モバP「マッチングアプリで女探す奴はバカ、情弱」 (40)

モバPの自宅


モバP「マッチングアプリで女探す奴はバカ、情弱」

モバP「これは俺の持論だ」

モバP「男は有料女は無料の女尊男卑のゴミアプリなんて使うから世の中のクソ女共が「自分には価値がある」ってつけあがるんだ」

モバP「調子乗ったバカまんこから金払って送ったメールシカトされてよぉ。世の男共は何が楽しくてマッチングアプリなんか使ってんだろうな」

モバP「んならどうやって女を探すのかって?そんなの決まってる」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1604138539

注意事項
・モバPのクズ度は普通くらい




モバP(俺の名はモバP。超凄腕プロデューサーで、12人ものアイドルを一度にプロデュースしている)

モバp(基本多忙だが今日は定時で上がることができた。とりあえずムラムラするから女漁りでもしようかなと思っていたが)

モバP(当然、使うのはマッチングアプリではない)

モバP(昨今では数多くのSNSで全国の女の子と繋がることができる。そのSNSにはネットリテラシーのないバカガキも多く存在する)

モバP(つまり、SNSやってる性に興味津々なメスガキをちょっとヨイショすりゃエロ写メくらいならすぐにゲットできるんだよ)



モバP「今日はどうしようかな」

モバP「よし、SNSの王道、Twitterでバカなメスガキを漁るとしようか!」

モバP「Twitterはどっちかっていうと趣味目的で使ってる女が多いよな」

モバP「ゲーム垢とかでエロ写メ目的で女の子発掘しようとした結果、そのゲーム界隈で炎上して出会い厨として干される奴を何人も見てきた」

モバP「俺の持論で言えば出会い厨されるのは女が100%悪いんだが、これに限らず少数意見はどんな社会においても取り入れて貰えないからな」

モバP「つまり、趣味垢の女に突撃したとして、ミスって炎上した時に活動しづらくなるんだよね。そうなったら努力が水の泡だ」

モバP「だから俺は趣味垢の女じゃなく、リア垢っぽい女アカウントを積極的にフォローしている」

モバP「お、この子なんかいいんじゃない?」



はぴはぴきらりん
今日は学校で幸せいっぱいいーっぱいだったにぃ☆
きらりんのお友達からこーんなにきゃわいいお洋服もらっちゃった☆うっきゃーーー!!
(かわいい服の画像)

モバP「文面から見るに多分きらりのファンなんだろうな」

モバP「きらりは俺の担当アイドルだから話も通じるだろ、いきなりDM凸して一気に距離を詰めるぜ」

モバP「こんなもんでいいだろ」


クズP(モバPのアカウント名)『にょっわー☆もしかして、はぴはぴきらりんちゃんは諸星きらりちゃんのファンかにぃ?実は、私こそが諸星きらりデース☆よかったら一緒にはぴはぴしよ☆』


モバP「こんなもんでいいだろ。


その頃、杏の自宅


きらり「にょわ?Twitterのリア垢からDMが来たにぃ☆」

きらり「なになに~?『にょっわー☆もしかして、はぴはぴきらりんちゃんは諸星きらりちゃんのファンかにぃ?実は、私こそが諸星きらりデース☆よかったら一緒にはぴはぴしよ☆』
?」

きらり「にょわわわわ……?きらりんの偽者がいるにぃ……」

杏「そんなの無視無視。どーせ出会い厨でしょ」

きらり「この人のフォロワーの人、きゃわいい女の子ばっかり!うっきゃー!」

杏「賭けてもいいけど絶対出会い厨だね。そんなことよりなんか食べよー」

きらり「うんっ☆」

モバPの自宅


モバP「……返信こねーな」

モバP「一度でも乗ってきてくれたらそこからきらりのことで話繋げれる自信があったんだけど、まぁしゃーなし」

モバP「さて、新しい女を探すか……」


その頃、李衣菜の自宅


李衣菜「いたたた、音楽聴きながら歩いてたら転んじゃったよ」

李衣菜「うわっ、膝が青くなってる……」

李衣菜「待てよ、膝の傷ってひょっとしてロックかも!?なんか頑張って前に進みましたみたいな感じでさ!」

李衣菜「よし、Twitterにアップしよう!多田李衣菜公式アカウントじゃなくてリア垢の方にしようかな」

Dalina
がむしゃらに前を向いて歩いてたら、たまに転んじゃうことだってあるよね。膝のとこ青くなっちゃった……
でも、これも私がロックだったってことだよね!
(膝から下の生足画像)

NATSUKI
@dalina-lockaidoru おいおい、転んだのかよ。大丈夫か?ちゃんと冷やしとけよ。


モバP「うおぉおおおお!!!!この子生足写メってんじゃん!!」

モバP「よしよし、転んだくらいで生足写メる程度の頭と股の緩さなら絶対攻略できるっ!!」

モバP「一応プロフィールくらいは見とくか、ロックバンドが好きみたいだな」

モバP「夏樹や李衣菜を担当しててよかったぜ。ロックの話ならある程度ついていける」

モバP「この子もロックになりたいみたいだから李衣菜みたいにロックロック言っておだてとくか」

モバP「DM作成して、こんなもんでいいだろ」

李衣菜「はぁ、なつきちからリプライ来たけどロックって賛同してもらえなかったな……ってことは足の傷くらいじゃロックと認められないのかな……」

李衣菜「あれ?知らない人からリア垢にDMが来てる」

李衣菜「なになに……」


クズP『はじめまして!足の傷見ました!
めっちゃ綺麗な足なのに少しの傷があってそれが努力によるものとか最高にアウトローです!まさにロックって感じですね!仲良くなりたいです!』


李衣菜「!!?」

李衣菜「だよねだよね!!そうだよ、やっぱりわかる人にはわかるんだよ!」


Dalina『ありがとうございます!!!そうですよね!!私転んだ瞬間これってロックじゃね?って思いましたもん!!
こちらこそぜひ仲良くなりたいです!!」


李衣菜「やっぱりわかる人にはわかるんだよな~♪このクズPさんって人もきっとなつきち並みにロックな人なんだろうな~」

モバP「よし、食いついたな。俺の思った通りだ」

モバP「後は適当に会話し続けりゃいずれエロ写メは貰えるな。とりあえず今日のおかずはこの子の生足だな、保存してっと」


クズP『ありがとうございます!いやあ、Dalinaさんみたいなロックな子と仲良くなれるなんて光栄だな~!
多分高校生ですよね?ロックな高校生活送ってるんだろうな~』


李衣菜「へへへ、実はアイドルなんだよね。芸能界デビューしてるから普通の高校生よりもきっとロックな毎日送ってるよね!」

李衣菜「でもアイドルやってるってリア垢で言うなってプロデューサーさんから言われてるし」

李衣菜「そうだ、こないだロンドンのアヴィ・ロードへ行った時のこと自慢しよ!」


Dalina『こっちこそロックのことわかってくれる友達ができてすごく嬉しいですよ!
えへへ、実は高校生活とはちょっと違うけど、アヴィ・ロードとか行ったことありますよ!』

モバP「アヴィ・ロード?こないだロンドンロケの観光で李衣菜に連れまわされたとこだよな」

モバP「俺も行ったことあるけど、あえて羨ましがって憧れますみたいに言っとくか」


クズP『あー!知ってます!ロンドンですよね?
Alt-rockを語るには欠かせない場所、Dalinaちゃんすごいなぁ~』


李衣菜「Alt……?キーボードの話かな……?」

李衣菜「でも、クズPさんはこの場所に行ったことがないんだ……へへっ、なんか優越感があるな……」キラキラ


Dalina『うん!本当に感慨深かったです!UK観光でいろんなロックに触れられて幸せでした!もうこれぞロックって感じ!!』

モバP「うーん、会話した感じだとあんまりロックそのものに詳しいわけじゃなさそうだな」

モバP「まぁいい。俺の目的はロックを語ることじゃなくこいつからエロ写メをねだることだからな。今日は好感度上げに専念して明日以降勝負だな」


李衣菜「えへへ……私のロック知識でも会話になるもんだね……」

李衣菜「クズpさんも言ってくれたけど、私って実はもうすでにロックなんじゃないかな」

李衣菜「えへへ、嬉しいなあ、えへへへへ……」テレテレ


クズP『今日はもう寝るね!また明日も話そ!おやすみDalinaちゃん』


李衣菜「あっ、クズPさん寝ちゃうんだ……」

李衣菜「でも明日もお話ししてくれるんだ。クズPさんとのお話し楽しいから嬉しいな。なつきちやプロデューサーと話してるみたいだったよ」

李衣菜「はい!明日もよろしく……っと、おっと、もう日付変わりそうじゃん。私も寝ようかな……」

李衣菜「えへへ、今日1日だけでかなりロックに近づけた気がする……zzzz」スヤスヤ

次の日、事務所にて


モバP「さーて、今日も午前さえ切り抜けりゃ定時ちょい過ぎには上がれるな」

モバP「アイドルに付きそう仕事はないし、個別に誘われない限りは飯とかの用事もなし。今日はあのTwitterのバカガキ攻略の続きかな」


ガチャ


李衣菜「おっはよーございます!!」

夏樹「おーっす」

モバP「おお、李衣菜に夏樹、おはよう。李衣菜はやたら元気がいいな」

夏樹「ああおはようプロデューサーさん。だりーの奴、アタシと会った時からこんな感じだったんだよ」

李衣菜「へへへ、実はですね。私もロックに近づけたというか、日々成長してるというか」

李衣菜「もうあっと驚くくらい楽しくて嬉しいことがあったんですよー!」

夏樹「だりーも少しづつロックに磨きがかかってきたよな」

李衣菜「へへへっ、そろそろなつきちを追い越しちゃうかもね!」

夏樹「言うじゃねーかこのヤロー、その日が来るのを楽しみに待ってるぜ」

モバP「こないだ渡したファンレターでべた褒めでもされたか?」

李衣菜「ファンレター、んー、惜しい!でもかなり近いですよ!」

李衣菜「もう怖いものなんかないって感じ!今ならギターもばっちり弾けちゃうかもね!」

モバP「ははは、お前ら今日はギター使わねーぞ。2人でCM撮影、その後夏樹はレギュラー収録、李衣菜は書店でのミニライブだ」

モバP「お前らのロック、期待してるぜ」

李衣菜「はいっ!」

夏樹「任せとけプロデューサーさん!」

夜、李衣菜の自宅


李衣菜「今日も疲れたなー。さて、クズPさんにDM送ろ」

李衣菜「あっ、もうDM来てるじゃん!!」


クズP『やっほーDalinaちゃん!
今日も一日疲れたよ。Dalinaちゃんもお疲れ様。足は大丈夫?』


李衣菜「足……あぁ、昨日の青アザのことか」

李衣菜「えーっと、あっ、少しだけ腫れが引いてる!仕事中も別に痛くなかったもんね」


Dalina『こんばんわクズPさん!
心配してくれてありがとう!傷はだいぶよくなったけど、その分ロックも薄れちゃったかも?』

クズP『よかったらまた足写メ見せてよ!俺がロック鑑定するから!!』

Dalina『ロック鑑定って……笑 ちょっと待っててくださいね』


李衣菜「へへへ、2日続けて自分の身体の写メを撮るって恥ずかしいな、でも、この足をロックって言ってくれたクズPさんの頼みだし……」

李衣菜「それに、ロックの軌跡を残して行かないとね!」パシャリ

Dalina『(生足写メ)』

Dalina『こんな感じです。まだロックで通用しますかね?』


モバP「ふおぉおおおおおお!!!!生足写メ通算2枚もらえましたっ!!」

モバP「やべぇなこの子、頭くるくるぱーだろw」

モバP「とりあえず保存して、今日明日には裸の写メまで貰えるかもな!」


クズP『めっちゃ綺麗になってる!これはこれでロックかも!』

Dalina『ロックなんだ、よかった~!』

クズP『ねえねえDalinaちゃん、顔写メ交換しようよ!』

Dalina『え?顔写メ……?』

クズP『うんっ!!きっとかわいくてロックなんだろうな~』

李衣菜「顔写メ……はまずいよね、アイドル多田李衣菜だってばれちゃう……」

李衣菜「しかもオフの私って別にロックでもなんでもないんだよね……」

李衣菜「でもクズPさん、すっごく期待してるし……」

李衣菜「そうだ!こないだなつきちのヘアスタイル真似して撮影した画像ならロックかも!」

李衣菜「少し恥ずかしいけど、ヘアスタイル違うからアイドルやってるってバレないよね……」


Dalina『えっと……恥ずかしいな、あんまり期待しないでね?』

Dalina『(なつきちヘアーの李衣菜写メ)』


モバP「ん?髪型が夏樹そのものじゃねーか」

モバP「あっ、もしかして夏樹のファンか?」

モバP「ラッキー!会話のネタまで手に入ったぜ!しかも結構かわいいしズリネタには充分!スカウトしたいくらいだぜ!」

クズP『超かわいいじゃん!髪型もばっちりだし、アイドル木村夏樹ちゃんの髪型だよね?』

Dalina『あっ、なつきち、木村夏樹ちゃん知ってるんですか!?』

クズP『うんっ!!夏樹ちゃんも好きだし同じロックアイドルの李衣菜ちゃんも好きだよ!』


李衣菜「!!!?」

李衣菜「わ、私のことも好きなんだ……」ドキドキ

李衣菜「えへへ、やばい、めっちゃ嬉しいかも……」ドキドキ

李衣菜「ウッヒョー!!まさかクズPさんがDMしてるのが多田李衣菜本人だとは思わないだろうな!」


Dalina『私も!李衣菜のこと好き!えへへ、なんか本当に嬉しいな。クズPさんと趣味が合うのって……』

クズP『俺も嬉しいかも!かわいくてロックな女の子とお近づきになれて』

李衣菜「えへへ……クズPさんって本当にいい人だな……」キュンッ

李衣菜「そうだ、クズPさんの顔も見せてもらお!」


Dalina『クズPさんの顔も見せて!』

クズP『俺の顔?Dalinaちゃんが可愛すぎてハードルが上がっちゃったな』

クズP『ちょっと待っててね』


李衣菜「クズPさんの顔、どんなのだろ……」

李衣菜「きっとかっこいい男の人なんだろうな。でも、どっちかっていうと優しそうな感じがいいな」

李衣菜「プロデューサーさんみたいな人がいいかも」ドキドキ

モバP「顔写メか……えーっと俺の写メにちょっとULikeでフィルターかけて……」

モバP「こんな感じで、一応目や輪郭も少し調整しとくか」

モバP「一応芸能関係者だからばれないようにしとかないとな」


クズP『こんな感じだよ!』

クズP『(加工してるけどモバPの面影は残している写メ)』


李衣菜「!?!?!?」

李衣菜「え……?プロデューサーさんそっくりじゃん!?」

李衣菜「クズPさんがプロデューサーさんみたいな人がいいなって思ってたら、本当にプロデューサーさんそっくりだったなんて」ドキドキ

李衣菜「なんか、ロックな運命って感じ……」ドキドキ

李衣菜「私と別の部署に運命を信じてうちの事務所に移籍してきた限定ユニット組んでる子がいるけど、そんな感じだったのかな……」

Dalina『すごくかっこいい!優しそうだし、私の上司にそっくり……♡』

クズP『上司?Dalinaちゃんバイトでもしてるの?』

Dalina『あっ、えーっと、うん!仕事もしてるんだ実は!』

クズP『へぇ、学業と仕事両立ってすごいね。まるでアイドルみたい!』

Dalina『えへへ……』

クズP『俺、もっとDalinaちゃんと仲良くなりたいな』


李衣菜「もっと仲良く、か……えへへ」テレテレ

李衣菜「私もクズPさんともっと仲良くなりたいな」ドキドキ

Dalina『私も、クズPさんともーっと仲良くなりたいかも……』

クズP『ロックについて語ったり李衣菜ちゃんや夏樹ちゃんを語ったりも楽しいけど』

クズP『エッチなこととかしてみたいなーって……だめ?』



李衣菜「!?!?!?」

李衣菜「え、エッチなこと!?」テレテレ

李衣菜「そんな、急に反則だよ……さすがに恥ずかしい」カァア

李衣菜「でも、それって……」

李衣菜(クズPさんも私と一緒で、私と深く仲良くなりたいって思ってくれてるってこと……)

李衣菜(でも、エッチなことはさすがに……)

クズP『どうかな?通話したり、裸とかも見たい……』


李衣菜「通話……エッチな通話だよね……、それに裸って……」ドキドキ

李衣菜「いや、ダメだダメだ!!通話なんかしたらアイドル多田李衣菜だってバレちゃう!クズPさんも私のファンだから絶対バレる!!」

李衣菜「それにエッチなことって……やっぱりまだ早いよね……」ドキドキ


Dalina『エッチなことはちょっと抵抗があるかな……あはは……』


モバP「ああ?舐めてんのかこの女」ビンビン

モバP「こっちはもう下半身丸出しでシコる準備万端だってのによぉ……」ビンビン

モバP「なんとしても裸送らせてやる……」シュバババッ

クズP『頼むよDalinaちゃん!!Dalinaちゃんみたいなかわいい子の裸見れたら超嬉しいしっ!!』

Dalina『で、でも……』

クズP『お願い!お願いだよ!!俺もちんこ送るからよ!!』

Dalina『そんなはっきり……うぅ……』

クズP『ほんとお願いっ!一生のお願いっ!!Dalinaちゃんの肌か見れたら俺マジで好きになっちゃう!!』


李衣菜「お、おちんちんの画像なんかいらないよぉ……」ドキドキ

李衣菜「でも、クズPさん本当に私の裸、見たいんだろうな……」

李衣菜「男の人ってみんなこんな感じなのかな……これが普通なのかな……」

李衣菜「そういえば、クラスの男子とかも猿みたいな会話してるの聞いたことあし」

李衣菜「プロデューサーさんだって」

―――――――――――――――――――――

李衣菜の回想

モバP「李衣菜ーーーー!!」ギューーー

李衣菜「わっ!!プロデューサーさん!!やめてくださいよ!!」

モバP「わりぃわりぃw俺定期的にアイドルとイチャイチャしないと死んじまう病気なんだw」イチャイチャ

李衣菜「もうっ!!そんな病気聞いたことないですよ!」プンスカ

モバP「でもさ、過度なスキンシップってなんかロックじゃね?」

李衣菜「え……ロック……?なの?」

モバP「あたりめぇだろ!!お前も夏樹あたりにやってみろ!!」

李衣菜「ほ、本当にロックなのかな……?よ、よーし!」

李衣菜「なーつきちっ!!!!」ギューーーー

夏樹「おわっ!!いきなりどうしたんだよ、だりー!」

―――――――――――――――――――――

李衣菜「……うん。そういう人間だ。プロデューサーさんはそういう人間だ」

李衣菜「きっと男の人ってそういう人ばっかりなんだ、なんか、嫌だな……」

李衣菜「でも、クズPさん、私のことロックって言ってくれたし……うぅ……」ドキドキ

李衣菜(恥ずかしいけど、減るもんじゃないし……クズPさんともっと仲良くなりたいし……)

李衣菜(いい、よね……)



モバP「あー、返信おせぇ、こりゃだめかもな……」

モバP「通話から入ってもっとじっくり仲良くなっときゃよかった……」

モバP「ん?通知音だ……」



Dalina『(李衣菜の全身全裸手ブラ陰毛隠し写メ)』

モバP「うおぉおおおおおおお!!!!!!やった!!やったぜ!!!!」シコシコシコシコ

モバP「やべぇ、JKの裸マジで最高!!」シコシコ

モバP「あぁ、もったいねぇ、おっぱいとまんこ見えねーじゃん。手どけてくれねぇかな……」シコシコ


李衣菜「恥ずかしい、恥ずかしすぎて死にそう……」(全裸)

李衣菜「でも、クズPさんに好きになって貰えるなら……うん……」ドキドキ


クズP『ありがとうございますっ!!ありがとうございますっ!!』

Dalina『は、はずかしい……』

クズP『後生だ!!手ぇどけてくれっ!!!!』


李衣菜「手っ!!?手どけたら全部見えちゃう……うぅうう……」

李衣菜「これ以上は本当に恥ずかしいんだよね……ロックじゃないよぉ……」ドキドキ

李衣菜「一旦お風呂入ってこようかな……」

モバP「あれから返信こねぇな……」イライラ

モバP「んだよっ!!!手ブラ手マンフェチじゃねぇんだよこっちはよぉ!!」

モバP「クソがっ、生殺しじゃねーか!!せめて返信よこせよ、俺が交渉してやるからよぉ」

モバP「あー待ちきれねぇ、ブロック覚悟で連投ねだりするか」

モバP「最悪顔写メと手ブラとはいえ裸写メ持ってんだから脅せばなんとかなんだろ」


クズP『Dalinaちゃん、返信ちょーだい』

クズP『マジでDalinaちゃんの全部見たい、おっぱいやまんこ見たい!』

クズP『恥ずかしい?気にしなくていいよ、俺もあとでちんこ送るし』

クズP『せめて返信ちょーだい』

クズP『今ズボンもパンツも脱いでるんだけどよ、風邪ひいたらどーしてくれんの?』

クズP『おい』

クズP『はよ手ぇどけて裸よこせや』

クズP『あんまイライラさせんなよ?』

クズP『めっちゃ楽しみにしてるんだけど』

クズP『ほんまふざけんなよ』

クズP『手ぇどけろっつってんだろ?』

クズP『このまま無視すんなよ、マジで怒るよ?』

クズP『あー、イライラしてきた』

しばらくして


李衣菜「ふぅ、さっぱりした……」

李衣菜「クズPさんのこと待たせちゃった、しかも結局手どけるかどうか決まらなかったし……」

李衣菜「やっぱり恥ずかしいよ……」

李衣菜「えっと、DMは……20件!?」

李衣菜「ひっ!!?」

李衣菜(クズPさん、めっちゃ怒ってる……なんで……?)

李衣菜(裸写メ送らなかったから……?)ビクビク

李衣菜「そ、そんなに裸見たかったのかな……?」

李衣菜(どうしよう……クズPさんに嫌われたくないけど、なんか怖い……)ビクビク

クズP『おい、既読無視すんなよ』


李衣菜「!!?」

李衣菜(しまった!既読つけちゃったんだ!)


クズP『ブロックしたらお前の顔と裸5ちゃんねるに晒すからな?』


李衣菜「!?!?!?!?!?」

李衣菜「え……5ちゃんねるって民度最悪の匿名掲示板のこと……だよね……?」

李衣菜「晒すって……私の裸……?」

李衣菜(裸だけじゃない!私、顔画像まで晒してるんだ……!)

李衣菜(わかる人には私が多田李衣菜ってわかっちゃう……)ガクガク

李衣菜(私の顔と裸なんか晒されたら……一発で私だってわかっちゃう……!)ガクガク

李衣菜「だめっ!!それだけはだめっ!!」

李衣菜「恥ずかしい!!プロデューサーさんやみんなにも迷惑かけちゃうっ!!」

李衣菜「ぁ、でも、このままクズPさんに裸送ったりしたら、またそれをネタに脅されて……」ビクビク

李衣菜「やばい……どうしよう……どうしよう……」ビクビク

李衣菜「私、とんでもないことしちゃった……」ポロポロ

李衣菜「クズPさんがこんな人だったなんて……」ポロポロ

李衣菜「う、うわぁああああああああん!!!!!」ポロポロ

翌日、ダンスレッスン中


モバP「………」

ベテトレ「そうそこっ!ステップ!木村っ!少しタイミングが早いっ!もう少しゆっくり!」

夏樹「はいっ!!」タンッタンッ

李衣菜(……昨日、ほとんど眠れなかった、不安と恐怖でいっぱいいっぱいだったから……)

李衣菜(なつきちには「昨日が嘘みたいじゃねーか、どうしたんだ?」って心配されちゃった……)


李衣菜(でも、言えない、言えないよ……なつきちに、こんなこと言えるわけない……!)


モバP(あぁ、クソが……昨日結局Dalinaから返信来なかったわ……)

モバP(仕方ねぇから手ブラの奴でとりあえず抜いたが、イライラが収まらねぇ……)

モバP(でも、それはそれとして俺はプロデューサーだ。夏樹と李衣菜の合同LIVEが近いから、進捗度は確認しておかないと)

ベテトレ「よし、いいだろう。よくやった、木村。次!多田!」

李衣菜(もう、どうすれば……)

ベテトレ「多田っ!!」

李衣菜「は、はいっ!!」ビクッ

モバP「あー、すみませんベテトレさん、少し休憩お願いします」サワッ

ベテトレ「……いいだろう、私は少し席を外すよ。セクハラしてくるキミが不愉快だからな」

モバP「すみません……」

夏樹「……なあだりー、本当にどうしたんだ?さっきから何やってもうわの空じゃねーか」

李衣菜「な、なんでもない、なんでもないんだ……」

モバP「李衣菜、俺はお前のプロデューサーだし、夏樹はお前の相棒ともいえるアイドルだ」

モバP「俺らにかかりゃお前に何かあったって一目瞭然だよ」ナデナデ

夏樹「目にクマまで作っちゃってさ。とても大丈夫そうには見えねーよ、だりー」

李衣菜「なつきち、プロデューサーさん……」

モバP「俺はお前らの心のケアだって仕事のうちだし、お前のこと本当に心配してんだ」

モバP「ゆっくりでいいから、何があったか話してくれねぇか?」

夏樹「……だりー」

李衣菜「う、うぅ……」ポロポロ

モバP・夏樹「!!?」

李衣菜「う、うぇぇええええええん……」ポロポロ

李衣菜「なつぎぢっ、プロデューザーさんっ……私、私どうしたら……!!」ポロポロ

しばらくして

夏樹「……落ち着いたか、だりー」ナデナデ

李衣菜「うん……」グズッグズッ

モバP「李衣菜、俺と夏樹、どっちの方が打ち明けやすいか?」

李衣菜「……本当は、知られたくない、ですけどっ……」グズッ

李衣菜「両方一緒にいてほしい……」ポロポロ

モバP「わかった」

夏樹「………」

李衣菜「私、嬉しくて……」

李衣菜「私のことロックって言ってくれる人がね、TwitterのDMにメッセージを送ってくれて……」

李衣菜「それで、嬉しくなっちゃって、その人と仲良くなりたくてって……」ポロポロ

李衣菜「だめだってわかってたけど、その人に言われるがまま……」ポロポロ

李衣菜「いろんな写メ、ちょうだいって言われて……」ポロポロ

モバP(……ん?)

モバP(Dalina……だりーな、だりー……)

モバP(まさか……)


李衣菜「そしたら、もっと要求がエスカレートして……」ポロポロ

李衣菜「裸の写メくれないと顔写真と他の写メ、5ちゃんねるに晒すって言われて……」ポロポロ

李衣菜「私っ、怖くてっ!どうしたらいいかわからなくて……!」ポロポロ

夏樹「だりーっ!!」ギュッ

李衣菜「!!?」

夏樹「もう言わなくていい。だりー、お前、大馬鹿だ……」ギューー

夏樹「アタシとお前のロックは、そんな安っぽい奴に認めてもらうためにあるんじゃねーだろ」ナデナデ

李衣菜「………」

夏樹「だりー、アタシとお前のロックは、アイドルとして、ステージの上でこそのものだよ。そこは、TwitterのDMみたいなちゃちな場所じゃねーんだ」

夏樹「少なくともそいつは絶対にロックじゃねぇ、熱いソウルもないし、シャウトだってノイジーさ」

夏樹「ロックが認められて嬉しかったって?お前はそんな奴から認められなくても、アタシも、プロデューサーさんも、他の仲間も、ファンも、みんな認めてくれてるよ」

李衣菜「……うぅ」ポロポロ

李衣菜「ごめんなざいっ……!ごめんなざいっ……!」ポロポロ

李衣菜「ごめんなざいっ!!!なつきち、プロデューサー、みんな……うわぁあああああ!!!!!」ポロポロ

夏樹「ああ、怖かったな、だりー」ナデナデ



モバP「…………………………………………」ダラダラ


李衣菜「なつきち、プロデューサーさん、本当にごめん……」

夏樹「いいんだ。誰だって認められたら嬉しいものさ。そこは仕方ないさ」

夏樹「でも、そいつが本気でだりーの写メを晒すとなると、実際問題やべぇよな……」

李衣菜「………うん」

モバP「李衣菜、そいつのアカウント、見せてくれよ」

李衣菜「は、はい……」スッ

モバP(そいつは俺じゃない……!そいつは俺じゃないっ……!)ビクビク

李衣菜「この、クズPって人なんだけど……」

モバP(あぁ……俺だわ……)

夏樹「……こいつ、ものの見事に女にしか絡んでねーな」

李衣菜「うん……クズPさん、きっと、出会い厨ってやつだったんだ……」

モバP「………」

モバP「な、夏樹に俺が言いたいことは全部言われちまったからよ、せめて、このくらいはしねーとな……」ガクガク

モバP「李衣菜、何があっても大丈夫、お前の写メが掲示板に出回ることは絶対にねぇから」

李衣菜「……本当ですか?」

モバP「ああ、この一件の後始末、俺に一任してくれ……」

モバP「絶対に写メは晒させないし。約束する。俺に任せてくれ」ガクガク

李衣菜「プロデューサーさん……」

夏樹(プロデューサーさん、震えてやがる。アタシだってそうだ。だりーをこんな目に遭わせた奴、許せねぇぜ……)

モバP「おう。李衣菜、そいつのアカウント、ブロックしといてくれ。二度とそんな奴と関わるんじゃないぞ、インターネット上ではな……」

李衣菜「はい、わかりました……」

モバP「さっそく行動に移さなきゃな、ちょっと電話してくる。お前ら今日はもう上がっていいから、ボーリングにでも行って溜まったもん解消してこい」

李衣菜「プロデューサーさん、本当にすみませんでした……」ペコッ

モバP「いや、いいんだ……俺のほうこそすまん……」

キィ バタン


モバP「………」

モバP「…………………………………………」

モバP「…………………………………………………」


モバP(李衣菜だって気づいてなかったら、俺は今日中にでもDalinaの顔と裸を5ちゃんにツイ垢つきで晒すつもりだった……)

モバP「李衣菜だって気付けてよかった……」ホッ







当然のことながら、李衣菜の顔写メとエロ写メが掲示板やらに晒されることはなかった。
李衣菜と夏樹は今回のことを受けより一層アイドル活動に励み、トップアイドルへ、そして最強のロックユニットとして大成した。
モバPも担当アイドル全員をトップアイドルへと導く偉業を成し遂げたが、過去にエロ写メをねだった全く別の未成年の保護者から被害届を出され、児童ポルノ(製造及び陳列)で起訴されることになる。


終わりです。

李衣菜フェス限来ましたね!おめでとう李衣菜!長かったらしいね。
設定としてこのモバP(ていうか僕)はあんきらだりなつ忍茜イヴ千秋雫あやめ川島佐藤Pなんですが、この子らがデレで曲実装、SSR化したらSS書こうって思ってて
千秋→あやめ→今日李衣菜、と来て非常に忙しかったです。
即席で書いて土台や下調べが全然できてませんでした。李衣菜を怖い目に遭わせてすみませんでした……
だりーもなつきちも好きですよ。ロックは全然知らないけどね。


過去作直近5つです。


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