アイドルマスターシャイニーカラーズ黛冬優子のR-18SSです。
黛冬優子の部屋に招かれた時、『それ』を偶然観てしまった。
出会った当初の彼女はキャラを作っていて距離を取られていたが、今では自室で留守を任されるくらいに親密な仲になった。素顔の彼女は結構キツイ感じだが、実は面倒見の良いお姉さんだった。
「あっ、お菓子切らしてたの忘れてた。買ってくるからテキトーにくつろいでて」
自分が行こうかと提案すると、彼女は「一応お客さんなんだからのんびりしてればいいのよ」と笑って玄関を後にした。
さて、どうしようか?
テーブルの上のリモコンが目について、何となくテレビをつけてみると画面は真っ暗だった。右端に『DVD』の表示。最後にDVDを観ていたのだろう。彼女のことだからきっとアニメ作品だ。どんなものかと興味が湧いて『再生』ボタンを押した。
『はーい♪ みなさんワクありです~? ふゆゆちゃんねるへようこそ♪ 今週も配信していきますよー♪』
なんだこれ?
画面に映し出されたのは、ネコ耳ヘッドフォンを着けたセーラー服風衣装の女性がラブホテルの一室でベッドに腰掛けて、こちらに向かって愛想よく手を振る姿だった。耳障りの良い声、ツーサイドアップにされた艶のある長い黒髪、そして吸い込まれそうな瞳。顔にマスクをしているが、ひと目でその女性が黛冬優子だとわかった。素の彼女とは違い、出会ったばかりの頃の外面モードだが間違いない。
『今回は、こちらの肉バイブさんと一緒に遊ぼうと思いまーす♪』
『おなしゃーす! 今回ふゆゆはどこまでOKなの?』
『彼氏がいるのでキスと本番はNGです♪』
『あはは、残念』
横から黒のブーメランパンツ一丁に目出し帽を被った怪しい男が登場する。なかなかの高身長で、体つきは細マッチョといった感じだ。そして、なぜかパーティーグッズなどでよくある変声ヘリウムガスを吸い込んだような奇妙な声をしていた。
『わあっ♪ まだ何もしてないのにちょっとおっきくしちゃって可愛いですね♪ ふゆゆと遊ぶの楽しみにしてくれてたんですね~♪』
仁王立ちする男の前にしゃがみこんだふゆゆは幼児にでも話すように股間に語りかけ、黒い布地の出っ張りを指先で撫でた。さらに股間の膨らみを輪郭に沿ってなぞるように細長い指を這わせたり、爪先でカリカリと掻いて焦らすような刺激を加えていく。みるみるうちに男の股間が膨らみを増し、先端部が布地からはみ出した。ふゆゆは男の腰がもどかしそうに震えるのを見てクスクスと笑う。
『ちょっと苦しそうなので、脱がしてあげますね♪』
「よいしょ♪」という可愛らしい掛け声と共に、下着という拘束具から解放された見事な逸物がブルンと勢いよく飛び出した。ふゆゆは恍惚とした瞳でその立派なものに視線を注ぎ、ゆっくりと顔を近づける。
『ふゆゆが今まで見た中で一番おっきいです♪ んふぅー♪ はぁー♪ 男の人のエッチな匂いがマスク越しでもすっごいわかりますよ♪ タマタマもこんなに張って……♪ ふゆゆのためにいーっぱい溜めてくれたんですよね♪』
指先で陰嚢を捏ね回しながら、肉棒の裏側に鼻先を浅ましく擦りつけるふゆゆ。そのはしたない姿に男がさらに興奮しているのが画面越しにも伝わってくる。
『ふふっ♪ じゃあまずはふゆゆのおててと遊びましょう♪』
脇に用意してあったボトルからトロトロの液体を掌に絞り出した。いわゆるローションである。両掌を擦り合わせてローションを人肌に馴染ませると、肉棒を拝むように包み込んでゆっくりと上下させる。クチュリクチュリといやらしい水音を立てながら、赤黒い肉塊が人工の粘液に塗れて妖しく光を帯びていった。
『えへへ♪ おちんぽテカテカでパンパンですね♪ 先っぽからお汁溢れてます♪ もっと良くしてあげますからね♪』
握りの向きを変え、角度を変え、肉塊を包む指の一本一本の感触を丁寧に教え込むように亀頭を撫でていく。滑らかな指使いで蛸足のように表面に吸い付き、敏感な肉傘や裏筋に快楽を染み込ませる動きに男が低く呻いた。
ふゆゆの技巧はそれだけに留まらず、竿をしごきつつ股ぐらに手を滑り込ませたり、内腿を撫でて性感を煽ったりと、男のツボを知り尽くしたように洗練されていた。肉棒は大量の先走りの汁を噴き出すことで快楽指数を最大限に表現している。
『しーこしこ♪ しーこしこ♪』
逆手に持って亀頭を弄ぶように――
『しーこしこ♪ しーこしこ♪』
親指と人差し指で輪っかを作ってペットボトルの蓋を開けるようにカリ首と裏筋を――
『しーこしこ♪ しーこしこ♪』
両手で慈しむように包み込んでグチュグチュ音を立てて――
『しーこしこ♪ しーこしこ♪』
手コキのリズムに合わせて、卑猥な擬音を口にするふゆゆ。次第に速度を上げ、激しさを増す責めに男は翻弄されるしかない。
『フゥ、っく、ハァ、ウアァ、ふゆゆ……ふゆゆっ』
『はあん♪ そんな切ない声出されたら、ふゆゆもコーフンしちゃいます♪ うふふ♪ もっと情けないエッチな声を聴かせてください♪』
『うあぁっ……!? そんな!?』
ここで画面がベッドを映していた定点カメラから男の主観カメラに切り替わった。
ふゆゆは亀頭をすっぽり掌で包み込み、磨くように運動させ始めた。ローションで軽快に滑る彼女の柔らかな手が生み出す快楽の渦が先端部の感覚受容器に容赦なく襲いかかる。さらにもう片方の手で肉竿をリズミカルに上下にしごき、精液がスムーズに導かれるように温もりの柔肌がトンネルを作る。
手淫の妙技に男がみっともなく喘ぐ顔を下から覗き込んで、ふゆゆは嬉しそうに目を細めた。マスクしているのではっきりと見えないが、きっと口の端を歪めているに違いない。
『しこ♪ しこ♪ しこ♪ しこ♪ しこ♪ しこ♪ しこ♪ しこ♪』
画面が小刻みに揺れているのがその証拠だ。息を荒げて、腰を震わせて、ふゆゆが与えてくれる快楽にどっぷり沈んでいくのがわかる。
『はあ、あっ、あう、ふゆゆ……! ひぃ、っぐぅ、も、もう、出る、ふっ、出る、出るよっ!!』
『あんっ♪ いいですよ♪ ふゆゆのおててでザーメンぴゅっぴゅっしちゃってください♪ ほーら♪ ぴゅっぴゅっ♪ ぴゅっぴゅっ♪』
『あ、あぐっ、ふゆゆっ! はっ、うあ、んぐぁ、ああぁぁっ!』
『きゃあっ♪』
画面が大きくブレるのと同時に亀頭を覆う掌の隙間から白濁液が染み出した。十数秒ほどの間、ふゆゆの手に包まれた肉棒はびゅくびゅくと痙攣して精液を吐き出し続ける。あまりの量の多さに受け止めきれずに零れた精液がふゆゆの肘や膝にまで垂れて白い肌を汚した。
『やぁん♪ うふふ♪ すっごい量ですね♪ おてて孕んじゃいそうです♪ ネットリ絡みついていやらしい匂い♪』
吐き出された精液を弄んで掌に伸ばすと、ふゆゆは射精の余韻に浸る肉棒を再び握り締めた。根元からゆっくりと搾るように竿をしごく。尿道に残った精液が涙のように零れて、まるで産後の亀だ。硬いままの肉棒はふゆゆの手で瞬く間に自分の吐き出した白濁液でグチャグチャにされる。落ち葉が分解されて土に還るように、精液も陰茎に還そうというのだろうか。肉塊に雄のエキスを染み込ませるように繊細な指で塗りたくる。
『いい感じですね♪ マスク、口の部分だけ出してもらっていいですか?』
そう告げられ、男は花嫁のベールを上げるように白いマスクを丁寧にずらす。蠱惑的なぷるぷるの唇が露出し、男の欲棒が期待で膨らんだように見えた。
鼻マスクという間の抜けた状態がふゆゆの魂を吸い込みそうな瞳と誘うような唇を強調し、より魅力的に、より淫靡に輝かせてしまっている。
『はむちゅ♪ ズゾゾゾゾゾゾッ! ヂュプ、ヂュプルッ♪ ズルル、ジュポ、ンジュル♪ ムジュプ! ンンジュブル!!』
可愛らしく舌を出して唇を舐めたかと思いきや、その唇でいきなり男の肉棒を下品な音を立てて根本まで一気に吸い込んだ。清楚そうな見た目とは裏腹に淫猥に頬をへこませて、前後に激しく頭を振って貪るように肉棒を咥え込んで離さない。その行為には全ての精液を吸い尽くそうという意志がハッキリと感じられた。
完全な不意打ちに腰が砕けそうになったのだろう。男の動揺が画面越しにも伝わってきた。息を荒くして「待って」、「激しすぎ」と悲鳴に近い声も聞こえる。射精直後の敏感なところを狙われたのだから無理もない。あきらかに男の反応を楽しんでいるふゆゆの瞳。欲望の底を覗き込むようなその瞳が観ている者をドキドキさせる。
『ヂュピ、ジュルポ、ンジュルルル、ンンムッ、レロチュ、ムジュポ♪』
『んあっ、あぁ! ぐぅっ、ふぅ、ふゆゆ、また、イク! イクよッ!! イ……イッグゥッ!!』
『ンンンンンンムゥゥゥゥゥゥッ! ンンフゥ! ンッグ! ンングゥ、ンフゥ♪』
男の腰がガクガク震え、同時に画面も大きく揺らめいた。射精の律動に合わせてふゆゆは喉をコクコクと鳴らし、吐き出された精液をこぼさぬように飲み干している。目を瞑り、まるで愛する恋人とキスするみたいに肉棒と情熱的に口づけを交わすその姿は、本来なら見るに耐えないほど下品なはずなのにとても綺麗な絵になっていた。唇の周りに付着した汚らしい陰毛さえも彼女を美しく飾る花弁のように見える錯覚に陥ってしまう。
竿をしごきながらわざとらしいくらいにいやらしいバキューム音を立てて最後の一滴を吸い取り終えると、綺麗にした証として口を開けて舌の上に乗る汚濁のエキスを見せつけた。男が頭を優しく撫でてやると嬉しそうに口に含んだ精液を飲み込み、テカテカと汚れなく光る肉棒を見てふゆゆは満足気な微笑みを浮かべるのだった。
『ふゆゆのおクチ、気持ちよかったですか~? うふふ……♪』
画面が一旦フェードアウトしながら暗転し、次のチャプターへ移行した。
場所は同じホテルの一室のベッドの上。ただし、ふゆゆの衣装が真っ赤なリボンタイに白のブラウス、その上にグレーのカーディガンを羽織ったミニスカJKのコスチュームに変わっていた。相変わらずマスクを着用して髪型もそのままだったが、あからさまなコスプレ衣装だった先ほどよりもリアルなJK感が出ていて非常に生々しい。
『何というか……エンコーしてるみたいで興奮する』
目出し帽の男がベッドに腰掛けるふゆゆの背後に回り、ゴツゴツした手でいやらしく両肩を摩る。くすぐったそうにしながら彼女はその手を喜んで受け入れていた。
『えへへ♪ おじさん、コレでどうです? ……何て♪』
あざとい萌え袖から指を三本立てて声を弾ませた。やっぱり妙な生々しさがあって空恐ろしいものを感じる。
『あはは……やめてやめて捕まっちゃうから。それにしてもJKだね~』
『去年まで着てましたからね~』
『もしかして今着てるのって、通ってた高校の制服?』
『さあ? どうですかね~?』
萌え袖をあざとくフリフリさせながら、ふゆゆはすっとぼけた。
『はは……じゃあ、早速ね。さっき気持ちよくしてもらったお礼に、今度はふゆゆを気持ちよくしようと思います』
『はいっ♪ よろしくお願いしますね♪』
男の手が肩から胸元に移動し、服の上から乳房を覆うようにゆっくりとマッサージを始めた。衣擦れの音と微かに漏れるふゆゆの吐息。もどかしそうに身じろぎし、時折ピクンと肩を震わせるその姿は小動物のように愛らしかった。
『じゃあボタン外していくからね』
『はい……♪』
ブラウスのボタンをひとつひとつ丁寧に外すと花柄のフリルのついた薄紫色のブラジャーが露わになる。「可愛いブラだね」と男が褒めると、ふゆゆは恥ずかしそうに目を伏せた。
『ふゆゆは可愛いものが好きなんです。でも……胸を見られるのはちょっぴり恥ずかしいです。あまり大きくないし……』
『はは……大きければいいってもんじゃないし、ふゆゆのおっぱいはカタチも綺麗で素敵だと思うよ』
そう言いながら男は慣れた手つきでブラを脱がせ、ふゆゆの控えめだがカタチのいい乳房を表に出した。慎ましい白い双丘の頂きでほんのりと淡いピンク色の突起がすでに硬さ主張していた。腋の下から寄せて上げるように指を滑らせて乳腺を繰り返し刺激する。じっくりと丹念に、たっぷりと執拗に、乙女の柔肉に骨太な指を沈め捏ね回す。だんだんふゆゆの息が荒くなり、内腿を擦り合わせながら悶え始めた。
『んっ♪ はぁう、あっ、くふっ、ンン♪』
『感度もいいし、素敵なおっぱいだ』
『ふあぁ、んぅ♪ あぁ、あの……』
『ん?』
『ふ、ふゆゆのおっぱいが……一番好きって言ってもらえませんか?』
『ああ……ふゆゆのおっぱいが一番好きだよ』
『ひやあぁぁんっ……♪』
耳元でそう囁くと、男は今まで焦らして触れていなかった乳首をキュウっと指で摘んだ。ふゆゆの体がビクンと反応して、一際大きな喘ぎ声が響く。塗り固められた女の心の壁を剥ぎ取る柔らかな指捌き。鋭敏な性感帯に快感を与えられ、ベッドの下の両脚は忙しなく動きながら、徐々にはしたなく開いていった。
『脚開いちゃってるよ? 下も触って欲しい?』
『フゥー、フゥー♪ ……ンッ♪ ハァ、ハァ♪』
男の腕が引き締まったお腹を経由して這うように肉付きのいい太ももへ。力を込めずソフトに柔肌を撫で回しながら、少しずつ時間をかけてスカートの内側へと迫っていく。
やがて腕に引きずられるかたちでスカートの布地がめくられて、ブラと同色のフリル付きショーツが映し出された。クロッチ部分が愛液で大きなシミを作ってグショグショになっているのがよくわかる。カメラを近づけるとレンズが曇ってしまいそうなほどふゆゆの秘所は熱く湿っていた。
『ここまでビショビショだね。そんなに乳首キモチ良かった?』
クロッチの両端、布地と肌の境界線で二本の指が際どいラインを攻めていく。指を何度も往復させて中心に近づくのを勿体つけることで彼女が焦れるのを楽しんでいるのだ。
『ハァ、ハァ、アッ♪ ね、ねえ……も、もっと、ちゃんと、さわって♪ じらさないで……♪』
腰をくねらせながら男の両手に掌を重ねて涙目で懇願するふゆゆ。ネチネチした愛撫の前に偽りの仮面が完全に剥がされようとしていた。男はいやらしく笑うとスッと太腿から手を離した。ふゆゆの唇から嘆息交じりの声が漏れる。
『大丈夫だよ。ちゃんと触ってあげるからね』
大気を震わす振動音と共に男が背後から全長30センチほどの器具を取り出した。その起源は1880年代、女性のヒステリー治療の方法として開発されたという医療器具。
そう、電動マッサージ器。通称、電マである。
『ちょ、ちょっと……! そんなの使うってきいてな、ひゃんっ♪』
ヘッド部分を首筋に軽く押し当てられると敏感になった乙女の肌で汗が弾け、艶かしい嬌声が響いた。そして震源は亀の歩みのようにゆっくりと首から肩へ、腋から乳房の輪郭へと進んでいく。苦しそうに悶えながらも抵抗する様子はなく、彼女の蕩けた瞳は無機質に震える球状を凝視していた。
『はん♪ きゃふ♪ ンン、あ、あっ、ひう、ふやぁう♪』
右から左へ、左から右へ、綺麗に円を描くように乳房の周囲をほぐしていく。柔肉がふるふると揺れ、鋭敏に開発された箇所を刺激されて堪らないといった様子で、脚先までも連鎖するようにピクピクと跳ね回っている。
両方の乳房を周回し終えると、今度は脇腹から腰回りにかけてトントンと振動ヘッドを走らせ、いよいよ下半身への直接『震攻』を開始した。
ふくらはぎから内腿へナメクジのように震源が這い上がり、本丸とも言える秘所を飛び越えて逆側の脚にアタックする。いつ繰り出されるかわからない『震攻』を前にふゆゆが緊張しているのが画面越しにも伝わってくる。
そしてついに、陰唇を覆い隠す布地の正面に震源がやって来た。ふゆゆの瞳の奥から期待に濡れた光が溢れ出す。
『ン♪ フゥー、フゥー、んっく♪ ……ハァ、っく』
ヘッド部分が中心に位置しているのにふゆゆの反応が薄い。よく見ると男は接触寸前ギリギリのところで震源は停止させているようだ。
どうしてそんなことをするのだろうか?その答えは覆面の上からでもわかってしまう男の歪んだ笑顔に書いてあった。
彼女の好奇心を煽り、快楽の誘惑に負けた瞬間を映したい。
振動する空気のみが伝わるような距離。ちょっぴり腰を前に出せば触れることができる。一番敏感なところに『震攻』されたらどうなってしまうのか?
散々お預けを食らっている雌の頭の中は感情のない電動器具への興味でいっぱいになってしまっていた。
『ひぃうんっ♪ あひ、あっ、あぁ、にゃあぁぁぁ♪』
『おおっ、あははは……自分から行ったねー。素直でえらいえらい。動かしてあげるからね』
静止していた電マに自ら当たりに行き快感を貪るふゆゆ。その様子に男は満足そうに笑うと器用に電マの操り、彼女の布地に隠された秘所を刺激し始めた。シーツをキュッと掴みながら押し付けるように振動を味わう淫らな女の姿は観る者をさらに興奮させる。
『あひぃぃっ♪ あっ、これ、しゅごい♪ はっ、やぁっ、クリは、ダメ♪ あぁ、クル、キちゃうっ、キちゃぁ……はうぅぅんん♪』
はしたなく大きく開いた股から飛沫をあげ、背中を仰け反らせて痙攣する。陰毛が透けてしまうほどびしょびしょに濡れたショーツが快感の凄まじさを表していた。
マスクの隙間から涎を垂らして、だらしなく喘ぎながら余韻に浸る。虚ろに光るその瞳はあるものに視線を向けていた。
ふゆゆはぐしょ濡れのショーツをしんどそうに脚から下ろすとあるものをそれで包み込んだ。
『うあっ、パンツコキとはまたマニアックだね。愛液で濡れていて気持ちいいよ』
『これ、ちょうだい♪ もう我慢できないの♪』
ショーツで包み込んだもの、いきり立ったペニスを握ってシコシコ上下させながらねだる。愛液がたっぷり染みこんだ布地が怒張にまとわりついて、水音と衣擦れの音の淫猥なハーモニーを奏でている。
『彼氏いるから本番NGじゃなかったのかな? 浮気になっちゃうよ?』
『それは……』
『ちゃんと宣言してからじゃないとハメられないよ。ほら、マスクを外して。ちゃんとカメラに向かっておまんこ拡げて言ってごらん。俺が興奮してハメたくなるようにね』
ふゆゆがカメラに向かってゆっくりと涎でベトベトになったマスクを外し、素顔を明らかにする。ふゆゆの正体は、やはり自分がよく知る黛冬優子だった。
『んっく、お願いします♪ ハァ、ハァ、グショグショに濡れたふゆのスケベまんこをあなたの、彼氏よりも逞しいおちんぽでハメてください♪ 浮気ちんぽでズボズボ掻き回して気持ちよくしてください♪』
屈辱的な指示に顔を紅潮させながら、カメラの前に立って脚を開き、くっきりと陰唇を拡げて淫らな口上で懇願する冬優子。恥辱に塗れぬらぬら光る秘所が物欲しそうにヒクついている様子が瞼の裏に焼き付きそうだ。
『よくできました。ほら、おいで冬優子』
ベッドの端に座った男が膝をポンポン叩いて、直立したペニスに冬優子を誘導する。冬優子はふらふらしながらもきちんとペニスを掴み、椅子にもたれかかるように男の膝上に跨った。
『ひゃあんっ♪ おちんぽきたぁぁ♪』
『浮気ちんぽの味はどうだ? ん?』
『あっ♪ ハァ、ハァ、ンフ、おっきくて、しゅてきぃ♪ んふぁあっ♪』
『彼氏よりいいのか?』
『イイ♪ イイのぉ♪ んはぁ♪ くらべものにならないくらい、かたくて、おっきいよぉ♪ あ、ひゃうぅっ♪』
男の膝に手をついて、腰を上下左右に揺らし快楽を貪る冬優子。みっともなくアンアン喘ぐその姿に普段の気丈さは見る影もない。ただただ自らを気持ちよくしてくれるペニスの虜になった雌が画面に映し出されていた。
『もっと冬優子の恥ずかしい姿を見てもらおう』
男は指の沈み具合からもわかる冬優子のムチっとした太腿を抱えて開脚させた。濡れて光る結合部が丸見えになって、充血した陰唇が肉幹をガッツリと咥え込む光景が露わになる。
『あっ、いやぁ♪ こんな格好恥ずかしい……』
そう言いながらも冬優子は背面にいる男の首に腕を回して、ペニスが抜けないようにする体勢を取っている。腰を微かに前後させて次に男が与えてくれる快楽を待ちわびているようにも見えた。
『またコレを使ってやるからな』
男は片腕をガッシリ腰に回すと、電マを取り出して冬優子の肌に滑らせ始めた。先ほどと同じように乳房に渦を描くように少しずつ中心に向けて震源を這わせたかと思えば、急に敏感な乳首に集中させるなどして弄っていく。同時にゆっくりと腰を突き上げて膣内を刺激する。
冬優子は全身を震わせて、恥じらいもない喘ぎ声を漏らしまくった。
『ひぃ、やあぁっ♪ んっ、ぶるぶるぅ、らめぇ♪ くふぅ、あ、はぁ♪ ほぉ、あぁ、おかしくなりゅ……♪』
『もっともっと、おかしくなればいい。冬優子は浮気ちんぽに夢中になってしまうような淫乱なんだから』
『ひぃやあぁぁぁぁぁぁっ♪』
電マのヘッド部分がクリトリスに直撃し、冬優子は悲鳴に近い声を上げながら背中を大きく仰け反らせた。絶頂する彼女に追い討ちをかけるようにペニスの突き上げが激しくなり、喉奥から絞り出すような嗚咽が漏れる。
『あ、あぁ、きゃふ、ひう、かはっ、んっ、ふあぁぁ……♪』
『もっと近くで見てもらおうな』
男は繋がったまま脱力した冬優子を抱えてカメラの前に寄ってくる。冬優子の顔が正面で映るようにすると、彼女の両腕を掴んで今度はバックの体勢でパンパンと腰を振り始めた。
『ほら、冬優子。下向くな。ちゃんとだらしない顔をカメラに見せて。見てる人が興奮できるようにえっちな言葉で射精を促して』
『あっ♪ ふゆのエッチな動画で、おちんぽっ、シコシコしてぇ♪ んっ、はぁ、いっぱいっ、ビュルルって♪ びゅくびゅくって出して♪ いっぱいセーシ射精して♪ くふ、だしてっ♪ だしてっ♪』
男に言われるがままに卑猥な言葉を口にしながら、口元からは涎を垂らし、羞恥の涙で頬を濡らし、快楽に緩みきったはしたない表情を晒す冬優子。
情欲を煽って止まないその姿は観ている者の自慰行為をより激しくさせた。
他人の家だというのに自分を慰める手を止めることができない。画面いっぱいに繰り広げられるこの部屋の主の痴態から目が離せない。
『もうイクぞ冬優子っ! おっぱいにぶっかけるからな!』
『あぁ、んっく、うん♪ かけて♪ んっ、ふゆのおっぱいに、セーシたくさんかけてっ♪ あっ、あんっ♪』
画面は男の主観に切り替わり、ベッドに仰向けにされて枕を掴んだ冬優子が正常位で乱れている。射精間近といったところか、男の息が荒くなると共に抽挿も激しさを増し、冬優子の体も大きく揺れて喘ぎ声がますます大きくなっていく。
『はうん♪ もう、イクっ、イクっ! ハッ、ングッ、アッ、ンンン……♪ らめぇ、浮気ちんぽで、イっちゃう♪ クハッ、ンフゥ、ヒィ、イヒャアァゥァァッ♪』
『うぐっっ!! ……フゥ、フゥ、くっぅ……!』
冬優子の下腹部が大きく痙攣して、シーツを力いっぱい掴んで身を捩る。男は渾身のひと突きを最奥に叩きつけた後、素早くペニスを引き抜くと冬優子の胸元に迫った。
引き抜かれたペニスから濃度の高そうなドロリとした精液が冬優子の胸に降り注ぎ、その肌を白く汚した。男はペニスを刷毛代わりに白濁汁を乳房に塗り広げると、何かを催促するような感じでペチペチと亀頭で乳首を叩いた。
余韻も冷めぬ冬優子が胸周りの少ない媚肉をかき集めるようにして慎ましい乳を健気に寄せる。
男は欲棒の先端をその狭間に擦りつけて残った精液も搾り出す。まるで占有を主張するかの如くおっぱいに匂いを染み込ませてマーキングしていた。
『セーシ……たくさん、出たわね♪ んっ、ちゅぱ、れろぉ♪』
乳房にかけられた精液を指先で弄び、ぐちゃぐちゃになった白い指を舐め回す冬優子の淫靡な光景で画面は暗くフェードアウトしていった。
(これは……さすがにヤバくない? ヤバイよね?)
見てはいけないものを見てしまった。
視聴者である和泉愛依は心臓の鼓動の高鳴りが止まないのを乳房越しに左手に感じていた。
いつの間にかTシャツの下に手を突っ込んで自らの乳房を愛撫していたらしい。乳首が硬くなり、ジンジンと痺れるような刺激が左乳房を中心に広がっていた。
そして知らず知らずの内に先ほどの画面の中の冬優子と同じように粘り気のある液体で濡れていた自分の右手に驚きが隠せない。下着もぐっしょりだ。
観てしまった映像もそうだが、同僚アイドルの家で[田島「チ○コ破裂するっ!」]をしてしまったことも相当にヤバい。それも『人前』でだ。
留守を任されたのは和泉愛依だけではなかった。もう一人の同僚アイドル、芹沢あさひも一緒だったのだ。
愛依は気まずそうに隣にいるあさひの様子を窺う。
あさひは下着も脱ぎかけのほぼ裸の状態だった。
なんと結構ガッツリと現在進行形で[田島「チ○コ破裂するっ!」]をしていたのだ。しかも、ビクビクと体を震わせて軽くイっているようだ。
(ええぇっ……!? あさひちゃんマジか!?)
くどいようだがここは冬優子の部屋である。決してあさひの自室ではない。
愛依が隣にいるにも関わらず、ほぼ裸で[田島「チ○コ破裂するっ!」]できるとはなんと豪胆なのだろうか。集中しすぎると周りが見えなくなるあさひらしいといえばそうかもしれない。
そして隣のあさひの状況に今まで全く気付かなかった愛依も動画にかなり夢中になっていたことは言い訳のしようがないだろう。
(しかし、ヤバいよねこの動画……。冬優子ちゃんはプロデューサーと付き合ってるのにこんな浮気のハメ撮りなんて……。しかも配信とか言ってたし……。どーしよー!)
冬優子とプロデューサーは恋人同士。二人は一応隠れて付き合っているつもりだろうが、何人かにはバレバレであった。
これからプロデューサーとどう顔を合わせればいいかわからない。報告するべきなんだろうか?その前に冬優子と話すべきか?
難しい問題に頭を抱える愛依。隣で[田島「チ○コ破裂するっ!」]している女子中学生を頼りにすることはできないだろう。
「めいきんぐ……?」
終わったと思っていた動画に続きがあった。
『メイキング』というタイトルが消えると、先ほどと同じ部屋、バスローブを身に纏い、ベッドの上でくつろいでいる冬優子の姿が映し出される。きっとシャワーを浴びた直後なのだろう。頭の上にタオルを巻いている。
『ねえ……ねえってば! あんた、またカメラ回してるの? もうシないわよ今夜は』
『いや、ほら、一応メイキング的なものも撮っておこうかと思ってさ』
『メイキングって……? ていうか何でまた覆面被ってんの? 取りなさいよ。暑苦しいから』
『お、おい……引っ張るなよ。髪が痛い』
剥ぎ取られた目出し帽の下から現れたのは愛依もよく知るプロデューサーの顔だった。一体どうなっているのか?
『どんだけ自分映りたくないのよ……声まで変えて』
『だって自分の声とか客観的に聴くと気持ち悪いんだよ。それに寝取られ系にしようって言ったのは冬優子だぞ。だから別人になる努力をしたんじゃないか』
どうやら話が見えてきた。
この動画は冬優子とプロデューサーが二人で愉しむためにプライベートで撮影したものらしい。最初に配信とか言っていたのはあくまでイメージプレイの一環で実際には流出はしていないようだ。
『じゃあまずは撮ってみてどうだった?』
『カメラをあまり意識してはいなかったけど、あんたが気分よく[田島「チ○コ破裂するっ!」]できるように少しオーバー気味にリアクションを取ってみたわ』
『オーバー……か? いつもあんなもんだと思うけど……』
『うっさいわね! それはあんたの傲慢な思い込みから発生する幻想よ! ふゆは普段あんなにエッチじゃないもん!』
『……あらためて聞くけど、どうして寝取られプレイにしようと思ったんだ?』
『ふふっ♪ ふゆのありがたさをわからせるためよ! それとこうならないようにしっかりふゆを満足させなさいというメッセージを込めてるのよ♪ それにどうせ撮るなら絶対有り得ないシチュエーションのほうがいいでしょう?』
『絶対有り得ないシチュエーション?』
『そうよ♪ だって……ふゆがおちんぽなんかに負けるわけないでしょ!』
ドヤ顔を晒す冬優子に微笑みを浮かべるプロデューサー。そのまま会話は続き、プロデューサーが冬優子の魅力を語り、次はどんなことがしたいなどという話題になっていった。
画面の中の二人がイチャイチャしだして少し複雑な気持ちになったが、本気の寝取られ案件でなくて愛依はホッと胸をなで下ろした。仲間がそういう状況にあるのはやはり心苦しいものがある。
しかし、なぜだろうか?愛依は部屋の温度が一気に下がったような気がした。
ガサッ。
物音に反応して振り向くとそこには能面のような無表情で立っている冬優子の姿があった。
「見たわね……?」
体中の血液が凍りつきそうな冬優子の低い声。異様な緊張から呼吸が上手くできず、返す言葉に窮する愛依。
彼女が底抜けのアホで、デリカシーのデの字も知らないギャルだったならば、「いや~冬優子ちゃん、ハメ撮りとかエロすぎじゃん? めっちゃシコれたわ~ガッハッハ!」などと笑い飛ばすところだろうが、あいにく彼女には底もあれば恥じらいもあった。隣にいる天才少女は未だに余韻に浸って秘所を弄ることに集中しているので全く頼りにならない。おそらく冬優子に気づいてすらいない。
冬優子は買ってきたスナック菓子やジュースのペットボトルが入ったビニール袋をテーブルの上に置くとスタスタと台所のほうへ向かった。
フォローの言葉が見つからない。今日のところはあさひを連れて退散したほうが得策ではないだろうか?冬優子のほうも見られたくないものを見られてショックだったに違いない。ひとまず時間を置いて落ち着いてから話したほうがいい。そう考えた愛依はとりあえずあさひを正気に戻すため肩を揺すろうとした。
次の瞬間、室温がまた一段と低下したような気がした。背後に禍々しい気配を感じて振り返ろうとした愛依の首筋にピタリと冷たい感触が押し当てられた。悲鳴をあげそうになった愛依の口に手が覆い被さり物凄い力で塞いだ。
手の主は冬優子だった。瞳孔が開いて、正気とは思えないゾッとする笑みを浮かべ、肩の上に顎を乗せてきた彼女が低いトーンでそっと囁く。
「今日観たものは忘れなさい。誰かに喋ったら……わかるわね?」
首筋に触れる冷たいものに力が込められる。一体何をされるのかわからない。
この突きつけた冷凍バナナでどうしようというのだろうか?愛依には全く想像がつかなかった。刃物を向けられる以上の狂気を感じる。ハッキリしているのは冬優子が相当錯乱しているということだけだった。
「あぁ、冬優子ちゃん。帰ってきてたんっすか? ……そうだっ! 冬優子ちゃん、あのブルブルって震えるやつなんなんっすか!? すごくキモチイイんっすよね!? わたしもやってみたいっす!! アレ貸してほしいっす!!」
半裸の中学生が眩しいくらいにイキイキとした表情で冬優子に食らいつく。周りが見えないというのがこれほど恐ろしいものだとは愛依は思ってもみなかった。せめて下着くらい履いたらどうなのか。とりあえず愛依は「クワガタって越冬できるんかなー」などと現実逃避することにした。
冬優子は十秒ほど光のない目であさひを見つめた後、無言で冷凍バナナを『使った』。
朱に染まったバナナが熟れた柔らかさを取り戻すのにそう時間はかからなかった。
本日の投下はここまでです。
続きは数日中に投下したいと思います。
ここ一ヶ月の冬優子供給過多で呼吸が苦しい……
続き投下します。
ご指摘通り、このSSは渋で投稿したやつ微修正して投下してます。
自分の書いたやつなんで無断転載とかじゃないですよ。
★
両手を後ろで縛られてアイマスクで目隠しをされた全裸のプロデューサーがベッドの脇に座っている。
『なあ、冬優子……目隠しはともかく腕を縛るのはやめにしないか?』
『ダメよっ。担当アイドルの水着で発情しちゃうようなケダモノはちゃんと抑えておかないとレイプされちゃうでしょ』
可愛らしいフリルをあしらった真っ赤なセパレート水着姿の冬優子がプロデューサーの背後に回る。ベッドが軋む音に反応して身動ぎするプロデューサーの肩を軽く抑えると、正面の三脚に固定されたビデオカメラに視線を向けながら左の耳元で囁いた。
『もうカメラ回ってるから余計なことは喋らない方がいいわよ。自分の声聞くと萎えちゃうんでしょう? ふふっ♪』
彼らはオフを利用してプライベートで自分たちが鑑賞するためのハメ撮りAV作りの真っ最中。早朝からラブホテルにこもって夕方まで半日かけて撮影する予定だった。
すでに時刻は昼過ぎ。予定していた撮影は終え、せっかく残り時間もあるからとおまけ動画の撮影を始めたところだ。
『カメラを意識したらおちんぽ跳ねたわよ♪ カワイイとこあるじゃない♪ ちゅぷ、んじゅ、れるぢゅ、んじゅるるる♪』
体を密着させて内腿を撫で回しながら左耳を舐ってたっぷりといやらしい水音を流し込む。冬優子の胸元に装着された集音マイクにも漏らさずその音が記録されているはずだ。淫らな音響が耳内から脳へ駆け巡りプロデューサーの体を震わせた。
『これからふゆがプロデューサーさんを気持ちよくしてあげますからね♪ レロチュ、ヂュパ、チュ、ンハァ♪』
今度は右耳にアイドル『ふゆ』モードの声で啄むように唇を這わせる。
どうしてキャラを変えるんだ?冬優子の方を向いて疑問を口にしようとしたプロデューサーの唇に可愛らしい舌が差し込まれた。粘膜の甘い感触に口内を支配され、野暮な言葉は一瞬にして霧散してしまう。
『ンチュ♪ えへへ♪ 今はふゆの声に集中して……余計なことは考えないでください♪』
『んぅッ……』
親鳥が雛に餌付けするように窄めた唇から甘美な蜜唾を流し込む。首筋を子供をあやすみたいに優しく撫でつつ、もう片方の手は彼の胸や下腹部で巧妙に蠢いて情欲を扇っていた。
『ふぅー♪ 乳首コリコリに勃ってるわよ♪ 縛られて、んじゅ♪ 目隠しされて、れろぢゅるる♪ 好き勝手弄られて感じてるんだ♪ このヘンタイ♪ はぁむちゅ、ぴちゃ、んむふ♪』
今度は『冬優子』モードで言葉責めだ。美しく盛られたバストの感触を背中に押し付けられ、両手で乳首を刺激されながら左耳を舌や吐息でたっぷり犯される。暗闇から襲いかかる淫らな攻勢の前にプロデューサーは為す術なく身を仰け反らせて嗚咽を漏らした。
これは未知の体験だ。一人しかいないのに二人から責め立てられているようなおかしな感覚。視力を奪われているせいか鋭敏になった聴覚から増幅された快楽音声がプロデューサーの分身器官に血を滾らせる。
『ハフゥ、ハフゥ♪ まだ全然触ってないのに……おちんぽすっごいガチガチ♪ ふゆに期待してくれてるんですよね♪ ファムチュ♪ ンチュピ、レルチュバ♪ ンンハァ♪ 首筋もじっとり汗ばんできてますね。ハァム♪ チュプ♪ プロデューサーさんのお味♪ ふゆ、とってもコーフンしちゃいます♪ うふふ♪ おちんぽ触って欲しいですか?』
首筋に優しく舌を這わせて、耳元で誘い囁く爽風のように透明感のある声。
『んじゅるるっ♪ ぢゅぱ、んふ♪ ちゃんとおねだりしてみなさい♪ ふゆに「おちんぽいじめて気持ちよくしてください」って♪ そうしたらもっと気持ちよくしてあげるわ♪』
耳に激しく唇を吸い付かせて淫靡な水音を流し込みながら、好煽的に、刺激的に熱量を含んだ声。
ある種の寒暖差がある声の波紋。冷えたグラスに熱湯を注ぐと割れてしまうように、二人の冬優子ボイスによってプロデューサーの理性に歪みが生まれ、崩壊寸前だった。
『ハッ、ハッ、おぉ、お……おちんぽ、いじめて、ンク、き、きもちよくしてください……!』
『はい♪ よく言えました♪』
冬優子はペニスにローションを注ぐと、体を背中に密着させたまま足裏を器用に使って粘液を馴染ませ始める。左右交互に母趾を擦り合わせて人工愛液が塗り広げられていく未知の感触にプロデューサーは快楽混じりの唸り声を上げた。
視覚を遮られている分、感覚が研ぎ澄まされているのだろう。掌とは違う肌の質感と力の入り具合を脳が鋭敏に受信していた。
『ンッ♪ ふゆの足気持ちいいですか? プロデューサーさんに気持ちよくなって欲しくて一生懸命勉強したんですよ♪』
陰嚢をつま先でくすぐられ、裏筋を親指で擦られ、ゾクゾクとしたものが背筋を駆け巡る。
『ふぅ♪ こんなので喜んじゃうなんて……あんたってホントにヘンタイよね♪』
カリ首を踏み潰すように刺激され、亀頭を両足の土踏まずで包むように撫でられ、ヒリヒリした快感が下半身を震わせる。
『うあっ……! はぁ、あっ、くぅッ……ふっ、あぁ、んぐ!!』
『ほらぁ♪ もっと感じてる声をふゆに聞かせなさい♪ んちゅ、むぢゅぱ、ふじゅるるっ♪』
工夫を凝らした足の技巧が丹念に舐るようにペニスを蹂躙していく。
さらに卑猥な水音たっぷりの耳舐め、砂糖とスパイスを過剰に摂取させられているような囁き責めに加え、細長い指先を振動させた執拗な乳首責めと性感マッサージのフルコースの前にさしものプロデューサーも息も絶え絶え、情けない喘ぎ声を漏らさずにはいられなかった。
手を後ろで縛られているのでまともに抵抗もできない。冬優子にされるがまま快楽を与えられて気が狂ってしまいそうだった。ローションに混じって透明な汁も先端からドンドン溢れてくる。
『むはぁっ、あっ、うぅ、はっ、ぐあぅ、うあぁ……! 冬優子、冬優子ぉ……! も、もう、イク! イクッ……!』
『アン♪ いいですよ♪ ふゆの足で思いっきり射精してください♪』
『ふふっ♪ サルみたいに腰揺すって、みっともなくイっちゃいなさい♪ はむじゅ♪ はぁん♪ れろぢゅぢゅ♪』
耳を舐り犯す淫響、乳首への淫虐の愛撫、肉棒を挟んでしごく速さと強さが一斉に激しさを増し、プロデューサーを崩していく。
冬優子がもたらす快楽に身を委ね蕩けきった脳は、すでに恥も外聞もかなぐり捨てていた。カメラが回っているというのに恥ずかしげもなく、盛りのついた雌のように涎を垂らして喘ぐ彼の姿を担当アイドルたちが見たら卒倒してしまうかもしれない。
彼がこんなみっともない姿を晒すのは自分の前だけという優越感が冬優子の思考、行動を彼の性感を責め立てることに駆り立てる。ふざけているように見えて、彼女は真剣に彼を絶頂に導くことに全神経を注ぎ込んでいた。
『ンフ、ヘヘ♪ ハァ、射精して♪ 射精して♪ おちんぽ汁たくさん♪ ふゆにあなたの愛を注いで♪』
『あはは♪ ほら、乳首キュンキュンしてあげる♪ ふゆの足でイっちゃえ♪ ヘンタイおちんぽ♪ ふゆに負けちゃえ♪ イケ♪ イケ♪ イケッ……♪ きゃあぁ♪』
ドビュルルルルルッッ!
鈴口から間欠泉のように噴き出した精液は彼の顔まで飛んだ。既に片手で足りないほど射精した後だというのにすごい量と勢いだ。
自分で射精させておいて冬優子は驚きで大きな瞳をパチクリさせた。そして、邪な笑みを浮かべると、舌全体を使って拭いてやるように彼の顔に付着した精液を舐めとり、そのまま射精の余韻で放心状態にあるプロデューサーの唇を貪り始めた。苦しそうに呻く彼の首をしっかり掌で抑え込み、口内をドロドロに蹂躙してやる。
射精で少し縮んでいたペニスに再び太い血管がクッキリ浮かび、大きさを取り戻しつつあるのを確認すると、冬優子は素早く向かい合うかたちで彼の膝上に跨った。
『んぐぁ!ふ、ふゆ、冬優子……! まって、やめ……! ふあぁっ、うぅ!』
『はあん♪ かたぁい♪ イったばっかだから敏感になっていて気持ちいいでしょ? あんたがいつもふゆにやってくれるから……そのお礼よ♪』
『ぐあっ、だ、だめ、だめだ……また出るっ! あ、出るからっ!』
『ンっ♪ 出てる♪ ピュクピュクって可愛い射精してるのわかるわ♪』
射精直後で敏感なところにヌレヌレになった冬優子の蜜壷の刺激を受け、プロデューサーのペニスはあっさりと果ててしまった。しかし、これで冬優子が許してくれるわけがないのだ。
『大丈夫よ♪ ふゆがまた大きくしてあげる♪ んちゅ、ちゅぴ、んじゅる♪』
冬優子の軟体生物のようにうねる膣にペニスを締め付けられ、彼の下半身に再び力がみなぎってくる。さらに惰弱な乳首を舌先で転がされ、唇で吸いつかれ、指先で弾くように摘まれ、刺激を受けた脳が強制的に海綿体を覚醒させた。
『あんっ、すごい♪ まだまだやれそうじゃない♪ 時間ギリギリまであんたをふゆのおちんぽ奴隷にしちゃうんだから覚悟しなさい♪』
乳首を蛇のように執念深く責め立てながら腰を前後左右にグラインドさせる。背中を仰け反らせて呻き声をあげる彼の反応を楽しむように、舌先で小粒の肉を弄ぶ。舌が触れるたびに微かに震える肌、浮かび上がる汗、弱々しい吐息、その全てが彼女の嗜虐心と淫欲を燃え上がらせるのだ。
たまにはこういうのも悪くない。彼女は新たな境地に胸を躍らせていた。
『んふぅん♪ ねえ、いつもより反応がよくない? ハァ、ンン♪ 目隠しされてるから? 縛られてるから? それとも……強引に犯されているからかしら♪』
過呼吸気味で声を出すこともままならない彼の様子にご満悦の表情の冬優子は水着を脱ぎ捨てると肌と肌を密着させ抱きついた。丁度彼の乳首と自分の乳首が擦り合うような体勢だ。
『答えなくていいわよ♪ 体に聞いたほうがわかりやすいから♪ あぁん♪ これ、ふゆも、気持ちいい♪ あんたのと擦れてぇ♪ ひゃぁ、あう、いい♪』
敏感な乳首同士の摩擦によって生み出される快感が互いの下半身の熱をさらに高める。冬優子の腰の動きは技巧を駆使するものから、シンプルに自分が気持ちよくなれる場所を穿つものへと変化し始めた。
逞しい肉塊に膣壁をえぐらせ、掻き回させて快楽の渦を堪能する。プロデューサーはその渦に圧倒されて引きずり込まれていくだけだ。
体は珠のように美しい肌に弄ばれ、ペニスは欲望まみれで淫醜な肉ヒダにいたぶられ、全神経細胞が冬優子に染め上げられる。彼女の虜になった下半身が理性を踏み砕いて、彼をおちんぽイエスマンに作り変えてしまった。
『はきゅ♪ あん、あぁ、ひぐっ、う゛ぉ♪ も、もうすぐ、イクから♪ あんたもイって♪ いっしょに……ね♪ はう、んあ♪ さ、先にイっちゃダメ、だから♪』
『はぁ、はぁ、くはっ、う、うん、うん、うん……!』
尻肉がみちみち歪む勢いで欲望全てを叩きつけるように腰を使う冬優子。肉がぶつかり合い弾ける音と膣が肉棒を反芻する音が混じり合う。色に狂った恍惚とした表情で、獣じみた喘ぎ声を上げる冬優子の艶かしい美醜。視覚を封じられているはずの彼にもそれは確実に伝わっていた。
『あああ゛あ゛ぁぁぁぁ♪ やあっ、ふあっく、ひゃあん♪ イ……ク、イク、イク、イクッ……イクッッッ♪』
『ん゛んんんッ……!』
二人の体が大きく仰け反り痙攣。下半身が釣り上げられた魚のようにガクガク跳ねて絶頂の衝撃を物語っている。彼の背に回していた腕には物凄い力が加わり、細長く赤い痕跡を残した。
『んんお゛ぉ♪ はぁ、うふあぁっ……! あぐぉ、ふぅ、んんくっ♪』
短時間に三回目の射精で注がれた精液が彼女の膣内を限界いっぱいに広がった。その温もりを雌芯に感じながら、脱力したプロデューサーのアイマスクを外してやる。蕩け切った瞳でだらしなく放心する表情。
冬優子の心をいつもと違った未知の快感が満たした。
『ふゆがおちんぽなんかに負けるわけないでしょ♪』
★★
黛冬優子はAV風ハメ撮り動画を撮影した経緯を思い出す。
ある日の出来事だ。早めにレッスンを終えた冬優子は恋人であるプロデューサーに手料理を振舞おうと彼の部屋を訪れた。預かっていた合鍵で部屋に入り、夕食の支度を済ませた後、彼が帰ってくるまで時間もあるので簡単な掃除を始めた。その時に見つけたレンタルビデオショップの袋が全ての始まりだった。
それから三十分後、プロデューサーが帰宅すると、食欲をそそるいい匂いと共に、眉を吊り上げて大層立腹した様子の冬優子が出迎えてくれた。
「怖い顔してどうした?」
「あんたに話があるんだけど、とりあえずこっち来て……正座ね!」
ちゃぶ台の前で胡座をかこうとしたところで鋭く命令されたプロデューサーは渋々それに従う。正面に同じく正座した冬優子がちゃぶ台の上にレンタルビデオショップの袋をそっと置いた。
「これは何かしら?」
「俺が借りてきたDVDじゃないか」
「ただのDVDじゃないわよね?」
「……? ただのDVDだぞ」
「……これが『ただのDVD』なわけ?」
とぼけた様子のプロデューサーに苛立ちを隠せない冬優子。こめかみを抑えながら袋の中身を数枚取り出して並べてみせた。
『B90超え爆乳黒ギャルビッチと誘惑ドライブデート! 発情カーセックス待ったなし!』
『美巨乳素人ナンパハメ撮り膣内射精三連発! B93九州から上京してきたばかりの美少女Kさん(19)、B89雑貨屋勤務の美人店員Cさん(23)、B85名門女子大在学中の美人令嬢Nさん(20)』
『金髪巨乳ハーフ美少女JK輪姦調教! 友達だと思ってたクラスの男子たちの肉便器にされちゃったわたし』
『U149!? ちょこっとミニマムボディEカップ巨乳JKの彼女と過ごす甘々学園性活!』
『おっとり系天然巨乳美少女と無人島に流されたらヤルことは子作りSEXでサバイバル!』
『クール系長身爆乳美女びしょ濡れレイプ! 怪奇、ドエスカルゴン!!』
見るに耐えない卑猥なタイトルのオンパレードである。
冬優子は怒鳴りつけたい衝動をなんとか堪えながらプロデューサーを睨みつける。しかし、威圧的な視線を向けられた当の本人は涼しい顔だ。
「はは……そっちはアダルトだな。冬優子と一緒に観ようと借りてきたのはもう一つの袋のほうだよ」
「そうじゃないでしょ! 他に言うことあんでしょ!?」
「ああ、そうだな。すまない冬優子。そんな卑猥なものを冬優子に見せるつもりはなかったんだ。今後は見えないところに置くようにするよ。許してくれ」
「んんんん? 待って! ちょっと待って! あんた謝るところと反省するところおかしくない!? そこじゃないでしょ!? ふゆという恋人がありながら、こんないやらしいDVDを借りてきたことを謝んなさいよ!! そして、今後はこういうものは観ないことを誓いなさい!!」
信じられないといった顔で机をバンッと叩いて一気にまくし立てる冬優子。プロデューサーはその様子を真剣な表情で黙って見つめていた。
「わかったわね!?」
「いや、わからないな冬優子。俺は謝らないし、誓わない」
「はあああっっっ!?」
テンションキレッキレの冬優子はアイドルがしてはいけない顔でメンチを切った。常人ならば数メートル後方へ退き、土下座してしまいそうな茨城県内でも随一のキレを誇る威嚇行為。だが、プロデューサーは全く怯まない。冬優子が選んだ男は自分が正しいと信じたことは頑として譲らないハートの持ち主だった。
「まず確認なんだが、どうして恋人がいるとAVを観てはいけないんだ?」
「そんなの当たり前でしょ!? ふゆがいるんだから必要ないじゃない!」
「なぜ必要ないんだ?」
「なぜって……そりゃ、その……ふゆと、せ、セックス、してるんだからいらないはずでしょ?ふゆ以外でヌクなんて有り得ない! それにAV観るってことはふゆに満足してないってことじゃないの? もっとおっぱいの大きい女がいいってことなんじゃないの?」
少しだけ冬優子の怒りの根っこが見えた。『不安』である。
冬優子は一見自信家に見えるが、自分が魅力のない女だと思っていて、人に好かれる性格を装っていたことがあるほどネガティブな面も持っている。我の強さから過去に周囲とのいざこざがあったらしいことも原因の一つだろう。
そんな彼女が彼氏の部屋で自分にはない魅力を持つ女たちの破廉恥なDVDを見つけてしまったら、不安と焦燥に駆られるのも無理のない話だ。「彼は自分とのセックスに不満があるんじゃないだろうか?」、「もっとおっぱいの大きい娘に横取りされてしまうんじゃないか?」、頭の中でぐるぐる回る悩みの種が燻り、火種となって怒りの感情を燃え上がらせたのだ。
「ハッキリ言おう……俺は大きいおっぱいが好きだ」
「えっ」
冬優子は側頭部を大槌で思いっきり殴られたような衝撃を受けた。この一撃でまともな思考は失われ、ネガティブな未来ばかりが頭に浮かんでくる。
「貧乳のお前では満足できないのをずっと我慢していた」。「それなのにお前は文句ばかり言う」。「もう別れよう」。
妄想の中で無表情の彼が残酷な言葉を吐きながら、冬優子の衣服を引き裂いた。ロクに濡れてない秘所にいきり立った肉棒を突き入れて乱暴に腰を振る。「痛い」、「やめて」と泣き叫んでも勢いは増すばかりだ。抵抗しようにも男の力には勝てない。されるがまま犯され続け、やがて乳房に擦りつけるようにして雄濁のエキスが解き放たれる。「射精しがいのないおっぱいだ」と吐き捨てられ、惨めな姿のまま野良犬みたいに部屋を追い出される。
一秒足らずの間に完成した陳腐な悲劇によって冬優子は絶望の淵へと真っ逆さまに転落した。次のプロデューサーの言葉を聞くまで。
「それ以上に冬優子が好きだ。愛してる」
「……え」
底知れぬ暗闇へと落ちる冬優子に天から眩い赤光が降り注ぎ、その背中にそれぞれ白と黒に染まった二対の翼を与えた。
『真実』と『狂気』の光を身に纏い、地上へと舞い戻った冬優子はネガティブが生み出した禍々しいモンスター、『マッドスクリプト』を両翼から乱射した光の刃で切り刻んだ。断末魔の叫びを上げて燃え散る『マッドスクリプト』。
悪の根を断った今、戦いを終えた聖天使冬優子は天に昇っていくのだった。
>>38
上から愛依、恋鐘、千雪、夏葉、めぐる、智代子、真乃、咲耶?
「なあ、冬優子? 聞いているのか?」
「……ん? えっ? あぁ、うんうん、聞いてるわよ」
数秒間、何やら壮大なストーリーにトリップしていた冬優子の意識が現実世界に帰還した。絶望状態からの「好きだ、愛してる」がよほど強烈だったらしい。その前の彼のセリフは「大きいおっぱいが好きだ」なのだが、彼女の記憶を司る部署に勤める編集者が都合よくカットしてくれたようだ。
「つまりセックスと[田島「チ○コ破裂するっ!」]は快感を得るという点では一緒でも行為の意味は全く違うんだ。俺は冬優子とのセックスを性欲処理だなんて思ったことは一度もない。冬優子を愛しているからセックスをするんだ」
「ふゆだって、もちろんそうよ。あんたのこと……あ、ああ、あ、愛してる、もん」
セックスの時はいくらでも漏れてしまう本音も日常の中で口に出すのは恥ずかしい。冬優子は珍しく口ごもって、相手の表情を伺うようにチラチラと視線を合わせられないでいる。
「でも冬優子を不安にさせてしまったみたいだな。そこに関しては理解が足りなくてすまなかった」
「いいのよ……ふゆもあんたのこと信じられなくて、AVなんかに嫉妬して悪かったわ。あんたはふゆのこと一番だって思ってくれてるのに」
「そもそも、AVと冬優子を比べるのがおかしいことなんだぞ」
「あーはっはっは! ま、トーゼンよね♪」
一気に上機嫌になった冬優子が高笑いを上げる。心底嬉しそうな彼女の笑顔を見てプロデューサーもホッと胸を撫で下ろした。
「それで性欲処理の重要性については理解してもらえたと思うんだけど……」
「ああ? うん? わかってるわよ」
彼がそのあたりを語っている頃、冬優子は脳内で『マッドスクリプト』征伐に精を出していたので全然話は頭に入っていなかった。心の余裕を手に入れた彼女にとって、もはやAVなど目くじらを立てるほどのものではないので、ここは空返事でもさほど問題はなかった。
「それで提案なんだが、性欲処理にも冬優子を使わせて欲しいんだ」
「もちろん、いいわよ」
ここはよく考えて返事をするべきだった。おそらく彼女の記憶を司る部署に勤める編集者が仕事をしてしまったのだろう。「冬優子、欲しい」くらいしか脳が認識できていなかった。ここで彼の言葉の意味に疑問を持てれば、これから始まる怒涛のプレゼンの勢いを殺せたかもしれない。
「じゃあ、二人でハメ撮りAVを作ろう」
「はいっ……ん? んん? ……何ですって?」
「ハメ撮りAVを作ろう」
ここでプロデューサーがスケベ面でニタニタしていれば「あんたバカじゃないの!?」と一蹴できたものの、あいにく彼の表情は真剣そのものだった。「結婚しよう」くらいの真面目なノリで「ハメ撮りしよう」と言えるのがこの男のタチの悪いところである。
プロポーズされたような気分で浮かれていた冬優子に彼を強く突き放すことはできなかったし、企画立案のスペシャリストである彼を論破するなど不可能だった。しかも自分の手を握り、熱く語る彼の顔にちょっとキュンとしてしまっていたりもした。
それに「俺はどうしても冬優子でヌキたいんだ!」などと表現方法こそ下劣極まりないが、正面切って好意をぶつけられて悪い気はしない。そもそも最初に「ふゆ以外でヌクなんて有り得ない」と言った手前もある。
結局彼女はノセられてしまった。
後から思えば見えるところにあからさまにAVが置いてあったのも仕込み臭かった。配慮の鬼であるプロデューサーがそんな初歩的なミスをするだろうか?それに出演女優も周りの女性たちのプロフィールに似通っていたのが作為的に感じる。もしかしたらこうなるまでが計算尽くだったのではないだろうか?そんな疑問は残ったが冬優子にとっては些細なことだった。
彼と関係を持ってからかなり大胆になった冬優子はハメ撮りを風変わりなホームビデオくらいに認識することにした。中身はどうあれ、仕事以外で彼と一緒に何かをやれるのは嬉しかったし、二人で色々考えて意見を出し合うのも文化祭の出し物を作るノリで楽しめた。ちょっぴり恥ずかしいけど、いい思い出になっていた。
あさひと愛依にバレるまでは――
「あんたのせいでふゆは大恥かいたんだからね!!」
そしてストレイライト流出事件のあった翌晩、プロデューサーの部屋。
愛しの彼が地方出張から帰ってきて、久々の逢瀬だというのに冬優子はご機嫌斜めの様子。何かあったのかと聞いてみると昨日の自室であった出来事をまくし立てられた。
「まあまあ、落ち着け冬優子。見つかったのがあの二人だったからまだ良かっただろ。触れ回るようなタイプじゃないし」
確かに最初に撮ろうと言いだしたのはプロデューサーに違いないが、二人にバレたのは明らかに冬優子の管理が甘かったせいである。そんなことは指摘されるまでもなく冬優子はわかっているだろう。しかし、やりきれない感情をぶつけなければ、恥ずかしさで死んでしまいそうだった。
「ちっとも良くないわよバカッ! これからどんな顔してユニット活動すればいいのよ!?」
「はは……普段通りでいいだろ。それに冬優子も二人が[田島「チ○コ破裂するっ!」]してるとこ見たんだからおあいこだし、お互いをもっと知れて良かったじゃないか。絆が深まったな」
「そんなのふゆは知りたくもないし、知られたくもなかったの! 絆どころか傷が深まったわよ!!」
顔から火柱が立ちそうなほど真っ赤になった冬優子が涙目になって吠えた。さっきからプロデューサーの発言は宥めているようで煽っている。普通の男ならたじろいでしまいそうな状況だが、彼は冬優子がここまで大きな感情をぶつけてくるのは家族以外ではおそらく自分だけという優越感に浸っていた。この場をどうにか収めようなどという考えは一切なく、「怒っている顔も可愛いなー」などと呑気しているほどだ。
「ところで冬優子……どうしてディスクがプレイヤーに入ってたんだ?」
冬優子が一通り喚き散らして疲れた頃合を見計らって、プロデューサーは核心を突く。
なぜ二人が視聴できる状況になってしまったのか?二人が家捜しして見つけ出したとは到底思えない。あさひはやりそうだが、そうなれば愛衣がしっかり止めるはずだ。そうなればディスクが最初からプレイヤーに入っていたと見るべきだろう。つまり……。
「冬優子も観たんだよな?」
「……!」
言葉に詰まる冬優子。彼がディスクを渡した時、彼女は散々「いらない」、「観ないわよ」と言っていたのだから無理もないことだ。
「どうだった? 自分が主演のAVは……イイ出来だったと思わないか?」
「知らないわよそんなの……!」
「生の冬優子とはまた違った良さがあったと思うよ」
「ふゆは何とも思わなかったわ! ……あんなのお芝居だもの」
そっぽを向く冬優子を背中から抱きすくめるプロデューサー。ビクッと体が反応したが嫌がる素振りはない。冬優子の煌めく長い髪を指先で弄りながら、耳元で囁いた。
「確かにお芝居だな。でも……あんなに気持ちいい[田島「チ○コ破裂するっ!」]は初めてだった。そう思えたよ。冬優子もそうなんじゃないか?」
「なっ……! そんなこと、ないわよ。ふゆは……」
図星だった。内緒で電マまで購入して今までにないくらい夢中になって[田島「チ○コ破裂するっ!」]に励んだ。ディスクを入れっぱなしにしてしまうほど何度も何度も火照った体を慰めた。
もちろんそんなこと口が裂けても彼には言えない。だが股が裂けた勢いで告白してしまう可能性を捨てきれないのが冬優子の弱いところだ。
「ココ、思い出して熱くなってるんじゃないか?」
「ンァ♪ ちょ、やめ……フゥ、やぁ♪ くすぐったいから……♪」
下腹部を摩られて身悶えする冬優子。逃げようとする体を制しながら、彼は追い討ちをかけるように耳に唇を這わせた。啄むような愛撫に冬優子は思わず甘い声を漏らしてしまう。怒っているのに抗えない快感。いつもこうなのだ。彼は冬優子が感情を暴発させた時、決まってセックスに持ち込む。
「俺も思い出したらこんなになってしまったよ」
「あっ♪ もうっ……バカ♪ 押しつけないで♪ んふっ、やぁ、くぅん♪」
膨らんだ股間が冬優子の形のいい尻に押しつけられた。スカート越しにもその熱量と硬さが伝わってくる。自然と腰を揺すって感触を味わっている自分が恥ずかしくなって、冬優子は先ほどとは違った意味で顔を真っ赤にしていた。
(あぁ♪ おちんぽ、もうこんなに硬くなって……♪ 腰勝手に動いちゃう♪)
「はは……冬優子も欲しくなってきたんじゃないか?」
「んなっ……!? むうぅぅぅぅっ……バカ! バカ、バカ、バカ、バカ!!」
「いてててててて……」
冬優子は彼の手を払い除けて振り返ると、にやけていた彼の両頬を容赦なく抓ってやっる。彼は大して抵抗する様子もなく、「ギブ、ギブ」と言って両手を上げて白旗を振るようにヒラヒラさせた。
「そうやって! いっつも! いっつも! エッチすればふゆの機嫌が直ると思ってるんでしょ!? そうはいかないんだから……ふゆはもう寝るから! あんたなんて一人でシコってればいいのよ!!」
そう吐き捨てるとボフッとベッドの上に仰向けに寝転んだ。冬優子の癇癪は一種の構って欲しい合図であって、本気で怒っているわけではない。素直になれない性格ゆえにワンクッション置きたがるのだ。普段ならプロデューサーが一緒に横になってキスや愛撫を始め、最初は嫌がって抵抗する素振りを見せつつも、だんだんノってきてセックスする流れになるのだが、彼は今回趣向を変えてみることにした。
「……はぁ!? ちょっ……あんた何やってんのよ!?」
「何って? [田島「チ○コ破裂するっ!」]だよ」
なんとプロデューサーはベッド脇に立ち、冬優子の眼前で下半身を丸出しにして肉竿をしごき始めたのだ。彼女が面食らったのも無理はない。てっきり迫ってくるものだと思っていたし、このような奇行に走るとは予想外すぎた。
「俺は冬優子とシたくてしょうがないのに一人でシコってろって言ったのは冬優子だぞ? それに自分以外で射精して欲しくないとも言ってただろ? せっかく本人が目の前にいるんだからオカズにするのは当然じゃないか?」
「いや、そうはならないでしょ……」
「俺は勝手に冬優子を堪能してるから、気にせず寝ていてくれ」
プロデューサーはそう言うと、再び自慰行為に没頭していった。赤黒い肉竿が徐々に膨れ上がり、みるみる硬度が増していくのが横目にもわかった。
(気にするなって……無理言わないでよ!)
見ないようにしても気になって視線が彼の分身に向いてしまう。だんだん大きくなる彼の吐息に先端から染み出た汁の僅かな水音が混じってきた。感じるはずのない熱気が頬を撫でる。冬優子の雌芯がにわかにざわめき湿り気を帯び始めた。
(サルみたいにおちんぽしごいて……バカ。素直にふゆにシてくれって頼めばいいのに……! そうしたらふゆが……)
ここまで考えて冬優子は自分の思考に愕然とした。自分が奉仕することが当然のようになっていたからだ。
(そうやっておちんぽ辛そうにしてれば、優しいふゆが気持ちよくしてくれると思ってるんでしょうけど……あんたの思い通りになんかならないんだからね! ふゆがおちんぽなんかに負けるわけないでしょ!)
冬優子はブラウスのボタンを外し、ブラをずらして控えめな乳房を露出させた。そして、見せつけるように舌を使って指先に蜜唾を馴染ませると自らの乳房を愛撫し始めた。乳首を濡れた指でクリクリと弾くように弄び、しっとりした乳肉をムニムニと揉みしだき、媚びるような甘い声を漏らす。
「ンッ♪ あ、あぁん♪ んふ、くぅん……はぁ、んあ、うふぅ♪」
誘う蜜のような甘媚な音色。きめ細やかな白い肌が快感に震え、火照りを帯びて朱に染まっていく。目の前でこんな淫らな行為が始まってしまったら、まともな男ならば視線は釘付けになり、そのまま押し倒してしまうだろう。冬優子の狙いはまさにそれだった。
(ほら、手を出しやすくしてあげたんだから、早く来なさいよね!)
セックスはしたいが、自分から手を出すのは負けた気がしてならない。あくまで求められたから応じるというスタンスは崩したくない。冬優子は非常に面倒くさい女だった。
そして、その面倒くさい女の自慰行為はどんどんエスカレートする。
スカートをたくし上げ、ピンクのレースの付いた下着を露わにする。既にクリトリスがくっきり透けるほどシミができていて、発情した雌の匂いが部屋中に広がりそうだ。冬優子はその下着の中に指を突っ込んでクチュクチュといやらしい音を奏で始めた。
「ひやぁ♪ あん、ハァ、ハァ、んくっ、あう、ああ、っふ、んぅ、あはぁ♪」
ふゆはこんなに濡らして待ってるんだよ。早く来て。そうアピールするかの如く、激しい指使いで秘所を掻き混ぜる。だんだん自身の生み出してしまった異様な状況の快楽に酔って、だんだん目的を見失っていった。
下着を割れ目に食い込ませて上下に擦り上げると膣口と陰核が同時に刺激され、愛液が絶え間なく溢れ出て、冬優子の神経を締め付けるように痺れさせた。眼前でしごかれて熱と湿り気を帯びた肉棒がさらに情欲を煽り立てる。
「ハッ、ハッ、冬優子……冬優子……!」
(ふゆの名前呼んで……こんなに、おちんぽ大きくして、ビクビクさせて……♪ これ、欲しいよぉ♪)
彼が名前を呼んでいる。その声が冬優子の芯をときめかせ、熱くする。
当初、数十センチはあった二人の距離が十センチほどまで近づいていた。知らず知らずのうちに冬優子の体がベッドの端に寄っていたのだ。少しでも彼の熱を、匂いを、音を感じたいという想いが無意識に体を動かしていた。
「あぁん♪ はぁ、んんっ、あくっ、あ、ああ、あふ、んっ、ぷろーでゅーさー♪」
プロデューサーの全てが冬優子の熱に潤んだ瞳に引き込まれる。
見つめ合う二人。どうして交わらないのか不思議なほど二人の意識は同調していた。触れてもいないのに、互いにどれくらい快感を得ているのか手に取るように理解できた。
「あン♪ はぁっ、うン、ふあ、あぁ、きゃふ、んくぅ♪」
「冬優子、ふっ、冬優子、っくぅ……!」
もう分身と顔の距離は息が吹きかかりそうなほど近かった。彼の絶頂が近いことを敏感に察知し、目標はここだと言わんばかりに口を大きく開けて舌を突き出した。条件反射に近い行動だった。
(はぁ……♪ おちんぽ♪ おちんぽ精液ビュービューして♪ ふゆにたくさんかけて♪)
「ぐぅっ……冬優子ッッ!」
そして猛った肉棒から狂ったように精が吐き出された。よほど興奮していたのだろう。精液は冬優子の口内のみならず、綺麗な顔や艶やかな黒髪にまで飛び散った。白濁に汚れたことなど気にも留めず、衝動に駆られた冬優子は射精に震える肉棒に首を伸ばし頬張ると、ふっくらとした唇を吸い付け、舌を丹念に絡ませた。自然と伸びたその手は竿を丁寧にしごき、陰嚢を優しく撫でて、噴き出す子種を自らの喉に着実に導いていく。
「ン♪ ンンっく、ンヂュ、ジュプルル♪ ンフ♪ ンニュ~~~♪」
プロデューサーも冬優子の奉仕に恩返しするために熱く湿った蜜壷に指を這わせ、愛液を掻き出すように刺激する。冬優子は快感に悶えながらも奉仕を中座することはなく、むしろ吸い付きが激しくなってプロデューサーの腰を震わせた。彼も負けじと指の動きを速めて刺激を強くする。やがて両脚をヒクつかせたかと思うと、陰唇から手首まで濡らすほどの飛沫が上がった。冬優子もイったのだ。
ちゅぽんと唇から離された肉棒はあらかた精液を吸い出されたものの未だに硬さを失わない。淫らな熱腔に含まれて、愛おしむように粘膜で撫でられれば当然のことだろう。それは冬優子からのサインでもあった。
「キ……テ♪」
実際に声を出してそう言ったわけではない。細胞に直接的に伝わったサインが滾らせたのだ。プロデューサーは冬優子の下着を剥ぎ取ると濡れた陰唇に最硬長となった肉棒を一気に突き入れた。
「ふああァンンン♪」
冬優子の快感混じりの喘ぎ声が響いた。歓喜にざわめく肉襞がまとわりついて、この世のものとは思えない快感を肉棒に与える。よく熱した鉄板の上にバターを乗せたように蕩ける感覚。細胞全てが冬優子の膣内に融けていってしまいそうだった。もっと極上の雌肉を味わいたいという欲求に支配され、がむしゃらに腰を動かした。
「はあ♪ うぁん♪ あっ、ひゃあ、んくっ、ひぃ、ふあぁ♪」
獣欲に支配された肉棒が膣内を往復する度に冬優子の脳はシェイクされて思考が覚束なくなっていく。体中の全神経が快楽に犯されて、気持ちよくなることと、気持ちよくすることしか考えられなかった。腰は彼の動きに合わせて揺すって、様々な角度から膣壁を深く抉ってもらおうとしているし、指先は射精感を煽ろうと彼の乳首をクニクニと撫でて刺激を与えていた。
「はぁ、はぁ、冬優子、冬優子……くっ、冬優子、もうっ……!」
「ンアァッ♪ ハァ、ハァ、キテ♪ キテ♪ ふゆを、いっぱいにしてェ♪」
ギシギシとベッドが大きく軋む音が彼の獰猛な運動を物語る。冬優子は怒涛の抽挿を受け止めるためにシーツを掴んで踏ん張り、決して離れないように両脚を腰に絡めた
「ふあぁっ♪ ふゆも、ンッ、イ……ク♪ アッ♪ イクから、見てて、ハァ、んふっ、ふ、ふゆから、目をはなさないで……♪」
白濁化粧に塗れた冬優子の顔。穢された美貌が淫靡な表情を引き立て、蕩けた瞳の奥にある妖艶な光に淫欲の虜となった男の全てが吸い込まれていく。
「ふっ、冬優子……! んくぅぅぅ……射精るっ!!」
「ンンンンアッッ♪」
絶頂と共に煮えたぎった精液が子宮に雪崩のごとく押し寄せた。膣内は精液を吸い尽くそうと収縮し、肉棒を甘く締め付ける。自分を中から染め上げていく白の熱さとたくましさにうっとりしながら、冬優子は雌としての幸福を実感していた。
「はぁ、はぁ、んっ、あんた……量多すぎ♪ 一回出したのに……こんな、いっぱい……んちゅ、ぢゅぷ、んっく♪ ふぅ♪ やっぱり……変な味」
一息ついたところで肉竿は引き抜かれた。秘所から溢れた精液を掬って舐めとる冬優子。本人は意識的にやっているわけではないのだが、相当淫らな行為だ。プロデューサーが息を飲み、またもや股間を滾らせる。
「またそんなにして……あんたは限度ってものを知らないわね」
「冬優子がエッチすぎるからだよ。そんな風に精液塗れで……」
「あんたが出したんでしょうが……! 髪にまで飛ばしてどんだけ興奮してんのよ。それに名前呼びすぎじゃない?」
呆れたようで、それでいて少し照れた表情で冬優子はぼやく。名前を呼ばれるのはもちろん、彼が自分の姿を見て興奮を隠しきれない様子は嫌ではない。むしろ好ましく思っているくらいだが、ついついキツイ言い方をしてしまう。しかし彼の方はそれが一種の愛情表現と理解しているので、時折にやけてしまう時があるのだ。
「シてる時はどうしても好きな女の子の名前を呼びたくなるもんさ。それに……」
「それに?」
「冬優子は名前呼ぶと……アソコをきゅんきゅん締め付けてくるから喜んでるのがわかる」
「なっ、あ、あんたは……ホントに……もうっ……バカ」
「冬優子」と呼ぶことを許したのも、体を許したのも彼だけだ。彼だけに与えた特権。
とはいえ、自分ばかりが辱められるのも癪に障る。何となく屹立した肉棒の裏筋をカリカリと爪弾いてやる。ピクンピクンと敏感に跳ね上がる様子が可愛く見えて冬優子の悪戯心を刺激し、前から試してみたかったことがあったのを思い出した。本当は彼の方から言い出して欲しかったが、思い立ったが吉日である。
「そんなに締め付けられるのが好きなら……こういうのはどうよ♪」
お互いに衣服を脱ぎ去ると冬優子はまず彼の肉竿を嘔吐くほど奥まで飲み込んで、唾液塗れのとろとろ状態にしてみせた。気泡を含んだ透明な粘液の雫に肉塊がコーティングされ、ねっとりと光っている。そこに冬優子は自分の長い黒髪をタコ糸のように巻きつけた。
「エッチすぎる……」
「あんた、そればっかね……興奮してるのはよくわかったわ」
さらに血液が肉竿に集まったのを見て冬優子は納得した。妙に鼻息も荒くなっていて、さすがに少し引き気味になった。そして同時にその様子に興奮している自分にもだいぶ引いた。いつの間にか自分もヘンタイの仲間入りをしてしまったのだろう。舌先で鈴口を押し広げるようにチロチロと舐るやり方も、肉竿をしごく絶妙な力加減も、全て彼に仕込まれた。アイドルとしても、女としても、彼にプロデュースされてしまっている。
「ちゅ、んちゅぷ、ぴちゃ、れろ、むちゅ、はぁ……気持ちいい?」
「ふぅ、ああ……すごくいいよ。冬優子にすごく愛されてるのを感じる」
「……バカ♪」
毛先で裏筋をくすぐると繊細で柔らかな刺激にピクピク反応して、冬優子にはままならないことに地団駄踏む幼児のように思えた。
彼は新鮮な肌触りの黒髪のアクセントに加え、白い指のなめらかさと、先端を舐る舌のいやらしさを堪能して法悦の極みといった表情で彼女の痴態に魅入っている。感触が与える刺激はもちろん、視覚的な刺激も鮮烈だった。何よりパフォーマンス中に靡く彼女の美しい黒髪をこんな淫らな行為に使用させていること自体が背徳感に溢れて刺激的であった。
「すごく神々しいものを穢してる気分になるよ。髪だけに」
「……つまんないこと言ってると噛み付くわよ」
「髪だけに?」
「……ンッ♪ はぁむぢゅぅぅぅッッ♪」
「うあっ!? そ、それ、すごいっ……!」
亀頭を猛烈に吸い込んで裏筋に舌を這わせる。上唇と一緒に前歯も軽くカリ首に押し当てて甘噛みしてやる。強い刺激を受けた肉傘の神経が震えて射精感が津波のように押し寄せてきた。絡みついた髪の毛を引きちぎらんばかりの勢いで膨張する彼の欲棒。
「んちゅぽ……♪ まだイカせないわよ♪」
「うっ、冬優子ぉ……」
冬優子は彼がイキそうなタイミングを見計らって、亀頭から勢いよく唇を離した。切なそうに呻く彼の表情を満足気に眺めながら雄の獣脂に塗れた濡れ羽色の拘束を解く。長い黒髪が艶かしい光沢を帯びて、淫靡な雰囲気を助長していた。
冬優子は肉棒に淫裂を擦りつけるようにして彼の膝に跨った。挿入を焦らすようにゆっくりと腰を上下させる。
「んはぁ♪ ここからはふゆのペースでスるから♪ んっく、今度は、フゥ、あんたのことを、ふゆでいっぱいにしてやるんだからぁ♪」
彼の首に腕を回し、じわりじわりと腰を落としていきり立った肉棒を飲み込んでいく。じっくりと先端から肉棒の神経に愛液を染み込ませるように、彼の細胞のひとつひとつに彼女の愛を注ぎ込むように。
「はぁ、ふ、冬優子、も、もう……!」
「んっ♪ まだ、ダメよ……もっと、もっとふゆで頭いっぱいにして♪」
遅攻に焦れた彼が腰を震わせている様子が堪らなく愛おしかった。今すぐ彼の欲棒を根本まで咥えてあげたい衝動に駆られたが、まだまだ焦らしたい。最初は勢いで激しくしてしまったが、久々なのだから時間をかけて愛して欲しいし、愛したい。
カリ首まで入ったところで冬優子は腰をくるくるとくねらせ始めた。鋭敏な感覚器に淫肉の甘い蠢きが集中して、亀頭だけがそのまま優しくもがれてしまいそうだ。
「あ♪ ふぅ、んん♪ 先っぽ、すっごいビクビクしてるわよ♪ んぁ、はっ、奥まで、入りたいのよね?」
「はぁ、ああ、奥まで、入れたい。っく、冬優子をもっと感じたいよ」
「はぅ♪ じゃあ、まずふゆにすることあるでしょ? ねへぇ♪」
「……あっ、ああ。 そうだった。ごめん、冬優子」
突き出された冬優子の小さな舌にむしゃぶりついて唇を交わした。そういえば今夜はまだキスをしていなかった。スタートが[田島「チ○コ破裂するっ!」]の見せ合いだったのですっかり頭から抜け落ちていた。おそらく彼女の方はずっと待っていたのかもしれない。そう思うと求愛の接吻に熱が篭った。舌の裏側から上顎、歯茎の隅々まで、全神経を集中して丹念に舐め回す。溢れる蜜唾を舌の上で交わらせて喉奥に染み込ませる。
「んちゅ♪ はぁむ、ちゅぷ♪ はふぅ♪ あたまとろけちゃいそう♪ キスより先におちんぽ見せちゃうヘンタイにしてはジョーデキよ♪」
憎まれ口を叩きながらも額をこつんと当てて熱っぽい瞳で微笑む冬優子。彼の詫びと悦びのキスに満足したのか褒めるように頬を細長い指で撫でた。
「ふぅ、あは♪ ちゃんとできたゴホービ♪ ンンッ♪」
愛液と精液が融けて熱くぬかるんだ蜜壷に肉棒の根本までが一気に埋没した。
背筋に甘く痺れるような快感が駆け抜け、プロデューサーの口から思わず情けない呻き声が噴き出す。不意を突かれて耐え切れずに開いた鈴口の隙間から少々精液が漏らしてしまった。
「はぁ、んふ♪ もしかして甘イキしちゃった? 今動いたらヤバいでしょ♪」
「ハァ、ハァ、うっ、くっ、冬優子、それは、んぐっ、はぁっ……!」
腰を微かに震わせて息を荒げるプロデューサーの頭を撫でながら耳元で口付けるように囁いた。腰を小刻みに揺すって肉棒を嬲るように刺激する。蠕動する蜜壷が蕩けるような快楽で肉棒を包み込み、彼の頭をいっぱいいっぱいにする。
「ねえ、おっぱい触って♪ あんたがいやらしくしたふゆのおっぱい♪」
彼女の言葉に導かれるままに骨太な指を乳房に没入させる。掌に程よくフィットする冬優子のバスト。ハリのある弾力が跳ね返ってくると同時にきめ細やかな肌が震えるのを指先に感じた。
「アンッ♪ ハッ、んっむ、ふぅ、指ぃ♪ やっぱり、あんたのほうがイイ♪ あ、ひぁ、きゃふ♪ ひとりでも、おっぱいだけでイケるようになったけど、んぁ♪ あんたにしてもらうのが、一番気持ちいいよ♪ はふっ、きゃん♪」
触れるたびに感度が増し、鋭敏に反応する乳房。手に余る美巨乳も確かに好きだが、掌に丁度よく収まる冬優子の敏感美乳にプロデューサーは夢中だった。乳房への愛撫だけで絶頂を迎えられるように開発したという思い入れも格別だったし、そうなるために彼女自身が協力してくれたのが何よりも嬉しかった。二人でする時だけでなく、一人エッチの時も意識的に開発を行ってくれていたのだ。
最初は拒絶気味の態度を見せつつも、最終的にはどんなエッチな提案に必ず乗ってくれる恋人。わがままで見栄っ張りで面倒くさいところもあるが、その反面、素直で献身的に尽くしてくれる彼女のギャップにもプロデューサーは完全にやられていた。
「やっ♪ あっ、んふあ♪ きゅんってしちゃう♪ はぁん、くぅ、ひんっ♪」
乳肉を捏ね回していると徐々にくねる腰が激しさを増し、膣肉がキュウキュウ締め付けてくる。体にしがみつく冬優子の指にも力がこもり、肩に爪痕が残りそうだ。もうひと押しを求めている冬優子の瞳。
冬優子でいっぱいになったプロデューサーの脳は彼女の思考を読み取って自然と体を動かしていた。
物欲しそうにぷっくらと膨らんだ桜色の乳首に唇を強く吸い付けながら、舌先でベロンベロンねぶり回す。もう片方も指三本で丁寧に擦って快楽の熱で炙ってやった。
「はあ、んっぐ、あひゃう、ふっ、くぅ、やあ、あっ、あぁ、んむぅッ……ふあああぁぁぁぁっ♪」
待ち侘びた快感に冬優子が背中を大きく仰け反らせて体全体を痙攣させた。膣の締めつけも一段と強くなり、肉ヒダがペニスにねっとり絡みついてくる。精液が絞り出されそうになるのを必死に歯を食いしばってなんとか耐えると、プロデューサーは彼女の腰をガシッと掴んで抉るように思い切り突き上げた。
「はあうっ♪ だ、ダメ……♪ ふゆが、ふゆがスるんだからぁ♪」
「ごめん、我慢できない」
「はぎゅ♪ んふぁ、なんで、あん♪ はひぃ、イ……ったばっかだからぁ♪ そんなに、したら……♪ んくっ♪ はぁ、も、もう、ば、バカァ♪」
冬優子の抗議を無視して腰を何度も激しく叩きつける。絶頂を迎えたばかりで敏感な膣が震えて、溢れ出す愛液がドロドロになってペニスに絡みつく。
パンパンに膨れた亀頭を膣壁にその形を刻み込むように擦りつけられる快感から、冬優子の汗で濡れた体が跳ねて、上向きの乳房がふるふると震えた。
「はあっ♪ それ、イイ♪ もっと……! んっ♪ お腹の裏側、ゴリゴリってぇ……♪ ふあぁ、んんっく、あっ、ひゃああァァ♪」
文句を言っていたかと思えば、しっかりと両脚を腰に絡め、片腕で仰け反る体を支えながら、もう片方の腕を彼の首に回してペニスで突かれやすい格好になっている冬優子。
快楽を貪るために意識してのことか、それとも無意識なのか。どちらにしてもよくできた女であることには違いない。
甘く噛み付くような締めつけが神経に射精の準備を囁きかけてくる。
「冬優子ぉ……もう、そろそろ……!」
「はぁ、ふっ、うん♪ キテ♪ ナカにちょうだい♪ あぁ、はふぅん♪ んっ、ああっ、へぁ……♪ ねえ、ギュッって……してぇ♪」
「っっ……! ううっく、冬優子ぉっ!」
恋人の可愛らしいお願いにプロデューサーの感情は爆発した。何が起きても決して離さないように力いっぱい細い肢体を抱き締める。抽挿が激しさを増し、最奥の子宮口が幾度となく押し広げられ、冬優子の頭を真っ白に染め上げようとしていた。
「絶対誰にも渡さないからなっ! 冬優子はずっと俺と一緒にいるんだ……!」
「うん♪ うん♪ いっしょ、いっしょだから♪」
男の腕力で思いっきり締め上げられて苦しいはずなのに、冬優子にはその苦しさが心地よかった。いつも飄々としている彼がここまで強烈な独占欲を露わにしてくれていることが何よりも嬉しい。
彼の気持ちに応えるように子宮口が先端に吸い付き、とろとろに熱くなった膣壁が肉竿全体を搾り上げるように締め付けた。まるで永久に一つになるために蜜壷に埋めて封じ込めんとするような強烈な刺激。快感の稲妻は瞬く間に脳幹まで駆け巡り、男の思考を遥か彼方へと誘った。
「んあぐっ! 冬優子ぉ! 冬優子ッ!!」
「ンンヒィッ♪ あっ、あぁ、はっ、ン、ひゃァ、っく、あふうっ、ぅあ、ンふぅ♪」
指が背中に食い込みそうなほどお互いの体をきつく絡み合わせ、一個の生物のようになった二人はガクガクと痙攣し、口元からだらしなく涎を垂らして絶頂した。
冬優子には彼の絶頂の脈動がまるで脳に直接射精されたかのように鮮明に聴こえた。彼の自分に対する独占欲の具現化とも言える精液。その精液の子宮口を攻め入るように叩く噴出の勢い、膣内を我が物顔で遊泳する量の多さが幸福感に変わって彼女の心を満たしていく。
「ハァ、ハァ、ンッ……ごめん、痛かったか? つい力が入ってしまって……ンっ!?」
「ンァ♪ フハァ♪ このままで……フゥ、このままでいいから、もう少し……ンチュ、フムッ、ンンゥ♪」
冬優子は腕を緩めて彼女の体を解放しようとするプロデューサーの唇を舌で絡め取るように塞いだ。まだ彼の力強い腕に抱かれていたい。冬優子は子供みたいにしがみついて、ねだるように呟いた。
「ねえ……『誰にも渡さない』ってどういう意味よ? ほれほれ、どういう意味よ♪」
少しバツの悪そうな顔をする恋人の頬をツンツンと指でつついて弄ぶ冬優子。久々に精神的に優位に立てた気がして、ここぞとばかりに調子に乗りまくっているのが顔に浮かべたいたずらっぽい笑みからもわかる。
「なーに? ひょっとして自分で撮ったAVに嫉妬したの?」
「う……ちょっとな。ちょっとだけ冬優子の思惑通りになってしまったんだ」
寝取られ風にするのは冬優子の提案だった。『ふゆのありがたさ』を噛み締めるようにとのことだったがまさしくその通りになってしまった。プロデューサー的には条件を呑むことで淫語を喋らせまくる狙いがあったのだが、彼女の策略の影響は彼が考えたより大きかったようだ。
離れている間に誰かに略奪される一抹の不安が頭によぎったのは否定しようがない。結果として彼女への想いが強く表に出てしまったのだ。
「ふーん♪ ふふっ、バカね。あんたって……ホント、バカ♪」
嬉しそうに勝ち誇った顔で彼の頭を優しく撫でながら『バカ』を連呼する。そして前の方に体重をかけて彼のことをトンッと押し倒した。
「ふゆはあんたのこと好きだからエッチになれるの♪ ふゆがこんな姿を見せるのはあんただけなんだから、光栄に思いなさいよね♪」
そう言って微笑む冬優子の顔は美しかった。彼女の瞳に魂が吸い込まれたように見惚れていた。
「ふゆがおちんぽなんかに負けるわけないでしょ♪」
以上です。
お付き合いありがとうございました。
HTML申請してきます。
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>>41
そうです。
巨乳ばっかw
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