【ラブライブ!】雪穂「…どう言う事なのよ…コレ」 (100)


穂乃果「じゃあね~絵里ちゃんっ!!」


絵里「ええ穂乃果、また明日ね」


穂乃果「うんっ…!!」



バタンッ



絵里「……………」


絵里(穂乃果ともっと仲良くなりたい)

絵里(表面上では誰でも仲良く接してくれてはいるんだけれど…
    何となく私には少し遠慮している様に感じる)


絵里(…まぁしょうがないわよね…元はと言えばスクールアイドルを真っ向から反対していた身、
    私に対して少なからずわだかまりを抱くのも無理はないわ、
    どうすれば真に仲良くなれるのかしら……)

絵里(…そう言えば私は穂乃果の事を何も知らない、
    仲良くなるためにはまず相手の事をよく知ることが重要って何かの本にも書いてあったし…)


絵里(…はぁ~穂乃果の事もっと知りたいわ……)


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翌日!



雪穂「……え~と……」


鏡 キラーン☆


雪穂「確かこの子、穂乃果の妹の…雪穂ちゃん?だったかしら…、亜里沙とも仲が良いわよね……?」



雪穂(絵里)(す、少し冷静に考えてみましょうっ…私絢瀬絵里は昨日まで普通に日常を送っていた。
       練習が終わり、そのまま家に帰った後、いつも通り家でお風呂入ったりテレビ見たりして寝たはず)

雪穂(絵里)(そして今朝目が覚めたら知らない部屋、置いてあった姿見を覗いて写っていたのはこの子…)

雪穂「…訳が分からないわ……一体何が原因でこんな………」


ー絵里『穂乃果の事、もっと知りたいわ…』ー


雪穂「…まっ…まさか!…昨日のアレが原因……?
    もっと知りたいんだったら妹になって普段学校では見れない部分まで知れば良いじゃん!…的な…?」


雪穂「そんな非現実的なっ…もしこれが夢じゃなかったら一生このまま…?……まさかね
    突然の事だからきっと突然元に戻るわよねっ!!」



雪穂「…まぁとりあえずここにずっと居る訳にはいかないわ…ただの明晰夢かもしれない…
   …いや、絶対夢よ!…きっと」ガチャッ


タンッタンッタンッ

雪穂「そう悲観的になっても何も変わらないし、明日になれば元に戻ると信じましょう…
    雪穂ちゃんには悪いけれど…」スッ


ガチャッ


穂乃果「…へっ…?」クルッ


雪穂「!!?」


雪穂(そ…そそそうだった!ここが雪穂ちゃんの家だったら当然穂乃果もいるじゃないっ!!?)


雪穂「おっ…おおおおおはようっ!!穂乃……じゃないっ!!」

雪穂「お……お姉…ちゃん…!?///」カアァッッ

穂乃果「あっえっ……と…おっおはよう雪穂!?」


雪穂(…想像以上に恥ずかしいっ……後輩にお姉ちゃんとかどんな罰ゲームよ…っ
    かと言ってバラす訳にもいかないし……って、ん??)


雪穂「そう言えば……もうこんな時間だけど大丈夫なの?」

穂乃果「えっと……な…何が…?」

雪穂「何がって……高校」


穂乃果「高校……?何で…?………」ハッ

穂乃果「あ…ああああぁっ!そ、そうだったああああぁ!!」ダダダッ


雪穂「…まさかとは思ったけど登校を忘れるなんてどんだけよ……」ハァ

雪穂「…待って……、登……校………?」ピクッ


雪穂(……まさか…私が亜里沙と同じ中学に…登校……?)


雪穂(もしこれが夢じゃないのなら人の身体で勝手に休む訳にはいかない……いざとなったら亜里沙に頼るしか……)


雪穂(…雪穂ちゃんごめんなさい……私があんな事考えたばかりに……)

雪穂「そう言えば……私の身体は今一体どうなってるのかしら……?」

雪穂「私が雪穂ちゃんになってるってことは……やっぱり……」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ーエリチカルームにてー


絵里(雪穂)「こ……こここの人って…髪結んでないけど…えっ絵里さんだよねっ!?」チラッ


絵里(雪穂)「…大きい…」モミモミ


絵里(雪穂)「じゃなくてっ!えっ!?何でっ私が絵里さんになってるの!!?」

絵里(雪穂)「昨日は普通に…いつも通り生活してたはずなのに……これ……夢かな……」


絵里「…あっ……も、もしかして……」


~昨日~


亜里沙『さっきの抹茶プリン、すっごいハラショー!な味だったよっ!!』

雪穂『本当?誘ってよかった~、それうちの新作らしいんだ』

亜里沙『えぇっ!これ雪穂の家で作ったものだったのっ!?』

雪穂『うんそうだよ、お母さんが今回のは自信あり!って言ってたから…』

亜里沙『良いなぁすごいなぁ~…また今度も誘ってね!』

雪穂『勿論っ!良いよ』


亜里沙『ありがと~!じゃあまた明日っ!!』

雪穂『じゃあね~』


バタンッ!

雪穂『……』


雪穂⦅…いつも元気っいっぱいだなぁ…亜里沙、⦆


雪穂⦅…家でもあんな感じなのかな…すごい気になる⦆


~~~


絵里「あれが叶って…いや確かに亜里沙のお姉ちゃんになれば簡単に知れると思うけどっ…!」

絵里「……夢……?それにしては感覚が妙にリアルだし……ハッ!」


絵里(もしかして……私今日お姉ちゃんの通っている高校に行くの…?)


絵里「~~~っ!無理無理無理っ!!高校の勉強、ましてや3年の授業なんてついていけるはずがっ…」




絵里「………どうしよう………」タラァ



-------------

絵里「えっと…こんな感じかな?」髪ギュッ

絵里「よし…多分これで大丈夫、後はせ…制服かぁ…」


絵里(うぅ…もし夢じゃなかった時を考えて行くしかない……)


絵里(…そう言えば…ここって絵里さんの家って事は亜里沙もいるはずだよね…?まだ寝てたりして)


絵里「…少し…少しだけ覗いてみよっと…」


ガチャッ


絵里「し…失礼しま~す……」ソォーッ


亜里沙「Zzz‐~…」

絵里「うわっ本当に寝てたっ…」


絵里(しかも胸まで曝け出しちゃって…意外と大胆に寝てるなぁ…)


亜里沙「んん…パンが……相撲で…逆上がり…」

絵里「どんな夢見てんのっ!?」


絵里(えぇっちょっと亜里沙いつもと大分違う雰囲気なんだけど!?
    いつも家ではこんな感じなの…?)


絵里「…って言うかさっきもあんな大声出したのに起きないって…これ起こさないと不味いよね…?」


絵里「ほら亜里沙!起きてっ…」ユッサユッサ


亜里沙「う…んんっ……ファ~、おはよ~絵里ちゃん…」


絵里「えっ…??」


絵里(今…聞き間違えじゃなかったら『絵里ちゃん』って……うそぉ!?)


亜里沙「…あれ?そう言えば何でここに絵里ちゃんが……あれぇ?」キョロキョロ

亜里沙「へ?…こ……ここ……どこ……?」


絵里(……これもしかして…亜里沙……寝ぼけてる……?)


絵里(…とりあえずこれは起きたって事で…ボロが出る前に早くここから出よう)

絵里「え~と…じ、じゃあ私は高校に行ってくるから…遅刻しない様にね…?」



亜里沙「え?あっうん…」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

バタンッバタンッ


穂乃果「いっ、行ってきますっ!!」



穂乃果「………」



穂乃果(全然意味が分からないよぉっ!何で亜里沙が雪穂のお姉ちゃんにっっ…!?)


穂乃果(亜里沙)(勢いで飛び出しちゃった…これからどうしようっ……
       雪穂が降りてきたときは本当心臓が止まるかと思ったけど…上手く誤魔化せたかなぁ…)

穂乃果「とにかく今は急がないとっ…!高校説明会で場所は知ってるけど…
    穂乃果さんの身体で遅刻しちゃううぅぅっっ!!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

亜里沙(穂乃果)「…絵里ちゃん行っちゃった……どうなってるんだろう……」


ピピピピピピピッッ!! ピピピピピピピッッ!!



亜里沙(穂乃果)「わぁっ!?……なんだぁ携帯の目覚ましかぁ…うん?私のじゃない?」チラッ


亜里沙「……え…」サァーッ


亜里沙「あわわ…ヤヤヤヤバイって!!も、ももうこんな時間!!?とりあえず早く着替えないとっ!!」

亜里沙「~~~ってここ絵里ちゃん家?えぇっと…穂乃果昨日泊まった……け………?」チラッ



亜里沙「…あっおはよー亜里沙ちゃん?……って」


\「ええぇぇっっ!!何これええぇぇ!!!?」/


絵里「ひっ!?」ビクッ

絵里「へ…えっ…亜里沙の声?何があったんだろ……?」


絵里(…何か…本当家での亜里沙っていつもあんな感じなんだ…早速新しい事知れちゃったなぁ…)

絵里「…あっ…そう言えば私の身体って今どうなってるんだろう…まさか…絵里さん?」


絵里「え、絵里さんが私の身体を…//」

絵里「…もしそうだとしたら絵里さんに申し訳なさすぎる…私の勝手な願いの完全とばっちりを受けたって事だから…
    あぁ~…どう絵里さんに謝罪すればっ……」


絵里「…一応携帯は持ってきたし…多分絵里さんのだけど…もし向こうも気づいてくれたら連絡とれるかな……」

絵里「って自分の電話番号覚えて無かった……」ガクッ



絵里「……こうなったら絵里さんの方から連絡が来ることを信じるしか……!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



雪穂「…え~と……確かあの通りを左に曲がって……」

雪穂「ハァ…やっぱり穂乃果の家から直接行くとよく分からないわね…
    …私の家経由で行った方が良かったかも…」


雪穂「…本当にあってるかしら……何か不安になってきた…」


タッタッタッ


雪穂「……んん…?」


「へっ?わっわわわわわ!!?」


ドッシーン!!



雪穂「えっちょ……亜里沙っ!?」

亜里沙「~~いったぁっ……ゴ、ゴメン亜里沙ちゃん…身体傷つけちゃった……」


雪穂「…亜里沙…?」


亜里沙「ふぇっ!?ゆ…雪穂!!?」ビクッ

雪穂「だ…大丈夫?結構派手に転んでいたけど…」


亜里沙「…ハッ!だだ大丈夫!これ位大した事ないよっ!?」

雪穂「…全然大丈夫じゃないみたいだけど…」


雪穂(どうしてこんなに取り乱しているの……?というか今日の亜里沙妙にテンション可笑しい様な…)


雪穂(やっぱり友達と一緒の時と家の時とでは違うものなのかしら…?)

雪穂(……それになんか……この亜里沙放っておけないような感じが……)


雪穂「…そうだ、折角だし…一緒に学校行かない?」


亜里沙「へ?…あぁっ…う、うん!そうだね」

雪穂(よし…そのまま亜里沙に付いていけば確実に学校までは行けるわ……ってあっ!)



雪穂(雪穂ちゃんって…いつも亜里沙とどう言う会話しているのかしら……)



ーーーーーー

亜里沙「…………」ソワソワ

雪穂「………」


亜里沙(どっどうしよう…成り行きでついOKしちゃったけど
     亜里沙ちゃんっていつも雪穂とどんな話してるんだろう……)

亜里沙(向こうもなかなか話題振ってくれないから気まずい…
   それに今日の雪穂何かこう…いつもより凛!としてる様な…)

亜里沙(気のせいかな…?と、とにかく話題振らないと…この空気に耐えられないよ…)


亜里沙(何か…誰がしても可笑しくない様な話は……あっ!!)

亜里沙「ねぇ雪穂!!」


雪穂「へっ、なっ……何…!?」ビクッ



亜里沙「す…好きな色は…?」


雪穂「…えっ」



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音ノ木坂高校3年教室前!


絵里「…遂に来ちゃった……」


絵里(今更だけど…勝手に登校しちゃって良かったのかな…?)


絵里(落ち着け私っ!ここまで来たんだからもう後戻りはできない…)

絵里(そう!授業だって理解できなくても指名さえされなければ大丈夫…
    最悪黒板に書いてあるものを全てノートに丸写しすれば良いっ!)


絵里(そして戻ったら絵里さんに全力謝罪しよう、…絵里さん…本っ当にすいませんっ!!)ガラガラッ


希「おっ来た、おはよ絵里ち」


絵里「おっ…おはよう……」

にこ「おはよ、アンタにしては珍しくギリギリじゃない?」

絵里「まぁちょっと色々あって…」



絵里(希さんににこさん…今まであまり関わった事ないけど上手く振舞えるかどうか…)

絵里(うぅ…何か騙すみたいで申し訳ないけど…絵里さんの席の場所聞かなきゃ……
   一回位なら忘れてたで済む?…レベルじゃないけどこのままウロウロしている方が余計不審だし…)


希「?どうしたん絵里ち?そんな深刻そうな顔して」

絵里「いっいや…何でもないです。」



希「…んん?」

絵里「あっ……な…何でもない…わよ?」

にこ「とにかくほら早く席座っちゃいなさいよ、そろそろ先生来るわよ」チョイチョイ


絵里(お…おぉっ!にこさんナイスッ!!)

絵里「そ…そうですね…ありがとうございます。」


にこ「…はぁ?」


絵里「そうですわねっっ!!?」バーンッ

にこ「いや、それもおかしい」


絵里(な…慣れないよ……)


希「…?」



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一方2年教室前!


穂乃果「…ハァ…ハァ……なんとか間に合ったぁ…」


穂乃果(来たは良いけどこれからどうすれば……授業だけじゃなくて放課後もアイドルの練習やるんだよね?
     …それもお姉ちゃんたちと……)


穂乃果(本当になんでこんなことになっちゃったんだろ……やっぱり亜里沙の身体には穂乃果さんが入ってるのかなぁ…)

穂乃果「や、やっぱり今からでも帰って……で、でもそしたら穂乃果さんが学校サボった事にっ……」


海未「…さっきからずっと扉の前で何をやっているのです?穂乃果」

穂乃果「ひゃあぅっっ!!?」ビビクーンッ

海未「!?す…すみません!驚かせたつもりは…」

穂乃果「はっ…う、海未さんっ!?おおおおはようございますっっ!!?」


海未「……はい?」


穂乃果「あっ…いやっそのぉ……」

穂乃果「お…おはようっ!!う……う、ううみ…」


穂乃果「海未ちゃんっっ!!!///」カアッッ


穂乃果(いっ……言っちゃったぁ!亜里沙っ憧れの海未さんをちゃん付けでっ……)


海未「…?何をそんなに顔を赤らめて…まさかっまた風邪を…?」デコピトッ

穂乃果「はうぅっ!!?///」


海未「…ふむ…特に熱は無いようですが……」


穂乃果「あっ、あっ、あっ…///」ドキドキドキドキ

穂乃果(う、海未さんがっ…近いいぃ…/)


海未「…大丈夫そうです。体調が悪かったらちゃんと保健室へ行って下さいね?
    貴女はすぐ無理をするんですから…」

穂乃果「は……はいぃ……」フシュー


穂乃果(穂乃果さぁん……は、はらしょー………)



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亜里沙「…でねっ!その時の海未ちゃんが面白くってさぁ!!」

雪穂「へ…へぇ~…そ、そうなんだぁ~…?」


雪穂(亜里沙…本当イキイキしてるわね…年上の海未の事をちゃん付けで呼んでるし…)

雪穂(…ん?そう言えば何で亜里沙が海未の事をそんなに知って…
   海未に憧れを抱いているのは分かるけど……)


雪穂(…もしかして…憧れの気持ちが強すぎるあまり…ス…ストーキングを…?
   いやまさか!うちの妹に限ってそんな……)ジィー…




亜里沙「…ハッ!!」

亜里沙(そ…そそそうだった!!今私は亜里沙ちゃんだったぁ!!
   さっきから雪穂がやたらこっちをジーッとみてると思ったら…も、もしかして……怪しまれてるっ!?)

亜里沙「…と、そ…その話をほ…穂乃果さんから聞いてね…?」

雪穂「…へ?…あぁうんっ…そうよね!!あり得ないわよね…」


亜里沙「えっ?何があり得ないの…?」

雪穂「!なっ…何でもないwwっ…よ?」


亜里沙(…ふぇ~…な、何とか上手く誤魔化せたかな…?)

亜里沙(雪穂たまに変な所で鋭いからなぁ……気をつけなきゃっ……)


雪穂(危ない危ない、咄嗟の事でつい素が出てしまったけど……大丈夫よね…)


亜里沙「……」

雪穂「……」


亜里沙「…んっ…学校着いたみたい」

雪穂「あっ本当…」



ワイワイガヤガヤ…



雪穂「…えっと…ねぇ亜里沙?」

亜里沙「あぁその…雪穂?」


ありゆき「「私の席って何処だったっけ?」」



ありゆき「「えっ」」



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高校物理!


絵里(…み、見たことない記号がびっしりと……)

にこ「Zzz」

希「………」


絵里(…当てられません様に当てられません様に当てられません様に……)


物理教諭「じゃあこれを……絢瀬!口頭で答えてくれ」

絵里「!?あっ…はいぃっ…!!」


絵里(…神様なんていなかった)


絵里「…………」ダラダラ

物理教諭「…?どうした絢瀬、具合でも悪いのか?」


絵里「え…えぇ~とぉ……そのぉ………」


絵里「……分かりません……」


ザワッ…ザワザワ



絵里(…へぇっ!?何この雰囲気っ!!?)

希(え…絵里ち……これ超基本問題やで……?)



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エェーコノニジホウテイシキヲフクソスウノハンイデインスウブンカイスルニハマズジョウヨノテイリヲリヨウシテ…


穂乃果(えぇっと…フ、フクソスー…?ジョーヨノテーリ……?)


穂乃果(…全然分からないよぉ……で、でも最低ノートだけは取らないとっ……頑張らなきゃっ!)


ことり(ほ…穂乃果ちゃんが数学で眠らずに授業を……?)

海未(……ようやく真面目に勉強をする気になったのですね……感心ですっ!)


コノトイモオウヨウダ、デハマエニデテ…コウサカッ!!

ことり(あっ…指名された)


穂乃果(早く急いで書かないとっ…消されちゃうっ!)


海未(何をやっているのですか穂乃果は……先生に指名されてますよっ!?)

ことり(う~ん…もしかしてノート取るのに必死で先生の声が聴こえて無かったのかなぁ……)


数学教諭「高坂ぁ!前に出てこの問4を解いてくれっ!!」


穂乃果「はっ…えっ亜里沙ですかっ!!?」ガタンッ

数学教諭「…はぁ?なんだありさって…?」


穂乃果「あっ…な、ななな何でもないですっっ!!?///」

穂乃果「…………」タラァ


海未(……これは…もしかして……?)

穂乃果「うぅ……すみません……分からないです…」


海未(やっぱりっ…授業ちゃんと聞いてても理解できてないんじゃ意味がないじゃないですか……)

ことり(…穂乃果ちゃんがさっき言ってた『アリサ』って何だろう……漫画のキャラクターとかかな?)



穂乃果(あぁ……ごめんなさい穂乃果さん……)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


中学校


~結局前に貼ってある座席表でそれぞれ席を確認しました~


亜里沙「いやぁ~…じ、自分の席ってさ、忘れる事ってたまにあるよね~……」

雪穂「あはは…あ、亜里沙もなんだ~……私もド忘れしちゃってね……」


亜里沙(いやっ…ないよ!!いくら何でも自分の席位は忘れないってっ…)

雪穂(…流石に苦しすぎた…でも席分からず突っ立ってるよりは…)


亜里沙(…あれ?)

雪穂(そう言えば……)



ありゆき((…向こうも覚えてなかった…?))

雪穂(まさか亜里沙が……自分の席でも忘れる事って…やっぱり実際にあるのね…)

亜里沙(…雪穂でもド忘れとかしたりするんだ…)


キーンコーンカーンコーン


雪穂(…授業開始の予鈴……雪穂ちゃんの筆記用具や教科書を勝手に使ってしまうのには申し訳なさが……)

亜里沙(そう言えば時間割確認してなかったっ…一時間目の科目はえっとえ~っと……)アセアセ


ガラガラ


先生「はーい授業始めるから席着いて~、」


-------------

コノシキハブンパイホウソクデテンカイシテカラ-…


亜里沙(…すごいっ…数学なのにスラスラ解けるっっ!!)

亜里沙(って当たり前だよね…高2が中学問題分からないなんてヤバいなんてレベルじゃないし…)

亜里沙(あぁ…高校もこんな簡単だったら良いのになぁ~…)


雪穂「………」


雪穂(…やっぱり聞くまでもない授業…だけど一応ノートは取った方が良いわよね…)

雪穂(さっきから亜里沙やけにソワソワして落ち着きがないって言うか…楽しそう)


雪穂(…学校の授業…好きなのかしら…?)

先生「じゃあこの問題を…高坂さんっ!黒板に出て答えをお願いします」

雪穂(高坂…って事は今の私よね…)


ありゆき「「はいっ!」」ガタッ



雪穂「えっ…?」

亜里沙「…あぁっ!」



亜里沙(あぁあぁぁっっ!そうだったあぁぁ!!?)

亜里沙「…っと…す、すみません、ボーッとしてたので聞き間違えました……」


\アッハハハハハハハ/


亜里沙(うわあぁぁ……恥ずかしっ……亜里沙ちゃんゴメンッ……//)

雪穂(亜里沙…結構抜けた部分があるのね…)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


4校時終了、休み時間


絵里「…ハアァァ~……」


絵里(何で…何でこの短時間に6回も指名されたの……もう調子悪いで誤魔化せる範疇を超えてるよ…)

絵里(やっぱり…元生徒会長だから?そ…存在感あるのかな…?
   このままじゃ私のせいで絵里さんのイメージが……)

絵里(うああぁ絵里さんすみませんんん!!)



希「……絵里ち、ちょっとええか?」

絵里「!!?」ビクゥッ


絵里「なっ……何…?」

絵里(希さん…廊下に呼び出したりしてどうしたんだろ…)


希「…今日の絵里ち本当どうしたん?授業ボロボロだったし…それに朝も様子が変やったなぁ」


絵里「えっ!?は、そ、そそそうかしらぁ!!?わ…わ私はい、いつも通りよっ!!?ねっ!!」

希(うわっ分かりやすっ!!…でもここは敢えて)


希「…うちに隠し事してるんのちゃう?」

絵里「あっえ!?……とっ…そ、そういう訳じゃ……」

希「まぁあまり話したくない事やったら流石のうちも無理に問い詰めたりせんよ。だけど……」



希「少しは……うちを頼って…ええんやで…?」

絵里「うっ……」

絵里(もう駄目…良心が……もうこの事を話すしか…いやでもこんな事そう簡単に信じてくれるはずがっ…)


絵里(…待って、勝手に信じてもらえないと思い込んでいたけど……もしかしたら…希さんなら……)

希「…話はそれだけ…もし体調が悪いとかなら躊躇せず早退した方がええ」


絵里「あのっ…希さん!少し私の話を聞いてもらっても良いですかっ!!?」



希「……ん?」

~~~(説明省略)~~



希「なっ……なんてスピリチュアルな……」

絵里「…信じて頂けますか……?」


希「…にわかには信じ難い話やけど…でも絵里ちがそんな冗談言うハズないし…
  それに朝からの様子の違和感にも合点がいくしなぁ…」


希「うっし!ウチは信じんよ雪穂ちゃんっ」

絵里「ほ…本当ですかっ!?」

希「もちろんっ!本気で困っているようだしなぁ…」


希「…となると雪穂ちゃんの身体には本当の絵里ちが入ってる可能性が高い…ってことやね」

絵里「恐らく…はい」

希「…あんまり自分のせいと気を落とす必要はないで?こういう時小説とかだと
  向こうも同じようなことを考えていたって言う事が多いんや!一方的なんてフェアじゃないからなぁ」

絵里「え、絵里さんも私と…同じ?」

希「…まぁ本人に確認が取れない以上あくまで推測しかないんやけど…
  もしそうじゃないとしても絵里ちなら事情を話せば絶対分かってくれるんよ」


希「そう言えば…この事うち以外に誰か話したん?」

絵里「いえ…希さんが初めてです。…こんな話誰も信じなさそうですし…」

希「なる程なぁ…って事はつまり…」



希「うちだけが頼りって事やねっ!!」バーンッ

絵里「す、すみませんっ…ご迷惑をおかけする事になりますが……」


希「安心せいっ!放課後の練習うちが何とか上手い理由でっち上げて休ませてあげんよ!!」

絵里「あっ…ありがとうございます!!本当に助かります…」

希「えぇってえぇって!授業残り二時間…大変だろうけど頑張りいな!」

絵里「は、はいっ!!」



絵里(やっぱり希さんに話しておいて良かったっ…すごい頼りになるよっ…)バッ

希「…いやぁ…現実は小説より奇なり!…っやね…」


希(うちに敬語使う絵里ちなんて新鮮すぎて……雪穂ちゃんには悪いけど…面白かったなぁ)

希(音ノ木坂の可愛い後輩になる子や!ここはうちが一肌脱いでっ……)


ピロリンッ♪ ピロリンッ♪


希「…ん?こんな時間にメール…誰から……」パッ

希「……穂乃果ちゃん?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



亜里沙「はぁぁ~……疲れたぁ~……」


…ホワァ~

亜里沙(あぁ~…良い匂いが…)グゥ~

亜里沙(…お腹が…//)


カタカタカタ… ガーッ コトンッ


亜里沙「…?」

亜里沙(……あっそうか!ここは中学校だから……)


亜里沙(給食っっ!!)キランッ


雪穂(給食……なんて懐かしい…)

雪穂(…でも私が勝手に食べちゃって良いのかしら…何か罪悪感が…)


モブA「ねー雪穂ー」

雪穂「ぅえっ!?な、何…?」

モブA「雪穂も今日給食当番だよねー?」

雪穂「あっそ、そうなの…じゃなくてそうだったわねっ!!?」

モブA「早く割烹着着ないと皆終わっちゃうよー」


雪穂「あぁっえ、うん」

雪穂(…連絡取れたら全力で雪穂ちゃんに謝りましょう…私の勝手な願望に巻き込んでしまって…恨まれるのは覚悟っ…)

雪穂(……連絡……そ、そうだわ!携帯が…)ゴソゴソッ


雪穂(あ…あれ……無い………?)



雪穂(あっ…もしかして部屋の机の上に置いてあったアレが……?)サァー


雪穂(…忘れたぁ…)ガクッ



~~~~~~~~~~~~~~~~


亜里沙「ごちそう様でしたっ!」パンッ

雪穂「……」


雪穂(…今、どうしているのかしら…後はもう直接会うか家に帰ってからじゃないと連絡方法がない
    …やはり誠心誠意込めて謝るなら電話じゃなく直接会いに行った方が良いわよね…
    でも私の家に行った所で会えるかしら…?雪穂ちゃん真面目そうだからもしかしたら
    私の代わりに学校行っているかもしれないしそもそも入れ替わってるっていう前提自体
    あっているかどうかも…本当にこれからどうすれば良いの…)モクモク

亜里沙(さっきから雪穂が深刻な表情でずっと黙ってて怖い)

亜里沙(…何か考え事でもしてるのかなぁ…?)


亜里沙(…給食終わって昼休みかぁ…高校はまだ授業中かぁ)

亜里沙(…一応亜里沙ちゃんのものらしき携帯電話は持ってきたけど…
     もし授業終わるタイミングで自分のにかけたら出てくれるかな……)


亜里沙(って自分の電話番号なんて覚えてないよっ!!?……あっ…そうだ!)

亜里沙「ゴメン雪穂っ!ちょっと携帯貸してくれないかなっ?」

雪穂「えっ…け、携帯!?」


亜里沙(雪穂の携帯なら私の番号が登録してあるはずっ!!
     あとはその番号をメモってこっちでかければっ…完璧だよっ!!)


雪穂「ゴ、ゴメンなさい、ちょっと家に置いてきてしまったらしくて…」

亜里沙「えぇっうそぉっ!!?」


亜里沙(あわわ…どうしようっ!何で雪穂こんな時に限って忘れちゃうのっ…)アセアセ

雪穂(亜里沙?何でそんなに焦って…何か急ぎの連絡でもあったのかしら…)

亜里沙(…あっ!でももしかして…)


亜里沙「じゃじゃあ手帳貸してっ!!」

雪穂「はっ……て、手帳???」


亜里沙(…緊急用とかでどこかに私の番号メモしてあるかもっ!?あの雪穂だしっ…!)


雪穂(携帯の次点が手帳?何の脈絡が…)

雪穂(しかも何で雪穂ちゃんの手帳?他や自分のとかじゃ都合悪いの…?)


亜里沙「はっ…早く!!」

雪穂「え、えぇ…!?」ビクッ


亜里沙(早くしないと間に合わなくなっちゃう!!)

雪穂(あの亜里沙がこんな切羽詰まる程の事情…ただ事じゃ…でも無理に聞き出してボロ出すわけにもいかないし…)


雪穂(…手帳ってもしかして…さっきバッグの中でチラっと見かけたあの赤いやつかしら…?)ゴソゴソ


雪穂「えっと…これで大丈夫…」スッ

亜里沙「ありがとうっ!!」パシッ


亜里沙「えぇ~っと……」パラパラパラ

亜里沙(…うわっ結構色んな事書いてあるっ!?雪穂真面目過ぎっ!!
     これじゃあ私の番号一つ探すのも一苦労だよ…)パラrrrrr


雪穂(…何なの一体…)

雪穂(…ハッ!勢いとはいえ勝手に手帳を安易に他人に渡したら不味かったかも…プライベートだし…)


雪穂「あのー…亜里沙?やっぱり手帳返し…」



亜里沙「あった!!」サッ! カキカキ…


雪穂「!?」ビクゥッ


亜里沙「…よしっ…はい!返すっ!!」ポスッ


雪穂「…えっ?えぇっ??」

亜里沙「じゃあちょっと行ってくるね!!」ダッ


ガラガラガラ…


雪穂「………」ポカーン

雪穂(…学校での亜里沙が…分からないわ……)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

穂乃果「…はぁ~…何とか乗り切れたぁ~…」


海未「穂乃果」スッ

穂乃果「ひゃ、ひゃいいぃっ!?う、ううう海未s…ちゃんっ!!?//」カァッ


海未「?今日は一度も寝ませんでしたね、感心です。」

穂乃果「えっ!?…あっその……//」

海未「これが毎日続けばいいのですが…」


穂乃果「が…頑張りますっっ!!」

海未「…?」



穂乃果「海未ちゃん……海未ちゃんかぁ……///」

穂乃果「えへへっ///」ニタァ



ことり「穂乃果ちゃん何か良い事でもあったのかなぁ?」

海未「…分かりません…朝からずっと様子が可笑しいですが…」


ピリリリリッ ピリリリリッ


穂乃果「…?ポケットから…」ゴソゴソ

穂乃果「これはっ…ほ、穂乃果さんの携帯っ!?ど、どうしよう勝手に出ちゃって良いのかな…」スッ


穂乃果「…あれ?この番号どこかで見たことある様な…と、とりあえず」ピッ


穂乃果「も…もしもし?」


亜里沙『もしもしっ!?ほ、穂乃果の携帯…って事は亜里沙ちゃんだよねっ!?』

穂乃果「えっ…!?もももしかしてっ…」



穂乃果「穂乃果さんっ!!?」



ザワザワ… ホ、ホノカサン?

ホノカッテジブンジャ…



穂乃果「…あっ…」



~~~~~

穂乃果「ハァ…ハァ……ここなら人もいないはず…」ハァ


亜里沙『ごめんねっ!こんな時間に突然かけて…穂乃果の身体の亜里沙ちゃんであってるかな…?』

穂乃果「は…はいっ!そ、そちらは…亜里沙の身体の穂乃果さんですよね!?」


亜里沙『うんっ…でも何で突然こんなことになっちゃったんだろう…』

穂乃果「あのっ…もしかしたら亜里沙のせいかもっ…」


亜里沙『えっ?』


穂乃果「す…すみませんっ!昨日雪穂と穂むらの和菓子の話しててっ…」

穂乃果「この家の子になったらこんなに美味しいお菓子が毎日食べられるんだぁ…良いなぁって…//」

亜里沙『…あっ…そ、それなら穂乃果も昨日絵里ちゃんと話をしててっ…』

亜里沙『も…もしも絵里ちゃんがお姉ちゃんだったら甘えたいなぁ~…って考えたせいかもっ…//』


穂乃果「……」

亜里沙『……』


穂乃果「…なぁんだそうだったんですね!!」

亜里沙『…?』



穂乃果「これって…今お互いの夢がかなってる状態なんですよねっ!!?はらしょーっ!!」キラキラ

亜里沙『…あっ…確かにっ!』



穂乃果「あのっ!…い、良い機会ですしっ…お互い楽しみませんかっ!!
      穂乃果さんお姉ちゃんにうんと甘えて良いですよっ!!」


亜里沙『ほ、本当っ!?じゃあ亜里沙ちゃんも穂むらのお菓子を…』

亜里沙『…ってそれじゃ私が太っちゃうよっ!!』


穂乃果「あっ…そ、そうでした…」シュンッ


亜里沙『うっ…』ザイアクカン


亜里沙『……うんっ…亜里沙ちゃんも穂むらのお菓子たんと食べちゃって良いよっ!』

穂乃果「本当ですかっっ!!?」


亜里沙『私ばかりじゃ申し訳ないしっ…い、一日位なら何とか大丈夫のハズっ…』ギリギリ


穂乃果「ありがとうございますっ!!」


亜里沙『…あっそう言えば…亜里沙ちゃんさっきの感じからすると学校行ってくれてたんだよねっ!?』

穂乃果「はいっ…その…穂乃果さんの身体で休むのは申し訳ないと思って…」


亜里沙『ありがとう…ゴメンね?高校大丈夫だった?』

穂乃果「すみませんっ!問題が全く分からず当てられても1問も解けませんでした…」


亜里沙『……』


亜里沙『全然大丈夫っ!!私もいつも寝てるから授業全く分からないよっ!』ドーンッ


穂乃果「へっ??」



亜里沙『それよりも放課後のダンス練習なんだけど…』

穂乃果「…あぁっ!!そ、そうだったぁ!!ど…どうしようっ…μsのダンス全然分からないしっ…」アタフタ

亜里沙『…そこで私に考えがあるんだ…っ!!それはーーー……』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


穂乃果「それで希さんに協力をお願いしにきましたっ!!」バーンッ


希「は……お…おぉ……ん???」

穂乃果「…希さん?」


希「…ハッ…あ、あぁそっか!!き…君が絵里ちの妹の亜里沙ちゃん?なんやね?
  それで亜里沙ちゃんの身体には穂乃果ちゃんが…???」

穂乃果「はいっ…」

穂乃果「お願いしますっ…放課後の練習穂乃果さんは事情があって参加できないと皆さんに伝えてもらえませんか!?」


希「う…うん…??」


希(なんや…何が起こってるん…??絵里ちと雪穂ちゃんだけじゃなく穂乃果ちゃんと亜里沙ちゃんまで入れ替わって???
  こんなスピリチュアルな入れ替わり現象が1日に…しかも身内で2件てっ!?これもう作為的なものにしか思えへん!!)


希(聞いた感じだと…亜里沙ちゃん達の入れ替わりも雪穂ちゃん達の入れ替わりもお互い認知してない…知らないよなぁ…)

希(言うべきか…いやでも亜里沙ちゃんの話だと穂乃果ちゃん絵里ちに甘えるって言ってたらしいし…その中身が実の妹って…)


希(今の状態はそれぞれの夢や願いを叶える絶好の機会……それを私のせいで潰されてしまうのもなんかなぁ……うん…)

  
希 「…分かった!うちに任せときっ!亜里沙ちゃん午後の授業も頑張りぃな!!」

穂乃果「ありがとうございますっ!!」


タッタッタッ…


希「……これは優しさや…世の中には知らん方が幸せって言葉があるん……うちは悪くない……」ブツブツ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



海未「えぇ!?絵里と穂乃果どちらも練習来れないんですか!?」

希「まぁそ、そうやねっ!絵里ちはちょっと体調らしくて…穂乃果ちゃんは家の事情があるって伝えて欲しいってね」


にこ「絵里が体調不良…?あぁだからいつもと様子が違かったのね」


海未「わ…私は穂乃果の事聞いてないのですが…」


希「あぁえぇ~っと…な、何か急用みたいでね?」

海未「そうですか…」


ことり「でもことり達にも何も言わないなんて…よっぽどの事だったのかなぁ…」


海未「…全く…その事は明日とことん問い詰めましょうか…」


希(…明日までに口裏合わせておこ)


真姫「でもどうするのよ?穂乃果はともかく絵里もいないとなると練習にならないじゃない」

希「…まぁ仕方ないやんっ!うちらだけで出来ることしよっか」

真姫「もう……」


凛「は、はいっ!私もそれでいいと思いますっ……にゃあっ…///」ワナワナ

花陽「かy…凛ちゃんっ!?凛は敬語使わないny…よっ!!?」



希「……」


希「んんっ!??」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

帰り道

絵里「…はぁ…本当にこれで良かったのかなぁ…でも練習に出た所で全く踊れないから絶対可笑しくみられるし…
    周りの皆さんにも迷惑かけるし…」

絵里「…絵里さん勝手に休んでしまって申し訳ありません……」ハァ


絵里(そう言えば絵里さんの家行ってどうしよ…出来れば直接会って話がしたいけど
    でもこれが私だけのせいだったらもしかしたら怒ってるかもしれないし…あぁっ…怖いぃっ……)



穂乃果「……えっ??」バッタリ

絵里「!!?」



絵里(えっ!?な、何でお姉ちゃんがここにっ…練習はどうしたのっ!!?)


穂乃果(おっ…お姉ちゃん!?えっ!?μsはっ!??)


絵里(…ハッ、こんな所でオドオドしてたらお姉ちゃんに不審にみられるっ…何とか絵里さんらしく…)


絵里「…あ、あらおn…ほ、穂乃果奇遇ねっ!?」アセアセ

穂乃果「そ…そうだねおn……え、えええ絵里ちゃんっ!?」アセアセ


絵里「(おn…?)そ、そう言えば今って確か練習の時間だったわよね…?何でここに?」


穂乃果「(おn…って何だろう)あっ…えぇっと……ちょっと体調が優れないような気がして~…」


絵里「……昨日元気にテレビ見ながらお菓子頬張ってたくせに…」


穂乃果「えっ?そ、そうなの!?で、でもそれを何でお…絵里ちゃんが知って…?」

絵里「そ…そうなのって他人事みたいに…」



ほのえり「「あっ…」」


絵里「…なぁんてカマかけてみたり……」ダラダラ

穂乃果「あっ…ああぁなぁんだっ!!そそそそうだったんだぁ!!?」ダラダラ


ほのえり「「あははは……」」



ほのえり((これ以上は無理かも…))



絵里「じゃ…じゃあ私はそろそろ帰るわねっ…!また明日…」ソソクサ


穂乃果「あっ…そ、そう言えばお、絵里ちゃんこそ何でここにっ…!?」

絵里「っ!!」ドキーンッ


絵里「それは……ちょ…ちょっと家の事情で…ね?」ドッ ドッ ドッ

穂乃果「あぁそっかぁ~…い、家の事情ならしょうがないねぇ…」


絵里「え、えぇ…そう言う事で…ま、また…」スッ

穂乃果「う、うんまた…」



絵里(…ハァ…寿命縮まったぁ~…ちゃんと誤魔化せたかな…まぁあのお姉ちゃんだからそんな気にする事ないと思うけど…)


穂乃果(…うちなんか事情あったっけ??…とりあえず良かったぁ…)ホッ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


穂むら玄関

穂乃果「……」ソォーッ


ピンポーン



穂乃ママ「は~いどちら様…」ガチャッ


穂乃ママ「…って穂乃果じゃない、何やってるのよ」

穂乃果「あっ…!そ、そうでしたよねっ!?アハハ…」


穂乃ママ「随分早くない?練習は?」


穂乃果「あっえぇ~っとそのぉ……」アセアセ

穂乃ママ「…まぁ良っか…それより丁度いい所に帰ってきたわね、どうせ暇なんだから店ちょっと手伝って」

穂乃果「…えっ…」


穂乃果「ええぇえぇっっ!!?」


穂乃ママ「何をそんなに驚いてるの…とりあえずこれいつもの所に片づけておいて」ドサッ


穂乃果「…………」


穂乃果(あわわわっ…どうしよう…そのいつもの場所が分からないよ…)

穂乃果(…聞きに行った方が良いのかな…?)



―――

ガチャリ


雪穂「た…ただいまー…?」

雪穂(はあぁぁ…雪穂ちゃん…もとい私の身体と連絡がつかないまま
   …ついそのまま穂乃果の家に帰ってしまった…どうしましょう…)

雪穂(……雪穂ちゃん……今どこにいるの……)


穂乃ママ「あっお帰り雪穂、丁度良かった!ちょっと店の手伝いしてくれる?」

雪穂「…えっ…」


穂乃ママ「今日は穂乃果もいるから一緒にやって」

雪穂(ほ…穂乃果も!?μsはどうしたのよ!!)


――――


雪穂(…店の手伝いって全く分からないっ……いつものって言われても何をすれば……)ガチャッ


穂乃果「……えっ…!ゆ、雪穂!?か…帰ってきてたの!?」


雪穂「穂乃k……じゃなくてっ」

雪穂「な…なんでお、おおおお姉ちゃんがこんな時間に家にいるのよっ!!?//」カアァッ


穂乃果「あ…あぁきょ、今日はたまたま早く帰れてね…!!?」


雪穂「…μsの練習はどうしたの…?」

穂乃果「あっ…えぇ~っと…たまたま休みだったんだよっ!!」


雪穂「そ…そうなんだ……」


穂乃果(…良かったぁ…店の手伝いよく分からなかったけど…雪穂と同じことすれば大丈夫だよねっ!!ラッキー♪)

雪穂(…穂乃果が帰ってきてるのは予想外だけど…むしろ好都合だわっ!
    店の仕事って言うのも穂乃果と同じことをすれば…何とかなりそうね)


穂乃果「じゃあ雪穂早速始めようかっ!」

雪穂「う…うん、そう…だね」


穂乃果「まずはこの荷物をいつもの場所へ持って行くらしいんだけど…」ガシッ

雪穂「い、いつもの場所ね?」ガシッ


穂乃果(よし!これで雪穂に付いていけばっ…)チラッ

雪穂(…穂乃果の後に付けば何処に持って行くのか……)チラッ


ほのゆき「「………」」シーン


ほのゆき((……あれ?))


穂乃果「ゆ…雪穂?先行ってて良いよ??」タラァ

雪穂「い…いや、お先にどうぞ?」タラァ


穂乃果(なんで遠慮してるのっ!!?)

雪穂(こんな食い下がらない理由は何なの!?どっちが先だって良いはずっ…)


バタンッッ!!


穂乃ママ「二人とも遅いっ!何やってるのよっ!!」

ほのゆき「「!!!」」


穂乃ママ「…全く……はやくいつもの場所の倉庫にしまって頂戴!」ビシィッ


ほのゆき「「あっ……」」


―――

穂乃果「つ…疲れたぁ~……」グダーッ

雪穂「ハァ…ハァ……」アセビッショリ


穂乃ママ「二人ともご苦労様…何か今日いつも以上にやけに疲れてない?」


ほのゆき「「っ!!」」ギクゥッ


穂乃果「そ、そんな事ないd…よっ!!」

雪穂「い…いつも通りだと思うな~……」


雪穂(比較的単純な作業で良かったけど……)

穂乃果(慣れないことやるのがこんなに疲れるなんて……)

穂乃ママ「そう?…まぁとりあえず手洗ってきなさい、新作のお菓子用意してあげるから」


穂乃果「えっ!!ほ、本当にっっ!!?」キラキラ

雪穂「!?」ビクッ


穂乃ママ「な…何をそんなに……いつもの事じゃない」

穂乃果「あっ……あはははそ、そうだった~…!」


雪穂「…?」



雪穂(穂乃果あんなに目をキラキラさせて…よほどお菓子が待ち遠しかったのかしら…)




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


絵里ち家前

絵里「あぁ…どうしよう……つい絵里さんの家に戻って来ちゃった…」

絵里「…今絵里さんどこにいるんだろうな……勝手に上がっちゃって大丈夫かな…」スッ


ガチャリ…


絵里「…た…ただいま……//」

絵里(…って他所の家でただいまーっって言うの何か恥ずいっ!!//)


シーン……


絵里「ってあれ?誰もいない……?」

絵里(…フゥ~…とりあえず安心した~……)ホッ


絵里「……」キョロキョロ


絵里(亜里沙の家…何回か来たことあるけど……何だろうこの違和感)

絵里(…やっぱ絵里さん背が高いから身長差で?…いやそれだけじゃない…と思う…)


絵里(何と言うか…安心感?妙に落ち着くって言うか……絵里さんの身体だから?)

絵里「…あっ!と、とにかく早く絵里さん…もとい私の自宅に電話かけないとっ…」


ピンポーンッ


絵里(…えっ?こ…こんな時間にお客さん!?誰……)


ガチャリッ


亜里沙「あっ…あれ!?えr……じゃなくてお、おおお…お姉ちゃん!?//」


絵里「えっ!!?」


絵里(そ…そうだった!!亜里沙もここに帰って来るんだ!!)

亜里沙(な…何で絵里ちゃんがもう家に…?部活なかったのかなぁ……?)


絵里「そ…そう言えば…どうしてさっきは呼び鈴を…?」

亜里沙「っ!」ギクゥッ


亜里沙「よ…呼び鈴ってたたたまに押してみたくなる時ってあるよね!!?」アセアセ


絵里「…あぁ~…何となく分かるかも……」


亜里沙「と…とりあえず上がるね!!」

絵里「あっえぇ…うん」


亜里沙「……」キョロキョロ


絵里「………」


絵里(どうしよう……隠し通せる自信ないっ…絶対ボロ出るって!)

絵里(亜里沙…さっきから何をキョロキョロしたり動き回ったりしてるんだろう…)


亜里沙(…何だろう…何故か落ち着く)


絵里「………」

亜里沙「………」

絵里(そう言えば…私は今絵里さんだ……つまり家での亜里沙を知れるいいチャンスかもしれない…
    やり方は卑怯かもしれないけど…この機会に…)

亜里沙「……//」ソワソワ


絵里(…何でさっきから全く喋らないの…?…まさか…家だと無口になるパターンとか…)

絵里(いっ…いやっ!!亜里沙に限ってそんな事はっ……朝だって寝ぼけてたとはいえ大きい声出してたし…)



亜里沙「……あっ…あの……お、お姉ちゃんっ!?//」


絵里「…?」


亜里沙(…よし、この家には今絵里ちゃんと私しかいない…)


亜里沙(…うわあぁあぁ…亜里沙ちゃんに許可はもらったとは言えいざとなると緊張するっ…!//)カアァッ


絵里(…?顔真っ赤に…亜里沙は一体…何が言いたいの…?)


絵里(ハッ…ま、まさか…口数が少ないのやちょっと様子がおかしいのって…)

絵里「あっ…亜里沙!…もしかして熱でもあるんじゃっ……」



亜里沙「きょ…今日だけお姉ちゃんに甘えて良いっ…!!?///」カアァッ



絵里「えっ」


亜里沙(言った…ああぁぁぁっ言っちゃったっっ!!///)

絵里(…?い、今亜里沙はなんて言った…?アマエル…AMAERU……ロシア語かな?甘える…?まさかぁ)



絵里「…ご、ごめん亜里沙、よく聞き取れなかった…けど……」


亜里沙「えぇっ!?」



亜里沙(あんなに意を決して言ったのにっ…!!そんなぁ…)

亜里沙(…あぁでもやっぱりいきなり甘えても良いなんて唐突すぎたかも…)


亜里沙「~…っ////」バタバタ


絵里「…亜里沙…?」

亜里沙「あぁいやゴメン!!やっぱり何でもないぃっっ!!//」ダッ


絵里「えっ?あぁちょっとっ…!!」


絵里(…家での亜里沙よく分からないなぁ…)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


穂乃果「んん~っ…やっぱりすっごくおいひぃ~っっ!!」モグモグ


雪穂「………」


雪穂(穂乃果…本当に美味しそうに食べるのね…見てるこっちまで幸せになりそうだわ…)

雪穂(…あれ?この食べ方何処かで見た様な……)


穂乃果「…あれ?雪穂食べないの?」

雪穂「えっ!?…あぁ!わ、私は良い!!」


穂乃果「何でっ?こんなに美味しいのに…」

雪穂「あっ…とその…きょ、今日は気分じゃないって言うか…」


雪穂(他人の身体でがっついて太らせでもしたら…っ)

穂乃果「あぁ~…幸せ~…」ムシャムシャ

雪穂「…そんなに食べて…お腹壊さない?」


穂乃果「あっ……た、多分大丈夫だよっ!!」

雪穂「そう…?」


雪穂(また随分根拠ないわね…)



穂乃ママ「あんた達~!先どっちかお風呂入っちゃいなさ~いっ」


ほのゆき「「えっ」」


穂乃果(穂乃果さんの身体でお風呂っ…!?//)カアァッ

雪穂(ほ…本人にもまだ連絡取れていないのにっ…そ、そんなの無理よっ!!//)カアァッ


穂乃果「…えぇ~っと…雪穂?」

雪穂「ほ…お姉ちゃん……」



ほのゆき「「先どうぞ?」」



ほのゆき「「えっ」」



穂乃果(ま、またっ…さっきから何で!?)

雪穂(何故私に先行かせたがるのっ…?面倒がらず早く先にっ…)


雪穂(…あっ…そうかっ……順番が違うだけで私もいつかは入らないといけないんだった…)ズゥーン

雪穂(…入らない訳にもいかないし…こうなったら仕方がないっ…!)


雪穂「じゃあ…どっちが先に入るかジャンケンで決める?」

穂乃果「…あっ…そ、そうだね…」



ほのゆき「「じゃーんけーん……」」



ほのゆき((勝ちますようにっ…!))



――――――――

雪穂「…負けた……」


雪穂「………」

雪穂(…もう何も考えず無心でいくしかないっ……)


雪穂(本当にごめんなさいっ……いざ!!)バッ


―――


ザパーン


雪穂「…っ…//」

雪穂「………」


雪穂「……………」チラッ


雪穂(…肌白い……こうして見るとやっぱり姉妹ね……顔付きがソックリ……)


雪穂「…って何を私はっ!無心になるって言ってたのにっ…!!///」カアァッ

雪穂「は、はは早い内に出ましょうっ!!こ…これはもうっ…///」ザパァ


―――

ガラガラ


雪穂「…お、お風呂上がったけど…」


穂乃果「あっ…ゴ、ゴメンッ!!ちょっと今面白いテレビやっててっ…」

雪穂「お、面白いテレビ…?」チラッ


ーコウシマスト…
-ナントコインガカンツウシマシタ!!


雪穂(あっ…これ亜里沙が好きそうなマジック番組……穂乃果もこう言うの見るのね…)


穂乃果「…あっ…雪穂も見るー?」

雪穂「…じゃあちょっとだけ……」スッ


-ツヅイテハ…ツギハコノハコヲツカッタマジックデイキマショウ


穂乃果「……」ワクワク



雪穂「……」チラッ


雪穂(何かこうして見ると…やっぱりいつもと雰囲気違うわね…何かいつもより子供っぽい?って言うか…)

雪穂(家の顔と学校の顔は違うとはよく聞くけど…本当に変わるものね)


雪穂(まだ短い時間だけど私がいかに穂乃果のほんの一面しか知らなかったってことが分かる)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガラガラ

亜里沙「え…お姉ちゃん~?先お風呂上がったよ~…」


絵里「えっ!?」バッ


亜里沙(…勝手に入っちゃったけど…大丈夫だよねっ)

絵里(お…おおおおお風呂てっ!?…絵里さんの身体でっ!!?)


絵里「ゴメン…わ、私はまた後で入るわっ…!!///」カアァッ

亜里沙「?そう?」


亜里沙(何で顔赤くなってんだろう…)


――

絵里(…どうしよう…会話の内容亜里沙に聞かれたら不味いから電話も出来ないし……)

絵里(…いっそ私の家に行ってみて直接会いに…もう外結構暗くなってるけど……)


絵里(…もう…それしかないよね……誠心誠意込めて謝罪しよう……
    それにこれなら亜里沙にボロを出して怪しまれることもなくなるし…)スクッ


亜里沙「…あれ?どうしたの…」

絵里「えっ…!?…っと……ちょ…ちょっと何処か出掛けようかなって思って……」


亜里沙「ええぇっ!?」


亜里沙(ど…どうしようっ!出掛けられたら帰って来るまでっ…絵里ちゃんに甘える為の時間が無くなっちゃうっ!
    折角亜里沙ちゃんになれて…いつ戻るのかだって分からないのにっ!!)


絵里「…そ…そういう事だから…ちょ、ちょっと行って…」


亜里沙「ま…待って!!」

絵里「えっ…!?」ビクッ


亜里沙(もう…恥ずかしがってる場合じゃない!多少強引でもっ……)


亜里沙「きょ…今日だけは……お…お姉ちゃんと一緒にいたいよ…//」



亜里沙「お願いぃっっ…」ウワメヅカイ


絵里「!!?」ドキーンッ


絵里(…えっ…!?な…何……!?何か……)



絵里(亜里沙が可愛い…)


亜里沙(…うぅ…引き留めるにはちょっと無理やりすぎたかなぁ………//)チラッ

絵里「…わ、分かった……また別の日にするから……」


亜里沙「ほ…本当っ!?」

絵里「え…えぇ……本当よ……」



絵里(あぁつい…断れなくて……)

絵里(…それにしても…絵里さんほんとに亜里沙に好かれてるんだなぁ…)


亜里沙「…あっ…あぅ……そ、その……///」

絵里「…?どうしたの亜里沙……」



亜里沙「おっ…お姉ちゃんっ!!……///」ダキィッ


絵里「…えっ……?」



絵里(ええぇぇえぇえぇぇっっ!!?な…何この急展開!!?)



亜里沙(今しかチャンスないっ!//)

亜里沙「……お姉ちゃんっ…!//」プルプル



亜里沙「っ…だ~い好きっっ!!///」ギュウゥッ


絵里「えっ?えぇっ??あ、ありさ???」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


穂乃果「アッハハハ!!この番組はらしょーっ!!」

雪穂「…!!?」


雪穂(ほ…穂乃果も家じゃよく亜里沙みたくハラショーって使うんだ…)



――――

亜里沙「お姉ちゃ~んっ!!」ダキィッ

絵里「……もうっ……亜里沙ったら……//」



絵里(知らなかった…亜里沙って家じゃこんなに絵里さん…お姉さんに甘えん坊なんだ……)



――


雪穂(今日だけで普段の穂乃果からは知れない一面をたくさん見る事が出来た…それに学校での亜里沙も知ることが出来たし…)


――


絵里(家での亜里沙…色々と意外な姿見れたなぁ…私が知っているのはほんの一部分にすぎないんだね…)


――



えりゆき((…私は……もう満足かな…))




<<<<キィーンッ!!



雪穂「!!」

穂乃果「……?」



―――

亜里沙「えへへ~っ……///」スリスリ


絵里「ちょっ亜里沙っ…離れ……ひゃんっ!///」



<<<<カッ!!!



ありえり「「!!?」」




――――――――――――――――

――――――――――

―――――


穂乃果「い…今の光は…?」

雪穂「何が起こったの…?」


―――



絵里「と…突然光が…?」

亜里沙「今の…何だったんだろう…??」


ー―


穂乃果「…えっ…!」ババッ

雪穂「も、もしかしてっ…」サッ


――


亜里沙「今の光で……」サワサワ

絵里「身体が……」スッ



4人「「「「…元に戻ってる!!!」」」」



4人「「「「えっ」」」」クルッ







花陽「何か忘れられてる気がするにゃ」

凛「えぇえっ!!?」

こちらは大昔に某所に掲載したssを少しリメイクしたものでした

ありゆき尊い

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