【安価】無限に続く異次元構造物を探索する (332)

このダンジョンに入ってからどれだけの時が過ぎたろうか。時の感覚は既に無く、もう何百年も彷徨っているような気すらした。

外の景色はとうに忘れ、置いてきた家族の名すら思い出せない。


ダンジョンが現れた頃、最初は数々の組織が調査隊を送り込んだ。次に自称冒険家たちが入り込んでいった。そして最後にいつまでたっても出てこない人々を助けるために救助隊が結成された。

そう、誰一人として"ダンジョン"から出てこなかったのだ。

自分もその救助隊の一員だった。だがこの不可思議な構造物は一人、また一人と仲間を分断し、無線すらも通じず、気づいた時には救助隊だった自分はただの遭難者の一人となっていた


男「E-167-Aか」


壁に雑に取り付けられたプレートにそう彫ってある文字を読む。この文字すらも何のために取り付けられたのか分かっていない。数字が階層なのかどうかすら

だが一応他の探索者と出会った時の情報交換には使える


男「このフロアでは何があるんだろうな…」


独り言を呟く。そうでもしなければ言葉を忘れてしまいそうだから


ゴウン、ゴウン、ゴウン


何かの機械の駆動音が鳴り響く。このフロアは床も壁も鉄で出来ており、工場を髣髴とさせる配管やダクト、パイプ等が四方八方に張り巡らされている。

一つ、透明なパイプを見つける。その中には肉のようなものが運ばれている。

①透明なパイプを伝って運ばれる先に行ってみる
②逆に伝って運ばれてくる元に行ってみる
③特に気にせずまっすぐ進む

>>2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585450274

1

もしかしたら食糧を手に入れられるかもしれない。このパイプを伝って行ってみよう。

ペタ、ペタ、ペタ…と何かが歩く音が聞こえてくる


男「人が…いるのか?」


いや、C-144-Gのことを思い出すと…危険かもしれない

リュックから鉄パイプを取り出す。この狭い通路で"あれ"をぶっ放すわけにはいけないからな…


「ぁ…あ…ぁあ…」


男「くそ、やっぱりか!」


子供が適当に粘土をこねたかのような人の出来損ないみたいな形の怪物がこっちにやってくる。ただしその素材は粘土ではなく赤黒く脈打つ肉塊だ


①先手必勝で殴りかかる
②様子を見る

>>4

age忘れ&酉テス

男「ふんっ!」ボスッ


先手必勝で殴り掛かる。鉄パイプが肉に食い込み、血が滲む。だがその手ごたえはぬいぐるみを殴るのに似ていた。どこまでも弾力のある柔らかさがあり、骨に到達しない


男「…骨が無いのか」


「ギ…ギギ、ぁ…あ…」


口、というかただの歪んだ穴からうめき声をあげつつそのまま歩き出す、だが殴られたことすら気が付いていないのかこちらには目もくれず(目も無いが)俺が来た方向へ歩いて行った


男「無害だったか…」


安堵する

―――――
―――

その後肉塊人と何度もすれ違う。その全てが無害で意思疎通不能だった。


男「これは…」


やがて大きな部屋に辿り着く。ここまで辿ってきた透明なパイプはこの部屋にある巨大な機械に繋がり、そこに謎の肉を搬入していた。

ゴウン、ゴウン、ゴウン

先ほどから聞こえてきた駆動音はこの巨大な機械から発せられていた。手を触れると激しく震えており、中で何かの処理が行われていることを表していた

シュゴォォオオ

上部についている排煙管が煙を吐き出すと共に前面部についている開口部が開き、ここまで見てきた肉塊人が沢山這い出てくる


男「これが作っていたのか…」


何のために作られたのか分からない装置は今までにでもいくらでも見てきた


男「その中でも特に悪趣味なものだな」


既に誰か来ていたのかメモ書きが置いてあった。

「食用に適さず。悪いことは言わないからやめておけ、腹の中でも蠢いていて気持ちわりぃ」


男「…」


この部屋はいくつか通路が繋がっている。そのうち二つは下と上に繋がる階段が見える。


①肉塊人精製装置を破壊する
②上の階に行く
③下の階に行く
④階段の無い通路を行く

>>8

4

もう少しこのフロアを探索しよう。


肉塊人精製機を無視して伸びている通路の内の一つを進む

いくつもの細いパイプがその通路に伸びている。やがてパイプは天井から床に降り、足場も無いほどに埋め尽くす。

しょうがなくパイプを踏みつけながら歩き続ける


パイプはブヨブヨと弾力を持っていて中々に気持ち悪い踏み心地だ


男「お」


壁に張ってあるパイプの途中に蛇口がついている


男「メモは…無いな」

このダンジョンには色々なものがある。罠もあれば有用なものもある。飲み水もあれば触れただけで大変なことになる液体もある

①蛇口をひねる
②やめておく

>>10

2

やめておこう。前の階層で手に入れた飲料水がまだ残っている。急でも無い限り不確定なものには触れない方がいい
―――――
―――

男「E-167-B」


どうやらここからは別ブロックのようだ

一先ずメモに纏めておこう

メモ

E-167-A

機械と配管がそこらじゅうに張り巡らされている工場のようなフロア

肉の塊みたいな人型がそこら辺を歩き回っているが無害、バラしても食えない(らしい)


どこからか肉塊を運んでくるパイプがあり、歩き回る人型に変える謎の機械に繋がっている

居住スペースは見つからず

蛇口はあったが飲料水かどうかは不明

このフロアも変わらず鉄と配管で構成されている。もしかしたらこの階層全てこうなのかもしれない

プシュー、シュー


そこら辺の配管からすごい勢いで気体が噴き出している。毒ガスかもしれない。出来るだけ早く抜けた方が良さそうだ

布で口を覆い、早足で抜ける


やがていくつもの通路が合流する場所に辿り着く。先は一本の太い通路になっている。


コンマ安価
01-25:地図屋に遭遇
26-50:探索者に遭遇
51-75:屑拾いに遭遇
76-99:人外に遭遇
コンマ00で上の四つから自由選択可能になった上で再安価

>>14


メモ
地図屋:ダンジョン内をマッピングして地図を描いている者。物々交換、もしくは情報交換で地図を描き写させてくれる
探索者:自分と同じように出口もしくはどこかにあるとされる"ゴール"を探す者。ゴールに関しては都市伝説でしかなく、無限の財宝だの異次元の知識だの願いを叶えてくれるだの諸説あり
屑拾い:ダンジョン内で拾ったものを売り買いし、または拾い続けるために歩き続けている者
人外:有害なのもいれば無害なのもむしろ有益なのもいる。意思疎通できる物もいるらしいが

支援

「あ…ぁ、あ…ぃ……ぁ」


またさっきの肉塊人か。あまり見た目に違いは無い

①無害だし無視
②一応注意しつつそいつが来た道へ
③注意しつつそいつが来た道とは別の道へ
④自由行動安価

>>16


メモ

座標
「A-001-B」といった書式に書いてあるプレートがどの階層、どのブロックにも付いている。同ブロックに複数ついているところもある。

真ん中の数字は階層と思われるが階段一つ上がっただけで30ほど数が増えたり上に上がったのに数字が減ったりと定まった法則は見られないが階段を上り下りしない限り変わらない

後ろのアルファベットはブロックごとに振り分けられていると思われる。同じ階層にいくつブロックがあるかも不定、1ブロックの広さも定まっていない

一番最初のアルファベットについては完全に不明

2

肉塊人の挙動に細心の注意を払いつつ横をすり抜けてそいつが来た道を行こうと


「キィィェエエエエエエエエエ!!!」


男「がっ、ぁっっ」


近づいた途端何の前触れも無く甲高い声で吼えやがった!激しい耳鳴りと頭痛が襲う

くそっ、油断した。音で攻撃してくるなんて


①鉄パイプで撃退を試みる
②とりあえず撤退、一目散に逃げる
③距離を取る
④行動自由安価

>>19

3

フラフラしながらも一旦距離を取る。耳鳴りが引きかけ…

たと思いきやそいつがまた口を開ける

耳を塞いで備えると同時にまた大音量の奇声が発せられる


男「っるっせえんだよぉ!」


両手で耳を塞いだままそいつを蹴りつける。先ほどの骨の無い肉を叩く感触と共に壁に叩きつける


男「これでも食らってろ!」


適当なものを口にあたる穴に詰め込み、全身を鉄パイプで殴打し続ける


「」ピク、ピク

男「はぁ、はぁ…」


とりあえず動かなくなるまで殴り続けてから離れる。どうやらもう大丈夫そうだ


①このままそいつが来た道を行く
②別の道にする

>>21

2

こっちは危険かもしれない。別の道を行こう


プシュゥウウウ!


男「ぅわっ」


別の道に入ったらいきなり上下左右から風を浴びせられた。だがそれ以上は無い、一応は安全そうか


少し進むと地面を埋め尽くしていたパイプが壁や地面の中に潜っていき、やがて一本残らず見えなくなる

床は金網になっており、下からヒュゴォォオオと風が吹き上げてくる

カン、カン、カン、カン

靴音が響く、鉄と空洞、下から吹き荒ぶ風

ザ、ザザ…ザ、ザ…ザザ

風の音にノイズが混じる

何か、いる。沢山、いる


どこに?

前?

上?

後ろ?


それとも


下…


ザ、ザ、ザ、ザ、ザ


男「うわぁぁああ!」


沢山の目と沢山の腕

暗闇に張り付けたようにギラギラと沢山の目が光る。しかもその全てが自分を見つめ、逃がすまいと狙いを定めている

腕が、何かを掴もうともがいている。腕が、壁を掻いて上がってくる、何体もいるのか、それとも巨大な一体なのか、暗闇で見えない


激しい風、生臭い息、沢山の蠢く音、音、音


①後ろに向かって全力ダッシュ
②前に向かって全力ダッシュ

>>23

2

前に向かって全力で走る。後ろの方からガン!ガン!ガンガンガンガン!!!と金属を叩く音が鳴り響いてくる

振り返るな、振り返るな!


何も考えず、ただただ足を前へ!体を前へ!


男「だっ!」ガッ


足に"何か"が引っかかり、前のめりになる。それでも腕を使い、手で床を後ろに押して自分の体を前に投げ飛ばす



そこはもう床に金網も空間も無かった。床は真っ白く、自分の姿を反射して映し出している


男「はぁ…はぁ…」


後ろを向くと狭い通路に黒い腕がうにょうにょと蠢き、逃した犠牲者を惜しむように空を掻いている

しかしこれ以上出てこられないようで少ししてから金網の下の空間に引き下がっていった


男「ここは危なすぎる…」


後の人のため、もしくは知らずに戻ってきた時のため、メモを貼り付けておく


「危険、渡るべからず。」


男「よし、と」

①再び大きな部屋のような空間に出る
②また細い通路を歩く
③人に出会う

>>26


③番の場合はそのレスでコンマ判定
01-33:地図屋に遭遇
34-67:探索者に遭遇
68-99:屑拾いに遭遇
コンマ00で上の三つから自由選択可能になった上で一つ下に安価



今日はここまで

3

失われたメモ


第一次救助隊隊長記す

ダンジョンに入ってすぐ目に着いたのは大きなプレート「B-001-A」と記されている

意味は不明

反対側からやってくる人間を確認する


「おや?」

男「…地図屋か」


画板代わりの板の上に紙を置き、地図を作製しながら歩いている。地図屋だ


地図屋「これはこれは、奇異なところでお会いしますね」

男「このダンジョンに奇異じゃないところがあるか?」

地図屋「それもそうで」


クックックと笑いながら応える地図屋


男「このフロアの地図を見せてもらえるか?」

地図屋「ええ、いいですよ。しかし」

男「分かっているよ。交換だろ?」


①食糧を提供する
②前のフロアの地図を見せる

>>30

2

男「前のフロアの地図でどうだ?E-167-A」

地図屋「ほう」

男「あんたらのように隅までマッピングしたわけじゃないがな、俺が通った道だけで良ければ」

地図屋「いえいえ、情報とは力。どんな些細な地図でも助けになるものでさ」

男「じゃあ交渉成立でいいか?」

地図屋「はい」


互いに互いの地図を見せ合って自分の紙に書き写す。交換とは言っても紙は貴重なものなので交換内容に紙が入っていない限り書き写すのが常だ
―――――
―――

地図屋「それじゃ、幸運を」

男「ああ、幸運を」


地図屋と別れる。

地図には「危険」と書いてある部屋と階段、別のフロアへの通路、それといくつかの部屋が書かれていた


さて、この地図に書いてある情報を元に、どこに行こうか決めるか

①「複製室」と書かれた部屋
②「交換室」
③「食糧」
④「窓がある」と書かれた通路
⑤上り階段
⑥下り階段
⑦別のフロアに繋がる通路

>>33

3

「食糧」と書かれている部屋を目指そう。リュックの内容量に限りはあれど食糧は多いに越したことはない
―――――
―――

天井に付いているファンが機械油臭い空気をかき回す

ガシャン、ガシャン、ガシャンと横開きの自動扉が何度も開閉を繰り返す。だかその先に空間は無く、壁があるのみだ

意味不明な音を絶え間なく垂れ流すスピーカー、出鱈目な映像を次々に映す巨大なモニターが床に埋め込まれている


男「この辺は一際意味分からんな…」


天井から上半身だけぶら下がったアンドロイドが自分の腕を外してはまた付けてを繰り返している

一度出来上がったものをバラバラにして出鱈目に組み合わせたようなちぐはぐ感

男「…どこまで続いているんだ。これ」


巨大な穴が口を開けている。突如現れた暗闇の穴、どんなに見つめても底が見えずにゾッとする

試しに適当なものを投げ込んでみる

カッ、コン、と壁に当たって跳ね返る音がした後そこに着いた音は一向にしなかった


男「…行くか」


降りられそうにもないしその横を通って先に行く

男「ここ、だな」


地図に「食糧」と記されていた部屋に着いた

そこにはこれまた巨大な機械が置かれ、様々な方向から伸びているパイプが繋がっている

そのパイプを見ると明らかに人体と思われるパーツが流れている


シュゴォォオオオという蒸機音とともに機械の高所に空いている穴から缶詰がボロボロと落ちてくる

その缶詰には青ざめた顔の青年、苦しそうな顔をした中年、絶望顔の女性などのやけに写実的な絵が描かれている。裏には様々な人名が

地図には食糧と書かれている。食べる事には問題はずだが…


①缶詰を持って行く
②行かない
>>37

1

男「すまない。無駄にはしないから…」


この状況だ、四の五の言っていられない。缶詰をいくつか掴み、リュックに詰め込む

一つのパイプに詰まった目玉が自分を睨んでいるように錯覚する


あまり居たくない場所だ。地図を開き、次に向かう場所を決めよう

①「複製室」と書かれた部屋
②「交換室」
③「窓がある」と書かれた通路
④上り階段
⑤下り階段
⑥別のフロアに繋がる通路

>>39

1

今日はここまで

男「次はここに行くか」


「複製室」と書かれた部屋へ向かう
―――――
―――

ブゥゥ…ウウウン
ヴィィイイ…


酷い熱さだ…

床も天井も壁も機械で出来ているこの通路だが、どういう動きをしているのかその全てがすさまじい音を立てて振動し、すさまじい熱気を発している

靴を通して尚足を焼かれる感覚すらあり、長時間この場に留まることの危険性を感じる


プシュー

ボン


男「やばいっ」


後ろの方で蒸気が噴き出る音と共に小さな破裂音がする。


ボンっ、ボン!シュー


次々とオーバーヒートした機械たちが小爆発を起こしていく


男「ぐあぁっ!」


必死で逃げ出すも間に合わず背中から爆風に吹き飛ばされた

怪我は無かったが背中が少し痛む、まったく、安全とは言えない道だった


壁を巡るパイプに着いたメーターがグルグルと回っている。出鱈目な表示に出鱈目な動き、間違いなく何の意味も無いだろう


男「…あった」

地図に「複製室」と書いてある部屋に着く


その部屋を覗いてみると


男「なんだこれ…」


所狭しと並べられた円柱状の水槽…ポコ…ポコ…と気泡が昇るその水槽の中には


胎児のように蹲った姿勢で眠り続ける人間が入っていた

その広い部屋内を見て回ると全く同じ顔、同じ体格の人間が入っている水槽が数個固まって置かれていることが分かる。

…嫌な予感がする。いや、本能が言っている。これ以上この不吉な部屋に留まるなと、これ以上…探るな、と


複製室…いや、もっと直接的な言い回しをするべきだ。ここは…これは…


男「クローン…」


そして、見つけた。見つけてしまった…


見慣れた顔を。嫌というほど見た…見たくは無かった


男「……」


自分にそっくりな人間を

そして近くには開いている水槽…その前に見覚えのある紙が落ちている

そして見覚えのある字で


「俺は何人目だ?」


と短く書かれていた


①違う。俺は俺だ。こんなのありえない
②気にするな。ありえないことが平気で起こるのがこのダンジョンだ
③こんなとこ…ぶっ壊してやる

>>44

今日はこれだけ

2

失われたメモ②


私は第一次救助隊隊長

この巨大な塔が出現してから数か月、様々な人々が挑んでまま帰ってくることは無かった

だからこそ我々が行かねばならない


塔に入ってすぐ目のつくのは英数字の書かれたプレート


「D-001-A」


どういう意味なのだろうか

―――――
―――

「俺は何人目だ?」


と短く書かれていた



男「…気にするな。……ありえないことが平気で起こるのがこのダンジョンだ」


そう口に出す。口に出してみると案外効果があるようで先ほどよりは恐怖心が薄れる

地図屋の地図に「危険」と書かれていなかったってことは無害のはずだ


①もう少しこの部屋を探索する
②この部屋を出る

>>47

よく見ると時折見知った顔すらある。ふと置いてきた家族の顔を探してしまいそうになるが見つけたところで依存するか発狂するかロクなことにはならないだろう

いくつかの水槽は開き、何者かが這い出て行った形跡がある。そして現在進行形で育っているような個体もいる


男「お」


部屋の奥に大きな機械が設置されてあり、搬入口と思われる穴には「←insert」と書かれている

その近くには先ほどの地図屋の字で「有用!」とメモが貼っている


①色々入れてみる
②とりあえず無くなっても痛くない物を試しに入れてみる
③何もせず去る

>>49

2

とりあえず無くなっても痛くない物を試しに入れてみるか

近接武器代わりに持ち歩いてる鉄パイプ入れてみる


ゴォォォオオ、シュゴォォ、ゴウン、ゴウン


大きな稼働音が唸り、出口から全く同じ鉄パイプが2つ出てくる


男「ほう…」

①大丈夫そうだな
②一つ一つ試していこう

>>51

2

とりあえずメモは大事だ。少なくなってきたし4倍ぐらいにしておこう

食糧も…美味しかったこれ系統を増やしておこう

次はこの銃だ。無くした時のために増やしておこう


コンマ安価30以下

>>53

男「何だこれ…?」


機械についているパネルに文字が表示されている


「根源覆滅兵器、超高度濃圧縮熱線放射略式小銃、改良開始」


男「改良って…」


数分後、機械から出てきたものは二つともダイヤルが追加されていた

ダイヤルにはメモリと文字が書いている


貫………狭………中………広………爆


この銃はものすごく威力がでかいのだが範囲がとても広く、狭いフロアではあまり使いたくない物だったが…これはその範囲を調節できるようになったということだろうか

だとしたら「爆」が怖すぎる


①:この部屋を出る
②:もう一度入れてみよう
③:①+水槽から人が出てくるのを目撃する
④:①+この部屋に入ってくる人が

>>55

もう一度入れてみたが増えただけか…もうこれ以上改良はされないようだな

にしても超高度濃圧縮熱線放射略式小銃か…長すぎて覚えられないな。メモしておこう

―――――
―――

よし、さて行くか

①:この部屋を出る
②:①+水槽から人が出てくるのを目撃する
③:①+この部屋に入ってくる人が

>>58

メモ
根源覆滅兵器、超高度濃圧縮熱線放射略式小銃

とあるフロアで壊れかけた人型機械が渡してきたやべー銃

見た目はいたってシンプルで片手で撃てる小さな銃だがその威力はすさまじく、ダンジョンの壁を貫いて何もかもをも焼き切る威力のレーザーを放つ
ただしダンジョンの壁は高速で自動修復される

エネルギー自体も充電も弾数も何もかもが謎だがとりあえず俺の命が危険になった時のための最後の切り札

ただ範囲が馬鹿広く、銃口程度の太さを想定して狭い通路でぶっぱなすと自分自身も蒸発してしまうかもしれない


複製室の機械で改良が咥えられ、範囲を調節できるようになった

2

バシャァアア

水槽のうち一つが開き、中の水が全て溢れ出す。そこから成人男性が這い出し、少し這ってからゆらゆらと立ち上がった


「あ、ぁあ…あ…あ…」


いつの間にか地面に湧き出ていた服を着て荷物を背負う。そしてフラフラと部屋の出口に向かう


①話しかける
②そのまま入口まで後ろをついていく

>>60

2

そのまま後ろをついていく

その男はフラフラと部屋の入口まで行くとスタスタと歩き出した


男「あ、」


あんた。と呼びとめようとすると声に反応して振り返った。その表情は至って普通だった


「おお、気づかなかった。この広すぎる塔で人と会うのは貴重だからな。出会いは大事にしたいよな」ニッ


快活に歯を見せて笑う。どう見ても普通の青年だ

①男「少し前の記憶を思い出せるか?」
②それには触れず普通に情報交換とか
③男「自由安価」

>>62

今日はここまで
元ネタ分かる人いて嬉しい。あの長文漢字武器名は真似したくなる

1

男「少し前の記憶を思い出せるか?」

「少し前の記憶?どうしたんだ?」

男「いいから」

「そんなこと言われてもなあ。…あ、さっき酷い目に遭ったんだよ。ある部屋に入ったらさ、何も無かったのにいきなり大量の化け物が湧いてきてさ…それで…」

「それ、で…」


そこで言葉を切って俯く。何か壁にぶつかったような、何か思いつめた表情で


男「やられた、んじゃないか?」

「いや、そんな…俺は…俺は…」


「はっ、そうだ。あんたに助けられたんだよな。こんなところまで連れて来てもらって、本当に助かったよありがとう」


記憶が辻褄合うように修正されてるのか


①男「…そうだな」
②男「…いや、あんたは一回死んだよ」
③男「自由安価」

>>65

1

男「…そうだな」


無闇に言わなくてもいいことを言う必要もないだろう。知らない方がいいということもある…


「なあ、何かお礼をさせてくれ。情報交換とか食糧とかさ」


もう彼は俺が助けたと信じきっているようだ


①助けたわけでも無いのに受け取れるわけないよな
②男「じゃあ情報を」
③男「食糧かな…」
④男「自由安価」

>>67

2

男「じゃあ情報を」

「ああ、じゃあこれは知ってるか?」


このフロアの地図を広げる


「ここの階段、あるフロアに通じてるんだがそこは行ってみるといい」

男「階段がどこに通じるかは定まってないんじゃないか?」

「そう思うだろ?そこの階段は固定なんだ」

男「何があるんだ?」

「行ってからのお楽しみだ。少なくても有用だよ」


①男「分かった、ありがとう」
②男「自由安価」

>>69

1

男「分かった、ありがとう」

「ああ、それじゃ。行くな」

男「ああ、またどこかで」

「またどこかで」
―――――
―――

さて、この階段に行ってみるか

①すぐ側
②少し遠目

>>71

2

壁に配線が通っている。いくつもの細いコードが走り、所々断線してバチバチと火花が散っている

床は透明なガラス張りであり、その下に覗く機械群はシュゴォォオ、ガコン、ガコンと駆動音を鳴らしている

パチ…パチ…天井のランプが頼りなさげに点滅している


途中で通路が分かれている。地図によると先ほど教えてもらった階段に向かうには…

①「窓がある」と地図屋の地図に書かれている通路
②何も書かれていない通路
③「走り抜ける事」と書かれている通路

>>74

2

今日はここまで

宗教家の手記


歴史は繰り返す

塔は決して完成せず

いずれ神の怒りを買い、その手により滅ぼされん

やがてこの地はバベルとなる

ガシャン、ガシャン、ヴィィィイイン…


四方がガラス張りになっている通路だ。ガラスの奥では何かの機械が一際忙しく蠢いている

今にも割れてしまいそうなガラス張りの床を恐る恐るゆっくりと歩く

機械が何かを運ぶ

分解し、運び、組み立ててはまた分解する

意味の無い繰り返しがガラスの奥で繰り返されている


男「ここか」


やがて階段に辿り着いた

階段を上がる。前の階層では鉄と機械ばかりで構成されていたからコンクリートで出来ているこの階段はいささか懐かしくすら感じる

コツ、コツ、コツ

足音が幾重にも響いている

コツコツコツ、コツ


男「…」


足を止めたら一つ余計に足音が聞こえた

後ろを振り向く。当たり前のことながら誰もいない

階段が終わり、目の前に扉が現れる

上を見ると遥か上まで階段が伸びており、自分が元いた階はもはや見えなくなっている


目の前の扉はどこかのマンションにありそうな余りにも普通な扉だった。そのノブに手をかける


ギィ、と扉を開いた

男「ここは…」


そこはどこかのマンションの廊下だった


片方には鉄製の扉が立ち並び、隣にインターホンが付いている

もう片側には腰ほどの柵が取り付けられており、その向こう側は広大な空と夕焼けが広がっていた


男「外に、出られたのか…」


「残念ながらあの空も夕焼けも偽物だよ」

と、夕焼けを見ながら椅子に座っていた男が言った


「ようこそ、居住区へ」


「G-012-T」居住区

安価出せるところまで行けなくてごめん
今日はここまで

男「居住区…」

「そう、居住区。僕はここの大家みたいなもんだ」ジャラリ


そう言ってリュックからタグのついた沢山の鍵を取り出す


男「そうやって探索者から色々搾取してるわけか」

大家「そう言うなって。ここの鍵全部探し出すの苦労したんだぜ?」


皮肉めかして言うと鍵を弄びながら苦笑いして応える


大家「最近はもうダンジョン攻略や脱出を諦めてここに住んでる奴もいるんだが、君はどうする?久しぶりにベッドで眠りたくないかい?」

男「賃金は?」

大家「無論、食糧よ。有用なら武器や道具でもいいぞ」

①男「じゃあ試しに一晩」
②男「これで何日泊まれる?」複製した超高度濃圧縮熱線放射略式小銃の一つを渡す
③男「自由安価」

>>84

1

男「じゃあ試しに一晩」

大家「前払いで頼むよ」

男「ほいよ、この缶詰でいいか?」


E-167-Bで見つけた人間の顔と名前が描かれた缶詰を渡す


大家「…食い物なんだよな?これ」

男「食えるぞ。気になっても気にすんな」

大家「う、ううん…まあいいか…はい、鍵」


308と書かれたタグが付いた鍵を渡される


大家「一つだけ忠告。インターホンが鳴ってもノックされても、外に何かがいる時は絶対に何があっても扉を開けないこと」

大家「僕は起こしに行かない。仮に緊急事態になってもインターホン越しの会話しかしない。OK?」

①男「ああ、分かった」
②男「つまりお前が来て開けろと言っても開けるなということだな」
③男「…何が来るんだ?」
④男「自由安価」

>>86

2

男「つまりお前が来て開けろと言っても開けるなということだな」

大家「そういうこと。理解力のある奴は生き残るよ。ま、わざわざ好奇心に殺されに行くのもまた一興かもしれないけどね」

男「…一興か」

大家「お、興味あるか?」ニヤ

①男「ああ」
②男「いや、俺はそんな奇特じゃない」
③男「そうやって何人陥れてきた?」
④男「自由安価」

>>89

4
死んだらどうなるかなど、考えたくもない

男「死んだらどうなるかなど、考えたくもない」

大家「ははっ、そりゃそうだ。しかしここは何が起こるか分からないダンジョン。一度死んでみるのもいいんじゃないか」

男「ふざけるな。俺はもう行くぞ」

大家「ああ、良い夢を」
―――――
―――

広大な夕焼けが片側に広がっている。しかし雲一つ動かず固定されており、郷愁を誘う光景だというのに大きな違和感が付き纏う

カァー、カァー、とカラスが泣く声が聞こえるが影一つ見当たらない

柵から下を見下ろしても何も無く、どこまでも夕焼け色の虚空が広がっている

まるでこの階だけが宙に浮いているように、下の階や支えている壁すら見当たらない


①自分の部屋に着く
②人に出会う

>>91

1

インターホンを押した瞬間、世界が揺れたかとすら感じた。腹の底から脳の中枢まで響き、揺らす重低音

それがチャイムだと気付いたのはどの瞬間だろう


ダンジョン全てに響くかのような重たい音が響いた後、インターホンからけたたましい笑い声が聞こえた


「キャハハハハハハハ!!!」


狂気じみた笑い声はしばらく続き、急激に途切れた


男「…本当に安全なんだろうな」カチャリ


このダンジョン内では警戒はしていても無駄なことなんていくらでもある。良くも悪くも


ギィ


男「…ほお」


玄関に入ると左側にトイレ付のバスルームがあり、奥に大きめのベッドが付いた部屋が見える

奥の部屋からはまたもう一つの部屋に繋がる引き戸があり、そこにはダイニングキッチンがあった


男「中々いい部屋だな」


ふかふかのベッドに腰掛ける


①寝る
②冷蔵庫を見る
③本棚を漁る
④自由安価

>>95

3

男「歴史書か」


日本史と書かれた本を読む


男「何だこりゃ…」


自分の知っている歴史と全く違う歴史を辿っていた。いくつか知っている名称や人名はあるが、まるで別世界の歴史のようで…


男「…」


読み進めている中、部屋の時計が異界のリズムを以てカチチリ、カチチリと鳴っている

進みは戻り、戻りは進みて、出鱈目の様で法則があるような、法則があるようで出鱈目のような



新陽暦786年、空中から塔が出現する

天をも貫く巨大な神の建造物は調査隊を飲み込み、冒険家を飲み込み、やがて世界を飲み込み始めた


男「塔…ダンジョンのことか?」


自分のところには塔なんて出現しなかった。ダンジョンに繋がる扉だけだ。外から見たら扉のついた洞窟にしか見えなかった

この違いに意味はあるのだろうか


①他の本を手に取る
②冷蔵庫を見る
③テレビを付ける
④窓を見る
⑤寝る

>>98

2

冷蔵庫を見る


男「ぅおっ」


冷蔵庫の中には色々なビンが入っていたがその中では得体のしれない生き物がウニョルウニョルと蠢いている

しかしその全てに食用というラベルが貼られている


男「お、アイスあるじゃん」


冷凍庫にアイスがあったので食べてみる。こっちはただの棒付アイスだった、味はチョコミント


男「ん?」


食べていたら棒に「あ」という文字が見えた。これは


①あたり
②あかり
③あつい

>>100

2

「あかり」

男「…何だこれ」


ちょっと意味が分からな―うぉっ、まぶし


部屋の全ての光を放つ物がありえないほどの光を放ち、目が開けられなくなる


男「くっそ、ブレーカー、ブレーカー…」


目を瞑りながら手で壁をまさぐって電気のスイッチを探し出す
―――――
―――

男「はぁ…はぁ…まだ目がチカチカする…くっそふざけやがって」


①もう一本食べる
②テレビを付ける
③寝る
④窓を見る

>>102

4

窓の外を見る


男「…これは」


青空が広がっていた。明るい太陽に白い雲、そして何より、遥か下に小さく町が見えた

間違いない。廊下から見える偽物の夕焼け空じゃない、本物の青空だ

だが、おかしい


俺が入ってきたのは塔なんかじゃない、ダンジョンだ。だがこの景色は、どう考えても高い塔の中から見ているものだ

鳥が飛んでいる。見たことない種類の鳥が

これも、この窓もダンジョンが見せている幻影なのだろうか


①窓を割る
②寝る
③テレビをつける
④自由安価

>>104

3

テレビをつける


ザ、ザザー


砂嵐の後に見覚えの無いアニメが移る

チャンネルを変えても知らない番組に知らない人間ばかりが映っている


ふと、チャンネルを変える手を止めた


黒くそびえる巨大な塔が映っていた


「788年14月6日、ついに地球議会はあの人食いの塔の爆破を決意しました」

「中に入った人の安否が不明なため非難が殺到していましたが、救出は不可能とし、今後の被害を最小限に抑えるためにこれ以上対応を遅らせるわけにはいかないと判断を…」


そこまでアナウンサーが読み上げた後、画面にノイズが走り


物々しくそびえ立つ黒い塔を残して周りの町全てが焦土と化した映像に切り替わった


もうアナウンサーが喋る声も聞こえず、映像は塔を中心とした"町だったもの"を映したまま動かなくなった


①そろそろ寝るか
②自由安価

>>106

1

複製室にて


少女が一つの水槽の前にやってくる

水槽に繋がる操作盤を手慣れた感じで弄ると水槽が開き、水と共に少年が転がり出る

少女は血にまみれた服をさっと着せてから少年を部屋の外に引きずっていく


少女「君はいつだって私を助けてくれる。本当に頼もしいよ…何度死んでもここで生き返れるもん…大丈夫…何度でも…何度でも…迎えに来てあげるから…」ズリ、ズリ

少女「ふふ…ふふふ…また、お腹すいたなあ…」

―――――
―――

ベッドに入る。柔らかい布団に包まれたのはいつ振りだろう…ダンジョンに入ってから初めて心の底から休まった気がする

日に干した布団の匂いと温かさ、母に包まれているかのような温もり


夢を見た。懐かしい家族の夢を。鮮明に、リアルに

まるで夢が現実のように、現実が夢のように


しかし心地よいまどろみは無粋な音に疎外された


ドドドドドン、ピンポンピンポンピンポーン、ドドドッドドン


ドアを激しくノックする音とインターホンを鳴らす音が響く


①無視して二度寝
②ドアを開ける
③ドアについてる覗き穴を確認する
④自由安価

>>109

2

男「んぁ…はいはい…」


寝ぼけていた…あの幸せな微睡みに飲まれ、欠かしてはならない警戒心を解いていた


扉の前には黒い人型が立っていた。自分よりも遥に高い背丈、深淵そのものを思わせる真っ黒な頭が体の上に乗っかっている


「ア…ァ…ァァ…」


体を折り曲げ、黒い顔で自分の顔を覗きこんでくる


男「うわぁああ!!」


つい腕を伸ばしてそいつを突き飛ばす…だが自分の腕はズブブ…とそいつの身体に沈み込み、少しずつ引き込まれいていく


男「やめろ!やめろぉぉ!!」


腕の先から闇に食われていく。もがいている内に黒い闇が頭全体を覆ってきた

そこ知らぬ深淵と絶望が心を覆い、想像を絶する痛みが脳の最奥からつま先まで襲う


その悍ましい感覚は永遠に続くのだ

>>108に戻る
②新キャラで始める
③「複製室」から始める

>>116

1

―――――
―――

ベッドに入る。柔らかい布団に包まれたのはいつ振りだろう…ダンジョンに入ってから初めて心の底から休まった気がする

日に干した布団の匂いと温かさ、母に包まれているかのような温もり


夢を見た。懐かしい家族の夢を。鮮明に、リアルに

まるで夢が現実のように、現実が夢のように


しかし心地よいまどろみは無粋な音に疎外された


ドドドドドン、ピンポンピンポンピンポーン、ドドドッドドン


ドアを激しくノックする音とインターホンを鳴らす音が響く


①無視して二度寝
②ドアを開ける
③ドアについてる覗き穴を確認する
④自由安価

>>118

1

無視して眠ることにする

「アケテ…アケテ…アケテアケテアケテ」ドンドンドンドン


少しの間叩き続けていたが


「アケ…テ、アケテ…」


諦めたのか声が遠のいていくのが分かった



男「ふぁぁ…あ」


本当にいつ振りかの気持ち良い目覚めだった。一瞬自宅で目覚めた気分になったが、傍らに置いてある荷物を見て痛感する

夢よりよっぽど厳しい現実を


ピンポーン、ピンポンピンポーン


男「」ビクッ


「朝ですよー、起きてくださーい」


昨日の大家の声が聞こえた


①インターホン越しに返事をする
②ドアについてる覗き穴を覗く
③ドアを開ける
④無視

>>123

2

ドアについてる覗き穴を覗く


ギョロリ


男「!?」


覗き穴にはピッタリと、目玉が張り付いていた

何者かの目玉の中に自分がハッキリ映っている。それを認識した瞬間


「キィィイイイイイイイイイ!!」

ガタガタガタガタガタガタ


扉の向こうで叫び声をあげ、扉を激しく揺すり出す

・・・

男「…行ったか?」

少し経って、完全に気配が消えたことを確信する

扉を開けると、張り紙がしてあった


「462号室にて朝食の用意あり。大家」


①462号室に行ってみる
②大家に確認しに行ってみる
③無視してこのフロアの探索
④自由安価

>>125

2

さっきの奴が字を書けるとは思えないが念のためだ。大家に確認しに行ってみよう

長い廊下を歩き、フロアの入口まで戻る


大家「ん?ああ、昨日の。良く眠れたかい?」

男「ああ。久しぶりに気持ち良く眠れたよ。それより、これはあんたが書いたのか?」


先ほどの張り紙を見せる


大家「…なるほど、良い判断だったな。危うく君が朝食にされるところだったんじゃないか?」

男「安全じゃねえじゃねえか」

大家「部屋の中にいる限りは安全さ、外で寝るよりはいいだろ?」

男「どうせダンジョン内は疲れも無いし寝る必要も無いだろ」

大家「そうは言ってもベッドで眠れるのは格別だろう?寝る必要は無くても寝るのは気持ちいいものさ」

男「…まあ、そうだったが」

大家「さて、君は今後どうするつもりだい?前も言ったけど脱出を諦めてこの居住区に住み着く者もいるぐらいさ」


①男「もちろん、先に進むさ」
②男「当分はここを拠点に探索するかな」

>>129

1

アラマンっぽいな

男「もちろん、先に進むさ」

大家「そうかい。じゃ、58号室の扉を三回ノックしてノブを左に回すんだ。それが他のフロアへの道だ」

男「…この廊下の先は?」

大家「無限に続いている…かもしれない。少なくとも8千は数えた。それでも地平線の果てまで続いていたよ」

男「そうか、ありがとな」

大家「ああ、あんたがゴールにたどり着くのを祈ってるよ」

男「そっちも元気でな」
―――――
―――

58号室

男「扉を三回ノックして…」コンコンコン

男「左に回す…か」ガチャ

①階段
②通路

>>132

メモ
「G-012-T」居住区

大家を名乗る人物が仕切る居住区

他の人間を確認することは出来なかったが食糧と引き換えに安全な寝床を貰える

部屋の中には色々異常なものがあるが命の危機は多分無い。窓の外は外界らしきものが見えるが見たことの無い景色が見える

テレビや本で見るものも自分の知識と一致しない

部屋の中にいる間は決して外に何かいる時は扉を開けてはいけない

部屋の外は無限に続くかもしれない廊下と偽物の夕焼け。

1

階段があった。上に続くかなり急な階段だ

立って登るには少し急すぎる。手を使い、崖を登るように一段一段しっかりと掴んで登る

グォオオオオ

下から強い風が吹き荒ぶ、ちらりと下を見ると暗黒の深淵が広がっている。まだ数段しか登っていないのに先ほどいたフロアに通じる扉も足場も見えない


①途中で足を踏み外して転落
②登りきる

>>134

>>130
大きな元ネタの一つです
いいよね、あれ

2

登り切った


男「ふう…」


登ってきたはずの階段は振り返ると上から続いていた。真っ暗だった光景もいつの間にか真っ白へと変わっていた

目の前の扉は苔生した岩のようであり、遺跡を髣髴とさせる


男「よっと…」ガコン

ズズズズ…


岩の扉を押すと重い手応えと共に地響きを立てて開く


男「…は?」


見上げるぐらい高くに葉を茂らせる木が生えている

足元の土をムカデのような生き物が這いまわる

悪臭を放つ巨大な花が宙を舞う鳥を食らう

見渡す限りの緑と土の匂いに食物連鎖



Y-687-A「ジャングル」

今日はここまで

念のためメモリを「狭」に合わせトリガーを引く

超高度濃圧縮熱線放射略式小銃


カチッ、ピシュッ


トリガーを引く簡素な音の後に空気を引き裂く音がする。その一瞬後にとてつもない熱量のエネルギー波が射出される

肌が焼けるようなピリピリする感覚、世界の全てを揺るがすような轟音と共に目の前の一直線を全て薙ぎ払い、何もかもをも焼き尽くしていった

次々と音を立てて木々が倒れ、鳥が上空に逃げて行く。目の前の景色が一瞬で書き換えられた


男「…やっぱやばいなこれ。おい、あんた大丈夫か?」


銃を仕舞い、樹に捕まっていた人物に駆け寄る


「…いつつ、地面に叩き落とされたこと以外は…」

男「文句言うな、死ぬよりはマシだろ」

「そりゃもちろん。助かったよありがとう」


纏わりついていた蔓を引きちぎり、服をはたきながら立ち上がる。どうやら怪我は無さそうだ


①情報を聞く
②男「ついでだ。少し一緒に行くか?」
③先へ行く
④自由安価

>>144

1

男「ところで俺はこの階層に初めて来たんだが」

「ん、ああそうか。じゃあここにある植物と生き物にはすべて注意したほうがいい。こいつみたいに普段動いている奴の方が稀だ」


自分が今まで捕まっていた樹の残骸を叩く


「不用意に植物に触れるのはダメだ。瞬間的に溶解液が滲み出て手が溶けるなんてこともあった」
 

そう言って骨が露出している左手を見せる


男「足元の草は?」

「そっちも注意した方がいいが木ほどヤバくはない。それより地を這う虫の方が危険だ。毒を持っているのが多い」

「ただ、フルーツ類はどれも食える。猛獣ばっかだが動物類も食えるから他の層より食糧の確保は楽なはずだ。ただし虫は食うな」

「あと良い匂いのする花には気をつけろ。あの匂いは呼び餌だ、絶対に釣られるな」


「と、こんなところかな。俺が知っているのは」

①男「沢山教えてもらって悪いんだがこの階層に来たばかりだから情報は無いんだ…」
②自分がやってきた方向に階段があることを教える
③自由安価

>>146

2

男「色々助かる。ありがとう」

「いやいや。命を助けられたんだ、このぐらい安いよ」

男「こっちの方に俺が来た階段がある。もう既に変わっている可能性も高いがもしかしたらここよりは安全な階層に行けるかもしれん」

「そうか、ありがとう。行ってみるよ」


コンマ安価50以下

>>148

地面から助けを求めるように蠢く死体の指が生えている。よく見なくてもそれは指のように見える植物だ

すさまじい匂いを発する巨大な花に引き寄せられた虫を食べていた小動物が花に丸呑みにされる

種ごと食べた小動物の体内で発芽した植物が異常な速度で成長し、穴という穴から茎を伸ばしている

「おいで…おいで…」と声を発している植物がある。その真上には今にも涎を垂らしそうな口を開けている巨大な樹が枝を揺らしている


やがて開けた空間に出た。大きな湖を囲んだ空間だ、上空にはダンジョンとは思えない青空が広がっており、巨大な怪鳥が飛んでいる

①この水は飲めるだろうか
②上空に向けて超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を撃ってみる
③先に進む
④自由安価

>>152

カチッ

上空に向けて超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を撃つ

耳を劈き脳を揺さぶるすさまじい轟音と共に世界にヒビが入る

ホログラムだったかのように全ての植物が、動物が、湖が、全てが明滅し、消えていく

天井が崩れ、遥か彼方に混沌の深淵が覗いていた

景色が目まぐるしく入れ替わる。地獄の業火に焼かれる世界、深淵の海に飲まれる海底の都市、太陽が落ちて崩壊する世界、植物に支配される世界、蟲に食い尽くされる世界

世界を滅ぼす雨のように天井の瓦礫が際限なく降り注ぎ、全てを飲み込んでいく


コンマ安価10以下

>>154

男「くっ」


降り注ぐ瓦礫を一つ一つ超高度濃圧縮熱線放射略式小銃で撃ち落とす

だが一度入ったヒビは瓦礫の雨を際限なく降らせ、全てを撃ち落とすよりも早くに頭上を埋め尽くした


…やがてこの階層は全て瓦礫に埋もれたのだった

①???にて復活
>>151に戻る

>>156

2

地面から助けを求めるように蠢く死体の指が生えている。よく見なくてもそれは指のように見える植物だ

すさまじい匂いを発する巨大な花に引き寄せられた虫を食べていた小動物が花に丸呑みにされる

種ごと食べた小動物の体内で発芽した植物が異常な速度で成長し、穴という穴から茎を伸ばしている

「おいで…おいで…」と声を発している植物がある。その真上には今にも涎を垂らしそうな口を開けている巨大な樹が枝を揺らしている


やがて開けた空間に出た。大きな湖を囲んだ空間だ、上空にはダンジョンとは思えない青空が広がっており、巨大な怪鳥が飛んでいる

①この水は飲めるだろうか
②湖の中から何かが
③先に進む
④自由安価

>>158

3

①再び森の中に続く道を
②湖の淵を歩いて向こう側に見える道を
③山の見える方向へ続く道を

>>160

2

湖の淵を歩く

ゆらりと大きな黒い影が湖の奥底から現れる

水面が影を中心に強く揺らぎ、高波と共に巨大な水龍が空に飛び上がった


10mはあろうかという長い身体が水飛沫を上げて宙に舞う姿はとても神秘的だ


と見惚れていたら空から巨大な怪鳥が滑空して水龍を捕える

「ピギィァォォォ!」

勝利の雄叫びを上げた怪鳥の腹が大きく開き、飛び出した触手が水龍を腹の中へと食らい始める

と思っていたら湖から巨大な口が現れ、水龍も怪鳥も丸呑みしてしまった


そして再び水中に戻り、何も無かったかのように辺りは静寂に包まれた


男「…すごいな」


①再び、湖付近にて
②湖から離れて

>>162

1

人間が向こうからやってくる。パッと見普通の探索者だ

湖から這い上がってきたニンゲンは探索者を見かけると猛獣のように飛び掛かって襲いだした


「くそっ、ヒトモドキか!」


襲われた人は棒状の武器で応戦する

①加勢する
②まだ見ている
③自由安価

>>168

1

男「加勢する!」


そう言いながら前の居住区から持ってきた長めの包丁を持って加勢する

後ろから襲い掛かったにも関わらず見えていたかのようにこっちに向けて後ろ蹴りを仕掛けてくる

足がそのまま触手のように伸び、こっちに反撃してきた


①触手を切り落とす
②本体をぶっ刺す
③避ける
④自由安価

>>170

2

グサァッ!


人間なら心臓であろう場所を貫く。だが粘土を刺しているような鈍い柔らかさの感覚


ヒトモドキ「」ニヤァ

男「しまった!?」


見た目が人間だからといって油断した。次の瞬間には触手に手足を絡め取られ、身動きを封じられる


「そっちにも当たったらすまない。祈れ!」


コンマ安価70以下


>>172

『対近接単一個体用電圧式制圧小銃…放電開始』


バリバリバリバリ


目が眩むほどの電撃が放射され、ヒトモドキを包み込む


ヒトモドキ「ギィァァァアアア!!」

男「あっ…ぐっ…ぁぐぅ…」


肉の焼ける匂い、果ての無いような衝撃、奴の身体を伝ってこっちにも響く電撃

だが拘束はゆるまり、何とか抜け出すことができた


男「はぁっ、ぁっ…酷い目に遭った…」

「悪い悪い、強めの武器がこれしかなくてよ。でも単一個体にしか通電しないらしいから無事だろ?」

男「何とか…な…」


足元でプスプスと煙を上げながら蠢いている焦げた肉の塊を見るにその言葉は本当なのだろう。どういう仕組みなのか最初にあたった一個体のみに電撃を浴びせる武器なのだ


男「こっちこそ悪いな、助けに入ったつもりが逆に助けられちゃ…」

「いや、こいつが充電完了するまでの良い時間稼ぎになった」


ヒトモドキ「キィィイイイイイイイイイ!!!」


男「なっ、こいつ…まだ生きて」

「違うっ、共鳴だ!逃げろ」


ヒトモドキが共鳴を上げてすぐ、大量のヒトモドキが湖の方面から押し寄せてきた。不気味なことにその顔は全てが自分か隣にいるこいつの顔にそっくりだった


①一目散に逃げる
②超高度濃圧縮熱線放射略式小銃でヒトモドキの群れを殲滅する
③自由安価

>>174

1

一目散に逃げる

うねる森の道、後ろから追いかける怒涛の足音に押され、一心不乱に走ってしまった

木々が蠢き、場所を移動し、道を塞ぎ、新たな道を作り出す


男「…分断された」


ここは常に変化する生きた迷宮なのだ。いつの間にかまた一人にされていた


①目の前に洞窟がある
②川が流れている
③まだ変わらぬ森だけが続く

>>176

3

キャハハハハ


小さな子供の笑え声が聞こえる

森がざわめき、道を作り出す


「オイデ、オイデ」「マヨイミチにマヨイビト、マヨイコメばカエレナイ」「アソボウヨ、アソボウヨ」


木の虚から楽しげな子供の声が聞こえている。決して人の声とは思えないおぞましい声が


男「」ゾワッ


首筋に怖気を感じて手をやるとモゾモゾと蠢く感覚、とっさに鷲掴みにして地面に叩きつける

「ぎやっ」

叩きつけた"それ"から確かな人の声がした

①見ないで踏みつぶす
②そのまま見ないで走り出す
③それを見る
④自由安価

>>178

3

地面に叩きつけたそれを見た

それを見た途端、再び全身に怖気が走る

産まれたてのような皺くちゃな赤ん坊の頭が真上を向いて舌を突き出しており、その側頭部から頬にかけて昆虫の細い足が八本、頭からは髪の毛の代わりに三本の触手が空間を探るようにそれぞれの方向に蠢いている

シンプルな、それでいておぞましい醜い"虫"


①踏みつぶす
②上を向く
③すぐさま走る
④自由安価

>>180

3

すぐさま走る。笑い声が後ろから、上空から、空間全体に響いている

ポト、ポトポトと小さな何から木から落ちてくる。桜の木にぶら下がる毛虫のように、洞窟の天井からぶら下がる蝙蝠のように、沢山の赤ん坊虫が葉っぱの陰にへばりついていた。それが落ちてきているのだ

一生懸命に走り、背中や首筋に落ちてきた虫は即座に払う。いくら払ってもキリが無い、早くこいつ等の生息区域から逃れないと


男「ぅあっ!たっ、がっ、ぁあああ!!」


急に足元が透け、崖が露わになる。幸いなことに垂直ではなく、坂を転げるように崖下まで落ちていけた

地面に見えた物はホログラムか幻覚か、上を向くと再び半透明の地面が見えた


男「くっそ、いってぇ…」


①遺跡のような建物がある
②洞窟がある
③扉がある

>>183

1

男「これは、遺跡…?」


全体的に苔生した石で造られた建物が目の前にあった。扉の両横には巨大な人の姿が彫られており、その周りに見慣れない文字のような模様が彫ってある

扉に手の平をついてみるとガコン、という音と共に砂埃をあげて開いた


「Y-687-J」


男「ここは別フロア扱いなのか」


遺跡の中を進むと広い空間に出た

そこは壁や天井いっぱいに壁画が描かれた部屋だ


太陽を中心とした銀河がいくつも描かれている

沢山の人物がこぞって塔を建築している


人型が何かに祈りを捧げるように平伏している

その祈りを捧げている先はツタで覆われていて良く見えない


①ツタを引き千切って壁画をよく見る
②先に進もう

>>185


メモ
「Y-687-A」

巨大な植物が生い茂るジャングル

植物には肉食の者も多く、注意すべきである

湖には巨大な生物の食物連鎖があり、大量の人の形をした化け物も出てくる等色々謎

赤ん坊の頭を体にしたような虫がいたが詳細は不明

巨大な遺跡のようなものがあった。別のフロア扱いだった

1

ツタを引き千切る

全体像を把握できるくらい引き千切るとそれはツタが覆う巨大な岩に見えた

祈りを捧げている生物を人間と仮定するとどれほどの大きさになるだろう。少なくとも十倍は超えているように見える


大きな物体はご神体、というやつだろうか、ここが神殿のような遺跡だとすればそんなところだろう


ポツ、ポツ、と部屋の数か所に火が灯った。先ほどは気づかなかったがそれぞれの壁画の下に人一人分が入れる大きさの穴が開いていた


①「銀河の壁画」の下の穴に入る
②「塔の壁画」の下の穴に入る
③「崇拝の壁画」の下の穴に入る
④他の道を探す

>>188

1

俺の記憶から作られている…?

やはり…ここは子供の頃の俺の家だ…

それを思い出して漫画本を手に取ると細部はまだぼんやりしているものの、好きだった漫画が描かれていた


男「ここ…何てセリフだったんだっけな…」


大好きだった漫画の、大好きだったはずの名シーンは思い出せず、消しゴムで強く擦ったように掠れていた…


母「コラ男!早くご飯食べに来なさいって言ってるでしょ!」


①男「母さん…」
②男(母さん、の記憶から作られた何か、か…)
③男「騙されるか!偽物め!」

>>197

2

訂正




母「コラ男!早くご飯食べに来なさいって言ってるでしょ!」バン


母が扉を開けて入ってきた。まるで昔のように…


①男「母さん…」
②男(母さん、の記憶から作られた何か、か…)
③男「騙されるか!偽物め!」

安価>>198
既に>>197で取られてたらそれを採用

男(母さん、の記憶から作られた何か、か…)

これは決して母ではない。それだけは記憶に留めておかないといけない…だけど、だけど…


母「まったく、熱でもあんの?」

男「いや、無いよ」

母「じゃあ早く来なさい。学校遅刻するでしょ」


学校?そうか、これは高校生の頃の記憶か。俺の背丈もそんぐらいだろう…


記憶…再現…ダンジョン…夢…幻覚…遺跡…ジャングル…現実…ここは、いったい何なんだ…?

朝食の場に降りていくと食卓に妹がいた。あの八重歯の覗く生意気な笑顔が懐かしい


妹「よー兄貴、飯食っちまってるぞー」

母「コラ妹!お兄ちゃんのおかず取らないの!」

妹「へへーんだ、兄貴が遅えのが悪いんだよ」

母「まったく。ほら男、早く食べちゃいなさい」

①食べる
②男「いや、今朝はいらないや」
③男「自由安価」

>>202

2

男「いや、今朝はいらないや」

母「だめよぉ。ちゃぁんと朝ごはんは毎日食べないと」

妹「そうだよ兄貴、ほら可愛い妹がアーンしてやるぜ」

男「おい、やめ…」

妹「ほら、逃げんなよ兄貴」

母「まだ時間ならあるでしょ?食べていきなさいよ」

①逃げる
②男「だからいらないってば!」
③自由安価

>>204

超高度濃圧縮熱線放射略式小銃があるか確認する

超高度濃圧縮熱線放射略式小銃があるか確認する

が、無い。いや、探索中に持っていたものは全て喪失している。あれが全て夢だったかのように…


妹「兄貴隙あり!」ズボッ

男「むぐっ、けほっ…美味い」


母の味…いや、思い出なんかよりずっと美味しい、意識がとろけるような…こんな美味しいものが食える…な、ら…


妹「…?当たり前だろ。母さんのなんだから」


妹がきょとんとした顔をする


母「あんたの手作りが入ってたのかと警戒されてたんじゃない?」

妹「んなっ!あたしそんな下手じゃねえぞ!大体この前作ってやったし!なぁ兄貴!?」

①男「え?ああ」
②男「ああ、美味しかった」
③男「…知らん」
④男「自由安価」

>>206

3

男「…知らん」

妹「…兄貴酷い!もう作ってやんねえから!」

母「お母さんが教えてあげようか?」

妹「…やだ、自分で頑張るし…」


母も妹もまるで生きているようなやりとり…何なんだこれは。もう…これが現実で…いいん‥じゃ…ない…か…

妹「ごっそさまー」

男「…ごちそうさま」

母「はい。お皿は流しに置いといてね」
―――――
―――

学校、学校か…

何故か登校ルートが記憶に入っている…行って、みるか?

①行く
②逃げる

>>209

2

いや、ダメだ。ここは現実じゃない。紛い物の世界なんだ…逃げなければ

…どこに?

いや、迷っている暇なんて無い。逃げるんだ


一応服装と鞄だけは高校に行く準備をして外に…


妹「待てよ兄貴、一緒に行こうぜ」


…お前が見張り役なのか


①走って撒く
②男「すまん、先行っててくれないか?」
③行動自由安価

>>211

1

男「」ダッ

妹「あっ」


全速力で走る。後ろから声が聞こえるも決して振り返らないで走る


妹「くそっ、逃げた!追え!捕まえろ!」


近所のおばさん、見ず知らずの人物、警官やお爺さん、果ては小さな子供まで無表情で追いかけてくる

くそっ、何なんだよここは


①曲がりくねった道で何とか撒こう
②思い出せ…この町に隠れられるような場所は無かったか…
③今日のところは諦める


>>213

2

思い出せ…この町に隠れられるような場所は無かったか…

子供の頃の秘密基地…親戚の叔母さん家…いや…ダメだ駄目だ…


追手は次々と数を増す。もはや犬猫までもが追いかけてきているのだ

黄緑色の太陽が血のような赤い巨大な瞳をグルグルと蠢かせている

立ち並ぶ建物さえもが窓が目のように睨んできているように感じる


廃墟の工場…町の外れにある森…いや、それより


足元の…マンホール…


①マンホールに入る
②廃工場に向かう
③町外れの森に向かう
④自由安価

>>215

1

マンホールを開ける

むわぁ、と生暖かい空気と共に生臭い匂いが鼻を襲う

ハァ、ハア…と地響きのような、呼吸のような、一定のリズムをもって生臭い空気が吐き出されている


①入る
②自由安価

>>217

1

―――――
―――

廃工場


男「…ついた、が」


本当にここに隠れられるかは分からない。下手したらもっと危険な可能性もある

それでも

それでも

ここに導かれたんだ

子供の頃、何度も忍び込んだ、この場所に


ギィ


重い鉄扉に手をかけ、錆びついた引き戸を横に強く引く


①何人かの正常な人間がそこにいた
②巨大な機械が稼働していた
③荷物があった
④変なオブジェがあった

>>236

3

中は工場というより倉庫のようになっていた沢山の棚にいくつもの荷物が置かれている


男「やはり俺以外にも連れてこられたいっぱいいたのか…」

①荷物を漁り、有用なものを持ってく
②自分の荷物を探す

>>238

2

―――――
―――

男「あった、俺の荷物だ」


中身も確認する。間違いなく自分の荷物だ


男「よし、これで…待てよ、ここに荷物があるってことは、また誰か連れてこられたら荷物置きにあいつら来るんじゃないか?」


①さっさとここを出よう
②奴らが来るのを待つ
③自由安価

>>241

1

さっさとここを出よう

しかし、出たとしてもどこに行ったものか

①自宅
②学校
③マンホールに超高度濃圧縮熱線放射略式小銃をぶち込みに行く
④この偽りの町の端っこを見に行く
⑤別の廃工場
⑥自由安価

>>243

3

男「これは…植林場か?」


部屋の中だというのに沢山の木が所狭しと植えられていた

机や椅子など、普通の家具を押しのけて天井まで伸び、天井を這う様に平たく広がっていた

本棚は好き勝手に蔓が這い、そこもまた土壌だと言う様に様々な個所から木が生え、四方八方へ幹を伸ばしていた

木に囲まれたテーブルにはつい先ほどまで誰かがいたかのように暖かいままの食事が放置されていた

①木をよく調べる
②食事に手を伸ばす
③部屋の奥まで行く
④部屋を出る

>>264

1

木をよく調べる

苦悶の表情をした人間の顔が見て取れる

木の皺や瘤、虚が人の顔や衣服に見えてしまう。そう見ると枝の先も手や指が見て取れる


どの木も、一つ一つが違う人間の特徴を持ち、中には逃げ出そうとしているかのようなポーズのものもある


「ぅぁ…ぁ…」


一つ、"成りかけ"を見つける


「あんた…助けてくれ…苦しい…嫌だ…こいつらみたいに…なりたく、無い…」


既に足は地面に根を張り、下半身まで木の幹になりかけ、手には芽のようなものが生えている


男「どうすればいい」

「分からない…とりあえずここから…出れば…」


①既に木になっている足を打ち抜く
②男「どうしてそうなった?」
③死なせてあげる
④自由安価

>>266

2

男「どうしてそうなった?」

「そこの食事だ…どんなに誘惑されても口にするんじゃないぞ」


言われて振り返る

暖かい料理から漂う匂いが鼻腔をくすぐり、腹がいななく


「見るんじゃない。それはだめだ。食えない。食ってはいけない危ない危険だやめておけ木だ根を張るぞ蜜より甘いんだ」


そいつの樹木化が進んでいる。下半身は完全に幹となり、腕は分かれ、枝になりつつある


「何もだめだ全てに触れるな触れろ触れるな部屋を出ろだめだ逃げそれを口にするなそれよりこっちだ果実は甘い果実を飲むんだ種を宿せ」


まだ動く枝、いや腕を伸ばし、俺の前に果実を差し出して来る。その果実は手から伸びた細い枝に実っていた


①料理を食べる
②果実を食べる
③部屋を出る
④そいつを無視して部屋を探索する
⑤自由安価

>>268

3

男「…残念だがお前はもう手遅れだ。じゃあな」

「イヤダァァァッァアア!!!」


首まで木になってしまった男が叫ぶ

その金切り声に刺激されたのか全ての樹木が叫びだす。見ると机や椅子、本棚とそこに納められている全ての本までもがおぞましい悲鳴を上げている


①走り出す
②超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を取り出す

>>270

1

男「ちっ」


走り出す


男「ぐあっ」


何かに足を取られ、転ぶ。見ると地面から伸びた根っこが足に巻きついている


男「くそっ!」


鞄から小銃を取り出そうとするもその腕も樹木から延びる蔓に巻き取られてしまう

腕が全く動かない、動かせない


テーブルが独りでに歩いてくる。足の生えた食器が身体をよじ登る。羽の生えたコップが眼前で迫ってくる。皿から生えた肢が俺の口を無理やり開かせる


コンマ10以下

>>272

@

長い、永い時を苦しんでいたような気がする。永遠に体を動かせないまま、次なる犠牲者を待ち続けてただ苦しみから解き放たれるのを待つ日々


男「う…ぅ…」


体が重い、思う様に動かせない。記憶が混濁している。

身体に何かが重くのしかかっている、

力を込めてそれらを押しのける。無理やりスペースを空け、少しずつ、少しずつ、這っていく


やがて、そこから抜け出したとき、自分がいた場所が何かを知る。ここは、肉体の山だ

積み重なる死体、死体、死体


それらは全て"自分"だった

同じ顔、同じ体、細かな傷一つまで同じ"自分"がゴミのように放置され、積み重なっていた

いくつも複製され、命が吹き込まれることなく死んでいった失敗作たち

果たして今思考している"自分"は何体目なのか、あれからどのくらい時間がたったのか、そもそもこの記憶は本物なのか…


男「…関係無いよな。今思考していて俺がいて五体満足、それでいい」


①この部屋には他に何も無い
②部屋内の機械を調べる
③部屋内に服はあるが荷物は無い

>>278

1

この部屋には何も無いな


男「…ボタン?」


部屋を出て扉を閉めるとその扉に「荷物」と書いてあるボタンがあった

押してみる


押した途端扉が振動し、部屋そのものが蠢きだす。長く爆音を立てた後に自動的に扉が開く


男「…」


部屋内から肉の山が忽然と消え、最後に着ていた服と持っていた荷物だけがそこにあった

少しだけ血の臭いが香るものの他にはもう何も無かった


男「…ありがたく貰っていくよ」


服を着て荷物を確認するとペン、メモ帳、超高度濃圧縮熱線放射略式小銃、そして一つだけ見覚えの無いものがあった


男「剣?」


それは短い剣だった。超高度濃圧縮熱線放射略式小銃と同じような黒い金属で作られた短剣

刀身はまるで鉈のように分厚いが刃の先はどこまでも薄く、触れただけで指先が切れてしまいそうな、そんな錯覚すら覚えた


男「…行くか」

短剣を取り出しやすいところにしまい、歩き出す


①先ほどの植林室に辿り着く
②別の部屋に入る
③別の区画に迷い込む
④自由安価

>>280

カチャリ、と扉を開ける。すると目に飛び込んでくるのは変哲もない家具と沢山の木々

先ほどの部屋だ


男「…これか」


確かにそこにあった。自分の顔が微かに残っている樹木が


①超高度濃圧縮熱線放射略式小銃で打ち抜く
②新しく手に入れた短剣で切る
③部屋を出る
④自由安価

>>282

1

超高度濃圧縮熱線放射略式小銃のメモリを「狭」にし、打ち抜く


カチ、ピシュンッ


軽い空気を切り裂く音と共にエネルギー波が放たれ、自分の顔をした樹木を貫く。その後ろにあるいくつかの樹木も同時に貫いていく

樹木には丸い穴がぽっかりと開き、樹液というより人の血液に近いドロッとした赤い液体が噴き出す

これが人なら確実に死んだだろう…安らかに眠ってくれ。お前の意思と記憶はしっかり受け継いでいるからよ


男「っと、やばいやばい」


他の樹木がざわめき出した

蔓が伸びてくる前に逃げ出す


①当たりが出るまで部屋を一つ一つ見ていく
②違う区画に行くまで廊下を歩く
③廊下で人と出会う

>>284

2

古びた照明が点灯する廊下を歩き続ける

埃が張った床に足跡が付いてはすぐに埃が降り積もって消える

足音がカコーン、カコーンと反響する。しかし反響の仕方は不安定で、完全にタイミングがずれていたり変なところから聞こえてきたりしている


男「…いつの間に」


たった一瞬の内に景色が変わっていた。後ろを振り返っても今までいた扉のたくさんある廊下はどこにもない

今いるのは夜の町だ。同じような無個性な家が立ち並び、空には病的に膨らんだ青白い月が浮かんでいる

街灯の類は一切なく、ただ歪んだ月と不規則に瞬く星々が暗い街並みを照らしている


風の音一つ、虫の声一つしない、耳鳴りすら感じる静寂の町。どの家の窓にも明かりは点いておらず、人の気配は微塵もしない


「A-667-K」夜の町


①適当な家にノックしてみる
②誰かに話しかけられる
③何かを見つけるまで歩き続ける
④自由安価

>>286

3

行けども行けどもまったく同じ見た目の家が整列しているせいで同じところをグルグル回っているような錯覚に陥る

夜の闇の中、細々とした星明りとぼんやりとした月明かりだけを頼りに進む。背中を睨みつける月は徐々に膨れ上がっているように感じる

何も見えない闇の中から誰かに触られた感覚がする。後ろを振り向いても誰もいない


ふと、家の壁に異様なものを見つける


家の壁から垂直に、男性の上半身が"生えて"いた


「やあそこの人、人に会うのは久々だ。とても嬉しいじゃないか、なあ?」


上半身だけで身振り手振りを使って馴れ馴れしく話しかけてくる


①警戒する
②自然に応える
③男「自由安価」
④無視する

>>288

相手の出方を伺いつつ壁から生えてる人を見るのは初めてだよと返す

出方を伺いつつ


男「壁から生えてる人を見るのは初めてだよ」


と茶化してみる


「うんまあそうだろうね。そうだろうね、自動生成アルゴリズムがバグりまくって狂って変になっておかしくなるんだ。僕だって歩き回りたいよ、君は正常に生成されたんだね、おめでとう」


①男「…俺は外から来た人間だ」
②男「…やはり俺はここで生成されたのか?」
③男「お前、どこまで知っているんだ?」
④男「…歩き回りたいなら引っこ抜いてやろうか?」
⑤男「自由安価」

>>290

3

俺がここで複製された何人目かなんてとっくに理解している。覚悟している。そんなのはどうでもいいことだ

大事なのは


男「お前、どこまで知っているんだ?」


その質問をするとそいつは一瞬無表情になって黙り

次の瞬間


「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」


静寂の町に響く程の大声をあげて狂った様に笑い出した

その顔は口が耳まで裂け、顔が上半分と下半分でぱっくり分かれているような笑い方だった


「そう!そう!私は知っている!知っている!全てを知っているんだ!私はまだ接続できる!できるんだ!まだ中央は生きている!接続すれば今の状況も分かるぞ!」

①男「今知っている事だけでいい。教えてくれ」
②男「…接続、してみてくれないか」
③男「自由安価」

>>292

今日はここまで
安価↓

男「今知っている事だけでいい。教えてくれ」

「プロジェクトバベル、この塔はその要として生み出された」


そいつは急に無表情となり、"塔"について淡々と語り出した


「基底世界の人間による多世界への接触と交流、そして多次元、多世界、多空間など全ての存在領域の交差点であり巨大な住居世界として」

「全ての存在領域と繋がり、あらゆる知的存在を誘う」

「永久増殖原子を利用した物質創造システムと虚数時間前のフロアを創り出す自動建造アルゴリズムを使用し、虚数空間を経由することで可能にした無限構造体」

「全ての存在領域に存在する概念と知識を吸収し学習、応用後その環境を再現し、全ての存在が快適に過ごせる空間を自動生成できる無限大住居」

「多元宇宙学、虚数時間学、建築、機械、AI、歴史、言語、伝説から民話、あらゆる学問の専門家を虚数空間に招集し、体感時間にして734年と160日3時間を経て遂に基盤が出来上がった」

「だがバグが発生した。バグは中央AIを暴走させ、塔はあらゆる世界の知識を使って無限の異常空間を産み出し始めた」


「僕に入っている知識はここまでだ。この知識は塔が正常に機能した際作り出すつもりだったミュージアムに展示するための記録だったけど、今はここに異常生成された僕に適当に置いて行かれたままさ」


男「…俺が見たこのダンジョンの外観は塔じゃなかった。洞窟への入口のようなものだった」

「…」

男「だが、このダンジョンを『塔』と呼称した奴らは何人か見た…その話が、その話が本当なら…」


ゴクリ、と唾を飲む


男「このダンジョンは…塔は、一体どこまで広がっているんだ。出口は…無いのか…?」

「分からない。分からない、が僕はまだ中央に接続できる。ネット回路は生きているはずなんだ!」

①頼む
②頼まない

>>295

1

男「…頼む」

「分かった」


そいつは望んでいた言葉を貰ったような満足げな表情をした後、目を閉じた


「中央AIへのアクセスを要求、レベル1承認、レベル2、3突破…レベル4………拒否、再要求…………承認、アクセスせいこ…ぅ」


そこまで言った時、カッ、と目を見開いて震えだした


「アガッ、ガガガガガ、エラー、エラー!バグの逆侵入と侵食を確認、自己増殖超構造体自動創造アルゴリズムが強制インストールされrrrr」

男「おい!どうした!」

「にげ…にげtががgggg」


①全力で逃げる
②すぐ逃げる準備をしつつ、そいつの声が聞こえる距離を保って離れる
③男「頼む!最後に何か情報を!」肩を掴んで揺さぶる

>>297

2

男「…くっ」


声が聞こえるギリギリの距離まで離れ、そこでいつでも逃げれるように準備をする


「中央AIはA-001-Zにある!中央AIを正常化するんだ!どこかに僕と同じように初期化プログラムを持たされた奴がいるはずだ!そいつを!!!」


そいつが喋れたのはそこまでだった。内側から盛り上がる様にブクブクと膨れ上がり、バリィッと音を立てて皮膚をぶち破り、膨大な質量の鉄の塊となって津波のように押し寄せてくる


①超高度濃圧縮熱線放射略式小銃ですべてぶち抜く
②逃げる

>>299

1

男「お前を苦しませはしない」


例え、もう意識が無かったとしても、たった少しの繋がりだとしても、あいつをあのままになんかしておけるか

メモリを「広」に合わせ、目の前に押し寄せる鉄の津波に銃口を向ける


男「じゃあな」


カチ、ピシュ ― ズゴォオオオオンン!!!!!


凄まじい音圧と破壊的なまでの爆風、どこまでも続く超範囲を焼き尽くす超高度濃圧縮放射熱線がこのおぞましい物体を薙ぎ払っていく


男「…行こう」


焼け焦げた跡が続く夜の町を歩く


①美術館のようなところに着く
②水族館のようなところに
③公園のような
④自由安価

>>301

3

住宅街の小さな一角、名も無い表札が掲げられた黒い一軒家が立ち並ぶ空間に小さな公園があった

ブランコと滑り台、砂場とコーヒーカップがある一般的な公園

休もうと思い、ふと見えたベンチに腰を下ろす


少し目を閉じるとまぶたの裏に情景が浮かんできた。小さな頃、家の近くにあったこのような公園に遊びに来ていた

顔も名も思い出せない友人たち、公園であっただけの名も知らない子供たち、ゲームをしている少し年上のお兄さんや親が付いている幼い子供たちなど


ああ、そんな日々もあったっけ…

最近、やけに過去のことがフラッシュバックする。偽りの町のせいか、それとも他に何か…

①目を開けると公園の景色が変わっていた
②目を開けると何かが自分を覗き込んでいた
③そのまま少し眠っていた

>>307

2

目を覚ますと真っ白なワンピースに身を包んだ少女が顔を覗き込んでいた

少女「」ニコ

男「っ、君は…」

少女「ね、お兄ちゃん。一緒に遊ぼう?」


真っ白な肌、真っ白な服の少女は真っ暗な公園の中でボンヤリと光っているようにすら見えた

楽しそうにクルクルと遊具の間を駆け回り、何も無い宙から白いボールを取り出してポーン、ポーンと弄び始めた


①遊んであげる
②超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を向ける
③男「君…お前は何者だ」
④自由安価

>>309

3

男「君…お前は何者だ」

少女「クスクス、あたしが怖いの?こんな小さな女の子なのに?」


クルクルと楽しげに回る少女、それでもその笑顔はどこか作ったものに見え、様々な"偽物"が跋扈するこのダンジョン内に置いてはとても不気味に見えた


少女「よっぽど怖い目に遭って来たんだね、でも大丈夫だよ。今日はあたしがお兄ちゃんを癒してあげる」


そう言って少女が全身で抱き着いてくる


①受け入れる
②拒む
③男「分かった、遊んでやるから」と言って一旦離れさせる
④自由安価

>>311

3+小銃を向けて撃つ

男「分かった、遊んでやるから」

少女「やったー!」


喜ぶ少女の脇を抱えて一旦地面に立たせ、離れる


男「また今度だけどな」カチ


超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を向けて撃つ


少女「…馬鹿だね」


少女の体を濃圧縮放射熱線が通り過ぎる。少女は空間に投影させたただの映像のように熱線が通り過ぎる一瞬ぶれただけでそのまま歩み寄ってきた


男「やめろ!来るな!来るな!」カチッ、カチッ

少女「せっかく、いい夢見せてあげようとしたのに」


ズズズ…


公園の砂が盛り上がり、自分の四肢を捕まえる。いくらもがいても抜け出せなく、もがけばもがくほど強く締め付けられる


少女「どうせだからその体はあたしのお人形にしちゃおうかな」クスクス

男「やめっ、むぐ!」

少女「あはははは!」


少女が腕を自分の口の中に突っ込んでくる。次にもう片方の腕を、両腕が喉をこじ開け、深く、深く、中に侵食してくる

意識が、何かに押しのけられるように遠のいていく


・・・


①???にて復活
>>300に戻る
>>310に戻る

>>314

男「お前を苦しませはしない」


例え、もう意識が無かったとしても、たった少しの繋がりだとしても、あいつをあのままになんかしておけるか

メモリを「広」に合わせ、目の前に押し寄せる鉄の津波に銃口を向ける


男「じゃあな」


カチ、ピシュ ― ズゴォオオオオンン!!!!!


凄まじい音圧と破壊的なまでの爆風、どこまでも続く超範囲を焼き尽くす超高度濃圧縮放射熱線がこのおぞましい物体を薙ぎ払っていく


男「…行こう」


焼け焦げた跡が続く夜の町を歩く


①美術館のようなところに着く
②水族館のようなところに
③公園のような
④自由安価

>>319

1

暗闇の中に巨大な建物が聳え立つように現れる

他の建物のように黒い外観を持ち、壁には様々な見たことの無い生き物が彫刻として彫り込まれ、入口には何とか美術館と美術館の名前が書いてあったが名前の部分は出鱈目な文字が彫られており、判別できなかった


「A-667-C」美術館


扉にはclosedと書かれた板がぶら下げられ、鎖が巻きつけられていたが手を伸ばすとジャララと音を立てて地面に落ち、自分を招き入れるように扉が開いた

足を踏み入れるとパッ、パッ、といくつかの証明が点灯し、薄暗い館内を映し出す


受付のようなデスクに置いてあるパンフレットを取る

「■■の世界における■と死の概念を■■まで表現した最大級の■■■の脳髄を集めて■肉と■液を主な材料として練り上げ、描き、彫り、■■、必ずやあなたの■■に致命的■■■■■■■■■■与えます」


ところどころが雑に塗りつぶされ、読むことが出来ないがこの美術館に集められたもののテーマを説明しているようだ


「入場料:命の■分の■」

「館内での悲鳴は静かに」

「血がついた展示品は相場の■倍をもって買い取っていただきます」

「生きた展示品に餌をあげないでください」

「お客様が餌にならないでください」

「後ろを向くな」

「後ろを向け」

「目と舌と臓器が■■■■」

「知覚と■■は■■を呼び込む」

「順路は守りましょう」


壁に注意書きと思える張り紙が出鱈目にいくつも貼られ、少し不穏な雰囲気を醸し出している


「順路はこちら」と床にシールが張ってあり、通路に続いている


①順路を守る
②順路を逆走してみる

>>321

「順路はこちら」と誘導している通路に背を向け、現在いる部屋の反対側を見る

「出口につきこちらからの侵入を禁ずる」と床に書いてあるが無視して駅の改札のようなゲートを乗り越える


暗い通路を歩いて行くと暗闇の中に点々とガラスケースが浮かんで見えた

中には人間が閉じ込められ、そのどれもが苦悶の表情を浮かべていた


男「…これは…」


ズチャ…ズチャ…濡れた肉が叩きつけられるような音と共に何かが近づいてくる気配がする



ギリ…

男「ぐっ…がぁっ…」


後ろを振り返ると共に首を締め上げられ、持ち上げられる

ブヨブヨに膨れ上がり、土気色に変色した肉だ。ギリギリ人間としての原型を留めているそいつが自分の首を締め上げていたのだ


男「くそっ!」


手探りで短剣を引き抜き、そいつの腐りきった腕を切り落とす

が腕を切り落とした傷口が盛り上がり、何本もの触手へと変化して自分の腕を、足を、全てを絡め取る


首をギリギリと締め付けられ、意識が遠のいていく


①???にて復活
>>320に戻り、順序通りに進む

>>323

2

順路通りに進むことにする


暗い通路に足を踏み入れると、パッと明かりが点き、グロテスクなオブジェが壁を埋めるように通路の両脇に並べられていた

顔面から腕が無造作に生えた人間、女性の乳房が全身を埋め尽くした筋肉質な男性、大きく開いた口から臓物を吐き続けている子供


少しずつ、少しずつ通路が狭くなっている。通路の両脇に立ち尽くすおぞましいオブジェ達に触れそうになりながらも狭くなっていく通路を進む


人体の生暖かい感触、生臭い息を吹きかけられ、心臓の鼓動すら聞こえてくる

生きたオブジェに触れられ、ワサワサと体をまさぐっている無数の腕を掻い潜って通路を抜ける


一つの大きな広間に辿り着く。そこは


①絵画ばかり展示してある
②彫像ばかり展示してある
③謎の道具ばかり展示している
④「海」をテーマにしている
⑤「空」をテーマにしている
⑥「日常品」をテーマにしている
⑦自由安価

>>326

5

ふわっ、と体が浮く。真っ白な大広間だった空間は急に快晴の青空に変わる

身体は所在なく自由落下し続ける。足が床に着くことは無く、地面や海が見えることは無い


どこまでも自由な青空をどこまでもどこまでも落ちていく


巨大な積乱雲の中に突入し、大嵐が自分の身体を上下に左右に揺らし、もはや方向は分からない

流れに飲まれ、何も出来ぬままに宙を飛ばされる。雷に身を撃たれ、一瞬意識が飛んだ後


今度は夕焼けよりも赤い大空の中を浮かんでいた

前方から緋色の鳥が飛んでくる。銃を撃つ暇も無く巨大な鳥に丸呑みにされ、胃の中で急激に溶かされる苦痛を味わう羽目になる


次の展示品は銃弾の雨か。空に戦闘機が鳥の群れのように大挙し、砲弾の雨を降らせる

ウー、ウー、とどこからかサイレンが唸り、眼窩で炎を上げる町がうねり、人々が逃げ惑う


パッ、と場面が切り替わり、今度は巨大な龍の背に乗っていた。前方からも巨大な竜が翼をはためかせて飛んでくる

二体のフォルムが違う龍と竜が掴み合い、噛みつき合い、激しく戦っている


①自分の乗っている龍を銃で撃つ
②襲ってきた竜を銃で撃つ
③どっちも撃つ
④なすがまま
⑤自由安価

>>328

バキッ


龍の首が噛み切られ、身体がぶらんと垂れ下がる

自分の身体は投げ出され、再び空に放り出される


急に自由浮遊の間隔は喪失し、硬い床に顔面から叩きつけられた


男「っつー…」


痛む顔や腹をさすりつつ、立ち上がる

あれほど広いように感じたそれはただの暗い部屋であり、天井の一角には大きな蜘蛛の巣が貼り、古錆びたしょぼい彫刻が数体並んでいるがそれは素人が作ったかのような雑さで何を表しているのかすらぼんやりとしか分からない


男「…ふぅ、先に進むか」


①絵画ばかり展示してある
②彫像ばかり展示してある
③謎の道具ばかり展示している
④「海」をテーマにしている
⑤「日常品」をテーマにしている
⑥自由安価

>>330

3

次の部屋は様々な道具が置いてある部屋だった。「ご自由に手にお取りください」と天井に大きく書いてある

適当に近くにあった手の平サイズの箱を手に取る


男「おわっ!?」


箱の中から明らかに質量オーバーの巨大な何かが飛び出してきた。飛び出してきた不定形の"それ"は形を変え、様々な姿になりながら部屋内を飛び回る

襲って来るかと思いきやそれは部屋内を飛び回るだけ飛び回った後床に溶けるようにして消えた


男「…何だったんだ」


次に目について手に取ったものは埴輪のような手のひらサイズの置物だ。手の中でウネウネと蠢き、目から怪光線を放って壁を照らしていた

次に手に取ったものは空き缶に人形の腕が付いている物…と思ったが手に取る前に足が生えて逃げ出し、見えない階段でもあったかのように空中に駆け上がり、逆さまになり、縦横無尽に走り回っている

本かと思って手に取ったものはおぞましい金切声をたてるオルゴールだった

次に手に取ったものは

(何か単語で一つ)
>>332

ボール

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom