第1話『逆転のデデデ城』
………はぁ…はぁ…
ち、違うんだ…自分は悪くない…
全てはこの部下のせいだ…!
???「おっ…おい!何してんだよお前!!」
し…しまった……!
ドガッ!
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6月19日 午後4時18分
プププ裁判所 第2法廷
カービィ「ぽよ………(うぅ…キンチョーするなぁ………)」
僕の名前はカービィ。プププランドに住んでいる新人弁護士だ。
???「大丈夫かしら、カービィ?」
カービィ「………あっ、フームさん!」
この人はフームさん。プププランド法律事務所の所長だ。
ぽよとしか喋れないのにどうやって弁護するんだろ
フーム「まさか急にカービィが弁護士を始めるとはね。しかも殺人事件を担当するんですって?随分と度胸あるわね。」
カービィ「ぽよ。(うん。(キンチョーはするけど))」
フーム「それじゃカービィ、頑張ろ…」
???「うわあああああああああ!またブタ箱に入るのは御免だゾイ!!」
カカリカン「こら被告人!大人しくしなさい!」
カービィ「ぽよ…(まさかこの声は………)」
>>4
それは大人の事情です
フーム「デデデ!?」
デデデ「カーーーーーーーーーービィーーーーーーーーー!!ワシを弁護してくれゾーイ!!」
カービィ「ぽ、ぽよ(う、うん(僕のこといじめてたくせに…))」
カカリカン「まもなく開廷時間です。」
フーム「そろそろみたいね。行きましょうか、カービィ。」
カービィ「ぽよ(うん、そうだね)」
カン!
レン裁判長「えー、それでは開廷いたします。」
カービィ「べ、弁護側、準備完了しております。」
トッコリ「検察側、準備完了してるぞ。」
レン裁判長「えー、それでは検察側、冒頭弁論をお願いいたします。」
トッコリ「了解だぜ!」
検察側糞鳥やんけ草
ってレス来たら嬉しかった
トッコリ「えー、今回被害者は2人いるんだ。」
レン裁判長「被害者が2人…?」
トッコリ「そう。1人目の名前はワドルディ。頭をハンマーでゴチンとやられてポックリ逝ったそうだぜ。」
トッコリ「ちなみに凶器はデデデが使用しているハンマー。解剖記録と一緒に提出するぜ。」
レン裁判長「分かりました。受理しましょう。」
凶器のデデデハンマー
殺害現場の部屋で発見された。
デデデの指紋が付着。
ワドルディの解剖記録
死亡時刻は午後8時。
頭を殴られたショックで死亡。
なお、殴られる前から脳しんとうが発見された模様。
トッコリ「で、2人目の被害者はブン。頭をハンマーで殴られたってよ。命に別状はないが、今は病院で休んでるってよ。」
レン裁判長「ふむ…そうですか。」
カービィ「ポヨ!!ポヨポヨ!!(まずいよフームさん!!これじゃ弁護のしようがないよ!!)」
フーム「落ち着きなさいカービィ。後に逆転のチャンスはやってくるから!」
トッコリ「それだけじゃねぇぜ。あと他には、『事件を目撃した証人』がいるんだ。」
レン裁判長「ななな…何ですとぉおおおお!?」
カービィ「ぽよぉおおおおおおおおおおお!!!???(ええええええええ!!!!!????)」
レン裁判長「け、検察側は至急証人を召喚してください!!」
トッコリ「分かったぜ。」
ワドルドゥ「………」
トッコリ「証人。名前と職業を言え。」
ワドルドゥ「はっ!自分はワドルドゥ隊長であります!デデデ陛下の元で働いているであります!」
カービィ「(ワドルドゥ隊長が証人か…)」
カン!
レン裁判長「それでは証人、証言をお願いします。」
ワドルドゥ「分かりました!真実を証言するであります!」
証言開始 【事件当時のこと】
ワドルドゥ『あの時自分は夜に侵入者がいないか見回りに来たのであります。』
ワドルドゥ『その時なぜか陛下と部下がいたのであります。』
ワドルドゥ『そしたら陛下がワドルディの頭にドガッ!とハンマーを叩きつけたのであります!』
ワドルディ『その後陛下は自分の部屋へお戻りになられました。』
レン裁判長「ふむ…筋は通っていますな。」
レン裁判長「それでは弁護人。尋問をお願いします。」
カービィ「(フームさんに尋問の説明…聞いておこうかな?)」
1.聞く
2.聞かない
>>19
1
カービィ「ポヨ。(フームさん。尋問について説明してくれませんか?)」
フーム「分かったわ。尋問っていうのはね、相手の証言にムジュンがないか聞き出すのよ!」
フーム「それでムジュンを見つけたら証拠品をつきつけるのよ!」
カービィ「ポヨポヨ、ポヨ?(でも、ムジュンしてないこともあるんじゃないですか?)」
フーム「そういう時は相手の証言をゆさぶるのよ。とにかくやってみれば分かるわ!」
尋問開始 【事件当時のこと】
ワドルドゥ『あの時自分は夜に侵入者がいないか見回りに来たのであります。』
ワドルドゥ『その時なぜか陛下と部下がいたのであります。』
ワドルドゥ『そしたら陛下がワドルディの頭にドガッ!とハンマーを叩きつけたのであります!』
ワドルディ『その後陛下は自分の部屋へお戻りになられました。』
どの部分をゆさぶるorつきつける?
>>22
全部ゆさぶる
ワドルドゥ『あの時自分は夜に侵入者がいないか見回りに来たのであります。』
カービィ『待った!』
カービィ「ポヨポヨ。(見回りですか…どうしてそんなことを?)」
ワドルドゥ「陛下に殺し屋や暗殺者が来たら大変でしょう!だから見回りしてるのであります!」
カービィ「(暗殺者って…思い込みが激しいな…。)」
トッコリ「そしてそのあと証人はどうしたんだ?」
ワドルドゥ「そのあと陛下の部屋の前も確認してきたであります。そしたら…」
ワドルドゥ『その時なぜか陛下と部下がいたのであります。』
カービィ『待った!』
カービィ「ポヨポヨ?(その時デデデはどうしてたんですか?)」
ワドルドゥ「確か…ハンマーを握ってたであります。」
カービィ「ポ…ポヨ?(は、ハンマー?)」
ワドルドゥ「そう。私は気になって様子を見てたのであります…」
ワドルドゥ『そしたら陛下がワドルディの頭にドガッ!とハンマーを叩きつけたのであります!』
カービィ『待った!』
カービィ「ポヨポヨ。(デデデがハンマーで殴った…それだけですか?)」
ワドルドゥ「うーん…それだけであります。」
フーム「………何か腑に落ちないかしら。カービィ。」
カービィ「(腑に落ちない…?何かとムジュンしてるってことか…?)」
カービィ「(法廷記録、見直してみるか…)」
ワドルディ『その後陛下は自分の部屋へお戻りになられました。』
カービィ『待った!』
カービィ「ポヨポヨ、ポヨポヨ?(デデデが自分の部屋へ戻ったあと、デデデはどうしてましたか?)」
ワドルドゥ「いえ、そこまでは見ていないであります。」
カービィ「ぽよ。(そうですか。)」
全部ゆさぶりました。どの発言に証拠品をつきつけますか?
>>28
『そしたら陛下がワドルディの頭にドガッ!とハンマーを叩きつけたのであります!』 <解剖記録
カービィ『異議あり!』
カービィ「ポヨポヨ…(殴っただけ…本当にそうでしょうか?
ワドルドゥ「な…何かまずいことでも言ったでありますか?」
カービィ「この解剖記録を見てください。」
カービィ「ポヨポヨ、ポヨポヨポヨ。(被害者は死亡する前に脳しんとうが起こったと書いております。)」
バン!
カービィ「ポヨポヨポヨ!(本当に殴っただけなら、死ぬ前に脳しんとうが起こるはずがない!)」
ワドルドゥ「…………!」
ザワザワザワザワ…!
カン!
レン裁判長「せ、静粛に!証人!これはどういう…」
トッコリ『異議あり!』
トッコリ「そ、そんな小さなムジュン、どうだって説明できるだろ!」
トッコリ「ただ証人がその瞬間を見ていないだけだろ!」
カービィ「見ていないだけだったら、証人はあんなに動揺しません!」
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