怜「大変や竜華!ソーシャルディスタンスをとらなあかんから膝枕ができへん!!」 (40)

怜「膝枕がっ!!膝枕ができへんねやぁーーーー!!!!!」


竜華「どっひゃあ!エライこっちゃで怜ィーーーーーー!!!!!!!」

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竜華「そんな…そんなぁ…怜との、とのとの膝枕がない生活なんて…うち、耐えられへん!」ガクブル

怜「私もやで竜華!竜華の、竜華の太ももを味わえへんなんて……そんなん地獄や!!」

竜華「どないしたら…どないしたらええんやろか…!?」

怜「大丈夫や竜華!私に考えがあるで!!!」

竜華「考えて…?」



怜「エア膝枕や!!!!」

竜華「エア膝枕!?!?」

怜「せや!!まずは…こう、二人の間に透明なフィルムで防護壁を作る」ガシーン!

竜華「すごいで怜!これで飛沫感染を予防するんやな!?」

怜「せやで。そしたら、二人の距離を適切な間隔で開ける…!!」

竜華「これがソーシャルディスタンスいうやつやな!」

怜「そしたら最後に……」ゴロン



怜「私が横になり!!空気イスの要領で、まるで竜華に膝枕をされているかのように寝そべるんや!!!!」プルプルプルプル



竜華「!!!!!」

竜華「こ、これは…!?」ピクン

怜「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!」プルプルプルプルプルプル

竜華「太ももに!太ももに怜を感じるで!!!」

怜「せやろ!?私と竜華は今っ!!膝枕しとるんやからな!!!!」ブルブル

竜華「ああ…太ももにっ!太ももに怜がぁ……///」パキパキ



竜華「太ももにっ!太ももにエネルギーが溜まっていくで怜ぃ!!!!」ギンギン



怜「ハァハァ、せ、せやろ、竜華ぁ…」ブルブルブルブル

怜(うっ、この姿勢…かなり辛い!!)

竜華「あぁ…もう少しや怜ぃ///もう少しで怜ちゃんがキてくれる気がするんやぁ…///」パキパキ

怜「ははっ、きっと来てくれるで竜華~」ブルブルガクガク

怜(ま、まだや…!まだ耐えてくれ、私の身体…ッ!!)


竜華「ぁ~~、あぁ~~~~///」よだれダラダラ


怜(竜華は…ッ、太もものエネルギーが足りんと死んでまう可能性がある……!!)

怜(もっと、エネルギーが溜まるまで、保ってくれ!!私の身体ァ……!!!!)


ガクガクガクガクガクガクブルブル

竜華「ぁっ、あ、あぁ、あっ!!キてるっ!キてるで怜っ!!!」パキパキパキパキ


怜「来そうか!?来そうか竜華!?」ブルブル

怜(う、おおおおおお!!!もう一踏ん張りやああああああああああ!!!!)ガクガクブルブルガクガクブルブル



怜ちゃん『竜華ぁ~~!』


パァン!!!



竜華「あっ!!あァァァーーーー!!!怜ちゃんがッ!!!怜ちゃんがキてくれたで怜ィィィィィィィ!!!!!!!」





パキパキパッキーン!!!!!!!!!!

怜「そう、か…良か、った、な……竜華…」ブルっっ!ブルブル…ッ!!

竜華「怜……?」


怜(私は…竜華のためなら、なんだってできるんやで……?)


怜「エア膝枕だってええ……叶うなら、このままずっと、竜華と、ふ、二人きりで…ひざ、まくら、を……」ブルブル



怜「あ」



めきめき!

竜華「と、怜!?」


怜「 」チーン


竜華「うわーん!怜が、怜がぁ!!」

竜華「エア膝枕のしすぎで身体がエグい角度でぐねって死んでもうたーーーーーっ!!!」

中断

竜華「セーラ!大変なんやセーラぁ!!」

セーラ「どないした竜華!」

泉「どないしたんですか清水谷先輩!?」

竜華「泉もおったか。それが、ううっ…怜が、怜がぁ…!」ぐすっ

セーラ「怜!?怜がどないしたんや!?」

泉「はっ!ま、まさか…っ!!」

竜華「怜は、怜は…」ポロポロ


竜華「エア膝枕のしすぎで身体がエグい角度でグネって死んでしもたんやーーーー!!!!」


セーラ・泉「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!!

泉「そんな…園城寺先輩が亡くなったなんて…!」オロオロ

セーラ「エライこっちゃで!!」

竜華「怜、怜…」ポロポロ

セーラ「ほんで、竜華」

竜華「なんや、セーラ?」


セーラ「エア膝枕て、なんや?」


竜華「エア膝枕はエア膝枕や!」

セーラ「わからへんて!なんで怜はそのエア膝枕で角度がグネったんや!?!?」

竜華「エア膝枕は怜が開発したまったく新しい膝枕や!」

竜華「この膝枕ならこのコロナ禍のさなかでさえソーシャルディスタンスを維持したまま膝枕ができるんやで」

セーラ「エライこっちゃな!」

竜華「でも、怜の身体はそのエア膝枕の負荷に耐えられへんかった…」ぐすっ

セーラ「そんなん!怜はコロナに殺されたようなもんやんけ!!」

泉「そんな…コロナ鍋のせいで園城寺先輩は…」うるっ

セーラ「おんどれコロナ渦……ッ!!」

竜華「うち、うちもうどないしたらええか…」ポロポロ

セーラ「そんなん決まてるやろ!!俺らにはアイツがついてるんやで!!!」

泉「そうでした!私たちにはあの人がおりましたね!!」

竜華「せや!こんな、こんな困ったときには…!」



三人「困ったときのフナQ頼みや!!!」

ドンドンドンドン!!

竜華「開けてや!大変なんやフナQ!!」

セーラ「浩子!一大事やで!!」

泉「舟久保先輩!助けてください!!」


ドンドンドンドンドンドンドンドン!

ガチャ


フナQ「なんや久々ですねこの感じ」

セーラ「怜が死んだんや!」

フナQ「あ、やっぱり」

フナQ「そんで、今回はどのように亡くなりましたか?」


セーラ「コロナや!!!」


フナQ「へっ!?」

セーラ「怜はコロナに殺されたんや!!!!」


フナQ「いやいやいやいやいやいや」ブンブン

フナQ「今回ばかりは本気で私やなくてしかるべき機関に頼らなあきませんて!」

セーラ「俺らには浩子しかおらんねん!!」

フナQ「いえいえいえいえ!私にコロナウィルスは解決できませんよ!」ブンブン

竜華「コロナウィルスちゃうねん!」

フナQ「はいぃ!?!?」

竜華「怜は、怜は…」


竜華「エア膝枕のしすぎで角度がエグい角度でグネって死んでもうたんや!!!」


フナQ「あーー……」

セーラ「あんな、エア膝枕いうんは…」

フナQ「いえ、だいたい想像つきましたわ。グネった理由も」ハァ

泉「さすがは舟久保先輩です!」

竜華「一を聞いて十を知るとは…!」

セーラ「なかなかできることちゃうで!!」

フナQ「そうですか…」

フナQ「しかし、どないしましょうか。今ひとつ解決策が思い浮かびませんね」

セーラ「そんなアホな!」はっはっは

泉「舟久保先輩に解決できない問題なんてあるわけないじゃないですか!」

竜華「フナQは全知全能やろ?」

フナQ「私、最近神格化されてませんか?」

フナQ「そも、なんでエア膝枕なんてけったいな真似を?」

竜華「それは、ソーシャルディスタンスがなんちゃらてテレビでやっとったし」

フナQ「え、普段アレだけ一日中べったりくっついてるのに、膝枕だけエアなんですか?」

竜華「そこは、なんというか、世間体…みたいな?」

フナQ「ん、んん!?……んん??」
フナQ(いつもどこでもイチャついとるくせに、どこに線引きがあんねん)

フナQ「まぁ、世間体に問題があるいうならわかりましたわ」

セーラ「なんかわかったんか浩子!?」

竜華「うちは、うちはどないしたらええんやフナQ」


フナQ「清水谷先輩と園城寺先輩。お二人は結婚してください」


竜華「!!?!!!?~~~~///」

竜華「なっ、ななな…なんやって!?!?///」かぁぁ

フナQ「結婚が無理なら同居でもいいです」

竜華「結婚!?同居!?!?な、な、な、なんでや!?///」ドキドキ

フナQ「同居人や家族とソーシャルディスタンスを取ることは共同生活を営むうえで困難なため、接近しても仕方ないとする意見があります」

※諸説あります

フナQ「よって、お二人が結婚・同居すれば距離をおかずとも世間体的には問題ありません」

竜華「あ、あわわわわ…あわわ///」ドキドキドキドキ

竜華「せ、せやかて急に結婚なんて…っ///と、怜の気持ちだってあることやし///」

フナQ「そんなん言い出したら園城寺先輩死にっぱなしですよ?」

竜華「で、で、でもぉ///」もじもじ

フナQ「ええやないですか。せまい部屋の中でステイホームしながら一日中膝枕ックスでもしてればよろしいでしょ」


フナQ「婦婦(ふうふ)水入らずで」


竜華「あわわわわ///はわわわわわわ…///」ぷしゅーー!

セーラ「決まりや!!」

泉「そうと決まれば物件さがしですね!」

竜華「物件さがして!は、話が急すぎやで!?」


フナQ「三畳一間とかでええんちゃいます。なるべくせっまい部屋にしましょうよ」
セーラ「家具もベッドだけあればええやんな」
泉「シャワーくらいは無いとあきませんよね?」

キャイキャイ


竜華(ど、どんどん話が進めれてていっとるーー!?!?)

フナQ「よしっ!あとの手配はお任せください!」

セーラ「任せたで浩子!」

竜華「そ、そんな!あっという間に全部決めんでも…」

泉「有意義な会議でしたね」

フナQ「初めてテンション上がる仕事した気がするわ」

セーラ「ほんなら竜華。さっそく怜の死体持って二人の愛の巣行こか?」

竜華「ああ、もう…むちゃくちゃや……」

怜「 」ぐねーん


セーラ「ああっ!怜ぃ!!ホンマに身体がエグい角度でグネっとる!!」ぐすっ

竜華「ああ、怜…」

セーラ「でももう安心やで怜!!!」がしっ


怜「 」ぐねーーん


セーラ「今から怜と竜華の二人がソーシャルディスタンスを気にせず膝枕できる部屋まで連れてちゃるからな!!」

竜華「あ、うぅ…///」かぁぁ

【怜と竜華の愛の巣】


フナQ「物件の契約完了です」

泉「家具も買うてきました!」

セーラ「怜も連れてきたでぇ!」

怜「 」ぐねーーん


竜華「あわわわわ///」


セーラ「そんなら」

泉「あとは…」

フナQ「お二人でごゆっくりどうぞぉ~」ニヤニヤ


竜華「あわわわわ///はわわ///」ドキドキドキドキ
怜「 」ぐねーーーーん

竜華「うぅ、みんな勝手なんやから…///」

竜華「えっと、と…怜?///」ドキドキ

怜「 」ぐねーん

竜華「じゃ、じゃあ、怜、膝枕…するで?///」ドキドキ

のすっ

怜「 」ぐねーーん


めきっ


めきめき!めきめき!めきめきめきめき!!


竜華「怜の!!怜のグネった身体が元に戻っていく……っ!?!?」

怜「竜華ぁあああああああああああああ!!!」

がばっ!


竜華「怜が!怜が生き返ったぁあああああああああ!!!!!」ドンガラガッシャーン!!!


怜「竜華ぁ!戻ってこれたで竜華ぁ…///」ぎゅ
竜華「うん!うん!うち、絶対また怜と会えると思っとったで!」ぎゅっ


怜「はっ!しまった!!」

怜「今た私たち、ソーシャルディスタンスをとらなアカンかったんや!!」ばっ

竜華「その必要は…なくなったんやで///」

怜「?? どういう意味や竜華?」

竜華「あ、あんな、うちらな…その、同居せえへん?///」かぁぁぁぁ

怜「へっ!?///」どきっ

竜華「えっとな、同居人となら、その、距離をあけなくてもいいらしいんやって」

怜「え、えっ、そ、そんなら…///」ドキドキ

竜華「膝枕、エアやなくてもできるで…?///」ドキドキ


怜「あ、あわわわわ…///」かぁぁ



怜「あばばばばばばばばばばば///」ガクガクブルブル

竜華「怜…?」


怜「あばばばばばばばばばばばばば///」ぷしゅーー!



怜「あばばっばばっばばばっばあっばばばばばっばばばばっばばっばばばっばばばっばばっばばbなばななばななばなんばば」






怜「あばばばばんばばばんばばはばっばはばばばっばばっばばばばっばばばばっばばばばっばばばばっばばばっばばばばばば
ばばんばばばっばばなっばあばっばばばっばばばばっばばばばんばなばなばばなばっばばんばばばっばばばばばんばばっばあ
ばばばっばなばんばばばなんあばなんあばばっばばっばばんばばなななんあななっばっばゔぁゔぁばばんばっばばbなっば///」


ぷしゅぅううううううう!!!!!



怜「あ」


ぱたり


怜「 」チーン



竜華「うわーーーーん!!怜ぃーーーーーー!!!!」

竜華「怜が!怜がぁ!!!」


怜「 」こんがり


竜華「怜がうちに同居を誘われたショックで焼け死んでもうたーーーー!!」ドンガラガッシャーン!




焼け死んだ説、蒸しあがった説、茹であがった説など、諸説あります

終わります

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