【スクールランブル】八雲「夢野先生のアシスタントですか?」【月刊少女野崎くん】 (25)

播磨「ああ、いくらいい漫画が描けたって俺は所詮素人…」

播磨「一度プロの雰囲気を味わってこいって編集に言われてな…」

播磨「そこで、そいつのつてでアシスタントが足りないって漫画家がいて…」

播磨「その先生の手伝いをお願いされたんだ」

八雲「そうだったんですか」

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播磨「でもな…その夢野って漫画家、描いてるのが少女漫画なんだ…」

八雲「ハァ…」

播磨「そこに男一人で行くのもどうかと思ってな…」

播磨「そこでだ」


播磨「妹さん、一緒に来てくんねーか?」

八雲「えっ」



ー播磨拳児 唐突なお願いー

播磨「向こうも数が多ければそれでもいいって言ってるみてーだし、どうだ?」

八雲「え、えっと…」

播磨「やっぱ用事でもあったか?」


八雲「いえ、大丈夫です」

播磨「そうか!ありがとう妹さん!」




八雲(播磨さんとお出かけ…)

八雲(ふふっ)


ー塚本八雲 うれしそうー

~数日後 夢野先生の仕事場~

千代「えー!?今日私以外のアシスタント休みなの!?」

野崎「ああ、部活やら何やらでな」

千代「そうなんだ…」

野崎「御子柴はゲームが忙しいと言っていたがな」

千代「へー…」





千代(野崎君と2人ッきり///)ハァハァ


ー佐倉千代 野崎が好きー

野崎「だが安心しろ、今日限定で手伝ってくれる人が来てくれるそうだ」

千代「えっ…」

野崎「前野さんのつてなのはちょっと不安だけどな」

千代(前野おおおおおおおおおおおおおお!!!!!)

千代「はぁ…」ガクッ


ピンポーン


野崎「おっ、来たみたいだな」

ガチャ

播磨「ういーっす」

八雲「こ、こんにちは…」


野崎「あなたたちが今日アシスタントに来てくれた方ですか?」

播磨「そうだが…あんたは?」


野崎「初めまして、『恋しよっ!』の夢野咲子です」

播磨「・・・・・」

八雲「・・・・・」

野崎「どうしました?」

播磨「あ、いやちょっとビックリしちゃって…」

野崎「?」


ーゴツイ男2人によるラブコメ漫画制作のはじまりー

千代「野崎くーん!誰か来…」

播磨「あ?」ギロッ

千代「ひっ…不良だ!」ビクッ

八雲「播磨さん、そんなに睨まないで…」

播磨「あ、スマン」

野崎「佐倉、この人たちが臨時のアシスタントさんだ」

千代「え!?」



ー播磨拳児 誤解されやすい体質ー

千代「ご、ごめんなさい…」ヘコヘコ

播磨「いや、こっちこそ悪かったな」

八雲(この人…姉さんに似てる…)


千代「はじめまして!私はのざ…夢野先生のアシスタントの佐倉千代です!」

播磨「播磨拳児だ、この業界ではハリマ・ハリヲで通してるがな」

八雲「塚本八雲です…播磨さんの手伝いをしています…」

千代(綺麗な人だなぁ…)

八雲「播磨さんとは同じ学校で…後輩でもあります」

千代(えっ、もしかして年下!?)


ー佐倉千代 八雲のお姉さんとはどっこいな体型?-

野崎「ハリマ先生、たまに読み切りを見させてもらってますが、中々じゃないですか」

播磨「こちらこそ、まさか同い年で連載持ってる奴が…」


播磨「いや、1人いるな、俺の知ってる奴で、小憎たらしい奴が…」ギリッ

野崎「?」


ー播磨拳児 恋敵に色々負けてるー

野崎「それでは早速仕事に取り掛かりましょうか」

播磨「おっそうだな」

八雲「私は何をすれば…」


千代「ベタはダメだよ!私の仕事だから」

野崎「ああ、だから背景とトーン張りと消しゴムかけと花を頼む」

播磨「おう」

八雲「わかりました」


ー作業開始ー

野崎「播磨、背景上手いな…」

播磨「これでも美術は得意なんだ」


八雲「佐倉さん…すごいベタ塗り上手いですね」

千代「美術部だからね!八雲ちゃんこそトーン張るの上手いね!」

八雲「播磨さんに教わったから…」

千代「へぇ…ふーん…」

~数時間後~

野崎「ふぅ…そろそろ一息いれるか」

千代「あ!じゃあ私ジュース買ってくる!行こ八雲ちゃん!」

八雲「あ、はい…」


バタン


播磨「行っちまったな…」

野崎「そういや、播磨は何で漫画を?」

~女子組~

千代「ねぇ八雲ちゃん」

八雲「?」

千代「八雲ちゃんは何であの人の漫画手伝ってるの?」

八雲「それは…成り行きで…」

千代「そっか~…」




千代「もしかして、八雲ちゃん播磨君のこと…」

八雲「!」

八雲(この人も…姉さん達と同じ勘違いを…)


八雲「…わかりません」

千代「え?」

八雲「私、昔から男の人が苦手で…恋っていうものもよくわからなくて…」

八雲「でも、播磨さんだけは違った、私はそれが知りたかったのかもしれません」


千代「そっか…」

八雲「佐倉さんは、どうして野崎さんの漫画を?」

千代「決まってるじゃない!野崎君が好きだからだよ!」

八雲「!」

千代「その野崎君が、私を必要としてくれる、そんな嬉しい事ってないでしょ?」

八雲「はぁ…」


千代「ま、その想いは未だに伝えられてないんですけどね…あはは」


ー佐倉千代 スクランのどのキャラよりも想い人に急接近してるかもー

千代「だからさ八雲ちゃん、その気持ちがわかるまでは時間かかるかもしれないけど、頑張ってね」

八雲「は、はい…」


千代「さて、ジュースも買ったし帰ろっか」

八雲「はい」


八雲(そういえば、野崎さんの心も見えなかったな…)


ー塚本八雲 自分に対する好意の心の声が見えるー

~男子組~

野崎「そうか…好きな人にフラれたショックで…」

播磨「ああ、だが俺はまだあきらめたわけじゃねえ、いつか必ず…」

野崎「それであの八雲って子は?」

播磨「妹さんは良い奴だぜ、俺の知り合いで数少ない話の分かる奴だからな」


播磨「他の連中ときたら俺にシャイニングウィザードかましてきたりとかとんでもねぇ奴ばかりだからな」

野崎(瀬尾みたいな奴がうじゃうじゃいるってことか…それはキツいな)


ースクールランブルのキャラ、基本勢いで突っ走りがちー

ガチャ

千代「ただいまー」

八雲「ただいま帰りました」


野崎「おっ帰ってきたな、じゃあ一息ついたら作業再開するか」

播磨「そうだな」

野崎「そうだ、折角だからローレライでもかけるか」ポチ


~♪


八雲「zzz…」

播磨「妹さーん!」

千代「八雲ちゃん!?」

野崎「この子も眠るのか…」


ーその後、眠った八雲の分まで皆で頑張って終わらせましたー

~終了後~

播磨「それじゃ、俺らは帰るぜ」

八雲「zzz…」

野崎「ああ、帰り道気をつけてな」

千代「ちゃんと八雲ちゃん送ってくんだよ!それと…」




千代「ちゃんとその子の事も見てあげてよ!」

播磨「は?」


ーそれは1つのエンディングへの分岐点ー

播磨「それじゃ帰…」


ガチャ


御子柴「おっす野崎!ゲーム終わったから手つだ…」

播磨「あ?」

御子柴「知らない人がいる!」


バタン


播磨「何だ今の…」

野崎「気にしないでくれ」

千代「みこりん…」



ーみこりん スクランにも同名のキャラがいるー

~帰り道~

八雲「う~ん…」パチ

八雲「あ、私そういえば寝ちゃ…」


播磨「おう妹さん、起きたか」

八雲「は、播磨さん!?」


八雲(わ、私播磨さんにおおおおおんぶされて…)



プシュー


八雲「」

播磨「妹さん!?」


ー脳の許容量を超えたようだー

~塚本家~

八雲「何だか疲れたな…」


八雲「ただいま…」

天満「あ、おかえり八雲」

八雲「・・・・・」


八雲「ねぇ姉さん」

天満「んー?」




八雲「大きなリボンつけてみない?」

天満「え?」


~おわり~

これで終わりです

周防とみこりん、どっちがヒロインっぽいかな?

スクランは思い出の作品です。八雲ももう少し積極的に行けばよかったのに…

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