【デレマス】橘ありす「隠し事と秘め事」【かくしごと】 (40)

~346プロ事務所~

薫「ありすちゃーん!」タタタ…

ありす「おや薫さん、どうしました?」

薫「これ見てー!」

ありす「これは漫画ですか?どれどれ…」



【きんたましまし】


ありす「ブッwww」

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薫「大丈夫?」

ありす「だ、大丈夫です…それよりなんですかその本は!?」

薫「せんせぇのカバンに入ってた」

ありす「プロデューサーあああ!!!女の子ばかりの所になんてものを!!!」

薫「おもしろいタイトルだよね!」

ありす「どこがですか!」

梨沙「なになにー?」

桃華「どうかしましたの?」

ありす「あ、2人とも…」



梨沙「き、きんた…」

桃華「それは破廉恥なタイトルですわね」

ありす「そうでしょう」

ありす「こんなのを子供が読むなんて…」

桃華「そういえば昔はそういう規制が薄かったってPちゃまが言ってましたわよ」

ありす「そんなことが…」

梨沙「でもさ、こういうの描いて子供を育ててるパパもいるって考えるとね…」

ありす「では梨沙さんのお父さんがこいうの描いてたらどう思いますか?」

梨沙「パパはこんなの描かないもん!」

ありす「やっぱりエッチだとおもってるんじゃないですか」

梨沙「うっ…」

ありす「こういうの描いてる人の家族って、どう思ってるんでしょうね…」

桃華「それは…当人でないとわかりませんわね」



ありす「後藤可久士さん…か」

~数日後 とある小学校~

ありす「さて、授業も終わりましたし事務所に…」

ひな「あ、あの!」

ありす「はい?」

莉子「ああ、6年生に話しかけちゃったよ…」

姫「何かまずいの?」

シルビア「小学生にとって学年の違いなんてそんな問題ないのにね」

莉子「何言ってるのよ!そんなこと言ってたら中学で大変な目に遭うわよ!」

莉子「中学は1年長く生きてるだけで威張れる世界…」

莉子「今のうちに慣れておかないと生きていけないわ!」

姫「へ~」

ひな「そんなヤバい世界なの!?」

ありす「あの、それより私に用とは…?」

ひな「あ、うん、えっと…」

ありす「橘です」

ひな「あ、ランドセルに名前書いてある!えっと…」

姫「ありすちゃん?」

ひな「おとぎ話みたいでかわいい!」

ありす「・・・・・」

シルビア「日本人だよね?」

ありす「そうですけど?」

ありす「話がそれてしまいましたね、私に用ですか?」

シルビア「うん、実は前に川でおぼれたネコを助けた人がいたんだけど、お礼が言いたくて…」

ありす「あなたの猫ですか?」

シルビア「違うよ?でも私猫好きだから」

ありす「そうですか…」

ひな「その人は丘の上に出没するらしくて…」

ありす「出没って、モンスターですか」

姫「でもそこには恐ろしい魔物おしゃPがいるから行っちゃいけないってお父さんが言ってた」

ありす「お、おしゃ…え?」

莉子「おしゃPです」

ひな「だからね、行く前におしゃPの事を知っておきたくて…」

シルビア「6年に物知りな子がいるって聞いたから」

ありす「物知りではありませんよ、知ってることだけです」

姫「おしゃPって何?」

ありす「おしゃPですか…残念ですが私も知りませんね」

莉子「そうですか…」

ありす「ですがそのおしゃPというのには興味があります、私もついて行っていいですか?」

ひな「うん!いいよ!」

シルビア「今回だけ臨時の探偵団員にしてあげる」

ありす「探偵団?」

莉子「私達、めぐろ川探偵団なんです」

ありす(ああ、子供はよくやりますよねそういうの)

ありす「あ、それとですね…」

姫「?」

ありす「私の友達も連れて行っていいですか?」

ありす「彼女らならおしゃPを知っているかもしれないので」

ひな「いいよ!」

ありす「わかりました、それでは連絡しておきますね」

ひな「え、この学校にいないの?」

ありす「ええ、そうですけど」

シルビア「別の学校の友達いる人ってリアルにいるんだ…」

ありす「いやだって私は…」

姫「私は?」

ありす「いえ、何でもありません」

ありす(言わない方がいいですよね…)

ひな「そんじゃ、またあとでね」

ありす「はい、えっと…」

ひな「東御ひなだよ!」

シルビア「古武シルビア」

莉子「橘地莉子です」

姫「後藤姫だよ、じゃあね!」


タタタ…


ありす(え、後藤ってまさか…)

~その後 待ち合わせ場所~

梨沙「ねぇねぇ、その子たちまだ来ないの?」

ありす「随分張り切ってますね…」

梨沙「だっておしゃPだよ!?パパに聞いたんだけど今じゃ絶滅危惧種みたいだから捕まえてパパに自慢するんだ!」

桃華「おしゃぴー…Pちゃまの親戚の方でしょうか」

ありす「目的はヒーローさんを探すことなんですが…」

ひな「あ!いたいた!」

ありす「あの子達ですよ」

梨沙「へー、皆可愛いじゃん」

桃華「初めまして、わたくしは櫻井桃華と申しますわ」

ひな「すごーい!お嬢様だ!」

シルビア「本当にですわなんていう人現実にいるんだね」

梨沙「アタシは的場梨沙、ヨロシクー!」

莉子「あ!不良だ!」

梨沙「は?」

莉子「だってへそ出してるもん!平気でへそ出してる人は不良かモデルさんだけなんだよ!」

梨沙「いや、これはこういうファッションで…」

ありす「それより、おしゃP…じゃなくてヒーローさんの特徴は?」

シルビア「うーん…おおきな輪っかを持ってたことくらいかな?」

桃華「それしかわかりませんの?」

シルビア「後スーツ着てた気がする」

姫「お父さんみたいだね」

梨沙「お父さん…」

シルビア「あれ?そういえばひなちゃんは?」

ひな「おーい!」タタタ…

莉子「もうどこ行ってたのよ!」

ひな「いや、そこに漫画落ちてたからさ」

莉子「緊張感ないわね」

シルビア「どんな漫画なの?」

ひな「えっと…風のタイツ?」

莉子「また下品そうな漫画だね~」

ありす(描いた人は…後藤可久志?)

ありす(まさか…」


姫「皆何見てるの?」

ありす「あっ…」

ガチャ

マリオ「ちょっと、店の前で何騒いでるのよキッズ」

ありす「あ、ごめんなさい」


ひな「あ、あ…」

梨沙「どしたの?」


ひな「おしゃPだああああああああ!!!!!」

桃華「この方が、おしゃP…」

梨沙「いや確かに奇抜だけど…」

ありす「これってただの変人…」


ひな「逃げろ―!!!」

ありす「あ!待ってください!」


タタタ…

梨沙「何で逃げちゃうの!?」

ひな「だって相手は魔物だよ!」

マリオ「待ちなさーい!魔物!?おしゃP!?褒めてるの?けなしてるの?」

桃華「お、追いかけてきますわ!」

莉子「とりあえず全力で逃げて!」



ウワアアアアアアアア


タタタ…

梨沙「ハァハァ…姫ちゃん大丈夫?」

姫「うん、大丈夫だよ」

梨沙「あれ?他のみんなは?」

姫「はぐれちゃったみたい」

梨沙「ハァ、折角パパに自慢しようと思ったのに…」

姫「梨沙ちゃんはお父さんが大好きなんだね」

梨沙「当たり前でしょ!姫ちゃんはパパ好きじゃないの?」

姫「そ、そんなことないけど…」

梨沙「姫ちゃんのパパってどんな人なの?」

姫「普通に優しいよ、何の仕事してるのかは知らないけど」

梨沙「そっか…もしも、もしもだよ?」


梨沙「もしパパが人に言えないような仕事をしていたとしても、姫ちゃんはパパを好きでいられる?」

姫「うん」

梨沙「即答!?」

姫「だって、それは私お父さんが生活するためにやってる事なんだよね」

姫「もちろんやっちゃいけないことはやっちゃいけないけど…」

姫「それでお父さんを嫌いになったりはしないよ」

梨沙(な、なんていい子なの…)グスッ

梨沙「姫ちゃん!」

姫「え?」

梨沙「やっぱりパパはサイコーだよね!」

姫「う…うん!」

~一方そのころ~

ひな「あー!姫ちゃん達とはぐれちゃったよ!」

桃華「ありすさんたちもいませんわ」

シルビア「ここは落ち着いて…」

梨沙「そのへんの人に聞いてみましょう、すみませーん!」



ナディラ「ん?ワタシに何カ用カ?」

ひな「あわわ…外国の人だよ!」

桃華「でも日本語は通じるようですわ」

莉子「あの、姫ちゃん見ませんでしたか?」

シルビア「いやそれじゃ通じないでしょ」

ナディラ「お、オマエラ姫サマの友達か?」

ひな「通じた!?」

ナディラ「そうかー姫サマ探してるか―大変ダナ」

ひな「そうなんですよー」

シルビア「あっ」

桃華「どうしましたの?」

シルビア「アレ見て」






十丸院「褐色ハァハァwww」

ひな「ひいい…」

ナディラ「ん?どうかシタか?」

シルビア「あれストーカーって奴だよね」

桃華「最低ですわね」

莉子「即刻処刑ね」ジャキン



【きっちりこはスコップをそうびした!】

桃華「ど、どこからスコップを…?」

シルビア「そこは突っ込んじゃダメだよ」

莉子「うふふふふふふ…」



<●> <●>



ひな「目ぇ恐っ!」

莉子「うなあああああああああああ!!!」

十丸院「え?」


バキィ!

十丸院「」チーン

桃華「つ、強い…」

莉子「ふぅ、何だかいきなり頭の中に怖いお姉さんが入ってきてさ」

ひな「怖いお姉さん?」

莉子「うん、何でもきっちりしなきゃ気が済まなそうな人」

シルビア「何それ…」

十丸院「」

桃華「それで、この御仁はどうするんですの?」

ひな「とりあえず警察に突き出しちゃおうよ!」

シルビア「それがいいね」

ナディラ「助かるヨ」


タタタ…

梨沙「おーい!」

姫「みんなー!」

桃華「おや…」

ナディラ「姫サマー!」

姫「あれ?ナディラさん?」

~一方その頃~

ありす「皆さんどこへ行ってしまったのでしょう…」

ありす「まぁ桃華さんか梨沙さんに電話すれば済む話ですね」ピポパ


??「ヤバい遅刻しちゃう!」

ありす「え?」


ゴチン!

ありす「わっ!」

羅砂「あ、ゴメン!大丈夫!?」

ありす「あ、はい」

羅砂「ごめんね~急いでたから…怪我してない?」

ありす「ちょっと手のひら切っちゃいましたけど、大丈夫です」

羅砂「大変!すぐ手当てしなきゃ!」

ありす「いえこのくらいは…」

羅砂「いいからちょっと来て!」ガシッ

ありす「あ、ちょっ…」


タタタ…

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