寂れた喫茶店の脇にある、薄暗がりの細い階段。
コンクリート剥き出しのそれを登ると、湿気た埃の臭いがする。
バチバチと途切れる蛍光灯が、訪れたものを威嚇する。冷たい空気が、歩を進める足を留めるように這い上がってくる。
ここは、本来立ち入るべき場所ではない。
ここではないどこかに繋がっていると思えるような長い廊下の最奥に、その探偵事務所はあった。
扉の曇りガラスに張られたチラシには、前世紀のセンスを思わせるやたらポップな文字でこう書かれていた。
『幽霊 魔術 超能力
オーバーテクノロジー 未確認生命体
その他何でも 奇々怪々な事件ならおまかせあれ』
ふざけている。今時、中高生のイタズラだってもっとマシな作りをしている。
それでも、扉の前に立つその人物は、意を決したように丸いドアノブを握った。
もう、縋れるものがここしかない。ここは、そういう者しか訪れない場所だった。
「ようこそ。我が探偵事務所へ」
黒革に包まれた大きなソファが、開かれた扉の方へゆっくりと向き直った。
そこには、一人の女が座っていた。
彼女こそ、この部屋の主。
世にも珍しい、超常事件専門の女探偵だ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
このスレは、女探偵が魔術や超能力で起こった事件を解決していくスレです。
まず主人公の女探偵の設定を決めます。
性別は♀固定です。
↓1~3 から>>1が選びます
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【異能・特徴】
【その他】
彩「どうぞ、おかけください」
ソファに座り、目の前の可憐な黒髪の女性から名刺を受け取る。
何かの間違いかと思ったが、どうやらこの女性が噂の探偵で間違いないようだ。
そこらのアイドルよりずっと綺麗だしスタイルもいいのに、なぜ探偵を?など聞きたいことはあるが、今はそれどころじゃない。
彩「では、お話を伺いましょう」
そう言うと、先ほどまでニコニコしてた顔が一変、真剣な顔でこちらをじっと見てきた。
来訪者「あ、あの!信じられないかもしれないのですが、実は…」
来訪者が話す内容はこの世の出来事とは思えない、まるで魔法の世界の話であった。
しかし彩は真剣な、そして怒ったような顔をしながらその話を聞いた。
事件募集 ↓1~3 コンマ最大
【依頼主】
【事件・怪異】
【事件の犯人・原因】
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