【安価】封剣鞘師 (79)


     鬼に逢っては鬼を斬り―――

     ―――仏に逢っては仏を斬る。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1539782740

お前は鞘師。

斬殺した魂が宿る封剣を封じ込められた者。

その左手は刀を取り出す鞘の印が刻まれている。

願えば、お前はその剣を抜く事が出来る。

神・鬼・妖・人、お前が斬り、その刀に封じ込めたのは伝承や神話に出現する幻想の生物。

お前に宿るもの。お前の先祖が切り殺したもの。

それは――――↓2


お前が切り殺したものは鬼。

ならば自ずとその存在は限られてくる。

過去に伝承された御伽噺。人が語る百鬼夜行。

歴史に記録された鬼こそ、お前の封剣に眠る刀の正体だ。

その名は――――↓2

【禍繋】―――一先ずはその名で留める。

何処にも該当しない名、剣の名は斬った者の名か、それに由来する名が与えられる。

その存在は不明。鬼であると認識。

お前の家に付いて離そう。鞘師は代々。十の家系と十の分家が存在する。

名の数字が近ければ近いほどに権力を宿し、遠ければ遠い程に、お前は不遇であるだろう。


1【一条】「一ノ瀬」
2【二宮】「二本柳」
3【三重】「三ツ江」
4【四季】「四十万」
5【五藤】「五十嵐」
6【六道】「六反田」
7【七海】「七瀬川」
8【八束】「八重沢」
9【九鬼】「九頭竜」
0【十河】「十文字」

下一桁で決定。下二桁で1~5で【本家】6~0で「分家」

コンマ↓1


お前は【一条】、本家の中で絶対の権力を持つ者の家系。

しかしお前は有能たる家系故にお前はお前を不遇と知らしめる。

自らの剣に宿る鬼の本質すら知らぬ者に、一条の名などおこがましいとお前の父は認識し、祖父は劣等と見下している。

かの分家たる「一ノ瀬」でさえも、お前を見下しているだろう。


一条家・家族構成
祖父

お前


お前の従士(分家)
妹の従士(分家)

さぁ、お前に名をくれてやろう。


1最後に【大郎】
2最後に【介・丞・助・輔】
3名前が一文字。


数字を選択し名前を記入↓2

一条鋼。それがお前の名前だ。


祖父の名
父の名

従士二人
名前↓
少し準備中故に時間稼ぎ

お前は規則通りの時間に目を覚ます。

時間帯は朝、お前は学校へと通う学生だった。

布団を畳む、本来ならば従士が起こしに来るのだが、ここ最近は遠慮気味だった。

目を覚ます為に外へと出る。このまま顔を洗いにいこうとして、誰かに出会う。

それは誰か?家族構成の中から一人


↓2


祖父:一条 豪也(ごうや)
父:一条 剣(つるぎ)
妹:一条 深雪(みゆき)
鋼の従士:九頭竜 風華(くずりゅう ふうか)
妹の従士:十文字 廻(じゅうもんじ めぐる)

従士は分家だから名字は>>8の右側でいいのかな?

>>18
右側であってるけど分家と本家はセットだから従士たちも一ノ瀬になります。

すみません。妹の従士で

折角なんで>>18を使わせて頂きます。


分家である一ノ瀬廻だ。バーテンダーの様な服装が彼女の仕事服であるらしい。

漆黒の長髪を三つ編みにして肩から垂らしている為、歩く度に髪の先端が左右に揺れる。

彼女はお前を見つけると静かに会釈した。その眼には―――

感情判定

1.2【憎悪】
3.4【嫌悪】
5.6【無感】
7.8【友愛】
9.0【好意】

コンマ下一桁↓1



廻の感情は【友愛】。

廻「おはようございます。鋼様」

鋼「あぁ、おはよう」

一条家の恥ともされる鋼にとって、癒しとも呼べる人間の一人である。

廻「今朝はよく冷えましたが、寒くは無かったですか?」

鋼「寒さには慣れてるけど、そんな事言ってくれるのは廻さんぐらいだな」

廻「そんな事はありませんよ。貴方は一条家の次期当主なのですから」

鋼「そう言ってくれるのは、素直に嬉しいよ」

そう雑談を交わす。

廻「ではそろそろ。深雪様を起こさなければ」

鋼「俺も顔を洗ってくるから、ここでお別れで」

廻「では、失礼します」

鋼「あぁ」

廻と別れた。

鋼は顔を洗う。

そして部屋に戻り時計を見た。

まだ登校まで時間があるが……。


1.鍛錬
2.食事
3.登校
4.安価

安価↓2

少しだけ鍛錬を行う事にした。

一条家の隣に道場がある。

そこで訓練を行うが、道場内に誰か居る様子だ。

誰だろうか………

家族構成から
安価↓2


風華だ。

白い髪が特徴的な女性。

割烹着を着ており、何処か気怠そうな雰囲気を醸している。

サボっているのだろうか。風華は此方を一瞥する。

感情判定

1.2【憎悪】
3.4【嫌悪】
5.6【無感】
7.8【友愛】
9.0【好意】

コンマ下一桁↓1


風華「んー?あー。鋼さんですか」

鋼「またサボってたのかよ」

風華「別にサボってないですよ。道場の掃除が終わったので休んでいただけです」

鋼「……まぁいい。体鍛えるから使っても良いよな?」

風華「終わったら自分で掃除して下さいねー」

そう言い、道場の外へと出ていく。

鋼「………ハァ」

溜息を付きながらも、鋼は鍛錬を行った。


登校時間がやって来た。外へ出よう。




現在地図

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何処へ行くか………。

安価↓2


この時間に道場へ行くのは不味いが……

道場へ向かう。

道場の中に誰か居る。

あれは………

不在(深雪・風華・廻)
家族構成の中から
↓2


豪也「おぉ……鋼か、久方ぶりよな」

鋼「………あぁ」

祖父、豪也。

柔らかな表情で喋っているが、その眼を見れば分かる。

あれは【悲観】だ。長男にして鬼の名すらも知らぬ平凡な孫。

鋼はその眼が嫌いだった。

豪也「道場に来たのだろう?素振りはせんのか?」

豪也「それとも……儂に会いに来たのか?」

鋼は何も言わない。が、数十秒ほどで口を開く。


1.家について
2.現状について
3.武器について
4.安価

数字を選択と言動安価↓2


鋼「ほら、あれだ。他の家系についてだ」

いきなり、本筋に入るのは不味い。
そう思い咄嗟に別の話題を振り出した。

豪也「それを知ってどうなる?」

鋼「過去にあっただろ、お家柄による抗争って奴が」

豪也「危惧しておる。と言う訳か?」

鋼「そこまでは行かない、だが俺も一族としての自覚がある」

豪也「鬼の名も知らぬ生半可な餓鬼がか?……フン、まあ良かろう」

豪也「現在、この数門市には三つの本家が居るのは知っておるな?」

鋼「俺たち一条家、それと五藤家に十河家の三つ」

豪也「そうだ。数十年前までの一条家はその絶対的な力故に孤高にして頂点を極めておった」

鋼「だから誰にも協力する事無く、群れる事無く一つの本家と分家が成り立ってたんだろ?」

豪也「本来ならば、鞘師は殺し合う運命にある。故に我々は殺し合い、数を減らし続けた」

豪也「だが当然ながら弱き者は弱き者同士結託し、同盟となって現代まで家督を守り続けた家系が多数おる」

豪也「必然的に、数で言えば彼らに分がある。数十年前であれば我々の同等の力を持っておったが……」

鋼「………」

豪也「この時代に、お前が生まれた。生半可な小僧よ。もしやすればお前の代で栄光を築き上げた一条家が潰れるやもしれんがな」

鋼「……俺が聞きたいのはあんたの愚痴じゃない。現在、ほかの本家の状況を教えろ」

豪也「おぉ、そうであったな。とはいうが、儂は「数門市」の本家の状況しか知らん」

鋼「それでいい、教えろよ」

豪也「五藤家、あれは中流家にしては良く持っておる。十年ほど前に五藤家よりも位の低い八束家と同盟を組みおった」

豪也「そして二つの本家を賭けに、五藤家はその一つ上、四季家と同盟を組んでおる」

豪也「勢力にして言えば三大に入りおるわい。そしてもう一つの十河家であるが……」

豪也「あれは弱いが故に誰も攻め込む真似はしておらん。本格的な抗争に陥れば真っ先に散る運命よな」

鋼「十河家は同盟を組んでいないと言う訳か?」

豪也「うむ。そういえば……聞く所によると、現在の家督は娘に継がせたそうな」

鋼「男では居なかったのか?」

豪也「そうなのだろう。それに加えて十河家は傲慢である故に他の血筋を交わせたく無かったのだろう」

鋼「………そうか。十分だ」

豪也「なに、血の通った孫の願いとなれば容易い事よ」

豪也「ただし、場所までは教えんぞ。お前が何故他の家系に関して聞いてきたかは聞かんが、荒立てる真似をしそうで怖い」

鋼「何もしないさ……」

それだけ言うと、鋼は道場から出ていく。

本筋に入る事は出来なかったが、まあ良しとしよう。


さて、この後どうするか


現在地図
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┃数門市┃
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山山山山石石石段段段石石石森森森森森森森森森森森森森森森森森森森
山山山山石石石段段段石石石森森森森森森森森森森森森森森森森森森森
山山山山石石石段段段石石石森森森森森森森森森森森森森森森森森森森
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山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山

安価↓1





私立金剛寺学園。

全校生徒約三百名。部活動と勉学に熱を入れている進学校。

勉強か運動が出来たら基本は何をしても文句を言われない放任主義でもあった。

この学校に妹である深雪も居り、一応は同学年である風華も入学している。

廻は二十歳であるが従士として共に居る事を認められている。

一条家は表向きは地主として通っている。


登校時間から一時間遅れて、鋼は学園へと向かう。

教室へと到着すると、一時間目の授業が終わった休憩時間であった。

自らの席へ着くと、誰かが此方を見ている/此方へとやって来た。

それは誰か?


新キャラ安価
↓2で


橘「オッス鋼くーん。重役出勤とはご苦労なこった」

鋼「……好きで遅れたワケじゃないさ……はぁ、皆勤賞が無くなったかね?」

橘「ハガネさんハガネさん……実はですね」

鋼「ん?」

橘「……俺が誤魔化しときましたよ、出席数」

鋼「マジかよ」

橘「本当なんですわこれが。感謝して下さいよこの俺さんに」

鋼「具体的には?」

橘「お菓子の詰め合わせ、中には山吹色のお菓子で構いませんぜ?」

鋼「ポッケの中にチロルチョコがあった」

橘「あざーっす!!うっわ、甘ぇ!!」

馬鹿話が出来る友人が一人。
その名も橘祐介である。

因みに一般人。特に関わりは無い。
席に着くと同時にチャイムが鳴る。

教師がやって来て、橘は席に戻り、授業が始まった。





昼休憩となる。

橘が飯でも食おうぜと誘って来るので共に食堂へ行こうとしたが……。

鋼「ッ……」

自らの手が疼く。いや、体に眠る封剣が疼いていた。

鋼(何処かに孔が生まれたのか?……糞)

孔。鞘師が感じ取れる次元の歪みであり、そこから残骸と呼ばれる黒い怪物が出てくる。

この残骸は鞘師の中に眠る封剣の怨みに反応しており、鞘師を食らう事で力を付ける。

孔は時間が経てば広がり、人が触れてしまえばその孔の中へと引きずり込まれる。

孔を消す為には、孔を作った残骸を討伐するか孔を埋める方法とあるが、現在の鋼では討伐する他ない。

鋼(察するに屋上か……どうする?)

孔を閉じる事は容易であるが……この学園には本家分家合わせて六の家系が在籍している。

勢力的には孤立している一条家にとって、他の家系と鉢合わせる事が恐ろしい。

何故ならば、善意的に孔を修復する為に残骸を殺そうとすれば、孔に入る事が前提となる。

そうなれば後から来た人間が孔を塞いでしまえば、鋼が外に出る事が出来ず、そこで積みとなる。

鋼はそこまで思考し、どうするかを決定する。


安価↓2





昼休憩となる。

橘が飯でも食おうぜと誘って来るので共に食堂へ行こうとしたが……。

鋼「ッ……」

自らの手が疼く。いや、体に眠る封剣が疼いていた。

鋼(何処かに孔が生まれたのか?……糞)

孔。鞘師が感じ取れる次元の歪みであり、そこから残骸と呼ばれる黒い怪物が出てくる。

この残骸は鞘師の中に眠る封剣の怨みに反応しており、鞘師を食らう事で力を付ける。

孔は時間が経てば広がり、人が触れてしまえばその孔の中へと引きずり込まれる。

孔を消す為には、孔を作った残骸を討伐するか孔を埋める方法とあるが、現在の鋼では討伐する他ない。

鋼(察するに屋上か……どうする?)

孔を閉じる事は容易であるが……この学園には本家分家合わせて六の家系が在籍している。

勢力的には孤立している一条家にとって、他の家系と鉢合わせる事が恐ろしい。

何故ならば、善意的に孔を修復する為に残骸を殺そうとすれば、孔に入る事が前提となる。

そうなれば後から来た人間が孔を塞いでしまえば、鋼が外に出る事が出来ず、そこで積みとなる。

鋼はそこまで思考し、どうするかを決定する。


安価↓2


今日はここまで。

金剛寺学園には六の家系が在籍している為、その家系を安価↓から順に決定します。
確定している家系は一条家と一ノ瀬家の二家なので残り四の家系をお願いします。


以下、一条家の歴史と現状。

一条家
数百年前に行われた百家による抗争によって多くの家系を滅ぼした。
六十年前には十家と変わり、多くの封剣を獲得し一大勢力となって居たが、代を重ねる度に弱体化していく。
現在では嘗ての誉れ高き強さの面影は無く、一条鋼の代を以て下降するとされている。
前述の通り、多くの封剣を持つ為に〈鬼〉〈神〉〈人〉〈妖〉と全種の封剣を保有している。
【家族構成】
祖父・一条 豪也
 鋼への感情=【悲観】
 一条家の全盛期を見ている元当主。
 息子である剣を平凡な息子と認識し、その孫である鋼を劣等と認識している。
 もう嘗ての一条家と成り得ない事に悲観を覚えており、情勢や勢力に関して関心が無い。
実父・一条 剣
長男・一条 鋼
 本作の主人公に成り得るか見所のある主人公。
 最近一条家の長男としての自覚を持ち、現状を打破しようと考えている。
 封剣を所有するが真名を知らない為に実力が半減している。
長女・一条 深雪


鋼の従士・一ノ瀬 風華
 鋼への感情=【無感】
 一条家に仕える従士。分家からの排出であり、仕事を得ている。
 本来は本家の血筋である一条家男性陣の何れかと関係を結び、本家との繋がりを深めようとしている。
 一ノ瀬の分家であるが、実際は百家の生き残りであり一ノ瀬家とは養子の関係である。
 面倒ごとが嫌いで従士としての仕事も良くサボる。ないすばでぃでクズ。
妹の従士・一ノ瀬 廻
 鋼への感情=【友愛】
 一条家に仕える従士。上記と同上。
 風華とは義理の姉妹。一ノ瀬家としての血筋を持ち、鞘師として封剣を与えられている。
 バーテンダーに似た格好なのは単純にコスプレである。



屋上へと通じる孔を塞ぐ為に鋼は向かう。

階段を一気に駆け上がる。

現状、屋上に誰か居るだろうか?

九鬼
三重
十文字
七瀬川
一条(既存)
一ノ瀬(既存)

安価↓2


九鬼家であった。

九鬼は名の通りと言うべきか、〈鬼〉と関りがある家系である。

順列的には九番目の立ち位置に居る。

家督は女性が継いでおり、この学園に居る九鬼家はその娘に当たる。

一条家との関係は何れにしても不良。長き時間唯我独尊を極めた一条家に対するある種の呪いであった。

九鬼家の人間その名前とか
↓2


九鬼命である。

髪は短くスレンダーな体系である彼女は男性として間違われる中性的な顔立ちであった。

が、男として見れば凛々しさがあり、女として見れば絶妙な儚さが感じ取れる。

男女分け隔てなく人気があるので学園内美人コンテスト(非公式)で三位を獲得していた。

鋼の存在に気が付いたのか、鋼の顔を見た。


感情判定

1.2【憎悪】
3.4【嫌悪】
5.6【無感】
7.8【友愛】
9.0【好意】

コンマ下一桁↓1



九鬼命の目には憎悪が込められていた。

それは一条家に対する憎み。言い換えれば彼女は自らの家系に誇りを持っている。

だからこそ一条家の家系である鋼を恨む事は当然であり、声に出す事は無いが、ここで切り殺したいと願っている。

だがそれは出来ない。現状、十家には闘争を留める為の休戦の約定が定められている。

同じ家系同士が争えば、一条家と九鬼家の約定は破れ、抗争へと陥るのだ。

九鬼家にとっては、未だ一条家が上と言う認識がある為にそれが抑止力となっている。

鋼「………」

九鬼家と話すか、それとも孔へと向かうか。

どちらかで安価↓2話す場合は内容も。

今日はここまで。

九鬼家は呪いなのか男性に恵まれない家系です。
新たな継ぎ目を産む為に鞘師では無く一般人からの胤を以て子を産みます。
体質なのかは知りませんが九鬼家の殆どの血筋は男性だとか。
因みに分家である九頭竜家は男性が多いですが、九鬼家との関りが無いです。
名の通り、最悪な分家であるとかなんとか。

九鬼家家族構成

祖母・
実母・
長女・九鬼命
次女・

また来るまでに九鬼家の名前を埋めておいて下さい。

祖母・九鬼華散(かざん)
実母・九鬼人夢(じんむ)
長女・九鬼命
次女・九鬼心(こころ)

鋼「何ぼさっと突っ立っている、さっさと塞ぐぞ九鬼家」

一応は同じ鞘師。孔を塞ぐ為に協力を要請するが……

命「何を勘違いしているか知りませんが、私は守っているだけです」

と、九鬼命が言う。

鋼「なんだと?」

命「貴方の様に、孔を外部から塞がせないようにしている、と言っているのです」

鋼「つまり………」

命「はい、私は、いえ、私たちは同盟を組んだのですよ」

そういって、孔の中から出てくる姿があった。

それは……。


同盟

三重
十文字
七瀬川

安価↓2


三重の家系で安価

名前
性別

安価↓2

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