ドクター「あーくないつ」 (15)


だらだらやります、書き溜め無し
こちらの都合で連絡無く終わる可能性があります

また、個人的な解釈やオリジナルドクターが出てきます

以上をご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1601757108

アーミヤ
「ドクター、おはようございます」

ドクター
「おはようアーミヤ。……なんか近くない?」

アーミヤ
「あ、ごめんなさい」ススッ

ドクター
「えーと……あー……起こしに来てくれたのか? 今何時だ?」

アーミヤ
「AM5時ですね」

ドクター
「……うん、そうか。もう少しだけ寝ていようかな……」

アーミヤ
「そうですか。分かりました、おやすみなさいドクター」

ドクター
「うん」ゴソゴソ

ドクター
「(最近、アーミヤの様子がおかしい。朝から僕の寝顔をじっと観察しているようだ)」

ドクター
「(困らされている訳ではないが、とても気になる。何が目的なのだろう? 無意味とは思えないが……)」

ドクター
「(何か怒っていて、こうして無言の抗議をしている……という訳でもなさそうだし……)」

ドクター
「(アーミヤには普段から迷惑をかけているからと何も言わなかったけど、流石にそろそろ話してみた方が良いかもしれない)」

ドクター
「アーミヤ、そのだな……最近こうして朝から僕の部屋に来ることが多い訳だけど、何かあったのかい? 不満があるなら聞くけれど」

アーミヤ
「不満ですか? いえ、特別ドクターに不満がある訳ではありませんが」

ドクター
「なら何故僕の部屋に?」

アーミヤ
「ドクターのそばにいたいので」

ドクター
「……なるほど?」

アーミヤ
「変、でしょうか?」

ドクター
「うーん……僕のそばにいたい、っていうのは……?」

アーミヤ
「最近、ロドスに新しい人が増えてきましたよね。それだけなら良かったのですが……ここの所、ドクターに不埒な視線を向ける方が多くなってきました」

ドクター
「う、んん? え? 不埒?」

アーミヤ
「はい。発情した雌のような顔でドクターを見る方が多くなってきています。それもこれもドクターがみだりに誘惑するからです」

ドクター
「ゆうわ……ええ? 嘘でしょ?」

アーミヤ
「嘘ではありません。そういう訳で、ドクターの護衛もかねてなるべくそばにいるようにと」

ドクター
「護衛って、そんなのが必要だとはとても思えないけど……」

アーミヤ
「ドクターは気づいていないかもしれませんが、水面下で攻防が繰り広げられています」

ドクター
「……ほんと?」

アーミヤ
「嘘は言いません」

ドクター
「攻防って、危ない事はしてないよね?」

アーミヤ
「基本的には。武器を使ったりはしない程度の良識は皆さんありますので」

ドクター
「なら良いけど……え? 本当に僕、狙われてるの? 性的な意味で?」

アーミヤ
「はい。狙われています。性的な意味で」

ドクター
「具体的には誰に?」

アーミヤ
「聞きたいですか?」

ドクター
「……気になるけど聞かない方が幸せな気がしてきたな」

アーミヤ
「なるべくドクターの精神に負担をかけたくはありません。なのでこのまま事が終わるのを待っているのが一番だと思います」

ドクター
「えーと……僕の事を求めてくれる人がいるんなら、別に僕は拒んだりはしないよ? こうして毎日死と隣り合わせの生活をしているんだから、少しでも癒すことができるんなら「ドクター」

アーミヤ
「良いですかドクター。自分を安売りしないでください。ドクターはロドスにとってなくてはならない存在です。……私にとってもです」

ドクター
「……うん」

アーミヤ
「同情で身体を許すだなんて、不潔で不埒で不健全です。ありえません。ドクターの貞操は守らなければいけません」

ドクター
「同情って訳じゃないんだけれど……」

アーミヤ
「じゃあ今すぐここでドクターの初めてを奪いますけど良いですか? 私もいつ死ぬか分かりませんし良いですよねドクター」

ドクター
「オーケー冷静に話し合おうアーミヤ。目がマジだぞこれ」

アーミヤ
「いいんですよねドクター? 良いって言いまし」

ヒュッ

レッド
「そこまで。ドクターを襲うのは、ルール違反」

アーミヤ
「……すいません、ドクターがあまりにも無防備な事を言うのでつい」

レッド
「気持ちは分かる。でもダメ」

ドクター
「……よし、少しだけど現状がしっかり見えてきた気がした。レッドも見張りだね?」

レッド
「そう。ドクター、守る」

アーミヤ
「そのドクターの切り替えの早さ、尊敬しています。ごめんなさい暴走しかけてしまって。だいじょうぶです、私はドクターとは純愛路線を貫きたいので」

ドクター
「愛が重い。え、僕そんなに誘惑してたの無意識で?」

レッド
「してた。レッドもドクターに……弄ばれた」///

ドクター
「してないから! 嘘だぁ!」

レッド
「レッド、嘘つかない」

~~~~~~~~~~

とりあえずこのあたりで終わりにします
また近いうちに

~一か月前~

ドクター
「レッド、お疲れさま」

レッド
「……? レッド、疲れてない」

ドクター
「ああ……はは、挨拶みたいなものだよ」ナデナデ

レッド
「ドクター?」

ドクター
「おっと、触られるのは嫌だったか。ごめん」

レッド
「……嫌じゃない。よく、わからないけど……暖かい」

ドクター
「そっか。それなら良かった」

スッ……ポンポン

ドクター
「頑張りなさい。君の存在が我々の精神的支柱になっているよ。いつもありがとう、レッド」

レッド
「あ……。ドクター、レッドを頼りにしてる?」

ドクター
「当然だ。君は僕にとっての特別だからね」

レッド
「特別……レッドが、特別……?」

ドクター
「おっと、まだ仕事が残ってるんだった。それじゃあおやすみレッド。また明日」

スタスタ

レッド
「特別……」

~二週間前~

ドクター
「んん……んー」ググ

レッド
「お疲れ、ドクター」

ドクター
「うおっ!? レッド、いたのか。ビックリした」

レッド
「驚かせて、ごめん」

ドクター
「いや、勝手に驚いたのは僕だから気にしないで。おいで、レッド」ポンポン

レッド
「え? ……うん」ススッ

(レッドを膝に乗せるドクター)

ドクター
「んー……レッドはいい子だねぇ……」ギュー

レッド
「あっ……。ドクター、疲れてる。だいじょうぶ?」

ドクター
「大丈夫さ。レッドがこんなにいい子なんだからどこまでも頑張れるってもんよー」ギュー

レッド
「ん……ドクターが嬉しいなら、レッドも嬉しい」ナデナデ

ドクター
「…………レッド……僕は君たちがいてくれるから、どこまでも頑張れるんだ。君たちを失うのが怖いよ……でも……」

レッド
「……だいじょうぶ。ドクターならきっと、みんなを治せる」

ドクター
「僕だってそう信じて頑張っているさ。でも今の所有効な治療法が無いんだ……今こうして休んでる間にも、時間は進んでいく……」

レッド
「ドクター……怖いなら、安心して。ドクターの不安は、レッドが殺す。ずっとそばにいるから」

ドクター
「………………。んーーー!」ギューーーー

ドクター
「よし! 元気出た! ありがとう、レッド」

レッド
「レッドで元気が出るなら、良かった」

ドクター
「もうひと頑張りするよ。レッドはそろそろおやすみ」

レッド
「……うん。いつでも、レッドを頼っていい」

ドクター
「もう頼り切ってるよ」ハハ

~数日前~

ドクター
「レッド~ただいま~」ポンポン

レッド
「おかえり。ドクター、今日はいつもより遅かった」

ドクター
「んふふ……ちょーっと色々大変でね~」

レッド
「ドクター、楽しそう?」

ドクター
「ん~? 分かる? ふふ、鉱石病の治療法が見つかりそうなんだ。と言っても今日明日って訳にはいかない。一年二年……もしかしたら数年とかかるかもしれないけれど、一緒に進行を遅らせる方法も見つかってね。明日から忙しくなるなぁ」

レッド
「本当? 凄い」

ドクター
「僕だけの力じゃないんだ。色んな人に助けられてようやくだ……。ようやく……」

レッド
「ドクターも、凄く頑張った」

ドクター
「……ん~~~~!」ギューナデナデ

(レッドの髪をぐちゃぐちゃにするドクター)

レッド
「んん……」

ドクター
「僕は君たちがいるから戦える。レッド、君と共にいる未来を望むよ」

レッド
「…………レッドも、ドクターの為に戦える。ドクターが求めてくれるから、怖くない」

ドクター
「ありがとう、レッド」

(おでこにキスをするドクター)

レッド
「! ドクター、酔ってる?」

ドクター
「酔ってなんかないさ。さ、夜も襲いからもう寝よう寝よう」グイッ

レッド
「……うん」

~~~~~~~~~~

アーミヤ
「え? 一緒に寝たんですか?」

レッド
「寝た。朝までぐっすりだった」

アーミヤ
「これはギルティでは?」

(頭を抱えるドクター)

ドクター
「いやいや……ちょっと待って。僕ってその、え? 客観的に見て大丈夫? 犯罪者じゃない?」

アーミヤ
「理解してやっているものと思っていたのですが、違うのですか?」

ドクター
「そんな訳ないじゃないか……。女の子を膝に乗せて抱きしめて、おでこにキスして一緒にベッドに入るって……犯罪者だよねこれ?」

アーミヤ
「ドクター、理性が足りていない時はどんなことをするか分かりませんからね」

ドクター
「ちょっと待って。ちょっと待った。え? 僕ってもしかして、これいつもやってるの? 聞いてる限りだとレッドだけに……なんて思えないんだけど」

レッド
「仕事を終えた後は、いつもこうだった」

(頭を抱えるドクター)

アーミヤ
「自分が置かれた立場を理解していただけましたか?」

ドクター
「これはもう逃げる訳にはいかないな……。さっき攻防してるって言ってたよね、攻めている人たちと防いでいる人たちのこと教えてくれるかい?」

レッド
「レッドはドクターの味方。ドクターの望む通りに在る」

アーミヤ
「私も当然ドクターの味方です」

ガチャ

シルバーアッシュ
「ロドスで起きている事から目を逸らさない……お前がそう決めたのならば、私もそれに従おう。盟友」

ドクター
「アッシュ……そうか、君にも迷惑をかけていたんだね」

シルバーアッシュ
「気にすることはない。好きでやっていたことだ。気づいていないのならば、何も知らないうちに戦いを終わらせようと思っていたが、余計な考えだったようだな」

落ちます

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