それでは始めていきます。お付き合い頂ける方はよろしくお願いします。

まずは種族のメイキングから。最初は５つの種族を安価で募集します。以下のテンプレートを使用し、種族を作成して下さい。

種族名：種族の名前。必ずしも「○○族」にする必要はありません。
容姿：その種族であれば考え得る容姿についての説明。
平均寿命：どのくらい生きていられるかの設定。
生息地：主にどんな場所を好むか。市街地や森林、山岳地帯など……何でも構いません。
特性：種族の主な特徴を簡潔に表現して下さい。ゲームで言えば種族特有のスキルのような物です。漢字または平仮名を用いて下さい（例：『平凡』『放浪者』『鋼の肉体』）。
特徴：他に特筆すべき物があれば記載して下さい。長過ぎると採用しにくくなる為、どんなに長くても三行以内にまとめて下さい。



また、種族安価の際にはコンマ判定を行います。コンマ十桁を【種族の分布度】、一桁を【種族の好感度】とし、その種族に反映させます。その為、安価の際には種族の分布度や好感度に関する物は書かなくて大丈夫です。なお、本スレでは０は１０扱いとなり、一番高い数値です。

種族の分布度の内訳は以下の通りです。

１０……≪世界≫の殆どの地域に生息し、存在が認知されている。
９～８……生息していない地域の方が少なく、存在を知らないという者は稀。
７～４……分布度も認知度も平均的。場所によっては生息していないし、人によっては知らない事もある。
３～2……世情に詳しい人物や奇特な者しか存在を知らず、≪世界≫の中でこの種族と会う事は容易ではない。
１……伝説上の存在に近く、一説には絶滅したとも言われている。

種族の好感度の内訳は以下の通りです。

１０……≪世界≫で彼らを嫌う者は本当に稀で、その者の方が迫害を受けるかもしれない。
９～８……差別される事は全く無いと言って良いが、極一部に彼らに嫌悪感を持つ者も。
７～４……人によっては彼らを嫌っているが、差別によって生活が脅かされる事はまず無い。
３～2……嫌っている者の方が多く、差別によりまともな生活を送れない事も考えられる。
１……あらゆる種族から差別対象に見られている。彼らが街中で種族を晒して暮らす事は不可能に近い。



では、早速やりましょう。下５まで種族について募集。

↓５

百の種族の内、六つの種族が確定しました。



・≪海竜≫
分布度：５
好感度：３
平均寿命：１０００年
生息地：深層海流
特性：『水流操作』
特徴：容姿は西洋型の竜。深い瑠璃色の体躯を持ち、最も美しい種族とも言われる。基本的には穏やかな性格。争い事を面倒臭がるが、嫌いという訳では無く、戦いに赴く者も存在する。昔は多くの海に生息していたが、他の種族により追いやられ、現在では一部の海洋にしか生息していない。鰓呼吸と肺呼吸を使い分ける事が可能。

・≪天翼種≫
分布度：１
好感度：９
平均寿命：３００年
生息地：空に浮く都市
特性：『超速飛行』
特徴：大きな翼と天使の輪を持つ人型の種族。戦闘能力が高く好戦的。しかし現在は天空に浮かぶ都市でひっそりと暮らしており、その存在を知る者はほとんど存在しない。

・≪花人≫
分布度：５
好感度：２
平均寿命：７００年
生息地：草原
特性：『光合成』
特徴：頭に花の生えた人間。水と太陽光だけで生きていけるが、肉も食べられる。その見た目から差別されており、頭の花を隠さなければ市街地を歩く事が出来ない。

・≪植精霊≫
分布度：１
好感度：４
平均寿命：５００年
生息地：森林
特性：『植物操作』
特徴：体長２０～３０センチメートルの人型の種族。背中に何らかの植物が生えている。基本的には臆病で大人しく、争いを好まない。生息する森林から殆ど出ないが、≪花人≫とは親交が深い。水と光合成で生きていられるが、何らかの食物を摂取する事も可能。

・≪人狼≫
分布度：１０
好感度：３
平均寿命：７０～８０年
生息地：森の奥に村などを作り生活している
特性：『満月の咆哮』（満月の夜に限り戦闘能力が格段に上昇する）
特徴：狼の顔と人間の体を持つ種族。人間の知能と心、狼の牙と爪を併せ持つ。主に森の奥に生息しているが、現在は多くの地域に攻め入り、支配地を増やしている。

・≪峯長≫
分布度：８
好感度：１０
平均寿命：３０年
生息地：標高の高い山
特性：『隠密行動』
特徴：手足が長く毛深い小型の種族。縄張り意識が強く、基本的に下界を恐れている。しかし、最近はそうでもない者も多いようで、山以外の場所にも生息している。見た目が愛くるしいからか、他の種族からも好かれている。



残り九十四です。

続いて≪主人公≫を決めます。これも一度にメイキングするのではなく、スレを進めていくにつれて任意で作成していきます。

以下のテンプレートを使用し、キャラクターを作成して下さい。今回は下３まで。そのキャラクターがその種族の≪主人公≫となります。種族が被った場合は、設定などを鑑みてこちらで≪主人公≫を選ぶか、コンマ判定を行います。

名前：キャラクターの名前。名字は無くても構いませんが、もし付けるなら「名字・名前」の順にして下さい。
性別：男か女、或いはその他。
種族：既に決定している六つの種族から選択して下さい。
年齢：種族の平均寿命を参照して下さい。
容姿：キャラクターの見た目や持ち物など。種族の容姿から逸脱し過ぎないようにして下さい。
性格：あまり長過ぎると採用しにくくなる為、最大でも二行くらいに収めて下さい。
職業：自由で構いませんが、種族の分布度や好感度によってはこちらで変更を加える可能性があります。
特技：最大で三つまで。
好きな物：最大で二つまで。
嫌いな物：最大で二つまで。
主な目的：>>1の１～４から一つ選択して下さい。
特徴：他に何か特筆すべき事があれば記載して下さい。長過ぎると採用しにくくなる為、最大でも三行程度に収めて下さい。

また、キャラクターを安価したレスのコンマをその人物の【天運】とします。今後コンマ判定を行う際には【天運】のコンマを使用し、それよりも低かったら成功となります。



では、やりましょう。下３までキャラクターを募集。

↓３

百の≪主人公≫の内、四人の≪主人公≫が確定しました。

≪海竜≫……エリュシュア
≪天翼種≫……アルター・ソフィア
≪花人≫……ルカ
≪人狼≫……ガロン

主な目的を均等にする為、天翼種の≪主人公≫はソフィアに決定しました。ですが、エイルもネームドキャラとして登場します。



本スレは、安価やコンマ判定を十回行なった段階で≪主人公≫を変更するかどうかの安価を取ります。

まずは、最初に操作する≪主人公≫を選択してください。

１．≪海竜≫ エリュシュア
２．≪天翼種≫ アルター・ソフィア
３．≪花人≫ ルカ
４．≪人狼≫ ガロン

↓１

２を選択した為、最初の≪主人公≫はアルター・ソフィアです。

それでは、ソフィアのプロローグから始めていきます。

【プロローグ／≪天翼種≫アルター・ソフィア】



ソフィア『……うむ、今日も異常無しだな』

一人の女性が、大空を“見下ろしながら”呟く。ここは≪天翼種≫の住む王国、空飛ぶ都市である。この都市の防衛部隊長を任されている彼女───アルター・ソフィアは、一般の人々は入る事の出来ない地帯の見回りを終えた所であった。この辺りは、防衛部隊長などの位が無ければ入れない場所である。

ソフィア『……しかし、平和過ぎて詰まらん。下界の者を殺しに行けたら良いんだがな』

現在、この≪世界≫は戦渦に苛まれている……らしい。下界の事は調査部隊からの伝聞でしか情報を仕入れられない為、どうしても推定になってしまうのだ。

それはともかく……≪世界≫が混乱している今、我々≪天翼種≫が下界に攻め込めば、下界の数多の種族を根絶やしに出来るだろう。

ソフィア（特に、この私がいるのだからな！）

ソフィアは、生まれながらの戦闘民族である≪天翼種≫の中でも天才的な戦闘の才覚を持つ。その中でも戦槍術には目を見張る物があり、この都市の中では敵う者がいないと言って良いだろう。そんな彼女が都市の防衛部隊長などで満足する訳は無く、いつも戦いを求めて燻っていた。

ソフィア（……しかし、だからと言って業務を放棄して下界に降り立つ訳にはいかないな……）

ソフィア（……そろそろ交代か）

今日は久しぶりに早く仕事が終わる。まだ昼を過ぎたくらいだ。時間はある。何をしようか。



１．来たる戦いの日に向け、修業をする
２．戦いを求め、闘技場に向かう
３．調査部隊から下界の情報を仕入れる
４．友人に会いに行く
５．自宅に帰って寝る
６．その他（明らかに不可能な物は無効とする）

↓１ 今日最後の安価です

始めていきます。

ですが、その前に≪天翼種≫の住む都市の名前を安価で決めます。

↓１（これはソフィアの安価数には含まれません）

グリーディア

>>25を採用。≪天翼種≫の生息する空飛ぶ都市の名前は「グリーディア」に決定しました。

それでは本編を始めます。



４選択

こんなに仕事が早く終わる事は珍しい。久しぶりに友人達と会う事にしよう。

ソフィア（今会えるのは……）




ソフィアの友人である≪天翼種≫のネームドキャラクターを安価で募集。以下のテンプレートを使用して下さい。

名前：キャラクターの名前。名字は無くても構いませんが、もし付けるなら「名字・名前」の順にして下さい。
性別：男か女、或いはその他。
年齢：種族の平均寿命を参照して下さい。
容姿：キャラクターの見た目や持ち物など。種族の容姿から逸脱し過ぎないようにして下さい。
性格：あまり長過ぎると採用しにくくなる為、最大でも二行くらいに収めて下さい。
職業：自由で構いませんが、種族の分布度や好感度によってはこちらで変更を加える可能性があります。
特徴：他に何か特筆すべき事があれば記載して下さい。長過ぎると採用しにくくなる為、最大でも三行程度に収めて下さい。

↓３まで

名前：クロウ・アストル
性別：男
年齢：200
容姿：黒い翼を背中に生やした筋肉質で褐色肌の青年、千里を見渡すことのできる双眼鏡を持つ
性格：ずる賢い皮肉屋、「才能」に対して人一倍の執着を持つ
職業：情報屋
特徴：能力のあるものであればどんな種族であろうと敬意を払う、逆に持たざる者に対しては異常なまでに冷酷

>>27-30を採用。



ソフィアは苛烈な性格だが、意外にも友達は多い。同じ≪天翼種≫の者達に優しい彼女は、≪天翼種≫きっての神童である事も相まって、交友関係が広いのだ。

ソフィア（呼べば誰かは来るだろうが……せっかくだ、私の目的の為に行動しよう）

ソフィア（そうなると……彼の所に行く必要があるな）



【旧グリーディア天文台】

グリーディアの北地区の外れにある旧グリーディア天文台は打ち捨てられてから久しく、誰も近寄らない廃墟となっている。

……唯一人を除いて。

アストル「ふぅん……アイツ面白そうだな。要確認だ……」

彼の名はクロウ・アストル。旧グリーディア天文台を根城とする情報屋だ。千里を見渡せる双眼鏡であちこちを眺める事が日課で、一日の大半は胡座をかいて双眼鏡を使っている。

ソフィア『おい、アストル！ いるか！？』

アストル「……！ ソフィアか！」

彼は天文台の屋上から降り立ち、ずいとソフィアに近づく。

ソフィア『相変わらず距離の近い男だな……』

アストル「仕方ないだろ、あのアルター・ソフィアが俺を訪ねて来てるんだぜ？ 興奮するなって方が無理な話さ」

ソフィア『ふふ……それもそうだな』

アストル「ああ、そうさ！ ≪天翼種≫の中でもアンタ程の才能を持つ奴はいないよ！ それこそ他の≪天翼種≫の実力が霞むくらいにな……」

アストル「それで？ 今日は何の情報が欲しいんだ？」

ソフィア『勿論、下界の情報だ』

アストル「やっぱりか……。流石のアンタでも、下界についての情報は高く付くぜ？」

ソフィア『構わんさ。それだけお前の情報は貴重なのだからな』

アストル「……調査部隊の奴等とは上手くやってるみたいだな？」

ソフィア『下らん皮肉は要らん。情報を出せ』

アストル「ククク……分かってるさ」

◆コンマ判定について◆

本スレのコンマ判定は、【天運】より低い値が出たら成功となります。場合によっては補正が付く事もありますが、システムは変わりません。

また、ゾロ目が出た場合は、現在の【天運】に＋１されます。ただし、４４が出た場合は－１０されます。００が出た場合のみ、再度コンマ判定を行い、偶数が出たら≪主人公≫にとって利益が、奇数が出たら不利益が発生します。



【コンマ判定】

≪主人公≫の【天運】 ９３

↓１のコンマ９３以下で成功