佐倉「結月!! 鹿島くんが遊べなくなったって!!」瀬尾「え、マジ」 (15)

佐倉「今鹿島くんから電話があって……代わる?」

瀬尾「うん」

瀬尾「……もしもし鹿島ー?」

鹿島『ごめん先生!! ずっと前から女の子と約束してて……』

鹿島『お互いスケジュール合わなくてやっと今日ってなったのを忘れてて……』

瀬尾「なんだよーそう言うのは早く言えよー」

鹿島『本当にごめん!! 今度の休みは大丈夫だから!! 本当にごめんね!!』

プツッ

瀬尾「ちぇー……じゃあ今日は千代と二人かー」

佐倉「二人でもいいけど……やっぱ鹿島くんがいないと寂しいよね」

瀬尾「確かになー」

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プルルルル

佐倉「あ! また鹿島くんから電話!」

瀬尾「やっぱ遊べるようになったとか?」

ピッ

佐倉「もしもし鹿島くん!!?」

佐倉「……ええっ!? そうなの!!?」

佐倉「……う、うん。 分かった」

ピッ

瀬尾「鹿島来るってー?」

佐倉「ううん、鹿島くんは来ないって。 だけど……」

















堀「……自分で言うのもあれなんだけどよ……」

堀「なんで俺、瀬尾ん家にいんだ……?」

佐倉「こんにちは堀先輩!!」

瀬尾「いらっしゃい」

数十分前

鹿島『千代ちゃん達に悪い事したなー……』

鹿島『久しぶりの女子会が……』

鹿島『……!! そうだ!!』










プルルルル

堀『! 鹿島から……?』

ピッ

堀『どうした鹿島』

鹿島『堀先輩!! 今から結月の家に行けますか!?』

堀『はぁ!!?』

堀『……お前が遊べなくなったから代わりに俺が行くぅ!!?』

鹿島『はい!!』

鹿島(先輩はヒロイン志望……つまり女子会に参加させれば……)

鹿島(ヒロインとは何たるかを先輩は知る事ができるはず!!)

鹿島(先輩! 私、協力しますよ!!)

堀『なんで俺がお前の代わりに……』

鹿島『お願いします!! 来週部活サボりませんから!!』

堀『!!!』

堀(そういえばこいつ、ここ数週間ずっとサボってばっかだったな)

堀『……絶対来いよ』

鹿島『はい!! 絶対行きます!!』













堀(まんまとあいつにはめられた気がするが……まぁいいか)

瀬尾「んじゃゲームやるかー」

佐倉「そうだね!!」

堀「!!!」

佐倉「……堀先輩?」

堀「ゲームで思い出した……お前らあれから鹿島に変なゲームさせてねーよな?」

佐倉「変なゲーム?」

堀「お爺さんを攻略する乙女ゲーのやつだよ」

瀬尾「え、そんなのやってないけど」

堀「何言ってんだ、鹿島がこの前お前らと遊んだ時に……」

佐倉「鹿島くんと遊んだのってこの格闘ゲームしかないですけど……」

堀「は?」

瀬尾「てかさ堀ちゃん、この間もそれで私らに怒ってたじゃん」

瀬尾「私らがやってないって言っても聞く耳持たなかったし」

堀「あー……そうだったけか?」

堀「じゃあ……俺の勘違いか。 悪い」

佐倉「そんな! 全然気にしてないですよ!!」

瀬尾「そんな事よりゲームやろーぜ」

堀「……そうだな」

堀「あ! くそ!!」

瀬尾「イェーイ」

佐倉「結月本当にゲーム上手いねー」

堀「……なぁ瀬尾、鹿島はどうだったんだ?」

瀬尾「へ?」

堀「鹿島はこのゲーム、お前より上手かったのか?」

瀬尾「いや、別に。 てかなんでそんな事聞くの?」

堀「あいつ、ゲームやってる所もサマになってんだろうな……」

佐倉「」

瀬尾「ゲーム休憩すっかー」

佐倉「そうだね」

堀「……」

堀「……なぁ二人とも」

佐倉・瀬尾「??」

堀「本人もいないしこの際聞くけどよ」

堀「鹿島の事……どう思う?」

佐倉「鹿島くん……ですか?」

瀬尾「あいつ背でかいよな」

佐倉「うん! スタイルもいいし優しいし……なりよりカッコいい!!」

堀「だよな!?」ガタッ

佐倉「!!?」

堀「俺はアイツ程のイケメンを見た事がない」

堀「逆にお前らはあるか?」

佐倉「え、えーと……」

瀬尾「若」

佐倉「結月!?」

堀「成る程な、確かにアイツもカッコいいたゃカッコいい……」

堀「だがな、ウチの鹿島はな……」

堀「その時の鹿島はな……」












堀「そしたら鹿島はな……」












堀「いやー鹿島ったらよー」

佐倉・瀬尾「……」

次の日の学校

鹿島(……あ。 あの後ろ姿、千代ちゃんと先生だ)

鹿島「おはよー二人とも!! 昨日はごめんね!!」

佐倉・瀬尾「……」ゲッソリ

鹿島「!!!?」

佐倉「鹿島くん……もう堀先輩呼ばないで」

瀬尾「疲れた……」

鹿島「え、ええっ!? 何があったの!!?」

堀「よう鹿島」

鹿島「あ、おはようございます!!」

鹿島「あの……昨日はどうでした? 何して遊びました?」

堀「ああ、昨日はな……」

堀「お前の魅力をたっぷり伝えてやったぜ!!」

鹿島「ええっ!? 女装しなかったんですか!?」

堀「しねえよ!!」

佐倉「うう……頭の中に鹿島くんについて語る堀先輩が沢山いる……」

御子柴「おーっす……」ゲッソリ

佐倉「うわあみこりん!!? どうしたの!!? 何があったの!?」

御子柴「何があったかって……?」















佐倉『みこりん聞いて!! 野崎くんが……』

佐倉『ねえねえ知ってる!? 野崎くんって……』

佐倉『やっぱり野崎くんは……ちょっとみこりん、話聞いてる!!?』














御子柴「お前の所為で野崎が頭から離れねえんだよ!!」

佐倉「ご、ごめん!!」

終わり

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