池袋晶葉「I see the light!」 (15)

成人袋晶葉さんと旦那Pのセックスです


 『行ってきます』のキスからどれだけ時間が経っただろうか。夕飯用のカレーは既に作り終えていて、ちょっと寝かせてる状態。友人から頼まれた家電の修理は終わっている。

手慰みにコツコツしてきた自走型AIペットも、あとは最終調整だけだ。充電制御に不安が出たから、泉にプログラミングの調整を頼むのと、バッテリーパックを新しく買いに行く必要がある。が、泉はまだアイドルで多忙で、予定があまり合わない。来週にオフと聞いているから、そのときプログラミングもパーツの購入も一気に終わらせようと思っている

だから今やることがない――だから次は何をしようか、と模索中である。そろそろあの猫型ロボットが取り出す秘密な道具の再現に本腰を入れるか? しかし、数が多すぎてどれに手を出すか悩む。選択肢が多いというのは嬉しくもあるが、葛藤も生むものだな、ワハハ

「……っと」

 玄関から物音がした。時計を観る、いつもより早い。そんなに奥さんに会いたかったのか? そうだと嬉しいぞ。

コツコツ、と革靴の足音。私は底へ向かって歩く。ほのかに汗の臭いがする。外回り営業をしてきたのだろう。お疲れ様だ、私がいっぱい癒やしてあげようじゃないか

「おかえり、助手よ」

「ただいま、晶葉」

 汗がYシャツに滲んでいる。先にシャワーを浴びてくると良いだろう、その間にカレーを温め直しておくから

 ああ、そうだ

「んっ」

「ん♡」

 行ってきます、があるんだから。おかえりなさいでもするようにしないか? というのが私達夫婦のルール。というか私がしたいと言ってルールにしたもの。これをして、ようやく彼が帰ってきたという実感が生まれる。

 もう一度、おかえりなさいと言った。いつもと同じ行為を繰り返しているだけに過ぎないが、とても心が満たされるではないか


私は池袋晶葉……いまはこの名字も旧姓になり、新しい名字になって5年ほど経過している。年齢は24歳。アイドルになったあのときから、ちょうど10年だ

アイドルだった時の担当プロデューサーと結ばれ、幸せな結婚生活を送っている。新婚期間は終わってもラブラブなまま。最高な日々だ

「夏野菜カレー?」

「助手が好きなナスをふんだんに使った自信作だ!」

夕食。一人きりが多いお昼よりも、この時間の方が嬉しいと感じる時が多くなってきた。自分が作ったモノを頬張り、美味しいと言ってくれる。料理は機械とは違い、消化され消えてしまう存在だが、私の手で生みだしたものに違いは無い。それに夢中になって食いつき、評価をしてくれるのは嬉しいものだよ

……いいや、恥ずかしいからだな。取って付けたような理由で嬉しさを誤魔化そうとしている。私が作ったものを助手が――君が美味しそうに食べている姿を見るだけで、私は嬉しくなるんだ。そこに高尚な理由なぞ特にない。ただ、嬉しい。それだけだ

助手が皿を片手に席を立つ。おかわりだ。よし、と心の中でガッツポーズをした。


 夕食後。助手はテレビを観ながらなにやらメモをしている。アイドル番組だから、ライバルの調査か、はたまた現在担当しているアイドルの反省点でもリストアップしているのか。仕事熱心なのは感心するが、あまり根を詰めないでおくれよ? まだ結婚する前、君が過労と熱中症のダブルパンチで倒れたことがあっただろう。それ以来、私は心配性になってしまっているんだよ。

 しかし、アイドルか。表舞台を後にして数年経つが、ステージのパフォーマンスや、キャラクター性などは進化の一途を辿っている。もし私が今アイドルとして再び戻るならば、と言うことも夢想してしまう。どうだろうか、現役時代よりおっぱいは大きくなったし、身長も伸びたが……歌やダンスは鈍っているからレッスンが必要になるかもしれない

「……」

 これはこれは、熱心にテレビに食いついているじゃないか。一時停止とコマ送り、スマホでパブサもして。私よりも若くて綺麗なアイドルにそこまで肩入れして。

 いかんいかん、ネガティヴな感情が生まれてきているぞ。助手のあれは仕事だ。分かっている。分かってはいる、が……どうしても、というのが。人間の感情というものは複雑怪奇だよ。理由が分かっても納得ができないことがあれば、理由なんてなくたって心から理解出来ることもある。

「お風呂をいただくぞ」

「うん」

 助手は帰ってきたときに先にシャワーを浴びていたからな。それに今も仕事の最中だ。一緒に入ろう、とは口に出せなかった


 ぬるめの湯に浸かり、肩を回す。最近肩こり気味だ、マッサージ用に何か作ってしまおうか? 助手の役にも立つだろう。

 タオルで髪の毛の水分を拭き取り、化粧水、乳液でスキンケア。ドライヤーは自作のものを。

 鏡で自分の顔を観察する。それから視線を下にして、体つきが大丈夫かどうか続けて行く。よし。有酸素運動の成果は出ている。一時期籠もりっきりで作業をして痛い目をみたからな。こういったボディメンテにはいっそう気を遣っている。

 脱衣所から再びリビングへ。まだ同じテレビ番組が流れたままだった。最初から見直したりしているのだろうか。そのまま彼の隣、ソファに腰掛ける

「っ……上がったんだ」

 体を寄せた。冷房がよく効いているから、くっついても不快ではないだろう。それに、こうなればチャンスだ。いま、一瞬戸惑ったような空気を助手が醸していた。それを見逃す私ではない

「どうした? 私の胸になにかあるのか?」

 わかりきったことをあえて尋ねる。この胸はちょっとした自慢でもある。助手が愛してくれたおかげで、現役時代よりも大きくなったんだぞ。買ったばかりのタンクトップをあえて着て、更に近くまで身を寄せる。ちょっとたじろいでいる姿が中々に可愛らしいな。裸だって見慣れているだろうに、着衣だとちょっと変わるのか?

 テレビではまだ番組が流れているが、それでも、助手はこっちの方に注目している。勝ったような気がして嬉しい。集中できなくなったなら一度クールダウンした方が良い。無理して続けるよりも、休んでリフレッシュしてからの方が効率は良いぞ

 それに、明日は休日だっただろう? なら、少しばかり夜更かしをしないか? 助手に体を寄せ、手を握った。

 助手が反対の照れリモコンを握る。テレビの画面が暗くなり、エアコンの音がいっそう強くなった

 しかし、誘惑するというのは経験が少なく、どこか恥ずかしさというものがあるな。いつもはそっちから誘ってくれるから甘えていたよ。しかし、誘惑に乗ってくる君の姿もまた愛おしく思った。数少ないからな、君がそういった顔を見せるのは。

今日はここまでです、続きはまた

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再開します


 寝室のベッドはキングサイズ。アイドル時代の稼ぎで、ちょっと良いものを買った。マットレスも高品質で、快適な眠りを提供してくれる。ケンカしたり、ちょっと距離を置きたくなっても、このベッドで一緒に寝るというのもこの家のルールの一つだ。まあケンカは片手の指で足りるほどの回数しか経験してないが。私がインフルエンザに罹患して、このベッドで寝たときくらいしか例外はない

 あのときは寂しかったなぁ。結婚前は一人で寝るのが当たり前だったのに、いざ二人で眠ることに慣れてしまうと、前の状態に戻るだけであんなにも胸が痛むとは思わなかった。鼻が詰まって呼吸しにくいのに、それよりも隣にスペースがあることの方が苦しかった。

 まあ、そんな思い出話はいい。今の事柄について考えよう。ええと、今日は日付的には……気にしなくてもいい日だ。

 ベッドの上に座り込む。両手を広げ、体の前側を見せつける。助手はそのままマットレスに膝を立て、私の胸に飛び込んできた

 おっぱいに顔を埋められる。本当に胸が好きだな、もし私より大きい女性がいたらそっちになびいちゃうんじゃないか?

「……そんな事無いよ」

 反論された。だな、知っている。助手は誰かを裏切るような行為をする事は無い。ただ、ちょっとあそこまでテレビに夢中になられるとだな。色々と……感情が複雑になってしまうんだよ

 抱き寄せた彼が、胸に顔を押しつける。谷間に鼻先が埋まる。髪の毛を撫でる。男物のシャンプーの匂いが立った

 くしゃりと髪を撫でて、彼の頭を更に体に密着させる。子どもをあやすようだが、抵抗しないし、助手も甘えたいのだろう? いつもはこうじゃないが、今日は少ししおらしいじゃないか。思い返せば、今日の研究は少し身が入りすぎていたように思えるな。何か仕事でミスでもしたのか?

 問うた言葉に、返答はない。どうやら図星のようだ。誘いに乗ってくれたのもそういう事かい?

 君はいつも一人で背負いすぎる。私と結婚することになって、関係者に色々と働きかけをした時もそうだった。嬉しかったよ。だが同時に自分の不甲斐なさや情けなさも生まれてしまったんだ。何も出来ない自分が嫌になったよ。

 助手は私をアイドルにしてくれた。私の好きな道を歩きやすいように整備してくれた。歩いて行くのを後ろから見守っていてくれた。だから、私も大人になった今は、助手の力になりたいと思っている。これまでもらった分は、返していこうと願っているんだ

 私達は夫婦で、一つのチームなんだ。辛いことがあったら吐き出してほしいよ。私なんか、君へ甘えるのが上手だろう? 最初に比べれば幾分か対等になってきてはいるけど、もっと甘え合う、支え合う関係になろうじゃ無いか。

「……ありがとう、晶葉」

 おっぱいに顔を埋めたままだと、吐息が当たってこそばゆい。しかし、その生温るい空気も良いものだと思えた


 タンクトップを脱ぐ。ブラは気合いが入ってない、華美のあるものではない普段使いのものだが……助手はあまり気にしてないようだな。股間部分はずっと盛り上がったままだ。助手は奥さんのおっぱいが大好きだもんな

 ブラも外して、素肌を晒した。助手だって見慣れているだろうに、そこまで見つめられるとこちらの体にも熱が入ってしまうぞ。

 脱いだ衣類はそのへんに放り投げて、今度はこっちから助手に近寄った。肩を掴んで、こちらへ引き倒す。膝枕をする体勢になった。仰向けになった助手の口へ、自分の乳首を持っていく。左手はパンツ越しにペニスを撫でる。

 授乳手コキ、というものだったか。こういうプレイが好きなんだろう? PCに残っていたぞ。履歴やCookieを削除した程度で私の目はごまかせないからな。ああ、動揺することはない、嫉妬はすれど怒っているわけではないし。ただ、言ってさえくれればいつでも私はすると言うだけだ

 パンツの中に手を滑り込ませる。ガチガチに張り詰めているペニスを手のひらで包み込み、握る力を強くしたり弱くしたりして、刺激を変えていく

 はぁ、はっ、と助手の呼吸が短いものになる。開いた口は、そのまま私の乳首に吸い付いた。まるでお腹を空かせた赤子のように、乳輪を舌でねぶり、乳首を吸う。手の中のペニスはビクビクと脈動し、我慢汁がパンツにシミを広げていった

 片手で頭を支えている。だから一つだけの手で、パンツを下ろしてペニスを露出させた。尿道から零れた我慢汁が、亀頭を辿り、竿部分まで跡をつけテラテラと淫靡に光る。その我慢汁を塗り込むように、ぐちゅぐちゅと扱いていく

 助手が感じるところは知り尽くしている。手でも口でも、おっぱいでも、どうやって、どこを責めれば気持いい顔をするのか分かっている。ダテに5年も奥さんをやっていないさ。まぁ……5年よりもっと前から関係はあったが……

 それは置いておいて。おっぱいを吸われながら、手の中で助手の半身を気持ちよくする。助手は助手で私を気持よくさせる方法をよく知っているから、乳輪の周りを舌でなぞり、焦らすように乳頭を刺激してくる。明いている手でおっぱいを揉み、下の方から乳腺の感じるところを指先で触ってくる。こうされると、じくじくと自分の中で熱がうずいてしまう

 夫がおっぱいに甘えながら、手コキをされ、私に全てを委ねているという現状だけでも脳が許容できないほど興奮し、充足してしまう。加えて、私も気持ちよくさせられる。おっぱいがうずいて、このまま触られ続けると体がビクビクと痙攣してしまうぞ

仕事で失敗して、心が疲れているんだろう? こうやって大好きなおっぱいに甘えて、手でシコシコされて気持ちよくなって、少しは安らいだかな?

 聞くまでもないか。腰が浮きがちになってビクビク、ビクビクとペニスが跳ねている。親指で裏筋の辺りをグリグリと撫で、快感を促してやる。

「うっ、ぁ、うぅ……」

 助手が表情を変える。苦しさと気持ちよさが一緒になった吐息だ。眉間に皺を寄せて、それでもおっぱいから離れようとしないのが可愛らしい。より一層握力を込めて、ラストスパートをかける

 くちゅくちゅ、ぐちゅ、ぐりぐり。我慢汁がぬちぬち音を立てて、竿の滑りをよくしていく。ああ、わかっている。もうイきたいんだろう? 最後にめいいっぱい気持ちよくしてやるから。

 根元まで手を激しく動かした。すると、助手の腰がマットレスを叩き、ペニスが溜まった精液を吐き出しす。2、3回にわけて、体に溜まった快感を抜くように、精液が私の手に、助手のお腹にかかる。

 ずいぶん量が多いように思う。数日ほど、夏バテしないようにと精力が付く料理を中心にした副産物かな? ともあれ、助手を気持ちよくさせられた証のように感じて、白濁の体液を愛おしくも思った。


 体を起こす。さっきまで吸われっぱなしだった乳首が熱を持っている。

 手にかかった精液を、助手に見えるように舐めとった。指の一本一本、丁寧にしゃぶり、助手が吐き出した興奮の証を胃に収める。それから、助手の腹部にかかったものも舐めた。舌で舐められるとくすぐったいだろうが、少し我慢してくれ。汗と混ざった精液は、おせじにも良い味とは言えないだろう。喉に絡むし、唾液で薄めないと飲みこむのも苦労する。しかし、この男臭さが詰まったものが嫌ではない。口の中に残る粘ついた感触も、むしろ気に入っていると言えるだろう

 しかし、14歳だった時からは思えないようなプレイをしているな。おっぱいを吸わせながら手コキして、精液を飲んで、それを見せつけて、またオチンチンが硬くなるのを待つ。当時の私が知ったらひっくり返ってしまうだろう

 まぁ、私をここまでエッチにしたのは、他ならぬ助手なのだがな。こうしてキスを自分からしに行くのも。まだ柔らかいオチンチンをフェラで固くしようとしているのも。全部君が私を変えた結果だ

 私は頬をくぼめ、尿道に残った精液を吸い上げたり、先端を舌先でほじって刺激したり、塗り込まれた我慢汁をねぶり取ったりする。そうしていると、口の中で段々とオチンチンが大きくなる。上目遣いで顔をのぞき込むと、屋割気持ちよさそうな表情をしていた

 唇で挟んで、オチンチンの硬さを確かめる。これなら二回目も大丈夫だろう。名残惜しいが、オチンチンから口を離して、屹立した物体の上に秘部を持ってくる

 ゴムは着けていない。今日は気にしなくていい日だ。そのまま生で奥まで入れる。一番深いところまで到達して、陰毛と陰毛が触れ合った。

 ぐぐっと腰をあげ、繋がっているところを見せつける。助手の表情が可愛らしい。隠してしまうようなことがないよう、指を絡ませて両手を握る

 私をアイドルにした、頼りがいのある男の顔とは全然思えない表情だ。これまでにも騎乗位でこっちから責めた時は多くあるが、ここまで蕩けきった顔をしているのは初めてだろう

 今日はこのまま、エッチな奥さんにされるがまま、気持ちよくなってくれ


 膝を立てて、ピストン運動をしていく。私も助手の反応で感じ、あそこは濡れ切ってて、ピストンをする度にぱちゅばちゅといやらしい水音が響く。繋がった手に入る力がだんだんと強くなっていって、痛いくらいにも感じるが、これもなかなかたまらない。もっと強く握ってくれ、手のひら同士の境界線がなくなってしまうくらいに、そう思って更に騎乗位で責め立てる

 ナカでゴリゴリと、オチンチンが壁を擦っていく。先端が一番奥まで来て、ずんずんと体の中心まで入り込んでいる感覚を知る。腰を動かす度にどんどん気持ちよくなってしまう。

 なぁ、今日まだ私は一回もイっていないんだ。さいごにペースを上げるから、いっしょに、いっしょにいこう

 呂律が回りにくくなった舌を必死になってに動かす。腰は気持いいのを求めて、オチンチンをぐずぐずと出し入れすることだけを考えた運動を続けていた

 ペースを上げる。ヘソの下あたりに何かが溜まっていく感覚。イク、もうイクと、声を荒げて、助手のオチンチンで気持ちよくなっていく

 ぱっ、と視界に火花が散る感覚。体に力が入らなくなって、ビクビクと痙攣が止まらなくなる。イった、イっちゃった。

 この絶頂で膣も痙攣して、オチンチンにより刺激を与えた。その結果、助手が私のナカに熱々の精液を吐き出した。どくどくとオチンチンが脈打って、どろどろの精液が私のナカに詰まっていくのが分かる。この感じも気持ちよくて、絶頂しっぱなしになってしまった

 眼下にある彼の顔を除く。珍しい。可愛らしい、愛おしい。体を倒してキスをする。ナカに入っているオチンチンは徐々に硬さを失っていって、このままだと抜けてしまうだろう。名残惜しい

 唾液が混ざり合って、泡立っていく。キスをして、くっついたまま、体の痙攣が治まるまでの時間を使っていった


 目覚まし時計よりも先に起きた。体を起こす。胸元にキスマークが付いていた。あの後、今度は交代だと言わんばかりに責められた。強引にされるのもやっぱり良い。

 助手より先にシャワーを浴びておこう。昨日の今日だ。まだまだ気持ちが昂ぶっている。このまま助手を起こして、一緒にシャワーを浴びようと誘ったら、きっと浴室でおっぱじめてしまうだろう

 まあ、私がしたいと思っているだけだ。助手は疲れているのかもしれない。そうだ、目覚まし時計の音を変えておいてやろう。快眠効果があるのは雨音だったか。今日は休日だ。助手も昼前まで寝たって誰も怒らないさ。私はその寝顔を眺めさせてもらうがな、ワハハ

 シャワーを浴びる。浴室の鏡で全身を確認する。キスマークが七、八……背中の方はよく見えないな。まあ外に出なければ大丈夫だ

 タンスからTシャツを取りだし、その足でキッチンへ。寝起きのコーヒーと、軽くつまめるパンを手に寝室へ戻る。

 助手の寝顔を眺めながら、栄養を補給していく。ブラックコーヒーを飲んでしまったから、二度寝は難しい。もうこの光景を見る以外に選択肢はないだろう。頼まれてた家電の修理も、最終調整も終わったし、これから何に手を出そうかは決まってないからな。少しのインターバル、休憩時間さ

 旦那様の無防備な寝顔は、奥さんの特権だな。写真に撮ってやろう。

「……良い夢を見ているのか、助手よ」

 気づいたことがある。この人へ私から何かをするのはとても嬉しい、逆に、この人から私になにかしてもらえるのも、同じくらい嬉しい。歯車のような関係だ、と私は勝手に思っている。

 私はもう14歳でも、アイドルでもない。あなたの奥さんだ。だから、これからもずっと、同じ速度で進んでいきたいんだ。そういう思いが、自分の心の中でどんどん大きくなっていってる。君に伝わっているといいがな

 コーヒーを啜った。やはり苦い、より目が冴える。このまま眠らず、そばにいさせてもらおう

〈終わり〉


ここまでです、ありがとうございました

夫婦になったPとアイドルがめちゃくちゃにセックスするタイプのものが大好きです

貴様は?(貴様!?)

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