【モバマス】双葉杏「海の上でも働きたくない」【アズレン】 (37)

双葉杏「」グデー

綾波「」グダー

ル・マラン「」モチー

指揮官「……で、君ら何してんの」

杏「レッスンかったるいから逃げてきたー」

綾波「パソコンと目を休ませる事も重要です」

マラン「休む事に理由など要るだろうか、いや、ない」

指揮官「……お前らさぁ…せめて執務中の俺の前でだらけるのやめない?」

イラストリアス「あらあら、うふふ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590586446

杏ちゃんがアズレン世界に迷い込んで無事帰った後事あるごとに行き来している話です。コラボイベ日常編シナリオのイメージ。
気が向いた時にダラダラと書いていきます。

前スレ
【安価】双葉杏「目覚めたら海の上にいた」【モバマス×アズレン】
【安価】双葉杏「目覚めたら海の上にいた」【モバマス×アズレン】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1583593024/)


◆主要人物

双葉杏
・346プロ所属ニート系妖精アイドル
・ロイヤル G級駆逐艦 グローウォーム…と世界に誤認されて召喚された
・本作の主人公(毎回出るとは言ってない)

島村卯月
・346プロ所属6代目シンデレラガール
・重桜 高雄型重巡洋艦 鳥海と誤認され巻き込まれた
・異世界案件はわりと慣れてる…ハズ

イラストリアス
・ロイヤル イラストリアス級装甲空母のネームシップ
・秘書艦。色んな意味で艦隊で一番つよい
・どこかの事務所のアイドルに声が似ている気がしたが特にそんなことはなかった

指揮官
・海軍将校。万年大佐
・図鑑達成率98%くらいでイベSP海域は突破するがイベEX海域で死ぬ程度の指揮力

◆似てる?

杏「そういえば杏と卯月ちゃんってKAN-SENと似てるから情報が錯綜して云々って話だったけどさ」

???「KAN-SENと混線…ふふっ」

卯月「確かそんな話だったね」

杏「実際言うほど似てる?」

指揮官「似てると思うぞ、なぁ?」

グローウォーム「えぇ?似てるかなぁ?」

鳥海「うーん、鳥海は卯月さんほど素敵な笑顔ではないと思いますが…」

指揮官「ほら」

杏「足りないのは耳?脳みそ?」

イラスト「今どなたかいらっしゃいませんでした?」

卯月「いつもの事なので気にしないでください」

杏「でも実際杏ってグローウォームみたいに元気持て余してないし」

グロ虫「そうそう!グローウォーム様こんなロングアイランドみたいにグータラしてない!」

杏「あぁ、そういう意味じゃ確かに幽霊さんとかマランの方が近いわー」

卯月「でもやっぱり見た目と声そっくりだと思うよ」

イラスト「ですわね。私も初めてお会いした時は勘違いしましたわ」

鳥海「鳥海は事前に伺っていたので間違いはしませんでしたが…知らなければ間違えそうですね」

指揮官「まあそうでなきゃ世界が誤認したりしないだろ、多分」

杏グロ『えー』

全員(同じ声がステレオで聞こえる…)

卯月「それより、私と鳥海さんの方が似てないですよね?私鳥海さんみたいにキレイじゃないし」

鳥海「えぇ!?先も言いましたけど鳥海は卯月さんみたいな素敵な笑顔できませんよ?」

卯月「いやいや、鳥海さんの方が…」

鳥海「いえいえ、卯月さんの…」

グロ虫「似てるって言うか姉妹っぽい!鳥海がお姉さんで卯月が妹!」

イラスト「あ、分かりますわそれ。愛らしい卯月さんと凛とした鳥海さん」

杏「カワイイ系とキレイ系って感じだねー」

指揮官「姉妹なら声似てても当然か、ウチも姉妹艦で声そっくりなのいるしな」

指揮官(まあ鳥海って高雄型の末妹にあたるから本来姉属性ゼロなんだけど)

杏「卯月ちゃんと似てるっていえば、杏的にはフュンちゃんの方が似てると思ったかな」

グロ虫「フュンって、鉄血の?」

杏「そそ。Z…35だっけ?自称アイドルの」

イラスト「言われてみると確かに…」

杏「じゃあここで唐突だけどクイズ~。取り出したりますは私物のスマホ」

スマホ『がんばります!』

杏「次はこっちの…」

スマホ『がんばります!』

杏「はい、今のどっちが卯月ちゃんでどっちがフュンちゃんでしょうか」

指揮官「わかるか!ていうか声そっくりなんだから鳥海が言っててもわからんわ!」

鳥海「いえいえいえ、ですから卯月さんの方が…あ、はい?何ですか指揮官?」

杏(まだやってたのか…)

杏「ねえ鳥海、ちょっと腕ぐっ、てして、がんばります!って言ってみて」

卯月「え、また!?」

鳥海「はあ…?え、と…頑張ります…!こうですか?」

グロ虫「あ、なんか違う」

杏「ね、エロいでしょ」

鳥海「エロ…っ!?」

指揮官「うん、エロい」

イラスト「指揮官様?」

指揮官「すみませんでした」

卯月「また私のアイデンティティが盗られた気がする…」

今回ここまで。

Q.総選挙なんか書くとか言ってたよね
A.筆を走らせられない無力な私を許してくれ…

◆ジェネリックはーちゃん

久川凪「…ふむ」

ミンスク「………」

凪「ほうほう…」

ミンスク「…………」

凪「なるほど……」

ミンスク「…なぁ杏!何なんだコイツ!私にどうしろというんだ!」

杏「うん、まぁ、しばらく思うようにさせてやって」

ミンスク「ジロジロ見られるのは普通に怖いんだが!」

凪「なかなかのはーちゃん度ですね。はーちゃん度45と言ったところか。凪スタンプを4個押してあげましょう。初回特典1個オマケで5個だ」

ミンスク「何言ってるか訳わからなくて滅茶苦茶怖いんだが!」

杏「安心していいよ、杏も何言ってんだか8割くらい理解してない」

ミンスク「安心できる要素がない!」

ミンスク「戦闘もしてないのにどっと疲れた…」

凪「お疲れ様でした。お礼にこのこけしを差し上げましょう」

ミンスク「なんだこの…なんだこれ?」

杏「そういやこけしって結局何なんだろ、杏も知らないや」

凪「なんとこのこけし、首を回して外すと中から小さいこけしがコンニチワ」

ミンスク「なんだマトリョーシカだったのか!初めて見る形だな、興味深い」

凪「わーお。マトリョーシカはご存知でしたか。異世界交流、意外と共通、チカク/テ/トオイ/スグトナリ」

杏(北方連合はロシアか…この世界、名前違うだけでそれぞれのお国柄はほぼ変わらないんだよね…)

ミンスク「ところでその…チャハハーン?っていうのは結局何だ?」

杏「はーちゃんね。この子の双子の妹、久川颯」

凪「なんと。貴方もはーちゃんのチャーハンを所望すると。このお代は高くつくぞ」

ミンスク「それでそのハーチャンとやらと私に一体何の関係があるんだ」

凪「杏さんから、ちょっとはーちゃんに似ている子がいた、という話を聞きまして。
  徳島産久川ブランドのはーちゃんを勝手に量産するクソッタレはどこのどいつだぶっ潰してやる、と息巻いて来たのが一時間前の凪」

ミンスク「物騒だな!?」

凪「そしてこちらが無謀にも軍艦に生身で挑みかかって魚雷で爆殺されミンチになった一時間後の凪」

ミンスク「一般人相手にそんな真似しないぞ!?」

杏「さっきスーパーで挽肉買ってたのはこれのためか…」

凪「折角なのでこの凪肉で何か作りましょう。ハンバーグでいいですか?デェェェンハンバァーグ」

杏「それそんな棒読みでやるネタじゃないし」

ミンスク「凪肉とかいう呼び名は気になるがまあいいや。それで君が作るのか?」

凪「いえ、こんな事もあろうかと我が事務所が誇る恋のHamburg♪師匠に作っていただいた二時間後の凪がこちらです」

杏「ハンバーグ師匠呼ばわりはやめたげなよ」

ミンスク「結局その生肉どうするんだ…」

凪「そしてさり気なくはーちゃんのチャーハンを添えて」

ミンスク「高くつくんじゃなかったのか」

凪「お代は結構。ホーッホッホッホ」

杏「その笑い方しながらお代取らないの嫌な予感しかしないからやめてくれない?」

ーーーーー
ーーー


ミンスク「とんでもなく美味いハンバーグだった…」

凪「恋のHamburg♪師匠は伊達じゃない」ドヤァ

杏「そんな名乗り誰もしてないけどね」

凪「チャーハンはどうでしたか」

ミンスク「まぁ普通に美味かったと思うよ」

凪「はーちゃんは何をやらせても平均点ちょっと上を叩き出しますからね」ドドヤァ

杏「あんまり褒められてないぞ気付け」

ミンスク「それで、そのハーチャン度とやらの基準がわからないんだが。本人だといくつになるんだ」

凪「はーちゃんのはーちゃん度は530000です」

ミンスク「45とかゴミみたいに低いな!?」

凪「ちなみにライフルを持った農家のおっさんのはーちゃん度は5です」

ミンスク「私はハーチャンより農家のおっさんの方が近いのか!?」

凪「いえ、割と似ていると思いますよ。綺麗な銀髪、自信満々な表情、デカいチチ」

ミンスク「もうちょっと言い方があっただろ」

凪「しかして言動は特に似ておらず、ついでにこの頭に生えてるカイゼル髭は何ですか。頭に生えているのに髭とはこれ如何に」グイグイ

ミンスク「いたいいたい、ひっぱるな!というかカイゼル髭ってなんだ!?」

杏「カイゼル髭ってのはアレだね…英国紳士、じゃなかったロイヤル紳士がよく生やしてるエラそうなびよーんとしたヒゲ」

ミンスク「あぁ、なるほど…って痛い!いい加減よしてくれ!」

凪「引っこ抜けばはーちゃん度50000になるかと思ったのですが残念」

ミンスク「どれだけこれマイナス要素なんだ」

凪「つまり、はーちゃんははーちゃんであってはーちゃんでしかないのだから、はーちゃんでないものははーちゃんではなくチャーハンである、ということです」

杏「この場全員チャーハンになるけど」

ミンスク「というか結局何しに来たんだ」

凪「まあまあこけしどうぞ」

ミンスク「もういらん」

今回ここまで。凪節の再現むーりぃ…

◆こいこいアズールレーン

橘ありす「おはようございます…おや?あれは…」

蒼龍「ではこれで猪鹿蝶。ここは…こいこいですね」

兵藤レナ「む…?その余裕、痛い目見るわよ?」

ありす「レナさんと…確か蒼龍さんでしたね。おはようございます、何してるんですか?」

レナ「あらありすちゃんおはよう。ちょっと花札をね」

蒼龍「おはようございます橘さん。兵藤さんが花札が強いと聞きましてお相手願っていたのですよ」

ありす「なるほど花札。盤面から見るに…こいこいですか?」

蒼龍「そうです。橘さんもご存知で?」

ありす「こう見えて腕には自信があります。よくプロデューサーさんとやるんですよ」

レナ「何故かあの人には全然勝てないのよね…」

ありす「役ができそうな気がするとゲームが最初に戻ってるんですよね。幻覚か何かでしょうか」

レナ「不思議よね」

蒼龍「不思議ですね…」

レナ「じゃあここは藤カスと、山から…あら、桐カス。桐4枚取りでカス10、ここは勝負ね」

蒼龍「なんと…欲を出しすぎましたね」

ありす「良ければ私ともひと勝負どうですか?」

蒼龍「勿論喜んで。それでは準備をしますね…」

ハーミーズ「決闘(デュエル)の気配!!」ガラッ

ありす「!?あ、あなたは確かハーミーズさんでしたか…」

レナ「何で窓から…」

蒼龍「ちょっとハーミーズ、貴方ねぇ…」

ハーミーズ「橘ありす!キミに決闘(デュエル)を申し込む!」ドン⭐

ありす「いいでしょう、その勝負受けて立ちます!」

蒼龍「あのー橘さん、やめておいた方が…」

ありす「この橘ありすに撤退の2文字はありません!」

レナ「ありすちゃん、いつの間にそんな漢らしくなったの」

蒼龍「はぁ、仕方ない…わかってるでしょうねハーミーズ、これ花札だからね」

ハーミーズ「知っているとも」

蒼龍「本当でしょうね…」

ありす「では私の先手で、よろしくお願いします」

ハーミーズ「楽しい決闘(デュエル)をしよう!」

ありす(場、手札、共に良い…2手目で月見酒も見えるし何なら青タンまで狙える…)

ありす「菊タンで菊タネを取っておきましょう。山は…桜コウ、桜タンを取ります。
    初手から花見酒とは幸先が良いですね…ま、こいこいですね」

レナ「ありすちゃん、やるわねぇ」

ハーミーズ「私のターン!
      魔法カード《花合わせ》発動!デッキから《松》《芒》《柳》《桐》を特殊召喚!
      そして《柳》をリリース、《柳に小野道風》を特殊召喚!効果発動!
      デッキトップは《桜》!これを特殊召喚!
      《柳に小野道風》の効果によりS召喚の素材をすべてレベル2として扱う!
      《松》《桜》《芒》《桐》に《柳に小野道風》をチューニング!
      その神々しきは聖なる光!今、天と地と水と土と金となりて照らせ!
      S召喚!《花札衛(カーディアン)ー五光ー》!橘ありすにダイレクトアタック!
      これで私の勝ちだ!」

ありす「レナさぁん……」

レナ「私に言われても」

蒼龍「ああもうめちゃくちゃだよ」

ハーミーズ「ちなみに今日使用した《花札衛ー桜ー》は6月20日発売の『COLLECTION PACK 2020』に実際に収録されるぞ!」

ありす「何で宣伝したんですか?」

今回ここまで。決闘要素はありません。

(自己紹介から入るのめんどくさいので)だいたいは既に顔見知り設定でやります。

◆おばあちゃん

杏「ずずー……はぁ、落ち着くなぁ…」

三笠「ふふ、そうか?であれば我ももてなした甲斐があったというものよ」

杏「いやーありがとね、何かわがまま聞いてもらっちゃったみたいでさ」

三笠「なに、構わんさ。我もたまには腕を振るわんと調理の腕も落ちてしまうからな」

杏「そんなブランク感じなかったけどなー」

三笠「…ぶらんく?あーそれは確か、黒い…黒?」

杏「それはブラック。あー、ブランクは空白って意味だね、この場合空白期間のこと」

三笠「なるほどな…外来語は難しいな、ははは」

杏「しかし、三笠の部屋にいると妙に懐かしさを覚えるというか、何だろ、おばあちゃんち?」

三笠「ほほう、祖母の家か!憩いの場、といった意味の褒め言葉と取って良いのかな?」

杏「そりゃーもちろん」

三笠「それは嬉しい限りだが、若い身空で随分と擦れた感性だな、杏は」

杏「あっはっは、知ってた」

三笠「あぁ、だがな杏?」

杏「うん?」

三笠「我はカンレキも長い故に実際そうであるし気にもしないが、他の女子を間違っても婆などと呼ぶものではないぞ?」

杏「あー…そうだね、常識がなかったよ、ごめんなさい」

三笠「いや何、我は寧ろこの艦隊の嫗であると思っているからな、気にするでない」

杏「うーんこれは艦隊の母…三笠ママぁ」

三笠「ま、ままか…逆にこそばゆいからやめてくれないか?」

杏「ちぇー」

三笠「我は母という柄ではないよ。それより食後に飴ちゃんでもどうだ?」

杏「飴!ちょうだいちょうだい」

三笠「食いつきがいいな。杏は飴、好きか?ほれ」

杏「あーむ……んー、好きだよー、舐めてるだけで食べられるからね」

三笠「あっはっは、杏の不精は筋金入りだな」

杏「それほどでもー」

三笠「この艦隊にも飴好きな子がいてな。気が合うんじゃないか?」

杏「あーひょっとして睦月ちゃんのこと?」

三笠「ああ。既に顔見知りだったか」

杏「まーね。睦月のアメさんはあげないもん!って思いっきり警戒されたよ」

三笠「ははは、そうかそうか、警戒が先に来てしまったか」

杏「いやぁいい事だと思うよ?でもね…」

三笠「でも?」

杏「手持ちの飴1個あげたら即めっちゃ懐かれてさ。大丈夫?」

三笠「ん?大丈夫、とは?懐かれたなら良いのではないか?」

杏「いやほら不審者に誘拐されるとかそういうさ」

三笠「あぁー……そうだな、注意はしておくことにしようか」

杏「主にアークなんとかさんとかなんとかロイヤルさんとか」

三笠「奴も決して悪い奴ではないのだがな……」

パーミャチ・メルクーリヤ「ミカサー入るわよー?昨日わたしの忘れ物なかったー?」

三笠「む、メルクーリヤか。ひょっとしてあれのことか…待っておれ」

杏「クーちゃんじゃん、やほー」

メルクーリヤ「あら来てたの杏。どうしたの?」

杏「カレーもいいんだけど久々に煮魚食べたくなってさー、三笠にお願いしたの」

メルクーリヤ「あっちゃー出遅れたか…わたしもミカサの煮魚食べたかったー」

杏「ふはは残念だったな!大変美味しゅうございました」

メルクーリヤ「ぐぬぬ」

三笠「あったあった、これのことか?」

メルクーリヤ「ねぇミカサ、わたしも煮魚食べたい!」

三笠「昼餉時を過ぎてから言われてもな。せめて夕餉の時に言ってくれ」

メルクーリヤ「ぶーぶー」

杏「なにクーちゃん、またコントローラー忘れたの」

メルクーリヤ「そうなのよーもうホント困っちゃう」

杏「それってとs「それ以上いけない」

メルクーリヤ「それ以上いけない、いいね?」

杏「アッハイ」

三笠「だから言ったであろうに」

三笠「しかしお主もそう否定できたようなカンレキでもあるまいに」

メルクーリヤ「うっさいわねぇ、女の子は心がキラキラ輝いていればいつまでも少女なのよ!」

杏「女の…子…?」

メルクーリヤ「そこ!疑問符挟むな!」

三笠「ま、少女か否かはさておき若くあろうとする事は悪くはなかろう」

メルクーリヤ「でしょー?あ、お茶もらえる?」

三笠「まったく、仕方のない奴だ」

メルクーリヤ「お、かりんとあるじゃん。いっただきー」

杏「お茶とかりんとうって少女らしくはないよね」

メルクーリヤ「煮魚食べてお茶すすってる杏には言われたくなーい」

杏「杏も女子高生には見えないってよく言われるからね」

メルクーリヤ「上?下?」

杏「どっちも」

メルクーリヤ「だよねー」

三笠「さて、我は諸用故に席を外すが、どうする?」

メルクーリヤ「家主の不在に入り浸ってんのもね…ま、帰るわよ」

杏「どっか出かけんの?」

三笠「うむ、我が博物館に新たな模型を迎え入れようかと思ったので物色にな」

メルクーリヤ「ミカサも好きねぇ」

三笠「趣味に費やす時間というのは楽しいものだからな。お主らもそうだろう?」

メルクーリヤ「まあねー。ミカサもゲームやってみればいいのに、楽しいわよ?」

三笠「我はああいった機械の類はな…」

杏「艦砲とかしっかり機械の類なんですがそれは。杏もクーちゃんの部屋行こっかなー」

メルクーリヤ「あ、来る?じゃ折角だしアヤナミでも呼びましょうか」

杏「いいねー」

三笠「……ふふ、我も心持ちは常に若々しくありたいものだな」

◆科学部346支部

池袋晶葉「できたぞ!装備外装箱(346プロ)だ!」

明石「本当にできたのかにゃ!?」

夕張「さすが、夕張達が目をつけただけのことはある…」

晶葉「ははは、機械工学分野においてこの池袋晶葉にできぬ事はあんまりないぞ!」

夕張「うーん、やはりうちの科学部に欲しい人材。来ない?」

晶葉「魅力的なスカウトではあるが今はアイドル稼業があるからな、すまない」

夕張「むぅ、残念」

明石「まぁまぁ、折角だから中身を見ていくにゃ」

晶葉「うむ、自信作だぞ!」

・サバオリくん魚雷
ギョギョッ!?

夕張「魚河岸魚雷…とは違うんだね」

明石「魚のぬいぐるみかにゃ?」

晶葉「ああ。アレを参考にしたマイナーチェンジ版といったところだな」

・スタミナドリンク魚雷
「お得なセットが限定でご利用いただけますよ!」

明石「これは…栄養ドリンクかにゃ」

晶葉「うむ。うちの事務員が売ってるドリンクを模したものだ」

夕張「酒瓶魚雷はわりとあるからこれもアリかも…」

・うえきちゃん魚雷
爆発します。植木だから。

夕張「!?」

明石「な、何にゃこの圧倒的存在感は…」

晶葉「それはうえきちゃんだ。事務所にいつの間にかあった」

夕張「眼力が強すぎる…」

・ペガサス流星弾
女の子は誰だってシンデレラ!

明石「これは何にゃ?」

晶葉「うちのプロダクションのエンブレムで、ペガサスがモチーフになっているんだ」

夕張「流星っていうのは?」

晶葉「語感がいいからなんとなくつけただけで特に意味はないな」

・選挙券弾
多々買わなければ、生き残れない!

明石「フレーバーテキストが物騒だにゃ…」

晶葉「年一の戦争みたいなものだからな」

夕張「戦争とは縁遠い世界だったんじゃ?」

晶葉「何も爆煙轟くだけが戦争ではないということさ」

・ハート砲弾
「放り投げられて炎上とかまるでぼくの人生の縮図だな!めっちゃやむ」

明石「わりとベターなの来たかと思ったら全然ベターじゃなかったにゃ」

夕張「毛の生えた心臓…?」

晶葉「多分な。これの持ち主が文字通り心臓に毛の生えたようなメンタルしてるし」

・法螺貝砲弾
ぶおおー。ぶおおー。

夕張「え、なんで法螺貝…」

晶葉「法螺貝を持ち歩くヤツがいてな、そいつの提供だ」

明石「センゴク時代じゃあるまいし」

夕張「センゴク時代でも法螺貝は持ち歩かないでしょ」

・りんごろう砲弾
こいつはりんごろう(ンゴー)

明石「さっきからちょいちょいドギツい濃ゆいのが混じってるにゃ…」

晶葉「マスコットキャラも個性の時代なんだ」

夕張「この顔でマスコットキャラは無理でしょ」

・ベルフェゴール(爆撃機/戦闘機/攻撃機)
「だからどう見てもうさぎじゃないって」

明石「随分ごつい名前のぬいぐるみだにゃ」

晶葉「聖書に於ける怠惰の悪魔だったかな。杏達が異世界で出遭った敵らしい」

夕張「杏のぬいぐるみじゃないの?」

晶葉「私もそう思うが杏曰く違うそうだ。私にもわからん」

・そらをとぶぴにゃこら太(爆撃機/戦闘機/攻撃機)
ぐさぁーっ!

明石「まーた出たにゃ濃い顔のやつ」

夕張「この不細工な顔でまたマスコットキャラ?」

晶葉「らしい。一部でカルト的な人気を誇るらしいぞ」

・ウサちゃんロボ(爆撃機/戦闘機/攻撃機)
「ウサミン星とウサウサ星の関係についてですか!?……キャハッ☆」

明石「ようやくまともに可愛いのが出た気がするにゃ」

晶葉「これは私の自信作だからな!ライブのバックダンサーもこなせるすごいヤツだ」

夕張「踊るんだ、すごいな…作ってみようかな」

晶葉「以上だな。どうだった?」

夕張「なかなかいい感じ、このまま実用化もできそう」

明石「あ、でもその前にひとつ聞いておく事があるにゃ」

晶葉「うん?何だ?」

明石「ゆるキャラ?風なものがそこそこあったけど、これは346が版権を持っているのにゃ?」

晶葉「版権?……そういえば知らんな、ライブの小物で使ったりしているからそうなんじゃないかとは思うが」

夕張「あー…版権元が明らかになってないのか…」

晶葉「まずいのか?」

明石「訴訟リスクを考えると版元と話をつけておかないとマズいにゃ」

晶葉「むぅ……そうか、じゃあこれはひとまずお蔵入りか」

明石「最初に説明しておかなかった明石の落ち度にゃ…」

晶葉「気にするな、日の目を見なかった発明品など星の数ほどある」

夕張「流石は発明家の鑑」

晶葉「はっはっは、褒めるな褒めるな」

今回ここまで。いきなり忙しくなるとか勘弁してくださいよホント

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