶……うん、やってみる!」

明日人「よし、それじゃあ俺はそろそろ……」ガタッ

のりか「明日人、待って!」

明日人「なんだよ? まだ怖いなんてことが……」

のりか「うん、まだちょっと吹っ切れてないから……その……一緒に寝てくれない!」

明日人「え? えええええええええ!?」

のりか「お願い! 明日人! このままじゃ試合まで耐え切れない!」

明日人「お、俺は男だぞ!」

のりか「だから頼りになるんじゃない! それに守ってくれるって言ったのは嘘!?」

明日人「嘘じゃない! 嘘じゃないけど……それはそれで……なんというか……」

のりか「一生のお願い! 今日だけでいいから!」

明日人「>>440

・・・お、おっけー////

明日人「…お、おっけー」///

のりか「よかった!」

明日人「とにかく明日になったら一度みんなに顔を出せよ、な?」

のりか「うん、そうする!」

~その日の夜~

のりか「ZZZ……」

明日人(……………寝れない!)ギンギン

のりか「ふふふ……」スゥスゥ

明日人(てっきり部屋の隅っこで寝ると思ったけど……全く違う!)

のりか「やったぁ……」ZZZ

明日人(のりかが! 俺の身体に抱きついて! 離れない!)

のりか「ZZZ……」ギュウウウウウウウウ!

明日人(の、のりかの顔が身近に! な、なんかドキドキしてきた……)ドキドキ

のりか「うぅん……」スリスリ

明日人(頬を摺り寄せないで! ……結構良い匂いするなぁ、のりか)クンクン

のりか「いやぁ……」ムギュ! ムギュ!

明日人(タンマ! 俺の腕にのりかの何かやわらかい物が! 母ちゃん! 俺どうしたら良いんだ!?)

のりか「うふふ……」スゥスゥ

明日人(よくよく考えて見たら学校じゃのりかのことを聞いてくる奴が多かったな……)ジー

のりか「ZZZ……」

明日人(こうしてみると結構かわいいな……って何を考えてるんだ、俺は!?)

のりか「」ギュウウウウウウ!

明日人「うっ……」(は、早く朝が来てくれ! 別の意味でもたない!

~朝~

のりか「おはよう! 今日も良い朝になりそうだよ!」

明日人「…………」ゲッソリ

のりか「>>442

??

どうしたの?……まさか、私と一緒にいたからドキドキして寝れなかったんでしょう!(からかう感じで)

のりか「??」

明日人「と、とにかく朝飯にしよう」

のりか「うん!」

【木枯らし荘・食堂】

のりか「頂きます!」

ヨネ「のりかちゃん、今日は元気良いね!」

のりか「うん!」

道成「どうやらのりかの奴、元気になったみたいだな」

日和「その一方で………」

明日人「……」ボー

万作「な、何があったんだ?」

氷浦「さあ?」

剛陣「おいおい、のりかが立ち直ったと思ったら次は明日人だなんていうなよ!?」

小僧丸「おい! しっかりしろ!」バシーン!

明日人「うわ!? アレ? 俺は……」

万作「大丈夫か? ぼーっとしてたぞ、お前」

氷浦「昨夜に何かあったの?」

明日人「昨夜……」モワモワモワ

剛陣「おい、またおかしくなったぞ」

氷浦「明日人、昨晩何があったんだ!? 答えてくれ! 幽霊でも見たのか!?」

明日人「>>445

ナ、ナニモナイヨー

明日人「ナ、ナニモナイヨー」

氷浦「あの明日人がこんな態度をとるだなんて……これはおかしい! きっと昨晩のうちに何かが……」

万作「そこまでにしとけよ、氷浦。明日人はただの寝不足なだけだ」

剛陣「おいおい、寝不足だなんて……まさか隠れて練習をしてたのか?」

日和「剛陣先輩じゃないんですから……」

道成「とにかくのりかが立ち直ったんだ。俺たちも気合を入れて尾刈斗中の対策を練ろう!」

みんな「おお!」

明日人「オオ~……」

~数日後~

【尾刈斗中スタジアム・雷門控え室】

王将「皆さん、お待たせいたしました! 雷門中対尾刈斗中の試合がまもなく始まろうとしています」

のりか「……」ギュ

塔子「のりか、大丈夫か?」

のりか「うん、大丈夫!」

塔子「今回はあたしや綱海先輩がでるからね、防御は任せておきな!」

のりか「お願いね、塔子ちゃん!」

虎丸「今回、俺は控えですけど……出番の準備はしっかりしておきますよ!」

道成「さあ、いこう! 今回は俺たちが勝つ!」

みんな「おお!」

王将「選手が入場してきます!」

幽谷「ククク、逃げずによく来たな……お前!」ビシッ!

のりか「ううっ!」

幽谷「お前にかけた呪いの味、どうだった? さぞ楽しかっただろ?」

武羅渡「われわれの秘密を探ろうとするだなんて……身の程知らずの女性だ……」

幽谷「まあここで完膚なきまでに叩きのめせば……二度とそんなことは思わないようにしてやる!」

のりか「>>447

ひぃっ!や、やっぱり怖い!(トイレに逃げる)

のりか「ひぃっ! や、やっぱり怖い!」ダッ!

明日人「あっ、のりか!」

金雲「いけませーん!」ボイーン!

のりか「きゃぁ!」ドシーン!

金雲「のりかくん、いくらあなたでもここまで来て逃げ出すなんて……いくらなんでも往生際が悪いですよぉ!」ドーン

のりか「ひえええええ!」アワアワアワ

道成「監督!」

金雲「さあ、みなさん! 今日の試合、頑張ってくださいね。ここは一種の正念場なんですから!」

明日人「正念場?」

金雲「はい、ここで勝つと……FF本戦への道が開けまーす!」

道成「ほ、本当ですか?」

金雲「はい、と言ってもまだまだライバルは多いですけど……可能性はありますよぉ!」

小僧丸「本戦ねぇ……そう思うと武者震いしてきたぜ」

剛陣「っしゃぁ! 燃えてきたぜ!」

のりか「う、うう……でも怖いよ……」ブルブル

明日人「……のりか、大丈夫だって! 俺が守るって言った事、忘れてないから!」

のりか「明日人……わかった、ちょっとだけ勇気貰うね」ギュウ

塔子「うわぁ……」///

虎丸「え? え? えええ!?」

氷浦「何で明日人に抱きつくことが勇気を貰うことなんだ?」

万作「さ、さあな……」

のりか「……」

幽谷「それで俺たちに勝つつもりか?」

のりか「勝つ! 勝って幽霊とか呪いを全部吹き飛ばす! みんな、いくよ! こいつらに勝って私たちは前へ進むんだ!」

みんな「おう!」

すみません、今日はここまでにしておきます
試合はまた今度ということで……
お付き合いいただきありがとうございます

のりかは小説版で「のりかは守りの女神であり、また癒しの女神でもあった」と書かれるくらいだから明日人がドキドキしても違和感ない

【フィールド中央】

ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

王将「尾刈斗中のキックオフで試合開始です!」

幽谷「くくく、恐怖のどん底に叩き込んでやる!」

道成「来るぞ……みんな、準備をしておけ!」

塔子「分かったよ!」

のりか「あわわわわわわわ……」

塔子「あたしがのりかのフォローをする。守備は任せたよ!」

綱海「おう! まかせとけ!」

王将「尾刈斗、ゆっくりとしたパス回しで進んでいきます」

万作「なんだ? 攻めて来ないのか?」

岩戸「なんか……嫌な予感がするでゴス……」

月村「どうした? ボールは目の前にあるんだぜ?」

道成「くっ!」

王将「雷門、それぞれプレスに行きますが尾刈斗のボール回しに翻弄されております」

服部「……待ってるだけじゃダメだ! ボールをとりに行く!」

王将「服部、八墓へと向かっていく!」

八墓「………誘われてきたか……」ニヤリ

八墓・この安価

服部・安価下

【中央→自陣】

王将「服部、かわされた!」

万作「い、今の見たか?」

岩戸「は、半ちゃんの身体が一瞬とはいえ止まったでゴス!」

綱海「ぼさっとすんな! 今度は俺たちの番だ!」

万作「お、おう!」

岩戸「ゴ、ゴス!」

王将「八墓、そのままボールを月村に渡します!」

月村「ウォォォォォン!」

万作「うわ!?」

岩戸「ゴス!?」

王将「おっと! 万作と岩戸、月村の威嚇に思わず退いた! その隙にドリブルでゴールを目指す!」

綱海「おっと、そうは行かないんだな。これが!」

月村「何!?」

王将「二人の影から綱海がフォローに入った!」

月村・この安価

綱海・安価下




【自陣・シュートフェイズ】

王将「避けた! 月村それすら読んでいたのか、綱海のブロックを見事に回避!」

綱海「うそだろ!?」

王将「月村、そのままシュートへと持っていく!」

月村「くくく、その綺麗な顔を俺のシュートでずたずたにしてやる!」

のりか「ひぇ!」

塔子「のりか!」

月村「くらえ! ファントムシュート!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! ババババ!

のりか(とにかくシュートを止めないと!)「たああああああ!」

月村・この安価

のりか・安価下+塔子のフォロー+20

【自陣→中央】

王将「海腹、ボールに飛びつこうと手を伸ばす!」

のりか「ダメ! 届かない……!」

塔子「あまいね!」バシュン!

王将「おおっと! すんでのところで財前がフォロー! 大きくクリアした!」

のりか「あ、ありがとう! 塔子ちゃん!」

塔子「へへ、気にしなくていいって! それよりものりかもちゃんと動けてたね! もう少しだったよ!」

のりか「うん!」

王将「財前がクリアしたボールは道成がキープをする!」

道成「いくぞ! こんなイカサマなチームに負けるわけにはいかない!」

幽谷「聞き捨てなら無いな! 俺たちのチームはイカサマなんかしてない……」

道成「面白い話だな、幽霊なんてこの世にはいない!」

幽谷「ククク、それはお前たちが見えていないからだ……見えている俺はサッカー界でもっとも有名な人物に指導してもらっている!」

道成「サッカー界でもっとも有名な人物……?」

幽谷「田舎者のお前たちでも聞いたことがあるだろう? 円堂大介の名前を!」

道成「円堂大介……あの円堂さんのおじいさん!」

幽谷「さあ、お前に円堂大介仕込のディフェンスを見せてやる!」

道成「俺を甘く見るなよ! 俺だってあのおかしな監督から過酷な練習を重ねてきたんだ!」

幽谷・この安価

道成・安価下

【中央→敵陣】

王将「抜いたぁ! 道成、華麗なドリブルで幽谷を抜き去った!」

幽谷「何!?」

道成「円堂大介仕込のディフェンスもたいしたこと無かったな!」

明日人「キャプテン! 俺に!」

道成「頼んだぞ、明日人!」

王将「ボールは稲森に渡ったぞ! そしてそのまま尾刈斗陣地へと入っていく!」

明日人「よし、このまま!」

三途「…………いかせない」

王将「おっと、稲森! 三途にマークされた!」

明日人「コイツ……!」

三途「ひひひひひひひひひひひ……」

道成「あの明日人が振り払えないなんて……」

氷浦「いや、これは……」

万作「チャンスだな」

綱海「いけ! 明日人 お前の技で抜き差ってやれ!」

明日人「はい! うおおおおおおおおおおおおおおお!」

三途「!?」

明日人「イナビカリ! ダッシュ!」

三途・この安価

明日人・安価下+20

【敵陣→中央】

王将「おっと、稲森! 何か動きがあったようだが三途にボールを奪われた!」

明日人「あ。あれ?」

万作「……実践で使うにはまだ早かったのか?」

綱海「ドンマイ! 次は頑張れば良いさ!」

明日人「は、はい……」(恥ずかしい……)

王将「三途、再びボールを幽谷に渡します」

氷浦「明日人のフォローは俺が!」

王将「氷浦、幽谷に向かっていきます!」

幽谷「先ほどは後れを取ったが今度は抜かせてもらうぞ!」

氷浦「やらせない!」

幽谷・この安価

氷浦・安価下

【敵陣・シュートフェイズ】

王将「止めた! 氷浦、幽谷からボールを奪った!」

幽谷「なんだと!?」

氷浦「明日人には負けてられないからな、俺も必殺技を使う! 氷の屋!」

カキィンカキン ビュワァァ!

王将「氷浦のロングパス! 向かった先は……雷門のエースストライカー。小僧丸!」

小僧丸「前回はシュートを決められなかったからな、ここで一発決めさせてもらうぜ!」

鉈「……………」ズモモモモモモ!

小僧丸「いくぜ、ファイアトルネード!」ゴオオオオオオオ!

鉈「……ゆがむ空間!」

バチバチバチバチバチバチバチ!

鉈・この安価

小僧丸・安価下+10



王将「ゴォォォォォォォォル! やはり決めた! 小僧丸サスケ! 新しい雷門のエースストライカーは伊達ではなかった!」

剛陣「やったぜ、小僧丸!」

小僧丸「ったりめえだ! 豪炎寺さんもこれに苦戦したらしいが俺一人で何とかなったな」

明日人「これで呪いなんて無いってことを証明できたな」

道成「ああ、のりかもこれで怖がることは無いだろう」

幽谷「………くくくくくくくく……」

三途「うひひひひひひひひひ……」

不乱「ぐふふふふふふふふ……」

鉈「アンビリーバボー!」

剛陣「な、なんだ? 何がおかしいんだ!?」

幽谷「おいおい、試合はまだ始まったばかりだぞ?」

月村「このバチアタリどもが……」

八墓「ここからが尾刈斗の恐ろしさだ!」

幽谷「くくくくくくく……」

明日人「……そうだよな、まだ試合は終わってない! みんな、気を引き締めていこう!」

氷浦「おお!」

塔子「のりか、明日人を見てごらんよ。ちっとも怖がってないじゃないか」

のりか「明日人……」

塔子「……どうする?」

のりか「どうするって?」

塔子「明日人から勇気貰ったんだろ? ……あたしはのりかの隣にいても良いけどさ」

のりか「>>471

いや、隣にはいて欲しいよ。ブロック手伝って欲しいし

【敵陣→中央】

のりか「いや、隣にはいて欲しいよ。ブロック手伝って欲しいし」

塔子「しかたないね、分かったよ」

のりか「ごめん、また身体が動かないかもしれないから……」

塔子「気にしないでいいって! 綱海先輩みたいにもっと大らかになった方が良いよ」

のりか「うん、ありがとう!」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「尾刈斗中のキックオフです!」

幽谷「行くぞ……!」

木乃伊「」コクリ

王将「尾刈斗中、先ほどと同じようにゆっくりとボールを回します!」

服部「もうやらせない!」

王将「服部、八墓から再びボールを奪おうとする!」

八墓「たたりじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

服部「うわぁ!」

八墓・この安価

服部・安価下

【中央→敵陣】

王将「服部、八墓の気迫に押され、道を譲ってしまった!」

岩戸「は、半ちゃん! よくも半ちゃんを! 許せないでガス!」ダッ

王将「岩戸、八墓に向かっていく!」

岩戸「ガス?」

王将「岩戸も避けられた! そしてボールはいったん幽谷へと渡される!」

万作「やらせるかよ!」

幽谷「ククク、お前に俺を止められるかな?」

万作「ふん、氷浦に防がれたことを根に持ってるらしいな!」

幽谷「幽霊とはそういうものだ、お前も……呪いを受けて見るか!」

万作「ざけんな! 女を怖がらせて喜ぶようなやつに負けるかよ!」

幽谷・この安価

万作・安価下

【自陣→中央】

王将「万作、幽谷からボールを奪った!」

幽谷「バカな!」

万作「このまま一気に二点目を奪うぞ!」

幽谷「そうはいかんな! 必殺タクティクス! ゴーストロック!」

ピシピシピシピシ!

万作「うっ!?」

明日人「か、身体が!?」

のりか「み、みんな!?」

塔子「一体どうしたって言うんだい!?」

王将「おっと、どうした事でしょうか? 雷門の選手たちがまるで金縛りにあったかのようにその場に立ち竦んでいる!」

幽谷「俺たちをバカにするからだ……」

月村「これでゆっくりと美女二人と……フフフ」

明日人「くっそぉ! 動け、動けよぉぉぉぉ!」

【雷門ベンチ】

つくし「うう! あんな必殺タクティクスがあっただなんて!」

飛鷹「これじゃあゴールががら空きだ。きたねぇ手を使いやがって!」

立向居「……あれ? 海腹さんと財前さんはタクティクスの影響を受けてませんね」

虎丸「そうですね、効果に範囲があるってことなんでしょうか?」

奥入「そこに何らかの手がかりがあると思うんですが……」

金雲「ふぉ~ふぉふぉふぉふぉふぉ! ナルホド、どうやらあのタクティクスは一種の金縛りを生み出すようですね!」

日和「そんなの見たら分かるじゃないですか、脱出の方法は無いんですか?」

金雲「>>478

昔円堂君がやったのと同じ方法やってみます?

金雲「昔円堂君がやったのと同じ方法をやってみます?」

立向居「ええ!? 円堂さん、あれを攻略したんですか?」

金雲「はい! ですが……そう簡単に教えるのも……」

飛鷹「おい、んなこと言ってる場合じゃねぇだろうが!」グイ

日和「早くしないと得点を許してしまいます!」

つくし「って、ああ! 財全さん! 海原さん!」

【フィールド上】

塔子「はぁはぁはぁはぁ……」

のりか「うっ、うううう……」

幽谷「ふふふ……その震える身体でよく頑張ったな」

塔子「へん、卑怯な手に負ける訳は行かないからね!」

のりか「ご、ごめんね! 身体が上手く動かなくて……」

塔子「大丈夫だって! この程度何とかなるよ!」

明日人「くっそぉ! どうしたら……」ピコン

塔子「イレブンバンドに指示が!」

のりか「塔子ちゃんは監督の指示をみんなに伝えて!」

塔子「のりかは?」

のりか「私一人でシュートを止める! 私だって伊達に伊那国のキーパーを勤めていたわけじゃない!」

塔子「……分かったよ、失点するんじゃないよ!」

幽谷「くらえ……ファントムシュート!」

のりか「止める! 絶対に止める!」

幽谷・この安価

のりか・安価下

王将「と、止めたぁ! ここまで良いところが無かった海腹の超ファインプレー!」

幽谷「ば、ばかな!?」

のりか「や、やった!」

塔子「やったじゃないか! のりか!」

剛陣「うぉっしゃぁ! やったぜぇ!」

明日人「……あれ? 動ける! 動けるぞ!」

道成「きっとのりかのプレイが俺たちの心を動かして奴らのタクティクスを破ったんだ!」

岩戸「凄いでガス!」

【雷門ベンチ】

立向居「すごい! これが円堂さんの破り方だったんですね!」

飛鷹「味方のファインプレーで味方を鼓舞することでタクティクスを破るって訳か……おもしれぇ!」

つくし「さすが監督! そこまで読んでいただなんて!」

金雲「ふぉ~ふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉ!」ダラダラ

奥入「監督も興奮で汗をかいてます! 一気に決めましょう!

金雲(本当はゴーストロックはただの暗示で円堂君はゴロゴロドカンで破った、というのが真実なんのですが…まあ良いでしょう!)

【自陣→中央】

のりか「みんな、反撃開始だよ!」

王将「海腹、大きくロングキック! 前線の稲森へと再び渡った!」

明日人「こんどこそ、今度こそ必殺技を! のりかの頑張りのためにも! ここで抜く!」

不乱「うがー!」

明日人「イナビカリ……ダッシュ!」

不乱・このコンマ

明日人・安価下

イナビカリダッシュに+20はなし?
あとゾロ目って何かありましたっけ?

※すみません+20と書くのを忘れてました…

【中央→敵陣】

王将「ぬ、抜いた! 稲森のイナビカリダッシュ! みごと不乱を抜いた!」

明日人「や、やった!」

王将「そしてスピードを維持したまま尾刈斗ゴールを目指し、一直線!」

三途「どうも……」

明日人「またっ!?」

三途「ククク、お前のことが気に入ってねぇ……」

明日人「今度はやらせない!」

三途「くくくく、またボールを貰うよぉ……」

明日人「イナビカリダッシュ!」

三途・この安価

明日人・安価下+20

>>485
※今のところは何にもありません、申し訳ない

【敵陣・シュートフェイズ】

王将「またも抜いた! 稲森、止まる所を知りません!」

三途「ば、ばかなぁぁぁぁぁ!」

明日人「へへーん! このままシュートを決めてやる!」

鉈「…………」

明日人「これで決める!」バシュゥゥゥゥゥゥゥ!

鉈「ゆがむ空間……!」

鉈・この安価+10

明日人・安価下





住人側でゾロ目が出たら、イベント発生か新しい技覚えるフラグとかどうでしょうか?

王将「ああ! 稲森のシュートは惜しくもキーパーに取られてしまいました!」

明日人「くっ!」

ピィィィィィィィィィィ!

王将「ここで前半終了! 雷門中リードで折り返しです!」

【雷門ベンチ】

つくし「皆さん、お疲れ様です!」

のりか「ああ、びっくりしたぁ……」

道成「よくやったな、ファインプレーだったぞ、のりか!」

のりか「い、いや! 身体が勝手に動いただけだから! あはははは…!」

塔子「うん、これなら問題は無いね。後半、あたしも攻撃に参加するよ」

氷浦「これで攻撃翌力はアップしたな」

明日人「それにしても氷浦があんな必殺技を持ってたなんて知らなかったな」

小僧丸「ああ、あの技のおかげで先取点が取れたんだ。文句は一つもねぇな」

氷浦「監督に秘密の特訓を受けてたからなぁ、試合のときまでみんなに秘密って言われてたんだ」

明日人「おお~」

奥入「……ところでみなさん、尾刈斗中の恐ろしさはこれだけではないらしいですよ」

剛陣「なんだよ、突然。またなんかあるっていうのかよ?」

奥入「実はですね、尾刈斗中では謎の交霊術が流行っていて……サッカーに未練を残した選手を現世に引き戻しているそうです」

剛陣「おいおい、いくらなんでも無茶すぎるだろ?」

道成「それに謎の交霊術っていうのも気になるな、一体なんだ?」

奥入「……夜な夜な尾刈斗中では霊界との繋がりを保持する儀式をしてるそうです。
   ときどき才能に恵まれながらも未練を残してこの世を去った選手を現世に呼び戻し尾刈斗中の戦力としたそうです」

剛陣「幽霊なんて戦力になるのかよ、ばかばかしい」

奥入「……それはどうでしょうか? 世の中には僕たちの知らない不可思議なことが起こっていると思いますよ」

小僧丸「はっ、つまり幽霊がFFに出場するって意味だろ? いくらなんでもありえねぇよ!」

道成「よし、後半も頑張っていこう!」

みんな「おう!」

すみません、今日はここまでにしておきます
今日もお付き合いいただきありがとうございました

>>490
そうですね、イベントや新しい技も良いですね
強制シュートチャンスやクリティカルも視野に入れようと思ってます、それでは

ザザザザザザザザ……

剛陣「うん? なんだ?」

アナウンス「尾刈斗中、選手の交代をお知らせします……月村くんに代わりまして……シュウくん、背番号0」

明日人「え? 誰?」

万作「背番号0……一体どんな選手なんだ?」

シュウ「それは僕のことだね」

のりか「あ、ああああぁぁぁぁぁ……」ドサッ

塔子「おい、どうしたんだよ? 腰なんが抜かしちまって……」

シュウ「……初めまして、雷門のみんな。僕の名前はシュウ。尾刈斗の秘密兵器さ」

小僧丸「秘密兵器……だと?」

シュウ「そう、今まで出られなかったけど……ようやく僕はこのフィールドに立てるんだよ」

明日人「そうなんだ、じゃあ一緒にサッカーを楽しもうぜ!」

シュウ「…………許せないんだよね」

明日人「え……」

シュウ「サッカーを楽しむって言葉、僕には理解が出来ないよ。ただ楽しいだけがサッカーなのかい?」

明日人「いや、サッカーは楽しいものだろ!?」

シュウ「違う! サッカーは人の価値を測る道具でしかない!」

氷浦「……ずいぶん挑発的だね。明日人は何も悪いことは言ってないだろ?」

シュウ「悪いことは言ってない……か、その言葉は僕にとってとても残酷な言葉だよ」

剛陣「なんだよ、陰気なやつだな! 挑戦なら俺が買ってやるぜ」

シュウ「そう、それなら……君たちを徹底的にボロボロにして負けさせてあげるよ!」ゾワッ

明日人「!?」(なんだ、この感覚!? 敵意? 恨み? なんか嫌な感じだ!)

シュウ「……それじゃせいぜいあがいて見せてよ、君たちの言う楽しいサッカーでね」ザザッ

剛陣「一体なんなんだよ、アイツ!?」

氷浦「分からない……けど嫌な感じがしたな」

のりか「……アイツだよ! 私が偵察に行ったとき出会ったの! 凄く嫌で怖くて! もうやだ!」ブルブルブル

道成「大丈夫だ、あいつはただのサッカー選手だ。のりかが怖がるようなことじゃない」

明日人「でも……サッカーが人の価値を測る道具だなんて悲しすぎるよ……」

金雲「>>494

でも今の時代そういう傾向になっているのは事実です

金雲「ですが、今の時代そういう傾向になっているのも一つの事実です」

明日人「監督!?」

金雲「皆さんなら分かっているはずですよ、スポンサーが付かなかったチームがどうなるかを」

道成「……はい」

金雲「ですが……それをはいそうですね、と受け入れる皆さんじゃありませんよねぇ?」

明日人「はい!」

小僧丸「当然だろ? あのシュウとかいう奴に吼え面をかかせてやる!」

金雲「よろしい、ならば私からは言うことは何もありません!」

道成「いくぞ! この試合に勝って本戦への望みをつなげるんだ!」

みんな「おお!」

シュウ「……君たちを倒して……その儚い希望を奪ってやる!」

ピィィィィィィィィィィ!

【フィールド中央】

王将「後半、試合開始です!」

幽谷「くくく……溢れる! 力が溢れるぞ!」

明日人「!? どういうことだ!?」

氷浦「さっきまでと動きが違う!」

道成「あのシュウという選手が入ってから動きがよくなっている!?

幽谷「抜かせてもらうぞ!」

服部「させるもんか!」

幽谷・この安価

服部・安価下

【中央→敵陣】

服部「よっと!」パスゥ

王将「服部、見事に幽谷からボールを奪いました!」

服部「へへ、スピードは早くなったけど動きが前と一緒! 簡単に取れた! 剛陣先輩!」

王将「服部、ボールを前線の剛陣に渡します!」

剛陣「うし! このまま二点目を決めてやるぜ!」

三途「やらせなぁい!」

剛陣「うぉ! 今度は俺のところに来やがった!」

王将「ドリブルで上がる剛陣に三途の執拗なプレス! しかし剛陣も負けじとそれを避ける!」

剛陣「いい加減にしやがれってんだ!」

三途「ボールをよこせぇ!」

三途・この安価

剛陣・安価下

【敵陣→中央】

剛陣「しまった!」

三途「ひひひひひひひひひひひひひ!」

王将「剛陣、ボールを奪われたぁ!」

三途「木乃伊」

木乃伊「」ポーンポーン

氷浦「やらせるか!」

王将「氷浦、木乃伊と激しくぶつかる!」

氷浦「くっ、なかなか奪えない!」

木乃伊「……」

王将「お互いに一歩も譲らない! 氷浦それでも諦めずにボールを奪おうとする!」

木乃伊・この安価

氷浦・安価下

【中央→敵陣】

氷浦「そこだ!」ババッ

木乃伊「!?」

王将「おっと! 氷浦、相手の一瞬の隙を付き、見事ボールを奪った!」

氷浦「明日人!」

王将「ボールは稲森へと渡った!」

明日人「このまま一気に!」

シュウ「やらせないよ」

明日人「いつの間に!?」

王将「稲森とシュウ! 激しくぶつかり合う!」

明日人「くっ! 早い!」

シュウ「やらせないよ!」ガシィ!

王将「シュウ、稲森からボールを奪った!」

明日人「まだまだ! 簡単にボールを渡すもんか!」

王将「おっと、今度は稲森がシュウからボールを奪った!」

シュウ「負けない……サッカーが楽しいだけの奴に……僕は負けない!」

明日人「ここだ! ここで使うんだ! ウオオオオオオ! イナビカリダッシュ!」

シュウ・この安価

明日人・安価下+20

【敵陣・シュートフェイズ】

王将「ぬいたぁ! 激戦を制したのは稲森だ!」

明日人「やった!」

シュウ「そんな……」

王将「稲森、シュート体制に入る!」

明日人「いっけぇぇぇぇ!」

鉈「…………ゆがむ空間……」ブゥン!

鉈・この安価+10

明日人・安価下

向こうゾロ目でどうなる?

>>507
※特定のキャラをフルパワー状態とさせてもらいます

王将「ゴォォォォォォォル! 稲森、ここで追加点を決めました!」

明日人「やったぁ!」

剛陣「やったじゃねぇか、明日人!」ダキッ!

明日人「いやぁ、たまたまですよ」

氷浦「もうキーパーの必殺技も怖くないみたいだね」

万作「これなら後は十分だな」

塔子「でも向こうも死に物狂いで追いかけてくるよ、気をつけな」

綱海「おい、アレを見てみろよ」

シュウ「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

明日人「うっ!」

剛陣「おいおい、あんな顔しても怖くは無いだろ? 俺たち二点リードしてるんだしよ!」

岩戸「そ、そうでガス! リードしてるんだから問題は無いでゴス!」

ピィィィィィィィィィィ!

王将「尾刈斗のボールで試合再開です!」

シュウ「…………」

剛陣「貰った!」ズザザザザザ!

シュウ「」スッ

剛陣「あ、ありゃ?」

道成「おい、今の見たか?」

服部「みました!」

氷浦「>>509

は、はやすぎるっ!?

氷浦「は、速過ぎる!」

岩戸「ひぃぃぃぃぃぃ! 速いなんてレベルじゃないでゴス! 俺には消えたようにしか見えなかったでゴス!」

道成「とにかく、止めるぞ! あいつ一人に良いようにあしらわれてたまるか!」

氷浦「はい!」

王将「氷浦と道成、二人でシュウを止めに行くぞ!」

シュウ「」スッ

道成「何?」

氷浦「え?」

王将「抜いた! まるで瞬間移動でもしたかのように二人を瞬く間に抜き去った!」

道成「全然見えなかった……」

氷浦「嘘だろ……ボールにすら触れられないなんて……」

王将「シュウ、ついに雷門のゴールへ近付いてきた!」

万作「俺たちが何とかする。のりかと財前さんはゴールを守ってくれ!」

のりか「う、うん……」

万作「いくぞ! ゴーレム! 綱海先輩!」

綱海「まかせとけ!」

岩戸「ガ、ガス!」

王将「今度は三人がかりでシュウを止めに行く!」

シュウ「スプリントワープ!」

岩戸「ガス!?」

万作「!?」

綱海「ありゃ!?」

王将「抜いた! 三人がかりでも止められない!」

のりか「と、塔子ちゃん!」

塔子「>>511

塔子「のりか、ゴールはあたしが守るから心配するな!」

のりか「う、うん!」

王将「残るは財前と海腹、女子二人はどんなコンビネーションを立てるのか!?」

塔子「うおおおおお!」

シュウ「ブラック……アッシュ!」

ゴバァァァァァァァァァァァァ!

塔子「なっ!?」

のりか「塔子ちゃん!」ガハァ!

王将「シュウのシュートを財前が受け止め、その財前を海腹が受け止める!

塔子「う、ううううううう!」

のりか「く、くぅぅぅぅぅぅ!」

王将「二人で必死に踏ん張る! しかしシュートの威力は全く衰えてない!」

塔子・のりか「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

バシュウウウウウウウウウウウウ!

王将「ゴォォォォォォォル! 雷門、一点返されたぁ!」

明日人「のりか! 財全さん! 大丈夫か!?」

塔子「なんとかね……」

のりか「ごめん、ゴール割られちゃった……」

シュウ「……次は同点に追いつく! そして君たちにこれがサッカーであることを教えてあげるよ!」

明日人「そんなことさせない、俺たちはこの試合に勝って見せる!」

シュウ「……」バチバチ

明日人「……」バチバチ

シュウ「」スッ

小僧丸「それにしても……まさに鬼気迫るって感じだったな、アイツ」

剛陣「なんていうか怖えくらいプレッシャーがあるよな、なんか嫌なことでもあったのかな? アイツ」

道成「>>514

そんなことどうだっていい!俺達は俺たちのサッカーをやるだけだ!

【フィールド中央】

道成「そんなことどうだっていい! 俺たちは俺たちのサッカーをやるだけだ!」

剛陣「お、おう! 今度は抜かせねぇから!」

小僧丸「ああ、やられっぱなしは性に合わねぇしな!!

王将「雷門のボールで試合再開です!」

小僧丸「いくぜ!」

王将「道成、ドリブルで進んでいきます!」

道成「今は進むしかない! 俺たちは負けたりしない!」

幽谷「あきらめろぉ! お前たちにアイツを止める力はない!」

道成「そんなことお前が決めることじゃない!」

幽谷「今度はボールを頂くぞ!」

道成「渡さない! このまま進んでやる!」

幽谷・この安価

道成・安価下

【中央→自陣】

王将「道成、ボールを奪われたぁ!」

道成「しまった!」

幽谷「どうやらあいつの力に心が屈服したようだな!」

道成「くっ!?」

綱海「わたすかよ!」

幽谷「くくくくくくく!」

王将「綱海、ここで避けられた! 幽谷の法が一枚上手だった!」

幽谷「お前の出番だぞ、シュウ!」

シュウ「もう一点取る!」

万作「やらせるかよ!」

シュウ「スプリントワープ!」シュバ!

万作「うう!?」

シュウ・この安価

万作・安価下

【自陣→敵陣・シュートフェイズ】

万作「しまった!」

王将「万作! ここで抜かされたぁ!?」

塔子「今行くよ!」

シュウ「なに!?」

塔子「ザ・タワー!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! バチバチバチバチバチ! バシュウ!

シュウ「うわぁぁぁぁぁ!」

王将「万作の影から財前がフォロー! しかも今まで見せなかった必殺技を初披露したぁ!」

万作「サンキュー、助かった! それにしても……本当に持ってたんだな、必殺技」

塔子「当然だろ? ここぞって時に見せてこそだろうしね! さあ、カウンターだ! 行って来い!」

王将「財前ボールを大きく蹴りだしたぁ! 尾刈斗陣地にはDF二人のみ!」

小僧丸「ここで決めろってことか! 上等だ!」

王将「小僧丸ボールを受け取るとそのままドリブルで上がっていく!」

不乱「ふがぁぁぁぁぁ!」

小僧丸「遅えぞ!」ババッ!

王将「小僧丸、すばやい切り返しでDFをとっぱぁ!」

鉈「……ゆがむ空間……!」

小僧丸「ファイアトルネード!」

鉈・この安価

小僧丸・安価下+10

バッシュゥゥゥッゥゥゥゥゥゥゥ! バーン!

王将「きまったぁ! 雷門、三点目!」

明日人「やった、やったな! 小僧丸!」グッ

小僧丸「ったりめぇだ! 」

シュウ「まだだ……まだ僕は! こんな……」

ピィィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「ここで試合終了! 雷門、尾刈斗中を見事破りましたぁ!」

明日人「やったぁ! これで本戦への道が開けたんだ!」

万作「やったな、明日人!」

のりか「やった、やったよぉ、明日人!」ギュウウウウ!

明日人「の、のりか! 恥ずかしいってば!」

シュウ「…………嘘だ……僕が負けるだなんて……」ガクリ

明日人「シュウ……」

剛陣「なんか可哀想になってきちまったな……」

小僧丸「おいおい、アレだけ大口を叩いてたんだぜ? 可哀想も何も無いだろ?」

剛陣「そりゃあそうだがよ……なんかあいつ見てると言い用の無い気持ちになるんだ、俺」

明日人「……」

のりか「明日人?」

シュウ「くっ、僕は……いったい……ううっ」

明日人「」スッ

シュウ「君は……」

明日人「>>522

すっげえ強いんだな!最初から出てたら勝負はどうなってたか分かんなかったよ!

明日人「すっげぇ強いんだな! 最初から出てたら勝負はどうなってたかわかんなかったよ!」

シュウ「……よしてくれ……僕は……結局何も守れなかったんだ……」

明日人「お前の気持ち、正直俺にはよくわかんない……けどお前がサッカーが好きで好きでたまらない事は分かった」

シュウ「そんなことは……」

幽谷「無いとは言わせないぜ!」

明日人「お前は尾刈斗中の……」

幽谷「シュウ、お前のおかげで俺たちはここまで強くなれた。俺たちの思いがお前を呼び出したと思っている」

シュウ「幽谷……」

幽谷「だから今度は俺たちがお前の思いを報いる番だ! だから許してやれ、無力だった自分を……」

シュウ「…………」

明日人「お前の言うとおり、今のサッカーは価値を計る道具なのかもしれない。けどそれだけじゃないだろ?」

シュウ「……うん、そうだね。そうだったね……」キラキラキラキラ

明日人「え?」

幽谷「帰るのか?」

シュウ「ああ……ありがとう、僕にサッカーをやらせてくれて……」シュン

のりか「き、きえちゃったよ!?」

明日人「なあ、アイツは一体なんだったんだ?」

幽谷「あいつは……可哀想な奴さ。大昔、サッカーで物事決める島があった」

剛陣「サッカーで全部決めちまうのかよ、乱暴だな」

幽谷「ある日日照りが続き、若い娘を生贄に捧げることにした。選ばれたのは二人の娘、どちらかひとりを選ぶことにした
   二人の娘のうちひとりがシュウの妹だった。シュウは妹がかわいい余り相手チームに負けてもらうことを頼んだ
   しかしこのことが発覚し、シュウの妹は生贄にされ、シュウ自身も村を追い出され、この世にさまよってたのさ」

明日人「……大事なものを守れなかったって言うのはそういうことか……」

のりか(明日人もお母さんを失ってるからその気持ちはいたいほど分かるんだね…)

氷浦「……一つ聞きたいけど……その前にどうやって彼の魂を呼んだの?」

幽谷「>>524

伝承を聞いて、我々がその島に行った時に彼は未練があって呪縛霊だったのさ

幽谷「伝承を聞いて、我々がその島に行った時に彼には未練があった。いわば地縛霊だったのさ」

氷浦「なるほど」

岩戸「いや、なるほどじゃないでゴス! ナチュラルに聞いてるでゴスがこの人は本当に幽霊を呼んだってことでゴスよ!」

万作「しかも地縛霊っていわば幽霊だよな、それが実体をもって俺たちとさっきまで試合したってことだよな?」

みんな「」ゾォォォォォォォ…

幽谷「ククク、まあわが呪いを打ち破った貴様らの更なる活躍を期待しておくぞ」

服部「ひええええええええ! 期待されたくない!」

虎丸「せ、背筋が凍りました!」

道成「……おいおい、冗談はこれくらいに……のりか? 明日人?」

のりか「」ギュウウウウウウウウウ!

明日人「の、のりか……そろそろ離れてくれぇ……」プルプルプル

のりか「いや! また幽霊に会うかもしれない! また一緒に寝てもらうからね!」

奥入「え? 今なんて言いましたか?」

万作「一緒に寝た?」

小僧丸「また……って前回があるってことかよ」

明日人「いや、だから、その……」パタパタ

のりか「幽霊なんてもうこりごりぃ!」

みんな「はははははははは!」

すみません、今日はこれくらいにしておきます
コンマゾロをやってみましたけど……かなり難しかったです
お付き合いいただきありがとうございました

~朝~

【雷門中・校門】

男子生徒A「オッス! 稲森!」

明日人「おはよう!」

男子生徒B「おはよう! 万作! 昨日の試合お疲れ!」

万作「ああ、ありがとうな」

女子生徒A「おはよう! 氷浦くん! これ、つまらない物かもしれないけど……」スッ

氷浦「あ、ありがとう!」

【生徒会室】

杏奈「…………尾刈斗中に勝ったみたいね」

取り巻きA「あんな田舎者たちが勝つなんて……」

取り巻きB「よほど運が良かったのです」

杏奈「運も実力のうち……という言葉もあるわ」

取り巻きC「会長……」

取り巻きD「……会長は彼らを、サッカー部をお認めになられるんですか?」

杏奈「今の所は、という前提があるわ。でも……」

取り巻きA「でも?」

杏奈「……そろそろ彼らにも雷門に必要な人材かどうかを試すときが来たんじゃないかしら?」

取り巻きB「と、いうと?」

杏奈「>>530

雷門セカンドチームと戦って代表のどっちにするか決めてもらいます

無理なら「私がマネージャーをします」で

ふふっ
ねえ?あなたは雷門にとって必要な人材って何だと思う?

>>530 >>531
両方取得します

杏奈「ふふ、あなたは雷門にとって必要な人材ってなんだと思う?」

取り巻きB「それは……」

杏奈「ただの泥臭いだけの連中に”イナズマイレブン”なんて称号を与えたらどうなるかしら?」

取り巻きC「あの田舎者たちのこと、調子に乗ってこの学校を荒らすに決まってますわ」

杏奈「……そう、例えそうでなくても学校の”平穏”を乱すものを許しては置けない」

取り巻きA「分かりました、対田舎者用のチーム、雷門セカンドチームを組織します。彼らが負けた場合は……」

杏奈「お願いね」

【サッカー部・部室棟】

明日人「よっ、ほっ、やっ!」

小僧丸「元気が良いな、明日人」

明日人「だってこのまま勝ち続ければ俺たち本戦にいけるんだぞ! くぅ~わくわくして来た!」

道成「ははっ、元気な奴だ。俺なんてまだ試合が来るたびに緊張するって言うのに……」

奥入「でも順位表を見ると2位以下は団子状態! 監督が言ったとおり本戦も夢ではありません!」

杏奈「それはどうかしら?」

明日人「会長!? もしかして激励に来たんですか?」

杏奈「そんなことあるわけ無いじゃない、おめでたい人ね」

剛陣「なんだと! 一体全体何をしに来たって言うんだよ!?」

杏奈「雷門サッカー部、いえ伊那国中サッカー部に挑戦状を叩きつけに来たのよ」

のりか「え!?」

立向居「待ってください! 挑戦状ってどういうことなんですか?」

杏奈「>>533

そのままの意味よ。伊那国は、私が叩き潰す

杏奈「そのままの意味よ、伊那国は私が叩き潰す」

立向居「そのままって……」

つくし「彼らは何も悪いことしてないじゃないですか!? いくらなんでも横暴すぎます!」

杏奈「大谷先輩、賢いあなたならきちんと理解してると思いました……どうやら彼らに感化されてしまったようね」

つくし「ひどい……」

杏奈「それだけじゃないわ、あなたたち5人も十分排除対象なのよ」

虎丸「お、俺たちも!?」

杏奈「飛鷹征矢、校内外での暴力行為、及び素行不良、器物破損」

飛鷹「それは認める。だがそれもう過去の話だ! ここ最近は喧嘩なんかしてねぇ!」

杏奈「財前塔子、協調性の無さが見えるわ。あなたもお父様の顔を泥を塗るつもりなのかしら?」

塔子「パパは関係ないよ! 姑息だね! 会長さん!」

杏奈「綱海条介、落ち着きのなさ、遅刻の常習者。ところどころ規律を守らない人のようね」

綱海「いやぁ、すまんすまん。ハハハ!」

杏奈「宇都宮虎丸、上級生に対して無礼な発言が目立つわ。先輩には敬意を払ったらどうかしら?」

虎丸「例え相手が先輩でも間違ったことは許せません!」

杏奈「そして立向居勇気。あなたは学校に無許可でサッカー部を作ったわね」

立向居「はい、ですが雷門のサッカーは円堂さんの時代で終わらせたくはなかったんです」

杏奈「あなたたちの行いは雷門の名誉を傷つけるものと判断。そして新たなるチーム雷門セカンドを雷門の代表することにしました」

道成「そんな勝手な!」

杏奈「ですが……これでは不公平。と仰ると思うのでこのセカンドチームと試合をしてもらいます」

道成「断れば?」

杏奈「学校側はサッカー部の廃部を職員会議、及び生徒会議題とします」

つくし(先生たちも生徒会の人たちも会長の味方じゃないですか! 受けなかったら即廃部ってことに!)

道成「……わかりました、試合を受けます」

杏奈「そう、ありがとう」

道成「ですが、一つだけ条件があります」

杏奈「条件?」

道成「>>536

俺たちが勝ったらの話ですよ

道成「俺たちが勝ったらの話ですよ」

杏奈「あなたたちが勝ったら現状維持、では不満なのかしら?」

剛陣「ったりめぇだ! いきなり因縁をつけられて勝ったらそのまま負けたら即解散だなんて虫が良すぎるだろうが!」

小僧丸「俺たちは俺たちなりに必死にやってきた、いらなくなったらハイサヨナラなんてごめんだぜ!」

杏奈「……わかりました……あなたたちが勝ったらこれをあげるわ」キラン

明日人「それは? 鍵?」

剛陣「なんだよ、その汚い鍵は?」

飛鷹「いや、待て! この鍵は……まさか!」

立向居「イナビカリ修練場のカギ! あの部室の中を探したけど全然見つからなかったのに……どうして会長が!?」

杏奈「ある人から貰ったのよ、とても大事な鍵だから無くさないようにって」

奥入「あの……イナビカリ修練場ってなんですか?」

立向居「円堂さんや豪炎寺さんたちが特訓をしたサッカー練習場です」

飛鷹「俺も響木さんから聞かされていたが……まさかあんたが持ってたとはな!」

杏奈「不服は無いわね? それじゃ……試合は一週間後! それまでにせいぜい首を洗って待ってなさい」スッ

のりか「行っちゃった……」

小僧丸「それにしても言うじゃねぇか、キャプテン!」

道成「いやぁ、それほどでも……」

虎丸「俺は正直……神門会長がここまでするとは思ってませんでした」

つくし「私もです……確かに厳しい部分はありますけどそこまで酷いことはしなかったのに……」

塔子「実はさ、最近会長の支持率が落ちてるみたいなんだ。みんなが来る前はここまでギスギスしてなかったのに」

日和「一体何が会長を追い詰めてるんでしょうか?」

明日人「それに雷門のセカンドチーム。一体どんなチームなんだろ?」

剛陣「あの会長のチームだぜ? 絶対ロボットみたいな奴らが目を尖がらせて向かってくるんだよ」

奥入「>>540

あっ!皆さん速報です!先日勝率1位に躍り出た剣城君達黒騎士学園が、星章に10点差を付けて勝ったそうです!

>>540
すみません、明日人たちがいっぱいいっぱいの状況だと思うので今回は安価下です

奥入「大谷さんや立向居さんはセカンドチームに関して何か知らないんですか?」

立向居「残念だけど……」

つくし「見当も付きません」

綱海「うーん、もしかしてあいつかな?」

虎丸「いやいや、あの人かもしれませんよ?」

明日人「え? 誰?」

綱海「いやな、昔の雷門サッカー部に入っていたのに強化委員にならなかった奴が居るんだよ」

虎丸「俺もサッカー部に誘ったんですけど……断られた奴が居まして……」

明日人「なるほど……で、どんな奴なんだ」

綱海「それが……」

虎丸「名前を覚えてないんです、すみません」

明日人「そうか……」

道成「とりあえず俺たちは今の自分たちの力を磨こう!」

みんな「はい!」

とりあえず今日はここまでにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

【雷門・サッカー場】

金雲「それでは今日の練習はここまでということで、皆さんお疲れ様でした」

明日人「はぁはぁはぁ…」

剛陣「ぜぇぜぇ……きょ、今日の練習は一段ときつかったな」

日和「雷門のセカンドチームとの試合が近付いてますからねぇ、コレくらい出来ないとダメでしょう」

綱海「ははっ、大丈夫だ! 何とかなるって!」

奥入「何とかなるって……綱海先輩は本当に楽天的ですねぇ」

道成「だが綱海の言う通りだ。何とかなると思えば気分はそう重くは無いな」

小僧丸「どんな奴が来ようと返り討ちにする? それだけだろ?」

剛陣「ああ、絶対に勝ってサッカーを続けさせてやる!」

立向居「…………」

つくし「どうしました? やっぱりセカンドチームが気になるんじゃ」

立向居「いや、チームも気になることは別にあるんです。会長のことだから試合にも何かしら条件をつけてくると思いますが……」

剛陣「なるほど……確かにあの可愛くねぇ会長のことだ。勝つためになんかしてくるのは当然だな」

つくし「でも会長はそこまで卑怯なことをするんでしょうか? もしかしてサッカー以外のことで決着を!?」

立向居「いや、流石にそんなことはしないと思います。サッカー部を潰す以上サッカーに関する何かをぶつけてきます」

奥入「サッカーに関する何か……ルール問題でしょうか?」

明日人「うっ、俺そういうの苦手……フィールドの大きさとか細かいルールとかあんまり覚えてないな」

剛陣「同じく……」

立向居「とにかく条件付けをされた上で試合を行うかもしれません。そのあたりを注意しましょう」

道成「そうだな……」

【雷門・校門】

杏奈「…………」

小学生男子A「公園でサッカーやろうぜ!」

小学生男子B「なら俺は豪炎寺だ! 俺のファイアトルネードを受けて見ろ」

小学生男子A「それなら俺は円堂! ゴッドハンドだ!」

杏奈「…………」フッ

綱海「へえ、会長さんもそういう顔をするんだな」

杏奈「!? 綱海先輩……あなたには関係の無いことです」

綱海「関係あるさ、俺だってこの学校好きだからな」チラリ

杏奈「>>561

……だからこそ、あなた達のような人達を雷門サッカー部として認めるわけにわいきません

杏奈「……だからこそ、あなた達のような人達を雷門サッカー部として認めるわけには行きません」

綱海「ふーん。じゃあサッカー部として、じゃなくてあいつら個人としてはどうだ」

杏奈「え?」

綱海「俺さ、みんな田舎者とかバカにしてるけどなんかかんだ言いつつ認めてると思うんだ、あいつらのこと」

杏奈「……そうかしら?」

綱海「そうさ、最初はみんな戸惑ったけどお互いに知っていくうちにあいつらのことを良い奴だって分かってきたんだよ。きっと」

杏奈「……それはあなたの見解でしょう? 実際のこととは違うわ」

綱海「そうかぁ? この学校の奴らも伊那国の連中も良い奴ばかりさ。暖かい冷たいって違いはあっても海は海さ」

杏奈「綱海先輩は独特の感性がおありのようですね」

綱海「そうかぁ!? いやぁ、照れるなぁ! はっはっはっ!」

杏奈「それよりも校舎はもう閉まってます。先輩、さようなら」プイッ

綱海「おう、気をつけて帰れよ!」

【木枯らし荘】

テレビ「あなたの暮らしを癒し続ける。キラスター製薬は星章学園を応援しています」

剛陣「うーん……」

日和「どうしたんですか? 眉間にしわを寄せちゃって」

小僧丸「どうせファイアレモネードが撃てないっていう悩みだろ?」

剛陣「ちげぇよ! さっきのCM見ただろ?」

日和「さっきのキラスター製薬のCMですよね? 何か気になることでもあったんですか?」

剛陣「決まってるだろ? アイランド観光の人には悪いんだが……こう……なんていうか……」

奥入「ああ、なるほど……剛陣先輩はCMに出たいんですね?」

剛陣「そう、それ!」

道成「おいおい、スポンサーについて貰ってくれただけでも十分ありがたいのにわがままを言うなよ」

剛陣「それは分かってる! けど他の学校の奴らがCMに出たりするのを見てるとなんか悔しいんだよ!」

日和「……そうですよね、僕達もCMの一つくらいやってみたいですよね」

奥入「他の人の意見も聞いてみましょうか、氷浦くんはどう思います?」

氷浦「>>563

そうだな、俺は先日星章に10点差を付けて勝率1位に躍り出た黒騎士学園、そのキャプテンである剣城君が悪っぽく笑うあのCMがおすすめかな

>>563
こちらで少し変更させてもらいます、ご了承ください

氷浦「そうだな……黒騎士学園の剣城君みたいなのなら出てみたいかな。共演してた女の子も可愛かったし」

剛陣「黒騎士学園ねぇ……あの悪どそうなCMか……」

奥入「悪者っぽい氷浦くんは女性ファンが付きそうですねぇ」

万作「それよりも今はセカンドチームとの試合に集中するべきだろ?」

剛陣「……まあ確かにな」

道成「向こうは俺たちのことを知り尽くしてるだろうが……こっちは何の情報も無いからな」

小僧丸「っていうか一応雷門の生徒ってことだよな? 俺たちと入れ替わるってことは」

奥入「おそらくは……」

剛陣「……なぁ、雷門ってどんなチームなんだ?」

氷浦「え?」

剛陣「よくよく考えて見たらよ、雷門らしさとか雷門の名に恥じないチームとか雲を掴むような話でさぁ……
   そもそもの雷門ってどんなチームなんだ? 俺たちは伊那国っていうチームであって雷門じゃねえと思うんだ」

道成「……そうだな、伊那国のメンバーがそのまま雷門に編入したという形になるからな」

万作「あの五人はどうだ? 雷門のチームって感じか?」

奥入「うーん、どうでしょうか? 雷門といえばそうなんでしょうけど……」

剛陣「うーむ……雷門とはいったい……」

虎丸「ごめんください!」

道成「この声は……虎丸じゃないか! よく来たな! せっかくだ、上がれよ」

虎丸「へへっ、お邪魔します!」

万作「っていうかそのでけぇ風呂敷包みはいったいなんだ?」

虎丸「これは……うちの新作のお菓子です。どうぞ、召し上がってください!」

日和「うわぁ! 美味しそう!」

小僧丸「気が利くじゃねぇか!」

虎丸「……剛陣先輩もどうですか?」

剛陣「ああ、貰うけど……虎丸、一つ聞いて良いか? おまえ……雷門ってなんだと思う?」

虎丸「え? なぞなぞか何かですか?」

道成「話すと長くなるからかいつまんでいうとだ――」

虎丸「なるほど、それで珍しく剛陣先輩が悩んでいたのですね?」

剛陣「虎丸、お前の答えは?」

虎丸「>>572

チーム一丸となってがむしゃらと突き進む……そんなイメージですかね

虎丸「チーム一丸となってがむしゃらに突き進む……そんなイメージですかね?」

剛陣「チーム一丸となって……か」

虎丸「みなさんは知らないと思いますが円堂さんたちは最初から凄かったわけじゃないそうです」

氷浦「え?」

虎丸「ですが……豪炎寺さんとの出会いによってまるでダイナマイトのように爆発したんです!」

小僧丸「俺もそこは知ってる。円堂と豪炎寺さんがであったことで雷門はすげぇチームになったんだ!」

道成「出会うことで生まれる可能性……か」

虎丸「豪炎寺さんが染岡さんの力を引き出して、鬼道さんとの戦いで強さを見に付けた。それが雷門って言うチームです」

奥入「円堂さんには才能もあったんですよね?」

虎丸「才能だけじゃありません、努力し続けることで道が開けたんです!豪炎寺さんも才能だけのストライカーじゃありません」

万作「そうか、すごいんだな……」

虎丸「……みなさん、勝ちましょう! 俺の考える雷門らしさと会長の考える雷門らしさは違うと思いますけど……」

道成「ああ、勝とう! 伊那国から離れたが今はこの言葉を胸に刻もう。俺たちが雷門だ!」

みんな「おう!」

虎丸「ところで明日人くんは?」

万作「あいつなら何か我慢が出来ない、とか言い出してランニングに出かけたぞ」

【夜の公園】

明日人「ぷはぁ! いやぁ、誰もいない公園を使えるのって気持ち良いな……」

???「君、雷門の人?」

明日人「そうだけど?」

???「そのユニフォームってことは……サッカー部の人?」

明日人「うん」

???「そっか、君が試合の相手だね」

明日人「試合? 公式戦はまだ……」

???「違うよ、セカンドチームとの……」

明日人「!? まさか……君はセカンドチームの一員なのか?」

セカンドチームのキャプテン
安価下

神堂
口調決定なら天馬

>>576
すみません、口調は適当なイメージです
混乱させたので二人とも使わせてもらいます

フェイ「うん、そうだよ。僕の名前はフェイ・ルーン」

明日人「君が……」

フェイ「神門会長が君と試合をしてって依頼されたんだ」

明日人「依頼……? どういうことなの?」

フェイ「それはね……」

神童「よせ、フェイ」

フェイ「神童さん、どうしてここに?」

神童「お前の後を付けさせてもらった。それと……初めまして、だな。稲森明日人」

明日人「あ、あなたは?」

神童「俺の名前は神童拓人。今度試合をするセカンドチームのキャプテンだ」

明日人(この人が……)

神童「君達の試合、見せてもらった。星章や尾刈斗を破った試合、実に見事だった」

明日人「あ、ありがとうございます!」

神童「だが……もういい」

明日人「え?」

神童「もういいと言ったんだ。君達は島に帰ってくれ。後は俺たちがやる」

明日人「ど、どうしてですか? 一緒にサッカーしましょうよ!」

神童「それはできない」

明日人「どうして!?」

神童「>>580

それを会長は望んでいない。だから無理なんだ。すまないな

神童「それを会長は望んでいないからだ。だから……無理なんだ」

明日人「そんな……」

神童「何の罪も無い君達を苦しめることになってすまない……」

明日人「そんなの絶対におかしいですよ!」

フェイ「ごめんね、明日人。僕達はどうしても勝たなきゃいけないんだ」

神童「この学校では神門会長の命令は絶対だ。逃れる術は……ない」

明日人「……わかりました」

神童「稲森……」

明日人「俺、負けません。勝ってサッカー続けます!」

神童「お前が思っている以上に雷門の看板、いや未来は重いぞ。それでもいいのか?」

明日人「戦って負けることと最初から諦めることは違うと思います、例え俺たちが負けてもサッカーは無くならない!」

神童「……わかった、俺は……お前達を潰す!」

フェイ「じゃあね、明日人。 試合の日になったらよろしくね」

明日人「うん、またな」

神童「くっ……行くぞ、フェイ!」ザザッ

明日人(神童……それにフェイ。会長の集めたセカンドチームって一体どんなチームなんだ!?)

明日人「母ちゃん、俺、サッカーを守って見せるよ。だから見守っていてくれ……!」

今日はここまでにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

~試合当日~

【雷門・サッカー場】

道成「いよいよだな……セカンドチームとの試合」

万作「結局、謎が謎を呼んだまましあいになっちまったな」

奥入「神童とフェイって選手は聞いたことも無い選手でした。ネットや選手名鑑にも載ってませんでした」

明日人「でも……凄い選手だと思います。あの神童って選手やフェイって選手も」

剛陣「おっ、来たみたいだぜ」

ザッザッザッ!

杏奈「よくきたわね、伊那国の皆さん」

氷浦「後ろにいるのが……セカンドチーム!」

神童「…………」

氷浦「あれ? 確かアレは……中目栞ちゃん! じゃないか」

奥入「文芸部の彼女がサッカーやるなんて珍しいですね」

栞「ごめんね、サッカー部に勝つと図書を増やしてくれるって会長が言ってたの」

氷浦「い、意外と現金なんだね。彼女……」

綱海「闇野! やっぱりお前も来てたのか!」

シャドウ「綱海……今日の俺の闇はお前の海をも喰らう……覚悟しておくんだな」

虎丸「やっぱり来ると思ってましたよ、多摩野先輩」

たまごろう「虎丸、背は追い越されたけど技術は俺の方が上のつもりだ!」

フェイ「明日人! 君と試合が出来るのを凄く楽しみにしてたよ!」

明日人「フェイ……俺もだよ」

道成「今日はよろしく頼む……」スッ

神童「残念だが……俺は握手ができない……」スタスタスタ

剛陣「おいっ! 何だよあいつ……」

道成「わからない、だが向こうはなにやら苦しそうだったな」

立向居「会長、ルールをお願いします」

杏奈「そうね……15分ハーフで延長戦はなし。引き分けは私たちの勝ちって言うのはどうかしら?」

つくし「15分!? えっと……つまり普段の試合の半分の時間ってことですか?」

杏奈「そうよ、どちらが勝っても公式戦を勝ち続けなくてはいけないのだから」

立向居「わかりました、選手交代はいつも通りで良いですね?」

杏奈「ええ、もちろん。キックオフは5分後。準備をしておきなさい」

立向居「わかりました、準備をします」ザッ

つくし「15分だなんて……引き分けに持ち込まれたら勝ち目なんて無いですよ!」

立向居「>>586

厳しい戦いは望むところです!
これからFFで戦い続けるつもりならこれより厳しい戦いが待ってるでしょうからね

立向居「厳しい戦いは望む所です! これからFFで戦い続けるつもりならこれより厳しい戦いが待っているでしょうからね」

つくし「……そうですね! 不肖、この大谷つくし! 最後までお付き合いさせていただきます!」

剛陣「にしてもこういうときに限って監督はいねぇんだな」

虎丸「しかたないですね……メンバーはキャプテンが決めてください!」

道成「お、俺が!?」

奥入「キャプテンなら大丈夫です!」

道成「わ、わかった……じゃあ勝手に決めされてもらうぞ」

矢嶋「さあ、伊那国VS雷門セカンドの試合がこれから始まろうとしてるぞ! 実況は俺、矢嶋陽介がやらせてもらうぜ!」

剛陣「……って誰だよ、あんた!?」

杏奈「近所のお好み焼き屋さんよ、実況が得意そうだから頼んで見たの」

剛陣「得意そうだからって……頼むなよ」

【雷門ベンチ】

服部「控えかぁ……」

のりか「それにしてもキャプテン思い切ったことしたよね」

万作「ああ、まさか明日人をMFにするなんてな!」

奥入[明日人くんなら敵陣にも切り込めますからねある意味適切な判断です」

綱海「みんな、頑張れよ!」

【フィールド中央】

道成「明日人、準備は良いか」

明日人「はい!」

ピィィィィィィィィィィィィ!

矢嶋「伊那国のボールで試合開始です!」

明日人「いくぞ!」

矢嶋「小僧丸からボールを渡された稲森、ドリブルで攻めあがっていく!」

神童「やらせん! アインザッツ!」

明日人「抜く! イナビカリダッシュ!」

神童・この安価

明日人・安価下+20

【中央→敵陣】

矢嶋「抜いた! 稲森、間一髪でかわしたぁ!」

神童「くっ!?

明日人(危なかった! セカンドチーム……どれくらいの実力を持っているんだ!?)

矢嶋「スピードに乗ったドリブルでセカンド陣営の崩そうとするがイマイチ前に進めない!」

明日人「小僧丸!」

矢嶋「ボールは小僧丸に渡った! 小僧丸、果敢にドリブルで突破しようとする!」

たまごろう「ぬかせない!」

小僧丸「くっ、このやろう!」

矢嶋「向かっていく多摩野! しかし小僧丸の突進力の前に手も足も出ない!?」

たまごろう「これだ!」

小僧丸「なにぃ!?」

たまごろう・この安価

小僧丸・安価下

【敵陣→中央】

たまごろう「やった!」

小僧丸「しまった!」

矢嶋「すごい! さすが円堂守を身近で見ていた男! 多摩野五郎! 粘り強さは円堂に負けてないぞ!」

たまごろう「このまま進む!」

道成「甘い!」

矢嶋「おっと、調子に乗りすぎたか!? 道成がボールを弾いた! 弾かれたボールは中目に!」

中目「ごめんね、このまま進ませてもらうから!」

塔子「そうはさせないよ!」

矢嶋「今度は財前と中目! お転婆と文学少女の一騎打ちだ!」

塔子「よっ!」

中目「きゃぁ!」

塔子「くっ、結構身軽だね!」

中目「一応は……財全さんこそ意外と繊細ね」

矢嶋「火花を散らす二人! 勝つのはどっちだぁ!」

中目・この安価

塔子・安価下

【中央→自陣】

中目「やったぁ!」

矢嶋「軍配は中目にあがった! 文学だけじゃなくサッカーも得意なのか!?」

塔子「やられた!」

矢嶋「セカンドボールで伊那国陣地へと攻めるが岩戸を中心にがっちりと守っている!」

神童「フェイ!」

フェイ「ありがとう! このまま一気に!」

日和「させませんよ!」

矢嶋「今度は日和とフェイがぶつかり合う!」

日和「くぅ! 意外と素早い!」

フェイ「すごい! 僕に追いついてくるなんて! 伊那国って凄いチームなんだね!」

矢嶋「簡単に渡さないと食い下がる日和! それを突破しようとするフェイ! 勝敗の行方は!」

フェイ・この安価

日和・安価下

【自陣・シュートフェイズ】

矢嶋「抜かされた! これはフェイに軍配が上がった!」

フェイ「やった! このまま行くよ!」

矢嶋「そのままゴールへと向かっていく! そしてシュート体勢に入った!」

立向居「来た!」

フェイ「いくよ、バウンサーラビット!」

ボイーン、ボボヨン!

立向居「ここはゴッドハンドで!」

フェイ・この安価

立向居・安価下+10

矢嶋「きまったぁ! フェイのシュートが伊那国のゴールを見事突き破った!」

フェイ「やったぁ!」

神童「よくやったな、フェイ!」

立向居「くっ……すみません、みなさん」

明日人「こんなことって……」

氷浦「これが……セカンドチーム!」

【雷門ベンチ】

のりか「ど、どうしよう!? 先取点取られちゃった!」

万作「落ち着けよ、のりか。まだ前半が終わったわけじゃない」

のりか「そ、そうだよね!」

奥入「ですがこれで不利になったのは確実です。何とか打開策を考えなくては……」

服部「打開策って言われてもアレだけ綺麗に決められちゃ何にも思いつかないよ!」

万作「とにかく落ち着いて相手を観察しよう」

のりか「う、うん……(明日人、頑張って!)

【フィールド中央】

神童「わかったか? これが雷門だ。イナズマイレブンという名前すら知らないお前たちでは絶対に勝てない!」

氷浦「……そうかもしれない」

明日人「けど……だからと言って俺は諦めない! 俺たちはサッカー取り戻すんだ!」

フェイ「明日人……明日人も必死なんだね」

矢嶋「再び伊那国のキックオフ!」

明日人「俺は……諦めない! 例えどんな困難が待っていてもサッカーを島へつれて帰るんだ!」

フェイ「明日人!」

明日人「フェイ!」

フェイ「明日人! 僕たちも……必死なんだ! だから負けられない!」

矢嶋「今度はフェイと明日人がぶつかり合う! こころなしかお互い苦しい表情だ!」

明日人「うおおおおおおお!」

フェイ「うあああああああああ!」

明日人「イナビカリ・ダッシュ!」

フェイ・この安価

明日人・安価下

すみません
明日人の安価は+20です
安価下

【中央→敵陣】

矢嶋「抜いた! 稲森、見事にフェイを抜き去った!」

フェイ「くっ!?」

明日人「うおおおおおお!」

虎丸「明日人さん!」

明日人「虎丸!」パス

矢嶋「ボールは宇都宮へと渡った! そしてドリブルでセカンドゴールをめざし発進だぁ!」

虎丸「いくぞ!」

たまごろう「いかせない!」

矢嶋「おっと、宇都宮とたまごろうがぶつかり合う!」

虎丸「流石ですね、円堂さん譲りの粘り強さだ!」

たまごろう「KFC時代は番号を譲ってやったけど……今回はそうは行かない!」

矢嶋「二人には何かしら因縁があるのか? 凄い! お互いに身体をぶつけ合ってボールを奪い合ってる!」

虎丸「抜く!」

たまごろう「ぬかせない!」

たまごろう・この安価

虎丸・安価下

虎丸「くっ!」

たまごろう「今回は俺の勝ちだな! 虎丸!」

ピィィィィィッィィィィ!

矢嶋「ここで前半終了! セカンドチームがリードで折り返しです!」

【雷門ベンチ】

剛陣「……なんだよ、あのフェイって奴は!?」

塔子「フェイだけじゃないよ、あの振動って選手も厄介だよ」

道成「……会長は俺たちを本気で潰すつもりなのか」

万作「そうだろうな……ここまで仕上がったチームを作り出したんだ。サッカーへの知識もばっちりだってことかもな」

奥入「うう、後半はどうします?」

道成「そうだな……こういうときに監督が居ればなんか策を出してくれると思うけど……」

剛陣「その監督が今は居ないんだぜ? 俺たちで何とかするしかねぇ!」

綱海「……うん、あいつは? おい、宮坂!」

宮坂「綱海先輩! お待たせ! 例の物、集まりました」

綱海「サンキュー、悪いな」

宮坂「気にしないでください、俺も思い当たることは多いから」

剛陣「なんだよ、それ」

綱海「これか? 今んとこ保険って奴だな」

剛陣「保険? 何か不吉な言い回しだな」

綱海「まあ使わないに越したことは無いってことかな」

道成「試合が再開するぞ」

【フィールド中央】

矢嶋「日和と万作、氷浦と綱海が交代をします」

神童「何をしても無駄だ。この試合、俺たちが勝つ!」

ピィィィィィィィィィィィィ!

矢嶋「セカンドのボールで試合開始です」

神童「いくぞ!」

塔子「やらせない!」

神童「プレストターン!」ヒュバ!

塔子「ザ・タワー!」

神童・この安価

塔子・安価下+20

【中央→自陣】

矢嶋「神童、財膳の防御を見事突破!」

塔子「強すぎる!」

神童「このまま一気に攻めあがる!」

岩戸「やらせないでゴス!」

矢嶋「神童、伊那国守備を正面から突入していく!」

万作「なめやがって!」

綱海「ここを通すわけにはいかないよな!」

矢嶋「万作と綱海! 二人の守備が神童の道を阻む!」

神童「ふっ……」

矢嶋「神童! 華麗なドリブルで見事二人を抜き去った!」

万作「何!?」

綱海「おいおい、マジかよ!」

矢嶋「しかし正面には岩戸が立ちはだかった!」

神童「ここも抜かせてもらう!」

神童・この安価

岩戸・安価下

【自陣・シュートフェイズ】

神童「甘いぞ! そんな守備で!」

岩戸「ゴス!?」

矢嶋「かわした! 神童、これも華麗にかわしたぁ!」

立向居「もう点はやらないぞ!」

神童「くらえ! フォルテッシモ!」

立向居「ゴッドハンド!」

神童・この安価

立向居・安価下+20

【自陣→中央】

バチバチバチバチバチバチィ!

矢嶋「うおお! すごい! 立向居、今度は見事にゴールを守ったぞ!

立向居「毎回ここぞというときにゴールを許してましたからね……二点目やらないぞ!」

神童「くっ!」

立向居「お願いします、明日人君!」

矢嶋「立向居のロングスローは稲森へと渡った!」

明日人「カウンターだ! 一気に攻めよう!」

中目「やらせない!」

明日人「くっ!? もう一度だ!」

中目「うそ!?」

明日人「イナビカリ・ダッシュ!」

中目・この安価

明日人・安価下+20

自分では決められませんので下3つの安価で投票をします
ぞろ目として有効? それとも無効?
有効なら明日人が勝ちそのままシュートフェイズになります

では無効とさせて頂きます

【中央→自陣】

明日人「しまった!?」

矢嶋「稲森、ここで足に負担がかかったのか!? 肝心な特に足がもつれた!」

中目「ラッキー! ボールいただき!」

矢嶋「ボールはそのまま中目がキープ! そしてボールは闇野へと渡った!」

闇野「くくく……ついにわが力を見せるときが来たな!」

岩戸「こ、この人怖いでゴス!」

闇野「俺の技を見せてやろう! 貴様に」

岩戸「こ、怖いでガスぅ! け、けどここで負けたらサッカーが出来なくなるでゴス!」

矢嶋「岩戸、闇野へと向かっていく!」

闇野・この安価

岩戸・安価下

【自陣・シュートフェイズ】

闇野「闇に飲まれるが良い!」

岩戸「ご、ごっすぅ!?」

矢嶋「岩戸、闇野をかわした!? ってアレ?」

闇野「喰らうが良い……闇の力……ダークトルネード!」

立向居「もう二度とやらせないって決めたんだ! ゴッドハンド!」

矢嶋「ダークトルネードとゴッドハンドがぶつかり合う! 勝つのは闇か? それとも神か!?」

立向居「うおおおおおお!」

闇野・この安価

立向居・安価下

【自陣→中央】

矢嶋「止めた! 立向居、ファインセーブ!」

立向居「あ、危なかった!?」

矢嶋「再びボールは中央へ! 今度は財前が進んでいく!」

塔子「そろそろ点を取りたいけど……」

中目「残念!そうはさせないから!」

矢嶋「再び両女子が一騎打ち! かつのはどっちだ!?」

塔子「ここを突破させてもらうよ!」

中目「やらせない!」

中目・この安価

塔子・安価下

>>629
お前さぁ、俺の話聞いてた?
書き込むなっつったろボケ
>>1、こんなクズの書き込みスルーしろ、いいな?

>>629
すみませんが今回はスルーさせて頂きます
よって>>630の安価となります
さらにぞろ目になるためシュートフェイズに移行します

【敵陣・シュートフェイズ】

塔子「何度もやられるわけには行かないんだよ!」

中目「嘘!?」

矢嶋「財前、ボールを奪った! そしてボールを大きく上げた!」

小僧丸「守備を突破できなかった付けをここで払わせてもらうぜ!」

キーパー「何!?」

小僧丸「ファイアトルネード!」

セカンドキーパー・この安価

小僧丸・安価下+20

矢嶋「きまったぁ! 伊那国、見事に同点へと追いついた!」

明日人「やったな、小僧丸!」

小僧丸「ああ、これで同点に追いついたな」

神童「……これが伊那国のサッカーか……」

道成「ああ、そうだ。それが俺たちのサッカーなんだ」

神童「だが試合は終わっていないぞ! 同点になったくらいで気を緩めすぎだ!」

道成「!?」

神童「すまない、つい過激なことを言ってしまった」スッ

道成「……やっぱり何か切羽詰ったものでもあるのか?」

万作「キャプテン、あいつと何を話していたんですか?」

道成「油断をするな、と怒られただけさ」

万作「敵なのに? 俺たちに?」

道成「何か事情があるのかもしれないな、アイツ」

万作「そうですか……」



すみません、今日はこれくらいにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

ピィィィィィィィィィィ!

矢嶋「セカンドボールで試合再開!」

神童「いくぞ、追加点を取って奴らに止めを刺す!」

フェイ「はい、神童さん!」

道成「やらせない!」ズサー

矢嶋「道成、タックルを仕掛ける! しかし神童はかわした!」

道成「くっ!」

神童「負けるわけには行かない! まけるわけには!」

明日人「ここは俺が!」

矢嶋「おっと、今度は稲森が神童にタックルを仕掛ける!」

神童「進ませてもらう!」

明日人「これ以上進ませない!」

神童・この安価

明日人・安価下

【中央→自陣】

明日人「くっ! やっぱりこの人は凄い!」

万作「ここは俺たちで食い止めるぞ!」

岩戸「ゴッス!」

神童「中目!」

中目「よっと!」

綱海「わたさねぇっての!」

中目「先輩、海の生き物図鑑の返却日、過ぎてますよ!」

綱海「え? そうか?」

中目「そうです! だから……早く返却してください!」

綱海「悪いな! 試合が終わったら返すさ!」

中目・この安価

綱海・安価下

【自陣・シュートフェイズ】

矢嶋「抜いた! 流石の綱海もかわいい女の子に弱いのか!?」

中目「油断しましたね、あと約束どおり剣客をお願いしますよ」

綱海「参ったね、こりゃあ!」

矢嶋「そして中目、そのままシュートへと持っていく!」

立向居「ここは入れさせない!」

中目「シュート、行きますよ!」

立向い「ゴッドハンド!」

中目・この安価

立向居・安価下+20

【自陣→中央】

矢嶋「キーパー立向居、ここは確実に止めました!」

立向居「ふぅ、失点は免れましたね!」

フェイ「栞、僕にパスしてくれれば良かったのに……」

中目「ごめんごめん、私もシュートを打ってみたくなっちゃって」

立向居「それじゃ、反撃です!」

矢嶋「ボールは氷浦へと渡った!」

氷浦「……そろそろ時間も少なくなってきた、ここで一点取れれば楽になるはずだ!」

神童「そうはさせない!」

氷浦「なに!?」

神童「アインザッツ!」

神童・この安価

氷浦・安価下

【中央→自陣】

矢嶋「取られた! 神童の奇襲は上手く成功した!」

氷浦「くっ! ここぞというときに取られてしまう!」

道成「戦術眼の鋭さ! ここまでとは……」

明日人「負けるもんか!」

矢嶋「稲森、猛スピードで神童を追いかける!」

明日人「点はやらないぞ!」

神童「お前に負けるつもりはない!」

神童・この安価

明日人・安価下

【自陣→中央】

明日人「そこだ!」ズサー

神童「しまった!」

矢嶋「稲森! 土壇場で神童からボールを奪った!」

明日人「もう止まらないぞ!」

フェイ「させない!」

矢嶋「な、なんと! FWのフェイが稲森をがっちりとマークしている!」

明日人「フェイ! 俺たちはまだサッカーをしてたい! だから諦めることは出来ない!」

フェイ「それはこっちも同じことだよ、明日人! だから全力でぶつかる!」

矢嶋「稲森とフェイ! お互いに激しくぶつかり合ってる!」

明日人「イナビカリ・ダッシュ!」

フェイ・この安価

明日人・安価下+20

【中央→敵陣】

矢嶋「ぬいた! 稲森最後の力を振り絞ってフェイを抜き去った!」

フェイ「……すごい! 凄いよ、明日人! 君はどれだけ力を出せるの!?」

明日人「くっ! 小僧丸!」ドサ!

小僧丸「ああ、あとはまかせとけ!」

矢嶋「稲森からボールを貰った小僧丸! セカンド陣地へ突入していく!」

小僧丸(俺もかなり限界だ! けど最後までやらせてもらうぜ!」

たまごろう「やらせない!」

小僧丸「いいや、抜く! 絶対に!」

たまごろう・この安価

小僧丸・安価下

【敵陣・シュートフェイズ】

矢嶋「抜いた! 小僧丸! 残るはキーパーのみ!」

道成「いけ! 小僧丸!」

氷浦「お前のシュートで!」

虎丸「僕たちの思いを!」

明日人「つないでくれぇぇぇ!」

小僧丸「ファイアトルネード!」

キーパー「やらせん! やらせんぞ!」

セカンドキーパー・この安価

小僧丸・この安価+20

※わかりました、今後は+を極力抑える方向でやってみます

矢嶋「きまったぁ! 小僧丸、執念の追加点!」

明日人「やったな、小僧丸!」

小僧丸「ったりめえだ! ここで決めろってお前らが言ったんだろ?」

道成「追加点も取れた……残り時間も少ないが……彼らも本気で点を取りに来るだろう」

神童「……まだだ! まだ俺たちは戦える!」

フェイ「……はい!」

闇野「ああ、ここからが本当の恐ろしさを味わわせてやる」

ピィィィィィィィィ!

【フィールド中央】

神童「最後まで……戦い抜こう!」

塔子「やっぱり……くるよね、神童!」

神童「財前、お前なら分かっているはずだ! 俺が……いや俺たちが何故本気になってぶつかるのかを!」

塔子「!? けどそれはそれ! 抜かせないよ!」

神童「プレストターン!」

塔子「ザ・タワー!」

神童・この安価

塔子・安価下

【中央→自陣】

矢嶋「抜かされた! 神童、最後の力を振り絞りドリブルで進んでいく!」

塔子「しまった!」

神童「フェイ!」

矢嶋「ボールは神童からフェイへと渡ったぞ! そこに万作と岩戸が向かってくる!」

万作「なんとしてもボールを奪うぞ! ゴーレム!」

岩戸「ここで抜かされたらみんなの思いが無駄になるでゴス!」

フェイ「抜く! ここで抜いて 得点を奪うんだ!」

矢嶋「フェイ、伊那国守備陣を相手に向かっていく! だが二対一では分が悪いぞ!」

フェイ「くっ! とっぱするんだ……」

闇野「フェイ・ルーン! 俺を呼んだか!」

フェイ「闇野! お願いします!」

矢嶋「ボールは闇野へと渡った!」

綱海「ここで通してたまるかよ!」

闇野・この安価

綱海・安価下

【自陣→中央】

矢嶋「綱海クリア! 危うい所をかろうじてかわした!」

綱海「あぶねぇあぶねぇ!」

闇野「綱海! やはり貴様は俺のライバルだ!」

綱海「へ? いやいやそれはないわ!」

矢嶋「そしてボールは氷浦がキープ!」

氷浦「ここで時間稼ぎをするか? いや、それは下手したら命取りになる!」

中目「ここは通さないから!」

氷浦「中目さん!」

矢嶋「氷浦と中目がにらみ合う! ここを突破して三点目を挙げられるのか、伊那国!」

氷浦(右か? それとも左?)

中目・この安価

氷浦・安価下

【中央→敵陣】

氷浦「こっちだ!」

中目「うそ!?」

矢嶋「氷浦、中目を突破した!」

剛陣「氷浦! 俺にボールをくれ! このまま突破して俺が決めてやる!」

氷浦「……剛陣先輩!」

剛陣「うっし、絶対に突破してやる!」

闇野「くくく、突破は度させない!」

剛陣「な、なにぃ!?」

闇野「デーモン……カット!」

闇野・この安価+10

剛陣・安価下

【敵陣→中央】

剛陣「なっ!? うわぁ!」

矢嶋「剛陣、ボールを奪われた!」

闇野「……フェイ! 今宵の月は満月!」

フェイ「……はい! 満月は……ウサギが良くはねる……」

闇野「そして月は……夜の王! 心をあばれさせる!」

闇野・フェイ「うおおおおおおおおお!」

矢嶋「こ、これは!? 闇野とフェイが大きく飛び上がった!」

闇野・フェイ「満月ラッシュ!」

ドォォォォォォォォォォォォォォォ!

万作「まずい!」

綱海「あんなシュート立向居一人で受け止め切れねぇ!」

岩戸「俺たちでシュートの威力を和らげるでゴス!」

万作・綱海・岩戸「うおおおおおおおおおおおお!」

矢嶋「な、なんと! 伊那国守備陣! 三人がかりでシュートを止めに行った!」

闇野・フェイ、この安価×3

万作・安価下1
綱海・安価下2
岩戸・安価下3

闇野・フェイ:30
万作・綱海・岩戸:75

万作・綱海・岩戸「おおおおおおおおおおおお! ああああああああああああ!」

矢嶋「三人とも吹っ飛ばされた! シュートはゴールへ飛んでいく!」

立向居「ありがとう……! みんな! だあああああああ!」

矢嶋「受け止めた! 立向居、見事闇野とフェイの合体シュートをがっちりとキャッチ!」

ピィィィィィィィィィィィ!

矢嶋「ここで試合終了! 勝ったのは伊那国だ!」

明日人「やった……やったよ、俺たち!」

小僧丸「へっ、みたか! これで文句は言わせねぇ!」

つくし「やったぁ! みんな素敵!」

杏奈「そんな……私は……間違っていたというの?」

取り巻きA「会長しっかりしてください!」

取り巻きB「これは何かの間違い!そうでしょ!?」

神童「」ドサ

道成「お、おい!? 大丈夫か?」

神童「大丈夫だ、ちょっと疲れただけだ」

道成「……よっ!」グイ

神童「お、おい!」

道成「握手は出来なかったからこれくらいはさせてくれよ」

神童「……すまない……」

飛鷹「会長さんよ、俺たちの勝ちだ。何か言い返す言葉はあるか?」

杏奈「>>671

っっ!ギリッ
・・・みなさんおめでとうございます、とても良い試合でしたよニコッ

杏奈「……っっ!」ギリッ

つくし(一瞬凄い顔をした!)

杏奈「……みなさん、おめでとうございます。とても良い試合でしたよ」ニコッ

道成「これで俺たちは正式に”雷門サッカー部”を名乗っても良いんですね?」

杏奈「ええ、もちろん」

神童「俺も認める……それに見てみろ」

生徒たち「」キャー! ワー!

男子生徒A「凄かったぞ! 伊那国! お前らなら雷門のサッカーを継いでくれるよ!」

女子生徒A「神童さん! 凄かったよ! 病気が治ったらまたさっかーをやってね!」

道成「神童、お前は……」

神童「ふっ、会長の命令というのは本当だし病気も事実だ。だがそれでも俺はサッカーをやりたかったんだ」

明日人「神童……俺……」

神童「雷門の看板は本当に重い。お前たちはプレッシャーに押しつぶされるなよ」

明日人「ありがとう、俺頑張るから!」

神童「フェイもありがとうな、他校なのに俺に付き合ってくれて」

フェイ「良いよ、気にしないで!」

明日人「フェイは他校の生徒だったのか…」

剛陣「おいおい、それいいのかよ?」

奥入「それにしても……会長のサッカーの知識は一体どこから……」

氷浦「俺も気になります。一体どこの誰があなたにサッカーの戦術を教えてくれたんですか?」

杏奈「>>673

・・・黒騎士学園の、剣城君よ

杏奈「……黒騎士学園の剣城君よ」

奥入「剣城くんが?」

氷浦「ということは帝国学園の影山総帥が黒騎士経由で情報を与えた、ということですか?」

杏奈「残念だけど……そこまでは分からないわ」

剛陣「なんだよ、わけの分からない状態になってるじゃねぇか!」

立向居「黒騎士や帝国といった人たちがわざわざ雷門サッカーを潰すために暗躍してるのか……」

虎丸「一体何のために……?」

飛鷹(こうなると”あの人”に協力を頼むしかねぇな)

小僧丸「とにかく、俺たちが出来ることは一つだけだろ?」

明日人「ああ、俺たちはサッカーを続ける! そして目指すは優勝だ!」

みんな「おお!」

杏奈「そんな簡単にいくと良いわね……」ニヤリ

【ロッカールーム】

のりか「そういえば綱海先輩! さっき宮坂って人から何か受け取ってましたよね?」

岩戸「保険とか言ってたガス」

日和「結局アレ、なんだったんですか?

綱海「ああ、あれか……」

服部「あれは?」

綱海「>>683

・・・いや、なんでもねーよ!(実はあれ、単なるハッタリなんだよな…)

綱海「…いや、なんでもねーよ!」(実はアレ、単なるはったりなんだよな…)

のりか「そう言われると気になる! いったいなんだったの!?」

岩戸「そうでゴス! とっても気になるでゴス!」

服部「なんなの? なんだったの!?」

綱海「はっはっはっ! 海の秘密に比べたら大したことはないさ!」

みんな「気になるぅ!」

~その日の夜=

【夜の公園】

剛陣「どりゃ!」バシュ!

飛鷹「せい!」パスッ

剛陣「くっそ! 全然だめかぁ!」

飛鷹「いや、かなり良くなってきたぞ。このまま行けばお前だけの必殺技も作れるはずだ」

???「精が出てるな」

剛陣「うん? だれだ? あんた?」

飛鷹「お久しぶりです、鬼瓦警部」

すみません、今日はここまでにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

鬼瓦「そこにいるのが伊那国から来たっていうお前の仲間か?」

飛鷹「ええ、こいつら結構やりますよ」

剛陣「警部ってことは警察か? お、俺はなんも悪いことはしてねぇよ!」

鬼瓦「ははは! 面白い奴だな。安心しろよ、いきなり逮捕だなんてするわけがないさ」

飛鷹「わざわざ来て頂いてありがとうございます」ペコリ

鬼瓦「いいってことよ、それで……お前らが聞きたい話って言うのはやっぱ影山がらみか?」

飛鷹「はい。ここ最近、影山が再び雷門へ攻撃を仕掛けてくる様子がありそうなので……」

剛陣「つい、この間も会長に入れ知恵をして俺たち危うくサッカーを奪われそうになったんだぜ!
   全く、どうなってやがるんだ? あの影山って奴は!」

鬼瓦「まあそういうな。奴にとって雷門は愛憎入り混じった複雑な存在だからな」

剛陣「複雑ねぇ……あのグラサン男について俺、何にも分かってねぇや」

飛鷹「あれだけの事をしでかしたのに帝国の総帥に返り咲く。奴の背後に何かがあるんじゃないでしょうか?」

鬼瓦「アレスの天秤って知ってるか?」

剛陣「なんだそりゃ?」

飛鷹「俺も初耳です」

鬼瓦「月光エレクトロニクスが作った次世代型教育コンピュータのことだ。
   奴はその教育コンピュータが作り出した更生プログラムを自ら志願し受け、結果として刑期は短くなった」

剛陣「つまり……影山はアレスの天秤のおかげで良い子ちゃんになりましたって事だな!」

飛鷹「まあ当たらずとも遠からずだろうな……」

鬼瓦「だが……ちょっと気になることがあってな。奴の背後には黒幕がいると俺は睨んでいる」

飛鷹「黒幕……目星は付いているんですか?」

鬼瓦「>>692

残念ながら未だ掴めずだ

鬼瓦「残念ながら……未だ掴めずだ」

飛鷹「そうですか……」

鬼瓦「だが黒幕が動きを見せるのはおそらくFF本戦からだろう。お前たちも本戦を目指しているんだろ?」

剛陣「当然だぜ! 全国の猛者どもをこの俺がぶっ倒して優勝をしてやるつもりだ!」

鬼瓦「はは、威勢は良いな。飛鷹、お前もそのつもりか?」

飛鷹「ええ、もちろん。響木さんとの約束もありますからね。またピッチの上で会うと」

鬼瓦「そうか、なら絶対に負けられないな」

剛陣「おうよ!」

鬼瓦「それじゃあ、俺は帰るとするか。お前ら二人も身体には気をつけろよ」

飛鷹「ええ、ありがとうございました!」

剛陣「こんなことを聞くのもなんだがお前、警察と知り合いだったのか?」

飛鷹「ああ。昔、世話になったことがあってな」

剛陣「ふーん、それよりも練習を再開しようぜ! このままじゃ虎丸の奴にもバカにされちまう!」

飛鷹「いいだろう。その代わり俺も気合が入ったからかなりハードに行くぜ!」

剛陣「おっしゃ! こい!」

~朝~

立向居「みなさん、集ってくれましたね。それじゃ行きましょう」

奥入「この学校の地下にこんな場所があるなんて……」

明日人「ここにイナビカリ修練場があるの?」

立向居「ええ、かなり古いので気をつけてください」

岩戸「ここまで古いとお化けが出てきそうでゴス……」

のりか「>>695

怖いこと言わないでよ!

のりか「怖いこと言わないでよ!」

岩戸「ごめんでゴス……」

立向居「着きました、ここです」

飛鷹「開けるぞ」

明日人「」ゴクリ

バーン!

万作「……こりゃあすげぇ」

塔子「設備自体は古いけど……かなり手入れをされてるね」

氷浦「ここで俺たち特訓をするのか……」

立向居「はい、円堂さんたちもここで特訓をして強くなったそうです」

明日人「よーし、俺たちもここで特訓をしてFF本戦に進もう!」

みんな「おお!」

~ガトリング砲台~

バシュ! バシュ! バシュ!

立向居「うわ! くっ! ああ! ……だめだ、ボールが全く捕らえられない!」

のりか「なら今度は私が!」

バシ! ハシュ! バシュ!

のりか「きゃあああああああ!」

立向居「海腹さん、大丈夫?」

のりか「ほ、本当にここで強くなったの!? 昔の雷門の人たちは!?」

~巨大タイヤの間~

ブーン! ブーン!

剛陣「ここをドリブルで突破するのか?」

小僧丸「おもしれぇ、誰が最初にやる? 俺が最初でも良いんだぜ?」

剛陣「俺がやる! 一番手は俺だ!」

明日人「>>698

先輩気を付けていかないと……

明日人「剛陣先輩、気をつけて行かないと……」

剛陣「心配すんなって!

ブーン! スッ ブーン! スッ ブーン! スッ

剛陣「ほらな! この位ちょちょいと……」

明日人「危ない!」

ドゴォ!

剛陣「ぐはぁ! ……な、なんで上から……」バタリ

小僧丸「油断してるからだ、二番手は貰うぜ」

ブーン! スッ ブーン! スッ ブーン! スッ

明日人「良いぞ、小僧丸! その調子だ!」

小僧丸「何!?」

ドゴォ!

明日人「こ、今度は正面からタイヤが!」

小僧丸「く、くそったれ……」ガクリ

明日人「最後は俺か……やってみる!」

ブーン! ブーン! ブーン!

明日人「>>701

うぇっ!?がはっ!!

明日人「いくぞ!」

ブーン! スッ ブーン! スッ! …ブーン!

明日人「時間差!?」

ドゴォ!

明日人「うぇっ! がはっ!」ドサッ!

~十分後~

【雷門・サッカー場】

明日人「うう~ん…………はっ!?」

小僧丸「目が覚めたか?」

明日人「お、俺、気絶してたの?」

剛陣「お前だけじゃねぇ、俺たち、だ」

塔子「……いたたたた……もっとゆっくり塗ってくれよ」

つくし「す、すみません」ヌリヌリ

道成「正直、甘く見てたな。イナビカリ修練場」

氷浦「監督の練習でそこそこ実力をつけてきたと思ったんだけどなぁ……」

岩戸「自信を無くしそうでゴス……」

立向居「けど円堂さんたちがあそこで力をつけたのはなんとなく分かりました」

金雲「ふぉーっふぉふぉおふぉふぉふぉふぉ! 皆さん、ご無事で何よりでした」

剛陣「これのどこが無事なんだよ? 俺たちみんなボロボロだぜ?」

金雲「でも試合に出れないほどの怪我ではないでしょう?」

奥入「ま、まあそうですけど……」

金雲「綱海君と虎丸君に感謝をして置いてくださいね。二人が見つけなかったらもっと酷いことになってたかもしれません」

綱海「はっはっはっ、お安い御用さ!」

虎丸「日直で遅れて正解でしたね」

金雲「さてイナビカリ修練場ですが……監督権限でしばらく使用を禁止します!」

立向居「なぜですか? あそこを使えば円堂さんと同じくらいに強くなれるはずです! FF本戦だって夢じゃない!」

金雲「>>703

貴方達にはその実力がないから、ですよ

金雲「手厳しいことを言いますが……貴方達にはその実力がないから、ですよ」

立向居「うっ!」

金雲「鍛えることと無理をすることは全く違います。現にあなた達はイナビカリ修練場がどういうものか知ってましたか?」

飛鷹「そいつは……」

金雲「知りませんでしたよね? だからこんなにボロボロになったんですよね?」

明日人「………」

道成「その通りです、修練場を使えば強くなる。それだけを考えてました」

金雲「ふむ、それをきちんと理解できれば良いのです。では早速今日の練習を」

剛陣「おいおい、こんなボロボロなのに練習をさせんのかよ?」

奥入「せ、せめて今日の練習はお休みに……」

金雲「おやおや、甘えてますね。これはきっちりとお灸を据えなくてはいけませんねぇ…」

奥入「い、いえ、大丈夫です……」

金雲「よろしい、では準備をお願いしますよ」

明日人「はい!」

金雲「ああ、そうそう! 次の試合の相手が決まりましたから」

道成「ど、どことですか?」

金雲「>>705

美農道三中です

金雲「美濃道三中です」

道成「美濃道三……ですか?」

奥入「美濃道三といえば強化委員がいるチームでしたね」

金雲「はい、壁山堀吾郎がチームの一員です。おそらく本格的な守備のチームでしょう」

明日人「守備のチーム……」

金雲「さあさ、ランニングを始めてください! ミーティングはあとでやりますから」

道成「わかりました、いくぞ!」

みんな「はい!」

~2時間後~

金雲「お疲れ様でした、みなさん」

剛陣「はぁはぁはぁ……修練場よりは軽いけどかなりきつい部類の練習だったぞ!」

虎丸「そ、そうなんですか? 今日の監督の練習よりも?」

つくし「はい、ドリンクをどうぞ」

氷浦「あ、ありがとう……」

道成「それで監督、美濃道三の対策はどうします?」

金雲「そうですねぇ……」

奥入「星章とかに負けていますがどこも1点取るのが限界みたいですね」

日和「それだけ堅い守備ってことですか……」

万作「勝ったチームはどこも突破力が優れた選手が一人はいるな、俺たちも同じようにするのか?」

金雲「>>707

ま、それでいってみましょうかね

金雲「ま、それでいってみましょうかね」

氷浦「そんなアバウトな……」

小僧丸「突破なら俺に任せときな、必ずゴールを決めてやる!」

虎丸「俺も! 壁山さんは豪炎寺さんも一目を置く選手、突破出来たら豪炎寺さんにも近付くでしょうしね!」

明日人「…………」

金雲「どうしましたか? 稲森君」

明日人「いや、何か胸騒ぎがするんです。このままじゃダメだっていう焦りというか……」

金雲「稲森君の気持ちはごもっとも。ですがそれは焦りです。あせりに飲まれたら……負けますよ」

明日人「そ、そうですけど…」

金雲「そんなに気持ちが荒ぶってるのなら用具の片づけをお願いしますね!」

明日人「え? えええええ!?」

金雲「用具の整理をしていれば頭が自然と冷えますよ、ではお願いします」

明日人「わ、わかりました」

~しばらくして~

明日人「監督も人使いが荒いなぁ……とほほ」

???「明日人」

明日人「君は……」

???の人物、安価下
呼び方は借りの物なのでご自由にどうぞ

剣城「久しぶりだな、稲森明日人」

明日人「お前は……剣城京介! 何でここにいるんだ?」

剣城「なぜ? 鍵が開いていたんでな、つい入っちまった。全く、管理が行き届いてないな」

明日人「……何のようだ?」

剣城「そう怖い顔をするな。俺はただ暇つぶしにここへ来ただけだ」

明日人「暇つぶし?」

剣城「こういうことだ!」ブゥン!

明日人「うわっ!?」パスッ

剣城「良い反応だ。先日の試合とは大違いだな」

明日人「くっ……」

剣城「俺が憎いか? 負けた相手だもんな? 憎くて当然か?」

明日人「……サッカーは憎しみをぶつける道具じゃない! みんなの思いをつなげるためにあるんだ!」

剣城「くっ、ははははははははは! 面白い戯言だ! せっかくだ、ここで俺がお前を潰してやるよ!」

明日人「くる!?」

???「よせ、いつまで遊んでいるつもりだ?」

明日人「今度は誰だ?」

剣城「白竜か……」

白竜「ここで騒ぎを起したらあのお方の手を煩わせることになる、ここは退け」

剣城「……命拾いしたな、稲森明日人」スッ

明日人(助かった……けど、俺たちFF本戦ではあいつらみたいなのがいっぱいいるのか?)

【裏門・前】

剣城「何故止めた? 雷門のマークは必須事項の一つじゃなかったのか?」

白竜「>>716

…黄名子(義理の妹)を人質に取られたとはいえ、そこまでの演技はよせ。お前が苦しむだけだ

白竜「…黄名子を人質にとられたとは言え、そこまでの演技はよせ。お前が苦しむだけだ」

剣城「違う! これこそが俺の本性だ! そしてお前もまた本来の自分を失っているんじゃないか? 究極のストライカーさんよ」

白竜「究極のストライカーか……確かに俺は今もその言葉にこだわっている。だが今のお前のような演技はない」

剣城「なら確かめて見るか?」

白竜「……いいだろう」ギロッ

野坂「ずいぶんと殺伐とした雰囲気だね」

剣城「野坂悠馬……!」ギリッ

白竜「気にするな、ただの戯れだ」

野坂「そう、ならいいけど。僕としては二つのナイトが消えるのは避けたいからね」

白竜(帝国から脱却できたと思ったら今度は王帝月ノ宮の配下か……)

剣城「それよりも野坂、約束は守るんだろうな」

野坂「安心してくれ、そこは守るよ」

剣城「そうか……」

白竜(野坂悠馬。この男のそこは俺でも読めん。いったい何を考えている!?)

野坂「ふふふ……」

すみません、今日はこれくらいにしておきます
お付き合いいただきありがとうございました

明日人(サッカーは、憎しみをぶつける道具なんかじゃない。あんなこと言ってたけど、あいつにだってきっと、サッカーが楽しかった頃はあった筈なんだ!)

金雲「おや明日人君、ずいぶん遅かったですねえ。どこかでサボってましたか?」

明日人「えっ!?いや、そんな…」

金雲「ふぉーっふぉふぉおふぉふぉふぉふぉ!冗談ですよ冗談」

剛陣「あー、しごかれた……」

奥入「も、もう…動けません……」

飛鷹「くそ!この程度でへこたれちまうとは…響木さんに会わせる顔がねえ…」

明日人「み、皆倒れてる…一体、どんな特訓してたの?」

氷浦「き、聞かないで…」

明日人(本当に何があったんだろう?)

~翌日~

【雷門サッカー部、部室棟】

金雲「今日は試合の観戦に行きますよー」

小僧丸「試合観戦だと?FF本戦出場する為に、もう負けられないが続くんだぞ。休んでられる場合かよ」

金雲「それは違いますよ小僧丸君、負けられないからこそ試合を観に行くのです」

道成「…敵を知る為、引いてはFFを勝ち抜く為、そういうことですね」

金雲「はい」

塔子「それで、今日は何処の試合を観に行くの?」

金雲「予選リーグの同率首位対決…星章学園対黒騎士学園です」

道成「>>751

同率…ということは、黒騎士は帝国に勝ったということですか?

道成「同率…ということは、黒騎士は帝国に勝ったということですか?」

金雲「はい」

氷浦「…妙だな」

万作「氷浦?」

氷浦「妙だと思わないかい。神門生徒会長に接触してまで雷門を潰そうとした剣城京介の居る学校は黒騎士学園、そしてその黒騎士は帝国の傘下だ。さらに帝国のトップは勝つ為には手段を選ばないと称されている影山零治。そんな男が、傘下チームに負けを許すなんて…」

奥入「言われてみると、なんだかキナ臭いですね」

綱海「そうか?流石に考えすぎじゃねえの?」

飛鷹「…もしかしたら、帝国も操られてるだけなのかもしれない」

奥入「というと?」

飛鷹「これはある筋から手に入れた情報だが、1年前にあれだけの事をした影山が何故帝国の総帥に返り咲く事が出来たか。影山の復活を裏で糸引いていた奴が居たんじゃないかって俺はずっと疑っていたんだ」

飛鷹「…結果は大当たり。奴のバックにはアレスの天秤とやらが絡んでやがった」

明日人「アレスの…天秤?」

塔子「聞いた事があるよ。月光エレクトロニクスが作った次世代型教育コンピュータで、確か影山はそれを受けて刑期が短くなったって…」

氷浦「…まさか、今黒騎士や帝国を操っているのは、月光エレクトロニクス!?」

飛鷹「恐らくな。ただ、問題は誰が影山を手助けしたのかだが、そこまではまだ掴めていないんだ」

服部「じゃあ帝国は、月光エレクトロニクスの指示で黒騎士にわざと負けたってこと?」

虎丸「でも一体何の為に?」

皆「…」

金雲「はーい皆さん、謎解きに興味を持つのもいいですけど、今自分達が置かれている状況を忘れては駄目ですよ~」

明日人「>>753

そうだ、俺達はとにかく勝つしかないんだ

明日人「そうだ、俺達はとにかく勝つしかないんだ」

道成「そして、勝つ為に敵を知る必要がある…今は星章と黒騎士の試合を観る事に集中しよう!」

皆「はいっ!」

金雲「では、黒騎士学園の方へ向かいますよ!」

【黒騎士学園・校舎】

日和「黒騎士学園なんて名前だから、もっと中世ヨーロッパ風な学校をイメージしてたけど…」

ゴーレム「思ったより普通でゴス…」

服部「雷門と全然変わらないね…」

女子生徒A「今日の試合星章が来るんだってよ!」

女子生徒B「勝てるかな?」

女子生徒C「勝てるよ!だって剣城君が来てからはサッカー部は負け無しだもん!」

女子生徒D「あの子1年生なのにキャプテンとして皆を引っ張って凄いよね!」

女子生徒E「しかも勉強も出来るのに奢らないし年上にも礼儀正しいし、くーーー!!文武両道な上に性格もいいとか反則でしょ!」

虎丸「ぶ、文武両道で…」

剛陣「性格がいいだぁ?誰か違う奴と勘違いしてるんじゃねえの?」

塔子「でも黒騎士の剣城なんて、あいつしか思い浮かばないんだけど…」

虎丸「>>755

…あの、その剣城って人のこと、もう少し詳しく聞いてもいいですか?

虎丸「…あの、その剣城って人のこと、もう少し詳しく聞いてもいいですか?」

女子生徒A「え?君、かわいいー!」

虎丸「えっ!?か、かわっ!?」カァァァ////

女子生徒B「ちっこーい!」ナデナデ

服部「////」

ゴーレム「は、半ちゃんと虎丸君、羨ましいでゴス…」

道成「…えっと、それよりも君達の知ってる剣城君について、聞いてもいいかな?」

女子生徒C「いいよー!剣城君はこの春から学園にやってきた外部生なんだよ!」

道成「…外部生?」

女子生徒D「ウチの学校は小学校から大学までエスカレーター方式なんだけど、剣城君は中学からここにやってきたから今は外部生って扱いなの!」

女子生徒E「で、剣城君が黒騎士の高等部に進学したら、内部生になるんだよ!」

女子生徒B「でねでね!凄いのはここからなの!この春彗星の如く現れた剣城君は、何と1年生にしてキャプテンに大抜擢!そして剣城君がキャプテンになってから今日まで無敗という圧倒的な成績を残しているんだ!」

小僧丸「…それもこれも、帝国の総帥、影山零治に従ってるおかげってか?」

女子生徒A「帝国……」

女子生徒B「あっはははははは!!」

小僧丸「なっ!?なにがおかしい!」

女子生徒B「いやー、ごめん。黒騎士が影山に従っているおかげで勝ててるとか言われてるのか。そっか…やっぱり世間はまだ知らないんだ。ウチが去年の雷門との試合の後で帝国とは縁を切ったってこと」

皆「帝国と縁を切った!?」

女子生徒C「確かに去年までは帝国の懐刀とか言われてたりしてサッカー部皆誇りに思ってたけど、それはあくまでも影山があんな人だって知らなかったから。特に今年は帝国の懐刀のイメージを払拭する為に皆一丸で頑張ってるんだよ!」

女子生徒D「そしてその革命を起こした中心人物が剣城君って訳」

明日人「>>757

じゃあ黒騎士は、実力で帝国に勝ったってこと?

明日人「じゃあ黒騎士は、実力で帝国に勝ったってこと?」

氷浦「…もしかしたら神門生徒会長と剣城の接触については、帝国は何も関係ないのかもしれない」

剛陣「んだよ、もっとわけのわかんねえことになってんじゃねえか!」

道成「…とにかく、今は試合を観る事に集中しよう!」

飛鷹「俺達は俺達のやるべきことをやる。いいな?」

明日人「は、はいっ!」

明日人(帝国の懐刀を払拭する…そんな高い志を持った奴が、なんであんなことを…)

【黒騎士学園・グラウンド】

黒木「剣城君」

剣城「…今日はどんな指示が出たんですか?」

黒木「御堂院社長からの指示はありません」

剣城「!」

黒木「今日の試合、久しぶりに全力を出すのはどうでしょう?」

剣城「この試合も本気ではやりません。あまりやり過ぎると…誤魔化すのが難しくなる」

黒木「…どうするかは、貴方に任せます」

剣城「…」

白竜「せっかく久しぶりに自由なサッカーが出来るというのに浮かない顔だな」

剣城「俺にはもう自由なんてない。仮にも奴らに唯一残った家族を助けて貰った身だ。恩を返す奴隷以外の生きる道なんて、もう残されていないんだ」

白竜「…入学当初の、誰よりも自由なサッカーを愛していた頃のお前は、もう居ないのか?」

剣城「ああ居ない。そんな奴、初めから居ない…」

白竜「>>759

そうか

白竜「そうか」

剣城「…用がないならすっこんでろ。試合前に余計なことを話すのはお前だって煩わしいと思っていた筈だろう」

白竜「そうだな。出番が来るまで、座らせて貰おうか」

剣城「…チッ」

~10分後~

鬼道「いいか、相手は俺達と同じく首位のチームだ。一瞬たりとも気を抜くな!」

星章選手「はい!」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「黒騎士ボールで試合開始です!」

稲葉「…」チョン

剣城「でえいっ!」

星章選手「!?」

シュルシュルシュルシュル

王将「ゴール!何と剣城、開始早々ロングシュートを決めた!首位攻防戦、衝撃の開幕です!」

灰崎「馬鹿な!?」

水神矢「ボールが…見えなかった……」

鬼道「>>761

気落ちするな!まだ試合は始まったばかりだ!取り返すぞ!

鬼道「気落ちするな!まだ試合は始まったばかりだ!取り返すぞ!」

水神矢「はっ!はい!」

灰崎「き、気落ちなんてしてねーよ!見てろよ、1点なんて、すぐに取り返してやるよ!」

剣城「…」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「星章ボールで試合が再開です」

灰崎「うおおおおおっ!!」

稲葉「…」

三定「…」

貴崎「…」

王将「あっと、黒騎士の選手は誰も動かない!」

鬼道「なんだと!?」

灰崎「なめてんのかこいつら!」

王将「灰崎、誰も動かない黒騎士の選手達をドリブルで抜き去って行く!」

灰崎「>>763

ふっとばしてやるよ!俺の超必殺、パーフェクトペンギンでな!

灰崎「ふっとばしてやるよ!俺の超必殺、パーフェクトペンギンでな!」

ピカァァァァァァァンン

灰崎「パーフェクトペンギン!」グルングルングルン

ギュウウウオオオオオオオオオオオオ

王将「灰崎の新たな必殺技パーフェクトペンギンが炸裂!今大会無失点を誇る鉄雄田からゴールを奪えるか!?」

灰崎「フィールドの悪魔を、甘く見んじゃねえぞっ!!」

鉄雄田「…ふっ」ガシィ!

灰崎「なっ!?」

王将「なんと鉄雄田!!灰崎渾身の必殺シュートを片手で難なく止めてしまいました!!」

鉄雄田「悪魔、か。この程度で悪魔を名乗るとはな。貴様など精々、悪魔見習いがいいところだ」

ヒュルル

王将「シュートを止めた鉄雄田、ボールを牛島に投げ渡す!」

牛島「本物の悪魔の力、見せてやれ!」バシュ

伊勢屋「ふっ!」バシュ

稲葉「剣城!」バシュ

王将「黒騎士学園、トラップする事なくダイレクトでパスを繋ぐ!物凄い連携プレーです!」

水神矢「2度も打たせるか!」

剣城「っ!」ギュン

バサッ!バサッ!

水神矢「なに!?」

剣城「デビル…」

クルッ…

剣城「バースト!!」

ゴオオオオオオオオオオオ

天野「もじゃキャッチ!」

モジャ…モコモコモコ…ブチッ

天野「!?」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「ゴオオオオオル!黒騎士学園、早くも追加点!剣城、ハットトリックに王手だ!!!」

水神矢「>>765

デビル、悪魔……こ、これが本物の悪魔…

水神矢「か、格が違いすぎる……」

佐曽塚「勝てる…訳がねぇ…」

折緒「終わりだ…」

水神矢「デビル、悪魔……こ、これが本物の悪魔…くそ!なにが悪魔使いだ!自分が、自分が恥ずかしいっ!!」

鬼道「まだたったの2点だ!こんなことで諦めてどうする!」

灰崎「……」

鬼道「…灰崎!」

灰崎「……」

鬼道「くっ…水神矢!」

水神矢「あ、あれが悪魔…あんな化物が、本物の悪魔……あんなもの、俺ごときに使いこなせる訳がない……」

星章選手「…」

鬼道(クソ!たった3分で、もう皆の集中力が切れてる!これが…これが黒騎士学園の真の恐ろしさか!)

剣城「>>768

最後まで手を緩めるな

剣城「最後まで手を緩めるな」

稲葉「は?」

貴崎「おいおい何言ってる…もうほとんどのやつらは戦意喪失しているんだぞ」

剣城「だが全員ではない」

黒騎士選手「!」

剣城(例え戦える意志を持つ者がたった1人になったとしても、1人でも戦えるなら俺は最後まで戦う)

貴崎「…わかったよ。俺らも全力を尽くす」

剣城「…」コクッ

~20分後~

剣城「はあっ!」

シュルシュルシュルシュルシュル

王将「ゴール!黒騎士学園、これで10点目!試合は完全にワンサイドゲームとなっております!これは果たして本当に首位攻防戦なのか!?」

明日人「は、灰崎が…負ける?」

日和「星章が、こんな一方的に……」

飛鷹「……確かにこれだけの力があれば、帝国に勝てるのも当然か」

綱海「こんだけの強さを目の当たりにしたんだ。もし前の試合帝国に負けてたら、むしろそっちが八百長だったろうな…」

小僧丸「…俺達は初めから、本気になる価値もないって思われてた訳かよ!」ギリッ

明日人「>>770

灰崎いいいいい!諦めるなああああああ!!

明日人(何突っ立って諦めてるんだよ、灰崎!お前は、俺達と戦ったあのフィールドの悪魔はこんなところで諦めるような奴じゃないだろ!!)

明日人「っ!」タッタッタッ

氷浦「明日人!?」

明日人「灰崎いいいいい!諦めるなああああああ!!」

観客「!?」

灰崎(あ…?あいつは、いつかの…)

灰崎「……チッ、何無責任な事言ってくれてやがんだ。高いとこから見下ろしやがって…そんな安全なとこに居てこいつらの恐ろしさを知らない奴が、無責任な事言うんじゃねえ!!」

剣城(目に戦意が戻った…)

灰崎「>>772

(この試合に負けても、まだ本戦に出場するチャンスは残ってる!だったら、諦めるのは早いだろうが!!)

灰崎(この試合に負けても、まだ本戦に出場するチャンスは残ってる!だったら、諦めるのは早いだろうが!!)

灰崎「…うおおおおおおおっ!!!」

貴崎「負け犬の遠吠えか。見苦しいな」

剣城「…いや」

灰崎(茜をあんな風にしたアレスの天秤に復讐するまで、俺は諦めたりはしねえ!)

剣城(いいだろう。その目が続く限り、俺は戦おう)

黒木「剣城君、白竜君と交代です」

剣城「なにっ!?」

王将「黒騎士学園、どうやらここで選手を交代するようです。前半終了間際、剣城を下げて公式戦初出場の白竜を投入します!」

剣城「…何故ですか。何故このタイミングで俺が交代なんですか」

御堂院「私の指示ですよ。剣城君」

剣城「!?」

御堂院「ここまでご苦労様でした。今日私が指示を出さなかったのは、野坂君から、星章にアレスの天秤に復讐心を持った選手がいると報告を受け、反乱分子の心を折る為にリミッターを解除させるという意味で、敢えて何も言いませんでした」

御堂院「…しかし、どうやら君のやり方では彼らの心までは折れなかったみたいですね」

剣城「…彼らは強い。勝ち目のない試合でも目の前ではなく未来を見ている」

御堂院「ええわかっております。あの手の者達の心を折るのは難しい。貴方が手こずるのも致し方ないことだったのですよ」

剣城「……それと白竜の投入に、どう関係があるんですか?」

御堂院「すぐにわかりますよ。さあ白竜君、剣城君からキャプテンマークを受け取ってください」

白竜「わかりました」

剣城「…」

白竜「剣城」

剣城「………後は、頼む」

白竜「>>774

戦いは続くんだ。今は休んでいろ

白竜「戦いは続くんだ。今は休んでいろ」

剣城「…」

王将「さあ剣城と交代した背番号19番白竜、キャプテンマークを剣城から引き継いでピッチに立ちます!」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「星章学園、反撃の糸口を見つけられるか!?前半戦残り僅か、星章ボールで試合再開です!」

鬼道「…」チョンッ

灰崎「うおおおおおっ!」

ピカァァァァァァァンン

灰崎「パーフェクトペンギン!」グルングルングルン

ギュウウウオオオオオオオオオオオオ

王将「灰崎がセンターサークルからパーフェクトペンギンを打った!しかし誰も動揺した様子はない!奇襲は失敗か!?」

白竜「これが技だと?随分面白い冗談だ」

灰崎「なにっ!?」

白竜「技というのは、こうやるんだ!」

ビュオオオオオオオオオ

灰崎「ぐおおおおっ!な、なんだ!?」

ペンギン「」シュウウウウ…

水神矢「ぺ、ペンギンが消滅した!?」

白竜「ホワイト…ハリケーン!」

カッ!!!

灰崎「」バタリ

鬼道「」バタリ

天野「」バタ…

水神矢「」バタリ

王将「ゴール!黒騎士学園11点目!交代したばかりの白竜が、衝撃のデビューを果たしました!」

灰崎「」

鬼道「」

王将「あまりに凄まじい必殺技をまともに浴びた星章イレブン、誰も立ち上がることが出来ません!!!」

春奈「お兄ちゃんっ!?」

久遠「…」

ピィィィィィィィィィィィィィィ!

王将「ここで試合終了のホイッスル!審判団は試合の続行は不可能と判断し、この試合は黒騎士学園の勝利で急遽終了となりました!!」

道成「お、おい…星章の選手達、誰も起き上がらないぞ…」

明日人「は…灰崎………灰崎っ!!!」

氷浦「明日人!?」

万作「俺達も行こう!」

小僧丸「>>776

行ってどうなるんだよ

小僧丸「やめとけ。俺達がグラウンドへ駆け込んでどうなるっていうんだ」

万作「そ、それは…」

小僧丸「…先に学校に戻ってるぜ」

趙金雲「ご自由にどうぞ」

小僧丸(待ってろよ黒騎士学園!本戦では前回手加減したことを後悔させてやるからな!)

【校舎裏】

明日人(あの後俺は、灰崎を黒騎士学園の保健室まで運んだ。その後はちょっとトイレに行って、皆と合流しようと思っていた…そんな時に)

剣城「…」スタスタ

明日人(剣城が1人何処かへ向かっているのを見て、俺はこっそり後をつけることにした。そして…)

剣城「さっきのプレーはなんだ…?」

白竜「あの方から…御堂院社長から星章を潰せと指示が出た」

明日人「!?」

剣城「だからといってあれはやり過ぎだろう!!」

白竜「稲森明日人を潰そうとしたお前が、それを言うのか?」

剣城「くっ……だが、俺はあの時…」

白竜「潰すと言っておきながら、手加減していたことは知っている。怪我をさせるつもりなど、さらさらなかったのはすぐにわかった」

明日人「え…?」

白竜「…矛盾しているんだよ。今のお前のやっていることは。だがその矛盾は、決して悪いことではない。お前はまだ、引き返せるんだ」

剣城「ち、違う!俺はもう、引き返せない罪を犯した!」

白竜「いいやまだ引き返せる。お前は、俺と同じところまで堕ちなくてもいい」

パキッ

剣城「誰だ!」

明日人「…」

剣城「お前!?…いつからそこに居た?」

明日人「ごめん、最初から」

剣城「…チッ、悪趣味な奴だな」

明日人「>>778

つまり剣城は、悪い奴の命令で仕方なく俺を襲ったってこと?でも、だったらなんで剣城はそんな悪い奴の言うことを聞いてるの?

明日人「つまり剣城は、悪い奴の命令で仕方なく俺を襲ったってこと?でも、だったらなんで剣城はそんな悪い奴の言うことを聞いてるの?」

剣城「盗み聞きの次は人の過去に土足で上がり込もうってか。悪趣味通り越して最悪だな、お前」

明日人「そんなつもりじゃ…俺はただ、話を聞いてたら剣城がかわいそうだって思って…」

剣城「俺が可哀想、だと?」

明日人「この学校の人達が言ってたよ!剣城は、帝国の懐刀を脱却する為に必死でサッカーしてるって!せっかくそんな高い志を持ってこの学園にやってきて、それを悪い大人に邪魔されるなんてかわいそうだよ!!!」

明日人「そうだ!警察だよ!警察の人に、悪い奴に脅されてるって言おう!子供じゃどうにも出来ないことでも大人の力を借りればきっと」

剣城「さっきから黙って聞いていれば何も知らない奴がベラベラと…うぜえんだよ!」

明日人「!?」ビクッ

剣城「警察の力を借りる?それが出来てるとっくにやっている。警察も、御堂院とグルなんだよ」

明日人「そ、そんな…」

剣城「アレスの天秤を完成させてからの月光エレクトロニクスは、今や日本経済の中心となっている。その気になれば都合の悪い事は国ぐるみで圧力をかけて揉み消せる。もう子供の力だけじゃどうにもならないんだよ!!」

明日人「…」

剣城「俺やお前のように、ただサッカーをするしか脳のない子供は、大人に従うしか生きる道はないんだ…」

明日人「>>780

だったら、俺たちとサッカーやろうよ!

明日人「だったら俺たちとサッカーやろうよ!この学校に居ても悪い大人の言うこと聞いて酷いことしないといけないんでしょ?だったら、こんなところに居る意味なんてないよ!」

剣城「…本気で言ってるのか?」

明日人「本気さ!剣城だって、本当は悪いことしたくないんだろ?だったら環境を変えよう!雷門には悪い大人なんて居ないし、剣城も楽しくサッカーが出来る筈だよ!だから」

剣城「お前はどこまで俺を馬鹿にする気だ!警察だの雷門に来いだの、口を開けば幼稚なことばかり言いやがって!」

明日人「よ、幼稚ってなんだよ!俺は、ただ…」

白竜「剣城にはこの学園から逃げられない事情があるんだ」

剣城「おい白竜っ!」

白竜「別に全てを話す訳ではない。だがこれぐらいは言わないとまた、お前が苛つくだけだと思ってな」

剣城「……チッ」

白竜「心配してくれているところ悪いが、剣城にも剣城の事情がある。だから、これ以上はもう踏み込まないでくれないか?」

明日人「………じゃあ話してよ。その事情ってやつ」

剣城「はあっ!?」

明日人「剣城は何を抱えてるの!?俺に教えてよ!言ってくれなきゃ、俺は退かない!絶対に!」

剣城「>>782

……消えろ

剣城「……消えろ」

明日人「……あくまでも何も話してはくれないんだね。わかったよ。じゃあ明日また来るから」

剣城「いい加減にしろ!しつこいぞ!」

明日人「じゃあね剣城」

剣城「…余計なことをしてくれたな、白竜」

白竜「フッ…」

剣城「笑い事じゃねえよ!」

白竜「>>784

いやすまない(あんな風に心配してくれるお人好しが居る、そんなお前が羨ましいなんて、口が裂けても言えないな)

白竜「…俺は笑っていたのか?すまない」

剣城「無意識だったのかよ…」

白竜(あんな風に心配してくれるお人好しが居る、そんなお前が羨ましいなんて、口が裂けても言えないな)

【雷門サッカー部、部室棟】

皆「黒騎士学園が月光エレクトロニクスに脅されてる!?」

明日人「間違い無いよ!俺、さっき剣城とそれから白竜って人と直接話したから」

小僧丸「おいおい、まさかお前あんな奴らの言ってることを信用するってのか?」

明日人「信じるよ!だって剣城のあの目は……伊那国島に居た時にサッカーが出来なくなった皆と、同じ目をしていたから…」

万作「…わかったよ。お前がそこまで言うなら、俺も信じよう」

明日人「万作!」

のりか「明日人が嘘をつくとは思ってないし、私も信じる!」

明日人「のりか!」

綱海「>>786

そんじゃまあ、剣城の弱味ってやつを探ってみようぜ

綱海「そんじゃまあ、剣城の弱味ってやつを探ってみようぜ」

氷浦「まずは剣城君の身元周辺を調べてみます。捜査の基本は、相手を知ることから」

服部「張り込みなら僕に任せてよ!忍者の血が騒いできたー!」

明日人「皆…」

小僧丸「おいおいお前らまで…お人好しが過ぎるだろ。俺達は今、FF本戦出場を目指して戦ってる途中なんだぞ。自分達のことでも手一杯だってのに、黒騎士の奴らのこととか構ってられるかよ」

杏奈「いいえ、貴方達には黒騎士学園の剣城君を引き抜いて貰うわ」

道成「せ、生徒会長!?」

杏奈「話は聞かせて貰いました。剣城君が月光エレクトロニクスに操られているだけというのが本当なら、それを利用しない手はありません」

剛陣「利用だぁ?」

杏奈「星章を下した今、黒騎士学園はリーグ1位を確たるものとしています。本戦出場はほぼ間違いないかと。そこで…」

金雲「彼をどうにか黒騎士学園から引き抜くことが出来れば黒騎士学園の大幅な戦力ダウンを期待出来る。だから明日人君達には剣城君を引き抜いて欲しいと?」

杏奈「はい。勿論これは最優先事項です。FF予選リーグの間は練習を後回しにしてでも、彼を引き抜いて下さい」

小僧丸「練習を後回しだぁ!?ふざけんな!」

奥入「僕達はFF本戦に出場する為に、もう負けられない戦いが続くんですよ!」

杏奈「あら、伊那国の皆さんは何も知らないのね。雷門は昨年のFF優勝校、だからFF本戦には自動的に出場出来るのよ」

皆「ええええええっ!?」

塔子「それ本当なの!?」

立向居「…やっぱり監督は、皆にはこの事を伝えてなかったんですね」

金雲「>>788

慢心して欲しくなかったのでね

金雲「負けても本戦には進めると初めからわかっていたら、心のどこかで隙が出来る。それを危惧して、敢えて何も言わなかったのですよ」

道成「確かにあの頃の俺達なら…慢心しそうだ…」

金雲「はい。そういう慢心をして欲しくなかったのでね、私は敢えて何も言わなかったのですよ」

杏奈「…そう。余計なお世話だったみたいね。ごめんなさい」

小僧丸「本当生徒会ってのは余計なことしかしねーな。俺らにはもう何も言わないんじゃなかったのかよ?」

虎丸「そうですよ!生徒会は俺達に口を出さないって約束したじゃないですか!」

つくし「2人とも待って!杏奈ちゃんは杏奈ちゃんなりに、雷門の為を思って行動しているんだと思うよ!」

飛鷹「あの剣城ってやつを退かせたら本戦が楽になるっつー着眼点は悪いもんじゃないと思うぜ」

虎丸「大谷さん、飛鷹さんまで、なんでそんな生徒会長の肩を持つんですか!?」

小僧丸「有りえねえだろ!そいつは今まで散々邪魔してきた奴だぞ!」

飛鷹「>>790

雷門サッカー部を勝たせたい、形は違えどその想いは俺達と同じ。今まではただすれ違っていた、それだけのことだ

飛鷹「雷門サッカー部を勝たせたい、形は違えどその想いは俺達と同じ。今まではただすれ違っていた、それだけのことだ」

綱海「そうそう!会長さんだって根っこは優しいんだぜ。本当に俺らのことが嫌いだったら、立向居が無断で部を作った時に潰してしまえばよかったんだからよ」

塔子「…まあ、あんまし認めたくはないけど、今の会長さんが悪意を持ってあたし達に接触してるとは思えないのも事実だからね…」

虎丸「綱海さん、塔子さんまで…」

杏奈「…ありがとうございます、先輩方」

綱海「おう!」

小僧丸「…セカンドチームを作ってまで追い出そうとしてた事、許せんのかよ?」

綱海「んなもん、海の広さに比べたらちっぽけなもんさ!」

小僧丸「意味わかんねぇ…」

金雲「はい、そこまで。とりあえず会長からのご命令ですからね。しかし予選はフリーパスといえど今の貴方達では本戦を勝ち抜くことは出来ません。そこで、剣城君の調査は何人かだけでやることにします。全員で調査は色んな意味で非効率ですからね」

明日人「俺、剣城のことを知りたいです!」

氷浦「俺も調査がしたいです!」

金雲「…他に立候補は居ますか?」

立候補者は誰か?複数選択ありで安価下

【黒騎士学園前のスタバ】

剣城「…」スタスタ

氷浦「見ろ明日人、剣城君が校舎の外へ出たぞ」

明日人「了解。それじゃあ俺はここの支払いしておくから尾行をお願い」

氷浦「任せろ」

のりか「>>794

明日人~…コーヒー苦いよぉぉ

のりか「明日人~…コーヒー苦いよぉぉ」

明日人「ああ、うん。のりかにコーヒーはまだ早かったね。残りは俺が飲んどくから」

のりか「お願い…」

明日人「…」パカッ

綱海「おお、こいつは中々…」

のりか「……何してるんですか?」

綱海「ああ、今YouTube見てるんだ。この店フリーWi-Fiあったから繋げたんだよ」

のりか「わ、わいふぁ…ゆーちゅ…えっ?」

綱海「…スマホの動画サイトでサーフィンの動画見てたんだよ」

のりか「ええええっ!?す、スマホってそんなことも出来るんですか!?すごーい!!!」キラキラ

綱海「やり方教えてやろうか?」

のりか「本当!?是非お願いします!」

綱海「そんじゃスマホ開いて、俺が言う通りにするんだぞ」

のりか「はいっ!」

明日人(…まあ、氷浦からの連絡が来るまでは待機する手筈だし、これくらいはほっといてもいっか)

のりか「>>796

のりか「明日人~…コーヒー苦いよぉぉ」

明日人「ああ、うん。のりかにコーヒーはまだ早かったね。残りは俺が飲んどくから」

のりか「お願い…」

明日人「…」パカッ

綱海「おお、こいつは中々…」

のりか「……何してるんですか?」

綱海「ああ、今YouTube見てるんだ。この店フリーWi-Fiあったから繋げたんだよ」

のりか「わ、わいふぁ…ゆーちゅ…えっ?」

綱海「…スマホの動画サイトでサーフィンの動画見てたんだよ」

のりか「ええええっ!?す、スマホってそんなことも出来るんですか!?すごーい!!!」キラキラ

綱海「やり方教えてやろうか?」

のりか「本当!?是非お願いします!」

綱海「そんじゃスマホ開いて、俺が言う通りにするんだぞ」

のりか「はいっ!」

明日人(…まあ、氷浦からの連絡が来るまでは待機する手筈だし、これくらいはほっといてもいっか)

明日人達はスタバでコーヒーを飲みながら氷浦からの連絡を待ちました

この後何が起こる?

安価下

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom