【モバマスSS】りあむ「臭そうは褒め言葉?」 (74)

りあむ「ハァッハァッ....」ゼェゼェ

P「おーお疲れりあむ」

りあむ「Pサマ~疲れたよぉ....」

P「はいはいお疲れ」

P「最近結構ハードめだな」

りあむ「うん、なんか配信とか新曲とか色々あってさ~」

りあむ「そんなに一杯任されてもぼくには無理だよぉ!」

P「大丈夫大丈夫できるできるできる」

りあむ「適当!もっとましな励まし方してよ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1600701100

りあむ「あっそうだ!」

りあむ「疲れたぼくを癒すためにぼくのいいところ言ってよ!」

P「りあむのいいところ?」

りあむ「そうそう!」

りあむ「Pサマから褒めてもらえたらぼく頑張れる気がする!」

P「なるほど」

りあむ「頑張って部屋に帰れる!」

P「そこは明日からも頑張るとかじゃねえのかよ」

りあむ「Pサマはいいの?」

りあむ「ぼくがこんなところで行き倒れたら責任問題になるよ?」

P「嫌なとこついてくるなぁ」

P「そういうこと棘のあることナチュラルに言うからよく燃えるんだぞ」

りあむ「そういうのいいからさ~早く早くっ!」ウキウキ

P「えぇー....」

りあむ「構ってくれないとやむよ!」

P「そうだなぁ」

P「まあその顔とプロポーションは武器じゃないか?」

りあむ「顔はさておき乳はうん、ちょっとデカいもんね」

P「(ちょっとの意味分かってんのかコイツ)」

りあむ「他には?」

P「他ぁ?」

P「そうだな....」

P「オシャレだよな、ファッション」

りあむ「それ嬉しいやつ!」

りあむ「あ゛ぁ゛~疲弊した心と体が潤う~」

りあむ「もう一声ちょうだい!」

P「うーん....」

りあむ「なんかボク独自の魅力とかそんなん欲しいな~」

P「りあむにしかないもの....」

P「あ」

りあむ「なになに!!!」

P「これだけアイドルがたくさんいる中で」

P「お前だけが持っている唯一無二の魅力あるわ」

りあむ「もうもったいぶらないで早くボクの自尊心と承認欲求満たしてよぉ!」

P「臭そうな」

りあむ「....ん?」

りあむ「ご、ごめんPサマなんて?」

P「臭そうなところ」

りあむ「臭そう?」

P「うん」

P「お前は、りあむは」

P「臭そう」

りあむ「」

P「つまりだな、お前はアイドルではあるが」

りあむ「」グニャァ....

P「それがお前の武器でってあれ?」

P「りあむ?」

P「話の途中だったのに帰ったのか?」

~翌日~

P「りあむがレッスンに来ない?」

あかり「そうなんです....」

あかり「連絡も付かなくて....」

あきら「いつかやるとは思ってましたけど」ハァ

P「ったくあいつは....」

あかり「りあむさんがいないと色々と不便んご~....」

あきら「自分たち一応ユニットデスからね」

あきら「立ち位置とか合わせないといけないのにあの人は....」

P「まありあむだしなぁ」

P「昨日は何か変わった様子はあったか?」

あかり「レッスンの時はクタクタに疲れてました」

あかり「でもそれはいつものことだから、変わったことってわけじゃないかな....」

あきら「それが終わったらすぐ別れたんで」

P「そうか....」

P「だったら私生活で何かあったのか....?」

P「朝チェックした時はSNSも炎上はしてなかったしなぁ」

あきら「....」チラ

あきら「....あれ?」

あきら「りあむサンのSNS、更新してる」

P「そうか、とりあえずスマホ弄れるくらいの元気はあるんだな」

P「無事ならなにより」

あきら「つまりサボりってことデスね」

あかり「....」ジー

あかり「プロデューサーさん、これってどういうことですか?」スッ

P「あいつなんか言ってるのか?」

あかり「いや、言ってるわけじゃなくて」

あかり「一面真っ黒な画像だけ投稿してて」

あかり「あっ!プロフィール画像とアイコンも全部真っ黒んご!」

あかり「これが都会の流行り!?」

あきら「あー....」

P「(察し)」

P「あかり、あきら」

P「今日のレッスンが終わったらあいつのとこ行ってみてくれるか?」

あかり「了解です!」

あきら「えー....」

あきら「これくらいならどうせ明日には元気になってるんじゃ?」

P「たぶんそうだとは思うけど」

P「これに構うならお前たちが一番いいんじゃないかと思ってさ」

あきら「りあむサン、一番年上なのに世話が焼けますね」

あかり「あきらちゃん!こうなったら早くレッスン済ませよう!」

あきら「はいはい」

P「(....ユニットらしくなってきたな)」ニコニコ

ピンポーン

あかり「りあむさ~ん」

あきら「....」

あかり「いないのかな?」

あきら「....いや、絶対いる」

あきら「メンヘラムーブする時に家にいないはずがない」

あかり「?」

ガチャリ

あきら「ほら」

あかり「りあむさん!」

りあむ「....」

あきら「元気そうデスね」

りあむ「....うん」

モワ

あかり・あきら「「?」」

モワァ

あかり・あきら「「臭っ!?」」

りあむ「....」

りあむ「....ごめんね臭くて」

ガチャリ

あきら「ちょ、りあむサン!?」

あかり「りあむさん開けて欲しいんご!」ガチャ

あかり「あ、開いてる」

あきら「....」

あきら「入りますよー」

あかり「お邪魔します」

続きます

りあむ「....」

あかり「....」

あきら「....」

あきら「....はぁ」ヤレヤレ

あきら「で、なんデスか」

りあむ「....何って」

あきら「なんで今日サボったかデス」

りあむ「....」

りあむ「ぼくもう無理」

りあむ「やんだから無理」

あかり「あきらちゃん、りあむさんいつもより深刻そう....」

あきら「そう?」

りあむ「ぼくはもうアイドルとしても女の子としても生きてけないんだ....」

あきら「....」

あきら「....何があったんデスか」

りあむ「聞いてくれるぅ!?」ドンッ

あきら「ほら、聞いてくるの待ってた」

あかり「まあまあ....」アハハ

りあむ「昨日ね、Pサマにぼくのいいところ教えてって言ったらさ」

あきら「そんなこと聞いて恥ずかしくないんデスか?」

りあむ「たまたま!ちょっと心がキツかったから聞いただけでいつもじゃないよ!」

あかり「それで?」

りあむ「Pサマね、ぼくのこと」

りあむ「臭そう」

りあむ「って言ったんだよ!?」

りあむ「酷くない!?酷いよね!!!」ジタバタ

あきら「それでこんなに部屋中に芳香剤置きまくってたんデスか」

あかり「鼻がもげそうんご」

りあむ「臭い関連のこと禁止!今ぼくナイーブなの!」

りあむ「ぼくは全然臭くないけど!」

りあむ「一応女の子でアイドルなわけで」

りあむ「そんなこと言われたら気になるじゃん!」

あかり「りあむさん....」

あきら「なるほど」

あきら「でも気にすることはないんじゃないデスか?」

りあむ「あきらちゃんはぼくが臭くてもいいって言うの!?」

あきら「いや臭いのは活動に支障が出るので困りますけど」

あきら「そうじゃなくて」

あきら「Pサンはりあむさんのいいところを聞かれてそう答えたんデスよね」

りあむ「うん」

あきら「だったらその『臭そう』っていうのも褒め言葉デスよ」

りあむ「はぁ!?」

りあむ「あきらちゃん、可哀想なぼくを慰めたいのはわかるけどさ~」

あきら「違います」

りあむ「それはちょっと無理やりすぎない?」

あかり「たしかに、『臭い』ってネガティブな意味しかないような....」

あきら「でもPサンはいいところを聞かれて」

あきら「『臭そう』と答えたんデス」

りあむ「う~ん....」ムムム

あきら「....」ポチポチ

あきら「あ、SNSで検索したら結構出てきますよ」

りあむ「なんて?」

あきら「夢見りあむ 臭そう」

あきら「って検索したら結構色んな人が臭そうって書いてます」

りあむ「検索ワードに悪意ない!?」

あきら「でも試しに自分の名前+臭そうで検索してもほとんど出てきませんよ」

あかり「私の名前で検索しても全然ないです!」

りあむ「え、じゃあぼくだけぇ....?」

あきら「いや、他にも数名臭そうと言われている人たちがいます」

りあむ「誰誰!ぼくより臭そうなやつ教えて!」

あきら「りあむさんより臭そうかはさておき」

あきら「頻繁に名前が挙がっているのは」

あきら「荒木比奈サン辺りですかね」

りあむ「あ~わかるw」ケラケラ

あかり「りあむさん、その発言はマズいんご!」

あきら「つまり、Pサンがりあむサンに対して言った『臭そう』は」

あきら「別に貶しているわけじゃないんじゃないかと」

りあむ「そうかなぁ?」

りあむ「ぼくは臭い人嫌だよ?」

あきら「私も嫌デスけど、それなら会話の内容がかみ合ってないので」

あかり「ここで話しててもしょうがないから、プロデューサーさんに聞きに行きませんか?」

りあむ「....」

りあむ「....その前に」

りあむ「ちょっとぼくの臭いチェックしてくれないかな....?」

あきら「え、普通に嫌デス」

あかり「わ、私も....」

りあむ「....」

りあむ「....やっぱりぼくは臭いんだ」

あかり「りあむさんは臭くないです!」

りあむ「嘘だ!」

あかり「嘘じゃない!」

りあむ「だったら躊躇なくぼくの身体のあらゆる部位の臭いを至近距離で嗅げるはずだよ!」

あきら「それは臭くない人相手でも嫌でしょ」

あかり「....」

あかり「....わかりました」

あきら「え?」

あかり「それでりあむさんが元気になるなら....!」

りあむ「あ、あかりちゃん....!」ウルッ

りあむ「じゃあとりあえず脱ぐね」

あきら「恥じらいないんデスか」

りあむ「あいつはぼくが置いてきた」ヌギ

りあむ「ハッキリ言ってこの戦いにはついてこれそうもない」ヌギヌギ

あかり「どんとこい!です!」

りあむ「はいっ!脇だよ!」パカッ

あかり「それじゃあ、いきます!」クンクン

あかり「ん゛ん!全然臭くないんエフッごォッ!」ゲホッ

りあむ「....あかりちゃん?」

あかり「?」キョトン

りあむ「あれかな?ちょっと喉に引っかかっちゃったかな?」

あかり「....」

あきら「正直に言わないとりあむさんのためにならないよ」

あかり「....」

あかり「....その、微かに、ちょっとだけ」

あかり「ほのかに酸っぱい臭いが、しました」

あかり「はい」

りあむ「」

あきら「....りあむさん」

りあむ「....何?」

あきら「昨日お風呂入ったんデスか?」

りあむ「えっと」

りあむ「昨日はレッスン終わった後Pサマに臭そうって言われて」

りあむ「そのままショックでふて寝して今に至る」

あきら「そんなので臭いしない人なんていませんよ!」

りあむ「....そうかな?」

あかり「うんうん!」

あかり「汗をかいてそのままにしてたら人類皆臭いんご!」

りあむ「あきらちゃんも臭くなるの?」

あきら「は?」

りあむ「ぼくだけじゃなくてあきらちゃんもそうなるの?」

あきら「....」

あきら「.....それはそうかもしれませんけど」

りあむ「嗅いでいい?」

あきら「調子に乗らないでください」ペシ

あきら「とりあえず、Pサンのところに行って発言の真意を聞きましょう」

りあむ「え~嫌だなぁ」

あきら「なんでデスか」

りあむ「だって、怖いもん」

あかり「でも今聞かないと」

あかり「一生プロデューサーさんに臭いって言われたことを引きずって生きていくことになりますよ!」

りあむ「怖....なんでそんなこと言うの?」

あかり「時には厳しくです」

りあむ「もし聞きに行って」

りあむ「P『くせーんだよてめえはよぉ!』とか」

りあむ「『臭過ぎて首だ首だ首だ!』とか言われたら」

りあむ「ぼくやむじゃ済まないよ?」

あかり「そんなこと言う人じゃないですよ....」

あきら「ほら、さっさと行きますよ」グイグイ

りあむ「ヴェェェェェェェェェェ....」

続きます

~事務所~

ドン

P「....」ジー

ドン

りあむ「....」メソラシー

あきら「ほら、りあむさん」

りあむ「無理無理無理無理....」

りあむ「改めて臭いって言われたらぼくもう立ち直れないから!」

あかり「....」

あかり「しょうがないから私が聞いてあげます!」

りあむ「ちょっ」

あかり「プロデューサーさん!聞きたいことがあります!」

P「一体何なんだ3人して」

あかり「昨日りあむさんに」

あかり「『臭そう』」

あかり「って言いましたか?」

P「....」

りあむ「」チーン

あきら「こうしないと話進みませんから」ヨシヨシ

P「言ったぞ」

あきら「その発言の意図を聞かせて欲しいデス」

P「....」

P「りあむにいいところ言ってって言われたから」

P「その通りに俺の思うりあむのいいところを言っただけだが?」

りあむ「!」

P「別に深い意図なんてない」

りあむ「!!!」パァッ

あきら「ほらりあむサン、やっぱりそうじゃないデスか」

あかり「よかったんご~」

りあむ「よがっだあああああああ....」グジュル

りあむ「ん?」ピタ

あきら「?」

りあむ「ちょっと待った!」

P「なんだよ」

P「今日サボった分レッスンでも行って来い」

りあむ「Pサマがぼくというか弱い乙女に対して」

あかり「か弱い?」

あきら「むしろ凶暴なモノついてますけど」

りあむ「酷いこと言ったことは忘れてないよ!」

P「酷いこと?」

りあむ「『臭そう』だよ!」

りあむ「Pサマ、自分の罪を数えろ!!!」ビシッ

P「....」

P「0だ」

りあむ「!?」

P「俺は酷いことなんて1つも言っていない」バーン

りあむ「ぼ、ぼく相手なら臭いって言っても罪にはならないってこと!?」

P「?」

P「そういう意味じゃなくてな」

P「そもそも俺は臭そうって言葉を」

P「褒め言葉として使ったってさっき説明しただろ」

りあむ「ぼくにとっては罵倒でしかないんだけど....」

あきら「りあむさんの言うこともわかります」

あきら「Pサン、『臭そう』の意味について教えてください」

P「....臭そう、か」

P「臭いってのはどういうことだと思う」

P「じゃあ....あかり」

あかり「....」

あかり「....臭いというのは」

あかり「....」

あかり「....つまり」

あかり「臭いってことんご!」

りあむ「あかりちゃん....」

あきら「仕方ないデス....」

あかり「そんなこと言われても」

あかり「臭いって言葉に臭い以外の意味ないんご!」

P「正解だ」

3人「「「!」」」

P「臭いに臭い以外の意味はなく、臭いはただただどこまで行っても臭いだけ」

P「一度確定した臭いはテコでも動かない」

P「これが真理だ」

あきら「真理もクソもないでしょ....」

あかり「何言ってるんですか」

P「だが」

P「臭い=マイナスというのは早計」

りあむ「つまり?」

P「臭いという事象は不変でも」

P「置かれた環境によってはプラスにもなりうる、ということだ」

りあむ「Pサマ頭おかしいんじゃないの?」

あかり「今回ばかりは同意です」

P「まあ聞けお前ら」

P「例えばな、物凄ーく太ったおじさんが臭いとどう思う?」

りあむ「生きる価値なし」

あかり「そこまで言わなくても....」

P「少なくとも好意的に受け取る人はいないよな?」

あきら「それはそうデスね」

P「それなら」

P「美少女が同じ臭いを発していたら」

P「どうだ?」

りあむ「....アイドルファンかつ」

りあむ「今やアイドル達に囲まれる日々を送っているぼくに言わせれば」

りあむ「そもそも美少女は臭くない!!!」

りあむ「だからPサマの例えは成り立たないんだよ!!!」ババーン

P「....サン」

3人「「「???」」」

P「もののけ姫のサン」

P「彼女の臭いが作中で描写されることはないが」

P「山犬とともに山で暮らす人間が臭くないわけはないよな」

あかり「確かに....」

P「でも可愛い」

P「いやむしろその臭そうなところが」

P「新たな魅力を生み出してはいないか?」

りあむ「!!!!!」

P「これが『臭そう』だ!!!」

3人「「「!!!!!!!!」」」

P「ではなぜ『臭そう』が美少女にとっての魅力となり得るか」

P「そこには、美少女は絶対に臭くないものであるという大前提が影響している」

3人「「「????」」」

P「人は皆、未知に憧れを求める」

P「誰も見たことのない景色を求めて」

P「未踏の地を目指す探検家は数多存在しているんだ」

P「俺もまた、臭い美少女を求め続ける探検家なんだ!」

りあむ「やべえ....」

あかり「プロデューサーさん、怖いんご....」

あきら「....まあ自分も多少はネット文化に触れているからわかりますけど」

あきら「こういう男性は案外いるみたいデスよ」

りあむ「そんなんだから結婚できないんだよ」

P「あきらの言うとおりだ」

P「これを見ろ」ドサドサッ

りあむ「これは?」

P「事務所権限でブロックしていたりあむのファンレターだ」

りあむ「こ、こんなに!?」

あかり「でもりあむさんに渡してないってことは....」

P「ああ、全て文中でりあむの臭いに言及している」

りあむ「」

あきら「完全にやばそうな固定ファンがついてますね」

P「確かに、こういうのにあまり馴染みがないと最初は抵抗があるかもしれない」

P「でもなりあむ、逆に考えるんだ」

P「これは並みのアイドルには絶対に出来ない」

P「お前だけの武器なんだと」

りあむ「ぶ、武器....?」

P「あかりを見てみろ」

あかり「?」ポケー

P「こいつが1週間風呂に入らなかったとき、どんな臭いがすると思う?」

りあむ「....」

りあむ「....りんごのいい臭いがしそう」

P「そう!」

あかり「いやいや」

P「アイドルは排泄をしないのと同様に」

P「決して臭くもならない!」ババーン

P「これが世界の真理なんだ!!!!」バババーン

りあむ「!」

りあむ「....ぼくは」

りあむ「世界の真理を超えるってこと....?」

P「ああ」ニッコリ

りあむ「凄い?ぼく凄い?」

P「ああ!凄い臭そうな凄いアイドルだ!!!」

りあむ「トップアイドル?次期シンデレラガール最有力?」

P「さあ」

りあむ「P、Pさ゛ま゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~~~~~~~!」ガバッ

P「これからもがんb モワ

P「ん゛っ」ゲホ

P「り、りあむ、確かに武器だなんだが」

P「社会人として風呂にはちゃんと入ろうな」

りあむ「」プーン

あきら「よかったデスねりあむさん」

あかり「これからも頑張りましょう!」

りあむ「....」

りあむ「ぼくの唯一無二の武器....」

りあむ「....つまり」

りあむ「臭ければ臭いほどぼくは」

りあむ「愛されるのでは....?」ニヤリ

あかり・あきら「「?」」

~翌日~

ニュースキャスター『人気アイドル、夢見りあむさんのSNSへの投稿が物議を醸しています』

ニュースキャスター『夢見さんは昨夜21時頃、自身の管理するSNSアカウントに』

ニュースキャスター『大量の納豆を浴槽に入れ、そこを裸で泳ぎ回るという画像を投稿しました』

ニュースキャスター『画像は、添えられていた』

りあむ『激臭王にぼくはなる!』

ニュースキャスター『というコメントは瞬く間にSNS上で拡散され....』

あかり「あわわわわわわ....」

あきら「はぁ....」

ガチャリ

P「りあむのバカはどこだ!」

P「出てこいりあむ!」

あかり「りあむさんなら本場の臭いを体感しに」

あきら「スウェーデンの缶詰工場に行くそうです」

P「」

【完】

最後までお付き合いいただきありがとうございました
久しぶりに安価以外の短いSSを書けて楽しかったです

過去作ともども、これからもよろしくお願いします

このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom