【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part9 (1000)

ダンガンロンパ安価コンマスレ


前スレ
【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part8
【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part8 - SSまとめ速報
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・デスペナ無し
・学級裁判の活躍度によりチャプタークリア毎に特典が有ります
・現在の捜査能力:探偵並み(捜査コンマ40%上昇)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1601634798

前スレ1000成功(巻き戻し権利)
前スレコンマ56
脱衣所

セレス「また夜な夜な脱衣所で会議ですか。しかも今日は同性の苗木君と…」

苗木「えっ!?」パッ

俺「うわっ!?」パッ

セレス「まさか、男も女も両方行ける口でしたとは…」

苗木「セレスさん!?」

俺「そ、それは違うよ!!これはただの誤解だ!」

苗木「…それもしかして僕の真似?」

セレス「わたくしは部屋に戻れなくなった俺君が事情を知ってる、わたくしに一緒に寝させてくれ…と泣きついて来ると信じて部屋でずっと待っておりましたのに…」

苗木「ええー…」

俺「……なるほど。昼間突然掌を返されたのはそれが理由だったのか」

セレス「ええ、勿論です。ですが…まさか苗木君の事まで口説いていたなんて…」

苗木「それは違うよ!」

俺(うわ…本家出た)

苗木「僕らはこの学園の真実を探る為に協力しようって約束してただけだよ」

セレス「ふふっ、なるほど。でしたら尚更わたくしも混ぜて下されば良かったですのに」

俺「でもセレスさん面倒くさいって書いてたじゃん…」

セレス「ええ。面倒ですわ…ですからわたくしはこの資料を俺君達にお見せして、更に警戒を促すだけですわ」スタスタ

苗木「ん?ロッカーに何かあるの?」

俺(鍵の入ってた右のロッカー?)

ロッカー「」キイッ

セレス「これをご覧になって下さい」スッ

何かの資料「」

苗木「何?この資料…」

セレス「俺君に渡した鍵と一緒に学園長室から持って来た資料ですわ」

俺「資料まて盗んで来てたのか…。そんな大それた事して、よく黒幕にバレ無かったな…」

セレス「ふふ、もしかしたら黒幕がちょうど目を離していた隙だったのかもしれませんわね」

俺「そんな都合の良い事ある…?」

セレス「モノクマも気付いて無いようでしたので心配ありませんわ」

俺「……。」

俺(もしかして黒幕は全部知っててセレスさんをただ泳がせてるだけ…。とか無いよな?…)

脱衣所

セレス「この資料にはわたくし達の事が書かれていたのですが…このページをご覧になって下さい」パラッ...

俺「…うん?」ジッ

苗木「これって…誰?」ジッ

資料「写真「」」

セレス「恐らく、わたくし達と同期で入学する予定だった17人目の生徒…」

俺「戦刄…むくろ?…超高校級の軍人…」

俺「傭兵部隊フェンリルに所属し軍人として生活していた。軍人としての実力は折紙付きで、兵士100人に匹敵する戦闘力を持つと称されている…」

苗木「あれ?でもそんな人って僕らの中に居ないよね?…」

セレス「ええ。ですから、この17人目の生徒が怪しいのです」

苗木「でもさ、黒幕は学園長の可能性が高いってアルターエゴは言って無かった?」

ノートパソコン「」

俺「…それはあくまで可能性の話だろ?もし、この戦刄むくろと言う生徒が俺達に紛れ込んで無い理由が、この女が黒幕だったからとしたら」

セレス「この方の能力も相まって、かなり危険な存在ですわね」

苗木「…。」ゴクリッ

俺「その資料に俺や霧切さんの事は書いて無かったのか?」

セレス「いいえ、残念ですが抜き取られていましたわ」

俺「そっか…」

俺(…と言う事は何れ時期が来たら黒幕はこれも俺達に明かすつもりだったのかな)

俺「…まぁいいか。とにかくこの事と、俺がこれから向かう場所の事はこの3人の秘密にしてくれ」

苗木「全員に知られると黒幕に勘付かれる可能性があるから?…」

俺「ああ…」コクッ

セレス「フッ…敵を騙すには、先ず味方からと言う事ですわね。宜しいですわ」

苗木「分かった…。でも、さっき約束した事…必ず守ってよ俺君」

俺「ああ、分かってる」コクッ

俺「それじゃあ1分後にモノクマの目を引き付けてくれ。その間に俺はこの鍵の使える場所を調べてくる」スッ

モノクマ模様の鍵「」

苗木「うん…」コクッ

セレス「眠くなったら、わたくしの部屋にいつでもいらして下さい」ニコッ

寄宿舎1階

シャッター「」

俺(前回もそうだったが、黒幕はモノクマの操作を行なってる時は他の監視カメラに目が回って無い)

俺(最初は俺達をここに閉じ込めた黒幕はこんな大掛かりな仕掛けまで用意して巨大な組織か何かなのかと思ってたが…)

俺(セレスさんの言ってたように、意外に一人だったのかもしれないな)

俺(そしてそれが学園長では無く17人目の生徒…。戦刄むくろか…)チラッ

シャッター横の鍵穴「」

俺(そろそろ苗木君が引き付けてくれる時間だな…)スッ

モノクマ模様の鍵「」グッ

俺(…もしこれが本当にマスターキーならば)グイッ

シャッター横の鍵穴「」カチャリッ

シャッター「」ウイ-ン...

俺「…!」

シャッター「上昇」ウイ-ンウイ-ンウイ-ン…

俺(シャッターが開いて行く…)

俺(…開けっぱなしだと、直ぐにこっちに行った事がバレてしまうだろうしもう一回閉じておくか)カチャリッ

シャッター「下降」ウイ-ンウイ-ン...

俺「…。」屈みスッ

シャッター「」ゴウンッ...

俺「よし…」タッタッタッ



寄宿舎2階

壁「」

俺「…。」チラッ

俺「……。」ジッ...

俺(やはりこの寄宿舎2階に監視カメラは無さげだな…)

俺「…まぁそもそも、こんな廃墟みたいな感じだったら監視カメラを付ける事も至難の技か」

崩れた壁「」
謎の血痕「」

俺(学園の方は綺麗だったのに、どうして寄宿舎2階はこんなに荒れてるんだ…?)スタスタ

廃棄された個室「」

俺「カビ臭っ……なんだこの部屋は…」

俺(俺達と同じ個室だけど、この部屋は掃除もされてなければ完全に使われてない部屋か…)

俺「とりあえずここは後で調べよう…」スタスタ

俺(他にも行ける部屋があった筈。そっちにも向かってみるか)スタスタ

ロッカールーム

俺(この部屋も大分荒れてるけど、何個かのロッカーはまだ生きてるな…)スッ

ロッカー「」ガチャガチャッ

俺「…うん?」

ロッカーの鍵「」

俺「学校2階のプールにある電子生徒手帳タイプの奴か」スッ

ロッカーの鍵「」ブブッ-

俺「…ダメか。もしかすると本人の電子生徒手帳じゃないと開かないのかも」

俺(仕方ない。ここも後回しにするか)スタスタ


奥の個室

俺「ここが1番奥の部屋か…。ここも個室みたいだが、この部屋は他の部屋と違って荒れてないな…」

ベッド「」
ソファー「」
ワインの入った棚「」
デスク「パソコン」
少し凹んだ壁「」

俺(だけど何か雰囲気が違うな…。生徒の部屋の個室とはまた違う感じだ)キョロキョロ

俺「この部屋が1番手掛かりが見つかりそうだな…。よし、この部屋から調べて行くか…」スタスタ

奥の個室

俺「……。」スッ

ワイン「」ガシッ

俺(ワインが手付かずのままだ…。でも俺達生徒の中に流石にワインを好き好んで飲む生徒は居ない)

俺(…そもそも年齢が未だ許されてないしな)

俺(と言う事は俺達以外の大人の……)

アルターエゴ『彼は30代後半の男性で今もこの学園の何処かに居る可能性が高いみたい…』

俺「もしかして学園長か?ならここが学園長の個室か」

俺(確かに部屋には大人っぽい雰囲気がある…)

俺「でもその学園長は何処に…」スタスタ

少し凹んだ壁「」

俺「そう言えばこの壁だけ何か色が…と言うか壁自体がズレて…」スッ

壁「」グイッグイッ

俺「流石に動いたりしないか…。でもこんな大それた学園で欠陥工事なんか有り得ないだろうしな…」指ペロ…スッ

少し凹んだ壁の隙間「」ス...

俺(…中から空気が漏れてる。学校にもあったからもしやと思ったけど、やはりここにも隠し部屋か?)

俺「と言う事はこの中に学園長が…?どうやって開けるんだ?…」チラッ

デスク「パソコン「」」

俺(もしかするとあの中に手掛かりがあるかも…)スタスタ

俺「でも俺…。パソコン苦手なんだよな…」椅子「」ガタッ

俺「上手くこの壁を動かす手段が見つかれば良いが…」

俺「…いや、どうせ俺は一人になったんだ。時間ならたっぷりある筈」

俺「……。」チラッ

ベッド「」

俺(…寄宿舎へ戻る時にモノクマに見つかるのは間違い無いだろうから、ここには二度と来れない可能性が高い)

俺(ここで調べられる事は全て調べていこう)

俺(そしてもし眠くなったら、この学園長の個室のベッドを使わせて貰おう)

俺(ちゃんと個室で寝てるし、校則違反にもならない)

俺(監視カメラが設置されてない黒幕の監視下ではない部屋だから、黒幕にバレる心配も無いだろうし何かを調べるには絶好の部屋だ)

俺「とにかくこの寄宿舎2階で現状調べられる事は全てやり切るつもりで調べ上げて…それから何らかの成果を持って皆んなの元に戻ろう」


──俺がそう決意し、ここで調べ事に時間を費やして動きがあったのはそれから2日後の事だった

─2日後
学園長の個室

パソコン「」カタカタ

俺「……。」

俺(ここに一人で来て調べ事をして早2日…既に分かった事が何件かある)

俺(先ずこのパソコンを調べていて分かったが、この部屋は間違い無く学園長の個室だと言う事…)

俺(学園長の名前は霧切仁…。霧切と言う珍しい苗字からして霧切さんと何らかの関係が高そうだが今の所は不明…)

俺(皆んなの居る寄宿舎に戻った時に改めて霧切さんから話を聞いてみようと思う)

俺(そして二つ目は学園長は超高校級の絶望について、ずっと調査していた事…)

俺(超高校級の絶望とは個人では無く、集団を指している。1年前の人類史上最大最悪の絶望的事件を引き起こした連中…)

俺(絶望だけを行動原理とする最低且つ最悪な連中…)

俺「…こんな事を調べてたって事はやはり学園長は黒幕じゃなく、例の17人目の生徒…戦刄むくろこそが超高校級の絶望で、黒幕なのか?」

俺「……。」カタカタ

パソコン「」ブ-

俺「はぁ…。これもダメか…」

俺(そして俺はこのパソコンの中を色々見て回ったが未だにパスワードの解読ができて居ないと言う事…)

少し凹んだ壁「」

俺(調べた結果、そこの凹んだ壁の仕掛けはこのパソコンと連動しており、正解のパスワードを打てば開く事ができるみたいだがそのパスワードやらが俺には分からなかった…)

俺「こんな時、苗木君なら幸運でパスワードを…。不二咲君なら逆にハッキングとかして強制的に開く事ができるのかな…」

俺(…ともかく、今の俺にはそこの壁を開く事ができない)チラッ

時計「10時」カチッ

俺「ここに来てもう二日目の朝か…」

俺「ここに来るまでに持って来た非常用の食料も飲み物も少なくなって来たし、霧切さんにも確認したいし…」

俺(…何よりここはいつものモニターもスピーカーも無いから外の状況が一切分からない)

俺「皆んなの事も気になるし、そろそろ一度戻るとするかな?」スクッ

俺「……。」クンクン...

俺「そう言やずっと風呂もシャワーも浴びて無かったな…」
 
俺(…よし、腐川さんのような扱いは受けたく無いし、この部屋のシャワーと洗面所借りたら一度皆んなの所に戻って報告するとしよう)

1階寄宿舎

シャッター「」ウイ-ン...ガシャンッ...

俺「……。」

俺(久しぶりに監視カメラやモニターのあるいつもの場所へと帰って来た俺は、着くなり違和感を感じていた)

俺「…なんだ?人の気配がしない?」スタスタ

俺(いつもならこの時間帯、食堂とかに誰かしら居る筈なんだが…)

俺「どう言う事だ?いったい何が起きて…」スタスタ

俺(これじゃまるで……)スタスタ

俺(俺が感じていた不穏は、それを見て確信に変わる)

モニター「キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン」ブツッ

俺「…うん?」チラッ

モノクマ『時間は…ありと凡ゆる生物、物質、現象に、地味ですが確実な攻撃を浴びせ続けているのです』

モノクマ『ボクらは少しずつ、着実にダメージを負っている…その事をもっと自覚するべきなのです…』

俺(…いったい何の意図のある放送なんだこれは?)

モノクマ『…と言う訳で時間ですよ~!学級裁判を始めます!じゃあオマエラはいつもの場所にさっさと集合して下さい。じゃあまた後でね~』


俺「……。」

俺「……は?」

俺(今…なんて言った?学級裁判…?)

俺「え……?」

俺「嘘だろ…?だって、前回の学級裁判で皆んなは黒幕を倒すって団結したのに…何で死人がまた…」

俺「………。」

俺(…いや、こうしてる場合じゃない。とにかく捜査時間すら与えて貰え無かったが死体だけでも確認しておかないと)


5階
植物庭園

俺(俺はいつの間にか新たに配られていたモノクマファイルを頼りに死体のある植物庭園へと走った…)

俺(そしてそこで俺は見てしまった…)

俺「あ……」ビクッ!

俺(植物庭園の中央には確かに死体が…。そしてその死体は…)


コンマ下二桁
71以上上半身が丸焦げの謎の女性の死体だった
70以下見知った彼女の死体だった…


安価下

コンマ34
植物庭園

俺「ッ……!」

俺(そこに有ったのは、見知った彼女の死体だった…)

俺「セレス…さん…?」

セレス「サバイバルナイフ」ドクドク...

俺「な、何で……」ドクンッ...

俺(植物庭園の中央では、セレスさんがナイフで胸を一突きにされ…殺されていた…)

俺「………。」

俺(どうして彼女が……)


セレス『眠くなったら、わたくしの部屋にいつでもいらして下さい』ニコッ


俺(二日前、俺に協力してくれてた彼女がどうしてこんな姿に…)グッ

俺「……え?でも、このナイフ…」

俺(色々な想いで頭がぐちゃぐちゃになっていたが、セレスさんの胸に刺さっているナイフを見て…俺は戦慄した…)

俺「これ、俺の部屋の引き出しに保管してた奴だ…」

俺「まさか…。どうしてここに…」ゴクリッ

俺(…いや、そもそもこれじゃ2日間のアリバイすら無い俺がセレスさんを殺した犯人って事になるんじゃ)

俺「どうしてだ…?誰かが俺を陥れて卒業しようとしてるのか…?」

俺「……。」

俺(学級裁判の集合の合図がもう鳴ってる…)

俺(時間は全く無いが、とにかく少しでも俺が犯人じゃないと言う証拠を集めておかないと…)


───捜査開始


コンマ下二桁
99謎は全て解けた(弾丸フル補充14発装填)
21以上モノクマファイル5とサバイバルナイフと物置小屋にあったビニールシートのみ(弾丸3発補充)
20以下モノクマファイル5とサバイバルナイフのみ(弾丸2発見補充)


安価下

コンマ49
5階植物庭園

俺「…先ずはモノクマファイルの確認」カチゥ

「被害者はセレスティア・ルーデンベルク
腹部の傷は背中まで達している模様

他に目立った外傷は見当たらず」

俺(今回はこれだけか…)


>コトダマ「モノクマファイル5」を入手した


俺(凶器は俺の部屋に保管しておいたこれで間違い無いだろうな)

セレス胸「ナイフ「」」


>コトダマ「サバイバルナイフ」を入手した


俺「他に何か有りそうなのは…これか」

物置小屋「ビニールシート「」」

俺(確か事件が起きる前に捜索してた時はなかったよな?それに片面が汚れてもう片面が綺麗のは意味がありそうだ…)


>コトダマ「ビニールシート」を入手した


時計「」カチッ

俺(…集合の合図から10分が経過した。流石にそろそろ俺も行かないと裁判を受ける前に罰せられる可能性があるな)

俺「くっ…。せめてもっと捜査時間があれば…」

俺(この3つの証拠だけで俺の無実を証明するのは無理が有りすぎる…)

俺(と言うか今回の事件は俺に理不尽過ぎるし、セレスさんが狙われたのだって何か理由があるとすれば、それはきっと一人で学園長室を荒らし過ぎて真実に近付き過ぎたから……)

俺(…そんな事をされて困るのは黒幕しか居ない)

俺(もしかして今回の事件は黒幕が犯人なんじゃ無いのか…?俺とセレスさんが邪魔になって一緒に排除しようと…)

俺(でも黒幕は俺達の事件には関与しないって言ってたし…)

俺「……。」

俺(仮に黒幕が犯人だとしても証拠を突きつけられるような証拠も持っていない…)

俺「とにかく学級裁判で皆んなの証言を聞きつつ真相を追い求めるしかないか…」

俺(もし俺が死ねば折角持ち帰った情報も、このマスターキーも全て無意味となる…)

俺「…絶対に死ぬ訳にはいかない。生き残らないと」スタスタ





赤い扉前

俺(…皆んなと会うのは2日振りだな)

俺「皆んな俺に対してセレスさんを殺した殺人犯だとイメージ抱いてるんだろうか…」

俺(それでも俺が殺して無いのは俺自身が一番知ってる)

俺(学級裁判じやマイナスイメージを与える変な発言は確実に控えて、しっかり発言して行かないととな)スッ

赤い扉「」ガコンッ

俺「……。」スタスタ

周りの生徒達「…。」ビクッ!

腐川「き、来たわね…。殺人鬼…」

十神「やはりギリギリまで姿を現さなかったか」

俺「……。」スタスタ

桑田「おめぇが隠れてセレスを殺したんだろ!」

俺「…。」

朝日奈「俺…本当なの?…」

舞園「俺君…」

俺「……。」

霧切「真相は学級裁判で明らかになるわ。ここで追求はやめましょう」

俺(ふぅ…。やはりここまで言い切られるって事はほぼ皆んなのアリバイはあるんだな…)

俺(後は俺の無実を証明するだけだが…)

エレベーター「」ウイ-ン...

苗木「俺君…今までどこに居たの?…」ヒソヒソ

俺「寄宿舎2階だ。あの鍵はやはり何処にでも行ける鍵だった」ヒソヒソ

苗木「寄宿舎2階…?」

俺「詳しい話は後だ。とにかく今はこの学級裁判を乗り切らないといけない…」

苗木「…。」

俺「恐らくこのままだと俺は…」

苗木「え…?」

俺「いや…お互い頑張ろう」

苗木「う、うん…」

苗木「…。」

俺「…。」

俺(…まだ諦める訳にはいかない。今まで死んで行った皆んなの為にも…こんな道半ばで死ぬ訳にはいかないんだ)グッ

学級裁判場

モノクマ「さてと、じゃあさっさと始めちゃおうか」

十神「セレスを殺した犯人はズバリ、俺だ!!」ビシッ

俺「ッ…」

苗木「えっ…」

俺(…いきなりぶっ込んで来たな)

舞園「どうして言い切れるんですか?…」

十神「考えてもみろ。オレ達全員には事件当時のアリバイがある」

俺「その事件当時のアリバイって…?」

十神「オレ達が死体を発見したのは朝9時頃だ」

腐川「最初に発見したのは私…。白夜様の為にツルハシを取りに行ったら庭園に死体があったのよ」

十神「だがその死体は昨夜10時には庭園に死体は無かった」

俺「十神君以外にそれを証明できる人は?」

十神「フン…オレが嘘をついているとでも?」

俺「そう言う訳じゃ無いけど…」

桑田「残念だったな。オレも十神と一緒に確認済みなんだよタコ!」

俺「……。」

霧切「桑田君も確認しているなら間違い無いでしょう…」

俺「ああ…」

霧切「つまり、犯行時刻は昨日の夜10時から今朝9時までに行われたと言う事になるわね」

俺「なら皆んなにはその時のアリバイがあるって事か?…」

十神「夜10時以降…桑田と別れたオレは直後、体育館でモノクマの機能が停止してるのを見つけた」

俺(そんな事があったのか…)

十神「その後は桑田、腐川、朝日奈、舞園と共にずっと奴の解体作業をしていた」

十神「オレ達5人には完璧なアリバイがある」

俺「……。」

苗木「…。」

霧切「…。」

学級裁判場

俺(苗木君と霧切さんを疑いたくは無いが…)

俺「5人はじゃあ完全にアリバイが成立してたとして…苗木君と霧切さんは…」

苗木「僕はその前の晩から体調が悪くて部屋で寝てたんだ…」

苗木「でも次の日の朝7時半前には一人で食堂に居た霧切さんと会って、様子がおかしいってなってから一緒に皆んなを探しに行って7時半の時点じゃ体育館に居た皆んなと合流したよ」

霧切「私は昨晩から5階の例の教室を一人で調べていた後、朝まで脱衣所に居たの。そして朝になったから食堂へ行ったのよ」

舞園「だから私が部屋に呼びに行った時、体調が悪くて寝てた苗木君も、留守だった霧切さんも居なかったんですね…」

霧切「ええ…」

十神「何故脱衣所に居た?」

霧切「…言えないわ」

十神「チッ…またそれか。相変わらず団体行動の取れない奴め…」

俺(もしかして俺の事心配して探してくれてたりしたのかな霧切さん…。今までは何かあったら大抵脱衣所に居たから…)

俺(だとしたらちょっと気の毒な事したな…)

霧切「……。」

十神「フン…まぁいい。つまり苗木と霧切も朝7時半からはオレ達と一緒に居たんだ」

十神「7時半と言う時刻…何か聞き覚えは無いか?」ニヤッ

俺「……。」

俺(7時半…。確か…)


1モノクマの朝の起床アナウンスが鳴る時間
2庭園のスプリンクラーが自動で発動する時間
3俺と舞園さんが密会している時間


安価下

学級裁判場

俺「庭園のスプリンクラーが発動する時間…」

十神「そうだ。オレ達がセレスの死体を発見した当時、遺体の身体は濡れて居なかった」

十神「これが意味する事が分かるか?」

俺「それは…」

俺「……。」

苗木「…そうか。もしセレスさんが7時半前までに庭園で殺されてたならセレスさんの遺体は濡れてた筈」

苗木「だけど、セレスさんの身体は濡れて無かったと言う事はセレスさんが殺されたのは7時半から9時と言う事になる」

苗木「僕や霧切さんのアリバイも成立する時間だ…」

苗木(あれ?…でもそれって……え?じゃあ後は俺君しか…)チラッ

俺「……。」

十神「そう言う事だ。よってアリバイが無いのは丸2日、行方を眩ませてた俺!お前だけになる」ビシッ

俺「……。」

桑田「やっぱおめぇが犯人だぁ!!」

腐川「や、やっぱりアンタが…!」

朝日奈「……。」

舞園「俺君…」

十神「フッ…終わりだな。モノクマ、投票を始めろ」

苗木(本当にそうなのか…?アリバイが無いのは俺君しか居ないけど…)

苗木(でも本当に俺君があの仲が良かったセレスさんを殺すなんて信じられない…)

俺「……。」

霧切「いえ、今の苗木君の発言には矛盾があるわね」

苗木「えっ…!?」

十神「何だと!?…」

霧切「俺君も気付いているのでしょう?物置古屋にあった、ある物を使えば苗木君のアリバイは破綻すると」

俺「……。」

苗木「えっ…き、霧切さん?…」

俺(……分かってる。だがそんな事をすれば苗木君も霧切さんもまたこっち側に戻る事になる)

俺(苗木君も霧切さんも、セレスさんを殺した犯人じゃないって信じてる。だけど……)

霧切「真実を追求していかないと、貴方が犯人と言う事でこの学級裁判は終わりになるわよ」

霧切「貴方は本当にそれで良いの?」

俺「……。」

俺(絶対に仲間の筈の苗木君を論破してしまうか、それとも…)グッ

俺「ッ…!」


1コトダマ「ビニールシート」を撃つ
2……俺には……分からないよ


多数決下3まで

そもそも一度クリアすれば裁判ショートカットできるようになるのに
わざとゲームオーバーになっても時間短縮にならないことに気付かないのかな?

コンマ失敗でゲームオーバーになるのは仕方ないさ

学級裁判場

俺「ッ…!」

俺(…例え、仲間を論破する事になったとしても…絶対にここで終わる訳にはいかない!)グッ

俺「庭園の物置小屋にビニールシートがあったんだ。それを使えば、セレスさんの死体がスプリンクラーで濡れる事なくやり過ごせた筈」

霧切「実際、犯人はその方法を使った筈よ。片面だけはしっかりと汚れていたもの」

十神「何?…」

俺「だから犯行が行われたのは朝7時半から9時じゃない…」

俺「夜10時から朝7時半までなんだ。よって、苗木君と霧切さんのアリバイは破綻する」

苗木「なっ……」

霧切「…。」

舞園「俺君…?」

苗木(俺君と霧切さん…。もしかして僕の事を疑ってる…?)


俺「……。」

俺(これで何とか俺だけが確定候補じゃなくなったが…)

俺(それでも犯人に絞られるのは俺、霧切さん、苗木君の3にんだけだ…)

俺(未だ戦刄むくろが犯人の可能性も有るが、今の俺の持っている証拠でコイツが犯人だと証言するのは不可能だ…)

俺(…本当はこんな作戦取りたく無かったが、とにかく俺が犯人じゃないと言う事はちゃんと主張していかないと)



苗木の好感度が6に下がった

なるほど、こうなるのか
これは見ておかないといけなかったな

イッチに「他の人生贄にしたら好感度下がらないの?」って質問したけど
その時は「下がらないよ」って言ってたけど
やっぱりそれまでに下がるじゃないですかーやだー

原作霧切と同じことやってるな
苗木視点だと「はぁ?なに人を処刑しようとしてんだこいつ」ってなるよね…

イッチはキュゥべえだからね
生贄にした結果じゃなく生贄にする過程で好感度下がっても
「生贄にしたら好感度下がらない?」って言っても「下がらないよ」って言う
きちんと「生贄にする過程で好感度下がらない?」って聞かないとあかん

あと提示できるのは死体の偽装工作にニワトリが使われたくらいかな?
と思ったがニワトリのコトダマもないのか
提示できるのは「サバイバルナイフは部屋にあったから鍵を預けてた自分は部屋に入れない」ってくらいか
苗木君はマスターキー知ってるからコンマ判定かな?

そもそも致命傷がナイフ臭いからニワトリ減ってるはずないのか

学級裁判場

桑田「苗木と霧切のアリバイも証明されないのは分かったけどよ」

桑田「でも結局俺が犯人に違いねーだろ?」

俺「どうして?…」

桑田「だってあの凶器はお前の部屋にあった奴じゃねーか!」

朝日奈「凶器って確か、セレスちゃんの胸に刺さってたあのゴツいナイフだよね…?」

腐川「そ、そうよ…。私が5階の教室で見つけた…。そんでそいつが後から誰かを殺す為に密かに部屋にしまってたのよ…」

桑田「それでセレスを呼び出して殺したんだろ!」

俺「ま、待ってくれ!それは絶対に違う!」

十神「フン、確かに苗木も霧切もアリバイは成立しなかったが…」

十神「未だ俺が犯人だと言う決定的な証拠が残ってるじゃないか」

俺「えっ…!?」

俺(な、何だ?次は……)

十神「何故苗木も霧切もこれを突き付けん?お前らも一緒に確認しただろう」

苗木「それは……」ウツムキ...

霧切「……。」下唇カミ...

俺(苗木君?霧切さん…?)

十神「チッ…使えん奴等め。ならこのオレがお前に見せてやろう」スッ

俺「えっ…」

十神「フッ…このメモに見覚えは無いか?」バッ

「学園の事で気になる事を発見したから相談したい
でも未だ確証が持てないから、仲間のセレスさん以外の皆んなには未だ発表ができない
5階の食物庭園で待ってる。 俺」


十神「お前の部屋にあったメモ帳の筆圧を浮かび上がらせたら出てきたんだ」

周りの生徒達「「!?」」ザワッ...

俺「なっ…!?そ、そんな馬鹿な!?」

俺(嵌められた…。完全に俺を代わりの犯人としてでっち上げようと狙い打ちに…)

あとは「鍵がないから入れない」で終了か
そしたら苗木君次第

さっきの認めたら俺君犯人まっしぐらじゃない?

学級裁判場

周りの生徒達「…。」ジッ

俺「くっ……」

俺(どうにか挽回しないと…このままじゃ終わってしまう…)

俺(どうする…。どうすれば…)

十神「お前はこれでセレスを植物庭園に呼び出し、ノコノコやって来たセレスを部屋から持って来たサバイバルナイフで刺し殺したんだ」

俺「違う…。俺は犯人なんかじゃ…」

十神「見苦しいぞ!?そろそろ認めたらどうだ?」

俺「だって俺は…一度も部屋になんか戻ってなんかいない…」

俺「……いや、そもそも俺は部屋に戻れなかった筈だ」グッ

十神「何?…」

舞園「あっ…そ、そうですよ!だって俺君は鍵を取り上げられていたんですから!」

朝日奈「あっ!そっか…鍵が無いんだった!」

桑田「鍵が無いならどうやって部屋に戻ってセレスを殺したんだ?…」

舞園「そもそも無理なんですよ。俺君に犯行は…」

十神「……。」

十神「…そうか。ならば犯人はお前では無いと言う事か」

苗木「……。」

苗木(いや、違う…。俺君には……)


俺『寄宿舎2階だ。あの鍵はやはり何処にでも行ける鍵だった』

モノクマ模様の鍵『』


苗木「……。」

俺「そう…。自分の部屋に戻る事ができない俺がその犯行をするのは…どう考えても不可能だ…」


苗木好感度6
コンマ下二桁
41以上苗木(いや…。俺君が人を殺す訳が無い…。信じよう…)
40以下苗木「…それは…違うよ!」


安価下

ピッタリで草

コンマ41
学級裁判場

俺「……。」ドクンッドクンッ...

苗木「……。」

苗木(いや…。俺君が人を殺す訳が無い…。信じよう…)

苗木(きっとこれには何か理由があるんだ!)

十神「どうした?俺に何か反論がある奴は居ないのか?」

周りの生徒達「「…。」」

十神「そうか…。認めざるを得ないようだな…」

十神「俺の個室でナイフを奪いメモ帳を使ったのは他の誰かだったと言う事か」

俺「……。」

俺(ふぅ~…あっぶねええ!!咄嗟の苦し紛れの嘘だったけど、苗木君が多分解ってて見逃してくれたな…)チラッ

苗木「……。」

俺(…俺は苗木君を巻き込んで行ったのに…聖人過ぎる)

朝日奈「で、でもさ…。俺じゃ無いってしたら…いったい誰が俺の部屋に忍び混んで罪を擦り付けようとしたの?」

霧切「俺君が本人が入れないのだから、後は俺君の部屋の鍵を代わりに預かっていた人間しかいないわ」

苗木「えっ…」

舞園「それって…」

十神「…。」

俺「なら十神…?」

十神「いや、違うな。オレにはアリバイがある。それにオレはお前の鍵を持って居ない…」

俺「えっ…」


学級裁判場

俺「じゃ、じゃあ今は誰が俺の部屋の鍵を持ってるんだ?…」

霧切「……。」

霧切「…俺君の部屋の鍵を預かっていたのは…苗木君。貴方だったわね?」

苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!僕は…」

俺「ま、待って待って!どうして苗木君が俺の部屋の鍵を預かってるんだ?俺はあの時十神に渡した筈だけど…」

霧切「あの日俺君が食堂から居なくなった後、私が提案したのよ」

霧切「舞園さんには桑田君を殺そうとした前科が、十神君は不二咲君の殺人現場を荒らした前科が」

霧切「セレスさんも俺君を殴った前科が、桑田君と腐川さんも大神さんを殺そうとした前科が、朝日奈さんも全員を巻き込んで自殺しようとした前科が…」

霧切「そして私は才能が分からなくて疑われてる…。だから、前科の無い苗木君が俺君の部屋の鍵を持つのが一番信頼できるでしょうって」

俺「…なるほど」

霧切「でもまさか、こんな形で使われてしまうなんてね…」

苗木「違うんだ!僕は…」

朝日奈「苗木…」

桑田「おめぇが犯人だったのか苗木!」

俺(俺が大丈夫になった代わりに、次は霧切さんの発言で苗木君が…)

十神「苗木…何か反論はあるか?…」

苗木「ぼ、僕じゃ無い!!信じてよ皆んな!」

俺(苗木君……)



1苗木を庇ってモノクマに抗議する
2……何度も俺を庇ってくれた苗木君には悪いが、今の俺には他人を庇う余裕は無い


多数決下5まで

1

クズな選択肢選んだら俺君の性格が変わるという懸念もある
この回はやり直すけどね

やり直すのは裁判の結果を見てからだ

>>162
ここでもし次のチャプターに進む選んでも巻き戻し無駄に消費するだけだからな?

undefined

学級裁判場

俺「ちょっと待ってくれ皆んな!苗木君を疑うのはおかしい」

苗木「俺君…!」バァッ!

モノクマ「…。」

霧切「…やめなさい俺君」

俺「そもそも、今回のこの学級裁判自体…何もかもおかしいじゃないかモノクマ!!」

モノクマ「ほにゃ?おかしいって何が?」

霧切「俺君!辞めなさい!」

俺「何言ってるんだよ霧切さん!?こんなおかしな裁判で仲間同士疑わされて…そんな事をされて黙ってられる訳無いだろ!」

俺「どうして霧切さんは平気なんだよ!?」

霧切「ッ…」

俺「苗木君が俺の部屋に勝手に入る訳が無いし、わざわざメモ帳に筆圧を残したりそんな事をしてまで俺を犯人扱いするような奴か彼は!?」

舞園「そ…そうですよね!」

俺「それに仲の良かったセレスさんをナイフでぶっ刺して殺す事だって有り得ない!」

俺「…こう言う言い方は悪いが、セレスさんはああ見えて超高校級のギャンブラーだ」

俺「セレスさんは苗木君の攻撃を素直に受けるようなタマじゃない!」

朝日奈「そうだよね…やっぱりこの裁判って何か…」

十神「もしかしてこれは黒幕の仕組んだ罠…?と言う事か?」

俺「ああ!」

モノクマ「…。」

俺「そもそも!俺に捜査時間が殆ど与えられ無かったのもおかしいじゃないか!」

モノクマ「それは俺君が何処でも開く鍵を使って、僕の声の届かない部屋に勝手に行ってたからでしょ」

俺「なっ…!?」ビクッ!!

霧切「くっ…」

苗木「えっ…」

他の生徒達「…!」

モノクマ「おっといけない。口が滑ってしまった…うぷぷぷぷ~!」

学級裁判場

桑田「な、なぁ…。今…」

十神「おい…何処でも開く鍵とは何だ?…」

俺「い、いや…そんな鍵は…。違う!今はそんな鍵の事より黒幕を…」

モノクマ「はい!タイムアップでーす!」

俺「…は?」

モノクマ「時間切れ~!学級裁判は終わり!だから、それ以上は喋んないでいいよ!」

苗木「な、何だよ…時間切れって…」

霧切「どう言う事?タイムアップなんておかしいわ!だって、今まで一度もそんな事…!」

モノクマ「俺君が遅刻したせいだよ!そのせいで時間がおしてんの!」

俺「お、俺のせい…だと!?」ドクンッ...

モノクマ「…と言う訳で、そろそろ投票タイムと行きましょうか!オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」

俺「投票……タイム……」ドクンッドクンッ...

俺(俺のアリバイはモノクマの一言で破綻した…。こんなの、結果はもう……)


スロット「」ジャコッ
「俺俺俺」
「GUILTY」パパ-ン!
メダル「」ジャラジャラ...



苗木の好感度が8に上がった

学級裁判場

俺「…は?お、俺が犯人…?」

モノクマ「いやあ、割れたね。俺君と苗木君で割れた投票だったけど、僅差で俺君の人気が無かったね」

モノクマ「まぁそのお陰で大正解だったんだけど、多数決に救われたねガッハッハッハッ!」

俺「な、何で…。俺が…」

舞園「俺君…」

霧切「…。」

俺「だって俺はセレスさんを殺してなんか…」

桑田「悪ぃな…」

朝日奈「ご、ごめんね…」

腐川「あ、アンタが悪いのよ…」

十神「ッ…」

俺「皆んな…」

苗木「どうして…こんな事に…。何が正解だ!?こんなの絶対間違ってるじゃないか!」

モノクマ「何も間違ってなんかいませーん!いつもと同じ学級裁判、そして…いつもと同じお仕置きだよ~ん!」

俺「くっ…モノクマ!!」

モノクマ「俺君にはワクワクドキドキのスペシャルなお仕置きを用意しました~!」

ボタン「」ポチッ


GAME OVER
オレくんがクロにえらばれました
オシオキをカイシします




俺(…その後、俺はモノクマ補修授業と言う訳の分からない補修を受けさせられている途中に)

プレス機「」ドスンッ

グシャッ!!


───プレス機により圧殺されてしまうのだった…



GAME OVER

俺死亡(GAMEOVER)


1最初からやる
2チャプター5の好きな場所からやり直す
3巻き戻し権利を使って好きな場所からやり直す(質問タイム1時間挟みます)


多数決下5まで

チャプター5の好きな場所からやり直します


指定が2回被った場所から再開

前スレ882から再開します
脱衣所

俺「…これ何処の部屋の鍵だ?」

モノクマ模様の鍵「」ガシッ

俺「あ、またメモも入ってる」ガサッ

俺(何が書いてるんだろう

「大神さんが死んだ事件の捜査に参加するのを禁止されたので、代わりに4階を探索していたら学園長室の扉の鍵が開いているのを発見しました
恐らく私が、死ぬ前の大神さんに4階の部屋の鍵を壊してくれとお願いしたのを自殺する前にやってくれたのでしょう…
それはその部屋の中に置いてあった鍵です


私は調べるのが面倒なので、代わりに俺君がこの鍵は何処の部屋の鍵なのか調べておいて下さい?」


俺「……。」

俺(…面倒だから押し付けられたのか)

俺「でも、もしこの鍵で行ける場所が黒幕にとって都合の悪い場所なら」

俺「…遂にこの学園を脱出する方法が見つかるかもしれないんだよな」

俺(学園長室にこの鍵が置いてあったのも、黒幕がまさか校則違反をされた後に自殺されてたなんて知らないって訳だろうし…)

俺(ただこの鍵の使える場所を調べるのは問題が一つある…)

俺(モノクマや皆んなの目を盗み、俺一人でこの鍵が使える場所を調べる事ができるのか…?)

俺(外には監視カメラだらけだし、俺って日中は大抵誰かと居るし…)

俺「……。」

俺(…仮に協力を頼むとしても、こんな大事な事に協力を頼める人は信頼できるような人しか居ないよな)

俺(俺が信頼できる人…。苗木君、舞園さん、霧切さん、セレスさん…)

俺(このメモを見る限りセレスさんは論外だし、舞園さんも捜査系はいつも俺主体だからあんま得意では無いよな…)

俺「なら苗木君か霧切さんしか残らないが…」


1とりあえず苗木君に協力を頼んでみよう
2調べ毎なら隠し部屋なんて見つけた霧切さんが一番得意な筈。彼女に協力して貰おう
3…いや、誰も巻き込む事はできない。どうにか頑張って俺一人で調べよう


多数決下5まで

脱衣所

俺(調べ毎なら隠し部屋なんて見つけた霧切さんが一番得意な筈。彼女に協力して貰おう)

俺「霧切さんも最近ずっと夜型だったし、未だ起きてるだろ」

俺「もう一回訪ねてみるか」スタスタ



霧切個室前

インターホン「」ピンポ-ン

俺「…。」

扉「」ガチャッ

霧切「俺君…?」

俺「霧切さん、寝てた?」

霧切「…未だ起きてたけど?」

俺「もう一回脱衣所に来てくれないか?」

霧切「…?別に構わないけど…」



脱衣所

霧切「…。」ジッ

セレスの置き手紙「」

俺「と言う事なんだ。俺一人じゃちょっと荷が重いから霧切さんにも協力して欲しいんだが…」

霧切「フッ…良いわよ」

俺「ありがとう」

霧切「その代わり、二つ程条件を飲んで欲しいんだけど」

俺「二つも…?」

俺(霧切さんなら無条件で協力してくれると思ってたが、まさか条件を突きつけられるとは…)

霧切「一つ目はその鍵の事を調べるのは私に任せて欲しい事…」

俺「この鍵を…?」スッ

モノクマ模様の鍵「」チャラ...

霧切「ええ。そしてもう一つ」

俺「…何?」

霧切「俺君の個室の鍵も私に預けて欲しい」

俺「え、ええっ…それって!?///」

霧切「勿論…舞園さんとセレスさんには私から提案したんだし約束を破るつもりは無いわ…」

霧切「でもそうね…。信用問題だとでも考えてくれてたら良いかしら?」

俺「…俺が霧切さんに命を預けるのを納得するかって事?」

霧切「俺君がそれで納得するならその理由で良いわ」

俺(…他にどう言う意味があるんだ)

霧切「どう?条件を飲める?」


1…分かった。二つの鍵を託すよ
2ごめん…。幾ら何でもそれはできない


多数決下5まで

脱衣所

俺「…分かった。二つの鍵を渡すよ」スッ

俺の個室の鍵「」
モノクマ模様の鍵「」

霧切「ありがとう。信用してくれるのね…」ガシッ

俺「当然だ。俺が前に大浴場で君に言った言葉に嘘偽りは無い。霧切さんの為なら死ねる」

霧切「そう簡単に死んで貰っては…困るんだけど……///」

俺「え?あ、ああ…。まぁ決意表明みたいな所で…」

霧切「そう……」

霧切「それじゃ、一先ず今日の所は寝ましょうか」スタスタ

俺「ああ」スタスタ



俺個室前

俺「…。」

霧切「…。」

俺(…いや、何で霧切さんが俺の個室まで来てるんだ?寝るんじゃ無いのか?)

霧切「…。」俺個室の鍵スッ

扉「」カチャリッ

俺(ああ、俺が部屋の鍵渡して自分で部屋の鍵開けないからわざわざ…)

霧切「…。」スタスタ

俺「って、えっ!?」

俺(普通に入って行ったし…)スタスタ



俺個室
ベッド

俺「あ、あの~…霧切さん?///」

霧切「…おやすみ」ゴロン

俺「……え?」

俺(霧切さんは部屋に入るなり履いているブーツを脱ぎ、結んでいる髪を解くとそのまま俺の部屋のベッドで俺に背を向けて横になってしまった…)

俺(い、いったい何が起きてるんだこれ…)ゴクリッ

霧切背中「髪」

俺(それにしてもやっぱ綺麗な髪だなぁ~…背後から見るとより一層…///)

俺「……。」ブンブンッ

俺(…じゃなくてどうすんだ俺)

俺(これはもしかして…試されてるんじゃ無いのか?…)ドキッドキッ...

霧切「…。」

俺(ど、どうする…)ゴクリッ


1俺もベッドに入り、大胆に背後から抱きついてみる
2俺もベッドには入るが背中を向けて一緒に寝る
3……仕方ない。俺は椅子で寝るか


多数決下3まで

俺個室

俺(……仕方ない。俺は椅子で寝るか)スタスタ

椅子「」ガタッ

霧切「…。」

俺「ふぁ~…」アクビ...

霧切「…。」

霧切「……。」

俺「ZZ…」コックリ...

霧切「………。」

俺「ZZZ…」

霧切「…………。」

霧切(……はぁ、そっち行くのね)




深夜3時

俺「ZZZ…」

俺ほほ「」ペチペチ

俺「んぅ…?な、何…?」パチリッ

霧切「……。」

俺「ん…?霧切さん…?」チラッ

時計「3時「」」

俺「えー…今深夜3時だけど…?起きるには未だ早いよ…」

霧切「4階の情報処理室で待ってるから。直ぐに来て」スタスタ

俺「……え?」

扉「」バタンッ

俺「ふぁ~…」アクビ...

俺(何でこんな時間に4階の情報処理室に…)

俺「まぁいいや…。とりあえず行ってみるか…」スタスタ

4階情報処理室前

俺(4階の情報処理室って言ってたけど…)

俺(…ここって確か鍵閉まってたよな?こっちも大神さんが壊してくれたとか?)スッ

扉「」ガチャガチャッ

俺「やっぱりダメか…」

モノクマ「何やってんの?」

俺「開いたりしないかなって……うん?…」チラッ

俺「うわっ!?モノクマ!?」

モノクマ「ほにゃ?」

俺「な、何だよ!?」

モノクマ「何だよって何だよ。俺君こそこんな深夜に何徘徊してるんだよ」

俺「俺は…。別に…」

モノクマ「俺君が夜行性なのは最近の言動から知ってたけど、幾ら何でもこんな時間に捜索とか頭おかしいよ君」

俺「お前に言われたく無い…」

モノクマ「それとも、霧切さんが部屋に来て緊張して寝れないとか?うぷぷぷぷ」

俺「そんな最新の事まで知ってるのか…」

モノクマ「そうだね。君が乙女心を理解してない事もね」

俺「…。」ムカッ

俺「…ふーん。俺の女絡みの事を観察するのはそんなに楽しいか?」

モノクマ「毎日取っ替え引っ替えしてる君の女関係を見るのは楽しいねぇ」

俺「俺達にコロシアイをさせたい筈のお前が、幾ら待ってもコロシアイが始まらないから俺の女関係を見るのを楽しみにするとかもうコロシアイは諦めてるんだな」

モノクマ「うっ…そ、それは……むむむ。つべこべつべこべうるさーい!さっさと寝ろ~!!」シャキンッ!

俺「…!」ビクッ!

俺(流石に挑発し過ぎたか…?モノクマが手を出してくるとは思えないが…怖いな)

霧切「何をしているの?」スタスタ

俺「あっ…霧切さん!?」

霧切「俺君。もうこんな時間だわ。部屋に戻りましょう」クルッ

俺「え?あ、ああ…」スタスタ

俺(…もしかしてまた引き付役に使われてたのか?)

モノクマ「どいつもこいつも不良な生徒で学園長は悲しいです…」

undefined

脱衣所

霧切「ありがとう俺君。お陰で4階の学園長室を調べる事ができたわ」

俺「…やっぱりまた引き付け役だったのか。まぁいいや、それで何か成果はあった?」

霧切「……。」

俺「うん?」

霧切「…この学園に来て最初に私達が顔を合わせた時、その場に居合わせたのは16人だったわね?」

俺「ああ…それが?」

霧切「それとは別に17人目の高校生の情報を手に入れたわ」

俺「えっ!?17人目の高校生!?」

霧切「ええ…。超高校級の軍人、戦刄むくろ…」

俺「戦刄むくろ…?名前からして女の子か…?」

霧切「…そうね。彼女は危険よ」

俺(超高校級の軍人って時点で危険だと思うけど…)

俺「でも電子生徒手帳にはその戦刄むくろって人の個室は用意されて無かった筈だが…」カチッ

俺「…うん。やっぱり用意されてるのは16人分の部屋だけだ」

霧切「それは恐らく…彼女こそが超高校級の絶望…。私達をここに閉じ込めた黒幕だからよ」

俺「え?だけどアルターエゴは黒幕は学園長だって言って無かったか?」チラッ

ノートパソコン「」

霧切「いいえ…。私は黒幕は学園長では無い……と思う…」

俺「…珍しいな。霧切さんが根拠も無しに話すなんて」

霧切「……。」

俺「そう言えば前にも学園長の事がアルターエゴの口から語られた時、霧切さんは学園長の事は自分が探すって珍しく息巻いてたよな…」

霧切「フッ…よく覚えてるわね…」

俺「何か知ってる事があるのか?学園長の事」

霧切「…いいえ知らないわ」フルフル

俺「うん?」

霧切「でも…なんと無く分かるのよ。学園長こそが私の失っている記憶を取り戻す鍵となるって」

俺「なるほど…。霧切さんは少しずつ失った記憶の事を取り戻しつつあるんだな」

霧切「俺君には無いの?そう言う何かが…」

俺「…いや、今の所全く」フルフル

霧切「そう…」

俺「霧切さんから見て、俺はいったい何者だと思う?」

霧切「えっ?俺君…。そうね…」

俺「……。」

霧切「…。」

俺(かなり真剣に考えてくれるじゃん…)

霧切「やっぱり今の所、一番しっくりくるのは俺君は超高校級の女たらし…」

俺「…。」

霧切「それ以外にもお人好し、前向き、鈍感、…」

俺「…何かちょっとずつ悪口になってない?大丈夫?」

霧切「そう?私は悪い印象で言って無いけど?」クスッ

俺「霧切さんのその価値観が分からん…」

霧切「他には………」

俺「他には?」

霧切「…いえ、これは多分違うわね。何でもないわ」

俺「気になる言い方するな…」

霧切「フッ…でも焦らなくても俺君は俺君じゃない」

霧切「才能なんか分からなくても、ここまで私達を引っ張って来たのは紛れもなく貴方の力よ」

俺「そ、そうかな?…」

霧切「ええ。だから自信を持って」

俺「…ああ」

脱衣所

霧切「話が脱線したけど、俺君が私に渡してくれたこの鍵は学園長室の鍵を開く事ができたわ」

モノクマ模様の鍵「」

俺「じゃあそれは学園長室の鍵だったって事か?」

霧切「いいえ、そうじゃないと思う」

俺「そうじゃない?…」

霧切「だって学園長室の鍵は閉まってたのに、中にこの鍵があるっておかしくない?」

俺「ああ…確かに…。ならその鍵はいったい何なんだ?」

霧切「私はこの鍵にはもっと別の使い道もあると思うわ」

俺「別の使い道か…」

霧切「とりあえずこっちで調べてみるけど、また俺君に協力をお願いする時があるかもしれないわ」

霧切「その時はまた手伝ってくれるかしら?」

俺「ああ、それは勿論協力するよ」

霧切「ありがとう。それとこの鍵は返すわ」スッ

俺の個室の鍵「」

俺「え?良いのか?」

霧切「ええ。17人目の高校生の存在が分かって、しっかり鍵をかけていないと危険だもの」

俺「あぁ、確かに…」

霧切「それに…」

俺「うん?」

霧切「……。」

霧切(…俺君をずっと椅子に座らせて眠らせるのは気が引けるし)

俺「霧切さん?」

霧切「いえ…とにかく、鍵の施錠はしっかりするのよ」

俺「あ、ああ…」ガシッ

俺「今日霧切さんが見た事やその鍵の事は未だ皆んなには秘密にしておいた方が良いよな」

霧切「ええ。本当なら未だ黒幕が公にしていない事実だから。もし仲間に伝わって私達が知っていたのが知れると、この鍵の事も黒幕に間違い無く気付かれる」

霧切「確証が取れるまでは私達だけの秘密にしましょう」

俺「分かった」

霧切「それじゃあこんな時間に起こしてすまなかったわね。明日…じゃなくてまた今日の朝」スタスタ

俺「うん。おやすみ」スタスタ

俺(霧切さんが俺のベッドで寝だした時はこれからずっと同棲みたいになるのかと思ったが、数時間だけだったか)

俺(これで良かったような…。惜しいような微妙な気持ちだな…)

──翌日
5階

十神「やはり新しい場所が解放されたか」

俺(俺と霧切さんが深夜に学園長の部屋を捜査した数時間後…)

俺(探索前のいつもの朝食会には立ち直った朝日奈さんの他にゲームから降りて黒幕を殺す宣言をした十神と…)

腐川「……。」

俺(十神から臭いから口を開くなと命じられた腐川さんも参加して来ていた)

桑田「何かこの階だけ変な感じしね…?オレの気のせいか?…」

俺(そして団体行動の取れない桑田君も、前回の学級裁判で心を入れ替えたのか今日は寝坊せず皆んなと一緒に探索に参加している)

俺「それじゃ、いつも通り別れて捜索してみよう。何か分かった事があったら報告会の方で」

苗木「うん」スタスタ

桑田「うっす!」スタスタ

朝日奈「了解!」スタスタ

舞園「分かりました」スタスタ

セレス「良いでしょう」スタスタ

霧切「…また後で」スタスタ

十神「フッ…この階からはなかなか面白そうな気配がするな…」スタスタ

腐川「……。」スタスタ

俺(俺の合図で皆んなが捜索に向かった)

俺「……。」

俺(俺もここに居ても仕方ないな。どっか向かうか)スタスタ


1舞園さんと腐川さんが向かった手前の教室に俺も向かってみる
2霧切さんと桑田君が向かった弓道場に俺も向かってみる
3セレスさんと苗木君が向かった植物園に俺も向かってみる
4朝日奈さんが向かった生物室に俺も行ってみる
5十神の向かった奥の教室に俺も向かってみる


多数決下5まで

奥の教室前

奥の教室「」

俺(この教室だけ他の教室と離れてるな…。普通の教室じゃなくて生徒会室とかそんな感じの部屋なのか?)

俺(それにしても…なんだろう?なんと言うか…この部屋だけ、異様に嫌な予感が…)

俺「…とにかく中に入って見てみるか。十神も入って行ってたし大丈夫だろう」スッ

扉「」ガラッ



奥の教室内

俺「うっ…!?な…何だこの部屋は…」

俺(入った瞬間に分かる不快な匂い…)

十神「酷い匂いだろう…」

俺「いや、匂いだけじゃない…」

大量の血痕「」
荒れ果てた部屋「」

俺「……。」スッ

俺(この白いチョークで囲われた人型の線って…刑事ドラマとかでよく見るけど…)

俺(それにしても数が多過ぎる…本物なのか?…)

十神「薄々勘付いてる筈だ。ここで何度も人の死に立ち会ってきたお前ならな…」

俺「……。」ゴクリッ...

俺「ならこれって…やはり…」

十神「死の匂い…。人間の血と脂の匂いだ…」

俺「しかないよな…」

十神「だがそれにしても強烈だ。血と脂の匂いが凝縮され…まるで戦場のようだ」

俺「…いったい何が起きたんだこの教室で」

モノクマ「では僕がヒントを出しましょう」ヒョイッ

俺「うわっ!?また出た!?」

十神「どうせまた貴様が仕組んだ何かだろう」

モノクマ「いいえ。僕はこの部屋に関してはなーんもしてませんよ。掃除もしないで当時の状況にしておいただけなのです」

十神「何…?」

俺「どう言う事だよ。じゃあこの部屋で本当に虐殺か何かあったのか?」

モノクマ「うぷぷぷぷ。さぁどうだろうね」

俺「どうってお前…」

モノクマ「以上、意地悪なRPGのヒントよりもほんの少しだけマシって程度のヒントでした!」ヒョイッ

奥の教室

俺「……。」スッ

俺「血痕は完全に渇いてる…。血の変色も相当だ…」

十神「恐らく、かなり前に起きた出来事なんだろう」

俺「……。」

俺(希望ヶ峰学園の生徒の大量死…)

俺「多数の希望の死…。絶望の訪れか…」

俺(もしかしてアルターエゴが言ってた人類史上最大最悪の絶望的事件って、これの事を指していたのか…?)

十神「フッ…全く興味深いな。いったいこの部屋で何が起きたのか…」

十神「お前もそろそろ面白いと感じてこないか?」

俺「……。」

大きな血痕「」


1生憎だが、俺はお前と違って今までの事件も何一つ面白いなんて感じた事なんて無いよ
2確かに…俺は面白いと感じて来ている…?


多数決下5まで

奥の教室

俺「……。」スクッ

俺「…生憎だが、俺はお前と違って今までの事件も何一つ面白いなんて感じた事なんて無いよ」

十神「フン、やはりつまらん人生を歩むような奴か」

俺(…やっぱり、俺と十神は価値観が違う。生き方で相容れる事はないな)スタスタ

扉「」ガラッ

俺「…。」

俺(それでも…今は同じ敵の黒幕を倒す為に共闘はできるだろうが)

俺「ふぅ…とりあえずもうそろそろ報告会に行くかな」

俺「皆んなも直に食堂に集まり出すだろう」スタスタ

食堂

十神「それでは報告会を始めるぞ。発見した事を順に報告して行け」

朝日奈「…何で来たばっかりの十神が仕切ってる訳?私達のリーダーは一応俺なんですけど~」

俺「いや、いいよ別に…。やる事は一緒なんだし、とりあえず報告して行こう」

苗木「そうだね…。じゃあ植物庭園に行った僕とセレスさんから報告するよ」

セレス「では、わたくしの分も宜しくお願いします苗木君」ミルクティ-ズズッ

苗木「う、うん…。あそこに行った僕らの前にモノクマが現れて色々説明してたんだけど…」

苗木「とりあえずあそこは毎朝7時半にスプリンクラーが発動して部屋全体の植物に水が行き渡るようになってるから水に濡れないよう注意した方が良いんだって」

桑田「その時間に植物庭園に行く奴なんか居ないだろ」

苗木「う、うん…。まぁそうなんだけど…それと変な物も見つけたんだ」

朝日奈「変な物って?」

苗木「物置小屋の方にあったツルハシなんだけど、持ち手の方に暮威慈畏大亜紋土って書いてて…」

朝日奈「クレイジーダイアモンド?どっかで聞いた言葉だね」

霧切「大和田君の着ていた服の背中に書いてあった文字ね」

舞園「どうして大和田君の目印が書いたツルハシが物置小屋にあったんでしょう?5階が開放されたのは今日ですよね?」

俺(今までも確かそんな事が多々あったな。窓の無い場所で皆んなで撮った写真や、俺の謎の記憶…)

俺(そしてアルターエゴの言っていた1年前に起きた人類史上最大最悪の絶望的事件…)

俺(だが、俺も皆んなもその事件の事を知らない…)

俺(もしかしたら俺と十神が捜索した部屋が何か関係してるのかもしれないが…どうなんだろう)

俺「……。」

俺(…霧切さんに渡した鍵の使い道が分かれば何か手掛かりが見つかるだろうか)チラッ

霧切「…。」

食堂

俺(苗木君達に続き俺達も順に報告して行き…)

俺(5階にも出口らしき場所は見当たらなかった事、生物室は鍵が閉まって入れなかった事、5階がこの学園の最上階なのか6階への階段はもう見当たらなかった事)

俺(…そして俺達が見た絶望の広がっていた謎の教室があった事が分かった)

十神「一先ずこれで全部か?」

舞園「あ…ちょっと待ってください。私と腐川さんの報告が未だ…」

十神「何か見つけたのか?」

舞園「え、ええ…。発表しなきゃいけない事があるんですよね腐川さん?…」

腐川「……。」

朝日奈「あ、未だ口チャックしてる…」

十神「ああ…忘れていたな…。腐川、口臭を撒き散らしたければ好きにしろ」

腐川「こ、光栄の至りです…白夜様…。そ、それと…口臭は収まっているので…あの、ご安心を…」

桑田「いや、それで良いんか?…」

俺「ま、まぁそれで…舞園さんと腐川さんは何を見つけたんだ?」

舞園「私達は手前の教室を探索してたんですが…そこにある物を見つけてしまって…」

苗木「ある物?」

腐川「これよ…」スッ

サバイバルナイフ「」

俺「うえっ…ナイフ…?」

朝日奈「それにしてはデカいし!いかにもランボーが持ってますみたいなナイフだし!」

十神「サバイバルナイフか…」

苗木「だけど、こんな物がどうして教室に…」

腐川「そ、そんな事…知るわけ無いじゃない…」

桑田「え、えーと…そのナイフ、どうするつもりなんだ?もしかして凶器にするつもりなのか?…」

腐川「す、する訳ないでしょ…あたしは回収しただけよ…」

舞園「教室に置いておくのも危険ですし、どうしたら良いのか皆んなに相談した方が良いと思ったんです…」

俺「どうするって言われてもな…」

霧切「俺君が持っておいたら良いじゃない。リーダーなんでしょう?」

俺「え?俺?」

朝日奈「そ、そうだね…俺なら大丈夫かな…」

苗木「うん。僕も俺君なら大丈夫だと思う」

セレス「異論ありませんわ」

十神「預かっておけ俺」

俺「いや…うーん…」


1皆んながそう言うならじゃあ念の為俺が預かっておくよ…
2俺は俺よりも苗木君の方を推薦する


多数決下5まで

食堂

俺「皆んながそう言うなら…じゃあ念の為俺が預かっておくよ…」スッ  

舞園「俺君なら大丈夫ですね。はい」ニコッ

サバイバルナイフ「」グッ

俺(…結構重いな。しかも間近で見ると切れ味もかなり良さそうだ)

俺(危ないから報告会が終わったら部屋の引き出しにしまってこよう…)

俺「とりあえず全員報告が終わったし、これで報告会は終わりだな」

桑田「もう解散で良いのか?」

十神「いや、未だだ。今日からお前達はこのオレの傘下に入る訳だが、この際だからハッキリさせておきたい事がある」

朝日奈「誰が入ったよ…」

セレス「ハッキリさせておきたい事とはなんでしょうか?」

十神「俺、そして霧切響子…お前らはいったい何者なんだ?」

俺「……。」

霧切「……。」

舞園「…どう言う事ですか?」

十神「オレ達が希望ヶ峰学園に選抜されたのはそれぞれに確固たる理由があった筈だ」

十神「苗木なら幸運、舞園ならアイドル、朝日奈ならスイマー、桑田なら野球選手と言うように…」

十神「ならお前らは何だ?」

俺「俺達は…。その…」

霧切「……。」

十神「素性を明らかにしない者を信用などできないだろう?無用な疑心暗鬼を引き起こさない為だ。そろそろ話して貰うぞ」

俺(話せって言われても俺も霧切さんも覚えて無いんだし、話しようが無いんだが…)チラッ

霧切「……。」

霧切「俺君は確か超高校級のお人好しだったわね」

俺「…え?」

俺(確かにそう見えるらしいけど…そうだって確証は未だ無かった筈だが…)

食堂

霧切「前に私に言ってたじゃない。自分の才能は確かお人好しだったって…」

俺「…え?」

俺(い、言って無いよな?…言われた事はあるけど…)

霧切「これまで皆んなも彼にお人好しな要素を感じた事は無かったかしら?ねぇ舞園さん」

舞園「えっ…?」

俺「…舞園さん?」チラッ

舞園「……。」

舞園(でも、確かに私が桑田君を殺して外に出ようとした時も…身体を張って命懸けで説得して止めてくれたし…)

舞園「お人好し…ですね…」

俺「舞園さん!?」

セレス「……。」

セレス(確かにわたくしが殺すつもりで殴った時も、怪我を負っても何も罪にする事なく笑って許してくれましたわ…)

セレス「お人好しですわね」

俺「セレスさんまで…」

苗木「うん。俺君は良い人だよ」

朝日奈「そう言われるとぽいよね!」

桑田「何か直ぐに騙されて人生損してそうだしな」

俺「……。」

腐川「わ、私は騙されないわよ…。お人好しとか言って私達を騙して──」

十神「なるほど…。俺は超高校級のお人好しだったか…」

十神「フン、確かにお前にはぴったりの才能だな」

腐川「実は私もそう思ってましたぁ~!!」

俺「……。」

俺(…何か霧切さんの知らない発言のせいで勝手に話が進んでるんだが?)

俺(まぁ超高校級の女たらしよりかはマシだし…別に勝手に俺の才能を決められるのも構わないんだが…)

俺(でも何がしたいんだ霧切さん?…)チラッ

十神「では俺の方は分かったが霧切響子。お前の方は何者だ?」

霧切「……。」

霧切「私は未だ言えないわ…覚えて無いのよ」

腐川「はぁ?言えない?覚えて無いってどう言う事よ」

十神「煩いぞ腐川。匂いがキツくなってる、もう一回口を閉じとけ」

腐川「……!!!」

食堂

十神「記憶喪失なんて笑うに笑えない冗談だ。そう言えばオレ達を騙せるとでも思っていたのか?」

霧切「信じないと思ってたわ。だから言わなかったのよ」

十神「あくまでそんな態度を取るつもりか。なら行動を制限させて貰う」ガタッ

十神「鍵を渡せ。お前の部屋の鍵だ」

苗木「えっ!?」

朝日奈「それは流石に…」

舞園「そうですよ!やり過ぎです!霧切さんは女の子なんですよ!?」

霧切「…。」

十神「嫌なら話せば良い」

俺「ちょ、ちょっと待てよ!こんな脅しみたいなやり方あんまりだ!」ガタッ

霧切「…。」

十神「ほう…ならお前の言い分を聞かせて貰おうか」

俺「例え霧切さんの才能が分からなくても霧切さんは霧切さんじゃないか!俺達の仲間と言う事実に何ら変わりはない!」

十神「本当にそうか?」

俺「え?…」

十神「そう考えているのはお前だけかもしれんぞ?」

俺「そんな事…」

十神「なら他の者の意見も聞いてみようではないか」

舞園「私は別にそこまで…」

苗木「僕も…」

朝日奈「う、うん。私も…霧切ちゃんは今まで頑張ってくれてたしね!」

俺(俺派3票…)

桑田「オレは知りてえな。こっちだけ教えてるのに教えてくれないのは卑怯だろ?」

腐川「……!!」ムグムグ...

セレス「確かにハッキリしてくれた方が無用な誤解は生まれずに済みますわね」

俺(十神派3票…)

俺「半分…」

十神「フッ…やはりお前に賛成する者はこの中でも半分しか居なかっただろう?」

俺「くっ…」

十神「素性を明らかにしない者を信用などできない。これは無用な疑心暗鬼を引き起こさない為に必要な事だ」

俺「だ…だけど!」

霧切「…もういいわ俺君」ガタッ

俺「霧切さん…」チラッ

十神「漸く話す気になったか」

霧切「…。」スッ

霧切の個室の鍵「」チャリッ

俺「あ…」

十神「貴様…」

霧切「フッ…これで満足?」

食堂

霧切「私の行動が制限できたのならそれで良いでしょう…」スタスタ

苗木「あっ…霧切さん!」

十神「奴には関わるな」

苗木「…。」

俺(霧切さん…。もしかしてこうなるのを読んで先に俺だけ庇ってくれたのか?…)

俺(なのに俺は…)グッ  

舞園「あ……キャアッ!?///」バッ

俺「うん?」

朝日奈「どったの舞園ちゃん?」

舞園「い、今…誰かが私の太腿を撫でて…///」

俺「…は?」

桑田「この空気で触りに行く奴…どんだけ肝座ってんだよ…」

苗木(な、なんて羨ましい事をする奴なんだ…!)ゴクリッ

舞園「…苗木君?今変な事考えませんでした?私エスパーだからわかるんですよ?うふふ」ゴゴ...

苗木「えっ…い、いや!?ぼ、僕は何にも…」汗ドッ...

俺「……。」

俺「で、でも誰が舞園さんの…ふ、太腿を…」

俺「横に座ってた霧切さんは居なくなったし、対面の俺は足伸ばさないと届かないし…」

十神「だったら、舞園の右に座っているセレスしかいないだろう」

セレス「残念ですがわたくしは女の子の足に興味ありませんわ」

苗木(男の足には興味あるんだ…)

セレス「と言うよりそんな事をする奴は一人しか居りませんでしょう?机の下をご覧になって下さい」

俺「うん?机の下?」ゴソッ

モノクマ「はっ!?ば、バレてしまった…」

俺「モノクマ…。お前…」

食堂

モノクマ「いやぁ~…相変わらず発育の良いエッチな脚してますねぇ舞園さん」ハァハァ...

舞園「…///」

苗木「モノクマ!何で舞園さんのふ、太腿…を触ったんだよ!?///」

朝日奈「そうだよ!セクハラじゃん!」

モノクマ「残念。僕は人間の女の子には発情しないクマだからセクハラにはなりません!」

俺「思いっきり発情してたじゃん…」

セレス「学園長がセクハラをしだすなんて、最低な学園ですわね」

モノクマ「違うよ。僕は舞園さんの太腿を触りたくて触ったんじゃないよ」

モノクマ「そもそも、僕がこんな事しなくちゃならないのはお前達が僕の宝物を勝手に奪ったのが悪いんじゃーん!!」

十神「宝物を奪っただと…?」

モノクマ「そうだよ。僕は今、非常に怒ってるんだよおお!!」

モノクマ「だから舞園さんの太腿を撫で撫でさせて貰ったに過ぎません!」

舞園「や…辞めてください!///」

モノクマ「うぷぷぷぷ良いではないか。良いではないか~」ハァハァ...

セレス「本当は舞園さんがその宝物を盗んだと思ってスカートを探っていたのでしょう?」

モノクマ「ぎくっ!?」

舞園「わ、私そんな勝手に泥棒したりしてません!?///」

モノクマ「そうは言うけどね。僕は知ってるんだよ!この中に泥棒が居ると言う事を!」

桑田「はぁ?さっきから何言ってんだ?…」

俺(モノクマの言ってる泥棒って…もしかしてセレスさんが学園長室から盗んだ…)チラッ

セレス「……。」

モノクマ「先生はオマエラの事信じてたのに…そんなオマエラに裏切られるなんて…」

モノクマ「現実って本当に気苦労の多い世界っすね…空想に逃げたくなる気持ちも分かるっすね…」

朝日奈「ね、ねぇ…宝物って何の事?…」

モノクマ「煩い!オマエラなんか全員就職氷河期で全員路頭に迷っちまえ!!」ヒョイッ

俺「あ…。居なくなった…」

舞園(あれ…もしかして私、触られ損…?)

俺個室

俺(霧切さん、十神に鍵取り上げられて自分の部屋に帰れなくなったけど大丈夫かな…)

俺「個室以外で寝るのは校則違反に当たる…」

俺(やっぱり、俺の部屋の鍵返して貰わない方が良かったんじゃ…)

インターホン「」ピンポ-ン

俺「…うん?こんな夜時間に誰だ?」スタスタ

俺(あ、でも最近の傾向からして予想できるのは…)

扉「」ガチャッ

霧切「……。」

俺「あ、やっぱり」

霧切「何がやっぱりなの?」

俺「い、いや…最近この時間になると毎日霧切さんと会ってたから今日もかなって」

霧切「……。」

霧切「フッ…確かに言われてみればそうね」

俺(個室の鍵取られたのに元気そうだな。良かった…。でも部屋に帰れないこの状況をどうにかしないと…).

俺「あ、あのさ…」

霧切「俺君。頼みがあるの」

俺「…え?」

霧切「脱衣所に来て」クルッ

俺「あ…。ああ…分かった」

俺「……。」

俺(…言いそびれたな)

俺(まぁいいか後でも…。先に霧切さんの用を済ましに行こう)スタスタ

脱衣所

俺「昨日渡した鍵はやっぱりモノクマの宝物だったみたいだ」

俺「霧切さんが食堂から出て行った後、モノクマが誰かが盗んだって怒ってたよ」

霧切「そう…。やっぱりね…」

俺「やっぱり?」

モノクマ模様の鍵「」

霧切「この鍵は恐らく、黒幕にとってイレギュラーだった物…」

霧切「黒幕の計画では私達が持つべき物では無かったのでしょう」

俺「そりゃあ大神さんが自分から命を懸けてまで俺達に託してくれた物だからな…」

霧切「ええ…。だから私は黒幕の計算外でもあるこの鍵が、いったい何なのかをもっと詳しく調べてみたいの」

霧切「俺君はその間、モノクマの目を引き付けておいてくれないかしら?」

俺「えっ…一人で調べる気か!?流石に霧切さんでも危険なんじゃ…」

霧切「……。」

俺「例の戦刄むくろって言う奴も潜んでるのかもしれないのに…」

霧切「…先に進む為なら、危険を避けては通れない」

俺「それは…」

霧切「謎の解明の為なら進むべき…そうでしょう?」

俺「……。」

俺「…だったら、その鍵の事を調べるのは俺がやる」

霧切「えっ…」

俺「…霧切さんが危険な目に遭うくらいなら…皆んなのリーダーとして俺がやり遂げてみせる」

霧切「……。」フルフル

俺「霧切さん…」

霧切「…昨日も言ったでしょう俺君。学園長は、私の記憶に関する何かを握ってる気がするの」

霧切「私は…私がいったい何故この学園に居るのかを調べたいの…。だから。この役目は私にやらせて欲しい」

俺「でも……」

霧切「お願いよ俺君…」

俺「……。」


1……分かった。その代わり、一つだけ約束して欲しい
2霧切さん一人で頑張り過ぎだ…。俺も何か、こっちで手伝える事は無いか?


多数決下5まで

脱衣所

俺「霧切さん一人で頑張り過ぎだ…」

霧切「別に…そんな…」

俺「だから俺も何か、こっちで手伝える事は無いか?」

霧切「…手伝える事?」

俺「…好きな人がこれから危険な役目をしようとしてるのに、このままここで黙って見送るなんて俺にはできない」

霧切「……。」

俺「先に進む為には危険を避けては通れないと言ったよな?」

俺「…だったら俺も危険な目に遭っても構わない」

霧切「何を言ってるの?俺君は…」

俺「だから俺も、霧切さんと共に更にその先に進む為に…一緒に頑張りたいんだ」

霧切「……。」

俺「……。」ジッ

霧切「…ふぅ。俺君の静止を私が聞かなかったのだから…私が貴方を止めるのもできないわね…」

俺「あ、ああ!勿論だ」

霧切「なら俺君にもリスクのある行動だけど…一緒に頑張って貰おうかしら…」

俺「何か協力して欲しい事があるのか?」

霧切「ええ…」チラッ 

ノートパソコン「」

俺「うん?アルターエゴ…?」

霧切「ええ…。俺君には明日、アルターエゴをネットワークに接続しに行ってくれないかしら?」

霧切「私が見つけた隠し部屋ならネットワークに接続できる環境があった筈よ」

俺「えっ……。でもそんな事をしたら、もしネットワークが監視されてた場合どうなるか…」

霧切「だけど、アルターエゴ自身が望んでいる事なのよ…」

俺「えっ…」

霧切「どう?やってくれる?」

俺「……。」


コンマ下二桁
61以上乱入者無し
31~60セレス乱入
30以下舞園乱入


安価下

コンマ46
脱衣所

セレス「また密かにお二人で盛り上がっておられるようですわね?」スタスタ

霧切「……。」

俺「え?セレスさん…?」

セレス「俺君に進捗を聞こうと思ったら、やはり霧切さんを頼っていたのですね」

俺「俺一人じゃ荷が重かったからさ…。え…もしかしてダメだった?…」

セレス「いいえ、わたくしは俺君に頼んだだけですので、後は好きにしてくれて構いませんわ」

霧切「……。」

セレス「うふふ、ですが水臭いではありませんか」

俺「水臭いって何が…?」

セレス「霧切さんと2人で捜索するのならわたくしも混ぜてくれても宜しいですのに」

セレス「わたくし達はあの晩の仲でしょう?」

俺「あの晩…うっ…。なんだか額の傷が痒くなってきた…」

セレス「うふふ…」クスクス

俺「…とまぁ冗談は置いといてセレスさん面倒だって言ってたじゃないか」

セレス「ええ。面倒ですわ」

霧切「…だったら、手伝うも何も無いんじゃない?」

セレス「ふふ…霧切さん、もしかして俺君と2人きりの時間を邪魔されて機嫌が悪かったりしていますか?」スタスタ

俺「えっ…」

霧切「…そんな訳無いでしょう」

セレス「だったらわたくしが俺君とこんな事をしても怒りませんわね」俺腕ギュッ  

俺「ちょっ…せ、セレスさん!?///」

セレス「うふふ」ニコッ

霧切「……。」

霧切「…俺君には今から一仕事して貰わなきゃならないの。邪魔するだけなのなら部屋に戻ってくれないかしら?」

セレス「うふふ…まぁこの辺にしておきましょうか」パッ

俺「あっ…」

俺(…何気に俺の腕にセレスさんの柔らかい物が当たっててちょっと興奮したのは秘密にしておこう)

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脱衣所

セレス「俺君と霧切さんは戦刄むくろについてはもうご存知ですか?」

霧切「ええ。学園長室で少しだけど資料を見たわ」

セレス「ふふ…既にご存知でしたか。流石は霧切さんですわ」

俺「セレスさんも知ってたのか?」

セレス「知ってるも何もわたくしは…」スタスタ

俺「うん?」

俺(鍵の入ってたロッカーの隣りのロッカー…?)

右隣りのロッカー「」パカッ

俺「あっ!?それは…」

資料「」

セレス「戦刄むくろについて書かれた資料を学園長の部屋から丸ごと持ち出して来たのです」ニコッ

俺「…凄いけど、流石に大胆過ぎないか?そんな事してモノクマに見つかったら」

セレス「大丈夫でしょう。さっきの様子ですと黒幕は未だ犯人も特定できても居なさそうでしたし」

俺「それはそうだが…」

セレス「それにモノクマはコロシアイには関与しないと言っていたので心配は要りませんわ」

俺「うーん…」

霧切「……。」

霧切(…私が食堂から出て行った後、モノクマとどんな会話があったのか分からないけど、本当に黒幕は私達の行動に気付いていないのかしら?)

霧切(それにこっちが黒幕にとってイレギュラーな事をしてるのだから、向こうがこっちに同じ事をしてくる可能性も……)

脱衣所

霧切「…もしこの3人に何かあったら、セレスさんが持って来た
資料を公開すべきね」

俺「えっ?だけどそれこそ黒幕に知られるんじゃ無いか?」

霧切「でも皆んなが戦刄むくろの事を知らないままだと、学級裁判ではきっと真実には辿り着けない…」

霧切「…勿論、戦刄むくろが犯人では無い可能性もあるけど」

俺「いや、流石にもう起こらないだろ…。俺達の仲間の間で事件なんて…」

霧切「…そうね。そうなら良いけど」

霧切「とりあえず俺君。そろそろ準備をしてくれるかしら?1分後に引き付けて欲しいのだけど…」

俺「分かった…。でももう俺、何回も引き付け役はやってるから多分そう長くは引き付けられないと思う…」

俺「なるべく早目に事を済ませてくれ」

霧切「ええ…。それじゃあ」スタスタ

セレス「俺君、わたくしも手伝って差し上げましょうか?」

俺「え?セレスさんも?」

セレス「ええ。わたくしもちょうどモノクマと話してみたい事があったので…」クスッ

俺(セレスさんがモノクマと?…なんだろう…)

体育館前

俺「モノクマ!話があるんだ。出てこいよ!」

監視カメラ「」ウイ-ン

俺「……。」

モノクマ「俺君もしつこいねえ。君だけだよ、僕の事を何回も何回も呼び出すのは」バッ

俺(出た…)

モノクマ「んで?今度は何が知りたいって?クマの繁殖方法?」

モノクマ「あ、それとも俺君は人間の繁殖方法の方かな?」

俺「…そんなもん教えて貰わなくても知ってるわい」

モノクマ「またまたぁ。だって俺君って童貞じゃん」

俺「か、関係無いだろ!?///」

モノクマ「男子の数が女子より少なくて、これだけ美女が生き残ってると言うのに…」

モノクマ「未だに俺君が童貞なのは、やはり俺君に原因があるとしか思えません。ガッハッハッハッ!」

俺「え?そうなんだ…やっぱり俺がおかしいのか…?」

俺「実は最近、薄々感じてたんだが……」

俺「……ってそんな話がしたかったんじゃ無い!」

モノクマ「あれ?そうなの?じゃあ何の話し?もしつまらない話だったら俺君には僕の代わりにトイレ掃除の当番を一生やって貰う事になるかもしれないよ?」

俺「いや、それはちょっと…」

俺「…と言うか何気にモノクマって毎日食材の補充をして、学園中掃除して、大浴場やプールの水の入れ替えもして」

俺「意外に働き物だよな」

モノクマ「そうそう。僕はオマエラが不自由無く暮らせるように毎日毎日寝る暇も惜しんで頑張ってるって言うのにさ…」

モノクマ「なのに、なのにオマエラと来たら……僕の宝物を盗むと言う裏切り行為を平気でしてくるんだから…」

モノクマ「僕は悲しい…」ポロポロ

俺「あ、そうだ。俺じゃなくて話があるのはセレスさんだったわ。忘れてた」クルッ

モノクマ「…折角僕が同情を買える話し方してるってのに相変わらずこっちの話すら聞かねー奴だね君。逆に僕の事を凄い絶望させてくるじゃん」

俺「ん?今何か言ってったっけ?」クルッ

モノクマ「まぁ別に良いけどさ、それでセレなんとかさん何か用?」

体育館前

セレス「先程、貴方が食堂で言っていた事ですわ」

モノクマ「僕が?舞園さんの太腿は柔らかかったって?」

セレス「宝物が盗まれた…と言う事をです」

俺(…そんなに柔らかかったんだ。俺も触ってみたいな)

モノクマ「ああその事か。もし犯人を見つけたらその時はしっかりと再教育しないとねぇ…」シャキンッ

セレス「犯人を処刑するのですか?」

モノクマ「うーん、まぁそれも良いかもね」

俺(えっ…)

セレス「…。」

俺「ど、泥棒したから処刑って…幾ら何でも罰が重過ぎるだろ!人を殺したり、校則違反をした訳でも無いのに!」

モノクマ「おや?いつに無く語気が強めだね俺君。もしかして君が犯人だったとか?」

俺「はぁ?そんな訳あるか!」

モノクマ「でも確かにオシオキは流石にやり過ぎかな?仕方ないから僕も同じ事をやり返すくらいに抑えてあげましょう」

モノクマ「うぷぷぷぷ。こう見えて案外僕って優しいでしょう?」

セレス「同じ事をやり返す…とはどう言う事でしょう?」

モノクマ「そりゃあ僕の大切な物を奪われたんだから、逆に僕も犯人の大切な物も奪ってやるって事だよ」

セレス「…なるほど。確かにそれなら対等ですわね」

俺「……。」ゴクリッ

俺(セレスさんの大切な物って何だ…?自分の命とか…?あれ?それって結局処刑なんじゃ…)

セレス「…。」

セレス「ではモノクマ…わたくしと一つ、賭けをしませんか?」

モノクマ「賭け?僕がセレなんたらさんと?」

俺(…何言ってるんだセレスさん?相手は黒幕だぞ?)

セレス「ええ。貴方の奪われた宝物とやらを、わたくしと貴方何方が先に見つけるかの勝負です」

モノクマ「……。」

俺(…え?それって絶対セレスさんが勝つじゃん)

体育館前

モノクマ「ふーん…じゃあその賭けに勝った場合は?勿論あるんだよね」

モノクマ「超高校級のギャンブラーが勝負を挑んでくるって事は」

セレス「もし貴方が先に見つけた場合、わたくしは近い内に必ず誰かを殺しましょう」

俺「えっ!?ちょっ!?!?」

モノクマ「へえ、なかなか面白い条件じゃん。じゃあ君が勝った場合は?」

セレス「逆にわたくしが勝った場合はある物を用意して頂きたいのです」

モノクマ「ある物って?脱出ボタンとかは用意できないよ?」

セレス「違いますわ。ここでの生活をより快適に過ごす物ですが…それはわたくしがもし貴方に勝てた場合にのみ言いますわ」ニコッ

俺(何だろう?セレスさんの用意して欲しいある物って…)

セレス「わたくしが貴方に勝とうが負けようが、どちらにせよわたくしも貴方の宝物を奪った犯人探しに協力すると言う事です」

セレス「ふふ…。これならば貴方にとってデメリットの無い勝負でしょう?」ニコッ

モノクマ「……。」

モノクマ「ふーん、なるほどね。確かに生徒自らが進んで学園長に協力してくれる姿は感動物ですが…」

モノクマ「残念!その賭けには乗りません!」

俺「えっ!?乗らないのか!?」

セレス「…何故でしょう?」

モノクマ「だってセレなんちゃらさん。君って毎回僕に賭けを挑んで来る時、既に勝ちが確定してる時しか勝負を挑んで来ないんだもん」

俺(うわ…こいつ。意外にセレスさんの事、よく分かってるんだな…)

俺「ん?毎回…?」

セレス「…それはおかしいですわね?わたくしが貴方に勝負を挑んだのはこれが初めての筈ですが?」

モノクマ「おっとヒントを出し過ぎたかな。でも、僕にとっても良いヒントだったしお互い様か」

モノクマ「それじゃあ交渉も決裂したしバイなら~」スタスタ

俺「あっ、おい!」

扉「」バタンッ

俺(あ…体育館に帰って行った…)

脱衣所

セレス「ふぅ…とりあえず時間は稼げましたわね」

俺「ああ、5分以上は稼げた筈…」

セレス「後は上手く霧切さんがやってくれるのを信じましょうか」

俺「うん…。流石に明日になったら今日の成果は分かると思う」

俺「それよりセレスさん…」

セレス「はい?どうしましたか俺君?」

俺「さっきモノクマに言ってた事って…」

セレス「…ちょっと挑発してみたに過ぎませんわ。気になさらないで下さい」

俺「…本当に?モノクマに勝ったら欲しい物があったって言うのも?」

セレス「いいえ、それは本当の事です」

俺「えっ…ちなみに何が欲しかったり…「7

セレス「ふふ…さて、何でしょう?」クスッ

俺「……。」

俺(なんか不気味なんだが…)

俺「でもさっきモノクマが言ってた毎回って言葉…。あれっていったいどう言う意味なんだろう?…」

俺「セレスさんがモノクマに賭けを挑んだのは初めての筈なのに…」

セレス「それは霧切さんとよく話し合った方が良いですわ俺君」

俺「え?ああ…そりゃあ勿論だが…うん?セレスさんは?」

セレス「勿論、わたくしもですわ」

俺「だよな。うん」

セレス「……。」

セレス(……わたくしがその時に生きていれば、の話ですが)

脱衣所

セレス「俺君。今日はアルターエゴのネットワークの接続はやめておいた方が良いですわ」

俺「ああ、それは分かってる…。モノクマを引きつけた後に動き回るのはリスクが高過ぎるし…」

セレス「でしたら、わたくしと一緒にお風呂に入りません?」ニコッ

俺「えっ…?///」ドキッ

セレス「霧切さんや舞園さんとは入ったのに、俺君は未だわたくしと一緒にお風呂に入ると言う約束…果たせていませんわね?///」

俺「そ、それはそうだけど…。ほ、本当に今から…?///」ゴクリッ

セレス「……。」

セレス「…今日は流石に疲れましたわね。明日…いえ、霧切さんが帰ってからにしましょう」

俺「え?何で霧切さん?」

セレス「ふふ…霧切さんの拗ねる顔が見たいからに決まっています…」クスッ

俺「えぇ…」

俺(変わってるな…)

セレス「と言う訳で、今日はわたくし達はこの辺りで解散にしましょうか」

俺「ああ、確かに最近寝不足だったし…今日は早く寝るかな」

セレス「もう0時ですけどね…。それでは俺君、ご機嫌よう」スタスタ

俺「おやすみセレスさん」

俺「……。」

俺「何か色々分からない事がまた増えて来たな…」

俺(…まぁいいや、明日になったら多分霧切さんも帰ってくるだろうし。俺も今日は先に寝よう)スタスタ

──翌日
食堂

俺(明日になれば霧切さんの昨日の成果も分かると思ったが…)

俺(霧切さんは食堂に姿を現さなかった…。一晩経っても未だ捜査中なのか?…)

朝日奈「もしかして昨日の事を怒ってるのかな…?」

桑田「部屋で拗ねてんのか?」

十神「…いや、奴の鍵はオレが預かっている。部屋には戻れていない筈だが、いったい何処で何をしている」

俺(…黒幕に知られる可能性もあるし、皆んなには未だ昨日の事を言う訳にもいかないしな)

俺(でも不安だな…。何かあったんじゃ…)

モノクマ「おやおや、皆さん霧切さんをお探しかな?」ヒョイッ

俺「…は?モノクマ?」

桑田「また来たのかよ!?」

モノクマ「ねえねえ、そうなんでしょう?」

舞園「じゃあ貴方は霧切さんの居場所を知ってるんですか?…」

モノクマ「ドキッ!?そ、それは…」

十神「知らないからこそ来たんだろう。オレ達から何かを探る為に」

モノクマ「そうそう、好きな漫画を聞かれた時にマイナー漫画を答える奴ってムカつくよね」

朝日奈「えーっと、何の話し?…」

腐川「ろ、露骨過ぎるわよ…。話の変え方が…」

俺「……。」

俺(モノクマも知らないって事は、何かがあったって事じゃ無さそうだな…。良かった…)

モノクマ「君達は霧切さんの居場所を知ってるの?」

十神「知らんな」

朝日奈「知ってても教えないし!」

セレス「ふふ…そう言う事ですわ。お引き取り下さい」

モノクマ「ふーん…あっそ…。じゃあ、いいよ…。もういいよ…」

モノクマ「…もう何もかもがどうでも良いんだ。バイバイ」ヒョイッ

桑田「…何か今日はやけに素直に引っ込んだな」

舞園「ちょっと可哀想な事しましたかね…」

俺「別に気にする必要無いだろ」

セレス「そうですわね。それに霧切さんも時間が経ったらきっと直ぐに顔を出すに決まっています」

セレス「と言う事で先に朝食を頂きましょう」ニコッ

食堂

苗木「けほっ…」

舞園「苗木君。大丈夫ですか?…」

苗木「う、うん…。大丈夫…」

俺「風邪か?」

苗木「分かんないけど、体調が悪いみたい…」

十神「フン、こんな時に軟弱な奴め」

朝日奈「そうだよ!普段から鍛えてないからだよ!私なんて毎日鍛えてるから全然病気なんかかからないよ!」

苗木「あはは…」

舞園「鍛えてても普通の人はかかる時はかかると思いますが…」

俺「とりあえず今日は一日部屋でゆっくりしといたら?」

セレス「そうするのが良いと思いますわ。誰かに移っても困りますし」

苗木「うん…。じゃあ今日はそうさせて貰うよ…」スタスタ...

舞園「お大事にして下さいね…」

俺(発言も少ないし凄い顔色悪かったな…)

俺(ネットワークの設定とか分からんから、アルターエゴの接続協力して貰おうと思ってたけどアレじゃ無理そうか…)

俺「はぁ…」

俺(…仕方ない。例え何時間かかったとしても俺がやるしかないか)

舞園「あ、あの…俺君…///」

俺「んえ?どうしたの舞園さん?」

舞園「今日って…お暇ですか?もし暇だったらちょっと一緒にやって貰いたい事があるんですけど…?///」

俺「今日は…」

俺(アルターエゴの接続をしないといけないんだ…。霧切さんもセレスさんも頑張ってくれたのに俺だけ何もやらない訳にはいかない…)

俺「ごめん…。今日は一日中ちょっと忙しくて…」

舞園「そうですか…」

俺「明日で良いなら付き合うけど…?」

舞園「じゃあ明日で大丈夫です。約束しましたからね」ニコッ

俺「分かった。それじゃあ明日な」

俺(何の用事だったんだろうか舞園さんは…?)

俺(まぁとにかく今日は朝食を食べたらアルターエゴを隠し部屋に運んでネットワークへの接続を頑張ろう)

秘密の部屋

俺「これでどうかな?不二咲君」カタカタ

アルターエゴ「うん。大丈夫、ちゃんと繋がったよ俺君」

俺「よっしゃああ!!ようやく繋がったか!」グッ

俺(ネットワークに繋げるためこの部屋に篭って6時間…長かった…)

俺(まさか俺がここまで機械に弱いとは…)

アルターエゴ「僕もネットワークから外の情報を探ってみるよ」

アルターエゴ「もう少し時間が経ったらまた来てくれる?何か情報が手に入ったらそれを伝えたいからさ」

俺「分かったっと…」カタカタ

俺「協力して必ず皆んなでこの学園を脱出しよう…」カタカタ

アルターエゴ「うん!」

俺(…後は黒幕がネットワークの監視をしていない事を祈るだけだな)



俺個室前

俺「ん……」スタスタ

俺「ふあぁ……」アクビ…

俺(そう言えば最近ほぼ毎日夜更かしし過ぎてたから、あまり眠れて無いんだよな…)

俺(アルターエゴが情報を手に入れるまで時間がかかるみたいだし、夜時間前にもう一度隠し部屋に行こう)

俺「3時間くらい寝るか…」鍵スッ

扉「」カチャリッ

俺(…あれ?鍵閉まった?もしかして自分の部屋開け放しで来てたっけ?)

俺「出る時ちゃんと閉めたような気がするんだが…まぁいいか…」

扉「」カチャリッ

俺「今日はちょっと一眠りしよう…」

ベッド「」ボフッ

俺(明日は朝、霧切さんから結果の報告を聞いて、昼間は舞園さんと約束してたから何かして、夜はセレスさんとお風呂入って…)

俺「うわ、予定ギッシリだな…。やっぱり今の内に寝て睡眠不足解消しとかないと…」ゴロン...

俺(苗木君みたいに体調不良にもなりたくないしな…)

俺「ZZZ…。zzz…」

ナイフを閉まった引き出し「」半開き

俺「ZZZ…」


コンマ下二桁
71以上浅い眠りに付き、夜時間に入る前に目が覚めた
70以下少し寝る筈が深い眠りに着いて起きると朝だった


安価下

コンマ振り直し権利を使いますか?

1使用する
2使用しない


多数決下5まで

コンマ振り直し権利を使います


コンマ下二桁
71以上浅い眠りに付き、夜時間に入る前に目が覚めた
70以下少し寝る筈が深い眠りに着いて起きると朝だった


安価下

コンマ81
俺個室

俺「う…ん?ふあ~…」ムクリッ

俺「ふぅ…」チラッ

時計「21時30分」

俺「…あれ?もう夜時間前じゃん」

俺「やっぱ疲れてたのかな?3時間くらい寝る筈だったが…もっと寝たな」

俺(あれから6時間近く経ったし、そろそろアルターエゴも何か外部から情報を掴んだかもしれない)

俺(見に行くとするか)ストッ

俺腹「」グウゥ...

俺「……。」

俺「…その前に寝てて晩飯抜いたからお腹空いたな。夜時間に入って食堂がロックされる前に軽く何か食べて来るか」スタスタ

扉「」バタンッ



食堂

俺「…。」ガツガツ

果物「」

俺(後5分でロックされる…。その前に出ないと…)

セレス「あら、俺君ではありませんか」

俺「ん?セレスさん?」

セレス「うふふ、寝る前に夜食ですか?」

俺「ん?ああ、晩飯食べてなかったしこれからちょっとやる事があるからさ…」

セレス「これからやる事…?」

俺「ああ…ふぅ…。腹ごしらえはこんな物で良いか」ガタッ

セレス「もしかして、霧切さんか舞園さんと会うのですか?」

俺「…いや、霧切さんは俺にも未だ何処に居るのか分からないし舞園さんとなんかするのは明日だから」

セレス「霧切さんでも舞園さんでも無い?では誰と会うのですか?」

俺「いや、会うって言うか…」

セレス「……。」

俺「う、うーん…。何て説明すれば良いか…」チラッ

監視カメラ「」

セレス「……なるほど。面白そうですわね」

セレス「わたくしも俺君に付いて行っても宜しいですか?」ニコッ

俺「セレスさんも?…」

セレス「はい」

俺(…まぁセレスさんは昨日の現場に居たし別に良いか)

俺「分かった。じゃあもう食堂もロックされるし行こうか」

セレス「ええ」

2階トイレ前

俺(ここなんだけど…)ヒソヒソ

セレス(…なるほど。昨日話していたアルターエゴの接続をしに来たのですね)ヒソヒソ

俺(いや、アルターエゴ自体は今日の昼間の内にネットワークに接続したんだ)

セレス(あら、俺君ったらお仕事が早い。流石ですわね)

俺(そう?…ありがとう。とりあえず今から何か情報を手に入れられたか確認しようと思ってるんだけど…)チラッ

監視カメラ「」

俺(セレスさんが入ると黒幕に何をやってるのか知られてマズイし、ここで待っててくれないか?)

セレス「フッ…大丈夫ですわ俺君…」スタスタ

俺「ええっ!?」

セレス「アレが6時間経っても何の情報も手に入れられ無かったのなら、恐らくそれ以上情報を手に入れるのは不可能でしょう…」

俺「まぁ…確かに…」

俺(ネット内に居る人工知能がこれだけ時間を掛けて何も情報が手に入らないなら外からの情報入手は不可能だろう…)

セレス「確認してダメだった時は一緒にアレを回収して、元の安全な場所に戻してあげましょう」スタスタ

俺「ああ、そうだな…」スタスタ

俺「でもやっぱり何か発見があると良いけど…」スッ

セレス「そうですわね。成果が有るに越した事はありませんわ」

俺(いつも通りこの壁を押してと…)グッ

用具入れの壁「」グルッ

俺「さてと……アルターエゴ……は………」ビクッ!

セレス「あっ……?」ビクッ!

謎の覆面「…!?」クルッ

俺「だ、誰だお前!?」

セレス「はっ…!?アルターエゴが…」

アルターエゴだったパソコン「粉々」

俺「ッ…!?」

隠し部屋

アルターエゴが入っていたパソコン「粉々」

謎の覆面「…。」

俺「あ、アルターエゴが……クソッ!?お前、何て事を!!」

セレス「…もしや貴方が17人目の生徒…。戦刄むくろ?…」

俺「えっ…!?」

謎の覆面「…。」スッ

俺&セレス「「!?」」ビクッ

サバイバルナイフ「」

俺「そ、そのナイフは…」ドクンッ

俺(俺の部屋に保管してあったサバイバルナイフ…。ま、まさか盗まれてたのか?…)ドクンッ...ドクンッ...

謎の覆面「…。」シャキンッ

セレス「お、俺君…。気を付けて下さい…相手は超高校級の軍人…。わたくし達2人がかりでも…」ゴクリッ…

俺「……。」汗タラ...

俺(分かってる…こっちは丸越しだ。更に相手は1人でへい100人分に相当する伝説の軍人…)

俺(…どうにかしないと、このままじゃ殺されるのがオチだろうな。どうにか…)

俺「……。」

謎の覆面「…。」ナイフシャキンッ

俺「ッ…」ジリッ...

セレス「くっ…」

俺(……ダメだ。どうにもできない)

謎の覆面「…。」ダッ

セレス「はっ!?」ビクッ!

俺(狙いはセレスさん!?チィッ…!)バッ

俺「セレスさん!危ない!」ドンッ!!

セレス「あうっ!?」ドサッ...

サバイバルナイフ「」ビュオッ

俺「ぐうっ…!?」ブシュッ!

セレス「俺君!?」

俺左腕「」ポタポタ...

俺「くっ…」グッ

俺(セレスさんを刺されはしなかったが、左腕がナイフに擦ったせいで血が吹き出た…)ポタポタ

謎の覆面「…。」シャキンッ

俺「…!」

セレス「お、俺君…」

俺(……先に俺に狙いを定めたか。だが俺は左腕も負傷して、次は多分避けきれない)ポタポタ...

俺(ヤバイ…。このままじゃ…)

謎の覆面「…。」ダッ!

俺(来る…!)

霧切(好感度9)
コンマ下二桁
11以上霧切が間一髪で駆け付けて助けてくれた
6~10セレス死亡
5以下俺死亡


安価下

コンマ20
隠し部屋

謎の覆面「…。」ダッ

俺「くっ…!」バッ

セレス「俺君!?」

俺(ダメだ!?反応が送れた…。今度は避け切れない…。俺、死──)

何かの瓶「」ビュンッ!

謎の覆面「…!」サッ

謎の覆面足下「」パリンッ

謎の覆面「…。」チラッ

俺「えっ…」チラッ

セレス「あっ…」

霧切「はぁ…。間に合ったみたいね…」

俺「き、霧切さん!?」

霧切「超高校級の絶望…。戦刄むくろ…。観念しなさい…」

謎の覆面「…。」チラッ

俺「…。」左腕ポタポタ...

セレス「…。」

霧切「…。」

謎の覆面「…。」

謎の覆面「…!」ダッ

俺「あっ!?危ない!?霧切さん!」

サバイバルナイフ「」ビュオッ

霧切「ッ…!」サッ

俺(あ…凄い。流石霧切さん!ナイフをうまく避けた…)

セレス「いえ、違いますわ!!」

俺「あっ…」

壁「」グルンッ

タッタッタッ…

俺「に、逃げた…?」

セレス「恐らく、校則でしょう…」

俺「校則…?あ、そうか!クロが一度に殺せるのは2人まで…」

俺「…もさは霧切さんまで殺ったら3人だから校則を破る事になる」

セレス「…ええ。だから退いて行ったのでしょう」

俺「そう言う事か…痛ッ…」左腕ポタポタ...

霧切「大丈夫?俺君…」スタスタ

俺「ああ…。大丈夫…擦っただけだ…。めちゃくちゃ痛いけど…」

俺「だが間一髪の所、よく助けに来てくれたよ…」

霧切「…。」

霧切「死神の足音が聞こえた気がしたのよ…」

俺「えっ?……なんだそれ?」

霧切「…。」

セレス「何にせよ、お礼を言わなくてはなりませんわね霧切さん。助けてくれて感謝致します…」

霧切「いえ…」

隠し部屋

セレス「しかし、アルターエゴがバラバラにされてしまいましたわね…」スタスタ

アルターエゴだった物「粉々」

霧切「…ええ。黒幕はネットワークの監視も行っていたと言う事ね」

霧切「すまないわね俺君…。折角繋いで貰ったと言うのに…こんな結末になってしまって…」

霧切「アルターエゴにも酷い事をしてしまったわ…」

俺「いや…。助けに来てくれただけで俺は十分だ…」

俺「アルターエゴも自分から力になりたい…。リスクがあるとしても、それでも俺達に協力したいって言ってたから後悔はしてないと思う…」

霧切「……そう」ジッ

俺「くっ…」グッ...

俺左腕「」ポタポタ...

霧切「……。」

セレス「大丈夫ですか俺君?…」

俺「ああ…。これくらいで死にはしないと思うけど、血は止めたいしできれば痛み止めが欲しいかななんて…」フッ...

霧切「…セレスさんは俺君を保健室に連れて行って手当てをしてくれる?」

セレス「それは勿論構いませんが…霧切さんはどうするのです?」

霧切「私は今の黒幕を追うわ。恐らく未だ遠くには行って無い筈…」

セレス「…霧切さんお一人で追うつもりですか?」

霧切「…ええ」

俺「それは危険だ!?相手は超高校級の軍人なんだぞ!?こんな時は皆んなで動いた方が…」

霧切「…いえ、こんな時だからこそチャンスなのよ」

俺「え?…」

霧切「今ならもしかしたら終わらせられるかもしれないの。この学園生活を…」クルッ

俺「霧切さん…」

霧切「大丈夫…。深追いはしないわ…」スタスタ

俺「霧切さん!!待って…うっ…」ズキッ

セレス「俺君。先ずは保健室にいきましょう。幾ら擦り傷と言えど放っておいては危険ですわ」ジッ

俺左腕「」ポタポタ

俺(…確かに右手で抑えては居るがずっと血が出てくる。ここは素直に従った方が良いか)

俺「分かった…」

俺の個室

俺「う…。ん……?」パチリッ

俺「あ、あれ…?俺…いつの間に部屋で寝てたんだ…」ムクリッ

俺「……???」チラッ

監視カメラ「」

俺(確か昨日……。何か変なマスクをした怖い奴と出会ったり、色々あった筈なんだけど…)キョロキョロ...

俺「……。」

俺「…あれ…もしかして、全部俺の夢だったのか?」

俺「……。」

俺「あぁ…。なんだ夢ヲチだったのか…」

俺(そりゃそうだよな…。あんな事が起きる訳が───)チラッ

机の上「黒いスカート「」黒いシャツ「」ブラウス「」」

俺「……。」

俺(……は?…何で俺の部屋に女物の服が置いてあるんだ?)

俺「……どう言う事?」チラッ

俺の寝てる隣「膨らみ「」」

俺(……うん?)

俺「……。」ソ-...

布団の中「」チラッ

俺「!?!?」ビクッ!!

セレス「ZZZ…」スヤスヤ...

俺「……えっ!?」

俺(な……何でセレスさんが俺の部屋の布団で…。い、一緒に…)ゴクリッ

セレス黒下着「」
セレス黒ブラジャー「」

俺「……///」カァァッ...

俺(え、エロっ…///)

俺(セレスさんいっつもこんな姿で寝てるのか…///)

俺(…じゃなくて、何でセレスさんが俺と一緒に?)ゴクリッ

セレス身体「」

俺(……それにしてもセレスさんって、着痩せするタイプなんだな)

俺(女の子としての部分がしっかり成長して……)ムクムク...

セレス「ZZZ…」スヤスヤ...

俺「……。」

俺(…今なら触ってもバレないかも)

俺(いや…そもそもセレスさんなら触っても許してくれそうだし、なんならこの状況…。もしかしたら既に俺…)

セレス「ZZZ…」

セレスブラジャー「谷間「」」

俺(さ、触ってみるか…?)ドキッドキッ...


1よし、とりあえずおっぱいとかお尻とか触ってみよう
2いや、落ち着け俺…。決して手は出すな…。それよりも先ずは昨晩の事を思い出すんだ…


多数決下5まで

霧切派→やり直したい(霧切とイチャイチャ見たい)
舞園派→やり直したい(舞園の出番もっと見たい)
ハーレム派→やり直したい(ハーレムもっと見たい)
セレス派→このまま進みたい
攻略派、他ルート見たい派→このまま進みたい

だと思うわ
俺はセレス派だから高コンマ何回も出してようやく生き残ったしこのままENDまで進みたい

俺個室

俺(…よし、とりあえず触ってみよう)スッ

俺「……。」ドキッドキッドキッ...

セレス胸「」ムニュッ

俺「…!!」

俺(や、柔らけえええっ!?)ムニュムニュ...

俺(なんだこれ…こんな弾力のあって柔らかくて気持ちの良い物初めて触った気がするぞ…)モミモミ...

セレス「んっ……///」モゾ...

俺(おっぱいがこんな柔らかいなら…、お、お尻も…)スッ

セレスお尻「」ナデナデ...

俺(ふ、ふあぁっ!?な、なんだこの柔らかさ…これがお、女の子…)サワサワ

俺(いや、セレスさんの身体…)モミモミ...

セレス「んっ…んうっ…///」ビクッ!

俺(ヤバイ…お、起きる…。でも…やめられない!!)モミモミ

セレス「あっ…///」

俺「…///」ドキッドキッドキッ

俺(可愛い…。セレスさん……)モミモミ

セレス「んっ……///」モゾ...ッ

俺(もっと触りたい。もっと、セレスさんの色んな場所を…)

セレスブラジャー下「」

俺(じゃあ次は…ち、乳首を……)ゴクリッ

俺手「」スッ

俺(大丈夫。まだ眠ってる…もう少し触っても…)

セレス手「俺手」ガシッ

俺「えっ!?」ビクッ

セレス「はぁ…はぁ…。うふふ、俺君ったら…そんなにわたくしにいやらしい事がしたかったのですか?///」

俺「……。」汗ドッ...

セレス「うふふ…///」

俺「…い、いったい…いつから気付いて?」

セレス「ふぅ…。ふふ…あんなに触られたら誰だって目を覚しますわ…///」

俺「」

俺(…や、やり過ぎた。……終わった)

俺(俺の学園生活…。これでもう一生痴漢のレッテルを…)ガ-ン...

セレス「俺君がそんなにわたくしと愛し合いたいのなら…わたくしは宜しくってよ?///」カァァッ...

俺「えっ!?」ドキ-ン!!

俺個室

俺「じょ、冗談だろ…?」ドキッドキッ...

セレス「いいえ…///」スッ

俺ズボン「愚息」ポンッ

俺「ッ!?…….///」ビクッ!

セレス「俺君のこちらも、苦しそうにしていますし楽にしてあげませんと…///」

俺「い、いや…。そ、それは…」

セレス「俺君は嫌ですか?わたくしが俺君の相手では…」

俺「い、いや…嫌じゃない!嫌じゃないけど…」ドッドッドッ...

俺「で、でも…その…や、約束したし…。霧切さんや舞園さんと…」

セレス「外へ出て決める前に、わたくしの事が一番好きだと気持ちが固まってしまったのなら問題有りませんわ…///」

俺「そ、そう…かな…?///」

セレス「ええ…///」ニコッ
 
セレス「わたくしも俺君と一つになりたいです…///」

俺「……。」ゴクリッ...

セレス「さぁ、俺君…。わたくしを、俺君の…女に…///」

俺「あ、ああ…」ドキッドキッドキッ

俺(今の俺は、霧切さんが提案し舞園さんも飲んでくれた約束をぶち壊そうとしていた…)

俺(…だが、俺は目の前でこんな魅力的に誘惑されて…抗える筈が無く)

俺手「」ソッ
セレス胸「」

俺(約束とかもうどうでも良い!いや…俺は最初からセレスさんの事が───)ドクンッドクンッドクンッ!!

セレス「…///」スッ


コンマ下二桁
21以上俺達は死体発見アナウンスが鳴るまで深く愛し合ったのだった(セレス好感度10に上昇)
20以下しかし、セレスさんに手を伸ばそうとした瞬間舞園さんが雰囲気をぶち壊すかのように何度もインターホンを鳴らして来たので、俺は正気に戻りセレスさんを抱かなかった


安価下

コンマ84
俺個室

俺「はぁ…はぁ…。流石に疲れた…」フラッ

ベッド「」ボフッ

セレス「うふふ…///」ギュウッ

俺(…俺とセレスさんは、深く愛し合った)

俺(ある日突然この共同生活を強いられ、黒幕に怯え…そして仲間同士のコロシアイによるストレス…)

俺(俺達はお互い、心労が重なり限界を迎えていたのかもしれない…)

俺(それを発散させる為に俺達は体力が尽きる迄、ひたすらお互いを求め合い重なりあった…)

セレス「ふぅ……。それにしても、俺君は意外と体力があるんですのね…。こんなに中に出されては直ぐに孕んでしまいますわ///」ギュウッ

俺「お互い様だよ…」お尻ナデナデ...

セレス「あん…もう///でも、気持ち良いから仕方ありませんわね///」

俺「フッ…そうだな」

俺(セレスさんの中は暖かくて、気持ち良くて…)

俺(俺はずっとこのままなら良いのにと、監視カメラに見られているのも関係なくひたすらにセレスさんの身体を貪った)

セレス「それにしても俺君の此方の方はまだまだ元気みたいですわね」俺愚息「」ギュッ

俺「うん…。どうしてだろうな?」

セレス「うふふ、もしかすると俺君の真の才能は超高校級の絶倫なのかもしれませんわ」シコシコ

俺「…流石にそんな才能でこの学園に来てたら嫌だ」

セレス「そうですか?わたくしはこれくらいの方が楽しめますわ」ニコッ  

俺「セレスさんスケベ過ぎるよ…」

セレス「うふふ…。本当にわたくしだけですか?俺君も…でしょう?」

俺「そうかもな…。俺達実は相性ピッタリだったのかも」モミモミ

セレス「では体力が回復したら、もう3戦くりいやりましょうか?」クスッ

俺「ああ、やるとするか」ムクリッ

モニター「」ブツッ

俺「…うん?なんだ?」

セレス「…モノクマ?こんな時に無粋ですわね」ムクリッ

モノクマ『あー、朝からお盛りの所すみませんねえ。だけど、これがルールだから仕方ないクマ!』

俺(…何か話し方が変わってる)

セレス「ルール…?」

モノクマ『では、コホン...ピンポンパンポ-ン!死体が発見されました。一定の自由時間の後、学級裁判を開きます』

俺「な、何!?」

セレス「…未だ事件が起きるのですね」

俺個室

俺(死体……いったい誰のだ?…)

俺「……。」

俺「…!」ハッ!

俺「…セレスさん。昨日の事は夢…じゃないよな?」

セレス「うふふ…。なるほど…。俺君は夢だと思っていたのですね」

俺「やはり夢じゃ無いのか…」

セレス「そうですわね。現実ですわ」

セレス「俺君は戦刄むくろに怪我を負わされ、保健室でわたくしが手当てした後自力で個室まで戻ったのです」

セレス「覚えておられませんか?」

俺「ああ…。全く…」

セレス「そうですか…。ですがこれが事実ですわ」

俺(…何で全く記憶が無いんだ?)

セレス「うふふ…」

セレス(痛み止めの薬と嘘を吐いて、実は睡眠薬を飲ませ強制的に眠らせたから記憶が混濁しているのでしょう…)

セレス(…ですが、忘れているなら此方に好都合ですわ)ニヤッ

俺「……。」

俺「…とにかく死体発見アナウンスが鳴ったって事は仲間の誰かに何かがあって、既に3人以上が発見してるって事だ」

俺「俺達も服を着て直ぐに調査に向かおう」

セレス「そうですわね…。ですが俺君」

俺「うん?」

セレス「シャワーをお借りしても宜しいですか?流石にこのままでは行けませんので…」

俺「あ、ああ!そうだった…うん!どうぞどうぞ!」

セレス「ありがとうございます。俺君は先に事件現場に向かっておいて下さい」

セレス「わたくしは髪のセットに時間がかかりますので…」

俺(こんな時でもあのクルクル髪に拘るんだな…。多分セレスさんのアイデンティティーだから仕方ないんだろうけど…)

俺「…分かった。なら先に向かって捜査しとく」

セレス「ええ。宜しくお願い致しますわ」

俺「……。」

俺「…セレスさん」背中ギュウッ

セレス「あ…///」

俺「俺達は必ず生き延びて…そして外の世界で一緒に生きて行こう」

セレス「ええ…勿論ですわ///」クルッ

俺「あ…///」スッ

セレス「…///」スッ

チュッ


セレスの好感度が10に上がった

5階
植物庭園

俺「はぁ……」スタスタ

俺(…飲まず食わずで更に直前までセレスさんと激しい事してたから5階まで上がって来るのはかなり疲れるな)スタスタ

俺(セレスさんと別れて、部屋を出た俺はいつも通り配られていたモノクマファイルを頼りに5階の植物庭園にやって来ていた)

俺「モノクマファイルだとこの部屋みたいだけど…」スタスタ

俺(…何で誰も居ないんだ?…皆んないったい何処に向かったんだ?)キョロキョロ

俺「居ない…」

俺(まぁいいか…。先に遺体の確認を一人でしてても…)スタスタ

俺「あっ…!」ハッ!!

俺(植物庭園のモノクマフラワーと言う巨大花の前にそれはあった…)ゴクリッ

俺「……。」スタスタ

白い衣服を着た遺体「」

俺(…確かに…誰か死んでる。この学園に来て、もう見慣れた光景なのでそこまで驚きは無い)

俺(だが……)

俺「…な、何だこれ?上半身が真っ黒だ」ジッ

俺(モノクマファイルにも遺体の身元は書いてないし、いったい誰が殺されたんだ?…)

俺「……。」ジッ...

上半身黒焦げの遺体「」

俺(焼け焦げた胸に僅かだが膨らみがある…。つまり、殺されたのは女子の誰かか…?)

俺「……。」ゴクリッ

俺(他に何か遺体の特徴が分かる物…)ジッ

俺「…ん?これは…?」

上半身黒焦げの遺体右手「」

俺「……。」


コンマ下二桁
31以上俺「なんだこれ?手の甲に犬のようなタトゥー…?」(原作ルート)
30以下俺「この軍手…。ま、まさか……」(IFルート)


安価下

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